JP7383896B2 - 炭酸ガス調整シーラントフィルム - Google Patents

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Description

本発明は、包装体に包装される内容物からの炭酸ガスの発生を抑え、且つ発生した炭酸ガスを吸収する包装材料用の炭酸ガス調整シーラントフィルムに関する。
保管中に炭酸ガスが発生する内容物を充填した包装体においては、発生した炭酸ガスが包装体内部に充満して、包装体が膨れ上がってしまう現象が発生することから、これを防止する為に、予め包装体の容量に余裕をもった大きなものにしておくか、あるいは炭酸ガス吸収剤を同梱する必要があった。
包装材料中に炭酸ガス吸収能を有する化合物を含有させた包装材料が提案されている(特許文献1、特許文献2)。しかしながら、内容物からの炭酸ガス発生量が多い場合には、吸収容量が不充分であり、特に、ガス抜けバルブが装着されていない包装体が膨れ上がることを防止するには不十分であった。
包装材料中に炭酸ガス吸収能を有する化合物を含有させ、さらに、包装材料に通気性を持たせた包装材料が提案されている(特許文献3)。しかしながら、内容物の香気や風味が包装体外部に散逸したり、包装体外部から内容物への異成分の浸入が発生したりする虞があり、包装体としては用途が限定されるものであった。
特開2010-234525公報 特開2000-355079公報 特開平7-31829公報
本発明は、上述の問題を解決し、製造適正に優れ、包装材料に用いた際に、包装体に包装される内容物が脱炭酸反応を進行することによって発生する炭酸ガスの量を低減し、炭酸ガスが包装体内に充満して包装体が膨れ上がることを防ぎ、長期間の優れた保管性を発揮する、炭酸ガス調整シーラントフィルムを提供することを課題とする。
本発明者らは、種々検討の結果、少なくとも、特定の炭酸ガス調整層とヒートシール層とを有する包装材料用の炭酸ガス調整シーラントフィルムが、上記の目的を達成することを見出した。
すなわち、本発明は、以下の点を特徴とする。
1.少なくとも、炭酸ガス調整層とヒートシール層とを有する炭酸ガス調整シーラントフィルムであって、
該炭酸ガス調整シーラントフィルムの片側面または両側表面は、該ヒートシール層であり、
該炭酸ガス調整層は、ポリオレフィン系樹脂と、炭酸ガス吸収剤とを含有し、
該ヒートシール層は、ポリオレフィン系樹脂を含有し、炭酸ガス吸収剤を含有せず、ヒートシール性を有することを特徴とする、
炭酸ガス調整シーラントフィルム。
2.前記炭酸ガス吸収剤は、炭酸ガス吸収性アルカリ金属水酸化物および/または炭酸ガス吸収性アルカリ土類金属水酸化物からなることを特徴とする、
上記1に記載の、炭酸ガス調整シーラントフィルム。
3.前記炭酸ガス調整層中の、前記炭酸ガス吸収剤の含有量が、0.1質量%以上、60質量%以下であることを特徴とする、
上記1または2に記載の、炭酸ガス調整シーラントフィルム。
4.前記炭酸ガス調整層が、吸放湿剤および/または炭酸ガス吸収促進剤を、さらに含有し、
前記ヒートシール層は、吸放湿剤および/または炭酸ガス吸収促進剤を含有しない
ことを特徴とする、
上記1~3の何れか1項2に記載の、炭酸ガス調整シーラントフィルム。
5.前記吸放湿剤は、吸収した水分の再放出が可能であり、高吸放湿性樹脂、潮解性化合物、親水性ゼオライト、シリカゲル、グリセリン、ヨウ化カリウム、塩化ストロンチウム、塩化ナトリウム、硝酸カリウム、硫化カリウム、硝酸ナトリウム、塩化バリウムからなる群から選ばれる1種または2種以上を含み、
前記炭酸ガス吸収促進剤は、塩化リチウム、塩化カリウム、塩化マグネシウム、塩化ナトリウム、塩化カルシウム、塩化カルシウムからなる群から選ばれる1種または2種以上を含むことを特徴とする、
上記4に記載の、炭酸ガス調整シーラントフィルム。
6.前記炭酸ガス調整層中の、前記吸放湿剤の含有量が、0.5質量%以上、35質量%以下であることを特徴とする、
上記4または5に記載の、炭酸ガス調整シーラントフィルム。
7.前記炭酸ガス調整層中の、前記炭酸ガス吸収促進剤の含有量が、0.1質量%以上、20質量%以下であることを特徴とする、
上記4~6の何れかに記載の、炭酸ガス調整シーラントフィルム。
8.上記1~7の何れかに記載された炭酸ガス調整シーラントフィルムから作製された、発酵食品向け包装材料用の、炭酸ガス調整シーラントフィルム。
本発明の炭酸ガス調整シーラントフィルムは、製造適正に優れ、包装材料に用いられた際に、包装される内容物が脱炭酸反応を進行することによって発生する炭酸ガスの量を低減し、炭酸ガスが包装体内に充満して包装体が膨れ上がることを防ぎ、長期間の優れた保管性を発揮する包装体を得ることができる。さらには、包装体をバルブレスにすることもできる。
本発明の炭酸ガス調整シーラントフィルムは、特に発酵食品や焙煎済み珈琲豆用の包装材料のシーラントフィルムとして優れた上記効果を発揮することができる。
本発明の炭酸ガス調整シーラントフィルムの層構成について、その一例を示す概略的断面図である。 本発明の炭酸ガス調整シーラントフィルムの層構成について、別態様のその一例を示す概略的断面図である。
各図においては、解り易くする為に、部材の大きさや比率を変更または誇張して記載することがある。また、見易さの為に説明上不要な部分や繰り返しとなる符号は省略することがある。
更に、各図において、凹凸部は明確な角を有するパターンとして例示されているが、角が丸まった形状でもよい。
本発明の炭酸ガス調整シーラントフィルムについて、以下に更に詳しく説明する。具体例を示しながら説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
<<炭酸ガス調整シーラントフィルム>>
炭酸ガス調整シーラントフィルムは、図1に示したように、少なくとも、炭酸ガス調整層と、ヒートシールするためのヒートシール層とを有する。
ヒートシール層は、炭酸ガス調整シーラントフィルムの、少なくとも片側最表面に積層されていることが好ましく、図2に示したように、両側最表面に積層することもできる。
また、炭酸ガス調整シーラントフィルムは、種々の機能を備えた機能層や、接着剤層を、更に含むこともできる。
本発明において、炭酸ガス吸収剤、吸放湿剤、炭酸ガス吸収促進剤の平均粒子径は、用途に応じて、任意の平均粒子径のものを適宜選択することができるが、平均粒子径0.01μm~25μmのものが好ましい。ここで、平均粒子径は、動的光散乱法により測定された値である。
平均粒子径が上記範囲よりも小さい場合には炭酸ガス吸収剤、吸放湿剤、炭酸ガス吸収促進剤に凝集が生じ易く、分散性が低下する傾向にある。平均粒子径が上記範囲よりも大きい場合には、表面積が減少する為に、十分な炭酸ガス吸収効果や吸湿・放湿効果が得られない可能性が生じる。また、製膜性が劣り易くなり、炭酸ガス吸収剤、吸放湿剤、炭酸ガス吸収促進剤を多くは添加し難い傾向になり、十分な炭酸ガス吸収効果や吸湿・放湿効果が得られない可能性が高まる。
<炭酸ガス調整層>
炭酸ガス調整層は、ポリオレフィン系樹脂と炭酸ガス吸収剤とを含有する。ポリオレフィン系樹脂を含有していることによって、炭酸ガス吸収剤を分散させて保持することができ、ヒートシール層や他層との良好な接着性を発揮することができるが、炭酸ガス調整層は良好なヒートシール性を有していなくともよい。
炭酸ガス調整層は、吸放湿剤や、炭酸ガス吸収促進剤を、さらに含有することができる。吸放湿剤および/または炭酸ガス吸収促進剤をさらに含有することによって、炭酸ガス発生の反応をさらにコントロールすることができる。
炭酸ガス調整層は、1層で構成されていてもよく、炭酸ガス吸収剤、吸放湿剤や炭酸ガス吸収促進剤等の種類や濃度の異なる多層で構成されていてもよい。
炭酸ガス調整層は、さらに、滑剤、酸化防止剤、アンチブロック剤、その他の添加剤を含むことができる。
炭酸ガス調整層の厚さは、5μm以上、100μm以下が好ましく、10μm以上、80μm以下がより好ましい。上記範囲よりも薄いと、充分な炭酸ガス調整効果を発揮し難くなり易く、上記範囲より厚くても、炭酸ガス調整効果があまり変わらず、炭酸ガス調整層の形成性が低下し、コストが増大する。
<ヒートシール層>
ヒートシール層は、ポリオレフィン系樹脂を含有するが、優れたヒートシール性を有する為に、炭酸ガス吸収剤、吸放湿剤、炭酸ガス吸収促進剤の何れも含有しないことが好ましい。
ヒートシール層は、さらに、滑剤、酸化防止剤、アンチブロック剤、その他の添加剤を含むことができる。
ヒートシール層は、1層で構成されていてもよく、組成の異なる多層で構成されていてもよい。
ヒートシール層の厚さは、3μm以上、50μm以下が好ましく、5μm以上、40μm以下がより好ましい。上記範囲よりも薄いと、充分なヒートシール性を発揮し難くなり易く、上記範囲より厚くても、ヒートシール性があまり変わらず、ヒートシール層の形成性が低下し、コストが増大する。
[炭酸ガス吸収剤]
炭酸ガス吸収剤は、炭酸ガス吸収性アルカリ金属化合物および/または炭酸ガス吸収性アルカリ土類金属化合物を含有することが好ましい。
炭酸ガス調整層中の炭酸ガス吸収剤の含有量は、0.1質量%以上、60質量%以下が好ましく、0.5質量%以上、50質量%以下がより好ましい。上記範囲よりも少ないと、充分な炭酸ガス吸収効果を発揮し難くなり易く、上記範囲より多いと、含有量が多い割には炭酸ガス調整効果が向上せず、炭酸ガス調整層の形成性が低下し、コストが増大する。
(炭酸ガス吸収性アルカリ金属化合物)
炭酸ガス吸収性アルカリ金属化合物は、炭酸ガス吸収性を有するアルカリ金属化合物であり、例えば、アルカリ金属水酸化物等が挙げられ、具体的な化合物としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム等が挙げられる。
例えば、アルカリ金属水酸化物は、炭酸ガスと化学反応することで炭酸ガスを低減することができる。
(炭酸ガス吸収性アルカリ土類金属化合物)
炭酸ガス吸収性アルカリ土類金属化合物は、炭酸ガス吸収性を有するアルカリ土類金属化合物であり、例えば、アルカリ土類金属水酸化物等が挙げられ、具体的な化合物としては、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化バリウム等が挙げられる。
例えば、アルカリ土類金属水酸化物は、炭酸ガスと化学反応することで炭酸ガスを低減することができる。
[ポリオレフィン系樹脂]
炭酸ガス調整層に含有されるポリオレフィン系樹脂は、炭酸ガス吸収剤を分散して、炭酸ガス調整層を形成し得るものであれば特に制限は無く、公知公用のポリオレフィン系樹脂を用いることができる。
炭酸ガス調整層がヒートシール性を有する場合には、炭酸ガス調整層に含有されるポリオレフィン系樹脂はヒートシール性が良好なポリオレフィン系樹脂が好ましい。
ポリオレフィン系樹脂は、良好なヒートシール性と良好な炭酸ガス吸収剤の分散性の両方を容易に達成することができる。
ヒートシール層に含有されるポリオレフィン系樹脂は、ヒートシール層が良好なヒートシール性を有する為に、良好なヒートシール性を有するポリオレフィン系樹脂が好ましい。
炭酸ガス調整層とヒートシール層が良好な層間接着強度を有する為には、炭酸ガス調整層に含有されるポリオレフィン系樹脂と、ヒートシール層に含有されるポリオレフィン系とが同種の主骨格を有する同系の樹脂であることが好ましい。
ポリオレフィン系樹脂の具体例としては、低密度ポリエチレン(LDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、直鎖状(線状)低密度ポリエチレン(LLDPE)、エチレン-酢酸ビニル共重合体、エチレン-アクリル酸エチル共重合体、エチレン-アクリル酸共重合体、エチレン-メタクリル酸共重合体、エチレン-メチルメタクリル酸共重合体、エチレン-プロピレン共重合体等の低溶出化されたもの及びそれらの樹脂の混合物が挙げられる。
上記の中でも、ポリエチレン系の樹脂が好ましく、ポリエチレン系の樹脂の中でも、LLDPEがより好ましい。
[吸放湿剤]
炭酸ガスは水に溶解し易く、放出された水分に溶解して弱酸性の炭酸を生成し、弱塩基性の炭酸ガス吸収剤で中和される。
炭酸ガス調整層において、吸放湿剤は、吸水または吸湿した水分を再放出することによって、発生した炭酸ガスが溶解する為の水分を供給し、炭酸ガス吸収剤が炭酸ガスと化学反応することで炭酸ガスを低減することができる。
吸放湿剤は、必要に応じて炭酸ガス調整層に含有されるものであり、含まれる場合には、吸放湿剤としては、高吸放湿性樹脂、潮解性化合物、親水性ゼオライト、シリカゲル、グリセリン、ヨウ化カリウム、塩化ストロンチウム、塩化ナトリウム、硝酸カリウム、硫化カリウム、硝酸ナトリウム、塩化バリウム、クエン酸、塩化カルシウムからなる群から選ばれる1種または2種以上を含むことが好ましい。
炭酸ガス調整層が吸放湿剤を含有する場合の、炭酸ガス調整層中の吸放湿剤の含有量は、0.5質量%以上、35質量%以下が好ましく、5質量%以上、33質量%以下がより好ましく、7質量%以上、30質量%以下がさらに好ましい。上記範囲よりも少ないと、充分な吸放湿効果を発揮し難くなり易く、上記範囲より多いと、含有量が多い割には吸放湿効果が向上せず、炭酸ガス調整層の形成性が低下し、コストが増大する。
(高吸放湿性樹脂)
高吸放湿性樹脂は、通常は高吸水性樹脂と称されるものの中の、吸湿性と放湿性の両方に優れたものであり、このような性質を有するものであれば、特に制限無く用いることができる。
高吸放湿性樹脂としては、例えば、カルボキシメチルセルロース系等のセルロース系高吸水性ポリマー、ポリビニルアルコール系高吸水性ポリマー、ポリ(メタ)アクリル酸等の(メタ)アクリル酸系高吸水性ポリマー、ポリ(メタ)アクリル酸ナトリウム架橋物等の(メタ)アクリル酸塩系高吸水性ポリマー、等を挙げることができる。
(潮解性化合物)
潮解性化合物とは、水分子を取り込んで、自身の水溶液を生成し、且つ放湿性に優れた化合物である。
具体的な化合物としては、クエン酸、水酸化ナトリウム、炭酸カリウム、塩化マグネシウム、塩化カルシウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、水酸化リチウム、等が挙げられる。これらの中でも、衛生面からは、塩化マグネシウム、塩化カルシウムが使い易く、好ましい。
(親水性ゼオライト)
親水性ゼオライトは、SiO2/Al23モル比が、1/1~20/1であることが好ましく、1.5/1~19/1であることがさらに好ましい。
本発明においては、吸湿・放湿性能と入手し易さのバランスから、上記範囲のモル比の親水性ゼオライトが好ましく用いられる。
また、親水性ゼオライトは耐熱性が高く、230℃以上の高温に晒されても、吸湿・放湿効果を維持することができ、エクストルージョンによる230℃以上の高温積層に用いることもできる。
親水性ゼオライトの形状は、球状、棒状、楕円状等の任意の外形形状であってよく、粉体状、塊状、粒状等いかなる形態であってもよいが、樹脂中に分散させた際の、均一な分散性や混練特性、製膜性等の観点から、粉体状が好ましい。
(シリカゲル)
シリカゲルは、ケイ酸ゲルを脱水・乾燥して得られる物質であり、シラノール基と多孔質構造を持ち、表面積が広い。これによって、シリカゲルは、化学的吸着(シラノール基による吸着)と、物理的吸着(毛細管現象による吸着)によって、水分を一旦吸着する作
用を有し、放湿も可能である。
シリカゲルは、表面積が大きく、主にシラノール基による水の化学吸着によって吸着するA型と、表面積がA型よりも小さく、主に毛細管現象による水の物理吸着によって吸着するB型とがあるが、本発明においては、どちらを用いてもよく、両者を併用してもよい。
[炭酸ガス吸収促進剤]
炭酸ガス調整層に含有される炭酸ガス吸収促進剤は、炭酸ガス吸収剤による炭酸ガスの吸収を促進する作用を有するものである。
例えば、炭酸ガス吸収剤として、炭酸ガス吸収性アルカリ土類金属化合物であるアルカリ土類金属水酸化物は、アルカリ土類金属炭酸化物を生成することによって炭酸ガスを吸着するが、
この反応は、通常は常温常圧高湿度条件下の方が、常温常圧常湿度条件下よりも活性が高い。
しかしながら、本発明における炭酸ガス吸収促進剤を用いることによって、該反応の活性化エネルギーを下げて、常温常圧常湿度条件下においても活性を高くすることができる。
炭酸ガス吸収促進剤の具体的な化合物としては、塩化リチウム、塩化カリウム、塩化マグネシウム、塩化ナトリウム、塩化カルシウム等が挙げられ、これらからなる群から選ばれる、1種または2種以上を含むことが好ましい。これらの中でも、塩化リチウムがより好ましく用いられる。
炭酸ガス調整層に炭酸ガス吸収促進剤が含有される場合の、炭酸ガス調整層中の炭酸ガス吸収促進剤の含有量は、0.1質量%以上、20質量%以下が好ましく、0.5質量%以上、10質量%以下がより好ましい。上記範囲よりも少ないと、充分な反応促進効果を発揮し難くなり易く、上記範囲より多いと、含有量が多い割には反応促進効果が向上せず、炭酸ガス調整層の形成性が低下し、コストが増大する。
(炭酸ガス吸収剤、吸放湿剤、炭酸ガス吸収促進剤の分散方法)
炭酸ガス吸収剤、吸放湿剤、炭酸ガス吸収促進剤等を炭酸ガス調整層中に分散させる方法としては、公知または慣用の混練方法を適用することができる。
炭酸ガス吸収剤、吸放湿剤、炭酸ガス吸収促進剤を直接、ポリオレフィン系樹脂と混合して混練することも可能である。
或いは、上記成分の何れかを、高濃度で熱可塑性樹脂と混合した後に溶融混練(メルトブレンド)してマスターバッチを作製し、これを、目標含有率に応じた比率で、ポリオレフィン系樹脂と混合、溶融混練する、いわゆるマスターバッチ方式によっても可能である。
マスターバッチは、炭酸ガス吸収剤、吸放湿剤、炭酸ガス吸収促進剤の1種のみを含有するものであってもよく、2種以上を含有するものであってもよい。
マスターバッチ方式の場合には、凝集が発生し易い上記成分とポリオレフィン系樹脂の組み合わせであっても、効率的に、均質に分散させることができる。
マスターバッチ中の、上記成分各々の含有率は、0.5質量%以上、65質量%以下が好ましく、1質量%以上、60質量%以下がより好ましい。
マスターバッチに用いる熱可塑性樹脂としては、汎用のポリエチレン、ポリプロピレン、メチルペンテンポリマー、酸変性ポリオレフィン系樹脂等のポリオレフィン系樹脂、及びこれらの樹脂の混合物等が挙げられるが、これらの樹脂に限定されない。
この際、マスターバッチ中の熱可塑性樹脂は、炭酸ガス調整層に含有されるポリオレフィン系樹脂と同一であっても、異なっていてもよく、目的に応じて異なる種類の樹脂を大きな悪影響を与えない範囲内で組み合わせることが可能である。
例えば、炭酸ガス調整層に含有されるポリオレフィン系樹脂と同一のポリオレフィン系樹脂をマスターバッチに用いていれば、炭酸ガス調整層は均質になり易く、良好な、製膜性、層間接着強度、炭酸ガス調整性を、効率的に得ることが可能である。
[炭酸ガス調整シーラントフィルムの作製方法]
本発明において、炭酸ガス調整シーラントフィルムや、炭酸ガス調整シーラントフィルムを構成する炭酸ガス調整層および/またはヒートシール層の製膜、積層方法は特に限定されず、公知または慣用の製膜方法、積層方法を適用することができる。
炭酸ガス調整層および/またはヒートシール層を、押出しまたは共押出しで、エクストルージョンコート法で積層したり、インフレーション法やキャスト法による製膜後に接着層を介して積層して炭酸ガス調整シーラントフィルムを作成することもできる。エクストルージョンコート法の場合でも、必要に応じて接着層を介して、積層してもよい。
エクストルージョンコート法により積層する場合においては、まず、炭酸ガス調整層および/またはヒートシール層を形成する樹脂組成物を加熱して溶融させて、Tダイスで必要な幅方向に拡大伸張させてカーテン状に(共)押出し、該溶融樹脂を被積層面上へ流下させて、ゴムロールと冷却した金属ロールとで挟持することで、炭酸ガス調整シーラントフィルムを構成する各層の形成と各層間の積層および接着等を、同時に行うことができる。
エクストルージョンコート法により積層する場合の、炭酸ガス調整シーラントフィルムに含まれる樹脂成分のメルトフローレート(MFR)は、0.2~50g/10分が好ましく、0.5~30g/10分がより好ましい。なお、本明細書において、MFRとはJIS K7210に準拠した手法から測定された値である。
MFRが0.2g/分未満、又は50g/分よりも大きいと、加工適正が劣り易い。
インフレーション法を用いる場合の、炭酸ガス調整層に含まれる樹脂成分のメルトフローレート(MFR)は、0.2~10g/10分が好ましく、0.2~9.5g/10分がより好ましい。
MFRが0.2g/10分未満、又は10g/10分よりも大きいと、加工適正が劣り易い。
<<発酵食品向け包装材料用の炭酸ガス調整シーラントフィルム>>
本発明の炭酸ガス調整シーラントフィルムは、発酵食品向け包装材料用の炭酸ガス調整シーラントフィルムとして好適に用いることができる。
<原材料>
本実施例で用いた主な原材料は下記の通り。
[炭酸ガス吸収剤]
・炭酸ガス吸収性アルカリ土類金属化合物1:井上満吉商店(株)社製、水酸化カルシウム。平均粒子径3μm。
・炭酸ガス吸収性アルカリ土類金属化合物2:神島化学工業(株)社製、水酸化マグネシウム。平均粒子径5μm。
・炭酸ガス吸収性アルカリ土類金属化合物3:和光純薬工業(株)社製、水酸化バリウム。平均粒子径5μm以下。
[吸放湿剤]
・高吸放湿性樹脂1:日本触媒(株)社製、アクアリックFH。ポリアクリル酸ナトリウム、pH:9.5(0.1%aq)、平均粒子径20μm以下。
・高吸放湿性樹脂2:日本触媒(株)社製、アクアリックAS58。ポリアクリル酸、p
H:3.0(0.2%aq)、平均粒子径20μm以下。
・潮解性化合物1:仁尾興産(株)社製、塩化マグネシウム。平均粒子径20μm以下。
[炭酸ガス吸収促進剤]
・炭酸ガス吸収促進剤1:和光純薬工業(株)社製、塩化リチウム。平均粒子径20μm以下。
[その他]
・LLDPE1:株式会社プライムポリマー製LLDPE、エボリューSP2020。
・PETフィルム1:東洋紡(株)社製2軸延伸PETフィルム、E5100。12μm厚。
・アルミニウム箔1:東洋アルミニウム(株)社製アルミニウム箔、1N30。7μm厚。
・DL接着剤1:ロックペイント(株)社製ドライラミネート用接着剤、RU-77T。
<マスターバッチの調製>
[マスターバッチ1(MB1)の調整]
LLDPE1と、炭酸ガス吸収性アルカリ土類金属化合物1とを下記の割合でメルトブレンドし、冷却後に粉砕し、ステンレス篩(100メッシュ、目開き150μm)に通して、マスターバッチ1(MB1)を得た。
水酸化カルシウム 40質量部
LLDPE1 60質量部
[マスターバッチ2~8(MB2~8)の調整]
表1に記載された配合に従って、マスターバッチ1と同様に操作して、メルトブレンドし、マスターバッチ2~8(MB2~8)を得た。
Figure 0007383896000001
<実施例と比較例>
[実施例1]
上記で得たマスターバッチ1とマスターバッチ4とマスターバッチ9とを下記の割合でドライブレンドして、炭酸ガス調整層用樹脂組成物を調製した。
マスターバッチ1 46.5質量部
マスターバッチ5 46.5質量部
マスターバッチ8 7質量部
そして、上記で得た炭酸ガス調整樹脂組成物と、ヒートシール層用のLLDPE1とを、180℃でインフレーション製膜によって積層して、下記3層構成の炭酸ガス調整シーラントフィルムを作製した。
ヒートシール層(15μm)/炭酸ガス調整層(40μm)/ヒートシール層(15μm)
得られた炭酸ガス調整シーラントフィルムを用いて、製膜性、シール強度、吸収効果について評価した。
[実施例2~14、16~20]
表2~5の記載に従って、マスターバッチ、炭酸ガス吸収剤、吸放湿剤を選択して、実施例1と同様に操作して、炭酸ガス調整層用樹脂組成物を得て、炭酸ガス調整シーラントフィルムを作製し、同様に評価した。
[実施例15]
表の記載に従って、マスターバッチ、炭酸ガス吸収剤、吸放湿剤を選択して、実施例1と同様に操作して、炭酸ガス調整層用樹脂組成物を得て、下記3層構成の炭酸ガス調整シーラントフィルムを作製し、同様に評価した。
ヒートシール層(40μm)/炭酸ガス調整層(80μm)/ヒートシール層(40μm)
[比較例1]
炭酸ガス調整層の無い、70μm厚のLLDPE1のみからなるシーラントフィルムを作製し、同様に評価した。
[比較例2]
ヒートシール層を形成せず、70μm厚の炭酸ガス調整層のみからなるシーラントフィルムを作製したこと以外は、実施例1と同様に実施して、シーラントフィルムを得て、同様に評価した。
<評価結果まとめ>
実施例1~17の炭酸ガス調整シーラントフィルムは、良好な製膜性を示し、低い炭酸ガス発生量を示した。
炭酸ガス調整層を有さず、炭酸ガス吸収剤、吸放湿剤、炭酸ガス吸収促進剤を含有していない比較例1のシーラントフィルムは、高い炭酸ガス発生量を示した。
ヒートシール層を有していない比較例2のシーラントフィルムは、炭酸ガス発生量測定用の試験片を作成する際に四方シールによるパウチ袋の作製ができず、評価を中断した。
<評価方法>
[マスターバッチ作製時の作業性]
マスターバッチ作製に用いる原料について、ふるい(100メッシュ、目開き150μm)にかけた際の作業性を、下記評価基準で評価した。
〇:メッシュ詰まりが発生せず、マスターバッチ化が容易。
×:メッシュ詰まりが発生して、マスターバッチ化が困難。
[製膜性]
積層体の外観を肉眼で観察し、不良の有無を下記評価基準で評価した。
○:積層体に皺やぶつが無かった。
×:積層体に皺やぶつが有った。
[炭酸ガス発生量]
PETフィルム1と、アルミニウム箔1と、LLDPE1からなるフィルム(70μm厚)とを、DL接着剤1を介してドライラミネート法により積層して、下記層構成の積層体を作製した。
PETフィルム1(12μm)/DL接着剤1(3g/m2)/アルミニウム箔1(7μm)/DL接着剤1(3g/m2)/LLDPE1(70μm)
得られた積層体を用いて、下記条件でシール巾10mmで四方シールして150mm×210mmサイズの、パウチ袋を作製した。この時、パウチ袋中に、炭酸ガス調整シーラントフィルム(222mm×222mm)とキムチ100gとを同梱し、ヘッドスペースが無いように封入をした。
そして、10℃環境下で30日間保存し、炭酸ガス発生量を測定した。
ヒートシール条件
温度:180℃
圧力:1kgf/cm2
時間:1秒
[ヒートシール性]
炭酸ガス発生量の測定に用いるパウチ袋作製時の四方シール時のヒートシール性を評価した。
○:問題無くヒートシールできた。
×:ヒートシールが困難だった。
Figure 0007383896000002
Figure 0007383896000003
Figure 0007383896000004
Figure 0007383896000005
1 炭酸ガス調整シーラントフィルム
2 ヒートシール層
3 炭酸ガス調整層

Claims (2)

  1. 少なくとも、炭酸ガス調整層とヒートシール層とを有する炭酸ガス調整シーラントフィルムであって、
    該炭酸ガス調整シーラントフィルムの片側面または両側表面は、該ヒートシール層であり、
    該炭酸ガス調整層は、ポリオレフィン系樹脂と、炭酸ガス吸収剤とを含有し、
    該炭酸ガス調整層中の炭酸ガス吸収剤の含有量は、0.1質量%以上、60質量%以下であり、
    該炭酸ガス吸収剤は、炭酸ガス吸収性アルカリ金属水酸化物および/または炭酸ガス吸収性アルカリ土類金属水酸化物からなり、
    該炭酸ガス調整層が、吸放湿剤および炭酸ガス吸収促進剤を、さらに含有し、
    該炭酸ガス調整層中の吸放湿剤の含有量は、0.5質量%以上、35質量%以下であり、
    該炭酸ガス調整層中の炭酸ガス吸収促進剤の含有量は、0.1質量%以上、20質量%以下であり、
    該ヒートシール層は、吸放湿剤および/または炭酸ガス吸収促進剤を含有せず、
    該吸放湿剤は、吸収した水分の再放出が可能であり、高吸放湿性樹脂、潮解性化合物、親水性ゼオライト、シリカゲル、グリセリン、ヨウ化カリウム、塩化ストロンチウム、塩化ナトリウム、硝酸カリウム、硫化カリウム、硝酸ナトリウム、塩化バリウムからなる群から選ばれる1種または2種以上を含み、
    該高吸放湿性樹脂は、セルロース系高吸水性ポリマー、ポリビニルアルコール系高吸水性ポリマー、(メタ)アクリル酸系高吸水性ポリマー、(メタ)アクリル酸塩系高吸水性ポリマーからなる群から選ばれる1種または2種以上であり、
    該潮解性化合物は、塩化マグネシウムまたは塩化カルシウムであり、
    該炭酸ガス吸収促進剤は、塩化リチウムであり、
    該ヒートシール層は、ポリオレフィン系樹脂を含有し、炭酸ガス吸収剤を含有せず、ヒートシール性を有することを特徴とする、
    炭酸ガス調整シーラントフィルム。
  2. 請求項1に記載された炭酸ガス調整シーラントフィルムから作製された、発酵食品向け
    包装材料用の、炭酸ガス調整シーラントフィルム。
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