JP7388969B2 - タンデムガスシールドアーク溶接方法及び溶接装置 - Google Patents

タンデムガスシールドアーク溶接方法及び溶接装置 Download PDF

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Description

本発明は、タンデムガスシールドアーク溶接方法及び溶接装置に関する。
造船の分野におけるロンジ材(補強材)のすみ肉溶接においては、近年、溶接の高速化を目的として、ツインタンデム1プール法や、3電極を用いた高速すみ肉溶接法が開発されている。ツインタンデム1プール法とは、立板に対して両側に電極を配置し、電極数を2として、2電極で1つの溶融池を形成させる溶接方法であり、両電極に同一のフラックス入りワイヤを用いる方法が広く実用化されている。
一方、このような2電極を用いる溶接方法として、特許文献1には、橋梁や船舶等の分野で用いられるタンデムガスシールドアーク溶接方法が開示されている。上記溶接方法は、先行極にソリッドワイヤを使用し、後行極にフラックス入りワイヤを使用して、シールドガス、トーチ角度、アーク電圧、溶接電流及びワイヤ突出し長さ等を調整したものである。これにより、スパッタ発生量が少なく、アンダカットが発生せず、深溶込み化が可能となることが記載されている。
また、特許文献2には、特に厚板部材に対して使用される2電極水平すみ肉ガスシールドアーク溶接方法が提案されている。特許文献2に記載の溶接方法も、先行極にソリッドワイヤを使用し、後行極にフラックス入りワイヤを使用して、先行極と後行極との電極間距離、ワイヤ狙い位置及びワイヤ径を調整したものである。これにより、耐気孔性に優れ、スパッタ発生量が少なく、スラグ剥離性及びビード形状等が良好で、溶込み不足等の溶接欠陥がない大脚長のすみ肉溶接部が高能率に得られることが記載されている。
特許第6025627号公報 特許第6188626号公報
ところで、橋梁や造船の分野においては、鋼板の錆び発生を防止するために、被溶接物である鋼板の表面に、防錆塗料であるプライマが塗布されることが多い。このプライマは、アーク熱で気化し、ガスが発生して溶融池に侵入する。このとき、ガスが溶融池から外気へ抜けられなかった場合には、気孔欠陥が発生して、外観が著しく劣化し、手直し工程が必要になる。このため、橋梁や造船分野で適用される水平すみ肉ガスシールドアーク溶接においては、耐気孔性に優れることも要求される。
しかしながら、上記特許文献1に記載の溶接方法は、上記プライマに起因する気孔欠陥に関して、十分に考慮されていない。また、上記溶接方法においては、先行極のトーチ角度θが5≦θ<40°であり、溶接時に溶接トーチが下板に近づく体勢となる。したがって、例えば、船舶の外板にロンジ材を溶接する際に、隣り合うロンジ材の間隔が小さい場合には、溶接トーチの角度が小さいことにより、隣り合うロンジ材を溶接するトーチ群と干渉してしまい、溶接トーチの配置が困難になるという課題がある。さらに、この溶接方法を造船のロンジ材のすみ肉溶接に適用した場合に、立板と下板の間に数mm程度のギャップが開いていると、裏抜けしやすいという課題がある。このため、比較的大きなギャップが存在しても、溶接欠陥を発生させることがない特性(以下、このような特性を「耐ギャップ性」という)を満足する溶接方法が望まれている。
また、上記特許文献2に記載の溶接方法は、例えば、厚さが30mm以上の板材の溶接を想定し、脚長が8mm以上の溶接部を得る溶接方法であって、これをロンジ材のすみ肉溶接に適用しても、優れたビード形状と、気孔欠陥の低減とを同時に実現することはできない。したがって、上記いずれの溶接方法を使用しても、上記プライマに起因したブローホールやピット等の気孔欠陥が発生し、溶接後に気孔欠陥の手直しが必要となる。
本発明は、上述した状況に鑑みてなされたものであり、優れた耐気孔性及び耐ギャップ性を有し、ビード形状が良好であって、高速で溶接することができる、すみ肉溶接用のタンデムガスシールドアーク溶接方法及び溶接装置を提供することを目的とする。
本発明者らは鋭意研究を行った結果、先行極にソリッドワイヤを用い、溶融池を深く掘り下げてルート面の溶け残りを少なくするとともに、アーク直下からプライマガスを外部へ放出することができれば、気孔欠陥が大幅に低減されることを見出した。また、本発明者らは、ワイヤの狙い位置を適切に定め、先行極の溶接電流とアーク電圧との関係を適切に制御することにより、耐ギャップ性を確保すると共に、アンダカット等の溶接欠陥の発生を抑制することができることも見出した。
すなわち、本発明の上記目的は、タンデムガスシールドアーク溶接方法に係る下記[1]の構成により達成される。
[1] 主面を有する下板と、該下板の主面に対して交差する方向に配置された立板とを、先行極と後行極とを用いてすみ肉溶接するタンデムガスシールドアーク溶接方法であって、
前記先行極としてソリッドワイヤを使用し、
前記先行極としてソリッドワイヤを使用し、
前記先行極のシールドガスとして炭酸ガスを使用し、
前記主面と溶接トーチとがなす前記先行極のトーチ角度θが40°≦θ≦60°、
前記先行極のワイヤ突出し長さEが10mm≦E≦20mm、
前記立板側におけるルート部から前記先行極のワイヤ狙い位置までの距離Hが1mm≦H≦3mmであり、
前記先行極の溶接電流I(A)とアーク電圧V(V)が下記式(1)を満たすとともに、
前記後行極としてフラックス入りワイヤを使用し、
前記後行極のシールドガスとして炭酸ガスを使用し、
前記主面と前記後行極の溶接トーチがなすトーチ角度θが40°≦θ≦60°、
前記後行極のワイヤ突出し長さEが20mm≦E≦30mm、
前記下板側におけるルート部から前記後行極のワイヤ狙い位置までの距離Wが1mm≦W≦5mmであり、
前記先行極と前記後行極との電極間距離Dが25mm≦D≦45mm、
溶接速度が800mm/min以上である、タンデムガスシールドアーク溶接方法。
50≦V×1000/I≦70・・・式(1)
また、タンデムガスシールドアーク溶接方法に係る本発明の好ましい実施形態は、以下の[2]及び[3]に関する。
[2] 前記先行極の溶接電流Iが350A≦I≦530A、
前記先行極のアーク電圧Vが22V≦V≦33Vである、[1]に記載のタンデムガスシールドアーク溶接方法。
[3] 前記後行極の溶接電流Iが250A≦I≦400A、
前記後行極のアーク電圧Vが25V≦V≦38Vである、[1]又は[2]に記載のタンデムガスシールドアーク溶接方法。
また、本発明の上記目的は、溶接装置に係る下記[4]の構成により達成される。
[4] [1]~[3]のいずれか1つに記載のタンデムガスシールドアーク溶接方法に用いられる溶接装置。
本発明によれば、優れた耐気孔性及び耐ギャップ性を有し、スパッタ発生量を低減することができるとともに、ビード形状が良好であって、高速で溶接することができる、すみ肉溶接用のタンデムガスシールドアーク溶接方法及び溶接装置を提供することができる。
図1は、本発明の実施形態に係るタンデムガスシールドアーク溶接方法を示す斜視図である。 図2は、先行極側溶接トーチのトーチ角度を小さくした場合のタンデムガスシールドアーク溶接方法の一例を示す斜視図である。 図3は、先行極側の溶接トーチ角度θを45°、ワイヤ狙い位置Pをルート部として、すみ肉溶接した場合の溶接金属の状態を示す断面図である。 図4は、先行極側の溶接トーチ角度θを45°、立板側におけるルート部からワイヤ狙い位置Pまでの距離Hを2mmとして、すみ肉溶接した場合の溶接金属の状態を示す断面図である。 図5は、本発明の実施形態に係るタンデムガスシールドアーク溶接方法において、後行極のトーチ角度θ及びワイヤ狙い位置Pを説明するための断面図である。
以下、本発明の実施形態に係るタンデムガスシールドアーク溶接方法について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、説明の便宜上、図面中で部材の大きさや形状を誇張して示している場合があるとともに、一部の構成の描写を省略している場合がある。
まず、図1を参照しながら、本発明の実施形態に係るタンデムガスシールドアーク溶接方法について説明する。
本実施形態に係るタンデムガスシールドアーク溶接方法は、主面1aを有する下板1と、該下板1の主面1aに対して交差する方向に配置された立板2との間に形成されたルート部3に対して、不図示のシールドガスを噴射しながら、すみ肉溶接を行う方法である。なお、図1に示すように本実施形態では、水平に配置された下板1と、下板1の主面1aに対して垂直に配置された立板2を例として説明するが、本発明は、立板2が、下板1の主面1aに対して交差する方向に配置されるものであればよく、必ずしもこれらが垂直であるものに限定されない。
立板2の一方の面(主面)2a側には、先行極側溶接トーチ4aと後行極側溶接トーチ5aが配置される。また、立板2の他方の面2b側にも同様に、先行極側溶接トーチ4bと後行極側溶接トーチ5bとが配置される。先行極側溶接トーチ4a、4b及び後行極側溶接トーチ5a、5bは、それぞれが不図示の溶接電源と接続され、所定のトーチ角度で保持される。そして、母材である下板1及び立板2との間の所定の狙い位置に、所定のアーク電圧及び溶接電流で電力が供給されることにより、それぞれの電極のワイヤ6a、6b、7a及び7bとワイヤ狙い位置との間にアークが形成される。
ここで、トーチ角度θとは、下板1の主面1aと、先行極側溶接トーチ4a、4bの中心線、すなわちワイヤ6a、6bの先端部である突出し部の中心線とがなす角度である。同様に、トーチ角度θとは、下板1の主面1aと、後行極側溶接トーチ5a、5bの中心線、すなわちワイヤ7a、7bの先端部である突出し部の中心線とがなす角度である。
母材である下板1及び立板2は、アークによって溶融され、ワイヤ6a、6b、7a及び7bは、アークのアーク熱とともに、ワイヤ6a、6b、7a及び7bを流れる溶接電流によって生じるジュール熱により溶融される。そして、溶融したワイヤ6a、6b、7a及び7bは、溶融した溶接金属と融合することにより、溶接部が形成される。
ここで、本発明者らは鋭意検討の結果、すみ肉溶接用のタンデムガスシールドアーク溶接において、優れた耐気孔性及び耐ギャップ性を有し、ビード形状が良好となる溶接方法を得るためには、
(a)立板2の端面2cと下板1の主面1aとが対向する領域Sにおける未溶接部分を小さくすること、
(b)立板側におけるルート部からワイヤ狙い位置Pまでの距離Hを1~3mmと設定し、立板と下板の間にギャップが開いていたとしても裏抜けしないこと、
(c)溶接トーチの狙い位置Pをルート部よりも上方に設定しても、アンダカットが発生しないアーク電圧、及び溶接電流の範囲を調整すること、
(d)後行極によりビードを整形すべく、狙い位置や電極間距離を適正化すること、
が極めて重要であることを見出した。
まず、先行極における各条件について詳細に説明する。
[先行極]
<シールドガスとして炭酸ガスを使用したソリッドワイヤ>
先行極のワイヤ6a及び6bは、希土類元素などの高価な元素を含有しない安価なソリッドワイヤを用い、シールドガスとして、高価なアルゴンガスなどの不活性ガスを含有しない100%炭酸ガスを用いる。タンデム溶接法においては、先行極によって溶込みの深さを確保し、後行極によってビード形状を整えるというように、2つの電極で役割を分担している。したがって、本実施形態では、先行極として、深い溶込みを得ることができるソリッドワイヤを使用する。なお、すみ肉溶接において、溶込みが深い又は浅いとは、特に断らない限り、水平方向、すなわち立板2の厚さ方向の溶込みについていうものとする。
また、後に詳細に説明するが、本実施形態においては、先行極のアーク電圧と溶接電流との関係及びその他の溶接条件についても適切に制御しているため、100%炭酸ガス溶接を用いてもスプレー移行させることができ、低スパッタ化を実現しつつアンダカットを発生させることはない。
<トーチ角度θ:40°≦θ≦60°、立板側におけるルート部からワイヤ狙い位置Pまでの距離H:1mm≦H≦3mm>
図2~図4を参照して、タンデムガスシールドアーク溶接方法における先行極のトーチ角度θ及びワイヤ狙い位置Pの限定理由について説明する。なお、図2~図4において、図1と同一内容については同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図2は、先行極側溶接トーチ4a、4bのトーチ角度を小さくした場合のタンデムガスシールドアーク溶接方法の一例を示す斜視図である。図3は、先行極側の溶接トーチ角度θを45°、ワイヤ狙い位置Pをルート部(距離H:0mm)として、すみ肉溶接した場合の溶接金属の状態を示す断面図である。図4は、先行極側の溶接トーチ角度θを45°、立板側におけるルート部からワイヤ狙い位置Pまでの距離Hを2mmとして、すみ肉溶接した場合の溶接金属の状態を示す断面図である。
本願明細書において、ルート部とは、下板1の主面1aと、立板2の主面2a又は主面に対向する面2bとの接線を示し、ルート部は溶接の進行方向に延びている。また、下板1と立板2との間にルートギャップが存在する場合は、立板2の主面2a又は主面に対向する面2bを下板1まで延長させた際の下板1の主面1aとの接線をルート部とする。
図2に示す溶接では、先行極側溶接トーチ4a、4bのトーチ角度θをいずれも20°、後行極側溶接トーチ5a、5bのトーチ角度θをいずれも45°とし、ワイヤ狙い位置P、Pをいずれもルート部としている。
ここで、本実施形態は、造船の分野におけるロンジ材のすみ肉溶接に好適であるタンデムガスシールドアーク溶接を想定している。したがって、先行極側溶接トーチ4a、4bのトーチ角度θが40°未満、例えば、20°であると、隣り合うロンジ材(図2の立板2に相当)の間隔が小さい場合には、隣り合うロンジ材を溶接するトーチ群と干渉してしまい、溶接トーチの配置が困難になる。また、立板2と下板1との間に数mm程度のギャップが開いた場合に、裏抜けしやすくなる。
一方、先行極のトーチ角度θが60°を超えると、ワイヤの狙い位置Pにかかわらず、深い溶込みを得ることができない。したがって、本実施形態に係る溶接方法においては、先行極のトーチ角度θを40°以上60°以下とする。
なお、図3に示すように、先行極のトーチ角度θを例えば45°とした場合であっても、深い溶込みを得ようとして、ワイヤ6a、6bの狙い位置Pをルート部3に設定すると、立板2の端面2cと下板1の主面1aとが対向する領域Sで溶け残りが発生し、この領域Sに存在するプライマが気化して、溶接金属8中に気孔欠陥9が発生してしまう。
そこで、本実施形態では更に、ワイヤ狙い位置Pを適切に選択することが必要となる。すなわち、図4に示すように、トーチ角度θを上記の通り設定するとともに、立板側におけるルート部からワイヤ狙い位置Pまでの距離(高さ)Hを1mm以上3mm以下とする。これにより、立板2の端面2cと下板1の主面1aとが対向する領域Sで溶け残りを小さくすることができ、溶接金属8中に気孔欠陥等が発生することを防止することができる。
なお、先行極側溶接トーチ4a、4bの溶接方向に対する傾斜角、すなわち先行極側溶接トーチ4a、4bの中心線と溶接方向を法線とする面とが成す角度φは、特に限定されるものではないが、スパッタの発生量やビード形状を考慮して、0°以上15°以下の後退角となるように設定することが好ましい。
<溶接電流I(A)とアーク電圧V(V)との関係:式(1)を満たすこと>
一般的に、100%炭酸ガスを用いた溶接では、溶融したワイヤの先端に形成される溶滴の下からアークが発生するため、溶滴がワイヤから離脱しにくく、粗大になってしまう。このため、溶融金属が揺れ動きながら移行するグロビュール移行となる。グロビュール移行が生じると、スパッタが多量に発生し、溶滴移行に応じて溶接電流Iも大きく変動するため、アーク力も時々刻々と変動する。また、ワイヤ狙い位置Pをルート部よりも上方に設定すると、通常の溶接条件で溶接した場合には、立板2の表面にアンダカットが発生しやすくなる。
そこで、本実施形態では、アーク電圧V(V)と溶接電流I(A)との比が、下記式(1)を満たす範囲に制御することにより、深い溶込みを確保しながら、低スパッタ溶接が可能となり、アンダカットが発生しない溶接方法を実現する。すなわち、式(1)を満たすことにより、溶滴の下ではなく、溶滴の周りを包むようにアークを形成させることが可能となり、100%炭酸ガス溶接でもスプレー移行となり、極低スパッタ溶接が実現でき、アンダカットも発生しない。
50≦V×1000/I≦70・・・式(1)
上記式(1)の各パラメータと溶接の特性には、次のような関係がある。
(A)アーク電圧Vが高過ぎる場合は、スプレー移行の維持ができなくなってグロビュール移行となり、多量のスパッタが発生すること。また、アンダカットも発生しやすくなること。
(B)溶接電流Iが低過ぎる場合は、先行極のアーク力が弱くなり、溶込みも浅くなること。
(C)アーク電圧Vが低過ぎる場合は、アークが安定に維持できなくなり、良好なビード形状を得ることが困難となること。
(D)溶接電流Iが高過ぎる場合は、アーク力が過大になり過ぎ、良好なビード形状を得ることが困難となること。
そこで、本実施形態では、上記式(1)により得られる値を70以下とし、好ましくは65以下とする。また、上記式(1)により得られる値を50以上とする。これによりスプレー移行を維持してスパッタを低減するとともに、アンダカットの発生を抑制して、良好なビード形状を維持しつつ、深い溶込みを得ることができる。
<ワイヤ突出し長さE:10mm≦E≦20mm>
ワイヤ突出し長さEは、溶接電流I及びワイヤ溶融速度に影響を及ぼす。ここで、ワイヤ突き出し長さEとは、例えば、図4に示す先行極側溶接トーチ4aの先端部において、ワイヤ6aに電流を供給するためのコンタクトチップ11aから母材までの長さである。
例えば、溶接電流Iを一定とした場合、ワイヤ突き出し長さEが短いほど、ワイヤ溶融速度が小さくなり、深溶込みに有利となる。しかし、溶接電流Iを可変とした場合には、ワイヤ突き出し長さEが10mm未満であると、先行極のアーク力が強くなりすぎるため、ビード形状も悪くなる。一方、ワイヤ突き出し長さEが20mmを超えると、ワイヤ溶融速度が過大となり、溶込みが浅くなる。したがって、先行極のワイヤ突出し長さEは10mm以上20mm以下とする。なお、好ましくは12mm以上18mm以下とする。
<溶接電流I:350A≦I≦530A、アーク電圧V:22V≦V≦33V>
本実施形態では、先行極のアーク電圧V(V)と溶接電流I(A)との比を、上記式(1)を満たす範囲とすることにより、所望の効果を得ることができるが、アーク電圧V(V)及び溶接電流I(A)のそれぞれを適切に制御すると、より一層優れた耐気孔性及びビード形状を得ることができる。
溶接電流Iが350A以上であると、溶込みがより一層深くなり、溶け残り又は気孔欠陥の発生を抑制する効果が高くなる。また、溶接電流Iが530A以下であると、先行極のアーク力を適切に調整することができ、より優れたビード形状を得ることができる。したがって、溶接電流Iは350A以上530A以下とすることが好ましい。
また、アーク電圧Vが22V以上であると、より一層優れたビード形状を得ることができ、アーク電圧Vが33V以下であると、スパッタの発生量を適切に抑制でき、アンダカット等の発生を防止する効果が高くなる。したがって、アーク電圧Vは22V以上33V以下とすることが好ましい。
続いて、後行極における各条件について詳細に説明する。
[後行極]
<シールドガスとして炭酸ガスを使用したフラックス入りワイヤ>
図1に示すように、本実施形態では、後行極のワイヤ7a及び7bとしてフラックス入りワイヤを用い、シールドガスとして100%炭酸ガスを用いる。フラックス入りワイヤを用いた後行極による溶接は、先行極によって得られた溶接金属のビード形状を整える効果を有する。
<トーチ角度θ:40°≦θ≦60°、下板側におけるルート部からワイヤ狙い位置Pまでの距離W:1mm≦W≦5mm>
図5を参照して、タンデムガスシールドアーク溶接方法における後行極のトーチ角度θ及びワイヤ狙い位置Pについて説明する。なお、図5において、図1と同一内容には同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
本実施形態では、後行極側溶接トーチ5a、5bのトーチ角度θを、40°以上60°以下、好ましくは45°以上55°以下の角度とする。これにより、先行極によって形成されるビードを平坦化し、良好なビード形状に整形することができる。
なお、後行極の溶接方向に対する傾斜角、すなわち後行極の中心線と溶接方向を法線とする面とが成す角度φは、特に限定されるものではないが、スパッタの発生量やビード形状を考慮して、0°以上25°以下の前進角となるように設定することが好ましい。
本実施形態では更に、後行極のワイヤ狙い位置Pを適切に選択することが必要となる。すなわち、図5に示すように、下板側におけるルート部3からワイヤ狙い位置Pまでの距離Wを1mm以上5mm以下とする。これにより、先行極において形成されたビードを平坦化して、良好なビード形状に成形することができる。
<ワイヤ突出し長さE:20mm≦E≦30mm>
ワイヤ突出し長さEは、溶接電流I及びワイヤ溶融速度に影響を及ぼす。先行極と同様に、後行極のワイヤ突き出し長さEとは、図5に示す後行極側溶接トーチ5aの先端部において、ワイヤ7aに電流を供給するためのコンタクトチップ12aから母材までの長さである。
後行極のワイヤ突出し長さEが20mm未満であると、ワイヤ溶融量が不足する。
また、後行極のワイヤ突出し長さEが30mmを超えると、アークが不安定となりやすい。
したがって、ワイヤ突出し長さEは20mm以上30mm以下とし、好ましくは、23mm以上28mm以下とする。
<溶接電流I:250A≦I≦400A、アーク電圧V:25V≦V≦38V>
後行極についても、アーク電圧V(V)及び溶接電流I(A)のそれぞれを適切に制御すると、より一層優れた形状のビードを形成することができるとともに、溶接欠陥の発生を抑制することができる。
溶接電流Iが250A以上400A以下であると、より一層アークを安定化することができ、優れたビード形状を得ることができる。また、アーク電圧Vが25V以上であると、より一層優れたビード形状を得ることができ、38V以下であると、スパッタ発生量を適切に抑制することができ、溶接欠陥の発生を防止することができる。したがって、溶接電流Iは250A以上400A以下とすることが好ましく、アーク電圧Vは25V以上38V以下とすることが好ましい。
[先行極と後行極との電極間距離D:25mm≦D≦45mm]
本実施形態では更に、電極間距離を適切に設定する必要がある。すなわち、電極間距離が25mm未満と小さい場合、先行極が式(1)を満たす条件においては、それぞれのアーク間に形成される湯溜りの形状が変動してしまい、最終的なビード形状も不安定なものとなり、深溶込み効果も得られなくなる。また、電極間距離が45mmを超える場合、先行極の溶融池が凝固した後に後行極のアークが通過することになるため、2つのアークによる溶融池がそれぞれ分離してしまう。その結果、後行極によるビード形状の整形作用が失われ、高速度溶接が不可能となる。
したがって、先行極と後行極との電極間距離Dは25mm以上45mm以下とする。
[溶接速度:800mm/min以上]
本実施形態では、片側2電極ですみ肉溶接を行うため、溶接速度を800mm/min以上の高速で溶接することができ、優れた施工能率を得ることができる。なお、溶接速度が800mm/min未満であると、溶接金属量が過度に増加し、ビード外観が劣化するとともに、深溶込み効果が得られない。したがって、溶接速度は800mm/min以上とする。
本実施形態において、溶接電源については特に限定されず、直流電源又は交流電源のいずれであっても良い。ただし、汎用的な観点から、定電圧特性を持つ直流電源が好ましい。また、下板及び立板の材質は限定されず、プライマ等の塗料が塗装されていても良い。さらに、立板の板厚についても特に限定されないが、一般的に使用される板厚範囲は6~16mmであるため、上限を16mm、下限を6mmとすることが好ましい。さらにまた、溶接ワイヤの径も特に限定されないが、本実施の形態において好ましくは、上限は1.6mm、下限は1.2mmである。
以上、本発明の実施形態に係るタンデムガスシールドアーク溶接方法について説明したが、本発明は、上述した各実施形態に係るタンデムガスシールドアーク溶接方法に用いられる溶接装置にも適用される。
以下、発明例及び比較例を挙げて本発明について詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
[タンデムガスシールドアーク溶接]
図1に示すように、水平に配置された下板1の主面1aに対して、立板2を垂直に設置し、先行極側溶接トーチ4a、4bと後行極側溶接トーチ5a、5bを用いて、シールドガスを噴射しながら、種々の溶接条件ですみ肉溶接した。先行極及び後行極について、トーチ前進角及び後退角はいずれも7°、ワイヤ径はいずれも1.6mmとし、シールドガスとしては、100%COガスを使用した。また、ソリッドワイヤとしては、ワイヤ中の化学成分としてC≦0.10質量%、P≦0.025質量%、S≦0.025質量%を満たすワイヤを使用した。また、フラックス入りワイヤとしては、ワイヤ中の化学成分として3.5質量%≦TiO≦9.0質量%、0.1質量%≦ZrO≦2.5質量%を満たすワイヤを使用した。さらに、母材(下板1及び立板2)の板厚はいずれも12mmとし、材質はいずれもSM490Aを用いた。さらに、母材表面に平均膜厚30μmでプライマを塗布した。
先行極及び後行極のそれぞれにおける、溶接条件、電極間距離及び溶接速度を下記表1~表4に示す。なお、下記表1において、「ワイヤの種類」欄に記載のFCWは、フラックス入りワイヤ(Flux Cored Wire)を示す。また、ルート部から狙い位置までの距離の項目に記載の立板側とは、立板側におけるルート部からワイヤ狙い位置Pまでの距離Hを示し、下板側とは、下板側におけるルート部からワイヤ狙い位置Pまでの距離Wを示す。
[評価試験]
比較例No.1~25及び発明例No.26~50について、気孔欠陥、耐ギャップ性及びビード形状の評価試験を実施した。各評価試験の試験方法及び評価基準について以下に示し、評価結果を下記表5及び表6に示す。
<気孔欠陥>
気孔欠陥は、日本工業規格JIS Z 3104-1995で定められる放射線透過試験に準拠して透過写真を撮影し、溶融金属中に気泡が発生しているかどうかを確認することにより評価した。評価基準としては、欠陥が確認されなかった場合を○(良好)とし、気泡が発生しており、欠陥が確認された場合を×(不良)とした。
<耐ギャップ性>
耐ギャップ性は、下板1と立板2とを、2mmのギャップで配置し、上記タンデムガスシールドアーク溶接条件で溶接して、得られた溶接金属を観察することにより評価した。評価基準としては、裏抜け等がなく、母材間が充分に架橋されていたものを〇(良好)とし、裏抜け等が発生するか、又は母材間が充分に架橋されていなかったものを×(不良)とした。
<ビード形状>
ビード形状は、スラグを剥離した後の表面外観を目視で確認し、溶接欠陥がなく、ビード形状が良好であったものを○(良好)とし、溶接欠陥が発生した場合又はビード形状が不安定であったものを×(不良)とした。
Figure 0007388969000001
Figure 0007388969000002
Figure 0007388969000003
Figure 0007388969000004
Figure 0007388969000005
Figure 0007388969000006
上記表2、表4及び表6に示すように、発明例No.26~50は、先行極及び後行極のワイヤの種類、トーチ角度、狙い位置及びワイヤ突出し長さが、本発明の範囲内であるとともに、先行極の溶接電流とアーク電圧との関係が式(1)を満足しており、更に電極間距離及び溶接速度が本発明の範囲内であるため、高速で溶接することができ、優れた耐気孔性及び耐ギャップ性が得られ、ビード形状が良好であった。
一方、表1、表3及び表5に示すように、比較例No.1及び2は、式(1)の値が大きいとともに、先行極の狙い位置が下板側5~6mmであるため、領域Sの溶け残りが極めて大きくなり、気孔欠陥が多量に発生した。なお、これらは電極間距離Dが100mmと大きいため、2つのアークによる溶融池がそれぞれ分離してしまう。その結果、高速溶接が不可能となり、比較例No.2では溶接速度が速いため、気孔欠陥の多量発生だけでなく、正常ビードが形成されなかった。
比較例No.3~6は、先行極のトーチ角度が本発明範囲の下限未満であるとともに、先行極のワイヤ狙い位置がルート部(0mm)であり、特に比較例No.3については、更に後行極のワイヤ狙い位置もルート部(0mm)であるため、いずれも耐ギャップ性が不良となった。
比較例No.7及び8は、先行極のトーチ角度が本発明範囲の下限未満であるうえ、立板側2~3mm狙いのため、領域Sの溶け残りが大きくなり、気孔欠陥が多量発生した。この場合、電極間の湯溜り形状が安定に維持されず、ビード形状も悪くなった。
比較例No.9及び10は、先行極のワイヤ狙い位置がルート部(0mm)であるため、領域Sの溶け残りが大きくなり、気孔欠陥が発生した。
比較例No.11及び12は、先行極のワイヤ突出し長さが本発明の範囲から外れており、比較例No.13及び14は、電極間距離が本発明の範囲から外れており、比較例No.15は、溶接速度が本発明範囲の下限未満であるため、いずれも、ビード形状が不良となった。
比較例No.16~18は、式(1)の値が本発明の範囲を超えて大きくなっており、領域Sの溶け残りが大きくなるため、気孔欠陥が発生するとともに、アンダカットも発生したため、ビード形状が不良となった。
比較例No.19~25は、先行極のトーチ狙い位置がルート部(0mm)であるとともに、ワイヤ突出し長さが本発明範囲の上限を超えており、式(1)により得られる値についても、本発明範囲の上限を超えている。中でも、比較例No.19、20及び23は、後行極のワイヤ狙い位置がルート部(0mm)であり、比較例No.23~25は、先行極のワイヤの種類がフラックス入りワイヤである。したがって、いずれも領域Sの溶け残りが大きくなるため、気孔欠陥が発生した。
1 下板
2 立板
3 ルート部
4a,4b 先行極側溶接トーチ
5a,5b 後行極側溶接トーチ
6a,6b,7a,7b ワイヤ
8 溶接金属
9 気孔欠陥

Claims (4)

  1. 主面を有する下板と、該下板の主面に対して交差する方向に配置された立板とを、先行極と後行極とを用いてすみ肉溶接するタンデムガスシールドアーク溶接方法であって、
    前記先行極としてソリッドワイヤを使用し、
    前記先行極のシールドガスとして炭酸ガスを使用し、
    前記主面と溶接トーチとがなす前記先行極のトーチ角度θが40°≦θ≦60°、
    前記先行極のワイヤ突出し長さEが10mm≦E≦20mm、
    前記立板側におけるルート部から前記先行極のワイヤ狙い位置までの距離Hが1mm≦H≦3mmであり、
    前記先行極の溶接電流I(A)とアーク電圧V(V)が下記式(1)を満たすとともに、
    前記後行極としてフラックス入りワイヤを使用し、
    前記後行極のシールドガスとして炭酸ガスを使用し、
    前記主面と前記後行極の溶接トーチがなすトーチ角度θが40°≦θ≦60°、
    前記後行極のワイヤ突出し長さEが20mm≦E≦30mm、
    前記下板側におけるルート部から前記後行極のワイヤ狙い位置までの距離Wが1mm≦W≦5mmであり、
    前記先行極と前記後行極との電極間距離Dが25mm≦D≦45mm、
    溶接速度が800mm/min以上である、タンデムガスシールドアーク溶接方法。
    50≦V×1000/I≦70・・・式(1)
  2. 前記先行極の溶接電流Iが350A≦I≦530A、
    前記先行極のアーク電圧Vが22V≦V≦33Vである、請求項1に記載のタンデムガスシールドアーク溶接方法。
  3. 前記後行極の溶接電流Iが250A≦I≦400A、
    前記後行極のアーク電圧Vが25V≦V≦38Vである、請求項1又は2に記載のタンデムガスシールドアーク溶接方法。
  4. 請求項1~3のいずれか一項に記載のタンデムガスシールドアーク溶接方法に用いられる溶接装置。
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