JP7406231B2 - 保湿用キット - Google Patents

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Description

本発明は、マスクセットを含む保湿用キットに関し、主として美容用に利用され、装着者の顔に装着されて保湿効果を発揮するマスクセットを含む保湿用キットに関する
フェイスマスク等、装着者の顔に密着した状態で使用される美容用マスクは、既に知られている(例えば、特許文献1参照)。美容マスクの中には、顔に潤いや張りを与えるため、保湿成分を有する液体(例えば、美容液、乳液及び化粧水等)を浸み込ませたものがある。
また、装着者の顔に上記の液体を塗った後に顔に装着されて保湿効果を発揮するマスクも存在する。このようなマスクは、マスクの縁から液体が垂れ落ちる状況(液垂れ)を防ぐために、顔に密着した状態で利用される。
特開2015-224191号公報
上記のマスクによって発揮される保湿効果については、その効果の持続時間が長くなるほど望ましく、特に、飛行中の航空機内等、乾燥し易い環境では可能な限り持続されることが求められる。ただし、保湿効果を持続させることは、マスクの装着時間が長くなることを意味し、マスクの装着者は、顔にマスクを密着させたままで長時間を過ごすことになる。つまり、マスクの装着者は、顔にマスクを密着させたままの状態で公の場に居たり、人と会ったりする場合がある。
そこで、本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、保湿効果を持続させることができ、且つ顔にマスクを密着させた状態を隠すことができるマスクセットを提供することを目的とする。
また、本発明は、上記マスクセットを含む保湿用キットを提供することをも目的とする。
本発明者は、上記の目的を達成すべく鋭意検討した結果、保湿成分を有する液体が塗られた状態にある顔のうち、鼻部から下の部分に第一マスクを密着させ、第一マスクの前方に第二マスクを重ねて装着して第一マスクを第二マスクによって覆うことで、保湿効果が持続し、顔に密着した第一マスクが第二マスクによって隠れることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明者は、以下の構成により上記の目的を達成することができることを見出した。
[1]装着者の顔に装着され、顔のうち、鼻部及び鼻部より下方に位置する部分を覆い、顔と対向する側の面が、保湿成分を有する液体が塗られた状態の顔と密着する第一マスクと、第一マスクを覆うように第一マスクに重ねられた状態で顔に装着され、第一マスクの前方にて顔のうち、鼻部及び鼻部よりも下方の部分を覆う第二マスクと、を有することを特徴とするマスクセット。
[2]第一マスクは、第一マスクが顔に装着された際に装着者の口と対向する第一マスク口部穴を有し、第二マスクは、第二マスクが第一マスクに重ねた状態で顔に装着された際に第一マスク穴と対向する第二マスク口部切り込みを有する、[1]に記載のマスクセット。
[3]第一マスクの横幅方向の中央部分には、第一マスク穴よりも上方に位置する鼻部切り込みが設けられており、第一マスクが顔に装着された際に、第一マスクにおいて鼻部切り込みに囲まれた部分が装着者の鼻部を覆う、[2]に記載のマスクセット。
[4]第二マスクは、第二マスクの横幅方向の両端部に耳掛け部を有し、それぞれの耳掛け部が装着者の耳に掛けられることで、顔に装着された状態にて保持される、[1]~[3]のいずれかに記載のマスクセット。
[5]第二マスクは、上下方向に展開するプリーツ部を有し、第二マスクが顔に装着されてプリーツ部が展開した状態では、第二マスクの下部が顔から装着者のオトガイ部の下面に回り込む、[1]~[4]のいずれかに記載のマスクセット。
[6]第二マスクが第一マスクに重ねられて顔に装着され、且つ、プリーツ部が展開した状態では、第二マスクの外縁が第一マスクの外縁よりも外側に位置する、[5]に記載のマスクセット。
[7]第一マスクが顔に装着された状態では、第一マスクの下端が顔の下端よりも上方に位置する、[5]又は[6]に記載のマスクセット。
[8]第一マスクは、顔に装着された際に、顔のうち、装着者の目から下に位置する部分を覆う、[1]~[7]のいずれかに記載のマスクセット。
[9]第一マスクは、基布層と、基布層に積層された密着層とを有し、密着層における基布層とは反対側の面全体が、粘着性を有し、第一マスクが顔に装着された際に顔と密着する、[1]~[8]のいずれかに記載のマスクセット。
[10]第一マスクと第二マスクとを連結させる連結具をさらに有する、[1]~[9]のいずれかに記載のマスクセット。
[11]上記の[1]~[10]のいずれかに記載のマスクセットと、液体を収容した収容体と、を備える保湿用キット。
本発明によれば、保湿効果を持続させることができ、且つ顔にマスクを密着させた状態を隠すことができる。これにより、従来の密着型マスクに比べて、より長い時間に亘って装着者の肌を乾燥から守り、装着者は、長時間のマスク使用であっても、顔にマスクが密着した状況を他人に見られないようにすることができる。
保湿用キットの構成を示す図である。 第一マスクの表面(前面)を示す図である。 第一マスクの裏面(後面)を示す図である。 使用前の第二マスクの表面(前面)を示す図である。 第一マスクを装着した状態を示す図である。 第一マスク及び第二マスクの両方を装着した状態を示す図である。
以下、本発明について、具体的且つ好適な一つの実施形態を挙げて詳細に説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、本発明を分かり易く説明するための一例に過ぎず、本発明は、下記の実施形態に限定されるものではない。すなわち、本発明は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更、改良され得る。また、当然ながら、本発明には、その等価物が含まれ得る。
なお、以下では、本発明のマスクセットを装着する者を「装着者」と呼ぶこととする。また、本明細書において、「上下方向」は、正面を向いた装着者の顔の上下方向を意味し、「前後方向」は、正面を見ている装着者の視線方向と同一方向であり、装着者の目線が向いている方を「前方」とする。
<保湿用キットの構成>
保湿用キット1は、その利用者(具体的には、装着者)の顔肌を乾燥から守るための美容製品であり、例えば、飛行中の航空機内等、顔肌が乾燥し易くなる環境下で利用される。保湿用キット1は、図1に示すように、保湿成分を有する液体(以下、保湿液)を収容する収容体2と、二種類のマスクからなるマスクセット3とによって構成されている。図1は、保湿用キット1の外観図である。
なお、携帯面及び流通面における利便性を考慮して、保湿用キット1の構成品(すなわち、収容体2及びマスクセット3)は、通常時には不図示の包装袋内に入れられており、使用に際して包装袋から取り出される。ただし、これに限定されるものではなく、収容体2及びマスクセット3が通常時から未包装の状態で取り扱われてもよい。
[収容体]
収容体2は、ボトル及び瓶等の容器、若しくは、アルミ袋及びパウチ等の封入袋によって構成されており、少なくとも1回の利用分の量の保湿液を内部に収容する。図1には、一例としてボトル型の収容体2が示されている。
[マスクセット]
マスクセット3は、装着者の顔に装着され、その顔の下側半分(具体的には、鼻部及び鼻部よりも下に位置する部分であり、以下同じ。)を覆う。マスクセット3は、図2及び3に示す第一マスク10と、図4に示す第二マスク30と、を有する。図2及び3は、第一マスク10の表面及び裏面を、それぞれ示し、図4は、使用前の第二マスク30の表面を示す。
第一マスク10は、図5に示すように、装着者の顔に装着されて当該装着者の顔の下側半分を覆い、より厳密には、装着者の眼窩下部から下に位置する部分を覆う。図5は、第一マスク10の使用状態を示す。
第二マスク30は、図6に示すように、第一マスク10の装着後に第一マスク10に重ねた状態で装着者の顔に装着されて当該装着者の顔の下側半分を覆う。図6は、第一マスク10及び第二マスク30の双方の使用状態を示す。
なお、本実施形態において、上記2つのマスク10、30は、図1に示すように互いに分離しており、個々に独立して取り扱い可能である。ただし、これに限定されず、マスクセット3が不図示のクリップ等からなる連結具を有し、上記2つのマスク10、30が当該連結具によって連結しており一体化された状態で取り扱うことができてもよい。
(第一マスク)
第一マスク10の構成について図2及び3を参照しながら説明する。第一マスク10は、その横幅方向(図2及び3に示す矢印方向)に長く、横幅方向の中央位置を境にして対称形状をなしており、略楕円形状の下側部分11と、横方向に長く延び上端に凹凸が設けられた上側部分12と、を上下方向に連ねて構成される。
下側部分11は、上側部分12よりも若干幅広であり、装着者の顔の鼻部より下方に位置する部分、具体的には口部と頬部と咬筋部とオトガイ部(顎部)とを覆う。下側部分11において口部を覆う部分には、第一マスク10の横幅方向に比較的長く延びた矩形状の穴(以下、第一マスク口部穴13)が形成されている。第一マスク10が装着されると、第一マスク口部穴13が装着者の口と対向し、これにより、装着者は、第一マスク口部穴13を通じて飲食物を摂取することができる。
上側部分12は、装着者の目の下に位置する部分、具体的には鼻部(詳しくは、鼻背から鼻柱までの部分)と、鼻部の両脇に位置する眼窩下部及び頬部の上部(頬骨部)とを覆う。鼻部を覆う部分には、鼻部の鼻尖及び鼻翼の輪郭と対応する切り込み(以下、鼻部切り込み14)が形成されている。これにより、第一マスク10が装着者の顔に装着された際には、第一マスク10のうち、鼻部切り込み14に囲まれている部分が装着者の鼻部に立体的にフィットして、鼻部を好適に覆うことができる。
また、第一マスク10の外縁は、図2及び3に示すように、下側部分11の下端をなす下縁15と、下側部分11の両側端に位置する下方側端16と、上側部分12の上端をなす上縁17と、上側部分12の両側端の各々に位置する上方側端18と、を有する。下縁17は、第一マスク10の横幅方向に長く伸び、下側に向かって凸となるように円弧状に湾曲し、その途中箇所には比較的短い切り込み(以下、オトガイ部切り込み19)が所定のピッチで設けられている。これにより、第一マスク10が装着者の顔に装着された際には、第一マスク10のうち、下縁15付近の部分が装着者のオトガイ部に立体的にフィットするようになる。
下方側端16は、第一マスク10の横幅方向の外側に向かって凸となるように円弧状に湾曲しており、下縁15と滑らかに繋がっている。上縁17は、上下方向に蛇行しており、具体的には、上縁17のうち、第一マスク10の横幅方向の中央領域及び両端領域が上側に向かって凸となるように湾曲し、中央領域と各端領域との間に位置する中間領域が下側に向かって凹となるように湾曲している。上方側端18は、上下方向に真っ直ぐ延びている。
また、図2に示すように、下方側端16と上方側端18との境界位置からは、切り込み(以下、頬部切り込み20)が第一マスク10の横幅方向内側に延びている。これにより、第一マスク10が装着者の顔に装着された際には、第一マスク10の側端部が装着者の頬部のうち、頬骨が位置する部分、及び頬骨の直下に位置する部分にそれぞれフィットして、好適に頬部を覆うことができる。
以上のような形状を有する第一マスク10は、多層構造をなしており、具体的には、第一マスク10の表層(より前方に位置する層)をなす基布層21と、基布層21の後方に積層された密着層22とを有する。基布層21は、不織布等からなるシート材を上述した第一マスク10の外形形状に合わせて切り取り成形することで構成される。
密着層22は、基布層21の裏面(後面)全体に、人の皮膚と良好に密着し得る公知の粘着剤を塗布することで構成される。この密着層22の後面(すなわち、基布層21とは反対側の面)全体が、粘着性を有し、第一マスク10が装着者の顔に装着された際に顔と対向する。
(第二マスク)
第二マスク30の構成について図4を参照しながら説明する。第二マスク30は、その横幅方向(図4の矢印方向)に長く、一般的な不織布マスク又はサージカルマスクと類似する外観を有し、図4に示すように本体部31、一対の耳掛け部32及びノーズフィット部33を有する。
本体部31は、複数の不織布シートを重ね合わせて各シートの外縁部分を溶着する等して接合することで構成されており、上下方向の中央部分には、襞状に折り畳まれたプリーツ部34を備え、プリーツ部34が未展開状態にあるときには正面視で略矩形状の外形形状をなしている。他方、第二マスク30の装着時には、プリーツ部34が上下方向に展開し、これにより、本体部31が上下方向に立体的に広がる。
なお、本体部31を構成する素材については、不織布に限定されず、マスク用の材料であれば制限なく利用可能である。また、本体部31は、上述したプリーツ型のものに限られず、人の顔の下側半分の輪郭に対応させて立体的に湾曲したもの(立体型)であってもよい。
また、図4に示すように、第二マスク30の横幅方向における本体部31の中央部分には、本体部31において上下方向中央よりも若干下側の位置に、横幅方向に長くカットされた切り込み(以下、第二マスク口部切り込み35)が設けられている。この第二マスク口部切り込み35は、第二マスク30が第一マスク10に重ねた状態で装着者の顔に装着された際に第一マスク口部穴13と対向する。これにより、装着者は、第一マスク10及び第二マスク30の両方を装着した状態であっても、第二マスク口部切り込み35と第一マスク口部穴13とを通じて飲食物を摂取することができる。
耳掛け部32は、第二マスク30の横幅方向の両端部に備えられ、例えば、本体部31の側縁の上端及び下端に留められたゴム紐等の弾性体、あるいは、本体部31と一体成形され本体部31の両側部から外側に張り出した環状の張出部分によって構成される。第二マスク30は、その装着時に装着者の耳に一対の耳掛け部32の各々が掛けられることで、装着者の顔に装着された状態で保持される。ただし、耳掛け部32は、上記の構成に限定されるものではなく、マスク装着時に装着者の耳に好適に掛けることができればよく、そうである限りは他の構成であってもよい。
なお、耳掛け部32の生地に美容成分を配合しておくことにより、耳裏(耳下腺)を刺激し、顔の血行促進及びむくみ解消などの美容健康効果を発揮することができる。
ノーズフィット33は、第二マスク30の横幅方向における本体部31の中央部の上端領域に埋設された変形自在なプラスチックバー又はワイヤ等によって構成される。このノーズフィット33により、本体部31は、装着者の鼻部(厳密には、鼻背)に良好にフィットする形状を保つことができる。
<保湿用キットの使用手順>
次に、上述した保湿用キット1の使用手順について説明する。
装着者(厳密には、マスクセット3をその後に装着する者)は、先ず、保湿用キット1の収容体2から保湿液を適量取り出し、顔の下側半分に塗る。その後、装着者は、保湿液が塗られた顔の下側半分を覆うように第一マスク10を装着する。
より詳しく説明すると、装着者は、第一マスク10の密着層22の後面(基布層21とは反対側の面)が装着者の顔と対向する向きにて第一マスク10を手で把持し、その手を動かして、第一マスク10の下縁15が装着者の顔の下端(つまり、顎先)より幾分上方に位置し、且つ、第一マスク10の上縁17のうち、下側に凹となった領域が装着者の眼窩下部の直下に位置するようにマスク位置を調整する。
その後、装着者は、第一マスク10を顔に近付けて密着層22の後面を顔の下側半分に密着させる。これにより、図5に示すように、第一マスク10が装着者の顔に装着され、顔の下側半分、具体的には、鼻部及び眼窩下部から下方に位置する部分を覆うようになる。この状態では、第一マスク10において装着者の顔と対向する側の面、すなわち、第一マスク10の後面が、保湿液が塗られた状態の装着者の顔に密着している。この結果、顔に塗られた保湿液が顔から垂れ落ちる状況(つまり、液垂れ)が抑えられ、また、保湿液の保湿効果が第一マスク10のカバー機能によって持続される。
さらに、第一マスク10が装着者の顔に装着された状態では、密着層22の後面全体が装着者の顔に密着し、且つ、第一マスク10の下端が顔の下端(顎先)よりも幾分上方に位置する。このような構成であれば、上述した第一マスク10の効果、すなわち、液垂れを抑えつつ保湿液の保湿効果を持続するという効果がより良好に発揮されるようになる。
その後、装着者は、第二マスク30を第一マスク10の前方にて第一マスク10に重ねた状態で顔に装着する。より詳しく説明すると、装着者は、本体部31のプリーツ部34を上下に展開した後に、第一マスク10の前方から本体部31を顔に近付け、ノーズフィット33が鼻部(厳密には、鼻背)にフィットする位置に本体部31が達した際に一対の耳掛け部32の各々を耳に掛ける。これにより、図6に示すように、第二マスク30が、第一マスク10に重ねられた状態で装着者の顔に装着され、第一マスク10をその前方から覆い、且つ顔の下側半分、具体的には、鼻部から下方の部分を覆うようになる。この結果、第一マスク10及び第二マスク30の双方のカバー機能により、保湿液の保湿効果が一層長く持続されることになる。
また、第一マスク10が第二マスク30によって覆われているため、第一マスク10の使用を隠すことができ、装着者の周囲に居る人々に、第一マスク10が顔に密着している状況を見られないようにすることができる。
また、第二マスク30が第一マスク10に重ねられて装着者の顔に装着されると、第二マスク30の一部(例えば、ノーズフィット33及び本体部31のうち、装着者の頬部等を覆う部分)が第一マスク10と接触し、その接触圧によって第一マスク10と顔との密着性がより高まる。これにより、保湿液の保湿効果の持続性が更に向上する。
さらに、第二マスク30が第一マスク10に重ねられて装着者の顔に装着されてプリーツ部34が展開した状態では、図6に示すように、第二マスク10の下部が装着者の顔からオトガイ部の下面に回り込んでおり、また、第二マスク30の外縁が第一マスク10の外縁よりも外側に位置する。言い換えれば、第二マスク30は、第一マスク10の全体を完全に覆った状態で装着者の顔に装着される。これにより、保湿液の保湿効果が益々長く持続されると共に、第一マスク10の使用をより確実に隠すことが可能となる。
以上までに本発明のマスクセット、及び保湿用キットについて一例を挙げて説明したが、前述したように、上記の例は、あくまでも一例に過ぎず、上記の例とは異なる構成であってもよい。
例えば、第一マスクの形状は、図2及び3に示す形状に限定されるものではなく、装着者の顔の下側半分を覆える形状であればよく、上記の形状とは異なる形状でもよい。
また、第一マスクにおける密着層の後面全体が装着者の顔に密着する構成に限定されるものではなく、密着層の後面の一部が顔に密着しない構成であってもよい。
また、第二マスクとしては、ノーズフィットを備えていないマスク、あるいは、本体部にプリーツ部が形成されていないマスクを利用してもよい。
また、第二マスクを第一マスクに重ねて装着者の顔に装着した状態において、第二マスクが第一マスクの全体を覆う構成に限定されるものではなく、第二マスクの外縁の外側に第一マスクの一部がはみ出して露出してもよいが、第一マスクの使用を隠す観点では、はみ出す量(面積)が極力小さくなっているのが望ましい。
また、本発明のマスクキット及び保湿用キットの好適な利用環境として、飛行中の航空機内のように乾燥し易い環境を挙げたが、本発明のマスクキット及び保湿用キットは、当然ながら他の環境でも利用可能であり、例えば、病院又は温泉等の公共施設内で利用してもよい。
1 保湿用キット
2 収容体
3 マスクセット
10 第一マスク
11 下側部分
12 上側部分
13 第一マスク口部穴
14 鼻部切り込み
15 下縁
16 下方側端
17 上縁
18 上方側端
19 オトガイ部切り込み
20 頬部切り込み
21 基布層
22 密着層
30 第二マスク
31 本体部
32 耳掛け部
33 ノーズフィット
34 プリーツ部
35 第二マスク口部切り込み

Claims (9)

  1. 装着者の顔に装着されて前記顔のうち、鼻部及び鼻部より下に位置する部分を覆第一マスクと、
    前記第一マスクの前方にて前記第一マスクに重ねられた状態で前記顔に装着されて前記第一マスクを覆い、且つ、前記顔のうち、鼻部及び鼻部より下に位置する部分を覆う第二マスクと、を有するマスクセットと、
    保湿成分を有する液体を収容した収容体と、を有し、
    前記第一マスク及び前記第二マスクは、互いに分離し、且つ互いに外形形状が異なるマスクであって、それぞれ個別に装着可能であり、
    前記第一マスクは、
    上端に凹凸が設けられ、前記顔のうち、前記装着者の鼻部が含まれる前記装着者の目の下に位置する部分を、覆う上側部分と、
    前記上側部分よりも幅広であり、前記顔のうち、前記装着者の鼻部より下方に位置する部分を、覆う下側部分と、を備え、前記第一マスクにおいて前記顔と対向する側の面が、前記液体が塗られた前記顔に密着した状態で使用されることを特徴とする保湿用キット
  2. 前記第一マスクは、前記第一マスクが前記顔に装着された際に前記装着者の口と対向する第一マスク口部穴を有し、
    前記第二マスクは、前記第二マスクが前記第一マスクに重ねた状態で前記顔に装着された際に前記第一マスク口部穴と対向する第二マスク口部切り込みを有する、請求項1に記載の保湿用キット
  3. 前記第一マスクの横幅方向の中央部分には、前記第一マスク穴よりも上方に位置する鼻部切り込みが設けられており、
    前記第一マスクが前記顔に装着された際に、前記第一マスクにおいて前記鼻部切り込みに囲まれた部分が前記装着者の鼻部を覆う、請求項2に記載の保湿用キット
  4. 前記第二マスクは、前記第二マスクの横幅方向の両端部に耳掛け部を有し、それぞれの前記耳掛け部が前記装着者の耳に掛けられることで、前記顔に装着された状態にて保持される、請求項1~3のいずれか一項に記載の保湿用キット
  5. 前記第二マスクは、上下方向に展開するプリーツ部を有する、請求項1~4のいずれか一項に記載の保湿用キット
  6. 前記第二マスクが前記第一マスクに重ねられて前記顔に装着され、且つ、前記プリーツ部が展開した状態では、前記第二マスクの外縁が前記第一マスクの外縁よりも外側に位置する、請求項5に記載の保湿用キット
  7. 前記第一マスクは、前記顔に装着された際に、前記顔のうち、前記装着者の眼窩下部から下に位置する部分を覆う、請求項1~のいずれか一項に記載の保湿用キット
  8. 前記第一マスクは、基布層と、前記基布層に積層された密着層とを有し、
    前記密着層における前記基布層とは反対側の面全体が、粘着性を有し、前記第一マスクが前記顔に装着された際に前記顔と密着する、請求項1~のいずれか一項に記載の保湿用キット
  9. 前記第一マスクと前記第二マスクとを連結させる連結具をさらに有する、請求項1~のいずれか一項に記載の保湿用キット
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