JP7406003B2 - 通信制御方法、ユーザ装置及びプロセッサ - Google Patents

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Description

本発明は、移動通信システムに用いる通信制御方法に関する。
移動通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(Third Generation Partnership Project)の規格において、ユーザ装置間で無線通信を行うサイドリンク通信が規定されている(例えば、非特許文献1参照)。サイドリンク通信により、例えば、車両間通信(V2V:Vehicle to Vehicle)を含むV2X(Vehicle to Everything)サービスなどを実現することが可能となる。
サイドリンク通信では、NG-RAN(Next Generation-Radio Access Network)によりスケジューリングされたリソースを用いてユーザ装置間で無線通信が行われる場合(モード1)がある。また、サイドリンク通信では、ユーザ装置が自律的にリソースプールの中からリソースを選択して無線通信を行う場合(モード2)がある。
さらに、ユーザ装置がNG-RANのカバレッジ範囲内にあるときは、ユーザ装置のRRC(Radio Resource Control)状態に関係なくサイドリンク通信がサポートされる。さらに、ユーザ装置がNG-RANのカバレッジ範囲外にあるときでもサイドリンク通信はサポートされる。
したがって、例えば、ユーザ装置がNG-RANのカバレッジ範囲内にあるときは、スケジューリングされたリソースを用いて他のユーザ装置と無線通信が可能であり、また、自律的にリソースを選択して無線通信が可能である。他方、ユーザ装置がNG-RANのカバレッジ範囲外にあるときは、自律的にリソースを選択して他のユーザ装置と無線通信が可能となる。
さらに、サイドリンク通信では、ユニキャスト送信、グループキャスト送信、及びブロードキャスト送信をサポートしている。ユニキャスト送信では、ペアのピアユーザ装置間でユーザトラフィックが送受信される。また、グループキャスト送信では、サイドリンク内のグループに属するユーザ装置間でユーザトラフィックが送受信される。さらに、ブロードキャスト送信では、サイドリンク内のユーザ装置間でユーザトラフィックが送受信される。
3GPP TS 38.300 V16.2.0 (2020-07)
第1の態様に係る通信制御方法は、第1のユーザ装置及び第2のユーザ装置を有し、前記第1のユーザ装置及び前記第2のユーザ装置との間でサイドリンク通信が可能な移動通信システムにおける通信制御方法である。前記通信制御方法は、前記第1のユーザ装置が、前記サイドリンク通信に関する設定情報を含むRRC(Radio Resource Control)メッセージを送信する際に、前記第2のユーザ装置との間で間欠受信が設定されている場合、前記間欠受信の設定に関わらず前記RRCメッセージに対するRRC応答メッセージの受信の待ち受け処理を行うことを有する。また、前記通信制御方法は、前記第2のユーザ装置が、前記RRCメッセージを受信すると、前記RRCメッセージに対する前記RRC応答メッセージを送信することと、前記第1のユーザ装置が、前記RRC応答メッセージを受信することと、を有する。
第2の態様に係る通信制御方法は、第1のユーザ装置及び第2のユーザ装置を有し、前記第1のユーザ装置及び前記第2のユーザ装置との間でサイドリンク通信が可能な移動通信システムにおける通信制御方法である。前記通信制御方法は、前記第1のユーザ装置が、前記サイドリンク通信に関する設定情報を含む第1のRRCメッセージを送信したタイミング、又は前記第2のユーザ装置が、前記第1のユーザ装置から送信された前記第1のRRCメッセージを受信したタイミングで所定フレームのフレーム番号をリセットすることを有する。又は、前記通信制御方法は、前記第2のユーザ装置が、前記サイドリンク通信の設定完了に関する第2のRRCメッセージを送信したタイミング、又は前記第1のユーザ装置が、前記第2のユーザ装置から送信された前記第2のRRCメッセージを受信したタイミングで前記所定フレームのフレーム番号をリセットすることを有する。
第3の態様に係る通信制御方法は、第1のユーザ装置及び第2のユーザ装置を有し、前記第1のユーザ装置及び前記第2のユーザ装置との間でサイドリンク通信が可能な移動通信システムにおける通信制御方法である。前記通信制御方法は、前記第1のユーザ装置が、前記第1のユーザ装置の前記サイドリンク通信における間欠受信の設定に関する第1の設定情報と、前記第2のユーザ装置の前記サイドリンク通信における間欠受信の設定に関する第2の設定情報とを含むRRCメッセージを送信することと、前記第2のユーザ装置が、前記RRCメッセージを受信することと、を有する。
第4の態様に係る通信制御方法は、基地局装置と、前記基地局装置と無線通信が可能な第1のユーザ装置及び第2のユーザ装置とを有し、前記第1のユーザ装置及び前記第2のユーザ装置との間でサイドリンク通信が可能な移動通信システムにおける通信制御方法である。前記通信制御方法は、前記第1のユーザ装置が、前記サイドリンク通信における間欠受信に関する設定情報を含むRRCメッセージを送信することと、前記第2のユーザ装置が、前記RRCメッセージを受信することと、を有する。また、前記通信制御方法は、前記第2のユーザ装置が、前記サイドリンク通信における間欠受信の設定の調整を要求する調整要求メッセージを前記第1のユーザ装置へ送信することと、又は、前記サイドリンク通信における間欠受信の設定変更を要求するサイドリンク情報メッセージを前記基地局装置へ送信することと、を有する。
第5の態様に係る通信制御方法は、基地局装置と、前記基地局装置と無線通信が可能な第1のユーザ装置及び第2のユーザ装置とを有し、前記第1のユーザ装置及び前記第2のユーザ装置との間でサイドリンク通信が可能な移動通信システムにおける通信制御方法である。前記通信制御方法は、前記基地局装置が、前記サイドリンク通信における間欠受信の設定に関する設定情報を含むRRCメッセージを送信することと、又は前記設定情報を含むシステム情報を報知することと、前記第1のユーザ装置及び前記第2のユーザ装置は、前記RRCメッセージを受信し、前記サイドリンク通信における間欠受信の設定を適用することと、を有する。
図1は、一実施形態に係る移動通信システムの構成例を示す図である。 図2は、一実施形態に係るユーザ装置の構成例を示す図である。 図3は、一実施形態に係る基地局の構成例を示す図である。 図4は、Uuインターフェイスのユーザプレーンのプロトコルスタックの構成例を示す図である。 図5は、Uuインターフェイスの制御プレーンのプロトコルスタックの構成例を示す図である。 図6は、PC5インターフェイスのユーザプレーンのプロトコルスタックの構成例を示す図である。 図7は、PC5インターフェイスの制御プレーンのプロトコルスタックの構成例を示す図である。 図8(A)はUE間で無線通信が行われている例、図8(B)は実施例1の動作例をそれぞれ表す図である。 図9(A)はOn-durationとOff-durationの例、図9(B)はメッセージの送受信タイミングの例をそれぞれ表す図である。 図10(A)はメッセージの送受信の例、図10(B)は実施例1の動作例を表す図である。 図11(A)と図11(B)は、実施例2の動作例を表す図である。 図12は、実施例2の動作例を表す図である。 図13(A)と図13(B)は、実施例2の動作例を表す図である。 図14は、実施例2の動作例を表す図である。 図15(A)と図15(B)は、実施例3の動作例を表す図である。 図16は、実施例3-1の動作例を表す図である。 図17は、実施例4の動作例を表す図である。 図18は、実施例5の動作例を表す図である。 図19は、実施例6の動作例を表す図である。
図面を参照しながら、実施形態に係る移動通信システムについて説明する。図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
(移動通信システムの構成)
まず、一実施形態に係る移動通信システムの構成例について説明する。一実施形態に係る移動通信システムは3GPPの5Gシステムであるが、移動通信システムには、LTE(Long Term Evolution)が少なくとも部分的に適用されてもよい。
図1は、一実施形態に係る移動通信システム10の構成例を示す図である。
図1に示すように、移動通信システム10は、ユーザ装置(UE:User Equipment)100と、5Gの無線アクセスネットワーク(NG-RAN)300とを有する。
UE100は、移動可能な装置である。UE100は、ユーザにより利用される装置であればどのような装置であっても構わないが、例えば、UE100は、携帯電話端末(スマートフォンを含む)やタブレット端末、ノートPC、通信モジュール(通信カード又はチップセットを含む)、センサ若しくはセンサに設けられる装置、車両若しくは車両に設けられる装置(Vehicle UE)、飛行体若しくは飛行体に設けられる装置(Aerial UE)など、無線通信が可能な装置である。なお、本実施形態におけるUE100は、サイドリンク通信を利用して、他のUEと直接無線通信を行うことができる。
NG-RAN300は、5Gシステムにおいて「gNB」(「next generation Node B」)と呼ばれる基地局装置200-1を含む。また、NG-RAN300は、NR(New Radio)と協調可能なLTE基地局である基地局装置200-2を含む。基地局装置200-2は、「ng-eNB」と呼ばれる。
gNB200-1とng-eNB200-2とは、NG-RANノードと呼ばれることもある。gNB200-1とng-eNB200-2とは、基地局間インターフェイスであるXnインターフェイスを介して相互に接続される。gNB200-1とng-eNB200-2とは、1又は複数のセルを管理する。gNB200-1とng-eNB200-2とは、自セルとの接続を確立したUE100との無線通信を行う。gNB200-1とng-eNB200-2とは、無線リソース管理(RRM:Radio Resource Management)機能、ユーザデータ(以下、単に「データ」という)のルーティング機能、モビリティ制御・スケジューリングのための測定制御機能等を有する。「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として用いられる。「セル」は、UE100との無線通信を行う機能又はリソースを示す用語としても用いられる。1つのセルは1つのキャリア周波数に属する。
図1に示すように、gNB200-1とng-eNB200-2との間はXnインターフェイスで接続される。また、gNB200-1とUE100-1との間と、ng-eNB200-2とUE100-2との間とは、基地局ユーザ装置間インターフェイスであるUuインターフェイスで接続される。さらに、UE100-1~100-3間は、ユーザ装置間インターフェイスであるPC5インターフェイスで接続される。
なお、3GPPでは、NRサイドリンク通信とV2Xサイドリンク通信とが規定される。NRサイドリンク通信は、例えば、ネットワークノードを経由することなく、NR(New Radio)技術を利用して、UE100-1~100-3間において、少なくともV2X通信が可能な通信のことである。また、V2Xサイドリンク通信は、例えば、ネットワークノードを経由することなく、E-UTRA(Evolved - Universal Terrestrial Radio Access)技術を利用して、V2X通信が可能な通信のことである。以下では、NRサイドリンク通信とV2Xサイドリンク通信とをとくに区別することなく、「サイドリンク通信」と称する場合がある。したがって、「サイドリンク通信」には、NRサイドリンク通信が含まれてもよいし、V2Xサイドリンク通信が含まれてもよい。
また、図1において、gNB200-1が5Gのコアネットワークである5GC(5G Core network)に接続されてもよいし、ng-eNB200-2がLTEのコアネットワークであるEPC(Evolved Packet Core)に接続されてもよい。或いは、gNB200-1がEPCに接続されてもよいし、ng-eNB200-2が5GCに接続されてもよい。
なお、以下においては、gNB200-1とng-eNB200-2とのうち、代表して、gNB200-1を基地局装置の例として説明する。また、gNB200-1をgNB200、UE100-1~100-3をUE100と表記する場合がある。
図2は、一実施形態に係るUE100(ユーザ装置)の構成を示す図である。
図2に示すように、UE100は、受信部110、送信部120、及び制御部130を備える。
受信部110は、制御部130の制御下で各種の受信を行う。受信部110は、アンテナ及び受信機を含む。受信機は、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換(ダウンコンバート)して制御部130に出力する。なお、本実施形態におけるUE100は、gNB200だけではなく、他のUEとの間でサイドリンク通信による無線通信を行うことが可能である。そのため、受信部110は、他のUEから送信されたメッセージ又はデータなどを受信することも可能である。
送信部120は、制御部130の制御下で各種の送信を行う。送信部120は、アンテナ及び送信機を含む。送信機は、制御部130が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換(アップコンバート)してアンテナから送信する。本実施形態では、送信部120は、gNB200へデータなどを送信するだけはなく、サイドリンク通信により、他のUEへ、メッセージ又はデータなどを送信することが可能である。
制御部130は、UE100における各種の制御を行う。制御部130は、少なくとも1つのプロセッサと、プロセッサと電気的に接続された少なくとも1つのメモリとを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に用いられる情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンドプロセッサと、CPU(Central Processing Unit)と、を含んでもよい。ベースバンドプロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行う。CPUは、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行う。本実施形態における制御部130は、以下に示す実施例で説明する各種の制御又は処理を行うことが可能である。
図3は、一実施形態に係るgNB200(基地局)の構成を示す図である。
図3に示すように、gNB200は、送信部210、受信部220、制御部230、及びバックホール通信部240を備える。
送信部210は、制御部230の制御下で各種の送信を行う。送信部210は、アンテナ及び送信機を含む。送信機は、制御部230が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換(アップコンバート)してアンテナから送信する。
受信部220は、制御部230の制御下で各種の受信を行う。受信部220は、アンテナ及び受信機を含む。受信機は、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換(ダウンコンバート)して制御部230に出力する。
制御部230は、gNB200における各種の制御を行う。制御部230は、少なくとも1つのプロセッサと、プロセッサと電気的に接続された少なくとも1つのメモリとを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に用いられる情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンドプロセッサと、CPUと、を含んでもよい。ベースバンドプロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行う。CPUは、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行う。CPUに代えて、DSP(Digital Signal Processor)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などのプロセッサやコントローラであってもよい。
バックホール通信部240は、基地局間インターフェイスを介して隣接基地局と接続される。バックホール通信部240は、基地局-コアネットワーク間インターフェイスを介して5GCの各ノードと接続される。なお、gNB200は、CU(Central Unit)とDU(Distributed Unit)とで構成され(すなわち、機能分割され)、両ユニット間がF1インターフェイスで接続されてもよい。
(Uuインターフェイスにおけるプロトコルスタックについて)
図4は、Uuインターフェイスにおいて、データを取り扱うユーザプレーンの無線インターフェイスのプロトコルスタックの構成を示す図である。
図4に示すように、Uuインターフェイスにおけるユーザプレーンの無線インターフェイスプロトコルは、物理(PHY)レイヤと、MAC(Medium Access Control)レイヤと、RLC(Radio Link Control)レイヤと、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤと、SDAP(Service Data Adaptation Protocol)レイヤとを有する。
PHYレイヤは、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。UE100のPHYレイヤとgNB200のPHYレイヤとの間では、物理チャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。
MACレイヤは、データの優先制御、ハイブリッドARQ(HARQ:Hybrid Automatic Repeat Request)による再送処理、及びランダムアクセスプロシージャ等を行う。UE100のMACレイヤとgNB200のMACレイヤとの間では、トランスポートチャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。gNB200のMACレイヤはスケジューラを含む。スケジューラは、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式(MCS:Modulation and Coding Scheme))及びUE100への割当リソースブロックを決定する。
RLCレイヤは、MACレイヤ及びPHYレイヤの機能を利用してデータを受信側のRLCレイヤに伝送する。UE100のRLCレイヤとgNB200のRLCレイヤとの間では、論理チャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。
PDCPレイヤは、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。
SDAPレイヤは、コアネットワークがQoS(Quality of Service)制御を行う単位であるIPフローとAS(Access Stratum)がQoS制御を行う単位である無線ベアラとのマッピングを行う。なお、RANがEPCに接続される場合は、SDAPが無くてもよい。
図5は、Uuインターフェイスにおいて、シグナリング(制御信号)を取り扱う制御プレーンの無線インターフェイスのプロトコルスタックの構成を示す図である。なお、図5では、5GCに含まれるノードとしてAMF(Access and Mobility Management Function)が表記される。
図5に示すように、Uuインターフェイスにおける制御プレーンの無線インターフェイスのプロトコルスタックは、図4に示したSDAPレイヤに代えて、RRC(Radio Resource Control)レイヤ及びNAS(Non-Access Stratum)レイヤを有する。
UE100のRRCレイヤとgNB200のRRCレイヤとの間では、各種設定のためのRRCシグナリングが伝送される。RRCレイヤは、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCとgNB200のRRCとの間に接続(RRC接続)がある場合、UE100はRRCコネクティッド状態にある。UE100のRRCとgNB200のRRCとの間に接続(RRC接続)がない場合、UE100はRRCアイドル状態にある。また、RRC接続が中断(サスペンド)されている場合、UE100はRRCインアクティブ状態にある。
RRCレイヤの上位に位置するNASレイヤは、セッション管理及びモビリティ管理等を行う。UE100のNASレイヤとAMF300のNASレイヤとの間では、NASシグナリングが伝送される。
なお、UE100は、無線インターフェイスのプロトコル以外にアプリケーションレイヤ等を有する。
(PC5インターフェイスにおけるプロトコルスタックについて)
図6は、PC5インターフェイスにおけるユーザプレーンのプロトコルスタックの構成例を表す図である。
図6に示すように、PC5インターフェイスにおけるユーザプレーンのプロトコルは、Uuインターフェイスにおけるユーザプレーンのプロトコルと同様に、PHYレイヤ、MACレイヤ、RLCレイヤ、PDCPレイヤ、及びSDAPレイヤの各レイヤを含む。
また、図7は、PC5インターフェイスにおける制御プレーンのプロトコルスタックの構成例を表す図である。
図7に示すように、PC5インターフェイスにおける制御プレーンのプロトコルも、Uuインターフェイスにおける制御プレーンのプロトコルと同様に、PHYレイヤ、MACレイヤ、RLCレイヤ、PDCPレイヤ、及びRRCレイヤを含む。
ユーザプレーンのMACレイヤでは、サイドリンク通信におけるトランスポートレイヤ(SCCH(Sidelink Control Channel)、STCH(Sidelink Transport Channel)、及びSBCCH(Sidelink Broadcast Control Channel))を介して、データが伝送される。また、制御プレーンのMACレイヤでは、サイドリンク通信におけるトランスポートレイヤを介して、制御情報が伝送される。さらに、少なくともいずれ一方のプレーンのMACレイヤにおいては、上りリンク通信とサイドリンク通信との間の優先ハンドリング、サイドリンクのCSI(Channel State Information)報告などが行われる。
また、制御プレーンのRRCレイヤでは、ピアUE100-1,100-2間でのPC5-RRCメッセージの転送、PC5-RRC接続の維持と管理、PC5-RRC接続におけるサイドリンク無線リンクの失敗(Failure)の検出などが行われる。
なお、PC5-RRC接続は、レイヤ2における送信元と宛先のIDのペアに対する2つのUE100間の論理接続のことである。PC5-RRC接続は、対応するPC5ユニキャストリンクが確立された後に確立される。PC5-RRC接続とPC5ユニキャストリンクとは1対1の関係がある。UE100は、レイヤ2における送信元と宛先のIDのペアが異なる1つ以上の他のUEとの間で、複数のPC5-RRC接続を有することが可能である。UE100は、サイドリンク通信に興味がない場合、或いは、レイヤ2リンク解放プロシージャが完了した場合などに、PC5-RRC接続を解放する。PC5-RRC接続されたUE100-1,100-2は、PC5-RRC接続(コネクティッド)状態となる。
(サイドリンク通信の物理チャネルについて)
サイドリンク通信における物理チャネルとして、物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH:Physical Sidelink Control Channel)と、物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH:Physical Sidelink Shared Channel)とがある。また、サイドリンク通信における物理チャネルとして、物理サイドリンクフィードバックチャネル(PSFCH:Physical Sidelink Feedback Channel)、及び物理サイドリンクブロードキャスト(PSBCH:Physical Sidelink Broadcast Channel)がある。
PSCCHでは、UE100がPSSCHで使用するリソースに関する制御情報などが送信される。PSCCHでは、2段階に分けで異なる制御情報(SCI:Sidelink Control Information)が送信される場合がある。PSSCHでは、データのTB(Transport Block)の送信、HARQ手順などの制御情報の一部が送信される。PSFCHは、PSSCH送信の受信対象であるUE100-2から送信を実行したUE100-1へ、HARQフィードバック情報が送信される。PSFCHは、ユニキャスト送信とグループキャスト送信に適用されてよい。PSBCHは、直接フレーム番号(DFN:Direct Frame Number)、同期に関する情報などが伝送される。
(動作例)
次に動作例について説明する。動作例は以下の順番で説明する。
(実施例1)サイドリンクDRX(Discontinuous Reception)は、RRC再設定サイドリンクシーケンス中、適用されない
(実施例2)サイドリンクDRXの周期バウンダリは、RRC再設定サイドリンクメッセージ又は、RRC再設定完了サイドリンクメッセージの送信又は受信の時点でリセットされる
(実施例3)UE100は、RRC再設定サイドリンクメッセージにおいて、自身のサイドリンクDRX設定と相手方のサイドリンクDRX設定の両方を含めて送信する
(実施例3-1)実施例3において、複数のサイドリンクDRX設定を通知する
(実施例3-2)UE100は、RRC再設定サイドリンクメッセージとRRC再設定完了サイドリンクメッセージとに、相手方のサイドリンクDRX設定のみを含めて通知する
(実施例3-3)UE100は、RRC再設定サイドリンクメッセージとRRC再設定完了サイドリンクメッセージとに、自身のサイドリンクDRX設定のみを含めて通知する
(実施例4)UE100は、相手方UEへサイドリンクDRX調整要求メッセージを送信する
(実施例5)UE100は、gNB200へ、サイドリンクDRX設定変更の要求を行う
(実施例6)gNB200は、サイドリンクリソースを設定する際に、サイドリンクDRX設定を行う
(実施例1)
3GPPでは、サイドリンク通信における間欠受信(DRX:Discontinuous Reception)の検討が開始されようとしている。サイドリンク通信における間欠受信を、「サイドリンクDRX」と称する場合がある。
具体的には、例えば、サイドリンクDRXにおける、On-durationとOff-durationを定義したり、UE100間でサイドリンクDRXウェイクアップ時間を揃えるためのメカニズムを特定したり、或いは、カバレッジ範囲で、サイドリンクDRXウェイクアップ時間とUuDRXウェイクアップ時間とを揃えるためのメカニズムを特定したりすることなどが、検討対象となっている。
サイドリンクDRXにおいても、UE100とgNB200との間のDRXと同様に、UE100の消費電力削減が期待される。
他方、図8(A)は、UE100-1,100-2間でサイドリンク通信が行われようとしている場合の例を表す図である。図8(A)の例では、UE100-1が送信側、UE100-2が受信側となっている。
また、図8(B)は、サイドリンクRRC再設定(SidelinkRRCReconfiguration)のシーケンス例を表す図である。UE100-1,100-2間では、このようなサイドリンクRRC再設定のシーケンスを実行することで、サイドリンク通信が可能となる。
ステップS101において、UE100-1は、RRC再設定サイドリンク(RRCReconfigurationSidelink)メッセージをUE100-2へ送信する。RRC再設定サイドリンクメッセージは、例えば、サイドリンクDRB(Data Radio Bearer)の確立、変更、又は解放、或いは、NR(New Radio)サイドリンクメジャーメントとレポートの設定など、UE100-1,100-2間のPC5接続の設定情報などを送信するための(又はサイドリンク通信に関する設定情報を含む)メッセージである。或いは、RRC再設定サイドリンクメッセージは、例えば、PC5-RRC接続のAS(Access Stratum)に対するコマンドでもある。
ステップS102において、UE100-2は、RRC再設定完了サイドリンク(RRC ReconfigurationCompleteSidelink)メッセージを送信する。この処理は、例えば、UE100-2が、ステップS101で受信したRRC再設定サイドリンクメッセージに含まれる設定情報を受け入れる場合に行われる。RRC再設定完了サイドリンクメッセージは、例えば、PC5-RRC AS再設定が正常に完了したことを確認するために使用される(又はサイドリンク通信の設定完了に関する)メッセージである。
このようなサイドリンク再設定シーケンスにより、UE100-1,100-2間が、PC5-RRC接続され、UE100-1,100-2間において、データの送受信などを行うことが可能となる。
なお、UE100-2は、ステップS101で受信したRRC再設定サイドリンクメッセージに含まれる設定情報を受け入れない場合、RRC再設定失敗サイドリンク(RRCReconfigurationFailureSidelink)メッセージを送信することも可能である。RRC再設定失敗サイドリンクメッセージは、例えば、PC5-RRC AS再設定(又は設定)の失敗を示すために使用されるメッセージである。
図9(A)は、サイドリンクDRXにおけるOn-duration(以下、「Onduration」と称する場合がある。)とOff-duration(以下、「Offduration」と称する場合がある。)との例を表す図である。例えば、Ondurationの期間において、UE100は、メッセージの送受信又はデータの送受信などを行う。一方、Offdurationの期間において、UE100は、例えば、メッセージ又はデータなどの送受信を停止(又は中断)する。このため、UE100においては、サイドリンクDRXを行わない場合と比較して、消費電力の削減を図ることができる。On-durationとOff-durationで構成される期間(つまり、例えば、あるOn-durationの開始点と次のOn-durationの開始点との間の期間)を、DRXサイクルと称してもよい。
図9(B)は、サイドリンクDRXの各期間とメッセージとの関係例を表す図である。図9(B)に示すように、UE100-1は、Ondurationにおいて、RRC再設定サイドリンクメッセージを送信する。しかし、Offdurationにおいて、RRC再設定完了サイドリンクメッセージがUE100-2から送信される場合もある。この場合、UE100-1では、RRC再設定完了サイドリンクメッセージを受信することができない。そのため、UE100-1とUE100-2との間では、PC5-RRC接続できない場合がある。
そこで、本実施例1では、サイドリンクRRC再設定のシーケンス中は、サイドリンクDRXを適用しないようにする。すなわち、本実施例1では、RRC再設定完了サイドリンクメッセージの受信待ち受けをサイドリンクDRXよりも優先するようにする。
すなわち、UE100-1は、サイドリンク通信に関する設定情報を含むRRCメッセージを送信する際に、UE100-2との間で間欠受信が設定されている場合、間欠受信の設定に関わらず、RRCメッセージに対する応答メッセージの受信の待ち受け処理を行う。そして、UE100-1は、UE100-2から送信された応答メッセージを受信する。これにより、UE100-1は、サイドリンク通信における間欠受信が設定されていた場合であっても、応答メッセージを受信することで、サイドリンク通信の設定を行い、UE100-2との間で、PC5-RRC接続されて、サイドリンク通信が可能となる。
図10(A)は、受信待ち受けを優先した場合の例を表す図である。図10(A)に示すように、UE100-1は、RRC再設定サイドリンクメッセージを送信後、サイドリンクDRXよりも受信待ち受けを優先する。UE100-1は、RRC再設定サイドリンク完了メッセージを受信するまで待ち受け処理を行う。そして、UE100-1は、RRC再設定サイドリンク完了メッセージを受信すると、サイドリンクDRXを再開する。
図10(B)は、UE100-1における動作例を表す図である。
ステップS100において、UE100-1は、処理を開始する。
ステップS105において、UE100-1は、RRC再設定サイドリンクメッセージを送信するときに、サイドリンクDRXが設定されていた場合、サイドリンクDRXの設定に依らず、受信待ち受け処理を行う。UE100-1は、待ち受け処理に代えて、サイドリンクDRXのOnduration期間を延長するようにしてもよい。または、UE100-1は、Offduration期間をサスペンド(中断)するようにしてもよい。または、UE100-1は、Ondurationタイマを、RRC再設定完了サイドリンクメッセージを受信するまで停止する、としてもよい。または、UE100-1は、サイドリンクDRXの設定の適用を除外する、もしくは適用を外す、としてもよい。または、UE100-1は、サイドリンクDRXの設定を破棄する、としてもよい。
ステップS106において、UE100-1は、RRC再設定サイドリンク完了メッセージを受信すると、サイドリンクDRXの設定に従った動作を行う。または、UE100-1は、元のサイドリンクDRXの動作に戻るようにしてもよい。すなわち、UE100-1は、サイドリンクDRXに従った待ち受け動作を行う。または、UE100-1は、Onduration期間の延長処理を停止してもよい。また、UE100-1は、サスペンドしていたOffduration期間を再開(レジューム)してもよい。または、UE100-1は、停止していたOndurationタイマを再開(またはリセット)してもよい。または、UE100-1は、サイドリンクDRXの設定を適用(もしくは再適用)してもよい。
そして、ステップS107において、UE100-1は、一連の処理を終了する。
このように、本実施例1では、UE100は、RRC再設定サイドリンクメッセージを送信するときに、サイドリンクDRXが設定されていた場合、受信待ち受け処理をサイドリンクDRXよりも優先するようにしている。そのため、サイドリンクDRXが適用されているUE100であっても、サイドリンクRRC再設定の一連のシーケンスを実行することができ、UE100-1,100-2間でPC5-RRC接続が可能となる。
(実施例2)
サイドリンクDRXでは、UE100-1,100-2間において、互いに同じタイミングで、OndurationとOffdurationとが行われる。そのため、UE100-1,100-2間でどのようにタイミングを合わせるかが課題である。具体的には、UE100-1,100-2間で、どのようにして、ウェイクアップのタイミング(すなわち、UE100-1の送信タイミングとUE100-2におけるサイドリンクDRXに従った間欠受信タイミングと)を合わせ、そして、OndurationとOffdurationとによるサイドリンクDRXの動作を行うかが課題である。
そこで、本実施例2においては、サイドリンクDRXの周期バウンダリが、RRC再設定サイドリンクメッセージの送信時点もしくは受信時点、又は、RRC再設定完了サイドリンクメッセージの送信時点もしくは受信時点でリセットされるようにする。
すなわち、所定フレームのフレーム番号は、UE100-1が、サイドリンク通信に関する設定情報を含むRRCメッセージを送信したタイミング、又はUE100-2が、UE100-1から送信されたRRCメッセージを受信したタイミングでリセットされる。または、所定フレームのフレーム番号は、UE100-2が、サイドリンク通信の設定完了に関するRRCメッセージを送信したタイミング、又はUE100-1が、UE100-2から送信された設定完了に関するRRCメッセージを受信したタイミングでリセットされる。
これにより、UE100-1,100-2間において、所定のフレームの番号を、ともに同じタイミングで「0」にすることができ、このタイミングを基準にして、タイミング合わせを行うことが可能となる。
なお、所定フレームは、サイドリンクDRXフレーム(以下、「DRXフレーム」と称する場合がある。)であってもよい。
図11(A)は、RRC再設定サイドリンクメッセージの送信時点のうち、初送タイミングでDRXフレームがリセットされる例を表す図である。ここで、「初送」とは、例えば、図11(A)に示すように、RRC再設定サイドリンクメッセージの再送が行われた場合(ステップS101-1,ステップS101-2,...)の最初の送信(ステップS101-1)のことである。このように、RRC再設定サイドリンクメッセージが何度も送信される場合があり得るため、図11(A)の例では、このうち、初送の当該メッセージの送信時点をリセット点としている。
この場合、UE100-1は、初送のRRC再設定サイドリンクメッセージの送信タイミングを、受信側のUE100-2へ通知することで、受信側のUE100-2において送信タイミングを把握することができる。送信タイミングは、例えば、ステップS101-1のRRC再設定サイドリンクメッセージに含まれて、送信されてもよい。または、送信タイミングは、別のメッセージなどで送信されてもよい。
これにより、送信側のUE100-1と受信側のUE100-2とは、RRC再設定サイドリンクメッセージの初送の送信タイミングをともに把握することができる。そして、UE100-1,100-2は、この送信タイミングを、DRXフレームのゼロ点とする。UE100-1,100-2間では、DRXフレームのゼロ点が同じタイミングになり、これを基準にして、ウェイクアップなどのタイミング合わせを行うことが可能となる。
図11(B)は、RRC再設定サイドリンクメッセージの受信時点のうち、RRC再設定サイドリンクメッセージの初回の受信タイミングを、DRXフレームのゼロ点とする例である。
図11(B)の例は、RRC再設定サイドリンクメッセージが再送される場合(ステップS101-1,ステップS101-2,...)、初送のRRC再設定サイドリンクメッセージ(ステップS101-1)の受信タイミングを、DRXフレームのゼロ点のタイミングとしている。
初送RRC再設定サイドリンクメッセージの受信タイミングは、初送RRC再設定サイドリンクメッセージに対する否定応答(NACK:Negative Acknowledgment)メッセージに含めてもよい。否定応答メッセージは、例えば、UE100-2が初送RRC再設定サイドリンクメッセージを正常に受信できなかったときに、送信側のUE100-1へ送信するメッセージである。これにより、送信側のUE100-1へ受信タイミングを通知することができる。受信タイミングは、否定応答メッセージ以外の他のメッセージなどに含ませて通知されてもよい。
そして、RRC再設定サイドリンクメッセージの初回の受信タイミングが送信側のUE100-1と受信側のUE100-2とで共有することができる。そして、UE100-1,100-2では、このタイミングをDRXフレームのゼロ点にして、タイミング合わせを行うことが可能となる。
図12は、RRC再設定サイドリンクメッセージの受信時点のうち、RRC再設定サイドリンクメッセージの受信が成功した(又は再送が成功した)タイミングを、DRXフレームのゼロ点とする例である。図12の例では、2回目のRRC再設定サイドリンクメッセージの送信(ステップS101-2)で、確認応答(ACK:Acknowledgment)メッセージがUE100-2から送信されている(ステップS103)。そのため、2回目のRRC再設定サイドリンクメッセージ(ステップS101-2)の受信タイミングが、RRC再設定サイドリンクメッセージの受信が成功したタイミングとなる。
受信タイミングは、例えば、確認応答メッセージ(ステップS103)又は他のメッセージに含めて送信されてもよい。これにより、UE100-1,100-2間で、RRC再設定サイドリンクメッセージの受信が成功したタイミングを共有することができる。そして、UE100-1,100-2は、このタイミングをDRXフレームのゼロ点とすることで、同じタイミングでDRXフレームが「0」となり、タイミング合わせを行うことが可能となる。
図13(A)は、RRC再設定完了サイドリンクメッセージの受信時点をDRXフレームのゼロ点とする例である。
すなわち、図13(A)の例は、UE100-2が、RRC再設定サイドリンクメッセージ(ステップS101)に対して、RRC再設定完了サイドリンクメッセージを送信するものの、UE100-1において、当該メッセージを正常に受信することができず、当該メッセージが再送される場合(ステップS102-1,ステップS102-2,...)を表している。
そして、図13(A)は、そのように再送が行われたRRC再設定完了サイドリンクメッセージのうち、初送のRRC再設定完了サイドリンクメッセージ(ステップS102-1)の送信時点のタイミングを、DRXフレームのゼロ点とする例である。
この場合も、この送信タイミングは、例えば、RRC再設定完了サイドリンクメッセージ又は他のメッセージなどにより、UE100-1へ送信されてもよい。
UE100-1とUE100-2とは、初送のRRC再設定完了サイドリンクメッセージの送信タイミングをDRXフレームのゼロ点とすることで、同じタイミングでDRXフレームが「0」となり、UE100-1,100-2間でタイミング合わせを行うことが可能となる。
図13(B)は、RRC再設定完了サイドリンクメッセージの受信時点をDRXフレームのゼロ点とする例である。すなわち、図13(B)の例は、RRC再設定サイドリンクメッセージ(ステップS101)が送信され、その後、初送のRRC再設定完了サイドリンクメッセージ(ステップS102-1)の受信タイミングを、DRXフレームのゼロ点とする例である。
この場合、UE100-1は、初送のRRC再設定完了サイドリンクメッセージの受信タイミングを、初送のRRC再設定完了サイドリンクメッセージの否定応答メッセージ又は他のメッセージなどに含めて、UE100-2へ送信してもよい。
図14は、RRC再設定完了サイドリンクメッセージの受信が成功したタイミング、すなわち、RRC再設定完了サイドリンクメッセージの再送が成功したタイミングを、DRXフレームのゼロ点とする例である。なお、図14を含めて、上記の様々なゼロ点ポイントについては、確認応答メッセージ(ACK)の送信タイミング又は受信タイミングでもよい。
図14の例は、UE100-1は、RRC再設定サイドリンクメッセージ(ステップS101)を送信し、2回目のRRC再設定完了サイドリンクメッセージ(ステップS102-2)での受信に成功し、このメッセージの受信タイミングを、DRXフレームのゼロ点とする例である。
この受信タイミングは、例えば、確認応答メッセージ(ステップS104)又は他のメッセージなどに含めて、UE100-2へ送信してもよい。
図13(B)も図14も、UE100-1,100-2は、受信タイミングを基準にして、同じタイミングで、DRXフレームをゼロ点にすることができる。そのため、UE100-1,100-2間でタイミング合わせを行うことが可能となる。
上述した図11(A)から図14の例では、DRXフレームを「0」にする場合について述べてきた。UE100-1,100-2では、同じタイミングで「0」にしたDRXフレームを用いて、サイドリンクDRXを行うことが可能となる。
ここで、DRXフレームのフレーム番号について説明する。DRXフレーム番号とDRXサブフレーム番号とは、以下の式でそれぞれ算出されてもよい。
[DRXフレーム番号]=([現在のSFN(System Frame Number)]-[ゼロ点時のSFN]) mod 1024 ・・・(1)
[DRXサブフレーム番号]=([現在のSFN]-[ゼロ点時のSFN]) mod10 ・・・(2)
これらの式は、例えば、制御部130内のメモリに保存されてもよい。UE100-1,100-2では、DRXフレーム番号を計算する際に、取得したゼロ点におけるSFNをメモリなどに記憶しておくことで、式(1)又は式(2)を利用して、DRXフレーム又はDRXサブフレームを計算することができる。
なお、式(1)又は式(2)を含む上記の例において、SFNに代えて、DFN(Direct Frame Number)を用いてもよい。もしくは、式(1)又は式(2)を含む上記の例において、SFNに代えて、基準時間(例えば、GPS(Global Positioning System)時刻等)に由来する時間フレームを用いてもよい。ここで、当該時間フレームの時間単位(フレーム番号単位)は、10ms単位とすべきである。
例えば、UE100-1はSFN、UE100-2はDFNを用い、フレーム番号が各UE100-1,100-2でずれている場合でも、DRXフレームを用いることで、UE100-1,100-2間でタイミング同期を行うことが可能になる。また、UE100-1とUE100-2とで在圏するセルが異なり、そのセル間で非同期である場合も、DRXフレームを用いることで、UE100-1,100-2間でタイミング同期を行うことが可能となる。
ただし、DRXフレームは、PC5-RRC接続ごとに管理されることになる。すなわち、他のPC5-RRC接続は、他のDRXフレームで動作することになる。例えば、UE100-1とUE100-2との間のDRXフレームと、UE100-2とUE100-3との間のDRXフレームは、あるタイミングでは、異なるDRXフレーム番号となる場合がある。
UE100は、RRC再設定サイドリンクメッセージ又はRRC再設定完了サイドリンクメッセージなどのPC5-RRCメッセージの送信タイミングを調整することによって、従来のオフセット値設定によるタイミング調整と同等の効果を得ることが可能である。
(実施例3)
本実施例3では、RRC再設定サイドリンクメッセージに、自身のサイドリンクDRX設定と相手方のサイドリンクDRX設定の双方を含めて送信する例である。
すなわち、UE100-1は、UE100-1のサイドリンク通信における間欠受信の設定に関する第1の設定情報と、UE100-2のサイドリンク通信における間欠受信の設定に関する第2の設定情報とを含むRRCメッセージを送信する。UE100-2は、このRRCメッセージを受信する。これにより、UE100-1,100-2間で、サイドリンクDRX設定を共有し、その設定を適用することが可能となる。
UuインターフェイスにおけるDRX設定は、RRC再設定(RRCReconfiguration)メッセージを用いて行われる。一方、サイドリンクDRXの設定は、RRC再設定サイドリンクメッセージを用いて行われる可能性がある。以下では、どのようにサイドリンクDRX設定(以下、「DRX設定」と称する場合がある。)が行われるかについて、説明する。
図15(A)と図15(B)は、実施例3の動作例を表す図である。UE100-1が送信側、UE100-2が受信側である。
ステップS110において、UE100-1は、自分(送信側)のDRX設定の設定情報と相手方(受信側)のDRX設定の設定情報とを含むRRC再設定サイドリンクメッセージを送信する。ここで、自分のDRX設定は、UE100-1自身のDRX設定である。また、相手方のDRX設定は、例えば、自分(送信側)が希望する相手方(受信側)UE100-2のDRX設定である。また、DRX設定として、例えば、OndurationとOffdurationに関する周期、QoS(Quality of Service)レイテンシなどが含まれてもよい。UE100-1は、自身のDRX設定と、自身が希望する相手方のDRX設定とを、相手方のUE100-2へ送信することになる。このような情報が、設定情報として、RRC再設定サイドリンクメッセージに含められて、送信される。
ステップS111において、相手方のUE100-2は、受信した送信側のDRX設定と受信側のDRX設定とを受け入れ可能か否かを判定し、受け入れ可能であれば、ステップS112において、RRC再設定完了サイドリンクメッセージを、UE100-1へ送信する。
その後、UE100-1,100-2は、UE1002が受け入れたサイドリンクDRXの設定を適用し、Ondurationの期間において、データなどを送受信することが可能となる。
一方、図15(B)に示すように、ステップS115において、受信した送信側のDRX設定と受信側のDRX設定とを受け入れ可能か否かを判定し、UE100-2は、受け入れ不能の場合(又は受け入れたくない場合)、ステップ116において、RRC再設定失敗サイドリンクメッセージを、UE100-1へ送信する。
ステップ116においては、UE100-2は、RRC再設定失敗サイドリンクメッセージではなく、対案を含むRRC再設定完了サイドリンクメッセージを送信してもよい。対案とは、例えば、受信側のUE100-2が希望するサイドリンクDRX設定である。対案の例として、UE100-2が希望する受信タイミングなどがある。
例えば、UE100-2は、RRC再設定失敗サイドリンクメッセージを送信してもよいが、この場合、送信側のUE100-1は、設定しようとしたサイドリンクDRXなどの失敗(Failure)をgNB200へ報告するなど、他の処理を行う場合がある。そこで、UE100-2が対案を含むRRC再設定完了サイドリンクメッセージを送信することで、このような処理を行うことがなくなり、処理の効率化を図ることも可能である。
対案を含むRRC再設定完了サイドリンクメッセージを受信した送信側のUE100-1は、この対案を受け入れ可能であれば、そのままプロシージャを終了させてもよい。または、送信側のUE100-1は、この対案設定を含むRRC再設定サイドリンクメッセージを再度、受信側のUE100-2へ送信してもよい。
一方、対案を含むRRC再設定完了サイドリンクメッセージを受信した送信側のUE100-1は、対案を受け入れ不可とする場合は、再度の対案を含む、RRC再設定サイドリンクメッセージを再度、UE100-2へ送信してもよい。
(実施例3-1)
本実施例3-1では、RRC再設定サイドリンクメッセージに、複数の自身のDRX設定と複数の相手方のDRX設定とを含めて送信する例である。
例えば、複数の自身のDRX設定と複数の相手方のDRX設定とを通知する場合に、自身のDRX設定と相手方のDRX設定とを含むRRC再設定サイドリンクメッセージを複数回送信するとした場合、メッセージの送信回数がそれだけ多くなる。したがって、ネゴシエーションに時間がかかる場合がある。
そこで、本実施例3-1では、自身と相手方、それぞれ複数のDRX設定を通知することで、複数回通知する場合よりも、時間をかけずにDRX設定を行うことが可能となる。
図16は、本実施例3-1の動作例を表す図である。
ステップS120において、送信側のUE100-1は、自身(送信側)についての複数のDRX設定と、相手方(受信側)についての複数のDRX設定とを含むRRC再設定サイドリンクメッセージを、受信側のUE100-2へ送信する。
この場合、UE100-1は、複数の自身の設定と、複数の相手の設定とを、それぞれ候補リストとして、RRC再設定サイドリンクメッセージに含めてもよい。また、UE100-1は、自身の希望を通知するという意味で、候補の優先順位を含めて通知してもよい。この場合、候補リストの各エントリ(各DRX設定)に優先順位を示す識別子が含まれてもよい。または、UE100-1は、優先順位でソートされた候補リストのエントリを含めて通知してもよい。
ステップS121において、UE100-2は、複数の送信側のDRX設定と複数の受信側のDRX設定との中から、受け入れ可能なDRX設定を特定する。この場合、UE100-2は、他にPC5-RRC接続された他のUEとの間で設定したDRX設定に合うものを選択してもよい。
ステップS122において、UE100-2は、特定したDRX設定を含むRRC再設定完了サイドリンクメッセージを、UE100-1へ送信する。この場合、UE100-2は、受け入れたDRX設定そのものを含めて送信してもよい。または、UE100-2は、候補リストのエントリ番号又は設定番号を含めて送信してもよい。
なお、UE100-2では、RRC再設定サイドリンクメッセージに含まれるDRX設定のすべて(の候補リスト)を受け入れることができない場合(又はそのすべてが気に入らない場合)、RRC再設定失敗サイドリンクメッセージを、UE100-1へ送信してもよい。この場合、UE100-2は、DRX設定が受け入れられない、という原因情報をRRC再設定失敗サイドリンクメッセージに含めて送信してもよい。
(実施例3-2)
上述した実施例3-1の変形例として、UE100は、RRC再設定サイドリンクメッセージとRRC再設定完了サイドリンクメッセージとにおいて、相手方(受信側)のみのDRX設定を含めて送信してもよい。
この場合、例えば、図16のステップS120において、送信側のUE100-1は、相手方(受信側)のDRX設定を含み、自身(送信側)のDRX設定は含まないRRC再設定サイドリンクメッセージを送信する。
ステップS121において、受信側のUE100-2は、相手方(受信側)のDRX設定の中から、受け入れ可能なDRX設定を特定する。
ステップS122において、受信側のUE100-2は、特定した相手方(受信側)のDRX設定を含むRRC再設定完了サイドリンクメッセージを、UE100-1へ送信する。
実施例3-2においても、UE100-1は、ステップS120において、複数の相手方(受信側)のDRX設定のみを送信するようにしてもよい。
(実施例3-3)
上述した実施例3-2の変形例として、UE100は、RRC再設定サイドリンクメッセージとRRC再設定完了サイドリンクメッセージにおいて、自身(送信側)のみのDRX設定を含めて送信してもよい。
この場合、例えば、図16のステップS120において、送信側のUE100-1は、自身(送信側)のDRX設定を含み、相手方(受信側)のDRX設定は含まないRRC再設定サイドリンクメッセージを送信する。
ステップS121において、受信側のUE100-2は、自身(送信側)のDRX設定の中から、受け入れ可能なDRX設定を特定する。
ステップS122において、受信側のUE100-2は、特定した自身(送信側)のDRX設定を含むRRC再設定完了サイドリンクメッセージを、UE100-1へ送信する。
実施例3-3においても、UE100-1は、ステップS120において、複数の自身(送信側)のDRX設定のみを送信するようにしてもよい。
また、本実施例3-3においては、自身(送信側)のDRX設定のうち、自身のDRXの受信設定を、送信側のUE100-1が受信側のUE100-2へ通知することにもなる。
(実施例4)
実施例4は、サイドリンクDRXの調整が必要な場合、UE100が、相手方のUEへ、サイドリンクDRX調整要求メッセージ(以下、「調整要求メッセージ」と称する場合がある。)を送信する例である。
すなわち、UE100-1は、サイドリンク通信における間欠受信に関する設定情報を含むRRCメッセージを送信し、UE100-2はこのRRCメッセージを受信する。そして、UE100-2は、サイドリンク通信における間欠受信の設定の調整を要求する調整要求メッセージをUE100-1へ送信する。
本実施例4では、例えば、以下のようなコンセプトで動作する。すなわち、RRC再設定サイドリンクメッセージによるサイドリンクDRX設定は、拒否権がない。サイドリンクDRX設定を受信したUE100は、取り急ぎ、この設定を受け入れる。そして、UE100は、不服がある場合は、調整要求メッセージにより、サイドリンクDRX設定の調整を行う。
RRC再設定サイドリンクメッセージによるサイドリンクDRX設定を受信したUE100は、この設定を受け入れることで、データ通信開始のレイテンシを削減することが可能である。その一方、UE100は、その設定に不服がある場合は、調整要求メッセージを用いて、異議を申し立てることが可能である。調整要求メッセージは、UE100が、サイドリンクDRX設定の調整を要求するためのメッセージであってもよい。
図17は、実施例4の動作例を表す図である。
ステップS130において、送信側のUE100-1は、サイドリンクDRX設定の設定情報を含むRRC再設定サイドリンクメッセージを、受信側のUE100-2へ送信する。
ステップS131において、受信側のUE100-2は、DRX設定を受け入れて、RRC再設定完了サイドリンクメッセージを、送信側のUE100-1へ送信する。
ステップS132とステップS133において、送信側のUE100-1と受信側のUE100-2とは、DRX設定を適用する。
ステップS134において、送信側のUE100-1は、Ondurationの期間において、受信側のUE100-2へデータを送信する。
ステップS135において、受信側のUE100-2は、DRX設定調整が必要な場合、調整要求メッセージを、送信側のUE100-1へ送信する。調整要求メッセージには、実施例3-1と同様に、DRX設定に関する、複数の候補設定(プレファレンス)が含まれてもよい。また、調整要求メッセージは、RRC再設定サイドリンクメッセージであってもよいし、新たなメッセージ、例えば、サイドリンクDRX再設定要求(SidelinkDRXReconfigurationRequest)メッセージでもよい。
ステップS136において、送信側のUE100-1は、調整要求メッセージを考慮して、DRX設定を見直し、サイドリンクDRXの再設定を行う。
ステップS137において、送信側のUE100-1は、再設定されたDRX設定の設定情報を含むRRC再設定サイドリンクメッセージを、受信側のUE100-2へ送信する。この場合、送信側のUE100-1が送信するメッセージは、RRC再設定サイドリンクメッセージに代えて、DRX設定のみを変更する新たなメッセージ、例えば、サイドリンクDRX再設定(SidelinkDRXReconfiguration)メッセージであってもよい。
なお、上述した例では、受信側のUE100-2が調整要求メッセージを送信する例について説明した。例えば、送信側のUE100-1が調整要求メッセージを送信するようにしてもよい。この場合、調整要求メッセージを受信した受信側のUE100-2がサイドリンク再設定を行い、再設定したサイドリンクDRX設定の設定情報を含むRRC再設定サイドリンクメッセージなどを、送信側のUE100-1へ送信すればよい。
(実施例5)
実施例5は、UE100がgNB200へ、アシスタント情報を通知する、又はサイドリンクDRX設定変更の要求を行う例である。
すなわち、UE100-1は、サイドリンク通信における間欠受信に関する設定情報を含むRRCメッセージを送信し、UE100-2はこれを受信する。そして、UE100-2は、サイドリンク通信の間欠受信の設定変更を要求するサイドリンク情報メッセージをgNB200へ送信する。
実施例4では、UE100は、相手方のUEへ調整要求メッセージを送信することで、相手方UEにおいてサイドリンクDRXの調整が行われる例であった。本実施例5では、UE100は、gNB200へ、サイドリンクDRX設定の設定変更を要求するサイドリンク情報メッセージを送信することで、gNB200においてサイドリンクDRX調整が行われる例である。gNB200は、gNB200とUE100と間のDRX(以下、「UuDRX」と称する場合がある。)の設定変更とともに、サイドリンクDRX設定の変更も行うことが可能となり、処理の効率化を図ることが可能である。実施例4で説明したコンセプトは、実施例5でも適用されてよい。
図18は、実施例5の動作例を表す図である。
ステップS130からステップS134までは、実施例4と同一である。
ステップS140において、受信側のUE100-2は、gNB200へ、DRX設定情報を含むサイドリンクUE情報(SidelinkUEInformation)メッセージを送信する。
DRX設定情報は、UuDRXの希望設定値であってもよい。DRX設定情報は、希望設定値として、少なくとも、DRXサイクルとオフセットとを含み、オプションとして、Ondurationタイマ値を含んでもよい。
また、DRX設定情報は、サイドリンクDRXの設定値でもよい。サイドリンクDRXの設定値は、現在適用中(ステップS132とステップS133)の設定値でもよい。DRX設定情報は、設定値として、少なくとも、DRXサイクルとオフセットを含み、オプションとして、Ondurationタイマ値を含んでもよい。また、設定値として、複数のサイドリンクDRXの設定値であってもよい。複数のサイドリンクDRXの設定値は、Destination毎に紐づけられていてもよいし、紐づけられていなくてもよい。さらに、設定値について、DFN、又は、実施例2で説明したDRXフレームが使用されている場合、SFNに換算された値であってもよい。
さらに、DRX設定情報は、相手方UE100(図18の例ではUE100-1)に希望するサイドリンクDRXの設定値であってもよい。この設定値自体は、上述したサイドリンクDRXの設定値と同じであってもよい。
ステップS141において、gNB200は、サイドリンクUE情報メッセージに含まれるDRX設定情報を考慮して、再設定を行う。再設定として、gNB200は、UE100-2のUuDRX設定を再設定してもよい。または、再設定として、gNB200は、UE100-2のサイドリンクDRX設定を再設定してもよい。または、再設定として、gNB200は、相手方(図18の例ではUE100-1)のサイドリンクDRX設定を再設定してもよい。
なお、gNB200は、例えば、再設定したサイドリンクDRX設定を、PDSCH(Physical Downlink Shared CHannel)を利用して又は報知情報により、UE100-1又はUE100-2(或いは、UE100-1,100-2の双方)へ送信してもよい。また、gNB200は、再設定したUuDRX設定を、PDSCH又は報知情報により、UE100-2へ送信してもよい。
また、上述した例は、受信側のUE100-2がgNB200へ、DRX設定情報を通知する例について説明した。送信側のUE100-1がgNB200へ、DRX設定情報を含むサイドリンクUE情報メッセージを送信してもよい。この場合、相手方のUEを、受信側のUE100-2とすることで、上述した例と同様に実施可能である。
(実施例6)
上述した実施例では、主として、サイドリンクDRX設定がUE100間で行われる例を説明した。本実施例6では、gNB200が、サイドリンク通信で用いられるリソースを設定するときに、サイドリンクDRX設定も行う例である。
すなわち、gNB200は、サイドリンク通信における間欠受信の設定に関する設定情報を含むRRCメッセージを送信又は設定情報を含むシステム情報を報知する。そして、UE100-1,100-2は、このRRCメッセージを受信し、サイドリンク通信における間欠受信の設定を適用する。
図19は、実施例6の動作例を表す図である。
ステップS150において、gNB200は、UE100(図19の例では、UE100-1とUE100-2)のサイドリンクDRX設定を行う。
ステップS151とステップS152において、gNB200は、設定したサイドリンクDRX設定の設定情報を含むRRC再設定(RRCReconfiguration)メッセージを、UE100-1とUE100-2とへ送信する。設定情報は、RRC再設定メッセージに代えて、SIB(System Information Block)を用いて報知されてもよい。また、設定情報には、実施例5で説明したDRX設定情報の全部又は一部の情報が含まれてもよい。一部のDRX設定情報が含まれる場合、例えば、一部のDRX設定情報として、DRXサイクルとOndurationタイマだけ含まれ、それ以外のDRX設定情報(例えば、オフタイムなど)は、UE100において決定するようにしてもよい。サイドリンクDRX設定の一部をgNB200で設定し、その他の部分をUE100で設定する、ハイブリッド的な動作となる。或いは、設定情報は、リソースプール毎に行われてもよい(又は紐づけられてもよい)。
ステップS153とステップS154において、送信側のUE100-1と受信側のUE100-2とは、gNB200から通知されたサイドリンクDRX設定を適用する。
この場合、送信側のUE100-1は、gNB200から通知されたサイドリンクDRX設定を考慮して、サイドリンクDRX設定を含むRRC再設定サイドリンクメッセージを、受信側のUE100-2へ送信してもよい。例えば、UE100-1は、サイドリンクDRX設定のうち、オフセットについてはUE100-1が決定し、その他のサイドリンクDRX設定は、gNB200が設定したものを用いて、これらを含むサイドリンクDRX設定を、RRC再設定サイドリンクメッセージに含めて通知してもよい。この場合、UE100-1は、その他のサイドリンクDRX設定は、gNB200からUE100-2へ送信されていることを見越して、UE100-1自身が決定したサイドリンクDRX設定を、RRC再設定サイドリンクメッセージに含めて通知してもよい。
(その他の実施形態)
UE100又はgNB200が行う各処理をコンピュータに実行させるプログラムが提供されてもよい。プログラムは、コンピュータ読取り可能媒体に記録されていてもよい。コンピュータ読取り可能媒体を用いれば、コンピュータにプログラムをインストールすることが可能である。ここで、プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能媒体は、非一過性の記録媒体であってもよい。非一過性の記録媒体は、特に限定されるものではないが、例えば、CD-ROMやDVD-ROM等の記録媒体であってもよい。
また、UE100又はgNB200が行う各処理を実行する回路を集積化し、UE100又はgNB200の少なくとも一部を半導体集積回路(チップセット、SoC)として構成してもよい。
以上、図面を参照して一実施形態について詳しく説明したが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。また、矛盾しない範囲で、各実施例の全部又は一部を組み合わせることも可能である。
本願は、日本国特許出願第2020-169444号(2020年10月6日出願)の優先権を主張し、その内容の全てが本願明細書に組み込まれている。
10 :移動通信システム
100(100-1~100-3):UE
110 :受信部
120 :送信部
130 :制御部
200(200-1):gNB
200-2:ng-eNB
210 :送信部
220 :受信部
230 :制御部
240 :バックホール通信部

Claims (5)

  1. 第1のユーザ装置及び第2のユーザ装置を有し、前記第1のユーザ装置及び前記第2のユーザ装置との間でサイドリンク通信が可能な移動通信システムにおける通信制御方法であって、
    前記第1のユーザ装置が、前記第2のユーザ装置の前記サイドリンク通信における間欠受信の設定に関する設定情報を含むRRC再設定サイドリンクメッセージを前記第2のユーザ装置に送信することと、
    前記第2のユーザ装置が、前記RRC再設定サイドリンクメッセージを受信することと、
    前記第2のユーザ装置が、前記設定情報による設定を受け入れる場合、前記設定情報に沿って間欠受信を行うことと、
    前記第2のユーザ装置が、前記設定を拒否する場合、前記設定を拒否することを示す情報を含む第1RRCメッセージを前記第1のユーザ装置に送信することと、
    前記第2のユーザ装置が、前記RRC再設定サイドリンクメッセージに含まれる前記設定情報による設定を受け入れる場合、前記受け入れた設定情報を基地局に送信することと、を含む
    通信制御方法。
  2. 前記第2のユーザ装置が、前記第2のユーザ装置が決定した前記間欠受信の設定を示す情報を含む第2RRCメッセージを、前記第1のユーザ装置に送信することをさらに含む
    請求項1に記載の通信制御方法。
  3. 前記第2RRCメッセージは、前記第2のユーザ装置が決定した前記間欠受信の設定として、複数の設定を含む
    請求項に記載の通信制御方法。
  4. ユーザ装置であって、
    他のユーザ装置とのサイドリンク通信における間欠受信の設定に関する設定情報を含む
    RRC再設定サイドリンクメッセージを前記他のユーザ装置から受信する通信部を備
    前記通信部は、前記設定情報による設定を受け入れる場合、前記設定情報に沿って間欠受信を行い、
    前記通信部は、前記設定を拒否する場合、前記設定を拒否することを示す情報を含む第1RRCメッセージを前記他のユーザ装置に送信し、
    前記通信部は、前記RRC再設定サイドリンクメッセージに含まれる前記設定情報による設定を受け入れる場合、前記受け入れた設定情報を基地局に送信する
    ユーザ装置。
  5. ユーザ装置を制御するプロセッサであって、
    他のユーザ装置とのサイドリンク通信における間欠受信の設定に関する設定情報を含むRRC再設定サイドリンクメッセージを前記他のユーザ装置から受信する処理と、
    前記設定情報による設定を受け入れる場合、前記設定情報に沿って間欠受信を行う処理と、
    前記設定を拒否する場合、前記設定を拒否することを示す情報を含む第1RRCメッセージを前記他のユーザ装置に送信する処理と、
    前記RRC再設定サイドリンクメッセージに含まれる前記設定情報による設定を受け入れる場合、前記受け入れた設定情報を基地局に送信する処理と、を実行する
    プロセッサ。
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