本出願の実施形態は、ネットワークデバイスによる再開MAC値の検証方式が、端末デバイスによる再開MAC値の計算方式に対応することを、効果的に確実にするために、接続再開方法及び装置を提供する。
第1の態様によれば、本出願の実施形態は、接続再開方法を提供する。方法は、端末デバイスにより、第1指示情報を搬送する第1メッセージを第1ネットワークデバイスへ送信するステップであり、第1指示情報は、第1パラメータセットに基づいて、再開メッセージ認証コードMAC値を計算することを指示するために使用され、第1パラメータセットは、再開原因値又は無線リソース制御RRC再開要求メッセージのうちの1つ以上を含む、送信するステップと;端末デバイスにより、第1ネットワークデバイスから第2メッセージを受信するステップと;第2メッセージが第2指示情報を搬送する場合に、再開MAC値を搬送するRRC再開要求メッセージを、端末デバイスにより第2ネットワークデバイスへ送信するステップであり、第2指示情報は、第1パラメータセットに基づいて再開MAC値を検証することを指示するために使用される、送信するステップとを備えている。
本出願の実施形態では、端末デバイスが第1端末デバイスと対話することにより、追加パラメータ(即ち、再開原因値又はRRC再開要求メッセージ)を使用して計算した再開メッセージ認証コード(message authentication code、MAC)値の検証を、第1ネットワークデバイスがサポートするか否かを、端末デバイスは知ることができる。また、第1ネットワークデバイスは、追加パラメータを導入することにより、端末デバイスが再開MAC値の計算をサポートするか否かを知ることができる。このように、端末デバイスは、RRC再開要求メッセージを適切に保護することができ、第1ネットワークデバイスは、RRC再開要求メッセージを適切に検証することができる。
可能な実施では、第1メッセージは、アクセス層(access stratum, AS)セキュリティモード完了メッセージであるか、又は第1メッセージは、端末デバイス能力情報メッセージである。
可能な実施では、第2メッセージはRRC解放メッセージであるか、又は第2メッセージはブロードキャストメッセージである。
第2の態様によれば、本出願の実施形態は、接続再開方法を提供する。方法は、端末デバイスからの第1メッセージであり第1指示情報を搬送する第1メッセージを、第1ネットワークデバイスにより受信するステップであり、第1指示情報は、第1パラメータセットに基づいて、再開メッセージ認証コードMAC値を計算することを指示するために使用され、第1パラメータセットは、再開原因値又は無線リソース制御RRC再開要求メッセージのうちの1つ以上を含む、受信するステップと;第1ネットワークデバイスにより、第2指示情報を搬送する第2メッセージを端末デバイスへ送信するステップであり、第2指示情報は、第1パラメータセットに基づいて、再開MAC値を検証することを指示するために使用される、送信するステップとを備えている。
可能な実施では、方法は、第1ネットワークデバイスにより、再開MAC値を搬送するUEコンテキスト検索要求メッセージを受信するステップと;第1ネットワークデバイスにより、第1パラメータセットに基づいて再開MAC値を検証するステップとをさらに備えている。
可能な実施では、第1メッセージは、アクセス層ASセキュリティモード完了メッセージであるか、又は第1メッセージは、端末デバイス能力情報メッセージである。
可能な実施では、第2メッセージはRRC接続解放メッセージであるか、又は第2メッセージはブロードキャストメッセージである。
第3の態様によれば、本出願の実施形態は、通信装置を提供する。装置は、第1指示情報を搬送する第1メッセージを第1ネットワークデバイスへ送信するように構成されている送信ユニットであり、第1指示情報は、第1パラメータセットに基づいて、再開メッセージ認証コードMAC値を計算することを指示するために使用され、第1パラメータセットは、再開原因値又は無線リソース制御RRC再開要求メッセージのうちの1つ以上を含む、送信ユニットと;第1ネットワークデバイスから第2メッセージを受信するように構成されている受信ユニットとを備え;さらに送信ユニットは、第2メッセージが第2指示情報を搬送する場合に、再開MAC値を搬送するRRC再開要求メッセージを第2ネットワークデバイスへ送信するように構成され、第2指示情報は、第1パラメータセットに基づいて再開MAC値を検証することを指示するために使用される。
可能な実施では、第1メッセージは、アクセス層ASセキュリティモード完了メッセージであるか、又は第1メッセージは、端末デバイス能力情報メッセージである。
可能な実施では、第2メッセージはRRC解放メッセージであるか、又は第2メッセージはブロードキャストメッセージである。
第4の態様によれば、本出願の実施形態は、通信装置を提供する。装置は、端末デバイスからの第1メッセージであり第1指示情報を搬送する第1メッセージを受信するように構成されている受信ユニットであり、第1指示情報は、第1パラメータセットに基づいて、再開メッセージ認証コードMAC値を計算することを指示するために使用され、第1パラメータセットは、再開原因値又は無線リソース制御RRC再開要求メッセージのうちの1つ以上を含む、受信ユニットと;第2指示情報を搬送する第2メッセージを端末デバイスへ送信するように構成されている送信ユニットであり、第2指示情報は、第1パラメータセットに基づいて、再開MAC値を検証することを指示するために使用される、送信ユニットとを備えている。
可能な実施では、受信ユニットはさらに、再開MAC値を搬送するUEコンテキスト検索要求メッセージを受信するように構成され;装置は、第1パラメータセットに基づいて再開MAC値を検証するように構成されている処理ユニットをさらに備えている。
可能な実施では、第1メッセージは、アクセス層ASセキュリティモード完了メッセージであるか、又は第1メッセージは、端末デバイス能力情報メッセージである。
可能な実施では、第2メッセージはRRC解放メッセージであるか、又は第2メッセージはブロードキャストメッセージである。
第5の態様によれば、本出願の実施形態は、通信装置を提供する。装置は、プロセッサを備え;プロセッサがメモリ内のコンピュータプログラムを起動した場合に、第1の態様又は第1の態様の可能な実施の任意の1つに係る方法が実行される。
第6の態様によれば、本出願の実施形態は、通信装置を提供する。装置は、プロセッサとメモリとを備え;メモリは、コンピュータ実行可能命令を記憶するように構成され;プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行するように構成され、これにより通信装置は、第1の態様又は第1の態様の可能な実施の任意の1つに示した対応する方法を実行する。
第7の態様によれば、本出願の実施形態は、通信装置を提供する。通信装置は、プロセッサと、メモリと、トランシーバとを含む。トランシーバは、信号を受信するか、又は信号を送信するように構成されている。メモリはプログラムコードを記憶するように構成されている。プロセッサは、メモリからプログラムコードを呼び出して、第1の態様又は第1の態様の可能な実施の任意の1つに係る方法を実行するように構成されている。
第8の態様によれば、本出願の実施形態は、通信装置を提供する。装置は、プロセッサとインターフェース回路とを備え;インターフェース回路はコード命令を受領し、コード命令をプロセッサへ伝送するように構成され、プロセッサはコード命令を実行し、第1の態様又は第1の態様の可能な実施の任意の1つに示した対応する方法を実行する。
第9の態様によれば、本出願の実施形態は、通信装置を提供する。通信装置は、プロセッサと、メモリと、トランシーバとを含む。トランシーバは、信号を受信するか、又は信号を送信するように構成されている。メモリはプログラムコードを記憶するように構成されている。プロセッサは、メモリからプログラムコードを呼び出して、第2の態様又は第2の態様の可能な実施の任意の1つに係る方法を実行するように構成されている。
第10の態様によれば、本出願の実施形態は、通信システムを提供する。通信システムは、端末デバイスと第1ネットワークデバイスとを含む。端末デバイスは、第1の態様又は第1の態様の可能な実施の任意の1つに係る方法を実行するように構成されてよい。第1ネットワークデバイスは、第2の態様又は第2の態様の可能な実施の任意の1つに係る方法を実行するように構成されている。
第11の態様によれば、本出願の実施形態は、コンピュータ可読な記憶媒体を提供する。コンピュータ可読な記憶媒体は命令を記憶するように構成され、命令が実行された場合に、第1の態様又は第1の態様の可能な実施の任意の1つに係る方法が実施される。
第12の態様によれば、本出願の実施形態は、コンピュータ可読な記憶媒体を提供する。コンピュータ可読な記憶媒体は命令を記憶するように構成され、命令が実行された場合に、第2の態様又は第2の態様の可能な実施の任意の1つに係る方法が実施される。
第13の態様によれば、本出願の実施形態は、コンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品は命令を含み、命令が実行された場合に、第1の態様又は第1の態様の可能な実施の任意の1つに係る方法が実施される。
第14の態様によれば、本出願の実施形態は、コンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品は命令を含み、命令が実行された場合に、第2の態様又は第2の態様の可能な実施の任意の1つに係る方法が実施される。
第15の態様によれば、本出願の実施形態は、接続再開方法を提供する。方法は、以下のことを備えている。即ち、
端末デバイスは第1ネットワークデバイスから第12メッセージを受信し、第2ネットワークデバイスから第13メッセージを受信する。第12メッセージが第1ネットワークデバイスの再開メッセージ保護サポート機能を搬送し、第13メッセージが第2ネットワークデバイスの再開メッセージ保護サポート機能を搬送する場合に、端末デバイスは、再開MAC値を搬送するRRC再開要求メッセージを第2ネットワークデバイスへ送信する。第1パラメータセットを使用して再開MAC値が取得される。
可能な実施では、端末デバイスが、再開MAC値を搬送するRRC再開要求メッセージを第2ネットワークデバイスへ送信する前に、方法は、端末デバイスが再開MAC値を取得するために、端末デバイスの再開メッセージ保護サポート機能を起動することをさらに備えている。
可能な実施では、第1パラメータセットは、RRC再開要求メッセージ内の情報の全て又は一部を含む。
第16の態様によれば、本出願の実施形態は、接続再開方法を提供する。方法は、以下のことを備えている。即ち、
第1ネットワークデバイスは、端末デバイスの能力情報を取得する。第1ネットワークデバイスは、第2ネットワークデバイスから送信されたUEコンテキスト検索要求メッセージを受信する。端末デバイスの再開メッセージ保護サポート機能が能力情報に搬送され、第3パラメータセット又は第10指示情報がUEコンテキスト検索要求メッセージに搬送される場合に、第1ネットワークデバイスは、第1ネットワークデバイスの再開メッセージ保護サポート機能を起動する、ことを備えている。
第1ネットワークデバイスは、再開メッセージ保護サポート機能を起動する。即ち、第1ネットワークデバイスは、UEコンテキスト検索要求メッセージで搬送される再開MAC値を検証してもよい。
第10指示情報は、再開保護サポート機能を起動することを第1ネットワークデバイスに指示するために使用する。第3パラメータセットは、第1パラメータセットと同じパラメータを含んでよく、又は第3パラメータセットは、第1パラメータセットのサブセットであってよい。例えば、第1パラメータセットは、再開原因値と、アイドル情報ビットとを含む。第3パラメータセットは、第1パラメータセットのサブセット、例えば、再開原因値を含んでよい。
可能な実施では、第1ネットワークデバイスが端末デバイスの能力情報を取得することは、以下のこと、即ち、
第1ネットワークデバイスが、端末デバイスにより送信された能力情報を受信するか、第1ネットワークデバイスが、コアネットワークデバイスにより送信された能力情報を受信することを含む。
第17の態様によれば、本出願の実施形態は、接続再開方法を提供する。方法は、以下のことを備えている。即ち、
端末デバイスからのRRC再開要求メッセージであり再開MAC値を搬送するRRC再開要求メッセージを、第2ネットワークデバイスは受信する。第2ネットワークデバイスは、第1ネットワークデバイスにUEコンテキスト検索要求メッセージを送信する。第3パラメータセット又は第10指示情報は、UEコンテキスト検索要求メッセージに搬送される。
第10指示情報は、再開保護サポート機能を起動することを第1ネットワークデバイスに指示するために使用する。第3パラメータセットは、第1パラメータセットと同じパラメータを含んでよく、又は第3パラメータセットは、第1パラメータセットのサブセットであってよい。
第3パラメータセット又は第10指示情報は、搬送される。これにより、UEコンテキスト検索要求メッセージを受信した後、第1ネットワークデバイスが、第1ネットワークデバイスの再開保護サポート機能を起動することができる。
この出願において、明細書、請求項及び添付図面中の「第1」、「第2」、「第3」及び「第4」のような用語は、異なる対象を区別することを意図しているが、特定の順序を表示するものではない。さらに、「含む」及び「有する」のような用語、ならびにそれらの任意の他の変形は、非排他的な包含をカバーすることを意図している。例えば、一連のステップ又はユニットを含むプロセス、方法、システム、製品、又はデバイスは、列挙されたステップ又はユニットに限定されず、任意には、列挙されていないステップ又はユニットをさらに含む。あるいは、プロセス、方法、製品、又はデバイスに固有の他のステップ又はユニットが、任意にさらに含まれる。
本明細書に記載された「実施形態」は、実施形態を参照して記載された特定の特徴、構造、又は特性が、本出願の少なくとも1つの実施形態に含まれてよいことを意味する。本明細書中の様々な位置に現れるフレーズは、必ずしも同じ実施形態を指すものではなく、他の実施形態に相互に排他的な独立した、又は代替的な実施形態ではない。当業者は、本明細書に記載の実施形態を他の実施形態と組み合わせてよいことを明示的に及び暗黙的に理解する。
この出願で、「少なくとも1(個)」とは、1つ以上をいい、「複数」とは、2つ以上をいい、「少なくとも2(個)」とは、2つ又は3つ以上をいう。用語「及び/又は」は、関連する対象間の関連する関係を記述するために使用され、3つの関係が存在してよいことを示す。例えば、「A及び/又はB」は、以下の3つの場合、即ち、Aのみが存在し、Bのみが存在し、A及びBの両方が存在する場合を示すことができる。このA及びBは単数又は複数であってよい。文字「/」は、概括的に、関連する対象間の「又は」関係を示す。「以下の少なくとも各1つ(1個)」又はこれに類する表現は、これらのものの任意の組み合せを示し、単一のもの(1個)又は複数のもの(複数個)の任意の組み合せを含む。例えば、a,b又はcの少なくとも1つ(1個)は、a,b,c,a及びb,a及びc,b及びc,又はa,b及びcを示すことができる。このa,b及びcは単数又は複数であってよい。
以下に、添付の図面を参照して、本出願の実施形態を説明する。
この出願で使用される通信システムは、無線セルラ通信システム、又はセルラネットワークアーキテクチャーに基づく無線通信システムなどとして理解可能である。本出願に提供される方法は、様々な通信システム、例えば、モノのインターネット(internet of things, IoT)システム、モノの狭帯域インターネット(narrow band internet of things, NB-IoT)システム、ロングタームエボリューション(long term evolution, LTE)システム、第5世代(5th generation, 5G)通信システム、LTE及び5Gハイブリッドアーキテクチャー、5Gニューラジオ(new radio, NR)システム、及び将来の通信開発において出現する新しい通信システム(例えば、6G)に適用されてよい。図1は、本出願の一実施形態による通信システムの概略図である。本出願の解決策は、通信システムに適用可能である。通信システムは、少なくとも1つのネットワークデバイスを含んでよい。その2つのネットワークデバイスのみを図示している。例えば、図1のgNodeB(the next generation Node B, gNB)1及びgNB2、図1の端末デバイス1及び端末デバイス2などのgNB1に接続された1つ以上の端末デバイス、及び図1の端末デバイス3及び端末デバイス4などのgNB2に接続された1つ以上の端末デバイスを含んでよい。
ネットワークデバイスは、端末デバイスと通信可能なデバイスであってよい。ネットワークデバイスは、無線トランシーバ機能を有する任意のデバイスであってよく、基地局を含むが、これに限定されない。例えば、基地局は、ロングタームエボリューション(long term evolution, LTE)におけるeNB又はeNodeB(evolved NodeB)であってよい。別の例として、基地局はgNBであってよく、あるいは基地局は将来の通信システムにおける基地局である。任意には、ネットワークデバイスは、無線ローカルエリアネットワーク(wireless fidelity, Wi-Fi)システム内で、アクセスノード、無線中継ノード、又は無線バックホールノードなどであってよい。任意には、ネットワークデバイスは、クラウド無線アクセスネットワーク(cloud radio access network, CRAN)シナリオ内の無線コントローラであってよい。任意には、ネットワークデバイスは、ウェアラブルデバイス、又は車両に搭載されたデバイスなどであってよい。任意には、ネットワークデバイスは、小型セル、又は伝送ノード(transmission reception point, TRP)などであってよい。基地局は、代替的に、将来発展する公衆陸上移動網(public land mobile network, PLMN)などの基地局であってよいことが理解可能である。本出願のこの実施形態では、ネットワークデバイスは、第1ネットワークデバイス及び第2ネットワークデバイスを含んでよいことが理解可能である。第1ネットワークデバイスは、ソース(source)ネットワークデバイス(例えば、ソース基地局)として理解されてよい。第2ネットワークデバイスは、ターゲット(target)ネットワークデバイス(例えば、ターゲット基地局)として理解されてよい。
端末デバイスはさらに、ユーザ装置(user equipment, UE)、端末などと呼ばれる。端末デバイスは、無線トランシーバ機能を有するデバイスである。端末デバイスは、陸上に配置されてよく、室内デバイス、屋外デバイス、ハンドヘルドデバイス、ウェアラブルデバイス、又は車両に搭載されたデバイスを含む。これに代えて、端末デバイスは、水上、例えば、船上に配置されてよい。これに代えて、端末デバイスは、例えば、航空機、気球、又は人工衛星上に配置されるように、空中に配置されてよい。端末デバイスは、携帯電話(mobile phone),タブレットコンピュータ(Pad),無線トランシーバ機能を有するコンピュータ,仮想現実(virtual reality, VR)端末デバイス,拡張現実(augmented reality, AR)端末デバイス,産業制御(industrial control)無線端末,自走(self driving)無線端末,遠隔医療(remote medical)無線端末,スマートグリッド(smart grid)無線端末,輸送安全(transportation safety)無線端末,スマートシティ(smart city)無線端末,スマートホーム(smart home)無線端末などであってよい。端末デバイスは、代替的に、将来の5Gネットワークにおける端末デバイス、将来の発展したPLMNにおける端末デバイスなどであってよいことが理解可能である。
任意には、図1に示す通信システムでは、端末デバイス1と端末デバイス2とは、デバイス間通信(device to device, D2D)、車両間通信(vehicle-to-everything, V2X)通信、機械間通信(machine to machine, M2M)などの技術を使用してさらに通信してよい。本出願の実施形態では、端末デバイス1と端末デバイス2との間の通信方法は限定されない。図1に示す通信システムにおいて、ネットワークデバイスと端末デバイス1とは、本出願の実施形態で提供される接続再開方法を実行するように構成でき、例えば、図2ないし図7及び図13の任意の1つに示す方法が実行できることが理解可能である。これに加えて、ネットワークデバイスと端末デバイス2とは、さらに、本出願の実施形態で提供される接続再開方法を実行するように構成でき、例えば、図2ないし図7及び図13のいずれかに示す方法を実行することができる。
3GPPでは、端末デバイスの保留(suspend)及び再開(resume)の手順を定義する。保留フェーズでは、基地局Aは、UEに再開識別子(resume identifier, resume ID)を送信してよい。UEが再開処理を開始、例えば、UEが基地局Bへの再開要求を開始すると、再開要求は、再開識別子と再開メッセージ認証コード(message authentication code, MAC)値とを搬送し、ここで再開メッセージ認証コード(message authentication code, MAC)値は、UEと基地局Aとの間で共有されるセキュリティコンテキストを使用して算出される。基地局Aと基地局Bとが同一の基地局である場合に、つまり、保留処理を行う基地局とUEに再開処理を行わせる基地局とが同一の基地局である場合に、基地局Aは再開MAC値を検証する。基地局Bは、検証が成功した後、UEの再開要求を受け入れる。基地局Aと基地局Bとが同一の基地局でない場合に、基地局Bは、再開識別子に基づいて、受信した再開MAC値を基地局Aに転送し、検証する。検証に成功した場合に、基地局BはUEの再開要求も受け入れる。
前述の再開MAC値の計算パラメータは、以下を含む:
鍵:UEと基地局との間の共有鍵KRRCint,
入力パラメータ:
ソースセル無線ネットワーク一時識別子(source cell access radio network temporary, source C-RNTI),
ソースセル無線ネットワーク識別子(identifier),
ソース物理セル識別子(source physical cell identifier, source PCI),
再開定数(resume constant),
ターゲットセル識別子(target cell-ID)。
UEが再開MAC値を計算する場合に、前述のパラメータに加えて、追加パラメータ、例えば、再開原因(resume cause)値がさらに導入されてよい。あるいは、RRC再開要求(RRC resume request)メッセージが再開MAC値を計算するための入力パラメータとして使用される。
任意には、前述のパラメータに加えて、追加パラメータ、例えば、予備情報ビット(spare IE)及び/又はチャンネル品質インジケータ(channel quality indicator, CQI)-狭帯域物理ダウンリンク制御チャンネル(narrowband physical downlink control channel, NPDCCH)が、さらに導入されてよい。CQIはチャンネルの品質状態をフィードバックするために使用されてよい。NPDCCHは、アップリンク及びダウンリンクスケジューリンググラント及びページング(paging)シグナリングなどの情報を含む、制御シグナリングを搬送するチャンネルであってよい。即ち、CQI-NPDCCHは、狭帯域物理ダウンリンク制御チャンネルのチャンネル品質インジケータを示すために使用されてよい。
例では、再開MAC値を計算する2つの方式がある。
方式1:再開MAC値は、第1パラメータセットに基づいて計算される。第1パラメータセットは、再開原因値及び/又はRRC再開要求メッセージを含む。例えば、第1パラメータセットは、再開原因値を含む。あるいは、第1パラメータセットは、RRC再開要求メッセージ内の情報の全て又は一部を含む。あるいは、第1パラメータセットは、再開原因値とRRC再開要求メッセージとを含む。第1パラメータセットがRRC再開要求メッセージ中の全ての情報を含むことは、再開MAC値を計算する方式が、RRC再開要求メッセージ全体を入力パラメータとして使用して取得されることであるとして、理解されてよい。言い換えると、RRC再開要求メッセージの全体がインテグリティ保護を持つ。第1パラメータセットは、さらに、UEと基地局との間の共有鍵KRRCintと、ソースセル無線ネットワーク一時識別子、ソースセル無線ネットワーク識別子、ソース物理セル識別子、再開定数、及びターゲットセル識別子などの入力パラメータとを含んでよいことが理解可能である。
言い換えれば、第1パラメータセットは、再開原因値、予備情報ビット、及びCQI-NPDCCHのうち任意の1つ以上を含んでよく、及び/又は第1パラメータセットは、RRC再開要求メッセージ内の情報の全て又は一部を含む。
RRC再開要求メッセージは、再開識別子(resume identifier, resume ID)、再開MAC値、再開原因値、予備情報ビット、又はCQI-NPDCCHのうち任意の1つ以上を含んでよい。
例えば、RRC再開要求メッセージは、再開原因値とCQI-NPDCCHとを含む。ただし、再開MAC値が算出又は生成される場合に、再開原因値が入力パラメータとして使用され、再開MAC値が算出されてよい。あるいは、RRC再開要求メッセージは、再開原因値と予備情報ビットとCQI-NPDCCHとを含む。この場合に、再開原因値と予備情報ビットとを入力パラメータとして使用して、再開MAC値を取得してよい。あるいは、再開原因値とCQI-NPDCCHとを入力パラメータとして使用して、再開MAC値を取得する。あるいは、RRC再開要求メッセージ内の全ての情報が、再開MAC値を取得するための入力パラメータとして使用される。
方式2:再開MAC値は、第2パラメータセットに基づいて計算される。第2パラメータセットは、UEと基地局との間の共有鍵KRRCintと、ソースセル無線ネットワーク一時識別子、ソースセル無線ネットワーク識別子、ソース物理セル識別子、再開定数、及びターゲットセル識別子などの入力パラメータとを含んでよい。
本出願のこの実施形態では、特定のパラメータセットが、再開MAC値を計算するためにUEによって使用され、対応して、基地局はさらに、再開MAC値を検証するために特定のパラメータセットを使用する必要がある。従って、UEと基地局とは、それぞれ以下の2タイプに分類できる。
第1タイプのUE:第1タイプのUEは、再開メッセージ認証コードMAC値を計算するための追加パラメータ(例えば、再開原因値又はRRC再開要求メッセージ)の導入をサポートしない。即ち、再開MAC値は、第2パラメータセットを使用して取得されてよい。第1タイプのUEはまた、タイプA UEなどとも呼ばれてよいことが理解可能である。分類の名称は、本出願のこの実施形態では限定されない。
第2タイプのUE:第2タイプのUEは、再開MAC値を計算するための追加パラメータの導入をサポートする。即ち、再開MAC値は、第1パラメータセットを使用して取得されてよい。第2タイプのUEはまた、タイプB UEなどとも呼ばれてよいことが理解可能である。
また、UEが、第1パラメータセットを使用して、再開MAC値の取得をサポートする場合は、さらにUEが再開メッセージ保護サポート機能(resume message protection support feature)をサポートすることが理解可能である。あるいは、UEが再開メッセージ保護サポート機能を有することが理解可能である。任意には、再開メッセージ保護サポート機能を、さらにUEの能力として使用してよい。例えば、UEがネットワークデバイスに能力情報を報告する場合に、UEが再開メッセージ保護サポート機能の能力をサポートするか否かを、UEは報告してよい。任意には、UEが第1パラメータセットに基づいて再開MAC値を取得(又は計算)することは、さらに以下のように理解可能である。即ち、UEは、再開メッセージ保護サポート機能を起動(activate)する。
第1タイプの基地局:第1タイプの基地局は、追加パラメータを導入して計算した再開MAC値の検証をサポートしない。即ち、第1タイプの基地局は、第1パラメータセットを使用して取得された再開MAC値の検証をサポートしない。第1タイプの基地局は、タイプA基地局などとも呼ばれることが理解可能である。
第2タイプの基地局:第2タイプの基地局は、追加パラメータを導入して計算した再開MAC値の検証をサポートする。即ち、第2タイプの基地局は、第1パラメータセットを使用して取得された再開MAC値の検証をサポートする。第2タイプの基地局は、タイプB基地局などとも呼ばれることが理解可能である。
ネットワークデバイスが、第1パラメータセットを使用して、再開MAC値の検証をサポートする場合に、ネットワークデバイスが再開メッセージ保護サポート機能をサポートすることが理解可能であり;ネットワークデバイスが再開メッセージ保護サポート機能を有することが理解可能であり;又は、ネットワークデバイスがRAN再開メッセージ保護サポート機能を有することが理解可能である。任意には、ネットワークデバイスが第1パラメータセットに基づいて再開MAC値を検証することは、さらに、以下のように理解してよい。即ち、ネットワークデバイスが(RAN)再開メッセージ保護サポート機能を起動する。
あるいは、追加パラメータを使用して再開MAC値の計算をサポートする機能は、機能1、即ち、第2タイプのUEによってサポートされる機能と呼ばれる。追加パラメータを使用して計算された再開MAC値の検証をサポートする機能は、機能2、即ち、第2タイプの基地局によってサポートされる機能と呼ばれる。
なお、第2タイプのUEは、第1パラメータセットを使用して再開MAC値を取得することをサポートしており、第2パラメータセットを使用して再開MAC値を取得することもサポートする。同様に、第2タイプの基地局は、第1パラメータセットを使用して取得された再開MAC値の検証をサポートし、また第2パラメータセットを使用して取得された再開MAC値の検証をサポートする。説明を容易にするために、本出願の実施形態で提供される接続再開方法が説明される場合に、タイプA UEと、タイプB UEと、タイプA基地局と、タイプB基地局とが説明のための例として使用されることが理解可能である。
通信システムには、第1タイプのUEと、第2タイプのUEと、第1タイプの基地局と、第2タイプの基地局とが存在してよい。従って、第2タイプのUEは、UEに接続された基地局が第1タイプの基地局であるか第2タイプの基地局であるかが分からない場合がある。結果として、どの方式を使用して再開MAC値を計算するかを決定することはできない。同様に、第2タイプの基地局は、UEが第1タイプのUEであるか第2タイプのUEであるかを知らない。結果として、受信した再開MAC値を検証するためにどの方式が使用されるかを決定することはできない。
従って、本出願の実施形態は、接続再開方法を提供し、これにより、基地局とUEとが、折衝を通じて、再開MAC値を計算する方法を決定することができるようにする。
実施形態1
図2は、本出願の一実施形態による接続再開方法を示す。この方法は、図1に示す通信システムに適用してよい。図2に示すように、本方法は、以下のステップを含む。
201:UEは、第1指示情報を搬送する第1メッセージをソース基地局へ送信する。第1指示情報を使用して、第1パラメータセットに基づいて再開MAC値を計算することを指示してよい。ソース基地局は、第1指示情報を搬送する第1メッセージを受信する。
本出願のこの実施形態では、第1メッセージは保護されたRRCメッセージであってよい。例えば、第1メッセージは、アクセス層ASセキュリティモード完了(AS security mode complete)メッセージ、又は端末デバイス能力情報(UE capability information)メッセージなどであってよい。第1メッセージの特定のタイプは、本出願のこの実施形態では限定されない。第1指示情報は、第1パラメータセットに基づいて再開MAC値を計算することを指示するために使用される。あるいは、第1指示情報は、以下のようにさらに理解してよい。即ち、第1指示情報は、UEがタイプB UEであることを指示するために使用されるか、又は、UEが機能1をサポートすることを指示するために使用されるか、又は、機能2を使用して再開MAC値を検証することを、基地局に指示するために使用される。
202:ソース基地局が、第1パラメータセットを使用して取得された再開MAC値の検証をサポートする場合に、ソース基地局は、第2指示情報を搬送する第2メッセージをUEへ送信する。第2指示情報を使用して、第1パラメータセットに基づいて再開MAC値を検証することを指示してよい。UEは、第2指示情報を搬送する第2メッセージを受信する。
一例では、第2メッセージは、RRCリリース(RRC release)メッセージ、ブロードキャストメッセージなどであってよい。これは、本出願のこの実施形態において限定されない。例えば、ブロードキャストメッセージは、システム情報ブロック(system information block, SIB)、又はマスタ情報ブロック(master information block, MIB)などを含んでよい。代替的に、第2指示情報は、以下のようにさらに理解されてよい。即ち、第2指示情報は、基地局がタイプB基地局であることを指示するために使用されるか、又は基地局が機能2をサポートすることを指示するために使用されるか、又は機能1を使用して再開要求メッセージを保護することをUEに指示するために使用される。
本出願のこの実施形態では、ソース基地局とUEとの間の相互作用を通して、UEは、ソース基地局によって指示された方式でRRC再開要求メッセージを保護することができ、またソース基地局は、UEによって指示された方式でRRC再開要求メッセージを検証してよい。UEは、第1パラメータセットを使用して再開MAC値を取得し、再開MAC値はRRC再開要求メッセージに含まれる。このように、RRC再開要求メッセージは保護される。
図2に示す方法によれば、UEと基地局との間でセキュリティ折衝を行って、再開MAC値に関連する操作、例えば、RRC接続再開を行ってよい。UEは、第2指示情報を搬送する第2メッセージを受信すると、UEは、再開MAC値を搬送するRRC再開要求メッセージをターゲット基地局へ送信する。第2指示情報は、第1パラメータセットに基づいて、再開MAC値を検証することを指示するために使用されてよい。
本出願のこの実施形態では、再開MAC値に基づいて実行できる特定の操作ステップは制限されることが理解可能である。
本出願のいくつかの実施形態のうち、図3は、本出願の一実施態様による接続再開方法の概略フローチャートである。この方法は、図1に示す通信システムに適用してよい。図3に示すように、本方法は、以下のステップを含む。
301:UEは、第1指示情報を搬送する第1メッセージをソース基地局へ送信し、第1指示情報を使用して、第1パラメータセットに基づいて再開MAC値を計算することを指示してよい。ソース基地局は、第1指示情報を搬送する第1メッセージを受信する。
302:ソース基地局が、第1パラメータセットを使用して計算された再開MAC値の検証をサポートする場合に、ソース基地局は、第2指示情報を搬送する第2メッセージをUEへ送信する。第2指示情報を使用して、第1パラメータセットに基づいて再開MAC値を検証することを指示してよい。UEは、第2指示情報を搬送する第2メッセージを受信する。
301及び302の特定の実施については、図2に示される方法を参照することが理解可能である。本明細書には、詳細は1つずつは記載されていない。
ソース基地局が、第1パラメータセットを使用して計算された再開MAC値の検証をサポートしない場合に、ソース基地局からUEへ送信されるRRC解放メッセージは、第2指示情報を含まなくてよいことが理解可能である。このようにして、UEは、第2パラメータセットを使用して再開MAC値を計算することができ、第2パラメータセットを使用してUEによって計算された再開MAC値を、ソース基地局は、第2パラメータセットを使用して検証する。
303:UEは、第2指示情報によって指示された方式で、再開MAC値を計算する。具体的には、UEは第1パラメータセットに基づいて再開MAC値を計算する。
UEが、第2指示情報によって指示された方式で、再開MAC値を計算することは、以下のように理解してよい。即ち、UEは、UEの再開メッセージ保護サポート機能を起動する。この記載は、以下の実施形態全てに適用可能であることが理解可能である。
304:UEは、再開MAC値を搬送するRRC再開要求メッセージをターゲット基地局へ送信する。ターゲット基地局は、MAC値を搬送するRRC再開要求メッセージを受信する。
本出願のこの実施形態では、ターゲット基地局はUEコンテキストを持たない可能性があるため、MAC値を搬送するRRC再開要求メッセージを受信すると、ターゲット基地局はMAC値が検証できない可能性がある。従って、図2に示す方法は、以下の方法をさらに含んでよい。
305:ターゲット基地局は、再開MAC値を搬送するUEコンテキスト検索要求(retrieve UE context request)メッセージをソース基地局へ送信する。ソース基地局は、再開MAC値を搬送するUEコンテキスト検索要求メッセージを受信する。
RRC再開要求メッセージは、再開IDをさらに搬送することが理解可能である。ターゲット基地局は、再開IDに基づいて、どの基地局がソース基地局であるかを知ることができる。
任意には、UEコンテキスト検索要求メッセージは、RRC再開要求メッセージ内の情報の全て又は一部をさらに搬送してよい。例えば、ソース基地局は、全体のRRC再開要求メッセージに基づいて、再開MAC値を検証してよい。あるいは、ソース基地局は、RRC再開要求メッセージに基づいて、ソース基地局の再開メッセージ保護サポート機能を起動してよいことが理解可能である。別の例では、UEコンテキスト検索要求メッセージは、さらに、再開原因値を搬送してよい。別の例では、UEコンテキスト検索要求メッセージは、さらに、予備情報ビット(spare IE)及び/又はCQI-MPDCCHを搬送してよい。再開原因値、予備情報ビット、又はCQI-NPDCCHのうち任意の1つ以上のパラメータが搬送されるため、ソース基地局は、UEコンテキスト検索要求メッセージ内のパラメータを受信したときに、再開メッセージ保護サポート機能に基づいて再開MAC値を検証することを知ることができる。
任意には、UEコンテキスト検索要求メッセージは、さらに第10指示情報を搬送してよい。第10指示情報は、再開メッセージ保護サポート機能を起動するようにソース基地局に指示するために使用される。
306:ソース基地局は、第1指示情報によって指示された方式で再開MAC値を検証し、具体的には、第1パラメータセットを使用して再開MAC値を検証し、検証が成功した後、UEコンテキストをターゲット基地局へ送信する。
本出願のこの実施形態では、ソース基地局が、第1パラメータセットを使用して、再開MAC値を検証することは、以下のように理解可能である。即ち、ソース基地局は、第1指示情報によって指示された方式で、再開MAC値を検証する。
ソース基地局が、第1指示情報によって指示された方式で、再開MAC値を検証することは、さらに以下のように理解可能である。即ち、ソース基地局は、ソース基地局の再開メッセージ保護サポート機能を起動する。本明細書は、以下の実施形態全てに適用可能であることが理解可能である。
307:ターゲット基地局はUEコンテキストを受信し、UEへのRRC接続を再開する。
本出願のこの実施形態では、再開MAC値を搬送するRRC再開要求メッセージをUEがソース基地局へ送信する場合に、再開MAC値の検証が成功した後、ソース基地局は、UEコンテキストをターゲット基地局へ送信してよいことが理解可能である。このようにして、ターゲット基地局はUEへのRRC接続を再開する。
本出願の実施形態では、端末デバイスが第1端末デバイスと対話することにより、追加パラメータ(即ち、再開原因値又はRRC再開要求メッセージ)を使用して計算した再開MAC値の検証を、第1ネットワークデバイスがサポートするか否かを、端末デバイスは知ることができる。また、第1ネットワークデバイスは、追加パラメータを導入することにより、端末デバイスが再開MAC値の計算をサポートするか否かを知ることができる。このように、端末デバイスは、RRC再開要求メッセージを適切に保護することができ、第1ネットワークデバイスは、RRC再開要求メッセージを適切に検証することができる。
実施形態2
図4は、本出願の一実施形態による接続再開方法の概略フローチャートである。この方法は、図1に示す通信システムに適用してよい。図4に示すように、本方法は、以下のステップを含む。
401:ソース基地局は、第2指示情報を搬送するRRC解放メッセージを端末デバイスへ送信し、第2指示情報は、第1パラメータセットに基づく再開MAC値の検証がサポートされていることを指示するために使用される。端末デバイスは、第2指示情報を搬送するRRC解放メッセージを受信する。
本出願のこの実施形態では、第1パラメータセットは、再開原因値又は無線リソース制御RRC再開要求メッセージのうちの1つ以上を含む。第1パラメータセットの具体的な説明については、前述の実施形態を参照するものとする。本明細書には、詳細は1つずつは記載されていない。
代替的に、前述の401は、ソース基地局が、第2指示情報を搬送するブロードキャストメッセージを端末デバイスへ送信し、第1パラメータセットに基づく再開MAC値の検証がサポートされることを指示するために、第2指示情報が使用されることであることが理解可能である。端末デバイスは、第2指示情報を搬送するブロードキャストメッセージを受信する。即ち、RRC解放メッセージがブロードキャストメッセージに置き換えられてよい。ブロードキャストメッセージは、MIB、又はSIBなどであってよい。
402:端末デバイスは、第2指示情報によって指示された方式で、再開MAC値を計算する。具体的には、UEは第1パラメータセットに基づいて再開MAC値を計算する。
403:端末デバイスは、第1指示情報と再開MAC値とを搬送するRRC再開要求メッセージをターゲット基地局へ送信する。ターゲット基地局は、第1指示情報と再開MAC値とを搬送するRRC再開要求メッセージを受信する。
本出願のこの実施形態では、第1指示情報は、RRC再開要求メッセージ内の未使用ビットで搬送されてよい。これに代えて、第1指示情報は、RRC再開要求メッセージ中の再開原因値のフィールド中の未使用ビットで搬送されてよい。これに代えて、第1指示情報は、RRC再開要求メッセージなどの中の新たに追加されたビットで搬送されてよい。
404:ターゲット基地局は、再開MAC値と第1指示情報とを搬送するUEコンテキスト検索要求(retrieve UE context request)メッセージをソース基地局へ送信する。ソース基地局は、再開MAC値と第1指示情報とを搬送するUEコンテキスト検索要求メッセージを受信する。
任意には、ステップ404は、代わりに、以下のこと、即ち、RRC再開要求メッセージと第1指示情報とを搬送するUEコンテキスト検索要求(retrieve UE context request)メッセージを、ターゲット基地局がソース基地局へ送信することによって置き換えられてよい。ソース基地局は、再開MAC値と第1指示情報とを搬送するUEコンテキスト検索要求メッセージを受信する。従って、RRC再開要求メッセージを搬送するUEコンテキスト検索要求メッセージを受信した後、ソース基地局は、再開原因値及び/又はRRC再開要求メッセージに基づいて、再開MAC値を検証することを知ることができる。
405:ソース基地局は、第1指示情報によって指示された方式で再開MAC値を検証し、具体的には、第1パラメータセットを使用して再開MAC値を検証し、検証が成功した後、UEコンテキストをターゲット基地局へ送信する。
406:ターゲット基地局はUEコンテキストを受信し、UEへのRRC接続を再開する。
実施形態3
図5は、本出願の一実施形態による接続再開方法を示す。この方法は、図1に示す通信システムに適用してよい。図5に示すように、本方法は、以下のステップを含む。
501:ソース基地局は、第2指示情報を搬送するUE能力問い合わせ(UE capability enquiry)メッセージをUEへ送信する。UEは、第2指示情報を搬送するUE能力問い合わせメッセージを受信する。第2指示情報は、第1パラメータセットに基づいて再開MAC値を検証することを指示するために使用される。第1パラメータセットは、再開原因値又はRRC再開要求メッセージの1つ以上を含む。
502:UEは、第1指示情報を搬送するUE能力(UE capability)情報メッセージをソース基地局へ送信する。ソース基地局は、第1指示情報を搬送するUE能力情報メッセージを受信する。第1指示情報は、第1パラメータセットに基づいて再開MAC値を取得することを指示するために使用される。
第2指示情報を搬送するUE能力問い合わせメッセージをUEへ送信することによって、ソース基地局は、ソース基地局(即ち、ソース基地局)が、第1パラメータセットを使用して、再開MAC値の検証をサポートすることをUEに指示してよく、ソース基地局が、第1パラメータセットを使用して、RRC再開要求メッセージを検証する能力をサポートすることをUEに指示してよい。任意には、UEが第1パラメータセットを使用して再開MAC値の計算もサポートする場合に、UEが第1パラメータセットを使用して再開MAC値の計算をサポートすることを指示するために、UEは、第1指示情報を搬送するUE能力情報をソース基地局へ送信してよい。これにより、RRC再開要求メッセージを保護する能力を実施する。任意には、UEが第1パラメータセットを使用して再開MAC値の計算をサポートしない場合に、UEは、第1指示情報を搬送するUE能力情報メッセージをソース基地局にフィードバックしないことが可能である。このようにして、第1パラメータセットを使用して、UEが再開MAC値の計算をサポートしないことを、ソース基地局は知ることができる。
本出願のいくつかの実施形態のうち、図5に示される方法に基づいて、図6は、本出願の実施形態による接続再開方法の概略フローチャートである。図6に示すように、本方法は、以下のステップを含む。
601及び602の特定の実施については、図5に示される方法を参照するものとする。本明細書には、詳細は記載しない。
603:ソース基地局は、RRC解放メッセージをUEへ送信する。任意には、RRC解放メッセージは、第2指示情報を搬送してよい。UEはRRC解放メッセージを受信する。
604:UEは、再開MAC値を搬送するRRC再開要求メッセージをターゲット基地局へ送信する。ターゲット基地局は、再開MAC値を搬送するRRC再開要求メッセージを受信する。
605:ターゲット基地局は、再開MAC値を搬送するUEコンテキスト検索要求メッセージをソース基地局へ送信する。ソース基地局は、再開MAC値を搬送するUEコンテキスト検索要求メッセージを受信する。
606:ソース基地局は、第1指示情報によって指示された方式で再開MAC値を検証し、具体的には、第1パラメータセットを使用して再開MAC値を検証し、検証が成功した後、UEコンテキストをターゲット基地局へ送信する。
607:ターゲット基地局はUEコンテキストを受信し、UEへのRRC接続を再開する。
本出願のこの実施形態では、ソース基地局とUEとの間の対話を通して、UEは、ソース基地局によって指示された方式でRRC再開要求メッセージを保護することができ、ソース基地局は、UEによって示される方式でRRC再開要求メッセージを検証することもできる。UEは、第1パラメータセットを使用して再開MAC値を取得し、再開MAC値はRRC再開要求メッセージに含まれる。このように、RRC再開要求メッセージは保護される。
実施形態4
図7は、本出願の一実施形態による接続再開方法の概略フローチャートである。この方法は、図1に示す通信システムに適用してよい。図7に示すように、本方法は、以下のステップを含む。
701:ソース基地局は、RRC解放メッセージをUEへ送信する。UEはRRC解放メッセージを受信する。
702:UEは、第1パラメータセットに基づいて、再開MAC値を計算する。
703:UEは、第1指示情報と再開MAC値とを搬送するRRC再開要求メッセージをターゲット基地局へ送信する。ターゲット基地局は、第1指示情報と再開MAC値とを搬送するRRC再開要求メッセージを受信する。
704:ターゲット基地局は、第1指示情報と再開MAC値とを搬送するUEコンテキスト検索要求メッセージをソース基地局へ送信する。ソース基地局は、第1指示情報と再開MAC値とを搬送するUEコンテキスト検索要求メッセージを受信する。
705:ソース基地局は、第1指示情報によって指示された方式で再開MAC値を検証し、具体的には、第1パラメータセットを使用して再開MAC値を検証し、検証が成功した後、UEコンテキストをターゲット基地局へ送信する。
本出願のこの実施形態では、ソース基地局が、第1パラメータセットを使用して、再開MAC値を検証することは、以下のように理解してよい。即ち、ソース基地局は、第1指示情報によって指示される方式で、再開MAC値を検証する。
706:ターゲット基地局はUEコンテキストを受信し、UEへのRRC接続を再開する。
本出願のこの実施形態では、UEは、第1パラメータセットに基づいて、再開MAC値の計算をサポートする。ソース基地局は、第1パラメータセットに基づいて再開MAC値の検証をサポートする。この場合に、UEはまた、第2パラメータセットに基づいて、再開MAC値の計算をサポートしてよい。また、ソース基地局は、第2パラメータセットに基づいて、再開MAC値の検証をサポートしてよい。このようにして、ソース基地局が効果的に検証方式を取得することを可能にするために、UEは、RRC再開要求メッセージを直接使用して、第1指示情報を搬送し、再開MAC値の検証方式、例えば、第1パラメータセットを使用して再開MAC値を検証する方式を、ソース基地局に指示することができる。これは、ソース基地局の検証効率を改善する。
実施形態5
図13は、本出願の一実施形態による接続再開方法を示す。この方法は、図1に示す通信システムに適用してよい。図13に示すように、本方法は、以下のステップを含む。
1301:ソース基地局は、UEの能力情報を取得する。
任意には、ソース基地局がUEの能力情報を取得することは、以下を含んでよい:
UEは、ソース基地局に能力情報を報告し、能力情報は、UEの再開メッセージ保護サポート機能を搬送する。
あるいは、ソース基地局は、コアネットワークデバイスからUEの能力情報を取得する。
UEがソース基地局に能力情報を報告する前に、ソース基地局はさらにUE能力問い合わせメッセージをUEへ送信してよい。
ソース基地局は、コアネットワークデバイスからUEの能力情報を取得する。例えば、UEの初期アクセス中に、UEの能力情報は、UEによって初めにアクセスされた基地局へ報告されてよく、その結果、UEによって初めにアクセスされた基地局は、コアネットワークデバイスにUEの能力情報を送信してよい。このようにして、コアネットワークデバイスは、UEの能力情報を記憶する。ソース基地局がUEによって初めにアクセスされる基地局である場合に、ソース基地局は、UEによって能力情報を報告する方式で、UEの能力情報を取得する。
UEの再開メッセージ保護サポート機能を搬送する前述の説明は、さらに、以下のように理解してよい。即ち、能力情報は、UEの再開メッセージ保護サポート機能を指示するために使用される情報を搬送する。
1302:ソース基地局は、UEに第12メッセージを送信する。これに対応して、UEはソース基地局から第12メッセージを受信する。
1303:ターゲット基地局は、UEに第13メッセージを送信する。これに対応して、UEは、ターゲット基地局から第13メッセージを受信する。
1304:第12メッセージがソース基地局の再開メッセージ保護サポート機能を搬送し、第13メッセージがターゲット基地局の再開メッセージ保護サポート機能を搬送する場合に、UEはUEの再開メッセージ保護サポート機能を起動し、再開MAC値を取得する。
UEが再開メッセージ保護サポート機能を起動することは、以下のように理解してよい。即ち、UEは、第1パラメータセットに基づいて再開MAC値を取得する。第1パラメータセットの具体的な説明については、前述の実施形態を参照するものとする。
任意には、第12メッセージは、例えば、ブロードキャストメッセージ又はRRC解放メッセージであってよい。第13メッセージは、例えば、ブロードキャストメッセージ又は他のダウンリンクRRCメッセージであってよい。特定のメッセージタイプについては、前述の実施形態を参照するものとする。詳細は、ここでは再度説明しない。第12メッセージがRRC解放メッセージでない場合に、ターゲット基地局が第13メッセージをUEへ送信する前に、ソース基地局はさらにRRC解放メッセージをUEへ送信してよいことが理解可能である。第12メッセージと第13メッセージとの具体的な説明については、対応して、第2メッセージの説明を参照するものとする。
1305:UEは、再開MAC値を搬送するRRC再開要求メッセージをターゲット基地局へ送信する。これに対応して、ターゲット基地局はRRC再開要求メッセージを受信する。
1306:ターゲット基地局は、再開MAC値を搬送するUEコンテキスト検索要求メッセージをソース基地局へ送信する。これに対応して、ソース基地局は、UEコンテキスト検索要求メッセージを受信する。
任意には、UEコンテキスト検索要求メッセージは、さらに第3パラメータセットを搬送してよい。第3パラメータセットは、RRC再開要求メッセージ中の情報の全て又は一部を含んでよい。例えば、ソース基地局は、全体のRRC再開要求メッセージに基づいて、再開MAC値を検証してよい。あるいは、ソース基地局は、RRC再開要求メッセージに基づいて、ソース基地局の再開メッセージ保護サポート機能を起動してよいことが理解可能である。別の例では、UEコンテキスト検索要求メッセージは、さらに、再開原因値を搬送してよい。別の例では、UEコンテキスト検索要求メッセージは、さらに、予備情報ビット(spare IE)及び/又はCQI-MPDCCHを搬送してよい。再開原因値、予備情報ビット、又はCQI-NPDCCHのうち任意の1つ以上のパラメータが搬送されるため、ソース基地局は、UEコンテキスト検索要求メッセージ内のパラメータを受信したときに、再開メッセージ保護サポート機能に基づいて再開MAC値を検証することを知ることができる。
任意には、UEコンテキスト検索要求メッセージは、さらに第10指示情報を搬送してよい。第10指示情報は、再開メッセージ保護サポート機能を起動するために、ソース基地局を指示するために使用されてよい。
1307:ソース基地局は、ソース基地局の再開メッセージ保護サポート機能を起動し、再開MAC値を検証する。さらに、ソース基地局は、第1パラメータセットに基づいて再開MAC値を検証してよい。
1308:ソース基地局は、UEコンテキストをターゲット基地局へ送信し、ターゲット基地局はUEコンテキストを受信する。
1309:ターゲット基地局はUEへのRRC接続を再開する。
第1ネットワークデバイスがソース基地局であり、第2ネットワークデバイスがターゲット基地局である例を使用して、前述の実施形態を説明したことが理解可能である。しかし、特定の実施では、RRC再開要求メッセージを送信するとき、UEは、さらに、RRC再開要求メッセージをソース基地局へ送信してよい。具体的には、再開MAC値を搬送するRRC再開要求メッセージをUEがソース基地局へ送信する場合に、ソース基地局は、第1パラメータセットに基づいて、再開MAC値を直接検証してよい。例えば、図3のステップ304ないし307は、以下のこと、即ち、再開MAC値を搬送するRRC再開要求メッセージを、UEがソース基地局へ送信することに置き換えることができる。ソース基地局は、再開MAC値を搬送するRRC再開要求メッセージを受信し、第1指示情報によって指示された方式で再開MAC値を検証し、検証が成功した後にUEとのRRC接続を再開する。別の例として、図4のステップ403ないし406は、以下のこと、即ち、第1指示情報と再開MAC値とを搬送するRRC再開要求メッセージを、UEがソース基地局へ送信することに置き換えることができる。ソース基地局は、第1指示情報と再開MAC値とを搬送するRRC再開要求メッセージを受信し、第1指示情報によって指示された方式で再開MAC値を検証し、検証が成功した後にUEへのRRC接続を再開する。同様に、図6及び図7に示される方法はさらに、上記に示したようなものであってよい。詳細は、ここでは再度説明しない。
前述の実施形態は、それら自身の重点を有することが理解可能である。一実施形態で詳細に説明されていない実施形態については、別の実施形態を参照するものとする。本明細書には、詳細は1つずつは記載されない。さらに、本明細書に記載する実施形態は、独立した解決策であってよく、又は内部論理に基づいて組み合わせてよい。これらの解決策は全て、本出願の保護範囲に含まれる。
前述の方法の実施形態では、端末デバイスによって実施される方法及び動作は、代替的に、端末デバイスにおいて使用できる構成要素(例えば、チップ又は回路)によって実施されてよいことが理解可能である。ネットワークデバイス(第1ネットワークデバイス及び第2ネットワークデバイスを含む)によって実現される方法及び動作は、代替的に、ネットワークデバイスの構成要素(例えば、チップ又は回路)によって実現されてよい。
本出願の実施形態で提供される通信装置は、以下に詳細に説明される。
図8は、本出願の一実施形態に係る通信装置の構造の概略図である。通信装置は、端末デバイスであってよいし、又はチップであってよい。通信装置は、本出願の実施形態に記載される方法を実行するように構成されている。図8に示すように、通信装置は、
第1指示情報を搬送する第1メッセージを第1ネットワークデバイスへ送信するように構成されている送信ユニット801であり、第1指示情報は、第1パラメータセットに基づいて、再開メッセージ認証コードMAC値を計算することを指示するために使用され、第1パラメータセットは、再開原因値又は無線リソース制御RRC再開要求メッセージのうちの1つ以上を含む、送信ユニット801と;
第1ネットワークデバイスから第2メッセージを受信するように構成されている受信ユニット802とを備えている。
さらに送信ユニット801は、第2メッセージが第2指示情報を搬送する場合に、再開MAC値を搬送するRRC再開要求メッセージを第2ネットワークデバイスへ送信し、第2指示情報は、第1パラメータセットに基づいて再開MAC値を検証することを指示するために使用される。
可能な実施では、第1メッセージはアクセス層ASセキュリティモード完了メッセージであるか、又は第1メッセージは端末デバイス能力情報メッセージである。
可能な実施では、第2メッセージはRRC解放メッセージであるか、又は第2メッセージはブロードキャストメッセージである。
なお、通信装置が端末デバイスである場合や、端末デバイスにおいて上記機能を実現する構成要素である場合には、通信装置は、図8に示さない処理ユニットをさらに備えてよいことが理解されるものとする。処理ユニットは、1つ以上のプロセッサであってよい。送信ユニット801は、送信機であってよい。受信ユニット802は、受信機であってよい。あるいは、送信ユニット801と受信ユニット802とは、例えばトランシーバのような1つの構成要素に統合される。
通信装置がチップである場合に、処理ユニットは、1つ以上のプロセッサであってよい。送信ユニット801は、出力インターフェースであってよい。受信ユニット802は、入力インターフェースであってよい。これに代えて、送信ユニット801と受信ユニット802とは、例えば入出力インターフェースなどの1つのユニットに統合され、入出力インターフェースは、通信インターフェース、インターフェース回路、インターフェースなどとも呼ばれる。
図8に示されるユニットの実施については、前述の実施形態の対応する説明を参照してよいことが理解可能である。例えば、図8に示すユニットは、図2ないし図7及び図13に示す方法の実施形態のいずれか1つにおいて、端末デバイスによって実行される動作を実行するようにさらに構成されてよい。本明細書では、1つずつは詳細を説明しない。
図9は、本出願の一実施形態に係る通信装置の構造の概略図である。通信装置は、第1ネットワークデバイスであってよく、又はチップであってよい。通信装置は、本出願の実施形態に記載される方法を実行するように構成されている。図9に示すように、通信装置は、
端末デバイスからの第1メッセージであり第1指示情報を搬送する第1メッセージを受信するように構成されている受信ユニット901であり、第1指示情報は、第1パラメータセットに基づいて、再開メッセージ認証コードMAC値を計算することを指示するために使用され、第1パラメータセットは、再開原因値又は無線リソース制御RRC再開要求メッセージのうちの1つ以上を含む、受信ユニット901と、
第2指示情報を搬送する第2メッセージを端末デバイスへ送信するように構成されている送信ユニット902であり、第2指示情報は、第1パラメータセットに基づいて、再開MAC値を検証することを指示するために使用される、送信ユニット902とを備えている。
可能な実施では、受信ユニット901は、再開MAC値を搬送するUEコンテキスト検索要求メッセージを受信するようにさらに構成されている。
装置は、処理ユニット903をさらに含む。処理ユニット903は、第1パラメータセットに基づいて、再開MAC値を検証するように構成されている。
可能な実施では、第1メッセージはアクセス層ASセキュリティモード完了メッセージであるか、又は第1メッセージは端末デバイス能力情報メッセージである。
可能な実施では、第2メッセージはRRC解放メッセージであるか、又は第2メッセージはブロードキャストメッセージである。
通信装置が第1ネットワークデバイス、又は第1ネットワークデバイスの前述の機能を実現する構成要素である場合には、処理ユニット903は、1つ以上のプロセッサであってよいことが理解されるものとする。送信ユニット902は、送信機であってよい。受信ユニット901は、受信機であってよい。あるいは、送信ユニット902と受信ユニット901とは、例えばトランシーバのような1つの構成要素に統合される。
通信装置がチップである場合に、処理ユニット903は、1つ以上のプロセッサであってよい。送信ユニット902は、出力インターフェースであってよい。受信ユニット901は、入力インターフェースであってよい。また、送信ユニット902と受信ユニット901とは、例えば入出力インターフェースなどの1つのユニットに統合され、入出力インターフェースは、通信インターフェース、インターフェース回路、又はインターフェースなどとも呼ばれる。
図9に示されるユニットの実施については、前述の実施形態の対応する説明を参照することが理解可能である。例えば、図9に示すユニットは、図2ないし図7及び図13に示す方法の実施形態の任意の1つにおいて第1ネットワークデバイスによって実行される動作を実行するようにさらに構成されてよい。本明細書には、詳細は1つずつは記載されていない。
図10は、本出願の実施形態による通信装置100を示す。通信装置100は、上記方法で端末デバイスの機能を実現するように構成されている。端末デバイスの機能を実現する場合には、この装置は端末デバイスであってよく、又は端末デバイス内の装置であってよく、又は端末デバイスとともに使用できる装置であってよい。あるいは、装置はチップシステムであってよい。本出願のこの実施形態では、チップシステムは、チップを含んでよく、又は、チップ及び別の個別構成要素を含んでよい。装置100は、本出願の実施形態で提供される方法で端末デバイスの機能を実現するように構成された少なくとも1つのプロセッサ1020を含む。装置100は、通信インターフェース1010をさらに含んでよい。本出願のこの実施形態では、通信インターフェースは、トランシーバ、回路、バス、モジュール、又は別のタイプの通信インターフェースであってよく、伝送媒体を介して別のデバイスと通信するように構成されている。例えば、通信インターフェース1010は、装置100内の装置が他のデバイスと通信するために使用される。プロセッサ1020は、通信インターフェース1010を介してデータを受信及び送信し、前述の方法の実施形態においてこの方法を実施するように構成されている。例えば、通信インターフェース1010は、図2及び図5に示す方法を実行するように構成されてよい。別の例として、通信インターフェース1010は、図3中の301及び302に示される方法を実行するようにさらに構成されてよく、図4中の401に示される方法を実行するようにさらに構成されてよく、図6中の601ないし604に示される方法を実行するようにさらに構成されてよく、図7中の701及び703に示される方法を実行するようにさらに構成されてよい。
例えば、プロセッサ1020は、図3、図4、図6、図7、及び図13に示される対応する方法を実行するようにさらに構成されてよい。例えば、プロセッサ1020は、図3中の303に示される方法を実行するように構成されてよい。別の例では、プロセッサ1020は、図4中の402に示される方法を実行するようにさらに構成されてよい。本明細書には、詳細は1つずつは記載されていない。
さらに装置100は、プログラム命令及び/又はデータを記憶するように構成された少なくとも1つのメモリ1030を含んでよい。メモリ1030は、プロセッサ1020に結合されている。本出願のこの実施形態での結合は、装置、ユニット又はモジュール間の間接結合又は通信接続であり、電気的、機械的又は他の形態であってよく、装置、ユニット及びモジュール間の情報交換のために使用される。プロセッサ1020は、メモリ1030と協働できる。プロセッサ1020は、メモリ1030に記憶されたプログラム命令が実行できる。少なくとも1つのメモリのうちの少なくとも1つは、プロセッサに含まれてよい。
通信インターフェース1010と、プロセッサ1020と、メモリ1030との間の特定の接続媒体は、本出願のこの実施形態では限定されない。本出願のこの実施形態では、メモリ1030と、プロセッサ1020と、通信インターフェース1010とは、図10のバス1040を介して接続されている。バスは、図10において太線を使用して示される。他の構成要素間の接続方式は、単なる説明の例であり、これに限定されない。バスは、アドレスバス、データバス、制御バスなどに分類することができる。表現を容易にするために、図10のバスを示すためには、1本の太線のみが使用されるが、これは、バスが1つのみ、又はバスのタイプが1つのみであることを意味しない。
装置100が特にチップ又はチップシステムである場合に、通信インターフェース1010は、ベースバンド信号を出力又は受信してよい。装置100が特にデバイスである場合に、通信インターフェース1010は、無線周波数信号を出力又は受信してよい。本出願のこの実施形態では、プロセッサは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ又は他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲート又はトランジスタ論理デバイス、又は個別ハードウェア構成要素であってよい。プロセッサは、本出願の実施形態において開示される方法、ステップ、及び論理ブロック図を実施又は実行してよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサ又は任意の従来のプロセッサなどであってよい。本出願の実施形態を参照して開示される方法のステップは、ハードウェアプロセッサによって直接的に実行及び完了されてよく、又はプロセッサ内のハードウェアモジュールとソフトウェアモジュールとの組み合わせを使用して実行及び完了されてよい。
一例において、図11は、本出願の一実施形態による端末デバイス1100の構造の概略図である。端末デバイスは、図2ないし図7及び図13に示す方法を実行することができ、端末デバイスは、図8に示す端末デバイスの動作を実行することができる。
説明を容易にするために、図11は、端末デバイスの主要構成要素のみを示す。図11に示すように、端末デバイス1100は、プロセッサ、メモリ、無線周波数回路、アンテナ、及び入出力装置を含む。プロセッサは、主に、通信プロトコルと通信データとを処理し、端末デバイス全体を制御し、ソフトウェアプログラムを実行し、ソフトウェアプログラムのデータを処理するように構成されている。例えば、図2ないし図7及び図13に記載の手順を実行する際に端末デバイスをサポートするように構成されている。メモリは、主にソフトウェアプログラムとデータとを記憶するように構成されている。無線周波数回路は、主にベースバンド信号と無線周波数信号との変換を行い、無線周波数信号を処理するように構成されている。アンテナは、主に、電磁波の形態で無線周波数信号を受信及び送信するように構成されている。端末デバイス1100は、さらに、タッチスクリーン、ディスプレイスクリーン、又はキーボードなどの入出力装置を含んでよく、入出力装置は、主に、ユーザが入力したデータを受信し、ユーザにデータを出力するように構成されている。なお、端末デバイスによっては、入出力装置を持たないことが可能であることに留意するものとする。
端末デバイスの電源がオンになった後、プロセッサは、記憶ユニット内のソフトウェアプログラムを読み出し、ソフトウェアプログラムのデータを解釈及び実行し、ソフトウェアプログラムのデータを処理してよい。データを無線送信する必要がある場合に、送信しようとするデータに対してベースバンド処理を行った後、プロセッサは、ベースバンド信号を無線周波数回路に出力する。ベースバンド信号に対して無線周波数処理を行った後、無線周波数回路はアンテナを介して電磁波の形態で無線周波数信号を送信する。データが端末デバイスへ送信されるようとする場合に、無線周波数回路は、アンテナを介して無線周波数信号を受信し、無線周波数信号をベースバンド信号に変換し、ベースバンド信号をプロセッサに出力する。プロセッサは、ベースバンド信号をデータに変換し、データを処理する。
説明を容易にするために、図11は、1つのメモリと1つのプロセッサとのみを示すことが、当業者には理解可能である。実際の端末デバイスは、複数のプロセッサとメモリとを含んでよい。メモリは、記憶媒体、又は記憶デバイスなどとも呼ばれてよい。これは、本出願のこの実施形態において限定されない。
本出願のこの実施形態におけるプロセッサは、集積回路チップであってよく、信号処理能力を有することに留意するものとする。実施プロセスにおいて、前述の方法の実施形態のステップは、プロセッサ内のハードウェア集積論理回路によって、又はソフトウェアの形式での命令を使用して、実施してよい。前述のプロセッサは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)又は他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲート又はトランジスタ論理デバイス、又は個別ハードウェア構成要素であってよい。プロセッサは、本出願の実施形態において開示される方法、ステップ、及び論理ブロック図を実施又は実行してよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってよく、又はプロセッサは、任意の従来のプロセッサなどであってよい。本出願の実施形態を参照して開示される方法のステップは、ハードウェア復号化プロセッサによって直接的に実行及び完了されてよく、又は復号化プロセッサ内のハードウェアモジュールとソフトウェアモジュールとの組み合わせを使用して実行及び完了されてよい。ソフトウェアモジュールは、例えば、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、リードオンリーメモリ、プログラマブルリードオンリーメモリ、電気的に消去可能なプログラマブルメモリ、又はレジスタのような、当該技術分野における成熟した記憶媒体内に配置してよい。記憶媒体は、メモリ内に配置される。プロセッサは、メモリ内の情報を読み取り、プロセッサのハードウェアと組み合わせて、前述の方法のステップを完了する。任意の実施では、プロセッサは、ベースバンドプロセッサと中央処理装置(central processing unit, CPU)とを含んでよい。ベースバンドプロセッサは、主に通信プロトコルと通信データとを処理するように構成されている。CPUは、主に端末デバイス全体の制御、ソフトウェアプログラムの実行、ソフトウェアプログラムのデータ処理を行うように構成されている。任意には、プロセッサは、代わりに、ネットワークプロセッサ(network processor, NP)であってよく、又はCPUとNPとの組み合わせであってよい。さらにプロセッサは、ハードウェアチップを含んでよい。ハードウェアチップは、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit, ASIC),プログラマブル論理デバイス(programmable logic device, PLD),又はそれらの組み合わせであってよい。PLDは、複雑なプログラマブル論理デバイス(complex programmable logic device, CPLD),フィールドプログラマブル論理ゲートアレイ(field-programmable gate array, FPGA),汎用アレイ論理(generic array logic, GAL),又はそれらの任意の組み合わせであってよい。本出願のこの実施形態のメモリは、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってよく、又は揮発性メモリと不揮発性メモリとの両方を含んでよい。不揮発性メモリは、リードオンリーメモリ(read-only memory, ROM),プログラマブルリードオンリーメモリ(programmable ROM, PROM),消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(erasable PROM, EPROM),電気的に消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(electrically EPROM, EEPROM),又はフラッシュメモリであってよい。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用されるランダムアクセスメモリ(random access memory, RAM)であってよい。例示として、限定的ではないが、多くの形式のRAMが利用可能であり、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(static RAM, SRAM),ダイナミックランダムアクセスメモリ(dynamic RAM, DRAM),同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(synchronous DRAM, SDRAM),二重データレート同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(double data rate SDRAM, DDR SDRAM),拡張同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(enhanced SDRAM, ESDRAM),同期リンクダイナミックランダムアクセスメモリ(synchlink DRAM, SLDRAM),及びダイレクトランバスランダムアクセスメモリ(Direct Rambus RAM, DR RAM)が利用可能である。本明細書に記載されているシステム及び方法でのメモリは、これらのメモリと、別の適切なタイプの任意のメモリとを含むことが意図されているが、これらに限定されないことに留意するものとする。
例えば、本出願のこの実施形態では、トランシーバ機能を有するアンテナと無線周波数回路とは、端末デバイス1100のトランシーバユニット1101として考慮されてよい。処理機能を有するプロセッサは、端末デバイス1100の処理ユニット1102とみなされてよい。
図11に示すように、端末デバイス1100は、トランシーバユニット1101と処理ユニット1102と含んでよい。トランシーバユニットは、トランシーバ、トランシーバ機器、トランシーバ装置などとも称してよい。任意には、トランシーバユニット1101内にあり、受信機能を実施するように構成された構成要素は、受信ユニットとみなされてよい。トランシーバユニット1101内にあり、送信機能を実施するように構成された構成要素は、送信ユニットとみなされてよい。即ち、トランシーバユニット1101は、受信ユニットと送信ユニットとを含む。例えば、受信ユニットは、受信機器、受信機、受信機回路などとも称してよい。送信ユニットは、送信機器、送信機、送信機回路などとも称してよい。
いくつかの実施形態では、トランシーバユニット1101と処理ユニット1102とは、1つのデバイスに統合されてよく、又は異なるデバイスとして分離されてよい。さらに、プロセッサとメモリとは、1つのデバイスに統合されてよく、又は異なるデバイスとして分離されてよい。
例えば、トランシーバユニット1101は、図2及び図5に示す方法を実行するように構成されてよい。別の例として、トランシーバユニット1101は、図3中の301及び302に示される方法を実行するようにさらに構成されてよく、図4中の401に示される方法を実行するようにさらに構成されてよく、図6中の601ないし604に示される方法を実行するようにさらに構成されてよく、図7中の701及び703に示される方法を実行するようにさらに構成されてよい。
例えば、処理ユニット1102は、図3、図4、図6及び図7に図示された対応する方法を実行するようにさらに構成されてよい。例えば、処理ユニット1102は、図3の303に図示された方法を実行するように構成されてよい。別の例では、処理ユニット1102は、図4の402に図示された方法を実行するようにさらに構成されてよい。本明細書には、詳細は1つずつは記載されていない。
図12は、本出願の一実施形態によるネットワークデバイス1200の構造の概略図である。ネットワークデバイスは、図2ないし図7及び図13に示す方法で第1ネットワークデバイス(例えば、ソース基地局)の動作を実行することができ、又はネットワークデバイスは、図9に示す通信装置の動作を実行することができる。あるいは、ネットワークデバイスは、図2ないし図7及び図13に示す方法で第2ネットワークデバイス(例えば、ターゲット基地局)の動作を実行することができる。
ネットワークデバイス1200は、1つ以上の遠隔無線ユニット(remote radio units, RRU)1201と、1つ以上のベースバンドユニット(baseband units, BBU)1202とを含む。RRU1201は、トランシーバユニット、トランシーバ機器、トランシーバ回路、又はトランシーバなどと称してよく、少なくとも1つのアンテナ1211と無線周波数ユニット1212とを含んでよい。RRU1201の部分は主に、無線周波数信号を受信及び送信し、無線周波数信号とベースバンド信号との変換を行うように構成されている。BBU1202の部分は主に、ベースバンド処理、ネットワークデバイスの制御などを行うように構成されている。RRU1201とBBU1202とは、物理的に一緒に配置されてよく、又は物理的に別々に配置されてよく、即ち、分散ネットワークデバイスであってよい。
BBU1202は、ネットワークデバイスの制御センターであり、処理ユニットとも呼ばれてよく、主に、チャンネルコーディング、多重化、変調、及びスペクトル拡散などのベースバンド処理機能を完了するように構成されている。
一実施形態では、BBU1202は、1つ以上の基板を含んでよい。複数の基板は、単一のアクセス規格の無線アクセスネットワーク(LTEネットワークなど)を共同でサポートしてよく、又は異なるアクセス規格の無線アクセスネットワークを別々にサポートしてよい。BBU1202は、メモリ1221とプロセッサ1222とをさらに含む。メモリ1221は、必要なメッセージと必要なデータとを記憶するように構成されている。プロセッサ1222は、必要な動作を実行するためにネットワークデバイスを制御するように構成され、例えば、図12に示される対応する動作を実行するためにネットワークデバイスを制御するように構成されている。メモリ1221とプロセッサ1222とは、1つ以上の基板に対して役立ってよい。即ち、メモリとプロセッサとは、各基板上に個別に配置されてよい。これに代えて、複数の基板は、同じメモリとプロセッサとを共有してよい。さらに、必要な回路は、各基板上にさらに配置される。任意には、プロセッサは、CPU,NP,又はCPUとNPとの組み合わせであってよい。プロセッサは、ハードウェアチップをさらに含んでよい。ハードウェアチップは、ASIC,PLD,又はそれらの組み合わせであってよい。PLDは、CPLD,FPGA,GAL,又はそれらの任意の組み合わせであってよい。メモリは、RAMのような揮発性メモリを含んでよい。これに代えて、メモリは、不揮発性メモリ、例えば、フラッシュメモリ、ハードディスクドライブ、又はソリッドステートドライブを含んでよい。メモリはさらに、前述のタイプのメモリの組み合わせを含んでよい。
本出願のこの実施形態でのネットワークデバイスの実施については、前述の実施形態を参照するということが理解可能である。詳細は、ここでは再度説明しない。
図12に示されたネットワークデバイスは、単なる一例であることが理解可能である。特定の実施では、別のタイプのネットワークデバイスが存在してよい。従って、図12に示すネットワークデバイスは、本出願の実施形態に対する制限として理解されないものとする。
本出願の実施形態で提供される方法によれば、本出願は、コンピュータプログラム製品をさらに提供することが理解可能である。コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムコードを含む。コンピュータプログラムコードがコンピュータ上で実行された場合に、コンピュータは、図2ないし図7及び図13に示す実施形態での方法を実行することが可能にされる。さらに、コンピュータは、本出願の実施形態で提供されるシナリオに基づいて、図2ないし図7及び図13に示す方法を実行することが可能にされてよい。
本出願の実施形態で提供される方法によれば、本出願は、さらに、コンピュータ可読な媒体を提供する。コンピュータ可読な媒体はプログラムコードを記憶する。プログラムコードがコンピュータ上で実行された場合に、コンピュータは、図2から図7及び図13に示す実施形態での方法を実行することが可能にされる。さらに、コンピュータは、本出願の実施形態で提供されるシナリオに基づいて、図2から図7及び図13に示す方法を実行することが可能にされてよい。
本出願の実施形態で提供される方法によれば、本出願は、さらに、前述の端末デバイスと、前述の第1ネットワークデバイスと、前述の第2ネットワークデバイスとを含む通信システムを提供する。端末デバイスは、本出願の実施形態で提供される図2ないし図7及び図13に示す方法を実行するように構成してよい。第1ネットワークデバイスは、本出願の実施形態に従って、図2ないし図7及び図13に示すソース基地局の方法を実行するように構成してよい。第2ネットワークデバイスは、本出願の実施形態に従って、図2ないし図7及び図13に示すターゲット基地局の方法を実行するように構成してよい。
前述の実施形態の全て又は一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はそれらの任意の組み合わせによって実施してよい。実施形態を実施するためにソフトウェアを使用する場合に、実施形態の全て又は一部は、コンピュータプログラム製品の形態で実施してよい。コンピュータプログラム製品は、1つ以上のコンピュータ命令を含む。コンピュータ命令がコンピュータでロード及び実行された場合に、本出願の実施形態による手順又は機能は、全て又は一部が生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、又は他のプログラム可能な装置であってよい。コンピュータ命令は、コンピュータ可読な記憶媒体に記憶されてよく、又はコンピュータ可読な記憶媒体から別のコンピュータ可読な記憶媒体へ伝送されてよい。例えば、コンピュータ命令は、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンターから、有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、又はデジタル加入者線(digital subscriber line, DSL))又は無線(例えば、赤外線、無線、又はマイクロ波)方式で、別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンターへ伝送されてよい。コンピュータ可読な記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の使用可能な媒体、又は1つ以上の使用可能な媒体を統合するサーバ又はデータセンターのようなデータ記憶デバイスであってよい。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスクドライブ、又は磁気テープ)、光媒体(例えば、高密度デジタルビデオディスク(digital video disc, DVD))、半導体媒体(例えば、ソリッドステートドライブ(solid state disc, SSD))などである。
本明細書に開示された実施形態を参照して説明された種々の例示的な論理ブロック(illustrative logical blocks)及びステップ(steps)が、電子ハードウェア又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの組み合わせによって実現されてよいことは、当業者には認識できる。機能がハードウェア又はソフトウェアを使用して実行されるか否かは、技術的解決策の特定の用途と設計上の制約とに依存する。当業者であれば、特定の用途ごとに、記載された機能を実現するために異なる方法を使用してよいが、その実現は、本出願の範囲を超えることを想定しないものとする。
当業者であれば、便利で簡単な説明のために、前述のシステム、装置、及びユニットの詳細な作動プロセスについては、前述の方法の実施形態での対応するプロセスを参照するということが、明確に理解可能である。詳細は、ここでは再度説明しない。
前述の説明は、本出願の単なる具体的な実施であるが、本出願の保護範囲を制限することを意図するものではない。本出願に開示された技術的範囲内で、当業者が容易に理解することができる変更又は代替は、本出願の保護範囲に含まれる。従って、本出願の保護範囲は、請求項の保護範囲に従うものとする。