JP7437723B2 - 密封装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、自動車等の車輪支持部の軸受装置に用いられる密封装置に関し、さらに詳しくは、相対的に同軸回転可能な外輪と内輪との間の環状の軸受空間における軸方向端部を密封する密封装置に関する。
前記のような密封装置としては、内輪の外周面に嵌合されるスリンガ部材(これと同等の部材も含む)と、外輪の内周面に嵌合される芯金及び該芯金に固着されて前記スリンガに接触するシールリップを有するシール部材とが組み合わさって構成される密封装置が多く用いられている(例えば、特許文献1~3参照)。このような密封装置は、内輪又は外輪の軸回転に伴うシールリップのスリンガに対する相対摺接(近接)によって、外部からの軸受空間内への泥水等の浸入を阻止し、また、軸受空間内に充填されるグリース等の外部漏出を阻止するよう設計される。
そして、前記各特許文献では、スリンガ部材がコの字状に形成され、これによって、スリンガ部材とシール部材との組み合わせ部で、連続するラビリンス部が形成され、外部から密封装置内への泥水等の浸入が抑制される。
特開2015-158226号公報 特開2015-183801号公報 特開2017-137973号公報
前記のような密封装置の場合、特に、スリンガ部材がコの字状とされることによって、ラビリンス部の連続長さを大きく確保でき、前記泥水等の浸入抑制が効果的になされる。しかし、ラビリンス部の連続長さが長過ぎると、密封装置内に浸入した泥水が外部に排出され難くなり、密封装置の空間部内に滞留することがある。このように密封装置内に泥水等が滞留すると、泥水等に含まれる塵埃等の異物がシールリップとスリンガ部材との摺接部に噛み込み、シールリップの先端部が経時的に摩耗して、シール寿命が短くなることが懸念される。前記特許文献1~3には、ラビリンス部の連続長さの適正化についての言及がなく、その改良が望まれるところであった。
本発明は、前記実情に鑑みなされたもので、ラビリンス部の連続長さを適正化し、シール機能の向上と長寿命化を図ることができる密封装置を提供することを目的としている。
本発明に係る密封装置は、相対的に同軸回転する内輪と外輪との間の環状の軸受空間における軸方向端部を密封する密封装置であって、前記内輪に嵌合されるスリンガ部材と、前記外輪に嵌合されるシール部材とを含み、前記スリンガ部材は、内輪の外周面に嵌合されるスリンガ円筒部と、該スリンガ円筒部における前記軸受空間とは反対側の端部から前記外輪の軸方向端面に対向して外径方向に延びるスリンガ円輪部と、該スリンガ円輪部の外径方向端部から前記軸受空間側に延びる外径側スリンガ円筒部とからなり、前記シール部材は、芯金と、該芯金に一体に設けられたシールリップ基部及び当該シールリップ基部から前記スリンガ部材に弾接乃至近接するよう延びるシールリップとからなり、且つ、前記外輪の内周面に嵌合されるシール嵌合円筒部と、該シール嵌合円筒部の一端部より内径方向に延びるシール円輪部と、該シール嵌合円筒部の前記軸受空間とは反対側の端部から前記外輪の軸方向端面を覆うように外径方向に延びる外径側シール円輪部とを含み、前記スリンガ円輪部とこれに軸方向に対向する前記シール部材との間に構成された第1の軸方向ラビリンス部と、前記外径側スリンガ円筒部とこれに径方向に対向する前記外輪及び/又は前記シール部材との間に構成された第1の径方向ラビリンス部と、前記外径側スリンガ円筒部とこれに軸方向に対向する前記外輪又は前記シール部材との間に構成された第2の軸方向ラビリンス部とを備え、前記第2の軸方向ラビリンス部、前記第1の径方向ラビリンス部及び前記第1の軸方向ラビリンス部は、この順序で連続すると共に、その連続長さが前記シール嵌合円筒部の軸方向長さの1.1倍以上且つ3倍以下とされ、且つ、各ラビリンス部の隙間幅がいずれも1mm以下とされ、前記第1の軸方向ラビリンス部は、前記スリンガ円輪部の前記軸受空間側の面と、当該外径側シール円輪部の前記スリンガ円輪部に対向する面とによって構成されており、前記第1の軸方向ラビリンス部の長さは、前記外径側シール円輪部の前記スリンガ円輪部に対向する面の全面における径方向の長さであることを特徴とする。
本発明の密封装置によれば、3個の連続するラビリンス部によって、泥水等の密封装置内への浸入経路が長くなり、密封装置内へ泥水等が浸入することが抑制される。また、3個のラビリンス部の連続長さをシール嵌合円筒部の軸方向長さの1.1倍以上且つ3倍以下としたことにより泥水等の耐浸入性に加えて、一旦密封装置内に浸入した泥水等の排出も適正になされる。これによって、密封装置としてのシール寿命が向上し、これに伴いシールリップの数も減らすことができることから回転トルクを抑えることができる。因みに、ラビリンス部の連続長さがシール嵌合円筒部の軸方向長さの1.1倍未満の場合、泥水等の耐浸入性が低下する傾向となる。また、ラビリンス部の連続長さがシール嵌合円筒部の軸方向長さの3倍を超えると、泥水等の排水性が低下する傾向となる。さらに、各ラビリンス部の隙間幅をいずれも1mm以下としているので、ラビリンス部による泥水等の浸入阻止がより的確に発揮される。因みに、各ラビリンス部の隙間幅が1mmを超えると、泥水等の耐浸入性が低下する傾向となる。そして、スリンガ部材が複数の折り曲げ箇所を有する形状とされているから、スリンガ部材の剛性が増し、内輪に対する嵌合力を向上させることができる。
これによれば、第1の軸方向ラビリンス部の長さが大きく確保され、ラビリンス部による前記効果の発揮がより助長される。また、これによれば、外輪の軸受空間とは反対側の端面が外径側シール円輪部によって覆われるから、当該端面が泥水等に晒され難く、この部分の発錆が抑制される。
本発明の密封装置において、前記外輪の外周面には前記外径側スリンガ円筒部の軸方向先端面と対向する段差面が設けられ、前記第2の軸方向ラビリンス部は、前記外径側スリンガ円筒部の軸方向先端面と当該外輪の段差面とによって構成されるものとしてもよい。
これによれば、第2の軸方向ラビリンス部と第1の径方向ラビリンス部とが屈曲した経路を形成することになり、ラビリンス部による前記効果の発揮がより顕著となる。
前記の場合、さらに、前記外径側シール円輪部は、その外径側端部から前記軸受空間側に前記外輪の外周面を覆うように延びる外径側シール円筒部と、当該外径側シール円筒部の軸方向先端部から前記外径側スリンガ円筒部の軸方向先端面と対向するよう外径方向に屈曲された屈曲部とを有し、前記外径側スリンガ円筒部の軸方向先端面と当該屈曲部の対向する面との間に前記第2の軸方向ラビリンス部が構成されるものとしてもよい。
これによれば、外輪の外周面が先端部に屈曲部を有する外径側シール円筒部によって覆われているから、外輪の外周面が泥水等に晒され難くなる。また、屈曲部の堰止め作用が相乗してラビリンス部からの密封装置内への泥水等の浸入が効果的に抑制される。加えて、外輪に特に加工を施すことなく、第2の軸方向ラビリンス部を構成することができる。
本発明の密封装置によれば、ラビリンス部の連続長さを適正化し、シール機能の向上と長寿命化を図ることができる。
本発明に係る密封装置が適用される軸受装置の一例を示す概略的縦断面図である。 図1のX部の拡大図であって、本発明に係る密封装置の第一の実施形態を示す図である。 本発明に係る密封装置の第二の実施形態を示す図2と同様図である。 本発明に係る密封装置の第三の実施形態を示す図2と同様図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1は、自動車の車輪(不図示)を軸回転可能に支持する軸受装置1を示す。この軸受装置1は、駆動輪用のハブベアリングであって、大略的に、外輪2と、ハブ輪3と、ハブ輪3の車体側に嵌合一体とされる内輪部材4と、外輪2とハブ輪3及び内輪部材4との間に介装される2列の転動体(ボール)6…とを含んで構成される。この例では、ハブ輪3及び内輪部材4が内輪5を構成し、外輪2は、自動車の車体(不図示)に固定される。また、ハブ輪3にはドライブシャフト(不図示)が同軸的にスプライン嵌合され、ドライブシャフトは等速ジョイント(不図示)を介して不図示の駆動源(駆動伝達部)に連結される。ドライブシャフトはナット(不図示)によって、ハブ輪3と一体化され、ハブ輪3のドライブシャフトからの抜脱が防止されている。回転側である内輪5(ハブ輪3及び内輪部材4)は固定側である外輪2に対して、軸L回りに同軸回転可能とされ、外輪2と、内輪5との間に環状の軸受空間Sが形成される。軸受空間S内には、2列の転動体6…が、リテーナ6aに保持された状態で、外輪2の軌道輪2a、ハブ輪3の軌道輪3a及び内輪部材4の軌道輪4aを転動可能に介装されている。ハブ輪3は、円筒形状のハブ輪本体30と、ハブ輪本体30より立上基部31を介して径方向外側に延出されたハブフランジ32とを有し、ハブフランジ32にボルト33及び不図示のナットによって車輪が取付固定される。本明細書において、軸L方向に沿って車輪に向く側(図1において右側を向く側)を車輪側、車体に向く側(同左側を向く側)を車体側と言う。
軸受空間Sの軸L方向に沿った両端部であって、外輪2とハブ輪3との間、及び、外輪2と内輪部材4との間には、密封装置としてのベアリングシール100,10が装着され、軸受空間Sの軸L方向に沿った両端部が密封される。これによって、軸受空間S内への泥水等の浸入や軸受空間S内に充填される潤滑剤(グリース等)の外部への漏出が防止される。
図2は、本発明に係る密封装置の第一の実施形態を示し、本実施形態では、ベアリングシール10,100のうち、車輪側のベアリングシール100に本発明に係る密封装置が適用された例を示している。本実施形態のベアリングシール(密封装置)100は、ハブ輪3(内輪5)に嵌合されるスリンガ部材101と、外輪2の車輪側内周面2eに嵌合されるシール部材106とを含む。スリンガ部材101は、ハブ輪3(ハブ輪本体30)の外周面30aに嵌合されるスリンガ円筒部102と、スリンガ円筒部102における軸受空間Sとは反対側の端部102aからハブ輪3の立上基部31の形状に対応する湾曲部103を経て外輪2の軸方向端面(車輪側端面)2fに対向して外径方向に延びるスリンガ円輪部104と、スリンガ円輪部104の外径方向端部104aから軸受空間S側に延びる外径側スリンガ円筒部105とからなる。シール部材106は、外輪2に嵌合されるシール嵌合円筒部107と、シール嵌合円筒部107の軸受空間S側の一端部107aより屈折して内径方向に延びるシール円輪部108とを含む。さらに、シール部材106は、シール嵌合円筒部107の軸受空間Sとは反対側の端部107bから外輪2の車輪側端面2fを覆うように外径方向に延びる外径側シール円輪部109と、外径側シール円輪部109の外径側端部109aから外輪2の車輪側外周面2gに沿って軸受空間S側に延びる外径側シール円筒部110とを含む。そして、シール部材106は、芯金111と、芯金111に一体に設けられたシールリップ基部112及びシールリップ基部112からスリンガ部材101に弾接乃至近接するよう延びる図例では3個のシールリップ113,114,115とからなる。
本実施形態の芯金111は、外輪2の車輪側内周面2eに嵌合される芯金円筒部1111と、芯金円筒部1111の軸受空間S側の端部1111aから屈折部1112を経て内径方向に延びる芯金円輪部1113と、芯金円筒部1111の軸受空間Sとは反対側の端部1111bから、外輪2の車輪側端面2fに密接するよう外径側に延びる外径側芯金円輪部1114とからなる。シールリップ基部112及びシールリップ113,114,115は、前記例と同様にゴム等の弾性部材からなり、芯金111とともにインサート成型により一体に形成される。シールリップ113,114はアキシャルリップであり、その先側部が軸受空間Sとは反対側且つ外径方向に向き、スリンガ部材101のスリンガ円輪部104の軸受空間S側の面104b及び湾曲部130の軸受空間S側の面103aにそれぞれ弾接する。また、シールリップ115はラジアルリップであり、その先側部が軸受空間S側且つ内径方向に向き、スリンガ円筒部102の外周面102bに弾接する。各シールリップ113,114,115の2点鎖線部は弾性変形前の原形を示している。シールリップ基部112は、芯金円輪部1113における軸受空間S側の面1113aの一部から芯金円輪部1113の内径側端部1113bを回り込み、軸受空間Sとは反対側の面(車体側面)1113cの全面から芯金円筒部1111の内周面1111cの全面及び外径側芯金円輪部1114の車輪側面1114aを覆うように芯金111に一体とされている。さらに、シールリップ基部112は、外径側芯金円輪部1114を覆う部分の外径側端部から外径側芯金円輪部1114の外径側端面1114bを回り込んで軸受空間S側に外輪2の外周面2gを覆うように延びるリップ基部円筒部116を有している。本実施形態では、前記外径側シール円筒部110は、当該リップ基部円筒部116によって構成されている。リップ基部円筒部116は、その軸L方向先端部から外径側に屈折する屈曲部117をさらに有している。
本実施形態では、シール嵌合円筒部107は、芯金円筒部1111とシールリップ基部112の芯金円筒部1111に一体とされた部分とにより構成され、シール円輪部108は、芯金円輪部1113とシールリップ基部112の芯金円輪部1113に一体とされた部分とにより構成される。また、外径側シール円輪部109は、外径側芯金円輪部1114と、シールリップ基部112の外径側芯金円輪部1114に一体とされた部分とにより構成される。そして、外径側スリンガ円筒部105は、シールリップ基部112におけるリップ基部円筒部116の外径側に隙間を開けて位置し、外径側スリンガ円筒部105の軸方向先端面105aは、前記屈曲部117の車輪側面117aに対向するよう位置付けられる。
本実施形態において、スリンガ円輪部104の軸受空間S側の面104bと、シールリップ基部112における外径側芯金円輪部1114を覆う部分(外径側シール円輪部109)との間に第1の軸方向ラビリンスr1が構成されている。また、外径側スリンガ円筒部105の内周面105bと、リップ基部円筒部116(外径側シール円筒部110)の外周面16aとの間に第1の径方向ラビリンス部r2が構成されている。さらに、外径側スリンガ円筒部105の軸方向先端面105aと、シールリップ基部112における屈曲部117の車輪側面117aとの間に第2の軸方向ラビリンス部r3が構成されている。第2の軸方向ラビリンス部r3、第1の径方向ラビリンス部r2及び第1の軸方向ラビリンスr1は、ベアリングシール100の外部から内部に向かいこの順序で連続し、2箇所で屈折部を有するように構成されている。
本実施形態において、第1の軸方向ラビリンス部r1、第1の径方向ラビリンス部r2及び第2の軸方向ラビリンス部r3の隙間幅は、いずれも1mm以下に設定される。また、第2の軸方向ラビリンス部r3、第1の径方向ラビリンス部r2及び第1の軸方向ラビリンス部r1の連続長さLrは、シール嵌合円筒部107の軸方向長さdの1.1倍以上且つ3倍以下に設定される。
前記のように構成されるベアリングシール100を備えた軸受装置1において、ドライブシャフト及び内輪5が軸L回りに回転すると、スリンガ部材101も軸L回りに回転する。この回転に伴い、シールリップ113,114,115の各先側部分が、スリンガ部材01のそれぞれの弾接部位で相対的に弾性摺接する。この弾性摺接によって、ベアリングシール100内に浸入した泥水等は、軸受空間S内にさらに浸入することが阻止される。また、軸受空間S内に充填されているグリース等の潤滑剤の外部漏出が防止される。
そして、本実施形態では、スリンガ部材101及びシール部材106間に構成される3個の連続するラビリンス部r1,r2,r3によって、泥水等のベアリングシール100内への浸入経路が長くなり、ベアリングシール100内へ泥水等が浸入することが抑制される。また、3個のラビリンス部r1,r2,r3の連続長さLrをシール嵌合円筒部107の軸方向長さdの1.1倍以上且つ3倍以下としたことにより泥水等の耐浸入性に加えて、一旦ベアリングシール100内に浸入した泥水等の排出も適正になされる。特に、スリンガ部材101の軸回転に伴う、スリンガ部材101及びシール部材106によって囲まれた空間部分によるポンピング作用によって、ベアリングシール100内に浸入した泥水等の排出が速やかになされる。この泥水等の排出が速やかになされない場合、前記空間部分に泥水等が滞留し、泥水等に含まれる塵埃がシールリップ113,114,115のスリンガ部材101に対する弾性摺接部分に噛み込んで、シールリップ113,114,115の先端部が摩耗する。しかし、泥水等の排出が速やかになされるので、このような摩耗が生じ難く、これによって、ベアリングシール100としてのシール寿命が向上する。これに伴いシールリップの数も減らすことができ、シールリップによる回転トルクを抑えることができる。因みに、ラビリンス部r1,r2,r3の連続長さLrがシール嵌合円筒部107の軸方向長さdの1.1倍未満の場合、泥水等の耐浸入性が低下する傾向となる。また、ラビリンス部r1,r2,r3の連続長さLrがシール嵌合円筒部107の軸方向長さの3倍を超えると、泥水等の排水性が低下する傾向となる。
さらに、各ラビリンス部r1,r2,r3の隙間幅をいずれも1mm以下としているので、ラビリンス部r1,r2,r3による泥水等の浸入阻止がより的確に発揮される。因みに、各ラビリンス部r1,r2,r3の隙間幅が1mmを超えると、泥水等の耐浸入性が低下する傾向となる。加えて、スリンガ部材11が複数の折り曲げ箇所を有する形状とされているから、スリンガ部材11の剛性が増し、内輪5に対する嵌合力を向上させることができる。
さらに、外輪2の車輪側外周面2gが先端部に屈曲部117を有するリップ基部円筒部116(外径側シール円筒部110)によって覆われているから、外輪2の外周面2gが泥水等に晒され難くなる。また、屈曲部117の堰止め作用が相乗してラビリンス部r1,r2,r3からのベアリングシール100内への泥水等の浸入が効果的に抑制される。加えて、芯金111におけるベアリングシール100の外方側に向く面が全てシールリップ基部112によって一体に覆われているから、当該面が外部からの泥水等に晒されず、発錆する懸念がない。さらに加えて、外輪2に特に加工を施すことなく、第2の軸方向ラビリンス部r3を構成することができる。
図3は、本発明に係る密封装置の第二の実施形態を示し、本実施形態も、車輪側のベアリングシール100に本発明に係る密封装置が適用された例を示している。本実施形態のベアリングシール(密封装置)100は、ハブ輪3(内輪5)に嵌合されるスリンガ部材101と、外輪2の車輪側外周面2gに嵌合されるシール部材106とを含む。スリンガ部材101は、図2の例と同様に構成されるので、図2の例と同様の符号を付し、その構造の説明は割愛する。シール部材106は、外輪2の車輪側外周面2gに嵌合されるシール嵌合円筒部107と、シール嵌合円筒部107の軸受空間Sとは反対側の一端部107bより外輪2の車輪側端面2fに沿い、軸受空間S側に屈折して内径方向に延びるシール円輪部108とを含む。そして、シール部材106は、芯金111と、芯金111に一体に設けられたシールリップ基部112及びシールリップ基部112からスリンガ部材101に弾接乃至近接するよう延びる3個のシールリップ113,114,115とからなる。
本実施形態の芯金111は、外輪2の車輪側外周面2gに嵌合される芯金円筒部1111と、芯金円筒部1111の軸受空間Sとは反対側の端部1111bから外輪2の車輪側端面2fに密接し、軸受空間S側に斜めに屈折して内径方向に延びる芯金円輪部1113とからなる。シールリップ基部112及びシールリップ113,114,115は、前記例と同様にゴム等の弾性部材からなり、芯金111とともにインサート成型により一体に形成される。シールリップ113,114,115は、その先側部が図2の例と同様の態様でスリンガ部材に弾接する。シールリップ基部112は、芯金円輪部1113における軸受空間S側の面1113aの一部から芯金円輪部1113の内径側端部1113bを回り込み、芯金円輪部1113における外輪2の車輪側端面2fに密接する部分を含む軸受空間Sとは反対側の面(車体側面)1113cの全面を覆い、さらに芯金円筒部1111の外周面1111d及び軸受空間側端面1111eを覆うように芯金111に一体とされている。シールリップ基部112の芯金円筒部1111を覆う部分における軸受空間S側部分には、外径側スリンガ円筒部105の軸方向先端面105aに対向するよう外径方向に突出する環状突部118を有している。また、シールリップ基部112の芯金円筒部1111を覆う部分における軸受空間Sとは反対側の端部には、車輪側に延びる環状の庇状部119が一体に形成されている。
本実施形態では、シール嵌合円筒部107は、芯金円筒部1111とシールリップ基部112における芯金円筒部1111の外周部を一体に覆う部分によって構成され、シール円輪部108は、芯金円輪部1113とシールリップ基部112の芯金円輪部1113に一体とされた部分とにより構成される。また、外径側スリンガ円筒部105は、シールリップ基部112における芯金円筒部1111を覆う部分の外径側に隙間を開けて位置し、外径側スリンガ円筒部105の軸方向先端面105aは、前記環状突部118の車輪側面118aに対向するよう位置付けられる。
本実施形態において、スリンガ円輪部104の軸受空間S側の面104bと、庇状部119の車輪側先端部119aとの間に第1の軸方向ラビリンスr1が構成されている。また、外径側スリンガ円筒部105の内周面105bと、芯金円筒部1111を覆う部分の外周面との間に第1の径方向ラビリンス部r2が構成されている。さらに、外径側スリンガ円筒部105の軸方向先端面105aと、シールリップ基部112における環状突部18の車輪側面118aとの間に第2の軸方向ラビリンス部r3が構成されている。第2の軸方向ラビリンス部r3、第1の径方向ラビリンス部r2及び第1の軸方向ラビリンスr1は、ベアリングシール100の外部から内部に向かいこの順序で連続し、2箇所で屈折部を有するように構成されている。
本実施形態においても、第1の軸方向ラビリンス部r1、第1の径方向ラビリンス部r2及び第2の軸方向ラビリンス部r3の隙間幅は、いずれも1mm以下に設定される。また、第2の軸方向ラビリンス部r3、第1の径方向ラビリンス部及び第1の軸方向ラビリンス部r1の連続長さLrは、シール嵌合円筒部107の軸方向長さdの1.1倍以上且つ3倍以下に設定される。
本実施形態のように構成されるベアリングシール100を備えた軸受装置1においても、内輪5の軸L回りの回転に伴うシールリップ113,114,115の機能が図2の例と同様に発現される。また、スリンガ部材101及びシール部材106間に構成される3個の連続するラビリンス部r1,r2,r3によっても、図2の例と同様の効果が得られる。
さらに、外輪2の車輪側外周面2gが、芯金円筒部1111及びシールリップ基部112における芯金円筒部1111を一体に覆う部分(シール嵌合円筒部107)によって覆われているから、泥水等に晒され難くなる。また、シールリップ基部112に形成された環状突部118の堰止め作用が相乗してラビリンス部r1,r2,r3からのベアリングシール100内への泥水等の浸入が効果的に抑制される。加えて、芯金111におけるベアリングシール100の外方側に向く面が全てシールリップ基部112によって一体に覆われているから、当該面が外部からの泥水等に晒されず、発錆する懸念がない。さらに加えて、図2の例と同様に外輪2に特に加工を施すことなく、第2の軸方向ラビリンス部r3を構成することができる。
図4は、本発明に係る密封装置の第三の実施形態を示し、本実施形態も、車輪側のベアリングシール100に本発明に係る密封装置が適用された例を示している。本実施形態のベアリングシール(密封装置)100は、ハブ輪3(内輪5)に嵌合されるスリンガ部材101と、外輪2の車輪側内周面2eに嵌合されるシール部材106とを含む。スリンガ部材101は、図2の例と同様に構成されるので、図2の例と同様の符号を付し、ここでもその構造の説明は割愛する。シール部材106は、外輪2に嵌合されるシール嵌合円筒部107と、シール嵌合円筒部107の軸受空間S側の一端部107aより屈折して内径方向に延びるシール円輪部108とを含む。さらに、シール部材106は、シール嵌合円筒部107の軸受空間Sとは反対側の端部107bから外輪2の車輪側端面2fを覆うように外径方向に延びる外径側シール円輪部109とを含む。そして、シール部材106は、芯金111と、芯金111に一体に設けられたシールリップ基部112及びシールリップ基部112からスリンガ部材101に弾接乃至近接するよう延びる3個のシールリップ113,114,115とからなる。
本実施形態の芯金111は、外輪2の車輪側内周面2eに嵌合される芯金円筒部1111と、芯金円筒部1111の軸受空間S側の端部1111aから屈折部1112を経て内径方向に延びる芯金円輪部1113と、芯金円筒部1111の軸受空間Sとは反対側の端部1111bから、外輪2の車輪側端面2fに密接するよう外径側に延びる外径側芯金円輪部1114とからなる。外径側芯金円輪部1114は、図2の例とは若干異なり、外輪2の車輪側端面2fの過半部に密接するように構成される。シールリップ基部112及びシールリップ113,114,115は、前記例と同様にゴム等の弾性部材からなり、芯金111とともにインサート成型により一体に形成される。シールリップ113,114,115は、その先側部が図2の例と同様の態様でスリンガ部材に弾接する。シールリップ基部112の芯金111における芯金円筒部1111及び芯金円輪部1113に対する一体化態様は図2の例と同様である。そして、シールリップ基部112は、外径側芯金円輪部1114では、車輪側面1114aの全面及び外径側端面1114bを覆うように一体化され、一部が外輪2の外周面2g(小径面部2ga)より外径側に突出することなく外輪2の車輪側端面2fに当接するよう構成される。
本実施形態では、シール嵌合円筒部107は、芯金円筒部1111とシールリップ基部112の芯金円筒部1111に一体とされた部分とにより構成され、シール円輪部108は、芯金円輪部1113とシールリップ基部112の芯金円輪部1113に一体とされた部分とにより構成される。また、外径側シール円輪部109は、外径側芯金円輪部1114と、シールリップ基部112の外径側芯金円輪部1114に一体とされた部分及び外径側芯金円輪部1114より外径側に位置する部分とにより構成される。外輪2の車輪側外周面2gは、車輪側の小径面部2gaと、車体側の大径面部2gbとにより構成され、小径面部2gaと、大径面部2gbとの間に、これらに垂直な段差面2gcが形成され、当該段差面2gcは外径側スリンガ円筒部105の軸方向先端面105aに対向するよう位置付けられている。
本実施形態において、スリンガ円輪部104の軸受空間S側の面104bと、シールリップ基部112における外径側芯金円輪部1114を覆う部分及び外輪2の車輪側端面2fに当接する部分(外径側シール円輪部109)との間に第1の軸方向ラビリンスr1が構成されている。また、外径側スリンガ円筒部105の内周面105bと、外輪2の車輪側外周面2gにおける小径面部2gaとの間に第1の径方向ラビリンス部r2が構成されている。さらに、外径側スリンガ円筒部105の軸方向先端面105aと、外輪2の車輪側外周面2gにおける段差面2gcとの間に第2の軸方向ラビリンス部r3が構成されている。第2の軸方向ラビリンス部r3、第1の径方向ラビリンス部r2及び第1の軸方向ラビリンスr1は、ベアリングシール100の外部から内部に向かいこの順序で連続し、2箇所で屈折部を有するように構成されている。
本実施形態のように構成されるベアリングシール100を備えた軸受装置1においても、内輪5の軸L回りの回転に伴うシールリップ113,114,115の機能が図2の例と同様に発現される。また、スリンガ部材101及びシール部材106間に構成される3個の連続するラビリンス部r1,r2,r3によっても、図2の例と同様の効果が得られる。さらに、芯金111におけるベアリングシール100の外方側に向く面が全てシールリップ基部112によって一体に覆われているから、当該面が外部からの泥水等に晒されず、発錆する懸念がない。
その他の構成で、図2の例と共通する部分の作用・効果は図2の例の場合と同様であるのでその説明は割愛する。
なお、各実施形態では、連続する3個のラビリンス部r1,r2,r3を必須の要件としたが、これに連続或いは非連続の別のラビリンス部を追加構成することも可能である。また、各実施形態では、シールリップの数が3個の例について述べたが、これに限らず、密封性、回転トルク等を勘案してその数を適宜設定することができる。さらに、シールリップをスリンガ部材に弾接させた例を示したが近接乃至当接させるようにしてもよい。また、各実施形態では、外輪が固定側、内輪が回転側としたが、これに限らず、外輪が回転側、内輪が固定側であってもよい。また、図2の例等は、車輪側のベアリングシール100に適用された例を示しているが、車体側のベアリングシール10に適用してもよい。また図2等の例は、図1に示すハブベアリングに適用しているが、その他の軸受装置にも適用することは可能である。加えて、本発明に係る密封装置は、自動車用の軸受装置に適用される例について述べたが、これに限らず、相対的に同軸回転する外輪と内輪との間の軸受空間に装着される密封装置であれば、他の産業分野の軸受装置にも好ましく適用される。また、自動車用の軸受装置であっても、駆動輪用に限らず従動輪用の軸受装置であってよい。さらにまた、スリンガ部材及びシール部材の形状等も要求される仕様等に応じて適宜変更が可能である。
2 外輪
2e 内周面
2f 軸方向端面(軸受空間とは反対側の端面)
2g 外周面
2gc 段差面
5 内輪
30a 外周面
100 ベアリングシール(密封装置)
101 スリンガ部材
102 スリンガ円筒部
102a 軸受空間とは反対側の端部
104 スリンガ円輪部
104b 軸受空間側の面
105 外径側スリンガ円筒部
105a 軸方向先端面
106 シール部材
107 シール嵌合円筒部
107a 軸受空間側の端部(一端部)
107b 軸受空間とは反対側の端部
108 シール円輪部
109 外径側シール円輪部
109a 外径側端部
110 外径側シール円筒部
117 屈曲部
118 環状突部
111 芯金
112 シールリップ基部
113,114,115 シールリップ
r1 第1の軸方向ラビリンス部
r2 第1の径方向ラビリンス部
r3 第2の軸方向ラビリンス部
d ラビリンス部の隙間幅
S 軸受空間

Claims (3)

  1. 相対的に同軸回転する内輪と外輪との間の環状の軸受空間における軸方向端部を密封する密封装置であって、
    前記内輪に嵌合されるスリンガ部材と、前記外輪に嵌合されるシール部材とを含み、
    前記スリンガ部材は、内輪の外周面に嵌合されるスリンガ円筒部と、該スリンガ円筒部における前記軸受空間とは反対側の端部から前記外輪の軸方向端面に対向して外径方向に延びるスリンガ円輪部と、該スリンガ円輪部の外径方向端部から前記軸受空間側に延びる外径側スリンガ円筒部とからなり、
    前記シール部材は、芯金と、該芯金に一体に設けられたシールリップ基部及び当該シールリップ基部から前記スリンガ部材に弾接乃至近接するよう延びるシールリップとからなり、且つ、前記外輪の内周面に嵌合されるシール嵌合円筒部と、該シール嵌合円筒部の一端部より内径方向に延びるシール円輪部と、該シール嵌合円筒部の前記軸受空間とは反対側の端部から前記外輪の軸方向端面を覆うように外径方向に延びる外径側シール円輪部とを含み、
    前記スリンガ円輪部とこれに軸方向に対向する前記シール部材との間に構成された第1の軸方向ラビリンス部と、前記外径側スリンガ円筒部とこれに径方向に対向する前記外輪及び/又は前記シール部材との間に構成された第1の径方向ラビリンス部と、前記外径側スリンガ円筒部とこれに軸方向に対向する前記外輪又は前記シール部材との間に構成された第2の軸方向ラビリンス部とを備え、
    前記第2の軸方向ラビリンス部、前記第1の径方向ラビリンス部及び前記第1の軸方向ラビリンス部は、この順序で連続すると共に、その連続長さが前記シール嵌合円筒部の軸方向長さの1.1倍以上且つ3倍以下とされ、且つ、各ラビリンス部の隙間幅がいずれも1mm以下とされ、
    前記第1の軸方向ラビリンス部は、前記スリンガ円輪部の前記軸受空間側の面と、当該外径側シール円輪部の前記スリンガ円輪部に対向する面とによって構成されており、
    前記第1の軸方向ラビリンス部の長さは、前記外径側シール円輪部の前記スリンガ円輪部に対向する面の全面における径方向の長さであることを特徴とする密封装置。
  2. 請求項1において、
    前記外輪の外周面には、前記外径側スリンガ円筒部の軸方向先端面と対向する段差面が 設けられ、前記第2の軸方向ラビリンス部は、前記外径側スリンガ円筒部の軸方向先端面 と当該外輪の段差面とによって構成されることを特徴とする密封装置。
  3. 請求項1において、
    前記シール部材は、前記外径側シール円筒部の軸方向先端部から前記外径側スリンガ円 筒部の軸方向先端面と対向するよう外径方向に屈曲された屈曲部とを有し、前記外径側ス リンガ円筒部の軸方向先端面と当該屈曲部の対向する面との間に前記第2の軸方向ラビリ ンス部が構成されることを特徴とする密封装置。
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