JP7396313B2 - 電子機器及び電子楽器 - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器及び電子楽器に関する。
従来から、回転軸を備える電子部品の取付部に回転ノブを取り付けて、機器の設定の調整等を行うことができる電子機器が開示されている。特許文献1には、パネルの孔部に電子部品としてのロータリエンコーダが配置され、このロータリエンコーダの回転軸の取付部が挿入されるノブ部材(つまみ、回転ノブ)の円筒軸部の端部に係合用爪とガイド片が設けられている構成が開示されている。この構成によれば、係合用爪によってノブ部材のパネルからの脱落や、回転軸に対して直交する方向の外圧による破損が低減される。
特開2000-100269号公報
このような電子部品は、その製造上の理由により、当初から回転軸が僅かに傾斜していることがある。このように、僅かに傾斜した回転軸を備える電子部品を、電子機器のパネルに取り付けると、ノブ部材がパネルに対して傾斜して取り付けられる。ノブ部材が静止している場合には、ノブ部材がパネルに対して僅かに傾斜していても目立たないことがある。しかしながら、例えばノブ部材を連続的に回転するような場合には、ノブ部材が歪んで回転するように見えてしまうことがある。
本発明は、傾斜する回転軸に回転ノブを取り付けても見栄えの良い電子機器及び電子鍵盤楽器を提供することを目的とする。
本発明の一実施例である電子機器は、パネル内に設けられ、前記パネルの垂線に対して回転ノブが連続回転可能な程度に僅かに傾斜する軸心を有するロータリエンコーダの回転軸と、前記パネルに設けられ、前記回転軸に取り付けられた回転ノブと、を有し、前記回転ノブの天板部において、前記回転軸の前記軸心の傾斜する方向とは反対側に、回転操作のために操作者が身体の一部を接するよう指し示す指標が設けられている
本発明の一実施例である電子楽器は、パネル内に設けられ、前記パネルの垂線に対して回転ノブが連続回転可能な程度に僅かに傾斜する軸心を有するロータリエンコーダの回転軸と、前記パネルに設けられ、前記回転軸に取り付けられた回転ノブと、前記回転ノブの回転操作に応じた楽音を発音するスピーカと、を有し、前記回転ノブの天板部において、前記回転軸の前記軸心の傾斜する方向とは反対側に、回転操作のために操作者が身体の一部を接するよう指し示す指標が設けられている、
電子楽器。
本発明によれば、傾斜する回転軸に回転ノブを取り付けても見栄えの良い電子機器及び電子鍵盤楽器を提供することができる。
本発明の実施形態に係る電子機器としての電子楽器である電子鍵盤楽器の斜視図である。 本発明の実施形態に係る電子鍵盤楽器の回転ノブ周辺を拡大して示す平面図である。 本発明の実施形態に係る電子鍵盤楽器の図2のIII-III断面図である。 本発明の実施形態に係る電子鍵盤楽器の図2のIV-IV断面図である。 本発明の実施形態に係る電子鍵盤楽器の回転ノブを省略して示す回転ノブ配置部の斜視図である。 本発明の実施形態に係る電子鍵盤楽器のロータリエンコーダを示す図であり、(a)は上面図であり、(b)は側面図である。 本発明の実施形態に係るロータリエンコーダの部材を示す図であり、(a)は回転軸の下面図であり、(b)は接点ケースの上面図である。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。図1に示す電子機器である電子楽器としての電子鍵盤楽器10は、61鍵の鍵盤11と、楽器ケース20とを備える。なお、以下の説明においては、鍵盤11の鍵の前後方向FBにおける前を前側F、鍵の前後方向FBの後を後側Bとし、鍵盤11に向かって左を左側L、右を右側Rとする。鍵盤11の鍵の配列方向LRは、左右方向である。また、電子鍵盤楽器10の上下方向ULにおいて上を上側Up、下を下側Loとする。
楽器ケース20は、左右方向を長手方向とする略長矩形板状であり、上ケース21と下ケース22に分割される。上ケース21及び下ケース22は、それぞれ樹脂材料により形成される。楽器ケース20の内部には、基板や電源である電池等が収納される。
電子鍵盤楽器10は、楽器ケース20(上ケース21)の後方上面中央にパネル40が設けられる。パネル40には、各種設定等を行うことができる操作部30が設けられる。電子鍵盤楽器10のパネル40の左側L及び右側Rには、それぞれスピーカ部13a,13bが設けられる。スピーカ部13a,13bは、図示しないが、上面に複数の孔が開けられて、該孔に対応する楽器ケース20の内部にはスピーカが設けられる。
操作部30は、上面視円形の複数の操作用のボタン31、ツマミ33の他、略中央部には、ボタン31やツマミ33よりも大型(大径)の回転ノブ38が設けられている。回転ノブ38の左側Lには、各種設定状態等が表示されるディスプレイ34が設けられ、ディスプレイ34の前側には複数の角丸長矩形状のキースイッチ32が設けられる。また、操作部30の左端近傍には電源ボタン35が設けられる。操作部30が設けられるパネル40は、スピーカ部13a,13bと共に水平面から前側に若干起立して傾斜して配置されて、操作がし易い操作部30とされている。電子楽器である電子鍵盤楽器10は、回転ノブ38の回転操作に応じた楽音がスピーカから発音する。
図2~図5に示すように、パネル40は、パネル本体41と、パネル本体41の上面に載置されるパネルシート42とを備える。パネル本体41の前端及び後端には、前後方向の断面視において凸円弧状とされて左右方向に延在する凸円弧部41a,41bが設けられる。パネルシート42は、前後の凸円弧部41a,41b間の平坦面上に載置されて、電源ボタン35、各種ボタン31やツマミ33、キースイッチ32、回転ノブ38等の機能表示等が印刷されている。
回転ノブ38は、パネル40に設けられる回転ノブ配置部45に配置される。図2の回転ノブ38を省略して斜視図とした図5に示すように、回転ノブ配置部45は、円形の凹状に設けられる。回転ノブ配置部45の内部における前側及び後側の底面から内壁面に亘る部位には、開口部45a,45bが設けられる(図3も参照)。また、図3~図5に示すように、回転ノブ配置部45の底面には、環状突起45cが設けられる。回転ノブ配置部45の内壁面は、上方に向けて延在する。一方、回転ノブ配置部45の外周(外側)には、パネル本体41の上面から環状に突出する環状リブ45dが設けられる。回転ノブ配置部45の内壁面は、環状リブ45dの内周面と連続的に接続する。
回転ノブ配置部45は、中心部に略矩形状の矩形孔部45eが設けられる。矩形孔部45eは、パネル40の下面に配置される基板14が露出する。矩形孔部45eには、基板14に設けられる電子部品としてのロータリエンコーダ50が配置される。回転ノブ38は、ロータリエンコーダ50の回転軸51(具体的には、後述の取付部51a)に取り付けられている。
図3,4に示すように、回転ノブ38は、底部を上側として高さ方向を短くした略有底円筒状のキャップ状とされる。回転ノブ38は、上面を備える円形の天板部38aと、天板部38aより大径の円筒の壁面を備える大径壁部38bと、天板部38aと大径壁部38bとを断面視凹湾曲状に接続する凹状接続部38cとを有する。凹状接続部38cの外周面は、鏡面加工が施されている。また、大径壁部38bは、凹状の回転ノブ配置部45の内部に収納されているが、大径壁部38bと凹状接続部38cとの接続部38dと環状リブ45dの突端の高さは、略一致されている。なお、大径壁部38bの外周面には、適宜環状の溝部等が設けられる。
回転ノブ38の内部には、略円筒状の軸挿入部38eが天板部38aから下方に向けて延設される。軸挿入部38eには、後述するロータリエンコーダ50の回転軸51の取付部51aが挿入される。ここで、ロータリエンコーダ50の回転軸51の取付部51aは、上面視において略D字状とされる軸であり、換言すれば、面削ぎ部51a1及び面削ぎ部51a1の反対側に曲面51a2が設けられた軸である。そして、回転ノブ38の軸挿入部38eの内径部は、ロータリエンコーダ50の回転軸51の取付部51aと同形状(略D字状)とされて、軸挿入部38eには取付部51aが圧入して挿入される。軸挿入部38eは、取付部51aの面削ぎ部51a1に対応する箇所に切欠き38e1が設けられて、取付部51aが圧入し易い。切欠き38e1は、幅広の切欠きから上側に向かって伸びるスリットを有する(図4参照)。このようにして、回転ノブ38は、ロータリエンコーダ50の回転軸51に取り付けられる。
また、図2~4に示すように、回転ノブ38の天板部38aの上面には、回転操作のために操作者が身体の一部を接するよう指し示す、すなわち、指を置いて回転ノブ38を操作するよう指し示す指標38fが設けられている。本実施形態では、指標38fは、球面状の凹状に設けられる。指標38fは、回転軸51の取付部51aにおける面削ぎ部51a1と反対側のD字の曲面51a2側に配置される。
また、回転ノブ38の内部には、大径壁部38bの内面から凹状接続部38cの内面に亘って、周方向所定間隔に複数のリブ38gが設けられている。リブ38gの下面は、回転ノブ配置部45の底面の環状突起45cと近接又は摺接する。
次に、図6(a)、図6(b)及び図7(a)、図7(b)を参照して、回転ノブ38が取り付けられるロータリエンコーダ50について説明する。ロータリエンコーダ50の回転軸51は、図6(a)、図6(b)に示すように、面削ぎ部51a1及び曲面51a2を備えて上面視略D字状の取付部51aと、取付部51aから円柱部51bを介して周壁が設けられたフランジ状のフランジ部51cとを備える。フランジ部51cの下面には、図7(a)に示すように略環状の板金部材とされる摺動子56が設けられている。ここで、図7(a)では図を分かり易くするため、摺動子56以外の回転軸51の形状を二点鎖線で示している。摺動子56は、円弧状に設けられた2本の片持ち板バネ部56bの先端部に、下方に突出するよう曲げ加工された、図7(a)においてハッチングして示す接点56aが設けられる。片持ち板バネ部56bにより、接点56aは、下方に付勢され、後述の接点ケース57の導通部58に当接して摺動し、電気的に接続する。回転軸51は、3つの接点56aを有する摺動子56を備えるロータリエンコーダ50に含まれ、回転軸51は、D字の曲面(曲面51a2)を有する取付部51aを含む。
図6(b)に示すように、接点ケース57は、ロータリエンコーダ50の下方に位置する。接点ケース57は、基板14と接続する板金カバー52内に収納される。図7(b)に示すように、接点ケース57には、フランジ部51cが収納される円形の凹部57cが設けられる。接点ケース57は、凹部57c内に、環状の金属製の導通部58が設けられる。なお、図7(b)では図を分かり易くするため、導通部58以外の接点ケース57の形状を二点鎖線で示している。導通部58の図7(b)における左側の約120度の範囲Taは、絶縁部58hが間欠的に設けられるA相58aとされ、右側の約120度の範囲Tbは、絶縁部58hが間欠的に設けられるB相58bとされ、下側の約120度の範囲TcはC相58cとされる。回転軸51に設けられる摺動子56の3つの接点56aは、それぞれA相58a、B相58b、C相58cの何れかに接触することで、回転軸51の回転方向(左回転(反時計回り)又は右回転(時計回り))に応じたパルス波を生成する。
ここで、図6(a)及び図6(b)における図中の二点鎖線で示すように、ロータリエンコーダ50の回転軸51(取付部51a)は、面削ぎ部51a1側に僅かに傾斜している。なお、図6(a)及び図6(b)では、理解のため、回転軸51が傾斜している様子を誇張して表している。回転軸51が傾斜している理由は、以下のように考えられている。
回転軸51は、面削ぎ部51a1が設けられることで、回転軸51の重心Gが回転軸51の軸心L1よりも曲面51a2側(図6(a)及び図6(b)において右側)に位置する。従って、バランスを取るために、図6(a)に示すように、3つの接点56aのうち、2つの接点56aは回転軸51の取付部51aの曲面51a2側に配置される。しかしながら、2つの接点56aの弾発力が大きく、その結果、回転軸51の軸心L1は、本来の中心軸L1'よりも面削ぎ部51a1側に傾斜する。
このように回転軸51が傾斜したロータリエンコーダ50の取付部51aに回転ノブ38を取り付けると、図3の二点鎖線で示すように、回転ノブ38も回転軸51の面削ぎ部51a1側に傾斜する。すなわち、回転軸51の軸心L1は、パネル40の平坦状の部分(例えばパネルシート42が設けられている部分)の垂線(換言すれば、平面視円形状の回転ノブ配置部45の軸心L2)に対して傾斜する。ここで、図3の二点鎖線は、理解のため回転ノブ38が傾斜している状態を誇張して表しており、実際には、傾斜は僅かであり、回転ノブ38の静止状態においては傾斜していることを肉眼で判別することが難しい程度の傾斜である。しかしながら、回転ノブ38の回転操作(特に、連続的な回転操作)をすると、大径の回転ノブ38では大きく歪んで回転しているように視認されることがある。ここで、回転軸51(回転ノブ38)は、少なくとも時計回り及び反時計回りのいずれかに連続回転する。また、回転ノブ38の接続部38dの高さと回転ノブ38の外周の環状リブ45dの高さは、回転ノブ38が僅かに傾斜することによって僅かにズレている箇所が発生する。すると、回転ノブ38の連続的な回転においては、接続部38dと環状リブ45dの高さのズレが目立ってしまうことがある。また更に、回転ノブ38の凹状接続部38cの外周が鏡面加工されていると、回転ノブ38の回転時の歪みが更に目立つこととなる。そして、特に大型(大径)の回転ノブ38では、径方向外側の高さのズレが大きくなり、回転時の歪がより顕著となることがある。
そこで、本実施形態における回転ノブ38は、回転ノブ38の天板部38aの指標38fが、ロータリエンコーダ50の回転軸51の曲面51a2側(換言すれば、回転軸51(の軸心L1)の傾斜する方向とは反対側)に配置されている。すると、使用者は1本の指(主に人差し指)を凹状の指標38fに触れて回転ノブ38を連続的に回転操作すると、指が接することにより回転ノブ38における指標38fの位置が下方に押されて、回転軸51の軸心L1は、パネル40に対してほぼ垂直となり(換言すれば、回転ノブ配置部45の軸心L2とほぼ合致して)、図3の実線で示す状態となる。このようにして、回転ノブ38が回転操作されるので、回転ノブ38の回転時の歪みが目立たなくなる。
なお、回転ノブ38を指で強く押しすぎた場合には、回転ノブ38のリブ38gと環状突起45cが当接して、回転ノブ38の大径壁部38bの下面と回転ノブ配置部45の底面とが直接当接することが回避されている。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は本実施形態によって限定されることは無く、種々の変更を加えて実施することができる。例えば、指標38fは、本実施形態においては凹状としたが、これに限定されることは無く、凸状や印刷(マーキング)等種々の形態とすることができる。そして、指標38fは、操作者の身体の一部が接するものとすることができる。また、回転ノブ配置部45は、本実施形態においては凹状としたが、これに限定されることは無く、貫通孔状や凸状や、単にパネルにロータリエンコーダ50の回転軸51用の孔部が形成されただけの回転ノブ配置部45とすることもできる。また、本実施形態においては、電子部品の例としてロータリエンコーダ50を挙げたが、これに限定されず、回転軸を備える他の電子部品に対して本発明を実施することもできる。
以上の実施形態によれば、電子機器としての電子楽器である電子鍵盤楽器10は、パネル40の垂線に対して傾斜する回転軸51と、回転軸51に取り付けられた回転ノブ38であって、回転軸51の傾斜する方向とは反対側に指標38fが設けられた回転ノブ38と、を有する。これにより、傾斜する回転軸51に回転ノブ38を取り付けても、回転ノブ38が歪んで回転するように見えることが低減され、見栄えの良い電子鍵盤楽器10を提供することができる。
また、回転軸51は、少なくとも時計回り及び反時計回りのいずれかに連続回転する。これにより、回転方向に関わらず連続回転する回転ノブ38を備える電子鍵盤楽器10の操作時における見栄えを良好なものとすることができる。
また、指標38fは、凹状に設けられ、回転操作のために操作者の身体の一部が接する。これにより、ユーザは自然に指標38fに指等の身体の一部を接して(ペン等の道具を用いる場合も含む)回転ノブ38を操作するので、ユーザに対し、ユーザが意識することなく回転ノブ38の回転時の歪をキャンセルするように回転操作させることができる。
また、回転軸51は、3つの接点56aを有する摺動子56を備えるロータリエンコーダに含まれ、回転軸51は、D字の曲面51a2を有する取付部51aを含み、3つの接点56aのうち、2つの接点は取付部51aの曲面51a2側に配置される。これにより、取付部51aがD字状であるロータリエンコーダ50に対して取り付けられる回転ノブ38が歪んで回転するように見えることを低減することができる。
なお、例えば、2つの接点56aの弾発力が本願発明の実施例よりも小さく、その結果、回転軸51の軸心L1が、本来の中心軸L1'よりも曲面51a2側に傾斜する場合でも、回転ノブ38の指標38fは、回転軸51の傾斜する方向とは反対側に設けられていればよい。
また、パネル40における回転ノブ38の外側に環状リブ45dが設けられる。これにより、回転ノブ38の外側に環状リブ45dが設けられた構成に対しても、回転ノブ38の回転時の歪を目立たないようにすることができる。
また、回転ノブ38は、指標38fが設けられる円形の天板部38aと、天板部38aより大径の円筒状の壁面を備える大径壁部38bと、天板部38aと大径壁部38bとを断面視凹湾曲状に接続する凹状接続部38cと、を有し、大径壁部38bと凹状接続部38cとの接続部38dの高さは、環状リブ45dの高さと略同じである。これにより、外側に凹状接続部38cを備える回転ノブ38であっても、回転時の歪を目立たなくすることができる。
また、凹状接続部38cの外周面は、鏡面加工が施される。これにより、更に回転時の歪が目立ちやすい構成である外周の鏡面加工を備える回転ノブ38に対しても、回転時の歪を目立たなくすることができる。
また、電子楽器である電子鍵盤楽器10は、パネル40の垂線に対して傾斜する回転軸51と、回転軸51に取り付けられた回転ノブ38であって、回転軸51の傾斜する方向とは反対側に指標38fが設けられた回転ノブ38と、回転ノブ38の回転操作に応じた楽音を発音するスピーカと、を有する。これにより、回転ノブ38の回転時の歪を目立たなくした電子鍵盤楽器10を提供することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願出願の最初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]パネルの垂線に対して傾斜する回転軸と、
前記回転軸に取り付けられた回転ノブであって、前記回転軸の傾斜する方向とは反対側に指標が設けられた回転ノブと、
を有する電子機器。
[2]前記回転軸は、少なくとも時計回り及び反時計回りのいずれかに連続回転する、
前記[1]に記載の電子機器。
[3]前記指標は、凹状に設けられ、回転操作のために操作者の身体の一部が接する、
前記[1]又は前記[2]に記載の電子機器。
[4]前記回転軸は、3つの接点を有する摺動子を備えるロータリエンコーダに含まれ、
前記回転軸は、D字の曲面を有する取付部を含み、
前記3つの接点のうち、2つの接点は前記取付部の曲面側に配置される前記[1]乃至前記[3]の何れかに記載の電子機器。
[5]前記パネルにおける前記回転ノブの外側に、環状リブが設けられる前記[1]乃至前記[4]の何れかに記載の電子機器。
[6]前記回転ノブは、前記指標が設けられる円形の天板部と、前記天板部より大径の円筒状の壁面を備える大径壁部と、前記天板部と前記大径壁部とを断面視凹湾曲状に接続する凹状接続部と、を有し、
前記大径壁部と前記凹状接続部との接続部の高さは、前記環状リブの高さと略同じである前記[5]に記載の電子機器。
[7]前記凹状接続部の外周面は鏡面加工が施されている前記[6]に記載の電子機器。
[8]パネルの垂線に対して傾斜する回転軸と、
前記回転軸に取り付けられた回転ノブであって、前記回転軸の傾斜する方向とは反対側に指標が設けられた回転ノブと、
前記回転ノブの回転操作に応じた楽音を発音するスピーカと、
を有する電子楽器。
10 電子鍵盤楽器 11 鍵盤
13a スピーカ部 13b スピーカ部
14 基板 20 楽器ケース
21 上ケース 22 下ケース
30 操作部 31 ボタン
32 キースイッチ 33 ツマミ
34 ディスプレイ 35 電源ボタン
38 回転ノブ 38a 天板部
38b 大径壁部 38c 凹状接続部
38d 接続部 38e 軸挿入部
38e1 切欠き 38f 指標
38g リブ 40 パネル
41 パネル本体 41a 凸円弧部
41b 凸円弧部 42 パネルシート
45 回転ノブ配置部 45a 開口部
45b 開口部 45c 環状突起
45d 環状リブ 45e 矩形孔部
50 ロータリエンコーダ 51 回転軸
51a 取付部 51a1 面削ぎ部
51a2 曲面 51b 円柱部
51c フランジ部 52 板金カバー
56 摺動子 56a 接点
56b 片持ち板バネ部 57 接点ケース
58 導通部 58a A相
58b B相 58c C相
58h 絶縁部

Claims (8)

  1. パネル内に設けられ、前記パネルの垂線に対して回転ノブが連続回転可能な程度に僅かに傾斜する軸心を有するロータリエンコーダの回転軸と、
    前記パネルに設けられ、前記回転軸に取り付けられた回転ノブと
    を有し、
    前記回転ノブの天板部において、前記回転軸の前記軸心の傾斜する方向とは反対側に、回転操作のために操作者が身体の一部を接するよう指し示す指標が設けられている、
    電子機器。
  2. 前記回転軸は、少なくとも時計回り及び反時計回りのいずれかに連続回転する、
    請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記指標は、凹状に設けられ、回転操作のために操作者の身体の一部が接する、
    請求項1又は請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記回転軸は、3つの接点を有する摺動子を備えるロータリエンコーダに含まれ、
    前記回転軸は、D字の曲面を有する取付部を含み、
    前記3つの接点のうち、2つの接点は前記取付部の曲面側に配置される請求項1乃至請求項3の何れかに記載の電子機器。
  5. 前記パネルにおける前記回転ノブの外側に、環状リブが設けられる請求項1乃至請求項4の何れかに記載の電子機器。
  6. 前記回転ノブは、前記天板部より大径の円筒状の壁面を備える大径壁部と、前記天板部と前記大径壁部とを断面視凹湾曲状に接続する凹状接続部と、を有し、
    前記大径壁部と前記凹状接続部との接続部の高さは、前記環状リブの高さと略同じである請求項5に記載の電子機器。
  7. 前記凹状接続部の外周面は鏡面加工が施されている請求項6に記載の電子機器。
  8. パネル内に設けられ、前記パネルの垂線に対して回転ノブが連続回転可能な程度に僅かに傾斜する軸心を有するロータリエンコーダの回転軸と、
    前記パネルに設けられ、前記回転軸に取り付けられた回転ノブ
    前記回転ノブの回転操作に応じた楽音を発音するスピーカと、
    を有し、
    前記回転ノブの天板部において、前記回転軸の前記軸心の傾斜する方向とは反対側に、回転操作のために操作者が身体の一部を接するよう指し示す指標が設けられている、
    電子楽器。
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