JP7388569B2 - 長周期ファイバグレーティング及び光伝送システム - Google Patents
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Description
本開示は、複数の伝搬モードを結合可能な長周期ファイバグレーティング及びそれを備える光伝送システムに関する。
図1は、複数の伝搬モードを用いた数モードファイバ(FMF:Few-Mode Fiber)によるモード多重伝送の光伝送システムを説明する図である。モード多重伝送は、伝送容量をモード数倍に向上させられることから、大容量伝送方式として注目されている。FMFを用いた伝送においては、伝送路中でモード間クロストークが発生し、それを補償するためにMIMO(Multiple-Input Multiple-Output)等価器が用いられる。
しかしモード間損失差(MDL:Mode Dependent Loss)が存在する場合、MIMO等化器を利用したとしても伝送システムのパフォーマンス低下が課題となる。また受信端においてモード間群遅延差(DMD:Differential Mode Delay)が大きい場合、MIMOにかかわるデジタル処理(DSP:Digital Signal Processing)の負荷が大きくなるため、長距離伝送を実現するためにはその負荷の低減が課題となる。そこでMDLやDMDの影響の低減のため、長周期ファイバグレーティング(LPFG:Long Period Fiber Grating)でモード間の結合を生じさせるモードスクランブラの利用が提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。
LPFGの実現方法としては、応力や曲げを外部から加える手法や、レーザ照射による手法などがある。これらの手法では、屈折率変化を光ファイバ断面内の一方向にしか与えることができず、そのLPFGは、モード変換量が偏波状態や伝搬モードの電界分布に依存し、モード変換量の当該依存性を回避することが困難という課題があった。
そこで本発明は、上記課題を解決するために、モード変換量が偏波状態や電界分布に依存しないLPFG及び光伝送システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のLPFGは、光ファイバの中心軸からずれた位置に周期的な空洞を形成することとした。
具体的には、本発明に係るLPFGは、n(nは2以上の整数)の伝搬モードを伝搬可能な数モードファイバに形成される長周期ファイバグレーティングであって、
前記数モードファイバのコア領域に、前記コア領域の中心軸から離れた位置に、前記中心軸に平行に、且つ周期的に配列された空洞列であり、
前記空洞列は複数であり、
それぞれの前記空洞列は、前記数モードファイバの長手方向に異なる位置にあり、
互いの前記空洞列は、前記コア領域の断面の中心を原点としたときに前記断面上で90°ずれた位置にあることを特徴とする。
前記数モードファイバのコア領域に、前記コア領域の中心軸から離れた位置に、前記中心軸に平行に、且つ周期的に配列された空洞列であり、
前記空洞列は複数であり、
それぞれの前記空洞列は、前記数モードファイバの長手方向に異なる位置にあり、
互いの前記空洞列は、前記コア領域の断面の中心を原点としたときに前記断面上で90°ずれた位置にあることを特徴とする。
また、本発明に係る光伝送システムは、
n(nは2以上の整数)の伝搬モードを伝搬可能なマルチモードファイバと、
前記マルチモードファイバに接続され、前記長周期ファイバグレーティングが形成された前記数モードファイバと、
を備える。
n(nは2以上の整数)の伝搬モードを伝搬可能なマルチモードファイバと、
前記マルチモードファイバに接続され、前記長周期ファイバグレーティングが形成された前記数モードファイバと、
を備える。
空洞列の配置が90°ずれていることで偏波状態や電界分布に依存しないモード変換が可能である。従って、本発明は、モード変換量が偏波状態や電界分布に依存しないLPFG及び光伝送システムを提供することができる。
また、本発明に係るLPFGの互いの前記空洞列は、空洞間隔及び空洞数が等しいことが好ましい。
さらに、本発明に係るLPFGは、
前記数モードファイバの伝搬モードは3であり、
前記空洞列は、前記コア領域の断面の中心を原点としたときに前記断面上で前記コア領域の半径に対する比率が0.2以上0.4以下となる位置にあり、
前記空洞列を構成する各空洞の直径は、前記コア領域の半径に対する比率が0.3以上0.43以下であることが好ましい。
前記数モードファイバの伝搬モードは3であり、
前記空洞列は、前記コア領域の断面の中心を原点としたときに前記断面上で前記コア領域の半径に対する比率が0.2以上0.4以下となる位置にあり、
前記空洞列を構成する各空洞の直径は、前記コア領域の半径に対する比率が0.3以上0.43以下であることが好ましい。
なお、上記各発明は、可能な限り組み合わせることができる。
本発明は、モード変換量が偏波状態や電界分布に依存しないLPFG及び光伝送システムを提供することができる。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
(実施形態1)
図2は、本実施形態のLPFGを説明する図である。本LPFGは、n(nは2以上の整数)の伝搬モードを伝搬可能な数モードファイバ10に形成される長周期ファイバグレーティングである。そして、本LPFGは、数モードファイバ10のコア領域11に、コア領域11の中心軸zから離れた位置に、中心軸zに平行に、且つ周期的に配列された空洞15の空洞列(25-1、25-2)である。それぞれの空洞列(25-1、25-2)は、数モードファイバ10の長手方向に異なる位置(z方向の位置が異なる)にあり、
互いの空洞列(25-1、25-2)は、コア領域11の断面の中心(x軸とy軸の交点)を原点としたときに断面上で90°ずれた位置にある。
図2は、本実施形態のLPFGを説明する図である。本LPFGは、n(nは2以上の整数)の伝搬モードを伝搬可能な数モードファイバ10に形成される長周期ファイバグレーティングである。そして、本LPFGは、数モードファイバ10のコア領域11に、コア領域11の中心軸zから離れた位置に、中心軸zに平行に、且つ周期的に配列された空洞15の空洞列(25-1、25-2)である。それぞれの空洞列(25-1、25-2)は、数モードファイバ10の長手方向に異なる位置(z方向の位置が異なる)にあり、
互いの空洞列(25-1、25-2)は、コア領域11の断面の中心(x軸とy軸の交点)を原点としたときに断面上で90°ずれた位置にある。
図2(A)は数モードファイバ10の断面図である。図2(B)は数モードファイバ10を斜視且つ透視した図である。なお、符号12はクラッド領域である。
本LPFGは、数モードファイバ10内の伝搬方向に周期的に空洞15を配置することで、偏波や電界分布に依存しないモード変換を実現することを目的とする。この目的を達成するため、数モードファイバ10のコア領域11内部に、フェムト秒レーザを用いた外部加工によって空洞15を周期的に配置する。複数の空洞15を周期的に並べたものを空洞列と呼ぶ。空洞列25-1は、空洞15の中心座標がx軸上に(y座標がゼロで)あるものであり、空洞列25-2は、空洞15の中心座標がy軸上に(x座標がゼロで)あるものである。空洞列25-1と空洞列25-2は直列に接続される。つまり、空洞列をz軸を中心に90°ずらして配置することで偏波状態や電界分布に依存しないモード変換を実現できる。
ここで、空洞15のz軸方向の間隔Λは、結合させる伝搬モード間の伝搬定数差をΔβとすると、
で与えられる。そのため、Λを調整して所望の2モードを結合させるためのLPFG(図2のように2つの空洞列をz軸を中心として90°ずらしたもの)を作成することができる。そして、互いにΛの異なるLPFGを複数個接続すれば、複数のモード間を結合させることもできる。
従って、本実施形態のLPFGは偏波状態や電界分布に依存しないモード変換を実現できる。ただし、次の要件を満たす必要がある。
(A)空洞列25-1の空洞間隔Λと空洞列25-2の空洞間隔Λとは等しくする。これは所望のモードを結合させるためである。
(B)空洞列25-1の空洞数と空洞列25-2の空洞数とは等しくする。これは、偏波間での結合量の偏差をなくすためである。
(C)z軸方向へ配置する空洞列25-1と空洞列25-2との順序関係はない。
(D)空洞列25-1と空洞列25-2とは必ずしも連続して配置する必要はない。
(A)空洞列25-1の空洞間隔Λと空洞列25-2の空洞間隔Λとは等しくする。これは所望のモードを結合させるためである。
(B)空洞列25-1の空洞数と空洞列25-2の空洞数とは等しくする。これは、偏波間での結合量の偏差をなくすためである。
(C)z軸方向へ配置する空洞列25-1と空洞列25-2との順序関係はない。
(D)空洞列25-1と空洞列25-2とは必ずしも連続して配置する必要はない。
(実施形態2)
図3は、本実施形態の光伝送システム301を説明する図である。光伝送システム301は、n(nは2以上の整数)の伝搬モードを伝搬可能なマルチモードファイバ50と、マルチモードファイバ50に接続され、実施形態1で説明したLPFGが形成された数モードファイバ10と、を備える。また、符号30は、複数の光信号をマルチモードファイバ50が伝搬するいずれかの伝搬モードに入射するモード合波器である。符号40は、マルチモードファイバ50が伝搬する複数のモードを分波するモード分波器である。また、符号60は接続部である。
図3は、本実施形態の光伝送システム301を説明する図である。光伝送システム301は、n(nは2以上の整数)の伝搬モードを伝搬可能なマルチモードファイバ50と、マルチモードファイバ50に接続され、実施形態1で説明したLPFGが形成された数モードファイバ10と、を備える。また、符号30は、複数の光信号をマルチモードファイバ50が伝搬するいずれかの伝搬モードに入射するモード合波器である。符号40は、マルチモードファイバ50が伝搬する複数のモードを分波するモード分波器である。また、符号60は接続部である。
光伝送システム301は、nモードが伝搬するマルチモードファイバ50を伝送路としたモード多重伝送システムである。光伝送システム301は、伝送路の途中に所望の2モード間を結合させる適当なLPFGを有する数モードファイバ10を複数個接続する。前述のように、LPFGの空洞の間隔Λは数1で与えられるため、所望の2モードを結合させるためにのΛを有するLPFGを伝送路中に複数個挿入することによって、光伝送システム301全体として複数のモード間を結合させることができる。また、LPFGを伝送路の中間部に複数個挿入することによって、MDLやDMDの低減効果をより高めることもできる。
(実施形態3)
本実施形態では、数モードファイバ10のコア領域11に形成した空洞15の効果について説明する。本実施形態では、マルチモードファイバ50及び数モードファイバ10が3つの伝搬モードでモード多重伝送を行う3モードファイバ(2LPモードファイバ)である例で説明する。数モードファイバ10のLPFGはLP01モードとLP11モードを結合する。
本実施形態では、数モードファイバ10のコア領域11に形成した空洞15の効果について説明する。本実施形態では、マルチモードファイバ50及び数モードファイバ10が3つの伝搬モードでモード多重伝送を行う3モードファイバ(2LPモードファイバ)である例で説明する。数モードファイバ10のLPFGはLP01モードとLP11モードを結合する。
本実施形態では、空洞15がコア領域11の中心からd1=4μmのx軸上に形成されているとする。なお、空洞15の位置とは、空洞の中心位置とする。数モードファイバ10はステップインデックス型であり、コア領域11の半径が7μm,クラッド領域12に対するコア領域11の比屈折率差が0.4%とする。また空洞15の直径を2μmとする。
図4は、図2(A)に示すように、空洞15をx軸上に一つ付与した場合の、モード変換率を説明する表である。x偏波とy偏波ともに、LP01モードのおよそ4.5%が11bモードに結合している(図4の太字参照)。つまり、空洞15をコア領域11の中心からx軸上にずらした位置とすることで、LP01モードをLP11bモードへ結合することができる。同様に、空洞15をコア領域11の中心からy軸上にずらした位置とすることで、LP01モードをLP11aモードへ結合することができる。
従って、コア領域11に空洞15をx軸上に周期的に配置した空洞列25-1と、y軸上に周期的に配置した空洞列25-2とを直列に接続することで、縮退モードに依存しないモード変換を行える。
(実施形態4)
本実施形態では、モード変換率について、空洞15のコア領域11の中心からの距離依存性と空洞15の直径依存性を説明する。
本実施形態では、モード変換率について、空洞15のコア領域11の中心からの距離依存性と空洞15の直径依存性を説明する。
図5(A)は、空洞15のコア領域11の中心からの距離d1を変化させたときのLP01モードからLP11aモードへの変換率を示した図である。なお、空洞15の位置とは、空洞の中心位置とする。また、空洞15の直径は2μmである。縦軸はモード変換率、横軸は距離d1をコア領域11の半径で規格化した値である。
空洞15が中心(横軸がゼロ)にある場合、モード変換はされない。空洞15が中心からおよそ2μmずらしたときに最大のモード変換効率を示した。一方、そこからさらに空洞15を中心から離してクラッド領域12へ近づけると、モード変換効率は低下する。つまり、LP01モードとLP11モードを結合させる場合、空洞15は、コア中心からの距離d1のコア領域11の半径に対する比率で0.2以上0.4以下、好ましくは0.29となる位置とする。
図5(B)は、空洞15の直径を変化させたときのLP01モードからLP11aモードへの変換率を示した図である。ここで、空洞15の中心からの距離d1は2μmである。なお、空洞15の位置とは、空洞の中心位置とする。第1縦軸はモード変換率、第2縦軸は空洞15による損失、横軸は空洞15の直径をコア領域11の半径で規格化した値である。
空洞15の直径がゼロである場合(空洞がない場合)、モード変換はされない。空洞15の直径がおよそ3μmのときに最大のモード変換効率を示した。一方、そこからさらに空洞15の直径を大きくすると、損失が1dBを超えて変換効率が低下する。つまり、LP01モードとLP11モードを結合させる場合、空洞15直径は、コア領域11の半径に対する比率で0.3以上0.55以下、好ましくは損失が1dB以下となる0.43以下とする。
[付記]
本発明は、偏波状態や伝搬モードの電界分布に対するモード変換量の依存性を低減することができるLPFGを提供することを目的とする。
本発明は、偏波状態や伝搬モードの電界分布に対するモード変換量の依存性を低減することができるLPFGを提供することを目的とする。
具体的には、本LPFGは、複数n(nは2以上の整数)の伝搬モードを伝搬可能な数モードファイバ(FMF)に形成され、複数の前記伝搬モードを結合しうる長周期ファイバグレーティングであって、
当該LPFGは、
断面の中心からx軸方向にオフセットして形成された空洞がz軸に沿って等間隔(Λ)に複数n個配置されている第1空洞列と、
断面の中心からy軸方向にオフセットして形成された空洞がz軸に沿って等間隔(Λ)に複数m個配置されている第2空洞列と
を備えることを特徴とする。
当該LPFGは、
断面の中心からx軸方向にオフセットして形成された空洞がz軸に沿って等間隔(Λ)に複数n個配置されている第1空洞列と、
断面の中心からy軸方向にオフセットして形成された空洞がz軸に沿って等間隔(Λ)に複数m個配置されている第2空洞列と
を備えることを特徴とする。
ここで、x/y/z軸の定義は以下のとおりである。
x軸:断面の中心を貫通し、断面に平行な軸
y軸:断面の中心を貫通し、断面に平行かつ前記第1軸に直交する軸
z軸:断面の中心を貫通し、LPFGにおける光の導波方向に平行な軸
x軸:断面の中心を貫通し、断面に平行な軸
y軸:断面の中心を貫通し、断面に平行かつ前記第1軸に直交する軸
z軸:断面の中心を貫通し、LPFGにおける光の導波方向に平行な軸
10:数モードファイバ
11:コア領域
12:クラッド領域
15:空洞
25-1、25-2:空洞列
30:モード合波器
40:モード分波器
50:マルチモードファイバ
60:接続部
301:光伝送システム
11:コア領域
12:クラッド領域
15:空洞
25-1、25-2:空洞列
30:モード合波器
40:モード分波器
50:マルチモードファイバ
60:接続部
301:光伝送システム
Claims (4)
- n(nは2以上の整数)の伝搬モードを伝搬可能な数モードファイバに形成される長周期ファイバグレーティングであって、
前記数モードファイバのコア領域に、前記コア領域の中心軸から離れた位置に、前記中心軸に平行に、且つ周期的に配列された空洞列であり、
前記空洞列は複数であり、
それぞれの前記空洞列は、前記数モードファイバの長手方向に異なる位置にあり、
互いの前記空洞列は、前記コア領域の断面の中心を原点としたときに前記断面上で90°ずれた位置にあることを特徴とする長周期ファイバグレーティング。 - 互いの前記空洞列は、空洞間隔及び空洞数が等しいことを特徴とする請求項1に記載の長周期ファイバグレーティング。
- 前記数モードファイバの伝搬モードは3であり、
前記空洞列は、前記コア領域の断面の中心を原点としたときに前記断面上で前記コア領域の半径に対する比率が0.2以上0.4以下となる位置にあり、
前記空洞列を構成する各空洞の直径は、前記コア領域の半径に対する比率が0.3以上0.43以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の長周期ファイバグレーティング。 - n(nは2以上の整数)の伝搬モードを伝搬可能なマルチモードファイバと、
前記マルチモードファイバに接続され、請求項1から3のいずれかに記載の長周期ファイバグレーティングが形成された前記数モードファイバと、
を備える光伝送システム。
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PCT/JP2020/034196 WO2022054182A1 (ja) | 2020-09-09 | 2020-09-09 | 長周期ファイバグレーティング及び光伝送システム |
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