JP7428535B2 - 注文管理装置、注文管理システム、及びプログラム - Google Patents

注文管理装置、注文管理システム、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、注文管理装置、注文管理システム、及びプログラムに関する。
飲食店で使用される注文管理システムは、複数の入力装置と、複数の出力装置(プリンタ・ディスプレイ)と、これらを制御する注文管理装置から構成され、入力装置から入力された注文メニューに応じて、注文管理装置が制御し、あらかじめ指定された出力装置に注文メニューの内容を出力する。
出力装置がプリンターの場合、入力装置から入力された注文メニューは、調理担当者の近くに置かれたプリンターから、調理指示書が出力される。フロアに設置されたプリンターから、会計用のゲスト伝票が出力される。
近年は、出力装置として、プリンターのかわりに、ディスプレイ装置を使用し、ディスプレイ装置で、調理指示や配膳管理を行う店舗が増えてきている。
飲食店のなかでも、特にレストラン業態では、同時同卓という同じテーブルから注文を受けた料理を、同じタイミングでお客様のテーブルへ運ぶサービスが求められる。
そのため、ディスプレイ装置では、注文を受けたメニューを表示する場合には、各テーブル単位にまとめて表示するような画面とするのが望ましい。
しかしながら、注文が重なり、厨房での調理作業がオーバーフローし、同時同卓よりも、とにかく料理提供を優先しなければならないような事態に陥ってしまったような場合、各テーブル単位でまとめられたディスプレイ画面では、どのような注文がどのくらい入っているのかを把握するのに、画面ページを切り替えて確認しなければならないため、作業が煩雑になるという問題が発生する。
その中では、特許文献1のようなディスプレイ画面をもつキッチンディスプレイも提案されている。
特開2015-219832号公報
しかし、特許文献1において、一定時間内で注文された料理について、合計数量を表示し、料理の優先度、効率化が図れるキッチンディスプレイが考案されているが、このような表示では、時間経過とともに合計数量が更新されていくので、常に、現在調理中の数量と、表示されている合計数量の差異を意識しなければならないという問題がある。
そこで、本願発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、通常時は同時同卓に対応した表示をしつつ、料理の提供が大幅に遅れてしまっているような状況の場合には、同時同卓よりも優先して、遅れている料理の提供を行うための、効率の良い調理を行える画面に切り替え可能な注文管理装置、注文管理システム、及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の注文管理装置は、注文された料理と、当該料理の注文数量と、当該注文が行われた注文時刻と、当該注文を行った客の識別情報と、を含む注文情報を取得する取得部と、前記取得部により取得された前記料理と、前記注文数量と、前記注文時刻とを前記識別情報毎に分けた通常表示を表示装置に表示する表示制御部と、を備え、前記表示制御部は、前記通常表示を行っている前記注文情報のうち、客に提供されることなく注文時刻から第1の時間が経過した注文情報が発生した場合、客に提供されることなく前記注文時刻から前記第1の時間よりも短い第2の時間以上経過した注文情報に含まれる各料理について前記注文数量を合計し、前記各料理について前記注文数量を合計した前記注文情報について、前記通常表示から、当該合計した値を当該料理毎に表示する都合表示に切り替えることを特徴とする。
本発明によれば、通常時は同時同卓に対応した表示をしつつ、料理の提供が大幅に遅れてしまっているような状況の場合には、同時同卓よりも優先して、遅れている料理の提供を行うための、効率の良い調理を行える画面に切り替えることができる注文管理装置を提供することが可能となる。
また、本発明の注文管理装置は、注文された料理と、当該料理の注文数量と、当該注文が行われた注文時刻と、当該注文を行った客の識別情報と、を含む注文情報を取得する取得部と、前記取得部により取得された前記料理と、前記注文数量と、前記注文時刻とを前記識別情報毎に分けた通常表示を表示装置に表示する表示制御部と、を備え、前記表示制御部は、通常表示を行っている前記注文情報のうち、客に提供されることなく前記注文時刻から第3の時間が経過した注文情報が所定の上限数を超えた場合、客に提供されることなく前記注文時刻から前記第3の時間が経過した前記注文情報に含まれる各料理について前記注文数量を合計し、前記各料理について前記注文数量を合計した前記注文情報について、前記通常表示から、当該合計した値を当該料理毎に表示する都合表示に切り替えることを特徴とする。
本発明によれば、通常時は同時同卓に対応した表示をしつつ、料理の提供が大幅に遅れてしまうことが予想されるような状況の場合には、同時同卓よりも優先して、遅れている料理の提供を行うための、効率の良い調理を行える画面に切り替えることができる注文管理装置を提供することが可能となる。
また、本発明の注文管理装置は、前記表示制御部は、前記表示装置の前記都合表示を表示する都合表示領域以外の領域に、当該都合表示されておらず、かつ、客に提供されていない料理の前記注文情報についての前記通常表示を表示することを特徴とする。
本発明によれば、都合表示されていない料理の注文情報についても表示することができる注文管理装置を提供することが可能となる。
すなわち、都合表示されていない料理であっても、調理の都合上、都合表示されている料理と一度に調理した方が効率が良い場合や、都合表示されている料理の次に料理する材料を準備するなどの対応を取ることが可能となる。
また、本発明の注文管理装置は、前記表示制御部は、料理毎に合計した値が、予め定められた数量よりも大きい場合は、当該予め定められた数量以内の数量に分けて、それぞれ表示することを特徴とする。
本発明によれば、合計した値が大きい場合は、分割して表示することができる注文管理装置を提供することが可能となる。
すなわち、一度に調理する数が限定されている料理の数や、一度に調理した方が効率が良い数などを予め定めておき、かかる数で合計した値を分割表示することで、効率の良い調理を行うことが可能となる。
また、本発明の注文管理装置は、前記表示制御部は、前記表示装置に通常表示されている注文情報を都合表示に切り替えて表示する際、すでに前記表示装置の前記都合表示を表示する都合表示領域が存在している場合には、当該都合表示領域に続けて、次の都合表示を行うことを特徴とする。
本発明によれば、都合表示に切り替えた後、さらに都合表示をする際に、既に都合表示されている合計した値に合算せず、他の都合表示にすることができる注文管理装置を提供することが可能となる。
すなわち、1回目の都合表示と2回目の都合表示との間の時間が離れていることから、同時同卓よりも料理提供を優先するとはいっても、他の料理と提供時間が余りにも離れてしまうことが望ましくないこと、又、合算してしまうと、調理の途中で合算されてしまうこともあり、何個調理したか分からなくなるという問題が発生することを防止することができる。
また、本発明の注文管理システムは、請求項1~5のいずれか1項に記載の注文管理装置と、厨房側に設けられ、前記取得部により取得された前記料理と、前記注文数量と、前記注文時刻とを前記識別情報毎に分けて表示する厨房側表示装置と、を備える。
本発明によれば、通常時は同時同卓に対応した表示をしつつ、料理の提供が大幅に遅れてしまっているような状況の場合には、同時同卓よりも優先して、遅れている料理の提供を行うための、効率の良い調理を行える画面に切り替えることができる注文管理システムを提供することが可能となる。
また、本発明の注文管理システムは、ホール側に設けられ、前記取得部により取得された前記料理と、前記注文数量と、前記注文時刻とを、前記識別情報毎に分けて表示するホール側表示装置を備え、前記表示制御部は、前記表示装置が前記都合表示に切り替えられた場合は、前記通常表示に加え、前記表示装置が前記都合表示に切り替えられた旨の報知を前記ホール側表示装置に表示する。
本発明によれば、ホール側表示装置の表示はそのままに、都合表示に切り替えられたことを報知することができる注文管理システムを提供することが可能となる。
すなわち、都合表示は、調理する側の都合であるため、ホール側表示装置が都合表示になることはないが、ホール側でも都合表示に切り替わったことが分からないと、同時同卓の料理が揃うまで配膳しないなどの不都合が生じるため、通常表示に加え、厨房側の表示装置が都合表示に切り替わった旨の報知をすることによりホール側の店員にも知らせることが可能となる。
また、本発明のプログラムは、コンピュータを、本発明の注文管理装置の各部として機能させる。
本発明によれば、通常時は同時同卓に対応した表示をしつつ、料理の提供が大幅に遅れてしまっているような状況の場合には、同時同卓よりも優先して、遅れている料理の提供を行うための、効率の良い調理を行える画面に切り替えることができるプログラムを提供することが可能となる。
本発明によれば、通常時は同時同卓に対応した表示をしつつ、料理の提供が大幅に遅れてしまっているような状況の場合には、同時同卓よりも優先して、遅れている料理の提供を行うための、効率の良い調理を行える画面に切り替えることができる注文管理装置、注文管理システム、及びプログラムを提供することができる。
本発明の実施の形態に係る注文管理システムの概略構成図である。 本発明の実施の形態に係る注文端末装置の概略ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る注文管理装置の概略ブロック図である。 本発明の実施の形態に係るメニューを説明するための説明図である。 本発明の実施の形態に係る注文された料理を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態に係る注文管理装置の機能構成の例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る厨房側表示装置の表示の一例(通常表示)を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態に係る厨房側表示装置の表示の一例(都合表示)を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態に係る厨房側表示装置の図8に続く表示の一例(2回目の都合表示)を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態に係る厨房側表示装置の図9に続く表示の一例(3回目の都合表示)を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態に係る厨房側表示装置の図10に続く表示の一例(都合表示)を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態に係るホール側表示装置の表示の一例を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態に係るホール側表示装置の図12に続く表示の一例を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態での都合表示の処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態の一例を、図面を参照しつつ説明する。なお、各図面において同一または等価な構成要素および部分には同一の参照符号を付与している。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
図1は、本実施の形態に係る注文管理システム10の概略構成の一例を示す図である。
図1に示すように、本実施の形態に係る注文管理システム10は、飲食店などの店舗内に収容されており、複数の注文端末装置100と、注文管理装置200と、プリンター300と、厨房側表示装置400と、ホール側表示装置500とを備えている。
なお、注文管理装置200は、店舗内に収容される場合に限定されず、インターネット回線などを通じて注文端末装置100、プリンター300、厨房側表示装置400、ホール側表示装置500と接続されることにより、店舗外に設置されても良い。
また、プリンター300と、厨房側表示装置400、ホール側表示装置500は、単数のみならず、複数備えられていても良い。この場合には、複数の装置が同じ機能を有しても良いが、それぞれ異なる機能を備えても良い。
注文端末装置100は、店舗の客が商品を注文する際や、店舗の店員が客からの注文を入力する際に使用する装置であり、本実施の形態では、タブレット型の端末装置である。注文端末装置100は、例えば、無線LAN(Local Area Network)、インターネットなどの無線通信を介して注文管理装置200と通信を行う。
ここで、注文端末装置100が注文管理装置200に送信する情報は、注文された料理、注文された料理の注文数量、注文が行われた注文時刻、注文を行った客の識別情報などの注文情報である。
なお、注文端末装置100は、無線通信を介して注文管理装置200と通信を行う場合に限定されず、有線ネットワークを介して注文管理装置200と通信を行っても良い。
注文管理装置200は、本実施の形態では、注文端末装置100から入力された注文情報に応じて、プリンター300にお客様伝票を印刷させる等や、厨房側表示装置400、ホール側表示装置500に注文状況を表示される等の制御を行う。
プリンター300は、会計の際に使用するお客様伝票などを印刷する装置である。プリンター300は、例えば、無線LAN、インターネットなどの無線通信を介して注文管理装置200と通信を行う。
注文管理装置200からプリンター300に送信される情報は、お客様伝票を印字するための情報である伝票イメージ等である。
なお、プリンター300は、無線通信を介して注文管理装置200と通信を行う場合に限定されず、有線ネットワークを介して注文管理装置200と通信を行っても良い。
厨房側表示装置400は、調理の際に参照する情報が表示される装置である。
厨房側表示装置400は、例えば、無線LAN、インターネットなどの無線通信を介して注文管理装置200と通信を行う。
注文管理装置200から厨房側表示装置400に送信される情報は、テーブル毎の注文された料理の一覧、注文された料理の数量、注文が行われた注文時刻、注文が行われてからの経過時間、注文された商品が今どのような状況であるかの注文状況、注文を行った客の識別情報(例えば、テーブル番号、人数、伝票番号)などの情報である。
なお、厨房側表示装置400は、無線通信を介して注文管理装置200と通信を行う場合に限定されず、有線ネットワークを介して注文管理装置200と通信を行っても良い。
ホール側表示装置500は、配膳の際に参照する情報が表示される装置である。
ホール側表示装置500は、例えば、無線LAN、インターネットなどの無線通信を介して注文管理装置200と通信を行う。
注文管理装置200からホール側表示装置500に送信される情報は、テーブル毎の注文された料理の一覧、注文された料理の数量、注文が行われた注文時刻、注文が行われてからの経過時間、注文された商品が今どのような状況であるかの注文状況、注文を行った客の識別情報(例えば、テーブル番号、人数、伝票番号)などの情報である。
なお、ホール側表示装置500は、無線通信を介して注文管理装置200と通信を行う場合に限定されず、有線ネットワークを介して注文管理装置200と通信を行っても良い。
(注文端末装置100)
図2は、本実施の形態に係る注文端末装置100のブロック図である。
図2に示すように、本実施の形態に係る注文端末装置100は、制御部101、記憶部102、表示部103、入力部104、通信部105を備えている。
各構成は、バス106を介して相互に通信可能に接続されている。
制御部101は、CPU(Central Processing Unit)を備え、各種プログラムを実行したり、注文端末装置100の各部を制御したりする。すなわち、制御部101は、記憶部102に記録されているプログラムに基づいて、上記各構成の制御及び各種の演算処理を行う。
記憶部102は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を備え、オペレーティングシステムを含む各種プログラム、情報を記憶する。ここで、記憶部102に記憶される情報としては、例えば、注文可能な料理に関するメニュー情報などや、注文履歴などがある。
表示部103は、例えば、液晶ディスプレイであり、制御部101の制御に応じて各種の情報を表示する。
また、表示部103は、タッチパネル方式を採用して、入力部104として機能する。
入力部104により入力される情報としては、商品を注文する情報、注文を確定する情報などが含まれる。
通信部105は、無線LANなどの無線通信により、注文管理装置200と通信する。
ここで、記憶部102に記憶されているプログラムは、注文端末装置100に予めインストールされていても良い。また、プログラムは、不揮発性の記憶媒体に記憶して、又はネットワークを介して配布し、注文端末装置100に適宜インストールすることで実現しても良い。なお、不揮発性の記憶媒体の例としては、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD-ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)、及びUSB(Universal Serial Bus)メモリ、メモリカード等が想定される。
(注文管理装置200)
図3は、本実施の形態に係る注文管理装置200のブロック図である。
図3に示すように、本実施の形態に係る注文管理装置200は、制御部201、記憶部202、通信部203、入力部204、表示部205、を備えている。
各構成は、バス206を介して相互に通信可能に接続されている。
制御部201は、CPUを備え、各種プログラムを実行したり、注文管理装置200の各部を制御したりする。すなわち、制御部201は、記憶部202に記録されているプログラムに基づいて、上記各構成の制御及び各種の演算処理を行う。
また、制御部201は、注文端末装置100から入力された注文情報等に基づき、伝票イメージを作成し、プリンター300に印刷指示し、厨房側表示装置400、ホール側表示装置500に各種の情報を表示する。
記憶部202は、ROM、RAMを備え、オペレーティングシステムを含む各種プログラム、情報を記憶する。
記憶部202として、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等が用いられる。
ここで、記憶部202に記憶される情報としては、例えば、注文可能な料理に関するメニュー情報や、注文された料理に関する情報などがある。
記憶部202に記憶されるメニュー情報の一例を図4に示す。
メニュー情報としては、例えば、メニュー番号、メニュー名、単価、ディスプレイ表示の項目などが記憶されている。
ここで、ディスプレイ表示の項目は、厨房側表示装置400、ホール側表示装置500に表示されるテーブル毎の注文された料理の一覧に表示するか否かの情報である。すなわち、ディスプレイ表示の項目に○がついていないメニュー(例えば、ライスやドリンクバー)は、厨房で調理が必要なメニューではなく、ホール側や客自身が準備するものであるため、厨房側表示装置400、ホール側表示装置500には表示されない。なお、厨房で調理が必要なメニューではなく、ホール側で準備するものであっても、厨房側表示装置400、ホール側表示装置500に表示するようにしても良い。また、厨房側表示装置400には表示しないが、ホール側表示装置500には表示するようにしても良い。
また、記憶部202に記憶される注文された料理に関する情報の一例を図5に示す。
注文された料理に関する情報としては、例えば、伝票番号、伝票番号枝番、テーブル番号、人数、テーブル毎の注文されたメニュー、注文された料理の数量、単価、ディスプレイ表示、注文時刻の項目などが記憶されている。
ここで、伝票番号枝番は、注文の回数を示すものであり、「1」が1回目、すなわち、新規の注文であることを示し、「2」以上は2回目以上、すなわち、追加の注文であることを示す。
例えば、伝票番号「3658」は、伝票番号枝番が、1回目の注文である「1」、テーブル番号が「T18」で、人数が「4」、メニュー番号「324」で単価が「980」円の「ジャンバラヤ」が「2」個、メニュー番号「623」で単価が「990」円の「ビーフハンバーグ」が「2」個、メニュー番号「902」で単価が「0」円の「セットスープ」が「2」個、メニュー番号「984」で単価が「190」円の「ライス」が「2」個、受付時間「2019/8/26 19:06」に注文されたことが記憶される。
ここで、記憶部202に記憶されているプログラムは、注文管理装置200に予めインストールされていても良い。また、プログラムは、不揮発性の記憶媒体に記憶して、又はネットワークを介して配布し、注文管理装置200に適宜インストールすることで実現しても良い。なお、不揮発性の記憶媒体の例としては、CD-ROM、DVD-ROM、及びUSBメモリ、メモリカード等が想定される。
通信部203は、注文端末装置100、プリンター300、厨房側表示装置400、ホール側表示装置500等の他の機器と通信するものであり、無線LANなどを介して注文端末装置100、プリンター300から受信した情報を制御部201に出力し、又、制御部201から入力された入力情報を、無線LANなどを介して注文端末装置100、プリンター300、厨房側表示装置400、ホール側表示装置500に送信する。
入力部204は、キーボードや、マウス等のポインティングデバイスを含み、各種の入力を行うために使用される。
表示部205は、例えば、液晶ディスプレイであり、制御部201の制御に応じて各種の情報を表示する。
また、表示部205は、タッチパネル方式を採用して、入力部204として機能しても良い。
(プリンター300)
プリンター300は、会計で使用するお客様伝票などを印刷するものである。
(厨房側表示装置400、ホール側表示装置500)
厨房側表示装置400、ホール側表示装置500は、テーブル毎の注文された料理、注文された料理の注文数量、注文が行われた注文時刻、注文された商品が今どのような状況であるかの注文状況、などを、注文を行った客の識別情報毎に分けて表示するものである。
厨房側表示装置400、ホール側表示装置500の表示態様については、図7~図13を用いて後述する。
上記のプログラムを実行する際に、注文管理装置200は、上記のハードウェア資源を用いて、各種の機能を実現する。
注文管理装置200が実現する機能構成について説明する。
図6は、注文管理装置200の制御部(CPU)201の機能構成の例を示すブロック図である。
図6に示すように、注文管理装置200は、機能構成として、取得部210、表示制御部220を有する。各機能構成は、制御部(CPU)201が記憶部202に記憶されたプログラムを読み出し、実行することにより実現される。
(取得部210)
取得部210は、注文端末装置100により入力された注文情報であって、注文された料理と、当該料理の注文数量と、当該注文が行われた注文時刻と、当該注文を行った客の識別情報と、を含む注文情報を取得するものである。
(表示制御部220)
表示制御部220は、取得部210により取得された注文された料理と、料理の注文数量と、注文時刻とを当該注文を行った客の識別情報毎に分けた通常表示を厨房側表示装置400とホール側表示装置500に表示するものである。
そして、表示制御部220は、通常表示を行っている注文情報のうち、客に提供されることなく注文時刻から第1の時間、例えば20分が経過した注文情報が発生した場合、客に提供されることなく注文時刻から第1の時間よりも短い第2の時間、例えば15分以上経過した注文情報に含まれる各料理について注文数量を合計し、各料理について注文数量を合計した注文情報について、通常表示から、当該合計した値を当該料理毎に表示する都合表示に切り替える。
ここで、第1の時間は、上述した20分に限定されず、又、第2の時間も、上述した15分に限定されず、他の時間であっても良いし、更に、第1の時間も第2の時間も、店舗によって随時調整可能としても良い。
また、表示制御部220は、厨房側表示装置400の都合表示を表示する都合表示領域R以外の領域に、当該都合表示されておらず、かつ、客に提供されていない料理の注文情報について通常表示を表示するようにしている。
また、表示制御部220は、厨房側表示装置400に通常表示されている注文情報を都合表示に切り替えて表示する際、すでに都合表示領域Rが存在している場合には、当該都合表示領域Rのうち1回目の領域R1に続けて、次の都合表示を領域R2に行うようにしている。
また、表示制御部220は、厨房側表示装置400が都合表示に切り替えられた場合は、通常表示に加え、厨房側表示装置400が都合表示に切り替えられた旨の報知をホール側表示装置に表示するようにしている。
ここで、表示制御部220により表示される厨房側表示装置400とホール側表示装置500との表示態様については、図7~図13を用いて後述する。
つぎに、図7~図11を用いて、表示制御部220による厨房側表示装置400の表示について説明する。
図7は、取得部210により取得された料理と、料理の注文数量と、注文時刻とを当該注文を行った客の識別情報毎、例えば注文伝票毎に分けた通常表示の一例を示すものである。
具体的には、図5の伝票番号「3658」に対応する注文として、テーブル番号「T18」や、人数「4人」、注文時刻「19:06」と、注文された料理として、「ジャンバラヤ」を「2」個、「ビーフハンバーグ」を「2」個、それぞれ調理する必要がある旨が表示されている。
ここで、図5の伝票番号「3658」に対応する注文には、「セットスープ」「2」個、「ライス」「2」個の注文もされているが、これらの料理は、厨房ではなく、ホール側で準備するものであるため、厨房側表示装置400には表示されていない。
また、図5の伝票番号「3666」に対応する注文として、テーブル番号「T15」や、人数「4人」、注文時刻「19:07」と、注文された料理として、「ポテト」を「1」個、「タコサラダ」を「1」個、「ハンバーグ&グラタン」を「2」個、「チキンステーキ」を「1」個、それぞれ調理する必要がある旨が表示されている。
また、図5の伝票番号「3674」に対応する注文として、テーブル番号「T17」や、人数「3人」、注文時刻「19:08」と、注文された料理として、「ハンバーグ&フライ」を「1」個、「カレーライス」を「1」個、「トマトプレート」を「1」個、「ステーキ丼」を「1」個、「リゾット」を「1」個、それぞれ調理する必要がある旨が表示されている。
また、図5の伝票番号「3682」に対応する注文として、テーブル番号「T04」や、人数「2人」、注文時刻「19:10」と、注文された料理として、「包焼ハンバーグ」を「1」個、調理する必要がある旨が表示されている。
また、図5の伝票番号「3690」に対応する注文として、テーブル番号「T01」や、人数「3人」、注文時刻「19:11」と、注文された料理として、「サーロインステーキ」を「1」個、「ビーフハンバーグ」を「1」個、それぞれ調理する必要がある旨が表示されている。
ここで、図5の伝票番号「3690」に対応する注文には、「セットスープ」「1」個、「ライス」「2」個の注文もされているが、これらの料理は、厨房ではなく、ホール側で準備するものであるため、厨房側表示装置400には表示されていない。
図8は、図7に示す通常表示から、都合表示に切り替えた一例を示すものである。
具体的には、図5に示す、伝票番号「3658」から「3715」までに対応する注文された料理を、都合表示にしたものである。
すなわち、客に提供されることなく注文時刻から第1の時間、例えば20分経過した場合は、客に提供されることなく注文時刻から当該第1の時間よりも短い第2の時間、例えば15分以上経過した注文情報に含まれる各料理について注文数量を合計し、各料理について注文数量を合計した注文情報について、通常表示から、当該合計した値を料理毎に表示する都合表示に切り替える。
より具体的には、図8に示すように、注文時刻である19:06から20分経過後、本例では19:27に、提供されていない最初に注文された料理の注文時刻から15分間以上、本例では19:11までの注文であって客に提供されていない料理である伝票番号「3658」(図5参照)(テーブル番号「T18」)、伝票番号「3666」(テーブル番号「T15」)、伝票番号「3674」(テーブル番号「T17」)、伝票番号「3682」(テーブル番号「T04」)、伝票番号「3690」(テーブル番号「T01」)、伝票番号「3715」(テーブル番号「T30」)の料理の注文数量を、料理毎に合計し、「ジャンバラヤ」「2」個(伝票番号「3658」の2個)、「ビーフハンバーグ」「3」個(伝票番号「3658」の2個と「3690」の1個)、「ポテト」「1」個(伝票番号「3666」の1個)、「タコサラダ」「1」個(伝票番号「3666」の1個)、「ハンバーグ&グラタン」「2」個(伝票番号「3666」の2個)、「チキンステーキ」「2」個(伝票番号「3666」の1個と「3715」の1個)、「ハンバーグ&フライ」「2」個(伝票番号「3674」の1個と「3715」の1個)、「カレーライス」「1」個(伝票番号「3674」の1個)、「トマトプレート」「1」個(伝票番号「3674」の1個)、「ステーキ丼」「1」個(伝票番号「3674」の1個)、「リゾット」「1」個(伝票番号「3674」の1個)、「包焼ハンバーグ」「1」個(伝票番号「3682」の1個)、「サーロインステーキ」「1」個(伝票番号「3690」の1個)、と表示する。
ここで、都合表示の順番は、注文時刻の早いものから順に並べて表示することが望ましい。
また、厨房側表示装置400の都合表示を表示する都合表示領域R以外の領域に、都合表示されておらず、かつ、客に提供されていない料理の注文情報についての通常表示が表示される。
すなわち、伝票番号「3723」(テーブル番号「T12」)、伝票番号「3690」(テーブル番号「T01」)、伝票番号「3731」(テーブル番号「T18」)、伝票番号「3757」(テーブル番号「T07」)、伝票番号「3723」(テーブル番号「T12」)の料理が表示されている。
図9は、図8に示す都合表示から、2回目の都合表示に切り替えた一例を示すものである。
具体的には、図5に示す伝票番号「3723」(伝票番号枝番「1」)から「3723」(伝票番号枝番「2」)までに対応する注文された料理を、都合表示にしたものである。
これは、都合表示に切り替え後、都合表示ではなく通常表示を行っている注文情報のうち、客に提供されることなく注文時刻から第1の時間、例えば20分が経過した注文情報が発生した場合、客に提供されることなく注文時刻から第1の時間よりも短い第2の時間、例えば15分以上経過した注文情報に含まれる各料理について注文数量を合計し、各料理について注文数量を合計した注文情報について、都合表示領域Rのうち、都合表示を表示する1回目の領域R1に続けて、次の2回目の都合表示を領域R2に行うものである。
すなわち、すでに一部の料理について都合表示がされている状態で、更に注文されてから時間が経っている料理が発生した場合は、順次都合表示を行うものである。
より具体的には、図9に示すように、都合表示ではなく通常表示を行っている注文情報の伝票番号「3723」の注文時刻「19:12」から20分経過後、本例では19:33に、提供されていない最初に注文された料理の注文時刻から15分間以上、本例では19:28までの注文であって客に提供されていない料理である伝票番号「3723」(図5参照)(テーブル番号「T12」)、伝票番号「3690」(テーブル番号「T01」)、伝票番号「3731」(テーブル番号「T19」)、伝票番号「3757」(テーブル番号「T07」)、伝票番号「3723」(テーブル番号「T12」)の料理の注文数量を、料理毎に合計し、上述した図8に示す都合表示を表示する領域R1に続けて、領域R2に「冷やし麺」「1」個(伝票番号「3723」の1個)、「コーンスープ」「1」個(伝票番号「3690」の1個)、「ビーフハンバーグ」「1」個(伝票番号「3731」の1個)、「和風ハンバーグ」「1」個(伝票番号「T3731」の1個)、「トマトサラダ」「1」個(伝票番号「T3757」の1個)、「リゾット」「1」個(伝票番号「3757」の1個)、「ステーキ丼」「1」個(伝票番号「3757」の1個)、「ヴィシソワーズスープ」「1」個(伝票番号「3723」の1個)、と表示する。
ここで、2回目の都合表示における「ビーフハンバーグ」「1」個(伝票番号「3731」の1個)の表示は、1回目の都合表示にも同じ料理があるが、合算せず、別の都合表示としている。
これは、1回目の都合表示と2回目の都合表示との間の時間が離れていることから、同時同卓よりも料理提供を優先するとはいっても、他の料理と提供時間が余りにも離れてしまうことが望ましくないこと、又、合算してしまうと、調理の途中で合算されてしまうこともあり、何個調理したか分からなくなるという問題があることからである。
図10は、図9に示す2回目の都合表示から、3回目の都合表示に切り替えた一例を示すものである。
具体的には、図5に示す伝票番号「3765」から「3773」までに対応する注文された料理を、都合表示にしたものである。
すなわち、2回目の都合表示に切り替え後、都合表示ではなく通常表示を行っている注文情報のうち、客に提供されることなく注文時刻から第1の時間、例えば20分が経過した注文情報が発生した場合、客に提供されることなく注文時刻から第1の時間よりも短い第2の時間、例えば15分以上経過した注文情報に含まれる各料理について注文数量を合計し、各料理について注文数量を合計した注文情報について、都合表示領域Rのうち、都合表示を表示する2回目の領域R2に続けて、次の3回目の都合表示を領域R3に行うものである。
より具体的には、図10に示すように、都合表示ではなく通常表示を行っている注文情報の伝票番号「3765」の注文時刻「19:20」から20分経過後、本例では19:41に、提供されていない最初に注文された料理の注文時刻から15分間以上、本例では19:25までの注文であって客に提供されていない料理である伝票番号「3765」(図5参照)(テーブル番号「T04」)、伝票番号「3773」(テーブル番号「T05」)、伝票番号「3781」(テーブル番号「T08」)、伝票番号「3799」(テーブル番号「T27」)、伝票番号「3773」(テーブル番号「T05」)の料理の注文数量を、料理毎に合計し、上述した図9に示す都合表示を表示する領域R1,R2に続けて、領域3に「カルボナーラ」「1」個(伝票番号「3765」の1個)、「和風ハンバーグ」「1」個(伝票番号「3765」の1個)、「生ハムサラダ」「1」個(伝票番号「3765」の1個)、「ホウレン草サラダ」「1」個(伝票番号「3773」の1個)、「ポテト」「2」個(伝票番号「3773」の1個と「3779」の1個)、「シーザーサラダ」「2」個(伝票番号「3773」の1個と「3779」の1個)、「アメリカンハンバーグ」「2」個(伝票番号「3781」の1個と「3773」の1個)、「エッグドリア」「1」個(伝票番号「3781」の1個)、「ナポリタン」「1」個(伝票番号「3799」の1個)、「トマトプレート」「1」個(伝票番号「3799」の1個)、「包焼ハンバーグ」「1」個(伝票番号「3773」の1個)、「カットステーキ」「1」個(伝票番号「3773」の1個)、と表示する。
ここで、3回目の都合表示における「和風ハンバーグ」「1」個(伝票番号「3765」の1個)の表示は、2回目の都合表示にも同じ料理があるが、合算せず、別の都合表示としている。また、同様に、「包焼ハンバーグ」「1」個(伝票番号「3773」の1個)の表示は、1回目の都合表示にも同じ料理があるが、合算せず、別の都合表示としている。
これは、2回目の都合表示と3回目の都合表示との間の時間や、1回目の都合表示と3回目の都合表示の間の時間が離れていることから、同時同卓よりも料理提供を優先するとはいっても、他の料理と提供時間が余りにも離れてしまうことが望ましくないこと、又、合算してしまうと、調理の途中で合算されてしまうこともあり、何個調理したか分からなくなるという問題があることからである。
また、図10を用いて、調理が済み客に料理が提供された場合の表示例についても説明する。
調理が済んだ場合は、調理担当者などが厨房側表示装置400に表示されている料理を選択する(本例では、タッチパネルとなっている厨房側表示装置400の該当する料理部分をタッチする)と調理が済んだものと判定され、チェックマークが付与される。
具体的には、「ジャンバラヤ」「2」個、「ポテト」「1」個、「タコサラダ」「1」個、「ハンバーグ&グラタン」「2」個、「チキンステーキ」「2」個、「トマトプレート」「1」個、「ステーキ丼」「1」個、「リゾット」「1」個、の調理が済んでおり、チェックマークが付与されている。
図11は、図10に示す3回目の都合表示から、所定時間、例えば1分経過した場合の一例を示すものである。
すなわち、厨房側表示装置400の表示は、所定時間、例えば1分ごとに更新され、当該更新時にチェックマークが付与されている料理が一覧から消去されるようにしている。そして、まだ調理が済んでいない料理が一覧の上段側に移動表示される。
具体的には、図10でチェックマークが付与されていた「ジャンバラヤ」「2」個、「ポテト」「1」個、「タコサラダ」「1」個、「ハンバーグ&グラタン」「2」個、「チキンステーキ」「2」個、「トマトプレート」「1」個、「ステーキ丼」「1」個、「リゾット」「1」個、が消去されており、まだ調理が済んでいない料理が表示されている。
また、都合表示に切り替えるスイッチS(本例では、タッチパネルとなっている厨房側表示装置400の左下側部分)を備え、第1の時間が経過していなくても、都合表示に切り替えることも可能としている。
また、都合表示に切り替えられる客に提供されていない料理が無くなった場合は、都合表示から通常表示に自然に切り替わることとなる。
図12、図13を用いて、表示制御部220によるホール側表示装置500の表示について説明する。
図12は、図7に示す厨房側表示装置400の表示例と同じであり、取得部210により取得された料理と、料理の注文数量と、注文時刻とを当該注文を行った客のテーブル毎に分けた通常表示の一例を示すものである。
図13は、厨房側表示装置400が都合表示に切り替わった場合の表示の一例を示すものである。
都合表示は、調理する側の都合であるため、ホール側表示装置500が都合表示になることはないが、ホール側でも都合表示に切り替わったことが分からないと、同時同卓の料理が揃うまで配膳しないなどの不都合が生じるため、通常表示に加え、厨房側表示装置400が都合表示に切り替わった旨の報知を「厨房側表示装置が都合表示に切り替わりました」などの文字画像を表示することによりホール側の店員にも報知している。
次に、本実施の形態における注文管理装置200の作用について説明する。
図14は、注文管理装置200による都合表示の処理の流れを示すフローチャートである。制御部201が記憶部202からプログラムを読み出して、展開して実行することにより、当該処理が行なわれる。
図14を用いて、注文管理装置200の表示制御部220による都合表示の処理の流れの一例を説明する。
まず、ステップS100において、制御部201のCPUにより、都合表示中であるか否かが判定される。都合表示中であると判定されない場合は、次のステップS110に進む。
ステップS110において、制御部201のCPUにより、第1の時間、例えば、20分提供されていない料理があるか否かが判定される。20分提供されていない料理がないと判定された場合は処理を終了して、リターンする。20分提供されていない料理があると判定された場合は、次のステップS120に進む。
ステップS120において、制御部201のCPUにより、第2の時間、例えば15分以上、提供されていない料理について、厨房側表示装置400を都合表示に切り替える。そして、次のステップS130に進む。
ステップS130において、制御部201のCPUにより、ホール側表示装置500に厨房側表示装置400が都合表示に切り替わった旨の表示を行う。そして、処理を終了して、リターンする。
上述したステップS100において、制御部201のCPUにより、都合表示中であると判定された場合は、ステップS140に進み、通常表示中の料理で、第1の時間、例えば、20分提供されていない料理があるか否かが判定される。20分提供されていない料理があると判定された場合は、次のステップS150に進む。
ステップS150において、制御部201のCPUにより、通常表示で、第2の時間、例えば15分以上提供されていない料理について、厨房側表示装置400を2回目以降の都合表示に切り替える。そして、処理を終了し、リターンする。
上述したステップS140において、制御部201のCPUにより、20分提供されていない料理がないと判定された場合は、処理を終了し、リターンする。
(変形例)
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。
上述した実施の形態は、都合表示において、合計した値が、どのような値であっても良いが、これに限定されず、合計した値が、予め定められた数量よりも大きい場合は、予め定められた数量以内の数量に分けて、それぞれ表示するようにしても良い。
具体的には、一度に調理することが可能な数の上限が決まっている料理の場合、例えば、ハンバーグは3枚までしか一度に焼くことができない場合に、合計した値が7となった場合などは、当該上限の数毎に「ハンバーグ」「3」、「ハンバーグ」「3」、「ハンバーグ」「1」、の3つに分けて表示するようにしても良い。
このように構成することで、一度に調理することが可能な数が限定されている料理数で合計した値を分割表示することで、効率の良い調理を行うことが可能となる。
なお、一度に調理することが可能な数の上限に分割して表示する場合に限定されず、一度に調理することが可能な数よりも少ない数に分割して表示するようにしても良い。
また、予め定められた数量は、一度に調理可能な数の上限が決まっている料理であることを理由にする場合に限らず、一度に調理した方が効率が良い数、すなわち、3人前を同時に調理した方が効率が良い料理であることを理由とする場合であっても良い。
また、上述した実施の形態は、注文された時刻から予め定められた時間料理が提供されなかった場合に都合表示に切り替えるものであるが、客に提供されていない料理の数が、予め定められた上限数を超えた場合は、当該提供されていない料理の注文数量を当該料理毎に合計し、通常表示から、当該合計した値を当該料理毎に表示する都合表示に切り替えるようにしても良い。
具体的には、客に提供されていない料理の数が予め定められた上限数、例えば20個を超えた場合は、通常表示から都合表示に切り替えるようにしても良い。
このように構成することで、通常時は同時同卓に対応した表示をしつつ、料理の提供が大幅に遅れてしまうことが予想されるような状況の場合には、同時同卓よりも優先して、遅れている料理の提供を行うための、効率の良い調理を行える画面に切り替えることができる注文管理装置を提供することが可能となる。
また、客に提供されていない料理の数は、注文時刻から第3の時間、例えば15分を経過したにもかかわらず、客に提供されていない料理の数であっても良い。
すなわち、客に提供されることなく注文時刻から第3の時間、例えば15分を経過した料理が所定の上限数、例えば5個、を超えた場合に、客に提供されることなく注文時刻から第3の時間が経過した料理について注文数量を合計し、注文数量を合計した注文情報について、通常表示から合計した値を料理毎に表示する都合表示に切り替えるようにしても良い。
ここで、第3の時間は、上述した第1の時間や第2の時間と同じ時間であっても良いし、異なる時間であっても良い。また、上述した15分にも限定されず、他の時間であっても良いし、更に、店舗によって随時調整可能としても良い。
本実施の形態によれば、通常時は同時同卓に対応した表示をしつつ、料理の提供が大幅に遅れてしまっているような状況の場合には、同時同卓よりも優先して、遅れている料理の提供を行うための、効率の良い調理を行える画面に切り替えることができる注文管理装置200を提供することが可能となる。
また、本実施の形態によれば、都合表示されていない料理の注文情報についても表示することができる注文管理装置200を提供することが可能となる。
すなわち、都合表示されていない料理であっても、調理の都合上、都合表示されている料理と一度に調理した方が効率が良い場合や、都合表示されている料理の次に料理する材料を準備するなどの対応を取ることが可能となる。
また、本実施の形態によれば、合計した値が大きい場合は、分割して表示することができる注文管理装置200を提供することが可能となる。
すなわち、一度に調理することが可能な数が限定されている料理の数や、一度に調理した方が効率が良い数などを予め定めておき、かかる数で合計した値を分割表示することで、効率の良い調理を行うことが可能となる。
また、本実施の形態によれば、都合表示に切り替えた後、さらに都合表示をする際に、既に都合表示されている合計した値に合算せず、他の都合表示にすることができる注文管理装置200を提供することが可能となる。
すなわち、1回目の都合表示と2回目の都合表示との間の時間が離れていることから、同時同卓よりも料理提供を優先するとはいっても、他の料理と提供時間が余りにも離れてしまうことが望ましくないこと、又、合算してしまうと、調理の途中で合算されてしまうこともあり、何個調理したか分からなくなるという問題が発生することを防止することができる。
また、本実施の形態によれば、通常時は同時同卓に対応した表示をしつつ、料理の提供が大幅に遅れてしまっているような状況の場合には、同時同卓よりも優先して、遅れている料理の提供を行うための、効率の良い調理を行える画面に切り替えることができる注文管理システム10を提供することが可能となる。
また、本実施の形態によれば、ホール側表示装置500の表示はそのままに、都合表示に切り替えられたことを報知することができる注文管理システム10を提供することが可能となる。
すなわち、都合表示は、調理する側の都合であるため、ホール側表示装置500が都合表示になることはないが、ホール側でも都合表示に切り替わったことが分からないと、同時同卓の料理が揃うまで配膳しないなどの不都合が生じるため、通常表示に加え、厨房側の表示装置が都合表示に切り替わった旨の報知をすることによりホール側の店員にも知らせることが可能となる。
また、本実施の形態によれば、通常時は同時同卓に対応した表示をしつつ、料理の提供が大幅に遅れてしまっているような状況の場合には、同時同卓よりも優先して、遅れている料理の提供を行うための、効率の良い調理を行える画面に切り替えることができるプログラムを提供することが可能となる。
10 注文管理システム
100 注文端末装置
101 制御部
102 記憶部
103 表示部
104 入力部
105 通信部
106 バス
200 注文管理装置
201 制御部
202 記憶部
203 通信部
204 記憶部
204 入力部
205 表示部
206 バス
210 取得部
220 表示制御部
300 プリンター
400 厨房側表示装置
500 ホール側表示装置
S スイッチ
R 都合表示領域

Claims (8)

  1. 注文された料理と、当該料理の注文数量と、当該注文が行われた注文時刻と、当該注文を行った客の識別情報と、を含む注文情報を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された前記料理と、前記注文数量と、前記注文時刻とを前記識別情報毎に分けた通常表示を表示装置に表示する表示制御部と、を備え、
    前記表示制御部は、
    前記通常表示を行っている前記注文情報のうち、客に提供されることなく注文時刻から第1の時間が経過した注文情報が発生した場合、客に提供されることなく前記注文時刻から前記第1の時間よりも短い第2の時間以上経過した注文情報に含まれる各料理について前記注文数量を合計し、
    前記各料理について前記注文数量を合計した前記注文情報について、前記通常表示から、当該合計した値を当該料理毎に表示する都合表示に切り替えることを特徴とする注文管理装置。
  2. 注文された料理と、当該料理の注文数量と、当該注文が行われた注文時刻と、当該注文を行った客の識別情報と、を含む注文情報を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された前記料理と、前記注文数量と、前記注文時刻とを前記識別情報毎に分けた通常表示を表示装置に表示する表示制御部と、を備え、
    前記表示制御部は、
    通常表示を行っている前記注文情報のうち、客に提供されることなく前記注文時刻から第3の時間が経過した注文情報が所定の上限数を超えた場合、客に提供されることなく前記注文時刻から前記第3の時間が経過した前記注文情報に含まれる各料理について前記注文数量を合計し、
    前記各料理について前記注文数量を合計した前記注文情報について、前記通常表示から、当該合計した値を当該料理毎に表示する都合表示に切り替えることを特徴とする注文管理装置。
  3. 前記表示制御部は、前記表示装置の前記都合表示を表示する都合表示領域以外の領域に、当該都合表示されておらず、かつ、客に提供されていない料理の前記注文情報についての前記通常表示を表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の注文管理装置。
  4. 前記表示制御部は、
    料理毎に合計した値が、予め定められた数量よりも大きい場合は、当該予め定められた数量以内の数量に分けて、それぞれ表示することを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の注文管理装置。
  5. 前記表示制御部は、
    前記表示装置に通常表示されている注文情報を都合表示に切り替えて表示する際、すでに前記表示装置の前記都合表示を表示する都合表示領域が存在している場合には、当該都合表示領域に続けて、次の都合表示を行うことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の注文管理装置。
  6. 請求項1~5のいずれか1項に記載の注文管理装置と、
    厨房側に設けられ、前記取得部により取得された前記料理と、前記注文数量と、前記注文時刻とを前記識別情報毎に分けて表示する前記表示装置と、を備える注文管理システム。
  7. ホール側に設けられ、前記取得部により取得された前記料理と、前記注文数量と、前記注文時刻とを、前記識別情報毎に分けて表示するホール側表示装置を備え、
    前記表示制御部は、
    前記表示装置が前記都合表示に切り替えられた場合は、前記通常表示に加え、前記表示装置が前記都合表示に切り替えられた旨の報知を前記ホール側表示装置に表示させる請求項6に記載の注文管理システム。
  8. コンピュータを、請求項1~5のいずれか1項に記載の注文管理装置の各部として機能させるためのプログラム。
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