JP7399662B2 - 下枠の排水構造 - Google Patents

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Description

本発明は、窓装置を構成するガラスパネルの屋内側面に付着した結露水を外部に排出するために利用する、下枠の排水構造に関する。
建物躯体の開口部には、採光や換気などを目的として、窓装置を設けることが行われている。このような窓装置を構成する窓枠の枠材は、一般的にアルミニウム合金から造られている。ただし、アルミニウム合金は熱伝導率が高いため、枠材の屋内側部分の表面温度が外気の温度に近くなり、そのままでは室内の冷暖房効果を損なう可能性がある。
このような事情に鑑みて、特開2014-9494号公報には、窓枠を構成する枠材を、アルミニウム合金製の枠本体と合成樹脂製の枠カバーとから構成し、枠カバーにより枠本体の屋内側部分を覆う、複合サッシ構造が開示されている。
このような従来構造では、枠カバーを構成する合成樹脂の熱伝導率が低いため、枠カバーの表面温度を、外気の温度にかかわらず、一定に保ちやすくすることができる。したがって、断熱性能の向上を図ることが可能になり、室内の冷暖房効果を向上させることができる。また、ガラスパネルの屋内側面に付着する結露水を低減することができる。
特開2014-9494号公報 実開昭60-70193号公報 特開2016-142107号公報
ただし、複合サッシ構造を採用した場合にも、結露水の発生を完全になくすことはできないため、窓枠を構成する下枠に、結露水を外部に排出するための排水構造を設ける必要がある。そこで、例えば実開昭60-70193号公報に記載された、結露水を下枠から屋外に排出するためのアルミサッシの排水構造を、複合サッシに適用し、下枠を構成するアルミニウム合金製の下枠本体と合成樹脂製の下枠カバーとのうち、下枠本体の屋内側部分を覆った下枠カバーに排水孔を設け、下枠本体の内部を通じて結露水を外部に排出することが考えられる。
ところが、下枠本体の上面と下枠カバーの下面との間に空間が形成される場合に、下枠本体を通じて外気が侵入する可能性がある。このため、下枠カバーが外気に直接曝らされることで、下枠カバーの温度が外気の温度に近くなり、窓装置の断熱性能を低下させる可能性がある。また、下枠カバーに設けられた排水孔を通じて前記空間に侵入した結露水、又は/及び、下枠本体を通じて外部から前記空間に侵入した水が、下枠本体と下枠カバーとの当接部に存在する微小隙間を通じて、前記空間から漏れ出す可能性もある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、断熱性能の低下を抑制できるとともに、下枠本体の上面と下枠カバーの下面との間に形成される空間から水が漏出することを防止できる、下枠の排水構造を提供することを目的とする。
本発明の一態様にかかる下枠の排水構造は、窓枠を構成するものであって、アルミニウム合金製の下枠本体と合成樹脂製の下枠カバーとからなる下枠と、前記下枠に取り付けられる排水装置と、を備える。
前記下枠本体は、前記窓枠の内側に配置されるガラスパネルよりも屋内側に、矩形枠部と前記矩形枠部により四方を囲まれた下方空間とを備える屋内側枠体を有する。
前記下枠カバーは、上下方向に貫通した第1排水孔を有し、前記屋内側枠体を上方から覆うように前記屋内側枠体に取り付けられ、前記矩形枠部の上面との間に上方空間を形成(画定)する。
前記矩形枠部は、前記下方空間と前記上方空間とを仕切る部分に、上下方向に貫通した第2排水孔を有する。
前記排水装置は、上下方向に連通した第1排水路を備えた排水弁と、上下方向に連通した第2排水路を備えた排水ガイドとを有する。
前記排水弁は、前記第1排水孔に装着され、下方部分が前記上方空間に配置されている。
前記排水ガイドは、中空筒状で、その大部分が前記上方空間に配置されており、前記矩形枠部の上面に当接する平坦面状の座面を有しており、上端部が前記排水弁の下方部分に接続され、かつ、下端部が前記第2排水孔に挿入され、前記下方空間に位置している。
本発明の一態様にかかる下枠の排水構造では、前記排水装置に、前記上方空間に配置され、前記排水弁の下方部分と前記排水ガイドの上端部との間を塞ぐ、密閉材をさらに備えている
そして、前記密閉材を、弾性材製とし、前記排水弁の下方部分の周囲を囲むように配置し、かつ、前記排水ガイドの上端面と前記下枠カバーの下面との間で弾性的に挟持している
本発明の一態様にかかる下枠の排水構造では、前記排水ガイドを、合成樹脂製とすることができる。
本発明の一態様にかかる下枠の排水構造では、前記排水ガイドの下端部を、前記第2排水孔に圧入することができる。
本発明の一態様にかかる下枠の排水構造では、前記排水ガイドの下端部の外周面と、前記第2排水孔の内周面との間に、シール材を設けることができる。
本発明の一態様にかかる下枠の排水構造では、前記排水ガイドを、上端部に張出板部を有するものとし、前記張出板部の上端面を平坦面とすることができる。
本発明の一態様にかかる下枠の排水構造では、前記排水ガイドを、前記排水弁の下方部分に接続されるガイド本体と、前記第2排水孔に挿入される挿入筒部とを有するものとし、前記ガイド本体を前記上方空間に配置することができる。
本発明の一態様にかかる下枠の排水構造では、前記矩形枠部を、前記下方空間と、前記下方空間の屋外側に隣接する空間とを仕切る部分に、屋内外方向に貫通した第3排水孔をさらに有するものとすることができる。
この場合には、前記第3排水孔の屋外側近傍に、加熱発泡材を、その板厚方向を前記第3排水孔の中心軸方向に対して直角方向に向けて、取付金具を用いて配置することができる。

本発明の下枠の排水構造によれば、断熱性能の低下を抑制できるとともに、下枠本体の上面と下枠カバーの下面との間に形成される空間から水が漏出することを防止できる。
図1は、実施の形態の第1例にかかる窓装置を屋内側から見た正面図である。 図2は、図1のA-A線縦断面図である。 図3は、図1のB-B線横断面図である。 図4は、排水孔の形成位置を説明するためにガラスパネル及び排水装置を省略して示す、図1のC矢視図である。 図5は、ガラスパネルを省略して示す、図2の下部拡大図である。 図6は、図5の部分拡大図である。 図7は、図6のD-D線縦断面図である。 図8は、排水弁を取り出して示す図であり、(A)は正面図であり、(B)は平面図であり、(C)は底面図であり、(D)は右側面図である。 図9は、排水弁の動作を説明するために示す図であり、(A)は第1排水路を開いた状態を示しており、(B)は第1排水路を閉じた状態を示している。 図10は、排水ガイドを取り出して示す図であり、(A)は正面図であり、(B)は平面図であり、(C)は底面図であり、(D)は右側面図である。 図11は、密閉材を取り出して示す図であり、(A)は正面図であり、(B)は平面図であり、(C)は右側面図である。 図12は、加熱発泡材を取付金具を介して下枠に固定した状態を示す、図4に相当する図である。 図13は、図12のE-E線断面図である。 図14は、取付金具を取り出して示す図であり、(A)は正面図であり、(B)は平面図であり、(C)は底面図であり、(D)は右側面図である。 図15は、取付金具に対する加熱発泡材の支持構造を説明するために示す底面図であり、(A)は加熱発泡材を保持溝に挿入した状態を示しており、(B)は保持片をかしめ変形させた状態を示している。 図16は、実施の形態の第2例を示す、図2に相当する図である。 図17は、実施の形態の第2例を示す、図3に相当する図である。 図18は、ガラス障子を省略して示す、図16の下部拡大図である。
[実施の形態の第1例]
実施の形態の第1例について、図1~図15を用いて説明する。
本例は、本発明をFIX窓(嵌め殺し窓)に適用した場合を示している。本例の窓装置1は、建物の開口部に配置された矩形枠状の窓枠2と、窓枠2の内側に移動不能に固定されたガラスパネル(窓ガラス)3とを備える。
なお、本明細書中で、面内方向に関して内側とは、窓枠2の幅方向中央側をいい、面内方向に関して外側とは、窓枠2の幅方向外側をいう。
[窓枠の全体構造]
窓枠2は、図1に示すように、面内方向(窓枠2の幅方向、水平方向)に配置されて上辺を構成する上枠4と、面内方向に配置されて下辺を構成する下枠5と、鉛直方向に配置されて左右(面内方向両側)の縦辺を構成する1対の竪枠6とを備える。そして、上枠4及び下枠5の面内方向両端部と竪枠6のそれぞれの上下方向両端部とを、それぞれタッピングねじなどを用いて連結することで、窓枠2を矩形枠状に構成している。窓枠2は、アルミ樹脂複合サッシであり、上枠4、下枠5及び1対の竪枠6はいずれも、アルミニウム合金製の枠本体(外枠)と合成樹脂製の枠カバー(内枠)とから構成されている。
《上枠》
上枠4は、図2に示すように、アルミニウム合金製の上枠本体7と、合成樹脂製の上枠カバー8とからなる。このうちの上枠本体7は、面内方向に伸長した上枠基板部9と、上枠基板部9の屋外側端部から垂下した上枠屋外側板部10と、上枠基板部9の屋内外方向(面外方向)中間部から垂下した上枠中間板部11とを有する。
上枠カバー8は、上枠基板部9の屋内側半部(上枠中間板部11よりも屋内側部分)を下方から覆うように、上枠本体7にスナップフィットにより取り付けられている。具体的には、上枠カバー8の上部に備えられた複数の上枠カバー係止片12を、上枠本体7に備えられた複数の上枠本体係止片13にそれぞれ係止することで、上枠カバー8を上枠本体7に取り付けている。
《下枠》
下枠5は、図2及び図5に示すように、アルミニウム合金製の下枠本体14と、合成樹脂製の下枠カバー15とからなる。このうちの下枠本体14は、面内方向に伸長した下枠基板部16と、下枠基板部16の屋外側端部に立設された下枠屋外側板部17と、下枠基板部16の屋内外方向中間部に立設された下枠中間板部18と、下枠基板部16の屋内側端部に立設された下枠屋内側板部19とを有する。そして、下枠基板部16と下枠屋外側板部17と下枠中間板部18とにより三方が囲まれた部分に、ガラスパネル3の下端部を保持するためのガラス溝20aを形成している。
下枠本体14は、ガラス溝20aよりも屋内側部分に、屋内側枠体21を有する。屋内側枠体21は、屋外側半部に、矩形状の断面形状を有する矩形枠部22を有している。矩形枠部22を構成する四辺のうち、下辺は、下枠基板部16の中間部により構成されており、屋外側の縦辺は、下枠中間板部18の下半部により構成されている。矩形枠部22を構成する残り二辺のうち、上辺は、下枠基板部16と略平行な上板部23により構成されており、屋内側の縦辺は、下枠中間板部18と平行な側板部24により構成されている。このような構成を有する矩形枠部22の内側には、矩形枠部22により上下方向及び屋内外方向の四方が囲まれた下方空間25が設けられている。
下枠カバー15は、下枠本体14の屋内側枠体21を上方から覆うように、屋内側枠体21に取り付けられている。下枠カバー15は、面内方向に伸長した天板部26と、天板部26の下面からそれぞれ垂下し、かつ、互いに平行に配置された1対の脚板部27a、27bと、脚板部27a、27bのそれぞれの下端部同士を屋内外方向に連結した、連結板部28とを有する。天板部26の上面の屋内外方向中間部には、結露水が屋内側に漏れることを防止するために、排水凹溝113が設けられている。
下枠カバー15は、天板部26の屋外側端部の下面を下枠中間板部18の上端面に当接させるとともに、屋外側の脚板部27aの下端部を矩形枠部22を構成する側板部24の上端部に当接させ、かつ、屋内側の脚板部27bの下端部を下枠屋内側板部19の上端部に当接させた状態で、屋内側枠体21にスナップフィットにより取り付けられている。具体的には、天板部26の屋外側端部の下面に備えられた下枠カバー係止片29aを、下枠中間板部18の上端部に備えられた下枠本体係止片30aに係止するとともに、連結板部28の下面に備えられた1対の下枠カバー係止片29b、29cを、側板部24及び下枠屋内側板部19にそれぞれ備えられた下枠本体係止片30b、30cに係止し、かつ、連結板部28の下面の屋内外方向両端部に備えられた1対の下枠カバー突条31a、31bを、側板部24及び下枠屋内側板部19のそれぞれの上端部同士の間に圧入することで、下枠カバー15を屋内側枠体21に取り付けている。
下枠カバー15を屋内側枠体21に取り付けた状態で、天板部26の下面と矩形枠部22を構成する上板部23の上面との間には、上方空間32が形成(画定)される。上方空間32は、略矩形状の断面形状を有しており、上板部23を挟んで下方空間25の上方に配置されている。このため、上板部23が、上方空間32と下方空間25とを、上下に仕切る。上方空間32の屋内外方向に関する幅寸法は、下方空間25の屋内外方向に関する幅寸法と同じであるが、上方空間32の高さ寸法は、下方空間25の高さ寸法よりも大きい。これにより、上方空間32の体積(容積)を大きく確保して、断熱性能の向上を図っている。
《竪枠》
左右のそれぞれの竪枠6は、図3に示すように、アルミニウム合金製の竪枠本体33と、合成樹脂製の竪枠カバー34とからなる。このうちの竪枠本体33は、鉛直方向に伸長した竪枠基板部35と、竪枠基板部35の屋外側端部から面内方向内側に向けて折れ曲がった竪枠屋外側板部36と、竪枠基板部35の屋内外方向中間部から面内方向内側に向けて伸長した竪枠中間板部37とを有する。
竪枠カバー34は、竪枠基板部35の屋内側半部(竪枠中間板部37よりも屋内側部分)を面内方向内側から覆うように、竪枠本体33にスナップフィットにより取り付けられている。具体的には、竪枠カバー34の面内方向外側部に備えられた複数の竪枠カバー係止片38を、竪枠本体33に備えられた複数の竪枠本体係止片39にそれぞれ係止することで、竪枠カバー34を竪枠本体33に取り付けている。
[ガラスパネル]
ガラスパネル3は、図2及び図3に示すように、2枚のガラス板40a、40bを重ねてなる複層ガラスであり、窓枠2の屋外側部分の内側に配置されている。図示の例では、屋外側に配置されたガラス板40aを、防火性能に優れた網入りガラスとしている。本例の窓装置1は、FIX窓であるため、ガラスパネル3は、窓枠2の内側に移動不能に固定されている。
ガラス板40a、40bは、スペーサ41を介して、所定の間隔を隔てて互いに平行に配置されており、ガラス板40a、40b同士の間に中間層42を形成している。中間層42には、断熱性能の向上を図るために、六フッ化硫黄ガス、アルゴンガス、クリプトンガスなどの不活性ガスを充填している。中間層42の周縁部(スペーサ41の周囲)は、封着材43により全周にわたり密封されている。
本例では、ガラスパネル3を屋内側から取り付け及び取り外し可能とするために、上枠本体7を構成する上枠中間板部11の下端部に、アルミニウム合金製の上押縁44を係止するとともに、左右の竪枠本体33を構成する竪枠中間板部37の面内方向内側の端部に、アルミニウム合金製の竪押縁45をそれぞれ係止している。これにより、上枠基板部9と上枠屋外側板部10と上押縁44(上枠中間板部11)とにより三方が囲まれた部分に、ガラスパネル3の上端部を保持するためのガラス溝20bを形成するとともに、竪枠基板部35と竪枠屋外側板部36と竪押縁45(竪枠中間板部37)とにより三方が囲まれた部分に、ガラスパネル3の左右の端部を保持するためのガラス溝20cをそれぞれ形成している。
上押縁44には、上押縁44を屋内側から覆うように、合成樹脂製の上押縁用第1カバー46をボルト47により固定している。また、上押縁44及び上押縁用第1カバー46をそれぞれ下方から覆うように、合成樹脂製の上押縁用第2カバー48を上押縁用第1カバー46にスナップフィットにより取り付けている。竪押縁45には、竪押縁45を屋内側から覆うように、合成樹脂製の竪押縁用第1カバー49をボルト50により固定している。また、竪押縁45及び竪押縁用第1カバー49をそれぞれ面内方向内側から覆うように、合成樹脂製の竪押縁用第2カバー51を竪押縁用第1カバー49にスナップフィットにより取り付けている。
ガラスパネル3の下端部は、下枠5に設けられたガラス溝20aの底部の面内方向両側部にそれぞれ配置された、セッティングブロック52に載置されている。また、ガラスパネル3のそれぞれの端部(上端部、下端部及び左右の端部)は、弾性材製の屋外側バックアップ材53a及び屋内側バックアップ材53bにより、屋内外方向両側から挟持されている。屋外側バックアップ材53a及び屋内側バックアップ材53bのそれぞれの内周面は、樹脂製の屋外側シーリング材54a及び屋内側シーリング材54bによりそれぞれ全周にわたり覆われ、ガラス溝20a~20cの内側にそれぞれ保持されている。ガラスパネル3の交換作業は、屋内側シーリング材54b及び屋内側バックアップ材53b、並びに、屋外側シーリング材54a及び屋外側バックアップ材53aを取り外し、上押縁44及び左右の竪押縁45をそれぞれ取り外すことで、屋内側から行うことが可能である。
[下枠の排水構造]
本例では、ガラスパネル3(ガラス板40b)の屋内側面に付着した結露水を外部に排出するために、図4に示すように、下枠5に、第1排水孔55~第4排水孔58の4種類(合計8つ)の排水孔を形成するとともに、排水装置59を取り付けている。
〔排水孔〕
第1排水孔55は、下枠カバー15を構成する天板部26(排水凹溝113の底部)の面内方向両外側部に配置されており、天板部26を上下方向に貫通している。第2排水孔56は、矩形枠部22の上辺を構成する上板部23のうち、第1排水孔55の下方に位置する部分(面内方向に関して同じ位置)に配置されており、上板部23を上下方向に貫通している。第3排水孔57は、矩形枠部22の屋外側の縦辺を構成する下枠中間板部18の面内方向両側の端部に配置されており、下枠中間板部18を屋内外方向に貫通している。第4排水孔58は、ガラス溝20aの底部を構成する下枠基板部16の屋外側部分のうち、面内方向両外側部に配置されており、下枠基板部16を上下方向に貫通している。本例では、ガラス板40bの屋内側面から下枠カバー15の天板部26の上面に滴下又は流下した結露水を、第1排水孔55→第2排水孔56→第3排水孔57→第4排水孔58の順に通過させて、最終的に外部(屋外)に排出可能としている。
図示の例では、第1排水孔55、第2排水孔56及び第4排水孔58はいずれも、面内方向に長い長円形状の長孔であり、第3排水孔57は、矩形状の孔である。ただし、第1排水孔55~第4排水孔58の形状は、図示の形状に限らず、円形状、楕円形状など、その他の形状を採用することも可能である。
〔排水装置〕
排水装置59は、異物の詰まりを抑制し、結露水の排出量を確保するとともに、上方空間32に水や外気が侵入するのを防止する機能を有する。排水装置59は、図5~図7に示すように、第1排水孔55に装着され、下方部分が上方空間32に配置された排水弁60と、上方空間32にそれぞれ配置された排水ガイド61及び密閉材62とを有する。このため、本例の窓装置1は、図1に示すように、排水弁60と排水ガイド61と密閉材62とからなる排水装置59を、合計2つ備えている。
《排水弁》
排水弁60は、図8に示すように、排水弁本体63と、排水弁本体63を上方から覆う屋根体64とを有しており、結露水の排出機能を備えるとともに、外気や水などの侵入防止機能を備える。
排水弁本体63は、筒状部65と、筒状部65の内側に配置されたスイング弁66とを有する。このうちの筒状部65は、合成樹脂製で、長円筒形状を有しており、内側に上下方向に連通した第1排水路67を有する。筒状部65は、第1排水孔55に上方から圧入されており、筒状部65の下方部分は上方空間32に進入している。
筒状部65は、上端部の外周面の長手方向(面内方向)両側部分に、水平方向に張り出した矩形薄板状の外向フランジ部68を有する。外向フランジ部68は、筒状部65を第1排水孔55に上方から圧入した際に、下枠カバー15の天板部26の上面に当接して、下枠カバー15に対する排水弁本体63の上下方向の位置決めを図る。筒状部65は、上端部の内周面に、水平方向に張り出した内向フランジ部69を有する。内向フランジ部69の上面の径方向内側部は、径方向内側に向かう程、下方に向かう方向に傾斜している。筒状部65は、上下方向中間部の長手方向一方側部に、スイング弁66を揺動可能に枢支するための1対の支持孔70を有する。さらに、筒状部65は、上端面の長手方向両側部に、屋根体64を取り付けるための1対の取付突部71を有する。
スイング弁66は、筒状部65の内側に配置され、筒状部65に対して上下方向にスイング(揺動)可能に支持されている。これにより、スイング弁66は、筒状部65に備えられた第1排水路67を開閉を可能とする。スイング弁66は、合成樹脂製で、弁本体72と、枢支軸部73と、ストッパ片74とを備えている。
弁本体72は、矩形薄板形状を有しており、第1排水路67の上端開口部を下方から完全に塞げる大きさ及び形状を有する。枢支軸部73は、弁本体72の長手方向一端部に備えられており、筒状部65に設けられた支持孔70に回動可能に支持(挿入)されている。ストッパ片74は、弁本体72の長手方向一端部に備えられており、スイング弁66が開いた際に、内向フランジ部69の下面に対して係合し、スイング弁66の開度がそれ以上大きくなる(例えば10~20度以上になる)ことを防止する。
屋根体64は、合成樹脂製で、筒状部65に対して着脱可能に支持されている。具体的には、屋根体64は、下面の長手方向両側部に備えられた係合受部75を、排水弁本体63に備えられた取付突部71に係合させることで、排水弁本体63に対して着脱可能に支持されている。そして、屋根体64は、第1排水路67の上方に配置され、第1排水路67の上端開口を覆う。
排水弁60は、通常状態においては、図9の(A)に示すように、重力の作用によりスイング弁66が下方にスイングしており、第1排水路67は開かれている。このため、天板部26の上面に滴下又は流下した結露水を、第1排水路67を通じて下方に導くことができる。これに対し、スイング弁66の下面に風が吹き付けると、図9の(B)に示すように、スイング弁66は上方にスイングして、第1排水路67の上端開口を閉じる。このため、第1排水路67を通じて、外気や水(雨水など)が屋内側に侵入(逆流)することを防止できる。また、屋根体64が、第1排水路67の上端開口を覆っているため、第1排水路67に異物が詰まることを防止できる。
《排水ガイド》
排水ガイド61は、排水弁60から下方に導かれた結露水を、上方空間32に漏水させることなく、下方空間25に排出するためのものである。排水ガイド61は、図10に示すように、合成樹脂製で、中空筒形状を有しており、内側に上下方向に連通した第2排水路76を有する。排水ガイド61は、排水弁60を構成する筒状部65の下方部分に隙間なく接続されるガイド本体77と、矩形枠部22の上板部23に形成された第2排水孔56に隙間なく挿入される挿入筒部78とを一体に有する。
ガイド本体77は、長円筒形状を有しており、全体が上方空間32に配置されている。ガイド本体77は、上端部及び下端部に、それぞれ張出板部79a、79bを有する。ガイド本体77の上端面及び下端面は、それぞれ平坦面である。張出板部79aの上端面はガイド本体77の上端面の一部を構成し、張出板部79bの下端面はガイド本体77の下端面の一部を構成する。ガイド本体77の下端面は、挿入筒部78を第2排水孔56に挿入(圧入)した状態で、矩形枠部22の上板部23の上面に対して全面当たりする座面80となる。本例では、ガイド本体77の下端部に張出板部79bを設けることで、座面80の面積を大きく確保し、ガイド本体77の姿勢を安定させている。
ガイド本体77は、上端部に、筒状部65の下方部分よりも大きな矩形状の開口部を有する。このため、ガイド本体77の上端部の内側に、筒状部65の下方部分を挿入しただけでは、ガイド本体77の上端部と筒状部65の下方部分とは、隙間を有する状態で接続される。換言すれば、筒状部65の下方部分は、ガイド本体77の第2排水路76に上方から緩く挿入可能である。そこで本例では、図6に示すように、密閉材62を用いて、ガイド本体77の上端部の内周面と筒状部65の下方部分の外周面との間の隙間を塞いでいる。
《密閉材》
密閉材62は、ゴムなどの弾性材製で、気密性及び水密性を有している。密閉材62の材料としては、例えば、エチレン及びプロピレンに少量のジエンを重合させた合成ゴム(EPTスポンジ)を使用することができる。密閉材62は、図11に示すように、矩形板状に構成されており、中央部に、排水弁60を構成する筒状部65の下方部分を隙間なく挿入可能な長円形状の挿入孔81を有する。
密閉材62は、筒状部65の下方部分を挿入孔81に挿入することで、筒状部65の下方部分の周囲を取り囲むように配置され、図6に示すように、排水ガイド61(ガイド本体77)の上端面と下枠カバー15の天板部26の下面との間で弾性的に挟持される。これにより、ガイド本体77の上端部と、ガイド本体77の上端部の内側に挿入された筒状部65の下方部分とは、隙間なく接続される。密閉材62は、天板部26の下面に対して予め接着テープなどにより貼着しておき、下枠カバー15を、下枠本体14の屋内側枠体21に取り付ける際に、排水ガイド61の上端面との間で挟持することができる。なお、排水ガイドの上端部と筒状部の下方部分とを、例えば圧入接続や螺合接続など、直接隙間なく接続できる接続態様を採用すれば、密閉材は省略することができる。
挿入筒部78は、排水ガイド61の下端部に備えられており、長円筒形状を有する。挿入筒部78は、矩形枠部22の上板部23に形成された第2排水孔56に、上方から圧入されている。このため、挿入筒部78は、第2排水孔56に隙間なく挿入されている。本例では、挿入筒部78の外周面と第2排水孔56の内周面との間を完全に密閉するために、挿入筒部78の外周面と第2排水孔56の内周面との間に、湿式のシール材を設けている。
本例の排水構造によれば、ガラスパネル3の屋内側面から下枠カバー15の天板部26の上面(排水凹溝113)に滴下又は流下した結露水は、排水弁60のうち、排水弁本体63の上面と屋根体64の下面との間から、排水弁本体63の内側に備えられた第1排水路67に侵入し、第1排水路67を通じて下方に導かれた後、排水ガイド61の第2排水路76を通じて下方空間25に排出される。そして、下方空間25に排出された結露水は、下枠中間板部18に形成された第3排水孔57、及び、下枠基板部16に形成された第4排水孔58を通じて、外部(屋外)に排出される。
[下枠の防火構造]
下枠5は、結露水を外部に排出するために、第1排水孔55~第4排水孔58を備えている。このため、何らかの防火対策を施さなければ、火災発生時に、第1排水孔55~第4排水孔58を通じて、火炎や熱風などが、建物の内側に入り込んだり、又は、建物の外側に出たりする可能性がある。そこで、本例の窓装置1においては、第3排水孔57が、火炎や熱風などの通路になることを防止するために、図12に示すように、下枠5に備えられたガラス溝20aの内側に、加熱発泡材82及び取付金具83を配置している。
《加熱発泡材》
加熱発泡材82は、厚さが数ミリ程度の板状(帯状、シート状)で、加熱により少なくとも板厚方向に発泡(膨張)し、耐火性を有するものであり、例えば、積水化学工業株式会社製の商品名「フィブロック」を使用できる。なお、「フィブロック」は、発泡開始温度が200℃程度であり、板厚はその種類(ブチル系、エポキシ系など)に応じて5倍~40倍程度にまで厚くなる。
本来、加熱発泡材により第3排水孔57を効率良く塞ぐためには、加熱発泡材を、第3排水孔57に対向(面対向)させるように配置することが望ましい。具体的には、加熱発泡材を下方空間25に配置して、加熱発泡材を第3排水孔57に屋内側から対向させるか、又は、加熱発泡材をガラス溝20aの内側に配置して、加熱発泡材を第3排水孔57に屋外側から対向させることが望ましい。ただし、下方空間25は、断熱性能を確保するために、高さ寸法が小さく設定されているため、加熱発泡材を取付金具を利用して下方空間25に固定することは困難である。取付金具を利用せず、加熱発泡材を接着テープにより下方空間25に貼着するのであれば、加熱発泡材を下方空間25に配置できるが、結露水などの接触により、加熱発泡材が発泡以前に脱落する可能性がある。また、第3排水孔57は、下枠5(下枠中間板部18)の面内方向両端部に備えられており、ガラス溝20aの面内方向両側の端部に開口しているため、第3排水孔57による排水性を確保しつつ、加熱発泡材を、第3排水孔57に対して十分な対向幅をもって対向させることは困難である。
そこで本例では、加熱発泡材82を、ガラス溝20aの内側で、かつ、第3排水孔57の近傍(面内方向内側)に配置するとともに、加熱発泡材82の板厚方向を、第3排水孔57の中心軸方向(屋内外方向)に対して直角方向となる、面内方向(ガラス溝20aの長手方向)に一致させている。これにより、火災発生時に、第3排水孔57の屋外側近傍に存在する屋外側空間84を、加熱発泡材82によって充満させる(埋める)ようにしている。本例では、加熱発泡材82を、第3排水孔57から面内方向内側にわずかに外れた位置に配置している。
取付金具83は、図14に示すように、ステンレス鋼板などの耐食性及び耐熱性を有する金属板製で、クランク形状を有しており、固定板部85と、支持板部86と、規制板部87とを有する。
固定板部85は、矩形板状で、ガラス溝20aの底部を構成する下枠基板部16に対して機械的に固定されている。固定板部85は、上下方向に貫通した取付孔88を有する。図示の例では、取付孔88を、屋内外方向に長い長孔としているが、丸孔としても良い。固定板部85は、下枠基板部16に載置した状態で、取付孔88を上方から挿通した取付ねじ89を、下枠基板部16に形成されたねじ孔90に螺合しさらに締め付けることで、下枠基板部16にねじ止め固定されている。ただし、ねじ止め固定に代えて、かしめ固定やリベット固定など、その他の機械的固定手段を採用しても良い。
支持板部86は、矩形板状で、固定板部85の面内方向外側(第3排水孔57に近い側)の端部から略直角に折れ曲がり、面内方向外側面に加熱発泡材82を支持している。このため、加熱発泡材82と支持板部86とは、面内方向に積層される。支持板部86は、竪枠6を構成する竪枠基板部35と略平行に配置(立設配置)されており、第3排水孔57よりもわずかに面内方向内側に位置している。支持板部86の上下寸法(高さ寸法)は、加熱発泡材82及び第3排水孔57の上下寸法とほぼ同じである。支持板部86の幅寸法(屋内外寸法)は、加熱発泡材82の幅寸法とほぼ同じであり、ガラス溝20aの幅寸法の1/3程度である。
支持板部86は、加熱発泡材82を支持するために、上下方向中間部の幅方向(屋内外方向)両側の端部に、それぞれが略コ字形(又はU字形)の1対の保持片91a、91bを有する。1対の保持片91a、91bは、支持板部86よりも幅方向両側に張り出しており、支持板部86よりも面内方向外側に位置している。そして、1対の保持片91a、91bと支持板部86とにより囲まれた部分に、加熱発泡材82を支持可能な保持溝92を形成している。図15の(A)に示すように、保持溝92の内側に加熱発泡材82を挿入した状態で、加熱発泡材82は、面内方向及び屋内外方向への移動が実質的に不能になる。
本例では、加熱発泡材82を取付金具83に支持した状態(サブアッセンブリ状態)で搬送した場合にも、加熱発泡材82が取付金具83から脱落することを防止するために、加熱発泡材82を支持板部86に対して接着テープで貼着するとともに、図15の(B)に示すように、保持片91a、91bを塑性変形させて、加熱発泡材82の幅方向(屋内外方向)の端部を板厚方向に抑え付けている(かしめ固定している)。
規制板部87は、支持板部86の上端部から面内方向外側(面内方向に関して固定板部85とは反対側)に略直角に折れ曲がるように配置されている。このため、規制板部87は、下枠基板部16(及び固定板部85)と略平行に配置されている。規制板部87は、平面視略T字形状を有しており、先半部(面内方向外側半部)に基半部に比べて幅寸法(屋内外寸法)の大きい、幅広部93を有している。幅広部93の幅寸法は、1対の保持片91a、91b同士の間隔とほぼ同じである。幅広部93の面内方向外側の端面は、竪枠6を構成する竪枠基板部35の面内方向内側面に、微小隙間を介して対向するか又は突き当てられており、かつ、幅広部93の屋内側面は、下枠中間板部18の屋外側面のうちで、第3排水孔57の上方に位置する部分に、微小隙間を介して対向するか又は突き当てられている。規制板部87は、その大部分が、面内方向に関して第3排水孔57と重なる(整合する)位置に配置されている。
本例では、第3排水孔57の屋外側近傍に存在する屋外側空間84のうち、面内方向内側を、支持板部86(加熱発泡材82)により塞ぎ、かつ、上側を、規制板部87により塞いでいる。このため、屋外側空間84は、上下方向及び面内方向の四方が実質的に閉じられた狭い空間になる。
取付金具83の固定位置は、使用する加熱発泡材82の発泡能力(発泡量)に応じて適宜異ならせることができるが、面内方向に関しては、加熱発泡材82を竪枠基板部35に対してなるべく近づけるように配置し、屋内外方向に関しては、加熱発泡材82を下枠中間板部18に対してなるべく近づけるように配置することが好ましい。本例では、加熱発泡材82を、第3排水孔57に対してなるべく近い位置に配置するために、屋内側に配置された保持片91aの屋内側面を、下枠中間板部18の屋外側面のうちで、第3排水孔57の面内方向内側に隣接した部分に、微小隙間を介して対向させるか又は突き当てるように、取付金具83を固定している。つまり、屋外側空間84の容積を小さくするように、取付金具83を固定している。
以上のような排水構造を有する本例の窓装置1によれば、断熱性能の低下を抑制できるとともに、下枠本体14の上面と下枠カバー15の下面との間に形成される上方空間32から水が漏出することを防止できる。
すなわち、本例では、上方空間32に配置した中空筒状の排水ガイド61(ガイド本体77)の上端部を、密閉材62を利用して、第1排水孔55に装着された排水弁60を構成する筒状部65の下方部分に、隙間なく接続するとともに、排水ガイド61の下端部に設けた挿入筒部78を、第2排水孔56に隙間なく挿入している。
このため、排水弁60の第1排水路67を通じて下方に導かれた結露水を、上方空間32(排水ガイド61の外部)に漏水させることなく、第2排水路76を通じて下方空間25に排出することができる。このため、結露水が、上方空間32(排水ガイド61の外部)に侵入して、下枠本体14と下枠カバー15との当接部(係合部)に存在する微小隙間を通じて上方空間32から漏れ出すことを防止できる。
さらに、下枠本体14に形成した第3排水孔57を通じて下方空間25に侵入した水や外気は、挿入筒部78から第2排水路76に侵入する。このため、上方空間32に直接侵入することはない。また、第2排水路76に侵入した水や外気は、排水ガイド61から外部(上方空間32)に漏れ出ることもない。したがって、結露水の場合と同様に、第3排水孔57を通じて下方空間25に侵入した雨水などの水も、上方空間32(排水ガイド61の外部)に漏水させずに済む。このため、第3排水孔57を通じて下方空間25に侵入した水が、上方空間32(排水ガイド61の外部)に侵入して、下枠本体14と下枠カバー15との当接部に存在する微小隙間を通じて漏れ出すことを防止できる。また、下枠カバー15が、外気に直接曝らされることを有効に防止できるため、下枠カバー15の温度が外気の温度まで低くなることを防止でき、窓装置1の断熱性能が低下することを抑制できる。
しかも、第3排水孔57を通じて排水ガイド61に外気が進入した場合、排水弁60を構成するスイング弁66が、枢支軸部73を中心に上方にスイングする。これにより、スイング弁66の上面の周縁部を、内向フランジ部69の下面に全周にわたり当接させて、第1排水路67の上端開口を閉じる。このため、第3排水孔57を通じて排水ガイド61に侵入した外気及び水が、第1排水路67を通じて室内に侵入することを防止できる。
また、結露水を外部に排出するために利用する第1排水孔55~第4排水孔58のうち、加熱発泡材を対向(面対向)させることが難しい位置に形成された第3排水孔57が、火災発生時に、火炎や熱風などの通路になることを有効に防止できる。
すなわち、本例では、加熱発泡材82を、ガラス溝20aの内側でかつ第3排水孔57の近傍(面内方向内側)に配置するとともに、加熱発泡材82の板厚方向を、第3排水孔57の中心軸方向に対して直角方向となる面内方向に一致させている。このため、火災発生時に、発泡した加熱発泡材82により、第3排水孔57の屋外側近傍に存在する屋外側空間84を充満させる(埋める)ことができる。特に本例では、取付金具83に備えられた規制板部87により、加熱発泡材82の発泡方向を規制している。具体的には、発泡した加熱発泡材82が、上方に向けて移動することを阻止している。このため、屋外側空間84を、発砲した加熱発泡材82により、十分に(高い密度で)満たすことができる。
さらに、本例では、加熱発泡材82を、取付金具83に対して1対の保持片91a、91bを利用して支持しているため、結露水や雨水などが加熱発泡材82に付着した場合にも、加熱発泡材82の姿勢が変化することを防止できる。また、1対の保持片91a、91bは、加熱発泡材82の一部である幅方向(屋内外方向)の両端部のみを保持しており、加熱発泡材82の大部分は、保持片91a、91bにより覆われていない。このため、取付金具83が、加熱発泡材82の発泡の邪魔になることを有効に防止できる。したがって、この面からも、発砲した加熱発泡材82により、屋外側空間84を十分に(高い密度で)満たすことができる。この結果、本例では、第3排水孔57が、火災発生時に、火炎や熱風などの通路になることを有効に防止できる。
しかも、本例では、保持片91a、91bを塑性変形させて、加熱発泡材82をかしめ固定しているため、加熱発泡材82を取付金具83に取り付けた状態での搬送が可能になるとともに、加熱発泡材82の姿勢を長期間にわたり安定させることができる。
[実施の形態の第2例]
実施の形態の第2例について、図16~図18を用いて説明する。
本例では、本発明をたてすべり出し窓(プロジェクト窓)に適用した場合を示している。本例の窓装置1aは、建物の開口部に配置された矩形枠状の窓枠2aと、窓枠2aの内側に、開閉(縦すべり出し)可能に取り付けられたガラス障子94とを備える。ガラス障子94は、上下1対のステー95a、95bにより窓枠2aに支持されており、屋内側に備えられた図示しない操作レバーの回動操作に基づいて、開閉可能とされている。
窓枠2aの構造は、下枠5aに備えられた排水構造を含め、基本的には、実施の形態の第1例の構造と同じである。すなわち、窓枠2aは、アルミ樹脂複合サッシであり、窓枠2aの上辺を構成する上枠4aは、アルミニウム合金製の上枠本体7aと、合成樹脂製の上枠カバー8aとからなる。窓枠2aの下辺を構成する下枠5aは、アルミニウム合金製の下枠本体14aと、合成樹脂製の下枠カバー15aとからなる。窓枠2aの竪辺を構成する竪枠6aは、アルミニウム合金製の竪枠本体33aと、合成樹脂製の竪枠カバー34aとからなる。ただし、本例では、窓枠2aの内側に、ガラスパネルを直接固定せずに、ガラス障子94を開閉可能に取り付けているため、上枠4a、下枠5a及び竪枠6aのそれぞれは、ガラス溝を有していない。
下枠本体14aは、面内方向に伸長した下枠基板部16aと、下枠基板部16aの屋内外方向中間部に立設された下枠中間板部18aと、下枠基板部16aの屋内側端部に立設された下枠屋内側板部19aとを有する。下枠本体14aは、屋内側部分に、矩形枠部22aを備えた屋内側枠体21aを有する。矩形枠部22aを構成する四辺のうち、下辺は、下枠基板部16aの屋内側部分により構成されており、屋外側の縦辺は、下枠中間板部18aにより構成されており、屋内側の縦辺は、下枠屋内側板部19aにより構成されている。矩形枠部22aの上辺は、下枠基板部16aと略平行な上板部23aにより構成されている。このような構成を有する矩形枠部22aの内側には、矩形枠部22aにより上下方向及び屋内外方向の四方が囲まれた下方空間25aが設けられている。
下枠カバー15aは、下枠本体14aの屋内側枠体21aを上方から覆うように、屋内側枠体21aに取り付けられている。下枠カバー15aは、面内方向に伸長した天板部26aと、天板部26aの下面にそれぞれ設けられた1対の脚板部27c、27dとを備える。下枠カバー15aは、屋外側の脚板部27cの屋外側端部の下面を下枠中間板部18aの上端面に当接させるとともに、屋内側の脚板部27dの下端部を下枠屋内側板部19aの上端部に当接させた状態で、屋内側枠体21aにスナップフィットにより取り付けられている。具体的には、脚板部27cの下面に備えられた下枠カバー係止片29dを、下枠中間板部18aの上端部に備えられた下枠本体係止片30dに係止し、かつ、脚板部27c、27dにそれぞれ備えられた1対の下枠カバー突条31c、31dを、下枠中間板部18a及び下枠屋内側板部19aのそれぞれの上端部同士の間に圧入することで、下枠カバー15aを屋内側枠体21aに取り付けている。
下枠カバー15aを屋内側枠体21aに取り付けた状態で、天板部26aの下面と矩形枠部22aの上辺を構成する上板部23aの上面との間には、上方空間32aが形成(画定)される。上方空間32aは、略矩形状の断面形状を有しており、上板部23aを挟んで下方空間25aの上方に配置されている。
ガラス障子94は、矩形枠状の框枠体96の内側に、ガラスパネル3aを嵌め込むことにより構成されている。このうちの框枠体96は、上辺を構成する上框97と、下辺を構成する下框98と、左右の縦辺を構成する1対の竪框99とからなる。
上框97は、アルミニウム合金製で、屋内外方向中間部の下面に、アルミニウム合金製の上押縁100を係止することで、ガラスパネル3aの上端部を保持するためのガラス溝101aを形成している。上押縁100には、上押縁100を屋内側から覆うように、合成樹脂製の上押縁用第1カバー102をボルト103により固定している。また、上押縁100及び上押縁用第1カバー102をそれぞれ下方から覆うように、合成樹脂製の上押縁用第2カバー104を上押縁用第1カバー102にスナップフィットにより取り付けている。
下框98は、アルミニウム合金製で、屋内外方向中間部の上面に、アルミニウム合金製の下押縁105を係止することで、ガラスパネル3aの下端部を保持するためのガラス溝101bを形成している。下押縁105には、下押縁105を屋内側から覆うように、合成樹脂製の下押縁用第1カバー106をボルト107により固定している。また、下押縁105及び下押縁用第1カバー106をそれぞれ上方から覆うように、合成樹脂製の下押縁用第2カバー108を下押縁用第1カバー106にスナップフィットにより取り付けている。
竪框99は、アルミニウム合金製で、屋内外方向中間部の上面に、アルミニウム合金製の竪押縁109を係止することで、ガラスパネル3aの左右の端部を保持するためのガラス溝101cを形成している。竪押縁109には、竪押縁109を屋内側から覆うように、合成樹脂製の竪押縁用第1カバー110をボルト111により固定している。また、竪押縁109及び竪押縁用第1カバー110をそれぞれ面内方向内側から覆うように、合成樹脂製の竪押縁用第2カバー112を竪押縁用第1カバー110にスナップフィットにより取り付けている。
ガラスパネル3aは、2枚のガラス板40c、40dを重ねてなる複層ガラスであり、框枠体96の内側に配置されている。ガラスパネル3aのそれぞれの端部(上端部、下端部及び左右の端部)は、屋外側バックアップ材53a及び屋内側バックアップ材53bにより、屋内外方向両側から挟持されている。屋外側バックアップ材53a及び屋内側バックアップ材53bのそれぞれの内周面は、樹脂製の屋外側シーリング材54a及び屋内側シーリング材54bによりそれぞれ全周にわたり覆われ、ガラス溝101a~101cの内側にそれぞれ保持されている。
本例の場合には、ガラスパネル3a(ガラス板40d)の屋内側面に付着した結露水を外部に排出するために、下枠5aに、第1排水孔55a~第3排水孔57aの3種類(合計6つ)の排水孔を形成するとともに、実施の形態の第1例と同様の排水装置59を取り付けている。
第1排水孔55aは、下枠カバー15aを構成する天板部26aに配置されており、天板部26aを上下方向に貫通している。第2排水孔56aは、矩形枠部22aの上辺を構成する上板部23aのうち、第1排水孔55aの下方に位置する部分に配置されており、上板部23aを上下方向に貫通している。第3排水孔57aは、矩形枠部22aの屋外側の縦辺を構成する下枠中間板部18aの面内方向両側の端部に配置されており、下枠中間板部18aを屋内外方向に貫通している。本例では、下枠5aを構成する下枠基板部16aに、上下方向に貫通する第4排水孔は設けておらず、第3排水孔57aから下枠基板部16aの上面に排出された結露水は、下枠基板部16aの上面を屋外側に移動して、そのまま屋外に排出される。
本例の場合にも、排水装置59として、第1排水孔55aに装着し、下方部分を上方空間32aに配置する排水弁60と、上方空間32aにそれぞれ配置された排水ガイド61及び密閉材62とを有するものを使用している。
そして、排水ガイド61を構成するガイド本体77の上端部を、密閉材62を利用して、排水弁60を構成する筒状部65の下方部分に対して隙間なく接続するとともに、排水ガイド61を構成する挿入筒部78を、第2排水孔56aに隙間なく挿入している。
以上のような構成を有する本例の場合にも、窓装置1aの断熱性能の低下を抑制できるとともに、下枠本体14aの上面と下枠カバー15aの下面との間に形成される上方空間32aから水が漏出することを防止できる。
その他の構成及び作用効果については、実施の形態の第1例と同じである。
上述した実施の形態では、本発明を、FIX窓及び縦すべり出し窓に適用した場合について説明したが、本発明は、引違い式窓、片引き窓など、従来から知られた各種構造の窓装置に適用することができる。また、本発明を実施する場合に使用可能な排水弁としては、実施の形態で説明した構造に限定されず、例えば特開2016-142107号公報に記載されたものなど、第1排水孔に装着した状態で、下方部分が上方空間に配置される構造であれば、従来から知られた各種構造の排水弁を使用することができる。
1、1a 窓装置
2、2a 窓枠
3、3a ガラスパネル
4、4a 上枠
5、5a 下枠
6、6a 竪枠
7、7a 上枠本体
8、8a 上枠カバー
9 上枠基板部
10 上枠屋外側板部
11 上枠中間板部
12 上枠カバー係止片
13 上枠本体係止片
14、14a 下枠本体
15、15a 下枠カバー
16、16a 下枠基板部
17 下枠屋外側板部
18、18a 下枠中間板部
19、19a 下枠屋内側板部
20a、20b、20c ガラス溝
21、21a 屋内側枠体
22、22a 矩形枠部
23、23a 上板部
24 側板部
25、25a 下方空間
26、26a 天板部
27a、27b、27c、27d 脚板部
28 連結板部
29a、29b、29c、29d 下枠カバー係止片
30a、30b、30c、30d 下枠本体係止片
31a、31b、31c、31d 下枠カバー突条
32、32a 上方空間
33、33a 竪枠本体
34、34a 竪枠カバー
35 竪枠基板部
36 竪枠屋外側板部
37 竪枠中間板部
38 竪枠カバー係止片
39 竪枠本体係止片
40a、40b、40c、40d ガラス板
41 スペーサ
42 中間層
43 封着材
44 上押縁
45 竪押縁
46 上押縁用第1カバー
47 ボルト
48 上押縁用第2カバー
49 竪押縁用第1カバー
50 ボルト
51 竪押縁用第2カバー
52 セッティングブロック
53a 屋外側バックアップ材
53b 屋内側バックアップ材
54a 屋外側シーリング材
54b 屋内側シーリング材
55、55a 第1排水孔
56、56a 第2排水孔
57、57a 第3排水孔
58 第4排水孔
59 排水装置
60 排水弁
61 排水ガイド
62 密閉材
63 排水弁本体
64 屋根体
65 筒状部
66 スイング弁
67 第1排水路
68 外向フランジ部
69 内向フランジ部
70 支持孔
71 取付突部
72 弁本体
73 枢支軸部
74 ストッパ片
75 係合受部
76 第2排水路
77 ガイド本体
78 挿入筒部
79a、79b 張出板部
80 座面
81 挿入孔
82 加熱発泡材
83 取付金具
84 屋外側空間
85 固定板部
86 支持板部
87 規制板部
88 取付孔
89 取付ねじ
90 ねじ孔
91a、91b 保持片
92 保持溝
93 幅広部
94 ガラス障子
95a、95b ステー
96 框枠体
97 上框
98 下框
99 竪框
100 上押縁
101a~101c ガラス溝
102 上押縁用第1カバー
103 ボルト
104 上押縁用第2カバー
105 下押縁
106 下押縁用第1カバー
107 ボルト
108 下押縁用第2カバー
109 竪押縁
110 竪押縁用第1カバー
111 ボルト
112 竪押縁用第2カバー
113 排水凹溝

Claims (8)

  1. 窓枠を構成する下枠の排水構造であって、
    アルミニウム合金製の下枠本体と合成樹脂製の下枠カバーとからなる下枠と、前記下枠に取り付けられる排水装置と、を備え、
    前記下枠本体は、前記窓枠の内側に配置されるガラスパネルよりも屋内側に、矩形枠部と前記矩形枠部により四方を囲まれた下方空間とを備える屋内側枠体を有しており、
    前記下枠カバーは、上下方向に貫通した第1排水孔を有し、前記屋内側枠体を上方から覆うように前記屋内側枠体に取り付けられ、前記矩形枠部の上面との間に上方空間を形成しており、
    前記矩形枠部は、前記下方空間と前記上方空間とを仕切る部分に、上下方向に貫通した第2排水孔を有しており、
    前記排水装置は、上下方向に連通した第1排水路を備える排水弁と、上下方向に連通した第2排水路を備える排水ガイドと、前記上方空間に配置され、前記排水弁の下方部分と前記排水ガイドの上端部との間を塞ぐ密閉材とを有しており、
    前記排水弁は、前記第1排水孔に装着され、下方部分が前記上方空間に配置されており、
    前記排水ガイドは、中空筒状で、その大部分が前記上方空間に配置されており、前記矩形枠部の上面に当接する平坦面状の座面を有しており、上端部が前記排水弁の下方部分に接続され、かつ、下端部が前記第2排水孔に挿入され、前記下方空間に位置しおり
    前記密閉材は、弾性材製で、前記排水弁の下方部分の周囲を囲むように配置され、かつ、前記排水ガイドの上端面と前記下枠カバーの下面との間で弾性的に挟持されている、
    下枠の排水構造。
  2. 前記排水ガイドは、合成樹脂製である、請求項1に記載した下枠の排水構造。
  3. 前記排水ガイドの下端部は、前記第2排水孔に圧入されている、請求項1~のうちのいずれか1項に記載した下枠の排水構造。
  4. 前記排水ガイドの下端部の外周面と、前記第2排水孔の内周面との間に、シール材が設けられている、請求項1~のうちのいずれか1項に記載した下枠の排水構造。
  5. 前記矩形枠部は、前記下方空間と、前記下方空間の屋外側に隣接する空間とを仕切る部分に、屋内外方向に貫通した第3排水孔をさらに有する、請求項1~のうちのいずれか1項に記載した下枠の排水構造。
  6. 前記第3排水孔の屋外側近傍に、加熱発泡材が、その板厚方向を前記第3排水孔の中心軸方向に対して直角方向に向けて、取付金具を用いて配置されている、請求項5に記載した下枠の排水構造。
  7. 前記排水ガイドは、上端部に張出板部を有し、前記張出板部の上端面は、平坦面である、請求項1~6のうちのいずれか1項に記載した下枠の排水構造。
  8. 前記排水ガイドは、前記排水弁の下方部分に接続されるガイド本体と、前記第2排水孔に挿入される挿入筒部とを有し、前記ガイド本体は、前記上方空間に配置されている、請求項1~7のうちのいずれか1項に記載した下枠の排水構造。
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