JP7398345B2 - ディスクブレーキ及び遊星歯車減速機構 - Google Patents
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Description
まず、ブレーキペダル(図示略)の操作による通常の液圧ブレーキとしてのディスクブレーキ1の制動時における作用を説明する。
運転者によりブレーキペダルが踏み込まれると、ブレーキペダルの踏力に応じた液圧がマスタシリンダ等の液圧源から液圧回路(共に図示省略)を経て、キャリパ本体15のシリンダ部16(シリンダボア20)内の液圧室24に供給される。これにより、ピストン21がシール部材を弾性変形させながら非制動時の原位置から前進(図2の左方向に移動)して、インナブレーキパッド2をディスクロータDに押し付ける。そして、ピストン21によるインナブレーキパッド2への押圧力に対する反力により、キャリパ本体15がブラケット5に対してインナ側(図2における右方向)に移動して、各爪部17、17によってアウタブレーキパッド3をディスクロータDに押し付ける。その結果、ディスクロータDが一対のインナ及びアウタブレーキパッド2、3により挟みつけられて摩擦力が発生し、ひいては、車両の制動力が発生することになる。
まず、駐車ブレーキの解除状態からパーキングスイッチ61が操作されて駐車ブレーキを作動(アプライ)させる際に、電子制御ユニット60からの指令により、電動モータ53をアプライ方向に駆動させて、平歯多段減速機構54を介して遊星歯車減速機構55のサンギヤ82を回転させる。このサンギヤ82の回転により、各プラネタリギヤ83が自身の軸心を中心に自転しながらサンギヤ82の軸心を中心に公転することで、キャリア85が回転する。そして、キャリア85からの回転がスピンドル125に伝達される。
第1の態様は、車両の非回転部に固定され、ディスクロータ(D)の外周側を跨いで設けられる取付部材(5)と、該取付部材(5)に移動可能に設けられ、前記ディスクロータ(D)の軸方向における一方の面と対向して配置される第1の摩擦パッド(2)と、前記取付部材(5)に移動可能に設けられ、前記ディスクロータ(D)の軸方向における他方の面と対向して配置される第2の摩擦パッド(3)と、前記第1の摩擦パッド(2)を押圧するピストン(21)と、該ピストン(21)を前記ディスクロータ(D)の軸方向に移動可能に収容するキャリパ(4)と、該キャリパ(4)に設けられるハウジング(28)と、該ハウジング(28)に収容されるモータ(53)と、前記ハウジング(28)に収容され、前記モータ(53)からの回転を伝達する遊星歯車減速機構(55)と、該遊星歯車減速機構(55)からの回転力を前記ピストン(21)の推進力に変換するピストン推進機構(56)と、前記ハウジング(28)の開口を覆うように取り付けられるカバーハウジング(29)と、を備え、前記遊星歯車減速機構(55)は、前記モータ(53)からの回転が伝達される第1ギヤ(88)、及び該第1ギヤ(88)の軸心部から前記第1ギヤ(88)の軸方向に延出した第2ギヤ(93)を有するサンギヤ(82)と、前記第2ギヤ(93)と噛み合い、前記第2ギヤ(93)を囲むように配置される複数のプラネタリギヤ(83)と、前記複数のプラネタリギヤ(83)と噛み合い、前記複数のプラネタリギヤ(83)を囲むように配置されるインターナルギヤ(84)と、を備え、該インターナルギヤ(84)は、前記サンギヤ(82)を回転可能に支持する支持部(112)と、前記第1ギヤ(88)の軸方向において前記第1ギヤ(88)と所定距離離間して対向配置される平面部(111)と、前記第1ギヤ(88)の径方向からみて前記第1ギヤ(88)と重なるように配置される、前記サンギヤ(82)の回転に伴う反力を受ける反力受け部(114)と、を有する。
第3の態様は、第1の態様において、前記反力受け部(114)は、前記カバーハウジング(29)から反力を受ける。
第5の態様は、第4の態様において、前記反力受け部(114)は、前記第1ギヤ(88)の径方向からみて、前記平面部(111)から前記第1ギヤ(88)の軸方向の中心位置を超え、かつ前記第1ギヤ(88)の軸方向端部以下の位置まで延出して、前記第1ギヤ(88)と重なるように配置される。
第7の態様は、第6の態様において、前記回り止め部(113)は、前記インターナルギヤ(84)の周方向において等間隔で複数配置されている。
第9の態様は、第1の態様において、前記カバーハウジング(29)は、前記ハウジング(28)に対して振動溶着により固定されている。
第12の態様は、第11の態様において、前記反力受け部(114)は、前記第1ギヤ(88)の径方向からみて、前記平面部(111)から前記第1ギヤ(88)の軸方向の中心位置を超え、かつ前記第1ギヤ(88)の軸方向端部以下の位置まで延出して、前記第1ギヤ(88)と重なるように配置される。
Claims (12)
- 車両の非回転部に固定され、ディスクロータの外周側を跨いで設けられる取付部材と、
該取付部材に移動可能に設けられ、前記ディスクロータの軸方向における一方の面と対向して配置される第1の摩擦パッドと、
前記取付部材に移動可能に設けられ、前記ディスクロータの軸方向における他方の面と対向して配置される第2の摩擦パッドと、
前記第1の摩擦パッドを押圧するピストンと、
該ピストンを前記ディスクロータの軸方向に移動可能に収容するキャリパと、
該キャリパに設けられるハウジングと、
該ハウジングに収容されるモータと、
前記ハウジングに収容され、前記モータからの回転を伝達する遊星歯車減速機構と、
前記キャリパに設けられ、前記遊星歯車減速機構からの回転力を前記ピストンの推進力に変換するピストン推進機構と、
前記ハウジングの開口を覆うように取り付けられるカバーハウジングと、を備え、
前記遊星歯車減速機構は、
前記モータからの回転が伝達される第1ギヤ、及び該第1ギヤの軸心部から前記第1ギヤの軸方向に延出した第2ギヤを有するサンギヤと、
前記第2ギヤと噛み合い、前記第2ギヤを囲むように配置される複数のプラネタリギヤと、
前記複数のプラネタリギヤと噛み合い、前記複数のプラネタリギヤを囲むように配置されるインターナルギヤと、
前記各プラネタリギヤの公転運動が伝達されるキャリアと、を備え、
前記インターナルギヤは、
前記サンギヤを回転可能に支持する支持部と、
前記第1ギヤの軸方向において前記第1ギヤと所定距離離間して対向配置される平面部と、
前記第1ギヤの径方向からみて前記第1ギヤと重なるように配置される、前記サンギヤの回転に伴う反力を受けて、当該インターナルギヤを前記ハウジングに対して相対回転不能に支持する反力受け部と、を有し、
前記ピストン推進機構は、前記キャリアの回転が伝達されるスピンドルを有し、前記スピンドルからの回転力を前記ピストンの推進力に変換することを特徴とするディスクブレーキ。 - 請求項1に記載のディスクブレーキであって、
前記反力受け部は、前記ハウジングから反力を受けることを特徴とするディスクブレーキ。 - 請求項1に記載のディスクブレーキであって、
前記反力受け部は、前記カバーハウジングから反力を受けることを特徴とするディスクブレーキ。 - 請求項1に記載のディスクブレーキであって、
前記反力受け部は、前記第1ギヤの径方向からみて、前記平面部から前記第1ギヤの軸方向の中心位置を超える位置まで延出して、前記第1ギヤと重なるように配置されることを特徴とするディスクブレーキ。 - 請求項4に記載のディスクブレーキであって、
前記反力受け部は、前記第1ギヤの径方向からみて、前記平面部から前記第1ギヤの軸方向の中心位置を超え、かつ前記第1ギヤの軸方向端部以下の位置まで延出して、前記第1ギヤと重なるように配置されることを特徴とするディスクブレーキ。 - 請求項1に記載のディスクブレーキであって、
前記反力受け部は、前記インターナルギヤの、前記ハウジングまたは前記カバーハウジングに対する相対回転を規制する回り止め部に設けられていることを特徴とするディスクブレーキ。 - 請求項6に記載のディスクブレーキであって、
前記回り止め部は、前記インターナルギヤの周方向において等間隔で複数配置されていることを特徴とするディスクブレーキ。 - 請求項6に記載のディスクブレーキであって、
前記回り止め部は、前記ハウジングまたは前記カバーハウジングに対して、すきまばめにて係合されていることを特徴とするディスクブレーキ。 - 請求項1に記載のディスクブレーキであって、
前記カバーハウジングは、前記ハウジングに対して振動溶着により固定されていることを特徴とするディスクブレーキ。 - 駆動源からの回転が伝達される第1ギヤ、及び前記第1ギヤの軸心部から前記第1ギヤの軸方向に延出した第2ギヤを有するサンギヤと、
前記第2ギヤと噛み合い、前記第2ギヤを囲むように配置される複数のプラネタリギヤと、
前記複数のプラネタリギヤと噛み合い、前記複数のプラネタリギヤを囲むように配置されるインターナルギヤと、
前記各プラネタリギヤの公転運動が伝達されるキャリアと、
を備え、ハウジングに収容される遊星歯車減速機構であって、
前記インターナルギヤは、
前記サンギヤを回転可能に支持する支持部と、
前記第1ギヤの軸方向において前記第1ギヤと所定距離離間して対向配置される平面部と、
前記第1ギヤの径方向からみて前記第1ギヤと重なるように配置される、前記サンギヤの回転に伴う反力を受けて、当該インターナルギヤを前記ハウジングに対して相対回転不能に支持する反力受け部と、を有し、
前記駆動源からの回転が増力されつつ前記キャリアに伝達されて出力されることを特徴とする遊星歯車減速機構。 - 請求項10に記載の遊星歯車減速機構であって、
前記反力受け部は、前記第1ギヤの径方向からみて、前記平面部から前記第1ギヤの軸方向の中心位置を超える位置まで延出して、前記第1ギヤと重なるように配置されることを特徴とする遊星歯車減速機構。 - 請求項11に記載の遊星歯車減速機構であって、
前記反力受け部は、前記第1ギヤの径方向からみて、前記平面部から前記第1ギヤの軸方向の中心位置を超え、かつ前記第1ギヤの軸方向端部以下の位置まで延出して、前記第1ギヤと重なるように配置されることを特徴とする遊星歯車減速機構。
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