JP7383966B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、これらの複合機等のオフィス用の画像形成装置として、液体を吐出する液体吐出ヘッドを用いて画像形成するものが知られている。
また、このような画像形成装置では、液体吐出ヘッドの制御、主走査方向における液体吐出ヘッドの移動制御、及び液体吐出ヘッドに液体を供給する液体供給部の制御等を行うヘッドユニット制御部を備えるヘッドユニットを、オフィス用の画像形成装置以外の他の分野にも転用可能にするものが知られている。この場合、画像形成装置を制御するシステム制御部が上記のヘッドユニットと、用紙等の記録媒体の副走査方向への搬送ユニットとを制御することで画像形成が行われる。
しかし、もともとオフィス用に構成されているヘッドユニットでは、ヘッドユニット制御部は、1頁毎に液体吐出ヘッドに液体を供給させるため、記録媒体の1頁に画像形成している途中に液体を供給できない場合がある。このような場合に、システム制御部が液体供給部を制御して液体を供給させる技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1の技術では、システム制御部が液体を供給させている場合に、ヘッドユニットがホーム位置に配置されている時等に、ヘッドユニット制御部が重複して液体を供給させると、液体吐出ヘッドに液体を過剰供給し、液体の溢れや、液体の溢れに伴う装置の故障等を生じさせる場合があった。
本発明は、ヘッドへの液体の過剰供給を防止することを課題とする。
本発明の一態様に係る画像形成装置は、液体を吐出する液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドに前記液体を供給する液体供給部と、前記液体吐出ヘッドと、前記液体供給部と、を制御するヘッドユニット制御部と、画像形成装置と、前記液体供給部と、を制御するシステム制御部と、を備え、前記液体供給部は、前記ヘッドユニット制御部、又は前記システム制御部の何れか一方のみから制御信号を受け付ける。
本発明によれば、ヘッドへの液体の過剰供給を防止できる。
第1実施形態に係る画像形成装置の構成例を示す側面図である。 第1実施形態に係る画像形成装置の構成例を示す平面図である。 ヘッドタンク周辺の構成例を示す図である。 ヘッドタンクの負圧発生機構の構成例を示す図であり、(a)は吸引前のヘッドタンクの側面図、(b)は吸引後のヘッドタンクの側面図である。 ヘッドタンク内の負圧とインク量との関係例を示す図である。 インク充填満タン位置の設定方法例を示す図であり、(a)は設定前のヘッドタンクを示す図、(b)は大気開放弁を開いた時のヘッドタンクを示す図、(c)は大気開放弁を閉じた時のヘッドタンクを示す図である。 ヘッドタンクにおける可撓性部材の変位量検出方法例を示す図であり、(a)は可撓性部材の変位前を示す図、(b)は可撓性部材の変位後を示す図である。 透過型フォトセンサの構成例を示す図である。 システム制御部のハードウェア構成例を示すブロック図である。 ヘッドユニットの構成例を示すブロック図である。 システム制御部の機能構成例を示すブロック図である。 ヘッドユニット制御部の機能構成例を示すブロック図である。 ヘッドユニット制御部の動作例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一の構成部には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
以下、用紙を記録媒体の一例とし、インクを液体の一例とし、シリアル型インクジェット方式の画像形成装置を例に、実施形態を説明する。
[第1実施形態]
<画像形成装置1の全体構成>
第1実施形態に係る画像形成装置1について、図1及び図2を参照して説明する。図1は画像形成装置1の全体構成の一例を説明する側面図、図2は同装置の要部平面図である。
画像形成装置1は、左右の側板21A、21Bに横架したガイド部材である主従のガイドロッド31、32でキャリッジ103を主走査方向に移動可能に保持する。そして、後述する主走査モータによりタイミングベルトを介して、キャリッジ103を主走査方向に移動(走査)させる。
キャリッジ103には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色のインクを吐出するためのインク吐出ヘッドからなるヘッド101a、101b(区別しないときは「ヘッド101」という。)を、複数のノズルからなるノズル列を主走査方向と直交する副走査方向に配列し、インク吐出方向を下方に向けて装着している。ここで、ヘッド101は液体吐出ヘッドの一例である。
ヘッド101は、それぞれ2つのノズル列を有し、ヘッド101aの一方のノズル列はブラック(K)のインクを、他方のノズル列はシアン(C)のインクを吐出する。また、ヘッド101bの一方のノズル列はマゼンタ(M)のインクを、他方のノズル列はイエロー(Y)のインクを、それぞれ吐出する。
キャリッジ103は、ヘッド101のノズル列に対応した各色のインクを、ヘッド101に供給する前に一時的に貯留するためのヘッドタンク102a、102b(区別しないときは「ヘッドタンク102」という。)を搭載している。ヘッドタンク102には、カートリッジ装填部4に着脱可能に装着される各色のメインタンクであるインクカートリッジ106y、106m、106c、106k(区別しないときは「インクカートリッジ106」という。)から、供給ポンプ108によって各色のインク供給路107を介して、各色のインクが補充供給される。ここで、ヘッドタンク102は貯留部の一例であり、供給ポンプ108は液体供給部の一例である。
キャリッジ103の主走査方向に沿ってエンコーダスケール104が設けられ、キャリッジ103にはエンコーダスケール104を読み取るエンコーダセンサ105が設けられている。エンコーダスケール104とエンコーダセンサ105がリニアエンコーダ90を構成し、リニアエンコーダ90の検出信号によってキャリッジ103の主走査位置(キャリッジ位置)や移動量を検出するようにしている。
一方、給紙トレイ2の用紙積載部(圧板)41上に積載した用紙42を給紙するための給紙部として、用紙積載部41から用紙42を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙コロ)43及び給紙コロ43に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド44を備えている。分離パッド44は給紙コロ43側に付勢されている。
そして、給紙部から給紙された用紙42をヘッド101の下方側に送り込むために、用紙42を案内するガイド部材45と、カウンタローラ46と、搬送ガイド部材47と、先端加圧コロ49を有する押さえ部材48とを備えている。また、給送された用紙42を静電吸着してヘッド101に対向する位置で搬送するための搬送手段である搬送ベルト51を備えている。
搬送ベルト51は、無端状ベルトであり、搬送ローラ52とテンションローラ53との間に掛け渡されて、ベルト搬送方向(副走査方向)に周回走行するように構成されている。また、画像形成装置1は、搬送ベルト51の表面を帯電させるための帯電ローラ56を備えている。帯電ローラ56は、搬送ベルト51の表層に接触し、搬送ベルト51に従動回転するように配置されている。搬送ベルト51は、後述する副走査モータによってタイミングを介して搬送ローラ52が回転駆動されることによってベルト搬送方向に周回走行する。
さらに、ヘッド101で画像形成された用紙42を排紙するための排紙部として、搬送ベルト51から用紙42を分離するための分離爪61と、排紙ローラ62及び排紙コロである拍車63とを備え、排紙ローラ62の下方に排紙トレイ3を備えている。
また、画像形成装置1の背面部には両面ユニット71が着脱可能に装着されている。両面ユニット71は搬送ベルト51の逆方向回転で戻される用紙42を取り込んで反転させて再度カウンタローラ46と搬送ベルト51との間に給紙する。また、両面ユニット71の上面は手差しトレイ72としている。
さらに、キャリッジ103の走査方向一方側の非印字領域には、ヘッド101のノズルの状態を維持し、回復するための維持回復機構81を配置している。維持回復機構81には、ヘッド101の各ノズル面をキャッピングするための各キャップ部材(以下「キャップ」という。)82a、82b(区別しないときは「キャップ部材82」という。)と、ノズル面をワイピングするためのワイパ部材(ワイパブレード)83と、増粘したインクを排出するために画像形成に寄与しないインクを吐出させる空吐出を行う時のインクを受ける空吐出受け84と、キャリッジ103をロックするキャリッジロック87とを備えている。
また、維持回復機構81の下方側には、維持回復動作によって生じる廃液を収容するための廃液タンク100が、画像形成装置1に対して交換可能に装着される。
また、キャリッジ103の走査方向他方側の非印字領域には、画像形成中等に増粘したインクを排出するために、画像形成に寄与しないインクを吐出させる空吐出を行う時のインクを受ける空吐出受け88を配置し、この空吐出受け88にはヘッド101のノズル列方向に沿った開口部89等を備えている。
画像形成装置1では、給紙トレイ2から用紙42が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙42はガイド部材45で案内され、搬送ベルト51とカウンタローラ46との間に挟まれて搬送され、更に先端を搬送ガイド37で案内されて先端加圧コロ49で搬送ベルト51に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。
このとき、帯電ローラ56に対してプラス出力とマイナス出力とが交互に繰り返すように、つまり交番する電圧が印加され、搬送ベルト51が交番する帯電電圧パターン、すなわち、周回方向である副走査方向に、プラスとマイナスが所定の幅で帯状に交互に帯電されたものとなる。このプラス、マイナス交互に帯電した搬送ベルト51上に用紙42が給送されると、用紙42が搬送ベルト51に吸着され、搬送ベルト51の周回走行によって用紙42が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ103を移動させながら画像信号に応じてヘッド101を駆動させることにより、停止している用紙42にインクを吐出して1行分を画像形成し、用紙42を所定量搬送後、次の行の画像形成を行う。画像形成終了信号又は用紙42の後端が画像形成領域に到達した信号を受けることにより、画像形成動作を終了して、用紙42を排紙トレイ3に排紙する。
そして、ヘッド101のノズルの維持回復を行うときには、キャリッジ103をホーム位置である維持回復機構81に対向する位置に移動して、キャップ部材82によるキャッピングを行ってノズルからの吸引を行うノズル吸引、画像形成に寄与しないインクを吐出する空吐出等の維持回復動作を行うことにより、安定したインク吐出による画像形成を行うことができる。
<ヘッドタンク102の構成例>
次に、ヘッドタンク102の構成について、図3~図4を参照して説明する。図3は、ヘッドタンク102周辺の構成の一例を説明する図である。また、図4はヘッドタンク102の負圧発生機構の構成例を説明する図であり、(a)は吸引前のヘッドタンク102の側面図、(b)は吸引後のヘッドタンク102の側面図である。
図3において、キャリッジ103は、ヘッド101と、ヘッドタンク102を搭載しており、図3に白抜き矢印で示した主走査方向に移動(走査)可能である。エンコーダスケール104とエンコーダセンサ105による検出信号に基づき、主走査方向におけるキャリッジ103の位置が制御される。
インクカートリッジ106は、チューブ等で構成されるインク供給路107を介して、ヘッドタンク102に連通している。また、インク供給路107の経路内に供給ポンプ108が設けられている。
供給ポンプ108はチューブポンプであり、正転動作によりインクカートリッジ106に貯留されているインクを送液し、インク供給路107を通じてヘッドタンク102に供給する。また、供給ポンプ108は、逆転動作によりヘッドタンク102に貯留されているインクを吸引し、インク供給路107を通じてインクカートリッジ106に送液できる。
図4において、ヘッドタンク102内には、供給口130を介してインクが供給される。また、ヘッドタンク102に貯留したインクが、ヘッドタンク102に連通するヘッド101のノズルから漏液しないように、ヘッドタンク102の内部は負圧状態を維持している。
負圧状態を維持するために、ヘッドタンク102は、撓むことが可能なフィルム等の可撓性部材110で一側部を構成し、ヘッドタンク102内に弾性部材としての負圧発生バネ109を配置している。図4(a)に示すように、負圧発生バネ109の復元力によって、可撓性部材110は常時外側に向けて付勢される。このように、ヘッドタンク102の可撓性部材110に負圧発生バネ109の復元力が作用していることで、タンクケース201のインク収容部202内のインク残量が減少して負圧が発生する。
また、供給ポンプ108により吸引することで、可撓性部材110がヘッドタンク102の内側に向けて引き込まれ、負圧発生バネ109が圧縮されて負圧をより増加させることができる。
負圧が発生した状態で、ヘッドタンク102内にインクを供給すると、可撓性部材110がヘッドタンク102の外側に向けて押し出され、負圧発生バネ109が伸びて負圧が減少する。このように負圧が増加及び減少することで、ヘッドタンク102内の負圧が所定の範囲に維持されるようになっている。
<ヘッドタンク102内のインク量及び負圧の設定例>
ここで、図5は、ヘッドタンク102内の負圧とインク量との関係の一例を説明する図である。図5の横軸は、ヘッドタンク102内のインク量を示し、縦軸はヘッドタンク102内の負圧を示している。
図5に示すように、ヘッドタンク内のインク量が多いほどヘッドタンク102内の負圧は小さくなり、インク量が少ないほどヘッドタンク102内の負圧は大きくなる。ヘッドタンク102内の負圧が小さすぎると、ヘッド101のノズルからインクが漏液する場合がある。また、負圧が大きすぎるとノズルを通じて外部の空気や塵をヘッド101内に引き込み、気泡や塵による不吐出や吐出曲がり等の吐出異常を生じさせる場合がある。
そのため、負圧を考慮したインク充填満タン位置からインク空位置までに該当する負圧範囲A内に収まるように、ヘッドタンク102内の負圧を設定することが好ましく、また、インク量範囲B内に収まるように、ヘッドタンク102内のインク量を設定することが好ましい。
図6は、インク充填満タン位置の設定方法の一例を説明する図であり、(a)は設定前のヘッドタンク102を示す図、(b)は大気開放弁を開いた時のヘッドタンク102を示す図、(c)は大気開放弁を閉じた時のヘッドタンク102を示す図である。何れもヘッドタンク102を正面から見た図である。
図6に示すように、ヘッドタンク102は、インク液面を検知可能な電極ピン111と、ヘッドタンク102内を外部と連通させるための大気連通路112と、大気連通路112を開放又は閉鎖するための大気開放弁113とを備えている。
図6(b)に示すように、大気開放弁113を開放させると、ヘッドタンク102内の負圧が開放され、ヘッドタンク102内のインク液面が低下する。この時、インク液面より上方に供給口130が位置すると、供給口130からインク供給路107内に空気が侵入し、次にヘッドタンク102にインクを供給した時に、供給口130からインクと共に気泡がヘッドタンク102内に入り込む場合がある。
そして、そのまま供給を続けると、気泡が大気連通路112を通って大気開放弁113に気泡を付着させ、大気開放弁113における弁の固着、又は液漏れの原因になる場合もある。そのため、供給口130はインク液面より下方に位置することが好ましい。
図6(b)に示すように、負圧が開放され、液面が下がった後でヘッドタンク102内にインクを供給する。インクを供給すると、図6(c)のようにインク液面が上昇する。電極ピン111によりインク液面の位置を監視しながら、所定の液面位置までインクを供給することができる。
インク液面が所定の位置まで上昇した後、再び大気開放弁113を閉状態にし、インクを所定量吸引することで、所定の負圧状態になる。このようにして、ヘッドタンク102内を、負圧を考慮したインク充填満タン位置に設定することができる。
<可撓性部材110の変位量の検出方法例>
次に、ヘッドタンク102内のインクの量を検出するための、可撓性部材110の変位量の検出方法について、図7を参照して説明する。図7は、ヘッドタンク102における可撓性部材110の変位量検出方法の一例を説明する図であり、(a)は可撓性部材110の変位前を示す図、(b)は可撓性部材110の変位後を示す図である。
図7に示すように、ヘッドタンク102の外側には、フィラー114が、支軸部116を回転軸として揺動可能に一端部側を支持され、付勢バネ115によって可撓性部材110を押圧するように付勢されて、可撓性部材110に接着等により固定されている。可撓性部材110の動きに連動してフィラー114は変位する。
また、キャリッジ103には搭載されずに、画像形成装置1の所定の位置に、フィラー114を検知するための透過型フォトセンサ117が設けられている。透過型フォトセンサ117は、発光素子と受光素子を1セットにして対向して配置したセンサである。キャリッジ103により移動されるフィラー114が、発光素子と受光素子の間に介在して光を遮ることで、透過型フォトセンサ117はフィラー114を検知し、検知信号を出力する。ここで、フィラー114は、ヘッドタンク102(貯留部)に貯留されているインクの量を検出する検出部材の一例であり、透過型フォトセンサ117は、検出部材検知部の一例である。
但し、検知部は透過型フォトセンサ117に限定されるものではなく、反射型フォトセンサや静電容量センサ、渦電流式センサ等の近接センサを用いることもできる。静電容量センサや渦電流式センサを用いる場合には、フィラー114を導電性材料で構成することが好ましい。
キャリッジ103を移動させて、所定タイミングで透過型フォトセンサ117がフィラー114を検知した時のキャリッジ103の位置を記憶しておき、次に透過型フォトセンサ117がフィラー114を検知した時のキャリッジ103の位置を取得する。取得した位置の記憶した位置に対する変化量を求めることで、可撓性部材110の変位量を検出できる。そして、可撓性部材110の変位量に基づき、ヘッドタンク102内のインク量や負圧等を検出することができる。
図6で説明したように、負圧を考慮したインク充填満タン位置に設定する場合、大気開放弁113を開放し、ヘッドタンク102内を大気圧にした後、電極ピン111でインク液面位置を監視しながら所定の液面位置までインクを供給する。インク液面が所定の液面位置まで上昇したら、大気開放弁113を閉鎖する。
この時、キャリッジ103を移動させてフィラー114を透過型フォトセンサ117に検知させ、検知した時のキャリッジ103の位置を大気開放位置として記憶する。そして、ヘッドタンク102内のインクを所定量だけ吸引することで、負圧を考慮した充填満タン位置に設定することができる。
但し、このままでは、可撓性部材110の変位量を検知する必要がある度に、透過型フォトセンサ117が検知可能な位置に、キャリッジ103によりフィラー114を移動させる必要がある。
ここで、図8は、画像形成装置1の本体側に設けられた透過型フォトセンサ117と、キャリッジ103に搭載された透過型フォトセンサ118とを備える構成の一例を示す図である。
ヘッドタンク102内を、負圧を考慮したインク充填満タン位置に設定する場合、透過型フォトセンサ117による検知位置117aから、考慮されたインク充填満タン位置の検知位置117bにキャリッジ103を移動させる(図8(b)参照)。
フィラー114が透過型フォトセンサ118を通過するまで、供給ポンプ108を逆転動作させてインクを吸引し、再び供給ポンプ108でインク充填満タン位置までインクを供給する。この時、フィラー114を透過型フォトセンサ118が検知した時からインク充填満タン位置となる検知位置117bを検知するまでの供給ポンプ108の供給量を検知する。これにより、透過型フォトセンサ118から検知位置117bまでにおける可撓性部材110の変位量Cを検出でき(図8(d)参照)、ヘッドタンク102内のインク量を検出できる。また、透過型フォトセンサ118から検知位置117bまでにおける経過時間を検出することでも、変位量Cを検出できる。
図8の構成により、キャリッジ103が移動中でも、インクを所定量吐出した後、ヘッドタンク102内にインクを供給し、透過型フォトセンサ118でフィラー114を検知した後、先に検知した変位量Cに対応する量のインクを供給することで、負圧を考慮した充填満タン位置までインクを供給できる。
透過型フォトセンサ118は位置検知センサであるため、インク吐出量の検出誤差や、供給ポンプ108による供給量の検出誤差等、検出誤差の積み上げが透過型フォトセンサ118で検知した時にキャンセルされ、検出誤差を積み上げることなく、インク吐出及びインク供給を繰返し行うことができる。
<システム制御部140のハードウェア構成例>
次に、画像形成装置1の備えるシステム制御部140のハードウェア構成について、図9を参照して説明する。図9は、システム制御部140のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
システム制御部140は、画像形成装置1のシステム制御、ヘッドユニット200の制御、操作部制御、副走査方向への用紙の搬送制御、一部のインク供給制御を行う。
図9に示すように、システム制御部140は、CPU(Central Processing Unit)141と、ROM(Read Only Memory)142と、RAM(Random Access Memory)143と、NVRAM(Non-Volatile Random Access Memory)144と、I/O(Input/Output)145と、Host IF147とを備えている。これらは、システムバスB1を介して相互に電気的に接続されている。
CPU141は、プロセッサ等で構成され、システム制御部140の各部の動作及び全体動作を制御する。
ROM142は不揮発性半導体記憶装置等で構成され、システム制御部140で動作する各種プログラム及び各種パラメータを記憶する。
RAM143は揮発性半導体記憶装置等で構成され、CPU141のワークエリアとして使用される。RAM143は、各種信号処理及び画像処理を施す際にデータを一時的に保存する記憶領域を提供する。
NVRAM144は、画像形成装置1の電源が遮断されている間もデータを保持するための書き換え可能な不揮発性メモリで構成され、各種プログラムで利用されるデータ等の種々の情報を記憶する。
I/O145は、装置に装着されている各種のセンサ群150からの情報を取得し、供給ポンプ108の制御等に使用される情報を提供する。
また、システム制御部140は、副走査方向に用紙を搬送する副走査モータ137を駆動させるモータ駆動部133と、供給ポンプ108を駆動させる供給駆動部134とを制御する。
Host IF147は、PC(Personal Computer)160から画像データを受信し、また、ヘッドユニット制御部120とのデータ及び信号の送受を行い、ヘッド101の制御状態を監視及び指示する。
システム制御部140は、Host IF147とケーブル又はネットワークを介してヘッドユニット制御部120側に画像データを送信する。また、画像データに基づき、ヘッドユニット制御部120を介したヘッドユニット200の制御と、副走査方向への用紙の搬送制御を行う。
また、システム制御部140は、画像形成装置からの印刷枚数などの情報を受け取り、インクの供給制御を行う。
さらに、システム制御部140は、画像形成装置1に必要な情報の入力及び表示を行うための操作パネル170に接続されており、操作パネル170による操作情報を入力し、操作パネル170に表示情報を出力できる。
<ヘッドユニット200の構成例>
次に、画像形成装置1におけるヘッドユニット200の構成について、図10を参照して説明する。図10は、ヘッドユニット200の構成の一例を示すブロック図である。
図10に示すように、ヘッドユニット200は、ヘッドユニット制御部120と、透過型フォトセンサ117と、センサ群150と、印刷制御部131と、モータ駆動部133と、キャリッジ103と、主走査モータ135と、維持回復モータ136と、大気開放ソレノイド119と、供給ポンプ108とを備えている。
これらのうち、ヘッドユニット制御部120は、画像形成装置1のヘッド101による吐出制御、キャリッジ103の主走査方向への移動制御、ヘッド101の吐出状態の維持、及び供給ポンプ108によるインクの供給制御を行う。
図10に示すように、ヘッドユニット制御部120は、CPU121と、ROM121と、RAM123と、NVRAM124と、I/O125と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)126と、Host IF127とを備えている。これらは、システムバスB2を介して相互に電気的に接続されている。
CPU121は、プロセッサ等で構成され、ヘッドユニット制御部120の各部の動作及び全体動作を制御する。
ROM122は不揮発性半導体記憶装置等で構成され、ヘッドユニット制御部120で動作する各種プログラム及び各種パラメータを記憶する。
RAM123は揮発性半導体記憶装置等で構成され、CPU121のワークエリアとして使用される。RAM123は、各種信号処理及び画像処理を施す際にデータを一時的に保存する記憶領域を提供する。
NVRAM124は、画像形成装置1の電源が遮断されている間もデータを保持するための書き換え可能な不揮発性メモリで構成され、各種プログラムで利用されるデータ等の種々の情報を記憶する。
I/O125は、画像形成装置1に装着されている各種のセンサ群150からの情報を取得し、ヘッドユニット制御部120の制御に必要な情報を抽出し、印刷制御部131やモータ駆動部133、供給ポンプ108の制御等に使用する。
ASIC126は画像データに対する各種信号処理、並び替え等を行う画像処理やその他ヘッドユニット制御部120全体を制御するための入出力信号を処理する。
Host IF127は、システム制御部140とのデータ及び信号の送受を行う。ヘッドユニット制御部120は、Host IF127とケーブル又はネットワークを介して、システム制御部140側から画像データを受信する。
CPU121は、Host IF127に含まれる受信バッファ内の画像データを読み出して解析し、ASIC126で必要な画像処理、データの並び替え処理等を行い、この画像データを印刷制御部131からヘッドドライバ132に転送する。なお、画像出力するためのドットパターンデータの生成はシステム制御部140に接続されるホストPC側のプリンタドライバ、或いはRIP(Raster image processor)で行っている。
また、ヘッドユニット制御部120は、ヘッド101を駆動制御するためのデータ転送部と駆動信号発生部とを含む印刷制御部131と、キャリッジ103側に設けたヘッド101を駆動するヘッドドライバ(ドライバIC)132とを制御する。さらに、キャリッジ103を移動させる主走査モータ135と、維持回復機構の駆動源となる維持回復モータ136とを駆動させるモータ駆動部133を制御し、画像形成装置1の本体側に設けられ、ヘッドタンク102の大気開放機構を開閉する大気開放ソレノイド119と、供給ポンプ108とを制御する。
印刷制御部131は、画像データをシリアルデータで転送するとともに、画像データの転送及び転送の確定等に必要な転送クロックやラッチ信号、制御信号等をヘッドドライバ132に出力する。またこれ以外にも、ROM121に格納されている駆動パルスのパターンデータをD/A変換するD/A変換器及び電圧増幅器、電流増幅器等で構成される駆動信号生成部を含み、1の駆動パルス或いは複数の駆動パルスで構成される駆動信号をヘッドドライバ132に対して出力する。
ヘッドドライバ132は、シリアルに入力される記録ヘッドの1行分に相当する画像データに基づいて印刷制御部131から与えられる駆動信号を構成する駆動パルスを選択的にヘッド101のインクを吐出させるエネルギーを発生する駆動素子(例えば圧電素子)に対して印加することでヘッド101を駆動する。このとき、駆動信号を構成する駆動パルスを選択することによって、例えば、大滴、中滴、小滴等、大きさの異なるドットを打ち分けることができる。
センサ群150は、キャリッジ103のフィラー114を検知するためのセンサ、ヘッドタンク102の電極ピン111のほか、画像形成装置1内の温度及び湿度を監視するためのサーミスタ(環境温度センサ、環境湿度センサ)、搬送ベルト51の電圧を監視するセンサ、カバーの開閉を検出するためのインターロックスイッチ等があり、I/O125は様々のセンサ情報を処理することができる。
透過型フォトセンサ117は、フィラー114を検知した検知信号を、I/O125を介してヘッドユニット制御部120に出力する。
<機能構成例>
次に、システム制御部140及びヘッドユニット制御部120のそれぞれの機能構成について、図11~図12を参照して説明する。図11はシステム制御部140の機能構成の一例を示すブロック図、図12はヘッドユニット制御部120の機能構成の一例を示すブロック図である。
図11に示すように、システム制御部140は、供給要否判定部148と、システム側供給制御部149とを備えている。これらの機能は何れもCPU141(図9参照)が所定のプログラムを実行することで実現される。
ここで、ヘッド101による吐出、主走査方向におけるヘッド101の移動制御、及びヘッド101へのインク供給等の機能を備えるヘッドユニット200を、オフィス用の画像形成装置以外の他の分野にも転用可能に製作した場合、供給ポンプ108によりインクカートリッジ106内のインクをヘッドタンク102に供給するための制御は、ヘッドユニット制御部120により行われる。
しかし、ヘッドユニット制御部120は、もともとオフィス用の画像形成装置向けに製作されているため、ヘッドユニット制御部120は1頁毎にヘッドにインクを供給するようになっている。そのため、用紙の1頁に画像形成している途中に、ヘッドタンク102にインクを供給できない場合がある。
供給要否判定部148は、このような場合に、システム制御部140によるインク供給制御の要否を判定し、判定結果をシステム側供給制御部149に出力する。
システム側供給制御部149は、供給要否判定部148によりインク供給が必要と判定された場合に、ヘッドユニット制御部120にインクの供給を知らせるとともに、ヘッドユニット200を介さずに供給ポンプ108を制御し、インクカートリッジ106内のインクをヘッドタンク102に供給させる。これにより、用紙の1頁に画像形成している途中であっても、ヘッドタンク102にインクを供給することができる。 次に、図12に示すように、ヘッドユニット制御部120は、制御状態検知部128と、ヘッド側供給制御部129とを備えている。これらの機能は何れもCPU121(図10参照)が所定のプログラムを実行することで実現される。
制御状態検知部128は、システム制御部140によるインク供給を検知するとともに、透過型フォトセンサ117(図10参照)による検知状態に基づき、供給ポンプ108によるインク供給の必要性を検知する。より具体的には、制御状態検知部128は、所定の期間内に透過型フォトセンサ117がフィラー114を検知した場合、供給ポンプ108に対してインク供給が必要であることを検知する。
例えば制御状態検知部128は、フィラー114の検知信号がない状態から、透過型フォトセンサ117がフィラー114の検知信号を出力する状態に変化した場合に、供給ポンプ108に対してインク供給が必要であることを検知する。
或いは、所定の期間内に、透過型フォトセンサ117がフィラー114の検知信号を出力している状態から、検知信号がない状態に変化した場合に、供給ポンプ108に対してインク供給が必要であることを検知することもできる。
換言すると、制御状態検知部128は、所定の期間内において、透過型フォトセンサ117によるフィラー114の検知信号の変化から、供給ポンプ108に対してインク供給が必要であることを検知できる。
なお、ヘッドタンク102が複数のヘッドタンクで構成される場合、制御状態検知部128は、ヘッドタンク毎でフィラー114の検知信号に基づき、供給ポンプ108に対してインク供給が必要であることを検知できる。
制御状態検知部128は、検知結果をヘッド側供給制御部129に出力する。ヘッド側供給制御部129は、システム制御部140が供給ポンプ108の制御を行っている場合には、供給ポンプ108に、インクカートリッジ106内のインクをヘッドタンク102に供給させないようにする。
つまり、供給ポンプ108は、ヘッドユニット制御部120、又はシステム制御部140の何れか一方のみから制御信号を受け付ける。
これにより、システム制御部140によるインクの供給と、ヘッドユニット制御部120によるインクの供給が重複することを防止する。
<ヘッドユニット制御部120の動作例>
次に、図13は、ヘッドユニット制御部120の動作の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS131において、ヘッドユニット制御部120は、システム制御部140からのインク供給の有無を検知して、ヘッドタンク102へのインク供給のタイミング(ヘッドユニット制御部120によるインク供給必要性の判断)であるか否かを判定し、インク供給タイミングであると判定した場合は(ステップS131、Yes)、ステップS132に移行する。一方、インク供給タイミングでないと判定した場合は(ステップS131、No)、ステップS131を再度繰り返す。
続いて、ステップS132において、制御状態検知部128は、所定の間隔でポーリングして、透過型フォトセンサ117によるフィラー114の検知信号を入力する。
そして、所定の期間内で、入力した検知信号に変化があった場合(ステップS131、Yes)は、動作はステップS131に戻る。一方、所定の期間内で、入力した検知信号に変化がなかった場合(ステップS131、No)は、動作はステップS133に移行する。
ステップS133において、ヘッド側供給制御部129は、供給駆動部134により、インクカートリッジ106内のインクをヘッドタンク102に供給させる。
つまり、ヘッド側供給制御部129は、所定の期間内で、フィラー114の検知信号に変化があった場合には、ヘッドタンク102にインクを供給させず、変化がなかった場合には、ヘッドタンク102にインクを供給させる。
ここで、検知信号に変化があったか否かを判定する際に、チャタリングで判定精度が低下する場合には、複数回にわたって入力した検知信号で変化が認められた時に検知信号に変化があったものと判定することで、チャタリングの影響を除去すると好適である。
このようにして、ヘッドユニット制御部120は、供給駆動部134によるヘッドタンク102へのインクの供給を制御することができる。
<作用効果>
以上説明してきたように、本実施形態では、供給ポンプ108は、ヘッドユニット制御部120、又はシステム制御部140の何れか一方のみから制御信号を受け付ける。これにより、用紙の1頁に画像形成している途中で、システム制御部140が供給ポンプ108を制御してインクを供給している時に、ヘッドユニット制御部120が重複してインクを供給することを防止できる。そして、インク供給の重複によるインクの過剰供給を防ぎ、ヘッド101におけるインクの溢れや、インク溢れに伴う画像形成装置1の故障を防ぐことができる。
[他の実施形態]
第1実施形態では、ヘッドタンク102を介してヘッド101にインクを供給する例を示したが、ヘッド101がインクの貯留部を備え、ヘッド101に直接インクを供給する場合においても、実施形態を適用可能である。
また、第1実施形態では、システム制御部140による供給ポンプ108の制御状態の検知方法として、透過型フォトセンサ117によるフィラー114の検知信号を利用する例を示したが、これに限定されるものではない。透過型フォトセンサ118によるフィラー114の検知信号を利用してもよい。
また、透過型フォトセンサによる検知信号に代え、ヘッドタンク102内のインクの量を検出する光学式等のインク残量センサの出力信号を利用して、システム制御部140による供給ポンプ108の制御状態を検知してもよい。
以上、実施形態を説明したが、本発明は、具体的に開示された上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
なお、実施形態における「液体」は、ヘッドから吐出可能な粘度や表面張力を有するものであればよく、特に限定されないが、常温、常圧下において、または加熱、冷却により粘度が30mPa・s以下となるものであることが好ましい。より具体的には、水や有機溶媒等の溶媒、染料や顔料等の着色剤、重合性化合物、樹脂、界面活性剤等の機能性付与材料、DNA、アミノ酸やたんぱく質、カルシウム等の生体適合材料、天然色素等の可食材料、等を含む溶液、懸濁液、エマルジョン等であり、これらは例えば、インクジェット用インク、表面処理液、電子素子や発光素子の構成要素や電子回路レジストパターンの形成用液、3次元造形用材料液等の用途で用いることができる。
また、「液体吐出ヘッド」とは、ノズルから液体を吐出・噴射する機能部品である。
液体を吐出するエネルギー発生源として、圧電アクチュエータ(積層型圧電素子及び薄膜型圧電素子)、発熱抵抗体等の電気熱変換素子を用いるサーマルアクチュエータ、振動板と対向電極からなる静電アクチュエータ等を使用するものが含まれる。
1 画像形成装置
101 ヘッド(液体吐出ヘッドの一例)
102 ヘッドタンク(貯留部の一例)
103 キャリッジ
106 インクカートリッジ
107 インク供給路
108 供給ポンプ(液体供給部の一例)
110 可撓性部材
114 フィラー(検出部材の一例)
117 透過型フォトセンサ(検出部材検知部の一例)
120 ヘッドユニット制御部
128 制御状態検知部
129 ヘッド側供給制御部
130 供給口
140 システム制御部
148 供給要否判定部
149 システム側供給制御部
200 ヘッドユニット
特許5899869号公報

Claims (4)

  1. 液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドに前記液体を供給する液体供給部と、
    前記液体吐出ヘッドと、前記液体供給部と、を制御するヘッドユニット制御部と、
    画像形成装置と、前記液体供給部と、を制御するシステム制御部と、を備え、
    前記液体供給部は、前記ヘッドユニット制御部、又は前記システム制御部の何れか一方のみから制御信号を受け付ける
    画像形成装置。
  2. 前記ヘッドユニット制御部は、前記システム制御部による前記液体供給部の制御状態を検知する制御状態検知部をえ、前記制御状態の検知結果に基づき、前記液体供給部を制御する
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記液体供給部と、前記ヘッドユニット制御部と、を含むヘッドユニットを備え、
    前記ヘッドユニット制御部は、前記システム制御部による前記液体供給部の制御状態を検知する制御状態検知部を備え、主走査方向における前記液体吐出ヘッドの移動と、前記液体供給部による前記液体の供給と、を制御し、
    前記ヘッドユニットは、
    記液体を貯留する貯留部と、
    前記貯留部に貯留されている前記液体の量を検出するための検出部材を検知する検出部材検知部と、をさらに備え、
    前記制御状態検知部は、所定の期間内における前記検出部材の検知結果の変化に基づき、前記貯部の前記液体の量を検知する
    請求項1、又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記システム制御部は、前記液体供給部を制御して前記制御信号を受け付けさせて前記液体を供給し、
    前記ヘッドユニット制御部は、前記システム制御部による前記液体供給を検知し、
    前記液体供給部は、前記ヘッドユニット制御部による前記液体供給検知結果に基づき、前記制御信号を受け付ける
    請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像形成装置。
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