JP7442797B2 - 感震式落下防止装置 - Google Patents

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特許法第30条第2項適用 (1)三進金属工業株式会社が、有限会社津守パルテックに、林克美、橋本明彦および大橋祐式が発明した感震式落下防止装置について、商品名アップガード感震ユニットセット(品番3139424000000-FMW)および商品名アップガード落下防止バー(品番3139573000000)として販売した。 ・販売日 2020年1月10日 ・販売した場所 有限会社津守パルテック(大阪府泉大津市二田町3-4-34)
本発明は、地震などの振動による棚からの収納物の落下を防止する感震式落下防止装置に関する。
書物などの収納物を載置する棚板に、地震などの振動によって収納物が棚板から落下することを防止する落下防止装置を設置することが知られている(特許文献1、2)。
特許文献1には、カウンターウエイトを有し、棚板の両側に対をなして設けられるアーム付揺動部材と、棚板の両側の揺動部材の端部に連結されて設けられ、カウンターウエイトにより物品出し入れ面に向かって移動する向きに揺動付勢された規制バーと、を備え、地震の震動を感知すると、規制バーが収納物の収納空間前方、適宜の高さ位置に進出するものが開示されている。
また、引用文献2には、カウンターウエイトを揺動部材に揺動自在に取り付けて、揺動部材に対する重心位置を変化させるようにした感震式落下防止装置が記載されている。
上述した落下防止装置は揺動部材の本体部がケース内に収納され、アームがケース前面の開口部から突出している。
特許第3333475号公報 特許第6081342号公報
前記感震式落下防止装置は左右のユニットを棚板とその左右両端に設けられた棚受け等の側板に固定して設置されるのが一般的である。収納物の落下を防止するという観点から支柱や縦桟などの構造部材に直接若しくは間接的に取り付けられる。しかし、前記感震式落下防止装置を取り付けるべき収納什器によっては、棚受け等の側板がなく棚板の前面側や側面側に収納什器の側面板に設けられた縦桟が突出した構造のものがある。このような収納什器では、左右のユニットを縦桟の内側に設置する場合、側面板との間に空間が生じるために、左右のユニットを平行に保持することが難しい。
また、左右のユニットの設置間隔は左右の縦桟の間隔で決まり、規制バーの長さも縦桟の間隔で決まる。しかし、縦桟の突出寸法は収納什器によってまちまちである。規制バーを所要長さに切断すれば縦桟の間隔に対応できるが、切断によって規制バーの質量が変わると設定した震度で規制バーが規制位置に移動しなくなり、カウンターウエイトを含む揺動部材の調節が必要になる。このため、製品の規格化が難しい。
本発明は、上述した背景技術に鑑み、左右のユニットを設置する棚板の側方側に平坦部分がなく、しかも設置間隔が一定しない収納什器にも極めて容易に設置することができる感震式落下防止装置の提供を目的とする。
即ち、本発明は下記[1]~[3]に記載の構成を有する。
[1]収納什器における収納物を載置する棚板に取付けられる感震式落下防止装置であって、
前記棚板の左右両端部に配置され、軸受孔に嵌合された軸部に揺動自在に支持される揺動部材を有する一対の感震ユニットと、
長手方向に伸縮自在であり、長手方向の両端が前記左右の感震ユニットの揺動部材の端部に連結され、前記揺動部材の揺動に基づいて前記棚板の前面側の規制位置と退避位置との間で移動可能な規制バーと、
前記収納什器の側面板から前記感震ユニットまでの距離を調節するアジャスターと、
を備えることを特徴とする感震式落下防止装置。
[2]長手方向に伸縮自在であり、長手方向の両端が前記左右の感震ユニットに連結された背当たりバーを備える前項1に記載の感震式落下防止装置。
[3]前記アジャスターは、前記収納什器の側面板に押し当てるベースプレートと、このベースプレートに挿通させるネジと、前記感震ユニット内に配置されて前記ネジに係合する受け部材とを有し、前記ネジと受け部材の係合深さの応じて前記側面板から感震ユニットまでの距離が設定される前項1または2に記載の感震式落下防止装置。
上記[1]に記載の感震式落下防止装置によれば、アジャスターで収納什器の側面板から感震ユニットまでの距離を調節することによって左右の感震ユニットを平行に保持することができる。このため、収納什器の側面板から補強用の縦桟等が内側に突出している場合、感震ユニットの一部しか縦桟等に固定できなくてもアジャスターによって左右の感震ユニットを平行に保持できる。しかも、規制バーは左右の感震ユニット間の距離に応じて伸縮させる構造であり、規制バーの質量は調節した長さに関係なく常に一定であるから、揺動部材の振動に対する感度を変更する必要がない。
上記[2]に記載の感震式落下防止装置によれば、背当たりバーによって収納物の後方への転倒を防止できる。
上記[3]に記載の感震式落下防止装置によれば、アジャスターのベースプレートを収納什器の側面板に押し当ててネジと受け部材の係合深さを調節することにより、収納什器の側面板から感震ユニットまでの距離を容易に設定できる。
本発明の一実施形態である感震式落下防止装置の全体斜視図である。 図1の感震式落下防止装置の感震ユニットを構成するユニットベースの斜視図である。 図1の感震式落下防止装置の感震ユニットを構成するユニットカバーの斜視図である。 図1の感震式落下防止装置の感震ユニットの側面図である。 規制バーの要部拡大図である。 アジャスターによって感震ユニットの位置を調節する方法を示す図である。 キャビネットの棚板に図1の感震式落下防止装置を設置した例を示す斜視図である。 図7の要部拡大図である。
[感震式落下装置]
図1~8に本発明の感震式落下防止装置の一実施形態を示す。本発明の感震式落下防止装置は、棚板の側方に平坦部分がないキャビネット等の収納什器に設置される。以下の説明において、前後の方向は、収納什器から収納物を取り出す側を「前」と称し、反対側を「後」と称する。また、左右の方向は、キャビネット等の前面に向かって右手側を「右」と称し、左手側を「左」と称する。
感震式落下防止装置1は、左右一対の感震ユニット10A、10Bと、規制バー50と、背当たりバー60と、アジャスター70とを備えている。
前記感震ユニット10A、10Bは左右対称形であり、棚板の左右端部側に配置されるユニットベース20と中央側に配置されるユニットカバー40とが組み合わされた縦型偏平形のケース内に、揺動部材30を含む主要機能部が収納されている。なお、図4および図6は左側に設置する感震ユニット10Aを表しているが、右側の感震ユニット10Bは構成部材が左右対称形状あるいは左右対称に配置されていることを除いて左側の感震ユニット10Aと同一構造であり同一の機能を有しているから、これらの図において感震ユニットに「10A、10B」の符号を付している。また、以下の説明においても、感震ユニットに「10A、10B」の符号を記載する。
図2に示すように、前記ユニットベース20は、四角形のベースプレート21がケースの外壁を形成し、このベースプレート21の後端および下端から内側に屈曲する後部フランジ22および底部フランジ23が形成されている。また、前記ベースプレート21の上端近傍に、3つのアジャスター挿入孔24が間隔をおいて穿設されている。
図4に示すように、前記ベースプレート21に、主要機能部を構成する揺動部材30およびカウンターウエイト36が取付けられている。なお、図4はケース内を透視して内部部材の一部を実線で示している。
前記揺動部材30は略四角形の本体部31とこの本体部31の1つのコーナーから前方に突出し、長さ方向の中間部で屈曲するアーム部32が一体に形成された板状体であり、本体部31とアーム部32の境界部分に支持軸34が嵌合される円形の軸受孔33が穿設されている。前記本体部31の上方前側にカウンターウエイト36を取り付けるための3つの軸受孔35が連通して穿設されている。また、前記アーム部32の先端部に規制バー50を取り付けるための規制バー取付孔37が穿設されている。前記揺動部材30は軸受孔33に嵌合された支持軸34がベースプレート21に固定されることにより、揺動自在に支持されている。
前記カウンターウエイト36は円形板であり、中心に軸受孔が穿設されている。2枚のカウンターウエイト36は前記揺動部材30の本体部31の上部前側の両面に配置され、支持軸を揺動部材30の軸受孔35のうちの1つおよびカウンターウエイト36の軸受孔に嵌合させることにより、揺動部材30に対して揺動自在に支持されている。また、前記揺動部材30におけるカウンターウエイト36の取付位置を変更可能とすれば、振動に対する感度をカウンターウエイト36の取付位置で調節することができる。前記カウンターウエイト36の取付位置は揺動部材30に複数箇所に軸受孔35を設けておくことによって変更できる。例えば、図示例の揺動部材30は3個の軸受孔35を有し、これらが連通している。また、カウンターウエイトの形状や素材は限定されず、これらを変更することによって振動に対する感度を調節することができる。
図3に示すように、ユニットカバー40は、ユニットベース20のベースプレート21に平行して配置される四角形の側面カバー部41と、この側面カバー部41の4辺の辺縁から内側に屈曲する前面カバー部42、上面カバー部43、後面カバー部44、底面カバー部45とが一体に成形された浅型のカバーである。前記側面カバー部41の前辺および上辺はベースプレート21の前辺および上辺よりも短く、前面カバー部42および上面カバー部43は外開き方向に傾斜している。また、前記側面カバー部41に背当たりバー取付孔46が穿設され、前記前面カバー部42に揺動部材30のアーム部32の先端部分をケース外に突出させるためのスリット47が穿設されている。
前記側面カバー部41の内面の上方の前後方向に沿って、断面角U字形のチャンネル材48がその両フランジが側面カバー41から突出する姿勢で取り付けられている。前記チャンネル材48のウエブに、3つのブラインドナット49が取り付けられている。前記3つのブラインドナット49の位置は前記ユニットベース20の3つのアジャスター挿入孔24の位置に対応している。
前記ユニットベース20にユニットカバー40を被せて揺動部材30のアーム部32を前面カバー部42のスリット47に通し、ユニットカバー40の後面カバー部44および底面カバー部45をユニットベース20の後部フランジ22および底部フランジ23に重ね、これらをネジ止めする。これにより、感震ユニット10A、10Bが組み上がる。また、組み上がった感震ユニット10Aおよび10Bにおいて、ユニットベース20のアジャスター取付孔24の中心線とユニットカバー40のブラインドナット49の中心線が一致する。
図1および図5に示すように、前記規制バー50は、断面円形の中間バー51と、前記中間バー51の外直径よりも内直径の大きい外筒体52と、前記長孔53の幅よりも頭部直径の大きい固定用ネジ54とを備えている。前記外筒体52の周面に長孔53が穿設されている。前記中間バー51の両端部に外筒体52を被せた状態で、長孔53から差し込んだ固定用ネジ54が中間バー51の端部に係合されている。前記固定用ネジ54を締めて頭部で外筒体52を拘束すると中間バー51と外筒体52が固定され、前記固定用ネジ54を緩めて外筒体52への拘束を解除すると長孔53の範囲内で中間バー51をスライドさせることができる。これにより、左右の外筒体52におけるスライド範囲内で規制バー50の長さを容易に調節することができる。また、前記中間バー51、外筒体52および固定用ネジ54は常に規制バー50の構成部材として備えているので、規制バー50の質量は調節した長さに関係なく常に一定である。前記規制バー50は左右の外筒体52の端部を揺動部材30のアーム部32の先端の規制バー取付孔37に取付られる。本例の規制バー50の長さ調節範囲は約130mmとしている。
なお、規制バーの伸縮構造は上記の構造に限定されない。質量の増減なしに伸縮できる構造であればよい。
前記背当たりバー60は、断面円形の中間バー61と、長孔63を有し、前記中間バー61の外直径よりも内直径の大きい外筒体62と、固定用ネジ64(図8参照)とを備え、上述の規制バー50と同じ伸縮構造により長さを調節することができる。また、前記背当たりバー60は左右の外筒体62をユニットカバー40の背当たりバー取付孔46を利用して取り付けられている。前記背当たりバー取付孔46は前後方向に5つあり、収納物の奥行寸法に応じて選択する。前記背当たりバー60を取り付けることにより、棚板の奥行き寸法に満たない小型の収納物の後方への転倒を防止できる。
前記背当たりバー60は任意に追加できる部材であり、背当たりバーのない感震式落下防止装置も本発明に含まれる。
図6に示すように、前記アジャスター70はベースプレート71、ネジ72およびナット73を備え、収納什器の側面板104から感震ユニット10A、10Bまでの距離Dを調節するものである。この距離Dは収納什器の側面板104に設けられている縦桟102の突出高さであり、左右に設置した感震ユニット10A、Bが平行となるように保持する。
前記アジャスター70は、ベースプレート71の中心孔に通したネジ72にナット73を取り付けておき、ネジ72の先端部分をベースプレート21のアジャスター挿入孔24に挿入してユニットカバー40のブラインドナット49に螺合させる。そして、前記ネジ72を回してブラインドナット49との係合深さを調節することによって前記距離Dが設定される。前記ネジ72とブラインドナット49は、深く係合させるほど感震ユニット10A、10Bのベースプレート21からのネジ72の突出量が小さくなって距離Dが小さくなるように設定され、逆に係合深さを浅くするほどネジ72の突出量が大きくなって距離Dが大きくなるように設定される。
前記距離Dは、例えば、先に距離Dを想定して感震ユニット10A、10Bの位置を仮決めしておき、前記距離Dが大きくなるようにアジャスター70のネジ72を調節してベースプレート71を側面板104に当接させることによって決定することができる。前記ネジ72の調節によりベースプレート71から感震ユニット10A、10Bまでの距離D設定した後、ナット73を感震ユニット10A、10B側に締め込んで前記距離Dを固定する。前記ブラインドナット49は本発明における「受け部材」に対応する。
前記感震ユニット10A、10Bの位置を決めると前記規制バー50および背当たりバー60の長さも決定されるので、これらの長さを上述した方法で固定する。前記規制バー50および背当たりバー60の長さを固定すれば左右の感震ユニット10A、10Bの間隔が固定されるので、この状態で左右のアジャスター70のベースプレート71を側面板104に押し当てることによって左右の感震ユニット10A、10Bを安定して平行に保持できる。
上述の要領で距離Dを設定することによって、左右の感震ユニット10A、10Bを収納什器の側面板104に設けられた縦桟102に平行に固定することができる。
前記アジャスター70による調整範囲は、ネジ72のブラインドナット49への係合深さで調節する他、長さの異なるネジを用いることによって調節可能範囲を拡大することができる。
また、前記アジャスター70は感震ユニット10A、10Bに対して着脱自在である。
[感震式落下防止装置の設置および動作]
図7、8はキャビネット100の棚板101に前記感震式落下防止装置1を設置した例である。
前記キャビネット100は、側面板104の内側に左右前後の4隅に断面四角形の縦桟102、103が配置され(左端のみを図示)、4本の縦桟102、103に取り付けた棚受具を用いて棚板101が取り付けられている。このようなキャビネット100では感震ユニット10A、10Bを縦桟102の内側に配置する。また、前記側面板104から縦桟102、103の突出量はキャビネット等によって異なる。
前記感震落下防止装置1は以下の要領でキャビネット100の棚板101に設置する。
まず、規制バー50および背当たりバー60の固定用ネジ54、64を緩めて中間バー51、61と外筒体52、62の係合を解除して感震ユニット10A、10Bの位置に追従する状態で、感震ユニット10A、10Bのユニットベース20のベースプレート21を前側の縦桟102に当接させて感震ユニット10A、10Bの位置を決めをする。前記感震ユニット10A、10Bの底面に耐震粘着マット76を取り付けておくことにより、棚板101と感震ユニット10A、10Bの底面の間に耐震粘着マット76を介在させることができる(図6参照)。左右の感震ユニット10A、10Bの位置が決まれば、左右の感震ユニット10A、10Bの間隔が決まるので、規制バー50および背当たりバー60の長さを固定する。その後、上述した方法でアジャスター70のネジ72を調節してベースプレート71を側面板104に押し当てる。左右の感震ユニット10A、10Bは、ユニットベース20のベースプレート21の前側が縦桟102に支持され、かつアジャスター70を介して側面板104に支持されることによって平行に保持される。
図7、8の設置例においては、地震発生時のアジャスター70と側面板104のずれを抑制するために、アジャスター70のベースプレート71と同寸の耐震粘着マット75を介してベースプレート71を側面板104に当接させ、上述した方法で側面板104から感震ユニット10A、10Bまでの距離を調節している。従って、図7、8の例では耐震粘着マット75の厚みが感震ユニット10A、10Bまでの距離に加わる。
なお、上述した粘着耐震マット75、76は設置安定性を高める効果を有するが、本発明の感震式落下防止装置の必須構成部材ではなく、これらを使用しない場合でも設置可能である。
そして、図1および図4の実線で示すように、平常時には規制バー50が下方の退避位置にあって収納物の出し入を妨げない。図1および図4の破線で示すように、地震などの振動が発生すると、揺動部材30およびカウンターウエイト36が揺動することによって、揺動部材30およびカウンターウエイト36の重心が支持軸34より後方に変位し、揺動部材30の本体部31が支持軸34を支点として後方に回動して、アーム部32の先端部が上方に移動する。従って、前記アーム部32の先端部に取り付けられた規制バー50は上方の規制位置に位置する。
前記感震式落下防止装置1は、アジャスター70と規制バー50の両方で左右の感震ユニット10A、10B間の距離に対応することができ、左右の感震ユニット10A、10Bが平行に保持される。しかも、前記規制バー50は長さを変えても質量は変わらないので規制バー50の長さ変更に伴うカウンターウエイト36の調節が不要であるから、簡単に設置することができる。なお、側面板104の内側に突出するものであれば前記縦桟102、103以外の障害物に対しても前記感震式落下防止装置1を適用できる。
本発明は、設置個所の側方に平坦部が存在しないキャビネット等収納什器の棚板に設置して地震発生時に収納物の落下を防止する落下防止装置として利用できる。
1…感震式落下防止装置
10A、10B…感震ユニット
20…ユニットベース
21…ベースプレート
24…アジャスター挿入孔
30…揺動部材
31…本体部
32…アーム部
36…カウンターウエイト
40…ユニットカバー
46…背当たりバー取付孔
47…スリット
49…ブラインドナット(受け部材)
50…規制バー
60…背当たりバー
70…アジャスター
71…ベースプレート
72…ネジ
73…ナット
100…キャビネット
101…棚板
102、103…縦桟
104…側面板

Claims (3)

  1. 収納什器における収納物を載置する棚板に取付けられる感震式落下防止装置であって、
    前記棚板の左右両端部に配置され、軸受孔に嵌合された軸部に揺動自在に支持される揺動部材を有し、前記収納什器の側面板の内側に突出する障害物に対して当接する、一対の感震ユニットと、
    長手方向に伸縮自在で両端に伸縮構造があり、その両端が前記左右の感震ユニットの揺動部材の端部に連結され、前記揺動部材の揺動に基づいて前記棚板の前面側の規制位置と退避位置との間で移動可能な規制バーと、
    前記感震ユニットに取付けられ、前記収納什器の側面板から前記感震ユニットまでの距離を調節して前記側面板に当接するアジャスターと、
    を備えることを特徴とする感震式落下防止装置。
  2. 長手方向に伸縮自在であり、長手方向の両端が前記左右の感震ユニットに連結された背当たりバーを備える請求項1に記載の感震式落下防止装置。
  3. 前記アジャスターは、前記収納什器の側面板に押し当てるベースプレートと、このベースプレートに挿通させるネジと、前記感震ユニット内に配置されて前記ネジに係合する受け部材とを有し、前記ネジと受け部材の係合深さの応じて前記側面板から感震ユニットまでの距離が設定される請求項1または2に記載の感震式落下防止装置。
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