JP7433423B2 - 高強度放電ランプを置き換えるためのled照明システム用のledドライバ - Google Patents

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Description

本発明は、LEDドライバの技術分野に関し、特に、高強度放電ランプ用に設計された電力源にレトロフィットするためのLEDランプ用のLEDドライバの技術分野に関する。
照明の技術分野では、旧型ランプ、特に、高強度放電(HID(high-intensity discharge))ランプを置き換える又はレトロフィットするためのLEDランプへの関心が高まっている。
これらのレトロフィットLEDランプは、それらが、本来HIDランプに電力供給するために設計された電力源から電力を引き出すことができるよう適切に設計される必要がある。電力は、究極的には、主電源、即ち、電力系統から取り出されるが、電力源は、例えば、LEDランプ用のLEDドライバが、そこから電力を引き出すために接続してもよい任意の供給源であり、主電源、安定器、補償コンデンサ、イグナイタなどを含んでもよい。LEDランプと、LEDランプを主電源に接続する、安定器及び/若しくは補償コンデンサなどの、任意の構成要素とでLED照明システムを形成する。
既存のLEDランプは、通例、交流電流を整流するために電力源に結合したダイオードブリッジを備え、整流された出力は(バッファ)コンデンサにより蓄積される。これは、LED負荷に電力供給するためのDC(direct current(直流))出力をもたらす。例えば、所望の平均電力消費を達成するための、LEDランプの電力消費の制御は、交流電流のうちの一部を接地/基準電圧へ周期的にシャントすることによって遂行されることができる。シャントされる交流電流の量を制御することは、LED負荷に提供される電力が、例えば、調光の目的のために、制御されることを可能にする。
しかし、交流電流のシャントは、LED照明システム全体が、不十分な力率を有し、主電源電流に高調波歪みを導入する、低品位の電力特性を有する結果をもたらす。シャントはまた、電力源の要素の両端間のより大きい電圧降下をもたらし得、これにより、それらはより多くの電流を引き出し、これは過熱又は熱的絶縁破壊をもたらし得る。
これらの欠陥のうちの少なくともいくつかを克服するLEDランプ用のLEDドライバを提供することが継続的に望まれている。
本発明は、請求項によって定義される。
本発明の一態様に係る実施例によれば、交流入力電流を提供するように適合された電力源からLED負荷を駆動するための出力電力を発生するためのLEDドライバが提供される。本提案のLEDドライバは、電力源が、本来HIDランプに電力供給するために適合されている場合に特に有用である。LEDドライバは、電力源からの交流入力電流を受電するための、第1の端子及び第2の端子を含む入力構成と、LED負荷を駆動するための出力電力を提供するための出力ノードと、出力ノードと接地/基準電圧との間に接続されたコンデンサであって、コンデンサが、LEDドライバが電力供給されるときに、コンデンサの両端間の電圧が実質的に一定になるように構成されている、コンデンサと、第1の端子を出力ノード又は接地/基準電圧のどちらかに、かつ第2の端子を出力ノード又は接地/基準電圧のどちらかに、制御可能に接続し、これにより、第1及び第2の端子の間の電圧の、大きさ、並びに交流入力電流の位相に対する位相の制御を可能にするように適合されたスイッチング構成と、スイッチング構成を制御し、これにより、第1及び第2の端子の間の電圧の大きさ、並びに交流入力電流の位相に対する第1及び第2の端子の間の電圧の位相を制御するように適合されており、その結果、入力構成と出力ノードとの間のエネルギー伝達が双方向的に制御可能になり、これにより、出力電力の平均大きさを制御する、コントローラであって、第1の端子と第2の端子との間の電圧の周波数を、交流入力電流の周波数に等しくなるよう制御するように適合されている、コントローラと、を備える。
第1又は第2の端子が出力ノードに接続されるのか、又は接地基準電圧に接続されるのかを制御するためにスイッチング構成を使用することは、第1及び第2の端子の間の電圧の制御を可能にする。特に、このような構成は、電力がコンデンサから第1又は第2の端子へ戻されること、並びに電力が第1又は第2の端子からコンデンサに提供されることを可能にする、即ち、入力構成と出力ノードとの間のエネルギー伝達の双方向制御を可能にする。
電力を第1又は第2の端子へ(一時的に)戻す能力は、主電源に対するLED照明システム全体(即ち、主電源を除外した、LEDランプ及び電源の組み合わせ)の力率改善を可能にする。これにより、本発明は、電流が第1又は第2の端子へ/から出力ノードへ/から流れることを可能にする能力に依存する。
コントローラは、第1及び第2の端子の間の電圧と入力構成に提供される電流の間の位相を規定することができる。これは、コントローラがLED照明システム全体の力率及び他の性能基準(例えば、高調波歪み)を変更又は規定し、これにより、少なくとも力率を改善することを可能にする。位相は、(主電源1サイクル当たりの)正味のエネルギー量が所望の出力電力レベルに一致するように調整されることができる。
コントローラは、出力ノードに接続可能なLED負荷によって出力されるべき光の所望の大きさを示す制御信号に応じて、第1及び第2の端子の間の電圧の位相を制御するように適合されていてもよい。発明者らは、第1及び第2の端子の間の電圧の位相が、接続されたLED負荷に提供される(平均)電力、ひいては、LED負荷によって出力される光の(平均)輝度を制御するために変更されることができることを認識した。
スイッチング構成は、第1の端子を出力ノードに直接接続する第1のスイッチ、第2の端子を出力ノードに直接接続する第2のスイッチ、第1の端子を接地/基準電圧に直接接続する第3のスイッチ、及び第2の端子を接地/基準電圧に直接接続する第4のスイッチを含んでもよい。
それゆえ、いくつかの実施形態では、スイッチング構成は、誘導性又は容量性要素を全く含まず、入力源からの交流入力電流を直接(例えば、電力源の安定器から直接)受電するために接続される。これは、それによって、LED照明システム全体の力率又は他の性能基準に影響を及ぼすことなく(第1及び第2の端子の間の電圧の位相を調整することによって)調光の制御が達成されることができる安価で効率的なLEDドライバをもたらす。
コントローラは、少なくとも2つのモードで動作可能であることによって第1及び第2の端子の間の電圧を制御するように適合されていてもよく、少なくとも2つのモードは、少なくとも、
コントローラが、電流が第1のスイッチ及び第4のスイッチを通って流れることを可能にし、かつ電流が第2のスイッチ及び第3のスイッチを通って流れることを防止し、これにより、第1及び第2の端子の間の電圧が、コンデンサの両端間の電圧と大きさ及び極性が等しくなる、第1のモード、並びにコントローラが、電流が第2のスイッチ及び第3のスイッチを通って流れることを可能にし、かつ電流が第2のスイッチ及び第4のスイッチを通って流れることを防止し、これにより、第1及び第2の端子の間の電圧が、コンデンサの両端間の電圧と大きさは等しいが、極性は反対になる、第2のモード、を含む。
換言すれば、コントローラは、第1及び第2の端子の間の電圧を、実効的に、コンデンサの両端間の(即ち、出力ノードと接地/基準電圧との間の)電圧である、第1の値と、コンデンサの両端間の電圧の同じ大きさを有するが、反対の極性を有する、第2の、反対の値との間で実効的に切り替わるよう制御するように適合されていてもよい。
コントローラは、交流入力電流の1周期当たり、コントローラが第1のモードで動作する時間が、コントローラが第2のモードで動作する時間と実質的に同じであることに適合されていてもよい。
本発明の文脈において、「実質的に同じ」は、実際的な限界以内又は実際的な状況以内を意味する。それゆえ、実質的に同じであると考えられる値(例えば、上記において識別された期間)の間には、(例えば、タイミングの制御における)固有の問題、ノイズ、又は実際に実施されたときの他のわずかなばらつきに起因してもよい、わずかなばらつき(例えば、±1%又は±3%)が存在してもよい。
これは、電力源からLED負荷への平均電力送達が交流入力電流の両方の極性について等しいこと、つまり、入力源(及び究極的に、主電源)からの一貫した電力引き出しが存在することを確実にする。
好ましくは、コントローラは、コントローラがスイッチング構成を、第1及び第2の端子が実効的に互いに短絡されるように制御する、第3のモードで更に動作可能である。
これは、コントローラが第1の端子における電圧のデューティサイクルを制御することを実効的に可能にする。第1の端子におけるデューティサイクルは、例えば、交流入力電流の1周期当たりの、電荷が第1の端子とコンデンサとの間を流れることができる(即ち、第1の端子と接地/基準電圧との間の電圧が、スイッチング構成によって、コンデンサの両端間の電圧に実質的に等しくなるように保持されるときの)、時間の割合である。これは、交流入力電流の1周期当たりの、コントローラが第1のモードで動作する時間の割合に等しい。
本実施形態は、コントローラが第2の端子における電圧のデューティサイクルを制御することを同様に可能にする。第2の端子におけるデューティサイクルは、例えば、交流入力電流の1周期当たりの、電荷が第2の端子とコンデンサとの間を流れることができる(即ち、第2の端子と接地/基準電圧との間の電圧が、スイッチング構成によって、コンデンサの両端間の電圧に実質的に等しくなるように保持されるときの)時間の割合である。これは、交流入力電流の1周期当たりの、コントローラが第2のモードで動作する時間の割合に実効的に等しい。
第3のモードが、第1又は第2の端子を接地/基準電圧に接続することを含む実施形態では、第1又は第2の端子におけるデューティサイクルは、第1又は第2の端子と接地/基準電圧との間の電圧のデューティサイクルである。したがって、これらのデューティサイクルは、第1又は第2の端子と接地/基準電圧との間の電圧が所定の非ゼロ値にある時間の割合(例えば、第1又は第2の端子と接地/基準電圧との間の電圧が、コンデンサの両端間の電圧と大きさ及び極性が等しくなるように保持される時間の割合)を実効的に表す。
明確にするために、第1の端子と第2の端子との間の電圧が非ゼロである時間の割合は、2つの上述のデューティサイクルの合計に等しい。それゆえ、2つのデューティサイクルが等しい場合には、第1又は第2の端子におけるデューティサイクルは、交流入力電流の1周期当たりの、第1及び第2の端子の間の電圧が非ゼロである時間量を半分にすることによって算出されることができる。
第1及び第2の端子の間の電圧のデューティサイクルは、第1の端子における電圧のデューティサイクル及び第2の端子における電圧のデューティサイクルに等しい。それゆえ、第1及び第2の端子の間の電圧のデューティサイクルは、交流入力電流の1周期当たりの、第1及び第2の端子の間の電圧が非ゼロである時間の割合である。
発明者らは、第1及び/又は第2の端子における電圧のデューティサイクルを制御することは、コントローラが第1及び第2の端子の間の電圧の高調波成分(ひいては、交流入力電流、及び、究極的には、主電源の高調波成分)を調整/操作することを可能にすることを認識した。
第3のモードで動作するために、コントローラは、電流が第1のスイッチ及び第2のスイッチを通って流れることを可能にする、並びに/又は電流が第3のスイッチ及び第4のスイッチを通って流れることを可能にするように構成されていてもよい。
コントローラは、コントローラが第1又は第2のモードで動作する累積時間が、コントローラが第3のモードで動作する累積時間の1~9倍、及び好ましくは、コントローラが第3のモードで動作する累積時間の2.8~3.6倍であることに適合されていてもよい。
これらの持続時間は、第1の端子と接地/基準電圧、及び第2の端子と接地/基準電圧との間の電圧を、第1及び第2の端子の間の電圧の高調波成分の特に効果的な低減をもたらす最適なデューティサイクルを有するように制御する。特に、このような持続時間は、LED照明システムが、IEC61000-3-2などの、国際規格を満たすことを可能にすることが確認された。
コントローラは、第1の期間にわたって、第1のモードで動作し、第2の、後続の期間にわたって、第3のモードで動作し、第3の、後続の期間にわたって、第2のモードで動作し、第4の、後続の期間にわたって、第3のモードで動作するというシーケンスを反復的に遂行するように適合されていてもよい。
この制御方法は、第1及び第2の端子の間の電圧の極度に大きな階段状変化を低減し、このような階段状変化によって潜在的に生じる可聴ノイズの量を低減する。
好ましくは、第2の期間及び第4の期間の持続時間は、実質的に同じである。好ましくは、第1及び第3の期間の持続時間は、実質的に同じである。これは、第1及び第2の端子の間の電圧が対称であることを確実にすることを助け、これにより、その高調波成分を低減する。
本発明の文脈において、「実質的に」は、実際的な限界以内又は実際的な状況以内を意味することが再び強調される。それゆえ、以上において列挙された期間の間には、例えば、タイミングの制御における固有の問題に起因する、わずかなばらつき(例えば、±1%又は±3%)が存在してもよい。
コントローラは、交流入力電流から第1の端子への電流の流れが正である時間の少なくとも一部分にわたって第1のモードで動作し、かつ交流入力電流から第1の端子への電流の流れが負である時間の少なくとも一部分にわたって第2のモードで動作するように適合されている。これは、少なくともいくらかの電荷が電力源からコンデンサ(及び究極的には、LED負荷)へ流れることを確実にすることを助ける。
好ましくは、コントローラが第1のモードで動作する時間の長さは、交流入力電流から第1の端子への電流の流れが正である時間の少なくとも半分である。好ましくは、コントローラが第2のモードで動作する時間の長さは、交流入力電流から第1の端子への電流の流れが負である時間の少なくとも半分である。この制限は、LED負荷が電力供給されることを確実にするために、交流入力電流からLED負荷への電荷の流れを維持することを助ける。それゆえ、主電源の1サイクルの過程では、電力源から出力ノードへ移動する電荷/エネルギーの方がその逆よりも多い。
いくつかの実施形態では、スイッチング構成は、第1の端子を第1の中間ノードに接続する第1の誘導性要素、第1の中間ノードを出力ノードに接続する第1のスイッチ、第2の端子を出力ノードに接続する第2のスイッチ、第1の中間ノードを接地/基準電圧に接続する第3のスイッチ、及び第2の端子を接地/基準電圧に接続する第4のスイッチを含む。
コントローラは、第3のスイッチが電流の流れを可能にするときには、第1のスイッチが電流の流れを防止するように、及びその逆を行うように第1及び第3のスイッチを制御し、第4のスイッチが電流の流れを可能にするときには、第2のスイッチが電流の流れを防止するように、及びその逆を行うように第2及び第4のスイッチを制御するように適合されており、交流入力電流の周波数で、電流の流れを防止することと電流の流れを可能にすることとの間で第2及び第4のスイッチを制御可能に切り替えるように、並びに第1及び第2の端子の間の電圧の大きさを制御するためのパルス幅変調方式に従って、交流入力電流の周波数よりも高い周波数で、電流の流れを防止することと電流の流れを可能にすることとの間で第1及び第3のスイッチを制御可能に切り替えるように適合されていてもよい。
いくつかの実施形態では、スイッチング構成は、第1の端子を第1の中間ノードに接続する第1の誘導性要素、第2の端子を第2の中間ノードに接続する第2の誘導性要素、第1の中間ノードを出力ノードに接続する第1のスイッチ、第2の中間ノードを出力ノードに接続する第2のスイッチ、第1の中間ノードを接地/基準電圧に接続する第3のスイッチ、及び第2の中間ノードを接地/基準電圧に接続する第4のスイッチを含んでもよい。
無論、コントローラは、第3のスイッチが電流の流れを可能にするときには、第1のスイッチが電流の流れを防止するように、及びその逆を行うように第1及び第3のスイッチを制御し、第4のスイッチが電流の流れを可能にするときには、第2のスイッチが電流の流れを防止するように、及びその逆を行うように第2及び第4のスイッチを制御するように適合されており、交流入力電流の周波数よりも高い周波数で、電流の流れを防止することと電流の流れを可能にすることとの間で第2及び第4のスイッチを制御可能に切り替えるように、並びに第1及び第2の端子の間の電圧の大きさを制御するためのパルス幅変調方式に従って、交流入力電流の周波数よりも高い周波数で、電流の流れを防止することと電流の流れを可能にすることとの間で第1及び第3のスイッチを制御可能に切り替えるように適合されていてもよい。
本発明の一態様に係る実施例によれば、本明細書に記載のLEDドライバの任意の実施形態と、(LEDドライバの)出力ノードに接続されたLED負荷と、を備えるLEDランプが提供される。
本発明の一態様に係る実施例によれば、LEDランプと、交流入力電流をLEDドライバの入力構成に提供するために主電源に接続するように適合された電磁安定器と、を備えるLED照明システムが提供される。
本発明のこれらの態様及び他の態様は、以降で説明される実施形態から明らかとなり、当該の実施形態を参照して解明されるであろう。
本発明をよりよく理解するために、及び、どのようにして本発明が遂行され得るかをより明確に示すために、次に、ほんの一例として、添付図面が参照される。
LED照明システムを示す。 既知の例に係るLEDドライバを有するLEDランプを示す。 本発明の一実施形態に係るLEDドライバを有するLEDランプを示す。 本発明の一実施形態に係るLEDドライバに対する制御信号を示す。 図3に示されるLEDランプの任意のバージョンに対するいくつかのシミュレーション結果を示す。 図3に示されるLEDランプの任意のバージョンに対するいくつかのシミュレーション結果を示す。 図3に示されるLEDランプの任意のバージョンに対するいくつかのシミュレーション結果を示す。 本発明の別の実施形態に係るLEDドライバを有するLEDランプを示す。 本発明の別の実施形態に係るLEDドライバを有するLEDランプを示す。
本発明が、図を参照して説明される。
詳細な説明及び具体例は、装置、システム、及び方法の例示的実施形態を示すものであるが、単に例示目的に過ぎず、本発明の範囲を限定することを意図するものではない点を理解されたい。本発明の装置、システム、及び方法の、これら及び他の特徴、態様、及び利点は、以下の説明、添付の請求項、及び添付の図面から、より良好に理解されるであろう。これらの図は、概略的なものに過ぎず、縮尺通りに描かれていない点を理解されたい。また、同じ参照番号は、これらの図の全体を通して、同じ部分又は同様の部分を示すために使用されている点も理解されたい。
本発明は、LED負荷も備える、LEDランプ用のLEDドライバを提供する。LEDドライバは、第1及び第2の端子において入力源に接続するように適合されている。LEDドライバは、コントローラが第1及び第2の端子の間の電圧の少なくとも大きさ及び位相を制御することを可能にするように構成されたスイッチング構成を備える。第1及び第2の端子の間の電圧の位相は、LEDランプに電力供給するために入力源から流れる電力量を制御するよう規定されてもよい。
本発明の実施形態は、LED照明システムを形成するべく既存のHIDランプを置き換えるするためにLEDランプに採用されてもよい。
図1は、LEDランプ10及び電力源15を備えるLEDシステム1を示し、その構成は、従来技術において一般的である。
電力源15は、主電源15Aを含む。更に、電力源15は、本来HIDランプに電力供給するために設計されており、このようなHIDランプと共に使用するために設計された多数の更なる要素を含む。これらの要素は、少なくともEM安定器Lemを含み、補償コンデンサCcomp及びイグナイタ15Bを含んでもよい。並列、半並列、及び/又は直列イグナイタなどの、異なる種類のイグナイタが用いられてもよい。
LEDランプ10と、電力源15の要素(主電源15A自体を除外する)とで合わせてLED照明システム19を形成する。本発明の内容において電力特性を評価するとき、考慮されるのは、主電源15Aに対するLED照明システム19の電力特性である。
LEDランプ10は、電力源15から電力を引き出すように適合されている。少なくとも要素Lem、並びに随意に、更なる要素Ccomp及び15Bが存在するときには、LEDランプ10は、LEDストリングを適切に駆動するように適合されたドライバを含むべきである。
電力源15は、LEDランプ10に対して交流入力電流Iemを提供する。交流入力電流Iemの周波数は、主電源15Aによって提供されるものと同一である。(例えば、LEDランプ10によって生じた)交流入力電流の高調波歪みは、主電源の望ましくない高調波歪みをもたらす。
本発明は、LEDランプ10用の新たな実施形態に関し、特に、LEDランプ用の新たなドライバに関する。既知のLEDランプ10の一例が、比較の目的のために簡単に説明されることになる。
図2は、既知の例に係るLEDランプ20を示す。LEDランプ20は、-能力が一般的に「タイプA」と称される-更なる要素Lem、Ccomp、15Bを含む電力源15と共に使用するために適合されている。
LEDランプ20は、電力源のいくつかの構成要素と共に、LED照明システム全体を形成する。
LEDランプ20は、LEDドライバ25、及びLEDドライバ25によって駆動されるLED負荷D6を備える。LEDドライバ25は、ダイオードブリッジD1、D2、D3、D4、シャントスイッチM1、バッファコンデンサC2、及び整流ダイオードD5を備える。
ダイオードブリッジD1、D2、D3、D4は、電力源15によって提供される(差動)入力を整流する。この整流された入力は、整流ダイオードD5を介してバッファコンデンサC2に提供される。バッファコンデンサは、出力ノード26を介してLED負荷D6に電力供給するための電荷を蓄積する。図示の例では、バッファコンデンサの両端間の電圧は、LED負荷の順方向電圧に実効的に等しい(配線抵抗又は同様のものによって失われる任意の電圧を無視する)。
このように、LEDドライバ25は、LED負荷D6に電力供給するための実質的にDCの電圧を提供し、これにより、AC-DC変換器の役割を果たす。
(図示されない)いくつかの例では、出力ノード26は、(出力ノード26における電圧がLED負荷D6の両端間の電圧から切り離されている/独立していることを可能にするであろう)スイッチモード電源などの、1つ以上の追加の回路構成要素を介してLED負荷D6に接続されてもよい。
シャントスイッチM1は、出力ノード26へ送達される平均電荷量、ひいてはLED負荷D6の輝度の制御を可能にする。シャントスイッチM1は、電力源によって提供される交流入力電流の半サイクルの一部分の間ダイオードブリッジD1、D2、D3、D4の出力を接地に結合するように制御される。これは、(電力源によって提供される)電流が継続的に流れることを可能にするが、時間の一部では、その電流がバッファコンデンサC2及びLED負荷へ流れることを防止する。各半サイクルの間にシャントスイッチがシャントを遂行する持続時間を調整することによって、出力ノード26へ送達される平均電荷、ひいては、LED負荷を流れる平均電流が、(例えば、調光の目的のために)所望の輝度を達成するように制御されることができる。
シャントスイッチM1の活性化がバッファコンデンサC2を接地に放電することを防止するために、ブロッキングダイオードD5がシャントスイッチとバッファコンデンサC2との間に接続されている。
LEDランプは、電磁干渉ノイズを低減するための結合コンデンサC1を更に備える。それはまた、高すぎる場合には、EM安定器(の巻線)内の可聴ノイズを生じさせる場合がある、コンデンサの両端間の電圧の時間微分を制限する機能も果たす。
上述のドライバは、LEDの輝度を所望のレベルにあるよう制御するために有効であるが、(特に、低い調光レベルにおいて)0.9を実質的に下回る主電源力率、及び(特に、より低い電力消費に対応する、低減された第1高調波の振幅における)要件を満たさない主電源電流の相当の高調波歪みをもたらし得る。
更に、低い調光レベルでは(即ち、交流入力電流のうちの大きい割合がシャントされるときには)、(全体的インピーダンスが減少するため)電力源の安定器Lemを流れる電流が増大し、これは、安定器が過熱すること、又は少なくとも、EM安定器内の電力損失を招く場合がある。
LEDランプは、動作時に、それらが取って代わろうとするHIDランプよりも単位時間当たり少ないエネルギーを消費することが望まれる。ダイオードブリッジD1、D2、D3、D4がLEDランプ内で用いられるときには、したがって、望ましい低い電力消費を達成するために、非常に低い順方向電圧(即ち、出力ノード上の低い電圧)を有するLED負荷を用いることが必要になってもよい。しかし、このような低いLED順方向電圧、ひいては、バッファコンデンサC2電圧においては、EM安定器の両端間の電圧、ひいては、EM安定器Lemを流れる電流は、HIDの動作の間よりも高くなり、EM安定器における電力損失の増大、及び潜在的に、EM安定器の過熱を生じさせるであろう。他方で、より高いLED順方向(及びC2)電圧を用いることは、所望のエネルギー節減を達成するために、より低い平均電流がLED負荷を流れることを必要とすることになり、つまり、より低い平均LED負荷電流を達成するために、LEDランプに提供される交流入力電流のかなりの部分がシャントされることが必要になり、これはLED照明システム全体の電力特性に悪影響を及ぼす。
本発明は、新たな種類のLEDランプに関し、特に、これらの問題のうちの少なくともいくつかを軽減するLEDランプ用の新たなドライバに関する。
図3は、本発明の一実施形態に係る、LED負荷D6及びLEDドライバ31を備えるLEDランプ30を示す。LEDランプ30は、図1及び図2に示されるLEDランプ10を置き換えるために用いられてもよい。
LEDドライバ31は、入力構成32、出力ノード33、スイッチング構成34、及びコントローラ35を備える。(バッファ)コンデンサC2が出力ノード33を接地/基準電圧に接続している。LEDランプ30のLED負荷D6は、出力ノード33によって電力供給される。
入力構成32は、第1の端子AC1及び第2の端子AC2を含み、電力源(例えば、図1に示される電力源)からの交流入力電流Iemを受電する。
交流入力電流Iemの値は、ここでは、第1の端子AC1において測定され、正の電流の流れはLEDドライバの残りの部分の方へ移動し、負の電流の流れはLEDドライバの残りの部分から遠ざかる方へ移動する。無論、第2の端子AC2には、交流入力電流Iemの測定値と極性が反対である、対応する電流が存在する。
便宜上、本明細書に記載の任意のLEDドライバは「AC側」及び「DC側」に概念的に分割可能であることができる。AC側は、電力源(電力源に接続されているとき)とスイッチング構成との間のLEDドライバの部分である。DC側は、スイッチング構成とLED負荷(LED負荷に接続されているとき)との間のLEDドライバの部分である。
図示のスイッチング構成34は、第1の端子を出力ノードに直接接続する第1のスイッチM1、第2の端子を出力ノードに直接接続する第2のスイッチM2、第1の端子を接地/基準電圧に直接接続する第3のスイッチM3、及び第2の端子を接地/基準電圧に直接接続する第4のスイッチM4を含む。
スイッチング構成は、第1及び第2の端子の間の(電磁干渉)ノイズを低減するための結合コンデンサC1を更に含んでもよい。それはまた、高すぎる場合には、EM安定器(の巻線)の可聴ノイズを生じさせる場合がある、第1及び第2の端子の間の電圧の時間微分を制限する機能も果たす。
第1、第2、第3、及び第4のスイッチは、BJT、JFET、又はMOSFETなどの、トランジスタを含んでもよい。本発明の文脈において、用語「スイッチ」は、電荷が2つのノードの間を流れることを選択的に可能にする、又は防止するように制御されることができる任意の構成要素を指す。当業者は、任意のこのようなトランジスタを、例えば、BJTに対する逆並列ダイオードを含むことによって、このような目的のために容易に適合させることができるであろう。
コントローラ35は、例えば、スイッチの制御電極と一般的に称される、トランジスタのゲート/ベース電圧を制御することによって、スイッチング構成のスイッチM1~M4の動作を制御するように適合されている。スイッチを制御する他の方法も当業者に明らかになるであろう。
図示のスイッチング構成は、スイッチM1~M4の適切な制御を用いて、入力構成における電力の4象限動作をもたらす。4象限動作は、第1のAC1と第2の端子AC2との間の(AC1からAC2へ測定された)電圧の位相が交流入力電流Iemに対して制御されることができることを意味する。
実効的に、4象限動作は、第1及び第2の端子の間の電圧が正であるときに、入力電流が(同時にではなく)負又は正であってもよく、逆に、第1及び第2の端子の間の電圧が負であるときに、入力電流が正及び負であってもよいことを意味する。
換言すれば、スイッチング構成は、電流の流れの4つの異なる状態で動作することができる。
交流入力電流Iemが正であり、かつ第1のAC1及び第2のAC2端子の間の電圧が正(即ち、V(AC1)>V(AC2)であるとき、第1の状態が存在する。これは、(交流入力電流が正であるときに)第1及び第4のスイッチM1及びM4を導電状態にし(かつ第2及び第3のスイッチが導電状態になることを防止し)、これにより、電荷がLEDドライバのAC側からドライバのDC側へ流れる(即ち、電力が伝達される)ようにすることによって達成される。それゆえ、電流が第1の端子AC1から出力ノードへ流れる。これは、AC1,AC2電圧が正であり、かつ電流が正である間の「電力送達」段階と呼ばれることもできる。これは「第1象限」動作と呼ばれてもよい。
交流入力電流が正のIemであり、かつ第1のAC1及び第2のAC2端子の間の電圧が負であるとき、第2の状態が存在する。これは、第2及び第3のスイッチM2及びM3を導電状態にし(かつ第1及び第4のスイッチが導電状態になることを防止し)、これにより、第1及び第2の端子の間の電圧が負になるよう強制されるようにすることによって達成される。特に、我々は、AC1とAC2との間の電圧を負に保つためにバッファコンデンサC2からの電力をスイッチング構成33のAC側へ戻す。それゆえ、電流が出力ノードから第2の端子AC2へ流れる。これは、AC1,AC2電圧が負であり、かつ電流が正である間の「電力リターン」段階と呼ばれることもできる。これは「第2象限」動作と呼ばれてもよい。
交流入力電流Iemが負であり、第1のAC1及び第2のAC2端子の間の電圧が負であるとき(即ち、V(AC1)<V(AC2)、第3の状態が存在する。これは、(交流入力電流が負であるときに)第2及び第3のスイッチM2及びM3を導電状態にし(かつ第1及び第4のスイッチが導電状態になることを防止し)、これにより、電荷がLEDドライバのAC側からドライバのDC側へ流れるようにすることによって達成される。それゆえ、電流が第2の端子AC2から出力ノードへ流れる。これは、AC1,AC2電圧が負であり、その一方で、電流が負である間の「電力送達」段階と呼ばれることもできる。これは「第3象限」動作と呼ばれてもよい。
交流入力電流Iemが負であり、第1のAC1及び第2のAC2端子の間の電圧が正であるとき、第4の状態が存在する。これは、第1及び第4のスイッチM1及びM4を導電状態にし(かつ第2及び第3のスイッチが導電状態になることを防止し)、これにより、第1及び第2の端子の間の電圧が正になるよう強制されるようにすることによって達成される。特に、我々は、AC1とAC2との間の電圧を正に保つためにバッファコンデンサC2からの電力をスイッチング構成33のAC側へ戻す。それゆえ、電流が出力ノードから第1の端子AC1へ流れる。これは、AC1,AC2電圧が正であり、その一方で、電流が負である間の「電力リターン」段階と呼ばれることもできる。これは「第4象限」動作と呼ばれてもよい。
(図3に示される回路に対する)この第1及び第4の状態では、第1のAC1及び第2のAC2端子の間の電圧は、(バッファ)コンデンサC2の両端間の電圧と大きさ及び極性が実質的に等しくなるように保持される。この電圧は、コンデンサのいくらかのわずかな放電がなければ、実質的に一定になる、例えば、接続されたLED負荷の順方向電圧に等しくなるように構成されている。
(図3に示される回路に対する)この第2及び第3の状態では、第1のAC1及び第2のAC2端子の間の電圧は、(バッファ)コンデンサC2の両端間の電圧と大きさが等しいが、極性が反対になるように保持される。これは、コンデンサのいくらかのわずかな放電がなければ、実質的に一定になる、例えば、直接接続されたLED負荷の順方向電圧に等しくなるように構成されている。
第1~第4の状態において、第1及び第2の端子の間の電圧の大きさがどのように(バッファ)コンデンサの両端間の電圧と実効的に/実質的に同一になってもよいのかが説明された。本文脈において、「実質的に同一である(substantially identical)」は、実際の状況及び実際の実施要件(即ち、構成要素の非理想性)と、実効的に同一であること(effectively identical)を意味する。それゆえ、端子とコンデンサとの間に位置付けられた回路要素の両端の任意の電圧降下(スイッチM1~M4の両端間の電圧降下など)、ノイズ(例えば、EMIノイズ)の任意の導入、又は同様のものを除いて、電圧の大きさは同一であってもよい。状況によっては、第1及び第2の端子の間の電圧のこの大きさは、コンデンサの両端間の電圧と±1%又は±3%で同じであってもよい。
それゆえ、4象限動作が可能にされ、スイッチM1~M4の切り替え時点を調整することによって、(DCからAC側へ)戻される電力と(ACからDC側へ)送達される電力との間のバランスを調整することによって、正味の電力量(主電源の半サイクル当たりのエネルギー)が制御されることができる。
このように、4象限動作は、コントローラが、((バッファ)コンデンサC2によって蓄積された電荷がこれらの端子へ流れて戻ることを選択的に可能にすることによって)第1のAC1及び第2のAC2端子の間の電圧の大きさ及び位相を制御することを可能にする。これは、LED負荷D6に供給される電力の、電力を接地/基準電圧へシャントすることを必要としない制御を可能にし、力率を改善し、(電力源の安定器を過熱させる可能性がある)電力源内を流される電流量を低減する。
AC側によってDC側に提供される電力を制御するためにスイッチング構成を適切に制御するための1つの選択肢は、コントローラが、2つのモード:コントローラが、電流が第1のスイッチ及び第4のスイッチを通って流れることを可能にし、電流が第2のスイッチ及び第3のスイッチを通って流れることを防止し、これにより、第1及び第2の端子の間の電圧が、コンデンサの両端間の電圧と大きさ及び極性が等しくなる、第1のモードと、コントローラが、電流が第2のスイッチ及び第3のスイッチを通って流れることを可能にし、電流が第2のスイッチ及び第4のスイッチを通って流れることを防止し、これにより、第1及び第2の端子の間の電圧が、コンデンサの両端間の電圧と大きさが等しいが、極性が反対になる、第2のモード、との間で切り替わるように適合させることであり得るであろう。
コントローラが第1のモードで動作するときには、スイッチング構成は、第4及び/又は第1の状態で動作する。それゆえ、第1及び第2の端子の間の電圧は、コンデンサの両端間の(実質的に一定の)電圧と大きさ及び極性が実質的に等しくなるように保持される。
コントローラが第2のモードで動作するときには、スイッチング構成は、第2及び/又は第3の状態で動作する。それゆえ、第1及び第2の端子の間の電圧は、コンデンサの両端間の(実質的に一定の)電圧と大きさが実質的に等しいが、極性が反対になるように保持される。
それゆえ、コントローラを第1及び第2のモードの間で切り替えることは、(バッファ)コンデンサC2の両端間の電圧、ひいては、図示の例では、LED負荷D6の順方向電圧に本質的に等しい振幅を有する、第1及び第2の端子の間の方形波電圧の発生を実効的にもたらす。
この方形波は、主電源周波数に等しい周波数、並びに主電源の半サイクル当たりの、戻される、及び送達されるエネルギーの量を、LED負荷へ送達されるべきである主電源の半サイクル当たりの所望のエネルギー量に一致するようバランスさせるために調整された位相を有するべきである。
それゆえ、第1及び第2の端子の間の電圧の位相の制御は、LED負荷に提供される電力、ひいては、LED負荷によって出力される光の輝度の制御を可能にする。
例えば、第1及び第2の端子の間の電圧の位相が交流入力電流の位相に等しい場合には、このとき、電流はLEDドライバのAC側からLEDドライバのDC側へ継続的に流れ、(LED負荷を流れる平均電流は最大になる。これは、LED負荷が最大輝度の光を出力する結果をもたらす。
交流入力電流と第1及び第2の端子の間の電圧との間に位相差が存在する場合には、このとき、(DC側が電力をAC側へ周期的に送り返すことになるため)DC側へ送達される平均電力量は低減される。それゆえ、LED負荷に電力供給するために利用可能な電力量が(同相の例と比べて)低減され、LED負荷によって出力される光の輝度を低減する。
第1及び第2の端子の間の電圧(即ち、AC1,AC2電圧)を方形波として形成し、EM安定器電流Iemに対する方形波の位相を調整することは、各スイッチ対M1、M4及びM2、M3の導電が、電力を戻すこと(即ち、電流がDC側からAC側へ流れる)によって開始し、電力を受電すること(即ち、電流がAC側からDC側へ流れる)で終了するという条件で、我々が、適切に選択されたストリング電圧において、実質的に改善された力率を達成することを可能にし、かつ我々が(平均)LED電流を制御することを可能にする。
これは、第1及び第2の端子の間の電圧が電力源からの交流入力電流に先行するという結果を実効的にもたらす。この電圧を交流入力電流Iemに先行させることは、LEDランプが部分的誘導性インピーダンスを有するように見える結果をもたらす。これはEM安定器のインダクタンスに実効的に追加され、それゆえ、EM安定器電流及びランプ電流を低減し、EM安定器損失を低減する。
第1及び第2の端子の間の電圧が交流入力電流に遅れる場合には、このとき、LEDランプは、部分的に容量性の挙動を有する。LEDランプがEM安定器のインダクタンスと直列になっているため、LEDランプのこの容量性挙動がEM安定器の誘導性インピーダンスから実効的に減じ、EM安定器のより高い電流、ひいてはより多くの損失をもたらすことになるであろう。
それゆえ、LED照明システム全体の力率を改善するために、コントローラは、第1及び第2の端子の間の電圧の位相を、それが交流入力電流に先行するように制御するべきである。これは第1/第2のモードの間の切り替えの適切なタイミングを通じて遂行されることができる。
(上述された)スイッチング構成の可能な状態を参照すると、したがって、スイッチング構成は、第4の状態から、第1の状態へ、第2の状態へ、第3の状態へ移行してもよい。このプロセスが反復的に繰り返されなければならない。
しかし、シミュレーションは、第1及び第2の端子の間の電圧を方形波として形成することは、LEDランプ全体が、望ましくないレベルのTHD(total harmonic distortion(全高調波歪み))、及び(LEDランプに最終的に電力供給する)主電源の個々の高調波を依然としてもたらし得ることを示した。このTHDは、第1及び第2の端子の間の方形波電圧の高調波成分によって生じるに違いないと認識された。なぜなら、それがシステム内の高調波歪みの実効的に唯一の発生源であるからである。
全方形波電圧は、相当の高調波を含み、例えば、第3高調波は、このとき、第1の高調波の33%(1/3)であり、第5高調波は20%(1/5)であり、第7高調波14%は(1/7)であるなどする。
方形波信号の高調波成分は、その方形波のデューティサイクルに依存することが認識された。(第1及び第2の端子の間の)電圧のデューティサイクルを調整することによって、したがって、方形波電圧、ひいては、EM安定器及び主電源電流の高調波成分を調整又は操作することができる可能である。
スイッチング構成33は、第1のAC1及び第2のAC2端子をシャントするか、又は短絡させるための選択肢を与える。これは、M1及びM2の両方を同時に導電状態にさせること、又はM3及びM4の両方を同時に導電状態にさせることのどちらかによって達成されることができる。好ましくは、容易なゲート駆動の理由のために、シャント段階は、第3及び第4のスイッチを同時に導電状態にさせることによって達成される。
第1及び第2の端子が互いに短絡させられているときには、第1のAC1及び第2のAC2端子の間の電圧は実効的に/実質的に0である。
それゆえ、適切なゲート駆動動作によって、スイッチング構成は、4象限動作及びシャント段階の能力を有し、それゆえ、第1及び第2の端子の間のデューティサイクル制限電圧を合成することができる。
したがって、コントローラは、コントローラがスイッチング構成を、第1及び第2の端子が実効的に互いに短絡されるように制御する、第3のモードで動作可能であってもよい。
好ましくは、コントローラは、第1の期間にわたって、第1のモードで動作し、第2の、後続の期間にわたって、第3のモードで動作し、第3の、後続の期間にわたって、第2のモードで動作し、第4の、後続の期間にわたって、第3のモードで動作するというシーケンスを反復的に遂行するように適合されている。
これは、スイッチング構成が、第4/第1の状態で動作することから、シャント段階で動作することへ、第2/第3の状態で動作することへ、シャント段階で動作することへ移行する結果を実効的にもたらす。
(上述された)スイッチング構成の可能な状態を参照すると、第1及び第2の端子の間の電圧が交流入力電流に先行すること(これにより、LED照明システム全体の電力特性を改善すること)を確実にするために、スイッチング構成は、第4の状態、次に第1の状態、次にシャント段階、次に第2の状態、次に第3の状態、及び次に別のシャント段階で順次に動作するように制御されてもよい。このプロセスが反復的に繰り返される。
換言すれば、スイッチング構成は、AC1,AC2電圧が正である状態でのM1及びM4を介した電力リターン及び次に送達段階と、M3及びM4を介した第1のシャント段階と、AC1、AC2電圧が負である状態でのM2及びM4を介した電力リターン及び次に送達段階と、M3及びM4を介した第2のシャント段階との間で順次に移行することになる。
好ましくは、第1及び第2の期間を合わせた持続時間は、第3及び第4の期間を合わせた持続時間に等しい。好ましくは、第1及び第3の期間の持続時間は、実質的に同じである。好ましくは、第2及び第4の期間の持続時間は、実質的に同じである。これらの好ましい条件の全てを満たすことは対称的な信号を生じさせることになり、低減された高調波をもたらす。
図4に、この好ましい制御シーケンスが示されており、同図は、制御シーケンスのサイクル、並びに第1及び第2の端子の間の電圧V(AC1,AC2)への効果を実例で示す。比較の目的のために、交流入力電流の図も与えられている。
図示の制御信号M1~M4は、それぞれのスイッチM1~M4のゲートにおける電圧(即ち、ゲート駆動信号)の制御を示す。スイッチをこの仕方で制御する方法は、当業者によく知られている。
2つの「高側」スイッチ(M1、M2)については、ゲート駆動信号は両方とも、スイッチのソース(ここでは、それぞれ第1の端子及び第2の端子)に対するものである。したがって、スイッチング構成は、ゲート駆動信号を接地/基準からそれぞれのソースへレベルシフトするためのレベルシフタを含んでもよい。このような制御方法は、当業者にとって既知であろう。
2つの「低側」スイッチ(M3、M4)については、ゲート駆動信号は両方とも、接地/基準電圧に対するものである。
最初に、時間t~時間tにおいて、コントローラは第1のモードで動作する。これにより、電圧V(AC1,AC2)は、(コンデンサに直接接続されたLEDストリングの順方向電圧に実効的に等しくてもよい、コンデンサの両端間の電圧である)一定の正の電圧レベルに保持される。交流入力電流が負である、即ち、時間t~t0'にあるときには、電流は、コンデンサから第1の端子へ流れ、電圧V(AC1,AC2)を正の電圧レベルに維持する。それゆえ、時間t~t0'では、電荷は、LEDドライバのDC側からAC側へ流れる。交流入力電流が正である、即ち、時間t0'~tにあるときには、電流は、第1の端子からコンデンサへ流れる。電圧V(AC1,AC2)は、C2の緩衝効果によって正の電圧レベルに維持される。それゆえ、時間t0'~tでは、電荷はLEDドライバのAC側からDC側へ流れる。
時間t~時間tにおいて、コントローラは、次に、第3のモードで動作する。それゆえ、第1及び第2の端子が実効的に短絡されるため、電圧V(AC1,AC2)は0に保持される。
時間t~時間tにおいて、コントローラは、第2のモードで動作する。これにより、電圧V(AC1,AC2)は、(コンデンサに直接接続されたLEDストリングの順方向電圧に実効的に等しくてもよい、コンデンサの両端間の電圧と大きさが等しいが、極性が反対である電圧である)一定の負の電圧レベルに保持される。交流入力電流が正である、即ち、時間t~t2'にあるときには、電流は、コンデンサから第2の端子へ流れ、電圧V(AC1,AC2)を負の電圧レベルに維持する。これは、第2の端子における電流が、第1の端子において提供される交流入力電流と極性が反対であるためである。それゆえ、時間t~t2'では、電荷は、LEDドライバのDC側からAC側へ流れる。交流入力電流が負である、即ち、時間t2'~tにあるときには、電流は、第2の端子からコンデンサへ流れる。電圧V(AC1,AC2)は、C2の緩衝効果によって負の電圧レベルに維持される。それゆえ、時間t2'~tでは、電荷は、LEDドライバのAC側からDC側へ流れる。
時間t~時間tにおいて、コントローラは、次に、第3のモードで動作する。それゆえ、第1及び第2の端子が実効的に短絡されるため、電圧V(AC1,AC2)は0に保持される。
図4から分かるように、本提案の制御方法は、(コンデンサ放電、又はスイッチM1~M4の両端間の電圧降下に起因するわずかなばらつきが全くなければ)第1及び第2の端子の間の電圧の大きさが実効的に3つの電圧レベルの間で切り替えられることを可能にする。これは、第1及び第2の端子の間の電圧の位相の制御、並びに第1の端子における電圧のデューティサイクル及び第2の端子における電圧のデューティサイクルの制御を可能にする。用語「デューティサイクル」の厳密な説明は上述された。したがって、第1及び第2の端子の間の電圧と交流入力電流との間の位相差が(図示のように)達成されることができる。
所望のレベルの、THD(即ち、所定の値未満のTHD)及び/又は個々の高調波(例えば、既定の限度未満の個々の高調波率)を達成するために、適切なデューティサイクルを選択することが重要であってもよい。特に、デューティサイクルは、LED負荷への特定の電力量の送達を依然として可能にしつつ、LEDドライバが特定の所定の性能規格を満たすことを可能にするように選択されてもよい。
第1の期間の持続時間は、第3の期間の持続時間に等しくなるように制御される。それゆえ、(例えば、接地/基準電圧/ノードに対する)第1の端子AC1における電圧のデューティサイクルは、(例えば、接地/基準電圧/ノードに対する)第2の端子AC2における電圧のデューティサイクルと実質的に同じである。
デューティサイクルは、他の期間に対する第1/第3の期間の持続時間を規定する。それゆえ、デューティサイクルは、第1及び第2の端子の間の電圧が所定の非ゼロの電圧にある1つのサイクルの間の時間の長さ、即ち、電圧が、バッファコンデンサの電圧レベルにある、又はバッファコンデンサの電圧レベルと反対の極性であるが、等しい大きさの電圧レベルにある、時間の割合を規定する。
デューティサイクルは、第1の期間の持続時間を第1、第2、第3、及び第4の期間の持続時間の合計で除算することによって算出されることができるであろう。別の例では、デューティサイクルは、第1、第2、第3、及び第4の期間の持続時間の合計の第3の期間の持続時間を除算することによって算出されることができるであろう。
LEDドライバの性能特性は、(バッファ)コンデンサの両端間の電圧に依存することも留意される。したがって、LEDランプ全体の性能を最適化するために、バッファコンデンサの両端間の電圧を選択及び/又は制御することが必要であってもよい。
図5~図7は、デューティサイクルの適切な選択を助けるための図3に示される回路の任意のバージョンに対するいくつかのシミュレーション結果を示す。ここで、デューティサイクルは、電荷が第1の端子とバッファコンデンサとの間で流れることを可能にされる時間の割合である、第1の端子のデューティサイクルを指す。第2の端子のデューティサイクルは、第1の端子のデューティサイクルと実質的に同一であると仮定される。
図5は、上述の方式に従う第1及び第2の端子の間の電圧の制御によって生じた、第1及び第2の端子の間の電圧についての、第1高調波に対して正規化された、電圧の第3、第5、第7、及び第9高調波の大きさを示す。各高調波の大きさは、図5に示されるように、異なるダッシュ-ドットの組み合わせを用いて示されている。
図6は、上述の方式に従う第1及び第2の端子の間の電圧の制御によって生じた、第1高調波に対して正規化された、交流入力電流の第3、第5、第7、及び第9高調波の大きさを示す。各高調波の大きさは、図6に示されるように、異なるダッシュ-ドットの組み合わせを用いて示されている。
図7は、上述の方式に従う第1及び第2の端子の間の電圧の制御によって生じた、第1高調波に対して正規化された、交流入力電流の第3、第5、第7、及び第9高調波の大きさを示す。各高調波の大きさは、図7に示されるように、異なるダッシュ-ドットの組み合わせを用いて示されている。
図7では、高調波の各大きさは、IEC61000-3-2(規格)に則ったその高調波の許容可能な割合で更に除算されている。これは、(説明例の目的のために)どの高調波が、この規格についての要件を満たすのに支配的であるのかを示すことを助ける。
図7は、最初の9つの高調波のみに基づく、電流に対するTHDの指示(THD9)を更に示す。
図5~図7から分かるように、33%のデューティサイクルにおいては、第1及び第2の端子の間の電圧を制御することは、第3及び第9高調波成分を全く導入しない。逆に、33%のデューティサイクルにおいては、相当の第5及び第7高調波成分が存在する。用途によっては、これは受け入れ可能であるが、他の用途については、主電源電流内に生じた第5及び/又は第7高調波は、要求レベルを上回る。
図7は、約38%のデューティサイクルにおいて、第5高調波は非常に低く、第3、第7、及び第9高調波は全て、それらの要求レベルに対して正規化されてほぼ等しく、また、要件に対して最小を成すことを示す。したがって、高調波の要件が38%のデューティサイクルの前後で満たされない場合には、このとき、それらが他のデューティサイクルにおいて満たされる可能性は低いことが提案される。
前述のように、LEDランプの全体的性能は、選択されたデューティサイクル及びバッファコンデンサC2の電圧に依存する。
適切なデューティサイクル(及びバッファコンデンサC2の電圧)を算出する一例が、光が(主電源から)95Wの領域内の電力を出力することを可能にする適切な値を識別するという文脈で与えられる。適切なデューティサイクル及びLEDストリング電圧の値は、無論、電力源の構成に依存することになる。
デューティサイクル及び(バッファ)コンデンサC2の両端間の電圧(即ち、第1及び第2の端子の間の最大電圧)の可能な魅力的な組み合わせの探索が実施され、所望のLED電力(例えば、95Wなどの、特定のワット数)を得るために必要とされる位相シフトを決定し、関連する重要な性能パラメータを決定した。
表1は、第1の電力源(HPI)のに対するこの探索の結果を示す。表2は、第2の、異なる電力源(SON)のに対するこの探索の結果を示す。
表1及び表2は、異なるLED負荷及びデューティサイクルに対する様々な性能パラメータ(力率、THD、H3、H5、H7、H9、H11)を示す。PFは、LED照明システム(即ち、LEDランプ、及び電力源の非主電源構成要素の組み合わせ)の力率を表し、THDは、LED照明システムによって主電源に導入された全高調波歪みを表し、H3~H11は、識別されたデューティサイクルで動作することによって導入された異なる高調波に対する高調波電流を主電源入力電流の百分率として表す(例えば、H3は第3高調波に対応し、H5は第5高調波に対応するなどする)。
LED照明システムがイグナイタを備える場合には、C2電圧Vは、好ましくは、イグナイタが点弧パルスを発生することを防止又は停止するために十分に低い(及び例示的な表については、そうなっている)。それゆえ、このシナリオでは、イグナイタは、表において与えられている値に無視できるほどの影響を及ぼす。
図1を参照すると、表1については、以下の構成要素値:Lem:250mH及びCcomp:15μFが第1の電力源に対して用いられ、表2については、以下の構成要素値:Lem:214mH及びCcomp:32μFが第2の電力源に対して用いられた。どちらの場合にも、LED負荷D6のターゲット出力電力は95Wであった。
これらの表から、LEDランプに対する適切なデューティサイクル及びバッファコンデンサ電圧Vが、所望の性能基準を満たすために選択されることができる。
例として、所望の性能基準が、0.9よりも大きい力率、20%よりも小さい全高調波歪み、並びにIEC61000-3-2基準(H3<27%、H5<10%、H7<7%、H9<5%、及びH11<3%)を満たす高調波値を維持することであるシナリオを考える。
表1から分かるように、第1の電力源に接続されたLEDランプに対して、これらの所望の性能基準を満たすバッファコンデンサ電圧V及びデューティサイクルのただ1つの組み合わせ(それぞれ、140V及び0.38)が存在する。
Figure 0007433423000001
表2から分かるように、所望の性能基準が、第2の電力源に接続されたLEDランプに対して満たされるストリング電圧及びデューティサイクルの5つの組み合わせが存在する。
上述のことから、スイッチング構成の最適なデューティサイクルは、0.25から0.5まで、より好ましくは、0.3~0.4、より好ましくは、0.33~0.39、及び更により好ましくは、0.37~0.39であり、なおより好ましくは、0.38にあることが明らかである。
同様に、第1及び第2のモードで動作する好ましい合わせた長さは、コントローラが第3のモードで動作する累積時間の1~9倍、より好ましくは、この累積時間の1.5~4倍、より好ましくは、この累積時間の1.9~3.6倍、より好ましくは、この累積時間の2.8~3.6倍、更により好ましくは、この累積時間の3.17であってもよい。
Figure 0007433423000002
これらの結果は、異なる種類の電力源に対しては異なる(バッファ)コンデンサC2電圧で実行することが好ましいこと(ましてや、必要であること)を示す。これは、ストリング電圧を切り替えることによって(例えば、LED負荷の1つ以上の要素を選択的に迂回することによって)、又はバッファコンデンサC2とLEDストリングとの間の電力変換器を有することによって達成されることができる。
電力源のイグナイタ15Bを(存在する場合に)動作させるのを回避するために、LED負荷の最大許容順方向電圧(ひいては、第1のAC1及び第2のAC2端子の間の最大電圧)が存在してもよい。最大許容電圧はイグナイタ15Bのトリガ電圧(即ち、イグナイタをトリガするであろう電圧)に依存してもよい。
例えば、いくつかのイグナイタは、入力構成における電圧が190Vを超えたときに、点弧パルスを発生することを開始してもよく、他のイグナイタは、より高い電圧で開始してもよい。したがって、第1及び第2の端子の間の最大電圧が、このような限度を超えることを防止することが望まれる。
図8は、本発明の別の実施形態に係る、LED負荷D6及びLEDドライバ81を備えるLEDランプ80を示す。
LEDドライバ81は、この場合も先と同様に、入力構成82、出力ノード83、スイッチング構成84、及びコントローラ85を備える。
LEDドライバ81は、スイッチング構成84が、第1の端子を第1の中間ノードN1に接続する第1の誘導性要素L1を更に含むという点で、図3において説明されたLEDドライバ31とは異なり、第1のスイッチは(第1の端子に直接ではなく)第1の中間ノードN1に結合し、第3のスイッチは(第1の端子に直接ではなく)第1の中間ノードに結合する。
これは、LEDドライバ81がスイッチモード電源として動作することを実効的に可能にする。これは、LED照明システム内の他所で(例えば、出力ノードに接続された)スイッチモード電源を用いる必要を回避する。これはまた、コンデンサC2の両端間の電圧が直接制御されることができ、任意のLED負荷D6が出力ノード83に直接接続される能力をもたらすことも意味する。
図3において説明された、LEDドライバ31の全てのスイッチM1~M4は、主電源周波数(即ち、交流入力電流の周波数)で切り替えられた。図8のLEDドライバ81では、スイッチM1~M4のうちの少なくとも2つは、主電源周波数を実質的に上回る周波数で切り替えられる。
様々な異なる切り替え方式が、交流入力電流Iemと(バッファ)コンデンサC2との間の電流又は電力の流れを制御するために用いられることができるであろう。
電磁干渉(EMI(electromagnetic interference))を低減するものと識別された一実施例では、切り替え方式が、第2のM2及び第4のM4スイッチを主電源周波数で交互に切り替えることを含む。この切り替え方式では、AC1の電圧がAC2に対して正であるべきであるときには、第4のスイッチM4は、導電状態にされなければならない(及び第2のスイッチM2は非導電状態にされなければならない)。AC2がAC1に対して正であるべきであるときには、第2のスイッチM2は、導電状態にされなければならない(及び第4のスイッチは非導電状態にされなければならない)。AC1及びAC2がいつ正又は負であるべきかの決定は、(交流入力電流Iemに対する)AC1とAC2との間の電圧の所望の位相を達成するために行われる。
それゆえ、第2及び第4のスイッチは、主電源周波数(即ち、交流入力電流Iemの周波数)で切り替えられる。
第1のM1スイッチ及び第3のM3スイッチは、中間ノードが、(図示の例ではLED負荷D6の順方向電圧である、一定の電圧に実効的に保持された)(バッファ)コンデンサC2に接続されるのか、又は接地/基準電圧に接続されるのかを制御する。インダクタL1は、コンデンサC1と組み合わせて、ローパスフィルタの役割を果たす。
例えば、パルス幅変調(PWM(pulse width modulation))技法を用いることを用いて中間ノードにおける電圧を制御することは、第1の端子AC1における電圧の、疑似正弦波の様態での制御を可能にする。これは、第1及び第2の端子の間の電圧が、疑似正弦波電圧を発生するように制御されることを可能にする。
換言すれば、第1のM1及び第3のスイッチM3の導電性が、(例えば、接地/基準電圧に対する)第1の中間ノードN1における電圧のデューティサイクルを、AC1及びAC2端子の間に発生されるべき(HF平均された)電圧に一致させるよう変更するように制御される。
第1及び第2の端子の間の所望のAC電圧信号を得る好適な方法は、D級(スイッチモード)音声増幅器において採用されている方法から適合されてもよい。コントローラ85は、このような方法を採用するように適合されていてもよい。
結合コンデンサC1は、LEDランプの(即ち、AC1及びAC2端子の間の)高周波高調波成分を更に低減するために、AC1及びAC2端子の間の任意の高周波電圧を更に平滑化するための役割を果たす。
図9は、本発明の別の実施形態に係る、LED負荷D6及びLEDドライバ91を備えるLEDランプ90を示す。
LEDドライバ91は、この場合も先と同様に、入力構成92、出力ノード93、スイッチング構成94、及びコントローラ95を備える。
LEDドライバ91は、スイッチング構成94が、第2の端子AC2を第2の中間ノードN2に接続する第2の誘導性要素L2を更に含むという点で、図8において説明されたLEDドライバ81とは異なり、第2のスイッチは(第2の端子に直接ではなく)第2の中間ノードN2に結合し、第4のスイッチは(第2の端子に直接ではなく)第2の中間ノードに結合する。
これは、コントローラが、AC1及びAC2端子の間の電圧レベルの制御を更に改善するために、例えば、フルブリッジD級増幅器と共に採用されているものなどの、他の切り替え方式を用いることを可能にする。当業者は、第1のAC1及び第2のAC2端子の間の電圧レベルを制御するためのこのような方式を採用する能力を有するであろう。
このような制御方式では、分岐M1、M3及びM2、M4は両方とも高周波数で切り替わっており、M2とM4との間のノードの電圧のデューティサイクルは、M1とM3との間のノードの電圧のデューティサイクルと逆位相で変化する。好ましくは、第1の中間ノードN1は、第2の中間ノードN2が、接地/基準電圧に接続されるように制御されたときには、(バッファ)コンデンサC2に接続されるように、及びその逆のように制御される。これは、例えば、M1及びM4をオン状態で(並びにM2及びM3をオフ状態で)駆動することを同期させ、M1及びM4のオン状態制御に相補的に、M2及びM3をオン状態で(並びにM1及びM4をオフ状態で)同期して駆動することによって達成されることができる。
このとき、これらのデューティサイクルは、図8において説明されるLEDランプ80に対して示されたのと同じPWM方法を用いて発生される。
D級増幅器に対する制御方法が本発明のためにどのように適合されることができるであろうかが議論された。
D級増幅器と本提案の4象限SMPS変換器との主な相違は、D級増幅器の負荷は通常、ラウドスピーカであり、その結果、D級増幅器内の平均の電力/エネルギーの流れは、DC側(即ち、電力源)からAC側(ラウドスピーカ)になるという事実にある。
逆に、本提案の4象限SMSP変換器は、そのAC側において、D級増幅器がラウドスピーカに接続するところ、第1のAC1及び第2のAC2端子に接続し、そのDC側コンデンサC2において、D級増幅器がそのDC電源に接続するところ、LED負荷D6に接続する。
それゆえ、D級増幅器及び本提案の4象限SMPS変換器は両方とも、それらのDC側におけるDC電圧からそれらのAC側におけるAC電圧を合成する。しかし、平均の電力/エネルギーの流れは反対であり、D級増幅器では、それはDC側からAC側へのものであり、我々の提案する4象限SMPS変換器では、それはAC側からDC側へのものである。
第1の、及び随意に、第2の誘導性要素を採用した本提案の実施形態では、ノードAC1及びAC2の間で合成される電圧波形は、理想的には、(交流入力電流Iemと、実質的に、又は好ましくは正確に、同じ周波数を有し、交流入力電流に対する制御可能な位相シフトを有する)完璧な正弦波になるであろう。
とは言え、(第1及び第2の端子の間の)電圧波形は、完璧な正弦波である必要はなく、AC1,AC2電圧のそれらの高調波が、主電源電流高調波に関する要件を超える交流入力電流Iem(ひいては、主電源電流)の高調波電流をもたらさない限り、より高い高調波を含んでもよい。
第1の、及び随意に、第2の誘導性要素を採用した実施形態は、スイッチング構成が切り替えの適切な制御を通じて力率補正段として機能することもできるように適合されることができるであろう。これは、LEDランプが、主電源以外の追加の要素(例えば、安定器Lem、補償コンデンサCcomp)のうちの1つ以上を含まない電力源への接続に適することが望まれる場合に、特に有用である。
電力源が主電源のみを含む、即ち、LEDランプ90が主電源に直接接続されている場合には、スイッチング構成94は、例えば、2象限制御アプローチを利用した、既知の制御メカニズムに従って制御されてもよい。
これにより、これらの実施形態は、(例えば、安定器Lem及び/又は補償コンデンサCcompを含む、又は省略した)異なる電力源のために用いられることができる一段変換器LEDドライバの使用を可能にし、唯一の相違は、電力スイッチM1~M4を駆動する制御方法にある。
4象限SMSP変換器の1つの不利点は、電力源がEM安定器を含むときには、誘導性要素L1(及びL2)が全平均交流入力電流Iemに対処することができなければならず、このIem電流のピークの約2.5倍において飽和してはならないことである。インダクタの飽和は、SMSP変換器がSMPSとして適切に機能しなくなることを意味する。この電流は、主電源のみ(即ち、EM安定器を含まない)から引き出された交流入力電流よりも実質的に高い。
実施例によっては、電力源がEM安定器を含む場合には、スイッチング構成を交流入力電流(即ち、主電源の電流)の周波数で動作させ、電力源が主電源のみを含む、即ち、EM安定器を含まない場合には、スイッチング構成を力率補正として(即ち、従来のスイッチモード電源動作で)動作させることが可能であってもよいであろう。これは、より小さい誘導性要素が用いられることを可能にしてもよい。
スイッチング構成内の第1の(及び随意に、第2の)誘導性要素を採用しない実施形態は、LEDランプ全体の性能特性の改善を依然として可能にしつつ、低減された数の構成要素(特に、高価な、及び/又はかさ高な誘導性構成要素)を有することから恩恵を受ける。このような実施形態はまた、誘導性要素を採用した実施形態と比べて(例えば、誘導性要素内の電力損失のゆえに)低減された電力損失も有する。
図面、本開示、及び添付の請求項の検討によって、開示される実施形態に対する変形形態が、当業者により理解されることができ、また、特許請求される発明を実施する際に実行されることができる。請求項では、単語「備える(comprising)」は、他の要素又はステップを排除するものではなく、不定冠詞「1つの(a)」又は「1つの(an)」は、複数を排除するものではない。単一のプロセッサ又は他のユニットが、請求項において列挙される、いくつかの項目の機能を果たしてもよい。特定の手段が、互いに異なる従属請求項内に列挙されているという単なる事実は、これらの手段の組み合わせが、有利に使用され得ないことを示すものではない。コンピュータプログラムが上で議論されている場合、コンピュータプログラムは、他のハードウェアと共に、又は他のハードウェアの一部として提供される、光学記憶媒体又は固体媒体などの、好適な媒体において記憶/頒布されてもよいが、また、インターネット、又は他の有線若しくは無線の電気通信システムなどを介して、他の形態で頒布されてもよい。用語「ように適合される」が特許請求の範囲または詳細な説明で使用される場合、用語「ように適合される」は、用語「ように構成される」と同等であることを意味する。請求項中のいかなる参照符号も、範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。

Claims (8)

  1. 交流入力電流を提供するように適合された電力源からLED負荷を駆動するための出力電力を発生するためのLEDドライバであって、前記LEDドライバが、
    前記電力源からの前記交流入力電流を受電するための、第1の端子及び第2の端子を含む入力構成と、
    前記LED負荷を駆動するための出力電力を提供するための出力ノードと、
    前記出力ノードと接地基準電圧との間に接続されたコンデンサであって、前記コンデンサが、前記LEDドライバが電力供給されるときに、前記コンデンサの両端間の電圧が実質的に一定になるように構成されている、コンデンサと、
    前記第1の端子を前記出力ノードに直接接続する第1のスイッチ、
    前記第2の端子を前記出力ノードに直接接続する第2のスイッチ、
    前記第1の端子を前記接地基準電圧に直接接続する第3のスイッチ、及び
    前記第2の端子を前記接地基準電圧に直接接続する第4のスイッチを含むスイッチング構成であって、前記スイッチング構成が、前記第1の端子を前記出力ノード又は前記接地基準電圧のどちらかに、かつ前記第2の端子を前記出力ノード又は前記接地基準電圧のどちらかに、制御可能に接続し、これにより、前記第1の端子及び前記第2の端子の間の前記電圧の、大きさ、並びに前記交流入力電流の位相に対する位相の制御を可能にするように適合されている、スイッチング構成と、
    前記スイッチング構成を制御し、これにより、前記第1の端子及び前記第2の端子の間の電圧の前記大きさ、並びに前記交流入力電流の位相に対する前記第1の端子及び前記第2の端子の間の電圧の位相を制御するように適合されており、その結果、前記入力構成と前記出力ノードとの間のエネルギー伝達が双方向的に制御可能になり、これにより、前記出力電力の平均大きさを制御する、コントローラであって、
    前記コントローラが、前記第1の端子と前記第2の端子との間の前記電圧の周波数を、前記交流入力電流の周波数に等しくなるよう制御するように適合されており、
    前記コントローラが、
    前記コントローラが、電流が前記第1のスイッチ及び前記第4のスイッチを通って流れることを可能にし、かつ電流が前記第2のスイッチ及び前記第3のスイッチを通って流れることを防止し、これにより、前記第1の端子及び前記第2の端子の間の前記電圧が、前記コンデンサの両端間の前記電圧と大きさ及び極性が等しくなる、第1のモード、
    前記コントローラが、電流が前記第2のスイッチ及び前記第3のスイッチを通って流れることを可能にし、かつ電流が前記第2のスイッチ及び前記第4のスイッチを通って流れることを防止し、これにより、前記第1の端子及び前記第2の端子の間の前記電圧が、前記コンデンサの両端間の前記電圧と大きさが等しいが、極性が反対になる、第2のモード、並びに
    前記コントローラが前記スイッチング構成を、前記第1の端子及び前記第2の端子が実効的に互いに短絡されるように制御する、第3のモード、
    で動作可能であるように適合されており、
    前記コントローラが、前記コントローラが前記第1のモードで動作する時間と前記第2のモードで動作する時間との累積時間が、前記コントローラが前記第3のモードで動作する累積時間の1~9倍であることに適合されている、コントローラと、を備えるLEDドライバ。
  2. 前記コントローラが、前記出力ノードに接続可能なLED負荷によって出力されるべき光の所望の大きさを示す制御信号に応じて、前記第1の端子及び前記第2の端子の間の前記電圧の前記位相を制御するように適合されている、請求項1に記載のLEDドライバ。
  3. 前記コントローラが、前記交流入力電流の1周期当たり、前記コントローラが前記第1のモードで動作する時間が、前記交流入力電流の同じ周期当たり、前記コントローラが前記第2のモードで動作する時間と実質的に同じであることに適合されている、請求項1に記載のLEDドライバ。
  4. 前記コントローラが、
    第1の期間にわたって、前記第1のモードで動作し、
    第2の期間にわたって、前記第3のモードで動作し、
    第3の期間にわたって、前記第2のモードで動作し、
    第4の期間にわたって、前記第3のモードで動作するというシーケンスを反復的に遂行するように適合されている、請求項1乃至3の何れか一項に記載のLEDドライバ。
  5. 前記第2の期間の持続時間及び前記第4の期間の持続時間が実質的に同じである、請求項4に記載のLEDドライバ。
  6. 前記コントローラが、
    前記交流入力電流から前記第1の端子への電流の流れが正である時間の少なくとも一部分にわたって前記第1のモードで動作し、かつ
    前記交流入力電流から前記第1の端子への前記電流の流れが負である時間の少なくとも一部分にわたって前記第2のモードで動作する、ように適合されている、請求項3乃至5の何れか一項に記載のLEDドライバ。
  7. 請求項1乃至6の何れか一項に記載のLEDドライバと、
    前記出力ノードに接続されたLED負荷と、
    を備えるLEDランプ。
  8. 請求項7に記載のLEDランプと、交流入力電流を前記LEDドライバの前記入力構成に提供するために主電源に接続するように適合された電磁安定器と、を備えるLED照明システム。
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