JP7381387B2 - 端子台 - Google Patents

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Description

本発明は、端子台に関する。
例えば、車両のボディパネルや機器類のケースに装着される端子台として、L字状に屈曲させた端子を備えるものがある(例えば、特許文献1~3参照)。この端子台では、端子の一端側に機器内部の配線材がボルト及びナットで締結されて接続され、ハウジングの上部に配置された端子の他端側に接続相手のバスバー等の配線材がボルト及びナットで締結されて接続される。
特開2017-188289号公報 特開2018-73652号公報 特開2010-211933号公報
ところで、端子台に設けられたL字状の端子に接続相手のバスバー等の配線材を締結して接続させる際に、端子の締結面の高さ位置がずれていると、端子への配線材の締結作業が円滑に行われないことがある。
上記の特許文献1,2に記載の端子台は、インサート成形によって端子をハウジングに一体成形しているため、端子を高い精度で位置決めすることができるが、インサート成形用の専用の金型が必要となり、製造コストが嵩んでしまう。
これに対して、特許文献3に記載の端子台は、ハウジングに形成された端子挿通孔に端子を挿通させて保持させるため、製造コストを抑えることが可能である。しかし、この端子台では、締結位置の変更に伴ってナットの位置が変更されると、異なるハウジングが必要となり、汎用性が乏しかった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、コストを抑えつつ端子における締結位置の精度を高め、接続相手の配線材との接続信頼性を高めることが可能な端子台を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記構成により達成される。
(1) 被取付部に取り付けられ、前記被取付部への取付側が組付部とされ、前記被取付部への取付側と反対側が締結部とされたハウジング本体と、
L字状に屈曲されることにより締結板部と接続板部とが形成され、前記ハウジング本体における前記締結部と前記組付部とにわたって形成された端子挿通孔に前記接続板部が挿し込まれて装着される端子と、
前記ハウジング本体の前記締結部側に組付けられ、前記端子の前記締結板部に対向する位置に締結部材を保持するホルダと、
を備え、
前記ハウジング本体には、前記端子の前記締結板部を支持する支持部が設けられている、ことを特徴とする端子台。
上記(1)の構成の端子台によれば、接続相手の配線材を、ホルダに保持された締結部材に締結させて端子の締結板部に接続させることができる。この接続相手の配線材が締結される端子は、その締結板部が、被取付部に取り付けられるハウジング本体に設けられた支持部によって直接支持される。したがって、被取付部から締結板部における接続相手の配線材が締結される締結面までの位置のずれを極力抑えることができる。これにより、端子の締結板部への接続相手の配線材の締結作業を円滑に行い、高い接続信頼性を得ることができる。
また、締結部材を保持するホルダは、端子が装着されたハウジング本体と別部品であるので、ホルダを交換することにより接続相手の配線材との締結位置の変更に柔軟に対応することができる。しかも、締結部材を保持するホルダを別部品としたので、例えば、ハウジング本体を高価な耐油性に優れた樹脂材料から成形し、別部品のホルダを安価な樹脂材料から成形することができる。これにより、ハウジング全体を高価な耐油性に優れた樹脂材料から成形した場合と比べ低コスト化を図ることができる。
(2) 前記ホルダは、前記ハウジング本体と前記端子の前記締結板部との間に配置され、
前記支持部は、前記ホルダに形成された開口部からなる挿通窓を通して前記締結板部に当接されている、ことを特徴とする(1)に記載の端子台。
上記(2)の構成の端子台によれば、ホルダがハウジング本体と端子の締結板部との間に配置されているので、ハウジング本体に対してホルダをバランスよく組付けさせることができる。また、端子の締結板部は、ホルダに形成された開口部からなる挿通窓を通して当接されるハウジング本体の支持部によって良好に支持される。
(3) 前記ホルダには、前記端子の前記締結板部に当接する当接片が設けられている、ことを特徴とする(1)または(2)に記載の端子台。
上記(3)の構成の端子台によれば、ホルダに設けられた可撓性を有する当接片が端子の締結板部に当接して僅かに弾性変形する。したがって、端子の締結板部とホルダとの間に隙間が形成されることによるガタつきを抑えることができる。これにより、例えば、車両の走行時等におけるホルダの振動を抑えることができ、高い接続信頼性を得ることができる。
(4) 前記端子挿通孔には、前記接続板部と前記端子挿通孔との間をシールするシール部材が設けられ、
前記シール部材は、前記ハウジング本体に組付けられる前記ホルダによって前記端子挿通孔に押圧されて保持されている、ことを特徴とする(1)~(3)のいずれか一つに記載の端子台。
上記(4)の構成の端子台によれば、ハウジング本体に別部品であるホルダを組付けることにより、端子挿通孔に設けられて接続板部と端子挿通孔との間をシールするシール部材を良好に保持させることができ、良好なシール状態を確保することができる。
本発明によれば、コストを抑えつつ端子における締結位置の精度を高め、接続相手の配線材との接続信頼性を高めることが可能な端子台を提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
本実施形態に係る端子台の縦方向に断面視した斜視図である。 本実施形態に係る端子台の縦方向に断面視した分解斜視図である。 ハウジング本体とホルダとを分離させた状態のハウジングの縦方向に沿う断面図である。 端子を取り外した状態のハウジングの縦方向に沿う断面図である。 端子台の縦方向に沿う断面図及びその一部の拡大図である。 図5におけるA部の拡大図である。 参考例に係る端子台の縦方向に沿う断面図及びその一部の拡大図である。 図7におけるB部の拡大図である。 変形例に係るホルダの斜視図である。 変形例に係るホルダを備えた端子台の図5におけるA部に相当する拡大図である。
以下、本発明に係る実施の形態の例を、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る端子台の縦方向に断面視した斜視図である。図2は、本実施形態に係る端子台の縦方向に断面視した分解斜視図である。図3は、ハウジング本体とホルダとを分離させた状態のハウジングの縦方向に沿う断面図である。図4は、端子を取り外した状態のハウジングの縦方向に沿う断面図である。図5は、端子台の縦方向に沿う断面図及びその一部の拡大図である。図6は、図5におけるA部の拡大図である。
図1~図6に示すように、本実施形態に係る端子台11は、ハウジング13と、複数の端子15とを備えている。ハウジング13は、ハウジング本体17と、ホルダ19とから構成されている。ハウジング本体17及びホルダ19は、それぞれ絶縁性樹脂から成形されている。ホルダ19は、ハウジング本体17の上部に組付けられてハウジング13を構成する。
ハウジング本体17は、上方側が締結部21とされ、下方側が組付部23とされている。ハウジング本体17は、外周側へ張り出すフランジ部25を有しており、このフランジ部25には、ボルト挿通孔27が形成されている。
端子台11は、ハウジング13の組付部23が、駆動モータ等の機器等のケース(被取付部)1に形成された取付孔2に嵌め込まれる。そして、この状態で、ハウジング本体17のフランジ部25のボルト挿通孔27にボルト(図示略)を通してケース1に形成されたネジ孔(図示略)にねじ込むことにより、端子台11がケース1の被取付面1aに当接された状態で組付けられる。
ハウジング本体17の組付部23側には、周方向にわたって環状のシール部材28が装着されている。シール部材28は、ハウジング13の組付部23を取付孔2に嵌め込んだ際に、取付孔2の内周面との間をシールする。
ハウジング本体17は、表裏に貫通する複数の端子挿通孔31を有している。ハウジング本体17は、組付部23側に、平面視矩形状の凹部からなるナット収容凹部51を有している。このナット収容凹部51は、側方側が開放されている。ナット収容凹部51には、その側方から、ネジ孔52aを有する平面視矩形状のナット52が収容されている。また、このナット収容凹部51には、その底部51aに、座ぐり孔53が形成されている。これらのナット収容凹部51の間には、隔壁34が形成されており、この隔壁34によって隣接するナット収容凹部51同士の間が区画されている。
ハウジング本体17には、端子挿通孔31の上部に、シール嵌合穴部35が形成されている。また、ハウジング本体17は、各シール嵌合穴部35が開口するシール保持凹部36を有し、さらに、このシール保持凹部36の上方に、嵌合凹部37を有している。このシール保持凹部36及び嵌合凹部37は、ハウジング本体17の幅方向に沿って形成されている。
シール保持凹部36には、その上方側からシール部材41が嵌め込まれる。このシール部材41は、例えば、ゴム等の柔軟性を有する樹脂材料から成形されたもので、複数のシール孔42を有している。また、シール部材41には、シール保持凹部36への嵌め込み方向へ突出する複数のシール部43が形成されており、これらのシール部43に各シール孔42が形成されている。これらのシール部43には、その外周にリップ部44が形成されている。このシール部材41は、ハウジング本体17のシール保持凹部36に嵌め込まれることにより、各シール部43がシール嵌合穴部35に嵌め込まれる。これにより、各シール部43のリップ部44がシール嵌合穴部35の内周面に密着してシールする。また、シール部材41には、シール孔42の上部に、係合凹部45が形成されている。
ハウジング本体17には、その上部に、複数の支持壁(支持部)47が立設されている。これらの支持壁47は、端子挿通孔31に対応して一対ずつ形成されている。これらの支持壁47は、端子挿通孔31の配列方向に沿って配列されており、ハウジング本体17の上方へ突出されている。
ホルダ19は、複数の端子保持部60を有している。これらの端子保持部60の両側には、隔壁61が形成されており、これらの隔壁61によって端子保持部60が区画されている。各端子保持部60には、端子挿入部63、挿通窓65及びナット収容凹部67が順に設けられている。
端子挿入部63は、下方へ突出する複数の嵌合凸部71を有している。また、嵌合凸部71には、シール保持凸部72が形成されている。また、ホルダ19には、各嵌合凸部71及びシール保持凸部72の形成位置に、表裏に貫通する端子挿入孔73が形成されている。このホルダ19は、ハウジング本体17の上部に組付けられることにより、嵌合凸部71がハウジング本体17の嵌合凹部37に嵌合されるとともに、シール保持凸部72がシール部材41の係合凹部45に嵌合される。これにより、シール部材41は、ハウジング本体17に組付けられるホルダ19によって端子挿通孔31に押圧されて保持される。また、この状態で、ホルダ19の端子挿入孔73が、ハウジング本体17の端子挿通孔31及びシール部材41のシール孔42と連通される。
挿通窓65は、表裏に貫通する開口部からなるもので、平面視矩形状に形成されている。この挿通窓65には、ホルダ19をハウジング本体17の上部に組付けることにより、ハウジング本体17に形成された支持壁47が一対ずつ挿入される。この挿通窓65へ挿入される支持壁47は、ホルダ19の隔壁61間の端子保持部60において、上端が僅かに突出される。
ナット収容凹部67は、上方側が開放された凹部からなるもので、平面視矩形状に形成されている。このナット収容凹部67には、その上方から、ネジ孔75aを有する平面視矩形状のナット(締結部材)75が収容されている。ナット収容凹部67は、ナット75の外形よりも僅かに大きな内形を有している。また、ナット収容凹部67には、その底部67aに、座ぐり孔68が形成されている。
ハウジング13に装着される端子15は、例えば、銅、銅合金等の導電性金属材料から形成されたもので、板状のバスバーとされている。この端子15は、一端部の近傍で屈曲され、側面視L字状に形成されている。そして、この端子15は、屈曲箇所を境に、一端側が締結板部81とされ、他端側が接続板部85とされている。締結板部81には、締結孔82が形成され、接続板部85には、接続孔86が形成されている。
端子15は、締結板部81をホルダ19のナット75が収容されたナット収容凹部67へ向けた状態で、互いに連通された端子挿入孔73及び端子挿通孔31に接続板部85を挿し込むことによりハウジング13に装着される。
すると、端子15は、その接続板部85が、ハウジング本体17とホルダ19との間のシール部材41のシール孔42に挿通される。これにより、端子15の接続板部85の外周面にシール部材41のシール孔42の内周面が密着され、端子15の接続板部85と端子挿通孔31との間がシールされる。
また、端子15は、ハウジング13に装着されることにより、締結板部81がナット収容凹部67に収容されたナット75に対向する位置に配置されるとともに、接続板部85の端部がナット収容凹部51に収容されたナット52に対向する位置に配置される。これにより、端子15は、締結板部81の締結孔82がナット75のネジ孔75aに連通され、接続板部85の接続孔86がナット52のネジ孔52aに連通される。
さらに、ハウジング13に装着された端子15は、その締結板部81がハウジング本体17の支持壁47の上端に当接される。これにより、端子15の締結板部81の上面の締結面81aが位置決めされる。
そして、端子台11では、ケース1の被取付面1aから端子15の締結板部81における締結面81aまでの高さHAは、被取付面1aと支持壁47による端子15の締結板部81の支持箇所との間の寸法HA1及び締結板部81の厚さ寸法HA2の合計となる(図6参照)。
次に、端子台11への配線の仕方について説明する。
端子台11には、端子15の接続板部85に、端子台11が取り付けられる機器側の配線材に設けられた端子金具91が接続される。端子金具91には、孔部92が形成されている。端子金具91を端子15の接続板部85に接続させるには、端子金具91に形成された孔部92にボルト93を挿通させ、このボルト93を端子15の接続板部85の接続孔86へ通し、ナット収容凹部51に収容されたナット52のネジ孔52aにねじ込む。これにより、端子金具91がボルト93とナット52とで端子15の接続板部85に締結されて接続される。この締結状態において、ボルト93の端部は、ナット収容凹部51の底部51aに干渉することなく、この底部51aに形成された座ぐり孔53に通される。
さらに、端子台11には、端子15の締結板部81に、接続相手の機器側の配線材であるバスバー95が接続される。このバスバー95は、導電性金属材料から形成された板材であり、先端部分に孔部96を有している。バスバー95を端子15の締結板部81に接続させるには、バスバー95に形成された孔部96にボルト97を挿通させ、このボルト97を端子15の締結板部81の締結孔82へ通し、ナット収容凹部67に収容されたナット75のネジ孔75aにねじ込む。これにより、バスバー95がボルト97とナット75とで端子15の締結板部81に締結されて接続される。この締結状態において、ボルト97の端部は、ナット収容凹部67の底部67aに干渉することなく、この底部67aに形成された座ぐり孔68に通される。
ここで、参考例に係る端子台について説明する。
なお、上記実施形態と同一構成部分は同一符号を付して説明を省略する。
図7は、参考例に係る端子台の縦方向に沿う断面図及びその一部の拡大図である。図8は、図7におけるB部の拡大図である。
図7に示すように、参考例に係る端子台11Aでは、挿通窓65のないホルダ19Aを有している。また、端子台11Aを構成するハウジング本体17Aには、支持壁47がなく、このハウジング本体17Aの上部の支持面17aによってホルダ19Aが支持されている。
図8に示すように、この参考例に係る端子台11Aでは、ケース1の被取付面1aから端子15の締結板部81における締結面81aまでの高さHBは、被取付面1aと支持面17aによるホルダ19Aの支持箇所との間の寸法HB1、支持面17aによるホルダ19Aの支持箇所とナット収容凹部67の底部67aとの間の寸法HB2、ナット75の厚さ寸法HB3及び締結板部81の厚さ寸法HB4に依存することとなる。したがって、ケース1の被取付面1aから端子15の締結板部81における締結面81aまでの高さHBには、各寸法HB1,HB2,HB3,HB4における公差が累積される。このため、締結面81aの高さ位置が規定の位置に対してずれるおそれがある。
そして、この端子15の締結板部81における締結面81aの高さ位置が規定の位置に対してずれていると、締結板部81に接続相手のバスバー95を締結して接続させる際に、端子15やバスバー95に無理な力が付与され、端子15へのバスバー95の締結作業が円滑に行われないことがある。
これに対して、本実施形態に係る端子台11によれば、ケース1の被取付面1aから端子15の締結板部81における締結面81aまでの高さHAが、被取付面1aと支持壁47による端子15の締結板部81の支持箇所との間の寸法HA1及び締結板部81の厚さ寸法HA2たけに依存する。したがって、ケース1の被取付面1aから端子15の締結板部81における締結面81aまでの高さHAのずれは、各寸法HA1,HA2における公差の累積で生じる程度に抑えられる。
このように、本実施形態に係る端子台11によれば、接続相手のバスバー95が締結される端子15は、その締結板部81が、ケース1に取り付けられるハウジング本体17に設けられた支持壁47によって直接支持される。したがって、ケース1から締結板部81の締結面81aまでの位置のずれを極力抑えることができる。これにより、端子15の締結板部81への接続相手のバスバー95の締結作業を円滑に行い、高い接続信頼性を得ることができる。
また、ナット(締結部材)75を保持するホルダ19は、端子15が装着されたハウジング本体17と別部品であるので、ホルダ19を交換することにより接続相手のバスバー95との締結位置の変更に柔軟に対応することができる。しかも、ナット75を保持するホルダ19を別部品としたので、例えば、ハウジング本体17を高価な耐油性に優れた樹脂材料から成形し、別部品のホルダ19を安価な樹脂材料から成形することができる。これにより、ハウジング全体を高価な耐油性に優れた樹脂材料から成形した場合と比べ低コスト化を図ることができる。
しかも、ホルダ19がハウジング本体17と端子15の締結板部81との間に配置されているので、ハウジング本体17に対してホルダ19をバランスよく組付けさせることができる。また、端子15の締結板部81は、ホルダ19に形成された開口部からなる挿通窓65を通して当接されるハウジング本体17の支持壁47によって良好に支持される。
また、端子15の接続板部85と端子挿通孔31との間をシールするシール部材41がハウジング本体17に組付けられるホルダ19によって端子挿通孔31に押圧されて保持されている。これにより、ハウジング本体17に別部品であるホルダ19を組付けることにより、シール部材41を良好に保持させることができ、良好なシール状態を確保することができる。
次に、変形例について説明する。
なお、上記実施形態と同一構成部分は同一符号を付して説明を省略する。
図9は、変形例に係るホルダの斜視図である。図10は、変形例に係るホルダを備えた端子台の図5におけるA部に相当する拡大図である。
図9及び図10に示すように、変形例に係るホルダ19Aには、可撓性を有する当接片69が形成されている。当接片69は、ホルダ19Aの各端子保持部60にそれぞれ一体に形成されており、斜め上方へ延在されている。そして、この当接片69は、その端部が、ホルダ19Aの他の部分よりも上方に配置されている。
このホルダ19Aを備えた端子台11の場合も、接続相手のバスバー95が締結される端子15は、その締結板部81が、ケース1に取り付けられるハウジング本体17に設けられた支持壁47によって直接支持される。したがって、ケース1から締結板部81の締結面81aまでの位置のずれを極力抑えることができる。
さらに、このホルダ19Aを備えた端子台11では、ホルダ19Aに設けられた可撓性を有する当接片69が端子15の締結板部81に当接する。そして、この当接片69が僅かに弾性変形される。したがって、端子15の締結板部81とホルダ19Aとの間に隙間Gが形成されることによるガタつきを抑えることができる。これにより、例えば、車両の走行時等におけるホルダ19Aの振動を抑えることができ、高い接続信頼性を得ることができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
ここで、上述した本発明に係る端子台の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]~[4]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 被取付部(ケース1)に取り付けられ、前記被取付部(ケース1)への取付側が組付部(23)とされ、前記被取付部(ケース1)への取付側と反対側が締結部(21)とされたハウジング本体(17)と、
L字状に屈曲されることにより締結板部(81)と接続板部(85)とが形成され、前記ハウジング本体(17)における前記締結部(21)と前記組付部(23)とにわたって形成された端子挿通孔(31)に前記接続板部(85)が挿し込まれて装着される端子(15)と、
前記ハウジング本体(17)の前記締結部(21)側に組付けられ、前記端子(15)の前記締結板部(81)に対向する位置に締結部材(ナット75)を保持するホルダ(19,19A)と、
を備え、
前記ハウジング本体(17)には、前記端子(15)の前記締結板部(81)を支持する支持部(支持壁47)が設けられている、ことを特徴とする端子台。
[2] 前記ホルダ(19,19A)は、前記ハウジング本体(17)と前記端子(15)の前記締結板部(81)との間に配置され、
前記支持部(支持壁47)は、前記ホルダ(19,19A)に形成された開口部からなる挿通窓(65)を通して前記締結板部(81)に当接されている、ことを特徴とする[1]に記載の端子台。
[3] 前記ホルダ(19A)には、前記端子(15)の前記締結板部(81)に当接する当接片(69)が設けられている、ことを特徴とする[1]または[2]に記載の端子台。
[4] 前記端子挿通孔(31)には、前記接続板部(85)と前記端子挿通孔(31)との間をシールするシール部材(41)が設けられ、
前記シール部材(41)は、前記ハウジング本体(17)に組付けられる前記ホルダ(19,19A)によって前記端子挿通孔(31)に押圧されて保持されている、ことを特徴とする[1]~[3]のいずれか一つに記載の端子台。
1:ケース(被取付部)
11:端子台
15:端子
17:ハウジング本体
19,19A:ホルダ
21:締結部
23:組付部
31:端子挿通孔
41:シール部材
47:支持壁(支持部)
65:挿通窓
75:ナット(締結部材)
81:締結板部
85:接続板部

Claims (4)

  1. 被取付部に取り付けられ、前記被取付部への取付側が組付部とされ、前記被取付部への取付側と反対側が締結部とされたハウジング本体と、
    L字状に屈曲されることにより締結板部と接続板部とが形成され、前記ハウジング本体における前記締結部と前記組付部とにわたって形成された端子挿通孔に前記接続板部が挿し込まれて装着される端子と、
    前記ハウジング本体の前記締結部側に組付けられ、前記端子の前記締結板部に対向する位置に締結部材を保持するホルダと、
    を備え、
    前記ハウジング本体には、前記端子の前記締結板部を支持する支持部が設けられている、
    ことを特徴とする端子台。
  2. 前記ホルダは、前記ハウジング本体と前記端子の前記締結板部との間に配置され、
    前記支持部は、前記ホルダに形成された開口部からなる挿通窓を通して前記締結板部に当接されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の端子台。
  3. 前記ホルダには、前記端子の前記締結板部に当接する当接片が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の端子台。
  4. 前記端子挿通孔には、前記接続板部と前記端子挿通孔との間をシールするシール部材が設けられ、
    前記シール部材は、前記ハウジング本体に組付けられる前記ホルダによって前記端子挿通孔に押圧されて保持されている、
    ことを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の端子台。
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