JP7405959B2 - パターンマッチング方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体デバイスの製造に使用されるウェーハまたはガラス基板などのワークピースの表面に形成されたパターンと、パターンの設計データから作成されたCADパターンとのマッチングを行う方法に関する。
ダイ・ツー・データベース方式は、ウェーハまたはガラス基板などのワークピースの表面に形成されたパターンと、パターンの設計データから作成されたCADパターンとのマッチングを行うパターンマッチング方法である。より具体的には、ダイ・ツー・データベース方式は、検査したいエリアの座標を設計データから取得し、ワークピースが置かれたステージをその座標へ移動させ、ワークピース上のパターンの画像を電子ビーム照射により生成し、画像と設計データから作成されたCADパターンとを重ね合わせ、CADパターンのエッジを起点として設定された範囲で画像のグレーレベルのプロファイルを作成し、グレーレベルのプロファイルから画像上のパターンのエッジを決定し、決定されたエッジの位置と、対応するCADパターンのエッジとのバイアス値が最小になるマッチング位置を決定する(例えば、特許文献1参照)。
特開平5-324836号公報 特表2012-519391号公報
最近では、パターン間隔がより狭い高集積回路を形成することができる技術であるダブルパターニングが注目されている。このダブルパターニングは、交互に並ぶ第1パターンと第2パターンを2回に分けて形成する技術である。しかしながら、ある特定のエリアでは、パターンの寸法(CD、すなわちCritical Dimension)のばらつきが発生しやすい。したがって、そのようなエリアでは、プロセスの最適化やプロセス変動のモニタリングを行うために、CD(Critical Dimension)の正確な統計データの取得が必要となる。
特許文献2では、SEMイメージのパターンプロファイルの特徴量のみを使い、パターン1とパターン2のCD計測を行う技術が開示されている。しかしながら、この技術では、CDの計測値以外に設計情報に付加できる情報は得られないため、設計上またはプロセス上の問題点の解析が難しい。
ダブルパターニングのプロセス変動の影響が大きいと予想されるエリアを、設計データ内のCAD座標系上で直接指定してCD統計データを取得し、メモリーセル内のCDばらつき評価を行うことは、従来のダイ・ツー・データベース方式で実現が可能である。さらにダイ・ツー・データベース方式は、SEMイメージの倍率変動や回転等の影響を、設計データを使って補正しながらCDを計測できるため、大量の正確な設計値とのCDとの差を得ることができる。加えて、設計データから周辺パターン情報などの付加情報が得られるため、ダイ・ツー・データベース方式は、フォトマスクやプロセスパラメータ変更目的のCD計測データ解析に最適とされている。
通常、メモリーセルの端部では、光近接効果等の影響によりパターンが大きく変形しやすい。このため、ダブルパターニングに起因するCD変動のデータを取得するためには、メモリーセルの中央部でCD計測を行うことが理想である。しかしながら、メモリーセルの中央部では、パターンマッチングが正しいか否かを判断することが難しい。例えば、図16に示すように、SEM画像500上の繰り返しパターン505は設計データ上のCADパターン510に一致しているにもかかわらず、ピッチずれが発生している場合がある。
そこで、本発明は、マルチパターニングにより形成されたパターンと、対応するCADパターンとの正しいマッチングを達成することができるパターンマッチング方法を提供する。
一態様では、マルチパターニングにより形成されたパターンを含むパターン領域内の第1領域の画像を生成し、前記第1領域の画像上の複数の参照パターンと、レイヤー情報に従って第1グループおよび第2グループに予め分類された複数の第1CADパターンとの第1マッチングを実施し、前記複数の参照パターンを、前記第1CADパターンのレイヤー分類に従って第1グループおよび第2グループに分類し、前記第1グループに属する複数の参照パターンの幅、および前記第2グループに属する複数の参照パターンの幅を計測し、前記第1グループに属する前記複数の参照パターンの幅の計測値を積算して第1積算値を決定し、前記第2グループに属する前記複数の参照パターンの幅の計測値を積算して第2積算値を決定し、前記第1積算値と前記第2積算値との大小関係を決定し、前記パターン領域内の第2領域の画像を生成し、前記第2領域の画像上の複数のパターンと、レイヤー情報に従って第1グループおよび第2グループに予め分類された複数の第2CADパターンとの第2マッチングを実施し、前記第2領域の画像上の複数のパターンを、前記第2CADパターンのレイヤー分類に従って前記第1グループおよび前記第2グループに分類し、前記第1グループに属する複数のパターンの幅、および前記第2グループに属する複数のパターンの幅を計測し、前記第1グループに属する前記複数のパターンの幅の計測値を積算して第3積算値を決定し、前記第2グループに属する前記複数のパターンの幅の計測値を積算して第4積算値を決定し、前記第3積算値と前記第4積算値との大小関係を決定し、前記第3積算値と前記第4積算値との大小関係が、前記第1積算値と前記第2積算値との大小関係と一致するときに、前記第2マッチングは正しく行われたことを決定する、パターンマッチング方法が提供される。
一態様では、前記第1領域は、前記パターン領域のエッジを含むエッジ領域であり、前記第2領域は、前記パターン領域内であって、かつ前記第1領域よりも内側に位置する。
一態様では、前記マルチパターニングにより形成されたパターンは、繰り返しパターンである。
一態様では、前記パターンマッチング方法は、前記第3積算値と前記第4積算値との大小関係が、前記第1積算値と前記第2積算値との大小関係と一致しないときは、前記第2領域の画像上の複数のパターンを、前記複数の第2CADパターンに対して相対的に1ピッチずらして、前記第2マッチングを再度実施する工程をさらに含む。
一態様では、前記第1積算値と前記第2積算値との差の絶対値、および前記第3積算値と前記第4積算値との差の絶対値は、予め定められた値よりも大きい。
一態様では、マルチパターニングにより形成されたパターンを含むパターン領域内の第1領域の画像を生成し、前記第1領域の画像上の複数の参照パターンと、レイヤー情報に従って第1グループおよび第2グループに予め分類された複数の第1CADパターンとの第1マッチングを実施し、前記複数の参照パターンを、前記第1CADパターンのレイヤー分類に従って第1グループおよび第2グループに分類し、前記第1グループに属する複数の参照パターンのエッジの輝度プロファイルの傾き、および前記第2グループに属する複数の参照パターンのエッジの輝度プロファイルの傾きを算定し、前記第1グループに属する前記複数の参照パターンのエッジの輝度プロファイルの傾きの算定値を積算して第1積算値を決定し、前記第2グループに属する前記複数の参照パターンのエッジの輝度プロファイルの傾きの算定値を積算して第2積算値を決定し、前記第1積算値と前記第2積算値との大小関係を決定し、前記パターン領域内の第2領域の画像を生成し、前記第2領域の画像上の複数のパターンと、レイヤー情報に従って第1グループおよび第2グループに予め分類された複数の第2CADパターンとの第2マッチングを実施し、前記第2領域の画像上の複数のパターンを、前記第2CADパターンのレイヤー分類に従って前記第1グループおよび前記第2グループに分類し、前記第1グループに属する複数のパターンのエッジの輝度プロファイルの傾き、および前記第2グループに属する複数のパターンのエッジの輝度プロファイルの傾きを算定し、前記第1グループに属する前記複数のパターンのエッジの輝度プロファイルの傾きの算定値を積算して第3積算値を決定し、前記第2グループに属する前記複数のパターンのエッジの輝度プロファイルの傾きの算定値を積算して第4積算値を決定し、前記第3積算値と前記第4積算値との大小関係を決定し、前記第3積算値と前記第4積算値との大小関係が、前記第1積算値と前記第2積算値との大小関係と一致するときに、前記第2マッチングは正しく行われたことを決定する、パターンマッチング方法が提供される。
一態様では、前記第1領域は、前記パターン領域のエッジを含むエッジ領域であり、前記第2領域は、前記パターン領域内であって、かつ前記第1領域よりも内側に位置する。
一態様では、前記マルチパターニングにより形成されたパターンは、繰り返しパターンである。
一態様では、前記パターンマッチング方法は、前記第3積算値と前記第4積算値との大小関係が、前記第1積算値と前記第2積算値との大小関係と一致しないときは、前記第2領域の画像上の複数のパターンを、前記複数の第2CADパターンに対して相対的に1ピッチずらして、前記第2マッチングを再度実施する工程をさらに含む。
一態様では、前記第1積算値と前記第2積算値との差の絶対値、および前記第3積算値と前記第4積算値との差の絶対値は、予め定められた値よりも大きい。
本発明によれば、第1領域でのパターン幅の大小関係を参照して、第2領域での正確なパターンマッチングを保証することができる。特に、本発明によれば、パターン幅の計測値をプロセスパラメータの最適化に用いることができる。また、プロセスマージンが小さい領域のパターン幅の監視が可能になる。
画像生成装置の一実施形態を示す模式図である。 ウェーハ上に形成されているパターン領域を示す模式図である。 第1領域の画像の一例を示す模式図である。 第1領域の画像上の複数の参照パターンと、対応する複数のCADパターンとの第1マッチングを説明する図である。 SEM画像上の複数の参照パターンを第1グループおよび第2グループに分類する工程を説明する図である。 積算された参照パターンの幅の数と、第1および第2積算値との関係を示すグラフである。 第1領域内のパターンの他の例を示す模式図である。 第2領域の画像の一例を示す模式図である。 第2領域の画像上の複数のパターンと、対応する複数のCADパターンとの第2マッチングを説明する図である。 SEM画像上の複数のパターンを第1グループおよび第2グループに分類する工程を説明する図である。 パターンマッチング方法の一実施形態を説明するフローチャートである。 第1領域の画像の他の例を示す模式図である。 第2領域の画像の他の例を示す模式図である。 画像上のパターンの輝度プロファイルの一例を示す図である。 パターンマッチング方法の一実施形態を説明するフローチャートである。 従来のパターンマッチングに起こりうる問題を説明する図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、画像生成装置の一実施形態を示す模式図である。図1に示すように、画像生成装置は、走査電子顕微鏡50および演算システム150を備えている。走査電子顕微鏡50は、演算システム150に接続されており、走査電子顕微鏡50の動作は演算システム150によって制御される。
演算システム150は、データベース161およびプログラムが格納された記憶装置162と、プログラムに含まれる命令に従って演算を実行する処理装置163と、画像およびGUI(グラフィカルユーザーインターフェイス)などを表示する表示画面165を備えている。処理装置163は、記憶装置162に格納されているプログラムに含まれる命令に従って演算を行うCPU(中央処理装置)またはGPU(グラフィックプロセッシングユニット)などを含む。記憶装置162は、処理装置163がアクセス可能な主記憶装置(例えばランダムアクセスメモリ)と、データおよびプログラムを格納する補助記憶装置(例えば、ハードディスクドライブまたはソリッドステートドライブ)を備えている。
演算システム150は、少なくとも1台のコンピュータを備えている。例えば、演算システム150は、走査電子顕微鏡50に通信線で接続されたエッジサーバであってもよいし、インターネットまたはローカルネットワークなどの通信ネットワークによって走査電子顕微鏡50に接続されたクラウドサーバであってもよいし、あるいは走査電子顕微鏡50に接続されたネットワーク内に設置されたフォグコンピューティングデバイス(ゲートウェイ、フォグサーバ、ルーターなど)であってもよい。演算システム150は、複数のサーバの組み合わせであってもよい。例えば、演算システム150は、インターネットまたはローカルネットワークなどの通信ネットワークにより互いに接続されたエッジサーバとクラウドサーバとの組み合わせであってもよい。他の例では、演算システム150は、ネットワークで接続されていない複数のサーバ(コンピュータ)を備えてもよい。
走査電子顕微鏡50は、一次電子(荷電粒子)からなる電子ビームを発する電子銃111と、電子銃111から放出された電子ビームを集束する集束レンズ112、電子ビームをX方向に偏向するX偏向器113、電子ビームをY方向に偏向するY偏向器114、電子ビームをワークピースの一例であるウェーハ124にフォーカスさせる対物レンズ115を有する。電子銃111の構成は特に限定されない。例えば、フィールドエミッタ型電子銃、または半導体フォトカソード型電子銃などが電子銃111として使用できる。
集束レンズ112および対物レンズ115はレンズ制御装置116に接続され、集束レンズ112および対物レンズ115の動作はレンズ制御装置116によって制御される。このレンズ制御装置116は演算システム150に接続されている。X偏向器113、Y偏向器114は、偏向制御装置117に接続されており、X偏向器113、Y偏向器114の偏向動作は偏向制御装置117によって制御される。この偏向制御装置117も同様に演算システム150に接続されている。二次電子検出器130と反射電子検出器131は画像取得装置118に接続されている。画像取得装置118は二次電子検出器130と反射電子検出器131の出力信号を画像に変換するように構成される。この画像取得装置118も同様に演算システム150に接続されている。
試料チャンバー120内に配置される試料ステージ121は、ステージ制御装置122に接続されており、試料ステージ121の位置はステージ制御装置122によって制御される。このステージ制御装置122は演算システム150に接続されている。ウェーハ124を、試料チャンバー120内の試料ステージ121に載置するための搬送装置140も同様に演算システム150に接続されている。
電子銃111から放出された電子ビームは集束レンズ112で集束された後に、X偏向器113、Y偏向器114で偏向されつつ対物レンズ115により集束されてウェーハ124の表面に照射される。ウェーハ124に電子ビームの一次電子が照射されると、ウェーハ124からは二次電子および反射電子が放出される。二次電子は二次電子検出器130により検出され、反射電子は反射電子検出器131により検出される。検出された二次電子の信号、および反射電子の信号は、画像取得装置118に入力され画像に変換される。画像は演算システム150に送信される。
ウェーハ124に形成されているパターンの設計データは、記憶装置162に予め記憶されている。設計データは、ウェーハ124上に形成されたパターンの頂点の座標、パターンの位置、形状、および大きさ、パターンが属する層の番号などのパターンの設計情報を含む。記憶装置162には、データベース161が構築されている。パターンの設計データは、データベース161内に予め格納される。演算システム150は、記憶装置162に格納されているデータベース161からパターンの設計データを読み出すことが可能である。
次に、走査電子顕微鏡50によって生成された画像上のパターンと、設計データ上の対応するCADパターンとのマッチングを行う方法の一実施形態について説明する。以下の説明では、走査電子顕微鏡50によって生成された画像を、SEM画像ということがある。ウェーハ124のパターンは、設計データ(CADデータともいう)に基づいて形成されている。CADは、コンピュータ支援設計(computer-aided design)の略語である。
設計データは、ウェーハ124に形成されたパターンの設計情報を含むデータであり、具体的には、パターンの頂点の座標、パターンの位置、形状、および大きさ、パターンが属する層の番号などのパターンの設計情報を含む。設計データ上のCADパターンは、設計データに含まれるパターンの設計情報によって定義される仮想パターンである。以下の説明では、ウェーハ124に既に形成されているパターンを実パターンということがある。
図2は、ウェーハ124上に形成されているパターン領域200を示す模式図である。パターン領域200内に形成されているパターンは、ダブルパターニング、クアドラプルパターニングなどのマルチパターニングによって形成された実パターンである。本実施形態では、パターン領域200内に形成されている実パターンは、繰り返しパターンの一例であるラインアンドスペースパターンである。パターン領域200の例としては、メモリーセルが挙げられる。
最初に、マルチパターニングにより形成されたパターンを含むパターン領域200内の第1領域201の画像を走査電子顕微鏡50により生成する。第1領域201の画像を生成した後、第1領域201とは異なる第2領域202の画像を走査電子顕微鏡50により生成する。第2領域202は、第1領域201と同様に、パターン領域200内の領域である。第1領域201と第2領域202の大きさは特に限定されないが、例えば、走査電子顕微鏡50の視野(FOV)の大きさ、または走査電子顕微鏡50の複数の視野の組み合わせの大きさである。
第1領域201は、その後に続く第1マッチングおよび第2マッチングを正しく実施できることを保証するために、位置が特定可能な特徴的なパターンを含む領域である。本実施形態では、第1領域201は、パターン領域200のエッジを含むエッジ領域である。第2領域202は、パターン領域200内であって、かつ第1領域201よりも内側に位置している。
図3は、第1領域201の画像205の一例を示す模式図である。図3に示すように、第1領域201内のパターンは、ダブルパターニングによって別々に形成された2組のパターン210A,210Bを含む。これらパターン210A,210Bは交互に配列されている。第1領域201内のパターン210A,210Bは、パターン領域200のエッジを含む繰り返しパターンである。すなわち、最も外側のパターン210Aは、その位置を特定することができる特徴的なパターンである。したがって、これらパターン210A,210Bは繰り返しパターンではあるが、正確なパターンマッチングが保証される。以下の説明では、第1領域201の画像205上のパターン210A,210Bを参照パターンと称する。第1領域201内に含まれる参照パターン210A,210Bの数は図3に示す例には限定されない。
図3に示すように、参照パターン210A,210Bは、パターンエンドを含まない。すなわち、参照パターン210A,210Bのそれぞれは、第1領域201の全体を横切っている。参照パターン210A,210Bがパターンエンドを含まない理由は、パターンエンドではパターン収縮が起こりやすく、正しいパターン幅を計測できないことがあるためである。第1領域201の大きさおよび位置は、手動または自動で設定することができる。複数の第1領域201が設定されてもよい。
次に、図4に示すように、演算システム150は、第1領域201の画像205上の複数の参照パターン210A,210Bと、対応する複数のCADパターン215A,215Bとの第1マッチングを実施する。CADパターン215A,215Bは、これらCADパターンのレイヤー情報に従って第1グループと第2グループにそれぞれ予め分類されている。図4に示す例では、CADパターン215Aは第1グループに分類され、CADパターン215Bは第2グループに分類されている。CADパターン215A,215Bは、参照パターン210A,210Bの設計データに基づいて演算システム150によって作成される。
第1マッチングは次のようにして行われる。演算システム150は、SEM画像205と設計データから作成されたCADパターン215A,215Bとを重ね合わせ、CADパターン215A,215Bのエッジを起点として設定された範囲でSEM画像205のグレーレベルのプロファイルを作成し、グレーレベルのプロファイルからSEM画像205上の参照パターン210A,210Bのエッジを決定し、決定されたエッジの位置と、対応するCADパターン215A,215Bのエッジの位置とのバイアス値が最小になるマッチング位置を決定する。バイアス値は、グレーレベルのプロファイルから決定されたエッジと、対応するCADパターン215A,215Bのエッジとのずれ量(距離)を示す指標値である。バイアス値は、SEM画像205内のすべてのエッジについて算出される。
図5に示すように、演算システム150は、SEM画像205上の複数の参照パターン210A,210Bを、CADパターン215A,215Bのレイヤー分類に従って第1グループおよび第2グループに分類する。CADパターン215A,215Bのレイヤー分類は、マルチパターニング(本実施形態ではダブルパターニング)のパターン形成順序に基づいて予め決定される。図5に示す例では、演算システム150は、奇数番目の参照パターン210Aを第1グループに分類し、偶数番目の参照パターン210Bを第2グループに分類する。CADパターン215A,215Bのレイヤー分類によっては、演算システム150は、偶数番目の参照パターン210Bを第1グループに分類し、奇数番目の参照パターン210Aを第2グループに分類してもよい。
次に、演算システム150は、第1グループに属する複数の参照パターン210Aの幅、および第2グループに属する複数の参照パターン210Bの幅を計測する。各参照パターン210A,210Bの幅の計測値は、各参照パターン210A,210BのCD(Critical Dimension)値である。参照パターン210A,210Bの幅の計測方法は特に限定されない。一例では、演算システム150は、各参照パターンのバイアス値の平均と、対応するCADパターンの幅との合計を算定し、算定された合計を幅の計測値(すなわちCD値)としてもよい。他の例では、演算システム150は、各参照パターンの輝度プロファイルのピーク間の距離を測定してもよい。一般に、画像上のパターンのエッジの輝度は、パターンの他の部位よりも高くなることがある。したがって、輝度プロファイルのピーク間の距離は、参照パターンの幅の計測値として用いることができる。
演算システム150は、第1グループに属する複数の参照パターン210Aの幅の計測値を積算して第1積算値を決定し、第2グループに属する複数の参照パターン210Bの幅の計測値を積算して第2積算値を決定する。さらに、演算システム150は、第1積算値と第2積算値を比較し、第1積算値と第2積算値の大小関係を決定する。すなわち、演算システム150は、第1積算値と第2積算値のうちのいずれが大きいかを決定する。演算システム150は、決定した第1積算値と第2積算値の大小関係を記憶装置162内に記憶する。
第1グループに属する参照パターン210Aおよび第2グループに属する参照パターン210Bは、マルチパターニングにおいて別々の工程によって形成された実パターンである。通常、マルチパターニングにおいて別々の工程によって形成された実パターンの幅は僅かに異なっている。したがって、第1グループに属する参照パターン210Aの幅と、第2グループに属する参照パターン210Bの幅も僅かに異なっている。第1グループについて算定された第1積算値と、第2グループについて算定された第2積算値は、これら2つのグループに属する参照パターン210A,210Bの幅を反映している。
図6は、積算された参照パターンの幅の数と、第1および第2積算値との関係を示すグラフである。図6から分かるように、積算された参照パターン210A,210Bの幅の数が多くなるほど、第1積算値と第2積算値の差は大きくなる。第1グループに属する1つ1つの参照パターン210Aの幅と、第2グループに属する1つ1つの参照パターン210Bの幅との差は極めて小さいが、第1積算値と第2積算値との間には有意な差がある。したがって、演算システム150は、第1積算値と第2積算値との差に基づいて、第1グループに属する参照パターン210Aの幅と、第2グループに属する参照パターン210Bの幅のどちらが他方よりも大きかを決定することができる。図6に示す例では、第1積算値と第2積算値の大小関係は、第1積算値は第2積算値よりも大きい。
第1積算値と第2積算値の大小関係を決定するためには、第1積算値と第2積算値との間には有意な差があることが望ましい。かかる観点から、積算される参照パターンの数は、予め設定された数以上としてもよい。あるいは、演算システム150は、第1積算値と第2積算値との差の絶対値が、予め定められた値を超えるまで、第1グループに属する複数の参照パターン210Aの幅の計測値を積算し、第2グループに属する複数の参照パターン210Bの幅の計測値を積算してもよい。第1領域201内に存在する参照パターンの数を増やすために、視野(FOV)を大きくする、あるいは複数の視野を組み合わせてもよい。
一般に、パターン領域200の内で最も外側にあるパターンは、図7に示すように、光近接効果などの影響で、他のパターンとは大きく異なる幅を有することがある。そこで、演算システム150は、第1領域201内で、最も外側にある少なくとも1つの参照パターンを除外して、第1積算値と第2積算値を算定してもよい。一実施形態では、演算システム150は、第1領域201内の複数の参照パターン210A,210Bから、しきい値を超えた幅を持つ参照パターンを除外して、第1積算値と第2積算値を算定してもよい。
演算システム150は、図2に示す第2領域202内のパターンについても、第1領域201内の参照パターン210A,210Bと同じように、積算値を算定する。図8は、第2領域202の画像225の一例を示す模式図である。図8に示すように、第2領域202内のパターンは、第1領域201内の参照パターン210A,210Bと同様に、ダブルパターニングによって別々に形成された2組のパターン220A,220Bを含む。これらパターン220A,220Bは交互に配列されている。
第2領域202内のパターン220A,220Bは、パターン領域200(図2参照)のエッジを含まない繰り返しパターンである。一例では、第2領域202は、図2に示すパターン領域200の中央に位置している。図8から分かるように、第2領域202内のパターン220A,220Bは、第2領域202の全体を横切っており、かつ位置の特定を可能とする特徴的な形状を有していない。第2領域202の大きさおよび位置は、手動または自動で設定することができる。第2領域202内に含まれるパターン220A,220Bの数は図8に示す例には限定されない。
図9に示すように、演算システム150は、第2領域202の画像225上の複数のパターン220A,220Bと、対応する複数のCADパターン230A,230Bとの第2マッチングを実施する。CADパターン230A,230Bは、これらCADパターンのレイヤー情報に従って第1グループと第2グループにそれぞれ予め分類されている。図9に示す例では、CADパターン230Aは第1グループに分類され、CADパターン230Bは第2グループに分類されている。第2マッチングは、上述した第1マッチングと同様にして実施されるので、その重複する説明を省略する。
図10に示すように、演算システム150は、SEM画像225上の複数のパターン220A,220Bを、CADパターン230A,230Bのレイヤー分類に従って第1グループおよび第2グループに分類する。本実施形態では、演算システム150は、奇数番目のパターン220Aを第1グループに分類し、偶数番目のパターン220Bを第2グループに分類する。次に、演算システム150は、第1グループに属する複数のパターン220Aの幅、および第2グループに属する複数のパターン220Bの幅を計測する。
演算システム150は、第1グループに属する複数のパターン220Aの幅の計測値を積算して第3積算値を決定し、第2グループに属する複数のパターン220Bの幅の計測値を積算して第4積算値を決定する。さらに、演算システム150は、第3積算値と第4積算値を比較し、第3積算値と第4積算値の大小関係を決定する。すなわち、演算システム150は、第3積算値と第4積算値のうちのいずれが大きいかを決定する。演算システム150は、決定した第3積算値と第4積算値の大小関係を記憶装置162内に記憶する。
第1積算値と第2積算値と同様に、積算されるパターンの数は、予め設定された数以上としてもよい。あるいは、演算システム150は、第3積算値と第4積算値との差の絶対値が、予め定められた値を超えるまで、第1グループに属する複数のパターン220Aの幅の計測値を積算し、第2グループに属する複数のパターン220Bの幅の計測値を積算してもよい。第2領域202内に存在するパターンの数を増やすために、視野(FOV)を大きくする、あるいは複数の視野を組み合わせてもよい。
次に、演算システム150は、第3積算値と第4積算値との大小関係が、第1積算値と第2積算値との上記大小関係と一致するときに、第2マッチングは正しく行われたことを決定する。図6に示す例では、第1積算値は第2積算値よりも大きいので、第3積算値が第4積算値よりも大きいときに、演算システム150は、第3積算値と第4積算値との大小関係が、第1積算値と第2積算値との大小関係と一致すると判定する。
演算システム150は、第1積算値、第2積算値、第3積算値、第4積算値、第1積算値と第2積算値との差、第3積算値と第4積算値との差、などを表示画面165上に表示する。オペレータは、表示画面165上に表示された結果を視覚的に確認することができる。
第3積算値と第4積算値との大小関係が、第1積算値と第2積算値との上記大小関係と一致しないときは(すなわち、第3積算値が第4積算値よりも小さいときは)、第3積算値は、第2グループに属する複数のパターンの幅の積算値であり、第4積算値は、第1グループに属する複数のパターンの幅の積算値であると推定される。したがって、この場合は、演算システム150は、第2領域202の画像225上の複数のパターン220A,220Bを、対応する複数のCADパターン230A,230Bに対して相対的に1ピッチずらして、第2マッチングを再度実行する。
本実施形態によれば、第1領域201でのパターン幅の大小関係を参照して、第2領域202での正確なパターンマッチングを保証することができる。特に、本実施形態によれば、パターン幅の計測値をプロセスパラメータの最適化に用いることができる。また、プロセスマージンが小さい領域のパターン幅の監視が可能になる。
図11は、パターンマッチング方法の一実施形態を説明するフローチャートである。
ステップ1では、走査電子顕微鏡50は、繰り返しパターンを含むパターン領域200内の第1領域201の画像205を生成する(図3参照)。第1領域201の画像205は、演算システム150に送られる。
ステップ2では、演算システム150は、第1領域201の画像205上の複数の参照パターン210A,210Bと、レイヤー情報に基づいて第1グループと第2グループに予め分類された複数のCADパターン215A,215Bとの第1マッチングを実施する(図4参照)。
ステップ3では、演算システム150は、複数の参照パターン210A,210Bを、CADパターン215A,215Bのレイヤー分類に従って第1グループおよび第2グループに分類する(図5参照)。
ステップ4では、演算システム150は、第1グループに属する複数の参照パターン210Aの幅、および第2グループに属する複数の参照パターン210Bの幅を計測する。
ステップ5では、演算システム150は、第1グループに属する複数の参照パターン210Aの幅の計測値を積算して第1積算値を決定し、第2グループに属する複数の参照パターン210Bの幅の計測値を積算して第2積算値を決定する。
ステップ6では、演算システム150は、第1積算値と第2積算値との大小関係を決定する。すなわち、演算システム150は、演算システム150は、第1積算値と第2積算値のどちらが他方よりも大きいかを決定する。
ステップ7では、走査電子顕微鏡50は、パターン領域200内の第2領域202の画像225を生成する(図8参照)。第2領域202の画像225は、演算システム150に送られる。
ステップ8では、演算システム150は、第2領域202の画像225上の複数のパターン220A,220Bと、レイヤー情報に基づいて第1グループと第2グループに予め分類された複数のCADパターン230A,230Bとの第2マッチングを実施する(図9参照)。
ステップ9では、演算システム150は、第2領域202の画像225上の複数のパターン220A,220Bを、CADパターン230A,230Bのレイヤー分類に従って第1グループおよび第2グループに分類する(図10参照)。
ステップ10では、演算システム150は、第1グループに属する複数のパターン220Aの幅、および第2グループに属する複数のパターン220Bの幅を計測する。
ステップ11では、演算システム150は、第1グループに属する前記複数のパターン220Aの幅の計測値を積算して第3積算値を決定し、第2グループに属する前記複数のパターン220Bの幅の計測値を積算して第4積算値を決定する。
ステップ12では、演算システム150は、第3積算値と第4積算値との大小関係を決定する。
ステップ13では、演算システム150は、第3積算値と第4積算値との大小関係を、第1積算値と第2積算値との大小関係と比較し、その比較結果に基づいて第2マッチングは正しく行われたか否かを決定する。具体的には、演算システム150は、第3積算値と第4積算値との大小関係が、第1積算値と第2積算値との大小関係と一致するときに、第2マッチングは正しく行われたことを決定する。第3積算値と第4積算値との大小関係が、第1積算値と第2積算値との大小関係と一致しないときは、演算システム150は、第2領域202の画像225上の複数のパターン220A,220Bを、対応する複数のCADパターン230A,230Bに対して相対的に1ピッチずらして、第2マッチングを再度実行する。
上述した実施形態では、繰り返しパターンは、ダブルパターニングにより形成されているが、本発明は、上記実施形態には限定されず、クアドラプルパターニングなどの他のマルチパターニングにより形成された繰り返しパターンにも適用することができる。例えば、本発明がクアドラプルパターニングにより形成されたパターンは、対応するCADパターンのレイヤー分類に従って4つのグループに分類され、これら4つのグループについて4つの積算値が算定され、これら4つの積算値の大小関係が決定される。
また、本発明は、ラインアンドスペースパターン以外の繰り返しパターンにも適用することができる。図12は、第1領域201の画像305上のホールパターンを示す模式図である。ホールパターンは、ダブルパターニングによって形成された繰り返しパターンの一例である。図12に示す例では、画像305上のホールパターンは、ダブルパターニングによって別々に形成された2組のホールパターン310A,310Bを含む。これらパターン310A,310Bは、X方向およびY方向に交互に配列されている。以下の説明では、これらのホールパターン310A,310Bを参照パターンと称する。X方向およびY方向における参照パターン310A,310Bの位置を特定するために、第1領域201は、図2に示すパターン領域200のエッジ領域かつコーナー領域である。
演算システム150は、対応するCADパターンのレイヤー分類に従って、参照パターン310A,310Bを第1グループおよび第2グループに分類する。一実施形態では、演算システム150は、第1参照パターン310Aを第1グループに分類し、第2参照パターン310Bを第2グループに分類する。
図13は、第2領域205の画像325上のホールパターンを示す模式図である。図13に示すように、第2領域202内のホールパターンからなるパターンは、ダブルパターニングによって別々に形成された2組のパターン320A,320Bを含む。これらパターン320A,320BはX方向およびY方向に交互に配列されている。演算システム150は、対応するCADパターンのレイヤー分類に従って、ホールパターン320A,320Bを第1グループおよび第2グループに分類する。一実施形態では、演算システム150は、ホールパターン320Aを第1グループに分類し、ホールパターン320Bを第2グループに分類する。
本実施形態のパターンマッチングは、図11を参照して説明した実施形態と同様にして行われる。
ステップ1では、走査電子顕微鏡50は、繰り返しパターンを含むパターン領域200内の第1領域201の画像305を生成する(図12参照)。第1領域201の画像305は、演算システム150に送られる。
ステップ2では、演算システム150は、第1領域201の画像305上の複数の参照パターン310A,310Bと、レイヤー情報に基づいて予め第1グループと第2グループに分類された複数のCADパターンとの第1マッチングを実施する。
ステップ3では、演算システム150は、複数の参照パターン310A,310Bを、対応するCADパターンのレイヤー分類に従って第1グループおよび第2グループに分類する。
ステップ4では、演算システム150は、第1グループに属する複数の参照パターン310Aの幅、および第2グループに属する複数の参照パターン310Bの幅を計測する。
ステップ5では、演算システム150は、第1グループに属する複数の参照パターン310Aの幅の計測値を積算して第1積算値を決定し、第2グループに属する複数の参照パターン310Bの幅の計測値を積算して第2積算値を決定する。
ステップ6では、演算システム150は、第1積算値と第2積算値との大小関係を決定する。すなわち、演算システム150は、演算システム150は、第1積算値と第2積算値のどちらが他方より大きいかを決定する。
ステップ7では、走査電子顕微鏡50は、パターン領域200内の第2領域202の画像325を生成する(図13参照)。第2領域202の画像325は、演算システム150に送られる。
ステップ8では、演算システム150は、第2領域202の画像325上の複数のパターン320A,320Bと、レイヤー情報に基づいて予め第1グループと第2グループに分類された複数のCADパターンとの第2マッチングを実施する。
ステップ9では、演算システム150は、第2領域202の画像325上の複数のパターン320A,320Bを、対応するCADパターンのレイヤー分類に従って第1グループおよび第2グループに分類する。
ステップ10では、演算システム150は、第1グループに属する複数のパターン320Aの幅、および第2グループに属する複数のパターン320Bの幅を計測する。
ステップ11では、演算システム150は、第1グループに属する複数のパターン320Aの幅の計測値を積算して第3積算値を決定し、第2グループに属する複数のパターン320Bの幅の計測値を積算して第4積算値を決定する。
ステップ12では、演算システム150は、第3積算値と第4積算値との大小関係を決定する。
ステップ13では、演算システム150は、第3積算値と第4積算値との大小関係を、第1積算値と第2積算値との大小関係と比較し、その比較結果に基づいて第2マッチングは正しく行われたか否かを決定する。具体的には、演算システム150は、第3積算値と第4積算値との大小関係が、第1積算値と第2積算値との大小関係と一致するときに、第2マッチングは正しく行われたことを決定する。第3積算値と第4積算値との大小関係が、第1積算値と第2積算値との大小関係と一致しないときは、演算システム150は、第2領域202の画像325上の複数のパターンを、対応する複数のCADパターンに対して相対的に1ピッチずらして、第2マッチングを再度実行する。
今まで説明した実施形態では、各グループに属するパターンの幅の積算値を算定するが、パターンの幅に代えて、画像上のパターンのエッジの輝度プロファイルの傾きの積算値を算定してもよい。通常、マルチパターニングにおいて別々の工程によって形成された実パターンのエッジの傾きは、エッチング工程に起因して僅かに異なっていることがある。したがって、画像に現れるパターンのエッジの輝度プロファイルの傾きも、グループ間で僅かに異なる。
図14は、画像上のパターンの輝度プロファイルの一例を示す図である。パターンの輝度プロファイルは、パターンを横切る方向に沿った輝度の分布である。輝度は、例えば、グレースケールに従った0から255までの数値で表される。図14から分かるように、ターンのエッジの輝度プロファイルの傾きSは、輝度値と距離(ピクセル数)から算定することができる。
以下、図2乃至図5に示す例において、パターンの幅に代えて、パターンのエッジの輝度プロファイルの傾きを用いる実施形態について説明する。特に説明しない以下の実施形態の詳細は、図2乃至図13を参照して説明した実施形態の詳細と同じであるので、その重複する説明を省略する。
図15は、パターンエッジの輝度プロファイルの傾きを用いたパターンマッチング方法の一実施形態を説明するフローチャートである。
ステップ2-1では、走査電子顕微鏡50は、繰り返しパターンを含むパターン領域200内の第1領域201の画像205を生成する(図3参照)。第1領域201の画像205は、演算システム150に送られる。
ステップ2-2では、演算システム150は、第1領域201の画像205上の複数の参照パターン210A,210Bと、レイヤー情報に基づいて第1グループと第2グループに予め分類された複数のCADパターン215A,215Bとの第1マッチングを実施する(図4参照)。
ステップ2-3では、演算システム150は、複数の参照パターン210A,210Bを、CADパターン215A,215Bのレイヤー分類に従って第1グループおよび第2グループに分類する(図5参照)。
ステップ2-4では、演算システム150は、第1グループに属する複数の参照パターン210Aのエッジの輝度プロファイルの傾き、および第2グループに属する複数の参照パターン210Bのエッジの輝度プロファイルの傾きを算定する。
ステップ2-5では、演算システム150は、第1グループに属する複数の参照パターン210Aのエッジの輝度プロファイルの傾きの算定値を積算して第1積算値を決定し、第2グループに属する複数の参照パターン210Bのエッジの輝度プロファイルの傾きの算定値を積算して第2積算値を決定する。
第1グループに属する1つ1つの参照パターン210Aのエッジの輝度プロファイルの傾きと、第2グループに属する1つ1つの参照パターン210Bのエッジの輝度プロファイルの傾きとの差は極めて小さいが、第1積算値と第2積算値との間には有意な差がある。ステップ2-6では、演算システム150は、第1積算値と第2積算値との大小関係を決定する。すなわち、演算システム150は、演算システム150は、第1積算値と第2積算値のどちらが他方よりも大きいかを決定する。
ステップ2-7では、走査電子顕微鏡50は、パターン領域200内の第2領域202の画像225を生成する(図8参照)。第2領域202の画像225は、演算システム150に送られる。
ステップ2-8では、演算システム150は、第2領域202の画像225上の複数のパターン220A,220Bと、レイヤー情報に基づいて第1グループと第2グループに予め分類された複数のCADパターン230A,230Bとの第2マッチングを実施する(図9参照)。
ステップ2-9では、演算システム150は、第2領域202の画像225上の複数のパターン220A,220Bを、CADパターン230A,230Bのレイヤー分類に従って第1グループおよび第2グループに分類する(図10参照)。
ステップ2-10では、演算システム150は、第1グループに属する複数のパターン220Aのエッジの輝度プロファイルの傾き、および第2グループに属する複数のパターン220Bのエッジの輝度プロファイルの傾きを算定する。
ステップ2-11では、演算システム150は、第1グループに属する前記複数のパターン220Aのエッジの輝度プロファイルの傾きの算定値を積算して第3積算値を決定し、第2グループに属する前記複数のパターン220Bのエッジの輝度プロファイルの傾きの算定値を積算して第4積算値を決定する。
ステップ2-12では、演算システム150は、第3積算値と第4積算値との大小関係を決定する。
ステップ2-13では、演算システム150は、第3積算値と第4積算値との大小関係を、第1積算値と第2積算値との大小関係と比較し、その比較結果に基づいて第2マッチングは正しく行われたか否かを決定する。具体的には、演算システム150は、第3積算値と第4積算値との大小関係が、第1積算値と第2積算値との大小関係と一致するときに、第2マッチングは正しく行われたことを決定する。第3積算値と第4積算値との大小関係が、第1積算値と第2積算値との大小関係と一致しないときは、演算システム150は、第2領域202の画像225上の複数のパターン220A,220Bを、対応する複数のCADパターン230A,230Bに対して相対的に1ピッチずらして、第2マッチングを再度実行する。
詳細な説明を省略するが、図15を参照して説明した実施形態は、図12および図13に示すホールパターンにも同様に適用することができる。
上述した実施形態は、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が本発明を実施できることを目的として記載されたものである。上記実施形態の種々の変形例は、当業者であれば当然になしうることであり、本発明の技術的思想は他の実施形態にも適用しうる。したがって、本発明は、記載された実施形態に限定されることはなく、特許請求の範囲によって定義される技術的思想に従った最も広い範囲に解釈されるものである。
本発明は、半導体デバイスの製造に使用されるウェーハまたはガラス基板などのワークピースの表面に形成されたパターンと、パターンの設計データから作成されたCADパターンとのマッチングを行う方法に利用可能である。
50 走査電子顕微鏡
111 電子銃
112 集束レンズ
113 X偏向器
114 Y偏向器
115 対物レンズ
116 レンズ制御装置
117 偏向制御装置
118 画像取得装置
120 試料チャンバー
121 試料ステージ
122 ステージ制御装置
124 ウェーハ
130 二次電子検出器
131 反射電子検出器
140 搬送装置
150 演算システム
161 データベース
162 記憶装置
163 処理装置
165 表示画面
200 パターン領域
201 第1領域
202 第2領域
205 画像
210A,210B 参照パターン
220A,220B パターン
225 画像

Claims (10)

  1. マルチパターニングにより形成されたパターンを含むパターン領域内の第1領域の画像を生成し、
    前記第1領域の画像上の複数の参照パターンと、レイヤー情報に従って第1グループおよび第2グループに予め分類された複数の第1CADパターンとの第1マッチングを実施し、
    前記複数の参照パターンを、前記第1CADパターンのレイヤー分類に従って第1グループおよび第2グループに分類し、
    前記第1グループに属する複数の参照パターンの幅、および前記第2グループに属する複数の参照パターンの幅を計測し、
    前記第1グループに属する前記複数の参照パターンの幅の計測値を積算して第1積算値を決定し、
    前記第2グループに属する前記複数の参照パターンの幅の計測値を積算して第2積算値を決定し、
    前記第1積算値と前記第2積算値との大小関係を決定し、
    前記パターン領域内の第2領域の画像を生成し、
    前記第2領域の画像上の複数のパターンと、レイヤー情報に従って第1グループおよび第2グループに予め分類された複数の第2CADパターンとの第2マッチングを実施し、
    前記第2領域の画像上の複数のパターンを、前記第2CADパターンのレイヤー分類に従って前記第1グループおよび前記第2グループに分類し、
    前記第1グループに属する複数のパターンの幅、および前記第2グループに属する複数のパターンの幅を計測し、
    前記第1グループに属する前記複数のパターンの幅の計測値を積算して第3積算値を決定し、
    前記第2グループに属する前記複数のパターンの幅の計測値を積算して第4積算値を決定し、
    前記第3積算値と前記第4積算値との大小関係を決定し、
    前記第3積算値と前記第4積算値との大小関係が、前記第1積算値と前記第2積算値との大小関係と一致するときに、前記第2マッチングは正しく行われたことを決定する、パターンマッチング方法。
  2. 前記第1領域は、前記パターン領域のエッジを含むエッジ領域であり、
    前記第2領域は、前記パターン領域内であって、かつ前記第1領域よりも内側に位置する、請求項1に記載のパターンマッチング方法。
  3. 前記マルチパターニングにより形成されたパターンは、繰り返しパターンである、請求項1または2に記載のパターンマッチング方法。
  4. 前記第3積算値と前記第4積算値との大小関係が、前記第1積算値と前記第2積算値との大小関係と一致しないときは、前記第2領域の画像上の複数のパターンを、前記複数の第2CADパターンに対して相対的に1ピッチずらして、前記第2マッチングを再度実施する工程をさらに含む、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のパターンマッチング方法。
  5. 前記第1積算値と前記第2積算値との差の絶対値、および前記第3積算値と前記第4積算値との差の絶対値は、予め定められた値よりも大きい、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のパターンマッチング方法。
  6. マルチパターニングにより形成されたパターンを含むパターン領域内の第1領域の画像を生成し、
    前記第1領域の画像上の複数の参照パターンと、レイヤー情報に従って第1グループおよび第2グループに予め分類された複数の第1CADパターンとの第1マッチングを実施し、
    前記複数の参照パターンを、前記第1CADパターンのレイヤー分類に従って第1グループおよび第2グループに分類し、
    前記第1グループに属する複数の参照パターンのエッジの輝度プロファイルの傾き、および前記第2グループに属する複数の参照パターンのエッジの輝度プロファイルの傾きを算定し、
    前記第1グループに属する前記複数の参照パターンのエッジの輝度プロファイルの傾きの算定値を積算して第1積算値を決定し、
    前記第2グループに属する前記複数の参照パターンのエッジの輝度プロファイルの傾きの算定値を積算して第2積算値を決定し、
    前記第1積算値と前記第2積算値との大小関係を決定し、
    前記パターン領域内の第2領域の画像を生成し、
    前記第2領域の画像上の複数のパターンと、レイヤー情報に従って第1グループおよび第2グループに予め分類された複数の第2CADパターンとの第2マッチングを実施し、
    前記第2領域の画像上の複数のパターンを、前記第2CADパターンのレイヤー分類に従って前記第1グループおよび前記第2グループに分類し、
    前記第1グループに属する複数のパターンのエッジの輝度プロファイルの傾き、および前記第2グループに属する複数のパターンのエッジの輝度プロファイルの傾きを算定し、
    前記第1グループに属する前記複数のパターンのエッジの輝度プロファイルの傾きの算定値を積算して第3積算値を決定し、
    前記第2グループに属する前記複数のパターンのエッジの輝度プロファイルの傾きの算定値を積算して第4積算値を決定し、
    前記第3積算値と前記第4積算値との大小関係を決定し、
    前記第3積算値と前記第4積算値との大小関係が、前記第1積算値と前記第2積算値との大小関係と一致するときに、前記第2マッチングは正しく行われたことを決定する、パターンマッチング方法。
  7. 前記第1領域は、前記パターン領域のエッジを含むエッジ領域であり、
    前記第2領域は、前記パターン領域内であって、かつ前記第1領域よりも内側に位置する、請求項6に記載のパターンマッチング方法。
  8. 前記マルチパターニングにより形成されたパターンは、繰り返しパターンである、請求項6または7に記載のパターンマッチング方法。
  9. 前記第3積算値と前記第4積算値との大小関係が、前記第1積算値と前記第2積算値との大小関係と一致しないときは、前記第2領域の画像上の複数のパターンを、前記複数の第2CADパターンに対して相対的に1ピッチずらして、前記第2マッチングを再度実施する工程をさらに含む、請求項6乃至8のいずれか一項に記載のパターンマッチング方法。
  10. 前記第1積算値と前記第2積算値との差の絶対値、および前記第3積算値と前記第4積算値との差の絶対値は、予め定められた値よりも大きい、請求項6乃至9のいずれか一項に記載のパターンマッチング方法。
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