JP7403784B2 - 蒸気減温システム - Google Patents

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Description

ここに開示された技術は、蒸気減温システムに関する。
従来より、過熱蒸気に注水して蒸気の温度を低減する蒸気減温システムが知られている。例えば、特許文献1には、過熱蒸気に水を添加して、過熱蒸気を飽和蒸気とする蒸気減温システムが開示されている。
特開2007-93163号公報
しかしながら、前述のような蒸気減温システムにおいては、過熱蒸気と水との混合が十分でなければ、蒸気を適切な温度に減温することが難しい。
ここに開示された技術は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、過熱蒸気と水とを適切に混合させ、蒸気を適切に減温することにある。
ここに開示された蒸気減温システムは、過熱蒸気と水とを混合する混合部と、前記混合部に水を噴射する第1ノズル及び第2ノズルを有し、前記混合部へ注水する注水部と、前記注水部による注水を制御する制御部とを備え、前記第1ノズルは、噴射する水滴の径を調節可能に構成され、前記第2ノズルは、前記第1ノズルの水滴の最大径を超える径まで、噴射する水滴の径を調節可能に構成されており、前記制御部は、過熱蒸気の流速又は流量に応じて前記第1ノズル及び前記第2ノズルのそれぞれの水滴の径を調節する。
前記蒸気減温システムによれば、過熱蒸気と水とを適切に混合させ、蒸気を適切に減温することができる。
図1は、実施形態1に係る蒸気減温システムの概略的な配管図である。 図2は、過熱蒸気の温度制御のフローチャートである。 図3は、第1ノズルの開度と過熱蒸気の流速との関係を表すグラフである。 図4は、第2ノズルの開度と過熱蒸気の流速との関係を表すグラフである。 図5は、実施形態2に係る蒸気減温システムの概略的な配管図である。 図6は、実施形態2に係る過熱蒸気の温度制御のフローチャートである。 図7は、実施形態2に係る過熱蒸気の温度制御のフローチャートである。
以下、例示的な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
《実施形態1》
図1は、実施形態1に係る蒸気減温システム100の概略的な配管図である。蒸気減温システム100は、混合部1と、注水部3と、制御部5とを備えている。蒸気減温システムは、過熱蒸気と水とを混合して、蒸気の温度を低減させる。例えば、蒸気減温システム100は、過熱蒸気の温度を低下させ、過熱蒸気を飽和蒸気にする。
混合部1は、過熱蒸気と水とを混合して過熱蒸気を減温する。混合部1は、本体11と、流入管12と、流出管13とを有する。本体11は、管状の部材で形成されている。本体11は、過熱蒸気及び注水部3からの水が流入する上流部11aと、過熱蒸気及び水が流通しながら混ざり合う下流部11bとを有している。流入管12の下流端は、本体11の上流部11aに接続されている。流入管12には、所定の蒸気圧に調節された過熱蒸気が流通している。本体11の上流部11aには、注水部3から水が注水されている。上流部11aに流入した過熱蒸気と水とは下流部11bを流通していく。過熱蒸気と水とは、下流部11bを流通する間に混ざり合う。これにより、蒸気の温度が低下する。本体11の下流部11bには、流出管13の上流端が接続されている。減温後の蒸気は、流出管13を介して本体11から流出する。
流入管12には、流入管12を流通する蒸気の流速を検出する流速センサ21が設けられている。ここで、流入管12を流通する蒸気の流速がわかれば、本体11を流通する蒸気の流速も求めることができる。そのため、流速センサ21は、本体11を流通する過熱蒸気の流速を検出するセンサとみなすこともできる。
流出管13には、減温後の蒸気の温度を検出する温度センサ22が設けられている。流出管13のうち温度センサ22の上流側の部分には、分離器15が設けられている。分離器15は、蒸気と水とを分離する。分離された蒸気は、流出管13に流出する。分離された水は、排水管16に流出する。排水管16には、ドレントラップ17が設けられている。ドレントラップ17は、水を通過させる一方、蒸気の通過を阻止する。
注水部3は、混合部1へ注水する。注水部3は、混合部1に水を噴射する第1ノズル31及び第2ノズル32を有する。第1ノズル31及び第2ノズル32は、注水部3の混合部1の本体11内に配置されている。具体的には、第1ノズル31及び第2ノズル32は、本体11の上流部11aに配置されている。注水部3は、第1ノズル31及び第2ノズル32のそれぞれから噴射される水滴の径を調節するように構成されている。
詳しくは、注水部3は、第1ノズル31及び第2ノズル32に加えて、ポンプ33と、給水管34と、第1バルブ35と、第2バルブ36とを有していてもよい。ポンプ33は、水を圧送する。給水管34は、ポンプ33と第1ノズル31及び第2ノズル32とを接続している。給水管34の上流部分34aは、1本の管で形成されている。上流部分34aは、ポンプ33に接続されている。給水管34の下流部分34bは、上流部分34aから2本に分岐している。2本の下流部分34bはそれぞれ、第1ノズル31及び第2ノズル32に接続されている。第1ノズル31に接続された下流部分34bに第1バルブ35が設けられ、第2ノズル32に接続された下流部分34bに第2バルブ36が設けられている。
ポンプ33から流出した水は、給水管34の上流部分34aから下流部分34bに分岐し、第1ノズル31及び第2ノズル32に供給される。このとき、第1バルブ35によって第1ノズル31に供給される水の流量が調節される。また、第2バルブ36によって第2ノズル32に供給される水の流量が調節される。
ここで、第1ノズル31及び第2ノズル32は、噴射する水滴の径を調節可能に構成されている。例えば、第1ノズル31及び第2ノズル32は、開度を調節可能に構成されていてもよい。第1ノズル31及び第2ノズル32は、開度を小さくすることによって水滴径を小さくすることができる。
ここで、第2ノズル32の調節可能な最大水滴径は、第1ノズル31の調節可能な最大水滴径よりも大きく設定されている。ここで、水滴径は、レーザ光回折法などのレーザ光線を応用した測定方法によって測定された水滴径であってもよい。あるいは、液浸法や痕跡法によって測定された水滴径を第1ノズル31及び第2ノズル32の水滴径としてもよい。最大水滴径とは、ノズル開度を最大にしたときの水滴径である。また、水滴の平均径をもって水滴径としてもよい。その場合、ザウター平均によって水滴の平均径が求められ得る。尚、水滴の平均径は、算術平均であってもよい。第2ノズル32の最大水滴径が第1ノズル31の最大水滴径よりも大きく設定されているので、第1ノズル31は、相対的に小さな液滴径の領域で液滴径を変化させることができ、第2ノズル32は、相対的に大きな液滴径の領域で液滴径を変化させることができる。
制御部5は、注水部3による注水を制御する。制御部5は、例えばCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサで構成されていてもよい。制御部5は、記憶部等に記憶されたプログラムをメモリに展開して実行することによって各種処理を実行する。尚、制御部5は、プロセッサと同様の機能を有するLSI(Large Scale Integration)等のハードウェアによって実現されてもよい。
制御部5には、流速センサ21及び温度センサ22の検出結果が入力される。制御部5は、第1ノズル31、第2ノズル32、第1バルブ35及び第2バルブ36に指令を出力する。制御部5は、第1ノズル31の開度(以下、「第1ノズル開度」という)、第2ノズル32の開度(以下、「第2ノズル開度」という)、第1バルブ35の開度(以下、「第1バルブ開度」という)及び第2バルブ36の開度(以下、「第2バルブ開度」という)を制御することによって、蒸気の温度を所定の目標温度に調節する。
このように構成された蒸気減温システム100の動作について説明する。
混合部1の本体11の上流部11aに、過熱蒸気が流入管12を介して流入する。さらに、上流部11aには、注入部3から水が注水される。このとき第1ノズル31及び/又は第2ノズル32を介して上流部11a内に水が噴射される。上流部11aに流入した過熱蒸気及び水は、下流部11bを流通していき、その間に混ざり合う。これにより蒸気の温度が低下していく。混合部1から流出する温度は、その温度しだいで、過熱蒸気の場合もあれば、飽和蒸気の場合もある。
このとき、制御部5が第1ノズル開度及び第2ノズル開度、並びに、第1バルブ開度及び第2バルブ開度を制御することによって、混合部1に注水される水の量及び水滴径が調節される。これにより、本体11から流出管13を介して流出していく蒸気の温度が、所定の目標温度に調節される。
以下、制御部5による過熱蒸気の温度制御について図2~4を参照しながら説明する。図2は、過熱蒸気の温度制御のフローチャートである。図3は、第1ノズル開度と過熱蒸気の流速との関係を表すグラフである。図4は、第2ノズル開度と過熱蒸気の流速との関係を表すグラフである。
制御部5は、第1ノズル31、第2ノズル32、第1バルブ35及び第2バルブ36を初期状態にセットし、温度制御を開始する。例えば、初期状態において、第1ノズル開度は50%であり、第2ノズル開度は10%である。また、初期状態において、第1バルブ開度は50%であり、第2バルブ開度は0%である。
まず、制御部5は、第1ノズル31及び第2ノズル32による水滴径制御を行う。具体的には、制御部5は、ステップSa1において、流速センサ21により検出される流速(以下、「検出流速V」という)が所定の流速閾値Vsよりも小さいか否かを判定する。つまり、制御部5は、現在の運転領域が検出流速Vが流速閾値Vs未満の運転領域である第1運転領域か、検出流速Vが流速閾値Vs以上の運転領域である第2運転領域であるかを判定する。尚、混合部1の本体11の断面積は固定なので、第1運転領域は、過熱蒸気の流量が相対的に小さい運転領域であり、第2運転領域は、過熱蒸気の流量が第1運転領域よりも大きい運転領域であるとみなすことができる。
検出流速Vが流速閾値Vsよりも小さい場合には、制御部5は、ステップSa2において、第1ノズル開度を検出流速Vに応じて調節する。具体的には、制御部5は、図3に示すように、検出流速Vが大きいほど開度が大きくなるように第1ノズル開度を調節する。このとき、図4に示すように、第2ノズル開度は、初期状態の10%に設定されている。
一方、検出流速Vが流速閾値Vs以上の場合には、制御部5は、ステップSa3において、第2ノズル開度を検出流速Vに応じて調節する。具体的には、制御部5は、図4に示すように、検出流速Vが大きいほど開度が大きくなるように第2ノズル開度を調節する。尚、このとき、図3に示すように、第1ノズル開度は全開に設定される。
続いて、制御部5は、第1バルブ35及び第2バルブ36による流量制御を行う。具体的には、制御部5は、ステップSa4において、温度センサ22により検出される温度(以下、「検出温度T」という)と所定の目標温度Ttとの偏差(以下、「温度偏差ΔT」という)を求め、温度偏差ΔTの絶対値が所定の閾値αよりも大きいか否かを判定する。すなわち、検出温度Tが目標温度Ttから大きく離れているか否かが判定される。温度偏差ΔTの絶対値が閾値α以下の場合には、過熱蒸気の温度を調節する必要がないので、制御部5は、ステップSa1の処理へ戻る。
温度偏差ΔTの絶対値が閾値αよりも大きい場合には、制御部5は、ステップSa5において、検出温度Tが目標温度Ttよりも大きいか否かを判定する。すなわち、検出温度Tが目標温度Ttよりも大きい方向に離れているか否かが判定される。検出温度Tが目標温度Ttよりも大きい場合には、制御部5は、ステップSa6において、第1バルブ開度が100%か否かを判定する。第1バルブ開度が100%でない場合には、第1バルブ開度を増大させる余地があるので、制御部5は、第1バルブ開度を所定量だけ増大させる(ステップSa7)。一方、第1バルブ開度が100%の場合には、第1バルブ開度を増大させる余地がないので、制御部5は、第2バルブ開度を所定量だけ増大させる(ステップSa8)。
このように、検出温度Tが目標温度Ttに比べて大幅に高い場合には、制御部5は、第1バルブ開度又は第2バルブ開度を増大させることによって混合部1へ注水する水の流量を増加させる。これにより、蒸気の温度を低下させ、目標温度Ttに近づける。その後、制御部5は、ステップSa1の処理に戻る。
一方、ステップSa5の判定において検出温度Tが目標温度Ttよりも小さい場合(即ち、検出温度Tが目標温度Ttよりも小さい方向に離れている場合)には、制御部5は、ステップSa9において、第2バルブ開度が0%か否かを判定する。第2バルブ開度が0%の場合には、第2バルブ36が閉じられているので、制御部5は、第1バルブ開度を所定量だけ減少させる(ステップSa10)。一方、第2バルブ開度が0%でない場合には、第2バルブ36が開かれているので、制御部5は、第2バルブ開度を所定量だけ減少させる(ステップSa11)。
このように、検出温度Tが目標温度Ttに比べて大幅に低い場合には、制御部5は、第1バルブ開度又は第2バルブ開度を減少させることによって混合部1へ注水する水の流量を減少させる。これにより、蒸気の温度を上昇させ、目標温度Ttに近づける。その後、制御部5は、ステップSa1の処理に戻る。
尚、第1バルブ開度を増大させる所定量、第1バルブ開度を減少させる所定量、第2バルブ開度を増大させる所定量及び第2バルブ開度を減少させる所定量はそれぞれ、同じであってもよいし、異なっていてもよい。
制御部5は、以上の処理を繰り返すことによって、過熱蒸気の検出速度Vに応じて第1ノズル開度及び第2ノズル開度を調節しつつ、第1バルブ開度及び第2バルブ開度を調節して蒸気の温度を目標温度Ttに近づける。
このように、制御部5は、過熱蒸気の流速が小さくなるほど、混合部1に注水する水滴の径を微細にする。これにより、過熱蒸気の流速が遅い場合であっても過熱蒸気と水との混合が適切に行われ、蒸気の温度を適切に低下させることができる。詳しくは、過熱蒸気と水との混合効率は、過熱蒸気の流速が小さいほど低下する傾向にある。過熱蒸気と水とは流通しながら混ざり合うので、過熱蒸気と水との混合効率が悪い場合には、過熱蒸気と水とが適切に混ざり合うまでに長い流通距離を要する。混合部1の本体11における流通距離(即ち、本体11の流通方向の全長)は有限であるため、過熱蒸気と水との混合効率が悪い場合には、本体11の出口における蒸気の温度が適切な温度とならない。換言すると、蒸気の温度を適切な温度まで低下させるために本体11の全長を長くする必要がある。
それに対し、制御部5は、過熱蒸気の流速が小さいほど、注水する水滴の径を小さくする。水滴径が小さいほど、過熱蒸気と水との混合効率が向上する。これにより、過熱蒸気の流速が小さい場合であっても、本体11の出口における蒸気の温度を適切な温度まで低下させることができる。それに加えて、注水部3は、水滴径の調節範囲が異なる2つのノズル(詳しくは、相対的に小さな径の水滴を噴射する第1ノズル31と相対的に大きな径の水滴を噴射する第2ノズル32)を有している。制御部5は、過熱蒸気の流速に応じて第1ノズル31と第2ノズル32とを使い分けることによって、水滴径をより広い範囲で調節することができる。つまり、制御部5は、より広い範囲の流速の過熱蒸気に対して、蒸気の温度を適切に低下させることができる。
尚、混合部1の本体11の断面積は固定なので、過熱蒸気の流速は、過熱蒸気の流量と相関している。つまり、本開示における説明において「流速が小さい」は、「流量が小さい」と読み替えることができる。例えば、制御部5は、過熱蒸気の流量が小さくなるほど、混合部1に注入する水滴の径を微細にする。
以上のように、蒸気減温システム100は、過熱蒸気と水とを混合する混合部1と、混合部1に水を噴射する第1ノズル31及び第2ノズル32を有し、混合部1へ注水する注水部3と、注水部3による注水を制御する制御部5とを備え、第1ノズル31は、噴射する水滴の径を調節可能に構成され、第2ノズル32は、第1ノズル31の水滴の最大径を超える径まで、噴射する水滴の径を拡大する方向に調節可能に構成されており、制御部5は、過熱蒸気の流速又は流量に応じて第1ノズル31及び第2ノズル32のそれぞれの水滴の径を調節する。
この構成によれば、混合部1に注水される水滴の径が過熱蒸気の流速又は流量に応じて調節される。過熱蒸気と水との混合効率は、過熱蒸気の流速又は流量に応じて変化する。つまり、過熱蒸気と水との混合効率に応じて水滴の径が調節される。これにより、過熱蒸気と水とを適切に混合させ、蒸気の温度を適切に低下させることができる。さらに、水滴径の調節範囲が異なる2つのノズル(詳しくは、相対的に小さな径の水滴を噴射する第1ノズル31と相対的に大きな径の水滴を噴射する第2ノズル32)が設けられているので、より広い範囲の流速又は流量の過熱蒸気に対して、蒸気の温度を適切に低下させることができる。
また、制御部5は、過熱蒸気の流速又は流量が相対的に小さい第1運転領域では第1ノズル31の水滴の径を調節する一方、過熱蒸気の流速又は流量が第1運転領域よりも大きい第2運転領域では第2ノズル32の水滴の径を調節する。
この構成によれば、水滴の径の調節を行うノズルを過熱蒸気の流速又は流量に応じて使い分けることによって、蒸気の温度を効率よく低減することができる。つまり、過熱蒸気の流速又は流量が小さいほど、水滴径は細かいことが好ましい。第2ノズル32は、第1ノズル31の水滴の最大径を超える径まで、噴射する水滴の径を拡大する方向に調節可能であるため、比較的大きな水滴径の調節に適している。一方、第1ノズル32は、調節可能な水滴の最大径が第2ノズル32よりも小さいため、比較的小さな水滴径の調節に適している。そこで、過熱蒸気の流速又は流量が相対的に小さい第1運転領域では、第1ノズル31を用いて水滴径の調節を行うことによって、過熱蒸気の流速又は流量に適した水滴径の実現が容易になる。一方、過熱蒸気の流速又は流量が相対的に大きな第2運転領域では、第2ノズル32を用いて水滴径の調節を行うことによって、過熱蒸気の流速又は流量に適した水滴径の実現が容易になる。
さらに、蒸気減温システム100は、過熱蒸気の流速を検出する流速センサ21と、混合部1から流出する蒸気の温度を検出する温度センサ22とをさらに備え、制御部5は、流速センサ21による検出流速Vに基づいて第1ノズル31及び第2ノズル32のそれぞれの水滴の径を調節する一方、温度センサ22による検出温度Tに基づいて注水部3から混合部1へ注水する水の流量を調節する。
この構成によれば、蒸気の温度調節の精度を向上させることができる。つまり、混合後の蒸気の温度は、混合部1への注水量に応じて変化し得る。それに加えて、混合後の蒸気の温度は、注水される水滴の径に応じても変化し得る。これらの両方を調節することによって、蒸気の温度をより精度よく調節することができる。
《実施形態2》
続いて、実施形態2に係る蒸気減温システム200について説明する。図5は、蒸気減温システム200の概略的な配管図である。蒸気減温システム200の構成は、流速センサ21を有していない点で、蒸気減温システム100の構成と異なる。そこで、蒸気減温システム200の構成のうち蒸気減温システム100と同様の構成については同様の符号を付して説明を省略する。
以下、蒸気減温システム200の過熱蒸気の温度制御について図6,7を参照しながら説明する。図6,7は、実施形態2に係る過熱蒸気の温度制御のフローチャートである。制御部205の過熱蒸気の温度制御は、制御部5の過熱蒸気の温度制御と異なる。
制御部205は、第1ノズル31、第2ノズル32、第1バルブ35及び第2バルブ36を初期状態にセットし、温度制御を開始する。例えば、初期状態において、第1ノズル開度は100%であり、第2ノズル開度は100%である。また、初期状態において、第1バルブ開度は50%であり、第2バルブ開度は0%である。
まず、制御部205は、ステップSb1~Sb8において、温度偏差ΔTに基づいて、第1バルブ開度又は第2バルブ開度を調節する。これらステップSb1~Sb8の処理は、実施形態1のステップSa4~Sa11の処理と同様である。第1バルブ開度又は第2バルブ開度を調節した後の処理が、実施形態1と実施形態2との間で異なる。
詳しくは、温度偏差ΔTが大きく且つ検出温度Tが目標温度Ttよりも低い場合に第1バルブ開度又は第2バルブ開度を減少させた後(ステップSb7又はSb8の後)は、制御部205は、ステップSb1に戻り、温度偏差ΔTの判定を再び行う。つまり、検出温度Tが目標温度Ttを大きく下回る場合には、第1バルブ開度又は第2バルブ開度を減少させること(即ち、単純に注水量を減少させること)だけで対応する。
一方、温度偏差ΔTが大きく且つ検出温度Tが目標温度Ttよりも高い場合に第1バルブ開度又は第2バルブ開度を増大させた後(ステップSb4又はSb5の後)は、制御部205は、ステップSb9において、第1バルブ開度又は第2バルブ開度を増大させる前と比べて、温度偏差ΔTが縮小したか否かを判定する。温度偏差ΔTが縮小した場合には、制御部205は、ステップSb1に戻り、温度偏差ΔTの判定を再び行う。つまり、温度偏差ΔTが縮小した場合には、第1バルブ開度又は第2バルブ開度の増大が有効であるということなので、温度偏差ΔTに基づいた第1バルブ35及び第2バルブ36による流量制御を継続する。
それに対して、温度偏差ΔTが縮小していない場合には、第1バルブ開度又は第2バルブ開度の増大が有効でない。その場合、制御部205は、過熱蒸気の流速又は流量が小さくなったと判定して、第1ノズル31及び第2ノズル32による水滴径制御を行う。詳しくは、制御部205は、ステップSb10において、第2バルブ開度が0%か否かを判定する。第2バルブ開度が0%の場合には、第1ノズル31のみを介して注水が行われているので、制御部205は、ステップSb11において、第1ノズル開度を所定量だけ減少させる。これにより、注水される水滴の径が小さくなり、過熱蒸気と水との混合が促進され、蒸気の温度が低下する。
その後、制御部205は、ステップSb12において、温度偏差ΔTの絶対値が閾値αよりも大きいか否かを判定する。温度偏差ΔTの絶対値が閾値αより大きい場合には、制御部205は、ステップSb11に戻り、第1ノズル開度を再び減少させる。制御部205は、温度偏差ΔTの絶対値が閾値α以下となるまで第1ノズル開度の減少を繰り返す。温度偏差ΔTの絶対値が閾値α以下となると、制御部205は、ステップSb1、即ち、第1バルブ35及び第2バルブ36による流量制御に戻る。
一方、第2バルブ開度が0%でない場合には、制御部205は、ステップSb13において、第2ノズル開度が最小開度か否かを判定する。第2バルブ開度が0%ではなく、且つ、第2ノズル開度が最小開度でない場合には、第2ノズル32を介した注水が行われ、且つ第2ノズル開度を減少させる余地がある。制御部205は、ステップSb14において、第2ノズル開度を所定量だけ減少させる。これにより、注水される水滴の径が小さくなり、過熱蒸気と水との混合が促進され、蒸気の温度が低下する。尚、第2ノズル開度を減少させる際の所定量は、第1ノズル開度を減少させる際の所定量と同じであってもよいし、異なっていてもよい。
その後、制御部205は、ステップSb15において、温度偏差ΔTの絶対値が閾値αよりも大きいか否かを判定する。温度偏差ΔTの絶対値が閾値αより大きい場合には、制御部205は、ステップSb13に戻り、第2ノズル開度が最小開度か否かを再び判定する。第2ノズル開度が最小開度でない場合、制御部205は、再びステップSb14において第2ノズル開度を所定量だけ減少させる。制御部205は、温度偏差ΔTの絶対値が閾値α以下となるか又は第2ノズル開度が最小開度になるまで第2ノズル開度の減少を繰り返す。温度偏差ΔTの絶対値が閾値α以下となると、制御部205は、ステップSb1、即ち、第1バルブ35及び第2バルブ36による流量制御に戻る。あるいは、第2ノズル開度が最小開度になると、制御部205は、ステップSb11において第1ノズル開度を所定量だけ減少させる。つまり、制御部205は、第2ノズル32の水滴径に続いて、第1ノズル31の水滴径を小さくすることによって、温度偏差ΔTの絶対値の低減を試みる。ステップSb11以降の処理は、前述の通りである。
このように、制御部205は、まずは第1バルブ35及び第2バルブ36による流量制御によって蒸気の温度の調節を行う。その際、注水量を増加させても蒸気の温度が目標温度Ttに近づかない場合には、過熱蒸気の流速又は流量が低下したと判定し、第1ノズル31及び第2ノズル32による水滴径制御を行う。これにより、水滴径が微細化され、過熱蒸気と水との混合効率が向上する。その結果、蒸気の温度を低下させることができる。
このとき、制御部205は、水滴径を減少していく方向に変えていく。つまり、流量制御によって蒸気の温度を適切に調節できない場合は、そのときの水滴径が過熱蒸気の流速又は流量に対して大き過ぎるということになる。しかし、第1ノズル開度又は第2ノズル開度を小さくすると、混合部1へ注水される水の流量にも影響を与える。そこで、制御部205は、水滴径が漸減するように第1ノズル開度又は第2ノズル開度を調節する。例えば、第1ノズル31及び第2ノズル32の両方から注水されている場合には、制御部205は、より大きな径の水滴を噴射する第2ノズル32の開度を先に減少させる。第2ノズル開度を最小にしてもなお検出温度Tを適切に調節できない場合は、制御部205は、第1ノズル開度を減少させる。こうすることにより、水滴径を必要以上に小さくすることが防止され、混合部1へ注水される水の流量への影響を小さくすることができる。
このような水滴径制御においては、第2ノズル32で調節可能な水滴径では対応できないほど過熱蒸気の流速又は流量が小さい場合に第1ノズル開度が減少させられる。結果として、制御部205は、過熱蒸気の流速又は流量が相対的に大きい第2運転領域では第2ノズル開度を調節し、過熱蒸気の流速又は流量が相対的に小さい第1運転領域では第1ノズル開度を調節することになる。
以上のように、蒸気減温システム200は、過熱蒸気と水とを混合する混合部1と、混合部1に水を噴射する第1ノズル31及び第2ノズル32を有し、混合部1へ注水する注水部3と、注水部3による注水を制御する制御部205とを備え、第1ノズル31は、噴射する水滴の径を調節可能に構成され、第2ノズル32は、第1ノズル31の水滴の最大径を超える径まで、噴射する水滴の径を調節可能に構成されており、制御部205は、過熱蒸気の流速又は流量に応じて第1ノズル31及び第2ノズル32のそれぞれの水滴の径を調節する。
この構成によれば、混合部1に注水される水滴の径が過熱蒸気の流速又は流量に応じて調節される。過熱蒸気と水との混合効率は、過熱蒸気の流速又は流量に応じて変化する。つまり、過熱蒸気と水との混合効率に応じて水滴の径が調節される。これにより、過熱蒸気と水とを適切に混合させ、蒸気の温度を適切に低下させることができる。さらに、水滴径の調節範囲が異なる2つのノズル(詳しくは、相対的に小さな径の水滴を噴射する第1ノズル31と相対的に大きな径の水滴を噴射する第2ノズル32)が設けられているので、より広い範囲の流速又は流量の過熱蒸気に対して、蒸気の温度を適切に低下させることができる。
また、制御部205は、過熱蒸気の流速又は流量が相対的に小さい第1運転領域では第1ノズル31の水滴の径を調節する一方、過熱蒸気の流速又は流量が第1運転領域よりも大きい第2運転領域では第2ノズル32の水滴の径を調節する。
この構成によれば、水滴の径の調節を行うノズルを過熱蒸気の流速又は流量に応じて使い分けることによって、蒸気の温度を効率よく低減することができる。つまり、過熱蒸気の流速又は流量が小さいほど、水滴径は細かいことが好ましい。第2ノズル32は、第1ノズル31の水滴の最大径を超える径まで、噴射する水滴の径を調節可能であるため、比較的大きな水滴径の調節に適している。一方、第1ノズル32は、調節可能な水滴の最大径が第2ノズル32よりも小さいため、比較的小さな水滴径の調節に適している。そこで、過熱蒸気の流速又は流量が相対的に小さい第1運転領域では、第1ノズル31を用いて水滴径の調節を行うことによって、過熱蒸気の流速に適した水滴径の実現が容易になる。一方、過熱蒸気の流速又は流量が相対的に大きな第2運転領域では、第2ノズル32を用いて水滴径の調節を行うことによって、蒸気の流速に適した水滴径の実現が容易になる。
さらに、蒸気減温システム200は、混合部1から流出する蒸気の温度を検出する温度センサ22をさらに備え、制御部205は、温度センサ22による検出温度が所定の目標温度よりも高い場合に、過熱蒸気の流速又は流量が小さいと判定し、第1ノズル31又は第2ノズル32の水滴の径を小さくなる方向に調節する。
この構成によれば、過熱蒸気の流速又は流量を検出するセンサを設けなくても、第1ノズル31及び第2ノズル32の開度を過熱蒸気の流速又は流量に応じて調節することができる。
さらにまた、制御部205は、温度センサ22による検出温度が目標温度になるように注水部3から混合部1へ注水する水の流量を調節し、それでも温度センサ22による検出温度が目標温度よりも高い場合に、第1ノズル31及び第2ノズル32の水滴の径を調節する。
この構成によれば、制御部205は、まず注水部3からの水の流量を調節することによって蒸気の温度を調節する。そして、注水部3の流量を調節するだけでは不十分な場合に、制御部205は、第1ノズル31及び第2ノズル32の水滴径制御によって蒸気の温度を調節する。このように、蒸気の温度を二段階で調節することによって、蒸気の温度をより精度よく調節することができる。
《その他の実施形態》
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、前記実施形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、前記実施形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。また、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、前記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
例えば、蒸気減温システム100,200の構成は、前述の構成に限られない。例えば、蒸気減温システム100,200において、第1バルブ35及び第2バルブ36の代わりに、給水管34の上流部分34aに1つの共通バルブを設けてもよい。共通バルブによって、第1ノズル31及び第2ノズル32への水の流量が調節される。その場合、蒸気減温システム100においては、ステップSa5の判定において検出温度Tが目標温度Ttよりも高い場合に共通バルブの開度が減少させられ、ステップSa5の判定において検出温度Tが目標温度Ttよりも低い場合に共通バルブの開度が増大させられる。同様に、蒸気減温システム200においては、ステップSb2の判定において検出温度Tが目標温度Ttよりも高い場合に共通バルブの開度が減少させられ、ステップSb2の判定において検出温度Tが目標温度Ttよりも低い場合に共通バルブの開度が増大させられる。共通バルブの開度を増大させた後、ステップSb9の処理が行われる。
また、蒸気減温システム100,200において、ノズルの個数は2個に限定されない。ノズルの個数は、3個以上であってもよい。その場合、開度が固定のノズルを含んでいてもよい。
また、第1ノズル31及び第2ノズル32はそれぞれ、開度を調節可能に構成され、それにより水滴径を調節している。水滴径の調節は、開度の調節によるものに限られない。水滴径は、水の流量及び圧力にも依存する。そこで、第1バルブ35及び第2バルブ36を調節することによって、第1ノズル31及び第2ノズル32のそれぞれから噴射される水滴の径を調節してもよい。また、第1ノズル31及び第2ノズル32に供給される水の圧力を調節する圧力調節弁を別々に設け、それらの圧力調節弁を調節することによって、第1ノズル31及び第2ノズル32のそれぞれから噴射される水滴の径を調節してもよい。
蒸気減温システム100,200における温度制御の初期状態は、前述の状態に限られず、任意に設定することができる。
蒸気減温システム100の温度制御においては、第1ノズル31及び第2ノズル32による水滴径制御の後に第1バルブ35及び第2バルブ36による流量制御を行っているが、第1バルブ35及び第2バルブ36による流量制御の後に第1ノズル31及び第2ノズル32による水滴径制御を行ってもよく、第1ノズル31及び第2ノズル32による水滴径制御と第1バルブ35及び第2バルブ36による流量制御とを並行して行ってもよい。
また、蒸気減温システム100は、流速センサ21の代わりに、混合部1に流入する過熱蒸気の流量を検出する流量センサを備えていてもよい。その場合、制御部5は、検出温度に代えて、流量センサによる検出流量を用いて前述の制御を行う。
蒸気減温システム200の温度制御のステップSb9においては、温度偏差ΔTが縮小したか否かを判定している。制御部205は、これに代えて、温度偏差ΔTの縮小量又は縮小率が所定の閾値よりも小さいか否かを判定してもよい。つまり、制御部205は、第1バルブ開度又は第2バルブ開度を増大させても温度偏差Tが想定しているように縮小しない場合に第1ノズル31及び第2ノズル32による水滴径制御に移行してもよい。
以上説明したように、ここに開示された技術は、蒸気減温システムについて有用である。
100,200 蒸気減温システム
1 混合部
21 流速センサ
22 温度センサ
3 注水部
31 第1ノズル
32 第2ノズル
5,205 制御部

Claims (2)

  1. 過熱蒸気と水とを混合する混合部と、
    前記混合部に水を噴射する第1ノズル及び第2ノズルを有し、前記混合部へ注水する注水部と、
    前記注水部による注水を制御する制御部とを備え、
    前記第1ノズルは、噴射する水滴の径を調節可能に構成され、
    前記第2ノズルは、前記第1ノズルの水滴の最大径を超える径まで、噴射する水滴の径を調節可能に構成されており、
    前記制御部は、過熱蒸気の流速又は流量が相対的に小さい第1運転領域では過熱蒸気の流速又は流量に応じて前記第1ノズルの水滴の径を調節する一方、過熱蒸気の流速又は流量が前記第1運転領域よりも大きい第2運転領域では過熱蒸気の流速又は流量に応じて前記第2ノズルの水滴の径を調節する蒸気減温システム。
  2. 請求項1に記載の蒸気減温システムにおいて、
    過熱蒸気の流速を検出する流速センサ又は過熱蒸気の流量を検出する流量センサと、
    前記混合部から流出する蒸気の温度を検出する温度センサとをさらに備え、
    前記制御部は、
    前記流速センサによる検出流速又は前記流量センサによる検出流量に基づいて前記第1ノズル及び前記第2ノズルのそれぞれの水滴の径を調節する一方、
    前記温度センサによる検出温度に基づいて前記注水部から前記混合部へ注水する水の流量を調節する蒸気減温システム。
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