JP7382580B2 - 機器管理システム、機器、及び、機器管理方法 - Google Patents

機器管理システム、機器、及び、機器管理方法 Download PDF

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Description

本開示は、機器管理システム、機器、及び、機器管理方法に関する。
近年、生活家電(機器ともいう)が、当該機器を制御するクラウドである家電制御クラウド(制御クラウドともいう)にネットワークを介して接続され、制御クラウドによる制御の下で動作する形態がある(非特許文献1参照)。
特開2016-63520号公報
しかし、機器を使用するユーザが、必ずしも、ネットワークに接続するための設定などをして、機器を制御クラウドに接続するとは限らない。機器が制御クラウドに接続されなければ、制御クラウドによる機器の管理を効率よく行うことができないという問題がある。
そこで、本開示は、機器の管理を効率よく行うことができる機器管理システムなどを提供する。
本開示の一態様に係る機器管理システムは、ネットワークに通信接続されているサーバと、前記ネットワークに通信接続されている、遠距離無線通信の基地局と、前記基地局に通信接続する機器であって、当該機器の状態を示す状態情報を、前記基地局を介して前記サーバに送信する機器と、を備える。
なお、これらの全般的または具体的な態様は、機器、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD-ROMなどの記録媒体で実現されてもよく、機器、方法、集積回路、コンピュータプログラムおよび記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本開示の機器管理システムは、機器の管理を効率よく行うことができる。
図1は、生活家電の進化を示す説明図である。 図2は、第三世代の生活家電のアーキテクチャと外部サービス連携の例を示す説明図である。 図3は、第三世代の生活家電のアーキテクチャとAIスピーカー連携の例を示す説明図である。 図4は、第三世代の生活家電の第一の課題を示す説明図である。 図5は、第三世代の生活家電の第二の課題を示す説明図である。 図6は、ネット接続機能内蔵家電のネット接続率を示す説明図である。 図7は、クラウド生活家電のネット接続などを示す説明図である。 図8は、常時接続IoT生活家電で利用可能な通信方式(Wi-Fi、LPWA)の特徴を示す表である。 図9は、第四世代の生活家電(常時接続IoT家電)のアーキテクチャと外部サービス連携を示す第一の説明図である。 図10は、第四世代の生活家電のアーキテクチャと外部サービス連携を示す第二の説明図である。 図11は、第四世代の生活家電のアーキテクチャと外部サービス連携を示す第三の説明図である。 図12は、第四世代の生活家電のアーキテクチャと外部サービス連携を示す第四の説明図である。 図13は、生活家電のアーキテクチャの進化を示す図である。 図14は、第四世代の生活家電の機能分担(機能の外部化)について説明するための図である。 図15は、機器管理システムの構成を示すブロック図である。 図16は、IoT家電である機器の第1の例のブロックを示す構成図である。 図17は、IoT家電制御クラウドであるサーバのブロックを示す構成図である。 図18は、製造時または修理時の情報を通知する機能を有する機器において、状態情報をサーバに通知する処理フローの一例を示す図である。 図19は、製造時または修理時に機器がサーバに送信する状態情報の一例を示す表である。 図20は、サーバにおける機器の通電状態を判断する処理の第1の例を示すフローチャートである。 図21は、サーバにおける機器の通電状態を判断する処理の第2の例を示すフローチャートである。 図22は、サーバにおける、通電状態でない機器の設置状態を推定する処理の一例を示すフローチャートである。 図23は、非通電状態の機器の通信頻度をサーバが制御する処理の一例を示すシーケンス図である。 図24は、サーバにより決定される更新間隔と、非通電状態になってからの経過時間との関係を示すグラフである。 図25は、IoT家電である機器の第2の例のブロックを示す構成図である。 図26は、機器の使用時に機器が設置されている地域を取得する方法の例を示す図である。 図27は、機器の流通経路におけるファームウェアバージョンを通知する例について説明するための図である。 図28は、ECサービスと連携した家電管理サービスにおけるユーザと機器との紐付ける処理について説明するための図である。
本開示の一態様に係る機器管理システムは、ネットワークに通信接続されているサーバと、前記ネットワークに通信接続されている、遠距離無線通信の基地局と、前記基地局に通信接続する機器であって、当該機器の状態を示す状態情報を、前記基地局を介して前記サーバに送信する機器と、を備える。
このため、機器は、サーバに機器の状態情報を例えば定期的に送信することができる。このため、サーバは、機器の最新の状態情報を取得することができ、機器の管理を効率よく行うことができる。
また、前記機器は、前記基地局と前記遠距離無線通信用の通信モジュールと、前記通信モジュールを駆動する電力を前記通信モジュールに供給する通信用バッテリと、を有し、前記通信モジュールは、前記機器の電源がオフである場合に、前記基地局を介して前記サーバに前記状態情報を送信してもよい。
このため、通信モジュールは、機器の電源がオフの場合であっても、基地局と通信することができるため、機器の状態情報をサーバに送信することができる。
また、前記機器は、さらに、前記機器の電源がオンである場合に、前記機器の動作を制御する制御部と、前記制御部による制御状態を逐次保持する保持部と、を有し、前記通信モジュールは、前記機器の電源がオフである場合に、前記保持部に逐次保持された前記制御状態を読み出して、読み出された前記制御状態を前記状態情報として前記基地局を介して前記サーバに送信してもよい。
このため、通信モジュールは、機器の電源がオフの場合であっても、機器の制御状態を状態情報としてサーバに送信することができる。
また、前記基地局は、LPWA(Low Power, Wide Area)の基地局であり、前記通信モジュールは、前記LPWAの通信モジュールであってもよい。
このため、機器は、機器の通電状態をサーバに送信することができる。
また、前記状態情報は、前記機器が通電しているか否かを示す通電状態を含んでもよい。
このため、機器は、ネットワークと常時接続された状態を容易に実現できるため、機器の状態情報を定期的にサーバに送信することができる。
また、前記サーバは、前記機器から前記状態情報を受信し、受信された前記状態情報に応じて通知情報を生成し、生成された通知情報を前記機器に送信してもよい。
このため、サーバは、機器の状態に適した通知情報を機器に送信することができる。
また、機器であって、遠距離無線通信の基地局に通信接続する通信モジュールであって、前記機器の状態を示す状態情報を、前記基地局を介して、前記基地局にネットワークで通信接続されているサーバに送信する通信モジュールを備えてもよい。
このため、機器は、サーバに機器の状態情報を例えば定期的に送信することができる。
また、前記機器は、さらに、前記通信モジュールを駆動する電力を前記通信モジュールに供給する通信用バッテリを有し、前記通信モジュールは、前記機器の電源がオフの場合に、前記基地局を介して前記サーバに前記状態情報を送信してもよい。
このため、通信モジュールは、機器の電源がオフの場合であっても、基地局と通信することができるため、機器の状態情報をサーバに送信することができる。
また、前記機器は、さらに、前記機器の電源がオンである場合に、前記機器の動作を制御する制御部と、前記制御部による制御状態を逐次保持する保持部と、を有し、前記通信モジュールは、前記機器の電源がオフである場合に、前記保持部に逐次保持された前記制御状態を読み出して、読み出された前記制御状態を前記状態情報として前記基地局を介して前記サーバに送信してもよい。
このため、通信モジュールは、機器の電源がオフの場合であっても、機器の制御状態を状態情報としてサーバに送信することができる。
また、前記基地局は、LPWA(Low Power, Wide Area)の基地局であり、前記通信モジュールは、前記LPWAの通信モジュールであってもよい。
このため、機器は、機器の通電状態をサーバに送信することができる。
また、前記状態情報は、前記機器が通電しているか否かを示す通電状態を含んでもよい。
このため、機器は、ネットワークと常時接続された状態を容易に実現できるため、機器の状態情報を定期的にサーバに送信することができる。
なお、これらの全般的または具体的な態様は、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD-ROMなどの記録媒体で実現されてもよく、方法、集積回路、コンピュータプログラムおよび記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者(ら)は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
以降において、本発明に至る背景、及び、本発明により解決すべき課題を詳細に説明した後で、実施の形態を説明する。
(本発明に至る背景)
図1は、生活家電の進化を示す説明図である。
図1に生活家電(洗濯機、冷蔵庫等の白物家電とエアコン、加湿空気清浄機等)のアーキテクチャの進化を示す。
第一世代(1990年以前)の生活家電機器は、コンプレッサ、モータ等のハードウェアを、LSI(Large-scale Integrated Circuit)等で作った制御ロジックにより実現していたため、単機能の製品となっていた。
第二世代(1990年以降2010年くらいまで)のマイコン内蔵生活家電機器には、マイコンが導入され、マイコンのソフトウェアを作成することにより、複雑な制御が可能になったことにより、多機能な家電が実現できた。しかしながら、出荷後マイコンを変更することで機能を変更、追加することはできなかった。
第三世代(2012年以降)のクラウド家電は、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)(以下BTとする)等の通信機能を持ち、ホームGW(ゲートウェイ)とブロードバンド回線網とを経由してIoT(Internet of Things)家電制御クラウドに接続可能になった。このため、出荷後もクラウドから本体内のマイコンのソフトウェアを更新することもできるようになった。マイコンのソフトウェアは更新しないで、クラウド側の該当機器の制御機構を更新すること等により、出荷後も機能追加、更新を行うことができるようになった。ここで、IoT家電制御クラウドとは、ブロードバンド回線網などの通信路を通じて家電機器を制御するクラウド(サーバとネットワークとの集合体)であり、クラウド型のサービスの1つである。
図2は、第三世代の生活家電のアーキテクチャと外部サービス連携の例を示す説明図である。
第三世代のクラウド生活家電(洗濯機、冷蔵庫等の白物家電とエアコン、加湿)の場合は、スマートフォンのAPPs(アプリケーション)からIoT家電制御クラウドの各生活家電制御機構を経由して、家庭内の各生活家電にアクセスすることが可能になる。
このため、スマートフォンのAPPsから各生活家電の動作状況を遠隔監視したり、遠隔動作制御(起動、停止、温度調節、洗剤投入等)したりすることができる。また、ECサービスクラウド又は見守りサービスクラウド等の外部サービス群と、IoT家電制御クラウド内の各生活家電制御機構とが連携することにより、各種クラウドサービスから生活家電を制御したり、生活家電の動作情報(ログ等)を取り出し、それを外部サービスで利用したりすることが可能になる。
図3は、第三世代の生活家電のアーキテクチャとAI(Artificial Intelligence、人工知能)スピーカー連携の例を示す説明図である。
第三世代のクラウド生活家電(洗濯機、冷蔵庫等の白物家電とエアコン、加湿)の場合は、音声対話機能を実現するAIスピーカーから、ホームGW経由でクラウド内のAIスピーカー制御機構にアクセスし、そのAIスピーカー制御機構が各生活家電制御機構にアクセスすることで、ユーザがAIスピーカーから音声対話で各生活家電を遠隔制御することも可能になる。
(解決すべき課題)
図4は、第三世代の生活家電の第一の課題を示す説明図である。第一の課題は、Wi-Fi GWがない家庭では、第三世代の家電の機能を使うことができない、という課題である。
ある家庭が第三世代のクラウド生活家電(洗濯機、冷蔵庫等の白物家電とエアコン、加湿)を購入した場合でも、その家庭にWi-Fi等のホームGWがなくブロードバンド回線網に接続できない場合は、クラウド家電がIoT家電制御クラウドに接続できない。この場合、IoT家電制御クラウドから家電にアクセスすることが不可能なため、第三世代の生活家電が掲げる、購入後のクラウド側での機能進化による商品付加価値向上という目的を達成することができない。そのため、IoT家電でありながら製造時に機能が固定されていた従来型の第二世代生活家電(マイコン生活家電)としてしか使用できない。
図5は、第三世代の生活家電の第二の課題を示す説明図である。第二の課題は、Wi-Fi GWが家庭にあってもユーザが第三世代の生活家電をWi-Fi GWに接続しない、という課題である。
スマートフォン、タブレット、PC等の情報機器、又は、AIスピーカーは、Wi-Fi等によるインターネット接続機能がないと、ユーザがその製品に望む本来の機能が使えない。また、スマートフォン又はAIスピーカーには、インターネットに接続し、ユーザ情報(メールアドレス、アカウント等)を設定しないと、そもそも使えない機器もある。ユーザはそれらの機能を使いたいためにその機器を購入したため、ユーザは必ずユーザID設定又はWi-Fi設定を行い、インターネットに接続させる。
スマートTVの場合も、Youtube、Netflix、Amazon Prime Video等の映像配信サービスが普及しており、これらの映像コンテンツを大画面TVで視聴するために、ユーザ(もしくは設置業者)がWi-Fiの設定を行うことが多い。
クラウド生活家電の場合は、ユーザが面倒なWi-Fi設定を行ったことで利用可能になるインターネットサービスが判り難かったり、このインターネットサービスの利用価値性がユーザにとって必要な機能と思えなかったりするため、ユーザは最初からインターネット接続設定を行わないことが多い。
また、購入直後は、Wi-Fi設定を行うが、インターネットサービスの利便性が比較的高くないとユーザが考えた場合は、折角接続したものを解除したり、何らかの理由で接続が切れても再接続しない場合も多い。
従って、情報機器とAIスピーカーとについてはほぼ100%接続が期待できるため、インターネットに接続されることを前提に各種クラウドサービスを開発することが可能であるが、TV又は生活家電の場合は、100%の接続率はほぼ期待されない。
図6は、ネット接続機能内蔵家電(AVと生活家電)のネット接続率を示す説明図である。
前述のクラウド生活家電は、Wi-Fi又はBluetoothなどの通信手段が実装されることによって、IoT家電制御クラウドへの接続が実現され、各種クラウドサービスを利用することで、マイコン生活家電にない顧客価値を提供できる。このため、Wi-Fi等の通信手段をクラウド生活家電に実装することによるコスト増加を上回る顧客価値を提供できることで顧客満足度を向上させることができる。
しかしながら、前述の通信手段は、以下に示すような多くのケースで機器を保有するユーザによる設定がなされないという課題、つまりはクラウド生活家電がクラウドへ接続されないと、マイコン生活家電と同じ顧客価値しか提供できないという課題がある。
(1)Wi-Fiを接続するためには、ユーザは宅内にWi-Fiのアクセスポイントを用意する必要がある。しかしながら、インターネットの接続はスマートフォンからしか行わないユーザ、つまり通信キャリアが用意する通信網しか使用しないユーザにとってWi-Fiのアクセスポイントを宅内に保有していないケースがある。
(2)Wi-Fiのアクセスポイントが宅内に存在していたとしても、家電の接続設定の煩雑さ、例えばWi-Fiのパスワード入力を筆頭とする接続作業のために、万人が容易にWi-Fiの接続設定を出来るとは言い難い。
実際、図6のように2017年の日本市場でのクラウド対応TV又はクラウド生活家電のネットワーク接続率は、50%以下に留まり、多くのユーザがクラウド生活家電をマイコン生活家電として使っていることがわかる。
図7は、クラウド生活家電のネット接続などを示す説明図である。
クラウド生活家電がクラウドに接続されていない場合、IoT家電制御クラウドからクラウド生活家電にアクセスすることが不可能である。このため、クラウド生活家電で実現可能な、購入後のクラウド側での機能進化による商品付加価値向上機能を利用することができない。
そのため、クラウド生活家電でありながら、製造時に機能が固定されていた従来型のマイコン生活家電と同等の機能しか使えない。
本来のクラウド生活家電であれば、万が一リコールなどが発生した際にも対象家電に対して緊急停止指示、リモートファーム更新、又は、ユーザへのメール通知などの対応を取ることができる。しかし、接続率の低い、現状では、製造メーカは、これらのIoT家電制御クラウドから、クラウド生活家電を制御する機能をつかうことができないことが多い。このため、対象クラウド生活家電の全部に対して、遠隔監視、制御ができれば実現可能な、リモートメンテナンス又はリコール通知等の機能が十分機能しない。
そこで、Wi-Fi又はBT等の通信手段が実装されたクラウド生活家電が、実際にはクラウドへ接続されづらい状況もあるなか、家電以外の機器又はセンサをIoT化するための様々な通信手段が利用可能になってきた。
特に、LPWA(Low Power Wide Area)と総称されるIoT向け利用に特化して開発された無線通信手段が実用化され、IoT時代に適した通信方式として注目されている。
LPWA無線の特徴は、LTE(Long Term Evolution)に比べ、小規模の半導体実装により端末コストを削減できること、非常に長い通信距離(~10km)が得られる低レート変調により基地局数を削減できることとによって、無線回路とインフラ設備との両方の低コスト化を実現したことである。反面、伝送レートを下げて受信感度を改善する手法を取っているため、伝送できるデータ量は小さい。
LPWA無線を家電機器に搭載することにより、利用者がインターネット回線を契約する必要がなくなり、家電機器が直接的に基地局に接続されて、クラウドサーバに接続したサービスを非常に低コストに実現できる可能性がある。
LPWAは、セルラーLPWAとノンセルラーLPWAとに分類される。セルラーLPWAは、セルラーキャリアに割り当てられた周波数バンド(ライセンスバンド)を用い、セルラー回線(LTEなど)の1つとして提供されるものである。
ノンセルラーLPWAは、各国に存在するノンライセンスバンドを用いてチャネル使用費用が不要となることを利用してLPWA無線を使用するものである。ノンライセンスバンドは他の無線システムとの共用利用となるため、チャネルを独占しないための制限が各国の電波法で規定されている。
以下に代表的なLPWA方式について述べる。
図8は、常時接続IoT生活家電で利用可能な通信方式(Wi-Fi、LPWA)の特徴を示す表である。
(1)セルラーLPWA
(1-1)NB-IoT
GSM(登録商標)(2G)方式を起源とし、低伝送レート化とLTE通信シーケンスの優位性を適用し、IoT向けのデータ伝送に特化した仕様となっている。チャンネル間隔をGSMと同じ200kHzにすることで、GSMチャネルへの置換え運用を容易にしている。上り送信のピークレートを62.5kbpsと低速化し、また複数回の繰返し送信(64回)で蓄積受信することで、感度点の改善を行っている。最大リンクバジェットは130dBと大きい。また、送信電力を100mW(GSMは2W)に抑える仕様とし、ピーク電流を抑えて電池1本での運用を可能としている。
(1-2)LTE-M(CAT-M)
LTE(4G)方式を起源とし、LTEの最小チャネル間隔(1.4MHz)を用いて通信を行う方式である。LTEのスロット構成に準拠しているため、従来LTEの通信スロットに混在させて運用することができる。上り送信のピークレートを1Mbpsと低速化し、繰り返し送信で蓄積受信することで、感度点の改善を行っている。最大リンクバジェットは130dBである。
伝送レートがやや高いため、電池駆動時の消費電力が最も小さい。送信電力は200mWである。
(2)ノンセルラーLPWA
(2-1)LoRa
従来の小電力無線バンド(ISMバンド)を用いるが、超低レート変調により受信感度を改善している。超低レート変調の実現方法は、LoRaチャープ変調と呼ばれる特殊な拡散変調を用いる。LoRaチャープ変調の特徴は、250bpsの低伝送レートと拡散帯域125kHzとを実現し、妨害ノイズに強く高感度が得られることである。また、同一帯域幅で複数のデータレートを選択でき、これらを同一チャネルで同時に受信できるので、通信容量のキャパシティが改善される。最大リンクバジェットは149dBである。送信電力は20mWである。
従来の小電力無線の特徴(小電力、小電流ピーク)を継承しており、電池1本で10年駆動又はコイン電池での駆動が可能である。
LoRa Allianceで仕様を統一し、事業者間の相互接続を可能とした。
(2-2)SIGFOX
従来の小電力無線バンド(ISMバンド)を用いるが、超低レート変調により受信感度を改善している。超低レート変調の実現方法は、狭帯域FSK変調であり、基地局側でデジタル復調処理を工夫することで、周波数誤差の問題を克服した。SIGFOX変調では、上り100bps、下り600bpsの固定レートとなる。周波数を変えた複数回送信をすることで妨害ノイズの影響を回避している。固定レートおよび同時多重受信不可のため、通信容量のキャパシティは比較的小さい。最大リンクバジェットは158dBである。送信電力は20mWである。
SIGFOXは、従来の小電力無線の特徴(小電力、小電流ピーク)を継承しており、電池1本で10年駆動又はコイン電池での駆動が可能である。
SIGFOX独自仕様となり、基地局をSIGFOX1社で独占する形態をとる。
SIGFOXは、片方向通信しかできないため、センサ系IoTには使えるが、IoT生活家電には適さない。
図8に示されるように、常時接続IoT生活家電を実現するためには、LPWA技術とWi-Fiとの組み合わせが適切と考えられる。しかしながら、上述したような3方式のLPWAの特質はそれぞれ異なるため、通信品質を重視すればコストが高くなり、反対にコストを重視すると通信品質が悪く安定的な通信が確保できないリスクがある。このため、常時接続IoT家電が1つの方式のLPWAを選択することは難しい。
(実施の形態)
以降において、適切に制御クラウドに接続され、制御され得る機器について説明する。
図9は、第四世代の生活家電(常時接続IoT家電)のアーキテクチャと外部サービス連携を示す第一の説明図である。生活家電は、例えば、洗濯機、冷蔵庫等の白物家電とエアコン、加湿空気清浄機であり、単に機器ともいう。
第三世代の生活家電の課題を解決するためには、生活家電を利用する全てのユーザがWi-Fi GWを持ち、生活家電をインターネットに接続し継続的に利用したいと思わせるサービス開発を行い、かつ、簡単にWi-Fi設定をできるようにする必要があった。
しかし、近年多様な通信手段の台頭により従来よりも簡単に家電をクラウドに接続できる、LPWA(Low Power Wide Area)と総称される通信手段が提唱され、注目されている。
LPWAの特徴は、ユーザが設定することなく利用することができ、非常に長い通信距離(~10km)を実現し、電波の届くところなら必ず基地局につながることである。
第四世代の生活家電(常時接続IoT家電)においては、LPWAを生活家電に搭載することにより、ユーザがWi-Fi GWを用意し、面倒なWi-Fi設定をすることなく、クラウドと接続することが可能となり、購入後のクラウド側での機能拡張などが可能となる。
図10は、第四世代の生活家電のアーキテクチャと外部サービス連携を示す第二の説明図である。
LPWAは、前述の通り優れた特徴を持つ反面、伝送レートを下げて受信感度を改善する手法を取っているため、伝送できるデータ量はWi-Fi又はLTEなどに比べて小さい。そのため、第四世代の生活家電(以下、「常時接続IoT家電」とも言う。)においてはLPWAだけでなく、第三世代の生活家電同様Wi-Fiも併せ持つことで用途に応じた適切な通信を可能とする。
図11は、第四世代の生活家電のアーキテクチャと外部サービス連携を示す第三の説明図である。
第三世代の生活家電の大きな課題の一つであった、ユーザに面倒なWi-Fi設定を強いるという点も、以下に例を示すようにLPWAをWi-Fi設定に活用することで設定を簡単にすることができる。
(1)クラウドにWi-Fi設定を入力し、第四世代の生活家電はLPWAを利用して、クラウドからWi-Fi設定を取得しWi-Fi GWに接続する。
(2)一台の第四世代の生活家電にWi-Fi設定を入力し、LPWA経由で、宅内他機器に送信、他機器はその設定を用いてWi-Fi GWに接続する。
図12は、第四世代の生活家電のアーキテクチャと外部サービス連携を示す第四の説明図である。
LPWAは、前述の通り、伝送できるデータ量はWi-Fiなどに比べて小さいという課題に関しても、複数のLPWAを同時に持つことで解決することができる。LPWAは主だった体系としてセルラーLPWAとノンセルラーLPWAとに分類される。セルラーLPWAは、セルラーキャリアに割り当てられた周波数バンド(ライセンスバンド)を用いるため、ノンセルラーLPWAに比べ伝送できるデータ量が大きいという特徴があり、ノンセルラーLPWAはライセンス不要のため、家電メーカ主導で置局することも可能なため、カバーエリアを管理しやすいという特徴がある。Wi-Fiに加え少なくとも一つ以上のLPWAを持つことで家電稼働中は常にクラウドにつながった状態を保持できる常時接続IoT家電を実現する。
図13は、生活家電のアーキテクチャの進化を示す図である。
第一世代(1990年以前)の生活家電機器は、例えばコンプレッサ、モータ等のメカニクスと制御ロジックとにより実現された単機能製品である。
第二世代(2010年くらいまで)の生活家電機器は、マイコンを内蔵しており、マイコンにマイコンソフトを実行させることにより、複雑な制御が可能となった。このため、第二世代の生活家電機器は、多機能である。ただし、第二世代の生活家電機器は、出荷後において、マイコンソフトを変更することで機能を変更したり、追加したりすることは困難であった。
第三世代(2012年以降)のクラウド家電は、Wi-Fi、Bluetooth等の通信機能を持ち、ホームGWとブロードバンド回線網とを経由してIoT家電制御クラウドに接続可能になった。このため、クラウド家電は、出荷後であってもIoT家電制御クラウドから本体内のマイコンソフトを更新することも、マイコンソフトを更新しないで、クラウド側の該当機器の制御機構を更新すること等により、機能の追加または機能の更新を行うことができるようになった。ただし、Wi-Fi等では、出荷された全製品を接続することが難しく、クラウド機能が使えない場合が多かった。
第四世代(2020年以降)LPWA等の常時接続機能を搭載した常時接続IoT家電では、出荷された全製品を接続することができるため、クラウドの機能がすべての製品で利用可能になると考えられている。
図14は、第四世代の生活家電の機能分担(機能の外部化)について説明するための図である。
第四世代のクラウド生活家電(洗濯機、冷蔵庫等の白物家電とエアコン、加湿空気清浄機等)の場合は、生活家電と、クラウド(サーバ)と、スマートフォン等のUI機器との間を常時接続機能で繋ぐことで、クラウドと、スマートフォンと、生活家電などの機器とに機能分担(機能の外部化)を実現することができる。このため、機器が出荷された後も、クラウド側で機能変更や追加を行うことで、生活家電の機能・性能改善が可能となる。
また、第四世代のクラウド生活家電では、出荷された製品の全数の常時接続を容易に実現できるため、出荷後も全製品の遠隔監視および遠隔制御が可能となる。このため、品質保証機能の大幅改善が期待できる。また、不幸にも製品をリコールするような事態になっても、クラウドは、出荷後も機器と通信接続され、トレースできるため、リコールの対象製品に対し、故障の告知、強制停止等の対応を実行できる。このため、リコール費用の大幅低減が可能となる。
次に、本実施の形態に係る機器管理システム1について、図9で説明した構成を例にして説明する。
図15は、機器管理システムの構成を示すブロック図である。
図15に示されるように、機器管理システム1は、サーバ20と、基地局30と、機器10とを備える。
サーバ20は、インターネットなどのネットワークに通信接続されており、IoT家電制御クラウドとして機能する。サーバ20は、ネットワークを介して機器10から状態情報を受信し、受信された状態情報に応じて通知情報を生成し、生成された通知情報を機器10に送信する。サーバ20の詳細な機能については後述する。
基地局30は、例えばLPWA基地局であり、IoT家電がネットワークに常時接続するための遠距離無線通信に用いられる基地局である。図15では、1つの基地局30が図示されているが、機器管理システム1は、複数の基地局30を備える。
機器10は、上述した第四世代の生活家電、つまり、常時接続IoT家電であり、複数の基地局30のうちの一の基地局30に通信接続する。機器10は、機器10の状態を示す状態情報を、機器10に内蔵されているLPWA通信モジュールを用いて、一の基地局30を経由してサーバ20に逐次送信する。
なお、状態情報は、例えば、「機器固有ID」、「通信モジュールID」、「通信モジュール種別」、「送信日時」、「通電状態」、などを含む。通電状態は、機器10が通電しているか否か、つまり、電源がオンであるかオフであるかを示す。状態情報は、上記以外にもソフトウェアのバージョン情報を含んでいてもよい。これにより、サーバ20は、機器10がどのような状態で動作しているのかをより正確に管理することができる。
次に、基地局30は、状態情報を逐次受信すると、逐次受信された状態情報と共に当該基地局30に固有の情報である固有情報をサーバ20に逐次送信する。ここで、基地局30が状態情報を転送する際に、状態情報と共に送信される固有情報は、当該基地局を識別する基地局IDであってもよいし、当該基地局が設置されている位置を示す位置情報であってもよい。
本実施の形態に係る機器10は、サーバ20に機器10の状態情報を例えば定期的に送信することができる。このため、サーバ20は、機器10の最新の状態情報を取得することができ、機器10の管理を効率よく行うことができる。
次に、機器10およびサーバ20の構成についてそれぞれ説明する。
図16は、IoT家電である機器10の第1の例のブロックを示す構成図である。
図16に示されるように、機器10は、通信モジュール101と、制御部104と、機能モジュール107と、保持部108と、電源部109と、通信用バッテリ110と、操作部111と、表示部112とを備える。
通信モジュール101は、機器10を管理するサーバ20に、特定の回線網を介して接続する。通信モジュール101は、例えば、LPWAなどの遠距離無線通信を行うための通信モジュールである。なお、通信モジュール101は、図8を用いて説明した、3方式のLPWAおよびWi-Fiのうちの少なくとも1方式のLPWAを行う通信モジュールを含んでいてもよい。つまり、通信モジュール101は、複数の方式のLPWAをそれぞれ行う、複数の通信モジュールを含んでいてもよいし、LPWAおよびWi-Fiをそれぞれ行う複数の通信モジュールを含んでいてもよい。通信モジュール101は、通信モジュールのモジュールIDを保持している保持部102を有する。通信モジュール101は、通信方式が異なる複数の通信モジュールを有している場合には、保持部102は、複数の通信モジュールのそれぞれのモジュールIDを保持している。
制御部104は、機器10の電源がオンである場合に、機器10の動作を制御する。具体的には、制御部104は、機能モジュール107を制御することで、機器10の動作を制御する。また、制御部104は、機器10の状態情報を生成し、生成された状態情報を、通信モジュール101を用いてサーバ20に送信してもよい。制御部104は、具体的には、機器10の電源部109の電源の入/切を示す通電状態を取得することで通電状態を含む状態情報を生成してもよいし、機能モジュール107が発揮している機能を示す機能情報を含む状態情報を生成してもよい。制御部104により生成される状態情報は、上記で説明した「機器固有ID」、「通信モジュールID」、「通信モジュール種別」、「送信日時」などを含んでいてもよい。また、制御部104は、通信モジュール101を介してサーバ20から受信した情報に基づく画像を表示部112に表示させてもよい。
機能モジュール107は、機器10の機能を発揮するモジュールである。
保持部108は、機器10ごとの固有のIDを保持している記憶装置である。なお、以下では、状態情報のサーバ20への送信を、状態情報の通知と称する場合もある。
電源部109は、外部電源から電力を受け、機器10内部の構成要素に電力を供給する。
通信用バッテリ110は、通信モジュール101などに通信モジュール101などを駆動する電力を供給する電池である。通信用バッテリ110は、一次電池であってもよいし、二次電池であってもよい。これにより、通信モジュール101は、機器10の電源がオフである場合であっても、基地局30を介してサーバ20に状態情報を送信する。つまり、通信モジュール101は、機器10の通電状態が電源オンであるか電源オフであるかに関わらず、基地局30と通信することができるため、常時、サーバ20に状態情報を送信することができる。
操作部111は、機器10に対するユーザによる操作を受け付ける入力装置である。操作部111は、機器10が冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器などのように、開閉するドア、扉などを有する場合、これらのドア、扉などであってもよい。
表示部112は、さまざまな情報を画像として表示する表示装置である。
機器10の構成について、冷蔵庫を例として詳しく説明する。
IoT機器としてネット接続されているとしても、冷蔵庫である機器10は、家電として利用されるものであり、家電として本来の機能を実現するための各種モジュールを備えている。冷蔵庫であれば、庫内を冷却するためのコンプレッサ、扉が開かれた際に庫内を照らす照明装置、庫内の温度又は湿度を測定するためのセンサなどがこうしたモジュールにあたる。このようなモジュールが機能モジュール107に相当する。また、冷蔵庫又はエアコンなどの大型家電機器は、電源部109を介して外部電源に接続される構成が一般的である。
また、近年の家電機器では様々な便利機能を制御するために、マイクロコンピューター又はプロセッサを用いた制御部104が搭載されていることが一般的である。例えば、製氷機能を持つ冷蔵庫であれば、製氷された氷を保存しておく専用皿内に設置されたセンサで製氷の是非を判断し、新たな氷を作るような動作を行う。こうした詳細な動作を行うために、マイクロコンピューター又はプロセッサと、そこで実行されるソフトウェアによって制御が行われている。
さらに、機器10は、ユーザに対して様々な情報を提示するための表示部112、又は、ユーザが複雑な操作を行うための操作部111をもつ。
従来の機器の表示部は、複数のランプ又は数桁の数字での表示など限定的な方法で、異常状態の表示又は通電の有無など最低限必要な表示だけを行っていた。また、操作も数個のボタンだけで、急速冷凍の指示又は異常時のリセット操作などシンプルな操作を行ってきた。
これに対して、機器10は、小型のタッチパネルディスプレイを、操作部111及び表示部112として備え、より複雑な状態の表示、及び、各種の設定が可能である。
機器10に対し、IoT家電を特徴付けるものが、通信モジュール101である。通信モジュール101は、Wi-Fi又はLTEなど様々な通信手段のなかのいずれか、または複数の方式でインターネットへの接続を可能とする。通信モジュールが複数搭載されている場合にはそれぞれ通信モジュールごとに独立した通信モジュールIDが付与され、通信方式によっては例えばLTEにおける電話番号のように通信識別子としての役割をになう。インターネットと接続することにより、制御部104で収集した各種情報をサーバ20に送付すること、又は、反対にサーバ20から機器10の制御に必要となる情報を取得することが可能である。さらに、近年ではLPWAと呼ばれる、通信速度は低いものの、低消費電力でネット接続が可能な技術も出てきている。LPWAでは、外部電源とは別に機器10内に通信用バッテリ110を持つことで、外部電源に接続されていない場合でも最低限の通信が可能となる。また、通信によっては、特定の家電機器を指定して制御を行う必要もあるため、機器10ごとの固有IDを保持する保持部108を備えることも想定される。なお、通信用バッテリ110を有していない機器10も存在しうる。
図17は、IoT家電制御クラウドであるサーバ20のブロックを示す構成図である。
図17に示されるように、サーバ20は、通信部201と、制御部202と、記憶部203とを有する。
通信部201は、インターネットなどのネットワークに通信接続することで、機器10により逐次送信された状態情報および固有情報を逐次受信する。また、通信部201は、制御部202の処理結果をネットワークおよび基地局30を介して、機器10または操作機器40に送信してもよい。
制御部202は、通信部201により互いに対応するタイミングで逐次受信された状態情報および固有情報を対応付けて記憶部203に逐次記憶する。制御部202は、所定のプログラムを実行することで、記憶部203に記憶された状態情報または固有情報を用いた処理結果を通信部201に機器10または操作機器40へ送信してもよい。
制御部202は、所定のプログラムを記憶している不揮発性メモリと、所定のプログラムを実行するプロセッサとにより実現される。制御部202は、上記の機能を実現する専用回路により実現されてもよい。
記憶部203は、通信部201により受信された状態情報および固有情報を記憶する。記憶部203は、制御部202による処理結果を記憶してもよい。記憶部203は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)などにより実現される。
次に、機器10が製造または修理の時に送信される状態情報について説明する。
図18は、製造時または修理時の情報を通知する機能を有する機器10において、状態情報をサーバ20に通知する処理フローの一例を示す図である。図19は、製造時または修理時に機器10がサーバ20に送信する状態情報の一例を示す表である。
図16を用いて既に説明したように、機器10は、基地局30を介してネットワークに接続することで状態情報をサーバ20に送信する。機器10は、例えば、製造時または修理時の情報を状態情報として送信する。これにより、サーバ20は、受信された情報を蓄積することができ、蓄積された情報を用いて機器10を管理することで、機器10の製品ライフサイクルの全期間における品質を保持することができる。
このような機器10は、例えば、初回通信確立時の基地局IDを、製造工場を示す情報としてサーバ20に送信してもよい。また、機器10は、初回通信確立時の日時を、製造日時を示す情報としてサーバ20に送信してもよい。機器10は、これらの情報を状態情報に含めてサーバ20に送信してもよい。なお、機器10が基地局IDを送信しなくてもよく、基地局30が、機器10から受信した状態情報に基地局IDを付加して、基地局IDが付加された状態情報をサーバ20に送信してもよい。サーバ20は、機器10により送信された上記の情報を製造情報として保存しておくことで、製品ライフサイクル全期間に亘って、機器10の製造日からの経過時間を算出することができる。また、サーバ20は、機器10の製造工場および製造日を記憶しておくことができる。
これらの情報を基に、サーバ20は、リコール対象となった機器10の製造工場および当該製造工場におけるリコール対象となった機器10が製造された期間を特定することが容易にできる。よって、サーバ20は、出荷後の機器であっても、リコール対象となった製造工場および期間で絞り込むことで、リコール対象となった複数の機器を特定することができる。このため、サーバ20は、リコール対象となった機器10、または、ユーザの操作機器40に、当該機器10がリコール対象となっていることを通知することができる。
また、サーバ20は、機器10の製造日からの経過期間を算出できるため、機器10が設計耐用年数を超過した場合に、機器10が設計耐用年数を超過したことを示す情報を、例えば、機器10または操作機器40に送信することで、ユーザに通知することができる。これにより、事故を未然に防止することができる。
また機器10が修理された場合、機器10は、例えば、修理後に最初に通信が確立された基地局30の基地局IDを、修理工場を示す情報としてサーバに20に送信してもよい。また、機器10は、修理後に最初に通信が確立された通信日時を、修理日時を示す情報としてサーバに送信してもよい。機器10は、これらの情報を状態情報に含めてサーバ20に送信してもよい。サーバ20は、機器10により送信された、上記の情報を修理情報として保存しておくことで、修理の履歴を管理することができる。
図19に示されるように、機器10は、初回通信確立時において、製造工場を示す情報および製造日時を示す情報を製造情報としてサーバ20に送信してもよい。また、機器10は、修理後における通信確立時において、修理工場を示す情報および修理日時を示す情報を修理情報としてサーバ20に送信してもよい。なお、修理後であるか否かを示す情報は、修理工場の作業者が修理対象の機器10が修理中または修理後であることを示す情報を機器10の機器IDと共にサーバ20に送信することで、サーバ20に当該機器10が修理中または修理後であることを通知してもよい。
なお、機器10は、送信した製造情報または修理情報を含む状態情報を保存してもよい。これにより、ユーザは、機器10がネットワークと通信が確立されていなくても製造情報または修理情報を知ることができるし、機器10は、ネットワークと通信が確立した時点で、製造情報または修理情報をサーバ20に送信することができる。
次に、機器10から通電状態が通知される場合のサーバ20による処理について説明する。
機器10は、例えば、機器10の電源がオンであるかオフであるかを示す通電情報をサーバ20に通知する。これにより、サーバ20は、機器10の設置状態を推定することができるほか、機器10の通信機能の制御にも活用することができる。サーバ20は、推定した結果に応じた通知をユーザに行う。これにより、サービス品質の向上につなげることができる。
図20は、サーバ20における機器10の通電状態を判断する処理の第1の例を示すフローチャートである。
サーバ20は、通電状態を含む状態情報を、基地局30を介して機器10から逐次受信しているものとする。
サーバ20は、受信された状態情報を用いて、機器10の通電状態であるか否か、つまり、電源がオンであるかオフであるかを判定する(S1)。
サーバ20は、状態情報に含まれる通電状態が機器10の電源がオンであることを示している場合(S1でYes)、機器10が通電している、つまり、電源がオンであると判断する(S2)。
サーバ20は、状態情報に含まれる通電状態が機器10の電源がオフであることを示している場合(S1でNo)、機器10が通信用バッテリ110を搭載しているか否かを判定する(S3)。なお、状態情報には、機器10が通信用バッテリ110を搭載しているか否かを示すバッテリ情報が含まれていてもよく、サーバ20は、バッテリ情報に基づいて、ステップS3の判定を行ってもよい。また、サーバ20は、機器IDを用いて機器10の機器情報を外部機器から参照することで、ステップS3の判定を行ってもよい。
サーバ20は、機器10が通信用バッテリ110を搭載していると判定された場合(S3でYes)、機器10が通電していない、つまり、電源がオフであると判断する(S4)。
サーバ20は、機器10が通信用バッテリ110を搭載していないと判定された場合(S3でNo)、機器10の電源がオフであり、かつ、通知をすることができない状態(つまり、通知不可の状態)であると判断する(S5)。
このように、通電状態を通知する機能を有する機器10により送信される状態情報によって、サーバ20は、当該機器10の設置状態を推定することができる。サーバ20は、例えば、ステップS2のように機器10が通電している状態であると判断した場合、工場でのテスト用や店頭での展示用、或いは使用者宅に設置され、少なくともすぐに使える状態であることがわかる。
一方で、サーバ20は、ステップS4のように機器10が通電していない状態と判断した場合、出荷前、輸送中、設置前など機器10がすぐに使える状態にはないことがわかる。このため、サーバ20は、例えば、通信する情報を少なくすることで通信量を抑制したり、通信頻度を低くさせる制御信号を、基地局30を介して機器10に送信することで、機器10が通信用バッテリ110搭載の場合に、機器10による通信用バッテリ110の消費電力を抑えることができる。
なお、サーバ20は、直近に通知された情報以外にも、1つ前或いはそれ以上前の情報履歴も合わせて判断することで、機器10の状態をより精度よく推定することができる。
図21は、サーバ20における機器10の通電状態を判断する処理の第2の例を示すフローチャートである。
サーバ20は、第1の例と同様に、通電状態を含む状態情報を、基地局30を介して機器10から逐次受信しているものとする。
サーバ20は、受信された状態情報を用いて、機器10の通電状態であるか否か、つまり、電源がオンであるかオフであるかを判定する(S11)。
サーバ20は、状態情報に含まれる通電状態が機器10の電源がオンであることを示している場合(S11でYes)、機器10が通信用バッテリ110を搭載しているか否かを判定する(S12)。
サーバ20は、機器10が通信用バッテリ110を搭載していると判定された場合(S12でYes)、機器10が通信用バッテリ110を搭載しており、かつ、通電している、つまり、電源がオンであると判断する(S13)。
サーバ20は、機器10が通信用バッテリ110を搭載していないと判定された場合(S12でNo)、機器10が通信用バッテリ110を搭載しておらず、かつ、通電している、つまり、電源がオンであると判断する(S14)。
サーバ20は、状態情報に含まれる通電状態が機器10の電源がオフであることを示している場合(S11でNo)、機器10が通信用バッテリ110を搭載しているか否かを判定する(S15)。
サーバ20は、機器10が通信用バッテリ110を搭載していると判定された場合(S15でYes)、機器10が通信用バッテリ110を搭載しており、かつ、通電していない、つまり、電源がオフであると判断する(S16)。
サーバ20は、機器10が通信用バッテリ110を搭載していないと判定された場合(S15でNo)、機器10が通信用バッテリ110を搭載しておらず、かつ、通電していない、つまり、通知をすることができない状態(つまり、通知不可の状態)であると判断する(S17)。
なお、ステップS12およびS15の判定は、ステップS3と同様に行われる。
このように、通電状態およびバッテリ情報を通知する機能を有する機器10により送信される状態情報によって、サーバ20は、当該機器10の設置状態または通信異常を推定することができる。サーバ20は、例えば、通信用バッテリ110を搭載しており、かつ、通電している状態である機器10について、少なくともすぐに使える状態である上に継続的な通信を期待することができると推定することができる。このため、サーバ20は、当該機器10からの通信が途絶えた場合には何か異常があったと推定することができる。また、サーバ20は、例えば、通信用バッテリ110を搭載しておらず、かつ、通電している状態である機器10について、その後の経過を監視する必要があると推測できる。これは、機器10の状態が、電源コンセントが抜けている、ブレーカが落ちているなどで外部電源から電力の供給が絶たれていることで、通信が途絶える場合も考えられるためであり、必ずしも機器10または通信経路に異常があったとは言えないからである。
なお、機器10が通信用バッテリ110を搭載している場合には、機器10は、通信用バッテリ110のバッテリ残量も状態情報に含めて通知してもよい。これにより、サーバ20は、さらに、通信モジュール101の通信用バッテリ110のバッテリ切れを予測したり、検知したりすることができる。
なお、サーバ20は、直近に通知された情報以外にも、1つ前或いはそれ以上前の情報履歴も合わせて判断することで、機器10の状態をより精度よく推定することができる。
次に、機器から家電の種別情報の通知される場合のサーバ20による処理について説明する。
機器10は、例えば、機器10(家電)の種別分類を示す種別情報をさらにサーバ20に通知してもよい。これにより、サーバ20は、機器10の状態推定の精度をより高めることができる。サーバ20は、推定された結果に応じた情報を、機器10または操作機器40に通知することで、ユーザに通知することができ、サービス品質の向上につなげることができる。
以下に、種別情報で示される種別分類の例を示す。種別分類は、例えば、大型IoT家電、中型IoT家電、および、小型IoT家電を含む。つまり、機器10は、大型IoT家電、中型IoT家電、および、小型IoT家電のいずれかに分類される。
大型IoT家電は、食器洗い機やビルトインIHコンロ、インタホンなど、設置に工事が必要なIoT家電である。中型IoT家電は、テレビや冷蔵庫など、設置に工事は必要ないが持ち運びを想定していないIoT家電である。小型IoT家電は、ドライヤやシェーバなど、設置に工事は必要ないが持ち運びも想定しているIoT家電である。
図22は、サーバ20における、通電状態でない機器10の設置状態を推定する処理の一例を示すフローチャートである。
サーバ20は、例えば、図20または図21における処理において、通信用バッテリ110の搭載または非搭載にかかわらず、通電状態でないと判断された場合において、以下の処理を実行する。
サーバ20は、機器10の使用履歴があるか否かを判定する(S21)。サーバ20は、例えば、記憶部203に記憶している機器10の状態情報において、電源がオンを示す状態情報を含まない場合に、当該機器10の使用履歴がないと判断し、電源がオンを示す状態情報を含む場合に、当該機器10の使用履歴があると判断する。
サーバ20は、機器10の使用履歴があると判定された場合(S21でYes)、当該機器10が小型IoT家電であるか否かを判定する(S22)。
サーバ20は、機器10が小型IoT家電であると判定された場合(S22でYes)、当該機器10が自宅外にあるか否かを判定する(S23)。サーバ20は、例えば、機器10の状態情報と共に受信した基地局30の基地局IDがユーザの自宅周辺の基地局30の基地局IDと一致するか否かを判定することで、当該機器10が自宅外であるか否かを判定する。なお、基地局IDがユーザの自宅周辺の基地局30の基地局IDであるか否かは、ユーザが自宅に機器10を設置した時に、機器10を自宅に設置したことを示す情報をサーバ20へ機器10に送信させることで、サーバ20には状態情報と共に自宅周辺の基地局30の基地局IDが通知される。サーバ20は、機器10を自宅に設置したことを示す情報と共に受信した基地局IDをユーザの自宅周辺の基地局の基地局IDとして保存しておくことで、ステップS23の判定を行うことができる。
サーバ20は、機器10が自宅外にあると判定された場合(S23でYes)、ユーザが当該機器10を所持して旅行していると判断する(S24)。
サーバ20は、機器10が自宅内にあると判定された場合(S23でNo)、ユーザが当該機器10を自宅で使用している(つまり、通常使用している)と判断する(S25)。
サーバ20は、機器10が小型IoT家電でないと判定された場合(S22でNo)、機器10が中型IoT家電であるか否かを判定する(S26)。
サーバ20は、機器10が中型IoT家電であると判定された場合(S26でYes)、機器10のユーザが節電家であるか否かを判定する(S27)。サーバ20は、例えば、予めユーザにより、機器10のユーザ登録が行われた時に入力された情報に基づいて、ユーザが節電家であるか否かを判定してもよい。つまり、ユーザ登録において、ユーザは、ユーザが節電家であるか否かを示す入力を、操作機器40を用いて行い、操作機器40は、当該入力に基づいてユーザが節電家であるか否かを示す情報をサーバ20に送信していてもよい。
サーバ20は、ユーザが節電家であると判定された場合(S27でYes)、機器10がユーザにより節電中であると判断する(S28)。
サーバ20は、中型IoT家電でないと判定された場合(S26でNo)、または、ユーザが節電家でないと判定された場合(S27でNo)、ユーザは、機器10を使用していない、引っ越し中である、機器10を廃棄した、および、機器10を他のユーザに譲渡した、のいずれかを行ったと判断する(S29)。
サーバ20は、機器10の使用履歴がないと判定された場合(S21でNo)、機器10が未使用であると判断する(S30)。
次に、サーバ20による機器10の通信頻度を制御する方法について説明する。
サーバ20は、通知内容または過去に通知された内容に基づいて、機器10の状態を推定することができる。機器10の中には、使われる時期が限られている扇風機など、常時通電していないものもある。このような常時通電していない機器10は、通信用バッテリ110を搭載することで、機器10が外部電源から電力の供給を受けていなくても、状態情報をサーバ20に通知することができる。しかしながら、機器10は、頻繁に通信を行うと通信用バッテリ110に蓄えられている電力を早く消耗してしまう。つまり、通信頻度を適切に制御すれば、通信用バッテリ110を長もちさせることができると共に、通信量を抑制することもできる。
図23は、非通電状態の機器10の通信頻度をサーバ20が制御する処理の一例を示すシーケンス図である。図24は、サーバ20により決定される更新間隔と、非通電状態になってからの経過時間との関係を示すグラフである。
機器10は、例えば、時刻t0から非通電状態になっており、サーバ20に対して時刻tにn回目の情報通知(n)を行う(S51)。
サーバ20は、機器10が非通電状態になってからの経過時間から図24に示すグラフに従って更新間隔(i)を算出し、機器10に次回通知時刻(t+i)を指定する制御信号を通知情報として送信する(S52)。
すると、機器10は、ステップS52で受信した制御信号で指定された次回通知時刻(t+1)において、n+1回目の情報通知(n+1)を行う(S53)。以降では、ステップS53をステップS51に置き換えた上で、ステップS52およびステップS53が繰り返される。
これにより、機器10が非通信時には部分的に電力をカットするなどしてバッテリの消費を最低限に抑えることができる。また、機器10は、非通電時には通知内容が変わる可能性が低い。このため、サーバ20は、非通電状態が長く続くにつれて、機器10による情報通知の更新間隔を長く設定する。これにより、機器10は、頻繁に情報通知を行うことによる通信用バッテリ110の電力を消費することを抑えることができる。なお、機器10は、通電状態になった際には、指定された更新時刻に関わらず状態情報を通知してもよい。これにより、機器10の状態が変化して通知内容が変化した場合にも、サーバ20は変化した通知内容を受信することができる。
例えば、扇風機、ヒータなど季節によって通電しない時期がある機器10の場合、サーバ20は、機器10が非通電状態になってからの経過時間が5日以下の場合は更新間隔を1日にし、非通電状態になってからの経過時間が5日より長くて25日以下の場合は更新間隔を5日にし、25日よりも長い間非通電状態にある場合は更新間隔を25日にしてもよい。これにより、非通電状態が長くなるにつれて更新間隔も長くなるため、通信用バッテリ110の電力を消費することを抑えることができる。
また冷蔵庫などのように、常に通電していると想定される機器10の場合、サーバ20は、例えば、機器10が非通電状態になってから5日以上経った場合には、使われていないと判断し、更新間隔を25日にすることで、通信用バッテリ110の電力を消費することを抑えることができる。
また、ドライヤ、シェーバなどのように、持ち運ぶことが想定される機器10の場合、サーバ20は、機器10が非通電状態になってからの経過時間が7日以下の場合の更新間隔を8時間にして機器10の位置を追跡できるようにし、非通電状態になってからの経過時間が7日より長い場合には更新間隔を1日にすることで、通信用バッテリ110の電力を消費することを抑えることができる。
なお、通信頻度の制御は、サーバ20により行われなくてもよい。例えば、機器10は、非通電状態になってからの経過時刻を保持し、経過時刻から次回の更新時刻を算出することで、次回の更新時刻を自ら制御してもよい。
次に、通知内容を保持する保持部108Aを有する機器10Aについて説明する。機器10Aは、保持部108Aを有することにより、非通電状態であっても必要最小限の電力で通知を行うことができる。
図25は、IoT家電である機器10Aの第2の例のブロックを示す構成図である。
図25に示されるように、機器10Aは、機器10と比較して本体用バッテリ113を備える点と、保持部108の代わりに保持部108Aを備える点とが異なる。
この場合、制御部104は、当該制御部104の制御状態を、保持部108Aに逐次記憶させている。
保持部108Aは、制御部104による制御状態を逐次保持する。保持部108Aに制御状態が保持される場合、通信モジュール101は、機器10の電源がオフである場合に、保持部108Aに逐次保持された制御状態を読み出して、読み出された制御状態を状態情報として基地局30を介してサーバ20に送信してもよい。
このように、機器10Aは、非通電状態であってもサーバ20への通知に必要な情報を保持することができる保持部108Aを備えており、非通電状態であっても機器10A全体に電力を供給することなしに必要な情報をサーバ20に通知することができる。
例えば、機器10Aの本体用バッテリ113のバッテリ情報は、通信用バッテリ110からの電力の供給を受けている通信モジュール101以外で保持されている場合がある。このため、保持部108Aがない構成の場合に、通信モジュール101は、本体用バッテリ113のバッテリ情報を取得するために、本体用バッテリ113のバッテリ情報を保持しているブロック(例えば、制御部104の図示しない記憶部)に電力を供給する必要がある。しかしながら、機器10Aは保持部108Aを備えているため、通電状態にある時に本体用バッテリ113のバッテリ情報を保持部108Aにコピーしておくことで、機器10Aが非通電状態になっても通信モジュール101に給電するのみで本体用バッテリ113のバッテリ情報をサーバ20に通知することができる。なお、制御部104は、本体用バッテリ113のバッテリ情報以外の制御状態を保持部108Aに保持させておき、通信モジュール101は、保持部108Aに保持されている制御状態を状態情報としてサーバ20に送信してもよい。
なお、通信モジュール101は、サーバ20へ前回通知した内容との差分をサーバ20に通知することで、通信量を削減してもよい。
次に、機器10の仕向地情報について説明する。機器10は、例えば当該機器10の仕向地を示す仕向地情報を通知してもよい。これにより、サーバ20は、本来の仕向地とは異なる地域で機器10が使用された場合に、機器10の設定を、機器10が設置されている地域に適した設定に自動的に変更させることができる。
図26は、機器10の使用時に機器10が設置されている地域を取得する方法の例を示す図である。
機器10は、例えば、製造時に仕向地(対応地域)がわかる情報をサーバ20に通知し、サーバ20は、その情報を保存しておく。機器10がユーザによって使われる際には、(1)機器10は近隣の基地局30に機器10の機器IDを通知する。そして、(2)基地局30は、機器IDと通信が確立した基地局IDの情報をサーバ20に通知する。
サーバ20は、通知された情報を元に、機器10の仕向地(対応地域)と実際に機器10が使われている設置地域とが同じか否かを判定する。サーバ20は、仕向地と設置地域とが同じでない場合、機器10に設定変更をさせる指示を通知情報として送信し、設置地域の特性および性質に合わせた設定に変更する。変更する設定の例としては、メニュー画面の言語、テレビのチャンネル情報、交流周波数、水質、気温、湿度、降水量などである。
次に、在庫状態でファームウェア情報を通知する機能を備えた機器10について説明する。
図27は、機器10の流通経路におけるファームウェアバージョンを通知する例について説明するための図である。
家電は、メーカの工場で製造されてから、メーカ所有、卸の物流拠点、小売店等の複数の拠点を経由し、購入されたユーザ宅に届けられる。
また、家電は、製造および販売が継続されていく中で修正または改良が行われてファームウェアが変更されることがある。このため、ファームウェアが変更されたか否かを管理するために、ファームウェアバージョンも合わせて変更されることが一般的である。
ユーザにとっても製造している家電メーカにとっても、ユーザが、修正または改良が行われた最新ファームウェアバージョンの家電を購入し使用することが望ましい。しかしながら、家電、製造されてから複数の拠点を経由する段階で在庫が発生することがあるため、工場側で最新の家電が製造出荷されたとしても、ユーザ宅に届くまでに家電には修正または改良が行われている可能性がある。このため、ユーザには、修正・改良前の家電、つまり、ファームウェアバージョンが変更されていない家電が届くことがある。また、在庫されている家電のファームウェアバージョンを確認したり、判断したりすることは、拠点の手間を考えても困難である。
そこで、機器10は、在庫状態であっても、ネットワークに接続することでファームウェア情報をサーバ20に通知する。これにより、サーバ20は、ファームウェア情報と共に機器10が通信した基地局30の基地局IDも取得するため、機器10が存在する位置も把握できる。このため、サーバ20は、どの拠点にどのファームウェアバージョンの機器10が在庫されているか推定することが可能になる。サーバ20は、さらにその情報を元に、古いファームウェアバーションの機器10を出荷させない指示を通知情報として、拠点側の端末へ通知することで、修正または改良前の機器10がユーザに届いてしまう状況を削減できる。
次に、ECサービスと連携した家電管理サービスにおけるユーザと機器10との紐付ける処理について説明する。
図28は、ECサービスと連携した家電管理サービスにおけるユーザと機器10との紐付ける処理について説明するための図である。
家電の流通経路は、工場、物流拠点、小売店等の複数を経由し、家電を購入したユーザ宅に届けられるのが一般的である。家電には、個体識別用の機器IDが製造段階で埋め込まれることが多い。また、ユーザの家電の購入機会は、小売店以外にもECサービスによるネット購入も増加している。各ECサービスは、専用の会員カードを発行し、購入金額に合わせて割引可能なポイントを付与するサービスも行っていることが多い。
一方、家電メーカ等が提供する家電管理サービス等では、ユーザと購入家電の機器IDとの紐付け登録が行われる必要がある。しかしながら、当該家電の機器IDを事前もしくは流通過程で把握することが困難なため、現状では、ユーザが当該サービスサイトにアクセスして購入した家電の機器IDを登録する必要があり、手間がかかる。また、ユーザは、機器IDを登録しても、ユーザメリットが乏しいため、ユーザによる家電の登録件数が増加しないという課題がある。
そこで、例えば、機器10は、機器IDをサーバ20に通知することで、サーバ20は、機器IDと共に機器10が通信した基地局30の基地局IDも取得する。これにより、家電管理サービスが機器IDと機器10が存在する位置を示す位置情報とを把握できれば、家電管理サービスとECサービスとが連携することで、家電管理サービスが把握している機器IDおよび位置情報と、ECサービスが把握しているユーザID・購入家電情報・発送先情報とを照合することで紐付け予測が可能である。また、ユーザがECサイトにログインした状態で、購入した家電に付帯の家電機器IDが記載されたQRコード(登録商標)等をスマホ等の操作機器40で読取し、ECサイトのユーザIDと合わせて家電管理サービスへ受領通知を送信することにより、その紐付けの登録を確定できる。さらに、ユーザが操作機器40を操作することで受領通知の送信を行った場合、連携するECサービスの割引ポイント等をユーザに付与することで、ユーザにメリットが生まれる。これにより、ユーザに、購入した機器10を登録させることを促すことができる。なお、ECサービスがユーザに付与する割引ポイントの原資については、流通経路の省略のよるコスト削減で捻出することも可能である。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記実装を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、機器の管理を効率よく行うことができる機器管理システム、機器、機器管理方法などとして有用である。
1 機器管理システム
10、10A 機器
20 サーバ
30 基地局
40 操作機器
101 通信モジュール
102 保持部
104 制御部
107 機能モジュール
108、108A 保持部
109 電源部
110 通信用バッテリ
111 操作部
112 表示部
113 本体用バッテリ
201 通信部
202 制御部
203 記憶部

Claims (8)

  1. ネットワークに通信接続されているサーバと、
    前記ネットワークに通信接続されている、遠距離無線通信の基地局と、
    前記基地局に通信接続する機器であって、当該機器の状態を示す状態情報を、前記基地局を介して前記サーバに送信する機器と、を備え、
    前記機器は、
    前記基地局と前記遠距離無線通信用の通信モジュールと、
    前記通信モジュールを駆動する電力を前記通信モジュールに供給する通信用バッテリと、
    前記機器の電源がオンである場合に、前記機器の動作を制御する制御部と、
    前記制御部による制御状態を逐次保持し、かつ、非通電時において情報を保持可能な記憶装置である保持部と、を有し、
    前記通信モジュールは、前記機器の電源がオフである場合に前記通信用バッテリの電力を用いて、前記保持部に前記機器の電源がオンである場合に逐次保持された前記制御状態を、読み出して、読み出された前記制御状態を前記状態情報として前記基地局を介して前記サーバに送信する
    機器管理システム。
  2. 前記基地局は、LPWA(Low Power, Wide Area)の基地局であり、
    前記通信モジュールは、前記LPWAの通信モジュールである
    請求項1に記載の機器管理システム。
  3. 前記状態情報は、前記機器が通電しているか否かを示す通電状態を含む
    請求項1または2に記載の機器管理システム。
  4. 前記サーバは、前記機器から前記状態情報を受信し、受信された前記状態情報に応じて通知情報を生成し、生成された通知情報を前記機器に送信する
    請求項1から3のいずれか1項に記載の機器管理システム。
  5. 機器であって、
    遠距離無線通信の基地局に通信接続する通信モジュールであって、前記機器の状態を示す状態情報を、前記基地局を介して、前記基地局にネットワークで通信接続されているサーバに送信する通信モジュールと、
    前記通信モジュールを駆動する電力を前記通信モジュールに供給する通信用バッテリと、
    前記機器の電源がオンである場合に、前記機器の動作を制御する制御部と、
    前記制御部による制御状態を逐次保持し、かつ、非通電時において情報を保持可能な記憶装置である保持部と、を備え、
    前記通信モジュールは、前記機器の電源がオフである場合に前記通信用バッテリの電力を用いて、前記保持部に前記機器の電源がオンである場合に逐次保持された前記制御状態を、読み出して、読み出された前記制御状態を前記状態情報として前記基地局を介して前記サーバに送信する
    機器。
  6. 前記基地局は、LPWA(Low Power, Wide Area)の基地局であり、
    前記通信モジュールは、前記LPWAの通信モジュールである
    請求項5に記載の機器。
  7. 前記状態情報は、前記機器が通電しているか否かを示す通電状態を含む
    請求項5または6に記載の機器。
  8. ネットワークに通信接続されているサーバと、ネットワークに通信接続されている、遠距離無線通信の基地局と、前記基地局に通信接続する機器とを備える機器管理システムにおける機器管理方法であって、
    前記機器では、前記機器の状態を示す状態情報を、遠距離無線通信の基地局を介して、前記基地局にネットワークで通信接続されているサーバに送信し、
    前記機器は、前記基地局と前記遠距離無線通信用の通信モジュールを有し、
    前記機器では、
    前記機器の電源がオンである場合に、前記機器の制御状態を前記機器が有する保持部であって、非通電時において情報を保持可能な記憶装置である保持部に逐次保持し、
    前記機器の電源がオフである場合に、
    前記機器が有する通信用バッテリの電力で駆動された前記通信モジュールが、前記保持部に前記機器の電源がオンである場合に逐次保持された前記制御状態を読み出し、
    前記通信モジュールが、読み出された前記制御状態を、前記状態情報として前記基地局を介して前記サーバに送信する
    機器管理方法。
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