JP7431698B2 - 車外環境認識装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自車両の進行方向に存在する車両を特定する車外環境認識装置に関する。
従来、特許文献1のように、自車両の前方に位置する車両等の立体物を検出し、先行車両との衝突を回避する技術や、先行車両との車間距離を安全な距離に保つように制御する技術が知られている。このような制御を実現するために、例えば、特許文献2のように、所定の検出領域の輝度変化または面積変化に基づいてブレーキランプの点灯を検出し、先行車両の減速状態を判断する技術が開示されている。
特許第3349060号公報 特許第3872179号公報
夜間に走行する場合、車外の環境を撮像した画像の輝度が低くなり、エッジを認識しにくくなって、先行車両の特定精度が低下する。そこで、夜間において、自車両では、エッジ等による先行車両自体の特定に加え、テールランプまたはブレーキランプを抽出して、先行車両の特定に用いる。テールランプやブレーキランプは、先行車両の背面において左右対称に配置され、互いに高さや自車両からの相対距離が等しいはずである。したがって、先行車両を特定するためには、テールランプやブレーキランプをそれぞれ単一の光源として認識するだけでなく、先行車両の特定精度の向上を図るため、ペア(一組、対)である光源(かかる光源を以下ではペア光源という)として認識するのが望ましい。
しかし、ペアとして認識した2つの光源が、実は、異なる車両それぞれのテールランプやブレーキランプである場合がある。例えば、左に位置する車両の右のテールランプと右に位置する車両の左のテールランプとをペア光源として誤認識する場合がある。そうすると、先行車両を特定するまでに時間を要することがある。また、本来存在しない先行車両を誤認してしまい、自車両の挙動が不安定になるおそれがある。
本発明は、このような課題に鑑み、ペア光源を適切に特定することが可能な、車外環境認識装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の車外環境認識装置は、画像から光源を抽出する光源抽出部と、抽出された光源同士の位置関係に基づいてペア光源を特定するペア光源特定部と、ペア光源を車両の一部とみなすことができる車両信頼度を導出する信頼度導出部と、ペア光源の車両信頼度が所定の再特定閾値未満の場合、車両信頼度が再特定閾値未満のペア光源近傍において新たなペア光源を特定するペア光源再特定部と、ペア光源の位置および車両信頼度に基づいて車両を特定する車両特定部と、を備える。
ペア光源再特定部は、車両信頼度が再特定閾値未満のペア光源における一方の光源に対する位置関係に基づいて新たなペア光源を特定してもよい。
本発明によれば、ペア光源を適切に特定することが可能となる。
車外環境認識システムの接続関係を示したブロック図である。 車外環境認識装置の概略的な機能を示した機能ブロック図である。 車外環境認識方法の流れを示すフローチャートである。 輝度画像および距離画像を説明するための説明図である。 光源のペアリングを説明するための説明図である。 ペアリングの問題点を説明するための説明図である。 信頼度導出処理の流れを示すフローチャートである。 ペア光源再特定部の動作を説明するための説明図である。 車両特定処理を説明する説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(車外環境認識システム100)
図1は、車外環境認識システム100の接続関係を示したブロック図である。車外環境認識システム100は、撮像装置110と、車外環境認識装置120と、車両制御装置130とを含む。
撮像装置110は、CCD(Charge-Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等の撮像素子を含んで構成され、自車両1の前方の車外環境を撮像し、少なくとも輝度の情報が含まれる輝度画像(カラー画像やモノクロ画像)を生成することができる。また、撮像装置110は、自車両1の進行方向側において2つの撮像装置110それぞれの光軸が略平行になるように、略水平方向に離隔して配置される。撮像装置110は、自車両1の前方の検出領域に存在する立体物を撮像した輝度画像を、例えば1/60秒のフレーム毎(60fps)に連続して生成する。
また、車外環境認識装置120は、2つの撮像装置110それぞれを通じ、例えば、先行車両や対向車両の挙動、進行路の状況等、車外の環境を認識する。そして、車外環境認識装置120は、認識した車外環境と、自車両1の走行状況とに基づいて、自車両1の走行における速度制御や舵角制御を行う。車外環境認識装置120については後程詳述する。
車両制御装置130は、ECU(Electronic Control Unit)等で構成され、ステアリングホイール132、アクセルペダル134、ブレーキペダル136を通じて運転手の操作入力を受け付け、操舵機構142、駆動機構144、制動機構146に伝達することで自車両1を制御する。また、車両制御装置130は、車外環境認識装置120の指示に従い、操舵機構142、駆動機構144、制動機構146を制御する。
(車外環境認識装置120)
図2は、車外環境認識装置120の概略的な機能を示した機能ブロック図である。図2に示すように、車外環境認識装置120は、I/F部150と、データ保持部152と、中央制御部154とを含んで構成される。
I/F部150は、撮像装置110、および、車両制御装置130との双方向の情報交換を行うためのインターフェースである。データ保持部152は、RAM、フラッシュメモリ、HDD等で構成され、以下に示す各機能部の処理に必要な様々な情報を保持する。
中央制御部154は、中央処理装置(CPU)、プログラム等が格納されたROM、ワークエリアとしてのRAM等を含む半導体集積回路で構成され、システムバス156を通じて、I/F部150、データ保持部152等を制御する。また、本実施形態において、中央制御部154は、画像取得部160、距離画像生成部162、光源抽出部164、ペア光源特定部166、信頼度導出部168、ペア光源再特定部170、光源追跡部172、車両特定部174としても機能する。以下、車外環境認識方法について、当該中央制御部154の各機能部の動作も踏まえて詳述する。
(車外環境認識方法)
図3は、車外環境認識方法の流れを示すフローチャートである。かかるフローチャートは所定の割込時間周期で繰り返し実行される。車外環境認識方法では、まず、画像取得部160が、複数の輝度画像を取得する(S200)。次に、距離画像生成部162が、距離画像を生成する(S202)。続いて、光源抽出部164が、輝度画像から光源を抽出する(S204)。次に、ペア光源特定部166が、抽出された光源同士の位置関係に基づいてペア光源を特定する(S206)。続いて、信頼度導出部168が、ペア光源を車両の一部であるとみなすことができる車両信頼度を導出する(S208)。次に、ペア光源再特定部170が、ペア光源の車両信頼度が所定の再特定閾値未満の場合、車両信頼度が再特定閾値未満のペア光源近傍において新たなペア光源を特定する(S210)。続いて、光源追跡部172が、特定された光源ペアをそれぞれ追跡する(S212)。そして、車両特定部174が、ペア光源の位置および車両信頼度に基づいて車両を特定する(S214)。以下、車外環境認識方法の各処理について詳細に説明する。
(画像取得処理S200)
図4(図4A~図4C)は、輝度画像および距離画像を説明するための説明図である。画像取得部160は、撮像装置110で光軸を異として撮像された複数(ここでは2)の輝度画像を取得する。ここで、画像取得部160は、輝度画像180として、図4Aに示す、自車両1の比較的右側に位置する撮像装置110で撮像された第1輝度画像180aと、図4Bに示す、自車両1の比較的左側に位置する撮像装置110で撮像された第2輝度画像180bとを取得したとする。
図4を参照すると、撮像装置110の撮像位置の違いから、第1輝度画像180aと第2輝度画像180bとで、画像に含まれる立体物の画像位置が水平方向に異なるのが理解できる。ここで、水平は、撮像した画像の画面横方向を示し、垂直は、撮像した画像の画面縦方向を示す。
(距離画像生成処理S202)
距離画像生成部162は、画像取得部160が取得した、図4Aに示す第1輝度画像180aと、図4Bに示す第2輝度画像180bとに基づいて、図4Cのような距離画像182を形成する。
具体的に、距離画像生成部162は、所謂パターンマッチングを用いて、視差、および、任意のブロックの画像内の位置を示す画像位置を含む視差情報を、検出領域に映し出されている全てのブロックについて導出する。ここで、ブロックは、例えば、水平4画素×垂直4画素の配列で表される。また、パターンマッチングは、一方の輝度画像から任意に抽出したブロックに対応するブロックを他方の輝度画像から検索する手法である。次に、距離画像生成部162は、距離画像182におけるブロック毎の視差情報を、所謂ステレオ法を用いて三次元の位置情報に変換し、そのブロックの自車両1との相対距離を導出する。ここで、ステレオ法は、三角測量法を用いることで、立体物の視差からその立体物の撮像装置110に対する相対距離を導出する方法である。
(光源抽出処理S204)
第1輝度画像180a、第2輝度画像180bが取得され、距離画像182が生成されると、かかる第1輝度画像180aおよび第2輝度画像180bにおける輝度、ならびに、距離画像182における自車両1との相対距離によって、例えば、先行車両といった立体物が特定される。
しかし、例えば、夜間に走行する場合、第1輝度画像180aおよび第2輝度画像180bの輝度が低くなり、それに伴い、距離画像182における自車両1との相対距離の特定精度も低下する。そこで、夜間において、車外環境認識装置120は、先行車両自体の特定に加え、テールランプまたはブレーキランプを抽出して、先行車両の特定に用いる。
テールランプやブレーキランプは、先行車両の背面において左右対称に配置され、互いに高さや自車両1からの相対距離が等しい。したがって、先行車両を特定するため、車外環境認識装置120では、テールランプやブレーキランプをそれぞれ単一の光源として認識し、さらに、ペアリングしてペア光源として認識する。
具体的に、光源抽出部164は、輝度画像180に基づく輝度値、および、距離画像182に基づいて算出された、自車両1との相対距離を含む実空間における三次元の位置情報を用い、カラー値が等しく三次元の位置情報が近いブロック同士をグループ化する。
図5(図5A、図5B)は、光源184のペアリングを説明するための説明図である。光源抽出部164は、図5Aのように、複数の輝度画像180のうち一方の輝度画像180(例えば、第1輝度画像180a)から、テールランプやブレーキランプに相当する輝度および色分布を有する単一の光源184を抽出する。
このとき、光源184の輝度が高すぎる場合、撮像装置110は、露光時間を短くして輝度画像180を生成する。また、撮像装置110は、異なる複数の露光時間で交互に輝度画像180を生成し、そのうちの比較的露光時間が短い輝度画像180を用い、輝度および色分布に基づいて光源184を抽出してもよい。
光源抽出部164は、グループ化されたブロックが、輝度および色分布から光源184として認識されたとしても、距離画像182において、距離を有さない、または、距離を特定できない光源184を、テールランプやブレーキランプの候補から除外する。なお、立体物としての反射板は、テールランプやブレーキランプと、その輝度および色分布が類似する場合がある。光源抽出部164は、グループ化されたブロックが、輝度および色分布から光源184として認識されたとしても、反射板等、所定の大きさや形状を有する光源184もテールランプやブレーキランプの候補から除外する。
(ペア光源特定処理S206)
ペア光源特定部166は、距離画像182を参照し、テールランプやブレーキランプの候補として除外されなかった光源184同士の位置関係に基づいて、テールランプやブレーキランプの位置関係を有するペア光源186を特定する。
具体的に、ペア光源特定部166は、任意の2つの光源184に対し、(1)水平方向の距離または幅が車両の法規長さ以下であること、(2)ピクセル同士が垂直方向にオーバーラップしていること、(3)相対距離の差分が所定範囲内であること、(4)面積の差分が所定範囲内であることの4つの条件毎にポイントを積算し、ポイントが所定閾値以上となれば、その光源184の組み合わせをペア光源186とする。例えば、図5Bの例では、光源184の2組のペアがペア光源186として特定される。
本実施形態では、このようにテールランプやブレーキランプの候補である光源184をペア光源186として認識することで、先行車両の特定精度の向上を図ることができる。
図6は、ペアリングの問題点を説明するための説明図である。例えば、図6で示した距離画像182内に、2台の先行車両188a、188bが、自車両1との相対距離が大凡等しい状態で並走しているとする。この場合、本来、左に位置する先行車両188aの左側の光源184aと、先行車両188aの右側の光源184bとがペア光源となるべきである。また、同様に、右に位置する先行車両188bの左側の光源184cと、先行車両188bの右側の光源184dとがペア光源となるべきである。
しかし、左に位置する先行車両188aの右側の光源184bと、右に位置する先行車両188bの左側の光源184cとが、2つの光源184における上記(1)~(4)の条件においてポイントが高くなると、誤って、ペア光源186として認識される場合がある。そうすると、先行車両を特定するまでに時間を要することがある。また、本来存在しない先行車両を誤認してしまい、自車両1の挙動が不安定になるおそれがある。
そこで、本実施形態では、ペア光源186を車両の一部とみなすことができる信頼度である車両信頼度を導出し、その車両信頼度に基づいてペア光源186が適切に特定される。
(信頼度導出処理S208)
図7は、信頼度導出処理S208の流れを示すフローチャートである。信頼度導出部168は、ペア光源186に対し車両信頼度を導出する。例えば、図7に示すように、まず、信頼度導出部168は、後述する光源追跡部172によって追跡されたペア光源186の追跡結果に基づいて、ペア光源186の車両信頼度を更新する。
具体的に、信頼度導出部168は、光源追跡部172が追跡しているペア光源186の1フレーム前の位置、速度、回転速度、および、自車両1の移動量に基づいて予測された次のフレームにおけるペア光源186の位置を取得する。そして、信頼度導出部168は、予測されたペア光源186の位置と、実際に特定したペア光源186の位置とが一致していれば、車両信頼度を上げる。一方、信頼度導出部168は、予測されたペア光源186の位置と、実際に特定したペア光源186の位置とが異なると、車両信頼度を下げる。
例えば、信頼度導出部168は、予測されたペア光源186を構成する2つの光源184の位置と、実際に特定したペア光源186を構成する2つの光源184の位置とがそれぞれ一致しているか否か判定する(S208-1)。その結果、双方とも一致していれば(S208-1におけるYES)、信頼度導出部168は車両信頼度を上げ(S208-2)、片方のみ一致、または、双方とも一致していなければ(S208-1におけるNO)、信頼度導出部168は車両信頼度を下げる(S208-3)。
次に、信頼度導出部168は、予測されたペア光源186が対応付けられた立体物(先行車両)と、実際に特定したペア光源186が対応付けられた立体物とが一致しているか否か判定する(S208-4)。その結果、立体物が一致していれば(S208-4におけるYES)、信頼度導出部168は車両信頼度を上げ(S208-5)、立体物が一致していなければ(S208-4におけるNO)、信頼度導出部168は車両信頼度を下げる(S208-6)。
続いて、信頼度導出部168は、今回特定したテールランプのペア光源186の水平方向の占有領域と、今回特定したブレーキランプのペア光源186の水平方向の占有領域とが一致しているか否か判定する(S208-7)。その結果、占有領域が一致していれば(S208-7におけるYES)、信頼度導出部168は車両信頼度を上げる(S208-8)。
次に、信頼度導出部168は、今回特定したペア光源186を構成する2つの光源184の間の領域に、距離情報がない、もしくは、相対距離がペア光源186と比較して所定距離以上遠いか(要するに、先行車両の背面に相当する部位がないか)否か判定する(S208-9)。その結果、距離情報がない、もしくは、相対距離がペア光源186と比較して所定距離以上遠ければ(S208-9におけるYES)、信頼度導出部168は車両信頼度を下げる(S208-10)。
続いて、信頼度導出部168は、予め車両らしさを機械学習している機械学習装置(図示せず)を用い、今回特定したペア光源186が車両の一部に相当するか否か識別する(S208-11)。その結果、車両らしいと識別されると(S208-11におけるYES)、信頼度導出部168は車両信頼度を上げ(S208-12)、車両らしくないと識別されると(S208-11におけるNO)、信頼度導出部168は車両信頼度を下げる(S208-13)。こうして、車両信頼度が導出される。なお、機械学習装置については、複数の既存の技術が開示されているので、ここでは、その詳細な説明を省略する。
このように、信頼度導出部168がペア光源186の車両信頼度を更新することで、図6を用いて説明したように、仮に、異なる先行車両188a、188bに位置する光源184同士を誤ってペア光源186としたとしても、車両信頼度がいずれ低くなり、ペア光源186から除外される。しかし、一旦、ペア光源186として認識されると、車両信頼度が十分低くなるまで時間を要する場合がある。そこで、本実施形態では、ペア光源186の車両信頼度が低くなると、ペア光源186として誤認識している可能性があるとして、そのペア光源186の近傍で、新規にペア光源186を探索する。
(ペア光源再特定処理S210)
ペア光源再特定部170は、ペア光源186の車両信頼度が所定の再特定閾値未満の場合、車両信頼度が再特定閾値未満のペア光源186近傍において、例えば、車両信頼度が再特定閾値未満のペア光源186における一方の光源184に対する位置関係に基づいて、新たなペア光源186を特定する。
図8は、ペア光源再特定部170の動作を説明するための説明図である。図8の例では、光源184bと光源184cとが誤ってペア光源186aとして特定されているとする。しかし、ペア光源186aは、本来、ペア光源186として特定されるものではないので、車両信頼度は次第に低くなる。
ここで、ペア光源再特定部170は、ペア光源186aの車両信頼度が低くなり、例えば、所定の再特定閾値未満となると、ペア光源186aにおける一方の光源184、例えば、光源184bに対し、ペア光源186aにおける他方とされている光源184c以外の光源184、例えば、光源184aとのペアリングを試みる。
ペア光源再特定部170は、ペア光源特定部166同様、光源184bと光源184aとに対し、(1)水平方向の距離(幅)が車両の法規長さ以下であること、(2)ピクセル同士が垂直方向にオーバーラップしていること、(3)相対距離の差分が所定範囲内であること、(4)面積の差分が所定範囲内であることの4つの条件毎にポイントを積算し、ポイントが所定閾値以上となれば、その光源184bと光源184aとの組み合わせを、新たなペア光源186bとする。
また、ペア光源再特定部170は、ペア光源186aにおける他方の光源184、例えば、光源184cに対し、ペア光源186aにおける一方とされている光源184b以外の光源184、例えば、光源184dとのペアリングを試みる。ペア光源再特定部170は、光源184b同様、上記の4つの条件毎にポイントを積算し、ポイントが所定閾値以上となれば、その光源184cと光源184dとの組み合わせを、新たなペア光源186cとする。
ここでは、新たなペア光源186b、186cが特定されているが、その車両信頼度については即座に導出されず、次のフレームにおいて、他のペア光源186と共に更新される。かかるペア光源186b、186cが本来のペア光源186であれば、当該車外環境認識方法を繰り返すことで、いずれ、車両信頼度は高まるからである。なお、信頼度導出部168は、ペア光源再特定処理S210の後に、新たに特定したペア光源186b、186cについてのみ車両信頼度を導出するとしてもよい。
また、ここでは、ペア光源186aの車両信頼度が低くなることを契機に、ペア光源186a近傍において、新たなペア光源186b、186cが特定されている。しかし、それに伴って、元のペア光源186aは即座には除外されない。ここでは、ペア光源186aの車両信頼度が低いので、ペア光源186の候補を増やしただけであり、まだ、ペア光源186aがペア光源186として不適切と決定されてはいないからである。したがって、以降の処理では、ペア光源186a、186b、186cの全てがペア光源186の候補として処理されることとなる。
また、ここでは、ペア光源186の車両信頼度が再特定閾値未満の場合、車両信頼度が再特定閾値未満のペア光源186における一方の光源184に対する位置関係から新たなペア光源186を特定する例を挙げて説明した。しかし、かかる場合に限らず、ペア光源186の車両信頼度が低い以上、その近傍に本来ペア光源186となるべき光源184が存在する可能性が高いので、車両信頼度が再特定閾値未満のペア光源186近傍において新たなペア光源186を特定するとしてもよい。
(光源追跡処理S212)
光源追跡部172は、ペア光源特定部166およびペア光源再特定部170が特定したペア光源186を、ペア光源186の速度、回転速度、および、自車両1の移動量に基づいて追跡する。このとき、対象となるペア光源186が、過去のフレームにおいて検出され、既に追跡されていた場合、ペア光源186のピクセル同士がオーバーラップしている率および距離の類似度に応じて、過去のフレームのペア光源186と関連付ける。
また、光源追跡部172は、車両信頼度が、上記の再特定閾値より低い、所定の下限閾値未満となると、当該ペア光源186を追跡候補から除外する。例えば、図8の例では、光源184bと光源184cとが誤ってペア光源186aとして特定されているので、当該車外環境認識方法を繰り返すことで、いずれ、車両信頼度は低くなる。そして、車両信頼度が下限閾値未満となったペア光源186aは、光源追跡部172の追跡候補から除外され、適切なペア光源186b、186cが残ることとなる。
(車両特定処理S214)
図9は、車両特定処理を説明する説明図である。車両特定部174は、まず、距離画像182において、路面からの高さが所定距離以上に位置する複数のブロックのうち自車両1との相対距離が等しく、かつ、互いに垂直方向および水平方向の距離が近いブロックをグループ化し立体物とする。次に、車両特定部174は、距離画像182において立体物として特定した領域に対応する第1輝度画像180aの領域を、第1輝度画像180aにおける立体物とする。なお、図9では、立体物が占有する領域の関係を示すため、距離画像182と第1輝度画像180aとを重ねて表している。車両特定部174は、第1輝度画像180aにおいて、立体物全てを含む矩形の領域を立体物領域190a、190bとして特定する。ここで、矩形は、垂直方向に延伸し、立体物の左右エッジにそれぞれ接する2本の直線、および、水平方向に延伸し、立体物の上下エッジにそれぞれ接する2本の直線で構成される。
車両特定部174は、このように形成された立体物領域190a、190bと、車両信頼度が所定の適性閾値以上となるペア光源186b、186cに対する位置関係から、立体物領域190a、190b中の立体物を、特定物である先行車両188a、188bと特定する。具体的に、車両特定部174は、立体物領域190a、190bの水平の幅および高さが車両に相当し、立体物領域190a、190bと、車両信頼度が所定の適性閾値以上となるペア光源186b、186cとの相対距離の差分が所定範囲内であり、かつ、車両信頼度が所定の適性閾値以上となるペア光源186が立体物領域190a、190b内の適切な高さに位置している場合、立体物領域190a、190b中の立体物を先行車両188a、188bと特定する。
このように、立体物領域190a、190bが、それぞれ先行車両188a、188bと特定されると、車外環境認識装置120は、先行車両188a、188bとの衝突を回避し、また、先行車両との車間距離を安全な距離に保つように自車両1を制御することが可能となる。
本実施形態では、車両信頼度が低くなったペア光源186の近傍で新たにペア光源186を特定しているので、ペア光源186を誤認識したとしても、先行車両188a、188bを迅速かつ安定的に特定でき、先行車両の特定精度の低下や、先行車両に対する速度制御の遅延を回避することが可能となる。
また、コンピュータを車外環境認識装置120として機能させるプログラムや、当該プログラムを記録した、コンピュータで読み取り可能なフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD、DVD、BD等の記憶媒体も提供される。ここで、プログラムは、任意の言語や記述方法にて記述されたデータ処理手段をいう。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
なお、本明細書の車外環境認識方法の各工程は、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あるいはサブルーチンによる処理を含んでもよい。
本発明は、自車両の進行方向に存在する車両を特定する車外環境認識装置に利用することができる。
110 撮像装置
120 車外環境認識装置
160 画像取得部
162 距離画像生成部
164 光源抽出部
166 ペア光源特定部
168 信頼度導出部
170 ペア光源再特定部
172 光源追跡部
174 車両特定部

Claims (2)

  1. 画像から光源を抽出する光源抽出部と、
    抽出された前記光源同士の位置関係に基づいてペア光源を特定するペア光源特定部と、
    前記ペア光源を車両の一部とみなすことができる車両信頼度を導出する信頼度導出部と、
    前記ペア光源の車両信頼度が所定の再特定閾値未満の場合、前記車両信頼度が再特定閾値未満のペア光源近傍において新たなペア光源を特定するペア光源再特定部と、
    前記ペア光源の位置および前記車両信頼度に基づいて車両を特定する車両特定部と、
    を備える車外環境認識装置。
  2. 前記ペア光源再特定部は、前記車両信頼度が再特定閾値未満のペア光源における一方の光源に対する位置関係に基づいて新たなペア光源を特定する請求項1に記載の車外環境認識装置。
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