JP7396296B2 - 圧力センサおよび電子機器 - Google Patents

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Description

本開示は、圧力センサおよび電子機器に関する。
近年、フィルム状の圧力センサとしては、曲面に取り付けられ、曲面の押圧を検出可能なものが望まれるようになっている。例えば特許文献1には、曲面に対応するためにベースフィルムが帯状構成とされ、カバーフィルムには屈曲時の引張り力を軽減するための切れ込みが設けられた抵抗変化型の圧力センサが記載されている。
国際公開第2012/165082号パンフレット
しかしながら、フィルム状の圧力センサは、曲面に貼り合わせる際に皺が発生しやすい。曲率が一様でない曲面に圧力センサを貼り合わせる際には、特に皺が発生しやすい。このように圧力センサに皺が発生すると、感度ムラや不感領域等が生じる。
本開示の目的は、曲面に貼り合わせる際の皺の発生を抑制することができる圧力センサおよび電子機器を提供することにある。
上述の課題を解決するために、第1の開示は、
複数のセンシング部を有する静電容量式のセンサ電極層と、
センサ電極層の第1の面に対向する第1のリファレンス電極層と、
センサ電極層の第2の面に対向する第2のリファレンス電極層と、
第1のリファレンス電極層とセンサ電極層との間に設けられた弾性層と、
第2のリファレンス電極層とセンサ電極層との間に設けられたギャップ層と
を備え、
センサ電極層、第1のリファレンス電極層および第2のリファレンス電極層は、スリットを有し、
センサ電極層のスリットと第1のリファレンス電極層のスリットの延設方向が、異なっており、
センサ電極層のスリットと第2のリファレンス電極層のスリットの延設方向が、異なっている圧力センサである。
第2の開示は、
複数のセンシング部を有する静電容量式のセンサ電極層と、
センサ電極層の第1の面に対向する第1のリファレンス電極層と、
センサ電極層の第2の面に対向する第2のリファレンス電極層と、
第1のリファレンス電極層とセンサ電極層との間に設けられた弾性層と、
第2のリファレンス電極層とセンサ電極層との間に設けられたギャップ層と
を備え、
センサ電極層、第1のリファレンス電極層および第2のリファレンス電極層は、幹部と、幹部から枝状に延設された複数の枝部とを備える圧力センサである。
第3の開示は、
複数のセンシング部を有するセンサ電極層と、
前記センサ電極層の第1の面に対向する第1のリファレンス電極層と、
前記センサ電極層の第2の面に対向する第2のリファレンス電極層と、
前記第1のリファレンス電極層と前記センサ電極層との間に設けられた弾性層と、
前記第2のリファレンス電極層と前記センサ電極層との間に設けられたギャップ層と
を備え、
前記センサ電極層、前記第1のリファレンス電極層および前記第2のリファレンス電極層は、スリットを有する圧力センサである。
第4の開示は、
曲面を有する外装体と、
曲面に貼り合わされた、第1の開示、第2の開示または第3の開示の圧力センサと
を備える電子機器である。
本開示によれば、曲面に貼り合わせる際の皺の発生を抑制することができる。なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果またはそれらと異質な効果であってもよい。
図1は、本開示の第1の実施形態に係る電子機器の構成を示すブロック図である。 図2は、平面状態におけるセンサを示す平面図である。 図3は、曲率が一様でない曲面に貼り合わされた状態のセンサを示す斜視図である。 図4は、センサの構成を示す断面図である。 図5は、センサ電極層の形状を示す平面図である。 図6は、センシング部の構成を示す拡大平面図である。 図7は、電極基材の形状を示す平面図である。 図8は、電極基材の変形例を示す平面図である。 図9Aは、本開示の第2の実施形態に係るセンサの構成を示す斜視図である。図9Bは、図9AのIXB-IXB線に沿った断面図である。 図10は、センサ電極層の形状を示す平面図である。 図11は、電極基材の形状を示す平面図である。 図12は、金型の構成を示す斜視図である。 図13A、図13Bはそれぞれ、センサの装着方法について説明するための斜視図である。 図14は、変形例1に係るセンサ電極層の形状を示す平面図である。 図15は、変形例2に係るセンサ電極層の形状を示す平面図である。 図16は、変形例2に係るセンサ電極層の形状を示す平面図である。 図17Aは、変形例3に係るセンサの構成を示す断面図である。図17Bは、図17Aに示したセンサ電極層の構成を示す平面図である。 図18は、被着体の形状を示す側面図である。 図19は、荷重感度カーブを示すグラフである。 図20は、400gf感度分布の評価結果を示すグラフである。 図21A、図21B、図21Cはそれぞれ、被着体の形状を示す斜視図である。 図22A、図22Bはそれぞれ、被着体の形状を示す斜視図である。
本開示の実施形態について以下の順序で説明する。
1 第1の実施形態(センサおよびそれを備える電子機器の例)
2 第2の実施形態(センサの例)
<1 第1の実施形態>
[電子機器の構成]
図1は、本開示の第1の実施形態に係る電子機器10の構成を示す。電子機器10は、センサモジュール11と、電子機器10の本体であるホスト機器12とを備える。電子機器10は、曲率が一様でない曲面を有する筐体等の外装体を備え、この曲面に対する押圧をセンサモジュール11により検出し、検出結果に応じて動作する。
(センサモジュール)
センサモジュール11は、センサ20と、制御部としてのコントローラIC13とを備える。センサ20は、電子機器10の曲面に対する押圧に応じた静電容量の変化を検出し、それに応じた出力信号をコントローラIC13に出力する。コントローラIC13は、センサ20を制御し、センサ20から供給される出力信号に基づき、センサ20に対する押圧力を検出し、ホスト機器12に出力する。
[センサの構成]
図2は、平面状態におけるセンサ20を示す。図3は、曲率が一様でない曲面10Sに貼合された状態のセンサ20を示す。センサ20は、いわゆる静電容量式の圧力センサであり、台形のフィルム状を有している。なお、本開示においては、フィルムには、シートも含まれるものと定義する。センサ20は、曲率が一様でない曲面(例えば、楕円面、自由曲面、一葉双曲面、自由曲面)または球面等に好適に適用されるものである。
センサ20の周縁の一部からフィルム状の接続部20Aが延設されている。接続部20Aの先端には、ホスト機器12の回路基板(図示せず)と接続するための複数の接続端子20Bが設けられている。回路基板には、コントローラIC13が設けられている。
センサ20は、複数のセンシング部20SEを含む。複数のセンシング部20SEは、曲面10Sに対する押圧を静電容量の変化に基づき検出するためのものである。複数のセンシング部20SEは、マトリックス状に配列されている。センシング部20SEは、例えば正方形状を有している。但し、センシング部20SEの形状は特に限定されるものではなく、円形状、楕円形状、正方形状以外の多角形状等であってもよい。
センサ20は、全体として一体になっていることが好ましい。センサ20を構成する各層のスリット位置およびスリット頻度等を変えることで、センサ20に一体感を付与することができる。また、実装容易性や剥がれ等への耐久性を向上することができる。
図4は、センサ20の断面を示す。センサ20は、静電容量式のセンサ電極層21と、電極基材22、23と、弾性層24と、ギャップ層25と、接着層26A、26B、27A、27Bとを備える。センサ20の電極基材23側の面は、曲面10Sに接着層(図示せず)を介して貼り合わされる。
センサ電極層21と電極基材22とは、センサ電極層21と電極基材22との主面同士が対向するように配置されている。弾性層24は、センサ電極層21と電極基材22との主面間に設けられている。センサ電極層21と弾性層24とは接着層26Aにより貼り合わされ、電極基材22と弾性層24とは接着層26Bにより貼り合わされている。なお、接着層26A、26Bは必用に応じて設けられるものであり、例えば弾性層24が接着性を有している場合にはなくてもよい。
センサ電極層21と電極基材23とは、センサ電極層21と電極基材23との主面同士が対向するように配置されている。ギャップ層25は、センサ電極層21と電極基材23との主面間に設けられている。センサ電極層21とギャップ層25とは接着層27Aにより貼り合わされ、電極基材23とギャップ層25とは接着層27Bにより貼り合わされている。なお、接着層27A、27Bは必用に応じて設けられるものであり、例えばギャップ層25が接着性を有していている場合にはなくてもよい。
(センサ電極層)
図5は、センサ電極層21の形状を示す。センサ電極層21は、一方向に延設された複数のスリット21Lを有しており、全体として櫛歯状を有している。具体的には、センサ電極層21は、幹部21Mと、幹部21Mから枝状に延設された複数の枝部21Nとを有する。隣接する枝部21Nの間にはスリット21Lが設けられている。スリット21Lの終端21LAには、電極基材22の引き裂きを抑制するために、R部が設けられていることが好ましい。スリット21Lは、センシング部20SEの列の間に設けられている。
センサ電極層21は、図4に示すように、可撓性を有するフィルム状の基材21Aと、基材21Aの一方の主面に設けられた複数のセンシング部20SEと、これらのセンシング部20SEが設けられた基材21Aの一方の主面を覆う保護層21Bとを備える。センサ電極層21は、伸縮性を有していてもよい。
基材21Aは、高分子樹脂を含み、可撓性を有する。高分子樹脂としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリカーボネート(PC)、アクリル樹脂(PMMA)、ポリイミド(PI)、トリアセチルセルロース(TAC)、ポリエステル、ポリアミド(PA)、アラミド、ポリエチレン(PE)、ポリアクリレート、ポリエーテルスルフォン、ポリスルフォン、ポリプロピレン(PP)、ジアセチルセルロース、ポリ塩化ビニル、エポキシ樹脂、尿素樹脂、ウレタン樹脂、メラミン樹脂、環状オレフィンポリマー(COP)またはノルボルネン系熱可塑性樹脂等が挙げられるが、これらの高分子樹脂に限定されるものではない。
図6は、センシング部20SEの構成を示す。センシング部20SEは、センシング部20SEと電極基材22との距離に対応した静電容量を検出する。センシング部20SEは、パルス電極(第1の電極)21Cおよびセンス電極(第2の電極)21Dを備える。パルス電極21Cとセンス電極21Dは、容量結合を形成可能に構成されている。より具体的には、パルス電極21Cおよびセンス電極21Dは、櫛歯状を有し、互いの櫛歯状の部分を噛み合わせるようにして配置されている。
パルス電極21Cは、線状を有する複数のサブ電極21C1を備える。センス電極(第2の電極)21Dは、線状を有する複数のサブ電極21D1を備える。複数のサブ電極21C1、21D1は、一定の間隔離して交互に設けられている。隣接するサブ電極21C1、21D1は、容量結合を形成可能に構成されている。
センシング部20SEでは、パルス電極21Cとセンス電極21Dの間の漏れ電界を用いて押圧(静電容量)を検出するため、パルス電極21Cとセンス電極21Dの間の距離が変化すると圧力感度が変化し、信頼性が低下してしまう。したがって、センサ電極層21の基材21Aは、信頼性の低下を抑制する観点からすると、殆ど伸縮性のない材料で構成されていることが好ましい。
パルス電極21Cから配線21Eが引き出され、幹部21Mに引き回れされたのち、接続部20Aを通って接続端子20Bに接続されている。センス電極21Dから配線21Fが引き出され、幹部21Mに引き回れたのち、接続部20Aを通って接続端子20Bに接続されている。
保護層21Bは、センシング部20SEを保護するためのものである。保護層21Bは、例えばカバーレイフィルム等の絶縁フィルムまたは絶縁レジスト材料である。なお、センサ20が、保護層21Bを備えず、センシング部20SEが設けられた基材21Aの一方の主面上に、接着層26Aが直接設けられていてもよい。
センサ電極層21と接続部20Aとは1つのフレキシブルプリント基板(Flexible Printed Circuits、以下「FPC」という。)により一体的に構成されていることが好ましい。このようにセンサ電極層21と接続部20Aとを一体的に構成することで、センサ20の部品点数を減らすことができる。また、センサ20と回路基板(図示せず)との接続の衝撃耐久性を向上することができる。
(電極基材)
電極基材22、23は、可撓性を有する電極フィルムである。電極基材22は、図7に示すように、複数のスリット22Lを有している。電極基材22は、対向する両辺部(両端部)を有しており、複数のスリット22Lは、対向する両辺部から内部に向かって延設されている。より具体的には例えば、複数のスリット22Lは、対向する両辺部から電極基材22の中心線Lの近傍まで直線状に延設されている。スリット22Lの終端22LAには、電極基材22の引き裂きを抑制するために、R部が設けられていることが好ましい。電極基材23は、電極基材22と同様の形状を有するため、電極基材23の形状についての説明は省略する。
電極基材22のスリット22Lの延設方向は、センサ電極層21のスリット21Lの延設方向とは異なっていることが好ましい。例えば、電極基材22のスリット22Lの延設方向は、センサ電極層21のスリット21Lの延設方向と直交していてもよい。また、電極基材23のスリット(図示せず)の延設方向は、センサ電極層21のスリット21Lの延設方向とは異なっていることが好ましい。例えば、電極基材23のスリット22Lの延設方向は、センサ電極層21のスリット21Lの延設方向と直交していてもよい。
電極基材22のスリット22Lおよび電極基材23のスリットは、複数のセンシング部20SE間の感度のばらつきを抑制する観点からすると、センサ20の厚さ方向においてセンシング部20SEとは重ならないように設けられていることが好ましい。電極基材22、23は、伸縮性を有していてもよい。但し、電極基材22、23が伸びた状態でも、抵抗が10Ω/□を上回らないような材料を選択することが好ましい。複数のスリット22Lは、電極基材22、23の伸縮性の度合に応じて入れることが好ましい。電極基材23は金属筐体であってもよい。
電極基材22は、可撓性を有する基材22Aと、基材22Aの一方の主面に設けられたリファレンス電極層(以下「REF電極層」という。)22Bとを備える。電極基材22は、REF電極層22Bがセンサ電極層21の一方の主面に対向するようにして、センサ電極層21の一方の主面側に配置されている。電極基材23は、可撓性を有する基材23Aと、基材23Aの一方の主面に設けられたREF電極層23Bとを備える。電極基材23は、REF電極層23Bがセンサ電極層21の他方の主面に対向するようにして、センサ電極層21の他方の主面側に配置されている。
基材22A、23Aは、フィルム状を有している。基材22A、23Aの材料としては、上述の基材21Aと同様の高分子樹脂を例示することができる。基材22A、23Aは、伸縮性を有していてもよい。この場合、基材22A、23Aの材料としては、発泡樹脂または絶縁性エラストマ等を用いることができる。
REF電極層22B、23Bは、いわゆる接地電極であり、グランド電位となっている。REF電極層22B、23Bの形状としては、例えば、薄膜状、箔状またはメッシュ状等が挙げられるが、これらの形状に限定されるものではない。
REF電極層22B、23Bは、電気的導電性を有するものであればよく、例えば、無機系導電材料を含む無機導電層、有機系導電材料を含む有機導電層、または無機系導電材料および有機系導電材料の両方を含む有機-無機導電層等である。無機系導電材料および有機系導電材料は、粒子であってもよい。REF電極層22B、23Bは、導電布であってもよい。REF電極層22B、23Bは、伸縮性を有していてもよい。
無機系導電材料としては、例えば、金属または金属酸化物等が挙げられる。ここで、金属には、半金属が含まれるものと定義する。金属としては、例えば、アルミニウム、銅、銀、金、白金、パラジウム、ニッケル、錫、コバルト、ロジウム、イリジウム、鉄、ルテニウム、オスミウム、マンガン、モリブデン、タングステン、ニオブ、タンテル、チタン、ビスマス、アンチモン、鉛等の金属、またはこれらの金属を2種以上含む合金等が挙げられるが、これらの金属に限定されるものではない。合金の具体例としては、ステンレス鋼が挙げられるが、これに限定されるものではない。金属酸化物としては、例えば、インジウム錫酸化物(ITO)、酸化亜鉛、酸化インジウム、アンチモン添加酸化錫、フッ素添加酸化錫、アルミニウム添加酸化亜鉛、ガリウム添加酸化亜鉛、シリコン添加酸化亜鉛、酸化亜鉛-酸化錫系、酸化インジウム-酸化錫系、または酸化亜鉛-酸化インジウム-酸化マグネシウム系等が挙げられるが、これらの金属酸化物に限定されるものではない。
有機系導電材料としては、例えば、炭素材料、または導電性ポリマー等が挙げられる。炭素材料としては、例えば、カーボンブラック、炭素繊維、フラーレン、グラフェン、カーボンナノチューブ、カーボンマイクロコイル、またはナノホーン等が挙げられるが、これらの炭素材料に限定されるものではない。導電性ポリマーとしては、例えば、置換または無置換のポリアニリン、ポリピロール、またはポリチオフェン等を用いることができるが、これらの導電性ポリマーに限定されるものではない。
REF電極層22B、23Bは、ドライプロセスおよびウエットプロセスのいずれで作製された薄膜であってもよい。ドライプロセスとしては、例えば、スパッタリング法、蒸着法等を用いることができるが、特にこれらに限定されるものではない。
電極基材22、23がセンサ電極層21の両主面側に設けられていることで、外部ノイズ(外部電場)がセンサ20の両主面側からセンサ電極層21内に入り込むことを抑制することができる。したがって、外部ノイズによるセンサ20の検出精度の低下または誤検出を抑制することができる。
(弾性層)
弾性層24は、センサ30の電極基材22側の面に加えられた圧力により弾性変形可能に構成されている。センサ電極層21と電極基材22との間に弾性層24を挟むことで、センサ20の感度とダイナミックレンジを調整することができる。
弾性層24は、スリット24L等を有し、面内で分離された構成を有していてもよいし、スリット24L等を有さず、面内で分離されていない構成を有していてもよい。弾性層24が、必要に応じて支持体上に設けられていてもよい。支持体の材料としては、例えば絶縁性エラストマ等を用いることができる。
弾性層24は、発泡樹脂または絶縁性エラストマ等を含んでいる。発泡樹脂は、いわゆるスポンジであり、例えば、発泡ポリウレタン(ポリウレタンフォーム)、発泡ポリエチレン(ポリエチレンフォーム)、発泡ポリオレフィン(ポリオレフィンフォーム)、発泡アクリル(アクリルフォーム)およびスポンジゴム等のうちの少なくとも1種である。絶縁性エラストマは、例えば、シリコーン系エラストマ、アクリル系エラストマ、ウレタン系エラストマおよびスチレン系エラストマ等のうちの少なくとも1種である。
(ギャップ層)
ギャップ層25は、絶縁性を有すると共に、電極基材23とセンサ電極層21との間を離間するものであり、ギャップ層25の厚みによりセンサ20の初期の静電容量が調整される。ギャップ層25がセンサ30の電極基材22側の面に加わる圧力により弾性変形可能に構成されていてもよいし、弾性変形可能に構成されていなくてもよい。ギャップ層25が弾性変形可能に構成されている場合には、ギャップ層25は、発泡樹脂または絶縁性エラストマ等を含んでいてもよい。ギャップ層25は、スリット25L等を有し、面内で分離された構成を有していてもよいし、スリット25L等を有さず、面内で分離されていない構成を有していてもよい。
ギャップ層25は、接着性を有していてもよいし、接着性を有していなくてもよい。ギャップ層25が接着性を有する場合には、ギャップ層25により、電極基材23とセンサ電極層21とが貼り合わされる。接着性を有するギャップ層25は、例えば、単層の接着層、または基材の両面に接着層が設けられた積層体(例えば両面接着フィルム)により構成される。
上記の接着層に含まれる接着剤としては、例えば、アクリル系接着剤、シリコーン系接着剤およびウレタン系接着剤のうちの少なくとも1種を用いることができる。なお、本開示においては、粘着(pressure sensitive adhesion)は接着(adhesion)の一種と定義する。この定義に従えば、粘着層は接着層の一種と見なされる。
(接着層)
接着層26A、26B、27A、27Bは、例えば、絶縁性を有する接着剤または両面接着フィルムにより構成される。接着剤としては、上述のギャップ層25の接着剤と同様のものを例示できる。
[センサの貼合方法]
上述の構成を有するセンサ20の貼合方法としては、例えば、センサ20の全層を平面で貼合した後に曲面10Sに貼合する方法、センサ20を構成する各層を1層ずつ曲面10Sに貼合していく方法、センサ20を構成する複数の層を2回以上に分けて貼合する方法が挙げられる。センサ20を有する電子機器10の作製コストおよび作製時間を低減するためには、貼合回数を減らすことが好ましいが、センサ20の全層を1回で貼合する場合、上層のフィルムほどテンションがかかり、弾性層24が潰れてしまって、感度が低下する虞がある。したがって、センサ20の感度低下を抑制する観点からすると、少なくとも弾性層24と電極基材22との間の界面で分けて貼合することが好ましい。
曲面10Sに対する貼合方法としては、例えば、曲面10Sに応じたローラーを用いて貼合する方法、ゴムシートで作られたエアバッグまたはダイアフラム等を用いて貼合する方法が挙げられる。特に加飾技術で用いられている、転写シートを用いた真空貼合方式が好ましい。
なお、貼合の際には、センサ電極層21の複数のスリット21Lが、例えば曲面10Sの長さ方向となり、電極基材22の複数のスリット22Lおよび電極基材23の複数のスリット(図示せず)が曲面10Sの周方向となるように、センサ20は曲面10Sに貼合される。
[効果]
第1の実施形態に係るセンサ20では、センサ電極層21、電極基材22および電極基材23は、スリットを有する。これにより、センサ20を曲率が一様でない曲面10Sに貼合する際に、皺の発生を抑制することができる。したがって、センサ20を筐体のデザインに制約されることなく、平面以外の種々の形状の筐体に皺の発生を抑制しつつ良好に貼り合わせることが可能となる。
特許文献1に記載されたような圧力センサでは、電子機器等の被装着体の曲面にセンサを適用する場合には、帯状センサを一本一本曲面に貼り合わせなければならず、センサを曲面に実装することが困難である。これに対して、第1の実施形態に係るセンサ20は、全体として一体になっているので、曲面に対する実装性を向上することができる。また、エッジ部分を減らすことができるので、剥がれや端面からの劣化等を抑制することもできる。
センサ20の各層のスリットの位置および方向が異なるので、触感でスリット位置が認識されにくくなる。したがって、センサ20の質感を向上することができる。特に、圧力の感度向上のために筐体等の外装体を柔らかくした場合に、センサ20の質感の向上が顕著となる。
[変形例]
(弾性層の変形例)
弾性層24は、多孔質層であってもよい。多孔質層は、ファイバー層であることが好ましい。ファイバー層は、例えば不織布または織布である。ファイバー層に含まれるファイバーは、ナノファイバーであってもよいし、それよりも太いファイバーであってもよいが、センサ20の感度向上の観点からすると、ナノファイバーであることが好ましい。ファイバーは、高分子樹脂を含むものであってもよいし、無機材料を含むものであってもよいが、センサ20の感度向上の観点からすると、高分子樹脂を含むものが好ましい。
多孔質層は、繊維状構造体により形成された3次元立体構造物(不織布のような不規則なネットワーク構造物)を含み、複数の隙間(細孔)が設けられているものであってもよい。多孔質層が3次元立体構造を含むことで、空孔率が大きい構造が作製可能となり、かつ、薄膜化も容易である。
繊維状構造体は、繊維径(直径)に対して十分な長さを有する繊維状物質である。例えば、複数の繊維状構造体が集合し、ランダムに重なって多孔質層を構成する。1つの繊維状構造体がランダムに絡みあって多孔質層を構成していてもよい。あるいは、1つの繊維状構造体による多孔質層と複数の繊維状構造体による多孔質層とが混在していてもよい。
繊維状構造体は例えば直線状に延在している。繊維状構造体の形状は、どのようなものであってもよく、例えば、縮れていたり、途中で折れ曲がったりしていてもよい。あるいは、繊維状構造体は途中で分岐していてもよい。
繊維状構造体の最小繊維径は、好ましくは500nm以下、より好ましくは300nm以下である。平均繊維径は、例えば0.1μm以上10μm以下であることが好ましいが、上記範囲外であってもよい。平均繊維径を小さくすることにより、細孔の孔径が大きくなる。平均繊維径は、例えば、走査型電子顕微鏡等を用いた顕微鏡観察により測定することができる。繊維状構造体の平均長さは任意である。繊維状構造体は、例えば、相分離法、相反転法、静電(電界)紡糸法、溶融紡糸法、湿式紡糸法、乾式紡糸法、ゲル紡糸法、ゾルゲル法またはスプレー塗布法等により形成される。このような方法を用いることにより、繊維径に対して十分な長さを有する繊維状構造体を容易に、かつ安定して形成することができる。
繊維状構造体は、高分子材料および無機材料の少なくとも一方により形成されており、特に、ナノファイバーにより構成することが好ましい。ここでナノファイバーとは、繊維径が1nm以上1000nm以下であり、長さが繊維径の100倍以上である繊維状物質である。このようなナノファイバーを繊維状構造体として用いることにより、空孔率が高く、かつ、薄膜化が可能となる。ナノファイバーからなる繊維状構造体は、静電紡糸法により形成することが好ましい。静電紡糸法を用いることにより繊維径が小さい繊維状構造体を容易に、かつ安定して形成することができる。
(接着層の変形例)
接着層26A、26Bが、導電性を有していてもよい。この場合、センサ20の感度を更に向上することができる。導電性を有する接着層26A、26Bは、接着剤以外に導電性材料をさらに含む。導電性材料は、例えば導電性フィラーおよび導電性高分子のうちの少なくとも1種である。導電性フィラーは、例えば、炭素系フィラー、金属系フィラー、金属酸化物系フィラーおよび金属被覆系フィラーのうちの少なくとも1種を含む。ここで、金属には、半金属が含まれるものと定義する。なお、接着層27A、27Bが、導電性を有していてもよい。
(電極基材の変形例)
基材22Aは無くてもよい。すなわち、センサ20が、電極基材22に代えてREF電極層22Bを備えるようにしてもよい。同様に、基材23Aも無くてもよい。すなわち、センサ20が、電極基材23に代えてREF電極層23Bを備えるようにしてもよい。
図8に示すように、電極基材22は、幹部22Mと、幹部22Mから枝状に延設された複数の枝部22Nとを有する。隣接する枝部22Nの間には所定の幅の空間(隙間)が設けられている。電極基材23が、上述の電極基材22と同様の形状を有していてもよい。
(電子機器の例)
本開示は、曲面を有する筐体等の外装体を備える種々の電子機器に適用可能である。特に曲率が一様でない曲面を有する筐体等の外装体を備える電子機器に適用することが好ましい。例えば、パーソナルコンピュータ、スマートフォン等の携帯電話、テレビ、リモートコントローラ、カメラ、ゲーム機器、ナビゲーションシステム、電子書籍、電子辞書、携帯音楽プレイヤー、キーボード、ウェアラブル端末、ラジオ、ステレオ、医療機器またはロボット等に適用可能である。ウェアラブル端末としては、例えば、スマートウォッチ、ヘッドマウンドディスプレイ、リストバンド、指輪、眼鏡、靴または衣服等が挙げられる。
(電子機器以外の例)
本開示は電子機器に限定されるものではなく、電子機器以外の様々なものにも適用可能である。特に曲率が一様でない曲面を有する筐体等の外装体を備えるものに適用することが好ましい。例えば、電動工具、冷蔵庫、エアコン、温水器、電子レンジ、食器洗浄器、洗濯機、乾燥機、照明機器または玩具等の電気機器に適用可能である。更に、住宅をはじめとする建築物、建築部材、乗り物、テーブルや机等の家具、製造装置または分析機器等にも適用可能である。建築部材としては、例えば、敷石、壁材、フロアータイルまたは床板等が挙げられる。乗り物としては、例えば、車両(例えば自動車、オートバイ等)、船舶、潜水艦、鉄道車両、航空機、宇宙船、エレベータまたは遊具等が挙げられる。
<2 第2の実施形態>
[センサの構成]
図9Aは、本開示の第2の実施形態に係るセンサ120の構成を示す。センサ120は筒状を有し、センサ120の一端からはフィルム状の接続部120Aが延設されている。センサ120は、伸縮性を有しており、図13Bに示すように、円柱面110Sを有する被着体110に装着される。接続部120Aの先端には、被着体110の本体と接続するための複数の接続端子120Bが設けられている。接続端子120Bは、円柱面110Sの穴部111に設けられた接続端子(図示せず)に接続される。被着体110は、例えば、ロボット等の電子機器の一部である。また、被着体110は電子機器に限られず、自転車のハンドルまたはテニスのラケット等であってもよい。
図9Bは、図9AのIXB-IXB線に沿った断面図である。センサ120は、筒状のセンサ本体120Cと、センサ本体120Cの外周面に設けられたエラストマ層126と、センサ本体120Mの内周面に設けられたエラストマ層127とを備える。ここでは、センサ120が、エラストマ層126、127の両方を備える場合について説明するが、いずれか一方を備えるようにしてもよい。なお、第2の実施形態において、第1の実施形態と同様の箇所には同一の符号を付して説明を省略する。
(センサ本体)
センサ本体120Cは、筒状に丸められた矩形状のフィルムであり、伸縮性を有している。センサ本体120Cは、複数のセンシング部20SEを含む。センサ本体120Cは、矩形状を有する点において、第1の実施形態におけるセンサ20とは異なっている。より具体的には、センサ本体120Cは、内周から外周の方向に向かって、電極基材123、弾性層125、センサ電極層121、弾性層124、電極基材122が、この順序で積層された構成を有している。これらの各層の間には、必用に応じて接着層が設けられる。電極基材123、弾性層125、センサ電極層121、弾性層124、電極基材122は、矩形状を有している。
(センサ電極層)
図10は、センサ電極層121の形状を示す。センサ電極層121は、複数のスリット21L1が設けられた櫛歯状の第1の領域R1と、複数のスリット21L2が設けられた櫛歯状の第2の領域R2とを有する。第1の領域の複数のスリット21L1と、第2の領域の複数のスリット21L2との向き(切れ込みの向き)は逆方向になっている。より具体的には、複数のスリット21L1は、センサ電極層121の一端から他端近傍まで直線状に延設されている。また、複数のスリット21L2は、センサ電極層121の他端から一端近傍まで直線状に延設されている。複数のスリット21L1および複数のスリット21L2の延設方向は、筒状のセンサ120の高さ方向と一致する。
センサ電極層121が伸縮性を有していてもよいが、伸縮性を有していないか、もしくは殆ど伸縮性を有していないことが好ましい。センサ電極層121がこのように伸縮性を有していないか、もしくは殆ど伸縮性を有していないことで、パルス電極21Cとセンス電極21Dの間の距離の変化を抑制し、圧力感度の変化を抑制することができる。したがって、信頼性の低下を抑制することができる。
(電極基材)
図11は、電極基材122の形状を示す。電極基材122は、複数のスリット122L1が設けられた櫛歯状の第1の領域RAと、複数のスリット122L2が設けられた櫛歯状の第2の領域RBとを有する。スリット122L1、122L2はそれぞれ、センサ電極層121のスリット21L1、21L2と同様である。但し、電極基材122のスリット122L1、122L2と、センサ電極層121のスリット21L1、21L2との形状および延設方向の少なくとも一方が異なっていてもよい。
電極基材123は、電極基材122と同様の形状を有するため、電極基材123の形状についての説明は省略する。但し、電極基材122と電極基材123の形状が異なっていてもよい。電極基材122、123は、基材と、基材の一方の主面に設けられたREF電極層とを備える。基材、REF電極層はそれぞれ、第1の実施形態における基材22A、REF電極層22Bと同様である。電極基材122、123は、複数のスリット122L1、122L2に代えて、伸縮性を有していてもよいし、複数のスリット122L1、122L2と共に伸縮性を有していてもよい。電極基材122の複数のスリット122L1、122L2は、センサ120の厚み方向においてセンサ電極層121のスリット21L1、21L2と重なっていてもよい。
(弾性層)
弾性層124、125は、形状以外の点においては第1の実施形態における弾性層24と同様である。
(エラストマ層)
エラストマ層126、127は筒状を有し、エラストマ層126、127の間にセンサ本体120Cが設けられている。エラストマ層126、127は、伸縮性を有している。エラストマ層126、127は、例えば、シリコーン樹脂、ポリウレタンまたはニトリルゴムなどを含む。
[センサの製造方法]
上述の構成を有するセンサ120は以下のようにして作製される。まず、センサ本体120Cを例えばロッド状の軸に巻き付けて筒状にする。続いて、図12に示す円筒状の隙間131を有する金型130を準備する。そして、筒状のセンサ本体20Cを金型130の隙間131に落とし込んだのち、隙間131に溶融した樹脂材料を流し込み、樹脂材料を硬化させる。その後、作製されたセンサ20を金型130の隙間131から取り出す。
[センサの装着方法]
図13A、図13Bを参照して、上述の構成を有するセンサ120の装着方法について説明する。まず、図13Aに示すように、筒型のセンサ120を伸長し広げながら、被着体110の円柱面110Sに差し込むことにより、センサ120を被着体110の円柱面110Sに装着する。この際、円柱面110Sに設けられた穴部111は、センサ120により覆われないようにする。続いて、センサ120の接続端子120Bを、穴部111に設けられた接続端子に接続する。その後、図13Bに示すように、センサ120を再度押し伸長し広げながら、穴部111を覆うように、被着体110の円柱面110Sに更に差し込む。この際、接続部120Aは、折り返されてセンサ120の内側面と被着体110の円柱面110Sとの間に収容される。なお、円柱面110Sに接続部120Aを収容するための凹部(図示せず)が設けられていてもよい。
[効果]
上述のように、第2の実施形態に係るセンサ120では、センサ電極層121、電極基材122および電極基材123がそれぞれ、複数のスリットを有し、それらのスリットの延設方向が筒状のセンサ120の高さ方向と一致している。これにより、センサ電極層1211をエラストマ層126、127等と共に筒状のセンサ120の周方向に引き延ばすことができるようになる。したがって、筒型のセンサ120を伸長しその貫通孔を広げるようにして、被着体110の円柱面110Sに差し込むことができる。よって、センサ120を被着体110に容易に装着することができる。
また、第2の実施形態に係るセンサ120は、筒状を有し、かつ、伸縮性を有しているため、被着体110に対する脱着が容易である。例えば、自転車のハンドルまたはテニスのラケット等に容易に装着することができる。
また、矩形のフィルム状のセンサを円柱面110Sに巻き付けて装着した場合には、円柱面110S上にかならずエッジが存在し、エッジからセンサがれるなどの不具合が生じる。これに対して、第2の実施形態に係るセンサ120は、シームレスな形状を有しているため、円柱面110S上にはエッジが存在せず、矩形のフィルム状のセンサのようにエッジからセンサがれるなどの不具合が発生することがない。
また、センサ120は、伸長し広げるようにして、被着体110の円柱面110Sに装着されるため、円柱面110Sに小さな凹凸や、緩やかな曲率が存在していても、これらの形状にセンサ120を追随させることができる。
[変形例]
(変形例1)
図14は、変形例1に係るセンサ電極層1211の形状を示す。センサ電極層1211は、ミアンダ状を有しており、隣接するスリット21L1、21L2の向き(切り欠きの向き)が逆になっている。この場合にも、センサ電極層1211をエラストマ層126、127等と共に筒状のセンサ120の周方向に引き延ばすことができるようになる。なお、電極基材122、123の形状をそれぞれ、上述のセンサ電極層1211と同様にミアンダ状としてもよい。
(変形例2)
図15は、変形例2に係るセンサ電極層1212の形状を示す。センサ電極層1212は、ストライプ状に配置された、直線状を有する複数のセンサ部121Vと、隣接するセンサ部121V同士を接続する複数のミアンダ配線部121Wとを備える。センサ電極層1212は、直線状のセンサ部121Vの長手方向と筒状のセンサ120の高さ方向とが一致するようにしてセンサ120内に設けられている。複数のセンサ部121Vには、一列に配置された複数のセンシング部20SEが設けられており、各センシング部20SEから引き出された配線(図示せず)は、ミアンダ配線部121Wおよび接続部120Aを介して接続端子120Bに接続されている。
図15では、隣接するセンサ部121V間を1つのミアンダ配線部121Wで接続する例が示されているが、図16に示すように、隣接するセンサ部121V間を複数のミアンダ配線部121Wで接続するようにしてもよい。この場合、センサ部121Vに設けられたセンシング部20SEと同一個数のミアンダ配線部121Wを、隣接するセンサ部121V間に設け、隣接するセンサ部121Vの各センシング部20SEをミアンダ配線部121Wにより接続するようにしてもよい。なお、電極基材122、123の形状をそれぞれ、上述のセンサ電極層1212と同様にストライプ状としてもよい。この場合、ストライプ状のセンサ部121Vと、ストライプ状の電極基材122、123とが、センサ120の厚み方向に重なるように設けられる。
(変形例3)
図17Aは、変形例3に係るセンサ1203の構成を示す。図17Bは、図17Aに示したセンサ電極層1213の構成を示す。センサ1203は、センサ電極層121に代えて、センサ電極層1213を備える点において、第2の実施形態におけるセンサ120とは異なっている。
センサ電極層1213は、マトリックス状に配置され、センシング部20SEを含む複数のセンサ部121Aと、センサ1203の高さ方向に隣接するセンサ部121A同士を接続する複数のミアンダ配線部121Bと、センサ1203の周方向に隣接するセンサ部121A同士を接続するミアンダ配線部121Cとを備える。センサ部121Aは、基材121A1と、基材121A1上に設けられたセンシング部20SEと、センシング部20SEが設けられた基材121A1の一方の主面を覆う保護層121A2とを備える。ミアンダ配線部121Bは、基材121B1と、基材121B1上に設けられた配線121B2と、配線121B2が設けられた基材121B1の一方の主面を覆う保護層121B3とを備える。ミアンダ配線部121Cは、ミアンダ配線部121Bと同様の構成を有する。
上述の構成を有するセンサ1203では、センサ電極層1213をエラストマ層126、127等と共に筒状のセンサ120の周方向および高さ方向の両方に引き延ばすことができるようになる。したがって、様々な形状を有する被着体にセンサ1203を装着することができるようになる。なお、電極基材122、123の形状をそれぞれ、上述のセンサ部121Aと同様の形状としてもよい。この場合、センサ部121Aと電極基材122、123とがセンサ1203の厚み方向に重なるように設けられる。
以下、実施例により本開示を具体的に説明するが、本開示はこの実施例のみに限定されるものではない。
[実施例1]
まず、以下に示す各部材を積層することにより、図2~図4に示す構成を有する、台形フィルム状のセンサ20を作製した。なお、基材22A、23Aは使用しない構成とした。
REF電極層22B:導電布
弾性層24:基材レスのスポンジシート
センサ電極層21:FPC(センシング部20SEのサイズ:約3mm×6mm)
ギャップ層25:基材レスのスポンジシート
REF電極層23B:導電布
[荷重感度カーブの測定]
まず、実施例1のセンサ20を3つ準備し、それらをそれぞれ、図18に示した、2次曲面を有するABS樹脂製の被着体に貼り合わせることにより、3つの曲面サンプルを作製した。なお、2次曲線は、図18中に示した位置P1~P3の3箇所を指定した曲線である。次に、センサ20の中心線L上(図2参照)に20~500gfの荷重を1mm間隔で加え、10個のセンシング部20SEの出力値を測定し、測定値のうちの最大値をデルタとした。その結果を表1および図19に示す。なお、荷重を加えるための打鍵子としては、R5mmのシリコーンゴム製の疑似指を使用した。
また、実施例1のセンサ20を1つ準備し、それを平板に貼り合わせることにより、1つの平面サンプルを作製したのち、上記と同様の測定を行った。その結果を表1および図19に示す。
[400gf感度分布]
まず、上述の荷重感度カーブの測定と同様にして、3つの曲面サンプルを作製した。次に、400gfの荷重を周方向DA(図2、図3参照)に5度の間隔で測定し、測定値のうちの最大値をデルタとした。この測定を、軸方向DB(図2、図3参照)に6mmの間隔にずらしながら行い、70個の全センシング部20SEの出力値を測定した。その結果を表2および図20に示す。なお、荷重を加えるための打鍵子としては、上述の荷重感度カーブの測定と同様に、R5mmのシリコーンゴム製の疑似指を使用した。
また、実施例1のセンサ20を1つ準備し、それを平板に貼り合わせることにより、1つの平面サンプルを作製したのち、上記と同様の測定を行った。その結果を表2および図20に示す。
表1は、荷重感度カーブの測定結果を示す。
Figure 0007396296000001
表2は、400gf感度分布の測定結果を示す。
Figure 0007396296000002
表1および図19に示した評価結果から、曲面サンプルでは、平面サンプルよりも感度が高いことがわかる。また、表2および図20に示した評価結果から、曲面サンプルでは、平面サンプルと同等またはそれ以下に感度のばらつきが抑えられていることがわかる。
[実施例2~6]
まず、図21A~図21C、図22A、図22Bに示した、ガウス曲率を有する曲面を持ったABS樹脂製の被着体を準備した。次に、小型多機能真空圧空成形機(株式会社浅野研究所製、KFS)を使用して、以下に示す各層を、準備した各被着体の曲面に順次貼り合わせることにより、図2、図4に示す構成を有する、台形フィルム状のセンサ20を作製した。なお、各層を貼り合わせる毎に、貼り合わせた各層の表面を目視により観察し、皺の発生の有無を確認した。その結果を表3に示す。
電極基材22:蒸着によりCu層を形成したエラストマフィルム
弾性層24:基材レスのスポンジシート
センサ電極層21:FPC(センシング部20SEのサイズ:約3mm×6mm)
ギャップ層25:基材レスのスポンジシート
電極基材23:蒸着によりAl層を形成したPETフィルム
[実施例7~11]
まず、各層を予め平面上で積層して、図2、図4に示す構成を有するセンサ20を作製した。なお、各層の構成は、上述の実施例2~6と同様とした。続いて、図21A~図21C、図22A、図22Bに示した、ガウス曲率を有する曲面を持ったABS樹脂製の被着体を準備した。次に、小型多機能真空圧空成形機(株式会社浅野研究所製、KFS)を使用して、準備した各被着体の曲面にセンサ20を貼り合わせた。貼り合わせ後、センサ20の表面を目視により観察し、皺の発生の有無を確認した。その結果を表4に示す。
表3は、実施例2~6のセンサの評価結果を示す。
Figure 0007396296000003
表4は、実施例7~11のセンサの評価結果を示す。
Figure 0007396296000004
表3および表4から以下のことがわかる。すなわち、電極基材22、センサ電極層21および電極基材23がそれぞれ複数のスリットを有することで、各層を被着体に順次貼り合わせてセンサ20を構成した場合、および各層を予め積層してセンサ20を構成したのち、被着体に貼り合わせた場合のいずれにおいても、皺の発生を抑制できることがわかる。
以上、本開示の第1、第2の実施形態およびその変形例について具体的に説明したが、本開示は、上述の第1、第2の実施形態およびその変形例に限定されるものではなく、本開示の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。
上述の第1、第2の実施形態およびその変形例において挙げた構成、方法、工程、形状、材料および数値等はあくまでも例に過ぎず、必要に応じてこれと異なる構成、方法、工程、形状、材料および数値等を用いてもよい。
上述の第1、第2の実施形態および変形例の構成、方法、工程、形状、材料および数値等は、本開示の主旨を逸脱しない限り、互いに組み合わせることが可能である。
上述の第1、第2の実施形態では、本開示を静電容量式のセンサに適用した場合について説明したが、本開示は静電容量式のセンサに限定されるものではなく、抵抗変化式または圧電式等のセンサにも適用可能である。
また、本開示は以下の構成を採用することもできる。
(1)
複数のセンシング部を有する静電容量式のセンサ電極層と、
前記センサ電極層の第1の面に対向する第1のリファレンス電極層と、
前記センサ電極層の第2の面に対向する第2のリファレンス電極層と、
前記第1のリファレンス電極層と前記センサ電極層との間に設けられた弾性層と、
前記第2のリファレンス電極層と前記センサ電極層との間に設けられたギャップ層と
を備え、
前記センサ電極層、前記第1のリファレンス電極層および前記第2のリファレンス電極層は、スリットを有する圧力センサ。
(2)
前記センサ電極層は、
幹部と、
前記幹部から枝状に延設された複数の枝部と
を備え、
隣接する前記枝部間に前記スリットが設けられている(1)に記載の圧力センサ。
(3)
前記第1のリファレンス電極層および前記第2のリファレンス電極層が、対向する両端部を有し、
前記スリットは、対向する前記両端部から内部に向かって延設されている(1)または(2)に記載の圧力センサ。
(4)
前記センサ電極層のスリットと前記第1のリファレンス電極層のスリットの延設方向が、異なっており、
前記センサ電極層のスリットと前記第2のリファレンス電極層のスリットの延設方向が、異なっている(1)から(3)のいずれかに記載の圧力センサ。
(5)
前記センサ電極層は、
複数の第1のサブ電極を有する第1の電極と、
複数の第2のサブ電極を有する第2の電極と
を備え、
前記センシング部は、一定の間隔離して交互に配置された前記第1のサブ電極および前記第2のサブ電極により構成されている(1)から(4)のいずれかに記載の圧力センサ。
(6)
前記センサ電極層は、
第1の櫛歯状を有する第1の電極と、
第2の櫛歯状を有する第2の電極と
を備え、
前記センシング部は、前記第1の櫛歯状および前記第2の櫛歯状を噛み合わされてようにして配置された前記第1の電極と前記第2の電極により構成されている(1)から(4)のいずれかに記載の圧力センサ。
(7)
前記センサ電極層、前記第1のリファレンス電極層、前記第2のリファレンス電極層、前記弾性層および前記ギャップ層を備えるセンサ本体を覆う、筒状を有するエラストマ層をさらに備える(1)から(6)のいずれかに記載の圧力センサ。
(8)
前記弾性層は、発泡樹脂またはエラストマを含む(1)から(8)のいずれかに記載の圧力センサ。
(9)
複数のセンシング部を有する静電容量式のセンサ電極層と、
前記センサ電極層の第1の面に対向する第1のリファレンス電極層と、
前記センサ電極層の第2の面に対向する第2のリファレンス電極層と、
前記第1のリファレンス電極層と前記センサ電極層との間に設けられた弾性層と、
前記第2のリファレンス電極層と前記センサ電極層との間に設けられたギャップ層と
を備え、
前記センサ電極層、前記第1のリファレンス電極層および前記第2のリファレンス電極層は、幹部と、前記幹部から枝状に延設された複数の枝部とを備える圧力センサ。
(10)
複数のセンシング部を有するセンサ電極層と、
前記センサ電極層の第1の面に対向する第1のリファレンス電極層と、
前記センサ電極層の第2の面に対向する第2のリファレンス電極層と、
前記第1のリファレンス電極層と前記センサ電極層との間に設けられた弾性層と、
前記第2のリファレンス電極層と前記センサ電極層との間に設けられたギャップ層と
を備え、
前記センサ電極層、前記第1のリファレンス電極層および前記第2のリファレンス電極層は、スリットを有する圧力センサ。
(11)
曲面を有する外装体と、
前記曲面に貼り合わされた、(1)から(10)のいずれかに記載の前記圧力センサと
を備える電子機器。
(12)
前記曲面は、曲率が一様でない曲面である(11)に記載の電子機器。
10 電子機器
10S 曲面
11 センサモジュール
12 ホスト機器
13 コントローラIC
20 センサ
20A、120A 接続部
20B、120B 接続端子
20SE センシング部
21、121 センサ電極層
21A 基材
21B 保護層
21C パルス電極(第1の電極)
21D センス電極(第2の電極)
21C1、21D1 サブ電極を
21E、21F 配線
21M、22M 幹部
21N、22N 枝部
22、23、122、123 電極基材
22A、23A 基材
22B、23B リファレンス電極層
24、124、125 弾性層
25 ギャップ層
26A、26B、27A、27B 接着層
126、127 エラストマ層
21L、22L、24L、25L スリット
110 被着体
111 穴部
110S 円柱面
120B センサ本体
131 金型
132 隙間

Claims (9)

  1. 複数のセンシング部を有する静電容量式のセンサ電極層と、
    前記センサ電極層の第1の面に対向する第1のリファレンス電極層と、
    前記センサ電極層の第2の面に対向する第2のリファレンス電極層と、
    前記第1のリファレンス電極層と前記センサ電極層との間に設けられた弾性層と、
    前記第2のリファレンス電極層と前記センサ電極層との間に設けられたギャップ層と
    を備え、
    前記センサ電極層、前記第1のリファレンス電極層および前記第2のリファレンス電極層は、スリットを有し、
    前記センサ電極層のスリットと前記第1のリファレンス電極層のスリットの延設方向が、異なっており、
    前記センサ電極層のスリットと前記第2のリファレンス電極層のスリットの延設方向が、異なっている圧力センサ。
  2. 前記センサ電極層は、
    幹部と、
    前記幹部から枝状に延設された複数の枝部と
    を備え、
    隣接する前記枝部間に前記スリットが設けられている請求項1に記載の圧力センサ。
  3. 前記第1のリファレンス電極層および前記第2のリファレンス電極層が、対向する両端部を有し、
    前記スリットは、対向する前記両端部から内部に向かって延設されている請求項1に記載の圧力センサ。
  4. 前記センサ電極層は、
    複数の第1のサブ電極を有する第1の電極と、
    複数の第2のサブ電極を有する第2の電極と
    を備え、
    前記センシング部は、一定の間隔離して交互に配置された前記第1のサブ電極および前記第2のサブ電極により構成されている請求項1に記載の圧力センサ。
  5. 前記センサ電極層は、
    第1の櫛歯状を有する第1の電極と、
    第2の櫛歯状を有する第2の電極と
    を備え、
    前記センシング部は、前記第1の櫛歯状および前記第2の櫛歯状を噛み合わされてようにして配置された前記第1の電極と前記第2の電極により構成されている請求項1に記載の圧力センサ。
  6. 前記センサ電極層、前記第1のリファレンス電極層、前記第2のリファレンス電極層、前記弾性層および前記ギャップ層を備えるセンサ本体を覆う、筒状を有するエラストマ層をさらに備える請求項1に記載の圧力センサ。
  7. 前記弾性層は、発泡樹脂またはエラストマを含む請求項1に記載の圧力センサ。
  8. 曲面を有する外装体と、
    前記曲面に貼り合わされた、請求項1に記載の前記圧力センサと
    を備える電子機器。
  9. 前記曲面は、曲率が一様でない曲面である請求項に記載の電子機器。
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