JP7389991B2 - ロボット - Google Patents

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Description

本発明は、ロボットに関する。
従来から、下記特許文献1に記載のロボットが知られている。このロボットは、円筒形のスペースデブリ等の対象物を捕獲する。
特開2018-199183号公報
この種のロボットは、例えば捕獲性能を高めるため等を目的として、コンパクト化が望まれている。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、コンパクト化を図ることができるロボットを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係るロボットは、ベースフレームと、前記ベースフレームに設けられた複数の伸縮デバイスと、前記複数の伸縮デバイスそれぞれに結合された複数のエンドエフェクタと、を備え、前記複数の伸縮デバイスは、前記ベースフレームに交差する第1方向に互いにずらされて配置され、前記ベースフレームを前記第1方向から見た平面視において、前記複数の伸縮デバイスそれぞれの少なくとも一部同士が重なり、前記複数の伸縮デバイスはそれぞれ、前記第1方向に交差する第2方向に伸縮し、前記複数のエンドエフェクタはそれぞれ、前記複数の伸縮デバイスにおける前記第2方向の端部に結合されている。
この発明では、ロボットの使用時には、複数の伸縮デバイスを第2方向に伸ばすことで、複数のエンドエフェクタをベースフレームから大きく広げることができる。また、複数の伸縮デバイスは、第1方向に互いにずらされて配置されている。これにより、ロボットの不使用時には、複数の伸縮デバイスを縮めた状態で、複数の伸縮デバイスそれぞれの少なくとも一部同士が重なっているので、ロボットのコンパクト化を図ることができる。
また、前記複数の伸縮デバイスのうちの少なくとも1つの伸縮デバイスにおける前記第2方向の端部と、前記エンドエフェクタと、は、前記第1方向に延びる結合部材を介して結合されているようにしてもよい。
この場合、結合部材を介して伸縮デバイスの第2方向の端部に結合されたエンドエフェクタと、他の伸縮デバイスに結合されたエンドエフェクタと、の第1方向の位置ずれ量を抑えることができる。これにより、複数の伸縮デバイスに設けられた複数のエンドエフェクタで処理する対象物にバランスよくアクセスすることができる。
また、前記複数のエンドエフェクタの前記第1方向の位置は互いに同等であるようにしてもよい。
この場合、伸縮デバイスの位置が第1方向で互いにずらして配置された構成でありながら、複数のエンドエフェクタの位置を第1方向で揃えることが可能となる。
また、前記複数の伸縮デバイスはそれぞれ、前記ベースフレームに対して回転可能に固定された駆動プーリと、前記ベースフレームに対して前記第2方向に移動する可動フレームと、前記駆動プーリおよび前記可動フレームに両端が固定された駆動ワイヤと、を備え、前記駆動プーリが回転して前記駆動ワイヤが前記駆動プーリに巻き付く、または、巻き戻されるときに、前記駆動ワイヤが前記可動フレームを牽引して前記可動フレームを移動させるようにしてもよい。
この場合、駆動プーリを回転させることで、駆動ワイヤを介して可動フレームを移動させ、伸縮デバイスを伸縮させることができる。
また、前記ベースフレームに対して回転可能に固定され、前記複数の伸縮デバイスそれぞれの前記駆動プーリに回転力を伝達するベースプーリを更に備えているようにしてもよい。
この場合、ベースプーリを回転させれば、複数の伸縮デバイスの駆動プーリを回転させて、可動フレームを移動させることができる。
また、前記伸縮デバイスを伸縮駆動させるためのワイヤが巻き回されるプーリ部材の外周面に、前記ワイヤが収容される螺旋溝が形成され、前記伸縮デバイスは、前記プーリ部材の回転時に、前記プーリ部材を、前記プーリ部材の回転軸方向に移動させる移動機構を更に備え、前記移動機構は、前記螺旋溝から繰り出される前記ワイヤの前記回転軸方向の位置が同等となるように、前記プーリ部材の回転量に応じて前記プーリ部材を前記回転軸方向に移動させるようにしてもよい。
この場合、プーリ部材が回転し、プーリ部材の螺旋溝からワイヤが繰り出されると、移動機構により、プーリ部材がプーリ部材の回転軸方向に移動する。これにより、螺旋溝から繰り出されるワイヤの回転軸方向の位置が同等となる。これにより、例えば、プーリ部材から繰り出されるワイヤに作用する張力の大きさが、プーリ部材の回転量に応じて変化するのを抑えることができる。
本発明によれば、コンパクト化を図ることができることができる。
本発明の一実施形態に係るロボットを備えた把持システムにおいて、除去衛星がスペースデブリのPARにロボットを配置する動作を示す図である。 上記ロボットを、PARの内側に挿入した状態を示す図である。 上記ロボットのエンドエフェクタを径方向外側に伸ばし、PARを把持した状態を示す図である。 上記ロボットの全体構成を示す斜視図である。 上記ロボットを第1方向から見た平面図である。 上記ロボットの伸縮デバイスを伸長させた状態を示す斜視図である。 上記ロボットの伸縮デバイスを伸長させた状態を示す立面図である。 上記伸縮デバイスを、第1方向から見た平面図である。 上記伸縮デバイスを第2方向に伸長させた状態を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係るロボットの変形例を示す図であり、ロボットに備えられたプーリ部材を示す図である。 上記プーリ部材が、図10に示した状態から回転し、回転軸方向に移動した状態を示す図である。 本発明の変形例に係るロボットを備えた把持システムにおいて、除去衛星がスペースデブリのPARにロボットを配置する動作を示す図である。 図12に示すロボットによるPARに対する把持動作を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態に係るロボットを説明する。
図1に示すように、把持システム1は、除去衛星2と、ロボット10とを備える。
除去衛星2は、支柱3を備えている。ロボット10は、支柱3の先端部に設けられている。
図2、図3に示すように、ロボット10は、複数のエンドエフェクタ70が、ロボット本体20から径方向外側に展開可能となっている。ロボット10は、その先端部に設けられた複数のエンドエフェクタ70で、スペースデブリ100を捕獲する。例えば、ロボット10は、除去衛星2を移動させてロボット10をPAR101の開口部の内側に位置させた状態で、複数のエンドエフェクタ70を径方向外側に展開させることで、PAR101を把持する。
以下、ロボット10の詳細な構成について説明する。
図4~図7に示すように、ロボット10は、ロボット本体20と、複数の伸縮デバイス30と、複数のエンドエフェクタ70と、を備えている。
ロボット本体20は、複数枚のベースフレーム21を備えている。本実施形態では、ロボット本体20は、例えば4枚のベースフレーム21を備えている。複数枚のベースフレーム21は、ロボット本体20の中心軸20cに沿った第1方向D1に間隔を空けて積層して配置されている。ここで本実施形態では、ロボット本体20の中心軸20cは、支柱3の軸方向に沿っていて、第1方向D1は軸方向と一致している。
各ベースフレーム21は、第1方向D1に直交する面内に位置する平板状である。第1方向D1において互いに隣り合うベースフレーム21の間には、それぞれ、複数本の支柱22が設けられている。複数本の支柱22は、ベースフレーム21の外周部に、中心軸20cを中心とした周方向(中心軸20c周りに沿う方向)に間隔をあけて配置されている。第1方向D1において互いに隣り合うベースフレーム21同士は、これら複数本の支柱22を挟み込むことで、所定の間隔をあけて連結されている。
以下の説明において、複数のベースフレーム21は、第1方向D1の第1側から第2側に向かって、第1ベースフレーム21A、第2ベースフレーム21B、第3ベースフレーム21C、第4ベースフレーム21Dと称することがある。本実施形態では、第1方向D1の第1側は、ロボット10に対する除去衛星2側である。なお前記第1側が、ロボット10に対する除去衛星2の反対側であってもよい。
複数の伸縮デバイス30は、ロボット本体20の複数枚のベースフレーム21に設けられている。本実施形態において、伸縮デバイス30は、例えば三組が設けられている。本実施形態において、複数の伸縮デバイス30は、第2ベースフレーム21Bを含んで構成された第1伸縮デバイス30Aと、第3ベースフレーム21Cを含んで構成された第2伸縮デバイス30Bと、第4ベースフレーム21Dを含んで構成された第3伸縮デバイス30Cと、を備えている。
これら複数の伸縮デバイス30は、第1方向D1に互いに位置をずらして配置されている。また、図5に示すように、これら第1伸縮デバイス30A、第2伸縮デバイス30B、第3伸縮デバイス30Cは、第1方向D1から見た平面視において、それぞれの少なくとも一部同士が重なるように設けられている。
図4~図7に示すように、第1伸縮デバイス30A、第2伸縮デバイス30B、第3伸縮デバイス30Cは、それぞれ第1方向D1に直交(交差)してベースフレーム21の表面に沿う方向に伸縮可能とされている。第1伸縮デバイス30A、第2伸縮デバイス30B、第3伸縮デバイス30Cの伸縮方向Dsは、ベースフレーム21の表面に沿った面内で、互いに異なる方向とされている。
本実施形態では、三組の伸縮デバイス30(第1伸縮デバイス30A、第2伸縮デバイス30B、第3伸縮デバイス30C)は、ベースフレーム21の表面に沿った面内で、第1方向D1周りの周方向に等間隔となる3方向に伸縮方向Dsを有している。ここで、第1伸縮デバイス30A、第2伸縮デバイス30B、第3伸縮デバイス30Cのそれぞれの伸縮方向Dsは、第1方向D1に直交する第2方向D2となっている。
各伸縮デバイス30(第1伸縮デバイス30A、第2伸縮デバイス30B、第3伸縮デバイス30C)は、その伸縮方向Dsが異なるのみで、同様の構造を有している。図8、図9に示すように、各伸縮デバイス30は、ベースフレーム21と、第1アーム(可動フレーム)31と、第2アーム32と、第1駆動機構40と、第2駆動機構50と、を備えている。
ベースフレーム21は、平板状で、第1方向D1(図8、図9において紙面に直交する方向)から見て長方形状をなしている。ベースフレーム21は、その長辺方向が、伸縮デバイス30の伸縮方向Dsに沿うよう設けられている。ベースフレーム21の上面には、伸縮方向Dsに延びる第1ガイドレール35が設けられている。
第1アーム31は、ベースフレーム21に対して第1方向D1に積層して配置されている。第1アーム31は、平板状で第1方向D1から見て長方形状とされている。第1アーム31は、その長辺方向が伸縮方向Dsに沿うよう設けられている。第1アーム31は、第1アーム31およびベースフレーム21の短辺方向における幅方向Dwの寸法が、ベースフレーム21の幅方向Dwの寸法よりも小さい。第1アーム31は、ベースフレーム21の幅方向Dwの中央部に配置されている。これにより、第1アーム31に対し、幅方向Dw両側には、ベースフレーム21の一部の表面21f、21gが露出している。
第1アーム31において、ベースフレーム21に対向する裏面には、第1ガイドレール35に沿って伸縮方向Dsにスライド移動可能とされた第1スライドガイド(図示無し)が設けられている。これにより、第1アーム31は、ベースフレーム21に対して伸縮方向Dsにスライド移動を可能に設けられている。図9に示すように、第1アーム31の上面には、伸縮方向Dsに延びる第2ガイドレール37が設けられている。
第2アーム32は、第1アーム31に対して第1方向D1に積層して配置されている。第2アーム32は、平板状で、第1方向D1から見て長方形状をなしている。第2アーム32は、その長辺方向が伸縮方向Dsに沿うように設けられている。第2アーム32の短辺方向の幅方向Dwの寸法は、第1アーム31の幅方向Dwの寸法よりも小さい。第2アーム32は、第1アーム31に対し、幅方向Dw一方側(図8、図9において下側)に偏って配置されている。これにより、第2アーム32の幅方向Dw他方側(図8、図9において上側)には、第2アーム32の一部の表面32fが露出している。
第2アーム32において、第1アーム31に対向する裏面には、第2ガイドレール37に沿って伸縮方向Dsにスライド移動可能とされた第2スライドガイド(図示無し)が設けられている。これにより、第2アーム32は、第1アーム31に対して伸縮方向Dsにスライド移動可能に設けられている。
図6、図7、図9に示すように、上記ベースフレーム21に対し、第1アーム31と第2アーム32とを、伸縮方向Ds一方の側(方向Ds1)にスライド移動させることで、伸縮デバイス30が伸長した状態となる。この状態で、ベースフレーム21に対して、第1アーム31、及び第2アーム32は、ロボット本体20から、その中心軸20cに交差する径方向外側に突出して延びている。
図4、図5、図8に示すように、伸縮デバイス30が縮んだ状態では、上記のベースフレーム21、第1アーム31、及び第2アーム32が、第1方向D1において互いに重なり合っている。この状態で、図4、図5に示すように、ベースフレーム21、第1アーム31、及び第2アーム32は、第1方向D1から見て、ベースフレーム21から径方向外側に突出していない。
図8、図9に示すように、第1駆動機構40は、駆動プーリ(プーリ部材)41と、従動プーリ42と、第1可動部材43と、駆動ワイヤ(ワイヤ)44と、を備えている。
駆動プーリ41、従動プーリ42は、ベースフレーム21に、伸縮方向Dsに間隔をあけて配置されている。駆動プーリ41、従動プーリ42は、それぞれ、その中心軸41c、42cまわりに回動自在に設けられている。駆動プーリ41及び従動プーリ42は、その中心軸41c、42cが、ベースフレーム21の表面に直交するように第1方向D1に沿って配置されている。
第1可動部材43は、駆動プーリ41と従動プーリ42との間で、第1アーム31に固定されている。
駆動ワイヤ44は、駆動プーリ41と従動プーリ42とに張設されている。本実施形態において、駆動ワイヤ44は、第1ワイヤ44Aと、第2ワイヤ44Bと、を備えている。
第1ワイヤ44Aの一端は、駆動プーリ41に固定されている。第1ワイヤ44Aは、駆動プーリ41に対し、図8、図9において時計回りに巻き回されている。第1ワイヤ44Aの他端44cは、第1可動部材43に固定されている。
第2ワイヤ44Bの一端は、駆動プーリ41に固定されている。第2ワイヤ44Bは、従動プーリ42に対し、図8、図9において時計回りに巻き回されている。第2ワイヤ44Bの他端44dは、第1可動部材43に固定されている。
このような第1駆動機構40において、図8に示した状態で、駆動プーリ41がその中心軸41c、42cまわりの反時計方向に回転すると、図9に示すように、第2ワイヤ44Bが、駆動プーリ41に巻き取られる。すると、第2ワイヤ44Bの先端が固定された第1可動部材43が、第2ワイヤ44Bに牽引され、従動プーリ42側に移動する。第1可動部材43が従動プーリ42側に移動すると、第1ワイヤ44Aが駆動プーリ41から従動プーリ42側に繰り出される。このようにして、第1可動部材43が従動プーリ42側に移動すると、第1アーム31が、ベースフレーム21に対して伸縮方向Dsにおいて伸縮デバイス30が伸長する方向Ds1にスライド移動する。
また、図9に示す状態において、第1駆動機構40の駆動プーリ41が、その中心軸41c、42c周りの時計方向に回転すると、第1ワイヤ44Aが駆動プーリ41に巻き取られる。すると、図8に示すように、第1ワイヤ44Aの先端が固定された第1可動部材43が、第1ワイヤ44Aに牽引されて駆動プーリ41側に移動する。第1可動部材43が駆動プーリ41側に移動すると、先端が第1可動部材43に固定された第2ワイヤ44Bが、駆動プーリ41側に引っ張られ、駆動プーリ41から繰り出される。このようにして、第1可動部材43が駆動プーリ41側に移動すると、第1アーム31が、ベースフレーム21に対し、伸縮方向Dsにおいて伸縮デバイス30が縮む方向Ds2にスライド移動する。
図8、図9に示すように、第2駆動機構50は、第1プーリ(プーリ部材)51と、第2プーリ52と、固定部材53と、第2可動部材54と、第3ワイヤ(ワイヤ)55と、を備えている。
第1プーリ51、第2プーリ52は、第1アーム31に、伸縮方向Dsに間隔をあけて配置されている。第1プーリ51、第2プーリ52は、それぞれ、その中心軸51c、52cまわりに回動自在に設けられている。第1プーリ51及び第2プーリ52は、その中心軸51c、52cが、ベースフレーム21の表面に直交するように第1方向D1に沿って配置されている。
固定部材53は、第1プーリ51と第2プーリ52との間で、ベースフレーム21に固定されている。第2可動部材54は、第1プーリ51と第2プーリ52との間で、第2アーム32に固定されている。
第3ワイヤ55は、第1プーリ51、及び第2プーリ52に張設され、その両端が固定部材53に固定されている。
図8に示した伸縮デバイス30が縮んだ状態において、上記第1駆動機構40の駆動プーリ41が反時計回りに回転し、図9に示すように、第1アーム31が、ベースフレーム21に対して伸縮デバイス30が伸長する方向Ds1にスライド移動すると、第2駆動機構50では、第1プーリ51、及び第2プーリ52が、第1アーム31とともに方向Ds1にスライド移動する。すると、両端が固定部材53に固定された第3ワイヤ55が、第1プーリ51、及び第2プーリ52の周囲で周り、第2可動部材54が、伸縮デバイス30が伸長する方向Ds1に牽引される。これにより、第2アーム32が第1アーム31に対し、伸縮デバイス30が伸長する方向Ds1に相対的にスライド移動する。
図9に示した伸縮デバイス30が伸長した状態で、第1駆動機構40の駆動プーリ41が時計回りに回転して、図8に示すように、第1アーム31が、伸縮デバイス30が縮む方向Ds2にスライド移動すると、第2駆動機構50では、第1プーリ51、及び第2プーリ52が、第1アーム31とともに伸縮デバイス30が縮む方向Ds2にスライド移動する。すると、両端が固定部材53に固定された第3ワイヤ55が、第1プーリ51、及び第2プーリ52の周囲で周り、第2可動部材54が、伸縮デバイス30が縮む方向Ds2に牽引される。これにより、第2アーム32が第1アーム31に対し、伸縮デバイス30が縮む方向Ds2に相対的にスライド移動する。
図4、図7に示すように、上記ロボット10は、第1ベースフレーム21Aに、各伸縮デバイス30(第1伸縮デバイス30A、第2伸縮デバイス30B、第3伸縮デバイス30C)の駆動プーリ41を同期して回転駆動させるためのベースプーリ(プーリ部材)60が設けられている。ベースプーリ60は、第1ベースフレーム21Aと第2ベースフレーム21Bの間に、第1方向D1に延びる中心軸60c回りに回転自在に設けられている。
このベースプーリ60は、第1方向D1に延びる駆動シャフト61と一体に設けられている。この駆動シャフト61は、第4ベースフレーム21Dに設けられた第3伸縮デバイス30Cの駆動プーリ41Cと同軸上に配置されている。駆動シャフト61は、第2ベースフレーム21B、第3ベースフレーム21C、及び第4ベースフレーム21Dを貫通し、駆動プーリ41Cに連結されている。ベースプーリ60の回転力は、駆動シャフト61を介して駆動プーリ41Cに伝達される。
また、第1ベースフレーム21Aと第2ベースフレーム21Bとの間には、2つの伝達プーリ63、64が設けられている。伝達プーリ63は、第3ベースフレーム21Cに設けられた第2伸縮デバイス30Bの駆動プーリ41B(図7参照)と同軸上に配置されている。伝達プーリ63は、第2ベースフレーム21B、及び第3ベースフレーム21Cを貫通する伝達シャフト65を介して、第2伸縮デバイス30Bの駆動プーリ41Bに連結されている。
伝達プーリ64は、第2ベースフレーム21Bに設けられた第1伸縮デバイス30Aの駆動プーリ41Aと同軸上に配置されている。伝達プーリ64は、第2ベースフレーム21Bを貫通する伝達シャフト66を介して、第1伸縮デバイス30Aの駆動プーリ41Aに連結されている。
図7に示すように伝達プーリ63、64とベースプーリ60とには、それぞれ伝達ワイヤ(ワイヤ)68、69が掛け回され、ベースプーリ60の回転力が伝達ワイヤ68、69を介して伝達プーリ63、64に伝達される。伝達プーリ63、64の回転力は、伝達シャフト66、67を介して、駆動プーリ41A~41Cに伝達される。
図4、図7に示すように、駆動シャフト61の一端は、第1ベースフレーム21Aに対して、第1方向D1他方の側(図4、図7において紙面下側)に突出している。駆動シャフト61の一端には、モータ(図示無し)が内蔵、又は外部のモータ(図示無し)が連結されている。モータ(図示無し)は、ロボット10、または除去衛星2に設けられたコントローラ(図示無し)により、その動作が制御される。
コントローラ(図示無し)の制御によって、モータ(図示無し)で駆動シャフト61を回転させると、ベースプーリ60が中心軸60c周りに回転する。このベースプーリ60の回転力が、駆動シャフト61、伝達ワイヤ68、69、伝達プーリ63、64、伝達シャフト66、67を介して、駆動プーリ41A~41Cに伝達されることで、駆動プーリ41A~41Cが同期して回転駆動される。これにより、複数の伸縮デバイス30は、同期して伸縮駆動される。
図4、図6、図7に示すように、エンドエフェクタ70は、各伸縮デバイス30(第1伸縮デバイス30A、第2伸縮デバイス30B、第3伸縮デバイス30C)の第2アーム32の先端部に設けられている。エンドエフェクタ70は、第2アーム32側の基端部から、伸縮デバイス30の伸長方向の先端部に向かって略V字状に拡開する一対の把持部71A、71Bを有している。一対の把持部71A、71Bは、結合部材75A~75Cを介して第2アーム32の先端部に結合されている。結合部材75A~75Cは、第2アーム32に固定された固定基部75aと、一対の把持部71A、71Bが接合された接合基部75bと、を有している。
ここで、前記したように、第2ベースフレーム21Bに設けられた伸縮デバイス30Aと、第3ベースフレーム21Cに設けられた伸縮デバイス30Bと、第4ベースフレーム21Dに設けられた伸縮デバイス30Cと、の第1方向D1における位置は互いに異なっている。一方、図7に示すように、これら複数の伸縮デバイス30の先端部に設けられたエンドエフェクタ70は、第1方向D1の位置が互いに同等とされている。本実施形態では、これら複数のエンドエフェクタ70は、第1方向D1において同一面内に位置している。つまり、複数の伸縮デバイス30の先端部に設けられたエンドエフェクタ70は、第1方向D1における位置が、同一とされている。
このため、第2ベースフレーム21Bに設けられた伸縮デバイス30Aと、第3ベースフレーム21Cに設けられた伸縮デバイス30Bと、第4ベースフレーム21Dに設けられた伸縮デバイス30Cと、では、結合部材75A~75Cの第1方向D1における長さが互いに異なっている。本実施形態では、伸縮デバイス30Cの結合部材75Cが最も短く、他の伸縮デバイス30A、30Bの結合部材75A、75Bは、結合部材75Cよりも長い。
すなわち、伸縮デバイス30A、30Bの結合部材(延長部を有した結合部材)75A、75Bはそれぞれ、固定基部75aと接合基部75bとの間に、第1方向D1に延びる延長部75cを有していると言える。これに対し、伸縮デバイス30Cの結合部材75Cは、延長部75cを有していないと言える。言い換えると、伸縮デバイス30Cの結合部材75Cを基準とすると、他の伸縮デバイス30A、30Bの結合部材75A、75Bは、第1方向D1に延長されている。その上で、伸縮デバイス30Aの結合部材75Aと伸縮デバイス30Bの結合部材75Bとでは、それぞれの第1方向D1の長さ(それぞれの延長部75cの長さ)が互いに異なっている。
図4、図5に示すように、各伸縮デバイス30を縮めた状態では、少なくとも、結合部材75の固定基部75aが、ロボット本体20の外周縁部よりも径方向内側に収まるとなる構成とされている。このため、結合部材75やエンドエフェクタ70との干渉を避けるため、図5、図8に示すように、ベースフレーム21の各部には、径方向内側に窪んだ逃げ凹部29が形成されている。
上記したようなロボット10を備える把持システム1は、図2に示すように、スペースデブリ100を捕獲する際には、除去衛星2を移動させ、ロボット10を、スペースデブリ100のPAR101又はノズル102の径方向内側に挿入する。この状態で、図3に示すように、上記各伸縮デバイス30を伸長させて複数のエンドエフェクタ70を径方向外側に伸ばし、複数のエンドエフェクタ70でスペースデブリ100を把持する。ロボット10におけるスペースデブリ100の把持動作については、例えば特開2018-199183号公報に開示されているように公知であるので、詳細な説明は省略する。
ここで、スペースデブリ100を捕獲することを目的として、ロボット10をPAR101やノズル102(以下、PAR101等という)に挿入するとき、ロボット10をPAR101等に対して一定の位置精度をもたせて配置する必要がある。この位置精度の制約は、PAR101等に対するロボット10の相対的な大きさが大きいほど厳しくなる。言い換えると、ロボット10のコンパクト化(小型化)が図れるほど、前記位置精度の制約が緩やかになる。その結果、ロボット10によるスペースデブリ100の捕獲性能を高めることができる。
以上説明したように、本実施形態に係るロボット10によれば、このロボット10は、ベースフレーム21と、ベースフレーム21に設けられた複数の伸縮デバイス30と、複数の伸縮デバイス30それぞれに結合された複数のエンドエフェクタ70と、を備える。複数の伸縮デバイス30は、ベースフレーム21に交差する第1方向D1に互いにずらされて配置されている。ベースフレーム21を第1方向D1から見た平面視において、複数の伸縮デバイス30それぞれの少なくとも一部同士が重なっている。複数の伸縮デバイス30はそれぞれ、第1方向D1に交差する第2方向D2に伸縮する。複数のエンドエフェクタ70はそれぞれ、複数の伸縮デバイス30における第2方向D2の端部に結合されている。
このような構成では、ロボット10の使用時には、複数の伸縮デバイス30を第2方向D2に伸ばすことで、エンドエフェクタ70をベースフレーム21から大きく広げることができる。また、複数の伸縮デバイス30は、第1方向D1に互いにずらされて配置されているので、ロボット10の不使用時に複数の伸縮デバイス30を縮めた状態では、複数の伸縮デバイス30それぞれの少なくとも一部同士が重なる。したがって、ロボット10のコンパクト化を図ることができる。
また、複数の伸縮デバイス30のうち第1伸縮デバイス30A、第2伸縮デバイス30Bにおける第2方向D2の端部と、エンドエフェクタ70とが、第1方向D1に延びる延長部75cを有した結合部材75A、75Bを介して結合されている。
このような構成では、延長部75cを有した結合部材75A、75Bを介して第1伸縮デバイス30A、第2伸縮デバイス30Bに結合されたエンドエフェクタ70と、第1方向D1においてずらして配置された他の第3伸縮デバイス30Cのエンドエフェクタ70と、の第1方向D1の位置ずれ量を抑えることができる。これにより、複数の伸縮デバイス30に設けられた複数のエンドエフェクタ70で捕獲処理するスペースデブリ100に、バランスよくアクセスすることができる。
また、複数のエンドエフェクタ70の第1方向D1の位置は互いに同等である。
このような構成では、伸縮デバイス30の位置を第1方向D1で互いにずらして配置した構成でありながら、複数のエンドエフェクタ70の位置を、第1方向D1で揃えることが可能となる。
また、複数の伸縮デバイス30はそれぞれ、ベースフレーム21に対して回転可能に固定された駆動プーリ41と、ベースフレーム21に対して第2方向D2に移動する第1アーム31と、駆動プーリ41および第1アーム31に両端が固定された駆動ワイヤ44と、を備え、駆動プーリ41が回転して駆動ワイヤ44が駆動プーリ41に巻き付く、または、巻き戻されるときに、駆動ワイヤ44が第1アーム31を牽引して第1アーム31を移動させる。
このような構成では、駆動プーリ41を回転させることで、駆動ワイヤ44を介して第1アーム31を移動させることができる。
また、ベースフレーム21に対して回転可能に固定され、複数の伸縮デバイス30それぞれの駆動プーリ41に回転力を伝達するベースプーリ60を更に備えている。
このような構成では、ベースプーリ60を回転させれば、複数の伸縮デバイス30の駆動プーリ41を回転させて、第1アーム31を移動させることができる。
[実施形態の変形例]
上記実施形態において、駆動プーリ41、ベースプーリ60等には、以下のような構成を採用してもよい。
図10、図11に示すように、ロボット10に備えられている駆動プーリ41、第1プーリ51、ベースプーリ60等のプーリ部材80には、伸縮デバイス30を伸縮駆動させるための駆動ワイヤ44、第3ワイヤ55、伝達ワイヤ68、69等のワイヤ90が巻き回される。このようなプーリ部材80の外周面には、ワイヤ90が収容される螺旋溝83が形成されている。このようなプーリ部材80を備える伸縮デバイス30は、プーリ部材80の回転時にプーリ部材80を回転軸81方向に移動させる移動機構82を備えている。
この移動機構82は、例えば、回転軸81の外周面に形成された雄ネジ部81nと、プーリ部材80の内周面に形成され、雄ネジ部81nに噛み合う雌ネジ溝(図示無し)と、を備えている。このような移動機構82では、プーリ部材80が回転軸81周りに回転すると、プーリ部材80は、雄ネジ部81nと雌ネジ溝(図示無し)との噛み合いによって、回転軸81に沿って移動する。ここで、雄ネジ部81n、および雌ネジ溝(図示無し)のピッチは、螺旋溝83の回転軸81方向におけるピッチと同等に設定されている。これにより、プーリ部材80の回転時に、プーリ部材80が、回転軸81に沿った方向に移動する。
このような構成では、プーリ部材80が回転し、プーリ部材80の螺旋溝83からワイヤ90が繰り出されると、移動機構82により、プーリ部材80がプーリ部材80の回転軸81方向に移動する。これにより、螺旋溝83から繰り出されるワイヤ90の回転軸81方向の位置が、常に同等となる。これにより、例えば、プーリ部材80から繰り出されるワイヤ90に作用する張力の大きさが、プーリ部材80の回転量に応じて変化するのを抑えることができる。
このような移動機構82を備える構成は、駆動プーリ41、ベースプーリ60に限らず、その他のプーリにも同様に適用することが可能である。
[実施形態の他の変形例]
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、除去衛星2が、支柱3を備えていなくてもよい。
また図12および図13に示す変形例に係る把持システム1Aのように、除去衛星2が、支柱3に代えて伸展ばね3Aを備えていてもよい。この伸展ばね3Aは、ロボット10の不使用時(図12参照)には、除去衛星2内に収容されている。伸展ばね3Aは、ロボット10の使用時(図13参照)に、除去衛星2から所定の伸展方向Da(支柱3の軸方向に相当)に突出するよう伸展する。
図13に示すように、この把持システム1Aにおいて、ロボット10は、伸展ばね3Aの先端部に設けられている。ロボット10は、除去衛星2から伸展ばね3Aを伸展させ、その先端部に設けられた複数のエンドエフェクタ70で、スペースデブリ100を捕獲する。例えば、ロボット10は、伸展ばね3Aを伸展させてロボット10をPAR101の開口部の内側に位置させた状態で、複数のエンドエフェクタ70を径方向外側に展開させることで、PAR101を把持する。
上記実施形態において、1つのベースプーリ60により、3つの伸縮デバイス30の駆動プーリ41を駆動するようにしたが、これに限らない。3つの伸縮デバイス30の駆動プーリ41を、個別に駆動するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、駆動プーリ41、従動プーリ42、第1プーリ51、第2プーリ52、ベースプーリ60、伝達プーリ63、64の各中心軸が、第1方向D1に沿っているが、本発明はこれに限られない。これらの中心軸は、各伸縮デバイス30の伸縮方向Ds(第2方向D2)に直交する他の方向に沿っていてもよい。
また、上記実施形態では、伸縮デバイス30は、ベースフレーム21に対し、第1アーム31、及び第2アーム32を備えるようにしたが、これに限らない。ベースフレーム21に対し、1つ(1段)のみのアームを備えてもよいし、3つ(3段)以上のアームを備えるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、ロボット10は、伸縮デバイス30を3つ備える構成としたが、伸縮デバイス30の数は、2つ、あるいは4つ以上であってもよい。
さらに、上記実施形態では、エンドエフェクタ70の構成について例示したが、エンドエフェクタ70については、その構成を何ら限定するものではない。エンドエフェクタ70は、V字状に拡開する一対の把持部71A、71Bを備えるようにしたが、U字状をはじめとするその他の形状としてもよいし、エンドエフェクタ70に、把持対象物を把持するための開閉可能なハンド部等を備えてもよい。さらには、エンドエフェクタ70は、伸縮デバイス30に対して揺動(回動)可能とする揺動機構を備えてもよい。
また、上記実施形態では、把持対象物として、スペースデブリ100を例として説明したが、把持対象物はこれに限定されるものではなく、適宜他の物品を把持対象物とすることができる。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
10 ロボット
21 ベースフレーム
30 伸縮デバイス
31 第1アーム(可動フレーム)
41 駆動プーリ(プーリ部材)
44 駆動ワイヤ(ワイヤ)
51 第1プーリ(プーリ部材)
55 第3ワイヤ(ワイヤ)
60 ベースプーリ(プーリ部材)
68、69 伝達ワイヤ(ワイヤ)
70 エンドエフェクタ
75A、75B 結合部材(延長部を有した結合部材)
75c 延長部
80 プーリ部材
81 回転軸
82 移動機構
83 螺旋溝
90 ワイヤ
D1 第1方向
D2 第2方向

Claims (6)

  1. ベースフレームと、
    前記ベースフレームに設けられた複数の伸縮デバイスと、
    前記複数の伸縮デバイスそれぞれに結合された複数のエンドエフェクタと、を備え、
    前記複数の伸縮デバイスは、前記ベースフレームに交差する第1方向に互いにずらされて配置され、
    前記ベースフレームを前記第1方向から見た平面視において、前記複数の伸縮デバイスそれぞれの少なくとも一部同士が重なり、
    前記複数の伸縮デバイスはそれぞれ、前記第1方向に交差する第2方向にスライド移動可能な可動フレームを有し、前記可動フレームが前記第2方向にスライド移動することで伸縮し、
    前記複数のエンドエフェクタはそれぞれ、前記複数の伸縮デバイスにおける前記第2方向の端部に結合され
    捕獲対象物の開口部の内側に位置させた状態で、前記複数のエンドエフェクタを径方向外側に展開させることで、前記複数のエンドエフェクタで捕獲対象物を捕獲するロボット。
  2. 前記複数の伸縮デバイスのうちの少なくとも1つの伸縮デバイスにおける前記第2方向の端部と、前記エンドエフェクタと、は、前記第1方向に延びる結合部材を介して結合されている請求項1に記載のロボット。
  3. 前記複数のエンドエフェクタの前記第1方向の位置は互いに同等である請求項1または2に記載のロボット。
  4. 前記複数の伸縮デバイスはそれぞれ、
    前記ベースフレームに対して回転可能に固定された駆動プーリと、
    前記ベースフレームに対して前記第2方向に移動する可動フレームと、
    前記駆動プーリおよび前記可動フレームに両端が固定された駆動ワイヤと、を備え、
    前記駆動プーリが回転して前記駆動ワイヤが前記駆動プーリに巻き付く、または、巻き戻されるときに、前記駆動ワイヤが前記可動フレームを牽引して前記可動フレームを移動させる請求項1から3のいずれか1項に記載のロボット。
  5. 前記ベースフレームに対して回転可能に固定され、前記複数の伸縮デバイスそれぞれの前記駆動プーリに回転力を伝達するベースプーリを更に備えている請求項4に記載のロボット。
  6. 前記駆動プーリの外周面に、前記駆動ワイヤが収容される螺旋溝が形成され、
    前記伸縮デバイスは、前記駆動プーリの回転時に、前記駆動プーリを、前記駆動プーリの回転軸方向に移動させる移動機構を更に備え、
    前記移動機構は、前記螺旋溝から繰り出される前記駆動ワイヤの前記回転軸方向の位置が同等となるように、前記駆動プーリの回転量に応じて前記駆動プーリを前記回転軸方向に移動させる請求項4または5に記載のロボット。
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