JP7445527B2 - 駆動ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、駆動用の第1電動モータと発電用の第2電動モータとを備えた駆動ユニットに関する。
特許文献1には、ケースに収容される回転電機と、回転電機を制御するためのインバータと、ケースに収容されるとともに回転電機に供給する冷却用のオイルを貯留するキャッチタンクと、を備えた車両用駆動装置が開示されている。
特開2012-60785号公報
しかしながら、特許文献1に記載された発明は、キャッチタンクや油路などにオイルを冷却する構造を備えていない。このため、例えば、特許文献1に記載された発明では、回転電機などの発熱量が多い場合には、オイルの温度がオイル自体の許容温度を超過してしまうおそれがある。このようなオイルの温度がオイル自体の許容温度を超過してしまう状況になると、回転電機の発熱量を抑制するため、回転電機の出力を制限する必要が生じてしまい、駆動装置の通常運転ができなくなってしまう。
本発明は、このような技術的課題に鑑みてなされたもので、油を積極的に冷却できる駆動ユニットを提供することを目的とする。
本発明のある態様によれば、駆動用の第1電動モータと、発電用の第2電動モータと、を備えた駆動ユニットは、第1電動モータの外周に設けられ、第1電動モータを冷却する冷媒が流れる第1冷却通路と、第2電動モータの外周に設けられ、第2電動モータを冷却する冷媒が流れる第2冷却通路と、第1冷却通路と第2冷却通路との間の領域に設けられ、駆動ユニット内のギア要素を潤滑する油が流れる空間と、第1電動モータの動作を制御するインバータと、インバータを冷却する冷媒が流れる第3冷却通路と、を備え、空間は、第1冷却通路と、第2冷却通路と、第3冷却通路と、によって囲まれた領域に設けられる。
この態様では、油が流れる空間を第1冷却通路と第2冷却通路との間の領域に設けている。これにより、空間内を流れる油を第1冷却通路及び第2冷却通路を流れる冷媒によって冷却することができる。
図1は、本実施形態に係る駆動ユニットの外観図である。 図2は、本実施形態に係る駆動ユニットの正面図である。 図3は、本実施形態に係る駆動ユニットの分解図である。 図4は、本実施形態に係る駆動ユニットのギア室の内部を示す図である。 図5は、図2のV-V線に沿う断面図である。 図6は、本実施形態に係る駆動ユニットのリヤカバーを外した状態における側面図である。 図7は、図5のVII-VII線に沿う断面図である。 図8は、駆動ユニットの内部冷却通路を説明するための概略図である。 図9は、駆動ユニットの変形例を示す図である。 図10は、駆動ユニットの変形例を示す図である。 図11は、駆動ユニットの変形例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
駆動ユニット100は、例えば、シリーズハイブリッド車両を駆動するための駆動源として用いられる。駆動ユニット100は、図3及び図6などに示すように、第1電動モータとしての駆動モータ15、第2電動モータとしての発電モータ17、インバータ13、減速機構18及び増速機構19を備える。また、図1に示すように、駆動ユニット100は、駆動モータ15及び発電モータ17を冷却するための水冷式の冷却システムCを備える。
冷却システムCは、ラジエータ1、ウォータポンプ2、第1~第3外部冷却通路3~5及び駆動ユニット100の筐体H内に設けられた内部冷却通路CLからなる。内部冷却通路CLは、図8に示すように、インバータ13を冷却するためのインバータ冷却通路42と、駆動モータ15を冷却する第1冷却通路としての駆動モータ冷却通路24と、発電モータ17を冷却する第2冷却通路としての発電モータ冷却通路26と、を備える。
次に、図2から図8を参照しながら、駆動ユニット100の具体的な構成について説明する。
図2や図3などに示すように、駆動ユニット100の筐体Hは、アウターハウジング10と、アウターハウジング10の一方の端部に取り付けられるギアカバー11と、アウターハウジング10の他方の端部に取り付けられるリヤカバー12と、によって構成される。
図5などに示すように、アウターハウジング10は、駆動モータ15が収容される第1円筒部10Aと、発電モータ17が収容される第2円筒部10Bと、を備える。第1円筒部10A及び第2円筒部10Bは、それぞれ円筒形状に形成され、これらの軸が互いに平行に並ぶようにしてアウターハウジング10に設けられる。第1円筒部10Aには、駆動モータ15がインナーハウジング14(図6参照)を介して収容され、第2円筒部10Bには、発電モータ17がインナーハウジング16(図6参照)を介して収容される。
図3に示すように、駆動モータ15は、リヤカバー12に回動自在に支持されるロータ15Aと、インナーハウジング14の内部に固定されるステータ(図示せず)と、を備える。発電モータ17は、リヤカバー12に回動自在に支持されるロータ17Aと、インナーハウジング16の内部に固定されるステータ(図示せず)と、を備える。インナーハウジング14,16及びリヤカバー12がボルトなどによってアウターハウジング10に固定されることにより、ロータ15A、17Aとステータとがそれぞれ対向した位置に固定される。
インナーハウジング14の外周面には、一端から他端に向かうように形成されたらせん状の溝14aが設けられる。インナーハウジング14がアウターハウジング10に収容されると、溝14aの開口部がアウターハウジング10の内周面により塞がれて、らせん状の駆動モータ冷却通路24が形成される。
インナーハウジング16の外周面には、一端から他端に向かうように形成されたらせん状の溝16aが設けられる。インナーハウジング16がアウターハウジング10に収容されると、溝16aの開口部がアウターハウジング10の内周面により塞がれて、らせん状の発電モータ冷却通路26が形成される。
アウターハウジング10の上部には、インバータ13が載置される。インバータ13は、インバータ回路を構成する第1パワーモジュール40及び第2パワーモジュール41を備える(図8参照)。ここでいう上部とは、駆動モータ15の回転軸と発電モータ17の回転軸とを含む平面Pより上方の部分である(図6参照)。なお、本実施形態では駆動ユニット100は、図6に示すように二つの駆動モータ15及び発電モータ17の回転軸を含む平面Pが水平方向に対して傾いた状態で車載される。より詳細には、駆動ユニット100は、駆動モータ15が発電モータ17よりも高い位置になるように傾いた状態で車載される。
図3及び図4に示すように、アウターハウジング10とギアカバー11とによって形成されるギア室G内には、駆動モータ15の回転軸に連結される減速機構18と、発電モータ17の回転軸に連結される増速機構19と、が収容される。
駆動ユニット100では、ギア室G内に減速機構18及び増速機構19の各ギア要素を潤滑するための潤滑油が貯留されている(図4参照)。潤滑油は、減速機構18及び増速機構19の各要素を潤滑するだけでなく、発電モータ17内に供給されて、コイル17aや軸受の冷却、軸受の潤滑を行う。
減速機構18は、駆動モータ15の回転軸の出力を減速して駆動輪(図示せず)に伝達する。増速機構19は、内燃機関(図示せず)からの出力を増速して発電モータ17に伝達する。なお、本実施形態では、増速機構19として、図3及び図4に示すようなスプロケットとチェーンによる機構を例示しているが、増速機構19は、歯車のみで構成される機構などであってもよい。
図5などに示すように、駆動ユニット100には、駆動モータ15と発電モータ17の間に、潤滑油を貯留するためのキャッチタンク50が設けられる。具体的には、キャッチタンク50は、第1円筒部10Aの外周と、第2円筒部10Bの外周と、第1円筒部10Aの外周と第2円筒部10Bの外周とを結ぶ接線Lで囲まれる領域近傍に設けられる(図5など参照)。キャッチタンク50については、後で詳しく説明する。
リヤカバー12には、駆動モータ15の回転速度を検出するセンサ(図示せず)と、発電モータ17の回転速度を検出するセンサ(図示せず)と、が取り付けられる。
次に、内部冷却通路CLについて説明する。
図8に示すように、内部冷却通路CLは、インバータ13(第1パワーモジュール40及び第2パワーモジュール41)を冷却するインバータ冷却通路42と、駆動モータ15を冷却する駆動モータ冷却通路24と、アウターハウジング10に設けられインバータ冷却通路42と駆動モータ冷却通路24とを接続する接続通路43と、発電モータ17を冷却する発電モータ冷却通路26と、駆動モータ冷却通路24と発電モータ冷却通路26とを接続する接続通路44と、発電モータ冷却通路26と第3外部冷却通路5とを接続する排出通路45と、を備える。
駆動ユニット100では、ラジエータ1で冷却された冷媒は、第1外部冷却通路3、ウォータポンプ2及び第2外部冷却通路4を通ってインバータ冷却通路42に流入し、そこから接続通路43、駆動モータ冷却通路24、接続通路44、発電モータ冷却通路26、排出通路45及び第3外部冷却通路5を通ってラジエータ1に戻される。
内部冷却通路CLでは、冷媒が、インバータ冷却通路42、駆動モータ冷却通路24及び発電モータ冷却通路26を通過する間に、インバータ13、駆動モータ15、及び発電モータ17との間で熱交換を行い、これらを冷却する。さらに、図8に示すように、キャッチタンク50をインバータ13、駆動モータ15、及び発電モータ17によって囲まれる領域に、駆動モータ15の外周及び発電モータ17の外周に沿うようにして設けることで、キャッチタンク50内の潤滑油を、インバータ冷却通路42、駆動モータ冷却通路24及び発電モータ冷却通路26を通過する冷媒と熱交換させて、冷却することができる。
次に、キャッチタンク50及び駆動ユニット100における潤滑について説明する。
図7に示すように、キャッチタンク50は、ギア室G側の端部が開口した有底筒状に形成される。キャッチタンク50と第2円筒部10Bとを区画する隔壁部10Cには、油路としての貫通孔50c,50dが設けられる。また、キャッチタンク50のリヤカバー12側の側面部50eの底面(隔壁部10C)側には、油路としての貫通孔50fが設けられる。
貫通孔50cは、増速機構19の上方において開口するように形成される。貫通孔50dは、発電モータ17のコイル17a及び軸受(図示せず)の上方において開口するように形成される。貫通孔50fは、発電モータ17の潤滑油を発電モータ17のコイル17a及び軸受(図示せず)に滴下できるような位置に形成される。
駆動ユニット100では、上述のように、潤滑油はギア室G内に貯留されている。図4に示すように、駆動ユニット100では、駆動モータ15の停止時には油面が高さH1にある。この状態から、駆動モータ15が駆動すると、駆動モータ15の回転軸に取り付けられたギア18aが回転する。これにより、潤滑油が掻き上げられてギア室G内に飛散し、減速機構18及び増速機構19の各要素に潤滑油が供給される。また、ギア18aによって掻き上げられた潤滑油の一部は、ギア室G内に設けられたガイド部材51を通じてキャッチタンク50に導かれる。
キャッチタンク50に導かれた潤滑油は、図7に示すように、貫通孔50c,50d,50fを通じて落下する。貫通孔50cから落下した潤滑油は、増速機構19に供給される。これにより、増速機構19の各要素を潤滑することができる。また、貫通孔50d,50fから落下した潤滑油は、発電モータ17のコイル17a及び軸受部分に供給される。これにより、発電モータ17のコイル17a及び軸受を冷却及び潤滑することができる。
キャッチタンク50は、図5に示すように、駆動モータ15と発電モータ17の間の領域に設けられている。そして、駆動モータ15の外周には、冷媒が流れる駆動モータ冷却通路24が設けられ、発電モータ17の外周には、冷媒が流れる発電モータ冷却通路26が設けられている。つまり、キャッチタンク50は、駆動モータ冷却通路24と発電モータ冷却通路26との間の領域に設けられることになるので、キャッチタンク50内の潤滑油は、駆動モータ冷却通路24及び発電モータ冷却通路26を流れる冷媒との間で熱交換を行うことで冷却される。そして、この冷却された潤滑油を発電モータ17のコイル17a及び軸受に滴下することにより、発電モータ17のコイル17aや軸受を冷却することができる。
また、図5に示すように、キャッチタンク50は、第1円筒部10Aの外周と、第2円筒部10Bの外周と、第1円筒部10Aの外周と第2円筒部10Bの外周とを結ぶ接線Lで囲まれる領域近傍に設けられている。このような領域は、いわゆるデッドスペースとなってしまうため、このような領域にキャッチタンク50を設けることにより、スペースを有効的に利用することができ、駆動ユニット100を小型化することができる。
シリーズハイブリッド車両では、発電モータ17の仕事量が駆動モータ15の仕事量よりも多いので、発電モータ17のコイル17aにおける発熱量が多い。そこで、本実施形態では、潤滑油を発電モータ17のコイル17aに滴下するように構成している。駆動モータ15にも潤滑油を供給する場合には、例えば、水平方向の高さを発電モータ17と同じ高さにするなどしてもよい。
図9に示すように、駆動ユニット100においては、油を貯留するキャッチタンク60をさらに設けてもよい。具体的には、キャッチタンク60は、平面Pを境にしてキャッチタンク50が設けられた領域とは反対側の領域、より具体的には、平面Pの下方側であって、第1円筒部10Aの外周と第2円筒部10Bの外周とを結ぶ接線で囲まれる領域L2近傍に設けられる。このようなキャッチタンク60を備えることにより、これにより、潤滑油を貯留するスペースが確保できる。また、キャッチタンク60を駆動モータ冷却通路24と発電モータ冷却通路26との間の領域に設けることにより、キャッチタンク50だけでなくキャッチタンク60においても潤滑油を冷却できるので、潤滑油をより効果的に冷却することができる。
また、図10及び図11に示すように、駆動ユニット100においては、キャッチタンク50内に複数の仕切部材52を設け、キャッチタンク50内に屈曲した流路を形成するようにしてもよい。この場合、キャッチタンク50内における流路が長くなるので、駆動モータ冷却通路24及び発電モータ冷却通路26を流れる冷媒との熱交換が促進され、潤滑油をより効果的に冷却することができる。
上記実施形態では、駆動モータ冷却通路24と発電モータ冷却通路26との間に潤滑油を貯留するためのキャッチタンク50を設けた場合を例に説明したが、キャッチタンク50を設けずに潤滑油が流れる油路を設けてもよい。この場合には、例えば、図11に示すキャッチタンク50の構成を油路として構成してもよい。換言すれば、駆動ユニット100においては、駆動モータ冷却通路24と発電モータ冷却通路26との間の領域において、潤滑油を冷却できる空間が設けられていれば、その空間の形状はどのようなものであってもよい。
また、上記実施形態では、キャッチタンク50の底面を側面部50eから開口側(ギアカバー11側)に向かって低くなるように傾斜させている。これにより、キャッチタンク50内の潤滑油が少ない駆動モータ15の始動時などに、増速機構19に優先的に潤滑油を供給することができる。
以上のように構成された本発明の実施形態の構成、作用、及び効果をまとめて説明する。
駆動ユニット100は、駆動用の第1電動モータ(駆動モータ15)と、発電用の第2電動モータ(発電モータ17)と、備える。駆動ユニット100は、第1電動モータ(駆動モータ15)の外周に設けられ、第1電動モータ(駆動モータ15)を冷却する冷媒が流れる第1冷却通路(駆動モータ冷却通路24)と、第2電動モータ(発電モータ17)の外周に設けられ、第2電動モータ(発電モータ17)を冷却する冷媒が流れる第2冷却通路(発電モータ冷却通路26)と、第1冷却通路(駆動モータ冷却通路24)と第2冷却通路(発電モータ冷却通路26)との間の領域に設けられ、駆動ユニット100内の要素(減速機構18及び増速機構19の各要素)を潤滑する油が流れる空間(キャッチタンク50)と、を備える。
この構成では、空間(キャッチタンク50)内を流れる油を第1冷却通路(駆動モータ冷却通路24)及び第2冷却通路(発電モータ冷却通路26)を流れる冷媒によって冷却することができる。
駆動ユニット100では、空間(キャッチタンク50)は、第1電動モータ(駆動モータ15)の外周及び第2電動モータ(発電モータ17)の外周に沿うようにして設けられる。
この構成では、第1電動モータ(駆動モータ15)の外周及び第2電動モータ(発電モータ17)の外周に沿うように空間(キャッチタンク50)に設けているので、接触面積を増やすことができる。これにより、冷却効率が向上し、油を短時間で冷却することができる。また、このような箇所に空間(キャッチタンク50)に設けているので、第1電動モータ(駆動モータ15)と第2電動モータ(発電モータ17)との間に生じるデッドスペースを有効的に利用することができる。
駆動ユニット100は、空間(キャッチタンク50)の底部に設けられ、第2電動モータ(発電モータ17)内の要素(コイル17a、軸受)に油を供給または滴下する油路(貫通孔50c,50d,50f)をさらに備える。
この構成では、第2電動モータ(発電モータ17)内の要素(コイル17a、軸受)に油を供給または滴下することにより、第2電動モータ(発電モータ17)内の要素(コイル17a、軸受)に対して、冷却及び潤滑することができる。
駆動ユニット100は、空間(キャッチタンク50)内に設けられ、空間(キャッチタンク50)内に屈曲した流路を形成する仕切部材52をさらに備える。
この構成では、屈曲した流路を形成することによって、空間(キャッチタンク60)内における流路を長くすることができる。これにより、空間(キャッチタンク60)内の油をより効果的に冷却することができる。
駆動ユニット100は、第1電動モータ(駆動モータ15)の動作を制御するインバータ13と、インバータ13を冷却する冷媒が流れる第3冷却通路(インバータ冷却通路42)と、をさらに備え、空間(キャッチタンク50)は、第1冷却通路(駆動モータ冷却通路24)と、第2冷却通路(発電モータ冷却通路26)と、第3冷却通路(インバータ冷却通路42)と、によって囲まれた領域に設けられる。
この構成では、空間(キャッチタンク50)内の油をさらに第3冷却通路(インバータ冷却通路42)を流れる冷媒によっても冷却することができる。これにより、空間(キャッチタンク50)内の油をより効果的に冷却することができる。
駆動ユニット100では、 第1電動モータ(駆動モータ15)と第2電動モータ(発電モータ17)とは、回転軸が互いに平行になるように配置され、第1電動モータ(駆動モータ15)の回転軸と第2電動モータ(発電モータ17)の回転軸とを結ぶ平面Pを境にして、空間(キャッチタンク50)が設けられた領域とは反対側の領域に、第1冷却通路(駆動モータ冷却通路24)と第2冷却通路(発電モータ冷却通路26)との間の領域に設けられ、油を貯留するタンク(キャッチタンク60)が設けられている。
このように、油を貯留するタンク(キャッチタンク60)をさらに備えることにより、油を貯留するスペースを確保するとともに、油をより効果的に冷却することができる。
駆動ユニット100では、第1電動モータ(駆動モータ15)は、第2電動モータ(発電モータ17)よりも高い位置に設けられる。
第1電動モータ(駆動モータ15)を第2電動モータ(発電モータ17)よりも高い位置に設けることにより、駆動ユニット100の水平方向の長さを短くすることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
上記実施形態では、駆動ユニット100をシリーズハイブリッド車両に適用する場合を例に説明したが、これに限らず、駆動ユニット100は、他の形式のハイブリッド車両、さらに、車両以外の装置に適用することも可能である。
また、上記実施形態では、駆動モータ冷却通路24及び発電モータ冷却通路26が駆動モータ15及び発電モータ17の外周面の全域にわたってらせん状に形成される場合を例に説明したが、これ限らず、駆動モータ15及び発電モータ17を外周から冷却できる構造であれば、駆動モータ冷却通路24及び発電モータ冷却通路26は、どのような形状であってもよい。
上記実施形態では、潤滑油がギア18aで掻き上げられる構成を例に説明したが、これに限らず、潤滑油をオイルポンプによってキャッチタンク50に供給するようにしてもよい。また、潤滑油の冷却システムとして、オイルクーラーを別途設けるようにしてもよい。
100 駆動ユニット
10 アウターハウジング
11 ギアカバー
12 リヤカバー
13 インバータ
14 インナーハウジング
15 駆動モータ(第1電動モータ)
16 インナーハウジング
17 発電モータ(第2電動モータ)
18 減速機構
19 増速機構
24 駆動モータ冷却通路(第1冷却通路)
26 発電モータ冷却通路(第2冷却通路)
42 インバータ冷却通路(第3冷却通路)
50 キャッチタンク(空間)
50c 貫通孔(油路)
50d 貫通孔(油路)
50f 貫通孔(油路)
52 仕切部材
60 キャッチタンク(タンク)

Claims (6)

  1. 駆動用の第1電動モータと、発電用の第2電動モータと、を備えた駆動ユニットであって、
    前記第1電動モータの外周に設けられ、前記第1電動モータを冷却する冷媒が流れる第1冷却通路と、
    前記第2電動モータの外周に設けられ、前記第2電動モータを冷却する冷媒が流れる第2冷却通路と、
    前記第1冷却通路と前記第2冷却通路との間の領域に設けられ、前記駆動ユニット内のギア要素を潤滑する油が流れる空間と、
    前記第1電動モータの動作を制御するインバータと、
    前記インバータを冷却する冷媒が流れる第3冷却通路と、を備え、
    前記空間は、前記第1冷却通路と、前記第2冷却通路と、前記第3冷却通路と、によって囲まれた領域に設けられる駆動ユニット。
  2. 請求項1に記載の駆動ユニットにおいて、
    前記空間は、前記第1電動モータの外周及び前記第2電動モータの外周に沿うようにして設けられる駆動ユニット。
  3. 請求項1または2に記載の駆動ユニットにおいて、
    前記空間の底部に設けられ、前記第2電動モータ内の要素に油を供給または滴下する油路をさらに備えた駆動ユニット。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の駆動ユニットにおいて、
    前記空間内に設けられ、前記空間内に屈曲した流路を形成する仕切部材をさらに備えた駆動ユニット。
  5. 請求項1からのいずれかに記載の駆動ユニットにおいて、
    前記第1電動モータと前記第2電動モータは、回転軸が互いに平行になるように配置され、
    前記第1電動モータの回転軸と前記第2電動モータの回転軸とを結ぶ平面を境にして、前記空間が設けられた領域とは反対側の領域に、前記第1冷却通路と前記第2冷却通路との間の領域に設けられ、油を貯留するタンクが設けられている駆動ユニット。
  6. 請求項1からのいずれかに記載の駆動ユニットにおいて、
    前記第1電動モータは、前記第2電動モータよりも高い位置に設けられる駆動ユニット。
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