JP7387387B2 - 荷降し装置、及び、荷降し方法 - Google Patents

荷降し装置、及び、荷降し方法 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、荷降し装置、及び、荷降し方法に関する。
パレット等の載置部に積載された荷物を荷降しする荷降し装置が知られている。この荷降し装置は、荷物の側面のいずれか1面、及び、上面を保持し、所定の位置に荷物を移動させることで荷降しする。
特開2016―94280号公報
本発明が解決しようとする課題は、荷物をより効率よく荷降し可能な荷降し装置、及び、荷降し方法を提供することを目的とする。
実施形態によれば、荷降し装置は、荷物の上面を吸着する第1の吸着部と、荷物の側面を吸着する第2の吸着部と、第1の吸着部及び第2の吸着部を移動する第1の移動装置と、第1の吸着部及び第2の吸着部を第1の移動装置に回動可能に接続する回動部と、第2の吸着部を、荷物の側面に近接する方向、及び、荷物の側面から離間する方向に移動する第2の移動装置と、第1の移動装置及び第2の移動装置を制御するプロセッサとを有する。プロセッサは、荷物の上面及び側面を第1の吸着部及び第2の吸着部で吸着させ、荷物が載置された状態から、第2の吸着部が吸着した荷物の側面若しくは側面を仮想的に延長した面と交差する方向に沿って、上方へ移動させるよう第1の移動装置を制御する。プロセッサは、その後、第1の移動装置を制御し、荷物を載置する位置へ第1の移動装置を移動させるよう第1の移動装置を制御する。
一実施形態に係る荷降し装置を示す概略的な斜視図。 同荷降し装置の第1の移動機構、支持部(回動部)、第2の移動機構、及び、把持部を示す概略図。 同荷降し装置の概略的なブロック図。 同荷降し装置の動作の一例を示すフローチャート。 同荷降し装置の動作の一例を説明する概略図。 同荷降し装置の動作の一例を説明する概略図。 同荷降し装置の動作の一例を説明する概略図。
一実施形態に係る荷降し装置12について、図1から図7を用いて説明する。
図1は、荷降し装置12の一例を概略的に示す図である。図2は、荷降し装置12の第1の移動装置24、支持部(回動部)26、第2の移動装置28、及び、把持部30を概略的に示す図である。図3は、荷降し装置12の概略的なブロック図である。図4は、荷降し装置12の動作の一例の流れを示すフローチャートである。図5から図7は、荷降し装置12により、載置部8から例えば選択した荷物Pを把持して持ち上げるまでの一連の動作を説明する説明図である。
図1に示す荷降し装置12は、複数の荷物Pが載置された台等の載置部8から荷物Pを、1つずつ又は複数同時に取り出して荷降しし、荷降しした荷物Pを、メインコンベア14に搬出させる。
荷降し装置12は、フレーム22と、第1の移動装置24と、支持部(回動部)26と、第2の移動装置28と、把持部30とを有する。荷降し装置12は、さらに、中間コンベア部32と、昇降部(中間コンベア部昇降部)34と、第1センサ36と、第2センサ38とを有する。
荷降し装置12は、荷降し装置12の近傍に配置された載置部8に積載された荷物群Bの個々の荷物Pを把持して中間コンベア部32に荷降しし、中間コンベア部32からメインコンベア14に搬出する装置である。
ここで、積載された荷物群Bとは、例えば略直方体である複数の荷物Pを含む段が1又は複数積み重ねられたものである。
図1では、一例として、荷物群Bは、3段に積まれた荷物Pを含む。荷物群Bは、最上段Usと、中段Msと、最下段Lsとの3つの段を含む。最上段Us、中段Ms、及び、最下段Lsは、それぞれ、複数の荷物Pを含む。最上段Usにある荷物Pを符号P1で示す場合がある。中段Msにある荷物Pを符号P2で示す場合がある。最下段Lsにある荷物Pを符号P3で示す場合がある。各荷物Pの上面を符号Paで示し、側面を符号Pbで示し、底面を符号Pcで示す。
例えば最上段Usに含まれる荷物P1の高さ同士は、同じであっても異なっていてもよい。これは、中段Msに含まれる荷物P2同士、及び、最下段Lsに含まれる荷物P3同士も同様である。同一段に含まれる荷物Pは、縦の長さ(奥行)や横の長さ(幅)が異なってもよい。同一段に含まれる荷物Pの向きは、同じであってもよいし、複数の荷物Pの側面同士が対向状態であれば異なっていてもよい。例えば図1では、荷物群Bの各段Us,Ms,Lsは、向きの異なる複数の荷物Pを含む。積載された荷物群Bの載置部8は、平パレットに限らず、キャスタ付きのカゴ状パレット、ロールボックスパレット(RBP)などに収容されていてもよい。
載置部8は、その上に直接的に1又は複数の荷物Pが載置されていてもよく、適宜のシートを配置し、そのシートの上に間接的に1又は複数の荷物Pが載置されていてもよい。本実施形態において、載置部8に荷物Pを載置するという場合、直接的及び間接的に荷物Pを載置部8に載置することの両方を含む。
図2に示す例のように、例えばトラックでの輸送時等に荷崩れを起こすのを防止するため、適宜の糊剤等の防滑処理剤Sが上下の荷物P1の底面Pcと荷物P2の上面Paとの間、及び、荷物P2の底面Pcと荷物P3の上面Paとの間に添付されていることがある。防滑処理剤Sは、荷物P1の底面Pcと荷物P2の上面Paとの間の水平方向の滑りを防止又は抑制するが、上側の荷物P1を上方に持ち上げたときに、下側の荷物P2が一緒に持ち上げるのを妨げるような摩擦力、接着力が上下の荷物P1,P2間に働く場合がある。このように、上下の荷物P1,P2同士、及び、荷物P2,P3同士は、防滑処理剤Sにより軽い接着状態にある。
防滑処理剤Sによる上下の荷物P1,P2同士、及び、荷物P2,P3同士の接着力はバラツキが大きい。このため、上側の荷物P1を上方に持ち上げたときに、下側の荷物P2が一緒に持ち上げられる可能性があり、下側の荷物P2の外装に負荷がかけられる可能性がある。
また、荷物Pを載置部8の荷物群Bから降ろす際、防滑処理剤Sによる摩擦により上下の荷物P1,P2が分離せずに共に引きずられ、段が崩れる可能性がある。
同一段の前後及び左右の荷物P間には、防滑処理剤Sは付されていない。すなわち、荷物Pの側面には、防滑処理剤Sは付されていない。このため、上下の荷物P1,P2間のずれ、及び、上下の荷物P2,P3間のずれが防滑処理剤Sにより防止されている。
防滑処理剤Sは、荷物P1の底面Pcと荷物P2の上面Paとの間に点状又は線状に付されていてもよく、適宜の面積を有するように面状に付されていてもよい。同様に、防滑処理剤Sは、荷物P2の底面Pcと荷物P3の上面Paとの間に点状又は線状に付されていてもよく、適宜の面積を有するように面状に付されていてもよい。荷物Pの一例は、複数のペットボトルが封入された段ボール箱である。
図1に示すように、フレーム22は、例えばフレーム本体52と、突出部54とを有する。
図1及び図2に示すように、XYZ座標系を取る。X軸方向は、フレーム22に対する載置部8の配置方向、フレーム22に対するメインコンベア14の配置方向である。X軸方向は、一例として、載置部8の荷物群Bから荷物Pを取り出す際の荷物Pの移動方向(前後方向)である。Y軸方向は幅方向(左右方向)である。Z軸方向は、上下方向である。
図1に示すように、フレーム本体52は、例えば、Z軸方向に延びる4つの柱部52aと、これら4つの柱部52aの上端及び下端に設けられ、X軸方向及びY軸方向に延びる複数の梁部52bとを有する。フレーム本体52は、前後方向に前側開口56aと、後側開口56bとを有する。荷物Pは、フレーム本体52の外側の載置部8から1つ又は複数が把持され、前側開口56aを通してフレーム本体52内の中間コンベア部32に載置され、後側開口56bを通してフレーム本体52の外側のメインコンベア14に搬出される。
突出部54は、載置部8が配置される位置の上方に配置される。突出部54には、第1センサ36が取り付けられている。すなわち、第1センサ36は、フレーム22に取り付けられ、載置部8の荷物群Bが配置される位置の上方に配置されている。第1センサ36は、例えばステレオカメラである。ステレオカメラは、異なる2点から撮像した際の視差に基づいて当該カメラと荷物群Bの各荷物Pとの距離を計測する。第1センサ36は、載置部8に積載された荷物群Bを撮影し、荷物群Bの個々の荷物Pの位置、大きさ、及び形状を検出する。このため、第1センサ36は、荷物Pの位置情報を含む、荷物Pに関する情報を検出する。
第2センサ38は、X軸方向において、載置部8に積載された荷物群Bと中間コンベア部32との間にある。第2センサ38は、例えばフレーム22のフレーム本体52の梁部52bの底枠に取り付けられている。
第2センサ38は、例えばレーザーレンジファインダ(LRF)である。LRFは、例えば、第2センサ38が設置されている計測位置から赤外線レーザーを発振してレーザー光を照射し、レーザー光を照射してから把持部30が把持している荷物Pによる反射光を受光するまでの時間により荷物Pまでの距離を測定する光学機器である。第2センサ38は、把持部30により把持されて把持部30により中間コンベア部32に移動される荷物Pの移動軌跡上で荷物Pの底面Pcまでの距離を測定することで、荷物Pの底面Pcの高さを計測する。レーザー光は、赤外線レーザー光に限定されず、可視光線、紫外光線、X線などのレーザー光であってもよい。
そして、第1センサ36で取得した荷物Pの上面Paまでの距離と、第2センサ38のよる荷物Pの底面Pcまでの距離との情報により各荷物Pの高さを算出可能である。
メインコンベア14は、フレーム22に対して、X軸に沿って第1センサ36及び第2センサ38がある位置とは反対側にある。メインコンベア14の搬送方向は例えばY軸方向である。
図2に示すように、第1の移動装置24は、フレーム22のフレーム本体52に支持されている。
第1の移動装置24は、Z軸方向に移動する昇降機構62と、X軸方向及びY軸方向に移動する水平移動装置64と、水平移動装置64と支持部26とを連結する連結部(回動補助部)66とを有する。
昇降機構62は、例えば、Y軸方向に延びフレーム本体52の上端の梁部52bに支持されたシャフト72と、シャフト72の一端に支持されシャフト72を回転させるZ軸アクチュエータ74と、シャフト72に巻回された複数のワイヤ76とを有する。シャフト72は、Y軸方向ではなく、X軸方向に延びていてもよい。Z軸アクチュエータ74を駆動させると、シャフト72が回転する。シャフト72が回転すると、ワイヤ76に支持された水平移動装置64が昇降する。
昇降機構62は、水平移動装置64を昇降可能に構成されていればよく、上述の構成に限定されるものではない。例えば、シャフト72を回転させる代わりに、リニアモータ(Z軸アクチュエータ)等を用いて、直接、ワイヤ76を支持して、水平移動装置64を昇降可能としてもよい。
水平移動装置64は、例えばワイヤ76に支持されたベース82と、X軸方向に延びるアーム84と、アーム84を移動可能に支持する可動部86とを有する。アーム84は、可動部86により、ベース82に対してX軸方向に移動可能である。アーム84は、可動部86により、ベース82に対してY軸方向に移動可能である。可動部86は、X軸アクチュエータ86a及びY軸アクチュエータ86b(図3参照)を有する。
本実施形態に係る第1の移動装置24は、図1に示される3軸方向、すなわち、X軸方向(前後方向)、Y軸方向(左右方向)、及びZ軸方向(高さ方向)に対して直動する直交型のロボットアームを含む。第1の移動装置24は、後述する制御装置200による把持部30の制御により、アーム84を、X軸方向とY軸方向とZ軸方向とにそれぞれ独立して移動可能である。第1の移動装置24は、例えばアーム84をX軸方向、Y軸方向、及び、Z軸方向に移動させることにより、把持部30を荷物群Bの荷物Pを把持する位置まで移動させ、把持部30で把持した荷物Pを中間コンベア部32に載置する。
支持部26は、水平移動装置64のアーム84の先端部又はその近傍に支持されている。支持部26は、把持部30を支持する。支持部26は、第1の移動装置24のX軸方向に沿って、メインコンベア14とは反対側にある。支持部26は、水平移動装置64のアーム84のX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向の移動に伴って一体に移動する。支持部26の一部又は全部は、第1の移動装置24により、フレーム22のフレーム本体52の内側の空間内に配置される位置と、フレーム本体52の前側開口56aを通してフレーム22のフレーム本体52の外側の突出部54の下側に配置される位置との間を移動可能である。
支持部26は、基部122と、基部122を第1の移動装置24の水平移動装置64のアーム84に支持する回動軸124とを有する。
基部122は例えば略L字状である。基部122は、一方向に延びる棒状に構成されたアーム122aと、アーム122aの長手方向の一端から、アーム122aの長手方向に直交する方向に延出した延出部122bとを有する。アーム122aと延出部122bとは一体的に形成され、アーム122aの延出方向と延出部122bの延出方向とのなす角度が不変であることが好適である。
このように構成された基部122は、アーム122aと延出部122bとの境界において、図2に示すように、Y軸方向に平行な回動軸124により回転可能に第1の移動装置24のアーム84に支持される。すなわち、支持部26は、水平移動装置64に対して、Y軸方向の回動軸124により回動可能である。
初期位置において、アーム122a及び延出部122bは、アーム122aがX軸方向(前後方向)に平行となり延出部122bがZ軸方向に沿って下方に延出する姿勢となることが可能な位置関係を有する。アーム122aの回動軸124側のメインコンベア14側の端面は、例えば水平移動装置64のアーム84に対して支持部26のアーム122aが適宜の範囲で回転可能とする曲面122cに構成されている。適宜のストッパによって、水平移動装置64のアーム84に対する支持部26の基部122(アーム122a及び延出部122b)の最大回動量を規定してもよい。
基部122は、把持部30の上面吸着部(上面保持部)142及び側面吸着部(側面保持部)144が荷物Pを把持又は保持していない状態の初期位置から、所定角度回転可能に構成される。この所定角度は、後述する回動アクチュエータ134の作用、及び、基部122が荷物Pの重さによって、支持部26の基部122が回動軸124回りに回転したときに、把持部30が第1の移動装置24に接触しない角度である。本実施形態では、所定角度は、例えば、10度~15度である。基部122の最大回動角度は、所定角度と同じでもよく、それより大きくてもよい。
基部122の延出部122bには、第2の移動装置(前後移動装置)28が支持されている。第2の移動装置28は、支持部26の基部122の下方で支持され後述する側面吸着部144を前後方向に移動させるのに用いる。第2の移動装置28は、基部122の例えば延出部122bに固定された基部126aと、基部126aに、X軸方向に移動可能に連結された移動部126bと、移動部126bの駆動部126cとを有する。駆動部126cは、例えば基部126aに固定される。移動部126bの、例えば移動方向の先端には、把持部30の後述する側面吸着部144が支持されている。移動部126bが、上面吸着部142から前後方向に最も離れた位置を初期位置とする。
駆動部126cを駆動し、移動部126bを移動させると、側面吸着部144が移動する。駆動部126cは、例えば、モータである。このように構成された第2の移動装置28は、移動部126bの移動方向が、基部122が初期位置にあるときに前後方向に平行となる姿勢で、基部122に固定される。
連結部66は、例えば水平移動装置64のアーム84の上方からX軸方向に沿って前方に延びるアーム132と、アーム132に支持された回動アクチュエータ134とを有する。回動アクチュエータ134には、例えばエアシリンダを用いる。回動アクチュエータ134は、シリンダ134aと、適宜のポンプから供給されるエアにより、シリンダ134aに対して出し入れ可能なピストン134bとを有する。例えばシリンダ134aはアーム132に支持されている。ピストン134bの突出端134cは、回動金具136の軸部材136aにより、支持部26の基部122のアーム122aに支持されている。
回動アクチュエータ134のシリンダ134aに対するピストン134bの突出端134cの突出量の調整により、水平移動装置64に対する支持部26の回動軸124の軸周りの回動量が調整される。このため、荷降し装置12は、水平移動装置64に対し支持部26を、回動アクチュエータ134により能動的に動かすことが可能である。
シリンダ134aに対しピストン134bを引き込んだ図2に示す初期位置(定位置)にある場合、回動アクチュエータ134のシリンダ134aに対するピストン134bの突出端134cの突出量を、D0とする。初期位置から、シリンダ134aに対しピストン134bを押し出した図6及び図7に示す回動位置にある場合、回動アクチュエータ134のシリンダ134aに対するピストン134bの突出端134cの突出量を、D1とする。
回動アクチュエータ134のピストン134bの突出端134cの突出量(位置)が調整されることで、把持部30で荷物Pを把持していない状態では、基部122のアーム122aが前後方向に平行となる初期位置に維持される。把持部30で荷物Pを把持した状態では、支持部26が回動軸124の軸回りに回動し、基部122のアーム122aが前後方向に傾斜する傾斜位置に移行する。
回動アクチュエータ134には、支持部26の基部122、第2の移動装置28、把持部30、さらには、荷物Pの重さが負荷される。回動アクチュエータ134のピストン134bは、上述した重さが負荷された状態で、シリンダ134aに対して押し出し、及び、引き込み可能である。ピストン134bは、上述した重さが負荷された状態で、シリンダ134aに対して押し出し速度、及び/又は、引き込み速度を調整可能であることが好適である。
本実施形態では、把持部30で適宜に荷物を把持し、シリンダ134aに対してピストン134bの突出量をD0からD1に移行させる場合、支持部26、第2の移動装置28、把持部30、及び、荷物Pの重量により、自在に回動させる。すなわち、回動アクチュエータ134は、一例として、単動型エアシリンダを用いる。このとき、回動アクチュエータ134がダンパとして用いられ、支持部26の基部122をゆっくりと回動させる。シリンダ134aに対してピストン134bの突出量をD1からD0に移行させる場合、支持部26、第2の移動装置28、把持部30の重量に抗して、適宜の速度で、支持部26を初期位置(定位置)に移動させる。
図2中、シリンダ134aを連結部66のアーム132に配置し、ピストン134bを回動金具136を介して支持部26の基部122のアーム122aに連結している。シリンダ134aを支持部26の基部122のアーム122aに連結し、ピストン134bを連結部66のアーム132に連結してもよい。
回動アクチュエータ134は、エアシリンダの他、電動シリンダ等を用いることができる。
本実施形態では、第1の移動装置24の連結部66のアーム132に支持した回動アクチュエータ134としてエアシリンダを用いる例について説明するが、連結部66のアーム132を水平移動装置64のアーム84に対して回動軸124と平行な軸(Y軸)の軸周りに回動させてもよい。このとき、回動アクチュエータとして、適宜のモータを用いることができる。
把持部30は、荷物群Bの荷物Pを把持し、把持を解放する。把持部30は、例えば、支持部26のアーム122aに支持され、荷物Pの上面Paを吸着する上面吸着部(第1の吸着部)142と、第2の移動装置28の移動部126bに支持され、荷物Pのフレーム本体52側の側面Pbを吸着する側面吸着部(第2の吸着部)144とを有する。上面吸着部142は初期位置において、下方を向く。側面吸着部144は、初期位置において、フレーム22から離れる方向(奥側)を向く。上面吸着部142及び側面吸着部144が向く方向は、支持部26の回動により、変化し得る。上面吸着部142と側面吸着部144とは、所定の角度に固定されている。所定の角度とは、例えば90度である。このため、把持部30は、上面吸着部142で荷物Pの上面Paを吸着し、かつ、側面吸着部144で荷物Pの側面Pbを吸着することで、荷物Pを把持することが可能である。
上面吸着部142は、略直方体状の第1本体(ブロック体)142aと、第1本体142aに支持された複数の第1吸着パッド(上面吸着部)142bとを有する。第1吸着パッド142bは、下方を向く。第1吸着パッド142bは、例えば制御装置200により制御される負圧発生部40(図3参照)に接続されている。このため、上面吸着部142は、吸着により、荷物Pの上面Paを把持する。
側面吸着部144は、略直方体状の第2本体(ブロック体)144aと、第2本体144aに支持された複数の第2吸着パッド(側面吸着部)144bとを有する。第2本体144aは、例えば第2の移動装置28の移動部126bに支持されている。第2吸着パッド142bは、フレーム22から離れる方向を向く。第2吸着パッド144bは、例えば制御装置200により制御される負圧発生部40(図3参照)に接続されている。このため、側面吸着部144は、吸着により、荷物Pの側面Pbを把持する。
把持部30の第1吸着パッド142b及び第2吸着パッド144bの数は、それぞれ1つでもよいし、複数であってもよい。第1吸着パッド142b及び第2吸着パッド144bは、負圧発生部40による真空吸着により荷物Pを把持する。第1吸着パッド142b及び第2吸着パッド144bが荷物Pの表面に接した状態で第1吸着パッド142b及び第2吸着パッド144b内が負圧にされると、第1吸着パッド142b及び第2吸着パッド144bは、荷物Pの表面に真空吸着する。第1吸着パッド142b及び第2吸着パッド144b内の負圧が解除されると、吸着パッドは荷物Pを解放する。これら荷物Pの把持/把持解放は、制御装置200により負圧発生部40を制御することにより実行される。
なお、把持部30には、吸着パッド以外の種々の把持機構を採用してもよい。把持部は、例えば、荷物Pを把持するグリッパを含むものであってよい。グリッパは、複数の指と、複数の指を連結している複数の関節機構とを備える。関節機構は、関節機構の動作に連動して指が動作するように構成されてよい。グリッパは、例えば、複数の指による2点以上の接点で、対向する複数の方向から荷物に対して力を加える。これにより、把持部は、指と荷物との間に生じる摩擦によって荷物を把持する。このように、荷物群Bの荷物Pを把持可能な種々の把持機構を用いてよい。
把持部30、すなわち、上面吸着部142及び側面吸着部144は、第1の移動装置24の支持部26の回動軸124により、支持部26の基部122及び第2の移動装置28とともに、所定の範囲内で回動される。
中間コンベア部32を昇降させる昇降部34は、荷降し装置12のフレーム22にある。中間コンベア部32は、昇降部34に支持されている。
昇降部34は、例えば、Y軸方向に延びフレーム本体52の上端の梁部52bに支持されたシャフト92と、シャフト92の一端に支持されシャフト92を回転させるZ軸アクチュエータ94と、シャフト92に巻回された複数のワイヤ96とを有する。シャフト92は、Y軸方向ではなく、X軸方向に延びていてもよい。Z軸アクチュエータ94を駆動させると、シャフト92が回転する。シャフト92が回転すると、ワイヤ96に支持された中間コンベア部32が昇降する。
中間コンベア部32は、例えばベルトコンベアである。中間コンベア部32は、ローラーコンベアであってもよい。中間コンベア部32は、例えば、荷物Pを載置可能なベルト102と、ベルト102を駆動するモータ104とを有する。ベルト102は、無端ベルトである。ベルト102の上面102aは、モータ42により、例えば前後方向(X軸方向)に移動可能である。中間コンベア部32の上面102aには、把持部30で把持された荷物Pが、把持部30の移動及び把持の解放により載置される。
ベルト102の一端は、前側開口56aの近傍に位置する。ベルト102の他端は、後側開口56bの近傍に位置する。ベルト102のメインコンベア14側の一端からメインコンベア14の上面14aまでの距離は、荷物PのX軸方向の寸法よりも小さく、ベルト102の上面102aからメインコンベア14まで荷物Pを移動させる距離に設定されている。換言すると、ベルト102とメインコンベア14の上面14aとの間の隙間は、荷物Pが当該隙間を通して落下することがない隙間に設定されている。
昇降部34は、メインコンベア14の上面14aよりも僅かに高い位置に中間コンベア部32のベルト102の上面102aを配置するように中間コンベア部32を昇降させる。ベルト102の上面102aがメインコンベア14に向かって移動することで、上面102aに載置された荷物Pが、メインコンベア14に搬出される。
昇降部34は、フレーム22の上側にシャフト92及びアクチュエータ94が配設される例について説明した。昇降部34は、中間コンベア部32の下側に配置することで、中間コンベア部32のベルト102の上面102aを所望の位置に配置するようにしてもよい。
昇降部34は、中間コンベア部32を昇降可能に構成されていればよい。昇降部34の上述の構成は、一例であり、限定されるものではない。
荷降し装置12は、制御装置200を有する。制御装置200は、荷降し装置12の各部の動作を制御する。メインコンベア14は、制御装置200により制御されてもよく、他の制御装置により制御されてもよい。制御装置200は荷降し装置12のフレーム22及びメインコンベア14に隣接して配置してもよく、荷降し装置12のフレーム22及びメインコンベア14から離れた位置にあってもよい。
制御装置200は、通信インタフェース202と、プロセッサ204と、メモリ206と、ストレージ208とを有している。これらは、バスライン210を介して通信可能である。
通信インタフェース202は、外部機器との通信に用いるインタフェースである。通信インタフェース202は、制御装置200が荷降し装置12の各部と通信するための通信規格などに対応した端子及び回路を備える。通信インタフェース202は、ネットワークNを介して、プロセッサ204の制御に基づいて、第1の移動装置24、把持部30、中間コンベア部32、第1センサ36及び第2センサ38の各部と有線又は無線で接続され、通信する。制御装置200(プロセッサ204)は、第1の移動装置24のX軸アクチュエータ86a、Y軸アクチュエータ86b、Z軸アクチュエータ74、回動アクチュエータ134、支持部26の駆動部126c、把持部30、中間コンベア部32のモータ42、中間コンベア部昇降部34のZ軸アクチュエータ94、第1センサ36、及び、第2センサ38を制御する。
プロセッサ204は、例えば、CPU(Central Processing Unit)により構成される。メモリ206は、読み出し専用のデータメモリであるROM(Read Only Memory)又はデータを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)を含む。ストレージ208は、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)などの大容量ストレージであってよい。メモリ206又はストレージ208は、荷降し装置12の各機器の制御プログラムや各種データを記憶している。プロセッサ204は、メモリ206又はストレージ208に記憶されているプログラム等に基づいて種々の処理を行う。つまり、プロセッサ204は、ソフトウェア機能部として各種プログラムを実行する。CPUに代わって、ハードウェア機能部としてのASIC(Application Specific Integrated Circuit)又はFPGA(Field Programmable Gate Array)などが用いられてもよい。
次に、荷降し装置12の動作の一例を、図4から図7を用いて説明する。以後、プロセッサ204が実行することは、制御装置200が実行することを含む。
プロセッサ204は、荷降し装置12を初期状態にする。初期状態は、少なくとも、第1の移動装置24、支持部26、第2の移動装置28、及び、把持部30が初期位置(定位置)に位置し、中間コンベア部32が停止した状態である。中間コンベア部32は、所定の高さに位置する。このとき、回動アクチュエータ134は、シリンダ134aに対してピストン134bを引き込んでいる。
載置部8は、荷降し装置12の突出部54及び第1センサ36の下側の所定の位置に配置される。載置部8には、予め1又は複数の荷物P(荷物群B)が載置されている。プロセッサ204は、第1センサ36で、載置部8に載置された複数の荷物P1を撮影し、撮影した映像等の検出情報をプロセッサ204に送信し、荷物P1の位置、大きさ、及び、形状を認識する(ステップS101)よう制御する。すなわち、プロセッサ204は、第1センサ36で荷物P1の位置情報を含む荷物P1に関する情報を取得するよう制御する。プロセッサ204は、第1センサ36で得た検出情報を、メモリ206及び/又はストレージ208に記憶させる。
プロセッサ204は、第1センサ36からの検出情報によって、荷物Pの存在が認識されなかった場合、一旦、処理を終了する(ステップS102-No)よう制御する。
プロセッサ204は、荷物P1の存在が認識された場合(ステップS102-Yes)、荷物P1の搬出の行動計画を策定する(ステップS103)よう制御する。ステップS103において、プロセッサ204は、ステップS101で認識した第1センサ36の検出情報(認識結果)、すなわち最上段Usの荷物P1の位置、大きさ、及び、形状に基づいて、行動計画を策定するよう制御する。
プロセッサ204は、第1センサ36で認識した最上段Usの複数の荷物P1から、荷降しする荷物P1の順番を決定する。プロセッサ204は、例えば、第1の移動装置24の最短移動距離で最上段Usの各荷物P1を中間コンベア部32のベルト102の上面102aに荷降しするように、最上段Usの各荷物P1の荷降しの順番を決定する。プロセッサ204の行動計画は、第1センサ36の検出情報から得た荷物P1の大きさ(左右方向の幅)に基づいて、1つだけでなく、複数の荷物P1を同時に把持することを含む。
プロセッサ204は、ステップS103での行動計画(例えば把持の順番)に従って、第1の移動装置24により、把持部30を最上段Usの把持対象の荷物P1の把持位置まで移動させる(ステップS104)よう制御する。つまり、プロセッサ204は、X軸アクチュエータ86a、Y軸アクチュエータ86b、Z軸アクチュエータ74を動作させ、第1の移動装置24により把持部30を荷物P1の把持位置に移動させる。
ここで、把持位置とは、載置部8に載置された把持対象の荷物P1の上面Paに上面吸着部142の第1吸着パッド142bに当てる位置である。
このとき、中間コンベア部32のZ軸アクチュエータ94を制御し、第1の移動装置24、支持部26及び把持部30に中間コンベア部32のベルト102の上面102aが当たらないように、中間コンベア部32のベルト102の上面102aの高さ位置を調整する。
回動アクチュエータ134は、ピストン134bを引き込んでおいた状態にある。このとき、上面吸着部142の複数の吸着パッド142bの下端は、XY平面に平行な状態にある。このため、上面吸着部142の複数の吸着パッド142bが略同時に、荷物P1の上面Paに接する。上面吸着部142の複数の吸着パッド142bが荷物P1の上面Paに接する直前、接すると同時、又は、接した直後、プロセッサ204は、第2の移動装置28の駆動部126cを駆動させ、移動部126bをX軸方向に向かって前方に移動させるよう制御する。このとき、側面吸着部144の複数の吸着パッド144bの荷物P1の側面Pb側の端部は、YZ平面に平行な状態にある。このため、側面吸着部144の複数の吸着パッド144bが略同時に、荷物P1の側面Pbに接する。すなわち、プロセッサ204は、荷物P1の上面Pa及び手前側の側面Pbに把持部30を当てるよう制御する。
プロセッサ204は、負圧発生部40を動作させ、真空圧が一定になるまで第1吸着パッド142b及び第2吸着パッド144b内を負圧にするよう制御する。このため、プロセッサ204は、把持部30の吸着パッド142b,144bに把持対象の荷物P1の上面Pa及び側面Pbを真空吸着して把持させる。したがって、プロセッサ204は、図5に示すように、第1の移動装置24の先端側にある把持部30に荷物Pを把持させる(ステップS105)。
このとき、上面吸着部142の複数の吸着パッド142bの下端は、XY平面に平行な状態にある。側面吸着部144の複数の吸着パッド144bの荷物Pの側面Pb側の端部は、YZ平面に平行な状態にある。
プロセッサ204は、回動アクチュエータ134のシリンダ134aに対して、ピストン134bを解放するよう制御する。プロセッサ204は、X軸アクチュエータ86a、Y軸アクチュエータ86b、Z軸アクチュエータ74、及び、回動アクチュエータ134を動作させる。このとき、プロセッサ204は、荷物Pの上面Pa及び側面Pbを上面吸着部142及び側面吸着部144で吸着させた状態において、側面吸着部144が吸着した荷物Pの側面Pb若しくは側面Pbを仮想的に延長した面と交差する方向に沿って、第1の移動装置24を荷物Pの上方へ移動させるよう第1の移動装置24を制御する。プロセッサ204は、第1の移動装置24でY軸方向に平行な回動軸124をフレーム22から離れる方向、かつ、上方に適宜の軌跡で移動させる。このとき、荷降し装置12は、把持部30で把持した荷物P1の底面Pcで、下側の荷物P2の上面Paを下向きの力で下側に押さえながら荷物P1を動かす。このため、荷物P1の動きによって、下側の荷物P2に下向きの押付け力が働き、荷物P1の底面Pcを、荷物P2の上面Paの防滑処理剤Sに対して剥がしやすくなる。
プロセッサ204が回動アクチュエータ134のシリンダ134aに対してピストン134bを解放しているため、回動軸124を適宜の軌跡で移動させるとき、支持部26が、支持部26、把持部30(上面吸着部142及び側面吸着部144)、さらには荷物P1の重量により、定位置に対して回動する。このとき、プロセッサ204は、回動アクチュエータ134のシリンダ134aに対してピストン134bを見かけ上、押し出すよう制御する。支持部26の基部122のアーム122a、及び、第2の移動装置28の移動部126bは平行な状態を保ちながら、基部122のアーム122aがX軸方向に沿う方向に対して回動軸124の軸回りに回動する。このため、基部122のアーム122aが傾斜する。すなわち、支持部26及び把持部30は、所定の回動軸124の軸回りに回動する。
プロセッサ204は、把持部30を見かけ上、荷降し装置12のフレーム22に対して第1の移動装置24のX軸アクチュエータ86aによって手前側から奥側(離す側)に移動させ側面吸着部144で荷物Pを手前側から奥側に押圧するとともに、第1の移動装置24のX軸アクチュエータ86a、Y軸アクチュエータ86b、Z軸アクチュエータ74、回動アクチュエータ134を適宜に動作させ上面吸着部142を上げるよう制御する。このため、プロセッサ204は、図5に示す位置から、図6に示す位置に、荷物Pの手前側を持ち上げながら、荷物Pの底面Pcの奥側に対して手前側を上側に移動させる(ステップS106)よう制御する。
ここで、手前側とは、荷降し装置12に対してX軸方向に沿ってメインコンベア14側をいう。奥側とは、荷降し装置12に対してX軸方向に沿ってメインコンベア14から離れる側をいう。
その結果、荷物P1は、荷物P1の奥側の下端のY軸方向に沿う辺(荷物P1の底面Pcのうち側面吸着部144が吸着した側面Pbから離れた端部)Pdを支軸として奥側に回動する。このとき、辺Pdは、その位置を維持する。このため、把持部30で把持した荷物P1の下側の荷物P2は、荷物P1の辺Pdにより、下側に押し付けられ上側への移動が規制されている。
このとき、把持部30で把持した荷物P1の底面Pcと、その下側の荷物P2の上面Paとのなす角度は例えば10度~15度である。また、把持部30で把持した荷物P1のうち側面吸着部144で把持した側面Pbの底辺と、その下側の荷物P2の上面Paとの間の距離は、例えば5cm程度など、数センチメートル程度である。角度及び距離は、例えば下側の荷物P2の上面Paの防滑処理剤Sに対して、把持部30で把持した荷物P1の底面Pcとを離すことができればよい。
把持部30で把持した荷物Pは、把持部30で把持した荷物Pよりも、荷降し装置12のフレーム22に対して離れた奥側の荷物Pとの隙間によっては、荷降し装置12のフレーム22に対して奥側の荷物Pを奥側(離す側)に押圧する。把持部30で把持した荷物Pで奥側の荷物Pを奥側に押圧する場合、図6に示すように、最上段Usの奥側の荷物Pは、その底面Pcが、その下の中断Msの荷物Pの上面Paに接触した状態を維持しながら、弾性変形する。
このように、プロセッサ204は、荷降し装置12で、把持部30で把持した荷物P1の側面Pbを奥側に押しながら、荷物P1の奥側の辺Pdを略動かさずに、荷物P1の手前側の上面Pa奥側の上面Paに対して上側に引き上げる制御を行う。すなわち、プロセッサ204は、荷降し装置12で、把持部30で把持した荷物P1をその荷物P1の辺Pdを支軸として回動させる。このようにして、プロセッサ204は、荷降し装置12で、把持部30で把持した荷物P1の下側の荷物P2の上面Paにある防滑処理剤Sに対し、把持部30で把持した荷物P1の底面Pcを剥がすよう制御する。このように、荷降し装置12は、荷物P1の底面Pcのうち側面吸着部144が吸着した側面Pbから離れた端部Pdに対して、荷物P1の底面Pcのうち側面吸着部144が吸着した側面Pbの下端を上げる。このとき、端部Pdを支点とし、吸着部142,144を力点として、てこの原理により、作用点となる底面Pcを上げる。荷物P1の端部Pd自体を下側の荷物P2の上面Paから離さず、実際には持ち上げていないため、把持部30で把持した荷物P1の下側の荷物P2の上面Paにある防滑処理剤Sに対し、軽い力で荷物P1の底面Pcを剥がすことができる。
従来のように、把持部30で把持した荷物P1を下側の荷物P2に対して単にZ軸方向に沿って上方に移動させる場合、把持部30で把持した荷物P1とその下側の荷物P2との間の防滑処理剤Sとの全ての接触面に対して荷物P1の底面Pcを略同時に剥がすように荷物P1の底面Pcに引張負荷をかけることになる。この場合、把持部30で把持した荷物P1の底面Pc、及び、把持部30で把持した荷物P1の下側の荷物P2の上面Paに負荷がかかる可能性がある。また、荷物P1の底面Pcが防滑処理剤Sから剥がされる際に、適宜の時間をかけて剥がされず、急激に剥がされる可能性がある。この場合、把持部30に適宜の振動が負荷される可能性がある。この振動の入力は把持部30に対する負荷となり得る。この振動の入力は、把持部30を含む荷降し装置12の全体への負荷となり得る。
本実施形態のように、荷降し装置12が、把持した荷物P1を下側の荷物P2に対して辺Pdをほぼ動かさず、辺Pdを支軸として回動させる場合、荷物P1の辺Pdによって、荷物P2の上方への移動を規制しながら、てこの原理により、荷物P1の底面Pcと下側の荷物P2の上面Paとの間の防滑処理剤Sとの接触面に対して、徐々に荷物P1の底面Pcを剥がすことになる。このため、防滑処理剤Sの接着による荷物P1の底面Pcへの負荷は、荷物P1の辺Pdを支軸とする回動量が大きくなるのにしたがって小さくなる。すなわち、荷物P1の底面Pcと下側の荷物P2の上面Paとの間の防滑処理剤Sとの接触面は、急激に小さくなるのではなく、徐々に小さくなる。したがって、荷物P1の底面Pcが防滑処理剤Sから剥がされる際に、把持部30に適宜の振動が付加され難い。換言すると、把持部30で荷物P1を把持し持ち上げたとき、把持部30により把持した荷物P1の下側の荷物P2が防滑処理剤Sにより連なって吊られようとすることが防止されるため、把持部30だけでなく荷降し装置12の全体への負荷が生じ難い。そして、本実施形態のように制御装置200の制御に基づいて、荷降し装置12を動作させることで、荷降し装置12は、荷物P1の底面Pcへの負荷を低減するとともに、下の荷物P2の上面Pa(外装)への負荷を軽減する。
プロセッサ204は、第1の移動装置24によって、把持部30を図6に示す位置から図7に示す位置に動作させるよう制御する。
プロセッサ204は、把持部30で把持し、図7に示す位置にずらした荷物P1の底面Pcの高さを、第2センサ38を用いて計測する。プロセッサ204は、第2センサ38で計測した荷物P1の底面Pcの高さに基づいて、Z軸アクチュエータ94を動作させ、中間コンベア部32を適宜の高さに移動させるよう制御する。すなわち、中間コンベア部32を昇降させる昇降部34により、荷物P1の底面Pcの位置と同じか、それよりも僅かに低い位置に中間コンベア部32のベルト102の上面102aを移動させる(ステップS107)。
なお、第1センサ36で既に取得した荷物P1の上面Paまでの距離と、第2センサ38のよる荷物P1の底面Pcまでの距離との情報により把持部30で把持した荷物P1の高さを算出可能である。
プロセッサ204は、中間コンベア部32のベルト102の上面102aの高さを調整した後、第1の移動装置24によって把持部30を、荷物P1を載置する位置(中間コンベア部32のベルト102の上面102a)へ移動させる。
プロセッサ204は、第1の移動装置24を荷物P1の上方へ移動させて辺Pdを支軸として回動させた後、荷物P1を載置する位置(中間コンベア部32のベルト102の上面102a)へ第1の移動装置24によって把持部30を移動させる際に、荷物Pの側面Pbを側面吸着部144で吸着させた状態で、第1の移動装置24によって側面吸着部144を荷物Pから離間する方向に移動させるよう制御する。このため、プロセッサ204は、既に把持部30で把持している荷物Pにおいて、第1の移動装置24を動作させ、把持部30で把持する直前の荷物Pと仮想したときの側面Pbから離間する方向に移動させるよう制御する。すなわち、第1の移動装置24を離間する方向とは、支持部(回動部)26が定位置のときに、第2の移動装置28を動作させて側面吸着部144を、荷物Pの側面Pbから離間する方向をいう。第1の移動装置24を離間するように移動させる方向は、水平方向に一致又は略一致する。
このため、プロセッサ204は、把持部30で把持した荷物Pを第1の移動装置24を制御して水平又は略水平に移動させ、X軸に沿ってフレーム22の前側開口56aを通して中間コンベア部32のベルト102の上面102aに移動させる(ステップS108)よう制御する。このとき、プロセッサ204は、第1の移動装置24のX軸アクチュエータ86a、Y軸アクチュエータ86b及びZ軸アクチュエータ74を適宜に動作させる。この場合、荷降し装置12は、把持部30で把持し、回動させた荷物P1の辺Pdを下側の荷物P2の上面Paに接触させながら、荷物P1をフレーム22の前側開口56aを通して中間コンベア部32のベルト102の上面102aの上方に荷物P1を引き込む。
このような制御により、把持部30で把持した荷物P1を中間コンベア部32のベルト102の上面102aの上方に荷物P1を引き込んだとき、荷物P1の辺Pdは、中間コンベア部32のベルト102の上面102aに接する。
プロセッサ204は、負圧発生部40を制御して負圧の発生を解除し、把持部30で把持した荷物Pへの吸着を解除し、中間コンベア部32のベルト102の上面102aに荷物Pを解放する(ステップS109)よう制御する。プロセッサ204は、把持部30に対し把持した荷物Pを解放させるとともに、第1の移動装置24のZ軸アクチュエータ74を動作させて、把持部30の上面吸着部142を上方に移動させる。プロセッサ204は、第2の移動装置28の駆動部126cを駆動して移動部126bをX軸方向に沿って手前側に動作させて、荷物Pに対して側面吸着部144をX軸方向に沿って手前側、すなわち、メインコンベア14側に退避させる。このとき、プロセッサ204は、回動アクチュエータ134を動作させ、シリンダ134aに対してピストン134bを引き込んで、支持部26の基部122のアーム122aをX軸方向に平行にし、基部122の延出部122bをY軸方向に平行にする。
プロセッサ204は、昇降部34のZ軸アクチュエータ94を動作させ、中間コンベア部32のベルト102の上面102aの高さを、メインコンベア14の高さに調整する(ステップS110)よう制御する。このとき、第1の移動装置24と荷物Pとが接触するのを防止するため、プロセッサ204は、必要に応じて、第1の移動装置24のZ軸アクチュエータ74を動作させて、第1の移動装置24をさらに上方に移動させる。プロセッサ204は、中間コンベア部32のモータ42を駆動させて中間コンベア部32のベルト102を動作させる。このため、荷物Pは、フレーム22の後側開口56bを通してフレーム22の外側に搬出され、メインコンベア14に載置される。
プロセッサ204は、荷物群Bの同一の段Usに他の荷物P1があるか否か判断する(ステップS111)。このとき、プロセッサ204は、既に第1センサ36で検出した情報に基づいて荷物P1の有無を判断してもよく、再び第1センサ36で荷物P1の有無の情報を得てもよい。同一の段Usに他の荷物P1があれば(ステップS111-Yes)、ステップS104に戻る。同一の段Usに他の荷物P1がなければ(ステップS111-No)、ステップS101に戻る。
このようにして、荷降し装置12は、載置部8の荷物群Bの最上段Usから適宜の高さの全ての荷物P1を1つずつ、又は、左右方向(Y軸方向)に並んだ2つなど複数の荷物P1を同時に、中間コンベア部32のベルト102の上面102aに荷降しし、荷降しした荷物P1からメインコンベア14に搬出する。その後、荷降し装置12は、載置部8の荷物群Bの中段Msから全ての荷物P2を1つずつ、又は、左右方向(Y軸方向)に並んだ2つなど複数の荷物P2を同時に、中間コンベア部32のベルト102の上面102aに荷降しし、荷降しした荷物P2からメインコンベア14に搬出する。さらに、その後、荷降し装置12は、載置部8の荷物群Bの最下段Lsから全ての荷物P3を1つずつ、又は、左右方向(Y軸方向)に並んだ2つなど複数の荷物P3を同時に、中間コンベア部32のベルト102の上面102aに荷降しし、荷降しした荷物P3からメインコンベア14に搬出する。
なお、最下段Lsの荷物P3を荷降し装置12で荷物P3の辺Pdを支軸として回動させる場合、荷降し装置12は、さらに下側に荷物Pはないが、荷物P3の底面Pcで載置部8を下向きに押し付けるように第1の移動装置24を制御する。また、荷降し装置12は、荷物P3の辺Pdが載置部8に接触した状態を維持するよう第1の移動装置24を制御する。
左右方向に並べられた2つの荷物Pを同時に把持部30で把持する場合、把持部30には、1つの荷物Pを把持する場合に比べて、例えば略2倍の荷重がかかる。しかしながら、吸着パッド142b,144bでそれぞれの荷物Pを把持することになるため、第1吸着パッド142b及び第2吸着パッド144b内の負圧を荷物Pに合わせて大きく上昇させる必要がない。
荷物群Bの各荷物Pの配置及び寸法は、制御装置200のストレージ208に予め記憶されていてもよい。
本実施形態では、第1センサ36及び第2センサ38を用いる例について説明したが、第1センサ36及び第2センサ38は、不要になり得る。例えば、載置部8が所定の位置に配置され、載置部8の位置、載置部8に対する荷物群Bの各荷物Pの位置、大きさ、及び、形状が例えばストレージ208等に記憶されている場合、行動計画を策定せず、予め作成しメモリ206及び/又はストレージ208等に記憶された荷物Pの搬出の制御プログラムにしたがって、荷降し装置12を用いて、各荷物Pをメインコンベア14に搬出することができる。制御プログラムは、メモリ206及び/又はストレージ208に記憶されておらず、適宜のサーバー上や、クラウド上に置かれていることも好適である。この場合、制御プログラムは、通信インタフェース202を介して、プロセッサ204と通信しながら実行される。
本実施形態では、把持部30を適宜に回動させるため、直交型アームを形成する第1の移動装置24、支持部(回動部)26、及び、第2の移動装置28を用いる例について説明した。第1の移動装置24、支持部26、及び、第2の移動装置28の代わりに6軸ロボットによっても、各荷物Pの符号Pdに示す辺を支軸として荷物Pを回動させ、下側の荷物P2の上面Paに対して上側の荷物P1の底面Pcを離すことで、防滑処理剤Sの影響を極力少なくした上で、荷物Pを中間コンベア部32等に荷降しすることができる。
本実施形態では、支持部26の回動軸124がY軸方向に平行であるものとして説明したが、支持部26の回動軸124は、例えば水平移動装置64の可動部86を支点として、XY平面で適宜の範囲内で回動可能であってもよい。この場合、載置部8に載置された荷物Pの側面PbがYZ平面に平行でなくても、把持部30の側面吸着部144で荷物Pを適切に把持することができる。
本実施形態では、上下の荷物P1,P2間、及び、荷物P2,P3間に防滑処理剤Sが存在する例について説明したが、上下の荷物P1,P2間、及び、荷物P2,P3間に防滑処理剤Sが存在しない場合も、荷降し装置12を用いて、荷物Pを同様に荷降しすることができる。
一般的な荷降し装置で荷物Pを単にZ軸方向に沿って上方に持ち上げたとき、把持した荷物Pとともに、防滑処理剤Sを介して存在するすぐ下側の荷物Pが把持部で把持されないまま吊られる又は吊られそうになる可能性がある。このとき、荷降し装置の把持部には、意図せず、予定していた荷物Pの2倍等の荷重がかけられる可能性がある。このため、荷降し装置は、吊られた荷物Pが重力により脱落したり、把持部から荷物が脱落したりするなど、把持ミスが生じる可能性がある。把持部から荷物が脱落するのを防止するため、荷降し装置は、把持部の把持力を増加させることができる。しかしながら、把持力の増加は、荷物Pの例えば段ボールなどの外装に大きな負荷をかけることになり得る。
これに対し、本実施形態に係る荷降し装置12は、下側の荷物P2の上面Paの位置を維持しながら、上側の荷物P1の底面Pcを底面Pcの1つの辺Pdを支軸として回動させることで、把持した荷物P1を下側の荷物P2から上側に持ち上げて離す前に、防滑処理剤Sの影響を少なくすることができる。本実施形態に係る荷降し装置12は、下側の荷物P2との間の防滑処理剤Sの影響を少なくした上側の荷物P1を把持部30で把持したまま、荷物群Bから中間コンベア部32に各荷物Pを荷降しすることができる。したがって、荷降し装置12の把持部30には、意図せず、予定していた荷物Pの2倍等の負荷がかけられることが防止される。このため、本実施形態に係る荷降し装置12は、把持部30で把持ミスが生じる可能性を、単に、荷物Pを上方に持ち上げる把持部を有する荷降し装置に対して抑制することができる。
また、本実施形態に係る荷降し装置12は、左右方向に並べた2つなど複数の荷物Pを同時に把持することができる。このとき、1つ1つの荷物Pは、上面吸着部142及び側面吸着部144の両者に接触している。このため、左右方向に並べた複数の荷物Pを把持部30で同時に把持する場合であっても、例えば把持部30の吸着パッド142b,144bに対する負圧の大きさ(把持力)を、1つの荷物Pのみを把持する場合に比べて上昇させる必要がない。このため、荷物Pの例えば段ボールなどの外装に大きな負荷をかけることを防止することができる。
本実施形態に係る荷降し装置12の移動装置24は、回動アクチュエータ134を有する連結部66を用いる例について説明した。例えば、回動軸124にコイルばねを配置し、荷物Pを把持部30で把持していない場合、付勢により支持部26を初期位置(定位置)に配置することができれば、連結部66は必ずしも必要ではない。把持部30で適宜の重量の荷物Pを把持した場合、重力により、支持部26が図5に示す位置から、図6に示す位置にコイルばねがダンパの役割を果たしながら適宜の速度で、所定の範囲内で回動するようにしてもよい。
本実施形態に係る荷降し装置12は、把持部30で把持した荷物P1の底面Pcの手前側を奥側に対して離して、下側の荷物P2の上面Paの防滑処理剤Sの影響を少なくするように荷物P1を回動させる例について説明した。荷降し装置12は、把持部30で把持した荷物P1の底面Pcの奥側を手前側に対して離して、下側の荷物P2の上面Paの防滑処理剤Sの影響を少なくするように荷物P1を回動させるようにしてもよい。
本実施形態に係る荷降し装置12は、荷物Pの上面Paを吸着する上面吸着部(第1の吸着部)142と、荷物Pの側面Pbを吸着する側面吸着部(第2の吸着部)144と、上面吸着部142及び側面吸着部144を移動する第1の移動装置24と、上面吸着部142及び側面吸着部144を第1の移動装置24に回動可能に接続する支持部(回動部)26と、側面吸着部144を、荷物Pの側面Pbに近接する方向、及び荷物Pの側面Pbから離間する方向に移動する第2の移動装置28と、第1の移動装置24及び第2の移動装置28を制御するプロセッサ204とを有する。プロセッサ204は、荷物Pの上面Pa及び側面Pbを上面吸着部142及び側面吸着部144で吸着させた状態において、側面吸着部144が吸着した荷物Pの側面Pb若しくは側面Pbを仮想的に延長した面と交差する方向に沿って、上方へ移動させるよう第1の移動装置24を制御する。プロセッサ204は、その後に、荷物Pを載置する位置へ第1の移動装置24を移動させるよう第1の移動装置24を制御する。
また、プロセッサ204は、上面吸着部142で荷物Pを吸着してから荷物Pを載置する位置に載置するまでの間、第1の移動装置24に対して支持部(回動部)26を回動可能な解放状態となるよう支持部(回動部)26を制御する。
また、第2の移動装置28は、支持部(回動部)26に支持されている。
また、プロセッサ204は、荷物Pを吸着し荷物Pの側面Pb若しくは側面Pbを仮想的に延長した面と交差する方向に沿って第1の移動装置24を上方へ移動させる際に、荷物Pの底面Pcのうち側面吸着部144が吸着した側面Pbから離れた端部Pdが荷物Pの底面Pcに対向する下側の荷物Pの上面Pa又は荷物Pが予め載置される載置部8に接触させた状態を維持するよう制御する。
また、プロセッサ204は、荷物Pを載置する位置へ第1の移動装置24を移動させる際に、離間する方向に移動させるよう第1の移動装置24を制御する。
また、本実施形態に係る荷降し方法は、荷物Pの上面Paを荷降し装置12の上面吸着部142で吸着させ、荷物Pの側面Pbを荷降し装置12の側面吸着部144で吸着させること、荷物Pの上面Paを上面吸着部142で吸着させ、荷物Pの側面Pbを側面吸着部144で吸着させた状態において、荷物Pの側面Pb若しくは側面Pbを仮想的に延長した面と交差する方向に沿って、上方へ移動させること、荷物Pの上面Paを上面吸着部142で吸着させ、荷物Pの側面Pbを側面吸着部144で吸着させた状態において、荷物Pを載置する位置に移動させることを含む。
また、本実施形態に係る荷降し方法は、荷物Pを上面吸着部142及び側面吸着部144で吸着してから荷物Pを載置する位置に移動させるまでの間、上面吸着部142及び側面吸着部144を移動させる第1の移動装置24に対して上面吸着部142及び側面吸着部144を第1の移動装置24に対して回動可能とする。
したがって、以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、荷物をより効率よく荷降し可能な荷降し装置12、及び、荷降し方法を提供することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
[付記]
出願時特許請求の範囲を付記する。
[1]
荷物の上面を吸着する第1の吸着部と、
前記荷物の側面を吸着する第2の吸着部と、
前記第1の吸着部及び前記第2の吸着部を移動する第1の移動装置と、
前記第1の吸着部及び前記第2の吸着部を前記第1の移動装置に回動可能に接続する回動部と、
前記第2の吸着部を、前記荷物の前記側面に近接する方向、及び前記荷物の前記側面から離間する方向に移動する第2の移動装置と、
前記第1の移動装置及び前記第2の移動装置を制御するプロセッサと、
を具備し、
前記プロセッサは、
前記荷物の前記上面及び前記側面を前記第1の吸着部及び前記第2の吸着部で吸着させた状態において、前記第2の吸着部が吸着した前記荷物の前記側面若しくは当該側面を仮想的に延長した面と交差する方向に沿って、上方へ移動させるよう前記第1の移動装置を制御し、
その後に、前記荷物を載置する位置へ前記第1の移動装置を移動させるよう前記第1の移動装置を制御する、
荷降し装置。
[2]
前記プロセッサは、前記第1の吸着部で前記荷物を吸着してから前記荷物を載置する位置に載置するまでの間、前記第1の移動装置に対して前記回動部を回動可能な解放状態となるよう前記回動部を制御する、付記1に記載の荷降し装置。
[3]
前記第2の移動装置は、前記回動部に支持されている、付記1又は付記2に記載の荷降し装置。
[4]
前記プロセッサは、前記荷物を吸着し前記荷物の前記側面若しくは当該側面を仮想的に延長した面と交差する方向に沿って前記第1の移動装置を上方へ移動させる際に、前記荷物の底面のうち前記第2の吸着部が吸着した前記側面から離れた端部が前記荷物の前記底面に対向する下側の荷物の上面又は前記荷物が予め載置される載置部に接触させた状態を維持するよう制御する、付記1ないし付記3のいずれか1項に記載の荷降し装置。
[5]
前記プロセッサは、前記荷物を載置する位置へ前記第1の移動装置を移動させる際に、前記離間する方向に移動させるよう前記第1の移動装置を制御する、付記1ないし付記4のいずれか1項に記載の荷降し装置。
[6]
荷物の上面を荷降し装置の第1の吸着部で吸着させ、前記荷物の側面を前記荷降し装置の第2の吸着部で吸着させること、
前記荷物の前記上面を前記第1の吸着部で吸着させ、前記荷物の前記側面を前記第2の吸着部で吸着させた状態において、前記荷物の前記側面若しくは当該側面を仮想的に延長した面と交差する方向に沿って、上方へ移動させること、
前記荷物の前記上面を前記第1の吸着部で吸着させ、前記荷物の前記側面を前記第2の吸着部で吸着させた状態において、前記荷物を載置する位置に移動させること
を含む、荷降し方法。
[7]
前記荷物を前記第1の吸着部及び前記第2の吸着部で吸着してから前記荷物を載置する位置に移動させるまでの間、前記第1の吸着部及び前記第2の吸着部を移動させる第1の移動装置に対して前記第1の吸着部及び前記第2の吸着部を前記第1の移動装置に対して回動可能とする、付記6に記載の荷降し方法。
8…載置部、12…荷降し装置、14…メインコンベア、22…フレーム、24…第1の移動装置、26…支持部、28…第2の移動装置、30…把持部、32…中間コンベア部、34…中間コンベア部昇降部、40…負圧発生部、52…フレーム本体、54…突出部、62…昇降機構、64…水平移動装置、66…連結部、122…基部、122a…アーム、122b…延出部、124…回動軸、126a…基部、126b…移動部、126c…駆動部、132…アーム、134…回動アクチュエータ、134a…シリンダ、134b…ピストン、134c…突出端、136…回動金具、136a…軸部材、142…上面吸着部、142a…本体、142b…吸着パッド、144…側面吸着部、144a…本体、144b…吸着パッド、200…制御装置、204…プロセッサ、206…メモリ、208…ストレージ、P1,P2,P3…荷物。

Claims (7)

  1. 荷物の上面を吸着する第1の吸着部と、
    前記荷物の側面を吸着する第2の吸着部と、
    前記第1の吸着部及び前記第2の吸着部を移動する第1の移動装置と、
    前記第1の吸着部及び前記第2の吸着部を前記第1の移動装置に回動可能に接続する回動部と、
    前記第2の吸着部を、前記荷物の前記側面に近接する方向、及び前記荷物の前記側面から離間する方向に移動する第2の移動装置と、
    前記第1の移動装置及び前記第2の移動装置を制御するプロセッサと、
    を具備し、
    前記プロセッサは、
    前記荷物の前記上面及び前記側面を前記第1の吸着部及び前記第2の吸着部で吸着させ、前記荷物が載置された状態から、前記第2の吸着部が吸着した前記荷物の前記側面若しくは当該側面を仮想的に延長した面と交差する方向に沿って、上方へ移動させるよう前記第1の移動装置を制御し、
    その後に、前記荷物を載置する位置へ前記第1の移動装置を移動させるよう前記第1の移動装置を制御する、
    荷降し装置。
  2. 前記プロセッサは、前記第1の吸着部で前記荷物を吸着してから前記荷物を載置する位置に載置するまでの間、前記第1の移動装置に対して前記回動部を回動可能な解放状態となるよう前記回動部を制御する、請求項1に記載の荷降し装置。
  3. 前記第2の移動装置は、前記回動部に支持されている、請求項1又は請求項2に記載の荷降し装置。
  4. 前記プロセッサは、前記荷物を吸着し前記荷物の前記側面若しくは当該側面を仮想的に延長した面と交差する方向に沿って前記第1の移動装置を上方へ移動させる際に、前記荷物の底面のうち前記第2の吸着部が吸着した前記側面から離れた端部が前記荷物の前記底面に対向する下側の荷物の上面又は前記荷物が予め載置される載置部に接触させた状態を維持するよう制御する、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の荷降し装置。
  5. 前記プロセッサは、前記荷物を載置する位置へ前記第1の移動装置を移動させる際に、前記離間する方向に移動させるよう前記第1の移動装置を制御する、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の荷降し装置。
  6. 荷物の上面を荷降し装置の第1の吸着部で吸着させ、前記荷物の側面を前記荷降し装置の第2の吸着部で吸着させること、
    前記荷物の前記上面を前記第1の吸着部で吸着させ、前記荷物の前記側面を前記第2の吸着部で吸着させ、前記荷物が載置された状態から前記第2の吸着部を前記荷物の前記側面若しくは当該側面を仮想的に延長した面と交差する方向に沿って、上方へ移動させること、
    前記荷物の前記上面を前記第1の吸着部で吸着させ、前記荷物の前記側面を前記第2の吸着部で吸着させた状態において、前記荷物を載置する位置に移動させること
    を含む、荷降し方法。
  7. 前記荷物を前記第1の吸着部及び前記第2の吸着部で吸着してから前記荷物を載置する位置に移動させるまでの間、前記第1の吸着部及び前記第2の吸着部を移動させる第1の移動装置に対して前記第1の吸着部及び前記第2の吸着部を前記第1の移動装置に対して回動可能とする、請求項6に記載の荷降し方法。
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