JP2001159189A - グレーチング溝蓋における異物堆積防止装置 - Google Patents

グレーチング溝蓋における異物堆積防止装置

Info

Publication number
JP2001159189A
JP2001159189A JP35895099A JP35895099A JP2001159189A JP 2001159189 A JP2001159189 A JP 2001159189A JP 35895099 A JP35895099 A JP 35895099A JP 35895099 A JP35895099 A JP 35895099A JP 2001159189 A JP2001159189 A JP 2001159189A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grating groove
groove cover
edge
receiving
foreign matter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP35895099A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakazu Kobayashi
正和 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kaneso Co Ltd
Original Assignee
Kaneso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kaneso Co Ltd filed Critical Kaneso Co Ltd
Priority to JP35895099A priority Critical patent/JP2001159189A/ja
Publication of JP2001159189A publication Critical patent/JP2001159189A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sewage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 両側縁が、通水溝路の両側壁上部に設けられ
た一対の受縁に支持されて通水溝路に被着されるグレー
チング溝蓋にあって、排水に含まれている異物の受縁上
における堆積を防止し得る異物堆積防止装置を提供す
る。 【解決手段】 グレーチング溝蓋1の両側縁10,10
に、受縁9,9を覆う被覆部材12を配設し、該被覆部
材12の被覆作用によって、排水に含まれている小さな
ゴミや泥土等の異物が受縁9上に堆積しないようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排水溝等の通水溝
路に被着されるグレーチング溝蓋の異物堆積防止装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】通水溝路に被着される溝蓋にあって、所
定間隔で並列した複数のメインバーと、適数本のクロス
バーとを格子状に組み付け、かつ、各メインバーの両端
部に沿ってサイドバーを夫々差し渡してなるグレーチン
グ溝蓋が知られている。
【0003】かかるグレーチング溝蓋aは、サイドバー
bが位置する両側の側縁cが,図10に示すように、通
水溝路dの側壁上部eに設けられた受縁fに夫々支持さ
れて通水溝路dに被着される。そして、隣接する各メイ
ンバーgの間に形成されている間隙から、雨水や汚水等
の排水を通水溝路dに流入させ得るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、雨水や汚水
等の排水には、小さなゴミや泥土等の異物が含まれてい
る場合が多く、これらの異物が排水とともに通水溝路d
に流入するのであるが、周囲の舗面から流れてくる異物
を含んだ排水は、主にグレーチング溝蓋aの側縁c部分
から該溝蓋a内に流れ込み、サイドバーbの内側面や、
該内側面に近接する各メインバーgの端部側面に沿って
流下するため、その下に位置する受縁f上で、該受縁f
とサイドバーbやメインバーgとによって生じる直角状
のコーナー部分に、図10に鎖線で示すように、流れ切
らない異物xが次第に堆積してしまうという問題点があ
った。また、このように異物xが堆積すると、美観性が
悪く、さらにその除去に手間がかかるといった問題点が
あった。
【0005】本発明は、かかる問題点を解消し得るよう
にしたグレーチング溝蓋における異物堆積防止装置を提
供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定間隔で並
列した複数のメインバーを備え、各メインバーの両端部
が位置する両側縁が、通水溝路の両側壁上部に配設され
た一対の受縁に支持されて通水溝路に被着されるグレー
チング溝蓋において、該グレーチング溝蓋の両側縁に、
受縁を覆う被覆部材を配設したことを特徴とするグレー
チング溝蓋における異物堆積防止装置である。
【0007】かかる構成にあって、グレーチング溝蓋の
両側縁に配設した被覆部材によって受縁が覆われている
ことにより、排水に含まれている小さなゴミや泥土等の
異物が受縁上に堆積することがない。
【0008】また、上記構成にあって、被覆部材が、隣
接する各メインバー間に配設されて、グレーチング溝蓋
の側縁から受縁の内端側に至る下方傾斜面を備えてなる
ようにしてもよい。
【0009】この下方傾斜面の形成手段として、被覆部
材を、グレーチング溝蓋の側縁から受縁の内端側に下方
傾斜する傾斜板により構成したり、あるいは、グレーチ
ング溝蓋の側縁から受縁の内端側に至る下方傾斜面を備
えた樹脂ブロックにより構成したものが、好適な実施態
様として提案され得る。
【0010】上記のように、受縁を覆う被覆部材に下方
傾斜面を設けることにより、流水の案内作用を生じ、グ
レーチング溝蓋の側縁から流れ込む異物を含んだ排水
が、下方傾斜面に沿って円滑に流れ、該傾斜面終端から
通水溝路に直接的に落下させることができる。
【0011】また、被覆部材を、グレーチング溝蓋の側
縁からグレーチング溝蓋の上面と略同一高さで外側方に
延成された水平板部と、隣接する各メインバー間に配設
され、前記水平板部に連続させてグレーチング溝蓋の側
縁から受縁の内端側に下方傾斜する複数の傾斜板部とに
よって構成するようにしてもよい。
【0012】この構成にあっては、上記のように、傾斜
板部の下方傾斜面によって、流水の案内作用が得られる
とともに、グレーチング溝蓋の側縁から外側方に延成さ
れた水平板部によって、グレーチング溝蓋の外側部に生
じる隙間を覆うことができるため、該隙間内へ排水が流
入せず、該隙間内での異物の堆積を防止することができ
る。
【0013】さらに、上記構成にあって、受縁に、通水
溝路の外側方に延出されて、水平板部を支持する支持縁
を連成する構成が提案され得る。このように、受縁に水
平板部を支持する支持縁を設けることにより、該支持縁
によって水平板部をガタ付きなく整一に支持することが
可能となる。また、該支持縁の外端に、突出高さが水平
板部の厚みに略一致し、かつ通水溝路の側壁上面の高さ
を規定する規定突縁を上方突成する構成が提案され得
る。そして、この規定突縁の上面の高さに、通水溝路の
側壁上面を一致させて施工することにより、支持縁に支
持される水平板部の上面と、通水溝路の側壁上面とを略
面一とすることができる。これにより、水平板部の厚み
による段差が生じることがなく、該水平板部の端部に躓
くような危険性を解消することができる。
【0014】また、被覆部材を、グレーチング溝蓋の両
側縁上で、該側縁に沿って配設した帯状被覆板によって
構成することもできる。この構成にあっては、二枚の帯
状被覆板をグレーチング溝蓋の両側縁上に溶接等の接合
手段を介して夫々固着するだけでよいため、製作が容易
で手間がかからず、製造コストを低減し得るものとな
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るグレーチン
グ溝蓋における異物堆積防止装置の第一実施例を、図1
〜図3について説明する。
【0016】グレーチング溝蓋1は、所定間隔で並列し
た複数のメインバー2と、各メインバー2の両端部に沿
って夫々差し渡された二本のサイドバー3と、各メイン
バー2に直交状に差し渡された適数本のクロスバー4と
によって構成されている。ここで、メインバー2及びサ
イドバー3には、帯板状の金属型材が用いられ、また、
クロスバー4には、軸線回りの捩り加工を施した断面四
角形の棒状金属杆が用いられており、これらが溶接等に
よる接合手段を介して一体に組付けられている。尚、各
メインバー2の両端部に沿って夫々差し渡された二本の
サイドバー3は、各メインバー2の端部を連結してグレ
ーチング溝蓋1の堅牢性を高めるためのものであり、こ
の第一実施例ではサイドバー3がメインバー2の外端面
に配設されている。
【0017】一方、上記グレーチング溝蓋1が被着され
る排水溝等の通水溝路5には、その両側壁上部6,6に
L形の受枠8,8が対向状に配設されており、各受枠
8,8の水平縁部をグレーチング溝蓋1の受縁9,9と
している。そして、該受縁9,9上に、前記サイドバー
3,3が位置するグレーチング溝蓋1の両側縁10,1
0を乗載して支持させることにより、グレーチング溝蓋
1を通水溝路5に被着するようにしている。また、この
被着状態において、図2に示すように、グレーチング溝
蓋1の上面11と、通水溝路5の側壁上面7とが略同一
高さとなるようにしている。
【0018】前記グレーチング溝蓋1の両側縁10,1
0には、その被着状態で受縁9,9を覆う被覆部材12
が配設されており、該被覆部材12によって異物堆積防
止装置が構成されている。この第一実施例では、被覆部
材12が、図2に示すように、サイドバー3から受縁9
の内端側に下方傾斜する金属製の傾斜板13により構成
されており、該傾斜板13を、図3に示すように、隣接
する各メインバー2,2間に夫々配設して、所要部位を
溶接等による接合手段を介してサイドバー3及びメイン
バー2に固着させている。ここで、傾斜板13は、その
横幅が隣接する各メインバー2,2の間隔と略同一幅と
なっており、下部に位置する受縁9を略全面的に覆い得
るようにしている。また、各傾斜板13の下端部は、受
縁9の内端からさらに内方に離れた位置で垂直状に下方
屈曲されて、メインバー2の下端から突出しており、こ
の下端部を水切り縁14としている。そして、該傾斜板
13の上面が、グレーチング溝蓋1の側縁10から受縁
9の内端側に至る下方傾斜面15となっている。
【0019】かかる構成にあって、周囲の舗面から流れ
てくる小さなゴミや泥土等の異物を含んだ排水が、グレ
ーチング溝蓋1の側縁10部分から該溝蓋1内に流れ込
むと、被覆部材12としての各傾斜板13の下方傾斜面
15によって流水の案内作用が生じ、前記排水がサイド
バー3の上部から下方傾斜面15に沿って円滑に流れ、
該傾斜面15の終端の水切り縁14から通水溝路5に直
接的に落下することとなる。そして、このように、傾斜
板13の下方傾斜面15によって、排水を通水溝路5に
直接導く案内作用が得られると同時に、該傾斜板13に
よって受縁9が覆われていることにより、該受縁9上に
おける排水中の異物の堆積を防止することができる。
【0020】尚、上記実施例では、被覆部材12を構成
する傾斜板13を複数個に分割形成しているが、該傾斜
板13は下端部の水切り縁14部分を連続させて一体形
成するようにしてもよい。この一体形成は、所要の大き
さの帯板に対して、隣接するメインバー2,2の間隔毎
に、メインバー2の厚みに一致する複数の切欠溝を、プ
レスによる打ち抜き加工等によって形成した後、連続す
る水切り縁14部分を屈曲させることにより成し得る。
このように傾斜板13を一体形成することにより、各下
方傾斜面15の傾斜角度を容易に揃え得るとともに、溶
接箇所を減らして取付け作業を簡単化し得る利点があ
る。
【0021】図4,図5は、上記第一実施例の変形実施
例を示し、この実施例は、受縁9を覆う被覆部材12
を、グレーチング溝蓋1の側縁10からグレーチング溝
蓋1の上面11と略同一高さで外側方に延成された水平
板部13aと、隣接する各メインバー2,2間に配設さ
れ、前記水平板部13aに連続させてグレーチング溝蓋
1の側縁10から受縁9の内端側に下方傾斜する複数の
傾斜板部13bとにより構成したものである。そして、
該傾斜板部13bの上面が、グレーチング溝蓋1の側縁
10から受縁9の内端側に至る下方傾斜面15となって
いる。また、この実施例では、サイドバー3をメインバ
ー2の端部の下面に配設するようにしている。
【0022】ここで、受枠8,8を介して通水溝路5に
被着されるグレーチング溝蓋1は、その外側部と、受枠
8の垂直縁部8’との間に、グレーチング溝蓋1の着脱
を容易とするための若干の隙間sが生じるようにしてい
るのが普通である。第一実施例では図2に示すように、
該隙間sの上部が開放されていることにより、該隙間s
に小さなゴミや泥土等の異物を含んだ排水が流れ込ん
で、該異物が隙間s内に堆積する虞がある。そこで、こ
の変形実施例では、被覆部材12の水平板部13aによ
って該隙間sを覆うようにしている。
【0023】被覆部材12を構成する水平板部13aと
複数の傾斜板部13bは、所要の大きさの帯板に対し
て、各メインバー2,2の間隔に略一致する複数の傾斜
板部13bをプレスによる打ち抜き加工等によって形成
した後、各傾斜板部13bを所定角度で下方傾斜させる
ことにより一体形成されており、水平板部13aをグレ
ーチング溝蓋1の側縁10からメインバー2の上面と略
同一高さで外側方に突出させた状態で、各傾斜板部13
bを隣接する各メインバー2,2間に夫々配設し、所要
部位を溶接等による接合手段を介してメインバー2に固
着するようにしている。これにより、水平板部13aで
グレーチング溝蓋1の外側部に生じる隙間sの上部を覆
い、かつ、該水平板部13aに連続する傾斜板部13b
で受縁9を略全面的に覆い得るようにしている。
【0024】一方、通水溝路5の側壁上部6に配設され
た受縁9には、L形の受枠8の垂直縁部8’を介して支
持縁19が連成されている。該支持縁19は、倒L形の
型材20の垂直縁部20’を前記受枠8の垂直縁部8’
に溶接等の接合手段を介して固着することにより、通水
溝路5の外側方に延出されており、該支持縁19によっ
て前記被覆部材12の水平板部13aを支持するように
している。また、該支持縁19の外端には、突出高さが
水平板部13aの厚みに略一致し、かつ通水溝路5の側
壁上面7の高さを規定する規定突縁21が上方突成され
ている。そして、該規定突縁21の上面の高さに、通水
溝路5の側壁上面7を一致させて施工することにより、
支持縁19に支持される水平板部13aの上面と、通水
溝路5の側壁上面7とが略面一となるようにしている。
【0025】かかる構成にあって、被覆部材12の水平
板部13aによって、グレーチング溝蓋1の外側部に生
じる隙間sが覆われていることにより、周囲の舗面から
流れてくる小さなゴミや泥土等の異物を含んだ排水は、
水平板部13a上を通過して傾斜板部13bへと流れ
る。これにより、グレーチング溝蓋1の外側部の隙間s
に排水が流れ込むことがなく、該隙間s内での異物の堆
積を防止することができる。また、水平板部13aを介
して傾斜板部13bへ流れる排水は、傾斜板部13bの
下方傾斜面15に沿って円滑に流れ、その終端から通水
溝路5に直接的に落下することとなる。そして、このよ
うに、傾斜板部13bの下方傾斜面15によって、排水
を通水溝路5に導く案内作用が得られると同時に、該傾
斜板部13bによって受縁9が覆われていることによ
り、該受縁9上における排水中の異物の堆積を防止する
ことができる。
【0026】また、受縁9に水平板部13aを支持する
支持縁19が連成されていることにより、該支持縁19
によって水平板部13aをガタ付きなく整一に支持する
ことができる。また、該支持縁19の外端に設けられた
規定突縁21によって、水平板部13aの上面と、通水
溝路5の側壁上面7とが略面一となるように施工し得る
ので、水平板部13aの厚みによる段差が生じることが
なく、該水平板部13aの端部に躓くような危険性を解
消することができる。
【0027】尚、この実施例では、受枠8に、別体形成
した倒L形の型材20を固着することにより、水平板部
13aを支持する支持縁19を受縁9に連成するように
しているが、これに代えて、受縁9と水平板部13aと
を一体成形するようにしてもよい。
【0028】図6,図7は、第二実施例を示し、この実
施例は、受縁9を覆う被覆部材12を、グレーチング溝
蓋1の側縁10から受縁9の内端側に至る下方傾斜面1
5を上面に備えた樹脂ブロック16により構成したもの
である。該樹脂ブロック16は、グレーチング溝蓋1の
両側縁10,10位置で、隣接する各メインバー2,2
間に夫々配設されており、下部に位置する受縁9を略全
面的に覆い得るようにしている。この樹脂ブロック16
の素材としては、耐候性及び耐薬品性に優れたものが望
ましく、これにはエポキシ樹脂,ポリプロピレン樹脂等
の合成樹脂が好適に使用され得る。また、該樹脂ブロッ
ク16の形成は、グレーチング溝蓋1を裏返した状態
で、その両側縁10,10部分の各メインバー2,2間
に型枠をサイドバー3から斜めに宛がって、断面倒三角
形状の充填空間を設け、該充填空間に前記合成樹脂溶液
を充填して凝固させる形成手段が用いられ得る。これに
より、樹脂ブロック16がメインバー2,2及びサイド
バー3に固着して一体化する。また、該樹脂ブロック1
6は、別途形成したものを接着剤を用いて固着させるよ
うにしてもよい。
【0029】かかる構成にあっても、第一実施例と同様
に、グレーチング溝蓋1の側縁10部分から流れ込む異
物を含む排水を、下方傾斜面15の案内作用によって、
該傾斜面15の終端から通水溝路5に直接的に落下させ
ることができるとともに、樹脂ブロック16によって受
縁9が覆われているので、該受縁9上における異物の堆
積を防止することができる。
【0030】図8,図9は、第三実施例を示し、この実
施例は、グレーチング溝蓋1の両側縁10,10上に、
帯状被覆板17,17を夫々配設したものであって、各
帯状被覆板17によって受縁9を覆う被覆部材12が夫
々構成されている。両帯状被覆板17,17は、グレー
チング溝蓋1のサイドバー3から中央部側に亘る所要の
横幅を備え、かつグレーチング溝蓋1に一致する長さを
備えた金属板からなり、該金属板がグレーチング溝蓋1
の両側縁10,10上に、その長手方向に沿って配設さ
れ、所要部位が溶接等による接合手段によってメインバ
ー2及びサイドバー3に固着されている。そして、この
帯状被覆板17,17の配設状態にあって、両帯状被覆
板17,17の中央寄り端縁間に所要幅の通水間隙18
が生じるようにしている。
【0031】かかる構成にあって、周囲の舗面から流れ
て来る異物を含む排水がグレーチング溝蓋1の両側縁1
0,10に達すると、該排水は帯状被覆板17上をさら
に流れ、通水間隙18から通水溝路5に直接的に落下す
ることとなる。そして、この帯状被覆板17からなる被
覆部材12によって受縁9が覆われていることにより、
該受縁9上における異物の堆積を防止することができ
る。また、この実施例の構成は、二枚の帯状被覆板1
7,17を、グレーチング溝蓋1の両側縁10,10上
に溶接等の接合手段を介して夫々固着するだけでよいた
め、製作が容易で手間がかからず、製造コストを低減し
得るものとなる。
【0032】尚、上記各実施例にあっては、所定間隔で
並列した複数のメインバー2の両端部に沿って夫々差し
渡された二本のサイドバー3を備えてなるグレーチング
溝蓋1について説明したが、本発明に係る異物堆積防止
装置は、サイドバー3を持たないグレーチング溝蓋にも
適用することが可能である。
【0033】
【発明の効果】本発明は上述のように、グレーチング溝
蓋1の両側縁10,10に、受縁9,9を覆う被覆部材
12を配設したから、該被覆部材12によって、排水に
含まれている小さなゴミや泥土等の異物の受縁9上にお
ける堆積を防止することができる。これにより、美観性
が向上し、また、異物の除去作業を不要とすることがで
きる。
【0034】また、上記被覆部材12を、隣接する各メ
インバー間2,2に配設された、グレーチング溝蓋1の
側縁10から受縁9の内端側に至る下方傾斜面15を備
えた傾斜板13や樹脂ブロック16によって構成するこ
とにより、該傾斜板13や樹脂ブロック16の被覆作用
によって受縁9上における異物の堆積を防止することが
できるとともに、下方傾斜面15によって流水の案内作
用が得られ、排水をグレーチング溝蓋1の側縁10の上
部から下方傾斜面15に沿って円滑に流下させて、通水
溝路5に直接流し込むことができる。
【0035】また、上記被覆部材12を、グレーチング
溝蓋1の側縁10からグレーチング溝蓋1の上面11と
略同一高さで外側方に延成された水平板部13aと、隣
接する各メインバー2,2間に配設され、前記水平板部
13aに連続させてグレーチング溝蓋1の側縁10から
受縁9の内端側に下方傾斜する複数の傾斜板部13bと
によって構成することにより、傾斜板部13bの下方傾
斜面15によって、流水の案内作用が得られるととも
に、グレーチング溝蓋1の側縁10から外側方に延成さ
れた水平板部13aによって、グレーチング溝蓋1の外
側部に生じる隙間sを覆うことができるため、該隙間s
内へ排水が流入せず、該隙間s内での異物の堆積を防止
することができる。
【0036】さらに、上記構成にあって、受縁9に、通
水溝路5の外側方に延出されて、水平板部13aを支持
する支持縁19を連成することにより、該支持縁19に
よって水平板部13aをガタ付きなく整一に支持するこ
とができる。また、該支持縁19の外端に、突出高さが
水平板部13aの厚みに略一致し、かつ通水溝路5の側
壁上面7の高さを規定する規定突縁21を上方突成する
ことにより、該規定突縁21によって、水平板部13a
の上面と、通水溝路5の側壁上面7とが略面一となるよ
うに施工し得るので、水平板部13aの厚みによる段差
が生じることがなく、該水平板部13aの端部に躓くよ
うな危険性を解消することができる。
【0037】また、上記被覆部材12を、グレーチング
溝蓋1の両側縁10,10上に、該側縁10,10に沿
って配設された帯状被覆板17,17によって構成する
ことにより、該帯状被覆板17,17の被覆作用によっ
て受縁9上における異物の堆積を防止することができる
とともに、二枚の帯状被覆板17,17をグレーチング
溝蓋1の両側縁10,10上に溶接等の接合手段を介し
て夫々固着するだけで被覆部材12を構成し得るので、
製作が容易で手間がかからず、上記傾斜板13や樹脂ブ
ロック16を用いる場合に比して製造コストが低減する
等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に係る異物堆積防止装置を
備えたグレーチング溝蓋の施行状態の平面図である。
【図2】同上のグレーチング溝蓋の要部の縦断側面図で
ある。
【図3】同上のグレーチング溝蓋の要部の斜視図であ
る。
【図4】第一実施例の変形実施例に係る異物堆積防止装
置を備えたグレーチング溝蓋の要部の縦断側面図であ
る。
【図5】同上のグレーチング溝蓋の要部の斜視図であ
る。
【図6】第二実施例に係る異物堆積防止装置を備えたグ
レーチング溝蓋の要部の縦断側面図である。
【図7】同上のグレーチング溝蓋の要部の斜視図であ
る。
【図8】第三実施例に係る異物堆積防止装置を備えたグ
レーチング溝蓋の施行状態の平面図である。
【図9】同上のグレーチング溝蓋の要部の縦断側面図で
ある。
【図10】従来構成のグレーチング溝蓋の要部の縦断側
面図である。
【符号の説明】
1 グレーチング溝蓋 2 メインバー 5 通水溝路 6 側壁上部 7 側壁上面 9 受縁 10 側縁 12 被覆部材 13 傾斜板 13a 水平板部 13b 傾斜板部 15 下方傾斜面 16 樹脂ブロック 17 帯状被覆板 19 支持縁 21 規定突縁

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定間隔で並列した複数のメインバーを備
    え、各メインバーの両端部が位置する両側縁が、通水溝
    路の両側壁上部に配設された一対の受縁に支持されて通
    水溝路に被着されるグレーチング溝蓋において、 前記グレーチング溝蓋の両側縁に、受縁を覆う被覆部材
    を配設したことを特徴とするグレーチング溝蓋における
    異物堆積防止装置。
  2. 【請求項2】被覆部材が、隣接する各メインバー間に配
    設されて、グレーチング溝蓋の側縁から受縁の内端側に
    至る下方傾斜面を備えてなることを特徴とする請求項1
    に記載したグレーチング溝蓋における異物堆積防止装
    置。
  3. 【請求項3】被覆部材が、グレーチング溝蓋の側縁から
    受縁の内端側に下方傾斜する傾斜板により構成されてい
    ることを特徴とする請求項2に記載したグレーチング溝
    蓋における異物堆積防止装置。
  4. 【請求項4】被覆部材が、グレーチング溝蓋の側縁から
    グレーチング溝蓋の上面と略同一高さで外側方に延成さ
    れた水平板部と、隣接する各メインバー間に配設され、
    前記水平板部に連続させてグレーチング溝蓋の側縁から
    受縁の内端側に下方傾斜する複数の傾斜板部とにより構
    成されていることを特徴とする請求項2に記載したグレ
    ーチング溝蓋における異物堆積防止装置。
  5. 【請求項5】受縁に、通水溝路の外側方に延出されて、
    水平板部を支持する支持縁を連成したことを特徴とする
    請求項4に記載したグレーチング溝蓋における異物堆積
    防止装置。
  6. 【請求項6】支持縁の外端に、突出高さが水平板部の厚
    みに略一致し、かつ通水溝路の側壁上面の高さを規定す
    る規定突縁を上方突成したことを特徴とする請求項5に
    記載したグレーチング溝蓋における異物堆積防止装置。
  7. 【請求項7】被覆部材が、グレーチング溝蓋の側縁から
    受縁の内端側に至る下方傾斜面を備えた樹脂ブロックに
    より構成されていることを特徴とする請求項2に記載し
    たグレーチング溝蓋における異物堆積防止装置。
  8. 【請求項8】被覆部材が、グレーチング溝蓋の両側縁上
    に、該側縁に沿って配設された帯状被覆板によって構成
    されていることを特徴とする請求項1に記載したグレー
    チング溝蓋における異物堆積防止装置。
JP35895099A 1999-09-20 1999-12-17 グレーチング溝蓋における異物堆積防止装置 Withdrawn JP2001159189A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35895099A JP2001159189A (ja) 1999-09-20 1999-12-17 グレーチング溝蓋における異物堆積防止装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11-264740 1999-09-20
JP26474099 1999-09-20
JP35895099A JP2001159189A (ja) 1999-09-20 1999-12-17 グレーチング溝蓋における異物堆積防止装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001159189A true JP2001159189A (ja) 2001-06-12

Family

ID=26546647

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35895099A Withdrawn JP2001159189A (ja) 1999-09-20 1999-12-17 グレーチング溝蓋における異物堆積防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001159189A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005071174A1 (ja) * 2004-01-23 2005-08-04 Ito Yogyo Co., Ltd. 集水構造及びこれを用いた排水構造
JP2007031949A (ja) * 2005-07-22 2007-02-08 Ito Yogyo Co Ltd グレーチング蓋用の導水部材、グレーチング蓋用の導水ユニット及び道路の排水構造
JP2007040004A (ja) * 2005-08-04 2007-02-15 Ito Yogyo Co Ltd グレーチング付きコンクリート蓋及び排水構造
JP2007113318A (ja) * 2005-10-21 2007-05-10 Ito Yogyo Co Ltd グレーチング蓋及び道路の排水構造
JP2007120114A (ja) * 2005-10-27 2007-05-17 Ito Yogyo Co Ltd グレーチング蓋及び道路の排水構造

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005071174A1 (ja) * 2004-01-23 2005-08-04 Ito Yogyo Co., Ltd. 集水構造及びこれを用いた排水構造
JPWO2005071174A1 (ja) * 2004-01-23 2007-12-27 株式会社イトーヨーギョー 集水構造及びこれを用いた排水構造
US7556450B2 (en) 2004-01-23 2009-07-07 Ito Yogyo Co., Ltd. Water collecting structure and drainage structure using the same
JP4628959B2 (ja) * 2004-01-23 2011-02-09 株式会社イトーヨーギョー 集水構造及びこれを用いた排水構造
JP2007031949A (ja) * 2005-07-22 2007-02-08 Ito Yogyo Co Ltd グレーチング蓋用の導水部材、グレーチング蓋用の導水ユニット及び道路の排水構造
JP4551833B2 (ja) * 2005-07-22 2010-09-29 株式会社イトーヨーギョー グレーチング蓋用の導水部材、グレーチング蓋用の導水ユニット及び道路の排水構造
JP2007040004A (ja) * 2005-08-04 2007-02-15 Ito Yogyo Co Ltd グレーチング付きコンクリート蓋及び排水構造
JP4546353B2 (ja) * 2005-08-04 2010-09-15 株式会社イトーヨーギョー グレーチング付きコンクリート蓋及び排水構造
JP2007113318A (ja) * 2005-10-21 2007-05-10 Ito Yogyo Co Ltd グレーチング蓋及び道路の排水構造
JP4575269B2 (ja) * 2005-10-21 2010-11-04 株式会社イトーヨーギョー グレーチング蓋及び道路の排水構造
JP2007120114A (ja) * 2005-10-27 2007-05-17 Ito Yogyo Co Ltd グレーチング蓋及び道路の排水構造
JP4663481B2 (ja) * 2005-10-27 2011-04-06 株式会社イトーヨーギョー グレーチング蓋及び道路の排水構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001159189A (ja) グレーチング溝蓋における異物堆積防止装置
RU2435910C2 (ru) Дренажный элемент с выемками для очистки
JP6910797B2 (ja) 軒先排水構造
KR20110102701A (ko) 배수구용 그레이팅
KR101179735B1 (ko) 배수구 덮개
JPH01304254A (ja) 家屋の軒先構造
JP2007107232A (ja) 側溝ブロック
JP4846263B2 (ja) 屋外設置型機器
JPH0627687U (ja) 浄化槽のマンホール蓋の受枠構造
KR200239951Y1 (ko) 우수받이뚜껑및받침틀
KR200333116Y1 (ko) 그레이팅 치합 세목 걸름망 틀
JP2007277832A (ja) 嵩上げ部材付き溝蓋
JP4132543B2 (ja) ドレンストレーナ
JP3019976U (ja) 側溝用塵埃除去装置
JP3030334U (ja) 側溝の被蓋装置
JP2005313795A (ja) バン型車両における屋根隅部用コーナーカバーの構造
JP2640439B2 (ja) 側溝類用蓋
JP2003313933A (ja) 路面用排水流路製品
JP2003221864A (ja) 側溝ブロック
JP2002276017A (ja) 地中水排水を行えるようにした側溝用ブロック用のグレーチング、及びこれが使用される側溝用ブロック
JP2018003353A (ja) 歩車道境界ブロック
JPS603176Y2 (ja) 排水トラツプ
JP2006152550A (ja) 屋外構築物の支柱装置
JP2003328426A (ja) 排水溝への突片付き溝蓋の取付け構造
JP6830641B2 (ja) 歩車道境界ブロック

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050615

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20061027