JP7433532B1 - 疑似異常データ生成装置、設備監視システム、疑似異常データ生成方法、およびプログラム - Google Patents

疑似異常データ生成装置、設備監視システム、疑似異常データ生成方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

各々が時系列データである複数の異常データから、少なくとも複数の異常データの特徴量に基づき、複数の異常データの少なくとも一部を含むグループを生成するグループ生成部と、各時刻において、グループ生成部により生成されたグループに含まれる異常データを包含する値の範囲を示すバンドを生成するバンド生成部と、バンド生成部が生成したバンドに基づき、疑似異常データを生成するバンド変調部とを備える疑似異常データ生成装置である。これにより、シミュレーションおよび実験を行うためのノウハウを用いずに疑似異常データを生成できる。

Description

本発明は、疑似異常データ生成装置、設備監視システム、疑似異常データ生成方法、およびプログラムに関する。
設備機器の異常を検出するための学習モデルが、機械学習により生成されている。しかし、異常時のデータ量は少ないため、異常を検出する学習モデル生成用に、疑似異常データを生成する技術が開示されている(特許文献1参照)。この疑似異常データの生成方法には、設備の物理モデルに基づくシミュレーション、構成部品を意図的に劣化・故障させた実験などが用いられている。
日本国特開2019-133212号公報
しかしながら、上述の疑似異常データの生成方法においては、シミュレーションあるいは実験を行うためのノウハウが必要なことがあるという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、シミュレーションおよび実験を行うためのノウハウを用いずに疑似異常データを生成する疑似異常データ生成装置、設備監視システム、疑似異常データ生成方法、およびプログラムを提供する。
本発明の一態様は、各々が時系列データである複数の異常データから、少なくとも前記複数の異常データの特徴量に基づき、前記複数の異常データの少なくとも一部を含むグループを生成するグループ生成部と、前記グループに含まれる異常データ各々の特徴量に基づき、前記グループに含まれる異常データの時間方向の位置を合わせ、各時刻において、前記グループ生成部により生成された前記グループに含まれる異常データであって、前記位置を合わせた異常データを包含する値の範囲を示すバンドを生成するバンド生成部と、前記バンド生成部が生成した前記バンドに基づき、疑似異常データを生成するバンド変調部とを備える疑似異常データ生成装置である。
本発明の他の一態様は、上述した疑似異常データ生成装置であって、前記バンド生成部は、前記グループに含まれる異常データ各々の特徴量に基づき、前記グループに含まれる異常データの値の大小方向の位置を合わせ、前記位置を合わせた異常データを包含する前記バンドを生成する。
本発明の他の一態様は、上述した疑似異常データ生成装置であって、前記バンド変調部は、前記バンド生成部が生成したバンドが示す値の範囲の最大値または最小値を基準とし、前記最大値または最小値に対して変更を加えることで、前記疑似異常データを生成する。
本発明の他の一態様は、上述した疑似異常データ生成装置であって、前記バンド変調部は、前記最大値または最小値に対して加える変更を、前記バンドの一部の時間について行う。
本発明の他の一態様は、各々が時系列データである複数の異常データから、少なくとも前記複数の異常データの特徴量に基づき、前記複数の異常データの少なくとも一部を含むグループを生成するグループ生成部と、前記グループに含まれる異常データ各々の特徴量に基づき、前記グループに含まれる異常データの時間方向の位置を合わせ、各時刻において、前記グループ生成部により生成された前記グループに含まれる異常データであって、前記位置を合わせた異常データを包含する値の範囲を示すバンドを生成するバンド生成部と、前記バンド生成部が生成した前記バンドに基づき、疑似異常データを生成するバンド変調部とを備える設備監視システムである。
本発明の他の一態様は、上述した設備監視システムであって、前記疑似異常データを用いて、稼働データから異常あるいは異常の兆候を検知するための学習モデルを生成する学習モデル生成部と、前記学習モデル生成部が生成した学習モデルを用いて、前記稼働データから異常あるいは異常の兆候を検知する異常兆候検知部とをさらに備える。
本発明の他の一態様は、上述した設備監視システムであって、前記異常データを含む稼働データを測定するセンサ部を備える。
本発明の他の一態様は、上述した設備監視システムであって、前記異常データを含む稼働データを測定するセンサ部と、前記センサ部が測定した稼働データを収集するデータ収集部とを備える。
本発明の他の一態様は、各々が時系列データである複数の異常データから、少なくとも前記複数の異常データの特徴量に基づき、前記複数の異常データの少なくとも一部を含むグループを生成する第1のステップと、前記グループに含まれる異常データ各々の特徴量に基づき、前記グループに含まれる異常データの時間方向の位置を合わせ、各時刻において、前記第1のステップにおいて生成された前記グループに含まれる異常データであって、前記位置を合わせた異常データを包含する値の範囲を示すバンドを生成する第2のステップと、前記第2のステップにおいて生成した前記バンドに基づき、疑似異常データを生成する第3のステップとを有する疑似異常データ生成方法である。
本発明の他の一態様は、プログラムを、各々が時系列データである複数の異常データから、少なくとも前記複数の異常データの特徴量に基づき、前記複数の異常データの少なくとも一部を含むグループを生成するグループ生成部、前記グループに含まれる異常データ各々の特徴量に基づき、前記グループに含まれる異常データの時間方向の位置を合わせ、各時刻において、前記グループ生成部により生成された前記グループに含まれる異常データであって、前記位置を合わせた異常データを包含する値の範囲を示すバンドを生成するバンド生成部、前記バンド生成部が生成した前記バンドに基づき、疑似異常データを生成するバンド変調部として機能させるためのプログラムである。
本発明の疑似異常データ生成装置は、シミュレーションおよび実験を行うためのノウハウを用いずに疑似異常データを生成できる。
この発明の第1の実施形態による送配電網監視システム10の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態における疑似異常データ生成装置300の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態における異常波形抽出部301の動作例を説明するフローチャートである。 同実施形態における異常波形抽出部301によるスコア算出を説明する模式図である。 同実施形態におけるクラスタリング部303の動作例を説明するフローチャートである。 同実施形態におけるバンド生成部304の動作例を説明するフローチャートである。 同実施形態におけるバンド生成部304による位置合わせの例を説明する図である。 同実施形態におけるバンド生成部304が生成するバンドの例を説明する図である。 同実施形態におけるバンド変調部305によるバンド変調の例を説明する図である。 同実施形態におけるバンド変調部305に対する操作画面の例を示す図である。 同実施形態における波形合成部307の動作例を説明する図である。 同実施形態における疑似異常データ出力部306の出力例を示す表である。 この発明の第2の実施形態における疑似異常データ生成装置300の構成を示す概略ブロック図である。 各実施形態に係る各装置のハードウェア構成を説明する説明図である。
<第1の実施形態>
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。図1は、この発明の第1の実施形態による送配電網監視システム10の構成を示す概略ブロック図である。送配電網監視システム10(設備監視システム)は、電柱A1に配置された中継器A2などの設備に設置されたセンサ(センサ部)が測定した稼働データを収集し、送配電網の状態を監視する。センサが測定する稼働データは、時系列データであり、例えば、中継器A2における配電線の一定時間ごとの電圧、あるいは電流である。
送配電網監視システム10は、データ収集サーバ100(データ収集部)、学習モデル生成装置200(学習モデル生成部)、疑似異常データ生成装置300、異常兆候検知装置400(異常兆候検知部)、オペレータ端末500を備える。データ収集サーバ100、学習モデル生成装置200、疑似異常データ生成装置300、異常兆候検知装置400、オペレータ端末500は、LAN(Local Area Network)などのネットワーク600により、通信可能に接続されている。データ収集サーバ100、学習モデル生成装置200、疑似異常データ生成装置300、異常兆候検知装置400、オペレータ端末500は、コンピュータがプログラムを読み込み実行することで実現されてもよい。データ収集サーバ100、学習モデル生成装置200、疑似異常データ生成装置300、異常兆候検知装置400、オペレータ端末500の各々は、1つのコンピュータで実現されてもよいし、複数のコンピュータで実現されてもよい。また、1つのコンピュータで、複数の装置あるいは複数の装置の一部を実現してもよい。
データ収集サーバ100は、センサが測定した稼働データを収集し、記憶する。学習モデル生成装置200は、稼働データから異常データを検出するための学習モデルを生成する。なお、疑似異常データ生成装置300が疑似異常データを生成した後は、学習モデル生成装置200は、学習モデルを生成する際に、データ収集サーバ100が記憶する稼働データに加えて、疑似異常データも用いるようにしてよい。
疑似異常データ生成装置300は、学習モデル生成装置200が生成した学習モデルを用いて、稼働データから異常データを抽出し、抽出した異常データに基づき、疑似異常データを生成する。疑似異常データ生成装置300の詳細については、後述する。
異常兆候検知装置400は、学習モデル生成装置200が生成した学習モデルを用いて、稼働データから異常データを検出する。異常兆候検知装置400は、異常データを検出すると、オペレータ端末500を介して、送配電網に異常あるいは異常の兆候があることをオペレータに通知する。異常兆候検知装置400は、検出した異常データのタイプ(詳細は後述する)を判定し、該タイプあるいは該タイプに応じた異常の種別を、オペレータ端末500を介して、オペレータに通知してもよい。
オペレータ端末500は、送配電網監視システム10のオペレータが使用する端末であり、オペレータによる送配電網監視システム10の設定、送配電網監視システム10によるオペレータへの通知などを行う。
図2は、本実施形態における疑似異常データ生成装置300の構成を示す概略ブロック図である。疑似異常データ生成装置300は、異常波形抽出部301、タイプ分類部302、クラスタリング部303、バンド生成部304、バンド変調部305、疑似異常データ出力部306、波形合成部307を備える。なお、タイプ分類部302とクラスタリング部303とにより、グループ生成部を構成してもよい。
異常波形抽出部301は、学習モデル生成装置200が生成した学習モデルを用いて、データ収集サーバ100が収集した稼働データから、異常データ(異常波形)を抽出する。
タイプ分類部302は、異常波形抽出部301が抽出した異常データ各々を、特徴量に基づき複数のタイプに分類する。ここで各異常データの特徴量として、その異常データの平均値、その異常データの中央値、その異常データと平均値あるいは中央値との交差回数、その異常データの最大値と最小値との差分、その異常データの始点における値と終点における値の差分の絶対値、その異常データと平均値あるいは中央値との初回交差点における異常データの傾きあるいは正負のいずれかを少なくとも用いてもよい。本実施形態では、タイプ分類部302は、特許第6827608号公報に記載の方法を用いて、上ピーク型、下ピーク型、上下ピーク型、過渡上昇型、過渡下降型、振動型の6つのタイプに、異常データを分類する。
クラスタリング部303は、タイプ分類部302により分類されたタイプ各々の異常データを、さらに複数のクラスタ(グループ)に分類する。例えば、クラスタリング部303は、最大値と最小値との差分などの特徴量、あるいはEuclidean Distanceなどの異常データ同士の距離に基づき、K-means法を用いて分類を行う。
バンド生成部304は、クラスタリング部303により生成されたグループ各々について、各時刻において、そのグループに含まれる異常データを包含する値の範囲を示すバンドを生成する。なお、バンド生成部304は、バンドを生成する前に、異常データの特徴量に基づき、時間方向あるいは値の大小方向の位置合わせをしてもよい。特徴量に基づく位置合わせは、例えば、最大値となる時刻を合わせる、平均値となる時刻を合わせる、平均値の大きさを合わせるなどである。
バンド変調部305は、バンド生成部304が生成したバンド各々に基づき、疑似異常データを生成する。例えば、バンド変調部305は、各時刻におけるバンドの最大値を並べた時系列データのうち、一部あるいは全部からランダムな値を引いたもの、あるいは、ランダムな割合を乗じたものを疑似異常データとする。例えば、時刻tにおけるバンドの最大値Max(t)、最小値Min(t)、ランダム値R(t)として、時刻tにおける疑似異常データD(t)=Max(t)-R(t)、ただし、R(t)>0、かつ、R(t)<Max(t)-Min(t)としてもよい。あるいは、疑似異常データD(t)=Min(t)+R(t)×(Max(t)-Min(t))、ただし、0≦R(t)≦1としてもよい。
疑似異常データ出力部306は、バンド変調部305および波形合成部307が生成した疑似異常データを出力する。なお、疑似異常データ出力部306は、バンド変調部305および波形合成部307が生成した疑似異常データのグラフを、オペレータ端末500に表示させるなどして、オペレータが目視にて確認したもののみを出力するようにしてもよい。
波形合成部307は、異常データに対して、タイプ分類部302により分類されたタイプに対応する波形データを合成して、疑似異常データとする。各タイプに対して、いずれの波形データを合成するかは、オペレータ端末500を介してオペレータにより予め設定されてもよいし、疑似異常データ生成装置300の製造時に設定されてもよい。
図3は、本実施形態における異常波形抽出部301の動作例を説明するフローチャートである。まず、異常波形抽出部301は、稼働データを所定の時間長さのウィンドウに分割する(ステップSa1)。この所定の時間長さは、オペレータ端末500を介してオペレータにより予め設定されてもよいし、疑似異常データ生成装置300の製造時に設定されてもよい。
次に、異常波形抽出部301は、各ウィンドウ間の距離を算出する(ステップSa2)。ここで、距離とは、ウィンドウ間で、それらのウィンドウを構成する時系列データの類似度を示す値であり、類似しているほど小さな値であり、例えば、Discord(中村 隆顕ほか、”標本時系列抽出による時系列データ特異点検出方式”、DEIM Forum 2015 F8-2、https://db-event.jpn.org/deim2015/paper/16.pdf)により算出される。
次に、異常波形抽出部301は、各ウィンドウのスコアを算出する(ステップSa3)。このスコアは、そのウィンドウを構成する時系列データと、類似するウィンドウがないと、大きくなる値であり、例えば、そのウィンドウと、その他のウィンドウとの距離のうち、最も小さな値をスコアとする。
次に、異常波形抽出部301は、学習モデル生成装置200からスコア閾値を取得する(ステップSa4)。このスコア閾値は、学習モデル生成装置200が生成した学習モデルである。学習モデル生成装置200は、ステップSa1からステップSa3と同様にして、学習モデルを生成するために用意された稼働データのウィンドウ各々のスコアを算出し、算出したスコアの分布に基づき、スコア閾値を決定する。例えば、学習モデル生成装置200は、算出したスコアのうち、上位から予め決められた割合のスコアをスコア閾値としてもよいし、予め決められた偏差値となるスコアをスコア閾値としてもよい。
次に、異常波形抽出部301は、ステップSa3で算出したスコアが、ステップSa4で取得したスコア閾値を超えるウィンドウを、異常波形(異常データ)として抽出する(ステップSa5)。
図4は、本実施形態における異常波形抽出部301によるスコア算出を説明する模式図である。図4に示すように、異常波形抽出部301は、稼働データAを、ウィンドウA1、A2、A3、A4・・・に分割する。さらに、異常波形抽出部301は、ウィンドウA1については、ウィンドウA2との距離D12、ウィンドウA3との距離D13、ウィンドウA4との距離D14・・・を算出し、これらの距離のうち、最小のものをウィンドウA1のスコアとする。
図5は、本実施形態におけるクラスタリング部303の動作例を説明するフローチャートである。クラスタリング部303は、タイプ分類部302が分類した各タイプに属する異常データについて、それらの特徴量に基づきクラスタリングを行う(ステップSb1)。このとき用いる特徴量は、タイプに応じたものを用いるようにしてもよい。例えば、上ピーク型は最大値に基づきクラスタリングし、振動型は平均値と異常データとの交差回数に基づきクラスタリングしてもよい。また、複数の特徴量に基づきクラスタリングしてもよい。
次に、クラスタリング部303は、ステップSb1でクラスタイングした結果の各クラスタを、異常データ同士の波形の類似度に基づきクラスタリングして、異常データのグループを生成する(ステップSb2)。なお、ステップSb1とステップSb2のクラスタリングにK-means法を用いる場合、Kの値は、それぞれのステップ向けに、オペレータ端末500を介してオペレータにより設定されてもよいし、疑似異常データ生成装置300の製造時に設定されてもよい。
図6は、本実施形態におけるバンド生成部304の動作例を説明するフローチャートである。図6に示す動作例は、クラスタリング部303が生成したグループ各々に対するバンド生成部304の動作の例である。まず、バンド生成部304は、グループに属する異常データの中から、基準となる異常波形を1つ選択する(ステップSc1)。この選択は、例えば、グループに属する異常データのうち、最初のものを選択するようにしてもよいし、グループを生成する際に用いた特徴量がグループの中心に最も近いものを選択するようにしてもよいし、オペレータ端末500を介してオペレータにより指定されてもよい。
次に、バンド生成部304は、特徴量に基づき、他の異常データを基準の異常データに位置合わせする(ステップSc2)。例えば、バンド生成部304は、上ピーク型の異常データからなるグループであれば、他の異常データが最大値となる時刻が、基準の異常データが最大値となる時刻と同じになるように、他の異常データを時間方向にシフトさせる。また、バンド生成部304は、他の異常データの平均値が、基準の異常データの平均値と同じになるように、他の異常データを上下方向(異常データの値方向)にシフトさせる。
次に、バンド生成部304は、ステップSc2で位置合わせした全ての異常データを包含するバンドを生成する(ステップSc3)。例えば、バンド生成部304は、各時刻において、位置合わせした全ての異常データおよび基準の異常データの最小値と最大値とを抽出し、これらにより囲まれた領域をバンドとする。
図7は、本実施形態におけるバンド生成部304による位置合わせの例を説明する図である。図7における位置合わせの例は、上ピーク型の異常データからなるグループにおける時間方向の位置合わせの例である。図7に示すようにバンド生成部304は、異常データW2、W3各々が最大値となる時刻が、基準の異常データW1が最大値となる時刻と同じになるように、異常データW2、W3各々を時間方向にシフトさせる。
図8は、本実施形態におけるバンド生成部304が生成するバンドの例を説明する図である。図8においてグラフB1は、位置合わせした異常データの各時刻における最大値をプロットしたグラフである。グラフB2は、位置合わせした異常データの各時刻における最小値をプロットしたグラフである。バンド生成部304が生成するバンドは、このグラフB1とグラフB2とにより挟まれた領域(範囲)となる。
図9は、本実施形態におけるバンド変調部305によるバンド変調の例を説明する図である。図9において、グラフB1とグラフB2は、図8におけるグラフB1とグラフB2と同様である。グラフM1は、疑似異常データである。図9に示す例では、バンド変調部305は、グラフB1とグラフB2とで囲まれたバンドに収まるように、疑似異常データM1を生成する。
図10は、本実施形態におけるバンド変調部305に対する操作画面の例を示す図である。図10の操作画面の例は、オペレータに疑似異常データを生成する際のパラメータを設定させるために、バンド変調部305がオペレータ端末500に表示させる。図10において、入力領域T1~T9は、疑似異常データを生成するためのパラメータの入力領域である。OKボタンT10と、キャンセルボタンT11は、生成した疑似異常データを承認するか否かをオペレータが指定するためのボタンである。
入力領域T1は、疑似異常データを生成する際に基準とするグラフを、バンドの最大値とするか、最小値とするかの選択を入力する領域である。入力領域T2は、バンド変調する範囲(変調範囲1)の開始位置(開始時刻)を入力する領域である。入力領域T3は、バンド変調する範囲(変調範囲1)の終了位置(終了時刻)を入力する領域である。入力領域T4は、変調範囲1について、バンド変調により基準とするグラフから変更させる割合の最大値を入力する領域である。入力領域T5は、変調範囲1について、バンド変調により基準とするグラフから変更させる時間位置の頻度(割合)を入力する領域である。バンド変調部305は、変調範囲1のデータを構成する時刻位置のうち、入力領域T5に設定された割合のものについて、変更量がバンドの幅の入力領域T4に設定された割合以内となるように、ランダムに値を変更する。
入力領域T6は、バンド変調する範囲(変調範囲2)の開始位置(開始時刻)を入力する領域である。入力領域T7は、バンド変調する範囲(変調範囲2)の終了位置(終了時刻)を入力する領域である。入力領域T8は、変調範囲2について、バンド変調により基準とするグラフから変更させる割合の最大値を入力する領域である。入力領域T9は、変調範囲2について、バンド変調により基準とするグラフから変更させる時間位置の頻度(割合)を入力する領域である。バンド変調部305は、変調範囲2のデータを構成する時刻位置のうち、入力領域T9に設定された割合のものについて、変更量がバンドの幅の入力領域T8に設定された割合以内となるように、ランダムに値を変更する。
グラフL1は、バンドの最大値側の境界を示すグラフである。グラフL2は、バンドの最小値側の境界を示すグラフである。図10においては、入力領域T1にて最大値が選択されているため、グラフL1は実線で表示され、グラフL2は破線で表示されている。変調範囲1に示されているグラフL3は、変調範囲1においてグラフL1を、入力領域T5に設定された頻度の時間位置について、入力領域T4に設定された割合を最大値として変更して得られたグラフである。変調範囲2に示されているグラフL4は、変調範囲2においてグラフL1を、入力領域T9に設定された頻度の時間位置について、入力領域T8に設定された割合を最大値として変更して得られたグラフである。
バンド変調部305は、OKボタンT10が押下されたときは、変調範囲1についてはグラフL3、変調範囲2についてはグラフL4、それら以外の時間についてはグラフL1からなるグラフを、疑似異常データとする。バンド変調部305は、キャンセルボタンT11が押下されたときは、該グラフの疑似異常データを破棄する。なお、図10では、変調範囲1と変調範囲2の2つの変調範囲がある場合を例として挙げたが、変調範囲の数は、1つでもよいし、3つ以上であってもよいし、オペレータにより設定されてもよい。
図11は、本実施形態における波形合成部307の動作例を説明する図である。図11に示すように、波形合成部307は、異常データW4に対して、そのタイプに応じた合成データW5を加算して、疑似異常データW6を生成する。ここで、加算とは、各時刻における異常データW4の値と、合成データW5の値とを加算することである。なお、合成データW5は、正常なデータでもよい。
図12は、本実施形態における疑似異常データ出力部306の出力例を示す表である。図12において、データIDは、疑似異常データを生成する際に元になった稼働データあるいは異常データを識別する番号である。疑似異常データIDは、疑似異常データを識別する番号である。疑似異常データIDは、データIDとの組み合わせで、疑似異常データを一意に識別するように割り振られていてもよい。
分類IDは、疑似異常データを生成する際に元になった異常データが属するタイプまたはグループを示す番号である。生成方法種別は、疑似異常データの生成をバンド変調により行ったのか、波形合成により行ったのかを示す番号である。時刻は、当該行の疑似異常データの値に対応する時刻である。疑似異常データは、同じ行の時刻における疑似異常データの値である。
<第2の実施形態>
第1の実施形態において、波形合成部307は、タイプ分類部302により分類されたタイプにより、異常データに合成する合成データが決められていた。第2の実施形態では、クラスタリング部303によるクラスタ(グループ)により、異常データに合成する合成データが決められる。本実施形態における送配電網監視システム10の構成は、図1と同様である。
図13は、この発明の第2の実施形態における疑似異常データ生成装置300の構成を示す概略ブロック図である。図13において、図2の各部に対応する部分には、同一の符号を付し、説明を省略する。図13に示すように、本実施形態における疑似異常データ生成装置300は、波形合成部307が、クラスタリング部303が生成したクラスタに基づき、合成データを決める点が第1の実施形態とは異なる。
図14は、上述の各実施形態に係る各装置のハードウェア構成を説明する説明図である。
各装置とは、データ収集サーバ100、学習モデル生成装置200、疑似異常データ生成装置300、異常兆候検知装置400、オペレータ端末500である。各装置は、入出力モジュールI、記憶モジュールM、及び制御モジュールPを含んで構成される。入出力モジュールIは、通信モジュールH11、接続モジュールH12、ポインティングデバイスH21、キーボードH22、ディスプレイH23、ボタンH3、マイクH41、スピーカH42、カメラH51、又はセンサH52の一部或いは全部を含んで実現される。記憶モジュールMは、ドライブH7を含んで実現される。記憶モジュールMは、さらに、メモリH8の一部或いは全部を含んで構成されてもよい。制御モジュールPは、メモリH8及びプロセッサH9を含んで実現される。これらのハードウェア構成要素は、バス(Bus)を介して、相互に通信可能に接続されるとともに、電源H6から電力を供給されている。
接続モジュールH12は、USB(Universal Seriul Bus)等のデジタル入出力ポートである。携帯機器の場合、ポインティングデバイスH21、キーボードH22、及びディスプレイH23は、タッチパネルである。センサH52は、加速度センサ、ジャイロセンサ、GPS受信モジュール、近接センサ等である。電源H6は、各装置を動かすために必要な電気を供給する電源ユニットである。携帯機器の場合、電源H6は、バッテリーである。ドライブH7は、ハードディスクドライブやソリッドステートドライブ等の補助記憶媒体である。ドライブH7は、EEPROMやフラッシュメモリ等の不揮発性メモリ、又は、光磁気ディスクドライブやフレキシブルディスクドライブであってもよい。また、ドライブH7は、例えば、各装置に内蔵されるものに限らず、接続モジュールH12のコネクタに接続された外付け型の記憶装置でもよい。メモリH8は、ランダムアクセスメモリ等の主記憶媒体である。なお、メモリH8は、キャッシュメモリであってもよい。メモリH8は、一又は複数のプロセッサH9によって命令が実行されるときに、これらの命令を格納する。プロセッサH9は、CPU(中央演算装置)である。プロセッサH9は、MPU(マイクロプロセッシングユニット)又はGPU(グラフィックスプロセッシングユニット)であってもよい。プロセッサH9は、メモリH8を介してドライブH7から、プログラム及び各種データを読み出して演算を行うことで、一又は複数のメモリH8に格納した命令を実行する。
入出力モジュールIは、異常波形抽出部301、疑似異常データ出力部306、オペレータ端末500などに用いられる。記憶モジュールMは、データ収集サーバ100を実現する。制御モジュールPは、データ収集サーバ100、学習モデル生成装置200、疑似異常データ生成装置300、異常兆候検知装置400、オペレータ端末500の各部の実装に用いられる。なお、本明細書等において、データ収集サーバ100、学習モデル生成装置200、疑似異常データ生成装置300、異常兆候検知装置400、オペレータ端末500との記載は、制御モジュールPとの記載に置き換えられてもよい。
なお、上述の各実施形態は、疑似異常データ生成装置300が、送配電網を監視する送配電網監視システム10に用いられる例であったが、疑似異常データ生成装置300は、送配電網監視システム10以外のシステムに用いられてもよい。例えば、疑似異常データ生成装置300は、工場、公共施設などの設備を監視する設備システムに用いられてもよいし、気候などの自然現象を観測する観測システムに用いられてもよいし、人流などの人間の活動を測定する測定システムに用いられてもよい。
また、グループ生成部は、タイプ分類部302とクラスタリング部303とのうち、一方のみからなり、バンド生成部304は、グループ生成部により分類された異常データのグループについて、バンドを生成するようにしてもよい。
以下のような実施形態であってもよい。
(1)一実施形態は、各々が時系列データである複数の異常データから、少なくとも前記複数の異常データの特徴量に基づき、前記複数の異常データの少なくとも一部を含むグループを生成するグループ生成部と、各時刻において、前記グループ生成部により生成された前記グループに含まれる異常データを包含する値の範囲を示すバンドを生成するバンド生成部と、前記バンド生成部が生成した前記バンドに基づき、疑似異常データを生成するバンド変調部とを備える疑似異常データ生成装置である。
(2)他の一実施形態は、上記(1)の疑似異常データ生成装置であって、前記バンド生成部は、前記グループに含まれる異常データ各々の特徴量に基づき、前記グループに含まれる異常データの位置を合わせ、前記位置を合わせた異常データを包含する前記バンドを生成する。
(3)他の一実施形態は、上記(1)または(2)の疑似異常データ生成装置であって、前記バンド変調部は、前記バンド生成部が生成したバンドが示す値の範囲の最大値または最小値を基準とし、前記最大値または最小値に対して変更を加えることで、前記疑似異常データを生成する。
(4)他の一実施形態は、上記(3)の疑似異常データ生成装置であって、前記バンド変調部は、前記最大値または最小値に対して加える変更を、前記バンドの一部の時間について行う。
(5)他の一実施形態は、各々が時系列データである複数の異常データから、少なくとも前記複数の異常データの特徴量に基づき、前記複数の異常データの少なくとも一部を含むグループを生成するグループ生成部と、各時刻において、前記グループ生成部により生成された前記グループに含まれる異常データを包含する値の範囲を示すバンドを生成するバンド生成部と、前記バンド生成部が生成した前記バンドに基づき、疑似異常データを生成するバンド変調部とを備える設備監視システムである。
(6)他の一実施形態は、上記(5)の設備監視システムであって、前記疑似異常データを用いて、稼働データから異常あるいは異常の兆候を検知するための学習モデルを生成する学習モデル生成部と、前記学習モデル生成部が生成した学習モデルを用いて、前記稼働データから異常あるいは異常の兆候を検知する異常兆候検知部とをさらに備える。
(7)他の一実施形態は、上記(5)または(6)の設備監視システムであって、前記異常データを含む稼働データを測定するセンサ部を備える。
(8)他の一実施形態は、上記(5)または(6)の設備監視システムであって、前記異常データを含む稼働データを測定するセンサ部と、前記センサ部が測定した稼働データを収集するデータ収集部とを備える。
(9)他の一実施形態は、各々が時系列データである複数の異常データから、少なくとも前記複数の異常データの特徴量に基づき、前記複数の異常データの少なくとも一部を含むグループを生成する第1のステップと、各時刻において、前記第1のステップにおいて生成された前記グループに含まれる異常データを包含する値の範囲を示すバンドを生成する第2のステップと、前記第2のステップにおいて生成した前記バンドに基づき、疑似異常データを生成する第3のステップとを有する疑似異常データ生成方法である。
(10)他の一実施形態は、コンピュータを、各々が時系列データである複数の異常データから、少なくとも前記複数の異常データの特徴量に基づき、前記複数の異常データの少なくとも一部を含むグループを生成するグループ生成部、各時刻において、前記グループ生成部により生成された前記グループに含まれる異常データを包含する値の範囲を示すバンドを生成するバンド生成部、前記バンド生成部が生成した前記バンドに基づき、疑似異常データを生成するバンド変調部として機能させるためのプログラムである。
また、図1におけるデータ収集サーバ100、学習モデル生成装置200、疑似異常データ生成装置300、異常兆候検知装置400、オペレータ端末500の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによりデータ収集サーバ100、学習モデル生成装置200、疑似異常データ生成装置300、異常兆候検知装置400、オペレータ端末500を実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
10 送配電網監視システム
100 データ収集サーバ
200 学習モデル生成装置
300 疑似異常データ生成装置
301 異常波形抽出部
302 タイプ分類部
303 クラスタリング部
304 バンド生成部
305 バンド変調部
306 疑似異常データ出力部
307 波形合成部
400 異常兆候検知装置
500 オペレータ端末
600 ネットワーク

Claims (10)

  1. 各々が時系列データである複数の異常データから、少なくとも前記複数の異常データの特徴量に基づき、前記複数の異常データの少なくとも一部を含むグループを生成するグループ生成部と、
    前記グループに含まれる異常データ各々の特徴量に基づき、前記グループに含まれる異常データの時間方向の位置を合わせ、各時刻において、前記グループ生成部により生成された前記グループに含まれる異常データであって、前記位置を合わせた異常データを包含する値の範囲を示すバンドを生成するバンド生成部と、
    前記バンド生成部が生成した前記バンドに基づき、疑似異常データを生成するバンド変調部と
    を備える疑似異常データ生成装置。
  2. 前記バンド生成部は、前記グループに含まれる異常データ各々の特徴量に基づき、前記グループに含まれる異常データの値の大小方向の位置を合わせ、前記位置を合わせた異常データを包含する前記バンドを生成する、請求項1に記載の疑似異常データ生成装置。
  3. 前記バンド変調部は、前記バンド生成部が生成したバンドが示す値の範囲の最大値または最小値を基準とし、前記最大値または最小値に対して変更を加えることで、前記疑似異常データを生成する、請求項1または請求項2に記載の疑似異常データ生成装置。
  4. 前記バンド変調部は、前記最大値または最小値に対して加える変更を、前記バンドの一部の時間について行う、請求項3に記載の疑似異常データ生成装置。
  5. 各々が時系列データである複数の異常データから、少なくとも前記複数の異常データの特徴量に基づき、前記複数の異常データの少なくとも一部を含むグループを生成するグループ生成部と、
    前記グループに含まれる異常データ各々の特徴量に基づき、前記グループに含まれる異常データの時間方向の位置を合わせ、各時刻において、前記グループ生成部により生成された前記グループに含まれる異常データであって、前記位置を合わせた異常データを包含する値の範囲を示すバンドを生成するバンド生成部と、
    前記バンド生成部が生成した前記バンドに基づき、疑似異常データを生成するバンド変調部と
    を備える設備監視システム。
  6. 前記疑似異常データを用いて、稼働データから異常あるいは異常の兆候を検知するための学習モデルを生成する学習モデル生成部と、
    前記学習モデル生成部が生成した学習モデルを用いて、前記稼働データから異常あるいは異常の兆候を検知する異常兆候検知部と
    をさらに備える請求項5に記載の設備監視システム。
  7. 前記異常データを含む稼働データを測定するセンサ部と、
    を備える、請求項5または請求項6に記載の設備監視システム。
  8. 前記異常データを含む稼働データを測定するセンサ部と、
    前記センサ部が測定した稼働データを収集するデータ収集部と
    を備える、請求項5または請求項6に記載の設備監視システム。
  9. 各々が時系列データである複数の異常データから、少なくとも前記複数の異常データの特徴量に基づき、前記複数の異常データの少なくとも一部を含むグループを生成する第1のステップと、
    前記グループに含まれる異常データ各々の特徴量に基づき、前記グループに含まれる異常データの時間方向の位置を合わせ、各時刻において、前記第1のステップにおいて生成された前記グループに含まれる異常データであって、前記位置を合わせた異常データを包含する値の範囲を示すバンドを生成する第2のステップと、
    前記第2のステップにおいて生成した前記バンドに基づき、疑似異常データを生成する第3のステップと
    を有する疑似異常データ生成方法。
  10. コンピュータを、
    各々が時系列データである複数の異常データから、少なくとも前記複数の異常データの特徴量に基づき、前記複数の異常データの少なくとも一部を含むグループを生成するグループ生成部、
    前記グループに含まれる異常データ各々の特徴量に基づき、前記グループに含まれる異常データの時間方向の位置を合わせ、各時刻において、前記グループ生成部により生成された前記グループに含まれる異常データであって、前記位置を合わせた異常データを包含する値の範囲を示すバンドを生成するバンド生成部、
    前記バンド生成部が生成した前記バンドに基づき、疑似異常データを生成するバンド変調部
    として機能させるためのプログラム。
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