JP7398850B1 - 骨抜去器 - Google Patents

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JP7398850B1 JP2023095489A JP2023095489A JP7398850B1 JP 7398850 B1 JP7398850 B1 JP 7398850B1 JP 2023095489 A JP2023095489 A JP 2023095489A JP 2023095489 A JP2023095489 A JP 2023095489A JP 7398850 B1 JP7398850 B1 JP 7398850B1
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友美 仲川
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Medmetalex Co Ltd
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Abstract

【課題】MIS等の手術においても大腿骨頭等の骨を容易に抜去できる骨抜去器を提供す
ること。
【解決手段】シャフト部12と、当該シャフト部の基端側に配設されたハンドル部11と
、前記シャフト部の先端側に形成され先端側に向かって先細のテーパースクリュー部20
と、当該テーパースクリュー部の先端側に配設されたブレード刃部30を備えている。
前記テーパースクリュー部は、当該テーパースクリュー部の軸である軸部25の表面に
螺旋状のねじ山部21が形成され、前記ブレード刃部は、先端側が先細の板状体31であ
って、少なくとも1つ以上の横方向端部に形成されたすくい面34による切れ刃32を有
する。
【選択図】図2

Description

この発明は、手術における骨抜去器に関する。
整形外科等において、例えば、股関節全置換術では、骨(大腿骨頭等)を切断し抜去す
ることが行われる。この場合、大腿骨頭は体内の深い所にあるので、骨頭抜去器が使用さ
れる。
図7は、特許文献1の図6に示す骨頭抜去器である。骨頭抜去器100は、ハンドル部
101と、シャフト部102及びテーパースクリュー部103から構成されており、テー
パースクリュー部103を大腿骨頭に螺入係止することによって大腿骨頭を術野から取り
出す。
図8は、同じく特許文献1の図1に示す骨頭抜去器である。骨頭抜去器200は、ハン
ドル部201と、シャフト部202及び翼状刃203から構成されており、翼状刃203
を大腿骨頭に挿入係止することによって大腿骨頭を術野から取り出す。
中国実用新案公告公報CN21495952号
骨は、表面が硬い皮質骨で覆われ、内部は柔らかい海綿骨で構成されている。図7及び
図8などの骨頭抜去器では、骨頭に対し切断面の海綿骨から差込むのが一般的である。大
腿骨頭の頸部切断線から骨頭抜去器を差し入れようとすると、術野を広く拡げることが必
要になり、皮膚切開線の長さが長くなってしまう。
低侵襲手術(MIS;Minimally Invasive Surgery)を行
うため皮膚切開線の長さを短くし、骨抜去器を大腿骨頭の表面の皮質骨から螺入しようと
すると、皮質骨の硬度が高いため骨抜去器を骨内部に侵入係止させることができない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、MIS等の手術におい
ても大腿骨頭等の骨を容易に抜去できる骨抜去器を提供することにある。
上記課題を解決するためになされた本発明に係る骨抜去器は、骨の表面から骨に挿入係
止することができる優れた機能を有するものである。
本発明(1)は、シャフト部と、当該シャフト部の基端側に配設されたハンドル部と、
前記シャフト部の先端側に形成され先端側に向かって先細のテーパースクリュー部と、当
該テーパースクリュー部の先端側に配設されたブレード刃部を備える骨抜去器であって、
前記テーパースクリュー部は、当該テーパースクリュー部の軸である軸部の表面に螺旋状
のねじ山部が形成され、前記ブレード刃部は、先端側が先細の板状体であって、少なくと
も1つ以上の横方向端部に形成されたすくい面による切れ刃を有することを特徴とする骨
抜去器である。
本発明(1)では、シャフト部と、当該シャフト部の基端側に配設されたハンドル部と
、前記シャフト部の先端側に形成され先端側に向かって先細のテーパースクリュー部と、
当該テーパースクリュー部の先端側に配設されたブレード刃部を備える骨抜去器であって
、前記テーパースクリュー部は、当該テーパースクリュー部の軸である軸部の表面に螺旋
状のねじ山部が形成され、前記ブレード刃部は、先端側が先細の板状体であって、横方向
端部に形成されたすくい面による切れ刃を有しているので、ブレード刃部が容易に皮質骨
を穿孔することができる。
従来品では、先端がキリ形状になっているものが多く、細い穴や柔らかい海綿骨に穴を
あけるのには適しているが、硬い皮質骨に対しては入れば入るほど推進力が落ちる。
本発明(2)は、少なくとも1つの前記すくい面の基端側の面と、前記ねじ山部の先端
側の頂面と、が繋がっているいることを特徴とする本発明(1)の骨抜去器である。
また、本発明(2)では、少なくとも1つの前記すくい面の基端側の面と、前記ねじ山
部の先端側の頂面と、が繋がっているいるので、ブレード刃部が切れ味鋭く穴をあけ、そ
してブレード刃部から稜線でつながったテーパースクリュー部が勢いを落とすことなく皮
質骨に食い込んで行くことができる。
ここで、「少なくとも1つの前記すくい面の基端側の面」としたのは、すくい面が二面
あり、螺旋状のねじ山部が二重螺旋である場合、2か所で繋がっている場合もあるからで
ある。同様に繋がっている箇所が3カ所、4カ所である場合もあり得る。
本発明(3)は、前記ねじ山部にセルフタップ用の切り欠きが軸方向に形成されている
ことを特徴とする本発明(1)または(2)の骨抜去器である。
本発明(3)では、ねじ山部にセルフタップ用の切り欠きが軸方向に形成されているの
で、ブレード刃部が皮質骨から海綿骨に嵌入したあとで、テーパースクリュー部が皮質骨
にかかったときに、この切り欠きで皮質骨をセルフタッピングできるので、骨抜去器をよ
り容易に骨に挿入係止させることができる。
本発明によれば、MIS等の手術においても大腿骨頭等の骨を容易に抜去できる骨抜去
器を提供することができる。
本発明の実施形態1の骨抜去器を用いて、人工股関節の手術において大腿骨頭を抜去している模式図である。 本発明の実施形態1の骨抜去器の斜視図である。 本発明の実施形態1の骨抜去器の平面図(A)と正面図(B)である。 本発明の実施形態1の骨抜去器の先端部を示す平面図である。 本発明の実施形態1の骨抜去器の先端部を示す斜視図である。 本発明の実施形態2の骨抜去器の先端部を示す斜視図である。 特許文献1に記載の従来の骨抜去器である。 特許文献1に記載の従来の骨抜去器である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態は、
本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限す
ることを意図するものではない。
<実施形態1>
図1~図5に、本発明の骨抜去器の実施形態1を示す。
図1は、実施形態1の骨抜去器10を使って、大腿骨頭5を抜去しているところを示し
ている。
手術では、皮膚をメスで切開して、術野1を形成するために、開創鉤2、開創鉤3及び
開創鉤4が用いられている。大腿骨頸部6の骨切りライン7で電動ブレードソーなどによ
って大腿骨頭5が切離されている。大腿骨骨頭5の皮質骨に骨抜去器10が螺入されてい
る。十分に骨抜去器10が大腿骨骨頭5に螺入された後に、骨抜去器10を引っ張れば、
大腿骨骨頭5を体内から抜去することができる。
図2は、本発明の実施形態1の骨抜去器10の斜視図である。骨抜去器10は、シャフ
ト部12を回転させ、テーパースクリュー部20を回転押圧するためのハンドル部11を
備えている。ハンドル部11とシャフト部12とはT字形状であるが、必ずしもこの形状
に限定されるものではない。また、手回し以外に動力を用いる物にも適用することができ
る。
シャフト部12の先端側にテーパースクリュー部20が形成されている。テーパースク
リュー部20は、当該テーパースクリュー部20の軸である軸部25(図4参照)の表面
に螺旋状のねじ山部21が形成されている。テーパースクリュー部20の先端には、ブレ
ード刃部30が配設されている。
図3は、本発明の実施形態1の骨抜去器10の平面図(A)と正面図(B)であり、骨
抜去器10は、ハンドル部11、シャフト部12、テーパースクリュー部20、ねじ山部
21、ブレード刃部30を備えている。
図4は、本発明の実施形態1の骨抜去器の先端部を示す平面図であり、テーパースクリ
ュー部20の先端側部分とブレード刃部30を示している。テーパースクリュー部20の
ねじ山部21は、軸部25の表面の底面23と、底面23と連なる斜面24と、斜面24
と連なる頂面22から構成されている。ブレード刃部30には、先端側が先細の板状の本
体である板状体31に第1切り刃32と第1逃げ面33が形成されている。
なお、この実施形態1では、板状体31は1枚であるが、2枚の板状体が直角に交わり
、切れ刃が4カ所あるような変形例であっても良く、板状体の枚数が3枚、4枚等であっ
てもよい。
図5は、本発明の実施形態1の骨抜去器の先端部を示す斜視図であり、ブレード刃部3
0は、板状体31の横方向端部に形成された第1すくい面34による第1切り刃32が形
成されている。第1切り刃32から手前側には第1逃げ面33が形成されている。第1す
くい面34とねじ山部21の頂面22とは連結面35でつながっている。
図5のような構造とすることによって、ブレード刃部30が切れ味鋭く皮質骨を穿孔し
、そしてブレード刃部30から連結面35でつながったテーパースクリュー部20が勢い
を落とすことなく骨頭皮質骨に食い込んで行くことができる。また。第1切り刃32で削
られた骨の切削粉は、図4に示すねじ山部21の斜面24や底面23を伝わって効率よく
排出される。
<実施形態2>
図6は、本発明の実施形態2の骨抜去器の先端部を示す斜視図であり、テーパースクリ
ュー部20の先端側にブレード刃部30が形成されている。第1切り刃32と反対側に第
2すくい面37と第2逃げ面38により第2切り刃36が形成され、第1切り刃32と第
2切り刃36とは頂点39で交わっている。頂点39が皮質骨に突き入れられ、第1切り
刃32と第2切り刃36とで皮質骨が掘削される。
実施形態2の骨抜去器の特徴は、テーパースクリュー部20の先端側にセルフタップ用
の切り欠き40が設けられていることである。先端側の2つのねじ山部21に切り欠き4
0が形成されている。切り欠き40は、軸回転180°反対側にも形成されてもよく、軸
対象に3カ所又は4カ所設けてもよい。切り欠き40は、第1切り欠き面42と第2切り
欠き面43を備えており、頂面22と第1切り欠き面42との境界線に切り欠き切れ刃4
1が形成されている。この切り欠き切れ刃41があることによって、ブレード刃部30で
皮質骨を掘削後にさらに皮質骨が残存している場合にこの切り欠き切れ刃41で皮質骨を
穿孔することができる。
以上説明したように、本発明の骨抜去器は、MIS等の手術においても大腿骨頭等の骨
を容易に抜去できる骨抜去器として好適に用いることができる。
1;術野
2、3、4;開創鉤
5;大腿骨頭(骨)
6;骨頭頸部
7;骨切りライン
10;骨抜去器
11;ハンドル部
12;シャフト部
20;テーパースクリュー部
21;ねじ山部
22;頂面
30;ブレード刃部
31;板状体
32;第1切り刃
33;第1逃げ面
34;第1すくい面
35;連結面
36;第2切り刃
37;第2すくい面
38;第2逃げ面
39;頂点
40;切り欠き
41;切り欠き切れ刃
42;第1切り欠き面
43;第2切り欠き面

Claims (2)

  1. シャフト部と、当該シャフト部の基端側に配設されたハンドル部と、前記シャフト部の
    先端側に形成され先端側に向かって先細のテーパースクリュー部と、当該テーパースクリ
    ュー部の先端側に配設されたブレード刃部を備える骨抜去器であって、
    前記テーパースクリュー部は、当該テーパースクリュー部の軸である軸部の表面に螺旋
    状のねじ山部が形成され、
    前記ブレード刃部は、先端側が先細の板状体であって、少なくとも1つ以上の横方向端
    部に形成されたすくい面による切れ刃を有し、
    少なくとも1つの前記すくい面の基端側の面と、前記ねじ山部の先端側の頂面とが直接
    に、または、少なくとも1つの前記すくい面の基端側の延設面と、前記ねじ山部の先端側
    の頂面とが直接に、繋がっていることを特徴とする骨抜去器。
  2. 前記ねじ山部にセルフタップ用の切り欠きが軸方向に形成されていることを特徴とする
    請求項1に記載の骨抜去器。
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