JP7390623B2 - ブラシローラ - Google Patents

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Description

本発明は、塵埃を掻き取るように構成されたブラシローラに関する。
床面上で転動しながら塵埃を掻き取るように構成された様々なブラシローラが開発されている(特許文献1を参照)。特許文献1のブラシローラは、シャフト部と、シャフト部の外周部分からシャフト部の径方向に突出した複数のブラシ体と、を有している。
シャフト部の外周部分には、螺旋状に延びる螺旋溝が形成されている。ブラシ体は、螺旋溝に沿ってシャフト部に固定され、螺旋状のブラシ列を構成している。
螺旋状のブラシ列が形成されることにより、ブラシ体に接触した塵埃がシャフト部の軸方向に移動することが促される。特許文献1では、塵埃がシャフト部の軸方向における中央位置に向けて移動するように、ブラシ列の螺旋の向きが設定されている。
特開2011-188951号公報
ブラシローラに対する様々な要求から、螺旋状のブラシ体を、先端に向けて細くなるテーパ筒状のシャフト部の外周面上で保持する構造にすることがある。シャフト部をテーパ状にすることにより、ブラシローラに巻き付いた長い塵埃(たとえば、毛髪)をシャフト部の先端に向けて移動させる効果を高めることができる。また、シャフト部を筒状とすることで、中実のシャフト構造と比べて、シャフト部は軽量化される。
しかしながら、テーパ筒状のシャフト部の外周面上でブラシ体を保持する構造にすることには製造上の困難性を伴うことがある。たとえば、特許文献1に倣って、テーパ筒状のシャフト部の外周面に螺旋溝を形成しようとすれば、螺旋溝を形成する金型部分をシャフト部から分離するための機構が必要とされる。螺旋溝を形成する金型部分をシャフト部の軸方向に引き抜こうとすれば、この金型部分を、螺旋溝の形状に合わせてシャフト部の軸周りに回転させること及びシャフト部のテーパ形状に合わせて径方向に変位させることが必要となる。このように金型部分を動かすための機構は、成形機の構造を複雑化させる。
本発明は、テーパ筒状のシャフト部の外周面上に螺旋状のブラシ体が保持された構造でありながら、容易に成形可能なブラシローラを提供することを目的とする。
本発明の一の局面に係るブラシローラは、転動しながら塵埃を掻き取るように構成されている。ブラシローラは、先端に向けて細くなる外周面を有するシャフト部と、前記シャフト部の周方向において間隔をあけて隣り合うように前記シャフト部の前記外周面に取り付けられることにより、前記周方向に互いに対向する一対の側面間において螺旋状に延びる螺旋溝を形成する螺旋板状の一対の保持と、前記シャフト部前記外周面に沿って螺旋状に延びつつ、前記螺旋溝から突出した前記保持体に保持されたブラシ体と、を備えている。前記一対の保持片は、前記ブラシ体を前記シャフト部の前記外周面上で保持するように構成されている、ブラシローラ。
上記の構成によれば、ブラシ体を保持する螺旋板状の一対の保持が、シャフト部とは別体に構成された上で、シャフト部に取り付けられている。このため、シャフト部において、ブラシ体を保持するための構造を設ける必要はない。したがって、シャフト部を成形する金型が複雑化することを抑制することができる。
対の保持片を周方向に間隔をあけてシャフト部の外周面に取りつけると、シャフト部の外周面上において、これらの保持片の間で螺旋溝が形成される。ブラシ体は、この螺旋溝に沿って配置されて、螺旋状に延びている。ブラシ体は、この状態で、一対の保持片の側面によってシャフト部の外周面上で保持されている。
上記の構成に関して、前記ブラシ体は、ベースバンドと、前記ベースバンドの長手方向に植設された複数のブラシ毛と、を含んでいてもよい。前記一対の保持片は、前記螺旋溝において外周側の部分を形成する外周部分と、前記螺旋溝において前記外周側の部分よりも幅広の内周側の部分を形成する内周部分と、をそれぞれ有していてもよい。前記ベースバンドは、前記螺旋溝における前記外周側の部分よりも幅広であるとともに、前記内周部分間に配置されていてもよい。前記複数のブラシ毛は、前記外周部分間の間隙を通じて前記螺旋溝から突出していてもよい。
上記の構成によれば、螺旋溝は、一対の保持片の外周部分によって形成される外周側の部分よりも一対の保持片の内周部分によって形成される内周側の部分の方が幅広である。このため、ブラシ体の幅方向における両側に位置するベースバンドの両側縁部は、外周部分とシャフト部の外周面とによって挟まれる。この結果、ブラシ部は、シャフト部上で保持部によって保持される。一方、複数のブラシ毛は、外周部分の間隙を通じて螺旋溝から突出しているので、ブラシローラが転動すると、塵埃を掻き取ることができる。
上記の構成に関して、前記一対の保持片の前記内周部分は、前記一対の保持片の長手方向の全体に亘って前記シャフト部の前記外周面に面接触した状態で前記シャフト部の前記外周面に固定されていてもよい。
上記の構成によれば、一対の保持片の内周部分が、一対の保持片の長手方向の全体に亘ってシャフト部の外周面に面接触した状態でシャフト部の外周面に固定されているので、螺旋溝の幅が拡がるような一対の保持片の変形が抑制される。したがって、ベースバンドが螺旋溝から抜け出すことも防止される。
上記の構成に関して、前記ブラシローラは、前記一対の保持片の先端部同士を接続する先端接続部と、前記一対の保持片の基端部同士を接続する基端接続部と、を更に備えていてもよい。
上記の構成によれば、一対の保持片は、先端接続部及び基端接続部によって互いに接続されているので、これらの保持片を1つの部材として取り扱うことができる。また、先端接続部及び基端接続部は、一対の保持片の先端側及び基端側においてこれらの間隔を維持するので、螺旋溝の幅を螺旋溝の全長に亘って維持した状態で、保持体をシャフト部の外周面に取り付けることができる。
上記の構成に関して、前記一対の保持は、前記シャフト部の軸に直交する断面において円形の内部空間を有するテーパ筒形状を有していてもよい。前記螺旋溝は、前記先端接続部と前記基端接続部との間の区間に亘って、前記内部空間に連通するように形成されていてもよい。
上記の構成によれば、一対の保持片によりテーパ筒形状が形成される場合、螺旋溝は、先端接続部と基端接続部との間の区間に亘って、テーパ筒形状の内部空間に連通するように形成可能である。この場合、一対の保持の外面を雌型で成形し、螺旋溝と一対の保持の内周面とを雄型で成形することができる。この雄型は、テーパ筒形状の内部空間を形成する本体部分と、螺旋溝を形成するように本体部分の外周面から螺旋状に突出した螺旋部分と、により構成可能である。本体部分は、保持体の内部空間と相補的な形状を有するので、シャフト部の軸に直交する断面において円形の断面を有し、保持体内において本体部分の軸周りに回転可能な形状を有する。したがって、螺旋部分の螺旋形状に合わせて本体部分をシャフト部の軸周りに回転させながらテーパ筒形状の軸方向に雄型を保持体から引き抜くことが許容される。
上記の構成に関して、ブラシローラは、前記シャフト部の前記外周面から突出した凸部を更に備えていてもよい。前記一対の保持には、前記凸部に係合する凹部が形成されていてもよい。
上記の構成によれば、凸部と凹部との係合により、一対の保持に対するシャフト部の相対的な回転が防止される。
上記の構成に関して、前記シャフト部は、基端側におけるテーパ角度が先端側におけるテーパ角度よりも小さくなるように構成されていてもよい。
上記の構成によれば、シャフト部は、基端側におけるテーパ角度が比較的小さくなっており、テーパ角度が小さくなっている部分では、ブラシローラの外周面はブラシローラの軸に平行に近い状態になっている。この場合、先端側のテーパ角度を保ったまま基端側に延設された筒体と比べて、ブラシローラの基端側の直径は小さくなり、ブラシローラの径方向における大型化が抑制される。
上記の構成に関して、前記一対の保持片は、互いに連結されていない状態で前記シャフト部の前記外周面に取り付けられていてもよい。
上記の構成によれば、一対の保持片同士は、互いに連結されていないので、これらの保持片は、シャフト部の外周面に沿って配置可能な板形状の部材として個別に成形可能になる。
本発明の他の局面に係るブラシローラは、転動しながら塵埃を掻き取るように構成されている。ブラシローラは、先端に向けて細くなる外周面を有するシャフト部と、互いに連結されていない状態で前記シャフト部の周方向に並んで前記シャフト部の前記外周面に取り付けられた複数の保持片と、前記保持片の外周面に沿って螺旋状に延設された板状の複数のブラシ体と、を更に備えている。前記複数の保持片それぞれの外面には螺旋状に延びる螺旋溝が成形されていてもよい。前記複数のブラシ体は、前記螺旋溝に沿って配置されて前記複数の保持片にそれぞれ保持されていてもよい。
上記の構成によれば、複数の保持片は、互いに連結されていないので、板状の部材として成形可能である。このような板状の部材に螺旋溝を形成することは、テーパ筒状のシャフト部の外周面に螺旋溝を形成するのと比べて容易である。
状の複数の保持片をシャフト部の周方向に並べてシャフト部の外周面に取り付け、複数のブラシ体をそれぞれ螺旋溝に沿って配置すると、各ブラシ体は、螺旋状に延びた状態になる。ブラシ体は、この状態で、シャフト部の外周面上で保持されている。
上記のブラシローラは、容易に製造可能であり、螺旋状のブラシ体を、テーパ筒状のシャフト部の外周面上で保持することができる。
清掃機の概略的な側面図である。 清掃機に取付可能に構成された吸込具の概略的な展開斜視図である。 ブラシローラの概略的な平面図である。 ブラシローラの概略的な断面図である。 ブラシローラの一部の展開斜視図である。 ブラシローラの概略的な断面図である。 塵埃が掻取ローラに巻き付いたときに塵埃に作用する力を表す概略図である。 ブラシローラの成形に用いられる雄型の概略的な斜視図である。 周方向の分割構造を有しているブラシローラの一部の概略的な斜視図である。 周方向の分割構造を有しているブラシローラの一部の概略的な断面図である。 軸方向の分割構造を有しているブラシローラの一部の概略的な断面図である。 螺旋状の溝部を有していないブラシローラの一部の概略的な展開斜視図である。
本実施形態において、ブラシローラ131,132は、清掃機101に取り付けられる吸込具100の一部として構成されている。図1は、吸込具100が取り付けられた清掃機101の概略的な側面図である。図2は、吸込具100の概略的な展開斜視図である。図1及び図2を参照して、清掃機101及び吸込具100が説明される。
図1に示すように、清掃機101は、吸引ファン(図示せず)や吸引ファンを駆動するモータ(図示せず)を内蔵する清掃本体部102と、清掃本体部102から吸込具100へ延設されたホース103と、ホース103に設けられた操作部104とを備えている。ホース103の先端部は、吸込具100に接続可能に構成されている。操作部104は、ユーザの操作を受けて、清掃本体部102及び吸込具100を作動させるように構成されている。清掃本体部102及び吸込具100から操作部104への電気的な配線は、ホース103に沿って行われている。
吸込具100は、ホース103の内部空間よりも幅広の吸引領域を得るためにホース103の先端に取り付けられている。吸込具100は、床面上の塵埃を掻き取りながら吸い込むように構成されている。
吸込具100は、ブラシローラ131,132に加えて、これらのブラシローラ131,132を保持するように構成されたハウジング120と、ブラシローラ131,132を駆動するように構成された駆動機構(図示せず)と、を有している。
図2に示すように、ハウジング120は、幅方向に広い吸込空間110を得るために前後方向よりも幅方向に広い形状を有している。ハウジング120は、平面視において前方に開口した略C字形状を有している本体部121と、本体部121に取り付けられるように構成されたカバー部材122とを含んでいる。
本体部121は、吸込具100の幅方向(すなわち、左右方向)に互いに離間した位置に設けられた側部123,124と、側部123,124の後側(すなわち、清掃本体部102側)に位置し、これらの側部123,124を繋ぐ後部125とを含んでいる。側部123,124及び後部125は、全体として中空構造を有している。側部123,124及び後部125の中には、駆動機構が収容されている。
後部125及び側部123,124によって、床面上の塵埃を吸い込むための吸込空間110が形成されている。すなわち、後部125の前端、側部123の右端及び側部124の左端によって吸込空間110が区画されている。この吸込空間110にブラシローラ131,132が配置され、側部123,124は、これらのブラシローラ131,132をそれぞれ支持している。詳細には、側部123,124の内壁部(すなわち、吸込空間110に臨む壁部)には、ブラシローラ131,132を保持する軸受(図示せず)が設けられている。
後部125は、ホース103と接続可能に構成されている。後部125内には、ホース103によって形成された流路と吸込空間110とを繋ぐ流路(図示せず)が形成されている。
カバー部材122は、吸込空間110を上側から塞ぐように構成されている。カバー部材122の左右の端部は、側部123,124上に載置された状態で側部123,124に固定されるように構成されている。
ブラシローラ131,132は、吸込空間110内において床面上で転動しながら塵埃を掻き取るように構成されている。ブラシローラ131は、左側の側部123によって片持ち支持され、吸込空間110内で側部123から右方に延設されている。ブラシローラ132は、右側の側部124によって片持ち支持され、吸込空間110内で側部124から左方に延設されている。ブラシローラ131,132の先端は、吸込具100の幅方向において互いに離間している。
ブラシローラ131の構造が、図2乃至図6を参照して説明される。図3は、ブラシローラ131の一部の概略的な平面図である。図4は、ブラシローラ131の軸方向におけるブラシローラ131の一部の概略的な断面図である。図5は、ブラシローラ131の一部の概略的な展開斜視図である。図6は、ブラシローラ131の軸に対して直角な方向におけるブラシローラ131の一部の概略的な断面図である。なお、ブラシローラ132の構造は、ブラシローラ131の構造と同一である。したがって、ブラシローラ131に係る以下の説明は、ブラシローラ132に援用される。
図3に示すように、ブラシローラ131は、接続シャフト250と、接続シャフト250に外嵌されるシャフト部210と、シャフト部210の先端に取り付けられる先端キャップ240と、シャフト部210に外嵌される保持体220と、を有している。
接続シャフト250は、ハウジング120の本体部121内に収容された駆動機構の駆動力をシャフト部210に伝達するために設けられている。接続シャフト250の基端部は、駆動機構の駆動力を受けるために、本体部121内に配置されている。接続シャフト250の基端部には、プーリ(図示せず)が取り付けられる。接続シャフト250は、側部123の内壁部に設けられた軸受に嵌入されている。
接続シャフト250の先端部は、駆動機構の駆動力をシャフト部210に伝達するために、シャフト部210内に挿入されている。接続シャフト250の先端部の外周面には、接続シャフト250の空回りを防ぐためにローレット加工が施与されている。
シャフト部210は、先端に向けて細くなる外周面を有し、シャフト部210の外形は、シャフト部210の軸に対して直角の断面において、全長に亘って略円形である。
シャフト部210は、シャフト本体214と、シャフト本体214と一体に成形された内部接続部270と、を有している。
シャフト本体214は、シャフト本体214の先端から基端側に徐々に太くなりながらシャフト本体214の軸方向に延びるテーパ筒部212と、テーパ筒部212の基端側に設けられた基端リング部211と、を含んでいる。テーパ筒部212の軸長は、基端リング部211の軸長よりも長くなっている。テーパ筒部212及び基端リング部211は、シャフト本体214の先端に向けて細くなるテーパ形状を有しているが、基端リング部211のテーパ角は、テーパ筒部212のテーパ角よりも小さくなっている。すなわち、基端リング部211の外周面は、テーパ筒部212の外周面よりもシャフト部210の軸に平行に近くなっている。
図4に示すように、内部接続部270は、接続シャフト250とシャフト部210とを接続するために設けられ、接続シャフト250の先端部(ローレット加工部分)と接続されるように、テーパ筒部212内でテーパ筒部212と一体的に成形されている。内部接続部270及びシャフト部210は、これらを成形する金型内に、ローレット加工後の接続シャフト250の先端部分を配置した状態で樹脂を射出することにより成形されてもよい。
シャフト部210には、保持体220が外嵌されている。保持体220は、螺旋状に延びる複数のブラシ体230を保持するために設けられており、図5に示すように、シャフト部210とは別体にテーパ筒形状に成形されている。保持体220は、シャフト部210に外嵌されることによって、シャフト部210の外周面に取り付けられる。保持体220は、シャフト部210に外嵌された状態において、複数のブラシ体230をシャフト部210の外周面上で保持する。
保持体220は、シャフト部210の周方向において間隔をあけて隣り合うようにシャフト部210の外周面に配置された複数の保持片222を有している。また、保持体220は、これらの保持片222の先端を接続する環状の先端接続部223と、これらの保持片222の基端を接続する環状の基端接続部224と、を備えている。
保持体220は、複数の保持片222がシャフト部210の周方向に並んでシャフト部210の外周面に取り付けられた状態で、先端に向けて細くなるテーパ状の筒形状をなすように構成されている。これらの保持片222それぞれは、螺旋状に延設された薄板状の部分である。言い換えると、複数の保持片222それぞれは、シャフト部210の先端に向けて細くなる台形状の薄板をシャフト部210の外周面に螺旋状に巻き付けたような形状をしている。周方向に並んだ複数の保持片222によって囲まれた保持体220の内部空間318(図5を参照)は、シャフト部210と相補的であり、保持体220の軸に対して直角の断面において円形となり、先端に向けて細くなる形状を有している。
これらの保持片222が、シャフト部210の周方向において間隔をあけて配置されるので、隣り合う保持片222の間(すなわち、周方向において互いに対向する保持片222の側面291の間)に螺旋溝221が形成されている。螺旋溝221は、シャフト部210の外周面上で螺旋状に延び、螺旋溝221に沿って、ブラシ体230が配置される。図2において矢印で示される方向にブラシローラ131が回転したときに、ブラシ体230がシャフト部210の先端方向に塵埃を送り出すように、螺旋溝221の向き(ひいては、保持片222の形状)が設定されている。
保持片222は、図6に示されるように、シャフト部210の外周面に対向する内周面を有する内周部分225と、シャフト部210の径方向において内周部分225に対して外側に位置し、内周部分225よりも幅広の外周部分226と、を有している。内周部分225は、シャフト部210の外周面に面接触する保持片222の内周面を構成している一方で、外周部分226は、保持片222の内周面を構成している。
保持片222の側面291は、外周部分226の側縁部292における側面と内周部分225の側縁面229とによって構成されている。外周部分226の両側縁部292は、内周部分225の両側縁面229に対して螺旋溝221の幅方向に突出している。すなわち、外周部分226の両側縁部292は、内周部分225の両側縁面229に対して突出した突条として構成されている。外周部分226の側縁部292と内周部分225の側縁面229は、ブラシ体230を保持するように構成されている。
隣り合う保持片222の外周部分226の側縁部292における側面は、螺旋溝221の幅方向において互いに対向している。同様に、隣り合う保持片222の内周部分225の側縁面229も、螺旋溝221の幅方向において互いに対向している。隣り合う保持片222の内周部分225の側縁面229は、螺旋溝221における内周側の部分を形成しており、この内周側の部分において、螺旋溝221は幅広になっている。隣り合う保持片222の外周部分226の側縁部292における側面は、螺旋溝221における外周側の部分を形成しており、この外周側の部分において、螺旋溝221は幅狭になっている。隣り合う保持片222の外周部分226の側縁部292とシャフト部210の外周面との間で、ブラシ体230の一部がシャフト部210の径方向に挟まれることにより、ブラシ体230は、シャフト部210の外周面上で保持される。
内周部分225は、外周部分226の側縁部292がシャフト部210の外周面から離間する方向に作用する外力を受けても面接触の状態を維持するように、保持片222の長手方向の全体に亘ってシャフト部210の外周面に固定されている。たとえば、内周部分225は、接着剤によってシャフト部210の外周面に接着されていてもよいし、シャフト部210の外周面に超音波溶着されていてもよい。
複数の保持片222の先端部は、環状の先端接続部223に接続されている。複数の保持片222の基端部は、環状の基端接続部224に接続されている。したがって、隣り合う保持片222間の間隔は、先端側においては、先端接続部223によって維持され、基端側においては、基端接続部224によって維持される。したがって、螺旋溝221の幅は、全長に亘って維持される。螺旋溝221は、先端接続部223と基端接続部224との間で保持体220の上述の内部空間318に連通している。複数の保持片222は、先端接続部223及び基端接続部224に接続されているので、保持体220は、1つのテーパ状の筒体として構成される。
複数の保持片222の先端は、環状の先端接続部223の外周縁に接続されている。すなわち、先端接続部223の外周面は、複数の保持片222の内周面に接続されており、螺旋溝221の先端部は、先端接続部223の外周縁上に位置している。このため、螺旋溝221の先端部は、ブラシ体230の挿入口として利用可能である。
複数の保持片222の基端部は、環状の基端接続部224の内周縁に接続されているので、螺旋溝221の基端部は、外面が閉じた凹部227(図5を参照)になっている。すなわち、基端接続部224の内周縁に沿って間隔をあけて複数の凹部227が形成されている。これらの凹部227は、螺旋溝221の形成に用いられる金型部分(図8に示される螺旋部分282)の引き抜きに利用可能である。
凹部227は、シャフト部210に対する保持体220の相対的な回転を防ぐためにも利用される。すなわち、図5に示すように、保持体220とシャフト部210との間の相対的な回転を防ぐために、複数の凸部260が、複数の凹部227とそれぞれ係合するようにシャフト部210の基端リング部211の外周面から突出している。これらの凸部260は、複数の凹部227と相補的な形状を有しているとともに、これらの凹部227の位置に合わせてシャフト部210の周方向において間隔をあけて配置されている。凸部260は、保持体220がシャフト部210に外嵌されると凹部227にはまり込む。
複数のブラシ体230は、螺旋溝221に挿入可能に構成された細長い矩形状のベースバンド231と、ベースバンド231に植設された複数のブラシ毛232と、をそれぞれ含んでいる。ベースバンド231は、保持体220による保持に利用される部分である。複数のブラシ毛232は、塵埃を掻き取るために設けられている。
ベースバンド231は、隣り合う保持片222の内周部分225の側縁面229間の幅に略等しい幅を有し、側縁面229の間の空間に配置される。ベースバンド231は、隣り合う保持片222の外周部分226の側縁部292間の空隙よりも幅広である。したがって、ベースバンド231が螺旋溝221のうちの幅広の空間に配置されると、ベースバンド231の両側縁部233は、隣り合う保持片222の外周部分226の側縁部292とシャフト部210の外周面とによってシャフト部210の径方向に挟まれる。
ベースバンド231は、螺旋溝221の先端部分から挿入されたときに螺旋溝221に沿って湾曲変形する程度の可撓性を有している一方で、外周部分226の側縁部292に引っ掛かった状態を保つ程度の剛性を有している。
複数のブラシ毛232は、ベースバンド231の幅方向における中央領域(すなわち、両側縁部233の間の領域)においてベースバンド231の長手方向に植設され、ベースバンド231の長手方向に延びるブラシ列を形成している。ブラシ体230が螺旋溝221に挿入されると、このブラシ列は、隣り合う保持片222の外周部分226の側縁部292間の空隙(すなわち、螺旋溝221の幅狭の部分)から突出する。
ブラシ体230は、ブラシ列が基端接続部224に当接するまで螺旋溝221の先端から螺旋溝221に挿入されると、ブラシ体230のブラシ列が保持体220の外周面上で螺旋状に延びた状態で保持体220によって保持される。このとき、ブラシ列が基端接続部224に引っ掛かるので、基端方向へのブラシ体230の変位は、基端接続部224によって防止される。一方、先端方向へのブラシ体230の変位を防止するために、先端キャップ240が設けられている。
螺旋溝221の先端側の開口は、先端キャップ240によって塞がれる。すなわち、先端キャップ240は、この開口を塞ぐような直径を有する円板状の抑板241と、保持体220の環状の先端接続部223の開口を通じてシャフト部210の先端部分に嵌入される嵌入部242とを含んでいる。抑板241が螺旋溝221の先端側の開口を塞ぐので、ベースバンド231の先端が抑板241に引っ掛かり、先端方向へのブラシ体230の変位が防止される。
吸込具100及び清掃機101の動作が以下に説明される。
操作部104が操作されると、清掃機101が作動し、吸引力がホース103及び吸込具100の後部125に形成された流路を通じて吸込空間110に作用する。この結果、床面上の塵埃が吸込空間110の下向きの開口を通じて、吸込空間110に流入する。その後、塵埃は、後部125の流路及びホース103を通じて清掃機101内に集塵される。
この間、吸込具100に内蔵された駆動機構が作動し、駆動機構の駆動力は、接続シャフト250及び内部接続部270を通じてシャフト部210、保持体220及び複数のブラシ体230に伝達される。このとき、ブラシ体230は、床面上で転動しながら、床面上の塵埃を掻き取る。
上記の実施形態では、シャフト部210の基端リング部211のテーパ角は、先端側のテーパ筒部212のテーパ角よりも小さくなっており、基端リング部211の外周面は、シャフト部210の軸に対して平行に近い状態になっている。したがって、テーパ筒部212のテーパ角を保ったまま延設されたテーパ筒と比べて、シャフト部210の基端の外径は小さくなる。このため、ブラシローラ131,132が径方向に大型化することが抑制され、ひいては、ブラシローラ131,132が取り付けられたハウジング120の大型化も抑制される。
ブラシ体230が配置された螺旋溝221の螺旋の向きは、上記の如く、図2の矢印が示す方向にブラシローラ131,132が回転したときに塵埃を先端方向に送り出すように設定されている。したがって、ブラシ体230は、ブラシ体230の先端方向(すなわち、吸込空間110の幅方向における中心位置に向かう方向)への塵埃の移動を促すことができる。
ブラシローラ131,132が床面上の塵埃を掻き取っているとき、長い塵埃(たとえば、毛髪)がブラシローラ131,132に巻き付くことがある(図7を参照)。ブラシローラ131,132は、先端に向けて細くなるテーパ形状を有しているので、長い塵埃の巻き付き力の分力は、ブラシローラ131,132の先端側に向きやすい。したがって、ブラシローラ131,132に巻き付いた長い塵埃をブラシローラ131,132の先端に向けて移動させることができる。
ブラシ体230が配置された螺旋溝221は、ブラシローラ131,132の周方向において間隔をあけて形成されているので、複数のブラシ毛232によって構成されたブラシ列もブラシローラ131,132の周方向において間隔をあけて形成されている。ブラシ毛232は、ブラシローラ131,132の全周に亘って設けられていないので、駆動機構に対する負荷は過度に大きくならない。
シャフト部210及び保持体220は互いに別体に形成されているけれども、保持体220の凹部227は、シャフト部210の外周面から突出した凸部260と係合しているので、シャフト部210及び保持体220の一体的な回転が保証される。
シャフト部210は、保持体220とは別体に形成されているので、シャフト部210の成形に用いられる成形機は、螺旋溝221を形成するための機構を有さなくてもよい。したがって、シャフト部210を成形するための成形機は、過度に複雑な構造を有さなくてもよい。
保持体220の螺旋溝221は、先端接続部223と基端接続部224との間の区間に亘って保持体220の内部空間318に連通している。この場合、螺旋溝221及び保持体220の内面は、図8に示されるような雄型280を用いて形成可能である。
図8に示すように、雄型280は、シャフト部210の外形と略同形の円錐台状の本体部分281と、本体部分281の外周面から螺旋状に突出した複数の螺旋部分282と、を有している。本体部分281は、保持体220の内面を成形する部分であり、螺旋部分282は、螺旋溝221を形成する部分である。
保持体220は、保持体220の外面を成形する雌型(図示せず)に雄型280を挿入した状態でこれらの間のキャビティに樹脂を射出することにより成形可能である。保持体220の成形後において、雄型280は、保持体220の外面を成形する雌型から引き抜かれる。その後、保持体220を雄型280の軸周りに相対的に回転させながら雄型280から引き抜けば、保持体220は、雄型280から分離される。螺旋部分282は、雌型に設けられていないので、保持体220が螺旋部分282に引っ掛かった状態で雌型に残るという問題は生じにくい。
保持体220及びシャフト部210が成形された後、保持体220及びシャフト部210が嵌合される。その後、ブラシ体230のベースバンド231が螺旋溝221に挿入される。ベースバンド231は、可撓性を有しているので、ブラシ体230は、螺旋溝221に沿って湾曲しながら、基端接続部224まで挿入可能である。このとき、ベースバンド231の両側縁部233は、隣り合う保持片222の外周部分226の側縁部292とシャフト部210の外周面とによってシャフト部210の径方向に挟まれる。したがって、ブラシ体230は、螺旋状に延設された状態で、保持体220によってシャフト部210の外周面上で保持される。
このとき、複数のブラシ毛232により形成されたブラシ列は、螺旋溝221から突出しているので、基端接続部224に当たり、ブラシ体230の基端側への移動が阻止される。その後、保持体220及びシャフト部210の先端に先端キャップ240が取り付けられることにより、ブラシ体230の先端側への移動も防止される。
ブラシ毛232が床面に擦れると、ブラシ毛232は、床面から外力を受ける。この外力は、ブラシ毛232が植設されたベースバンド231に伝達される。この外力は、ベースバンド231の軸周りにベースバンド231を傾動させるように作用することもある。この場合、ベースバンド231の一方の側縁部233は、保持片222の外周部分226の側縁部292に圧接される。このとき、保持片222の内周部分225は、シャフト部210の外周面に固定されているので、保持片222の外周部分226の側縁部292は、シャフト部210の外周面からめくれ上がらない。すなわち、ベースバンド231の側縁部233がシャフト部210の外周面と保持片222の外周部分226とによって挟まれた状態が維持され、ベースバンド231が螺旋溝221から抜け出すことが防止される。
上述の実施形態に関して、保持体220は、6つの保持片222を用いて構成されているが、保持体220は、2以上の保持片222から形成されればよい。
上述の実施形態に関して、ブラシ体230は、螺旋溝221に配置されている。代替的に、ブラシ体230は、保持体220の外周面に接着剤等により固定されていてもよい。
上記の実施形態に関して、保持体220は、複数の保持片222が先端接続部223と基端接続部224とによって一体化された筒構造を有している。すなわち、上記の実施形態では、複数の保持片222を一体的にシャフト部210の外周面に取り付けることができる。代替的に、先端接続部223及び基端接続部224を省略し、保持片222は、シャフト部210の外周面に個別に取付可能に構成されていてもよい(図9を参照)。
図9に示されているシャフト部210は、一定のテーパ角度で先端に向けて細くなるテーパ筒状に成形されている。シャフト部210の外周面には、複数の保持片222の配置位置に合わせて複数の係合凹部213が形成されている。これらの係合凹部213は、複数の保持片222の取付に利用される。
複数の保持片222は、互いに連結されておらず、複数の保持片222それぞれは、シャフト部210の軸方向に細長い螺旋板状に成形されている。これらの保持片222は、シャフト部210の周方向に間隔をあけて並んだ状態で先端に向けて細くなるテーパ状の筒形状をなすように構成されており、シャフト部210の外周面に沿って配置されるように螺旋状に延びている。
保持片222は、保持片222の内面(すなわち、シャフト部210の外周面に当接される面)から突出した係合凸部228を有している。係合凸部228は、シャフト部210の係合凹部213に係合可能に構成されている。
保持片222の側面291の形状は、図4及び図6に示されるものと同様であり、保持片222が間隔をあけてシャフト部210の外周面に取り付けられたとき、隣り合う保持片222の側面291の間で螺旋溝221(図5を参照)が形成される。
複数の保持片222は、シャフト部210の外周面への取り付け後において、テーパ状の筒形状を構成すればよく、これらの保持片222それぞれは、成形時においては、板形状を有している。したがって、保持片222は、容易に成形可能である。
図9に示されるような保持片222の分割構造が採られる場合には、保持片222の成形は容易になるので、保持片222の外面に、螺旋溝221が形成されてもよい(図10を参照)。この場合、複数の保持片222は、シャフト部210の周方向において隣接して配置されてもよい。
螺旋溝221は、図3及び図5に示される螺旋溝221と同形である。すなわち、螺旋溝221は、螺旋状に延設されている。また、シャフト部210の軸に対して直角の断面において、螺旋溝221は、保持片222の外面近傍においては狭い溝幅を形成し、この狭い溝幅部分に対してシャフト部210側で広い溝幅を形成するように構成されている。
螺旋溝221がこのように形成されれば、ブラシ体230のベースバンド231が幅広の空間に挿入されると、ベースバンド231の両側縁部233が螺旋溝221において保持片222に引っ掛かる。すなわち、ブラシ体230は、保持片222によって保持される。
図9及び図10の保持体220は、シャフト部210の周方向において並んで配置された保持片222に分割可能な構造(すなわち、周方向の分割構造)を有している。代替的に、保持体220は、シャフト部210は軸方向に分割された構造を有していてもよい(図11を参照)。
図11に示される保持体220は、保持筒311,312と基端筒313とを有している。保持筒311,312及び基端筒313は、図5に示されるシャフト部210に外嵌可能に構成されている。すなわち、保持筒311,312及び基端筒313は、シャフト部210の軸方向に繋がった状態でシャフト部210に外嵌されている。
基端筒313は、略円筒形状である。一方、保持筒311,312は、先端に向けて細くなるテーパ筒状に成形されている。保持筒311,312は、これらの外周面及び内周面の間で段差ができないように構成されており、これらがシャフト部210に連設して外嵌されたとき全体としてテーパ状の筒体を形成している。
保持筒311,312及び基端筒313の外周面には、シャフト部210の軸方向に対して傾斜した方向に直線的に延びる複数の直線溝314~316がそれぞれ形成されている。複数の直線溝314は、保持筒311の周方向において間隔をあけて形成されている。複数の直線溝315は、保持筒312の周方向において間隔をあけて形成されている。複数の直線溝315は、基端筒313の周方向において間隔をあけて形成されている。これらの直線溝314~316は、直線溝314~316の延設方向に対して直角の断面において、図10に示される螺旋溝221と同形である。
直線溝314~316は、直線的に延設されているけれども、これらの延設角度は互いに異なっている。具体的には、直線溝314~316は、保持筒311,312及び基端筒313がシャフト部210の軸方向に連設されたときに、螺旋状に繋がるように構成されている。これらの直線溝314~316は、保持筒311,312の間及び保持筒312と基端筒313との間で屈曲した溝空間を形成するけれども、ブラシ体230のベースバンド231は可撓性を有しているので、屈曲溝部317に沿って挿入可能である。したがって、ブラシ体230は、螺旋状に繋がった状態の直線溝314~316に沿って配置されて保持筒311,312及び基端筒313によって保持される。
直線溝314~316は、直線的に延設されているので、保持筒311,312及び基端筒313を成形する際に直線溝314~316の形成に用いられる金型部分(図示せず)は、直線溝314~316の延設方向において直線的に引き抜き可能である。したがって、保持筒311,312及び基端筒313は、容易に成形可能である。
基端筒313は、略円筒形状であり、テーパ筒状ではないので、シャフト部210と一体的に成形されても、基端筒313及びシャフト部210の成形に用いられる成形機は、過度に複雑化しない。したがって、基端筒313は、シャフト部210と一体的に成形されてもよい。
基端筒313に代えて、追加的な保持筒が用いられてもよい。この場合、追加的な保持筒は、内周面及び外周面において保持筒312に対して段差ができないように構成される。追加的な保持筒は、保持筒311,312と連設してシャフト部210の外嵌されたときに、これらが全体としてテーパ状の筒体を形成するように構成されてもよい。
シャフト部210は、直線溝314~316が螺旋状に繋がる位置で保持筒311,312及び基端筒313を周方向に位置決めするように構成されていてもよい。たとえば、シャフト部210は、スプラインシャフトのような断面形状を有していてもよい。この場合、保持筒311,312及び基端筒313は、シャフト部210に相補的な内周形状を有すればよい。
上記の実施形態に関して、保持体220は、樹脂成形品である。代替的に、保持体220は、図12に示すように、シャフト部210の外周面に巻き付けられるように略扇形状に形成されたシート状の素材から構成されてもよい。シート材料は、フラットな状態からシャフト部210の外周面に巻き付けられた湾曲形状に変形できるような可撓性を有している。複数のブラシ毛232をフラットな状態の保持体220に対して帯状に植設することにより、ブラシ体230を形成することができる。複数のブラシ毛232が植設される領域は、保持体220がシャフト部210の外周面に巻き付けられたときに、螺旋状に延びるブラシ列が得られるように定められればよい。
保持体220がフラットな状態であるとき、ブラシ毛232は、保持体220に容易に植設可能である。したがって、ブラシ体230を保持した状態の保持体220が容易に形成される。この保持体220をシャフト部210の外周面に巻き付けることにより、ブラシローラ131は、容易に作成される。
本実施形態の原理は、清掃作業に用いられる装置に好適に利用される。
131・・・・・ブラシローラ
132・・・・・ブラシローラ
210・・・・・シャフト部
220・・・・・保持体
221・・・・・螺旋溝
222・・・・・保持片
223・・・・・先端接続部
224・・・・・基端接続部
225・・・・・内周部分
226・・・・・外周部分
227・・・・・凹部
230・・・・・ブラシ体
231・・・・・ベースバンド
232・・・・・ブラシ毛
233・・・・・側縁部
260・・・・・凸部
291・・・・・側面
292・・・・・側縁部
311・・・・・保持筒
312・・・・・保持筒
314・・・・・直線溝
315・・・・・直線溝
316・・・・・直線溝
318・・・・・内部空間

Claims (9)

  1. 転動しながら塵埃を掻き取るように構成されたブラシローラであって、
    先端に向けて細くなる外周面を有するシャフト部と、
    前記シャフト部の周方向において間隔をあけて隣り合うように前記シャフト部の前記外周面に取り付けられることにより、前記周方向に互いに対向する一対の側面間において螺旋状に延びる螺旋溝を形成する螺旋板状の一対の保持と、
    前記シャフト部前記外周面に沿って螺旋状に延びつつ、前記螺旋溝から突出したブラシ体と、を備え
    前記一対の保持片は、前記ブラシ体を前記シャフト部の前記外周面上で保持するように構成されている、ブラシローラ。
  2. 前記ブラシ体は、ベースバンドと、前記ベースバンドの長手方向に植設された複数のブラシ毛と、を含み、
    前記一対の保持片は、前記螺旋溝において外周側の部分を形成する外周部分と、前記螺旋溝において前記外周側の部分よりも幅広の内周側の部分を形成する内周部分と、をそれぞれ有し、
    前記ベースバンドは、前記螺旋溝における前記外周側の部分よりも幅広であるとともに、前記内周部分間に配置され、
    前記複数のブラシ毛は、前記外周部分間の間隙を通じて前記螺旋溝から突出している、請求項に記載のブラシローラ。
  3. 前記一対の保持片の前記内周部分は、前記一対の保持片の長手方向の全体に亘って前記シャフト部の前記外周面に面接触した状態で前記シャフト部の前記外周面に固定されている、請求項に記載のブラシローラ。
  4. 前記ブラシローラは、前記一対の保持片の先端部同士を接続する先端接続部と、前記一対の保持片の基端部同士を接続する基端接続部と、を更に備えている、請求項乃至のいずれか1項に記載のブラシローラ。
  5. 前記一対の保持は、前記シャフト部の軸に直交する断面において円形の内部空間を有するテーパ筒形状を有し、
    前記螺旋溝は、前記先端接続部と前記基端接続部との間の区間に亘って、前記内部空間に連通するように形成されている、請求項に記載のブラシローラ。
  6. 前記シャフト部の前記外周面から突出した凸部を更に備え、
    前記一対の保持には、前記凸部に係合する凹部が形成されている、請求項1乃至のいずれか1項に記載のブラシローラ。
  7. 前記シャフト部は、基端側におけるテーパ角度が先端側におけるテーパ角度よりも小さくなるように構成されている、請求項1乃至のいずれか1項に記載のブラシローラ。
  8. 前記一対の保持片は、互いに連結されていない状態で前記シャフト部の前記外周面に取り付けられている、請求項乃至のいずれか1項に記載のブラシローラ。
  9. 転動しながら塵埃を掻き取るように構成されたブラシローラであって、
    先端に向けて細くなる外周面を有するシャフト部と、
    互いに連結されていない状態で前記シャフト部の周方向に並んで前記シャフト部の前記外周面に取り付けられた板状の複数の保持片と、
    前記保持片の外周面に沿って螺旋状に延設された複数のブラシ体と、を備
    記複数の保持片それぞれの外面には螺旋状に延びる螺旋溝が成形され、
    前記複数のブラシ体は、前記螺旋溝に沿って配置されて前記複数の保持片にそれぞれ保持されている、ブラシローラ。
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