JP7438619B2 - 回生制御装置 - Google Patents

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本発明は、電気自動車(EV:Electric Vehicle)やハイブリッド車(HV:Hybrid Vehicle)などの車両に搭載される回生制御装置に関する。
ハイブリッド車(HV:Hybrid Vehicle)や電気自動車(EV:Electric Vehicle)などの車両には、走行用の駆動源としてのモータが搭載されている。モータの動力は、デファレンシャルギヤに伝達され、デファレンシャルギヤから左右の駆動輪に伝達される。車両の減速時には、モータの回生制御により、モータの回転軸に入力される動力が電力に変換される。このとき、モータが駆動系の抵抗となり、その抵抗が車両を制動する回生制動力として作用する(回生ブレーキ)。モータが発生する電力は、電池に蓄えられて、その後のモータの駆動に利用される。そのため、回生制御が積極的に行われることにより、車両の燃費または電費が向上する。
一方、車両には、油圧式の制動装置が搭載されている。電気自動車やハイブリッド車に搭載される制動装置では、ブレーキペダルが踏まれると、たとえば、電動油圧ポンプが駆動されて、ブレーキアクチュエータに油圧が供給され、ブレーキアクチュエータから各車輪に設けられたブレーキシリンダに油圧が分配されて、ブレーキパッドが車輪と一体的に回転するブレーキロータに押しつけられることにより、車輪に摩擦制動力が付与される(油圧ブレーキ)。
回生ブレーキと油圧ブレーキとは、回生協調制御により併用される。回生協調制御では、車速やブレーキペダルの踏み込み量などに応じて目標制動力が設定され、この目標制動力が回生制動力(回生ブレーキ量)と摩擦制動力(油圧ブレーキ量)とに配分される。そして、その回生制動力および摩擦制動力がそれぞれ得られるように、モータおよび電動油圧ポンプなどが制御される。
また、車両には、旋回走行時に車両挙動を安定させる車両安定制御装置(車両姿勢制御装置)を搭載したものがある。車両安定制御装置による制御では、車速や操舵角などから目標ヨーレートが求められ、その目標ヨーレートと実ヨーレートとの偏差からヨーイングモーメントの目標が設定される。そして、目標ヨーイングモーメントを得るために必要な制動力が前後左右の各輪に付与される。これにより、車両の旋回性能の向上および旋回限界領域での車両挙動の安定化を図ることができる。
特開平10-181389号公報
ところが、従来の車両では、モータの回生制御中に車両安定制御装置による制御が介入すると、回生制御が中断される。回生制御の中断により、回生制動力が0に急峻に低下し、その回生制動力の低下が車両の加速度の変化(ショック)となって現れる。その結果、車両のノイズバイブレーション(NV)特性が悪化する。
本発明の目的は、回生制御中に車両安定制御装置による制御が介入した場合の回生制動力の変動による加速度の変化を低減できる、回生制御装置を提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明の一の局面に係る回生制御装置は、力行運転により走行のための動力を駆動系に付与し、回生運転により回生制動力を駆動系に付与するモータと、液圧による摩擦制動力を駆動系に付与する液圧制動装置と、液圧制動装置を制御する液圧制動制御装置とともに車両に搭載されて、モータの回生運転を制御する回生制御装置であって、モータの回生運転の制御中に、所定のパラメータから液圧制動制御装置による車両の挙動の安定のための制御の介入を推定し、当該制御の介入が推定された場合、その介入前にモータの回生運転を制御して回生制動力を低減する。
この構成によれば、モータの回生運転の制御中に、車両の挙動の安定のための制御の介入が推定されると、その介入に備えて、モータの回生運転による回生制動力が低減される。そのため、車両の挙動の安定のための制御が実際に介入されて、回生運転の制御が中断されたときに、回生制動力の低下量(0までの減少量)を小さく抑えることができる。その結果、回生制動力の低下による車両の加速度の変化が低減され、車両のノイズバイブレーション特性および安定性が向上する。
回生制動装置は、車両の挙動の安定のための制御の介入の推定後、その介入のタイミングが近づくにつれて回生制動力を段階的に低減してもよい。
この構成により、車両の挙動の安定のための制御の介入前の回生制動力の急変を抑制できる。
本発明は、液圧制動制御装置と回生制御装置とを含む制御装置に係る発明と捉えることもできる。すなわち、本発明の他の局面に係る制御装置は、力行運転により走行のための動力を駆動系に付与し、回生運転により回生制動力を駆動系に付与するモータと、液圧による摩擦制動力を駆動系に付与する液圧制動装置とを搭載した車両に用いられる制御装置であって、液圧制動装置を制御する液圧制動制御装置と、回生制動力が駆動系に付与されている状態で所定のパラメータから液圧制動制御装置による車両の挙動の安定のための制御の介入を推定した場合、その介入前にモータの回生運転を制御して回生制動力を低減する回生制御装置とを含む。
液圧制動制御装置は、回生制御装置により回生制動力が低減されたことに応じて、その低減分に相当する摩擦制動力が増加するように液圧制動装置を制御してもよい。
この構成により、回生制動力の低減による制動力の不足を抑制することができる。また、車両の挙動の安定のための制御の開始までに、必要な制動力のうちの多くを摩擦制動力に担わせておくことができるので、その制御をスムーズに開始させることができる。
本発明によれば、回生制御中に車両安定制御装置による制御が介入した場合の回生制動力の低下による車両の加速度の変化を低減でき、車両のノイズバイブレーション特性および安定性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る回生制御装置が制御系に組み込まれた車両の要部の構成を示すブロック図である。 回生低減処理の流れを示すフローチャート(その1)である。 回生低減処理の流れを示すフローチャート(その2)である。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<車両の要部の構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る回生制御装置が制御系に組み込まれた車両1の要部の構成を示すブロック図である。
車両1は、モータ2を走行用の駆動源として搭載した電気自動車(EV:Electric Vehicle)である。モータ2は、たとえば、回転子に永久磁石を用いた永久磁石同期モータ(PMSM:Permanent Magnet Synchronous Motor)である。
モータ2の力行運転時には、車両1に搭載された電池(図示せず)から出力される直流電力がインバータで交流電力に変換され、その交流電力がモータ2に供給される。これにより、モータ2が動力を発生し、その動力がデファレンシャルギヤなどを介して左右の駆動輪に伝達される。
一方、モータ2の回生運転時には、モータ2で駆動輪からの動力が交流電力に変換される。このとき、モータ2が駆動系の抵抗となり、その抵抗による回生制動力が駆動輪に作用する。すなわち、モータ2が回生ブレーキとして機能する。モータ2で発生した交流電力は、インバータで直流電力に変換されて、電池に充電される。
車両1には、油圧ブレーキ3が搭載されている。油圧ブレーキ3では、ユーザ(車両1のドライバ)によりブレーキペダルが操作されると、電動油圧ポンプが駆動されて、ブレーキアクチュエータに油圧が供給され、ブレーキアクチュエータから各車輪(駆動輪、従動輪)に設けられたブレーキシリンダに油圧が分配されて、ブレーキパッドが車輪と一体的に回転するブレーキロータに押しつけられることにより、車輪に摩擦制動力が付与される。
車両1には、各部を制御するため、複数のECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)が搭載されている。各ECUは、マイコン(マイクロコントローラ)を含む構成である。複数のECUは、CAN(Controller Area Network)通信プロトコルによる双方向通信が可能に接続されている。また、各ECUには、制御に必要な各種センサが接続されている。
複数のECUには、ブレーキECU4およびモータ制御ECU5が含まる。ブレーキECU4には、外気温センサ11、車輪速センサ12、車速センサ13、舵角センサ14およびヨーレートセンサ15が接続されている。
外気温センサ11は、車外の気温(外気温)に応じた検出信号を出力する。
車輪速センサ12は、車輪ごとに設けられ、車輪の回転速度に応じた検出信号(車輪の回転に同期したパルス信号)を出力する。
車速センサ13は、車両1の走行速度(車速)に応じた検出信号を出力する、
舵角センサ14は、車両1のステアリング機構の舵角中点に対する舵角に応じた検出信号を出力する。舵角は、運転者により操作されるステアリングホイールの中立位置からの操舵角(回転操作角)であってもよいし、ステアリング機構による操舵輪の中立位置からの転舵角であってもよい。
ヨーレートセンサ15は、車両1の重心点を通る鉛直軸まわりの回転角速度であるヨーレートに応じた検出信号を出力する。
車両1では、運転者によるブレーキ操作(アクセルペダルの戻し操作、ブレーキペダルの踏み込み操作)がなされると、モータ2の回生運転が可能であれば、回生協調制御が実行される。回生協調制御では、ブレーキECU4により、車速やブレーキペダルの踏み込み量などに応じて目標制動力が設定され、この目標制動力が回生制動力(回生量)と摩擦制動力とに配分される。そして、ブレーキECU4により、目標の摩擦制動力が得られるようにモータ2が制御される。また、ブレーキECU4からモータ制御ECU5に目標の回生制動力を得るための指示が出され、モータ制御ECU5により、その指示に従って、モータ2の回生運転が制御される。
また、ブレーキECU4により、車両1の旋回走行時に車両挙動を安定させる車両安定制御が実行される場合がある。車両安定制御では、車速や操舵角などから目標ヨーレートが求められ、その目標ヨーレートと実ヨーレートとの偏差からヨーイングモーメントの目標が設定される。そして、目標ヨーイングモーメントを得るために必要な制動力が前後左右の各輪に付与されるように、電動油圧ポンプおよびブレーキアクチュエータが制御される。この車両安定制御により、車両1の旋回性能の向上および旋回限界領域での挙動の安定化を図ることができる。
<回生低減処理>
図2Aおよび図2Bは、回生低減処理の流れを示すフローチャートである。
回生協調制御時に、車両安定制御が介入すると、回生協調制御が中断されて、モータ2の回生運転が中断される。モータ2の回生運転の中断による回生量(回生制動力)の低下によるショックの発生を抑制するため、モータ2の回生運転時には、ブレーキECU4により、回生低減処理が実行される。
回生低減処理では、外気温センサ11の検出信号から、外気温の実測値である実測外気温Tが求められる(ステップS11)。
そして、実測外気温Tが所定の閾値T0未満であるか否かが判定される(ステップS12)。実測外気温Tが閾値T0未満である場合(ステップS12のYES)、1未満の外気温注意係数Tk0が設定される(ステップS13)。一方、実測外気温Tが閾値T0以上である場合(ステップS12のNO)、実測外気温Tが閾値T0よりも大きい閾値T1未満であるか否かが判定される(ステップS14)。実測外気温Tが閾値T1未満である場合(ステップS14のYES)、1未満で外気温注意係数Tk0よりも大きい外気温注意係数Tk1が設定される(ステップS15)。実測外気温Tが閾値T1以上である場合には(ステップS14のNO)、外気温注意係数Tk1よりもさらに大きい外気温注意係数Tk2が設定される(ステップS16)。外気温注意係数Tk2は、1であってもよい。これにより、実測外気温Tが低いほど小さい外気温注意係数Tk0<Tk1<Tk2が設定される。
また、各車輪速センサ12の検出信号から、各車輪の回転速度(車輪速)が求められ、各車輪の回転速度から、車両1が所在している路面の摩擦係数(路面μ)が推定される(ステップS17)。
そして、推定された路面摩擦係数(推定路面μ)が所定の閾値F0未満であるか否かが判定される(ステップS18)。推定路面μが閾値F0未満である場合(ステップS18のYES)、1未満の路面μ注意係数Rk0が設定される(ステップS19)。一方、推定路面μが閾値F0以上である場合(ステップS18のNO)、推定路面μが閾値F0よりも大きい閾値F1未満であるか否かが判定される(ステップS20)。推定路面μが閾値F1未満である場合(ステップS20のYES)、1未満であって路面μ注意係数Rk0よりも大きい路面μ注意係数Rk1が設定される(ステップS21)。推定路面μが閾値F1以上である場合には(ステップS20のNO)、路面μ注意係数Rk1よりもさらに大きい路面μ注意係数Rk2が設定される(ステップS22)。路面μ注意係数Rk1は、1であってもよい。これにより、推定路面μが低いほど大きい路面μ注意係数Rk0<Rk1<Rk2が設定される。
さらに、車速センサ13の検出信号から、車両1の実際の車速である実車速Vが求められる(ステップS23)。
そして、実車速Vが所定の閾値Vsより大きく、かつ、推定路面μが所定の閾値F未満であるか否かが判定される(ステップS24)。実車速Vが閾値Vsより大きく、かつ、推定路面μが閾値F未満である場合(ステップS24のYES)、1未満の車速注意係数Vk0が設定される(ステップS25)。実車速Vが閾値Vs以上であるか、または、推定路面μが閾値F以上である場合(ステップS24のNO)、実車速Vが閾値Vsよりも小さい閾値Vs1より大きく、かつ、推定路面μが閾値F未満であるか否かが判定される(ステップS26)。実車速Vが閾値Vs1より大きく、かつ、推定路面μが閾値F未満である場合(ステップS26のYES)、1未満であって車速注意係数Vk0よりも大きい車速注意係数Vk1が設定される(ステップS27)。実車速Vが閾値Vs1以上であるか、または、推定路面μが閾値F以上である場合(ステップS26のNO)、車速注意係数Vk1よりもさらに大きい車速注意係数Vk2が設定される(ステップS28)。車速注意係数Vk2は、1であってもよい。これにより、実車速Vが大きいほど大きい車速注意係数Vk0<Vk1<Vk2が設定される。
また、舵角センサ14の検出信号から、実際の舵角である実舵角Θが求められる(ステップS29)。その後、実舵角Θから、ヨーレートを推定する計算が行われる(ステップS30)。一方、ヨーレートセンサ15から、実際のヨーレートである実ヨーレートYjが求められる(ステップS31)。
そして、実ヨーレートYjと計算により推定された推定ヨーレートYoとが比較されて、車両1がスリップ(横滑り)しているか否かが判定される(ステップS32)。すなわち、推定ヨーレートYoが実ヨーレートYjよりも大きいか否かが判定される。推定ヨーレートYoが実ヨーレートYjよりも大きい場合(ステップS32のYES)、車両1がスリップしている可能性があると考えることができる。この場合、1未満で相対的に小さいヨーレート注意係数Yk0が設定される(ステップS33)。逆に、推定ヨーレートYoが実ヨーレートYj以下である場合(ステップS32のNO)、車両1がスリップしていないと考えることができる。この場合、相対的に大きいヨーレート注意係数Yk1が設定される(ステップS34)。ヨーレート注意係数Yk1は、1であってもよい。
その後、以上の処理で設定された外気温注意係数Tki、路面μ注意係数Rki、車速注意係数Vkiおよびヨーレート注意係数Yki(i=0,1,2)が回生協調制御で設定された目標回生量(目標回生制動力)に掛け合わされることにより、その目標回生量がそれよりも低い目標回生量に低減される(ステップS35)。
<作用効果>
以上のように、モータ2の回生運転の制御中に、実測外気温T、推定路面μ、実車速Vおよび推定ヨーレートYoと実ヨーレートYjとの大小関係に応じて、目標回生量が低減される。すなわち、実測外気温Tが低い場合、車両1が所在する路面の摩擦係数が低く、車両1が横滑りしやすい状況であると推定できる。推定路面μが低い場合はもちろん、車両1が横滑りしやすい状況である。また、実車速Vが大きい場合には、車両1がアンダステアの挙動を示し、横滑りしやすい。推定ヨーレートYoが実ヨーレートYjよりも大きい場合、車両1が実際に横滑り(スリップ)している状況であると推定できる。車両1が横滑りしやすい状況または実際に横滑りしている状況では、その後に車両挙動を安定させる車両安定制御が介入すると推定される。
そこで、その車両安定制御の介入に備えて、モータ2の回生運転による目標回生量が低減される。そのため、車両安定制御が実際に介入されて、モータ2の回生運転が中断されたときに、回生量の低下(0までの減少量)を小さく抑えることができる。その結果、回生量の低下による車両1の加速度の変化が低減され、車両1のノイズバイブレーション特性および安定性が向上する。
なお、回生協調制御中であるので、目標回生量が低減されると、その低減分、摩擦制動力が増加する。そのため、目標回生量が低減されても、制動力に不足が生じることを抑制できる。また、車両安定制御の開始までに、必要な制動力のうちの多くを摩擦制動力に担わせておくことができるので、車両安定制御をスムーズに開始させることができる。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、回生低減処理において、目標回生量の低減は、段階的に行われてもよい。すなわち、回生協調制御中に車両安定制御の介入が推定される状況が生じた後、その介入のタイミングが近づくにつれて目標回生量が段階的に低減されてもよい。これにより、車両安定制御の介入前の回生制動力の急変を抑制できる。その結果、目標回生量の低減と摩擦制動力の増大とのタイミングが多少ずれても、車両1に作用する制動力の変化による加速度の変化を抑制でき、車両1のノイズバイブレーション特性および安定性をさらに向上させることができる。
また、前述の実施形態では、車両1が電気自動車であるとしたが、車両1は、モータ2を走行用の駆動源として搭載したハイブリッド車(HV:Hybrid Vehicle)であってもよい。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1:車両
2:モータ
3:油圧ブレーキ(液圧制動装置)
4:ブレーキECU(回生制御装置、液圧制動制御装置)
5:モータ制御ECU(回生制御装置)

Claims (2)

  1. 力行運転により走行のための動力を駆動系に付与し、回生運転により回生制動力を前記駆動系に付与するモータと、
    液圧による摩擦制動力を前記駆動系に付与する液圧制動装置と、
    前記液圧制動装置を制御する液圧制動制御装置とともに車両に搭載されて、前記モータの回生運転を制御する回生制御装置であって、
    前記モータの回生運転の制御中に、所定のパラメータから前記液圧制動制御装置による前記車両の旋回走行時における前記車両の挙動の安定のための車両安定制御の介入を推定し、
    当該車両安定制御の介入が推定された場合、その介入前に前記モータの回生運転を制御して前記回生制動力を低減し、
    前記モータの回生運転の制御中に、前記車両安定制御が実際に介入すると、前記モータの回生運転を中断する、回生制御装置。
  2. 前記車両の挙動の安定のための制御の介入の推定後、その介入のタイミングが近づくにつれて前記回生制動力を段階的に低減する、請求項1に記載の回生制御装置。
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