JP7421153B1 - 注文管理システム及び注文管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】注文情報を効率よく管理するとともに利用者に対して注文内容を適切に提供することが可能な注文管理システム及び注文管理方法を提供する。【解決手段】本発明に係る注文管理システムは、飲食施設の利用者に提供する第1メニュー及び前記第1メニューに関連付けられた第2メニューのそれぞれの注文を前記利用者から受け付けた場合に、前記第1メニュー及び前記第2メニューの関連付けを維持した注文情報を施設端末に出力するか、又は、前記第1メニュー及び前記第2メニューの関連付けを解除した注文情報を施設端末に出力するかを設定可能な設定処理部を備える。【選択図】図1

Description

特許法第30条第2項適用 令和5年4月10日にウェブサイト(https://cms.fo.gnavi.co.jp/shop/)に公開
本発明は、飲食施設のメニューを管理する注文管理システム及び注文管理方法に関する。
飲食店等の施設において、利用者がテーブルに設置された注文端末を操作してメニューを注文することが可能なシステムが知られている。また、厨房の独占を防ぐために一度に注文できるメニューの注文数を制限するシステムも知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2009-289207号公報
ところで、飲食施設では、特定のメニュー(メインメニュー)と、当該メインメニューに関連するメニュー(サブメニュー)とを予め関連付けて登録し、利用者から前記メインメニューが選択された場合に続けて前記サブメニューの選択を受け付けている。例えば、利用者が定食メニューを選択した場合に、続けて、利用者から定食メニューに含まれる複数のサイドメニューのうち一つのサイドメニューの選択を受け付ける。
ここで、一つのテーブルを2名の利用者A、Bが利用する場合において、利用者Aが定食メニューMm1とサイドメニューSm1とを選択し、利用者Bが定食メニューMm2とサイドメニューSm2とを選択した場合に、厨房に対して、定食メニューMm1とサイドメニューSm1とを1つの注文情報(調理伝票)として出力(調理指示)し、定食メニューMm2とサイドメニューSm2とを1つの注文情報として出力する。この場合、注文情報が多くなり管理が煩雑になる問題が生じる。一方、上記の例において、全ての注文(定食メニューMm1、サイドメニューSm1、定食メニューMm2、サイドメニューSm2)をまとめて1つの注文情報として出力すると、定食メニュー及びサイドメニューのセット内容が分からなくなり、例えば利用者Aに定食メニューMm1とサイドメニューSm2とを提供し、利用者Bに定食メニューMm2とサイドメニューSm1とを提供してしまう問題が生じる。
本発明の目的は、注文情報を効率よく管理するとともに利用者に対して注文内容を適切に提供することが可能な注文管理システム及び注文管理方法を提供することにある。
本発明に係る注文管理システムは、飲食施設の利用者に提供する第1メニュー及び前記第1メニューに関連付けられた第2メニューのそれぞれの注文を前記利用者から受け付けた場合に、前記第1メニュー及び前記第2メニューの関連付けを維持した注文情報を施設端末に出力するか、又は、前記第1メニュー及び前記第2メニューの関連付けを解除した注文情報を施設端末に出力するかを設定可能な設定処理部を備える。
本発明に係る注文管理方法は、一又は複数のプロセッサーが、飲食施設の利用者に提供する第1メニュー及び前記第1メニューに関連付けられた第2メニューのそれぞれの注文を前記利用者から受け付けた場合に、前記第1メニュー及び前記第2メニューの関連付けを維持した注文情報を施設端末に出力するか、又は、前記第1メニュー及び前記第2メニューの関連付けを解除した注文情報を施設端末に出力するかを設定可能な処理を実行する方法である。
本発明によれば、注文情報を効率よく管理するとともに利用者に対して注文内容を適切に提供することが可能な注文管理システム及び注文管理方法を提供することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る注文管理システムの構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施形態に係る注文管理システムで使用されるメニュー情報の一例を示す図である。 図3は、本発明の実施形態に係る注文管理システムで使用されるサブメニュー情報の一例を示す図である。 図4は、本発明の実施形態1に係る施設端末に表示されるメニュー登録ページの一例を示す図である。 図5は、本発明の実施形態1に係る注文端末に表示される注文ページの一例を示す図である。 図6は、本発明の実施形態1に係る注文端末に表示される注文ページの一例を示す図である。 図7は、本発明の実施形態1に係る注文管理システムで実行される注文管理処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図8は、本発明の実施形態1に係る施設端末に表示されるメニュー登録ページの一例を示す図である。 図9は、本発明の実施形態2に係る施設端末に表示されるメニュー登録ページの一例を示す図である。 図10は、本発明の実施形態2に係る注文端末に表示される注文ページの一例を示す図である。 図11は、本発明の実施形態2に係る注文端末に表示される注文ページの一例を示す図である。 図12は、本発明の実施形態2に係る注文端末に表示される注文ページの一例を示す図である。 図13は、本発明の実施形態2に係る注文管理システムで実行される注文管理処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図14は、本発明の実施形態3に係る施設端末に表示されるメニュー登録ページの一例を示す図である。 図15は、本発明の実施形態3に係る注文端末に表示される注文ページの一例を示す図である。 図16は、本発明の実施形態3に係る注文端末に表示される注文ページの一例を示す図である。 図17は、本発明の実施形態3に係る厨房端末に表示される注文情報の一例を示す図である。 図18は、本発明の実施形態3に係る施設端末に表示される注文情報の一例を示す図である。 図19は、本発明の実施形態3に係る注文端末に表示される注文ページの他の例を示す図である。 図20は、本発明の実施形態3に係る注文端末に表示される注文ページの一例を示す図である。 図21は、本発明の実施形態3に係る厨房端末に表示される注文情報の他の例を示す図である。 図22は、本発明の実施形態3に係る厨房端末に表示される注文情報の他の例を示す図である。 図23は、本発明の実施形態3に係る厨房端末に表示される注文情報の他の例を示す図である。 図24は、本発明の実施形態3に係る注文管理システムで実行される注文管理処理の手順の一例を示すフローチャートである。
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[実施形態1]
[注文管理システム1]
図1に示されるように、本発明の実施形態1に係る注文管理システム1は、注文管理装置2と施設端末3と注文端末4とを含む。注文管理装置2、施設端末3、及び注文端末4は、インターネット、LAN、WAN、又は公衆電話回線などの通信網N1を介して通信可能である。
注文管理装置2は、施設端末3を介して、飲食施設のメニューに関するメニュー情報について飲食施設の管理者による登録操作を受け付け、メニュー情報を管理する。また、注文管理装置2は、注文端末4を介して、飲食施設を利用する利用者(客)によるメニュー(商品)の注文を操作受け付け、注文情報を管理する。注文管理装置2は、メニューの代金(飲食代)の支払いに関する会計処理の機能を備えてもよい。
以下、本実施形態では、注文管理システム1において、前記飲食施設が、飲食物を提供することを主な業態とする飲食店である場合を例に挙げて説明する。なお、本発明の飲食施設には、例えば、飲食物を提供可能な各種の施設(遊戯施設など)が含まれる。
施設端末3は、飲食店の管理者、スタッフなどが操作する操作端末(管理端末、POS端末など)である。例えば、飲食店の管理者は、施設端末3を操作して、当該飲食店で利用者に提供するメニューに関するメニュー情報(メニュー名、価格、メニュー画像など)を登録する。また、管理者は、施設端末3を操作して、各メニューについて、利用者の注文方法(最低注文数、サブメニューの注文方法など)を設定する。施設端末3は、飲食店の事務所に据え置きされる機器であってもよいし、飲食店のスタッフが携帯可能な携帯端末であってもよい。施設端末3は、複数の飲食店のそれぞれに配置される。
注文端末4は、利用者が飲食店においてメニュー(飲食物)を注文する際に利用者自身が操作する操作端末である。注文端末4は、利用者が所有する機器(例えばスマートフォン)であってもよいし、飲食店が所有し利用者に貸し出す機器(例えばセルフオーダー端末)であってもよい。注文端末4がセルフオーダー端末である場合、注文端末4は、例えば飲食店の各テーブルに配置される。利用者は、飲食店において注文端末4を操作してメニューを閲覧したり、所望のメニューを注文したりすることが可能である。また、利用者は、注文端末4を使用して飲食代の支払いを行うことも可能である。このように、注文端末4は、メニューの注文処理及び会計処理に利用可能である。
注文管理システム1には、飲食店ごとに配置された一又は複数の施設端末3と、一又は複数の注文端末4とが含まれる。
本実施形態では、注文管理装置2単体が本発明に係る注文管理システムに相当するが、本発明に係る注文管理システムは、注文管理装置2、施設端末3、及び注文端末4のうち一又は複数の構成要素を含むものであってもよい。例えば、注文管理装置2、施設端末3、及び注文端末4の構成要素が協働して後述する注文管理処理(図7参照)を分担して実行する場合には、その処理を実行する複数の構成要素を含むシステムを本発明に係る注文管理システムとして捉えることが可能である。例えば、注文管理装置2、施設端末3、及び注文端末4が本発明に係る注文管理システムを構成してもよい。
[注文管理装置2]
図1に示されるように、注文管理装置2は、制御部21、記憶部22、操作表示部23、及び通信I/F24などを備えるサーバー(例えばクラウドサーバー)である。なお、注文管理装置2は、1台のコンピュータに限らず、複数台のコンピュータが協働して動作するコンピュータシステムであってもよい。また、注文管理装置2で実行される各種の処理は、一又は複数のプロセッサーによって分散して実行されてもよい。
通信I/F24は、注文管理装置2を有線又は無線で通信網N1に接続し、通信網N1を介して施設端末3、注文端末4などの外部機器との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
操作表示部23は、各種の情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイのような表示部と、操作を受け付けるマウス、キーボード、又はタッチパネルのような操作部とを備えるユーザーインターフェースである。
記憶部22は、各種の情報を記憶するHDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)などの不揮発性の記憶部である。具体的に、記憶部22には、メニュー情報D1及びサブメニュー情報D2などのデータが記憶される。図2はメニュー情報D1の一例を示す図であり、図3はサブメニュー情報D2の一例を示す図である。
メニュー情報D1は、飲食店で提供可能なメニュー(飲食物)に関する情報(商品情報)である。例えば図2に示されるように、メニュー情報D1には、メニューごとに、「メニューID」、「メニュー名」、「価格」、「最低注文数」などの情報が含まれる。前記メニューIDは、メニューの識別情報であり、任意のIDが登録される。前記メニュー名は、メニューの名前である。メニュー情報D1には、メニューのカテゴリー(ジャンル)ごとに複数のメニューの情報が含まれる。例えば、メニュー情報D1には、鍋メニュー、一品メニュー、セットメニュー、定食メニュー、ドリンクメニュー、デザートメニューなどカテゴリーごとに分類された複数のメニューが含まれる。前記価格は、メニューの単価(1人前の価格)である。
前記最低注文数は、利用者にメニューの注文を許可する注文数の下限値(最少注文数、注文下限数)である。前記最低注文数が設定されているメニューは、前記最低注文数未満の注文が禁止され、前記最低注文数以上の注文が許可される。例えば、鍋Aの最低注文数が「2」に設定されている場合、利用者は鍋Aを1人前で注文することはできず、2人前以上から注文することが可能となる。例えば、鍋Cの最低注文数が「3」に設定されている場合、利用者は鍋Aを1人前又は2人前で注文することはできず、3人前以上から注文することが可能となる。また、刺身の最低注文数が「1」に設定されている場合、利用者は刺身を1人前から注文することができる。
メニュー情報D1の各情報は、飲食店の管理者により予め登録され、必要に応じて適宜更新される。例えば管理者は、施設端末3に表示されるメニュー登録ページP1(図4参照)において、メニュー名、価格、最低注文数などを登録する。例えば、管理者は、鍋メニューについて、厨房及びスタッフの手間を考慮して、複数注文数(2以上)を最低注文数に登録する。
サブメニュー情報D2(図3参照)は、メインメニュー(親メニュー)とともに注文されるサブメニュー(追加メニュー、子メニュー)に関する情報(追加商品情報)である。例えば図3に示されるように、サブメニュー情報D2には、メインメニューごとに、「メニューID」、「メニュー名」、「サブメニュー」などの情報が含まれる。サブメニュー情報D2には、メインメニューと合わせて注文される可能性のあるサブメニューが、メインメニューに関連付けられて登録される。例えば鍋Aを注文した後に追加注文される可能性のあるメニュー(締めのメニュー)として、「ラーメン」、「うどん」、「ごはん」がサブメニューとして、鍋Aに関連付けられて登録される。管理者は、メニュー登録ページP1(図4参照)において、サブメニューを登録する場合に登録ボタンK61を押下して、一又は複数のサブメニュー(ここでは、「ラーメン」、「うどん」、「ごはん」)を登録する。また例えば日本酒と一緒に注文される可能性のあるメニューとして、「枝豆」、「刺身」、「おちょこ」がサブメニューとして、日本酒に関連付けられて登録される。管理者は、メニュー登録ページP1(図9参照)において、サブメニューを登録する場合に登録ボタンK61を押下して、一又は複数のサブメニュー(ここでは、「枝豆」、「刺身」、「おちょこ」)を登録する。なお、サブメニューには、利用者に無料で提供されるメニュー(上記の例では「おちょこ」)が含まれてもよい。
また例えばステーキ定食を注文する際に指定する肉のサイズのメニューとして「150g」及び「300g」、焼き方のメニューとして「ミディアムレア」及び「ウェルダン」、ソースのメニューとして「オニオンソース」及び「デミグラスソース」、ライスのサイズのメニューとして「普通盛」及び「大盛」がそれぞれサブメニューとして、ステーキ定食に関連付けられて登録される。管理者は、メニュー登録ページP1(図14参照)において、サブメニューを登録する場合に登録ボタンK61を押下して、一又は複数のサブメニュー(ここでは、「150g」、「300g」、「ミディアムレア」、「ウェルダン」、「オニオンソース」、「デミグラスソース」、「ライス普通盛」、「ライス大盛」)を登録する。
また例えば焼魚定食を注文する際に指定する汁物のメニューとして「味噌汁」及び「豚汁」、ライスのサイズのメニューとして「普通盛」及び「大盛」、ドリンクのメニューとして「コーヒー」及び「紅茶」がそれぞれサブメニューとして、焼魚定食に関連付けられて登録される。
また例えばハンバーガーセットを注文する際に指定するサイドメニューとして「ポテト」及び「サラダ」、ドリンクのメニューとして「コーヒー」及び「オレンジジュース」、カスタマイズメニューとして「トマト抜き」及び「チーズ追加」がそれぞれサブメニューとして、ハンバーガーセットに関連付けられて登録される。
このように、サブメニューには、メインメニューに追加されるメニュー(追加メニュー)、メインメニューに含まれるメニュー(サイドメニュー)、メインメニューの種類、内容に関するメニュー(サイズ、焼き方、ソース、ドリンク、トッピング、カスタマイズなど)などが含まれる。
管理者は、メインメニューごとに、サブメニューを登録することが可能である。図3には、鍋A、日本酒、ステーキ定食、焼魚定食、ハンバーガーセットのサブメニュー情報D2を例示しているが、サブメニュー情報D2には、管理者の登録操作に応じて複数のメインメニューとそれぞれに対応するサブメニューとが登録される。
なお、他の実施形態として、メニュー情報D1及びサブメニュー情報D2などの情報の一部又は全部が、施設端末3、又は、注文管理装置2からアクセス可能なサーバーに記憶されてもよい。この場合、注文管理装置2の制御部21は、施設端末3又は前記サーバーから前記情報を取得して、後述の注文管理処理(図7参照)などの各処理を実行してもよい。
また、記憶部22には、注文端末4に入力される注文情報の注文データも記憶される。前記注文データには、利用者のテーブル情報(テーブル番号)、テーブルの利用人数、利用開始時刻(来店時刻)、注文履歴などのデータが含まれる。また、記憶部22には、施設端末3に表示されるメニュー登録ページP1(図4等参照)、注文端末4に表示される注文ページP2(図5等参照)及び会計ページ(不図示)などの操作画面(ウェブページなど)のデータも記憶される。
さらに、記憶部22には、制御部21に後述の注文管理処理(図7参照)を実行させるための注文管理プログラムなどの制御プログラムが記憶されている。例えば、前記注文管理プログラムは、USB、CD又はDVDなどのコンピュータ読取可能な記録媒体に非一時的に記録されており、注文管理装置2に電気的に接続されるUSBドライブ、CDドライブ又はDVDドライブなどの読取装置(不図示)で読み取られて記憶部22に記憶される。また、前記注文管理プログラムは、注文管理装置2からアクセス可能なサーバーからダウンロードされて、記憶部22に記憶されてもよい。
制御部21は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の演算処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部21は、前記ROM又は記憶部22に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより注文管理装置2を制御する。
ところで、飲食店では、厨房及びスタッフの手間を考慮して、メニューの最低注文数を設定したい場合がある。例えば、鍋メニューの場合、1人前の注文の受け付けを禁止し、2人前以上から注文の受け付けを許可したい場合がある。しかし、一般的にPOSデータにはメニューごとに1人前の価格が登録されているため、注文端末では1人前から注文することが可能になっている。このため、従来の技術では、飲食店のスタッフが、利用者に最低注文数を口頭で説明したり、利用者が注文端末に入力した注文数をチェックしたりしなければならないため、飲食店の業務効率が低下する問題が生じる。また、利用者によるメニューの注文操作の利便性が低下する問題も生じる。これに対して、実施形態1に係る注文管理装置2によれば、以下に示すように、飲食店の業務効率を向上させるとともに、利用者の注文操作の利便性を向上させることが可能である。
具体的に、制御部21は、図1に示されるように、表示処理部211、受付処理部212、設定処理部213、注文処理部214、出力処理部215、会計処理部216などの各種の処理部を含む。なお、制御部21は、前記CPUで前記注文管理プログラムに従った各種の処理を実行することによって、表示処理部211、受付処理部212、設定処理部213、注文処理部214、出力処理部215、及び会計処理部216として機能する。また、制御部21に含まれる一部又は全部の処理部が電子回路で構成されていてもよい。なお、前記注文管理プログラムは、複数のプロセッサーを前記各種の処理部として機能させるためのプログラムであってもよい。
表示処理部211は、各種の操作ページ(操作画面)を施設端末3及び注文端末4に表示させる。また、受付処理部212は、各操作ページにおいてユーザー操作(管理者の操作、利用者の操作)を受け付ける。
例えば、飲食店の管理者がメニューの情報を登録する場合に、表示処理部211は、メニュー登録ページP1を、当該飲食店の施設端末3に表示させる。図4には、メニュー登録ページP1の一例を示している。メニュー登録ページP1には、複数の登録項目K11~K16が含まれる。登録項目K11はメニューIDを示し、制御部21が任意のIDを登録する。登録項目K12はメニュー名を示し、受付処理部212は、管理者によるメニュー名の入力操作を受け付ける。管理者は、任意の名称を登録項目K12に入力する。
登録項目K13はメニューの説明文を示し、受付処理部212は、管理者による説明文の入力操作を受け付ける。管理者は、メニューに関する説明を登録項目K13に入力する。例えば、管理者は、メニューの注文方法に関する説明を登録項目K13に入力する。
登録項目K14はメニューの価格(単価)を示し、受付処理部212は、管理者による価格の入力操作を受け付ける。管理者は、メニューの1人前の税込み価格を登録項目K13に入力する。
登録項目K15はメニューの最低注文数を示し、受付処理部212は、管理者による最低注文数の入力操作を受け付ける。管理者は、メニューの最低注文数を登録項目K15に入力する。例えば、表示処理部211は、最低注文数の選択候補K5を一覧表示(プルダウンメニュー表示)し、受付処理部212は、選択候補K5において管理者から最低注文数の選択操作を受け付ける。
登録項目K16はサブメニューに関する情報を示し、管理者はサブメニューの情報を登録する場合に登録ボタンK61、K62を選択する。例えば、管理者は鍋Aのサブメニューを登録する場合に、登録ボタンK61を押下して、サブメニュー登録ページ(不図示)においてサブメニュー(ここでは「ラーメン」、「うどん」、「ごはん」)を登録する。また、例えば、管理者は、登録ボタンK62を押下して、サブメニューの注文数の紐づけ設定を切り替える。例えば、利用者が鍋Aを「3人前」注文した場合において、サブメニューの合計注文数を「1人前」から注文を許可(任意の注文数の注文を許可)する場合に、管理者は、「サブメニューの数量紐づけ無し」(登録ボタンK62)を「ON」に設定する。また例えば、利用者が鍋Aを「3人前」注文した場合において、サブメニューの合計注文数を「3人前」のみ注文を許可(3人前以外の注文を禁止)する場合に、管理者は、「サブメニューの数量紐づけ無し」を「OFF」に設定する。図4は、「サブメニューの数量紐づけ無し」が「ON」に設定された状態を示している。このように、「サブメニューの数量紐づけ無し」の設定機能は、サブメニューの注文数をメインメニューの注文数に紐づけるか否かを切り替えるための切替部である。
管理者は、各登録項目K11~K16について入力を完了すると登録ボタンK17を押下する。設定処理部213は、各登録項目K11~K16について入力された情報を登録する。ここでは、設定処理部213は、鍋Aに関する各情報をメニュー情報D1(図2参照)に登録する。また、設定処理部213は、鍋Aのサブメニューとして入力された「ラーメン」、「うどん」、「ごはん」の情報を、鍋Aに関連付けてサブメニュー情報D2(図3参照)に登録する。
なお、制御部21は、メニューにサブメニューを関連付けて登録した場合に、サブメニューの注文数をメインメニューの注文数に紐づけるか否かを切り替え可能であってもよい。すなわち、制御部21は、メニューにサブメニューを関連付けて登録した場合に、「サブメニューの数量紐づけ無し」の登録ボタンK62を表示させてもよい。また、他の実施形態として、注文管理システム1では、登録項目K16に関する機能が省略されてもよい。
管理者は続いて他のメニューの情報を登録する場合に、メニュー登録ページP1の追加ボタンK18を押下する。追加ボタンK18が押下されると、表示処理部211は、新たなメニュー登録ページP1を施設端末3に表示させ、受付処理部212は、登録項目K11~K16について管理者から入力操作を受け付け、設定処理部213は、入力操作に応じてメニューの情報を登録する。
このように、設定処理部213は、メニューごとに各情報を適宜設定及び更新可能である。例えば、設定処理部213は、メニューごとに最低注文数を可変に設定可能である。すなわち、設定処理部213は、メニューの価格(単価)を変更することなく、最低注文数を設定及び変更することが可能である。
ここで、設定処理部213は、前記最低注文数を設定するか否かを選択する操作を管理者から受け付け、管理者の操作に応じて前記最低注文数を設定してもよい。例えば制御部21は、最低注文数を設定するか否かを選択する操作部をメニュー登録ページP1に表示させて、管理者が前記操作部を押下した場合に、選択候補K5を表示させて最低注文数の入力を受け付け、管理者の操作に応じて最低注文数を設定してもよい。また、制御部21は、最低注文数の候補として2以上の値を選択候補K5に表示させてもよい。また、制御部21は、最低注文数のデフォルト値を予め入力欄に表示させてもよい。例えば、制御部21は、メニューに応じて予め設定された最低注文数を入力欄に表示させ、利用者がデフォルト値を変更する場合に選択候補K5に表示させてもよい。
制御部21は、施設端末3における管理者の登録操作に応じてメニュー情報D1(図2参照)及びサブメニュー情報D2(図3参照)を登録すると、これら情報に基づいて、注文端末4に注文ページP2を表示させて利用者からメニューの注文を受け付ける。
例えば、表示処理部211は、図5に示す注文ページP2を注文端末4に表示させる。例えば、飲食店の利用者が注文端末4において当該飲食店が提供する注文サイトにアクセス(ログイン)すると、表示処理部211は、注文ページP2を注文端末4に表示させる。図5に示す注文ページP2には、メニューの情報と、注文数を入力するための数量入力欄K21とが含まれる。なお、図5には、利用者がメニュー一覧(不図示)から「鍋A」を選択した場合に表示される鍋Aの注文ページP2を示している。表示処理部211は、注文ページP2において、鍋Aの画像、価格(1人前の税込み価格)、鍋Aの説明文(図4参照)、数量入力欄K21、合計価格などを表示させる。また、表示処理部211は、注文ページP2において、選択したメニューをカートに追加するためのカートボタンK22を表示させる。なお、表示処理部211は、カートボタンK22に代えて、注文を確定させる注文ボタンを表示させてもよい。
また、表示処理部211は、数量入力欄K21に、注文数を増減させるボタン(増加ボタン「+」及び減少ボタン「-」)を表示させて、受付処理部212は、利用者から注文数の入力操作(増加ボタン及び減少ボタンを押下する操作)を受け付ける。
ここで、注文処理部214は、設定処理部213により最低注文数が設定されたメニューについて、利用者から最低注文数以上の注文の受け付けを許可し、最低注文数未満の注文の受け付けを禁止する。ここでは、鍋Aの最低注文数が「2」に設定されているため(図2及び図4参照)、注文処理部214は、利用者から2人前以上の注文の受け付けを許可し、1人前の注文の受け付けを禁止する。図5には、利用者が鍋Aの注文数として「3」(3人前)を入力した状態を示している。
例えば、注文処理部214は、数量入力欄K21に予め最低注文数「2」(2人前)を表示させるとともに、減少ボタン「-」を非表示又は選択不可能(グレーアウト表示)に設定する。この場合、利用者は、数量入力欄K21において増加ボタン「+」のみ選択可能となる。また、注文処理部214は、最低注文数を超える数量(ここでは「3」以上)が入力された場合に減少ボタン「-」を選択可能に再表示し、最低注文数(ここでは「2」)が入力された場合に減少ボタン「-」を選択不可能にする。
他の実施形態として、注文処理部214は、数量入力欄K21に最低注文数以上の注文数が入力されたことを条件として、カートボタンK22(又は注文ボタン)を選択可能に表示させてもよい。また、注文処理部214は、数量入力欄K21に最低注文数未満の注文数が入力されている間は、カートボタンK22(又は注文ボタン)を非表示又は選択不可能(グレーアウト表示)に設定してもよい。
また、注文処理部214は、利用者からメインメニューについて最低注文数以上の注文数の注文を受け付けた場合に、利用者から前記メインメニューに関連付けられたサブメニューの注文の受け付けを許可する。
例えば図6に示すように、利用者が鍋Aを最低注文数(「2」)以上の3人前を注文した場合に、表示処理部211は、鍋Aに関連付けられた「ラーメン」、「うどん」、「ごはん」をサブメニューとして注文ページP2に表示させる。また、表示処理部211は、サブメニューの数量入力欄K23を注文ページP2に表示させる。図6に示すようにメインメニューとサブメニューとを同一の注文ページP2に表示させる構成によれば、利用者は、メインメニュー及びサブメニューをまとめて選択してカートに追加したり注文を確定させたりすることができる。
なお、表示処理部211は、メインメニュー(鍋A)の注文が完了したこと又はメインメニューをカートに追加したことを条件として、サブメニューの情報(サブメニュー名、数量入力欄K23など)を表示させてもよいし、メインメニュー(鍋A)の数量入力欄K21に最低注文数以上の注文数が入力されたことを条件として、サブメニューの情報を表示させてもよい。例えば、メインメニューの注文が完了した場合に、表示処理部211は、サブメニューの注文ページのリンクを表示させて利用者が当該リンクを押下した場合に、サブメニューの情報を表示させてもよい。
ここで、注文処理部214は、サブメニューについて、利用者からメインメニューの注文数以下の注文の受け付けを許可してもよい。例えば、注文処理部214は、鍋Aが3人前注文された場合に、各サブメニューの合計注文数が1人前、2人前、又は3人前となる注文の受け付けを許可してもよい。例えば、注文処理部214は、鍋Aを3人前注文した場合に、ラーメン1人前とうどん1人前の注文(合計2人前の注文)(図6参照)、ラーメン2人前の注文、ごはん1人前の注文などを許可する。
また、他の実施形態として、注文処理部214は、「サブメニューの数量紐づけ無し」(図4参照)の設定状態に基づいて、サブメニューの注文可能な注文数を決定してもよい。例えば、「サブメニューの数量紐づけ無し」(登録ボタンK62)が「ON」に設定されている場合には、サブメニューの注文数をメインメニューの注文数に紐づけない。すなわち、注文処理部214は、上述したように、利用者が鍋Aを「3人前」注文した場合に、サブメニューの注文を「1人前」から許可(任意の注文数の注文を許可)する。例えば、注文処理部214は、1人前のラーメン及び1人前のうどんの注文(合計2人前の注文)(図6参照)、2人前のラーメン及び2人前のごはんの注文(合計4人前の注文)、1人前のラーメンの注文、1人前のうどんの注文、1人前のごはんの注文などを許可する。
これに対して、例えば、「サブメニューの数量紐づけ無し」が「OFF」(すなわち、サブメニューの数量紐づけ有り)に設定されている場合には、サブメニューの注文数をメインメニューの注文数に紐づける。すなわち、注文処理部214は、利用者が鍋Aを「3人前」注文した場合に、サブメニューの注文を「3人前」の注文のみ許可(3人前以外の注文を禁止)、又は、「3人前」以上の注文のみ許可(3人前未満の注文を禁止)する。例えば、注文処理部214は、3人前のラーメンの注文、2人前のラーメン及び1人前のうどんの注文(合計3人前の注文)、1人前のラーメンと1人前のうどんと3人前ごはんの注文(合計5人前の注文)などを許可する。また、「サブメニューの数量紐づけ無し」が「OFF」に設定されている場合に、注文処理部214は、メインメニューの最低注文数(ここでは2人前)以上の注文のみ許可(1人前の注文を禁止)してもよい。
他の実施形態として、「サブメニューの数量紐づけ無し」が「OFF」に設定されている場合には、注文処理部214は、利用者が鍋Aを「3人前」注文した場合に、サブメニューの注文数を3人分ずつ受け付けてもよい。例えば、利用者がラーメンの数量入力欄K23に「1」を入力した場合に、注文処理部214は、3人前(1×3人前)のラーメンの注文を受け付け、利用者がラーメンの数量入力欄K23に「2」を入力した場合に、注文処理部214は、6人前(2×3人前)のラーメンの注文を受け付ける。
このように、設定処理部213は、管理者の設定操作(図4参照)に応じて、サブメニューの注文数をメインメニューの実注文数(上記の例では3人前)に紐づけるか否かを設定可能であってもよい。また、他の実施形態として、設定処理部213は、サブメニューの注文数をメインメニューの最低注文数(上記の例では2人前)に紐づけるか否かを設定可能であってもよい。設定処理部213がサブメニューの注文数をメインメニューの最低注文数に紐づけた場合、利用者は、サブメニューを2人前から注文可能になる。また、他の実施形態として、設定処理部213は、サブメニューの注文数の上限をメインメニューの実注文数(例えば3人前)に設定してもよい。この場合、利用者は、サブメニューを3人前まで注文可能になり、4人前以上の注文が禁止される。
他の実施形態として、設定処理部213は、メインメニュー又はサブメニューの種別に応じて、「サブメニューの数量紐づけ無し」のON/OFFを自動的に設定してもよい。例えば、サブメニューとして、メインメニューをグレードアップさせるサブメニュー(例えば、鍋Aのグレードアップ)がメインメニューに関連付けられている場合に、設定処理部213は、「サブメニューの数量紐づけ無し」をOFFに設定し、注文処理部214は、サブメニュー(「鍋Aのグレードアップ」)について、メインメニューと同じ注文数の注文のみを許可する。
他の実施形態として、設定処理部213は、最低注文数が設定されたメニューについて、当該メニューの最低注文数未満の注文をサブメニューとして注文可能に設定してもよい。例えば、設定処理部213は、鍋Aの最低注文数を「2」(2人前)に設定した場合に、サブメニューに、「1人前の鍋A」を設定してもよい。これにより、利用者は、例えば鍋Aを2人前注文した後に、サブメニューとして、鍋Aを1人前から注文することが可能になる。このように、設定処理部213は、メニューの最低注文数を設定した場合に、最低注文数未満の当該メニューをサブメニューに登録してもよい。
出力処理部215は、注文処理部214が受け付けた注文の注文データを厨房に出力する。具体的には、出力処理部215は、前記注文データを飲食店の厨房端末(不図示)に出力する。前記注文データには、利用者の注文に対応するメニューの注文内容、当該利用者が利用するテーブルのテーブル番号、注文番号、前記注文を受け付けた受付日時(注文日時)などの情報が含まれる。また、出力処理部215は、前記注文データを含む注文票を厨房端末から出力(印刷又は表示)させてもよい。厨房スタッフは、前記注文票を受け取ると、注文内容の飲食物を用意する。
会計処理部216は、利用者の注文メニューの代金(飲食代)に対する会計処理を行う。例えば、注文端末4に表示された会計ページ(不図示)において利用者が支払ボタンを押下した場合、会計処理部216は、前記飲食代の会計処理(決済処理)を実行する。例えば、会計処理部216は、注文端末4を利用した電子決済(モバイル決済)を実行する。
[施設端末3]
図1に示されるように、施設端末3は、制御部31、記憶部32、操作表示部33、及び通信I/F34などを備える。施設端末3は、例えばパーソナルコンピューター、スマートフォン、携帯電話、又はタブレット端末のような情報処理装置である。なお、施設端末3は、注文管理装置2と同一の機能を備えてもよいし、注文管理装置2と一体の情報処理装置であってもよい。
通信I/F34は、施設端末3を有線又は無線で通信網N1に接続し、通信網N1を介して注文管理装置2、注文端末4などの外部機器との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
操作表示部33は、各種のウェブページなどの情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイのような表示部と、操作を受け付けるマウス、キーボード、又はタッチパネルのような操作部とを備えるユーザーインターフェースである。操作表示部33は、メニュー登録ページP1(図4参照)などのウェブページを表示する。また操作表示部33は、例えばタッチパネルで構成され、各種ページなどにおいて飲食店の管理者、スタッフなどの選択操作(タッチ操作)を受け付ける。
記憶部32は、各種の情報を記憶するHDD、SSD又はフラッシュメモリーなどの不揮発性の記憶部である。例えば、記憶部32には、ブラウザプログラム等の制御プログラムが記憶される。具体的に、前記ブラウザプログラムは、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)などの通信プロトコルに従って注文管理装置2などの外部装置との間で通信処理を制御部31に実行させるための制御プログラムである。また、前記ブラウザプログラムは、注文管理装置2との間で予め定められた通信プロトコルに従って通信処理を実行するための専用アプリケーションであることも考えられる。
また、記憶部32には、飲食店の予約を管理する予約管理データ(予約情報)、空席状況を管理する空席管理データなど管理業務に関するデータが記憶されてもよい。例えば、前記予約情報には、予約者名、利用人数、来店日、来店時間、テーブル、コースなどの情報が含まれる。
制御部31は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶された不揮発性の記憶部である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部31は、前記ROM又は記憶部32に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより施設端末3を制御する。
具体的に、制御部31は、記憶部32に記憶されている前記ブラウザプログラムに従って各種の処理を実行することによりブラウザ処理部311として機能する。ブラウザ処理部311は、注文管理装置2から通信網N1を介して提供されるウェブページを操作表示部33に表示させ、操作表示部33に対する操作を注文管理装置2に入力するブラウザ処理を実行することが可能である。すなわち、施設端末3は、制御部31によって前記ブラウザプログラムが実行されることにより、注文管理装置2の操作用端末として機能することが可能である。なお、制御部31に含まれる一部又は全部の処理部は電子回路で構成されていてもよい。
例えば、施設端末3では、注文管理システム1で提供される注文管理サービスのウェブサイトに対応する所定のURLへのアクセス要求を行うためのユーザー操作が行われた場合に、制御部31が、注文管理装置2から前記ウェブサイトのウェブページのデータを取得して、操作表示部33に前記ウェブページを表示させる。なお、例えば前記所定のURLへのアクセス要求は、予め登録されたウェブサイトの一覧からの選択操作、情報検索サイトにおける検索結果からの選択操作、又はテキスト入力操作などによって行われる。また、施設端末3に注文管理装置2に対応する専用アプリケーションがインストールされている場合には、施設端末3のユーザー(管理者、スタッフ)が当該専用アプリケーションを起動する操作を行うことにより操作表示部33に前記注文管理サイトのウェブページが表示される。
例えば、管理者が施設端末3において前記ウェブサイトにログインすると、制御部31は、操作表示部33にメニュー登録ページP1(図4参照)を表示させる。管理者は、メニュー登録ページP1において、飲食店が利用者に提供する複数のメニューのそれぞれについてメニュー情報を入力する。管理者が施設端末3によりメニュー登録ページP1にメニュー情報を入力すると、注文管理装置2の制御部21は、当該メニュー情報を取得してメニュー情報D1(図2参照)及びサブメニュー情報D2(図3参照)に登録する。
[注文端末4]
図1に示されるように、注文端末4は、制御部41、記憶部42、操作表示部43、及び通信I/F44などを備える。注文端末4は、例えばスマートフォン、携帯電話、タブレット端末、又はパーソナルコンピューターのような情報処理装置である。
通信I/F44は、注文端末4を有線又は無線で通信網N1に接続し、通信網N1を介して注文管理装置2、施設端末3などの外部機器との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
操作表示部43は、各種のウェブページなどの情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイのような表示部と、操作を受け付けるマウス、キーボード、又はタッチパネルのような操作部とを備えるユーザーインターフェースである。操作表示部43は、メニューページ、注文ページP2(図5及び図6参照)、会計ページなどのウェブページを表示する。また操作表示部43は、例えばタッチパネルで構成され、各種ページなどにおいて利用者の選択操作(タッチ操作)を受け付ける。
記憶部42は、各種の情報を記憶するHDD、SSD又はフラッシュメモリーなどの不揮発性の記憶部である。例えば、記憶部42には、ブラウザプログラム等の制御プログラムが記憶される。具体的に、前記ブラウザプログラムは、HTTPなどの通信プロトコルに従って注文管理装置2などの外部装置との間で通信処理を制御部41に実行させるための制御プログラムである。また、前記ブラウザプログラムは、注文管理装置2との間で予め定められた通信プロトコルに従って通信処理を実行するための専用アプリケーションであることも考えられる。
制御部41は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶された不揮発性の記憶部である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部41は、前記ROM又は記憶部42に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより注文端末4を制御する。
具体的に、制御部41は、記憶部42に記憶されている前記ブラウザプログラムに従って各種の処理を実行することによりブラウザ処理部411として機能する。ブラウザ処理部411は、注文管理装置2から通信網N1を介して提供されるウェブページを操作表示部43に表示させ、操作表示部43に対する操作を注文管理装置2に入力するブラウザ処理を実行することが可能である。すなわち、注文端末4は、制御部41によって前記ブラウザプログラムが実行されることにより、注文管理装置2の操作用端末として機能することが可能である。なお、制御部41に含まれる一部又は全部の処理部は電子回路で構成されていてもよい。
例えば、注文端末4では、注文管理システム1で提供される前記注文管理サービスのウェブサイトに対応する所定のURLへのアクセス要求を行うためのユーザー操作が行われた場合に、制御部41が、注文管理装置2から前記ウェブサイトのウェブページのデータを取得して、操作表示部43に前記ウェブページを表示させる。なお、例えば前記所定のURLへのアクセス要求は、予め登録されたウェブサイトの一覧からの選択操作、情報検索サイトにおける検索結果からの選択操作、又はテキスト入力操作などによって行われる。また、注文端末4に注文管理装置2に対応する専用アプリケーションがインストールされている場合には、注文端末4の利用者が当該専用アプリケーションを起動する操作を行うことにより操作表示部43に前記注文管理サイトのウェブページが表示される。
例えば、利用者は、注文端末4を使用してメニューを注文する場合に、テーブルに設置された情報コードを注文端末4により読み取る。これにより、制御部41は、前記ウェブサイトにアクセスして、前記ウェブサイトのウェブページ(メニューページ、注文ページP2)を表示させる。これにより、利用者は、注文端末4に表示される注文ページP2において所望のメニューを注文することが可能となる。利用者が注文端末4により注文を行うと、注文管理装置2の制御部21は、当該注文データを取得して注文処理を実行する。
また例えば、利用者は、注文端末4を使用して会計を行う場合に会計ボタンを押下する。これにより、利用者は、注文端末4に表示される会計ページにおいて飲食代の支払いを行うことが可能となる。
[注文管理処理]
以下、図7を参照しつつ、実施形態1に係る注文管理システム1において実行される注文管理処理について説明する。具体的に、本実施形態では、注文管理装置2の制御部21によって注文管理処理が実行される。また、制御部21は、各施設端末3からのアクセスに応じて注文管理処理を並行して実行することが可能である。なお、制御部21は、施設端末3の所定の操作によって注文管理処理を途中で終了することがある。
なお、本発明は、前記注文管理処理に含まれる一又は複数のステップを実行する注文管理方法の発明として捉えることができる。また、ここで説明する前記注文管理処理に含まれる一又は複数のステップは適宜省略されてもよい。なお、前記注文管理処理における各ステップは同様の作用効果を生じる範囲で実行順序が異なってもよい。さらに、ここでは制御部21によって前記注文管理処理における各ステップが実行される場合を例に挙げて説明するが、複数のプロセッサーによって前記注文管理処理における各ステップが分散して実行される注文管理方法も他の実施形態として考えられる。
ステップS1において、制御部21は、メニュー登録ページP1(図4参照)を施設端末3に表示させる。例えば、飲食店の管理者が施設端末3において注文管理サービスのウェブサイトにアクセスすると、制御部21は、施設端末3にメニュー登録ページP1を表示させる。
次にステップS2において、制御部21は、メニュー情報を取得する。例えば、管理者がメニュー登録ページP1においてメニューの情報(メニュー名、説明文、価格など)を入力すると、制御部21は、当該メニュー情報を取得する。
次にステップS3において、制御部21は、最低注文数を取得する。例えば、管理者がメニュー登録ページP1において最低注文数を入力すると、制御部21は、最低注文数を取得する。また、制御部21は、最低注文数の選択候補K5(図4参照)を一覧表示して管理者から最低注文数の選択操作を受け付けてもよい。
また、制御部21は、前記最低注文数を設定するか否かを選択する操作を管理者から受け付け、管理者の操作に応じて前記最低注文数を設定してもよい。例えば制御部21は、最低注文数を設定するか否かを選択する操作部をメニュー登録ページP1に表示させて、管理者が前記操作部を押下した場合に、最低注文数の入力欄又は選択候補K5を表示させ、最低注文数の入力を受け付けて最低注文数を取得してもよい。
制御部21は、メニューに対応する最低注文数を取得すると、当該メニューのメニュー情報に関連付けて登録する(図2参照)。
他の実施形態として、制御部21は、前記メニュー情報に基づいて、自動的に最低注文数を設定してもよい。例えば、制御部21は、所定のメニュー(例えば鍋メニュー)が登録された場合に、当該メニューに応じた最低注文数を自動的に設定してもよい。この場合、管理者が、自動的に設定された最低注文数を変更可能であってもよい。
次にステップS4において、制御部21は、サブメニュー情報を取得する。例えば、管理者がメニュー登録ページP1においてサブメニューを入力すると、制御部21は、サブメニュー情報を取得する。制御部21は、サブメニューの情報を、メインメニューの情報に関連付けて登録する(図3参照)。例えば、制御部21は、メインメニューの「鍋A」に、サブメニューの「ラーメン」、「うどん」及び「ごはん」を関連付けて登録する。
また、制御部21は、サブメニューの注文数の紐づけ設定(図4参照)の設定状態(「ON」又は「OFF」)を取得する。例えば、管理者は、メインメニューの最低注文数に関わらず、サブメニューについて任意の注文数の受け付けを許可する場合に、「サブメニューの数量紐づけ無し」を「ON」に設定する。一方、管理者は、メインメニューの注文数に応じた注文数(例えば、メインメニューと同じ注文数、メインメニューの注文数以上の注文数など)の受け付けのみを許可する場合に、「サブメニューの数量紐づけ無し」を「OFF」に設定する。
以上のように、制御部21は、サブメニュー(メニュー名)、及び、サブメニューの注文数の紐づけ設定を含むサブメニュー情報を取得する。
次にステップS5において、制御部21は、管理者からメニューの登録操作を受け付けたか否かを判定する。制御部21は、管理者からメニューの登録操作を受け付けた場合(S5:Yes)、処理をステップS6に移行させる。一方、制御部21は、管理者からメニューの登録操作を受け付けない場合(S5:No)、処理をステップS2に移行させて、メニュー情報、最低注文数、サブメニュー情報のそれぞれの登録操作を受け付けて各情報を取得する。
例えば、メニュー登録ページP1(図4参照)において管理者が登録ボタンK17を押下すると、制御部21は、登録操作を受け付けたと判定する。
ステップS6において、制御部21は、メニュー情報を登録する。例えば、制御部21は、「鍋A」に関する情報(メニュー名、価格、最低注文数、説明文など)をメニュー情報D1(図2参照)に登録する。また、制御部21は、鍋Aのサブメニューとして入力された「ラーメン」、「うどん」、「ごはん」の情報を、鍋Aに関連付けてサブメニュー情報D2(図3参照)に登録する。
次にステップS7において、制御部21は、管理者からメニューの追加登録操作を受け付けたか否かを判定する。制御部21は、管理者からメニューの追加登録操作を受け付けると(S7:Yes)、処理をステップS1に移行させて、新たなメニュー登録ページP1を施設端末3に表示させる。例えば、メニュー登録ページP1において管理者が追加ボタンK18を押下すると、制御部21は、メニューの追加登録操作を受け付けたと判定する。制御部21は、管理者からメニューの追加登録操作を受け付けない場合(S7:No)、処理を終了する。
以上のようにして、制御部21は、飲食店が利用者に提供するメニューごとに、前記注文管理処理を繰り返し実行して、メニュー情報D1(図2参照)及びサブメニュー情報D2(図3参照)を登録する。
以上説明したように、実施形態1に係る注文管理システム1は、飲食店(飲食施設)の利用者に提供するメニューごとに、利用者から受け付ける注文の最低注文数を可変に設定可能な構成を備えている。また、注文管理システム1は、前記最低注文数を設定するか否かを選択する操作をユーザー(管理者)から受け付け、前記ユーザーの操作に応じて前記最低注文数を設定する。また、注文管理システム1は、前記最低注文数を設定する操作を前記ユーザーから受け付けた場合に、さらに、前記最低注文数について2以上の最低注文数を選択する操作を前記ユーザーから受け付け、前記ユーザーの操作に応じて前記最低注文数を設定する。
注文管理システム1は、前記設定処理を行うと、前記最低注文数が設定されたメニューについて、利用者(客)から前記最低注文数以上の注文の受け付けを許可する。また、注文管理システム1は、前記利用者から前記メニューについて前記最低注文数以上の注文数の注文を受け付けた場合に、前記利用者から前記メニューに関連付けられたサブメニューの注文の受け付けを許可する。例えば、注文管理システム1は、前記サブメニューについて、前記利用者から前記メニューの注文数以下の注文の受け付けを許可する。
上記構成によれば、例えば、メニューごとに予め最低注文数を設定しておくことにより、注文端末4において、利用者に最低注文数以上の注文数を入力させることができる。よって、飲食店のスタッフの手間が減り、飲食店の業務効率を向上させることができる。また、利用者の注文操作の利便性を向上させることができる。
また、スタッフはスタッフ端末により注文を受ける頻度が低下するため、スタッフ端末と注文管理装置2との処理に関する通信トラフィックの低減、及びコンピュータリソースの有効利用が可能となる。
[他の実施形態]
本発明の注文管理システムは、上述の実施形態に限定されない。本発明の他の実施形態に係る注文管理システム1について以下に説明する。
例えば、制御部21は、所定のメニュー(例えば鍋)について、初回は最低注文数以上の注文のみを許可し、次回以降は最低注文数未満の注文も許可するか、又は、初回及び次回以降も最低注文数以上の注文のみ許可して常に最低注文数未満の注文を禁止するか、を選択可能であってもよい。具体的には、制御部21は、図8に示すように、メニュー登録ページP1に、最低注文数の条件を初回のみに適用するか、又は、初回及び次回以降も適用するかを切り替える切替ボタンK19を表示させる。
管理者は、最低注文数の条件を初回のみに適用する場合に切替ボタンK19をONに設定し、最低注文数の条件を初回及び次回以降も適用する場合に切替ボタンK19をOFFに設定する。例えば鍋Aに対して切替ボタンK19がONに設定された場合、利用者は、鍋Aの注文において、最初に注文する際には最低注文数以上の注文(例えば2人前以上の注文)のみ行うことができ、次回以降の追加注文の際には最低注文数以上未満の注文(例えば1人前の注文)も行うことが可能になる。
これに対して、鍋Aに対して切替ボタンK19がOFFに設定された場合、利用者は、鍋Aの注文において、最初に注文する際及び次回以降の追加注文の際のそれぞれで最低注文数以上の注文(例えば2人前以上の注文)のみ行うことができ、最低注文数未満の注文(例えば1人前の注文)を行うことが禁止される。
このように、制御部21は、所定のメニューについて最低注文数を設定した場合に、さらに、初回の注文のみについて利用者から最低注文数未満の当該メニューの注文の受け付けを禁止するか、又は、初回及び次回以降の注文について利用者から最低注文数未満の当該メニューの注文の受け付けを禁止するかを設定してもよい。
本発明の他の実施形態として、最低注文数が最低注文単位であってもよい。例えば、所定のメニュー(例えば、焼き鳥、寿司など)について最低注文単位が「2」に設定された場合に、制御部21は、「2」単位の注文のみを許可し、「2」以外の単位の注文を禁止する。例えば、焼き鳥について最低注文単位が「2」に設定された場合、利用者は、焼き鳥の注文において、2本単位でのみ注文(2本、4本、6本などの注文)が許可され、1本単位の注文(1本、3本、5本などの注文)が禁止される。この場合、制御部21は、初回は最低注文単位の注文のみを許可し、次回以降は最低注文単位未満の注文も許可するか、又は、初回及び次回以降も最低注文単位の注文のみ許可し、常に最低注文単位未満の注文を禁止するか、を選択可能であってもよい。
本発明の他の実施形態として、制御部21は、テーブルの人数に応じて最低注文数を設定してもよい。例えばテーブルの利用人数が4人の場合に、制御部21は、所定のメニューについて最低注文数を「4」(4人前)に設定する。このように、制御部21は、来店人数に応じて最低注文数を設定してもよい。
本発明の他の実施形態として、注文端末4は、飲食店のスタッフが利用者から口頭で注文内容を受け付けて入力する操作端末(スタッフ端末)であってもよい。これにより、スタッフが注文内容を入力する際にも最低注文数未満の入力が禁止されたり、サブメニューについて適切な注文数を入力したりすることが可能になり、チェックの手間を省くことができる。
[実施形態2]
ところで、飲食店では、利用者から多くの注文を得るために、特定のメニュー(メインメニュー)と、当該メインメニューと一緒に注文され易いメニュー(サブメニュー)とを予め関連付けて登録し、前記メインメニューが選択された場合に前記サブメニューを利用者にお勧めするシステムを導入している。このシステムによれば、例えば、注文ページに日本酒(メインメニュー)と、枝豆及び日本酒用グラス(おちょこ)(サブメニュー)とが表示されるため、利用者は日本酒と一緒に枝豆及びおちょこを注文することができる。しかし、従来のシステムでは、POSデータにおいて、メインメニューとサブメニューとを1つのデータとして構成されているため、例えばサブメニューの注文数が、メインメニューの注文数とサブメニューの注文数とを乗算した数量になってしまう。例えば利用者が注文ページにおいて日本酒の注文数として「3」を入力し、おちょこの注文数として「5」を入力すると、前記システムは、おちょこの注文数を「15」として算出してしまう。このため、従来の技術では、利用者によるメニューの注文操作の利便性が低下する問題が生じる。これに対して、実施形態2に係る注文管理システム1によれば、以下に示すように、利用者の注文操作の利便性を向上させることが可能である。
具体的には、実施形態2に係る注文管理システム1は、飲食店の利用者に提供する第1メニューに関連付けられた第2メニューについて、前記利用者から前記第1メニューの注文数と同じ注文数のみの注文の受け付けを許可するか、又は、前記利用者から任意の注文数の注文の受け付けを許可するかを設定可能な構成を備えている。この構成の具体例について以下に説明する。なお、実施形態2において、実施形態1に示した構成と同一の構成については、適宜説明を省略する。
上述のように、表示処理部211は、メニュー登録ページP1を施設端末3に表示させ、受付処理部212は、管理者による入力操作を受け付ける。例えば、管理者は、日本酒のメニューを登録する場合に、メニュー登録ページP1(図9参照)において、メニューID、メニュー名、説明文、価格、最低注文数などを登録する。また、管理者は、日本酒のサブメニューを登録する場合に、登録ボタンK61を押下して、サブメニュー登録ページ(不図示)においてサブメニュー(例えば「おちょこ」など)を登録する。管理者は、他のサブメニューがある場合、サブメニュー登録ページにサブメニュー(例えば「枝豆」、「刺身」)を登録する。なお、実施形態2では、最低注文数の登録処理が省略されてもよい。
また、例えば、管理者は、登録ボタンK62を押下して、サブメニューの注文数の紐づけ設定を切り替えることが可能である。例えば、利用者が日本酒を「3個(3合)」注文した場合において、サブメニュー(「おちょこ」)の合計注文数を「1個」から注文を許可(任意の注文数の注文を許可)する場合に、管理者は、「サブメニューの数量紐づけ無し」(登録ボタンK62)を「ON」に設定する。また例えば、利用者が日本酒を「3個(3合)」注文した場合において、サブメニューの合計注文数を「3個(3合)」のみ注文を許可(3個以外の注文を禁止)する場合に、管理者は、「サブメニューの数量紐づけ無し」を「OFF」に設定する。図9は、「サブメニューの数量紐づけ無し」が「ON」に設定された状態を示している。このように、「サブメニューの数量紐づけ無し」の設定機能は、サブメニューの注文数をメインメニューの注文数に紐づけるか否かを切り替えるための切替部である。メインメニューは本発明の第1メニューの一例であり、サブメニューは本発明の第2メニューの一例である。
管理者は、各登録項目K11~K16について入力を完了すると登録ボタンK17を押下する。設定処理部213は、各登録項目K11~K16について入力された情報を登録する。ここでは、設定処理部213は、日本酒に関する各情報をメニュー情報D1(図2参照)に登録する。また、設定処理部213は、日本酒のサブメニューとして入力されたメニューの情報を、日本酒に関連付けてサブメニュー情報D2(図3参照)に登録する。なお、図3には、日本酒のサブメニューとして、「枝豆」、「刺身」、「おちょこ」が登録された例を示している。
ここで、設定処理部213は、管理者の設定操作(前記切替部(登録ボタンK62)の切替操作)に応じて、サブメニューの注文数をメインメニューの注文数に紐づけるか否かを設定する。具体的には、設定処理部213は、飲食店の利用者に提供するメインメニューに関連付けられたサブメニューについて、利用者からメインメニューの注文数と同じ注文数のみの注文の受け付けを許可するか、又は、利用者から任意の注文数の注文の受け付けを許可するかを設定する。すなわち、設定処理部213は、サブメニューについて、利用者からメインメニューの注文数と同じ注文数のみの注文の受け付けを許可する第1モード、及び、利用者から任意の注文数の注文の受け付けを許可する第2モードのいずれかに設定する。
制御部21は、施設端末3における管理者の登録操作に応じてメニュー情報D1(図2参照)及びサブメニュー情報D2(図3参照)を登録すると、これら情報に基づいて、注文端末4に注文ページP2を表示させて利用者からメニューの注文を受け付ける。
例えば、表示処理部211は、図10に示す注文ページP2を注文端末4に表示させる。例えば、飲食店の利用者が注文端末4において当該飲食店が提供する注文サイトにアクセス(ログイン)すると、表示処理部211は、注文ページP2を注文端末4に表示させる。図10には、利用者がメニュー一覧(不図示)から「日本酒」を選択した場合に表示される日本酒の注文ページP2を示している。表示処理部211は、注文ページP2において、日本酒の画像、価格(1個(1合)の税込み価格)、説明文(図9参照)、数量入力欄K21、サブメニュー(ここでは「おちょこ」)の情報(メニュー名、価格、数量入力欄K23)などを表示させる。なお、サブメニューの価格が無料の場合、価格の表示を省略してもよい(図10参照)。
また、表示処理部211は、数量入力欄K21、K23のそれぞれに、注文数を増減させるボタン(増加ボタン「+」及び減少ボタン「-」)を表示させて、受付処理部212は、利用者から注文数の入力操作(増加ボタン及び減少ボタンを押下する操作)を受け付ける。ここで、表示処理部211は、メインメニューの注文数を入力する数量入力欄K21(本発明の第1入力部)をメインメニューの表示領域(上領域)に表示させ、サブメニューの注文数を入力する数量入力欄K23(本発明の第2入力部)をサブメニューの表示領域(下領域)に表示させる。これにより、利用者は、メインメニュー及びサブメニューの入力欄を容易に区別することができる。
注文処理部214は、利用者からメインメニューと、メインメニューに関連付けられたサブメニューとの注文の受け付けを許可する。
具体的には、注文処理部214は、メインメニューとサブメニューとの紐づけ状態(「サブメニューの数量紐づけ無し」(図9参照)の設定状態)に基づいて、サブメニューの注文可能な注文数を決定する。例えば、「サブメニューの数量紐づけ無し」(登録ボタンK62)が「ON」(第2モード)に設定されている場合には、サブメニューの注文数をメインメニューの注文数に紐づけない。すなわち、注文処理部214は、上述したように、利用者が日本酒を「3個(3合)」注文した場合に、おちょこの注文を「1個」から許可(任意の注文数の注文を許可)する。例えば、注文処理部214は、おちょこ1個の注文、おちょこ2個の注文、おちょこ3個の注文、おちょこ4個の注文、おちょこ5個の注文(図10参照)などを許可する。他の実施形態として、注文処理部214は、前記第2モードにおいて、サブメニューの注文数の上限を、同一テーブルを利用する利用者の人数に設定してもよい。これにより、注文処理部214は、サブメニューについて、利用者の人数以下の注文数の受け付けを許可する。
これに対して、例えば、「サブメニューの数量紐づけ無し」が「OFF」(すなわち、サブメニューの数量紐づけ有り)(第1モード)に設定されている場合には、サブメニューの注文数をメインメニューの注文数に紐づける。すなわち、注文処理部214は、利用者が日本酒を「3個(3合)」注文した場合に、おちょこの注文を「3個」の注文のみ許可(3個以外の注文を禁止)する。なお、注文処理部214は、前記第1モードにおいて、利用者が3個以外の注文数を入力した場合にエラーを表示させてもよいし、注文数を増減させるボタン(増加ボタン「+」及び減少ボタン「-」)を非表示にしてもよい。
他の実施形態として、注文処理部214は、前記第1モードにおいて、サブメニューの注文数の上限をメインメニューの注文数に紐づけてもよい。この場合、注文処理部214は、利用者が日本酒を「3個(3合)」注文した場合に、おちょこの注文を1個~3個の注文のみ許可(4個以上の注文を禁止)する。
また、他の実施形態として、注文処理部214は、前記第1モードにおいて、サブメニューの注文数の上限を利用者の人数に紐づけてもよい。この場合、注文処理部214は、同一テーブルを利用者2名が利用している場合において、利用者が日本酒を「3個(3合)」注文した場合に、おちょこの注文を1個又は2個の注文のみ許可(3個以上の注文を禁止)する。
このように、設定処理部213は、管理者の設定操作(図9参照)に応じて、サブメニューの注文数をメインメニューの注文数(上記の例では3個(3合))に紐づけるか否かを設定可能であってもよい。また、他の実施形態として、設定処理部213は、サブメニューの注文数を利用者の人数(上記の例では2名)に紐づけるか否かを設定可能であってもよい。
図11及び図12には、他の注文方法の一例を示している。例えば、図11に示す注文ページP2において利用者が日本酒を「3個(3合)」入力してカートボタンK22を押下すると、表示処理部211は、図12に示す注文ページP3(おすすめページ)を表示させる。表示処理部211は、注文ページP3に、日本酒に関連付けられた「おちょこ」、「枝豆」、「刺身」(図3参照)をサブメニューとして表示させる。利用者は、注文ページP3において、サブメニューの選択、注文数の入力などを行う。利用者は、メニュー画像欄に表示される数量入力欄K21の増加ボタン(「+」)を押下することにより注文数を入力することができる。注文処理部214は、「サブメニューの数量紐づけ無し」の設定状態(第1モード又は第2モード)に基づいて、サブメニューの注文の可否を決定する。例えば、設定処理部213が「サブメニューの数量紐づけ無し」を「ON」に設定した場合、注文処理部214は、利用者が日本酒を「3個(3合)」注文した場合に、「おちょこ」、「枝豆」、「刺身」のそれぞれの注文を「1個」から許可(任意の注文数の注文を許可)する。また、例えば、設定処理部213が「サブメニューの数量紐づけ無し」を「OFF」に設定した場合、注文処理部214は、利用者が日本酒を「3個(3合)」注文した場合に、「おちょこ」、「枝豆」、「刺身」のそれぞれの注文を「3個」の注文のみ許可(3個以外の注文を禁止)する。この場合、利用者は、各サブメニューの注文数について「3」又は「0」のみ選択可能となる。
また、他の注文方法として、表示処理部211は、日本酒に関連付けられたサブメニュー(「おちょこ」、「枝豆」、「刺身」)を図11に示す注文ページP2に表示させてもよい。すなわち、制御部11は、メインメニュー(第1メニュー)とメインメニューに関連付けられたサブメニュー(第2メニュー)とを同じページ(注文ページ)に表示させて、当該ページにおいてメインメニュー及びサブメニューの注文(メニューの選択、注文数の入力)を受け付けてもよい。
他の実施形態として、1つのメインメニューに対して複数のサブメニューが関連付けられている場合に、設定処理部213は、サブメニューごとに「サブメニューの数量紐づけ無し」の設定を行ってもよい。例えば、設定処理部213は、管理者の設定操作(図9参照)に応じて、「おちょこ」について「サブメニューの数量紐づけ無し」を「OFF」に設定し、「枝豆」及び「刺身」について「サブメニューの数量紐づけ無し」を「ON」に設定する。この場合、注文処理部214は、利用者が日本酒を「3個(3合)」注文した場合に、「おちょこ」の注文を「1個」から許可(任意の注文数の注文を許可)し、「枝豆」及び「刺身」のそれぞれの注文を「3個」の注文のみ許可(3個以外の注文を禁止)する。
他の実施形態として、設定処理部213は、メインメニュー又はサブメニューの種別に応じて、「サブメニューの数量紐づけ無し」のON/OFFを自動的に設定してもよい。例えば、サブメニューが、メインメニューに必ず必要になるメニューである場合に、設定処理部213は、「サブメニューの数量紐づけ無し」をOFFに設定し、注文処理部214は、サブメニューについて、メインメニューと同じ注文数の注文のみを許可する。例えば、サブメニューが、ドリンク(メインメニュー)用のグラス、料理(メインメニュー)を取り分ける皿、料理(メインメニュー)に使用する調味料などである場合に、設定処理部213は、「サブメニューの数量紐づけ無し」をOFFに設定する。これに対して、サブメニューが、メインメニューと一緒に注文されることが多いお勧めのメニューである場合に、設定処理部213は、「サブメニューの数量紐づけ無し」をONに設定し、注文処理部214は、サブメニューについて任意の注文数の注文を許可する。
出力処理部215は、注文処理部214が受け付けた注文の注文データを厨房に出力する。具体的には、出力処理部215は、前記注文データを飲食店の厨房端末(不図示)に出力する。前記注文データには、利用者の注文に対応するメニューの注文内容、当該利用者が利用するテーブルのテーブル番号、注文番号、前記注文を受け付けた受付日時(注文日時)などの情報が含まれる。また、出力処理部215は、前記注文データを含む注文票を厨房端末から出力(印刷又は表示)させてもよい。厨房スタッフは、前記注文票を受け取ると、注文内容の飲食物を用意する。
会計処理部216は、利用者の注文メニューの代金(飲食代)に対する会計処理を行う。例えば、注文端末4に表示された会計ページ(不図示)において利用者が支払ボタンを押下した場合、会計処理部216は、前記飲食代の会計処理(決済処理)を実行する。例えば、会計処理部216は、注文端末4を利用した電子決済(モバイル決済)を実行する。
[注文管理処理]
以下、図13を参照しつつ、実施形態2に係る注文管理システム1において実行される注文管理処理について説明する。
ステップS11において、制御部21は、メニュー登録ページP1(図8参照)を施設端末3に表示させる。例えば、飲食店の管理者が施設端末3において注文管理サービスのウェブサイトにアクセスすると、制御部21は、施設端末3にメニュー登録ページP1を表示させる。
次にステップS12において、制御部21は、メニュー情報を取得する。例えば、管理者がメニュー登録ページP1においてメニューの情報(メニュー名、説明文、価格など)を入力すると、制御部21は、当該メニュー情報を取得する。
次にステップS13において、制御部21は、サブメニュー情報を取得する。例えば、管理者がメニュー登録ページP1においてサブメニューを入力すると、制御部21は、サブメニュー情報を取得する。制御部21は、サブメニューの情報を、メインメニューの情報に関連付けて登録する(図3参照)。例えば、制御部21は、メインメニューの「日本酒」に、サブメニューの「おちょこ」を関連付けて登録する。
次にステップS14において、制御部21は、サブメニューの注文数の紐づけ設定について、「サブメニューの数量紐づけ無し」を「ON」に設定する操作を受け付けたか否かを判定する。例えば、管理者は、メインメニューの注文数に関わらず、サブメニューについて任意の注文数の受け付けを許可する場合に、「サブメニューの数量紐づけ無し」を「ON」(第2モード)に設定する。一方、管理者は、メインメニューの注文数に応じた注文数(例えば、メインメニューと同じ注文数、メインメニューの注文数を上限とした注文数など)の受け付けのみを許可する場合に、「サブメニューの数量紐づけ無し」を「OFF」(第1モード)に設定する。
制御部21は、「サブメニューの数量紐づけ無し」を「ON」に設定する操作を受け付けると(S14:Yes)、処理をステップS15に移行させる。一方、制御部21は、「サブメニューの数量紐づけ無し」を「OFF」に設定する操作を受け付けると(S14:No)、処理をステップS41に移行させる。
制御部21は、ステップS15において「サブメニューの数量紐づけ無し」を「ON」に設定し、ステップS41において、「サブメニューの数量紐づけ無し」を「OFF」に設定する。制御部21は、サブメニューの注文数の紐づけ設定の設定状態(「ON」又は「OFF」)を取得する。制御部21は、ステップS15、S41の後、処理をステップS16に移行させる。
次にステップS16において、制御部21は、管理者からメニューの登録操作を受け付けたか否かを判定する。制御部21は、管理者からメニューの登録操作を受け付けた場合(S16:Yes)、処理をステップS17に移行させる。一方、制御部21は、管理者からメニューの登録操作を受け付けない場合(S16:No)、処理をステップS12に移行させて、メニュー情報、サブメニュー情報のそれぞれの登録操作を受け付けて各情報を取得する。
例えば、メニュー登録ページP1(図8参照)において管理者が登録ボタンK17を押下すると、制御部21は、登録操作を受け付けたと判定する(S16:Yes)。
ステップS17において、制御部21は、メニュー情報を登録する。例えば、制御部21は、「日本酒」に関する情報(メニュー名、価格、最低注文数、説明文など)をメニュー情報D1(図2参照)に登録する。また、制御部21は、日本酒のサブメニューとして入力された「おちょこ」の情報を、日本酒に関連付けてサブメニュー情報D2に登録する。なお、図3には、日本酒のサブメニューとして入力された「おちょこ」、「枝豆」、「刺身」の情報が、サブメニュー情報D2に登録された例を示している。
次にステップS18において、制御部21は、管理者からメニューの追加登録操作を受け付けたか否かを判定する。制御部21は、管理者からメニューの追加登録操作を受け付けると(S18:Yes)、処理をステップS11に移行させて、新たなメニュー登録ページP1を施設端末3に表示させる。例えば、メニュー登録ページP1において管理者が追加ボタンK18を押下すると、制御部21は、メニューの追加登録操作を受け付けたと判定する。制御部21は、管理者からメニューの追加登録操作を受け付けない場合(S18:No)、処理を終了する。
以上のようにして、制御部21は、飲食店が利用者に提供するメニューごとに、前記注文管理処理を繰り返し実行して、メニュー情報D1(図2参照)及びサブメニュー情報D2(図3参照)を登録する。
以上説明したように、実施形態2に係る注文管理システム1は、飲食店の利用者に提供する第1メニュー(メインメニュー)に関連付けられた第2メニュー(サブメニュー)について、前記利用者から前記第1メニューの注文数と同じ注文数のみの注文の受け付けを許可するか(第1モード)、又は、前記利用者から任意の注文数の注文の受け付けを許可するか(第2モード)を設定可能な構成を備えている。
上記構成によれば、例えば利用者は、メインメニューとサブメニューとを個別に適切な数量で注文することができる。また、第1モードに設定されている場合に、利用者はサブメニューについて、メインメニューの注文数と同じ注文数の注文を行うことができる。また、第2モードに設定されている場合に、利用者はサブメニューについて、メインメニューの注文数に依らず任意の注文数の注文を行うことができる。このため、例えば利用者が日本酒の注文数として「3」を入力し、おちょこの注文数として「5」を入力した場合に、おちょこについて15個の注文が受け付けられることはなく、利用者が意図した5個の注文が受け付けられる。よって、利用者の注文操作の利便性を向上させることが可能になる。また、不適切な注文の受け付けを防ぐことができるため、飲食店の業務効率を向上させるとことが可能になる。
なお、注文管理システム1は、飲食店の管理者による設定操作に基づいて、サブメニューについて第1モード又は第2モードを設定してもよい。
また、注文管理システム1は、第2モードに設定された場合に、メインメニューの注文数を入力する数量入力欄K21(第1入力部)をメインメニューの表示領域に表示させ、サブメニューの注文数を入力する数量入力欄K23(第2入力部)をサブメニューの表示領域に表示させてもよい。これにより、利用者は、メインメニューの注文数と、サブメニューの注文数とを、個別に入力することができる。
ここで、1つのメニューが、複数の単品メニューで構成されるセットメニューであってもよい。セットメニューの例として、ハンバーガーとポテトとドリンクとにより構成されるハンバーガーセット、ピザとサラダとドリンクとにより構成されるピザセット、ご飯と主菜と副菜とにより構成される定食セットなどが挙げられる。この場合、セットメニューのうち主要な単品メニュー(メインメニュー)が、本発明の第1メニューに相当し、セットメニューのうち主要な単品メニューを除いた単品メニュー(サブメニュー、サイドメニュー)が、本発明の第2メニューに相当する。
セットメニューにおいて、「サブメニューの数量紐づけ無し」が「ON」(第2モード)に設定されている場合には、注文処理部214は、例えば利用者がハンバーガーセットを「3個」注文した場合に、サブメニューであるポテト及びドリンクの注文を「1個」から許可(任意の注文数の注文を許可)する。例えば、注文処理部214は、メインメニューのハンバーガーが3個注文された場合に、サブメニューについて、ポテト2個及びドリンク3個の注文、ポテト1個及びドリンク2個の注文、ポテト3個及びドリンク1個の注文などを許可する。
これに対して、セットメニューにおいて、「サブメニューの数量紐づけ無し」が「OFF」(第1モード)に設定されている場合には、注文処理部214は、メインメニューのハンバーガーが3個注文された場合に、サブメニューであるポテト及びドリンクのそれぞれの注文を「3個」の注文のみ許可(3個以外の注文を禁止)する。
また、セットメニューにおいて、サブメニューに選択可能なメニューが含まれる場合に、サブメニューの選択操作の許否を設定してもよい。例えば、ハンバーガーセットについて、ドリンクが複数種類ある場合に、ドリンクの種類の選択を許可するか否かを設定可能であってもよい。例えば、サブメニューの選択を許可するモードに設定されている場合には、注文処理部214は、利用者がハンバーガーセットを「3個」注文した場合に、利用者から3種類のドリンク(合計3個)の注文を許可する。これに対して、サブメニューの選択を禁止するモードに設定されている場合には、注文処理部214は、例えば利用者がハンバーガーセットを「3個」注文した場合に、利用者から1種類のドリンク(合計3個)の注文のみを許可する。
このように、設定処理部213は、メインメニューが利用者により選択された場合に複数のサブメニューから任意のサブメニューを利用者が選択可能に設定してもよい。この構成によれば、利用者は、例えば注文ページにおいて、セットメニューの注文を複数個入力した後に、サブメニューについて、任意の注文数を入力したり、任意の種類を選択したりすることが可能になる。
なお、設定処理部213は、「サブメニューの数量紐づけ無し」が「ON」(第2モード)に設定されている場合(メインメニューとサブメニューとの紐づけを解除した場合)に、任意の種類のサブメニューの注文を許可し、「サブメニューの数量紐づけ無し」が「OFF」(第1モード)に設定されている場合(メインメニューとサブメニューとの紐づけを有効にした場合)に、1種類のサブメニューの注文のみを許可してもよい。
また、例えば飲食店では、各利用者に無料のお通し(又は突き出し、先付けなど)を提供する場合がある。例えば飲食店では、テーブルを4人の利用者が利用する場合に、当該テーブルについて人数分の4個のお通しを提供する。このようなサービス形態を取る飲食店において、注文管理システム1は、利用者に提供するお通しの数量を設定変更可能な構成を備えてもよい。例えば、お通しに関する設定(お通し設定モード)について、設定処理部213が、お通しの数量を利用者の人数に紐づけるモード(紐づけ有り)に設定した場合、注文処理部214は、利用者の人数と同じ数のお通しの注文のみを許可する。これに対して、お通しに関する設定について、設定処理部213が、お通しの数量を利用者の人数に紐づけないモード(紐づけ無し)に設定した場合、注文処理部214は、利用者の人数に依らず、任意の数のお通しの注文を許可する。
例えば、設定処理部213は、飲食店の管理者の設定操作に応じて、紐づけ有りのモード又は紐づけ無しのモードに設定する。他の実施形態として、設定処理部213は、テーブルを利用する利用者全員が酒類を注文した場合に、当該テーブルについて、紐づけ有りのモードに設定してもよい。また、設定処理部213は、テーブルを利用する利用者のうち少なくともいずれかの利用者が酒類以外のドリンク(ソフトドリンクなど)を注文した場合に、当該テーブルについて、紐づけ無しのモードに設定してもよい。また、設定処理部213は、テーブルを利用する利用者に子供が含まれる場合に、当該テーブルについて、紐づけ無しのモードに設定してもよい。
なお、利用者が注文端末4を操作してお通しを注文する形態の飲食店では、注文処理部214は、利用者から受け付ける注文について、お通し設定モードに基づいて可否を決定する。また、利用者の注文操作に依らず、お通しを利用者に提供する形態の飲食店では、注文処理部214が、飲食店のスタッフによる注文操作を受け付けてもよい。例えば、設定処理部213が紐づけ有りのモードに設定した場合、注文処理部214は、スタッフから利用者の人数と同じ数のお通しの注文のみを許可する。これに対して、設定処理部213が紐づけ無しのモードに設定した場合、注文処理部214は、スタッフから利用者の人数に依らず、任意の数のお通しの注文を許可する。例えば紐づけ有りのモードに設定されている場合、スタッフは、テーブルを利用する利用者の人数と同じ数のお通しの注文数のみスタッフ端末に入力することが可能になる。また例えば紐づけ無しのモードに設定されている場合、スタッフは、テーブルについてお通しを提供可能な利用者の人数を確認してスタッフ端末にお通しの注文数を入力することが可能になる。
他の実施形態として、設定処理部213は、「サブメニューの数量紐づけ無し」が「ON」(第2モード)に設定されている場合(メインメニューとサブメニューとの紐づけを解除した場合)に、任意の数量のお通しの注文を許可し、「サブメニューの数量紐づけ無し」が「OFF」(第1モード)に設定されている場合(メインメニューとサブメニューとの紐づけを有効にした場合)に、利用者の人数分のお通しの注文のみを許可してもよい。
[実施形態3]
ところで、飲食店では、特定のメニュー(メインメニュー)と、当該メインメニューに関連するメニュー(サブメニュー)とを予め関連付けて登録し、利用者から前記メインメニューが選択された場合に続けて前記サブメニューの選択を受け付けている。例えば、利用者が定食メニューを選択した場合に、続けて、利用者から定食メニューに含まれる複数のサイドメニューのうち一つのサイドメニューの選択を受け付ける。
ここで、一つのテーブルを2名の利用者A、Bが利用する場合において、利用者Aが定食メニューMm1とサイドメニューSm1とを選択し、利用者Bが定食メニューMm2とサイドメニューSm2とを選択した場合に、厨房に対して、定食メニューMm1とサイドメニューSm1とを1つの注文情報(調理伝票)として出力(調理指示)し、定食メニューMm2とサイドメニューSm2とを1つの注文情報として出力する。この場合、注文情報が多くなり管理が煩雑になる問題が生じる。一方、上記の例において、全ての注文(定食メニューMm1、サイドメニューSm1、定食メニューMm2、サイドメニューSm2)をまとめて1つの注文情報として出力すると、定食メニュー及びサイドメニューのセット内容が分からなくなり、例えば利用者Aに定食メニューMm1とサイドメニューSm2とを提供し、利用者Bに定食メニューMm2とサイドメニューSm1とを提供してしまう問題が生じる。これに対して、実施形態3に係る注文管理システム1によれば、以下に示すように、注文情報を効率よく管理するとともに利用者に対して注文内容を適切に提供することが可能である。
具体的には、実施形態3に係る注文管理システム1は、飲食店の利用者に提供する第1メニュー及び前記第1メニューに関連付けられた第2メニューのそれぞれの注文を利用者から受け付けた場合に、前記第1メニュー及び前記第2メニューの関連付けを維持した注文情報を施設端末3に出力するか、又は、前記第1メニュー及び前記第2メニューの関連付けを解除した注文情報を施設端末3に出力するかを設定可能な構成を備えている。この構成の具体例について以下に説明する。なお、実施形態3において、実施形態1及び2に示した構成と同一の構成については、適宜説明を省略する。
上述のように、表示処理部211は、メニュー登録ページP1を施設端末3に表示させ、受付処理部212は、管理者による入力操作を受け付ける。例えば、管理者は、焼魚定食のメニューを登録する場合に、メニュー登録ページP1(図14参照)において、メニューID、メニュー名、説明文、価格、最低注文数などを登録する。また、管理者は、焼魚定食のサブメニューを登録する場合に、登録ボタンK61を押下して、サブメニュー登録ページ(不図示)においてサブメニュー(例えば「味噌汁」、「豚汁」、「ライス普通盛」、「ライス大盛」、「コーヒー」、「紅茶」など)を登録する。なお、実施形態3では、最低注文数の登録処理が省略されてもよい。
また、管理者は、メニュー登録ページP1において、注文情報(調理伝票)を厨房端末(施設端末3)に出力する方法(出力モード)を設定することが可能である。具体的には、管理者は、メインメニューとサブメニューとの関連付け維持した注文情報を厨房端末に出力する出力モード(個別モード)か、又は、メインメニューとサブメニューとの関連付け解除した注文情報を厨房端末に出力する出力モード(集約モード)かを設定する。
例えば、一つのテーブルを2名の利用者A、Bが利用する場合において、利用者Aが「焼魚定食」を注文し、サブメニューとして「味噌汁」、「ライス普通盛」、「コーヒー」を注文し、利用者Bが「焼魚定食」を注文し、サブメニューとして「豚汁」、「ライス大盛」、「コーヒー」を注文した場合に、「焼魚定食×2個」と「味噌汁×1個」と「豚汁×1個」と「ライス普通盛×1個」と「ライス大盛×1個」と「コーヒー×2個」とを集約して1つの注文情報(調理伝票)として厨房端末(施設端末3)に出力させたい場合に、管理者は、「集約設定」(設定ボタンK63)を「ON」(集約モード)に設定する。
これに対して、利用者Aの注文内容の注文情報と、利用者Bの注文内容の注文情報とを個別に厨房端末に出力させたい場合に、管理者は、「集約設定」(設定ボタンK63)を「OFF」(個別モード)に設定する。図14は、「集約設定」が「ON」に設定された状態を示している。
このように、「集約設定」の設定機能は、複数の注文情報をまとめて厨房端末に出力するか又は個別に厨房端末に出力するかを切り替えるための切替部である。メインメニューは本発明の第1メニューの一例であり、サブメニューは本発明の第2メニューの一例である。なお、設定ボタンK63は、メニュー登録ページP1とは異なるページに表示されてもよい。また、メニュー登録ページP1に、設定ボタンK63と、登録ボタンK62(図4及び図9参照)とが表示されてもよい。
管理者は、各登録項目K11~K16について入力を完了すると登録ボタンK17を押下する。設定処理部213は、各登録項目K11~K16について入力された情報を登録する。ここでは、設定処理部213は、焼魚定食に関する各情報をメニュー情報D1(図2参照)に登録する。また、設定処理部213は、焼魚定食のサブメニューとして入力されたメニューの情報を、焼魚定食に関連付けてサブメニュー情報D2(図3参照)に登録する。
ここで、設定処理部213は、管理者の設定操作(前記切替部(設定ボタンK63)の切替操作)に応じて、複数の注文情報を集約して厨房端末に出力するか否かを設定する。具体的には、設定処理部213は、飲食店の利用者に提供するメインメニュー及びメインメニューに関連付けられたサブメニューの注文を利用者から受け付けた場合に、メインメニュー及びサブメニューの関連付けを維持した注文情報を施設端末3(厨房端末)に出力するか、又は、メインメニュー及びサブメニューの関連付けを解除した注文情報を施設端末3に出力するかを設定する。すなわち、設定処理部213は、サイドメニュー及びサブメニューの関連付けを維持した個別の注文情報として施設端末3(厨房端末)に出力する個別モード(本発明の第1出力モード)、及び、サイドメニュー及びサブメニューの関連付けを解除して一つの注文情報として集約して施設端末3(厨房端末)に出力する集約モード(本発明の第2出力モード)のいずれかに設定する。また、設定処理部213は、飲食施設の管理者による設定操作に基づいて個別モード又は集約モードに設定する。
制御部21は、施設端末3における管理者の登録操作に応じてメニュー情報D1(図2参照)及びサブメニュー情報D2(図3参照)を登録すると、これら情報に基づいて、注文端末4に注文ページP2を表示させて利用者からメニューの注文を受け付ける。
例えば、表示処理部211は、図15に示す注文ページP2を注文端末4に表示させる。例えば、飲食店の利用者が注文端末4において当該飲食店が提供する注文サイトにアクセス(ログイン)すると、表示処理部211は、注文ページP2を注文端末4に表示させる。図15には、利用者がメニュー一覧(不図示)から「焼魚定食」を選択した場合に表示される焼魚定食の注文ページP2を示している。表示処理部211は、注文ページP2において、焼魚定食の画像、価格、説明文(図14参照)、数量入力欄K21などを表示させる。
また、表示処理部211は、数量入力欄K21に、注文数を増減させるボタン(増加ボタン「+」及び減少ボタン「-」)を表示させて、受付処理部212は、利用者から注文数の入力操作(増加ボタン及び減少ボタンを押下する操作)を受け付ける。
図15に示す注文ページP2において利用者が焼魚定食を「2個(2人前)」入力してボタンK25を押下すると、表示処理部211は、図16に示す注文ページP3(サブメニューページ)を表示させる。なお、表示処理部211は、注文ページP2の内容と注文ページP3の内容とを同じページに表示させてもよい。表示処理部211は、注文ページP3に、焼魚定食に関連付けられた「味噌汁」、「豚汁」、「ライス普通盛」、「ライス大盛」、「コーヒー」、「紅茶」(図3参照)をサブメニューとして表示させる。利用者は、注文ページP3において、サブメニューの選択、注文数の入力などを行う。利用者は、汁物、ライス、ドリンクのそれぞれについて2個ずつ注文数を入力する。
利用者がメインメニュー及びサブメニューを選択して注文ボタンK26を押下すると、注文処理部214は利用者の注文を受け付ける。注文処理部214が注文を受け付けると、出力処理部215は、注文データ(注文情報)を厨房に出力する。具体的には、出力処理部215は、前記注文データを飲食店の厨房端末(施設端末3)に出力する。前記注文データには、利用者の注文に対応するメニューの注文内容、当該利用者が利用するテーブルのテーブル番号、注文番号、前記注文を受け付けた受付日時(注文日時)などの情報が含まれる。また、出力処理部215は、前記注文データを含む注文票(調理伝票)を厨房端末から出力(印刷又は表示)させてもよい。厨房スタッフは、前記注文票を受け取ると、注文内容の飲食物を用意する。
ここで、注文処理部214が、それぞれがメインメニューとサブメニューとを含む複数の注文を受け付けた場合において、設定処理部213が出力モードを前記個別モードに設定した場合に、出力処理部215は、厨房端末において、複数の注文のそれぞれについて、メインメニュー及びサブメニューを関連付けた注文情報を出力させる。これに対して、設定処理部213が出力モードを前記集約モードに設定した場合に、出力処理部215は、厨房端末において、複数の注文に含まれるメインメニュー及びサブメニューそれぞれの合計注文数に関する注文情報を出力させる。
例えば、出力モードが前記個別モードに設定された状態で、利用者が図15及び図16に示す2個(2人前)の注文を行った場合に、出力処理部215は、図17に示すように、「焼魚定食×1個」と「味噌汁×1個」と「ライス普通盛×1個」と「コーヒー×1個」とを関連付けた1つの注文情報P4と、「焼魚定食×1個」と「豚汁×1個」と「ライス大盛×1個」と「コーヒー×1個」とを関連付けた1つの注文情報P4とを個別に厨房端末に出力する。注文情報P4は、厨房端末に表示される表示情報であってもよいし、厨房端末から印刷出力される紙媒体の伝票であってもよい。また、上記2つの注文情報が別々の伝票として出力されてもよい。この場合、スタッフは、焼魚定食1個と味噌汁1個とライス普通盛1個とコーヒー1個とを一つのトレーに載せ、焼魚定食1個と豚汁1個とライス大盛1個とコーヒー1個とを一つのトレーに載せて、注文テーブルに配膳する。このように、「個別モード」に設定することにより、利用者ごとに注文内容を区別して管理することができるため(図17参照)、注文品の提供ミスを防ぐことができる。
これに対して、例えば、出力モードが前記集約モードに設定された状態で、利用者が図15及び図16に示す注文を行った場合には、出力処理部215は、図18に示すように、「焼魚定食×2個」と「味噌汁×1個」と「豚汁×1個」と「ライス普通盛×1個」と「ライス大盛×1個」と「コーヒー×2個」とを集約した1つの注文情報P4を厨房端末に出力する。この場合、スタッフは、焼魚定食2個と味噌汁1個と豚汁1個とライス普通盛2個とライス大盛1個とコーヒー2個とを一つのトレーにまとめて載せて注文テーブルに配膳する。このように、「集約モード」に設定することにより、注文情報の数(伝票数など)を減らすことができるため(図18参照)、注文情報の管理を簡素化することができる。
上述したように、設定処理部213は、飲食施設の管理者による設定操作に基づいて、前記個別モード又は前記集約モードに設定する。
他の実施形態として、設定処理部213は、メインメニュー及びサブメニューの種別に基づいて、前記個別モード又は前記集約モードに設定してもよい。例えば、メインメニューの中には、サブメニューとの関連付けを解除できないメインメニューと、サブメニューとの関連付けを解除できるメインメニューとが存在する。例えば、メインメニュー「ステーキ定食」に対するサブメニュー「ステーキのサイズ」、「ステーキの焼き方」、「ステーキソース」は、メインメニューの調理工程に必要なメニュー(調理情報)であるため、メインメニューとサブメニューとの関連付けを解除することができない。この場合、設定処理部213は、メインメニュー「ステーキ定食」について、管理者による設定操作(「集約設定」の切替操作)を禁止して、自動的に「個別モード」に設定する。
図19には、利用者がメニュー一覧(不図示)から「ステーキ定食」を選択した場合に表示されるステーキ定食の注文ページP2を示している。表示処理部211は、注文ページP2において、ステーキ定食の画像、価格、説明文、数量入力欄K21などを表示させる。
図19に示す注文ページP2において利用者がステーキ定食を「2個(2人前)」入力してボタンK25を押下すると、表示処理部211は、図20に示す注文ページP3(サブメニューページ)を表示させる。表示処理部211は、注文ページP3に、1つ目(1人目)のステーキ定食に関連付けられた「サイズ」、「焼き方」、「ソース」、「ライス」と、2つ目(2人目)のステーキ定食に関連付けられた「サイズ」、「焼き方」、「ソース」、「ライス」とを、別々にサブメニューとして表示させる。このように、出力モードが個別モードに設定されている場合には、表示処理部211は、図20に示すように、メインメニューごとに、サブメニューを選択可能に表示させる。
出力モードが前記個別モードに設定された状態で、利用者が図19及び図20に示す注文を行った場合に、出力処理部215は、図21に示すように、「ステーキ定食×1個」と「サイズ150g×1個」と「ミディアムレア×1個」と「オニオンソース×1個」と「ライス普通盛×1個」とを関連付けた1つの注文情報P4と、「ステーキ定食×1個」と「サイズ300g×1個」と「ミディアムレア×1個」と「デミグラスソース×1個」と「ライス大盛×1個」とを関連付けた1つの注文情報P4とを個別に厨房端末に出力する。この場合、スタッフは、150gのミディアムレアのステーキにオニオンソースを付けて、ライス普通盛をセットにしたステーキ定食を1つのトレーに載せ、300gのミディアムレアのステーキにデミグラスソースを付けて、ライス大盛をセットにしたステーキ定食を1つのトレーに載せて、注文テーブルに配膳する。
このように、メインメニューが例えば「ステーキ定食」であって、サブメニューが例えば「ステーキのサイズ」、「ステーキの焼き方」である場合、すなわちサブメニューがメインメニューの調理に必要なメニューである場合には、メインメニューとサブメニューとを切り離すと調理ができないため、設定処理部213は、出力モードを「個別モード」に設定する。これに対して、図15及び図16に示したように、メインメニューが例えば「焼魚定食」であって、サブメニューが例えば「汁物」である場合、すなわちサブメニューがメインメニューの調理に必要ではないメニューである場合には、メインメニューとサブメニューとを切り離してもそれぞれを個別に調理が可能であるため、設定処理部213は、管理者の設定操作を許可して、設定操作に応じて「個別モード」又は「集約モード」に設定する。
他の実施形態として、メインメニューが例えば「ハンバーガーセット」であって、サブメニューが例えば「サイドメニュー」である場合には、メインメニューとサブメニューとを切り離しても調理が可能であるため、設定処理部213は、管理者の設定操作を許可して、設定操作に応じて「個別モード」又は「集約モード」に設定する。
図22には、出力モードが「集約モード」に設定された場合の注文情報の一例を示している。出力処理部215は、図22に示すように、「ハンバーガーセット×2個」と「ポテト×1個」と「サラダ×1個」と「コーヒー×1個」と「オレンジジュース×1個」とを集約した1つの注文情報P4を厨房端末に出力する。
図23には、出力モードが「個別モード」に設定された場合の注文情報の一例を示している。出力処理部215は、図23に示すように、「ハンバーガーセット×1個」と「ポテト×1個」と「コーヒー×1個」と「トマト抜き×1個」とを関連付けた1つの注文情報P4と、「ハンバーガーセット×1個」と「サラダ×1個」と「オレンジジュース×1個」と「チーズ追加×1個」とを関連付けた1つの注文情報P4とを個別に厨房端末に出力する。
なお、図23に示すように、カスタマイズメニューである「トマト抜き」と、トッピングメニューである「チーズ追加」とは、メインメニューの調理に必要なメニューであり、メインメニュー「ハンバーガーセット」との関連付けを解除できないメニューである。このため、例えばサブメニュー情報D2(図3参照)において、メインメニューにカスタマイズメニュー又はトッピングメニューが関連付けて登録されている場合には、設定処理部213は、当該メインメニューの出力モードを「個別モード」に設定してもよい。
[注文管理処理]
以下、図24を参照しつつ、実施形態3に係る注文管理システム1において実行される注文管理処理について説明する。
ステップS21において、制御部21は、利用者から注文を受け付けたか否かを判定する。制御部21は、注文を受け付けると(S21:Yes)、処理をステップS22に移行させる。制御部21は、注文を受け付けるまで待機する(S21:No)。
ステップS22において、制御部21は、受け付けた注文にサブメニューが含まれるか否かを判定する。制御部21は、受け付けた注文にサブメニューが含まれる場合に(S22:Yes)、処理をステップS23に移行させる。一方、制御部21は、受け付けた注文にサブメニューが含まれない場合に(S22:No)、処理をステップS221に移行させる。
ステップS221では、制御部21は、受け付けた注文の注文情報を厨房端末に出力して前記注文管理処理を終了する。
ステップS23では、制御部21は、出力モードが「集約モード」に設定されているか否かを判定する。例えば制御部21は、飲食施設の管理者の設定操作に基づいて、予めメインメニューごとに「個別モード」又は「集約モード」を設定する。また例えば、制御部21は、メインメニュー及びサブメニューの種別に基づいて、予めメインメニューごとに「個別モード」又は「集約モード」を設定する。制御部21は、受け付けた注文に含まれるメインメニューに対して予め設定されている出力モードを判定する。制御部21は、出力モードが「集約モード」に設定されている場合(S23:Yes)、処理をステップS24に移行させ、出力モードが「個別モード」に設定されている場合(S23:No)、処理をステップS25に移行させる。
ステップS24において、制御部21は、注文情報を集約して厨房端末(施設端末3)に出力させる。例えば利用者が図15及び図16に示す2個(2人前)の注文を行った場合、制御部21は、図18に示すように、「焼魚定食×2個」と「味噌汁×1個」と「豚汁1個」と「ライス普通盛×1個」と「ライス大盛×1個」と「コーヒー2個」とを集約した1つの注文情報P4を厨房端末に出力する。また、例えば利用者がハンバーガーセット「2個」とポテト「1個」とサラダ「1個」とコーヒー「1個」とオレンジジュース「1個」とを注文した場合に、制御部21は、図22に示すように、「ハンバーガーセット×2個」と「ポテト×1個」と「サラダ×1個」と「コーヒー×1個」と「オレンジジュース×1個」とを集約した1つの注文情報P4を厨房端末に出力する。
これに対して、ステップS25では、制御部21は、注文情報を個別に厨房端末(施設端末3)に出力させる。例えば利用者が図15及び図16に示す2個(2人前)の注文を行った場合に、制御部21は、図17に示すように、「焼魚定食×1個」と「味噌汁×1個」と「ライス普通盛×1個」と「コーヒー×1個」とを関連付けた1つの注文情報P4と、「焼魚定食×1個」と「豚汁×1個」と「ライス大盛×1個」と「コーヒー×1個」とを関連付けた1つの注文情報P4とを個別に厨房端末に出力する。
また、例えば利用者が図19及び図20に示す注文を行った場合に、制御部21は、図21に示すように、「ステーキ定食×1個」と「サイズ150g×1個」と「ミディアムレア×1個」と「オニオンソース×1個」と「ライス普通盛×1個」とを関連付けた1つの注文情報P4と、「ステーキ定食×1個」と「サイズ300g×1個」と「ミディアムレア×1個」と「デミグラスソース×1個」と「ライス大盛×1個」とを関連付けた1つの注文情報P4とを個別に厨房端末に出力する。
また、例えば利用者がハンバーガーセット「2個」とポテト「1個」とサラダ「1個」とコーヒー「1個」とオレンジジュース「1個」とを注文した場合に、制御部21は、図23に示すように、「ハンバーガーセット×1個」と「ポテト×1個」と「コーヒー×1個」と「トマト抜き×1個」とを関連付けた1つの注文情報P4と、「ハンバーガーセット×1個」と「サラダ×1個」と「オレンジジュース×1個」と「チーズ追加×1個」とを関連付けた1つの注文情報P4とを個別に厨房端末に出力する。
ステップS24、S25の後、制御部21は、前記注文管理処理を終了する。制御部21は、注文を受け付けごとに上述の処理を繰り返し実行する。
以上説明したように、実施形態3に係る注文管理システム1は、飲食施設の利用者に提供する第1メニュー(メインメニュー)及び第1メニューに関連付けられた第2メニュー(サブメニュー)のそれぞれの注文を利用者から受け付けた場合に、前記第1メニュー及び前記第2メニューの関連付けを維持した注文情報を施設端末3(スタッフ端末、厨房端末など)に出力するか(第1出力モード(個別モード))、又は、前記第1メニュー及び前記第2メニューの関連付けを解除した注文情報を施設端末3に出力するか(第2出力モード(集約モード))を設定可能な構成を備えている。
上記構成によれば、例えば個別モードに設定することにより、利用者からそれぞれがメインメニューとサブメニューとを含む複数の注文を受け付けた場合に、注文ごとに個別に注文情報を厨房端末に出力することができるため、注文ごとにメインメニュー及びサブメニューを用意することができる。よって、利用者ごとに注文内容を適切に提供することができる。また、例えば集約モードに設定することにより、利用者からそれぞれがメインメニューとサブメニューとを含む複数の注文を受け付けた場合に、複数の注文をまとめた1つの注文情報を厨房端末に出力することができるため、厨房において注文情報を管理し易くなる。また、厨房における作業を効率的に実施ことが可能になる。よって、上記構成によれば、注文情報を効率よく管理するとともに利用者に対して注文内容を適切に提供することが可能になる。
上記構成は、例示したメインメニュー及びサブメニュー(図15~図23参照)に限定されず、例えばドリンクメニューに適用することも可能である。ドリンクメニューの場合、ベースとなるドリンクがメインメニューに相当し、ドリンクに混ぜる材料(割り材)がサブメニューに相当する。例えばメインメニューがアルコール飲料の場合に、サブメニューは水、炭酸水、シロップなどである。例えば利用者がメインメニューとして焼酎1個(1人前)とウイスキー1個(1人前)とを注文し、サブメニューとしてレモン1個と水1個(1人前)を注文した場合に、制御部21は、出力モードが集約モードに設定されている場合には、「焼酎×1」、「ウイスキー×1」、「レモン×1」、「水×1」を集約した1つの注文情報を厨房端末に出力する。この場合、スタッフは、焼酎1個とウイスキー1個とレモン1個と水1個とを一つのトレーに載せて注文テーブルに配膳する。これに対して、出力モードが個別モードに設定されている場合には、制御部21は、「焼酎×1」と「レモン×1」とを関連付けた1つの注文情報と、「ウイスキー×1」と「水×1」とを関連付けた1つの注文情報とを厨房端末に出力する。この場合、スタッフは、焼酎1個とレモン1個とを一つのトレーに載せ、ウイスキー1個と水1個とを一つのトレーに載せて注文テーブルに配膳する。
また、上記の例において、メインメニューがサブメニューを混ぜた状態で利用者に提供するドリンクである場合、例えば焼酎をレモンで割って完成させたドリンクを利用者に提供する場合、レモンは調理工程に必要なメニュー(調理情報)となる。この場合には、制御部21は、メインメニューとサブメニューとの関連付けを解除することができないため、メインメニュー「焼酎」について、管理者による設定操作(「集約設定」の切替操作)を禁止して、自動的に「個別モード」に設定する。この場合、制御部21は、「焼酎×1」と「レモン×1」とを関連付けた1つの注文情報と、「ウイスキー×1」と「水×1」とを関連付けた1つの注文情報とを厨房端末に出力する。スタッフは、焼酎をレモンで割ったドリンクと、ウイスキーを水で割ったドリンクとを注文テーブルに配膳する。
本発明は、上述した実施形態1に係る発明、実施形態2に係る発明、実施形態3に係る発明に限定されず、実施形態1、実施形態2、及び実施形態3を組み合わせた発明であってもよい。すなわち、実施形態3に係る注文管理システム1は、実施形態1に示した最低注文数の設定処理(利用者から受け付ける注文の最低注文数を可変に設定可能な構成)を備えてもよい。また、実施形態3に係る注文管理システム1は、実施形態2に示した最低注文数の設定処理(利用者から第1メニューの注文数と同じ注文数のみの注文の受け付けを許可するか(第1モード)、又は、利用者から任意の注文数の注文の受け付けを許可するか(第2モード)を設定可能な構成)を備えてもよい。
なお、注文管理装置2の制御部21の一又は複数の処理部が、注文管理装置2とは異なる装置に含まれてもよい。例えば、設定処理部213が注文管理装置2又は施設端末3に含まれ、注文処理部214が施設端末3又は注文端末4に含まれてもよい。例えば、本発明の注文処理部は、利用者から注文を受け付ける処理を、注文管理装置2に実行させてもよいし、施設端末3に実行させてもよいし、注文端末4に実行させてもよい。また、本発明の出力処理部は、施設端末3に含まれてもよい。また、本発明の施設端末は、厨房に設置される厨房端末であってもよいし、施設のPOS端末であってもよいし、スタッフが所持する携帯端末であってもよい。
[発明の付記1]
以下、上述の実施形態1から抽出される発明の概要について付記する。なお、以下の付記で説明する各構成及び各処理機能は取捨選択して任意に組み合わせることが可能である。
<付記1>
飲食施設の利用者に提供するメニューごとに、前記利用者から受け付ける注文の最低注文数を可変に設定可能な設定処理部を備える注文管理システム。
<付記2>
前記設定処理部は、前記最低注文数を設定するか否かを選択する操作をユーザーから受け付け、前記ユーザーの操作に応じて前記最低注文数を設定する、
付記1に記載の注文管理システム。
<付記3>
前記設定処理部は、前記最低注文数を設定する操作を前記ユーザーから受け付けた場合に、さらに、前記最低注文数について2以上の最低注文数を選択する操作を前記ユーザーから受け付け、前記ユーザーの操作に応じて前記最低注文数を設定する、
付記2に記載の注文管理システム。
<付記4>
前記利用者から前記注文を受け付ける処理を実行させる注文処理部をさらに備え、
前記注文処理部は、前記設定処理部により前記最低注文数が設定された第1メニューについて、前記利用者から前記最低注文数以上の注文の受け付けを許可する処理を実行させる、
付記1~3のいずれかに記載の注文管理システム。
<付記5>
前記注文処理部は、前記利用者から前記第1メニューについて前記最低注文数以上である第1注文数の注文を受け付けた場合に、前記利用者から前記第1メニューに関連付けられた第2メニューの注文の受け付けを許可する処理を実行させる、
付記4に記載の注文管理システム。
<付記6>
前記注文処理部は、前記第2メニューについて、前記利用者から前記第1注文数以下の注文の受け付けを許可する処理を実行させる、
付記5に記載の注文管理システム。
<付記7>
前記設定処理部は、前記利用者から第1メニューについて前記最低注文数以上である第1注文数の注文を受け付ける場合に、前記第1メニューに関連付けられた第2メニューについて、前記利用者から任意の注文数の注文の受け付けを許可するか、又は、前記利用者から前記第1注文数のみの注文の受け付けを許可するかを設定する、
付記1~6のいずれかに記載の注文管理システム。
<付記8>
前記設定処理部は、第1メニューについて前記最低注文数を設定した場合に、さらに、初回の注文のみについて前記利用者から前記最低注文数未満の前記第1メニューの注文の受け付けを禁止するか、又は、初回及び次回以降の注文について前記利用者から前記最低注文数未満の前記第1メニューの注文の受け付けを禁止するかを設定する、
付記1~7のいずれかに記載の注文管理システム。
<付記9>
一又は複数のプロセッサーが、飲食施設の利用者に提供するメニューごとに、前記利用者から受け付ける注文の最低注文数を可変に設定可能な処理を実行する注文管理方法。
<付記10>
飲食施設の利用者に提供するメニューごとに、前記利用者から受け付ける注文の最低注文数を可変に設定可能な処理を一又は複数のプロセッサーに実行させるための注文支援プログラム。
[発明の付記2]
以下、上述の実施形態2から抽出される発明の概要について付記する。なお、以下の付記で説明する各構成及び各処理機能は取捨選択して任意に組み合わせることが可能である。また、以下の付記で説明する各構成及び各処理機能は取捨選択して、[発明の付記1]に示した各構成及び各処理機能と任意に組み合わせることも可能である。
<付記1>
飲食施設の利用者に提供する第1メニューに関連付けられた第2メニューについて、前記利用者から前記第1メニューの注文数と同じ注文数のみの注文の受け付けを許可するか、又は、前記利用者から任意の注文数の注文の受け付けを許可するかを設定可能な設定処理部を備える注文管理システム。
<付記2>
前記設定処理部は、前記飲食施設の管理者による設定操作に基づいて、前記第2メニューについて、前記利用者から前記第1メニューの注文数と同じ注文数のみの注文の受け付けを許可するか、又は、前記利用者から任意の注文数の注文の受け付けを許可するかを設定する、
付記1に記載の注文管理システム。
<付記3>
前記利用者から前記注文を受け付ける処理を実行させる注文処理部をさらに備え、
前記注文処理部は、前記利用者から前記第1メニューについて第1注文数の注文を受け付けた場合に、前記利用者から前記第2メニューの注文の受け付けを許可する処理を実行させる、
付記1又は2に記載の注文管理システム。
<付記4>
前記設定処理部が、前記第2メニューについて、前記利用者から前記第1メニューの注文数と同じ注文数のみの注文の受け付けを許可する第1モードに設定した場合に、前記注文処理部は、前記第2メニューについて、前記利用者から前記第1注文数のみの注文の受け付けを許可する処理を実行させ、
前記設定処理部が、前記第2メニューについて、前記利用者から任意の注文数の注文の受け付けを許可する第2モードに設定した場合に、前記注文処理部は、前記第2メニューについて、前記利用者から任意の注文数の注文の受け付けを許可する処理を実行させる、
付記3に記載の注文管理システム。
<付記5>
前記第2モードに設定された場合に、前記第1メニューの注文数を入力する第1入力部を前記第1メニューの表示領域に表示させ、前記第2メニューの注文数を入力する第2入力部を前記第2メニューの表示領域に表示させる、
付記4に記載の注文管理システム。
<付記6>
前記設定処理部は、前記第1メニューが前記利用者により選択された場合に複数の前記第2メニューから任意の前記第2メニューを前記利用者が選択可能に設定する、
付記1~5のいずれかに記載の注文管理システム。
<付記7>
一又は複数のプロセッサーが、飲食施設の利用者に提供する第1メニューに関連付けられた第2メニューについて、前記利用者から前記第1メニューの注文数と同じ注文数のみの注文の受け付けを許可するか、又は、前記利用者から任意の注文数の注文の受け付けを許可するかを設定可能な処理を実行する、注文管理方法。
<付記8>
飲食施設の利用者に提供する第1メニューに関連付けられた第2メニューについて、前記利用者から前記第1メニューの注文数と同じ注文数のみの注文の受け付けを許可するか、又は、前記利用者から任意の注文数の注文の受け付けを許可するかを設定可能な処理を、一又は複数のプロセッサーに実行させるための注文管理プログラム。
[発明の付記3]
以下、上述の実施形態3から抽出される発明の概要について付記する。なお、以下の付記で説明する各構成及び各処理機能は取捨選択して任意に組み合わせることが可能である。また、以下の付記で説明する各構成及び各処理機能は取捨選択して、[発明の付記1]及び[発明の付記2]に示した各構成及び各処理機能と任意に組み合わせることも可能である。
<付記1>
飲食施設の利用者に提供する第1メニュー及び前記第1メニューに関連付けられた第2メニューのそれぞれの注文を前記利用者から受け付けた場合に、前記第1メニュー及び前記第2メニューの関連付けを維持した注文情報を施設端末に出力するか、又は、前記第1メニュー及び前記第2メニューの関連付けを解除した注文情報を施設端末に出力するかを設定可能な設定処理部を備える注文管理システム。
<付記2>
前記設定処理部は、前記飲食施設の管理者による設定操作に基づいて、前記第1メニュー及び前記第2メニューの関連付けを維持した前記注文情報を前記施設端末に出力する第1出力モード、又は、前記第1メニュー及び前記第2メニューの関連付けを解除した前記注文情報を前記施設端末に出力する第2出力モードに設定する、
付記1に記載の注文管理システム。
<付記3>
前記設定処理部は、前記第1メニュー及び前記第2メニューの種別に基づいて、前記第1メニュー及び前記第2メニューの関連付けを維持した前記注文情報を前記施設端末に出力する第1出力モード、又は、前記第1メニュー及び前記第2メニューの関連付けを解除した前記注文情報を前記施設端末に出力する第2出力モードに設定する、
付記1又は2に記載の注文管理システム。
<付記4>
前記利用者から注文を受け付ける注文処理部と、
前記注文情報を前記施設端末に出力する出力処理部と、
をさらに備え、
前記注文処理部が、それぞれが前記第1メニューと前記第2メニューとを含む複数の注文を受け付けた場合において、
前記設定処理部が前記第1出力モードに設定した場合に、前記出力処理部は、前記施設端末において、前記複数の注文のそれぞれについて、前記第1メニュー及び前記第2メニューを関連付けた前記注文情報を出力させ、
前記設定処理部が前記第2出力モードに設定した場合に、前記出力処理部は、前記施設端末において、前記複数の注文に含まれる前記第1メニュー及び前記第2メニューそれぞれの合計注文数に関する前記注文情報を出力させる、
付記2又は3に記載の注文管理システム。
<付記5>
前記注文情報は、前記注文の調理指示に関する情報である、
付記1~4のいずれかに記載の注文管理システム。
<付記6>
一又は複数のプロセッサーが、飲食施設の利用者に提供する第1メニュー及び前記第1メニューに関連付けられた第2メニューのそれぞれの注文を前記利用者から受け付けた場合に、前記第1メニュー及び前記第2メニューの関連付けを維持した注文情報を施設端末に出力するか、又は、前記第1メニュー及び前記第2メニューの関連付けを解除した注文情報を施設端末に出力するかを設定可能な処理を実行する注文管理方法。
<付記7>
飲食施設の利用者に提供する第1メニュー及び前記第1メニューに関連付けられた第2メニューのそれぞれの注文を前記利用者から受け付けた場合に、前記第1メニュー及び前記第2メニューの関連付けを維持した注文情報を施設端末に出力するか、又は、前記第1メニュー及び前記第2メニューの関連付けを解除した注文情報を施設端末に出力するかを設定可能な処理を、一又は複数のプロセッサーに実行させるための注文管理プログラム。
1 :注文管理システム
2 :注文管理装置
3 :施設端末
4 :注文端末
21 :制御部
22 :記憶部
31 :制御部
41 :制御部
211 :表示処理部
212 :受付処理部
213 :設定処理部
214 :注文処理部
215 :出力処理部
216 :会計処理部
311 :ブラウザ処理部
411 :ブラウザ処理部
D1 :メニュー情報
D2 :サブメニュー情報
P1 :メニュー登録ページ
P2、P3:注文ページ
P4 :注文情報

Claims (4)

  1. 飲食施設の利用者に提供するメニューを登録する登録画面において、前記飲食施設の管理者の登録操作に基づいて、一のメインメニューにサブメニューを関連付けて登録する登録処理部と、
    前記利用者から一のメインメニュー及び当該メインメニューに関連付けられたサブメニューのそれぞれの注文を受け付けた場合に、当該メインメニュー及び当該サブメニューをまとめた状態で注文情報を施設端末に出力するか、又は、当該メインメニュー及び当該サブメニューをばらした状態で注文情報を施設端末に出力するかを指定する指定項目を備える前記登録画面において、予め、前記管理者から前記指定項目に対する指定操作を受け付けて前記注文情報の出力方法を設定する設定処理部と、
    注文を受け付ける注文画面において前記利用者から注文を受け付けた場合に、前記設定処理部により予め設定された前記出力方法により前記注文の注文情報を前記施設端末に出力する出力処理部と、
    を備える注文管理システム。
  2. 前記利用者から注文を受け付ける注文処理部をさらに備え、
    前記注文処理部が、一のメインメニュー及び当該メインメニューに関連付けられたサブメニューのそれぞれの注文を複数受け付けた場合において、
    前記設定処理部が前記メインメニュー及び前記サブメニューをまとめた状態で注文情報を施設端末に出力する出力方法を設定した場合に、前記出力処理部は、前記注文ごとに、前記メインメニュー及び前記サブメニューをまとめた状態で前記注文情報を前記施設端末に出力
    前記設定処理部が前記メインメニュー及び前記サブメニューをばらした状態で注文情報を施設端末に出力する出力方法を設定した場合に、前記出力処理部は、複数の前記注文のそれぞれに含まれる前記メインメニュー及び前記サブメニューをばらして、メニューごとの合計数を含む前記注文情報を前記施設端末に出力る、
    請求項に記載の注文管理システム。
  3. 前記注文情報は、前記注文の調理指示に関する情報である、
    請求項1又は2に記載の注文管理システム。
  4. 一又は複数のプロセッサーが、
    飲食施設の利用者に提供するメニューを登録する登録画面において、前記飲食施設の管理者の登録操作に基づいて、一のメインメニューにサブメニューを関連付けて登録することと、
    前記利用者から一のメインメニュー及び当該メインメニューに関連付けられたサブメニューのそれぞれの注文を受け付けた場合に、当該メインメニュー及び当該サブメニューをまとめた状態で注文情報を施設端末に出力するか、又は、当該メインメニュー及び当該サブメニューをばらした状態で注文情報を施設端末に出力するかを指定する指定項目を備える前記登録画面において、予め、前記管理者から前記指定項目に対する指定操作を受け付けて前記注文情報の出力方法を設定することと、
    注文を受け付ける注文画面において前記利用者から注文を受け付けた場合に、予め設定された前記出力方法により前記注文の注文情報を前記施設端末に出力することと、
    を実行する注文管理方法。
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