JP7398332B2 - ターボ圧縮機 - Google Patents

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Description

本開示は、ターボ圧縮機に関する。
特許文献1は、滑り軸受を備えたスピンドルモータを開示している。この滑り軸受は、ラジアル負荷を支持するラジアル支持面と、スラスト負荷を支持するスラスト支持面と、を有している。
特許第4929968号公報
本開示は、冷媒が潤滑剤として軸受隙間を過剰に流れることを防止するのに適した技術を提供する。
本開示は、
回転軸と、前記回転軸とともに回転する翼車と、を有する回転体と、
前記回転体のラジアル負荷を支持するラジアル支持面と、前記回転体のスラスト負荷を支持するスラスト支持面と、有する軸受と、
潤滑剤としての冷媒を前記軸受に導く潤滑剤供給路と、
を備え、
前記回転軸と前記軸受との間の軸受隙間では、前記潤滑剤供給路の出口が開口するとともに前記ラジアル支持面に面する第1部分と、前記ラジアル支持面に面し前記第1部分よりも前記回転軸の径方向の寸法が小さい第2部分と、前記スラスト支持面に面する第3部分と、がこの順に連通している、
ターボ圧縮機を提供する。
本開示に係る技術は、冷媒が潤滑剤として軸受隙間を過剰に流れることを防止するのに適している。
ターボ圧縮機の断面図 軸受の周辺の拡大断面図 軸受の周辺の隙間を示す拡大断面図 軸受の周辺の隙間を示す拡大断面図 軸受の周辺の隙間を示す拡大断面図 軸受の周辺の拡大断面図 軸受の周辺の隙間を示す拡大断面図 軸受の周辺の隙間を示す拡大断面図 溝を示す拡大断面図 溝を示す拡大断面図
(本開示の基礎となった知見)
本発明者らの検討によれば、冷媒が潤滑剤として軸受隙間を過剰に流れることを防止可能な技術には、採用の価値がある。
例えば、回転軸とともに翼車が回転する回転体が構成され、軸受に潤滑剤として液相冷媒が供給されるターボ圧縮機を考える。本発明者らの検討によると、このようなターボ圧縮機では、翼車が収容された空間に、液相冷媒が漏出しうる。この漏出は、動力損失を生じさせうる。具体的には、翼車におけるブレード間に液相冷媒が存在すると、翼車の高速回転によって液相冷媒が攪拌され、大きな動力損失が発生しうる。また、翼車が収容された空間は、ブレードとは反対側の背面空間を含んでいる。背面空間に存在する液相冷媒も、動力損失を生じさせうる。
係る検討を踏まえ、本開示は、冷媒が潤滑剤として軸受隙間を過剰に流れることを防止するのに適した技術を提供する。
(本開示に係る一態様の概要)
本開示の第1態様に係るターボ圧縮機は、
回転軸と、前記回転軸とともに回転する翼車と、を有する回転体と、
前記回転体のラジアル負荷を支持するラジアル支持面と、前記回転体のスラスト負荷を支持するスラスト支持面と、有する軸受と、
潤滑剤としての冷媒を前記軸受に導く潤滑剤供給路と、
を備え、
前記回転軸と前記軸受との間の軸受隙間では、前記潤滑剤供給路の出口が開口するとともに前記ラジアル支持面に面する第1部分と、前記ラジアル支持面に面し前記第1部分よりも前記回転軸の径方向の寸法が小さい第2部分と、前記スラスト支持面に面する第3部分と、がこの順に連通している。
第1態様に係る技術は、冷媒が潤滑剤として軸受隙間を過剰に流れることを防止するのに適している。
本開示の第2態様において、例えば、第1態様に係るターボ圧縮機では、
前記軸受及び前記回転軸の少なくとも一方は、前記軸受隙間に向かって前記径方向に突出し前記第2部分を規定するラジアル絞りを有していてもよい。
第2態様のラジアル絞りによれば、径方向に関して第2部分を第1部分よりも小さくできる。
本開示の第3態様において、例えば、第1又は第2態様に係るターボ圧縮機では、
前記軸受隙間では、前記第1部分と、前記第2部分と、前記第3部分と、前記スラスト支持面に面し前記第3部分よりも前記回転軸の軸方向の寸法が小さい第4部分と、がこの順に連通していてもよい。
第3態様のように軸方向に関して第3部分を第4部分よりも大きくすることにより、回転軸の必要動力を減少させることができる。
本開示の第4態様において、例えば、第3態様に係るターボ圧縮機では、
前記軸受及び前記回転軸の少なくとも一方は、前記軸受隙間に向かって前記軸方向に突出し前記第4部分を規定するスラスト絞りを有していてもよい。
第4態様のスラスト絞りによれば、軸方向に関して第3部分を第4部分よりも大きくできる。
本開示の第5態様において、例えば、第3又は第4態様に係るターボ圧縮機では、
前記第3部分の前記軸方向の寸法は、前記第2部分の前記径方向の寸法よりも大きくてもよい。
第5態様は、軸受隙間を過剰な冷媒が流れることを防止しつつ、軸受隙間におけるスラスト支持面に面する部分を大きくとるのに適している。
本開示の第6態様において、例えば、第3から第5態様のいずれか1つに係るターボ圧縮機では、
前記回転軸の中心軸から前記スラスト支持面の前記径方向に関する内周端までの距離と前記回転軸の中心軸から前記スラスト支持面の前記径方向に関する外周端までの距離との合計の半分をスラスト平均半径と定義し、
前記回転軸の中心軸から前記第2部分の前記径方向に関する内周端までの距離と前記回転軸の中心軸から前記第2部分の前記径方向に関する外周端までの距離との合計の半分を基準平均半径と定義したとき、
前記第3部分の前記軸方向の寸法に前記スラスト平均半径を乗じた値は、前記第2部分の前記径方向の寸法に前記基準平均半径を乗じた値よりも大きくてもよい。
第6態様は、軸受隙間を過剰な冷媒が流れることを防止しつつ、軸受隙間におけるスラスト支持面に面する部分を大きくとるのに適している。
本開示の第7態様において、例えば、第1から第6態様のいずれか1つに係るターボ圧縮機では、
前記回転軸は、前記スラスト支持面に向かい合うスラスト軸面を有していてもよく、
前記スラスト支持面及び前記スラスト軸面の少なくとも一方に、前記径方向の内側から外側に向かって放射状に延びる複数の溝が設けられていてもよい。
第7態様の溝によれば、軸受損失を減少させることができる。
本開示の第8態様において、例えば、第1から第7態様のいずれか1つに係るターボ圧縮機は、
前記翼車が収容された翼車空間と、
排出スペースと、
前記回転軸に面する軸回り隙間と、をさらに備えていてもよく、
前記潤滑剤供給路から前記第1部分に液相状態にある前記冷媒が供給されてもよく、
前記第1部分と、前記第2部分と、前記第3部分と、前記排出スペースと、前記ターボ圧縮機の外部と、がこの順に連通していてもよく、
前記排出スペースと、前記軸回り隙間と、前記翼車空間と、がこの順に連通していてもよい。
第8態様は、翼車空間への液相状態にある冷媒の漏出を抑制するのに適している。
本開示の第9態様において、例えば、第1から第8態様のいずれか1つに係るターボ圧縮機は、
前記潤滑剤供給路は、前記回転軸の内部に設けられていてもよく、
前記潤滑剤供給路は、軸方向流路と、少なくとも1つの遠心加圧流路と、を有していてもよく、
前記軸方向流路は、前記回転軸の軸方向に延びていてもよく、
前記遠心加圧流路は、前記軸方向流路から延びていてもよく、前記第1部分に開口していてもよい。
第9態様によれば、冷媒を潤滑剤として軸受に良好に供給できる。
以下、図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、又は、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が必要以上に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面及び以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
以下では、液相状態にある冷媒を、液相冷媒と称することがある。冷媒は、作動流体とも称されうる。
(実施の形態1)
以下、図1から図4Bを用いて、実施の形態1を説明する。
[1-1.構成]
[1-1-1.ターボ圧縮機の構成]
図1は、実施の形態1におけるターボ圧縮機100の断面図である。ターボ圧縮機100は、冷媒を圧縮する。ターボ圧縮機100は、回転軸1と、翼車2と、モータ回転子3と、を備えている。回転軸1に、翼車2と、モータ回転子3と、が固定されている。回転軸1と、翼車2と、モータ回転子3とにより、一体となって回転する回転体18が構成されている。
翼車2は、翼車空間8に収容されている。翼車2は、例えば、遠心型、斜流型又は軸流型等の速度型の流体機械を構成する翼車である。
図1の例では、ターボ圧縮機100を用いた冷凍サイクル装置101が構成されている。冷凍サイクル装置101は、蒸発器80と、吸入空間9と、ターボ圧縮機100と、凝縮器90と、を備えている。冷凍サイクル装置101では、冷媒が流れる。冷媒は、例えば水である。
以下、軸方向51、径方向52及び周方向53という用語を用いることがある。軸方向51は、回転軸1の中心軸Oが延びる方向である。径方向52は、軸方向51に垂直な方向である。周方向53は、中心軸Oを中心に回転する方向である。
ターボ圧縮機100は、軸受4を備えている。軸方向51に沿って、翼車2と、軸受4と、モータ回転子3とが、この順に配置されている。
軸受4は、回転軸1を支持する。本実施の形態では、軸受4は、滑り軸受である。
図2Aは、本実施の形態における軸受4の周辺の拡大断面図である。図2Bは、軸受4の周辺の隙間を示す拡大断面図である。
軸受4は、ラジアル支持面41aと、スラスト支持面41bと、を有している。ラジアル支持面41a及びスラスト支持面41bは、軸受4の軸受滑り面として機能する。ラジアル支持面41aは、回転体18のラジアル負荷を支持する。スラスト支持面41bは、回転体18のスラスト負荷を支持する。回転軸1と軸受4の間に、軸受隙間14が設けられている。
本実施の形態では、ラジアル支持面41aには、環状溝42が設けられている。環状溝42は、途切れることなく周方向53に延びることによって、回転軸1をぐるりと取り囲んでいる。環状溝42によれば、回転軸1の周囲の流路における冷媒の圧力分布を周方向53について均一にすることができる。
本実施の形態では、ラジアル支持面41aは、中心軸Oからの距離が等しい円筒面を含んでいる。スラスト支持面41bは、中心軸Oに垂直な円板面を含んでいる。この文脈において、円板面は、その中央に穴が開いた面を包含する概念である。
本実施の形態では、軸受4の軸方向51に関する一方の端面が、翼車2に向かって面している。軸受4の軸方向51に関する他方の端面が、スラスト支持面41bを構成している。
回転軸1は、ラジアル軸面43aと、スラスト軸面43bと、を有している。ラジアル軸面43a及びスラスト軸面43bは、回転軸1の軸滑り面として機能する。
本実施の形態では、ラジアル軸面43aは、回転軸1の外周面である。回転軸1は、膨出部1sを有している。膨出部1sに、スラスト軸面43bが設けられている。また、膨出部1sに、モータ回転子3が固定されている。
なお、図2Aでは、作図の便宜上、膨出部1sの軸方向51の寸法を図1に比べて小さく描いている。この点は、図2Bから図3Cについても同様である。
ラジアル支持面41aとラジアル軸面43aとは、径方向52に向かい合っている。スラスト支持面41bとスラスト軸面43bとは、軸方向51に向かい合っている。ラジアル支持面41aとラジアル軸面43aとの間に液相冷媒が介在しかつスラスト支持面41bとスラスト軸面43bとの間に液相冷媒が介在した状態で、軸受4は回転軸1を支持する。
回転軸1は、その内部に潤滑剤供給路7を有している。潤滑剤供給路7は、軸方向流路71と、少なくとも1つの遠心加圧流路72と、を含んでいる。軸方向流路71は、軸方向51に沿って延びている。具体的には、軸方向流路71は、中心軸Oに沿って延びている。遠心加圧流路72は、回転軸1の径方向52の内側から外側に向かって延びている。遠心加圧流路72は、軸方向流路71と、軸受隙間14と、を連通させている。
遠心加圧流路72は、軸方向流路71からラジアル軸面43aすなわち回転軸1の外周面に向かって延びている。遠心加圧流路72の出口72oは、軸受4のラジアル支持面41aに面している。具体的には、出口72oは、環状溝42に面している。
本実施の形態では、複数の遠心加圧流路72が、軸方向流路71から放射状に延びている。そして、それらの遠心加圧流路72の各々が、1つの環状溝42に向かって開口している。
本実施の形態では、遠心加圧流路72は、軸方向流路71から径方向52に直線状に延びている。ただし、遠心加圧流路72は、非直線状に延びていてもよい。一変形例に係る遠心加圧流路72は、軸方向流路71からスパイラル状に延びるという態様で、軸方向流路71から離れていく。
上述のように、回転軸1と軸受4の間に、軸受隙間14が設けられている。軸受隙間14は、ラジアル隙間14aと、スラスト隙間14bと、を有している。
ラジアル隙間14aは、ラジアル支持面41aとラジアル軸面43aとの間に設けられている。ラジアル隙間14aに、遠心加圧流路72の出口72оが面している。ラジアル隙間14aは、軸方向51に拡がっている。
スラスト隙間14bは、スラスト支持面41bとスラスト軸面43bとの間に設けられている。スラスト隙間14bは、ラジアル隙間14aに連通している。スラスト隙間14bは、径方向52の内側から外側に向かって拡がっている。
軸受4の端面に、第1排出空間5が隣接している。第1排出空間5に、ラジアル隙間14aが接続されている。第1排出空間5の内部に、液相冷媒が貯留される。
第1排出空間5に貯留される冷媒の温度は、例えば、15℃である。第1排出空間5に貯留された液相冷媒は、第1排出経路12を通って凝縮器90に導かれる。
回転軸1の膨出部1sに、第2排出空間6が隣接している。第2排出空間6に、スラスト隙間14bが接続されている。第2排出空間6の内部に、液相冷媒が貯留される。
第2排出空間6と第1排出空間5とは、第2排出経路13によって連通している。第2排出空間6に貯留された液相冷媒は、第2排出経路13を通って第1排出空間5に導かれる。
以下では、排出スペース15という用語を用いることがある。排出スペース15は、スラスト隙間14bからターボ圧縮機100の外部へと液相冷媒を導く。図示の例では、排出スペース15は、第1排出空間5と、第2排出空間6と、第1排出経路12と、第2排出経路13と、を含んでいる。
回転軸1に面する位置に、軸回り隙間16が設けられている。具体的には、軸回り隙間16は、回転軸1の周囲、かつ、軸方向51に関して排出スペース15と翼車空間8との間の位置に設けられている。軸回り隙間16により、回転軸1の回転が可能になっている。また、軸回り隙間16は、排出スペース15と翼車空間8とを連通させている。図示の例では、軸回り隙間16は、第1排出空間5と翼車空間8とを連通させている。
潤滑剤供給路7と、ラジアル隙間14aと、スラスト隙間14bと、排出スペース15と、ターボ圧縮機100の外部と、がこの順に連通している。潤滑剤供給路7と、ラジアル隙間14aと、スラスト隙間14bと、排出スペース15と、ターボ圧縮機100の外部と、をこの順に液相冷媒が流れる。また、排出スペース15と、軸回り隙間16と、翼車空間8とは、この順に連通している。
ラジアル隙間14aは、第1部分p1と、第2部分p2と、を有している。スラスト隙間14bは、第3部分p3と、第4部分p4と、を有している。第1部分p1には、遠心加圧流路72の出口72оが開口している。遠心加圧流路72と、第1部分p1と、第2部分p2と、第3部分p3と、第4部分p4とは、この順に連通している。
ここで、第1部分p1の径方向52に関する寸法を、W1と定義する。第2部分p2の径方向52に関する寸法を、W2と定義する。第3部分p3の軸方向51に関する寸法を、W3と定義する。第4部分p4の軸方向51に関する寸法を、W4と定義する。このとき、本実施の形態では、W2<W1である。W3>W4である。W3>W2である。
冷凍サイクル装置101は、ポンプ70を備えている。ポンプ70は、例えば給水ポンプである。
[1-2.動作]
以上のように構成された冷凍サイクル装置101について、以下、その動作を説明する。
図1に示すように、冷媒は、蒸発器80において、貯留され、蒸発する。次に、冷媒は、吸入空間9に移動する。次に、冷媒は、翼車2に吸い込まれ、圧縮される。次に、冷媒は、凝縮器90へ吐出され、凝縮する。次に、凝縮して液相となった冷媒は、蒸発器80に戻る。冷凍サイクル装置101では、このように冷媒が循環する。
ポンプ70は、凝縮器90の液相から吸入した液相冷媒を、例えば1気圧まで加圧する。加圧された冷媒は、ターボ圧縮機100に供給される。ターボ圧縮機100では、加圧された冷媒は、回転軸1の内部に位置する潤滑剤供給路7を通じて軸受4に供給される。
具体的には、ターボ圧縮機100では、図2A及び図2Bに示すように、ポンプ70からの液相冷媒は、軸方向流路71を流れる。次に、液相冷媒は、遠心加圧流路72へ入る。遠心加圧流路72において、液相冷媒は、回転軸1の回転による遠心作用により加速及び加圧される。このように加速及び加圧された冷媒は、軸受4に、具体的には環状溝42に供給される。こうして、液相冷媒は、ラジアル隙間14aに流入する。
ラジアル隙間14aに供給された液相冷媒の一部は、第1排出空間5に直接的に流入する。ラジアル隙間14aに供給された液相冷媒の別の一部は、スラスト隙間14b、第2排出空間6及び第2排出経路13をこの順に介して、第1排出空間5に流入する。
第1排出空間5に流入した液相冷媒は、第1排出経路12を通じて凝縮器90に排出される。
本実施の形態では、翼車2によって回転体18のスラスト負荷が生じる。スラスト負荷に応じて、回転軸1が軸方向51に移動し、スラスト隙間14bの軸方向51の寸法が変化する。具体的には、スラスト負荷は、図1から2Bにおいて、図示左向きに発生する。スラスト負荷が小さくなると、回転軸1は図示右方向に移動し、スラスト隙間14bの軸方向51に関する寸法は大きくなる。反対に、スラスト負荷が大きくなると、回転軸1は図示左方向に移動し、スラスト隙間14bの軸方向51に関する寸法は小さくなる。
[1-3.効果等]
以上のように、本実施の形態において、ターボ圧縮機100は、回転体18と、軸受4と、潤滑剤供給路7と、を備えている。回転体18は、回転軸1と、翼車2と、を有している。翼車2は、回転軸1とともに回転する。軸受4は、ラジアル支持面41aと、スラスト支持面41bと、を有している。ラジアル支持面41aは、回転体18のラジアル負荷を支持する。スラスト支持面41bは、回転体18のスラスト負荷を支持する。潤滑剤供給路7は、潤滑剤としての冷媒を軸受4に導く。回転軸1と軸受4との間の軸受隙間14では、第1部分p1と、第2部分p2と、第3部分p3と、がこの順に連通している。第1部分p1に、潤滑剤供給路7の出口72оが開口している。第1部分p1は、ラジアル支持面41aに面している。第2部分p2は、ラジアル支持面41aに面している。回転軸1の径方向52に関する第2部分p2の寸法W2は、径方向52に関する第1部分p1の寸法W1よりも小さい。第3部分p3は、スラスト支持面41bに面している。W2<W1であることは、冷媒が潤滑剤として軸受隙間14を過剰に流れることを防止するのに適している。
W2<W1である利点について、さらに説明する。上述のとおり、翼車2により、回転体18のスラスト負荷が生じる。スラスト負荷が小さくなると、回転体18は図示右方向に移動し、スラスト隙間14bの軸方向51に関する寸法は大きくなる。この寸法が大きくなると、過剰な冷媒が軸受隙間14を流れるとも思われる。しかし、本実施の形態のようにW2<W1であれば、ラジアル隙間14aにおける冷媒の流量は、第2部分p2において制限されうる。しかも、スラスト隙間14bの軸方向51に関する寸法とは異なり、寸法W2は、スラスト負荷が変化しても、実質的に一定に維持されうる。そのため、第2部分p2により冷媒の流量は、適正レベルに制限されうる。従って、W2<W1であることにより、過剰な冷媒が軸受隙間14を流れることが防止されうる。
本実施の形態において、ターボ圧縮機100は、翼車空間8と、排出スペース15と、軸回り隙間16と、を備えている。翼車空間8には、翼車2が収容されている。軸回り隙間16は、回転軸1に面している。潤滑剤供給路7から第1部分p1に、液相状態にある冷媒が供給される。第1部分p1と、第2部分p2と、第3部分p3と、排出スペース15と、ターボ圧縮機100の外部と、がこの順に連通している。排出スペース15と、軸回り隙間16と、翼車空間8と、がこの順に連通している。この構成においては、W2<W1であることにより、翼車空間8への液相冷媒の漏出が抑制されるという効果が得られる。
以下、翼車空間8への液相冷媒の漏出が抑制されるという効果について、さらに説明する。上述のとおり、スラスト負荷が小さくなると、スラスト隙間14bの軸方向51に関する寸法は大きくなる。この場合、スラスト隙間14bを流れ排出スペース15に供給される液相冷媒の流量が増加し、排出スペース15からターボ圧縮機100の外部へと液相冷媒を排出しきれず、排出スペース15から軸回り隙間16を介して翼車空間8に液相冷媒が漏出し易くなるとも思われる。しかし、上述のように、W2<W1であれば、過剰な冷媒が軸受隙間14を流れることが防止されうる。このため、排出スペース15から軸回り隙間16を介して翼車空間8に液相冷媒が漏出し難い。そのため、動力損失を抑制でき、回転軸1の必要動力が増加し難い。
なお、スピンドルモータは翼車を有さないため、スピンドルモータでは翼車空間への潤滑剤の漏出は生じえない。スピンドルモータでは、軸受から排出される潤滑剤の量を積極的に抑えるべき他の理由も考え難い。このため、スピンドルモータでは、潤滑剤の流量を抑えようという動機は生じ難い。
軸回り隙間16に、シールリング等のシール部を設けてもよい。現実には、シール部のみでは排出スペース15から軸回り隙間16を介して翼車空間8に液相冷媒が漏出することを完全には防止できないことはありうる。このため、シール部を設けた場合であっても、W2<W1による漏出抑制作用は有用でありうる。
図2A及び図2Bの例では、第1部分p1は、環状溝42を含んでいる。このため、環状溝42が、寸法W1を寸法W2よりも大きくすることに貢献している。ただし、図2Cに示すように、環状溝42がなくても、W2<W1の関係を満たすことはできる。
軸受隙間14のうちラジアル支持面41aに面する部分は、ラジアル隙間14aに対応しうる。軸受隙間14のうちスラスト支持面41bに面する部分は、スラスト隙間14bに対応しうる。
本実施の形態において、ラジアル隙間14aの径方向52に関する寸法は、第2部分p2において極小値をとる。また、軸方向51に垂直な断面におけるラジアル隙間14aの断面積は、第2部分p2において極小値をとる。
本実施の形態において、第2部分p2は、軸方向51に関し、第1部分p1とスラスト隙間14bとの間に位置している。具体的には、第2部分p2は、軸方向51に関し、第1部分p1と第3部分p3との間に位置している。
本実施の形態において、軸受4及び回転軸1の少なくとも一方は、ラジアル絞り81を有している。ラジアル絞り81は、軸受隙間14に向かって径方向52に突出している。ラジアル絞り81は、第2部分p2を規定している。
本実施の形態において、具体的には、ラジアル絞り81は、ラジアル隙間14aに向かって径方向52に突出している。
本実施の形態において、ラジアル絞り81は、周方向53に延びる環状形状を呈している。
図2Aから図2Cの例では、ラジアル絞り81は、軸受4に設けられている。ただし、図2Dに示すように、ラジアル絞り81は回転軸1に設けられていてもよい。
本実施の形態において、ラジアル絞り81は、ラジアル起立面81hを有している。ラジアル起立面81hは、第1部分p1に向かって面している。ラジアル起立面81hは、径方向52に拡がっている。ラジアル起立面81hは、ラジアル隙間14aにおいて冷媒の流れを堰き止めるのに適している。このことは、過剰な冷媒が軸受隙間14を流れることを防止するのに寄与しうる。
図3Aは、変形例の軸受4の周辺の拡大断面図である。図3Bは、変形例の軸受4の周辺の隙間を示す拡大断面図である。
図3A及び図3Bに示す例では、軸受隙間14では、第1部分p1と、第2部分p2と、第3部分p3と、第4部分p4とが、この順に連通している。第4部分p4は、スラスト支持面41bに面している。回転軸1の軸方向51に関する第4部分p4の寸法W4は、軸方向51に関する第3部分p3の寸法W3よりも小さい。つまり、W3>W4である。W3>W4であることは、回転軸1の必要動力を減少させる観点から有利である。
W3>W4である利点について、さらに説明する。W3>W4であれば、スラスト隙間14bにおける第4部分p4よりも第3部分p3側に広い領域を確保でき、その広い領域を第2部分p2経由の高圧の冷媒で満たすことができる。これにより、スラスト隙間14bにおける静圧効果により負荷容量が増加する。そのため、同じ負荷容量で比較すると、スラスト隙間14bの小径化ひいては軸受4の小型化が可能である。さらに、第4部分p4の寄与により、スラスト隙間14bにおける冷媒の流量を抑制できる。そのため、スラスト負荷容量の要求が大きい場合でも、軸受4のスラスト支持面41bの軸受損失を減少させ、回転軸1の必要動力を減少させることができる。
本実施の形態において、スラスト隙間14bの軸方向51に関する寸法は、第4部分p4において極小値をとる。
本実施の形態において、第4部分p4は、第3部分p3よりも径方向52の外側に位置している。
図3A及び図3Bに示す例では、軸受4及び回転軸1の少なくとも一方は、スラスト絞り82を有している。スラスト絞り82は、軸受隙間14に向かって軸方向51に突出している。スラスト絞り82は、第4部分p4を規定している。
図3A及び図3Bに示す例では、具体的には、スラスト絞り82は、スラスト隙間14bに向かって軸方向51に突出している。
図3A及び図3Bに示す例では、スラスト絞り82は、周方向53に延びる環状形状を呈している。
図3A及び図3Bの例では、スラスト絞り82は、軸受4に設けられている。ただし、図3Cに示すように、スラスト絞り82は回転軸1に設けられていてもよい。具体的には、図3Cの例では、スラスト絞り82は、膨出部1sに設けられている。
図3Aから図3Cの例では、スラスト絞り82は、スラスト起立面82hを有している。スラスト起立面82hは、第3部分p3に向かって面している。スラスト起立面82hは、軸方向51に拡がっている。スラスト起立面82hは、スラスト隙間14bにおいて冷媒の流れを堰き止めるのに適している。このことは、スラスト隙間14bにおける第4部分p4よりも第3部分p3側の領域において高圧の冷媒を保持するのに寄与しうる。
図3Aから図3Cの例では、軸方向51に関する第3部分p3の寸法W3は、軸方向51に関する第2部分p2の寸法W2よりも大きい。W3>W2であることは、小さいW2に基づき軸受隙間14を過剰な冷媒が流れることを防止しつつ、大きいW3に基づきスラスト隙間14bを大きくとるのに適している。
ここで、回転軸1の中心軸Oからスラスト支持面41bの径方向52に関する内周端までの距離と回転軸1の中心軸Oからスラスト支持面41bの径方向52に関する外周端までの距離との合計の半分を、スラスト平均半径Rsと定義する。回転軸1の中心軸Oから第2部分p2の径方向52に関する内周端までの距離と回転軸1の中心軸Oから第2部分p2の径方向52に関する外周端までの距離との合計の半分を、基準平均半径Rrと定義する。このとき、図3Aから図3Cの例では、第3部分p3の軸方向51の寸法W3にスラスト平均半径Rsを乗じた値W3×Rsは、第2部分p2の径方向52の寸法W2に基準平均半径Rrを乗じた値W2×Rrよりも大きい。このことは、軸受隙間14を過剰な冷媒が流れることを防止しつつ、スラスト隙間14bを大きくとるのに適している。
具体的には、図3Aから図3Cの例では、スラスト支持面41bの径方向52に関する外周端は、第4部分p4に面している。第3部分p3は、回転軸1の中心軸Oからスラスト平均半径Rsの距離の位置においてスラスト支持面41bに面している。
変形例では、スラスト支持面41b及びスラスト軸面43bの少なくとも一方に、複数の溝が設けられている。図4A及び図4Bは、溝を示す拡大断面図である。
具体的に、図4A及び図4Bに示す例では、回転軸1は、スラスト支持面41bに向かい合うスラスト軸面43bを有している。スラスト支持面41b及びスラスト軸面43bの少なくとも一方に、複数の溝85が設けられている。複数の溝85は、径方向52の内側から外側に向かって放射状に延びている。溝85によれば、軸受損失を減少させることができる。
溝85を設けることによる利点について、さらに説明する。複数の溝85により、面41b及び43bの少なくとも一方において、周方向53に段差を設けることができる。段差が設けられていると、面41b及び43bが互いに接近した部分が断続的に形成される。換言すると、スラスト隙間14bに、狭窄部が断続的に形成される。冷媒が周方向53に沿って狭窄部を断続的に通ることによって圧力の高まりが断続的に現れる。このようにして、動圧作用に基づいたくさび効果が得られる。これにより、スラスト負荷容量の要求が大きい場合でも、軸受損失を減少させ、回転軸1の必要動力を減少させることができる。
図4Aに示す例では、複数の溝85は、径方向52の内側から外側に向かって延びる略矩形形状を呈している。一方、図4Bに示す例では、複数の溝85は、径方向52の内側から外側に向かって延びるスパイラル形状を呈している。
本実施の形態において、潤滑剤供給路7は、回転軸1の内部に設けられている。潤滑剤供給路7は、軸方向流路71と、少なくとも1つの遠心加圧流路72と、を有している。軸方向流路71は、回転軸1の軸方向51に延びている。遠心加圧流路72は、軸方向流路71から延びている。遠心加圧流路72は、第1部分p1に開口している。このような構成によれば、冷媒を潤滑剤として軸受4に良好に供給できる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略等を行った実施の形態にも適用できる。また、上記実施の形態1で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
例えば、ターボ圧縮機100において、図2Bのラジアル絞り81と図2Dのラジアル絞り81の両方が設けられていてもよい。ターボ圧縮機100において、図3Bのスラスト絞り82と図3Cのスラスト絞り82の両方が設けられていてもよい。ターボ圧縮機100において、図2Dのラジアル絞り81と図3B及び/又は図3Cのスラスト絞り82の両方が設けられていてもよい。
本開示は、滑り軸受を備えた冷凍機用ターボ圧縮機に適用可能である。具体的には、水冷媒ターボ冷凍機、HFO-134aターボ冷凍機、HFO1233zdターボ冷凍機等に、本開示は適用可能である。
1 回転軸
1s 膨出部
2 翼車
3 モータ回転子
4 軸受
5 第1排出空間
6 第2排出空間
7 供給流路
8 翼車空間
9 吸入空間
10 第1流路
11 第2流路
12 第1排出経路
13 第2排出経路
14 軸受隙間
14a ラジアル隙間
14b スラスト隙間
15 排出スペース
16 軸回り隙間
18 回転体
41a ラジアル支持面
41b スラスト支持面
42 環状溝
43a ラジアル軸面
43b スラスト軸面
51 軸方向
52 径方向
53 周方向
70 ポンプ
71 軸方向流路
72 遠心加圧流路
72о 出口
80 蒸発器
81 ラジアル絞り
81h ラジアル起立面
82 スラスト絞り
82h スラスト起立面
85 溝
90 凝縮器
100 ターボ圧縮機
101 冷凍サイクル装置
O 中心軸
p1 第1部分
p2 第2部分
p3 第3部分
p4 第4部分

Claims (9)

  1. 回転軸と、前記回転軸とともに回転する翼車と、を有する回転体と、
    前記回転体のラジアル負荷を支持するラジアル支持面と、前記回転体のスラスト負荷を支持するスラスト支持面と、有する軸受と、
    潤滑剤としての冷媒を前記軸受に導く潤滑剤供給路と、
    を備え、
    前記回転軸と前記軸受との間の軸受隙間では、前記潤滑剤供給路の出口が開口するとともに前記ラジアル支持面に面する第1部分と、前記ラジアル支持面に面し前記第1部分よりも前記回転軸の径方向の寸法が小さい第2部分と、前記スラスト支持面に面する第3部分と、がこの順に連通している、
    ターボ圧縮機。
  2. 前記軸受及び前記回転軸の少なくとも一方は、前記軸受隙間に向かって前記径方向に突出し前記第2部分を規定するラジアル絞りを有する、
    請求項1に記載のターボ圧縮機。
  3. 前記軸受隙間では、前記第1部分と、前記第2部分と、前記第3部分と、前記スラスト支持面に面し前記第3部分よりも前記回転軸の軸方向の寸法が小さい第4部分と、がこの順に連通している、
    請求項1又は2に記載のターボ圧縮機。
  4. 前記軸受及び前記回転軸の少なくとも一方は、前記軸受隙間に向かって前記軸方向に突出し前記第4部分を規定するスラスト絞りを有する、
    請求項3に記載のターボ圧縮機。
  5. 前記第3部分の前記軸方向の寸法は、前記第2部分の前記径方向の寸法よりも大きい、
    請求項3又は4に記載のターボ圧縮機。
  6. 前記回転軸の中心軸から前記スラスト支持面の前記径方向に関する内周端までの距離と前記回転軸の中心軸から前記スラスト支持面の前記径方向に関する外周端までの距離との合計の半分をスラスト平均半径と定義し、
    前記回転軸の中心軸から前記第2部分の前記径方向に関する内周端までの距離と前記回転軸の中心軸から前記第2部分の前記径方向に関する外周端までの距離との合計の半分を基準平均半径と定義したとき、
    前記第3部分の前記軸方向の寸法に前記スラスト平均半径を乗じた値は、前記第2部分の前記径方向の寸法に前記基準平均半径を乗じた値よりも大きい、
    請求項3から5のいずれか一項に記載のターボ圧縮機。
  7. 前記回転軸は、前記スラスト支持面に向かい合うスラスト軸面を有し、
    前記スラスト支持面及び前記スラスト軸面の少なくとも一方に、前記径方向の内側から外側に向かって放射状に延びる複数の溝が設けられている、
    請求項1から6のいずれか一項に記載のターボ圧縮機。
  8. 前記翼車が収容された翼車空間と、
    排出スペースと、
    前記回転軸に面する軸回り隙間と、をさらに備え、
    前記潤滑剤供給路から前記第1部分に液相状態にある前記冷媒が供給され、
    前記第1部分と、前記第2部分と、前記第3部分と、前記排出スペースと、前記ターボ圧縮機の外部と、がこの順に連通し、
    前記排出スペースと、前記軸回り隙間と、前記翼車空間と、がこの順に連通している、
    請求項1から7のいずれか一項に記載のターボ圧縮機。
  9. 前記潤滑剤供給路は、前記回転軸の内部に設けられており、
    前記潤滑剤供給路は、軸方向流路と、少なくとも1つの遠心加圧流路と、を有し、
    前記軸方向流路は、前記回転軸の軸方向に延びており、
    前記遠心加圧流路は、前記軸方向流路から延びており、前記第1部分に開口している、
    請求項1から8のいずれか一項に記載のターボ圧縮機。
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