JP7435092B2 - 液体を吐出する装置 - Google Patents

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Description

本発明は液体を吐出する装置に関する。
液体を吐出するヘッドにおいては、液体を吐出させる圧電素子などの圧力発生手段、スイッチング回路などの駆動IC(ドライバIC)、ヘッド近傍に配置され駆動波形を生成し圧電素子を駆動する電力増幅部を含むヘッド駆動基板のような発熱部材の発熱による温度上昇に伴って液体温度が上昇し、吐出特性が変動する。
従来、温度が調整された温調液(冷却液)を貯留する容器と、容器の冷却液を冷却する冷却手段を備え、容器からの温調液を往路マニホールドによって複数のヘッドに対して分配供給し、複数のヘッドからそれぞれ温調液を復路マニホールドに回収して、容器に戻すようにしたものが知られている(特許文献1)。
特開平10-86411号公報
ところで、ヘッド内に温調液を循環させてヘッドと液体の温度制御をする場合、低温環境下では液体の温度を昇温する必要がある。この場合、昇温した温調液を循環させると、循環経路の熱容量が大きいため、短時間に所定温度に昇温できない、あるいは、温調液を加熱するための高出力の加熱手段が必要になるなどの課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、低温環境下における液体の昇温を短時間で行えるようにすることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の請求項1に係る液体を吐出する装置は、
液体を吐出するヘッドと、
前記ヘッドを介して温調液が循環する循環経路と、
前記温調液を送液する送液手段と、
前記ヘッド内の前記液体の温度を制御する手段と、を備え、
前記制御する手段は、
装置を閾値未満の環境温度から立ち上げるとき、前記送液手段による前記温調液の送液を停止した状態で、前記ヘッドに加熱波形を印加し、前記ヘッド内の前記液体の温度に相関する相関温度を前記閾値まで上昇させる制御をし、
前記ヘッドから前記液体を吐出させる動作を行うとき、前記閾値以上になったときには前記送液手段による前記温調液の送液を行わせる制御をし、
前記温調液の送液を行わせる制御をするとき、前記温調液の温度と前記閾値との温度差に応じて前記送液手段の送液量を変更する
構成とした。
本発明によれば、低温環境下における液体の昇温を短時間で行える。
本発明の第1実施形態に係る液体を吐出する装置としての印刷装置の概略説明図である。 同装置の吐出ユニットを構成するヘッドユニットをノズル面側から見た平面説明図である。 ヘッドの一例の短手方向(ノズル配列方向と直交する方向)の断面説明図である。 図3のA-A線における温調液流路の平面説明図である。 本発明の第1実施形態における液体(インク)の供給系及び温調液の循環経路系の説明に供するブロック説明図である。 ヘッド内の液体の温度制御に関わる部分の説明に供するブロック説明図である。 温度制御手段による温調液温度制御を含むヘッド温度制御の説明に供するフロー図である。 図7に続くフロー図である。 ヘッド温度と閾値との温度差と送液量(温調液流量)との関係の一例の説明に供する説明図である。 複数のヘッドユニットに対する温調液循環系の一例の説明に供する説明図である。 温調液供給マニホールド及び温調液回収マニホールドとヘッドとの接続関係の説明に供する模式的説明図である。 本発明の第2実施形態に係るヘッドユニットの構成と温調液の循環経路を説明する説明図である。 本発明の第3実施形態に係る液体を吐出する装置としての印刷装置の平面説明図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。本発明の第1実施形態に係る液体を吐出する装置としての印刷装置について図1を参照して説明する。図1は同印刷装置の概略説明図である。
印刷装置1は、シート材Pを搬入する搬入部10と、前処理部20と、印刷部30と、乾燥部40と、搬出部50と、反転機構部60を備えている。印刷装置1は、搬入部10から搬入(供給)されるシート材Pに対し、前処理手段である前処理部20で必要に応じて前処理液を付与(塗布)し、印刷部30で液体を付与して所要の印刷を行い、乾燥部40でシート材Pに付着した液体を乾燥させた後、シート材Pを搬出部50に排出する。
搬入部10は、複数のシート材Pを収容する搬入トレイ11(下段搬入トレイ11A、上段搬入トレイ11B)と、搬入トレイ11からシート材Pを1枚ずつ分離して送り出す給送装置12(12A、12B)とを備え、シート材Pを前処理部20に供給する。
前処理部20は、例えばインクの色材を凝集させ、裏写りを防止する作用効果を有する処理液をシート材Pの印刷面に付与する処理液付与手段である塗布部21などを備えている。
印刷部30は、シート材Pを周面に担持して回転する担持部材(回転体)であるドラム31と、ドラム31に担持されたシート材Pに向けて液体を吐出する液体吐出部32を備えている。
また、印刷部30は、前処理部20から送り込まれたシート材Pを受け取ってドラム31との間でシート材Pを渡す渡し胴34と、ドラム31によって搬送されたシート材Pを受け取って反転機構部60に渡す受け渡し胴35を備えている。
前処理部20から印刷部30へ搬送されてきたシート材Pは、渡し胴34に設けられた把持手段(シートグリッパ)によって先端が把持され、渡し胴34の回転に伴って搬送される。渡し胴34により搬送されたシート材Pは、ドラム31との対向位置でドラム31へ受け渡される。
ドラム31の表面にも把持手段(シートグリッパ)が設けられており、シート材Pの先端が把持手段(シートグリッパ)によって把持される。ドラム31の表面には、複数の吸引穴が分散して形成され、吸引手段によってドラム31の所要の吸引穴から内側へ向かう吸い込み気流を発生させる。
そして、渡し胴34からドラム31へ受け渡されたシート材Pは、シートグリッパによって先端が把持されるとともに、吸引手段による吸い込み気流によってドラム31上に吸着担持され、ドラム31の回転に伴って搬送される。
液体吐出部32は、液体吐出手段である吐出ユニット33(33A~33D)を備えている。例えば、吐出ユニット33Aはシアン(C)の液体を、吐出ユニット33Bはマゼンタ(M)の液体を、吐出ユニット33Cはイエロー(Y)の液体を、吐出ユニット33Dはブラック(K)の液体を、それぞれ吐出する。また、その他、白色、金色(銀色)などの特殊な液体の吐出を行う吐出ユニットを使用することもできる。
液体吐出部32の各吐出ユニット33は、印刷情報に応じた駆動信号によりそれぞれ吐出動作が制御される。ドラム31に担持されたシート材Pが液体吐出部32との対向領域を通過するときに、吐出ユニット33から各色の液体が吐出され、当該印刷情報に応じた画像が印刷される。
乾燥部40は、印刷部30でシート材P上に付着した液体を乾燥させる。これにより液体中の水分等の液分が蒸発し、シート材P上に液体中に含まれる着色剤が定着し、また、シート材Pのカールが抑制される。
反転機構部60は、乾燥部40を通過したシート材Pに対して両面印刷をおこなうときに、スイッチバック方式で、シート材Pを反転する機構であり、反転されたシート材Pは印刷部30の搬送経路61を通じて渡し胴34よりも上流側に逆送される。
搬出部50は、複数のシート材Pが積載される搬出トレイ51を備えている。乾燥部40から搬送されてくるシート材Pは、搬出トレイ51上に順次積み重ねられて保持される。
次に、吐出ユニットを構成するヘッドユニットの一例について図2を参照して説明する。図2は同ヘッドユニットをノズル面側から見た平面説明図である。
ヘッドユニット300は、液体を吐出する複数のヘッド100を千鳥状にヘッド取付け部材302に並べて配置したものである。
各ヘッド100は、液体を吐出する複数のノズル104が配列されたノズル列を複数列(ここでは4列を例にしているが、限定されない。)有している。
次に、ヘッド100の一例について図3ないし図5を参照して説明する。図3は同ヘッドの短手方向(ノズル配列方向と直交する方向)の断面説明図、図4は図3のA-A線における温調液流路の平面説明図である。
ヘッド100は、ノズル104を形成したノズル板101と、ノズル104に通じる圧力室106などの流路を形成する流路板102と、圧力室106の壁面を形成する振動板103を順次積層している。また、ヘッド100は、圧力発生手段としての圧電アクチュエータ111と、共通流路部材を兼ねるフレーム部材120とを有している。
圧電アクチュエータ111は、ベース部材113上に固定された柱状の複数の圧電素子112を有し、圧電素子112は振動板103に接合されている。また、圧電素子112にはフレキシブル配線基板などの配線部材115が接続されている。
共通流路部材を兼ねるフレーム部材120は、圧力室106に吐出する液体(インク)を供給する共通供給流路110を形成している。
このフレーム部材120に温調液(温度が調整された液体)を流すヘッド100内の温調液流路130を形成する温調液流路部材131を接合している。温調液流路部材131には、温調液流路130に温調液を供給する温調液供給ポート132と、温調液を外部に回収する温調液回収ポート133とを有している。
これにより、ヘッド100内において、インクの流路である共通供給流路110と温調液流路130とが熱結合されている。また、ヘッド100の筐体部を兼ねるフレーム部材120は、調液流路130の壁面を形成しており、温調液流路130と熱結合されている。
温調液流路部材131にはケース部材150及び蓋部材151が順次積層されている。
次に、本発明の第1実施形態における液体(インク)の供給系及び温調液の循環経路系について図5のブロック説明図を参照して説明する。
インク供給系には、ヘッド100に供給する液体(インク)を貯留する液体タンク(インクタンク)401と、液体タンク401から供給されるインクを複数のヘッド100に分配供給する液体供給マニホールドであるインク供給マニホールド402とを備えている。インク供給マニホールド402と各ヘッド100とは供給チューブなどの供給経路403で接続されている。
温調液循環系には、温調液510を貯留する貯留タンクである温調液タンク501と、温調液510を送液する送液手段である送液ポンプ502と、温調液510を冷却する冷却手段であるラジエター511と、各ヘッド100に温調液510を分配供給する温調液供給マニホールド505と、各ヘッド100から温調液510を回収する温調液回収マニホールド506とを備えている。
温調液供給マニホールド505と各ヘッド100の温調液供給ポート132とは供給チューブなどの供給経路513で接続され、各ヘッド100の温調液回収ポート133と温調液回収マニホールド506とは回収チューブなどの回収経路514で接続されている。
送液ポンプ502を駆動することによって、温調液タンク501に貯留された温調液510は、温調液タンク501を起点とするとき、順に、送液ポンプ502、冷却手段としてのラジエター511、温調液供給マニホールド505、各ヘッド100、温調液回収マニホールド506を経て、温調液タンク501に戻る循環経路500を循環する。
このように構成した系においては、温調液510は、温調液タンク501から送液ポンプ502で汲み上げられ、ラジエター511を通り、温調液供給マニホールド505から各ヘッド100に分配される。
そして、各ヘッド100の温調液流路130を通ることで各ヘッド100のフレーム部材120を冷却し、各ヘッド100を通過した後、温調液回収マニホールド506に回収され、温調液タンク501に戻る。
一方、インクは、インクタンク401からインク供給マニホールド402に供給されて各ヘッド100に分配される。
次に、ヘッド内の液体の温度制御に関わる部分について図6のブロック説明図を参照して説明する。
温度制御手段801は、制御する手段であり、ラジエター511の雰囲気温度T5を検出する環境温度センサ811の検知結果を入力する。なお、ラジエター511は、装置内部での温度上昇の影響を避けるために装置外部に配置されており、ラジエター511の雰囲気温度(環境温度)T5は印刷装置1の環境温度と同じである。
温度制御手段801は、ラジエター511の入口における温調液の温度(以下、入口温度)という。)T1を検出するラジエター入口温度センサ812と、ラジエター511の出口における温調液の温度(以下、「出口温度」という。)T2を検出するラジエター出口温度センサ813との各検知結果を入力する。
温度制御手段801は、ラジエター511のファン511aの回転数を検出する回転数センサ814などの検知結果を入力する。
そして、温度制御手段801は、これらの入力された検知結果に基づいて、ラジエター511のファン511aの回転駆動制御を行う。
また、温度制御手段801は、ヘッド100内の液体の温度に相関する相関温度(以下、「ヘッド温度」という。)を検知するヘッド温度検知手段であるヘッド温度センサ822の検知結果を入力する。ヘッド温度センサ822は、ヘッド100の温度を検知するサーミスタ、あるいは、ヘッ100内の流路を流れる液体そのものの温度を検知するセンサなどで構成される。
温度制御手段801は、ヘッド駆動部821を介して、ヘッド100の圧電素子112に昇温用加熱波形を与えて、ヘッド100の圧力発生素子を液体が吐出されない程度に駆動する制御をする。
温度制御手段801は、環境温度センサ811の検知結果に基づいて装置を予め定めた閾値未満の環境温度下で立ち上げるときには、送液ポンプ502を停止した状態にして、ヘッド100に加熱波形を印加し、ヘッド温度が閾値になるまでヘッド温度を上昇させる。そして、温度制御手段801は、ヘッド温度が閾値以上になったときには、温調液510をヘッド100に供給してヘッド温度が所定温度範囲内になるように制御する。
次に、温度制御手段による温調液温度制御を含むヘッド温度制御について図7ないし図9を参照して説明する。図7は同ヘッド温度制御の説明に供するフロー図、図8は図7に続くフロー図である。図9はヘッド温度と閾値との温度差と送液量(温調液流量)との関係の一例の説明に供する説明図である。
<環境温度T5<23℃(低温環境下)の立ち上げ動作>
図7を参照して、温度制御手段801は、装置立ち上げ処理を開始すると、環境温度(雰囲気温度)T5が閾値である23℃未満(T5<23℃)か否かを判別する(ステップS1、以下、単に「S1」というように表記する。)。なお、本実施形態においては、吐出温度範囲を23℃~25℃とし、吐出温度下限値を23℃として、この吐出温度下限値23℃を閾値とし、吐出温度上限値を25℃とする。
ここで、環境温度T5が23℃未満であるときには、ラジエター出口温度T2も閾値である23℃未満であるかを判別する(T2<23℃)。
つまり、環境温度T5は23℃未満であるが、装置の立ち上げ前にプリント動作を実施した場合など、温調液温度が23℃以上になっている場合がある。そこで、ラジエター出口温度T2(温調液温度)をチェックし、23℃以上(T2≧23℃)であれば、温調液はヘッド100を昇温する十分な熱量を保持しているので、ステップS22の環境温度23℃≦T5<25℃の場合のアルゴリズムに移行する。
これに対し、ラジエター出口温度T2も23℃未満である(t2<23℃)ときには、低温環境下で、温調液はヘッド100を昇温する十分な熱量を保持してない状態での装置立ち上げとなる。そこで、送液ポンプ502を停止し、ラジエターファン511aを停止した状態にし(初期状態)、ヘッド100に加熱波形を印加する(S3)。加熱波形は、ヘッド100の圧力室106の共振点を外した波形であって液体が吐出されない程度に圧電素子112を駆動する波形である。
この加熱波形の印加によって、ヘッド100及びヘッド100内のインク温度が上昇する(ヘッド加熱モード)。ヘッド加熱モードは、ヘッド100のノズル面をキャッピングしメニスカスの増粘を抑制した状態で実施する。
そして、ヘッド温度センサ822の検出結果を参照して、ヘッド温度センサ822の検出結果(ヘッド温度)が閾値である23℃以上になった(ヘッド温度≧23℃)か否かを判別する(S4)。
ここで、ヘッド温度が23℃以上になったときには、加熱波形の印加を停止し(S5)、プリント待機状態に移行する(S6)。プリント待機状態では、ヘッド100から液体を吐出するプリント動作を行えるように、ヘッド100のキャッピングを外し、ヘッド100をプリント開始位置まで移動する。
<環境温度T5<23℃(低温環境下)のプリント動作>
図8を参照して、プリント動作を開始する(S7)。これにより、ヘッド100の液体を吐出しないノズルはメニスカス増粘を抑制する微駆動信号が、液体を吐出するノズルは吐出信号が印加されるため、ヘッド100の温度は上昇方向に推移する。
そして、ラジエター出口温度T2が23℃未満である(T2<23℃)か否かを判別する。
ここで、ラジエター出口温度T2が23℃未満でなければ、つまり、ラジエター出口温度T2が23℃以上となった場合は、図7のステップS22に移行して、環境温度23℃≦T5<25℃のアルゴリズムを実行して、連続的にポンプ送給を開始する。
これに対し、ラジエター出口温度T2が23℃未満であるときには、閾値である23℃とラジエター出口温度(温調液の温度)T2との温度差ΔT(=23℃-T2)を算出する(S10)。
そして、例えば、図9に示すように予め定めた温度差ΔTと送液ポンプ502の各ヘッドへの送液量Qとの関係から、算出した温度差ΔTに対応する各ヘッドへの送液流量Qを設定する(S11)。その後、送液ポンプ502を駆動してポンプ動作を開始し(S12)、温調液510の循環を行う。
次いで、ヘッド温度センサ822の検出温度を参照して、ヘッド温度が予め定めた吐出温度範囲の閾値値である23℃未満(ヘッド温度<23℃)になったか否かを判別し(S13)、ヘッド温度が吐出温度範囲の閾値値である23℃未満になったときには、送液ポンプ502を停止し、ステップS8に戻る。
23℃以上の場合は23℃未満になるまで、ステップS10に戻って処理を繰り返す。なお、前述したように予め定めた吐出温度範囲は、液体を吐出するときに適正であると予め定めた温度範囲であり、本実施形態では、下限値23℃-上限値25℃の範囲としている。
そして、ヘッド温度が吐出温度範囲の上限値である25℃未満になったときには、送液ポンプ502を停止し、ステップS8に戻る。
つまり、プリント動作を開始すると、ヘッド100の温度が上昇する方向に推移するので、送液ポンプ502を駆動し、温調液510をヘッド100に送液してヘッド100を冷却する。温調液510をヘッド100に送液すると、ヘッド温度は低下する。ヘッド温度が閾値(23℃)未満となった場合には、送液ポンプ502による送液を停止する。この繰り返しで、ヘッド温度を一定温度に温調する。
このとき、温調液温度T2の検出結果に基づき温調液510の循環流量(送液ポンプ502の送液量)を制御する。例えば、閾値(23℃)と出口温度T2の温度差ΔTが大きいときは、循環量を小さく設定し、温度差ΔTが小さくにつれて循環量を上げるなどの冷却能力の制御を行う。これにより、ヘッド温度の温調のハンチング幅を抑えることができる。
例えば、出口温度T2が23℃の場合は、ヘッド温度が閾値であるので、温度差ΔTは「0」となる。このときには、図9に示すように、ヘッド100への温調液510の供給量は最大値の5ml/s流量に設定する。一方、出口温度T2が10℃近傍のときは、ヘッド100の急激な温度低下を避けるため、ポンプ流量0.5ml/sに減少させて送液する。
このように、閾値と温調液温度(ラジエター出口温度T2)の温度差ΔTにより送液ポンプ502の送液量を制御することで、ヘッド100を循環させる温調液流量を制御する。これにより、ヘッド100内の急峻な温度変化を抑制することができる。
また、出口温度T2が23℃(閾値)以上となった場合は、連続的に送液ポンプ502による送液を開始する。ラジエターファン511aの駆動制御は、ラジエター511の入口温度T1が25℃以上となった場合は、ラジエターファン511aを回転駆動し、25℃未満でラジエターファン511aを停止することで、温調液温度を一定幅に温調する。
このように、環境温度が閾値未満の状態で装置を立ち上げるときには、送液を停止し、温調液510、ラジエター511、温調液循環経路500の昇温を行わない。これによりヘッド100とヘッド100内のインクは加熱波形で短時間に閾値(吐出温度範囲の下限値)に昇温することができる。ヘッド100、ヘッド100内のインクの熱容量は小さいので、圧電素子112(アクチェータ素子)の発熱量で十分に昇温することができる。
これに対して、温調液510を昇温し、温調液510を介してヘッド100を加熱する構成にすると、温調液510の供給経路、ラジエター511の熱容量を含むので、温調液510を加熱する加熱ヒータが必要になるとともに、温調液510の昇温に要する時間が長くなる。
<環境温度T5が23℃≦T5<25℃での立ち上げ動作とプリント動作>
図7を参照して、ステップS1において、環境温度T5が、T5<23℃、でないときには、23℃≦T5<25℃、か否かを判別する(S21)。
このとき、23℃≦T5<25℃であれば、送液ポンプ502によるポンプ動作を開始して(S22)、温調液510の循環を開始する。なお、この場合、ヘッド100の吐出温度範囲を満たしているので、ヘッド100に対する加熱波形による昇温は実施しない。
そして、ヘッド100からキャップを外し、ヘッド100をプリント位置に移動しプリント待機状態とした(S23)後、プリントを開始する(S24)。
ここで、温調液510は環境温度T5と同等の温度のため、ヘッド温度の大きな変動は発生しない。プリントが進むにつれて温調液温度は上昇する。
そこで、ラジエター511の入口温度T1が所定の温度範囲の上限値である25℃以上になった(T1≧25℃)か否かを判別する(S25)。
このとき、T1≧25℃でなければ、そのままステップS24に戻る。
これに対して、T1≧25℃であれば、ラジエターファン511aの回転を開始し(S26)、温調液510の冷却制御を開始する。
その後、ラジエター511の入口温度T1が所定の吐出温度範囲の上限値である25℃未満になった(T1<25℃)か否かを判別する(S27)。
このとき、T1<25℃でなければ、ラジエターファン511aの回転を継続して温調液510を冷却する。これに対して、T1<25℃であれば、ラジエターファン511aの回転を停止し(S28)、ステップS24に戻る。
この制御の繰り返しにより、温調液温度を一定範囲に制御することで、ヘッド100の吐出適正温度を維持する。
<環境温度T5≧25℃の装置立ち上げ動作とプリント動作>
図7を参照して、ステップS21において、環境温度T5が、23℃≦T5<25℃、でなければ、つまり、T5≧25℃であれば、送液ポンプ502によるポンプ動作を開始し、ラジエターファン511aの動作を開始して(S31)、温調液510の循環と冷却を開始する。この場合も、ヘッド100の加熱波形による昇温は実施しない。
そして、ヘッド100からキャップを外し、ヘッド100をプリント位置に移動しプリント待機状態とした(S32)後、プリントを開始する(S33)。
この場合、温調液510とヘッド100は環境温度T5と同等温度のためヘッド100に温調液510を供給しても温度変動は発生しない。プリントが進むにつれてヘッド温度、温調液温度は上昇するが、ラジエター511で冷却されるので、温調液は環境温度+2度以内に温調される。
また、環境温度が低下したときなど、ラジエター511の入口温度T1が25℃未満になった場合は、ラジエター511のラジエターファン511aを停止し、温調液温度を上昇する方向に制御を行う。この制御の繰り返しにより、温調液温度を一定範囲に制御することで、ヘッドの吐出温度範囲を維持する。
次に、複数のヘッドユニットに対する温調液循環系の一例について図10を参照して説明する。図10は同説明に供する説明図である。
ここでは、複数のヘッド100を含む複数のヘッドユニット300(300A~300D)に対応して、温調液供給マニホールド505(505A~505D)と、温調液回収マニホールド506(506A~506D)を備えている。
そして、共通の温調液タンク501を備え、共通の温調液タンク501から、それぞれ送液ポンプ502(502A~502D)と、ラジエター511(511A~511D)を介して、温調液供給マニホールド505(505A~505D)に温調液510を分岐して供給する。
一方、ヘッドユニット300を通過した温調液510は、温調液回収マニホールド506(506A~506D)でそれぞれ回収した後、温調液回収マニホールド506A、506Bと、温調液回収マニホールド506C、506Dの2つの群に集約して、温調液タンク501に戻している。
したがって、循環経路500Aは、温調液タンク501から送液ポンプ502A、ラジエター511A、温調液供給マニホールド505A、ヘッドユニット300A、温調液回収マニホールド506Aを経て、温調液タンク501に戻る経路となる。
同様に、循環経路500Bは、温調液タンク501から送液ポンプ502B、ラジエター511B、温調液供給マニホールド505B、ヘッドユニット300B、温調液回収マニホールド506Bを経て、温調液タンク501に戻る経路となる。
循環経路500Cは、温調液タンク501から送液ポンプ502C、ラジエター511C、温調液供給マニホールド505C、ヘッドユニット300C、温調液回収マニホールド506Cを経て、温調液タンク501に戻る経路となる。
循環経路500Dは、温調液タンク501から送液ポンプ502D、ラジエター511D、温調液供給マニホールド505D、ヘッドユニット300D、温調液回収マニホールド506Dを経て、温調液タンク501に戻る経路となる。
このように、ここでは、ラジエター511を各ヘッドユニット300毎に並列に接続している。
なお、ここでは、4つのラジエター511を使用して並列に接続しているが、各ヘッドユニットについて複数のラジエターを直列接続、並列接続、又は直列接続と並列接続を混合した冷却手段を配置することもできる。
次に、温調液供給マニホールド及び温調液回収マニホールドとヘッドとの接続関係について図11を参照して説明する。図11は同説明に供する模式的説明図である。
温調液供給マニホールド505の液流路551の最上流側から1番目の出口ポートからヘッド100を経て温調液回収マニホールド506の液流路561の最上流側の入口に接続する。以下、同様に、液流路551の最上流側から2番目の出口ポートからヘッド100を経て温調液回収マニホールド506の液流路561の最上流側から2番目の入口に接続する。そして、液流路551の最下流側の出口ポートからヘッド100を経て温調液回収マニホールド506の液流路561の最下流側の入口に接続する。
このような接続関係とすることによって、すべてのヘッド100を経由する温調液の流路構成が揃い、各ヘッドを通じる温調液の流路の圧力損失が等しくなり、流量・流速が同じになるので、全ヘッドを均等に温度調整することができる。
この場合、温調液回収マニホールド506は、温調液供給マニホールド505と同じ材質、同じ長さで構成することが好ましい。例えば、A6063などのアルミ押出し材を使用して、押出成形によって、温調液供給マニホールド505及び温調液回収マニホールド506を作製することにより、製造コストも抑えることができる。
次に、本発明の第2実施形態について図12を参照して説明する。図12は同実施形態に係るヘッドユニットの構成と温調液の循環経路を説明する説明図である。
ヘッドユニット300は、液体を吐出する2組のヘッド(デュアルヘッド)100、100を千鳥状に並べて配置したものである。
そして、温調液供給マニホールド505から、2組のヘッド100、100の一方のヘッド100の温調液供給ポート132に対して温調液を供給し、一方のヘッド100のフレーム部材120を通過した温調液を温調液回収ポート133から回収する。一方のヘッド100から回収した温調液を他方のヘッド100の温調液供給ポート132に供給し、他方のヘッド100のフレーム部材120を通過した温調液を温調液回収ポート133から回収する。
他方のヘッド100の温調液回収ポート133から回収した温調液を、温調液回収マニホールド506に回収する。
次に、本発明の第3実施形態について図13を参照して説明する。図13は同実施形態に係る液体を吐出する装置としての印刷装置の平面説明図である。
印刷装置1は、シリアル型印刷装置である。左右の側板1010A、1010Bに架け渡されるガイド部材1001などのガイド部材でキャリッジ1003を主走査方向に往復移動可能に保持している。そして、キャリッジ1003は、主走査モータ1005によって、駆動プーリ1006と従動プーリ1007間に架け渡したタイミングベルト1008を介して主走査方向に往復移動する。
このキャリッジ1003には、4つの液体吐出ユニット1004を搭載している。液体吐出ユニット1004は、ヘッド(液体吐出ヘッド)100とサブタンク1035を一体化して構成している。
サブタンク1035は、それぞれ各ヘッド100に供給する各色の液体を収容するタンク部を備えている。
そして、装置本体側には、各色の液体を収容したメインタンク1050(1050a~1050f)が交換可能に装着されるカートリッジホルダ1051が配置されている。このカートリッジホルダ1051には送液ポンプ部1052が設けられ、メインタンク1050から送液ポンプ部1052によって各色の供給チューブ(液体供給経路ともいう。)1056を介して各サブタンク1035に各色の液体が供給される。
一方、シート材Pを搬送するために、シート材Pを吸着してヘッド100に対向する位置で搬送するための搬送手段である搬送ベルト1012を備えている。この搬送ベルト1012は、無端状ベルトであり、搬送ローラ1013とテンションローラ1014との間に掛け渡されている。なお、搬送ベルト1012は静電吸着やエアー吸引でシート材Pを吸着する。
そして、搬送ベルト1012は、副走査モータ1016によってタイミングベルト1017及びタイミングプーリ1018を介して搬送ローラ1013が回転駆動されることによって、副走査方向に周回移動する。
さらに、キャリッジ1003の主走査方向の一方側には搬送ベルト1012の側方にヘッド100の維持回復を行う維持回復機構であるヘッドメンテナンス装置1020が配置されている。
ヘッドメンテナンス装置1020は、例えばヘッド100のノズル面(ノズル104が形成されている面)をキャッピングする1つの保湿キャップを兼ねる吸引キャップ1021及び3つの保湿キャップ1022と、ノズル面を払拭するワイパ1023などとで構成されている。
また、キャリッジ1003の主走査方向に沿って両側板間に、所定のパターンを形成したエンコーダスケール1123を張り渡し、キャリッジ1003にはエンコーダスケール1123のパターンを読取る透過型フォトセンサからなるエンコーダセンサ1124を設けている。これらのエンコーダスケール1123とエンコーダセンサ1124によってキャリッジ1003の移動を検知するリニアエンコーダ(主走査エンコーダ)1122を構成している。
また、搬送ローラ1013の軸にはコードホイール1125を取り付け、このコードホイール1125に形成したパターンを検出する透過型フォトセンサからなるエンコーダセンサ1126を設けている。これらのコードホイール1125とエンコーダセンサ1126によって搬送ベルト1012の移動量及び移動位置を検出するロータリエンコーダ(副走査エンコーダ)を構成している。
このように構成した装置においては、シート材Pが搬送ベルト1012上に給紙されて吸着され、搬送ベルト1012の周回移動によって副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ1003を主走査方向に移動させながら画像信号に応じてヘッド100を駆動することにより、停止しているシート材Pに液体を吐出して1行分を記録する。そして、シート材Pを所定量搬送後、次の行の記録を行う。
記録終了信号又はシート材Pの後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、シート材Pを排紙トレイに排紙する。
本実施形態に係るシリアル型の液体を吐出する装置においても、本発明を適用することができる。
本願において、吐出される液体は、ヘッドから吐出可能な粘度や表面張力を有するものであればよく、特に限定されないが、常温、常圧下において、または加熱、冷却により粘度が30mPa・s以下となるものであることが好ましい。より具体的には、水や有機溶媒等の溶媒、染料や顔料等の着色剤、重合性化合物、樹脂、界面活性剤等の機能性付与材料、DNA、アミノ酸やたんぱく質、カルシウム等の生体適合材料、天然色素等の可食材料、などを含む溶液、懸濁液、エマルジョンなどであり、これらは例えば、インクジェット用インク、表面処理液、電子素子や発光素子の構成要素や電子回路レジストパターンの形成用液、3次元造形用材料液等の用途で用いることができる。
「ヘッド」には、液体を吐出するエネルギー発生源として、圧電アクチュエータ(積層型圧電素子及び薄膜型圧電素子)、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いるサーマルアクチュエータ、振動板と対向電極からなる静電アクチュエータなどを使用するものが含まれる。
また、「液体を吐出する装置」には、液体が付着可能なものに対して液体を吐出することが可能な装置だけでなく、液体を気中や液中に向けて吐出する装置も含まれる。
この「液体を吐出する装置」は、液体が付着可能なものの給送、搬送、排紙に係わる手段、その他、前処理装置、後処理装置なども含むことができる。
例えば、「液体を吐出する装置」として、インクを吐出させて用紙に画像を形成する装置である画像形成装置、立体造形物(三次元造形物)を造形するために、粉体を層状に形成した粉体層に造形液を吐出させる立体造形装置(三次元造形装置)がある。
また、「液体を吐出する装置」は、吐出された液体によって文字、図形等の有意な画像が可視化されるものに限定されるものではない。例えば、それ自体意味を持たないパターン等を形成するもの、三次元像を造形するものも含まれる。
上記「液体が付着可能なもの」とは、液体が少なくとも一時的に付着可能なものであって、付着して固着するもの、付着して浸透するものなどを意味する。具体例としては、用紙、記録紙、記録用紙、フィルム、布などの被記録媒体、電子基板、圧電素子などの電子部品、粉体層(粉末層)、臓器モデル、検査用セルなどの媒体であり、特に限定しない限り、液体が付着するすべてのものが含まれる。
上記「液体が付着可能なもの」の材質は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックスなど液体が一時的でも付着可能であればよい。
また、「液体を吐出する装置」は、液体吐出ヘッドと液体が付着可能なものとが相対的に移動する装置があるが、これに限定するものではない。具体例としては、液体吐出ヘッドを移動させるシリアル型装置、液体吐出ヘッドを移動させないライン型装置などが含まれる。
また、「液体を吐出する装置」としては、他にも、用紙の表面を改質するなどの目的で用紙の表面に処理液を塗布するために処理液を用紙に吐出する処理液塗布装置、原材料を溶液中に分散した組成液を、ノズルを介して噴射させて原材料の微粒子を造粒する噴射造粒装置などがある。
なお、本願の用語における、画像形成、記録、印字、印写、印刷、造形等はいずれも同義語とする。
1 印刷装置
10 搬入部
20 前処理部
30 印刷部
31 ドラム
40 乾燥部
50 搬出部
60 反転機構部
33 吐出ユニット
100 ヘッド(液体吐出ヘッド)
160 ヘッド駆動基板
402 インク供給マニホールド(液体供給マニホールド)
500 循環経路
501 温調液タンク(貯留タンク)
502 送液ポンプ
505 温調液供給マニホールド
506 温調液回収マニホールド
510 温調液
511 ラジエター
801 温度制御手段

Claims (3)

  1. 液体を吐出するヘッドと、
    前記ヘッドを介して温調液が循環する循環経路と、
    前記温調液を送液する送液手段と、
    前記ヘッド内の前記液体の温度を制御する手段と、を備え、
    前記制御する手段は、
    装置を閾値未満の環境温度から立ち上げるとき、前記送液手段による前記温調液の送液を停止した状態で、前記ヘッドに加熱波形を印加し、前記ヘッド内の前記液体の温度に相関する相関温度を前記閾値まで上昇させる制御をし、
    前記ヘッドから前記液体を吐出させる動作を行うとき、前記閾値以上になったときには前記送液手段による前記温調液の送液を行わせる制御をし、
    前記温調液の送液を行わせる制御をするとき、前記温調液の温度と前記閾値との温度差に応じて前記送液手段の送液量を変更する
    ことを特徴とする液体を吐出する装置。
  2. 前記温調液を冷却する冷却手段を備え、
    前記制御する手段は、前記温調液の温度が予め定めた吐出温度範囲の上限値以上になったときには前記冷却手段で前記温調液を冷却する制御をする
    ことを特徴とする請求項に記載の液体を吐出する装置。
  3. 液体を吐出するヘッドと、
    前記ヘッドを介して温調液が循環する循環経路と、
    前記温調液を送液する送液手段と、
    前記ヘッド内の前記液体の温度を制御する手段と、を備え、
    前記制御する手段は、装置を閾値未満の環境温度から立ち上げるとき、前記送液手段による前記温調液の送液を停止した状態で、前記ヘッドに加熱波形を印加し、前記ヘッド内の前記液体の温度に相関する相関温度を前記閾値まで上昇させる制御をし、
    前記循環経路は、前記温調液を貯留する貯留タンクを起点とするとき、順に、前記送液手段、前記温調液を冷却する冷却手段、前記温調液を複数の前記ヘッドに分配する供給マニホールド、前記複数のヘッド、前記複数のヘッドを通過した前記温調液を集約する回収マニホールドを含む
    ことを特徴とする液体を吐出する装置。
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