JP7380063B2 - 液体吐出装置 - Google Patents

液体吐出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7380063B2
JP7380063B2 JP2019190898A JP2019190898A JP7380063B2 JP 7380063 B2 JP7380063 B2 JP 7380063B2 JP 2019190898 A JP2019190898 A JP 2019190898A JP 2019190898 A JP2019190898 A JP 2019190898A JP 7380063 B2 JP7380063 B2 JP 7380063B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
flow path
state
section
storage section
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019190898A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021066028A (ja
Inventor
大記 小林
貴公 鐘ヶ江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2019190898A priority Critical patent/JP7380063B2/ja
Priority to US17/071,191 priority patent/US11648770B2/en
Publication of JP2021066028A publication Critical patent/JP2021066028A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7380063B2 publication Critical patent/JP7380063B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/015Ink jet characterised by the jet generation process
    • B41J2/04Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand
    • B41J2/045Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand by pressure, e.g. electromechanical transducers
    • B41J2/04501Control methods or devices therefor, e.g. driver circuits, control circuits
    • B41J2/04563Control methods or devices therefor, e.g. driver circuits, control circuits detecting head temperature; Ink temperature
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/18Ink recirculation systems
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/015Ink jet characterised by the jet generation process
    • B41J2/04Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand
    • B41J2/045Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand by pressure, e.g. electromechanical transducers
    • B41J2/04501Control methods or devices therefor, e.g. driver circuits, control circuits
    • B41J2/04586Control methods or devices therefor, e.g. driver circuits, control circuits controlling heads of a type not covered by groups B41J2/04575 - B41J2/04585, or of an undefined type
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17563Ink filters

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Description

本発明は、液体吐出装置に関する。
液体吐出装置の一例として、例えば、特許文献1には、インクをインクジェットヘッドから用紙に吐出することで印刷を行うインクジェット式プリンターが開示されている。このようなインクジェットプリンターは、例えば、サブタンクからインクジェットヘッドへインクを供給し、インクジェットヘッドから排気流路を通じて、回収タンクにインクを帰還させて循環する構造となっている。更に、流路内の気泡等の回収や流路内の温度調整などすることで、吐出不良を抑制するものがある。なお、回収タンクは循環時のインク回収に使われるのみであり、インクジェットヘッドに対してインクを供給するのは供給タンクのみである。
特開2013-184336号公報
しかしながら、インクの吐出量が多い場合、供給タンクからの供給のみではヘッドへのインク供給量が足りなくなるという課題がある。
本願の液体吐出装置は、液体を吐出する液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドに供給する液体を貯留する第1貯留部と、前記液体吐出ヘッドから回収された液体を貯留する第2貯留部と、前記液体吐出ヘッドと前記第1貯留部を連通する第1流路と、前記液体吐出ヘッドと前記第2貯留部を連通する第2流路と、前記第1貯留部と前記第2貯留部を連通する第3流路と、前記液体吐出ヘッドからの液体の吐出動作を制御する吐出制御部と、を有し、前記吐出制御部は、前記第1流路内で前記第1貯留部から前記液体吐出ヘッドへと液体が流れ、前記第2流路内で前記液体吐出ヘッドから前記第2貯留部へと液体が流れ、前記第3流路内で前記第2貯留部から前記第1貯留部へと液体が流れる第1状態と、前記第1流路内で前記第1貯留部から前記液体吐出ヘッドへと液体が流れ、前記第2流路内で前記第2貯留部から前記液体吐出ヘッドへと液体が流れる第2状態と、のそれぞれにおいて、液体を吐出するよう前記吐出動作を制御することを特徴とする。
上記の液体吐出装置において、前記第2状態は、前記第3流路内で前記第2貯留部から前記第1貯留部へと液体が流れることが好ましい。
上記の液体吐出装置において、前記第2流路の流路抵抗は、前記第1流路の流路抵抗よりも小さいことが好ましい。
上記の液体吐出装置において、液体の温度を検出する温度検出部と、前記温度検出部の検出結果に基づいて液体の温度を調整する温度調整部と、を更に有することが好ましい。
上記の液体吐出装置において、前記温度検出部は、前記第1流路内の液体の温度を検出する第1温度検出部と、前記第2流路内の液体の温度を検出する第2温度検出部と、を含み、前記温度調整部は、前記第1貯留部に配置された第1温度調整部と、前記第2貯留部に配置された第2温度調整部と、を備え、前記第1温度調整部は、前記第1温度検出部の検出結果に基づいて前記第1貯留部内の液体の温度を調整し、前記第2温度調整部は、前記第2温度検出部の検出結果に基づいて前記第2貯留部内の液体の温度を調整することが好ましい。
上記の液体吐出装置において、前記第1温度調整部と前記第2温度調整部とは、前記第2貯留部内の液体の温度が前記第1貯留部内の液体の温度よりも高くなるように、液体の温度を調整することが好ましい。
上記の液体吐出装置において、前記第1貯留部および前記第2貯留部には、液体中の異物を捕集するためのフィルターが設けられていることが好ましい。
上記の液体吐出装置において、前記第2貯留部は、前記第1貯留部よりも重力方向における上側に配置されていることが好ましい。
上記の液体吐出装置において、前記第1貯留部および前記第2貯留部は、前記液体吐出ヘッドよりも重力方向における上側に配置されていることが好ましい。
上記の液体吐出装置において、前記吐出制御部は、単位時間当たりの吐出量が第1量であるとき、前記第1状態において液体を吐出し、単位時間当たりの吐出量が前記第1量よりも多い第2量であるとき、前記第2状態において液体を吐出するように、前記吐出動作を制御することが好ましい。
上記の液体吐出装置において、前記液体吐出ヘッドは、記録媒体上の単位領域に対して相対的に走査させながら前記吐出動作を行い、前記吐出制御部は、前記単位領域に対する前記走査の回数が第1回数であるとき、前記第1状態において液体を吐出し、前記単位領域に対する前記走査の回数が前記第1回数よりも少ない第2回数であるとき、前記第2状態において液体を吐出するように、前記吐出動作を制御することが好ましい。
上記の液体吐出装置において、前記液体吐出ヘッドは、記録媒体上の単位領域に対して相対的に走査させながら前記吐出動作を行い、前記吐出制御部は、前記単位領域に対する前記走査の速度が第1速度であるとき、前記第1状態において液体を吐出し、前記単位領域に対する前記走査の速度が前記第1速度よりも早い第2速度であるとき、前記第2状態において液体を吐出するように、前記吐出動作を制御することが好ましい。
上記の液体吐出装置において、前記液体吐出ヘッドは、液体を吐出する液体吐出部と、前記液体吐出部と前記第1流路とを連通する第4流路と、前記液体吐出部と前記第2流路を連通する第5流路と、を有し、前記第5流路の流路抵抗は、前記第4流路の流路抵抗よりも小さいことが好ましい。
上記の液体吐出装置において、前記第2流路は、前記第2貯留部から前記液体吐出ヘッドへの液体の流れを許容する許容状態と、前記第2貯留部から前記液体吐出ヘッドへの液体の流れを非許容する非許容状態と、を切替可能とする切替部と、前記切替部を許容状態とすることで液体の流れを前記第2状態とし、前記切替部を非許容状態とすることで液体の流れを前記第1状態とするように、前記切替部の動作を制御する切替制御部と、を更に有することが好ましい。
上記の液体吐出装置において、前記切替制御部は、第1流路内に配置された流量検出部からの信号を検知し、許容状態となりうる流量を検知したとき、吐出動作に関係なく許容状態への切替を制御することが好ましい。
第1実施形態の液体吐出装置の構成を示すブロック図。 第1実施形態の液体吐出装置の構成を示す概略図。 液体吐出ヘッドの構成を示す概略図。 第2実施形態の液体吐出装置の構成を示すブロック図。 第2実施形態の液体吐出装置の構成を示す概略図。 第2実施形態の液体吐出装置の一構成を示すフローチャート。 第2実施形態の液体吐出装置の一構成を示すフローチャート。 変形例の液体吐出装置の構成を示すブロック図。 変形例の液体吐出装置の構成を示す概略図。 変形例の液体吐出装置の構成を示すフローチャート。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の各図においては、各層や各部材を認識可能な程度の大きさにするため、各層や各部材の尺度を実際とは異ならせている。
1.第1実施形態
図1は、液体吐出装置1aの全体構成を示す概念ブロック図である。以下、液体吐出装置1aの全体構成を、図1を参照しながら説明する。
図1に示すように、液体吐出装置1aは、第1貯留部としての供給タンク2と、第2貯留部としての回収タンク3と、ポンプ4と、第1流路としての供給路5と、第2流路としての回収路6と、温度検出部および第1温度検出部としてのセンサー8と、液体吐出ヘッド9とを、備える。
液体は、例えば、所定の粘度を有するインクである。供給タンク2には、第1温度調整部としての温度制御部10aが備えられている。また、回収タンク3には、第2温度調整部としての温度制御部10bが備えられている。液体は、供給路5に備え付けられているセンサー8により温度が検出され、温度制御部10aおよび温度制御部10bを通じて温度調整される。
供給タンク2は、液体吐出ヘッド9から吐出される液体を貯留する液体貯留部材である。供給タンク2内の液体は、ポンプ4及び供給路5を通じて液体吐出ヘッド9に供給される。
回収タンク3は、液体吐出ヘッド9から排出されたインクを貯留する液体貯留部材である。具体的には、回収タンク3は、供給タンク2から液体吐出ヘッド9へ供給された液体が、吐出されずに液体吐出ヘッド9から排出されるとき、回収路6を通じて液体を貯留する。供給タンク2と回収タンク3とは、第3流路としての帰還流路7によって接続されている。
ポンプ4は、供給タンク2と液体吐出ヘッド9との間における供給路5に設けられている。具体的には、ポンプ4は、供給路5を通じて、液体吐出ヘッド9への送液機能として、供給される液体の圧力を予め決められた圧力に調整する。ポンプ4は、例えば、チューブポンプやダイヤフラムポンプによって構成されている。なお、ポンプ4は、供給路5に配置されない構成でもよい。
吐出制御部としての制御部11は、例えばCPU(Central Processing Unit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の処理回路と半導体メモリー等の記憶回路とを含み、液体吐出ヘッド9を制御する。なお、制御部11は、複数設けられていてもよく、その場合、1つの制御部11と他の制御部11とで実行する処理を異ならせてもよい。
図2は、第1実施形態における液体吐出装置1aの構成を示す概念図である。図3は、液体吐出装置1aを構成する液体吐出ヘッド9の構成を示す概念図である。以下、液体吐出装置1a及び液体吐出ヘッド9の構成を、図2を参照しながら説明する。
図2に示すように、液体吐出装置1aは、供給タンク2と、供給タンク2と液体吐出ヘッド9とを接続する供給路5と、液体吐出ヘッド9と回収タンク3とを接続する回収路6と、回収タンク3と供給タンク2とを接続する帰還流路7と、を備えている。
液体は、送液機構として機能するポンプ4により、各流路内を循環する。なお、同図において、液体吐出ヘッド9からの吐出によって消費された液体を補填するための液体貯留部は図示していない。また、同図では、1種の液体を使用する液体吐出装置1aの構成が図示されているが、複数種類の液体が用いられる構成では、液体毎に液体吐出装置が設けられる。また、同図において、1つの液体吐出ヘッド9が図示されているが、液体吐出ヘッド9の数は、1つ以上あってもよい。なお、回収タンク3から供給タンク2へ繋がる構成は共通である。
本実施形態では、液体が各流路をA方向に流れる第1状態と、液体が各流路をB方向に流れる第2状態と、をとることが可能である。
第1状態は、供給路5において供給タンク2から液体吐出ヘッド9に向けて液体が流れ、回収路6において液体吐出ヘッド9から回収タンク3へと液体が流れ、帰還流路7において回収タンク3から供給タンク2へと液体が流れる状態である。つまり、第1状態において、供給路5、回収路6、帰還流路7を介して、液体は供給タンク2、液体吐出ヘッド9、回収タンク3の間を循環している。この第1状態における液体の流れは、ポンプ4の駆動や、回収タンク3と供給タンク2の圧力制御により行うことができる。
第2状態は、供給路5において供給タンク2から液体吐出ヘッド9に向けて液体が流れ、回収路6において回収タンク3から液体吐出ヘッド9へと液体が流れ、帰還流路7において回収タンク3から供給タンク2へと液体が流れる状態である。つまり、第2状態では、供給タンク2と回収タンク3の両方から液体吐出ヘッド9へと液体が流れる。したがって、第2状態では、液体吐出ヘッド9への液体の単位時間当たりの供給量が第1状態よりも多くなり、液体の供給不足が生じにくくなる。
第2状態は、液体吐出ヘッド9への液体の供給量が不足する場合に用いられる。例えば、第1状態においてポンプ4の駆動のみで液体吐出ヘッド9へと液体を供給している場合、液体吐出ヘッド9からの液体の単位時間当たりの吐出量がポンプ4の駆動による液体吐出ヘッド9への供給量よりも多くなった場合、第1状態から第2状態への切り替えが行われる。
ここで、回収タンク3は、供給タンク2よりも重力方向における上側に配置されているため、第2状態においても、上述のように帰還流路7では、回収タンク3から供給タンク2へ液体が流れることになる。しかし、第2状態では、回収タンク3から液体吐出ヘッド9へ液体が流れているため、帰還流路7における回収タンク3からの供給タンク2に対する液体の供給量は、第2状態の方が第1状態よりも少なくなる。
ここで、第2状態は、回収路6の流路抵抗を、供給路5の流路抵抗に比べて小さくしておくことにより、B方向への液体の流動を起こしやすくすることができる。
図3に示すように、液体吐出ヘッド9は、液体吐出部23と、液体吐出部23に液体を供給する第4流路13と、液体吐出部23で吐出されなかった液体を排出する第5流路14とを備えている。
液体吐出部23は、液体を吐出する複数のノズル22と、第4流路13から供給される液体を貯留しておく複数の共通液室21と、を備えている。
各共通液室21に液体を供給する第4流路13は、流路断面積を大きくすると、流路抵抗が小さくなるため、第4流路13内の液体の流速は早くなる。このようにすると、第4流路13内に気泡が滞留する可能性が高くなる。気泡は浮力によって下側から上側へと向かうのに対し、流路断面積を大きくして第4流路13内の上側から下側へと向かう液体の流れを早くすると、気泡が上側へと抜けることが阻害されてしまうからである。したがって、気泡の排出性を考慮すると、液体供給量を増やすために、流路断面積を大きくして流路抵抗を小さくすることは好ましくない。
一方、第5流路14は、第1状態においては下側から上側へと液体が流れるため、流路断面積を大きくしても、気泡の排出性を阻害することはない。したがって、本実施形態では、回収路6の流路抵抗を供給路5の流路抵抗よりも小さくする。この構成によれば、液体吐出ヘッド9への液体の供給量が不足して第2状態に移行した際、B方向の流動を起きやすくすることができる。
循環流路内の液体の温度調節機能として、例えば、供給路5に液体の温度を検出するためのセンサー8が備え付けられており、センサー8の検出結果に基づいて循環流路内の液体の温度を調整するための温度制御部10aと温度制御部10bと、が供給タンク2および回収タンク3に設けられている。この構成によれば、循環流路内の液体の温度を均一に保つことができ、循環を安定して行うことができる。
なお、供給路5に配置されたセンサー8とは別に、回収路6にも、液体の温度を検出する温度検出部および第2温度検出部としてのセンサー(図示せず)を配置してもよい。この場合、温度制御部10aは、供給路5に配置されたセンサー8の検出結果に基づいて供給タンク2内の液体の温度を調整し、温度制御部10bは、回収路6に配置されたセンサーの検出結果に基づいて回収タンク3内の液体の温度を調整することができる。
また、温度制御部10aが設けられた供給タンク2と、温度制御部10bが設けられたと回収タンク3との温度において、温度制御部10bの制御温度が温度制御部10aの制御温度に比べて高くしておくことで、回収タンク3と供給タンク2に温度勾配を作ることができ、帰還流路7の循環を効率的に実施することができる。具体的には、回収タンク3のインクの温度が供給タンク2内のインクの温度よりも高くなるように、インクの温度を調整する。
さらに、回収タンク3の高さを供給タンク2の高さに比べて、重力方向における上側に設置しておくことで水頭差を作り出し、水頭圧制御により、循環を効率的に行うこともできる。
また、供給タンク2と回収タンク3とが、液体吐出ヘッド9よりも重力方向における上側に配置されることにより、液体循環システムを液体吐出ヘッド9の近傍に設置することができる。その結果、液体吐出装置1全体を省スペースで配置することができ、装置のコンパクト化とともに、液体循環流路での放熱による温度調整機能の低下を抑制することができる。
また、供給タンク2および回収タンク3には循環流路内の異物や気泡の捕獲のために、フィルター12が備え付けられており、特に循環流路内に存在している気泡を確実に捕獲し、第2状態において回収タンク3から、B方向へ液体が流れた場合にでも、液体吐出ヘッド9へ気泡を混入させることを抑制することができる。更に、タンク2,3内にフィルター12を配置することで、流路抵抗となりうるフィルター12の面積を大きくとることができ、フィルター12の設置に起因して流路抵抗が大きくなることによる、液体供給不足の懸念はなくなる。
第2状態となりうる液体吐出ヘッド9の吐出状態としては、制御部11によって、単位時間当たりの吐出量が第1量よりも多い、第2量となるように吐出動作が制御された場合に起こりうる。吐出量は単位時間当たりの一ノズルの設定吐出量×吐出するノズル数×吐出回数で求められ、この吐出量が循環流量を超えたとき、第2状態となる。例えば、液体吐出ヘッド9が記録媒体上の単位領域に対して相対的に走査させながら吐出動作を行い、単位領域に対する走査回数が少ない場合、1走査あたりの吐出回数が多くなるので、単位時間当たりの吐出量が多くなる。また、液体吐出ヘッド9は、記録媒体上の単位領域に対して相対的に走査させながら吐出動作を行い、単位領域に対する走査速度が速い場合は、単位時間当たりの吐出量が多くなる。したがって、走査回数が少ない場合や走査速度が速い場合には第2状態となる。
以上述べたように、第1実施形態に係る液体吐出装置1aによれば、以下の効果を得ることができる。
第1実施形態によれば、制御部11によって、第1状態と第2状態とを制御可能となっており、循環流量よりも液体吐出ヘッド9からの吐出量が増加した場合に第2状態に制御するので、回収タンク3からインク供給量を補填することが可能となり、液体の供給量が足りなくなることを抑えることができる。
2.第2実施形態
図4は、第2実施形態における液体吐出装置1bのブロック図である。以下、第2実施形態における液体吐出装置1bの全体構成を、図4を参照しながら説明する。なお、第1実施形態と同一の構成部位については、同一の番号を使用し、重複する説明は省略する。また、第1実施形態と同様の部分については説明を省略する。
図5は、第2実施形態における液体吐出装置1bの構成を示す概略図である。以下、液体吐出装置1bの構成を、図5を参照しながら説明する。
第2実施形態の液体吐出装置1bは、第1実施形態の液体吐出装置1aと同様の構成を有しているが、更に、第1状態および第2状態に対応する非許容状態および許容状態の切り替えを可能とする切替部15と、を備えている。
本実施形態では、回収路6に回収路17と回収路18が切替部15を介して接続している。切替部15は、回収路6と回収路18を非連通として回収路6と回収路17を連通させる状態と、回収路6と回収路17を非連通として回収路6と回収路18を連通させる状態とを切り替えることができる。切替部15は、切替制御部としての制御部16によって流路の切り替わりが行われる。制御部16は、単位時間当たりの吐出量、単位領域に対する走査回数、単位領域に対する走査速度等を示す情報に基づいて、切替部15での流路の切替操作を行う。
ここで、回収路17には、逆流防止のための一方弁19などが配置されている。一方で、回収路18には一方弁が配置されていない。したがって、回収路6と回収路18を非連通として回収路6と回収路17を連通させる状態は、回収タンク3から液体吐出ヘッド9への液体の流れを非許容する非許容状態に対応する。また、回収路6と回収路17を非連通として回収路6と回収路18を連通させる状態は、回収タンク3から液体吐出ヘッド9への液体の流れを許容する許容状態に対応する。
図6は、液体吐出装置1bの切替の制御方法を説明する図である。以下、切替の制御方法を、図6を参照しながら説明する。
図6に示すように、制御部11では、切替部15により、許容状態とするか、非許容状態とするかを判断する。ステップS1では、制御部11によって液体吐出ヘッド9に送られた印刷条件をもとに、単位時間当りの吐出量を計算し、その値が循環流量を超えると判断されたとき、ステップS2で許容状態となるように切替部15が作動し、循環流量では不足となる分の液体を、回収タンク3から供給できる状態となった後、ステップS4で吐出動作が実行される。
一方、循環流量以下となると判断されたとき、ステップS3で非許容状態となるように切替部15が作動し、循環流量で吐出分を補う状態となった後、ステップS4で吐出動作が実行される。吐出動作が終了し、新たな印刷条件が設定された際は、再度制御部11からの印刷条件を検出し、前記制御作業が行われた後、吐出動作が行われる。
制御方法においては、例えば、走査回数による規定をしてもよい。図7はその時の制御方法を示すフローチャートである。制御部11によって設定された印刷条件をもとに、ステップS5で単位領域に対する走査回数を算出し、第1回数よりも少ないと判断されたとき、ステップS7で非許容状態となった後、ステップS8で吐出動作が実行される。一方、第1回数以上となると判断されたとき、ステップS6で許容状態となった後、ステップS8で吐出動作が実行される。さらにこの制御は走査速度においても同様に制御できる。
以上述べたように、第2実施形態に係る液体吐出装置1bによれば、以下の効果を得ることができる。
第2実施形態によれば、制御部11によって制御された、液体吐出ヘッド9の吐出動作に応じて、制御部16が制御され、切替部15によって、許容状態と非許容状態を切り替えることが可能となり、インク供給不足を解消することができるとともに、効率的な循環を可能とできる。
3.変形例
図8は変形例における液体吐出装置1cの全体構成を示すブロック図である。図9は、変形例の液体吐出装置1cの構成を示す概略図である。以下、変形例における液体吐出装置1cの全体構成を、図8及び図9を参照しながら説明する。なお、第1実施形態および第2実施形態と同一の構成部位については、同一の番号を使用し、重複する説明は省略する。
図8に示すように、液体吐出装置1cは、供給タンク2と、回収タンク3と、ポンプ4と、供給路5と、回収路6と、センサー20と、液体吐出ヘッド9と、を備え、液体吐出ヘッド9から回収タンク3への流路に切替部15が設置されており、制御部16によって切替部15が制御され、流路の切り替わりが行われる。制御部16への信号は流路内の流量検出部としてのセンサー20によって検出された信号によるものなどがある。この時センサー20は流量センサーや圧力センサー等が用いられ、流量センサーの場合、検出された流量に応じて、制御部16で切替部15を制御し、流路の切替操作が実施される。
変形例の液体吐出装置1cは、第1実施形態および第2実施形態の液体吐出装置1a,1bと同様の構成を有しているが、更に、流路内に流量を測定するためのセンサー20を備えている。
図10は、変形例の液体吐出装置1cの制御方法を示すフローチャートである。この制御方法は、液体吐出装置1cが、吐出状態を含めた循環状態において、例えば、気泡や異物による流路内のつまりや液体粘度の増粘などによって、例えば、センサー20で検出された流量が、ステップS9で第1流量よりも少ないと判断されたとき、ステップS10で許容状態となった後、ステップS12で吐出動作が実行される。一方、第1流量以上と判断されたとき、ステップS11で非許容状態となった後、ステップS12で吐出動作が実行される。
この変形例によれば、液体吐出ヘッド9の吐出動作に関わらず、センサー20によって検出された結果に応じて、制御部16によって、切替部15が制御され、許容状態と非許容状態を切り替えることが可能となり、ある吐出条件以外の場合においても、インク供給不足を解消することができる。
以下に、実施形態から導き出される内容を記載する。
液体吐出装置は、液体を吐出する液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドに供給する液体を貯留する第1貯留部と、前記液体吐出ヘッドから回収された液体を貯留する第2貯留部と、前記液体吐出ヘッドと前記第1貯留部を連通する第1流路と、前記液体吐出ヘッドと前記第2貯留部を連通する第2流路と、前記第1貯留部と前記第2貯留部を連通する第3流路と、前記液体吐出ヘッドからの液体の吐出動作を制御する吐出制御部と、を有し、前記吐出制御部は、前記第1流路内で前記第1貯留部から前記液体吐出ヘッドへと液体が流れ、前記第2流路内で前記液体吐出ヘッドから前記第2貯留部へと液体が流れ、前記第3流路内で前記第2貯留部から前記第1貯留部へと液体が流れる第1状態と、前記第1流路内で前記第1貯留部から前記液体吐出ヘッドへと液体が流れ、前記第2流路内で前記第2貯留部から前記液体吐出ヘッドへと液体が流れる第2状態と、のそれぞれにおいて、液体を吐出するよう前記吐出動作を制御することを特徴とする。
この構成によれば、第2流路が第1状態と第2状態とを制御可能となっており、循環流量よりも液体吐出ヘッドからの吐出量が増加した場合に第2状態に制御するので、第2貯留部から液体の供給量を補填することが可能となり、液体の供給量が足りなくなることを抑えることができる。
上記の液体吐出装置において、前記第2状態は、前記第3流路内で前記第2貯留部から前記第1貯留部へと液体が流れることが好ましい。
この構成によれば、第2状態の場合でも、第3流路内の液体が第2貯留部から第1貯留部に流れるので、第1貯留部の液体貯留量を一定に保つことが可能となり、供給路内の循環流量を安定されることができる。
上記の液体吐出装置において、前記第2流路の流路抵抗は、前記第1流路の流路抵抗よりも小さいことが好ましい。
この構成によれば、前記第2状態となった際に、第2流路の流路抵抗を小さくすることが可能となり、第2流路から十分な液体の供給を行うことができる。
上記の液体吐出装置において、液体の温度を検出する温度検出部と、前記温度検出部の検出結果に基づいて液体の温度を調整する温度調整部と、を更に有することが好ましい。
この構成によれば、温度検出部の検出結果に基づいて流路内が温度調整されることで、液体を適した温度にすることが可能となり、安定した循環を行える。また、第2状態における第1流路と第2流路の温度差をなくし、安定した循環を行える。
上記の液体吐出装置において、前記温度検出部は、前記第1流路内の液体の温度を検出する第1温度検出部と、前記第2流路内の液体の温度を検出する第2温度検出部と、を含み、前記温度調整部は、前記第1貯留部に配置された第1温度調整部と、前記第2貯留部に配置された第2温度調整部と、を備え、前記第1温度調整部は、前記第1温度検出部の検出結果に基づいて前記第1貯留部内の液体の温度を調整し、前記第2温度調整部は、前記第2温度検出部の検出結果に基づいて前記第2貯留部内の液体の温度を調整することが好ましい。
この構成によれば、第1貯留部内の液体の温度と、第2貯留部内の液体の温度とを適切に保つことができる。
上記の液体吐出装置において、前記第1温度調整部と前記第2温度調整部とは、前記第2貯留部内の液体の温度が前記第1貯留部内の液体の温度よりも高くなるように、液体の温度を調整することが好ましい。
この構成によれば、第1貯留部と第2貯留部に温度勾配を作ることができ、温度勾配による流体の流れを発生させ、帰還流路内の循環を安定化することができる。
上記の液体吐出装置において、前記第1貯留部および前記第2貯留部には、液体中の異物を捕集するためのフィルターが設けられていることが好ましい。
この構成によれば、第1貯留部及び第2貯留部から供給される液体をフィルターにより濾過し、気泡や異物の混入を防止することができる。また、第1貯留部及び第2貯留部にフィルターを設置することで、フィルター面積を稼ぐことができ、流路抵抗による流量低下の懸念を排除できる。
上記の液体吐出装置において、前記第2貯留部は、前記第1貯留部よりも重力方向における上側に配置されていることが好ましい。
この構成によれば、第1貯留部から第2貯留部をつなぐ帰還流路を水頭差制御することが可能となり、水頭圧により循環することができる。
上記の液体吐出装置において、前記第1貯留部および前記第2貯留部は、前記液体吐出ヘッドよりも重力方向における上側に配置されていることが好ましい。
この構成によれば、第1貯留部及び第2貯留部を液体吐出ヘッドの近傍に配置することが可能となり、循環システムを省スペース化できるとともに、流路間の放熱による温調機能の低下を抑制することができる。
上記の液体吐出装置において、前記吐出制御部は、単位時間当たりの吐出量が第1量であるとき、前記第1状態において液体を吐出し、単位時間当たりの吐出量が前記第1量よりも多い第2量であるとき、前記第2状態において液体を吐出するように、前記吐出動作を制御することが好ましい。
この構成によれば、吐出量が第1量を超えるとき、第1状態では液体供給量が不足する虞があったが、第2状態に切り替えることが可能となり、液体供給不足を解消することができる。
上記の液体吐出装置において、前記液体吐出ヘッドは、記録媒体上の単位領域に対して相対的に走査させながら前記吐出動作を行い、前記吐出制御部は、前記単位領域に対する前記走査の回数が第1回数であるとき、前記第1状態において液体を吐出し、前記単位領域に対する前記走査の回数が前記第1回数よりも少ない第2回数であるとき、前記第2状態において液体を吐出するように、前記吐出動作を制御することが好ましい。
この構成によれば、印刷する場合、前記単位領域に対する前記走査回数が第1回数よりも少ないとき1回の走査時の吐出量が増大し、液体供給量が不足する虞があったが、第2状態に切り替えることが可能となり、液体の供給不足を解消することができる。
上記の液体吐出装置において、前記液体吐出ヘッドは、記録媒体上の単位領域に対して相対的に走査させながら前記吐出動作を行い、前記吐出制御部は、前記単位領域に対する前記走査の速度が第1速度であるとき、前記第1状態において液体を吐出し、前記単位領域に対する前記走査の速度が前記第1速度よりも早い第2速度であるとき、前記第2状態において液体を吐出するように、前記吐出動作を制御することが好ましい。
この構成によれば、印刷する場合、前記単位領域に対する前記走査速度が第1速度よりも速い第2速度であるとき、単位時間当たりの吐出量が増大し、液体供給量が不足する虞があったが、第2状態に切り替えること可能となり、液体供給不足を解消することができる。
上記の液体吐出装置において、前記液体吐出ヘッドは、液体を吐出する液体吐出部と、前記液体吐出部と前記第1流路を連通する第4流路と、前記液体吐出部と前記第2流路を連通する第5流路と、を有し、前記第5流路の流路抵抗は、前記第4流路の流路抵抗よりも小さいことが好ましい。
この構成によれば、第4流路は液体吐出部の気泡排出性の観点から、液体流速を上げる必要があり、流路抵抗を絞らざるを得ないため、その分、第1状態のみでは液体流量も不足する虞がある。この構成によれば、第5流路は流路抵抗を小さくすることが可能となり、前記第2状態において、液体供給不足を解消することができる。
上記の液体吐出装置において、前記第2流路は、前記第2貯留部から前記液体吐出ヘッドへの液体の流れを許容する許容状態と、前記第2貯留部から前記液体吐出ヘッドへの液体の流れを非許容する非許容状態と、を切替可能とする切替部と、前記切替部を許容状態とすることで液体の流れを前記第2状態とし、前記切替部を非許容状態とすることで液体の流れを前記第1状態とするように、前記切替部の動作を制御する切替制御部と、を更に有することが好ましい。
この構成によれば、液体吐出ヘッドの吐出動作に応じて切替部が制御され、許容状態と非許容状態を切り替えることが可能となり、不必要な第2貯留部からの流れを抑制し、より効率的に循環を行うことができるとともに、液体供給不足を解消することができる。
上記の液体吐出装置において、前記切替制御部は、第1流路内に配置された流量検出部からの信号を検知し、許容状態となりうる流量を検知したとき、吐出動作に関係なく許容状態への切替を制御することが好ましい。
この構成によれば、吐出動作に関係なく、液体流路の気泡や異物によるつまりや温調機能の損失、成分の沈降などによって増粘した場合の流量不足を検知することが可能となり、その検知結果によって許容状態と非許容状態を切り替えることで、液体供給不足を抑制できる。
1a,1b,1c…液体吐出装置、2…第1貯留部としての供給タンク、3…第2貯留部としての回収タンク、4…ポンプ、5…第1流路としての供給路、6…第2流路としての回収路、7…第3流路としての帰還流路、8…センサー、9…液体吐出ヘッド、10a…第1温度調整部としての温度制御部、10b…第2温度調整部としての温度制御部、11…吐出制御部としての制御部、12…フィルター、13…第4流路、14…第5流路、15…切替部、16…制御部、17…回収路、18…回収路、19…一方弁…、20…流量検出部としてのセンサー、21…共通液室、22…ノズル、23…液体吐出部。

Claims (14)

  1. 液体吐出装置であって、
    液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドに供給する液体を貯留する第1貯留部と、
    前記液体吐出ヘッドから回収された液体を貯留する第2貯留部と、
    前記液体吐出ヘッドと前記第1貯留部を連通する第1流路と、
    前記液体吐出ヘッドと前記第2貯留部を連通する第2流路と、
    前記第1貯留部と前記第2貯留部を連通する第3流路と、
    前記液体吐出ヘッドからの液体の吐出動作を制御する吐出制御部と、を有し、
    前記吐出制御部は、
    前記第1流路内で前記第1貯留部から前記液体吐出ヘッドへと液体が流れ、前記第2流路内で前記液体吐出ヘッドから前記第2貯留部へと液体が流れ、前記第3流路内で前記第2貯留部から前記第1貯留部へと液体が流れる第1状態と、
    前記第1流路内で前記第1貯留部から前記液体吐出ヘッドへと液体が流れ、前記第2流路内で前記第2貯留部から前記液体吐出ヘッドへと液体が流れる第2状態と、
    のそれぞれにおいて、液体を吐出するよう前記吐出動作を制御し、
    前記第2流路は、前記第2貯留部から前記液体吐出ヘッドへの液体の流れを許容する許容状態と、前記第2貯留部から前記液体吐出ヘッドへの液体の流れを非許容する非許容状態と、を切替可能とする切替部と、
    前記切替部を許容状態とすることで液体の流れを前記第2状態とし、前記切替部を非許容状態とすることで液体の流れを前記第1状態とするように、前記切替部の動作を制御する切替制御部と、を更に有することを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記第2状態は、前記第3流路内で前記第2貯留部から前記第1貯留部へと液体が流れることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記第2流路の流路抵抗は、前記第1流路の流路抵抗よりも小さいことを特徴とする請求項1または2に記載の液体吐出装置。
  4. 液体の温度を検出する温度検出部と、
    前記温度検出部の検出結果に基づいて液体の温度を調整する温度調整部と、を更に有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  5. 前記温度検出部は、前記第1流路内の液体の温度を検出する第1温度検出部と、前記第2流路内の液体の温度を検出する第2温度検出部と、を含み、
    前記温度調整部は、前記第1貯留部に配置された第1温度調整部と、前記第2貯留部に配置された第2温度調整部と、を備え、
    前記第1温度調整部は、前記第1温度検出部の検出結果に基づいて前記第1貯留部内の液体の温度を調整し、
    前記第2温度調整部は、前記第2温度検出部の検出結果に基づいて前記第2貯留部内の液体の温度を調整することを特徴とする請求項4に記載の液体吐出装置。
  6. 前記第1温度調整部と前記第2温度調整部とは、前記第2貯留部内の液体の温度が前記第1貯留部内の液体の温度よりも高くなるように、液体の温度を調整することを特徴とする請求項5に記載の液体吐出装置。
  7. 前記第1貯留部および前記第2貯留部には、液体中の異物を捕集するためのフィルターが設けられていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  8. 前記第2貯留部は、前記第1貯留部よりも重力方向における上側に配置されていることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  9. 前記第1貯留部および前記第2貯留部は、前記液体吐出ヘッドよりも重力方向における上側に配置されていることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  10. 前記吐出制御部は、単位時間当たりの吐出量が第1量であるとき、前記第1状態において液体を吐出し、単位時間当たりの吐出量が前記第1量よりも多い第2量であるとき、前記第2状態において液体を吐出するように、前記吐出動作を制御することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  11. 前記液体吐出ヘッドは、記録媒体上の単位領域に対して相対的に走査させながら前記吐出動作を行い、
    前記吐出制御部は、前記単位領域に対する前記走査の回数が第1回数であるとき、前記第1状態において液体を吐出し、前記単位領域に対する前記走査の回数が前記第1回数よりも少ない第2回数であるとき、前記第2状態において液体を吐出するように、前記吐出動作を制御することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  12. 前記液体吐出ヘッドは、記録媒体上の単位領域に対して相対的に走査させながら前記吐出動作を行い、
    前記吐出制御部は、前記単位領域に対する前記走査の速度が第1速度であるとき、前記第1状態において液体を吐出し、前記単位領域に対する前記走査の速度が前記第1速度よりも早い第2速度であるとき、前記第2状態において液体を吐出するように、前記吐出動作を制御することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  13. 前記液体吐出ヘッドは、液体を吐出する液体吐出部と、前記液体吐出部と前記第1流路を連通する第4流路と、前記液体吐出部と前記第2流路を連通する第5流路と、を有し、
    前記第5流路の流路抵抗は、前記第4流路の流路抵抗よりも小さいことを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  14. 前記切替制御部は、第1流路内に配置された流量検出部からの信号を検知し、許容状態となりうる流量を検知したとき、吐出動作に関係なく許容状態への切替を制御することを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
JP2019190898A 2019-10-18 2019-10-18 液体吐出装置 Active JP7380063B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019190898A JP7380063B2 (ja) 2019-10-18 2019-10-18 液体吐出装置
US17/071,191 US11648770B2 (en) 2019-10-18 2020-10-15 Liquid ejection device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019190898A JP7380063B2 (ja) 2019-10-18 2019-10-18 液体吐出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021066028A JP2021066028A (ja) 2021-04-30
JP7380063B2 true JP7380063B2 (ja) 2023-11-15

Family

ID=75492768

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019190898A Active JP7380063B2 (ja) 2019-10-18 2019-10-18 液体吐出装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US11648770B2 (ja)
JP (1) JP7380063B2 (ja)

Citations (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007069419A (ja) 2005-09-06 2007-03-22 Fuji Xerox Co Ltd 液滴吐出装置
JP2007137026A (ja) 2005-11-22 2007-06-07 Fujifilm Corp 液体吐出装置および液体攪拌方法
JP2008142910A (ja) 2006-12-06 2008-06-26 Fujifilm Corp 液滴吐出機構および画像形成装置
JP2008296506A (ja) 2007-06-01 2008-12-11 Canon Inc 記録装置
JP2013056478A (ja) 2011-09-08 2013-03-28 Toshiba Tec Corp インクジェットプリンター及びそのインク循環制御方法
JP2013158968A (ja) 2012-02-02 2013-08-19 Seiko Epson Corp 印刷装置及び印刷ヘッドユニットの昇温抑制方法
JP2013184336A (ja) 2012-03-06 2013-09-19 Seiko Epson Corp 液体噴射装置
JP2014213454A (ja) 2013-04-22 2014-11-17 コニカミノルタ株式会社 インクジェット記録装置
JP2016049738A (ja) 2014-09-01 2016-04-11 東芝テック株式会社 インク循環装置
JP2016179599A (ja) 2015-03-24 2016-10-13 キヤノン株式会社 液体吐出ヘッド
JP2017047413A (ja) 2015-09-03 2017-03-09 パナソニックIpマネジメント株式会社 インクジェット装置とインクジェット方法
JP2017159561A (ja) 2016-03-10 2017-09-14 株式会社リコー 液体吐出ヘッド、液体吐出ユニット、液体を吐出する装置
JP2017177758A (ja) 2016-03-31 2017-10-05 ブラザー工業株式会社 印刷装置
CN206703733U (zh) 2017-03-30 2017-12-05 西安德高印染自动化工程有限公司 数码喷墨印刷机的全封闭双负压循环供墨***
JP2018001507A (ja) 2016-06-29 2018-01-11 セーレン株式会社 インクジェット記録装置
JP2019014194A (ja) 2017-07-10 2019-01-31 エスアイアイ・プリンテック株式会社 液体噴射ヘッド、液体噴射記録装置、液体噴射ヘッドの制御方法および液体噴射ヘッドの制御プログラム
JP2019093588A (ja) 2017-11-21 2019-06-20 セイコーエプソン株式会社 カートリッジ

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102009020702B4 (de) * 2009-05-11 2011-09-15 Khs Gmbh Drucksystem zum Bedrucken von Flaschen oder dergleichen Behältern sowie Druckvorrichtung oder -maschine mit einem solchen Drucksystem
EP3103644A1 (en) * 2015-06-12 2016-12-14 Roberto Schianchi A system for supplying an inkjet head

Patent Citations (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007069419A (ja) 2005-09-06 2007-03-22 Fuji Xerox Co Ltd 液滴吐出装置
JP2007137026A (ja) 2005-11-22 2007-06-07 Fujifilm Corp 液体吐出装置および液体攪拌方法
JP2008142910A (ja) 2006-12-06 2008-06-26 Fujifilm Corp 液滴吐出機構および画像形成装置
JP2008296506A (ja) 2007-06-01 2008-12-11 Canon Inc 記録装置
JP2013056478A (ja) 2011-09-08 2013-03-28 Toshiba Tec Corp インクジェットプリンター及びそのインク循環制御方法
JP2013158968A (ja) 2012-02-02 2013-08-19 Seiko Epson Corp 印刷装置及び印刷ヘッドユニットの昇温抑制方法
JP2013184336A (ja) 2012-03-06 2013-09-19 Seiko Epson Corp 液体噴射装置
JP2014213454A (ja) 2013-04-22 2014-11-17 コニカミノルタ株式会社 インクジェット記録装置
JP2016049738A (ja) 2014-09-01 2016-04-11 東芝テック株式会社 インク循環装置
JP2016179599A (ja) 2015-03-24 2016-10-13 キヤノン株式会社 液体吐出ヘッド
JP2017047413A (ja) 2015-09-03 2017-03-09 パナソニックIpマネジメント株式会社 インクジェット装置とインクジェット方法
JP2017159561A (ja) 2016-03-10 2017-09-14 株式会社リコー 液体吐出ヘッド、液体吐出ユニット、液体を吐出する装置
JP2017177758A (ja) 2016-03-31 2017-10-05 ブラザー工業株式会社 印刷装置
JP2018001507A (ja) 2016-06-29 2018-01-11 セーレン株式会社 インクジェット記録装置
CN206703733U (zh) 2017-03-30 2017-12-05 西安德高印染自动化工程有限公司 数码喷墨印刷机的全封闭双负压循环供墨***
JP2019014194A (ja) 2017-07-10 2019-01-31 エスアイアイ・プリンテック株式会社 液体噴射ヘッド、液体噴射記録装置、液体噴射ヘッドの制御方法および液体噴射ヘッドの制御プログラム
JP2019093588A (ja) 2017-11-21 2019-06-20 セイコーエプソン株式会社 カートリッジ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021066028A (ja) 2021-04-30
US20210114371A1 (en) 2021-04-22
US11648770B2 (en) 2023-05-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5599077B2 (ja) インクジェット印刷装置
JP5475389B2 (ja) 液滴吐出ヘッド、該液滴吐出ヘッドを有する液滴吐出装置、および、該液滴吐出ヘッドに気泡を溜める方法
CN101659147B (zh) 喷墨记录装置
JP5277506B2 (ja) インクジェット記録ヘッド、インク貯留装置
JP5555505B2 (ja) インクジェットプリンタ
CN109130515B (zh) 液体喷出头和记录设备
JP2005306005A (ja) 液体吐出装置および液体処理方法
JP2010083021A (ja) インクジェット記録装置
JP6289011B2 (ja) 液体供給装置
JP2011178014A (ja) 液体噴射装置
JP2010030205A (ja) 液体供給装置、液体吐出装置、及び液体吐出装置の制御方法
CN108025556B (zh) 喷墨印刷装置
JP5692979B2 (ja) インクジェット記録装置
JP5246107B2 (ja) 液体噴射装置
JP2006289955A (ja) インクジェット記録装置
JP2023053096A (ja) 記録装置及び記録装置の制御方法
JP4613987B2 (ja) 液体供給装置、液体吐出装置、及び液体吐出装置の制御方法
JP6267023B2 (ja) 液体吐出装置、およびその制御方法
JP5461337B2 (ja) インクジェットプリンタ、及びそのインク循環方法
JP5526624B2 (ja) 画像印刷装置及び画像印刷方法
KR101948689B1 (ko) 잉크 순환 장치 및 방법
JP7380063B2 (ja) 液体吐出装置
KR20210038902A (ko) 인쇄 모듈을 위한 잉크 전달 시스템 및 잉크 전달 방법
JP2011000823A (ja) インク供給装置、インク供給方法、及びインクジェット記録装置
JP2017114091A (ja) インクジェット記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD07 Notification of extinguishment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7427

Effective date: 20200821

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20210914

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20211101

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220921

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230731

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230801

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230927

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231003

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231016

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7380063

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150