JP7426095B2 - 給水装置 - Google Patents

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Description

本開示は、複数のポンプを備える給水装置に関する。
例えば、特許文献1に記載の給水装置は、複数のポンプのうち、次回起動時に休止予定となるポンプを次回の先発ポンプとすることで、複数のポンプそれぞれの積算稼働時間を平均化させている。
特開2000-45982号公報
本開示は、上記点に鑑み、特許文献1と異なる観点から複数のポンプそれぞれの積算稼働時間を平均化することが可能な給水装置の一例を開示する。
給水装置は、例えば、以下の構成要件のうち少なくとも1つを備えることが望ましい。すなわち、当該構成要件は、給水に用いられる複数のポンプ(P)と、複数のポンプ(P)それぞれの停止及び稼働を制御する制御部(CTL)と、複数のポンプ(P)それぞれの積算稼働時間を記憶する記憶部(Me)とを備え、記憶部(Me)に記憶された複数の積算稼働時間のうち、最も大きい積算稼働時間を第1稼働時間(T1)とし、当該第1稼働時間(T1)の次に大きい積算稼働時間を第2稼働時間(T2)とし、複数のポンプ(P)のうち第1稼働時間(T1)に対応するポンプを休止対象ポンプとし、複数のポンプ(P)のうち休止対象ポンプ以外のポンプを運転可能ポンプとし、予め決められた規則に従って運転可能ポンプの積算稼働時間を利用して決定される稼働時間を停止稼働時間(Ts)としたとき、制御部(CTL)は、休止対象ポンプが予め決められた条件(以下、休止条件という。)を満たしているか否かを判断する機能、及び休止条件が満たされたときに、運転可能ポンプのみを制御対象とする平均化制御機能を実行可能であり、制御部(CTL)は、第1稼働時間(T1)が停止稼働時間(Ts)以上となったときに、休止条件が満たされたと判断することである。
これにより、当該給水装置では、最も大きい積算稼働時間のポンプである休止対象ポンプが休止状態となる。したがって、特許文献1と異なる観点から複数のポンプそれぞれの積算稼働時間を平均化することが可能となる。
因みに、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的構成等との対応関係を示す一例であり、本開示は上記括弧内の符号に示された具体的構成等に限定されない。
第1実施形態に係る給水装置を示す図である。 第1実施形態に係る給水装置の作動を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る給水装置の作動を示すフローチャートである。
以下の「発明の実施形態」は、本開示の技術的範囲に属する実施形態の一例を示すものである。つまり、特許請求の範囲に記載された発明特定事項等は、下記の実施形態に示された具体的構成や構造等に限定されない。
少なくとも符号が付されて説明された機器や部材等の構成要素は、「1つの」等の断りがされた場合を除き、少なくとも1つ設けられている。つまり、「1つの」等の断りがない場合には、当該構成要素は2以上設けられていてもよい。本開示に示された給水装置は、少なくとも符号が付されて説明された構成要素等を備える。
(第1実施形態)
<1.給水装置の概要>
本実施形態は、例えば、マンションや商業ビル等の建物に適用される給水装置に本開示に係る給水装置の一例が適用されたものである。図1に示されるように、本実施形態に係る給水装置1は、複数(例えば、4つ)の電動ポンプP1~P4及び制御部CTL等を少なくとも備える。
各電動ポンプP1~P4は、全て同一構造である。具体的には、各電動ポンプP1~P4は、ポンプ部Pp及びモータ部Pmを有する電動式のポンプである。以下、電動ポンプP1~P4のうち任意の電動ポンプを意図する場合又は総称する場合は電動ポンプPと記す。
各電動ポンプPの吐出し口から吐出された水は、連結管(図示せず。)を介して合流管(図示せず。)に集合する。なお、合流管は建物の配水管(図示せず。)に接続される。給水装置1の給水量とは、合流管から配水管に供給される給水量をいう。
各電動ポンプPは、制御部CTLより制御される。つまり、制御部CTLは電動ポンプPのモータ部Pmを制御する。当該制御部CTLは、各モータ部Pmを駆動するための駆動回路(本実施形態では、インバータ方式の駆動回路)DRV1~DRV4を介して各電動ポンプP制御する。
各駆動回路DRV1~DRV4は、制御部CTLから出力される指令周波数に応じた周波数を有する駆動電流を対応するモータ部Pmに供給する。これにより、モータ部Pmの回転数が制御部CTLにより可変制御される。
制御部CTLには、流量センサFs1~Fs4それぞれの検出値及び圧力センサPsの検出値が入力されている。各流量センサFs1~Fs4は、対応する電動ポンプPの吐出し流量を検出する。圧力センサPsは、給水装置1の給水圧を検出する。具体的には、圧力センサPsは、合流管内の水圧を検出する。
<2.制御部の制御>
<2.1制御の概要>
制御部CTLは、各電動ポンプPの停止及び稼働を制御する。つまり制御部CTLは、各駆動回路DRV1~DRV4の出力を制御する。制御部CTLは、例えば、CPU、ROM及びRAM等を有するマイクロコンピュータ等にて構成されている。当該制御部CTLは、ROM等の不揮発性記憶部(図示せず。)に予め記憶されたプログラムに従って各電動ポンプPを制御する。
制御部CTL内又は制御部CTL外(本実施形態では、制御部CTL内)には、記憶部Meが設けられている。記憶部Meは、各電動ポンプPの積算稼働時間を記憶するための不揮発性記憶装置である。
電動ポンプPの積算稼働時間とは、現実に電動ポンプPが稼働した時間の累積時間である。なお、記憶部Meに記憶された積算稼働時間は、作業員等が強制削除しない限り、記憶部Meに保持され続ける。
制御部CTLは、各電動ポンプPの制御モードとして、小水量停止制御、目標圧力制御、増台制御、減台制御、先発ポンプのローテーション制御(以下、ローテーション制御という。)、及び平均化制御等が実行可能である。
<小水量停止制御(停止制御機能)>
小水量停止制御は、流量センサFs1~Fs4の検出流量が予め決められた流量(以下、停止流量という。)まで低下したときに、検出した流量が停止流量となった流量センサに対応する電動ポンプPを停止させる制御である。
なお、下記の減台制御により、稼働している電動ポンプPの台数が漸次減少し、最後の1台の電動ポンプPから吐き出される流量が停止流量まで低下すると、複数の電動ポンプPの全てが停止する。つまり、小水量停止制御は停止制御機能の一例である。
制御部CTLは、停止制御機能により全ての電動ポンプPが停止した後、圧力センサPsの検出圧力が予め決められた圧力(以下、起動圧力という。)以下となったときに、予め決められた規則に従って、複数の電動ポンプPのうちいずれかの電動ポンプPを起動させる。
<目標圧力制御>
目標圧力制御は、圧力センサPsの検出圧力が目標とする圧力(以下、目標圧力という。)となるように稼働している1つ又は複数の電動ポンプPを調整する制御である。つまり、制御部CTLは、検出圧力が目標圧力に近づくように指令周波数を変化させる。
なお、目標圧力と起動圧力とは、同一の圧力又は異なる圧力のいずれであってもよい。本実施形態では、目標圧力は、起動圧力より大きい圧力である。目標圧力は、固定値又は給水量の関数値等であってもよい。
<増台制御 減台制御>
増台制御は、稼働している電動ポンプPのみで十分な給水量を確保できなくなったときに、停止している電動ポンプPを稼働させる制御である。減台制御は、増台制御と逆に、稼働している電動ポンプPの台数を漸次減らしていく制御である。
なお、十分な給水量を確保できなくなったときとは、例えば、稼働している電動ポンプPに対する指令周波数が予め決められた上限周波数に到達している状態で、圧力センサPsの検出圧力が目標圧力を下回っているとき等である。
<ローテーション制御>
ローテーション制御とは、全ての電動ポンプPが停止している状態から最初に起動させる電動ポンプP(以下、先発ポンプという。)を予め決められた規則に従って順次変更する制御をいう。
なお、本実施形態に係るローテーション制御では、原則として、電動ポンプP1→電動ポンプP2→電動ポンプP3→電動ポンプP4→電動ポンプP1→電動ポンプP2→電動ポンプP3→電動ポンプP4→電動ポンプP1→・・・・の順に先発ポンプが変更されていく。
<2.2 平均化制御>
<制御の概要>
平均化制御とは、複数の電動ポンプPのうちいずれかの電動ポンプPの積算稼働時間が他の電動ポンプPの積算稼働時間に比べて過度に大きくなることを抑制するための制御である。
具体的には、制御部CTLは、積算稼働時間が最も大きい電動ポンプPであって、予め決められた条件(以下、停止条件という。)を満たした電動ポンプPを、予め決められた条件(以下、復帰条件という。)が満たされるまで休止状態とする。
<制御の詳細>
<用語の定義について>
「第1稼働時間T1」とは、記憶部Meに記憶された複数の積算稼働時間のうち最も大きい積算稼働時間をいう。「休止対象ポンプ」とは、複数の電動ポンプPのうち第1稼働時間T1に対応するポンプをいう。
「運転可能ポンプ」とは、複数の電動ポンプPのうち休止対象ポンプ以外のポンプをという。因みに、3つ以上の電動ポンプPを備える給水装置では、運転可能ポンプは2つ以上となる。2つの電動ポンプPを備える給水装置では、運転可能ポンプは1つとなる。
「停止稼働時間Ts」とは、運転可能ポンプの積算稼働時間を利用して予め決められた規則に従って決定される時間であって、休止条件を満たすか否かの判断に利用される時間をいう。
なお、「運転可能ポンプの積算稼働時間を利用」とは、1つ若しくは複数の積算稼働時間、又は当該1つの積算稼働時間もしくは複数の積算稼働時間のうち少なくとも1つの積算稼働時間を利用する、という意味である。
本実施形態に係る停止稼働時間Tsは、例えば、以下の定義より決定される時間である。なお、以下、停止稼働時間Tsとは、以下の2つの定義のいずれかにより決定された時間、又は2つの時間の総称を意味する。
<第1停止時間Ts1>
第1停止時間Ts1は、第2稼働時間T2に第1係数K1が乗算された稼働時間である。第2稼働時間Tとは、第1稼働時間T1の次に大きい積算稼働時間をいう。第1係数K1は、1より大きい数であって、予め決められた数(例えば、1.2)をいう。
<第2停止時間Ts2>
第2停止時間Ts2は、第2稼働時間T2に予め決められた時間(以下、第1時間という。)が加算された時間である。因みに、本実施形態に係る第1時間は、500時間である。このため、本実施形態では、第1稼働時間T1が比較的小さい間は、第2停止稼働時間Tsが第1停止稼働時間Ts1より大きくなる。
<休止条件の判断>
制御部CTLは、第1稼働時間T1が停止稼働時間Ts以上となったときに、休止条件が満たされたと判断する。なお、本実施形態では、第1稼働時間T1が予め決められた積算時間(例えば、1000時間)を越えたときに、休止条件を満たしているか否かの判断を実行する。
そして、休止対象ポンプが休止条件を満たしていると判断されたときに、制御部CTLは、運転可能ポンプのみを制御対象とする。具体的には、制御部CTLは、休止対象ポンプが休止条件を満たしたときには、小水量停止制御により全ての電動ポンプPが停止状態となった以降、復帰条件が満たされるまで当該休止対象ポンプを休止状態とする。
以下、「休止対象ポンプを休止状態とする」ことを「休止対象ポンプを運転可能テーブルから削除する」ともいう。つまり、休止対象ポンプが運転可能テーブルから削除されると、運転可能ポンプのみを制御対象とする平均化制御となる。
本実施形態に係る制御部CTLは、複数の電動ポンプPのうちいずれかを稼働させることができない状態が発生しているときには、休止条件を満たしているか否かの判断を実行しない。
「電動ポンプPを稼働させることができない状態」とは、例えば、電動ポンプP若しくは駆動回路に故障等の異常が発生した場合、又は駆動回路と制御部CTLとの間の通信異常が発生した場合等である。
なお、平均化制御が実行されているときにおいては、運転可能ポンプのみを制御対象としてローテーション制御が実行される。具体的には、電動ポンプP2が運転可能テーブルから削除された場合、電動ポンプP1、P3、P4の中から先発ポンプが順次変更される。
つまり、上記の場合において、ローテーション制御が実行されると、電動ポンプP1→電動ポンプP3→電動ポンプP4→電動ポンプP1→電動ポンプP3→電動ポンプP4→電動ポンプP1→・・・・の順に先発ポンプが変更されていく。
<復帰条件の判断>
復帰条件とは、休止状態にある休止対象ポンプを制御対象、つまり運転可能なポンプに復帰させるための要件の1つである。そして、復帰条件が満たされたときに、制御部CTLは、休止対象ポンプを運転可能テーブルに復帰させて、平均化制御を停止して休止対象ポンプを運転可能ポンプと共に制御する。
本実施形態に係る制御部CTLは、以下に示された複数の復帰条件のち少なくとも1つの復帰条件について判断する。なお、以下、特段の断りが無い限り、複数の復帰条件のち少なくとも1つを、単に復帰条件という。
<第1復帰条件の判断>
制御部CTLは、運転可能ポンプの最大積算稼働時間に第2係数K2が乗算された稼働時間(以下、第1復帰稼働時間Tr1という。)が第1稼働時間T1以上となったときに、第1復帰条件が満たされたと判断する。
第2係数K2は、第1係数K1より小さい予め決められた値であって、1以上の値(例えば、1.1)である。
なお、給水装置が2つの電動ポンプPを備える場合、つまり運転可能ポンプが1つである場合には、その1つの運転可能ポンプの積算稼働時間が「運転可能ポンプの最大積算稼働時間」となる。
給水装置が3つの電動ポンプPを備える場合、つまり運転可能ポンプが2つ以上である場合には、それら複数の運転可能ポンプのうち最大の積算稼働時間が「運転可能ポンプの最大積算稼働時間」となる。
<第2復帰条件の判断>
制御部CTLは、運転可能ポンプの最大積算稼働時間に第2時間が加算された稼働時間(以下、第2復帰稼働時間Tr2という。)が第1稼働時間T1以上となったときに、第2復帰条件が満たされたと判断する。
第2時間は、第1時間より小さい時間であって、予め決められた時間(例えば、200時間)をいう。以下、第1復帰稼働時間Tr1及び第2復帰稼働時間Tr2のいいずれかの復帰稼働時間時間、又はそれらの復帰稼働時間を総称する場合には、復帰稼働時間Trという。
<第3復帰条件の判断>
制御部CTLは、第1稼働時間T1から運転可能ポンプの最大積算稼働時間が減算された値が0以下となったときに、第3復帰条件が満たされたと判断する。つまり、運転可能ポンプの最大積算稼働時間が第1稼働時間T1以上となったときに、第3復帰条件が満たされたと判断する。
なお、第3復帰条件は、「運転可能ポンプの最大積算稼働時間が第1稼働時間T1以上となったとき」と同一の命題である。したがって、制御部CTLは、当該命題を利用して第3復帰条件を判断してもよい。
<第4復帰条件の判断>
制御部CTLは、運転可能ポンプの全てが稼働したとき、つまり、給水装置1が備える全ての電動ポンプPの台数から休止状態にある電動ポンプP(本実施形態では、1)を減算した値と現実に稼働している電動ポンプPの台数が一致したときに、第4復帰条件が満たされたと判断する。
なお、第4復帰条件は、運転可能ポンプが2台以上となる場合、つまり、給水装置1が備える電動ポンプPの台数が3台以上の場合に利用される復帰条件である。因みに、給水装置1が備える電動ポンプPの台数が2台の場合には、実質的に、第4復帰条件が常に満たされた状態となる可能が高い。
<第5復帰条件の判断>
制御部CTLは、平均化制御機能が実行されている場合において、複数のポンプPのいずれかを稼働させることができない状態が発生したときに、第5復帰条件が満たされたと判断する。
<フローチャート>
図2及び図3は、平均化制御を示すフローチャートの一例である。当該フローチャートは、給水装置1の電源スイッチ(図示せず。)の投入とともに起動し、当該電源スイッチの遮断とともに停止する。
図2は、主に停止条件の判断を実行するためのフローチャートである。図3は、主に復帰条件の判断を実行するためのフローチャートである。なお、平均化制御は、小水量停止制御、目標圧力制御、増台制御、減台制御、及びローテーション制御等に対して独立並列的に実行される。
平均化制御が起動されると、制御部CTLは、図2に示されるように、先ず、給水装置1が電動ポンプPを稼働させることができない状態になっているか否かを判断する(S1)。具体的には、制御部CTLは、いずれかの電動ポンプPが故障しているか否かを判断する。
全ての電動ポンプPを稼働させることが可能である場合(S1:YES)、制御部CTLは、第1稼働時間T1が予め決められた積算時間(例えば、1000時間)を越えたか否かを判断する(S2)。
第1稼働時間T1が予め決められた積算時間を超えている場合には(S2:YES)、制御部CTLは、第1稼働時間T1が第1停止稼働時間Ts1以上となったか否かを判断する(S3)。
第1稼働時間T1が第1停止稼働時間Ts1以上である場合には(S3:YES)、休止対象ポンプが運転可能テーブルから削除されて休止状態となる(S4)。第1稼働時間T1が第1停止稼働時間Ts1以上でない場合には(S3:NO)、制御部CTLは、第1稼働時間T1が第2停止稼働時間Ts2以上となったか否かを判断する(S5)。
第1稼働時間T1が第2停止稼働時間Ts2以上である場合には(S5:YES)、休止対象ポンプが運転可能テーブルから削除されて休止状態となる(S4)。第1稼働時間T1が第2停止稼働時間Ts1以上でない場合(S5:NO)、又は第1稼働時間T1が予め決められた積算時間を超えていない場合には(S2:NO)、制御部CTLは、S1を再び実行する。
全ての電動ポンプPを稼働させることができない場合(S1:NO)、制御部CTLは、休止状態にあるポンプが存在するか否か、つまり運転可能テーブルから削除されている電動ポンプPが存在するか否かを判断する(S6)。
休止状態にあるポンプが存在する場合には(S6:YES)、制御部CTLは、当該休止状態にあるポンプを運転可能テーブルに復帰させる(S7)。これにより、全ての電動ポンプPが制御対象となる。休止状態にあるポンプが存在しない場合には(S6:NO)、制御部CTLは、S1を再び実行する。
平均化制御が起動されると、制御部CTLは、図2に示されるフローチャートと独立並列的に、図3に示されるフローチャートの制御を起動する。当該制御が起動されると、制御部CTLは、先ず、運転可能ポンプの台数が2台以上であるか否かを判断する(S10)。
運転可能ポンプの台数が2台以上である場合には(S10:YES)、制御部CTLは、第1稼働時間T1が第1復帰稼働時間Tr1以上となったか否かを判断する(S11)。
第1稼働時間T1が第1復帰稼働時間Tr1以上となった場合には(S11:YES)、制御部CTLは、休止状態にある電動ポンプPを運転可能テーブルに復帰させた後(S12)、再び、S10を実行する。
第1稼働時間T1が第1復帰稼働時間Tr1以上でない場合には(S11:NO)、制御部CTLは、第1稼働時間T1が第2復帰稼働時間Tr2以上となったとなったか否かを判断する(S13)。
第1稼働時間T1が第2復帰稼働時間Tr2以上となった場合には(S13:YES)、制御部CTLは、休止状態にある電動ポンプPを運転可能テーブルに復帰させた後(S12)、再び、S10を実行する。
第1稼働時間T1が第2復帰稼働時間Tr2以上でない場合には(S13:NO)、制御部CTLは、運転可能ポンプが全て稼働しているか否かを判断する(S14)。運転可能ポンプが全て稼働している場合には(S14:YES)、休止状態にある電動ポンプPを運転可能テーブルに復帰させた後(S12)、再び、S10を実行する。
運転可能ポンプの台数が2台以上でない場合には(S10:NO)、制御部CTLは、運転可能ポンプの最大積算稼働時間が第1稼働時間T1以上となったか否かを判断する(S16)。
運転可能ポンプの最大積算稼働時間が第1稼働時間T1以上となった場合には(S16:YES)、休止状態にある電動ポンプPを運転可能テーブルに復帰させた後(S12)、再び、S10を実行する。
運転可能ポンプが全て稼働していない場合には(S14:NO)、又は運転可能ポンプの最大積算稼働時間が第1稼働時間T1以上でない場合(S16:NO)、制御部CTLは、休止状態にある電動ポンプPを運転可能テーブルに復帰させることなく、再び、S10を実行する。
<3.本実施形態に係る給水装置の特徴>
本実施形態に係る給水装置1は、積算稼働時間が最大となる電動ポンプPを休止状態とする。したがって、複数の電動ポンプPそれぞれの積算稼働時間を平均化することが可能となる。
制御部CTLは、復帰稼働時間Trが第1稼働時間T1以上となったとき、又は第1稼働時間T1から運転可能ポンプの最大積算稼働時間が減算された値が0以下となったときに、休止状態にある電動ポンプPを運転可能テーブルに復帰させる。したがって、給水量が不足することが抑制されながら、複数の電動ポンプPそれぞれの積算稼働時間が平均化される。
制御部CTLは、運転可能ポンプの全てが稼働したときに、休止状態にある電動ポンプPを運転可能テーブルに復帰させる。したがって、給水量が不足することが抑制されながら、複数の電動ポンプPそれぞれの積算稼働時間が平均化される。
制御部CTLは、第1稼働時間T1が予め決められた積算時間(例えば、1000時間)を越えたときに、休止条件を満たしているか否かの判断を実行する。これにより、必要以上に平均化制御が実行されてしまうことが抑制される。
制御部CTLは、複数の電動ポンプPのいずれかを稼働させることができない状態が発生しているときには、休止条件を満たしているか否かの判断を実行しない。これにより、必要以上に平均化制御が実行されてしまうことが抑制されるとともに、給水量が不足することが抑制され得る。
制御部CTLは、平均化制御が実行されている場合において、複数の電動ポンプPのいずれかを稼働させることができない状態が発生したときに、休止状態にある電動ポンプPを運転可能テーブルに復帰させて、休止対象ポンプを運転可能ポンプと共に制御する。これにより、給水量が不足することが抑制され得る。
(その他の実施形態)
上述の実施形態に係る目標圧力は固定値及び変動値のいずれでもよい。すなわち、当該開示は、例えば、目標圧力が固定値として予め設定された構成、又は目標流量が吐出し流量等の関数値として設定された構成等であってもよい。
上述の実施形態に係る制御部CTLは、各電動ポンプPの制御モードとして、小水量停止制御、目標圧力制御、増台制御、減台制御、及びローテーション制御が実行可能であった。しかし、本開示はこれに限定されない。
上述の実施形態に係るローテーション制御は、例えば、号機番号順に先発ポンプが順次変更される構成であった。しかし、本開示はこれに限定されない。すなわち、当該開示は、例えば、精算積算稼働時間の小さい順に先発ポンプが順次変更される構成であってもよい。
上述の実施形態に係る停止稼働時間Tsは、第2稼働時間T2に第1係数K1が乗算された稼働時間、又は第2稼働時間T2に第1時間が加算された稼働時間であった。しかし、本開示はこれに限定されない。すなわち、当該開示に係る停止稼働時間Tsは、運転可能ポンプの積算稼働時間を利用して予め決められた規則に従って決定される稼働時間であれば、十分である。
したがって、停止稼働時間Tsは、例えば、運転可能ポンプの積算稼働時間の平均値や中央値に係数を乗算した値、当該平均値や中央値に所定時間を加算した値、又は運転可能ポンプの最小積算稼働時間に係数を乗算した値若しくは所定時間を加算した値等であってもよい。
上述の実施形態では、5つの復帰条件が実行可能であった。しかし、本開示はこれに限定されない。すなわち、当該開示は、例えば、4つの復帰条件のうちいずれか復帰条件のみ、又は上記4つの復帰条件以外の復帰条件であってもよい。
上述の実施形態に係る復帰稼働時間Trは、運転可能ポンプの最大積算稼働時間に第2係数K2が乗算された値、又は運転可能ポンプの最大積算稼働時間に第2時間が加算された値であった。しかし、本開示はこれに限定されない。
すなわち、当該復帰稼働時間Trは、例えば、運転可能ポンプの積算稼働時間の平均値や中央値に係数を乗算した値、当該平均値や中央値に所定時間を加算した値、又は運転可能ポンプの最小積算稼働時間に係数を乗算した値若しくは所定時間を加算した値等であってもよい。
上述の実施形態では、転可能ポンプの全てが稼働したときに、休止状態にある電動ポンプPを運転可能テーブルに復帰させた。しかし、本開示はこれに限定されない。
上述の実施形態では、第1稼働時間T1が予め決められた積算時間を越えたときに、休止条件を満たしているか否かの判断を実行した。しかし、本開示はこれに限定されない。
上述の実施形態では、制御部CTLは、複数の電動ポンプPのいずれかを稼働させることができない状態が発生しているときには、休止条件を満たしているか否かの判断をしなかった。しかし、本開示はこれに限定されない。
上述の実施形態では、平均化制御が実行されている場合において、複数の電動ポンプPのいずれかを稼働させることができない状態が発生したときに、休止状態にある電動ポンプPを運転可能テーブルに復帰させた。しかし、本開示はこれに限定されない。
上述の実施形態では、3台以上の電動ポンプPを備える給水装置であった。しかし、本開示はこれに限定されない。すなわち、当該開示は、例えば、2台の電動ポンプPを備える給水装置にも適用可能である。
上述の実施形態では、1台の駆動回路で1台の電動ポンプPを駆動する給水装置であった。しかし、本開示はこれに限定されない。すなわち、当該開示は、例えば、1台の駆動回路で複数の電動ポンプPを駆動する給水装置であってもよい。
上述の実施形態では、1台の制御部CTLで複数の駆動回路を制御する給水装置であった。しかし、本開示はこれに限定されない。すなわち、当該開示は、例えば、駆動回路毎に1台の制御部CTLを備える給水装置であってもよい。
さらに、本開示は、上述の実施形態に記載された開示の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されない。したがって、上述した複数の実施形態のうち少なくとも2つの実施形態が組み合わせられた構成、又は上述の実施形態において、図示された構成要件もしくは符号を付して説明された構成要件のうちいずれかが廃止された構成であってもよい。
1… 給水装置
P… 電動ポンプ
CTL… 制御部
Fs… 流量センサ
Ps… 圧力センサ

Claims (9)

  1. 給水に用いられる複数のポンプと、
    前記複数のポンプそれぞれの停止及び稼働を制御する制御部と、
    前記複数のポンプそれぞれの積算稼働時間を記憶する記憶部とを備え、
    前記記憶部に記憶された複数の積算稼働時間のうち、最も大きい積算稼働時間を第1稼働時間とし、当該第1稼働時間の次に大きい積算稼働時間を第2稼働時間とし、前記複数のポンプのうち前記第1稼働時間に対応するポンプを休止対象ポンプとし、前記複数のポンプのうち前記休止対象ポンプ以外のポンプを運転可能ポンプとし、1より大きい予め決められた値を係数とし、
    前記第2稼働時間に前記係数が乗算された稼働時間、又は前記第2稼働時間に予め決められた時間が加算された稼働時間を停止稼働時間としたとき、
    前記制御部は、
    前記休止対象ポンプが予め決められた条件(以下、休止条件という。)を満たしているか否かを判断する機能、及び
    前記休止条件が満たされたときに、前記運転可能ポンプのみを制御対象とする平均化制御機能を実行可能であり、
    前記制御部は、前記第1稼働時間が前記停止稼働時間以上となったときに、前記休止条件が満たされたと判断する
    給水装置。
  2. 前記制御部は、
    予め決められた条件(以下、復帰条件という。)を満たしているか否かを判断する機能、及び
    前記復帰条件が満たされたときに、前記平均化制御を停止して前記休止対象ポンプを前記運転可能ポンプと共に制御する機能を実行可能であり、
    前記係数より小さい予め決められた値であって、1以上の値を第2の係数とし、予め決められた時間であって、請求項1に係る予め決められた時間より小さい時間を第2時間とし、
    前記運転可能ポンプの最大積算稼働時間に前記第2の係数が乗算された稼働時間、又は前記運転可能ポンプの最大積算稼働時間に前記第2時間が加算された稼働時間を復帰稼働時間としたとき、
    前記制御部は、前記復帰稼働時間が前記第1稼働時間以上となったときに、前記復帰条件が満たされたと判断する
    請求項1に記載の給水装置。
  3. 前記制御部は、
    予め決められた条件(以下、復帰条件という。)を満たしているか否かを判断する機能、及び
    前記復帰条件が満たされたときに、前記平均化制御を停止して前記休止対象ポンプを前記運転可能ポンプと共に制御する機能を実行可能であり、
    前記制御部は、前記第1稼働時間から前記運転可能ポンプの最大積算稼働時間が減算された値が0以下となったときに、前記復帰条件が満たされたと判断する
    請求項1に記載の給水装置。
  4. 前記運転可能ポンプが2台以上となる場合において、
    前記制御部は、前記運転可能ポンプの全てが稼働したときに、前記平均化制御を停止して前記休止対象ポンプを前記運転可能ポンプと共に制御する請求項1に記載の給水装置。
  5. 前記制御部は、前記第1稼働時間が予め決められた積算時間を越えたときに、前記休止条件を満たしているか否かの判断を実行する請求項1ないし4のいずれか1項に記載の給水装置。
  6. 前記制御部は、前記複数のポンプのいずれかを稼働させることができない状態が発生しているときには、前記休止条件を満たしているか否かの判断を実行しない請求項1ないし5のいずれか1項に記載の給水装置。
  7. 前記制御部は、前記平均化制御機能が実行されている場合において、前記複数のポンプのいずれかを稼働させることができない状態が発生したときに、前記休止対象ポンプを前記運転可能ポンプと共に制御する機能を実行可能である請求項1ないし6のいずれか1項に記載の給水装置。
  8. 給水量を検出する流量センサを備え、
    前記制御部は、前記流量センサが検出した流量が予め決められた流量以下となったときに、前記複数のポンプ全てを停止させる停止制御機能を実行可能であり、
    さらに、前記制御部は、前記休止条件が満たされた後、前記停止制御が実行された以降に前記平均化制御を実行する請求項1ないし7のいずれか1項に記載の給水装置。
  9. 給水に用いられる複数のポンプと、
    前記複数のポンプそれぞれの停止及び稼働を制御する制御部と、
    前記複数のポンプそれぞれの積算稼働時間を記憶する記憶部とを備え、
    前記記憶部に記憶された複数の積算稼働時間のうち、最も大きい積算稼働時間を第1稼働時間とし、前記複数のポンプのうち前記第1稼働時間に対応するポンプを休止対象ポンプとし、前記複数のポンプのうち前記休止対象ポンプ以外のポンプを運転可能ポンプとし、
    前記運転可能ポンプの積算稼働時間を利用して予め決められた規則に従って決定される稼働時間を停止稼働時間としたとき、
    前記制御部は、
    前記休止対象ポンプが予め決められた条件(以下、休止条件という。)を満たしているか否かを判断する機能、及び
    前記休止条件が満たされたときに、前記運転可能ポンプのみを制御対象とする平均化制御機能を実行可能であり、
    前記制御部は、前記第1稼働時間が前記停止稼働時間以上となったときに、前記休止条件が満たされたと判断する
    給水装置。
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