JP7420760B2 - 物品排除装置および物品検査装置 - Google Patents

物品排除装置および物品検査装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7420760B2
JP7420760B2 JP2021046243A JP2021046243A JP7420760B2 JP 7420760 B2 JP7420760 B2 JP 7420760B2 JP 2021046243 A JP2021046243 A JP 2021046243A JP 2021046243 A JP2021046243 A JP 2021046243A JP 7420760 B2 JP7420760 B2 JP 7420760B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
article
nozzle
blow
nozzles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021046243A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022145004A (ja
Inventor
光男 高柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Anritsu Corp
Original Assignee
Anritsu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Anritsu Corp filed Critical Anritsu Corp
Priority to JP2021046243A priority Critical patent/JP7420760B2/ja
Publication of JP2022145004A publication Critical patent/JP2022145004A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7420760B2 publication Critical patent/JP7420760B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Discharge Of Articles From Conveyors (AREA)

Description

本発明は、物品排除装置および物品検査装置に関し、特にエアブロー式の物品排除装置およびそれを備えた物品検査装置に関する。
エアノズルからの圧縮空気の噴流を用いて生産ライン上から検査結果が不良である排除対象物品を排除したり、特定の搬出先の製品を物品搬送ラインの特定の搬出ラインに振り分け排出したりするエアブロー式の物品排除装置や、それを選別部とする物品検査装置が、従前より知られている。
この種の物品排除装置および物品検査装置においては、物品のサイズや形状、搬送姿勢等によってエア噴射による排出力を排除対象物品に加えることができない場合や、搬送速度によって有効なエア噴射(エアブロー)時間を十分に確保できない場合等には、的確な排除動作が困難になることがある。
そこで、従来、コンベア上の物品の位置ずれ等による搬送間隔や向きの変化を考慮しつつその物品の重心位置を予測する等して、エア噴射による物品排除の的確性を高めるように吹きつけ制御するものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、搬送方向に隣り合う複数のエアノズルから順番にエア噴射を行うように複数のエアノズルへのエア供給タイミングを制御し、物品搬送状態の多様な変化に対し排除対象の物品の排除の確実化を図るものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2010-179969号公報 特開2018-95327号公報
しかしながら、上記従来の前者の物品排除装置にあっては、箱詰め用の物品を生産ラインに流したときの傾き等の搬送状態に応じて、物品の重心や所定の吹きつけ部位に向かう吹きつけの方向や前後する物品をカバーする吹きつけ時間等の条件を制御する構成となっていたため、搬送速度が速いと、確実な選別排出に必要な吹きつけ時間を確保できず、排出不可となってしまう可能性があった。
これに対し、従来の後者の物品排除装置および物品検査装置にあっては、振分け対象物品の物品検知後の搬送距離を基に、複数のエアノズルのうち上流側から各エアノズルの正面位置に振分け対象物品が到達する度にそのエアノズルから所定時間エア噴射を実行するようにして、振分け対象物品の排除に必要な吹きつけ時間を確保することができる。
しかしながら、同一の生産ライン中で長さや質量の異なる複数品種の物品を検査する場合があり、振分け対象の物品を確実に選別排出するためには、品種によってエアノズルの交換が必要になることがあった。
そこで、本発明は、エアノズルの交換が不要で、しかも、検査対象物品のサイズや質量にフレキシブルに対応可能なエアブロー式の物品排除装置を提供することを目的とし、併せて、その物品排除装置を選別部とする物品検査装置を提供することを目的とする。
(1)本発明に係る物品排除装置は、上記目的達成のため、物品搬送ラインに組み込まれ、搬送される物品をエアブローによって排除する物品排除装置であって、前記物品の搬送方向に沿って配列された複数の所定ノズル幅のエアノズルと、前記エアノズルのそれぞれに対応して設けられ、エア源から供給される圧縮空気をエアノズルに供給制御する複数の電磁弁と、前記複数のエアノズルのうち同時にエアブローするエアノズルの数を設定するノズル数設定手段と、前記複数のエアノズルより上流側に設けられ、前記複数のうち最上流のエアノズルのブロー領域内への前記物品の搬入を検知する物品検知センサと、前記物品検知センサによる物品検知タイミングを基準に、前記物品の搬送速度および前記エアノズルのノズル幅に基づいて前記ノズル数設定手段で設定された設定数のエアノズルのブロー幅領域を搬送方向にシフトさせながら該ブロー幅領域のエアブローを実行するよう、前記複数の電磁弁を該エアブローを実行する前記設定数の単位で作動するように開閉制御するエアブロー制御部と、を備えたことを特徴とする。
この構成により、本発明では、ノズル数設定手段による設定数のエアノズルからの同時エアブローによって、排除対象の物品が排出される。また、複数のエアノズルより上流側の物品検知センサにより、最上流のエアノズルのブロー領域内への物品の搬入が検知されると、その検知タイミングを基準に、物品の搬送速度およびエアノズルのノズル幅に基づいて設定数のエアノズルのブロー幅領域を搬送方向にシフトさせながらエアブローを実行するよう、エアブロー制御部により複数の電磁弁が設定数の単位で作動するように開閉制御される。したがって、物品の搬送方向長さが変わっても、例えば同時エアブローノズルのシフト速度を変えることなく同時エアブローノズルの設定数を変化させる等して排出力を十分に調整でき、エアノズルの交換が不要で、しかも、検査対象物品のサイズや質量にフレキシブルに対応可能となる。
(2)本発明の好ましい実施形態においては、前記ノズル数設定手段が、指定された前記搬送方向における物品長さに基づいて前記エアノズルの前記設定数を設定する構成とすることができる。この場合、物品長さに対応するエアブロー領域幅を的確に設定可能となる。
(3)本発明の好ましい実施形態においては、前記ノズル数設定手段が、指定された前記物品長さに対して、前記エアノズルの前記設定数が相違する複数の設定モードを有するものであってもよい。このように構成すると、同一の物品長さに対して複数の質量やエアブローを受ける代表面積等が相違する複数品種の物品に対しても吹きつけ条件を容易に設定可能となる。
(4)本発明の好ましい実施形態においては、前記同時にエアブローするエアノズルの数が複数に設定されている場合であって、前記物品搬送ライン上の前記物品の搬送方向移動に応じて前記同時にエアブローする複数のエアノズルのうち上流側のエアノズルに対応する上流側の電磁弁を閉弁させるとき、該複数のエアノズルの下流側に位置する待機エアノズルに対応する待機電磁弁を開弁させるように構成してもよい。この場合、同時エアブローする複数の隣接ノズルの数に対して、複数の隣接ノズルの搬送方向へのシフト速度を独立して設定でき、多様な吹きつけ条件の排出パターンを容易に設定可能となる。
(5)本発明に係る物品検査装置は、上記目的達成のため、上記のいずれかの構成を有する物品排除装置を選別部として備えるとともに、前記物品搬送ライン上の前記物品毎に所定の物品検査を実行する検査部を備えたものである。
この構成により、本発明では、検査部での検査対象物品に対して設定数のエアノズルからの同時エアブローがなされる一方、物品の搬送速度およびエアノズルのノズル幅に基づいて設定数のエアノズルのブロー幅領域が搬送方向にシフトされる。そして、上流側の物品検知センサにより最上流のエアノズルのブロー領域内への物品の進入が検知されると、その検知タイミングを基準に、物品の搬送速度およびエアノズルのノズル幅に基づいて、エアブロー制御部により複数の電磁弁が設定数の単位で作動するように開閉制御される。したがって、品種によって物品の搬送方向長さが変わっても、例えば同時エアブローする設定数のエアノズルのシフト速度を変えることなく設定数を変化させる等して排出力を十分に調整でき、エアノズルの交換が不要で、しかも、検査対象物品のサイズや質量にフレキシブルに対応可能な選別部を有する物品検査装置となる。
本発明によれば、エアノズルの交換が不要で、しかも、検査対象物品のサイズや質量にフレキシブルに対応可能なエアブロー式の物品排除装置を提供することができ、併せて、その物品排除装置を選別部とする物品検査装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る物品排除装置を備えた物品検査装置の概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る物品検査装置における複数のエアノズルのうち同時エアブローする設定数Nrのエアノズルの吹きつけ状態を例示する説明図であり、同図(a)はその選別動作時間のスタティック設定時を、同図(b)はその選別動作時間のダイナミック設定時を示している。 本発明の一実施の形態に係る物品排除装置における選別排出時の第1のエアブローパターンによる第1の物品排除工程の説明図である。 本発明の一実施の形態に係る物品排除装置における選別排出時の第2のエアブローパターンによる第2の物品排除工程の説明図である。 本発明の一実施の形態に係る物品排除装置における選別排出時の第3のエアブローパターンによる第3の物品排除工程の説明図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しつつ説明する。
(一実施形態)
図1および図2は、本発明の一実施形態に係る物品排除装置およびこれを選別部とする物品検査装置テムの構成を示している。
まず、その構成について説明する。
図1に示すように、本実施形態の物品検査装置1は、検査機10と物品排除装置であるエアジェット選別機20とを含んで構成されている。
検査機10は、被検査品(物品)であるワークWpを所定の搬送方向(図1中のX方向)に搬送する搬送部11と、所定の物品検査を行う検査部12(物品検査部;詳細図示せず)と、それらを制御する制御部13とを具備している。
搬送部11は、例えば複数のローラに無端のコンベアベルトを巻回したベルトコンベア式のものであり、X方向に物品搬送可能なコンベア搬送路11aを有している。
検査部12は、例えばX線検査を行うもので、その検査のための図示しないX線発生器およびX線検出器を有している。ただし、検査部12は、他の検査、例えば金属検査や質量計測、形状検査等を行うもの、あるいは、そのような複数の検査のうち少なくとも1つの検査を行うものであってもよい。
制御部13は、例えば搬送部11によるワークWpの搬送速度や搬送間隔等を制御するとともにエアジェット選別機20に対応する搬送制御信号Cbを出力する搬送制御手段13aと、X線発生器の出力を制御したりワークWpの搬送速度に応じたX線検出器のX線ライン検出周期および検査期間等を制御したりする検査制御手段13bと、両手段による物品検査および物品搬送を制御するため各種制御値を演算する演算制御手段13cと、後述の物品検知センサによる物品検知情報や検査結果をエアジェット選別機20側に出力する選別制御手段13dと、操作入力および画面表示が可能な操作表示手段13eを含んでいる。
この検査機10は、検査部12での検査結果に応じて、例えば検査中のワークWpのX線検査によりワークWp中に異物が検出されたとの検査結果に応じて、今回のワークWpの物品搬入検知時点から所定の選別動作遅延時間内に、異物が検出されたワークWpの選別排出を指令する選別指令信号Rjを生成して、選別部であるエアジェット選別機20側に出力するようになっている。
具体的には、検査機10の制御部13において、操作表示手段13eは、ワークWpの搬送方向長さであるワーク長L(mm)、搬送部11の搬送速度Vrj(mm/s)、エアジェット選別機20の選別能力PPS(個/s)や後述する排出モードによる同時エアブロー数Nr、選別タイミングに関する時間T3、T4(s)等のパラメータ設定操作の他に、アラーム表示等を実行可能である。すなわち、操作表示手段13eは、本発明にいうノズル数設定手段として機能する。
また、制御部13の演算制御手段13cは、物品検知センサ28の検出位置から上流側の先頭エアノズル22(1)までの距離Ls、エアノズル22のエアノズル幅Lg(mm)、搬送方向(図1中のX方向)で隣り合う各一対のエアノズル22間のピッチLp(mm)、エアノズルの配列数N等を記憶し、パラメータ設定さらに、シフト時間Ts(s)や選別タイミングに係る選別動作遅延時間T3(s)、選別動作時間T4(s)等の自動計算を実行するようになっている。
さらに、制御部13の選別制御手段13dは、検査機10での検査結果および排出指令をエアジェット選別機20の選別制御ユニット30の送信する一方、エアジェット選別機20の選別制御ユニット30からアラーム情報等を受け取るようになっている。なお、検査機10側の制御部13のうち検査判定およびその判定結果出力に係る手段以外は、エアジェット選別機20の選別制御ユニット30によって代用することも可能である。
一方、エアジェット選別機20は、検査機10の物品搬送ラインであるコンベア搬送路11aの下流側に位置するコンベア搬送路21aを有する搬送部21と、コンベア搬送路21a(選別搬送路)の側方に配置された複数のエアノズル22(図1中では先頭から順の配設位置番号(1)、(2)、・・・、(n)を付記している;以下、同様)と、複数のエアノズル22の上流側でそれぞれのエア供給経路29を開閉する複数の電磁弁23と、これら電磁弁23の上流側で圧縮空気の圧力を所定圧力Pjに制御する複数のフィルタレギュレータ24(レギュレータ)と、複数のフィルタレギュレータ24より上流側で図外のエアコンプレッサ等のエア源に接続するエア配管25と、そのエア配管25を介したエアの供給流量Qsや供給圧力Psを監視する監視手段26とを具備している。なお、図1中で、nは、3以上の整数である。
エアジェット選別機20には、さらに、検査機10による検査済みのワークWpがコンベア搬送路11aから下流側のコンベア搬送路21a上に乗り移ったとき、そのワークWpの先端を検知する物品検知センサ28と、検査機10の制御部13からの搬送制御信号Cbや選別指令信号Rjあるいは各種設定情報や指示入力、監視手段26から得られる供給流量Qsや供給圧力Ps等の監視情報、物品検知センサ28からの物品検知信号等に基づいて、搬送部21および複数の電磁弁23を制御する選別制御ユニット30と、が設けられている。
搬送部21は、例えば複数のローラに無端のコンベアベルトを巻回したベルトコンベア式のものであり、図1中の右側に物品搬送可能なコンベア搬送路21aを有している。この搬送部21は、勿論、ベルトコンベア式に限定されるものではない。
複数のエアノズル22は、検査機10の検査部12の後段側に位置するフラット型(水平姿勢に配置されたものでも、垂直姿勢で搬送方向に隣り合うよう並列配置されたものでもよい)およびラウンド型、スポット型で、例えば噴射口が複数の噴射穴を有しているか、あるいは、各々が単一のスリット状の噴射口を有している。
複数の電磁弁23は、それぞれ選別制御ユニット30からの開閉制御信号入力に応じて後述する同時エアブローノズル数分だけ選択的に開弁したとき、エア源側から供給され複数のフィルタレギュレータ24により所定圧力Pjに制御された圧縮空気を、対応する同時エアブローノズル数分のエアノズル22に流入させることができる一方、選別制御ユニット30からの開閉制御信号入力がなくなってあるいは後述するエアブローシフトにより選択的に閉弁したとき、エア源側から供給され複数のフィルタレギュレータ24により所定圧力Pjに制御された圧縮空気を対応するエアノズル22から遮断することができるようになっている。
すなわち、複数のエアノズル22は、複数のフィルタレギュレータ24で所定圧力Pjに制御されたエアが複数の電磁弁23を介して選択的に供給されるとき、搬送部21の所定搬送区間である選別区間Zj内に予め設定された同時エアブローノズル数分の範囲内でエアブローを行うとともに、その同時エアブローノズル数分のエアブロー領域を搬送速度に応じ順次搬送方向にシフト(以下、エアブローシフトという)させることで、選別区間Zj内の選別対象のワークWpをコンベア搬送路21aからY方向に排出させるように吹き飛ばすかまたはスリップさせて選別排出するようになっている。
なお、複数のフィルタレギュレータ24は、エア配管25から複数のエア供給経路29に分岐する分岐点より上流側、例えば監視手段26とエアタンク27の間に、単一の相対的に大容量のものとして設けることも可能である。
エア配管25は、図外のエアコンプレッサ等のエア源に接続するとともに、それぞれに図示しない空気圧作動部を有する複数の他装置A、Bに接続されており、エア源からの圧縮空気を各装置A、Bおよび本実施形態の物品検査装置1に供給することができる。
エア配管25より下流側の空気圧回路で構成されたエアジェット選別機20の物品排出性能(単位時間当りの供給空気圧エネルギ(空気圧パワー)に応じた排出質量)は、概ねエアの所定圧力Pjと供給流量Qsに応じて規定されるが、所定圧力Pjについては例えば0.4~0.9[MPaG]に設定される。また、供給流量Qsは、標準状態(20℃、1atm、湿度65%)の大気に換算した流量値(ANR)で、例えば、1排出ユニット当たりに対して空圧部品の一般的な基準流量レベルである400[L/min]ないし500[L/min](ANR)とするため、エアノズル配列数Nを乗じた流量を供給する。これにより、エアジェット選別機20は、エア源から供給される圧縮空気を複数の電磁弁23を介してエアノズル22に供給し、搬送されているワークWpをエアノズル22から噴射されるエアブローにより物品搬送ラインから排除することができる。
監視手段26は、エア配管25に接続するエアタンク27から複数のフィルタレギュレータ24を通してエアノズル22側に流れるエアの流量、ここではエア配管25の物品検査装置1側への分岐点付近で供給流量Qsおよび供給圧力Psを検出するものであり、例えば複数のフィルタレギュレータ24の前後差圧に応動するダイヤフラム等の可動受圧部品の変位により流量を検出するようなもの、または、複数のフィルタレギュレータ24の上流側に配置される渦流量計、熱式質量流量計もしくはコリオリ流量計等で流量監視でき、エアパワーメータを用いることもできる。
なお、エアタンク27は、エアコンプレッサからエア配管25へのエア供給が同時エアブローにより不足するのを解消するために、所定容量の蓄圧リザーブタンクとして搭載されている。また、物品検知センサ28は、検査機10側の制御部13(例えば、X線異物検出装置)での画像処理によるワーク検知で代用することもできる。
選別制御ユニット30は、検査機10の制御部13と協働して、選別制御手段13dからの排出指令や物品検知センサ28からのワーク検知信号を受けるとともに、エアブローの開始タイミング制御やエアブロー制御用の複数の電磁弁23ON/OFF制御、監視手段26で監視される供給流量Qsや供給圧力Psのチェック、その他オプションの制御等を実行できるようになっている。
具体的には、選別制御ユニット30は、検査機10の制御部13から検査部12の検査結果またはそれに応じた選別指令信号Rj(排除信号)が排除対象のワークWpに対し入力された場合であって、その入力時点から所定の選別動作遅延時間T3が経過するとき、プログラマブルコントローラや制御基板等によるON/OFF制御で、選別区間Zj内に入ったワークWpに対して所定のタイミングおよび期間にわたりエアブローできるよう、複数の電磁弁23を前述の同時エアブローノズル数分のエアブロー領域を開閉制御することができる。
この選別制御ユニット30は、具体的なハードウェア構成を図示しないが、例えばCPU、ROM、RAMおよび入出力インターフェース回路等に加え、プログラマブルコントローラを含んで構成されており、ROMや他のメモリデバイスに格納された複数の制御プログラムに従って、搬送制御、検査制御および選別動作制御等を実行することで、以下に述べる複数の手段の機能を発揮し得るようになっている。
まず、排出対象のワークWpに対して複数のエアノズル22のうち同時エアブローノズル数分のエアブローを行うとともに、エアブロー領域を搬送方向にシフトさせるための、段階的な設定および処理内容について、複数のステップに分けて説明する。
(ステップ1)パラメータ設定と内部計算
まず、エアブロー制御のための設定パラメータとして、次の基本パラメータおよび同時エアブローノズル数を設定する。ここにいう基本パラメータは、搬送速度Vrj、ワーク長L(mm)、選別能力PPS(個/s)を含んでいる。また、同時エアブローノズル数は、同時エアブロー数Nrとして設定される。
また、これらのパラメータは、エアジェット選別機20において、ワークWpの全体が複数のエアノズル22のエアブロー領域に入った直後から、ワークWpの近傍のエアノズル22からのエアブローをワークWp全体に有効に当て、排出時のワーク姿勢を乱さずに最大排出力を与えることができるように設定される。
また、同時エアブロー数Nrの設定は、選別能力PPS(個/s)やワークWpの形状、質量、搬送姿勢、ワークWpとコンベア搬送路21aの搬送面との摩擦、搬送速度等の諸条件において、フレキシブルに最大選別能力が得られるように設定され、ここでは、例えば3つの排出用エアブローパターンを、次の安定排出モード、高能力排出モードおよび任意設定モードのいずれかの選択により設定できるようになっている。
ここにいう安定排出モードとは、ワーク長L(mm)/エアノズル間ピッチLp(mm)・・・〔1〕という計算式で、同時エアブロー数Nrが近似計算できることを考慮して、同時エアブロー数Nrをこの計算式〔1〕の計算結果(商)の整数に小数部切上げして1を加算(整数+1)した値Nr1とするモードであり、ワークの全体にエアブローして排出する。
なお、ここでの整数+1は、同時エアブロー数分のエアノズル22からワークWpの移動中にワークWpにもれなくエアブローするために切上げ加算するものであり、これによって安定排出動作を実行可能にするものである。
また、高能力排出モードは、同時エアブロー数Nrを前述の計算式〔1〕の計算結果(商)の整数に小数部切上げした値(整数+0)Nr0とした上で、ワークの一部にエアブローして排出することで、安定排出モードよりも選別能力を相対的に高めることができるモードである。
さらに、任意設定モードは、同時エアブロー数Nrをユーザの任意設定による設定値とするモードであり、ワーク長L(mm)に関係なく、実排出状態に応じて変更できるよう同時エアブロー数Nrを設定可能なモードとなっている。
基本パラメータや同時エアブロー数Nrの設定後、これらのパラメータの設定値を基に、次のような制御パラメータが計算可能となる。
エアブローシフト時間Ts(s)は、搬送中のワークWpの移動に同期したエアブローを可能にする時間であり、このエアブローシフト時間Tsは、エアノズル間ピッチLpの通過時間となる。すなわち、シフト時間Ts(s)=エアノズル間ピッチLp(mm)/搬送速度Vrj(mm/s)・・・〔5〕という計算式で計算できる。ここでのエアノズル間ピッチLpは、同時エアブロー数Nr分のエアノズル22からのエアブロー領域が搬送方向に途切れず、エアブローしないゾーンができないように設定され、図1中ではエアノズル間ピッチLp>ノズル幅Lgの関係に図示されているが、好適には、エアノズル間ピッチLpは、エアノズル幅Lg(mm)に等しいか近似する値に設定される。
(ステップ2)排出タイミングの調整
排出タイミングの調整のため、このタイミングに関する選別動作遅延時間T3と選別動作時間T4が設定される。
まず、選別動作遅延時間T3(s)は、ワークWpが物品検知センサ28により通過検知された直後から同時エアブロー領域の全域に搬入されるまでの時間として設定されており、例えば次式〔6〕で算出される。
T3(s)=(Ls(mm)+Lp(mm)×Nr)/搬送速度Vrj(mm/s)・・・〔6〕
ここで、Lsは、物品検知センサ28の検出位置から上流側の先頭エアノズル22(1)までの距離、Lgは、エアジェット選別機20のエアノズル幅、Lpは、搬送方向で隣り合う各一対のエアノズル22間のピッチである。
次に、選別動作時間T4(s)が設定され、調整される。
この選別動作時間T4は、エアブローにより対象ワークを系外に排出するための動作時間であり、スタティック設定とダイナミック設定という2つの設定法が準備されている。なお、ここで用いる同時エアブロー数Nrは、ステップ1で設定済みの設定値である。
スタティック設定では、図2(a)に示すように、ワークWpを静止させた状態下で、同時エアブロー数分のエアノズル22(同図中のエアノズル22(1)、22(2))からワークWpにエアブローによる排出力を加えて、その排出力を受けたワークWpが同図中に示すようにコンベア搬送路21aの系外(同図中の下方側)に排出されるまでの選別動作時間T4を調整する。
また、ダイナミック設定では、前述の選別動作遅延時間T3(s)の調整後、ワークWpの実搬送状態下で、ユーザの任意設定により図2(b)に示すような選別動作時間T4を調整する。
次に、選別動作時間T4に対して以下の2つの条件a、bを満たすか否かによって、排出可否条件を確認する。
条件aとして、1/選別能力PPS(個/s)>T4(s)・・・式〔7〕を満たすか否か、すなわち、選別能力PPS(個/s)の設定値に対応するワーク1個当たりの選別動作時間が選別動作時間T4の設定時間より長いか否かが判定される。この条件aが満足される場合、実際の選別動作に割り当てられる時間が選別動作時間T4の設定値より長い時間で、選別動作が可能であることがわかる。
また、条件bとして、エアブローシフト時間Ts×(ノズルの配列数n-同時エアブロー数Nr)≧T4(s)・・・式〔8〕を満たすか否か、すなわち、エアブローシフトにおけるシフト単位ノズル数分の移動がエアブローシフト時間Ts内で可能か否かが判定される。
そして、条件a、bのいずれかが満たされない場合、操作表示手段13eによりアラーム表示を実行し、ユーザに対し設定値の見通しやワークWpの搬送条件確認を促す。
(ステップ3)排出動作処理
前述のようなパラメータ設定や条件確認が済むと、排出動作処理が可能となる。
この排出動作処理においては、検査機10からエアジェット選別機20に排出指令が出力され、選別ユニット30に取り込まれる。そして、物品検知センサ28が排出対象のワークWpを検知すると、選別動作遅延時間T3のタイマーを開始させ、選別動作遅延時間T3が経過すると、同時エアブロー数Nr分のエアノズル22で選別動作時間T4のエアブローを開始する。
また、エアブローシフト時間Ts(mm)の経過毎に、例えばTs(s)×0時間経過すると、図1中の左端の先頭のエアノズル22(1)から同時エアブロー数Nr分のエアノズル22で同時エアブローを開始させるよう、対応する同時エアブロー数Nr分の電磁弁23(同図中23(1)から同時エアブロー数Nr分)を開弁させ、Ts(s)×1の時間が経過すると、先頭のエアノズル22(1)のエアブローを終了させ、エアノズル22(Nr+1)のエアブローを開始する。次いで、Ts(s)×2の時間が経過すると、エアノズル22(2)のエアブローを終了させ、エアノズル22(Nr+2)のエアブローを開始するといった具合に、エアブローシフトを実行する。このような手順でエアブローシフトを繰り返し、Ts(s)×nの時間が経過すると、エアノズル22(n)のエアブローを終了させる。さらに、Ts(s)×nの経過時間≧T4・・・式〔9〕の条件が満たされる状態になると、同時エアブローを終了させる。
なお、ワーク長Lによっては、後半のエアノズルのエアブローを実行しない場合がある。また、上記の各種パラメータは、理想計算値を示しており、任意に変更可能である。さらに、以上の説明においては、距離(mm)と時間(s)の関係で説明したが、ワークWpの搬送移動を搬送駆動系からパルス信号で受け取り、ローラ径(mm)や回転数(rpm)から距離換算することで、上記の排出動作処理を実行するようなことも考えられる。
次に、排出動作について説明する。
図3には、同時エアブロー数Nrを1として排出動作処理を実行する場合の排出動作を模式的に例示している。
この排出動作では、図3中の(a)~(c)へとワークWpの搬送が順次進行する間に、同図(a)に示すように、排出対象のワークWp(同図中に斜線が付されている)が配置番号1のエアノズル22(図1中の22(1)に相当する)の正面に達すると、エアブローが開始される。
次いで、図3(b)、(c)に示すように、同時エアブロー数Nrを1とするエアブローが排出対象のワークWpの搬送速度に応じて順次ノズル間ピッチLp分ずつ下流側にシフトされ、排出対象のワークWpがコンベア搬送路21aの外側方に排出される。
この場合、直後の後続ワークWpも排出対象であれば、図3(d)、(e)に示すように、その後続ワークWpについても、エアブローシフトのシフト時期が先行する排出対象に対してNr0×Ts分だけ遅れるタイミングでエアブローが開始され、同様な排出操作処理が実行される。
図4には、ワークWpのワーク長Lが図3の場合より相対的に長くなっており、同時エアブロー数Nrを2として排出動作処理を実行する場合の排出動作を模式的に例示している。
この排出動作では、図4中の(a)~(d)へとワークWpの搬送が順次進行する間に、同図(a)に示すように、排出対象のワークWp(同図中で塗りつぶしされている)が配置番号1のエアノズル22の正面に達した後、同図(b)に示すように、そのワークWpの全体が配置番号1、2のエアノズル22(図1中の22(1)、22(2)に相当する)の正面に達すると、エアブローが開始される。
次いで、同図(c)、(d)に示すように、同時エアブロー数Nrを2とするエアブローが排出対象のワークWpの搬送速度に応じて順次ノズル間ピッチLp分ずつ下流側にシフトされ、排出対象のワークWpがコンベア搬送路21aの外側方に排出される。
この場合、直後の後続ワークWpも排出対象であれば、同図(e)、(f)に示すように、その後続ワークWpについても、エアブローシフトのシフト時期が先行する排出対象に対してNr0×Ts分だけ遅れるタイミングでエアブローが開始され、同様な排出操作処理が実行される。
図5には、ワークWpのワーク長Lが図4の場合よりさらに長くなっており、同時エアブロー数Nrを3として排出動作処理を実行する場合の排出動作を模式的に例示している。
この排出動作では、図5中の(a)~(e)へとワークWpの搬送が順次進行する間に、同図(a)、(b)に示すように、排出対象のワークWp(同図中で塗りつぶしされている)が配置番号1、2のエアノズル22の正面に達した後、同図(c)に示すように、そのワークWpの全体が配置番号1~3のエアノズル22の正面に達すると、エアブローが開始される。
次いで、同図(d)、(e)に示すように、同時エアブロー数Nrを3とするエアブローが排出対象のワークWpの搬送速度に応じて順次ノズル間ピッチLp分ずつ下流側にシフトされ、排出対象のワークWpがコンベア搬送路21aの外側方に排出される。
図示はしないが、この場合も、直後の後続ワークWpが排出対象であれば、その後続ワークWpについても、エアブローシフトのシフト時期が先行する排出対象に対してNr0×Ts分だけ遅れるタイミングでエアブローが開始され、同様な排出操作処理が実行されることになる。
次に、作用について説明する。
上述のように構成された本実施形態の物品検査装置1においては、本発明の物品排除装置の一実施形態をエアジェット選別機20として備えており、ノズル数設定手段としての制御部13の操作表示手段13eによる同時エアブロー数の設定値(設定数)分のエアノズル22からの同時エアブローによって、排除対象のワークWpがコンベア搬送路21a外に排出される。
また、複数のエアノズル22より上流側の物品検知センサ28により、最上流のエアノズル22(1)側の同時エアブロー領域内への物品の搬入が検知されると、その検知タイミングを基準に、物品搬送速度およびエアノズル22のノズル幅Lgに基づいて設定数のエアノズル22のブロー幅領域を搬送速度に応じて搬送方向下流側にシフトさせながら、同時エアブローを実行するよう、エアブロー制御部である選別制御ユニット30により複数の電磁弁23が同時エアブロー数の設定数の単位で作動するように開閉制御される。
したがって、ワーク長L(物品の搬送方向長さ)が変わっても、例えば同時エアブローするエアブロー領域のシフト速度を変えることなく同時エアブローノズルの設定数を変化させることで排出力を十分に調整でき、エアノズルの交換が不要で、しかも、検査対象物品のサイズや質量にフレキシブルに対応可能な装置となる。
しかも、本実施形態では、ノズル数設定手段としての制御部13の操作表示手段13eへの操作入力を基に、制御部13および選別制御ユニット30により、指定されたワーク長Lに基づいてエアノズル22の同時エアブロー数Nrを設定するので、ワーク長Lに対応するエアブロー領域幅を図3~図5に例示したように、エアノズル間ピッチLpの1倍、2倍、3倍と大きく異なる領域幅に的確に設定可能となる。
また、本実施形態では、ノズル数設定手段として機能する制御部13および選別制御ユニット30が、指定されたワーク長Lに対して、同時エアブロー数Nrが相違する複数の設定モードである安定排出モード、高能力排出モードおよび任意設定モードを有している。したがって、同一のワーク長Lに対して複数の質量やエアブローを受ける代表面積等が相違する複数品種のワークWpに対してもエアジェット選別機20におけるエアの吹きつけ条件を容易に設定可能となる。
さらに、本実施形態では、同時エアブロー数Nrが複数に設定されている場合であって、物品搬送ライン上のワークWpの搬送方向移動に応じて同時エアブローする複数のエアノズル22のうち上流側のエアノズル22(1)等(例えば図4中の配置番号1、2)に対応する上流側の電磁弁23(1)等を閉弁させるとき、その複数のエアノズル22(1)等の下流側に位置する待機エアノズル22(例えば図4中の配置番号3)に対応する待機電磁弁23を開弁させるように構成してもよい。この場合、同時エアブローする複数の隣接ノズルの数に対して、複数の隣接ノズルによるエアブロー領域の搬送方向へのシフト速度を独立して可変設定でき、多様な吹きつけ条件の排出パターンを容易に設定可能となる。
本実施形態の物品検査装置1では、検査機10での検査対象のワークWpに対して同時エアブロー数Nrの設定数のエアノズル22からの同時エアブローがなされる一方、ワークWpの搬送速度Vrjおよびエアノズル22のノズル幅Lgやノズル間ピッチLp等に基づいて、同時エアブロー数Nrのエアノズル22のブロー幅領域が搬送方向に順次ノズル間ピッチLp分だけシフトされる。そして、上流側の物品検知センサ28により最上流のエアノズル22(1)のブロー領域内への物品の進入が検知されると、その検知タイミングを基準に、ワークWpの搬送速度Vrjおよびエアノズル22のノズル幅Lg等に基づいて、選別制御ユニット30により複数の電磁弁23が同時エアブロー数Nrの設定数の単位で作動するように開閉制御される。したがって、ワーク長Lが変わっても、例えば同時エアブロー数Nrのエアノズル22のシフト速度を変えることなく設定数を変化させる等して排出力を十分に調整でき、エアノズル22の交換が不要で、しかも、検査対象物品のサイズや質量にフレキシブルに対応可能なエアジェット選別機20を有する物品検査装置となる。
すなわち、本実施形態では、比較的幅狭の複数のエアノズル22をそれぞれ物品搬送方向に対し略直交するエアブロー方向としつつ物品搬送方向に互いに隣り合うように配列し、これら複数のエアノズル22を複数の電磁弁23の開閉制御により同時エアブロー数Nrの単位で作動させることにより、幅広エアノズルを採用する場合よりも高能力の選別が可能となる。また、最大選別能力に対応するワークピッチA(s/個)=(L+Lg)/Vrjの計算式(電気的遅れは除く)で求めることができる。
このように、本実施形態によれば、エアノズル22の交換が不要で、しかも、検査対象物品のサイズや質量にフレキシブルに対応可能なエアジェット選別機20(エアブロー式の物品排除装置)を提供することができ、併せて、その物品排除装置を選別部とする物品検査装置1を提供することができる。
また、本実施形態においては、エアジェット選別機20に並列配置した複数のエアノズル22を同時エアブローすることで、排出対象ワークWpを、通常のシングルエアノズルでは排出できなかった長物や中重量品まで拡張でき、より高能力の選別が可能となるものである。
換言すれば、ワークサイズ(ワーク長L)に合った最適なエアノズル数Nrで同時エアブローを行い、それら同時エアブローするエアノズルを物品搬送速度Vrjに合わせて搬送方向にシフトさせるので、次の課題をクリアできる。
i)搬送速度に依存せずにワークWpの搬送系外(生産ライン外)への排出に必要な時間の的確なエアブローを実行することができる。
ii)シングルエアノズルでは排出できなかった長物ワークを排出できる。
iii)最適なエアノズル数Nrによる同時エアブローにより、排出力が向上し、中重量品のワーク排出が可能となる。ただし、必要エア流量×配列数n分の要求流量(L/min)の確保が必要である。
iv)個々のエアノズル22に対してエアブロー制御できるので、並列する複数のノズル分の選別領域内に複数のワークWpが搬入されても、ワークWp毎の排出制御が可能となるから、高能力選別が可能である。
以上説明したように、本発明の物品排除装置および物品検査システムは、物品搬送ライン上からの物品排除のためのエアブロー時間を簡単に設定可能あり、最大の実排出質量も算出できるため、ユーザの負担軽減を図ることのできる物品排除装置および物品検査システムを提供することができるものである。かかる本発明は、エアブロー式の物品排除装置および物品検査システム全般に有用である。
1 物品検査装置
10 検査機
11、21 搬送部
11a、21a コンベア搬送路
12 検査部
13 制御部(ノズル数設定手段)
13a 搬送制御手段
13b 検査制御手段
13c 演算制御手段(記憶演算手段)
13d 選別制御手段
13e 操作表示手段(ノズル数設定手段)
20 エアジェット選別機(選別部、物品排除装置)
22 エアノズル(複数のエアノズル)
22(1) 先頭エアノズル
23 電磁弁
23(1) 先頭エアノズル電磁弁
24 フィルタレギュレータ
25 エア配管
26 監視手段(流量監視手段、エア圧監視手段)
27 エアタンク
28 物品検知センサ
29(1)、29(2)、29(n) エア供給経路
30 選別制御ユニット(ノズル数設定手段、エアブロー制御部)
L ワーク長(ワークの搬送方向長さ)
Lg ノズル幅
Lp エアノズル間ピッチ
N エアノズルの配列数
Nr 同時エアブロー数(同時エアブローするエアノズルの数)
Nr0 高能力排出モード同時エアブロー数
Nr1 安定排出モード同時エアブロー数
PPS 選別能力
T3 選別動作遅延時間
T4 選別動作時間
Ts エアブローシフト時間
Wp ワーク(物品、被検査品)
Zj 選別区間

Claims (5)

  1. 物品搬送ラインに組み込まれ、搬送される物品をエアブローによって排除する物品排除装置であって、
    前記物品の搬送方向に沿って所定のピッチで配列された3以上の所定ノズル幅のエアノズルと、
    前記エアノズルのそれぞれに対応して設けられ、エア源から供給される圧縮空気をエアノズルに供給制御する3以上の電磁弁と、
    前記3以上のエアノズルのうち同時にエアブローする複数のエアノズルの数を設定するノズル数設定手段と、
    前記3以上のエアノズルより上流側に設けられ、前記3以上のエアノズルのうち最上流のエアノズルのブロー領域内への前記物品の搬入を検知する物品検知センサと、
    前記物品検知センサによる物品検知タイミングを基準に、前記物品の搬送速度および前記エアノズルのノズル幅に基づいて前記ノズル数設定手段で設定された設定数のエアノズルのブロー幅領域を搬送方向に前記ピッチ分ずつ順次シフトさせながら該ブロー幅領域のエアブローを実行するよう、前記3以上の電磁弁を該エアブローを実行する前記設定数の単位で作動するように開閉制御するエアブロー制御部と、を備えたことを特徴とする物品排除装置。
  2. 前記ノズル数設定手段が、指定された前記搬送方向における物品長さに基づいて前記エアノズルの前記設定数を設定することを特徴とする請求項1に記載の物品排除装置。
  3. 前記ノズル数設定手段が、指定された前記物品長さに対して、前記エアノズルの前記設定数が相違する複数の設定モードを有することを特徴とする請求項2に記載の物品排除装置。
  4. 前記物品搬送ライン上の前記物品の搬送方向移動に応じて前記同時にエアブローする複数のエアノズルのうち上流側のエアノズルに対応する上流側の電磁弁を閉弁させるとき、
    該複数のエアノズルの下流側に位置する待機エアノズルに対応する待機電磁弁を開弁させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の物品排除装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか一項に記載の物品排除装置を選別部として備えるとともに、前記物品搬送ライン上の前記物品毎に所定の物品検査を実行する検査部を備えた物品検査装置。
JP2021046243A 2021-03-19 2021-03-19 物品排除装置および物品検査装置 Active JP7420760B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021046243A JP7420760B2 (ja) 2021-03-19 2021-03-19 物品排除装置および物品検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021046243A JP7420760B2 (ja) 2021-03-19 2021-03-19 物品排除装置および物品検査装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022145004A JP2022145004A (ja) 2022-10-03
JP7420760B2 true JP7420760B2 (ja) 2024-01-23

Family

ID=83455123

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021046243A Active JP7420760B2 (ja) 2021-03-19 2021-03-19 物品排除装置および物品検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7420760B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000157937A (ja) 1998-11-26 2000-06-13 Nkk Corp 高速仕分装置
JP2018095327A (ja) 2016-12-08 2018-06-21 株式会社イシダ 振分装置
JP2019051461A (ja) 2017-09-13 2019-04-04 近江度量衡株式会社 青果物の仕分装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11179294A (ja) * 1997-12-22 1999-07-06 Shinko Electric Co Ltd 廃びん選別装置
DE29922555U1 (de) * 1999-12-22 2000-08-31 LAVATEC AG, 74078 Heilbronn Vorrichtung zum Sortieren von Wäschestücken

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000157937A (ja) 1998-11-26 2000-06-13 Nkk Corp 高速仕分装置
JP2018095327A (ja) 2016-12-08 2018-06-21 株式会社イシダ 振分装置
JP2019051461A (ja) 2017-09-13 2019-04-04 近江度量衡株式会社 青果物の仕分装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2022145004A (ja) 2022-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7165918B2 (en) Air conveyance system
JP7152953B2 (ja) 物品の経路を検出及び分析するためのシステムを含む物品仕分け設備並びに仕分け方法
WO2007067944A2 (en) High volume conveyor sortation system
JP7425008B2 (ja) 物品排除装置および物品検査システム
KR102312840B1 (ko) 금속 스트랜드 부분의 냉각 공정
JP7420760B2 (ja) 物品排除装置および物品検査装置
JP6995486B2 (ja) 選別装置
JP2012187513A (ja) 物品選別装置
JP7244823B2 (ja) 搬送管理システム及び搬送装置
JP5944747B2 (ja) 物品の自動計量組み合せ装置及び方法
JP7386196B2 (ja) 物品排除装置および物品検査システム
JP7403484B2 (ja) 物品排除装置および物品検査システム
JP7420758B2 (ja) 物品排除装置および物品検査システム
JP2018095327A (ja) 振分装置
JP5449740B2 (ja) 検査振分装置
CN110482247A (zh) 烟叶物料流量稳定装置、物料输送机及物料流量检测方法
JP2022184483A (ja) 物品排除装置および物品検査装置
JP3069035B2 (ja) ショット補給方法および連続ショット加工設備
JPH03238218A (ja) 物品選別機
JP7242603B2 (ja) 物品選別装置および物品検査装置
JP2020142212A (ja) 重量選別システム
JP2000281212A (ja) 物品整列搬送装置
JP4961958B2 (ja) 搬送装置
JP3995955B2 (ja) 部品選別装置及び部品供給装置
JPH10297743A (ja) コンベヤ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20210419

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210730

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20221007

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20221012

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221101

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230829

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230905

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231005

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240111

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7420760

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150