JP7423973B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置に関する。
例えば、魚眼レンズを用いた車載用カメラで撮像された被写体の画像から湾曲収差を補正するように画像変換して出力する画像処理装置がある(例えば特許文献1)。
このような画像処理装置では、魚眼レンズの光軸に向かう直線状の被写体と、縦方向に直線の被写体とを出力画像内でほぼ直線状となるように入力画像全体を画像変換する。また、画像処理装置では、横方向に直線の被写体を、出力画像の中央部分、及び同中央部分と左右に連なる左側部分と右側部分とでほぼ直線状に、また、出力画像の中央部分と、左側部分及び右側部分との境目付近で屈曲するように入力画像全体を画像変換する。その結果、画像処理装置は利用者に違和感を与えない広角画像が見易い出力画像を提供している。
また、上記のような画像処理装置から出力された出力画像を入力とした表示装置において車両が進行する方向に進路線を重畳して表示する技術が知られている(例えば特許文献2)。
特開2008-311890号公報 特開平11-334470号公報
このような表示装置では一般的に進路線のデータに対し、魚眼レンズの湾曲収差や他の画像変換処理によって変形した画像に合致するように、進路線のデータに対して画像変換を行い、画像処理装置が出力した画像内に実際に車両が進む進路を重畳して表示させる。そのため上述した進路線のデータに対する画像変換処理は、画像処理装置内で行う車載カメラで撮像された画像に対する画像変換処理と同様な画像変換処理となる。
より具体的には表示装置側において、例えば表示装置の出力画像の出力座標(X,Y)毎に、予め記憶された進路線のデータを入力とした入力座標(x,y)を対応づけるテーブルを使用し、出力座標(X,Y)の画素の輝度と色の情報を、入力座標(x,y)の画素の輝度と色の情報を参照(転写)し生成する画像変換処理を行うことが考えられる。このような処理においては一般的に出力座標に対し、その座標に対応する入力座標をデーブル化した変換データを予め記憶させておき、そのデーブルに従って変換処理を行う。
しかし、このようなデーブル化した変換データは出力画像の画素数分の入力座標(x,y)が必要となり、近年の表示装置の高画素化の流れに合わせその容量が大きくなりメモリのコストアップを招くという問題があった。
本発明ではこのような問題に鑑み、表示装置のメモリの増大を抑えつつ進路線を重畳することができる画像処理装置等を提供することを目的とする。
一つの態様の画像処理装置は、入力画像を画像変換し出力画像を出力する画像処理装置であって、第1の変換部と、第2の変換部と、第3の変換部と、合成部とを有する。第1の変換部は、前記入力画像の第1の画像領域内の画素毎に第1の歪補正を施した画像を出力する。第2の変換部は、前記入力画像の第2の画像領域内の画素毎に第2の歪補正を施した画像を出力する。第3の変換部は、前記入力画像の第3の画像領域内の画素毎に第3の歪補正を施した画像を出力する。合成部は、前記第1の変換部からの画像出力と、前記第2の変換部からの画像出力と、前記第3の変換部からの画像出力とから前記出力画像を生成し出力する。前記第1の画像領域は、前記入力画像毎の進路線を描画するための所定画像領域を全て包含する画像領域である。前記出力画像は、前記第1の変換部から出力された画像と前記第2の変換部から出力された画像との間に前記第3の変換部から出力された画像が配置され、前記第1の変換部からの出力された画像は歪曲収差のみを持つ、又は、歪みを持たない画像である。
本発明によれば、表示装置のメモリ容量の増大を抑えつつ進路線を描画できる。
図1は、前提技術の画像表示システムのハードウェア構成の一例を示す説明図である。 図2は、前提技術の撮像装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 図3は、撮像装置で撮像した入力画像の一例を示す説明図である。 図4は、第1の変換テーブルのテーブル構成の一例を示す説明図である。 図5は、実像高と理想像高との関係の一例第1の変換部の第1の歪補正前後の画像の一例を示す説明図である。 図6は、第1の変換部の第1の歪補正前後の画像の一例を示す説明図である。 図7Aは、画像変換モデルの一例を示す説明図である。 図7Bは、第2の変換テーブルのテーブル構成の一例を示す説明図である。 図8は、第2の変換部の第2の歪補正前後の画像の一例を示す説明図である。 図9Aは、第1の歪補正後の出力画像の一例を示す説明図である。 図9Bは、第1の歪補正後の出力画像内の第1の画像領域と、第1の画像領域以外の画像領域とを明暗で表現した説明図である。 図9Cは、出力画像内の第1の画像領域と、第2の画像領域と、第3の画像領域と明暗で表現した説明図である。 図10は、割合テーブルのテーブル構成の一例を示す説明図である。 図11は、第3の歪を補正する第3の入力座標を算出する際の算出方法の一例を示す説明図である。 図12は、第3の変換テーブルのテーブル構成の一例を示す説明図である。 図13は、出力画像の一例を示す説明図である。 図14は、実施例1の撮像装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 図15Aは、第1-1の取付位置の撮像装置で撮像した原画像の第1の歪補正後の画像の一例を示す説明図である。 図15Bは、第1-2の取付位置の撮像装置で撮像した原画像の第1の歪補正後の画像の一例を示す説明図である。 図16Aは、第1-1の取付位置の撮像装置で撮像した第1の歪補正後の画像内の第1-1の所定画像領域の一例を示す説明図である。 図16Bは、第1-2の取付位置の撮像装置で撮像した第1の歪補正後の画像内の第1-2の所定画像領域の一例を示す説明図である。 図17Aは、第1-1の取付位置での第1の歪補正後の画像内の第1-1の所定画像領域と第1-1の所定画像領域以外の画像領域とを明暗で表現した説明図である。 図17Bは、第1-2の取付位置での第1の歪補正後の画像内の第1-2の所定画像領域と第1-2の所定画像領域以外の画像領域とを明暗で表現した説明図である。 図18は、第1の画像領域と第1の画像領域以外の画像領域とを明暗で表現した説明図である。 図19は、実施例1の第1の画像領域と、第2の画像領域と、第3の画像領域とを明暗で表現した説明図である。 図20Aは、第1-1の取付位置の撮像装置で撮像した際の出力画像の一例を示す説明図である。 図20Bは、第1-2の取付位置の撮像装置で撮像した際の出力画像の一例を示す説明図である。 図21Aは、実施例2の第1-1のチルト角度位置の撮像装置で撮像した原画像の第1の歪補正後の画像の一例を示す説明図である。 図21Bは、第1-2のチルト角度位置の撮像装置で撮像した原画像の第1の歪補正後の画像の一例を示す説明図である。 図21Cは、第1-3のチルト角度位置の撮像装置で撮像した原画像の第1の歪補正後の画像の一例を示す説明図である。 図21Dは、第1-4のチルト角度位置の撮像装置で撮像した原画像の第1の歪補正後の画像の一例を示す説明図である。 図22Aは、第1-1のチルト角度位置の撮像装置で撮像した第1の歪補正後の画像内の第1-1の所定画像領域の一例を示す説明図である。 図22Bは、第1-2のチルト角度位置の撮像装置で撮像した第1の歪補正後の画像内の第1-2の所定画像領域の一例を示す説明図である。 図22Cは、第1-3のチルト角度位置の撮像装置で撮像した第1の歪補正後の画像内の第1-3の所定画像領域の一例を示す説明図である。 図22Dは、第1-4のチルト角度位置の撮像装置で撮像した第1の歪補正後の画像内の第1-4の所定画像領域の一例を示す説明図である。 図23Aは、第1-1のチルト角度位置での第1の歪補正後の画像内の第1-1の所定画像領域と第1-1の所定画像領域以外の画像領域とを明暗で表現した説明図である。 図23Bは、第1-2のチルト角度位置での第1の歪補正後の画像内の第1-2の所定画像領域と第1-2の所定画像領域以外の画像領域とを明暗で表現した説明図である。 図23Cは、第1-3のチルト角度位置での第1の歪補正後の画像内の第1-3の所定画像領域と第1-3の所定画像領域以外の画像領域とを明暗で表現した説明図である。 図23Dは、第1-4のチルト角度位置での第1の歪補正後の画像内の第1-4の所定画像領域と第1-4の所定画像領域以外の画像領域とを明暗で表現した説明図である。 図24は、第1の画像領域と第1の画像領域以外の画像領域とを明暗で表現した説明図である。 図25は、実施例2の第1の画像領域と、第2の画像領域と、第3の画像領域とを明暗で表現した説明図である。 図26Aは、第1-1のチルト角度位置の撮像装置で撮像した際の出力画像の一例を示す説明図である。 図26Bは、第1-2のチルト角度位置の撮像装置で撮像した際の出力画像の一例を示す説明図である。 図26Cは、第1-3のチルト角度位置の撮像装置で撮像した際の出力画像の一例を示す説明図である。 図26Dは、第1-4のチルト角度位置の撮像装置で撮像した際の出力画像の一例を示す説明図である。 図27は、5種類のハンドル回転角度を左回転で車両を後退させた際の車両後端位置と車両軌跡との関係の一例を示す説明図である。 図28Aは、実施例3の第1-1のハンドル回転角度時の原画像の第1の歪補正後の画像の一例を示す説明図である。 図28Bは、第1-2のハンドル回転角度時の原画像の第1の歪補正後の画像の一例を示す説明図である。 図28Cは、第1-3のハンドル回転角度時の原画像の第1の歪補正後の画像の一例を示す説明図である。 図28Dは、第1-4のハンドル回転角度時の原画像の第1の歪補正後の画像の一例を示す説明図である。 図28Eは、第1-5のハンドル回転角度時の原画像の第1の歪補正後の画像の一例を示す説明図である。 図29Aは、第1-1のハンドル回転角度時の第1の歪補正後の画像内の第1-1の所定画像領域の一例を示す説明図である。 図29Bは、第1-2のハンドル回転角度時の第1の歪補正後の画像内の第1-2の所定画像領域の一例を示す説明図である。 図29Cは、第1-3のハンドル回転角度時の第1の歪補正後の画像内の第1-3の所定画像領域の一例を示す説明図である。 図29Dは、第1-4のハンドル回転角度時の第1の歪補正後の画像内の第1-4の所定画像領域の一例を示す説明図である。 図29Eは、第1-5のハンドル回転角度時の第1の歪補正後の画像内の第1-5の所定画像領域の一例を示す説明図である。 図30Aは、第1-1のハンドル回転角度時の第1の歪補正後の画像内の第1-1の所定画像領域と第1-1の所定画像領域以外の画像領域とを明暗で表現した説明図である。 図30Bは、第1-2のハンドル回転角度時の第1の歪補正後の画像内の第1-2の所定画像領域と第1-2の所定画像領域以外の画像領域とを明暗で表現した説明図である。 図30Cは、第1-3のハンドル回転角度時の第1の歪補正後の画像内の第1-3の所定画像領域と第1-3の所定画像領域以外の画像領域とを明暗で表現した説明図である。 図30Dは、第1-4のハンドル回転角度時の第1の歪補正後の画像内の第1-4の所定画像領域と第1-4の所定画像領域以外の画像領域とを明暗で表現した説明図である。 図30Eは、第1-5のハンドル回転角度時の第1の歪補正後の画像内の第1-5の所定画像領域と第1-5の所定画像領域以外の画像領域とを明暗で表現した説明図である。 図31は、第1の画像領域と第1の画像領域以外の画像領域とを明暗で表現した説明図である。 図32は、実施例3の第1の画像領域と、第2の画像領域と、第3の画像領域とを明暗で表現した説明図である。 図33Aは、第1-1のハンドル回転角度時の出力画像の一例を示す説明図である。 図33Bは、第1-2のハンドル回転角度時の出力画像の一例を示す説明図である。 図33Cは、第1-3のハンドル回転角度時の出力画像の一例を示す説明図である。 図33Dは、第1-4のハンドル回転角度時の出力画像の一例を示す説明図である。 図33Eは、第1-5のハンドル回転角度時の出力画像の一例を示す説明図である。
以下、図面に基づいて、本願の開示する画像処理装置の実施例を詳細に説明する。尚、各実施例により、開示技術が限定されるものではない。また、以下に示す各実施例は、矛盾を起こさない範囲で適宜組み合わせても良い。
図1は、前提技術の画像表示システム1のハードウェア構成の一例を示す説明図である。図1に示す画像表示システム1は、撮像装置2と、ナビゲーション装置3と、表示装置4とを有する。撮像装置2は、レンズ11と、撮像素子12と、画像処理プロセッサ13と、ROM(Read Only Memory)14と、RAM(Radom Access Memory)15とを有する。撮像装置2は、例えば、車両後部のナンバープレート付近に配置されたカメラ装置である。レンズ11は、例えば、魚眼レンズである。撮像素子12は、レンズ11を通じて車両後方の特定範囲の画像を撮像するCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサである。画像処理プロセッサ13は、撮像装置2内部の画像処理を実行する画像処理装置である。ROM14は、各種プログラム等の情報を格納する。RAM15は、各種情報を記憶する。
ナビゲーション装置3は、地図情報等の案内情報を表示装置に出力すると共に、撮像装置2からの出力画像に進路線50を描画し、進路線50を描画した出力画像を表示装置4に出力する。表示装置4は、例えば、運転席の正面パネルに配置され、例えば、ナビゲーション装置3からの出力画像や地図情報を表示出力するモニタ装置である。尚、ナビゲーション装置3は、画像の歪み補正後の出力画像に合致するように画像変換された進路線50を描画する設定としている。
図2は、前提技術の撮像装置2の構成の一例を示す説明図である。図2に示す撮像装置2は、制御部20及び記憶部30を備える。制御部20は図1での画像処理プロセッサ13に対応し、記憶部30は図1でのROM14に対応する。制御部20は、第1の変換部21と、第2の変換部22と、算出部23と、第3の変換部24と、合成部25と有する。記憶部30は、第1の変換テーブル31と、第2の変換テーブル32と、割合テーブル33と、第3の変換テーブル34とを有する。
図3は、撮像装置2で撮像した画像を表示装置4に表示させた一例を示す説明図である。図3に示す入力画像40は、第1の画像領域41と、第2の画像領域42と、第3の画像領域43とを有する。画像処理プロセッサ13は、入力画像内の第1の画像領域41、第2の画像領域42及び第3の画像領域43を識別する。すなわち、画像処理プロセッサ13は、入力画像内の各画素値を入力座標で識別し、第1の画像領域41内の各画素値を第1の入力座標、第2の画像領域42内の各画素値を第2の入力座標、第3の画像領域43内の各画素値の第3の入力座標で識別する。
破線L1で囲まれた第1の画像領域41は、例えば、入力画像内の中央部分の画像領域に相当し、例えば、歪曲収差のみを持つ、又は、歪を持たないように、歪を補正(第1の歪み補正)する対象領域であって、ハンドル回転等の舵角に応じて変化する進路線を描画するための画像領域である。一点鎖線L2と点線L3とに囲まれた第2の画像領域42は、例えば、前述の特許文献1に示すような直線の物体を直線で表示し利用者に違和感を与えない歪補正(第2の歪み補正)する画像領域である。この部分は歪曲収差を持たない。破線L1と一点鎖線L2とに囲まれた第3の画像領域43は、第1の歪補正と第2の歪補正とを加重平均する第3の歪補正を行う画像領域である。加重平均については後述する。
第1の変換部21は、入力画像40の第1の画像領域41内の画素毎に第1の歪補正を施し出力する変換部である。尚、第1の画像領域41内の画素は、例えば、第1の入力座標の画素値とも言える。第1の変換部21は、例えば、第1の変換テーブル31を参照し、入力画像40内の第1の画像領域41内の歪を補正した第1の入力座標の画素値を出力画像内の出力座標の画素値として出力する。図4は、第1の変換テーブル31のテーブル構成の一例を示す説明図である。第1の変換テーブル31は、出力画像の出力座標毎に、入力画像内の歪を補正した画素値の第1の入力座標を対応付けて管理するテーブルである。第1の変換部21は、出力画像の第1の画像領域41内の出力座標毎の画素値を合成部25に出力する。
ここでナビゲーション装置3が進路線50を画像の歪み補正後の出力画像に合致するように画像変換する動作について説明する。例えば第1の画像領域41の画像は歪曲収差を有するとした場合、ナビゲーション装置3は進路線50のデータに対し同じ前述の歪曲収差と同じ収差を持つように画像変換を行う。歪曲収差があると実像高と理想像高が異なる。図5は、実像高と理想像高との関係の一例を示す説明図である。ナビゲーション装置3は、理想像高の極座標(R,φ)の画素値を実像高の極座標(r、φ)に画像変換する。この変換は図5の線L上の任意の画素を同じ線L上の別な箇所に移動させる変換であり、この変換テーブルは出力画像の出力座標(X,Y)毎に、入力画像の入力座標(x,y)を対応づけた変換テーブルと比較しデータのサイズが小さい。尚、第1の画像領域41の画像は歪みのないものであってもよい。このとき画像内の極座標(R,φ)の画素値から極座標(r、φ)の画素値への変換においては前述のような画素の移動は発生しないため変換テーブルは不要となる。
第2の変換部22は、入力画像40の第2の画像領域42内の画素毎に第2の歪補正を施し出力する変換部である。尚、第2の画像領域42内の画素は、例えば、第2の入力座標の画素値と言える。第2の変換部22は、例えば、第2の変換テーブル32を参照し、入力画像40内の第2の画像領域42内の歪を補正した第2の入力座標の画素値を出力画像内の第2の出力座標の画素値として出力する。第2の変換テーブル32は、第2の画像領域42内の第2の入力座標毎に、第2の歪を補正した画素値の第2の入力座標を対応付けて管理するテーブルである。第2の変換部22は、出力画像の第2の画像領域42内の出力座標毎の画素値を合成部25に出力する。
算出部23は、入力画像41内の第3の画像領域43内の歪を補正した画素値の出力座標毎に、第3の画像領域43内の出力座標から直近の第1の画像領域41内の出力座標までの第1の距離と、第3の画像領域43内の出力座標から直近の第2の画像領域42内の出力座標までの第2の距離との比率を算出する。更に、算出部23は、その比率を割合として、出力座標毎に割合テーブル33内に記憶する。算出部23は、入力画像41の画素毎に第1の歪補正を施して得られた出力と第2の歪補正を施して得られた出力とを入力とし、それらを加重平均して出力する。算出部23は、例えば、割合テーブル33を参照し、出力座標毎の割合(第1の距離:第2の距離)に応じて第1の入力座標及び第2の入力座標を補正する。算出部23は、割合補正後の第1の入力座標及び割合補正後の第2の入力座標同士を加算することで出力画像の第3の入力座標を算出する。
算出部23は、出力座標毎に、第3の入力座標を第3の変換テーブル34に記憶する。第3の変換部24は、入力画像の第3の画像領域43内の画素毎に第3の歪補正を施し出力する変換部である。尚、第3の画像領域43内の画素は、例えば、第3の入力座標の画素値と言える。第3の変換部24は、例えば、第3の変換テーブル34を参照し、入力画像40内の第3の画像領域43内の歪を補正した第3の入力座標の画素値を第3の画像領域43内の出力座標の画素値として出力する。第3の変換部24は、第3の画像領域43内の出力座標毎の画素値を合成部25に出力する。
図6は、第1の変換部21の第1の歪補正前後の画像の一例を示す説明図である。第1の変換部21は、第1の変換テーブル31を参照し、出力座標毎に、歪を補正した第1の入力座標の画素値を出力座標の画素値として出力する。第1の変換部21は、第1の画像領域41内の出力座標の画素値を合成部25に出力する。その結果、第1の変換部21は、図6に示すように第1の歪補正前の画像を第1の歪補正後の画像として出力できる。第1の変換部21は、例えば、入力画像内の入力座標β1の画素値を出力画像内の出力座標α1の画素値として、入力画像内の入力座標β3の画素値を出力画像内の出力座標α3の画素値として出力する。尚、説明の便宜上、図6の例では、入力画像内の全ての第1の入力座標の画素値を出力座標の画素値として出力する場合を例示した。しかしながら、実際には、第1の変換部21は、入力画像内の第1の画像領域41内の歪を補正した第1の入力座標の画素値を第1の画像領域41内の出力座標の画素値として合成部25に出力するものである。
図7Aは、画像変換モデルの一例を示す説明図である。図7Aに示す画像変換モデルは、円形の平面からなる入力画像51と、レンズ11と対応して被写体が映し出される半球状の仮想物体面52と、湾曲収差を補正する補正面53と、画像変換される表示面54とを順に並べて構成する。レンズ11の光軸と対応する仮想光軸zは、入力画像51の中央に位置する光軸原点0からこれらの面の中央を直角に挿通する。補正面53は、中央に配置された中央面53Aと、同中央面53Aの左右にそれぞれ配置された左側面53B及び右側面53Cとで構成され、同左側面53Bと右側面53Cとは光軸原点に向かって屈曲して構成する。仮想光軸z方向の補正面53に投射された仮想物体面52上の画像は、表示面54へ正射影方式で投射され、投射された表示面54の画像を出力画像とする。
画像変換モデルでは、表示面54の画素位置を補正面53の画素位置に変換し、補正面53の画素位置を仮想物体面52の半球面の極座標に変換し、最終的に入力画像51の画素位置へ変換する。画像変換モデルでは、表示面54の画素位置毎に入力画像51の画素位置を変換し、これら表示面54の画素位置毎に入力画像51の画素位置を格納する。すなわち、第2の変換テーブル32は、出力座標毎に歪を補正した画素値の第2の入力座標を管理する。
図7Bは、第2の変換テーブル32のテーブル構成の一例を示す説明図である。図7Bに示す第2の変換テーブル32は、出力座標と、第2の入力座標とを対応付けて管理している。出力座標は、出力画像の画素値を出力する座標である。第2の入力座標は、出力座標毎に歪を補正した画素値を入力する座標である。尚、第2の変換テーブル32内の出力座標毎に第2の歪を補正した画素値の入力座標を算出する上での原理は、本出願人が特許文献1(特開2008-334470号公報)で提案している。尚、ここでは特許文献1で示す技術を適用したが、これに限定されず、広角レンズに起因する歪みを補正する公知の技術が用いられてもよい。
図8は、第2の変換部22の第2の歪補正前後の画像の一例を示す説明図である。第2の変換部22は、第2の変換テーブル32を参照し、出力座標毎に、第2の歪を補正した第2の入力座標の画素値を出力座標の画素値として出力する。第2の変換部22は、例えば、図8に示すように、入力画像内の入力座標β5の画素値を出力画像内の出力座標α5の画素値として、入力画像内の入力座標β6の画素値を出力画像内の出力座標α6の画素値として出力する。第2の変換部22は、第2の画像領域42内の各出力座標の画素値を合成部25に出力する。その結果、第2の変換部22は、第2の歪補正前の画像を第2の歪補正後の画像として出力する。尚、説明の便宜上、図8の例では、入力画像内の全ての第2の入力座標の画素値を出力座標の画素値として出力する場合を例示した。しかしながら、第2の変換部22は、実際には、入力画像内の第2の画像領域42内の第2の歪を補正した第2の入力座標の画素値を第2の画像領域42内の出力座標の画素値として合成部25に出力するものである。
図9Aは、第1の歪補正後の出力画像の一例を示す説明図である。図9Aに示す出力画像の中央部分には、第1の画像領域41がある。図9Bは、第1の歪補正後の出力画像内の第1の画像領域41と、第1の画像領域41以外の画像領域とを明暗で表現した説明図である。出力画像内の第1の画像領域41は、図9Bに示すように白地で表現できる。出力画像内の第1の画像領域41以外の画像領域は、第2の画像領域42及び第3の画像領域43であって、図9Bに示すように黒地で表現できる。図9Cは、出力画像内の第1の画像領域41と、第2の画像領域42と、第3の画像領域43と明暗で表現した説明図である。図9Cに示す出力画像は、第1の画像領域41は白地、第2の画像領域42は黒地、第1の画像領域41と第2の画像領域42との境界である第3の画像領域43はグラデーションで表現できる。白地は、輝度が100%であるため、第1の画像領域41であることを示し、黒地は、輝度が0%であるため、第2の画像領域42であることを示し、明暗が白である100%未満、かつ、黒である0%を超えている部分は、第3の画像領域43であることを示している。この明暗は第1の歪補正により出力される出力座標と画像と第2の歪補正により出力される出力座標とを加重平均し新たな出力座標とする第3の歪補正における加重平均の割合を示している。
ここで前述の加重平均について詳述する。第3の画像領域43内の出力座標毎の割合は、第3の画像領域43内の出力座標から直近の第1の画像領域41内の出力座標までの第1の距離と、当該第3の画像領域43内の出力座標から直近の第2の画像領域42内の第2の出力座標までの第2の距離との比率に応じた割合である。算出部23は、例えば、出力座標に対する第1の距離と第2の距離との割合が5:5の場合、出力座標の割合として50%を算出する。また、算出部23は、例えば、出力座標に対する第1の距離と第2の距離との割合が7:3の場合、出力座標の割合として70%を算出する。また、算出部23は、例えば、出力座標に対する第1の距離と第2の距離との比率が3:7の場合、出力座標の割合として30%を算出する。尚、第3の画像領域43内の出力座標の割合Xは、0%<X<100%である。
また、算出部23は、第1の画像領域41内の出力座標の場合、出力座標に対する第1の距離と第2の距離との比率が10:0となるため、出力座標の割合として100%を算出する。尚、第1の画像領域41内の出力座標の割合は、100%となる。また、算出部23は、第2の画像領域42内の出力座標の場合、出力座標に対する第1の距離と第2の距離との比率が0:10となるため、出力座標の割合として0%を算出する。尚、第2の画像領域42内の出力座標の割合は、0%となる。そして、算出部23は、出力座標毎の割合を算出した場合、出力座標毎に割合を割合テーブル33内に記憶する。
図10は、割合テーブル33のテーブル構成の一例を示す説明図である。図10に示す割合テーブル33は、出力画像内の出力座標毎に割合を対応付けて管理している。割合は、第3の歪を補正した画素値の第3の入力座標を算出する際に使用する、出力座標毎の第1の入力座標及び第2の入力座標の加重平均の割合である。
算出部23は、例えば、第1の歪を補正した画素値の第1の入力座標をf(x,y)で算出する。算出部23は、例えば、第2の歪を補正した画素値の第2の入力座標をg(x,y)で算出する。図11は、第3の歪を補正する第3の入力座標を算出する際の算出方法の一例を示す説明図である。図12は、第3の変換テーブル34のテーブル構成の一例を示す説明図である。算出部23は加重平均処理を行う。より詳細には図11に示すように、出力座標の割合をn%とした場合、第1の入力座標f(x,y)×n%で第1の入力座標を割合補正する。更に、算出部23は、第2の入力座標g(x,y)×(100%-n%)で第2の入力座標を割合補正する。更に、算出部23は、割合補正後の第1の入力座標と割合補正後の第2の入力座標とを加算して第3の入力座標を出力座標毎に算出する。つまり、算出部23は、f(x,y)×n%+g(x,y)×(100%-n%)の(数式1)で第3の入力座標を出力座標毎に算出する。算出部23は、割合テーブル33内の出力座標に対応する割合を参照し、例えば、出力座標の割合が50%の場合、出力座標に対応する第1の入力座標の50%と、出力座標に対応する第2の入力座標の50%とを加算する。そして、算出部23は、その加算値を第3の入力座標として算出し、図12に示すように、出力座標に対応する第3の入力座標を第3の変換テーブル34内に記憶する。
算出部23は、例えば、出力座標の割合が70%の場合、出力座標に対応する第1の入力座標の70%と、出力座標に対応する第2の入力座標の30%とを加算する。そして、算出部23は、その加算値を出力座標の第3の入力座標として算出し、図12に示すように出力座標に対応する第3の入力座標を第3の変換テーブル34内に記憶する。
算出部23は、例えば、出力座標の割合が30%の場合、出力座標に対応する第1の入力座標の30%と、出力座標に対応する第2の入力座標の70%とを加算する。そして、算出部23は、その加算値を出力座標の第3の入力座標として算出し、図12に示すように出力座標に対応する第3の入力座標を第3の変換テーブル34内に記憶する。
第3の変換部24は、第3の変換テーブル34を参照し、第3の画像領域43内の第3の歪を補正した第3の入力座標の画素値を第3の画像領域43内の出力座標の画素値として合成部25に出力する。
つまり、第1の変換部21は、入力画像内の第1の画像領域41内の歪を補正した第1の入力座標の画素値を第1の画像領域41内の出力座標の画素値として合成部25に出力する。第2の変換部22は、入力画像内の第2の画像領域42内の歪を補正した第2の入力座標の画素値を第2の画像領域42内の出力座標の画素値として合成部25に出力する。第3の変換部24は、入力画像内の第3の画像領域43内の歪を補正した第3の入力座標の画素値を第3の画像領域43内の出力座標の画素値として合成部25に出力する。
合成部25は、第1の変換部21からの第1の画像領域41内の出力座標の画素値と、第2の変換部22からの第2の画像領域42内の出力座標の画素値と、第3の変換部24からの第3の画像領域43内の出力座標の画素値とを合成した出力画像をナビゲーション装置3に出力する。図13は、出力画像の一例を示す説明図である。尚、出力画像は、図13に示すように第1の歪を補正した第1の画像領域41と、第2の歪を補正した第2の画像領域42と、第3の歪を補正した第3の画像領域43とを含む画像である。出力画像は、例えば、第1の画像領域41と第2の画像領域42との間に第3の画像領域43が配置されることになる。
そして、ナビゲーション装置3は、合成部25からの出力画像内の第1の画像領域41上のエリアに進路線50を描画し、図13に示すように、描画後の出力画像を表示装置4に出力する。尚、進路線50は、例えば、横幅が車幅程度の範囲、かつ、奥行きを2メートルの範囲とする。
次に前提技術の画像表示システム1の動作について説明する。尚、説明の便宜上、第1の変換テーブル31、第2の変換テーブル32、第3の変換テーブル34及び割合テーブル33の内容は事前に記憶されているものとする。
第1の変換部21は、第1の変換テーブル31を参照し、撮像素子12にて撮像された入力画像内の第1の画像領域41内の出力座標毎に、第1の歪を補正した第1の入力座標の画素値を第1の画像領域41内の出力座標の画素値として合成部25に出力する。第2の変換部22は、第2の変換テーブル32を参照し、撮像素子12にて撮像された入力画像内の第2の画像領域42内の出力座標毎に、第2の歪を補正した第2の入力座標の画素値を第2の画像領域42内の出力座標の画素値として合成部25に出力する。第3の変換部24は、第3の変換テーブル34を参照し、撮像素子12にて撮像された入力画像内の第3の画像領域43内の出力座標毎に、第3の歪を補正した第3の入力座標の画素値を第3の画像領域43内の出力座標の画素値として合成部25に出力する。
合成部25は、第1の変換部21からの第1の画像領域41内の出力座標の画素値と、第2の変換部22からの第2の画像領域42内の出力座標の画素値と、第3の変換部24からの第3の画像領域43内の出力座標の画素値とを合成して出力画像を生成する。合成部25は、生成した出力画像をナビゲーション装置3に出力する。ナビゲーション装置3は、合成部25からの出力画像内の第1の画像領域41のエリアに進路線50を描画し、進路線50を描画した出力画像を表示装置4に出力する。進路線50の生成にあたっては第1の画像領域41に適用されている第1の歪み補正と同じ補正処理を進路線50の元データに対し行う。その結果、利用者は、進路線50は出力画像上を車両がどのように進むかを出力画像上に重畳表示することができる。
ナビゲーション装置3は、前述の通り歪曲収差のみを持つ、又は、歪を持たないような第1の歪み補正の画像部分において、進路線のデータに対し同様な画像変換を行なった進路線を重畳する。前述の通り、この画像変換を行うための変換テーブルは容量の小さいメモリに格納が可能なため、メモリ容量を小さくすることができる。メモリ容量増大に伴うコストアップは抑制される。
しかしながら、車両に対する撮像装置2の取付位置は、例えば、車種等に応じて一定ではなく、取付位置が異なると、撮像装置2で撮像する撮像方向も異なるため、入力画像の撮像範囲も異なる。撮像装置2で撮像した入力画像は、取付位置に応じてナビゲーション装置3で進路線50を描画する第1の画像領域41の範囲も変化する。従って、表示装置4では、取付位置毎に異なる画像の出力座標と入力座標とを対応付けるテーブルが取付位置毎に必要となるため、メモリ容量が増大して製品のコストアップを招く。
また、撮像装置2で撮像した入力画像は、車両のハンドルの回転角度等の車両情報の変化に応じて、ナビゲーション装置3で進路線50を描画する第1の画像領域41の範囲が変化する。従って、表示装置4では、ハンドルの回転角度毎に異なる画像の出力座標と入力座標とを対応付けるテーブルがハンドル回転角度毎に必要となるため、メモリ容量が増大して製品のコストアップを招く。
そこで、例えば、進路線50を描画する第1の画像領域41内の範囲の変化に順応できる画像表示システム1を提供すべく、その実施の形態につき、実施例1として以下に説明する。尚、前提技術と同一の構成には、同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
図14は、実施例1の撮像装置2Aの構成の一例を示す説明図である。図14に示す撮像装置2A内の制御部20は、第1の変換部21と、第2の変換部22と、算出部23と、第3の変換部24と、合成部25とを有する。撮像装置2A内の記憶部30は、第1の変換テーブル31、ディストーションテーブル31A、第2の変換テーブル32、割合テーブル33及び第3の変換テーブル34を有する。
図15Aは、第1-1の取付位置の撮像装置2Aで撮像した原画像の第1の歪補正後の画像の一例を示す説明図である。尚、第1-1の取付位置は、例えば、高さ100cm、左右中央、チルト角度40度の状態で車両後部に取り付けた撮像装置2Aの取付位置である。図15Aに示す画像は、第1-1の取付位置の撮像装置2Aで撮像した原画像の第1の歪補正後の画像であって、第1-1の所定画像領域S1を含む画像である。尚、図15Aに示す第1-1の所定画像領域S1は、説明の便宜上、実際に地面に描かれた範囲であって、車両後端から奥行き50cmの線と、奥行き100cmの線と、奥行き200cmの線と、車幅を示す線とを含むものとする。
図15Bは、第1-2の取付位置の撮像装置2Aで撮像した原画像の第1の歪補正後の画像の一例を示す説明図である。尚、第1-2の取付位置は、例えば、高さ80cm、左5cm、チルト角度40度の状態で車両後部に取り付けた撮像装置2Aの取付位置である。図15Bに示す画像も、第1-2の取付位置の撮像装置2Aで撮像した原画像の第1の歪補正後の画像であって、第1-2の所定画像領域S2を含む画像である。尚、図15Bに示す第1-2の所定画像領域S2は、説明の便宜上、実際に地面に描かれた範囲であって、車両後端から奥行き50cmの線と、奥行き100cmの線と、奥行き200cmの線と、車幅を示す線とを含むものとする。図15Aに示す画像と図15Bに示す画像とは、撮像範囲が異なるため、第1-1の所定画像領域S1及び第1-2の所定画像領域S2の範囲が異なる。
図16Aは、第1-1の取付位置の撮像装置2Aで撮像した第1の歪補正後の画像内の第1-1の所定画像領域S1の一例を示す説明図である。図16Aに示す画像は、第1-1の取付位置の撮像装置2Aで撮像した第1の歪補正後の画像である。図16Aに示す画像内の中央部分、例えば、車両後端から奥行き200cm×車幅の範囲を枠で囲むことで、画像内に第1-1の所定画像領域S1を特定できる。第1-1の所定画像領域S1は、第1-1の取付位置の撮像装置2Aで撮像した第1の歪補正後の画像内の第1の画像領域41αの一部となる。
図16Bは、第1-2の取付位置の撮像装置2Aで撮像した第1の歪補正後の画像内の第1-2の所定画像領域S2の一例を示す説明図である。図16Bに示す画像は、第1-2の取付位置の撮像装置2Aで撮像した第1の歪補正後の画像である。図16Bに示す画像内の中央部分、例えば、車両後端から奥行き200cm×車幅の範囲を枠で囲むことで、画像内に第1-2の所定画像領域S2を特定できる。第1-2の所定画像領域S2は、第1-2の取付位置の撮像装置2Aで撮像した第1の歪補正後の画像内の第1の画像領域41αの一部となる。
図17Aは、第1-1の取付位置での第1の歪補正後の画像内の第1-1の所定画像領域S1と第1-1の所定画像領域S1以外の画像領域とを明暗で表現した説明図である。画像内の第1-1の所定画像領域S1は、図17Aに示すように白地で表現した。画像内の第1-1の所定画像領域S1以外の画像領域は、第2の画像領域42α及び第3の画像領域43αの一部であって、図17Aに示すように黒地で表現した。
図17Bは、第1-2の取付位置での第1の歪補正後の画像内の第1-2の所定画像領域S2と第1-2の所定画像領域S2以外の画像領域とを明暗で表現した説明図である。画像内の第1-2の所定画像領域S2は、図17Bに示すように白地で表現した。画像内の第1-2の所定画像領域S2以外の画像領域は、第2の画像領域42α及び第3の画像領域43αの一部であって、図17Bに示すように黒地で表現した。
図18は、第1の画像領域41αと第1の画像領域41α以外の画像領域とを明暗で表現した説明図である。図18に示す第1の画像領域41αは、白地で表現した通り、図17Aに示す第1-1の所定画像領域S1と、図17Bに示す第1-2の所定画像領域S2とを全て包含した画像領域である。第1の画像領域41α以外の画像領域は、黒地で表現した通り、第2の画像領域42α及び第3の画像領域43αとなる。
図19は、実施例1の第1の画像領域41αと、第2の画像領域42αと、第3の画像領域43αとを明暗で表現した説明図である。図19に示す第1の画像領域41αは、第1-1の所定画像領域S1と第1-2の所定画像領域S2とを全て包含した画像領域である。そして、図19に示す画像内の第1の画像領域41αは白地、第2の画像領域42αは黒地、第1の画像領域41αと第2の画像領域42αとの境界である第3の画像領域43αはグラデーションで表現した。輝度が100%である白地は、第1の画像領域41αであることを示す。輝度が0%である黒地は、第2の画像領域42αであることを示す。明暗が白である100%未満、かつ、黒である0%を超えている部分は、第3の画像領域43αであることを示している。この明暗のグラデーションで表現された部分は第1の歪補正により出力される出力座標の画素の輝度と第2の歪補正により出力される出力座標の画素の輝度とを加重平均し新たな出力座標とする第3の歪補正における加重平均の割合を示している。尚、加重平均の詳細な方法については後述する。
第1の変換部21は、入力画像40の第1の画像領域41α内の画素毎に第1の歪補正を施し出力する。尚、第1の画像領域41α内の画素は、例えば、第1の入力座標の画素値とも言える。第1の変換部21は、例えば、第1の変換テーブル31を参照し、入力画像40内の第1の画像領域41α内の歪を補正した第1の入力座標の画素値を出力画像内の出力座標の画素値として合成部25に出力する。第1の変換テーブル31は、出力画像の出力座標毎に、入力画像内の歪を補正した画素値の第1の入力座標を対応付けて管理するテーブルである。
第2の変換部22は、入力画像40の第2の画像領域42α内の画素毎に第2の歪補正を施し出力する。尚、第2の画像領域42α内の画素は、例えば、第2の入力座標の画素値と言える。第2の変換部22は、例えば、第2の変換テーブル32を参照し、入力画像40内の第2の画像領域42α内の歪を補正した第2の入力座標の画素値を出力画像内の第2の出力座標の画素値として合成部25に出力する。第2の変換テーブル32は、第2の画像領域42内の第2の入力座標毎に、第2の歪を補正した画素値の第2の入力座標を対応付けて管理するテーブルである。
算出部23は、入力画像41内の第3の画像領域43α内の歪を補正した画素値の出力座標毎に、第3の画像領域43α内の出力座標から直近の第1の画像領域41α内の出力座標までの第1の距離と、第3の画像領域43α内の出力座標から直近の第2の画像領域42α内の出力座標までの第2の距離との比率を算出する。更に、算出部23は、その比率を割合として、出力座標毎に割合テーブル33内に記憶する。
割合テーブル33は、図19に示すように第1の画像領域41α、第2の画像領域42αと第3の画像領域43α内の画素毎の加重平均の割合を管理している。尚、第1の画像領域41αは、例えば、n箇所の取付位置毎に撮像した入力画像内の第1-1~第1-nの所定画像領域S1~Snを全て包含する範囲である。
算出部23は、入力画像41の画素毎に第1の歪補正を施して得られた出力と第2の歪補正を施して得られた出力とを入力とし、それらを加重平均して出力する。算出部23は、例えば、割合テーブル33を参照し、出力座標毎の割合(第1の距離:第2の距離)に応じて第1の入力座標及び第2の入力座標を補正する。算出部23は、割合補正後の第1の入力座標及び割合補正後の第2の入力座標同士を加算することで出力画像の第3の入力座標を算出する。
算出部23は、例えば、第1の歪を補正した画素値の第1の入力座標をf(x,y)で算出する。算出部23は、例えば、第2の歪を補正した画素値の第2の入力座標をg(x,y)で算出する。算出部23は、例えば、第3の歪を補正した画素値の第3の入力座標を(数式1)で算出する。算出部23は加重平均処理を行う。算出部23は、割合テーブル33を参照し、出力座標の割合をn%とした場合、第1の入力座標f(x,y)×n%で第1の入力座標を割合補正する。更に、算出部23は、割合テーブル33を参照し、第2の入力座標g(x,y)×(100%-n%)で第2の入力座標を割合補正する。更に、算出部23は、割合補正後の第1の入力座標と割合補正後の第2の入力座標とを加算して第3の入力座標を出力座標毎に算出する。つまり、算出部23は、割合テーブル33を参照して、f(x,y)×n%+g(x,y)×(100%-n%)の(数式1)で第3の入力座標を出力座標毎に算出する。算出部23は、割合テーブル33内の出力座標に対応する割合を参照し、例えば、出力座標の割合が50%の場合、出力座標に対応する第1の入力座標の50%と、出力座標に対応する第2の入力座標の50%とを加算する。そして、算出部23は、その加算値を第3の入力座標として算出し、出力座標に対応する第3の入力座標を第3の変換テーブル34内に記憶することになる。
算出部23は、出力座標毎に、第3の入力座標を第3の変換テーブル34に記憶する。第3の変換部24は、入力画像の第3の画像領域43α内の画素毎に第3の歪補正を施し出力する。尚、第3の画像領域43α内の画素は、例えば、第3の入力座標の画素値と言える。第3の変換部24は、例えば、第3の変換テーブル34を参照し、入力画像40内の第3の画像領域43α内の歪を補正した第3の入力座標の画素値を第3の画像領域43α内の出力座標の画素値として出力する。第3の変換部24は、第3の画像領域43内の出力座標毎の画素値を合成部25に出力する。
つまり、第1の変換部21は、入力画像内の第1の画像領域41α内の第1の歪を補正した第1の入力座標の画素値を第1の画像領域41α内の出力座標の画素値として合成部25に出力する。第2の変換部22は、入力画像内の第2の画像領域42α内の第2の歪を補正した第2の入力座標の画素値を第2の画像領域42α内の出力座標の画素値として合成部25に出力する。第3の変換部24は、第3の変換テーブル34を参照して、入力画像内の第3の画像領域43α内の第3の歪を補正した第3の入力座標の画素値を第3の画像領域43α内の出力座標の画素値として合成部25に出力する。
合成部25は、第1の変換部21からの第1の画像領域41α内の出力座標の画素値と、第2の変換部22からの第2の画像領域42α内の出力座標の画素値と、第3の変換部24からの第3の画像領域43α内の出力座標の画素値とを合成した出力画像をナビゲーション装置3に出力する。
図20Aは、第1-1の取付位置の撮像装置2Aで撮像した際の出力画像の一例を示す説明図である。尚、出力画像は、図20Aに示すように第1の歪を補正した第1の画像領域41αと、第2の歪を補正した第2の画像領域42αと、第3の歪を補正した第3の画像領域43αとを含む画像である。出力画像は、例えば、第1の画像領域41Aと第2の画像領域42αとの間に第3の画像領域43αが配置されることになる。合成部25は、第1-1の取付位置の入力画像を取得した場合でも、視認性の優れた出力画像を円滑に出力できる。そして、ナビゲーション装置3は、第1-1の取付位置で撮像した画像でも、合成部25からの出力画像内の第1の画像領域41α上のエリアに進路線50を描画し、図20Aに示すように、描画後の出力画像を表示装置4に出力する。
また、図20Bは、第1-2の取付位置で撮像した際の出力画像の一例を示す説明図である。尚、出力画像は、図20Bに示すように第1の歪を補正した第1の画像領域41αと、第2の歪を補正した第2の画像領域42αと、第3の歪を補正した第3の画像領域43αとを含む画像である。出力画像は、例えば、第1の画像領域41αと第2の画像領域42αとの間に第3の画像領域43αが配置されることになる。合成部25は、第1-2の取付位置の入力画像を取得した場合でも、視認性の優れた出力画像を円滑に出力できる。そして、ナビゲーション装置3は、第1-2の取付位置で撮像した画像でも、合成部25からの出力画像内の第1の画像領域41α上のエリアに進路線50を描画し、図20Bに示すように、描画後の出力画像を表示装置4に出力する。
実施例1の撮像装置2Aでは、n箇所の取付位置毎に異なる各所定画像領域S1~Snを全て包含する範囲を第1の画像領域41αとし、第1の画像領域41αを基本にして第2の画像領域42α及び第3の画像領域43αを特定する。更に、撮像装置2Aは、第1の画像領域41α、第2の画像領域42α及び第3の画像領域43α内の画素毎の第1の入力座標及び第2の入力座標の割合を示す割合テーブル33を生成する。更に、撮像装置2Aは、割合テーブル33に基づき、第3の変換テーブル34を生成する。そして、撮像装置2Aは、第3の変換テーブル34を参照し、歪み補正の画像変換処理を実行する。その結果、撮像装置2Aの取付位置が第1-1の取付位置と第1-nの取付位置との間の場合でも、当該取付位置で撮像した入力画像から速やかに第1の歪補正、第2の歪補正及び第3の歪補正を円滑に実現できる。つまり、見やすい歪み補正としては不十分なレンズ自体の歪みだけを補正する部分を最小化でき、自然に見える領域が増えることで視認性を良好に保つことができる。
つまり、撮像装置2Aでは、第1-1の取得位置から第1-nの取得位置までの所定画像領域S1~Snからで形成した第1の画像領域41αに基づき、第3の変換テーブル34を生成する。その結果、第1-1の取付位置から第1-nの取付位置までの範囲内の取付位置の入力画像を取得した場合でも、第3の変換テーブル34を参照して取付位置の変化に順応した視認性の良好な出力画像を出力できる。しかも、表示装置4では、出力座標と入力座標とを対応付けるテーブルを取付位置毎に備える必要がなくなるため、メモリ容量を小さくして製品のコストアップを抑制できる。
尚、実施例1の撮像装置2Aでは、例えば、2箇所の取付位置の所定画像領域S1及びS2で第1の画像領域41αの範囲を定める場合を例示した。しかしながら、2箇所の取付位置に限定されるものではなく、n箇所の取付位置の所定画像領域S1~Snで第1の画像領域41αの範囲としても良く、適宜変更可能である。
上記実施例1の撮像装置2Aでは、取付位置毎に異なる所定画像領域S1~Snで第1の画像領域41αの範囲とする場合を例示したが、同一取付位置の場合でも、撮像装置2Aのレンズ11のチルト角度毎にn箇所の所定画像領域S11~S1nの範囲が異なる。尚、チルト角度は、撮像装置2Aのレンズ11の上下方向の傾き角度である。従って、チルト角度毎に異なる所定画像領域S11~Snで第1の画像領域41αの範囲としても良く、その実施の形態につき、実施例2として以下に説明する。尚、実施例1と同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
図21Aは、実施例2の第1-1のチルト角度位置の撮像装置2Aで撮像した原画像の第1の歪補正後の画像の一例を示す説明図である。第1-1のチルト角度位置は、例えば、高さ100cm、左右中央、チルト角度0度の状態で車両後部に取り付けた撮像装置2Aの取付位置である。図21Aに示す画像は、第1-1のチルト角度位置の撮像装置2Aで撮像した原画像の第1の歪補正後の画像であって、第1-1の所定画像領域S11を含むものである。図21Aに示す第1-1の所定画像領域S11は、説明の便宜上、実際に地面に描かれた範囲であって、車両後端から奥行き50cmの線と、奥行き100cmの線と、奥行き200cmの線と、車幅を示す線とを含むものとする。
図21Bは、第1-2のチルト角度位置の撮像装置2Aで撮像した原画像の第1の歪補正後の画像の一例を示す説明図である。第1-2のチルト角度位置は、例えば、高さ100cm、左右中央、チルト角度20度の状態で車両後部に取り付けた撮像装置2Aの取付位置である。図21Bに示す画像も、第1-2のチルト角度位置の撮像装置2Aで撮像した原画像の第1の歪補正後の画像であって、第1-2の所定画像領域S12を含む画像である。尚、図21Bに示す第1-2の所定画像領域S12は、説明の便宜上、実際に地面に描かれた範囲であって、車両後端から奥行き50cmの線と、奥行き100cmの線と、奥行き200cmの線と、車幅を示す線とを含むものとする。
図21Cは、第1-3のチルト角度位置の撮像装置2Aで撮像した原画像の第1の歪補正後の画像の一例を示す説明図である。第1-3のチルト角度位置は、例えば、高さ100cm、左右中央、チルト角度40度の状態で車両後部に取り付けた撮像装置2Aの取付位置である。図21Cに示す画像も、第1-3のチルト角度位置の撮像装置2Aで撮像した原画像の第1の歪補正後の画像であって、第1-3の所定画像領域S13を含む画像である。尚、図21Cに示す第1-3の所定画像領域S13は、説明の便宜上、実際に地面に描かれた範囲であって、車両後端から奥行き50cmの線と、奥行き100cmの線と、奥行き200cmの線と、車幅を示す線とを含むものとする。
図21Dは、第1-4のチルト角度位置の撮像装置2Aで撮像した原画像の第1の歪補正後の画像の一例を示す説明図である。第1-4のチルト角度位置は、例えば、高さ100cm、左右中央、チルト角度60度の状態で車両後部に取り付けた撮像装置2Aの取付位置である。図21Dに示す画像も、第1-4のチルト角度位置の撮像装置2Aで撮像した原画像の第1の歪補正後の画像であって、第1-4の所定画像領域S14を含む画像である。尚、図21Dに示す第1-4の所定画像領域S14は、説明の便宜上、実際に地面に描かれた範囲であって、車両後端から奥行き50cmの線と、奥行き100cmの線と、奥行き200cmの線と、車幅を示す線とを含むものとする。同一取付位置でもチルト角度が異なる場合には、図21A~図21Dに示すように第1-1~第1-4の所定画像領域S11~S14の範囲が異なる。
図22Aは、第1-1のチルト角度位置の撮像装置2Aで撮像した第1の歪補正後の画像内の第1-1の所定画像領域S11の一例を示す説明図である。図22Aに示す画像は、第1-1のチルト角度位置の撮像装置2Aで撮像した第1の歪補正後の画像である。図22Aに示す画像内の中央部分、例えば、車両後端から奥行き200cm×車幅の範囲を枠で囲むことで、画像内に第1-1の所定画像領域S11を特定できる。第1-1の所定画像領域S11は、第1-1のチルト角度位置の撮像装置2Aで撮像した第1の歪補正後の画像内の第1の画像領域41αの一部となる。
図22Bは、第1-2のチルト角度位置の撮像装置2Aで撮像した第1の歪補正後の画像内の第1-2の所定画像領域S12の一例を示す説明図である。図22Bに示す画像は、第1-2のチルト角度位置の撮像装置2Aで撮像した第1の歪補正後の画像である。図22Bに示す画像内の中央部分、例えば、車両後端から奥行き200cm×車幅の範囲を枠で囲むことで、画像内に第1-2の所定画像領域S12を特定できる。第1-2の所定画像領域S12は、第1-2のチルト角度位置の撮像装置2Aで撮像した第1の歪補正後の画像内の第1の画像領域41αの一部となる。
図22Cは、第1-3のチルト角度位置の撮像装置2Aで撮像した第1の歪補正後の画像内の第1-3の所定画像領域S13の一例を示す説明図である。図22Cに示す画像は、第1-3のチルト角度位置の撮像装置2Aで撮像した第1の歪補正後の画像である。図22Cに示す画像内の中央部分、例えば、車両後端から奥行き200cm×車幅の範囲を枠で囲むことで、画像内に第1-3の所定画像領域S13を特定できる。第1-3の所定画像領域S13は、第1-3のチルト角度位置の撮像装置2Aで撮像した第1の歪補正後の画像内の第1の画像領域41αの一部となる。
図22Dは、第1-4のチルト角度位置の撮像装置2Aで撮像した第1の歪補正後の画像内の第1-4の所定画像領域S14の一例を示す説明図である。図22Dに示す画像は、第1-4のチルト角度位置の撮像装置2Aで撮像した第1の歪補正後の画像である。図22Dに示す画像内の中央部分、例えば、車両後端から奥行き200cm×車幅の範囲を枠で囲むことで、画像内に第1-4の所定画像領域S14を特定できる。第1-4の所定画像領域S14は、第1-4のチルト角度位置の撮像装置2Aで撮像した第1の歪補正後の画像内の第1の画像領域41αの一部となる。
図23Aは、第1-1のチルト角度位置での第1の歪補正後の画像内の第1-1の所定画像領域S11と第1-1の所定画像領域S11以外の画像領域とを明暗で表現した説明図である。画像内の第1-1の所定画像領域S11は、図23Aに示すように白地で表現した。画像内の第1-1の所定画像領域S11以外の画像領域は、第2の画像領域42α及び第3の画像領域43αの一部であって、図23Aに示すように黒地で表現した。
図23Bは、第1-2のチルト角度位置での第1の歪補正後の画像内の第1-2の所定画像領域S12と第1-2の所定画像領域S12以外の画像領域とを明暗で表現した説明図である。画像内の第1-2の所定画像領域S12は、図23Bに示すように白地で表現した。画像内の第1-2の所定画像領域S12以外の画像領域は、第2の画像領域42α及び第3の画像領域43αの一部であって、図23Bに示すように黒地で表現した。
図23Cは、第1-3のチルト角度位置での第1の歪補正後の画像内の第1-3の所定画像領域S13と第1-3の所定画像領域S13以外の画像領域とを明暗で表現した説明図である。画像内の第1-3の所定画像領域S13は、図23Cに示すように白地で表現した。画像内の第1-3の所定画像領域S13以外の画像領域は、第2の画像領域42α及び第3の画像領域43αの一部であって、図23Cに示すように黒地で表現した。
図23Dは、第1-4のチルト角度位置での第1の歪補正後の画像内の第1-4の所定画像領域S14と第1-4の所定画像領域S14以外の画像領域とを明暗で表現した説明図である。画像内の第1-4の所定画像領域S14は、図23Dに示すように白地で表現した。画像内の第1-4の所定画像領域S14以外の画像領域は、第2の画像領域42α及び第3の画像領域43αの一部であって、図23Dに示すように黒地で表現した。
図24は、第1の画像領域41αと第1の画像領域41α以外の画像領域とを明暗で表現した説明図である。図24に示す第1の画像領域41αは、白地で表現した通り、図23A~図23Bに示す第1-1~第1-4の所定画像領域S11~S14を全て包含した画像領域である。第1の画像領域41α以外の画像領域は、黒地で表現した通り、第2の画像領域42α及び第3の画像領域43αである。
図25は、実施例2の第1の画像領域41αと、第2の画像領域42αと、第3の画像領域43αとを明暗で表現した説明図である。図25に示す第1の画像領域41αは、第1-1~第1-4の所定画像領域S11~S14を全て包含した画像領域である。そして、図25に示す画像内の第1の画像領域41αは白地、第2の画像領域42αは黒地、第1の画像領域41αと第2の画像領域42αとの境界である第3の画像領域43αはグラデーションで表現できる。輝度が100%である白地は、第1の画像領域41αであることを示す。輝度が0%である黒地は、第2の画像領域42αであることを示す。明暗が白である100%未満、かつ、黒である0%を超えている部分は、第3の画像領域43αであることを示している。この明暗は第1の歪補正により出力される出力座標と画像と第2の歪補正により出力される出力座標とを加重平均し新たな出力座標とする第3の歪補正における加重平均の割合を示している。
割合テーブル33は、図25に示すように第1の画像領域41α、第2の画像領域42αと第3の画像領域43α内の画素毎の加重平均の割合を管理している。尚、第1の画像領域41αは、例えば、n箇所の取付位置毎に撮像した入力画像内の第1-1~第1-nの所定画像領域S1~Snを全て包含する範囲とする。つまり、割合テーブル33は、第1の画像領域41αを含む画像内の出力座標毎の第1の入力座標と第2の入力座標の加重平均の割合を管理している。
第1の変換部21は、入力画像内の第1の画像領域41α内の第1の歪を補正した第1の入力座標の画素値を第1の画像領域41α内の出力座標の画素値として合成部25に出力する。第2の変換部22は、入力画像内の第2の画像領域42α内の第2の歪を補正した第2の入力座標の画素値を第2の画像領域42α内の出力座標の画素値として合成部25に出力する。第3の変換部24は、第3の変換テーブル34を参照して、入力画像内の第3の画像領域43αの第3の歪を補正した第3の入力座標の画素値を第3の画像領域43α内の出力座標の画素値として合成部25に出力する。
合成部25は、第1の変換部21からの第1の画像領域41α内の出力座標の画素値と、第2の変換部22からの第2の画像領域42α内の出力座標の画素値と、第3の変換部24からの第3の画像領域43α内の出力座標の画素値とを合成した出力画像をナビゲーション装置3に出力する。
図26Aは、第1-1のチルト角度位置の撮像装置2Aで撮像した際の出力画像の一例を示す説明図である。尚、出力画像は、図26Aに示すように第1の歪を補正した第1の画像領域41αと、第2の歪を補正した第2の画像領域42αと、第3の歪を補正した第3の画像領域43αとを含む画像である。出力画像は、例えば、第1の画像領域41αと第2の画像領域42αとの間に第3の画像領域43αが配置されることになる。合成部25は、第1-1のチルト角度位置の入力画像を取得した場合でも、視認性の優れた出力画像を円滑に出力できる。そして、ナビゲーション装置3は、第1-1のチルト角度位置で撮像した画像でも、合成部25からの出力画像内の第1の画像領域41α上のエリアに進路線50を描画し、図26Aに示すように、描画後の出力画像を表示装置4に出力する。
また、図26Bは、第1-2のチルト角度位置の撮像装置2Aで撮像した際の出力画像の一例を示す説明図である。尚、出力画像は、図26Bに示すように第1の歪を補正した第1の画像領域41αと、第2の歪を補正した第2の画像領域42αと、第3の歪を補正した第3の画像領域43αとを含む画像である。出力画像は、例えば、第1の画像領域41αと第2の画像領域42αとの間に第3の画像領域43αが配置されることになる。合成部25は、第1-2のチルト角度位置の入力画像を取得した場合でも、視認性の優れた出力画像を円滑に出力できる。そして、ナビゲーション装置3は、第1-2のチルト角度位置で撮像した画像でも、合成部25からの出力画像内の第1の画像領域41α上のエリアに進路線50を描画し、図26Bに示すように、描画後の出力画像を表示装置4に出力する。
また、図26Cは、第1-3のチルト角度位置の撮像装置2Aで撮像した際の出力画像の一例を示す説明図である。尚、出力画像は、図26Cに示すように第1の歪を補正した第1の画像領域41αと、第2の歪を補正した第2の画像領域42αと、第3の歪を補正した第3の画像領域43αとを含む画像である。出力画像は、例えば、第1の画像領域41αと第2の画像領域42αとの間に第3の画像領域43αが配置されることになる。合成部25は、第1-3のチルト角度位置の入力画像を取得した場合でも、視認性の優れた出力画像を円滑に出力できる。そして、ナビゲーション装置3は、第1-3のチルト角度位置で撮像した画像でも、合成部25からの出力画像内の第1の画像領域41α上のエリアに進路線50を描画し、図26Cに示すように、描画後の出力画像を表示装置4に出力する。
また、図26Dは、第1-4のチルト角度位置の撮像装置2Aで撮像した際の出力画像の一例を示す説明図である。尚、出力画像は、図26Dに示すように第1の歪を補正した第1の画像領域41αと、第2の歪を補正した第2の画像領域42αと、第3の歪を補正した第3の画像領域43αとを含む画像である。出力画像は、例えば、第1の画像領域41αと第2の画像領域42αとの間に第3の画像領域43αが配置されることになる。合成部25は、第1-4のチルト角度位置の入力画像を取得した場合でも、視認性の優れた出力画像を円滑に出力できる。そして、ナビゲーション装置3は、第1-4のチルト角度位置で撮像した画像でも、合成部25からの出力画像内の第1の画像領域41α上のエリアに進路線50を描画し、図26Dに示すように、描画後の出力画像を表示装置4に出力する。
実施例2の撮像装置2Aでは、n個のチルト角度位置毎に異なる各所定画像領域S11~Snを全て包含する範囲で第1の画像領域41αの範囲をし、第1の画像領域41αを基本にして第2の画像領域42α及び第3の画像領域43αを特定する。更に、撮像装置2Aは、第1の画像領域41α、第2の画像領域42α及び第3の画像領域43α内の画素毎の第1の入力座標及び第2の入力座標の割合を示す割合テーブル33を生成する。更に、撮像装置2Aは、割合テーブル33に基づき、第3の変換テーブル34を生成する。そして、撮像装置2Aは、第3の変換テーブル34を参照し、歪み補正の画像変換処理を実行する。その結果、撮像装置2Aのチルト角度位置が第1-1のチルト角度位置と第1-nのチルト角度位置との間の場合でも、当該チルト角度位置で撮像した入力画像から速やかに第1の歪補正、第2の歪補正及び第3の歪補正を円滑に実現できる。つまり、見やすい歪み補正としては不十分なレンズ自体の歪みだけを補正する部分を最小化でき、自然に見える領域が増えることで視認性を良好に保つことができる。
つまり、撮像装置2Aでは、第1-1のチルト角度位置から第1-nのチルト角度位置までの所定画像領域S11~Snを全て包含する範囲の第1の画像領域41αに基づき、第3の変換テーブル34を生成する。その結果、第1-1のチルト角度位置から第1-nのチルト角度位置までの範囲内のチルト角度位置の入力画像を取得した場合でも、第3の変換テーブル34を参照してチルト角度位置の変化に順応した視認性の良好な出力画像を出力できる。しかも、表示装置4では、出力座標と入力座標とを対応付けるテーブルがチルト角度位置毎に備える必要がなくなるため、メモリ容量が小さくして製品のコストアップを抑制できる。
上記実施例2の撮像装置2Aでは、チルト角度が0度、20度、40度、60度の場合を例示したが、これらに限定されるものではなく、n個のチルト角度を使用しても良く、適宜変更可能である。
上記実施例2の撮像装置2Aでは、チルト角度位置毎に異なる所定画像領域Snから第1の画像領域41αの範囲を定める場合を例示した。しかしながら、チルト角度に限定されるものではなく、例えば、パン角度やロール角度等に適用しても良く、同様の効果が得られることは言うまでもない。尚、パン角度は、例えば、左右方向の傾き角度、ロール角度は、例えば、回転方向の傾き角度である。
また、実施例1及び2の撮像装置2Aでは、取付位置やチルト角度位置に応じて異なる所定画像領域S1(S11)~Snで第1の画像領域41αの範囲を定める場合を例示した。しかしながら、車両ハンドルの回転角度等の車両情報に応じて所定画像領域S1(S11)~Snで第1の画像領域41αの範囲を定めても良く、その実施の形態につき、実施例3として以下に説明する。
図27は、5種類のハンドル回転角度を左回転で車両を後退させた際の車両後端位置と車両軌跡との関係の一例を示す説明図である。図27では、車両後端の中心位置が50cm後退、100cm後退、200cm後退した場合の車両後端の右側軌跡、車両後端の左右中心の軌跡及び車両後端の左側の軌跡の推移を示している。
図28Aは、実施例3の第1-1のハンドル回転角度時の原画像の第1の歪補正後の画像の一例を示す説明図である。第1-1のハンドル回転角度は、例えば、高さ100cm、左右中央、チルト角度0度の状態で車両後部に撮像装置2Aが取り付けられた状態で、車両ハンドルを左2回転にした状態である。図28Aに示す画像は、第1-1のハンドル回転角度時の原画像の第1の歪補正後の画像であって、第1-1の所定画像領域S21を含む画像である。尚、図28Aに示す第1-1の所定画像領域S21は、説明の便宜上、実際に地面に描かれた範囲であって、車両後端から奥行き50cmの線と、奥行き100cmの線と、奥行き200cmの線と、車幅を示す線とを含むものとする。
図28Bは、第1-2のハンドル回転角度時の原画像の第1の歪補正後の画像の一例を示す説明図である。第1-2のハンドル回転角度は、例えば、高さ100cm、左右中央、チルト角度0度の状態で車両後部に撮像装置2Aが取り付けられた状態で、車両ハンドルを左1回転にした状態である。図28Bに示す画像も、第1-2のハンドル回転角度時の原画像の第1の歪補正後の画像であって、第1-2の所定画像領域S22を含む画像である。尚、図28Bに示す第1-2の所定画像領域S22は、説明の便宜上、実際に地面に描かれた範囲であって、車両後端から奥行き50cmの線と、奥行き100cmの線と、奥行き200cmの線と、車幅を示す線とを含むものとする。
図28Cは、第1-3のハンドル回転角度時の原画像の第1の歪補正後の画像の一例を示す説明図である。第1-3のハンドル回転角度は、例えば、高さ100cm、左右中央、チルト角度0度の状態で車両後部に撮像装置2Aが取り付けられた状態で、車両ハンドルを0回転にした状態である。図28Cに示す画像も、第1-3のハンドル回転角度時の原画像の第1の歪補正後の画像であって、第1-3の所定画像領域S23を含む画像である。尚、図28Cに示す第1-3の所定画像領域S23は、説明の便宜上、実際に地面に描かれた範囲であって、車両後端から奥行き50cmの線と、奥行き100cmの線と、奥行き200cmの線と、車幅を示す線とを含むものとする。
図28Dは、第1-4のハンドル回転角度時の原画像の第1の歪補正後の画像の一例を示す説明図である。第1-4のハンドル回転角度は、例えば、高さ100cm、左右中央、チルト角度0度の状態で車両後部に撮像装置2Aが取り付けられた状態で、車両ハンドルを右1回転にした状態である。図28Dに示す画像も、第1-4のハンドル回転角度時の原画像の第1の歪補正後の画像であって、第1-4の所定画像領域S24を含む画像である。尚、図28Dに示す第1-4の所定画像領域S24は、説明の便宜上、実際に地面に描かれた範囲であって、車両後端から奥行き50cmの線と、奥行き100cmの線と、奥行き200cmの線と、車幅を示す線とを含むものとする。
図28Eは、第1-5のハンドル回転角度時の原画像の第1の歪補正後の画像の一例を示す説明図である。第1-5のハンドル回転角度は、例えば、高さ100cm、左右中央、チルト角度0度の状態で車両後部に撮像装置2Aが取り付けられた状態で、車両ハンドルを右2回転にした状態である。図28Eに示す画像も、第1-5のハンドル回転角度時の原画像の第1の歪補正後の画像であって、第1-5の所定画像領域S25を含む画像である。尚、図28Eに示す第1-5の所定画像領域S25は、説明の便宜上、実際に地面に描かれた範囲であって、車両後端から奥行き50cmの線と、奥行き100cmの線と、奥行き200cmの線と、車幅を示す線とを含むものとする。ハンドル回転角度が変動した場合、図29A~図29Eに示すように、第1-1~第1-5の所定画像領域S21~S25の範囲が異なる。
図29Aは、第1-1のハンドル回転角度時の第1の歪補正後の画像内の第1-1の所定画像領域S21の一例を示す説明図である。図29Aに示す画像は、第1-1のハンドル回転角度時の第1の歪補正後の画像である。図29Aに示す画像内の中央部分、例えば、車両後端から奥行き200cm×車幅の範囲を枠で囲むことで、画像内に第1-1の所定画像領域S21を特定できる。第1-1の所定画像領域S21は、第1-1のハンドル回転角度時の第1の歪補正後の画像内の第1の画像領域41αの一部となる。
図29Bは、第1-2のハンドル回転角度時の第1の歪補正後の画像内の第1-2の所定画像領域S22の一例を示す説明図である。図29Bに示す画像は、第1-2のハンドル回転角度時の第1の歪補正後の画像である。図29Bに示す画像内の中央部分、例えば、車両後端から奥行き200cm×車幅の範囲を枠で囲むことで、画像内に第1-2の所定画像領域S22を特定できる。第1-2の所定画像領域S22は、第1-2のハンドル回転角度時の第1の歪補正後の画像内の第1の画像領域41αの一部となる。
図29Cは、第1-3のハンドル回転角度時の第1の歪補正後の画像内の第1-3の所定画像領域S23の一例を示す説明図である。図29Cに示す画像は、第1-3のハンドル回転角度時の第1の歪補正後の画像である。図29Cに示す画像内の中央部分、例えば、車両後端から奥行き200cm×車幅の範囲を枠で囲むことで、画像内に第1-3の所定画像領域S23を特定できる。第1-3の所定画像領域S23は、第1-3のハンドル回転角度時の第1の歪補正後の画像内の第1の画像領域41αの一部となる。
図29Dは、第1-4のハンドル回転角度時の第1の歪補正後の画像内の第1-4の所定画像領域S24の一例を示す説明図である。図29Dに示す画像は、第1-4のハンドル回転角度時の第1の歪補正後の画像である。図29Dに示す画像内の中央部分、例えば、車両後端から奥行き200cm×車幅の範囲を枠で囲むことで、画像内に第1-4の所定画像領域S24を特定できる。第1-4の所定画像領域S24は、第1-4のハンドル回転角度時の第1の歪補正後の画像内の第1の画像領域41αの一部となる。
図29Eは、第1-5のハンドル回転角度時の第1の歪補正後の画像内の第1-5の所定画像領域S25の一例を示す説明図である。図29Eに示す画像は、第1-5のハンドル回転角度時の第1の歪補正後の画像である。図29Eに示す画像内の中央部分、例えば、車両後端から奥行き200cm×車幅の範囲を枠で囲むことで、画像内に第1-5の所定画像領域S25を特定できる。第1-5の所定画像領域S25は、第1-5のハンドル回転角度時の第1の歪補正後の画像内の第1の画像領域41αの一部となる。
図30Aは、第1-1のハンドル回転角度時の第1の歪補正後の画像内の第1-1の所定画像領域S21と第1-1の所定画像領域S21以外の画像領域とを明暗で表現した説明図である。画像内の第1-1の所定画像領域S21は、図30Aに示すように白地で表現した。画像内の第1-1の所定画像領域S21以外の画像領域は、第2の画像領域42α及び第3の画像領域43αの一部であって、図30Aに示すように黒地で表現した。
図30Bは、第1-2のハンドル回転角度時の第1の歪補正後の画像内の第1-2の所定画像領域S22と第1-2の所定画像領域S22以外の画像領域とを明暗で表現した説明図である。画像内の第1-2の所定画像領域S22は、図30Bに示すように白地で表現した。画像内の第1-2の所定画像領域S22以外の画像領域は、第2の画像領域42α及び第3の画像領域43αの一部であって、図30Bに示すように黒地で表現した。
図30Cは、第1-3のハンドル回転角度時の第1の歪補正後の画像内の第1-3の所定画像領域S23と第1-3の所定画像領域S23以外の画像領域とを明暗で表現した説明図である。画像内の第1-3の所定画像領域S23は、図30Cに示すように白地で表現した。画像内の第1-3の所定画像領域S23以外の画像領域は、第2の画像領域42α及び第3の画像領域43αの一部であって、図30Cに示すように黒地で表現した。
図30Dは、第1-4のハンドル回転角度時の第1の歪補正後の画像内の第1-4の所定画像領域S24と第1-4の所定画像領域S24以外の画像領域とを明暗で表現した説明図である。画像内の第1-4の所定画像領域S24は、図30Dに示すように白地で表現した。画像内の第1-4の所定画像領域S24以外の画像領域は、第2の画像領域42α及び第3の画像領域43αの一部であって、図30Dに示すように黒地で表現した。
図30Eは、第1-5のハンドル回転角度時の第1の歪補正後の画像内の第1-5の所定画像領域S25と第1-5の所定画像領域S25以外の画像領域とを明暗で表現した説明図である。画像内の第1-5の所定画像領域S25は、図30Eに示すように白地で表現した。画像内の第1-5の所定画像領域S25以外の画像領域は、第2の画像領域42α及び第3の画像領域43αの一部であって、図30Eに示すように黒地で表現した。
図31は、第1の画像領域41αと第1の画像領域41α以外の画像領域とを明暗で表現した説明図である。図31に示す第1の画像領域41αは、白地で表現した通り、図30A~図30Eに示す第1-1~第1-5の所定画像領域S21~S25を全て包含した画像領域である。第1の画像領域41α以外の画像領域は、黒地で表現した通り、第2の画像領域42α及び第3の画像領域43αとなる。
図32は、実施例3の第1の画像領域41αと、第2の画像領域42αと、第3の画像領域43αとを明暗で表現した説明図である。図32に示す第1の画像領域41αは、第1-1~第1-5の所定画像領域S21~S25を全て包含した画像領域である。そして、図32に示す画像内の第1の画像領域41αは白地、第2の画像領域42αは黒地、第1の画像領域41αと第2の画像領域42αとの境界である第3の画像領域43αはグラデーションで表現できる。白地は、輝度が100%であるため、第1の画像領域41αであることを示す。黒地は、輝度が0%であるため、第2の画像領域42αであることを示す。明暗が白である100%未満、かつ、黒である0%を超えている部分は、第3の画像領域43であることを示している。この明暗は第1の歪補正により出力される出力座標と画像と第2の歪補正により出力される出力座標とを加重平均し新たな出力座標とする第3の歪補正における加重平均の割合を示している。
割合テーブル33は、図32に示すように第1の画像領域41α、第2の画像領域42α及び第3の画像領域43α内の画素毎の加重平均の割合を管理している。尚、第1の画像領域41αは、例えば、n箇所の取付位置毎に撮像した入力画像内の第1-1~第1-nの所定画像領域S1~Snを全て包含する範囲とする。つまり、割合テーブル33は、第1の画像領域41αを含む画像内の出力座標毎の第1の入力座標と第2の入力座標の加重平均の割合を管理している。
第1の変換部21は、入力画像内の第1の画像領域41α内の第1の歪を補正した第1の入力座標の画素値を第1の画像領域41α内の出力座標の画素値として合成部25に出力する。第2の変換部22は、入力画像内の第2の画像領域42α内の第2の歪を補正した第2の入力座標の画素値を第2の画像領域42α内の出力座標の画素値として合成部25に出力する。第3の変換部24は、第3の変換テーブル34を参照して、入力画像内の第3の画像領域43α内の第3の歪を補正した第3の入力座標の画素値を第3の画像領域43α内の出力座標の画素値として合成部25に出力する。
合成部25は、第1の変換部21からの第1の画像領域41α内の出力座標の画素値と、第2の変換部22からの第2の画像領域42α内の出力座標の画素値と、第3の変換部24からの第3の画像領域43α内の出力座標の画素値とを合成した出力画像をナビゲーション装置3に出力する。
図33Aは、第1-1のハンドル回転角度時の出力画像の一例を示す説明図である。尚、出力画像は、図33Aに示すように第1の歪を補正した第1の画像領域41αと、第2の歪を補正した第2の画像領域42αと、第3の歪を補正した第3の画像領域43αとを含む画像である。出力画像は、例えば、第1の画像領域41αと第2の画像領域42αとの間に第3の画像領域43αが配置されることになる。合成部25は、第1-1のハンドル回転角度位置に応じて所定画像領域S21が変更した場合でも、視認性の優れた出力画像を円滑に出力できる。そして、ナビゲーション装置3は、第1-1のハンドル回転角度位置に応じて所定画像領域S21が変更した場合でも、合成部25からの出力画像内の第1の画像領域41α上のエリアに進路線50を描画する。そして、ナビゲーション装置3は、図33Aに示すように、描画後の出力画像を表示装置4に出力する。
また、図33Bは、第1-2のハンドル回転角度時の出力画像の一例を示す説明図である。尚、出力画像は、図33Bに示すように第1の歪を補正した第1の画像領域41αと、第2の歪を補正した第2の画像領域42αと、第3の歪を補正した第3の画像領域43αとを含む画像である。出力画像は、例えば、第1の画像領域41αと第2の画像領域42αとの間に第3の画像領域43αが配置されることになる。合成部25は、第1-2のハンドル回転角度位置に応じて第1-2の所定画像領域S22が変更した場合でも、視認性の優れた出力画像を円滑に出力できる。そして、ナビゲーション装置3は、第1-2のハンドル回転角度位置に応じて第1-2の所定画像領域S22が変更した場合でも、合成部25からの出力画像内の第1の画像領域41α上のエリアに進路線50を描画する。そして、ナビゲーション装置3は、図33Bに示すように、描画後の出力画像を表示装置4に出力する。
また、図33Cは、第1-3のハンドル回転角度時の出力画像の一例を示す説明図である。尚、出力画像は、図33Cに示すように第1の歪を補正した第1の画像領域41αと、第2の歪を補正した第2の画像領域42αと、第3の歪を補正した第3の画像領域43αとを含む画像である。出力画像は、例えば、第1の画像領域41αと第2の画像領域42αとの間に第3の画像領域43αが配置されることになる。合成部25は、第1-3のハンドル回転角度位置に応じて第1-3の所定画像領域S23が変更した場合でも、視認性の優れた出力画像を円滑に出力できる。そして、ナビゲーション装置3は、第1-3のハンドル回転角度位置に応じて第1-3の所定画像領域S23が変更した場合でも、合成部25からの出力画像内の第1の画像領域41α上のエリアに進路線50を描画する。そして、ナビゲーション装置3は、図33Cに示すように、描画後の出力画像を表示装置4に出力する。
また、図33Dは、第1-4のハンドル回転角度時の出力画像の一例を示す説明図である。尚、出力画像は、図33Dに示すように第1の歪を補正した第1の画像領域41αと、第2の歪を補正した第2の画像領域42αと、第3の歪を補正した第3の画像領域43αとを含む画像である。出力画像は、例えば、第1の画像領域41αと第2の画像領域42αとの間に第3の画像領域43αが配置されることになる。合成部25は、第1-4のハンドル回転角度位置に応じて第1‐4の所定画像領域S24が変更した場合でも、視認性の優れた出力画像を円滑に出力できる。そして、ナビゲーション装置3は、第1-4のハンドル回転角度位置に応じて第1‐4の所定画像領域S24が変更した場合でも、合成部25からの出力画像内の第1の画像領域41α上のエリアに進路線50を描画する。そして、ナビゲーション装置3は、図33Dに示すように、描画後の出力画像を表示装置4に出力する。
また、図33Eは、第1-5のハンドル回転角度時の出力画像の一例を示す説明図である。尚、出力画像は、図33Eに示すように第1の歪を補正した第1の画像領域41αと、第2の歪を補正した第2の画像領域42αと、第3の歪を補正した第3の画像領域43αとを含む画像である。出力画像は、例えば、第1の画像領域41αと第2の画像領域42αとの間に第3の画像領域43αが配置されることになる。合成部25は、第1-5のハンドル回転角度位置に応じて第1-5の所定画像領域S25が変更した場合でも、視認性の優れた出力画像を円滑に出力できる。そして、ナビゲーション装置3は、第1-5のハンドル回転角度位置に応じて第1-5の所定画像領域S25が変更した場合でも、合成部25からの出力画像内の第1の画像領域41α上のエリアに進路線50を描画する。そして、ナビゲーション装置3は、図33Eに示すように、描画後の出力画像を表示装置4に出力する。
実施例3の撮像装置2Aでは、ハンドル回転角度位置に応じて変動する各所定画像領域S21~Snを全て包含する範囲を第1の画像領域41αとし、第1の画像領域41αを基本にして第2の画像領域42α及び第3の画像領域43αを特定する。更に、撮像装置2Aは、第1の画像領域41α、第2の画像領域42α及び第3の画像領域43α内の画素毎の第1の入力座標及び第2の入力座標の割合を示す割合テーブル33を生成する。更に、撮像装置2Aは、割合テーブル33に基づき、第3の変換テーブル34を生成する。そして、撮像装置2Aは、第3の変換テーブル34を参照し、歪み補正の画像変換処理を実行する。その結果、ハンドル回転角度が第1-1のハンドル回転角度と第1-nのハンドル回転角度との間の場合でも、当該ハンドル回転角度で変更した所定画像領域の画像から速やかに第1の歪補正、第2の歪補正及び第3の歪補正を円滑に実現できる。つまり、見やすい歪み補正としては不十分なレンズ自体の歪みだけを補正する部分を最小化でき、自然に見える領域が増えることで視認性を良好に保つことができる。
つまり、撮像装置2Aでは、第1-1のハンドル回転角度から第1-nのハンドル回転角度までの所定画像領域S21~S2nから形成した第1の画像領域41αに基づき、第3の変換テーブル34を生成する。その結果、第1-1のハンドル回転角度から第1-nのハンドル回転角度までの範囲内のハンドル回転角度に応じて所定画像領域が変動した場合でも、第3の変換テーブル34を参照してハンドル回転角度の変化に順応した視認性の良好な出力画像を出力できる。しかも、表示装置4では、出力座標と入力座標とを対応付けるテーブルがハンドル回転角度毎に備える必要がなくなるため、メモリ容量が小さくして製品のコストアップを抑制できる。
尚、上記実施例3の撮像装置2Aでは、第1の画像領域41αを定めるのに、左2回転、左1回転、0回転、右1回転及び右2回転の5個のハンドル回転角度の所定画像領域を例示した。しかしながら、5個のハンドル回転角度の所定画像領域に限定されるものではなく、4個以下又は6個以上であるn個のハンドル回転角度の所定画像領域でも良く、適宜変更可能である。
上記実施例3の撮像装置2Aでは、ハンドルの回転角度の変更に応じて変動する所定画像領域で第1の画像領域41αを定める場合を例示した。しかしながら、ハンドルの回転角度に限定されるものではなく、例えば、車両速度に応じて所定画像領域の長さや幅が変更する場合にも適用可能であって、適宜変更可能である。車両情報としてハンドル回転角度の変更に応じた所定画像領域を例示したが、車両のタイヤの回転角度の変更に応じた所定画像領域としても良く、適宜変更可能である。
撮像装置2Aは、例えば、図18に示す取付位置を考慮した第1の画像領域41αと、図24に示すチルト角度位置を考慮した第1の画像領域41αとを全て包含した第1の画像領域41αを生成しても良く、適宜変更可能である。
また、撮像装置2Aは、例えば、図24に示すチルト角度を考慮した第1の画像領域41αと、図31に示すハンドル回転角度を考慮した第1の画像領域41αとを全て包含した第1の画像領域41αを生成しても良く、適宜変更可能である。
また、撮像装置2Aは、例えば、図18に示す取付位置を考慮した第1の画像領域41αと、図31に示すハンドル回転角度を考慮した第1の画像領域41αとを全て包含した第1の画像領域41αを生成しても良く、適宜変更可能である。
また、撮像装置2Aは、例えば、図18に示す取付位置を考慮した第1の画像領域41αと、図24に示すチルト角度を考慮した第1の画像領域41αと、図31に示すハンドル回転角度を考慮した第1の画像領域41αとを全て包含した第1の画像領域41αを生成しても良く、適宜変更可能である。
撮像装置2Aでは、例えば、縦列駐車中であることを認識し、全く異なる位置に描画される進路線50に対応する場合にも適用可能である。
撮像装置2(2A)では、撮像装置2(2A)内のRAM15に第3の変換テーブル34等の記憶部30を格納した。しかしながら、RAM15に限定されるものではなく、例えば、撮像装置2(2A)と外部接続可能な図示せぬ記憶装置に格納しても良く、適宜変更可能である。
撮像装置2(2A)では、撮像装置2(2A)内のRAM15に第1の変換テーブル31、第2の変換テーブル32、割合テーブル33及び第3の変換テーブル34を格納した。しかしながら、RAM15に限定されるものではなく、例えば、撮像装置2(2A)と外部接続可能な図示せぬ記憶装置に格納しても良く、適宜変更可能である。
撮像装置2(2A)は、第1の変換テーブル31、第2の変換テーブル32及び割合テーブル33を内蔵したが、事前に第3の変換テーブル34のテーブル内容が格納されている場合には、第3の変換テーブル34のみの内蔵でも良く、適宜変更可能である。
撮像装置2(2A)では、第1の変換テーブル31、第2の変換テーブル32、第3の変換テーブル34及び割合テーブル33を使用した。しかしながら、出力座標毎に、第1の歪を補正した画素値の第1の入力座標を算出するための関数f、第2の歪を補正した画素値の第2の入力座標を算出するための関数g、第3の歪を補正した画素値の入力座標を算出する(数式1)を記憶しても良い。
この場合、撮像装置2(2A)では、第1の変換テーブル31、第2の変換テーブル32、第3の変換テーブル34及び割合テーブル33を準備しなくても、関数f、関数g及び数式1で、第1の歪補正、第2の歪補正及び第3の歪補正を施した画素値の入力座標を算出する。そして、撮像装置2(2A)は、第1の歪を補正した第1の画像領域41内の出力座標の画素値と、第2の歪を補正した第2の画像領域42内の出力座標の画素値と、第3の歪を補正した第3の画像領域43内の出力座標の画素値とを含む出力画像をナビゲーション装置3に出力する。
尚、上記実施例では、撮像装置2(2A)内のRAM15等に入力画像を記憶したが、撮像装置2(2A)と接続する外部の記憶装置に入力画像を記憶しても良く、適宜変更可能である。
上記実施例では、例えば、第2の歪補正を特許文献1により歪み補正とし説明したが、これらの歪に限定されるものではなく、利用者が見易い他の補正方法を採用してもよい。
上記実施例では、第1の画像領域41(第1の画像領域41α)内の第1の歪補正、第2の画像領域42(第2の画像領域42α)内の第2の歪補正、第3の画像領域43(第3の画像領域43α)内の第3の歪補正を実行する歪補正処理(画像処理)を撮像装置2内の画像処理プロセッサ13で実行した。しかしながら、撮像装置2と接続する外部装置、例えば、ナビゲーション装置3に歪補正処理を実行しても良く、適宜変更可能である。
上記実施例では、第1の変換部21で第1の歪補正、第2の変換部22で第2の歪補正、第3の変換部24で第3の歪補正を実行した。しかしながら、これら第1の歪補正、第2の歪補正及び第3の歪補正を順不同で順次実行、若しくは並列に実行しても良く、適宜変更可能である。
上記実施例のナビゲーション装置3は、撮像装置2内のディストーションテーブル31Aを使用して第1の画像領域41(第1の画像領域41α)のエリアに進路線50を描画したが、ナビゲーション装置3内に第1の変換テーブル31を別途設けても良く、適宜変更可能である。
上記実施例では、第1の歪を補正した第1の画像領域41(第1の画像領域41α)を含む出力画像に進路線50を描画したが、進路線50に限定されるものではなく、例えば、固定の進路線等の線を描画しても良く、適宜変更可能である。
2A 撮像装置
13 画像処理プロセッサ
21 第1の変換部
22 第2の変換部
23 算出部
24 第3の変換部
25 合成部
31 第1の変換テーブル
32 第2の変換テーブル
33 割合テーブル
34 第3の変換テーブル

Claims (7)

  1. 入力画像を画像変換し出力画像を出力する画像処理装置であって、
    前記入力画像の第1の画像領域内の画素毎に第1の歪補正を施し画像として出力する第1の変換部と、
    前記入力画像の第2の画像領域内の画素毎に第2の歪補正を施し画像として出力する第2の変換部と、
    前記入力画像の第3の画像領域内の画素毎に第3の歪補正を施し画像として出力する第3の変換部と、
    前記第1の変換部からの画像出力と、前記第2の変換部からの画像出力と、前記第3の変換部からの画像出力とから前記出力画像を生成し出力する合成部と、
    を有し、
    前記第1の画像領域は、
    異なる撮像範囲の前記入力画像毎の進路線を描画するための所定画像領域を全て包含する画像領域であり、
    前記出力画像は、前記第1の変換部からの出力された画像と前記第2の変換部から出力された画像との間に前記第3の変換部から出力された画像が配置され、前記第1の変換部からの出力された画像は歪曲収差のみを持つ、又は、歪みを持たない画像であることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第1の画像領域は、
    異なる撮像方向から撮像装置が撮像した前記異なる撮像範囲の入力画像毎の前記所定画像領域を全て包含する画像領域であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 車両に取り付けられた前記撮像装置の取付位置を変えて前記異なる撮像方向から前記撮像装置が前記異なる撮像範囲の入力画像を撮像することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  4. 前記第1の画像領域は、
    前記入力画像の車両情報毎に変動する前記所定画像領域を全て包含する画像領域であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記車両情報は、
    車両のハンドルの回転角度の変化又は前記車両のタイヤの回転角度の変化に応じて変動する変化量であることを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  6. 前記入力画像は、被写体と、被写体からの光を集光するレンズと、前記集光された光が結像する撮像素子とから生成され、
    前記第2の変換部は、
    前記レンズの光軸に向かう直線状の前記被写体と、縦方向に直線の前記被写体とを前記出力画像内でほぼ直線状となり、かつ、横方向に直線の前記被写体を、前記出力画像の中央部分、及び同中央部分と左右に連なる左側部分と右側部分とでほぼ直線状に、また、前記出力画像の中央部分と、左側部分及び右側部分との境目付近で屈曲するように歪補正すること特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 前記第3の変換部は、
    前記入力画像の画素毎に前記第1の歪補正を施し得られた出力と前記第2の歪補正を施し得られた出力とを入力とし、それらを加重平均し出力することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
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