JP7380054B2 - 廃液回収装置、インクジェット記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インクヘッドのクリーニングにより排出される廃インクを含む廃液を回収する廃液回収装置およびそれを備えるインクジェット記録装置に関する。
インクジェット方式でシートに画像を形成するインクジェット記録装置は、複数のインクノズルが形成されたインク吐出部を有するインクヘッド備える。さらに、前記インクジェット記録装置が、前記インクヘッドをクリーニングするクリーニング装置を備える場合がある。
前記インクヘッドのクリーニングにより、廃インクおよび前記クリーニングに用いられた液体洗剤などを含む廃液が排出される。前記廃液は、廃液回収装置によって廃液容器へ回収される。
前記廃液回収装置は、終端が前記廃液容器内に配置された廃液チューブと、前記廃液チューブ内の前記廃液を前記廃液チューブの始端から前記終端へ向けて流動させるポンプとを備える(例えば、特許文献1参照)。
特開2013-103463号公報
ところで、前記インクヘッドのクリーニングが行われるときの前記インクジェット記録装置の状況に応じて、前記ポンプの出力が変更される場合がある。例えば、前記インクヘッドのクリーニングが比較的短い周期で実行される場合に、前記ポンプが通常よりも低出力で動作する場合がある。
前記ポンプが低出力で動作する場合、前記廃液が前記廃液チューブの終端から吐出する勢いが弱い。この場合、前記廃液が、前記廃液チューブの終端部の外側面を伝って逆流し、前記廃液チューブの周辺を汚すおそれがある。
一方、前記ポンプが低出力で動作する場合に対応した細い前記廃液チューブが採用される場合、前記ポンプが通常の出力で動作する場合に、前記廃液チューブの大きな圧損が前記廃液の円滑な流れを妨げるおそれがある。
本発明の目的は、前記ポンプの出力が変更される場合に、廃液が廃液チューブの終端部の外側面を伝って逆流することを防止できる廃液回収装置およびそれを備えるインクジェット記録装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係る廃液回収装置は、廃液チューブと、ポンプと、制御部と、を備える。前記廃液チューブは、シートにインクを吐出するインクヘッドのクリーニングにより排出される廃インクを含む廃液の流路を形成し、終端が廃液容器内に配置されている。前記ポンプは、前記廃液チューブ内の前記廃液を前記廃液チューブの始端から前記終端へ向けて流動させる。前記制御部は、前記ポンプの出力を制御する。前記廃液回収装置は、可撓チューブおよび変位機構も備える。前記可撓チューブは、前記廃液チューブの一部または全部であり、一端が前記廃液チューブの前記終端を成す。前記変位機構は、駆動力を受けることにより動作する被駆動部および前記被駆動部の動作に連動して既定変位範囲で変位する変位部を有する。前記変位部は、前記既定変位範囲で変位するときに前記可撓チューブにおける前記終端寄りの被接触部に対する接触深さが変化する。
本発明の他の局面に係るインクジェット記録装置は、シートにインクを吐出することにより前記シートに画像を形成するインクヘッドと、前記廃液回収装置と、を備える。
本発明によれば、前記ポンプの出力が変更される場合に、廃液が廃液チューブの終端部の外側面を伝って逆流することを防止できる廃液回収装置およびそれを備えるインクジェット記録装置を提供することが可能になる。
図1は、第1実施形態に係るインクジェット記録装置の構成図である。 図2は、第1実施形態に係るインクジェット記録装置におけるインクジェット部の構成図である。 図3は、第1実施形態に係るインクジェット記録装置のクリーニング状態を表す図である。 図4は、第1実施形態に係るインクジェット記録装置の係合状態を表す図である。 図5は、第1実施形態に係るインクジェット記録装置のキャップ状態を表す図である。 図6は、第1実施形態に係るインクジェット記録装置におけるインクヘッドおよびクリーニングブレードの斜視図である。 図7は、第1実施形態に係るインクジェット記録装置における廃液回収装置の構成図である。 図8は、第1実施形態に係るインクジェット記録装置の廃液回収装置における廃液チューブおよび変位機構の斜視図である。 図9は、第1実施形態に係るインクジェット記録装置の廃液回収装置における第1状態の変位機構の構成図である。 図10は、第1実施形態に係るインクジェット記録装置の廃液回収装置における第2状態の変位機構の構成図である。 図11は、第1実施形態に係るインクジェット記録装置の廃液回収装置における第3状態の変位機構の構成図である。 図12は、第2実施形態に係るインクジェット記録装置の廃液回収装置における変位機構の構成図である。 図13は、第3実施形態に係るインクジェット記録装置の廃液回収装置における変位機構の構成図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[第1実施形態:インクジェット記録装置10の構成]
第1実施形態に係るインクジェット記録装置10は、インクジェット方式でプリント処理を実行可能なプリンターである。前記プリント処理は、シート9に画像を形成する処理である。シート9は、紙または樹脂フィルムなどのシート状の画像形成媒体である。
なお、インクジェット記録装置10が、インクジェット方式で前記プリント処理を実行可能なファクシミリ装置、コピー機または複合機などであることも考えられる。
図1に示されるように、インクジェット記録装置10は、シート収容部12、シート搬送装置2、インクジェット部3、インク供給部4、クリーニングユニット5、キャップユニット6および制御装置8などを備える。インクジェット部3は、複数のインクヘッド31を有する。
シート搬送装置2、インクジェット部3、インク供給部4、クリーニングユニット5、キャップユニット6および制御装置8は、本体を成す筐体11に収容されている。
シート収容部12は、複数枚のシート9を収容可能である。シート搬送装置2は、シート収容部12に収容されているシート9を1枚ずつシート搬送路20に沿って搬送し、さらに、シート搬送路20から排出トレイ13へ排出する。
シート搬送装置2は、シート送出部21、複数組の搬送ローラー対22、主搬送ユニット23、後段搬送ユニット24および排出ローラー対25などを含む。シート送出部21が、シート収容部12からシート9を1枚ずつシート搬送路20へ送り出す。
複数組の搬送ローラー対22が、シート送出部21からシート9の搬送を引き継ぎ、主搬送ユニット23へ向けてシート9を搬送する。
主搬送ユニット23は、インクジェット部3の下方に配置されている。主搬送ユニット23は、シート9の表面をインクジェット部3に対向させつつ、シート9を予め定められた搬送方向D0へ搬送する。
搬送方向D0に直交する方向が主走査方向D1であり、搬送方向D0の反対方向が副走査方向D2である(図1,2参照)。
主搬送ユニット23において、複数の張架ローラー231が、無端の主搬送ベルト230を支持しつつ回転させる。これにより、主搬送ユニット23は、シート9を主搬送ベルト230上に載せて搬送方向D0へ搬送し、さらにシート9を後段搬送ユニット24へ送り出す。主搬送ベルト230の上面と複数のインクヘッド31との間の隙間がシート搬送路20の一部を成している。
即ち、主搬送ユニット23は、前記プリント処理が行われるときに、複数のインクヘッド31との間にシート搬送路20を形成する基準位置で支持される。図1は、主搬送ユニット23が前記基準位置に存在する状態を示す。
主搬送ユニット23は、前記基準位置よりも複数のインクヘッド31から離れた搬送退避位置へ移動可能に支持されている。図3~5は、主搬送ユニット23が前記搬送退避位置に存在する状態を示す。本実施形態において、前記搬送退避位置は、前記基準位置に対して鉛直下方の位置である。
後段搬送ユニット24は、前記基準位置に位置する主搬送ユニット23に対し搬送方向D0の下流側に配置されている。後段搬送ユニット24において、複数の張架ローラー241が、無端の後段搬送ベルト240を支持しつつ回転させる。これにより、後段搬送ユニット24は、画像が形成されたシート9を後段搬送ベルト240上に載せて搬送し、さらにシート9を排出ローラー対25へ送り出す。
排出ローラー対25は、後段搬送ユニット24に対し搬送方向D0の下流側に配置されている。排出ローラー対25は、画像が形成されたシート9を排出トレイ13へ排出する。
インクジェット部3は、複数のインクヘッド31と、複数のインクヘッド31を支持するインクヘッド支持体30とを備える。複数のインクヘッド31は、主搬送ユニット23によって搬送されているシート9に向けて複数の色のインクを噴出することにより、シート9に画像を形成する。
図1に示される例において、複数のインクヘッド31は、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローのインクに対応する4つのラインヘッド300に区分されている。インク供給部4は、各色のインクを複数のインクヘッド31へ供給する。
4つのラインヘッド300は、副走査方向D2において並んで配置され、予め定められた位置関係で固定されている(図1,2参照)。なお、インクジェット部3が備えるラインヘッド300の数が3つまたは5つ以上であることも考えられる。
複数のインクヘッド31は、それらのインク吐出部31Aと主搬送ベルト230上のシート9の上面との間に1ミリメートル程度の隙間が形成される位置に配置されている。インク吐出部31Aは、インクヘッド31各々の下面である。
図2に示されるように、複数のインクヘッド31は、それぞれ長手方向が主走査方向D1に沿う状態で配置されている。インクヘッド31各々のインク吐出部31Aには、シート搬送路20に沿って搬送されるシート9にインクを吐出する複数のインクノズル31Bが形成されている。
なお、インクヘッド31各々は、複数のインクノズル31Bに対応する複数の圧電素子を備える(不図示)。前記圧電素子各々は、制御装置8から駆動信号が供給されるときに振動することにより、インクを加圧し、インクノズル31B各々からインクを噴出させる。
制御装置8は、MPU(Micro Processing Unit)81、RAM(Random Access Memory)82および二次記憶装置83などを含む。
MPU81は、コンピュータープログラムを実行することにより、各種のデータ処理および制御を実行するプロセッサーである。RAM82は、コンピューター読み取り可能な揮発性の記憶装置である。RAM82は、MPU81が実行する前記コンピュータープログラムおよびMPU81が各種の処理を実行する過程で出力および参照するデータを一次記憶する。
二次記憶装置83は、コンピューター読み取り可能な不揮発性の記憶装置である。二次記憶装置83は、前記コンピュータープログラムおよび各種のデータの記憶および更新が可能である。例えば、フラッシュメモリーまたはハードディスクドライブの一方または両方が、二次記憶装置83として採用される。
インクジェット記録装置10において、インク吐出部31Aをクリーニングする装置として、ブレード式クリーニング装置が採用されている。前記ブレード式クリーニング装置は、インクヘッド31各々に設けられた洗剤供給部32と、インクヘッド31各々のインク吐出部31Aに対して摺動するクリーニングブレード51とを備える(図5参照)。
洗剤供給部32は、液体洗剤の供給口32Bが形成された部分である(図2,6参照)。泡状の前記液体洗剤が、供給口32Bから供給され、インク吐出部31Aのクリーニングに用いられる。
図1に示されるように、クリーニングユニット5は、前記基準位置の主搬送ユニット23と干渉しないクリーニング退避位置で支持されている。クリーニングユニット5は、複数のインクヘッド31に対応する複数のクリーニングブレード51を有する。
図1に示される例において、前記クリーニング退避位置は、前記基準位置の主搬送ユニット23に対して斜め下方の位置である。また、前記クリーニング退避位置は、高さ方向において主搬送ユニット23の前記基準位置と前記搬送退避位置との間の位置である。
クリーニングブレード51各々は、弾性部材である。例えば、クリーニングブレード51は板状のゴム部材である。さらに、クリーニングユニット5は、複数のクリーニングブレード51を支持するブレード支持体50を有する。
クリーニングユニット5は、前記クリーニング退避位置とクリーニングブレード51がインクヘッド31の下面に接するクリーニング位置との間で移動可能に支持されている。図3は、クリーニングユニット5が前記クリーニング位置に存在する状態を示す。
インクジェット記録装置10は、主搬送ユニット23およびクリーニングユニット5を移動させるユニット移動装置7をさらに備える。ユニット移動装置7は、予め定められたクリーニング開始条件が成立する場合に、主搬送ユニット23を前記基準位置から前記搬送退避位置へ移動させる。前記クリーニング開始条件は、例えば予め定められた枚数のシート9への前記プリント処理が実行されたという条件である。
さらに、ユニット移動装置7は、主搬送ユニット23が前記搬送退避位置へ移動した状況下で、クリーニングユニット5を前記クリーニング退避位置から前記クリーニング位置へ移動させる。
クリーニングユニット5は、複数のクリーニングブレード51を主走査方向D1に沿って移動させるブレード移動装置52をさらに備える。ブレード移動装置52は、クリーニングユニット5が前記クリーニング位置に存在するときに複数のクリーニングブレード51を移動させる。
クリーニングユニット5のブレード移動装置52は、クリーニングユニット5が前記クリーニング位置に保持された状況下で、クリーニングブレード51各々をインクヘッド31各々における洗剤供給部32、インク吐出部31Aに対して摺動させる(図6参照)。
即ち、クリーニングブレード51は、インクヘッド31各々における洗剤供給部32およびインク吐出部31Aを摺動する。クリーニングブレード51は、前記液状洗剤をインク吐出部31Aに塗布しつつインク汚れを擦り取る。
クリーニングユニット5が前記クリーニング位置に保持され、複数のクリーニングブレード51が複数のインクヘッド31に対して摺動する状態がクリーニング状態である(図3参照)。
クリーニングブレード51によるインクヘッド31のクリーニングにより、インクヘッド31から除去された前記インクである廃インクおよび使用済みの前記液体洗剤を含む廃液が排出される。前記廃液は、インクヘッド31から下方へ落下する。
クリーニングユニット5は、インクヘッド31から落下する前記廃液を回収する廃液回収装置500をさらに備える(図1参照)。廃液回収装置500は、廃液トレイ54、廃液チューブ55、ポンプ56および廃液容器57を備える(図1、7参照)。
廃液トレイ54は、クリーニングユニット5から落下する前記廃液を受けて1箇所に集める。廃液トレイ54は、傾斜板541および廃液溜め部542を有する。傾斜板541は、落下する前記廃液を受けて廃液溜め部542へ案内する。前記廃液は、廃液溜め部542に一時的に溜まる。
廃液チューブ55は、前記廃液の流路を形成するチューブである。廃液チューブ55の始端55aは、廃液溜め部542の排出口542aに接続され、廃液チューブ55の終端55bは、廃液容器57内に配置されている。
ポンプ56は、廃液チューブ55内の前記廃液を廃液チューブ55の始端55aから終端55bへ向けて流動させる。ポンプ56が作動することにより、前記廃液は、廃液溜め部542から廃液容器57へ搬送される。その結果、前記廃液が廃液容器57に回収される。
MPU81は、前記コンピュータープログラムを実行することにより実現される複数の処理モジュールを含む。前記処理モジュールは、プリント制御部81a、クリーニング制御部81bおよび回収制御部81cなどを含む。
プリント制御部81aは、シート搬送装置2およびインクジェット部3などを制御することにより、インクジェット部3に前記プリント処理を実行させる。
クリーニング制御部81bは、ユニット移動装置7を制御することにより、主搬送ユニット23の移動およびクリーニングユニット5の移動を制御する。さらに、クリーニング制御部81bは、ブレード移動装置52を制御することにより、クリーニングブレード51の移動を制御する。
回収制御部81cは、廃液回収装置500を制御する。具体的には、回収制御部81cは、インクヘッド31のクリーニングが行われるときに、ポンプ56を作動させ、インクヘッド31のクリーニングが終了した後に、ポンプ56を停止させる。なお、回収制御部81cは、廃液回収装置500の一部を構成する制御部の一例である。
インクジェット記録装置10は、キャップユニット6をさらに備える(図1,5参照)。キャップユニット6は、複数のインクノズル31Bを覆う複数のキャップ61を有する。
キャップユニット6は、前記クリーニング退避位置のクリーニングユニット5に並ぶキャップ退避位置で支持される。図1,2は、キャップユニット6が前記キャップ退避位置に存在する状態を示す。図1,2に示される例では、前記キャップ退避位置は、前記クリーニング退避位置のクリーニングユニット5の上方の位置である。
キャップユニット6は、複数のキャップ61を支持するキャップ支持体60を有する(図1参照)。キャップユニット6は、前記キャップ退避位置からインクヘッド31に対向するキャップ位置へ移動可能に支持されている。図5は、キャップユニット6が前記キャップ位置に存在する状態を示す。
キャップユニット6が前記キャップ位置に存在するときに、キャップ61各々は、インクヘッド31各々における複数のインクノズル31Bを覆う。これにより、インクノズル31B内のインクが固化することによるインクノズル31Bの詰まりが防止される。
クリーニングユニット5は、キャップユニット6と係合可能に構成されている。具体的には、キャップユニット6のキャップ支持体60が被係合部62を有し、クリーニングユニット5のブレード支持体50が、被係合部62と係合する係合部53を有する(図1参照)。
クリーニングユニット5が前記クリーニング退避位置から係合位置へ移動することにより、係合部53が被係合部62と係合する。係合部53が被係合部62と係合することにより、クリーニングユニット5が移動するときに、キャップユニット6がクリーニングユニット5とともに移動する。
クリーニングユニット5が前記係合位置へ移動することによりクリーニングユニット5がキャップユニット6と係合する状態が係合状態である(図4参照)。
前述したように、ユニット移動装置7は、主搬送ユニット23が前記搬送退避位置へ移動した状況下で、まず、クリーニングユニット5を前記クリーニング退避位置から前記クリーニング位置へ移動させる。
そして、クリーニングユニット5が前記クリーニング位置に保持されている状況下で、ブレード移動装置52が複数のクリーニングブレード51を複数のインクヘッド31に対して摺動させる。
次に、ユニット移動装置7は、クリーニングユニット5を前記クリーニング位置から前記クリーニング退避位置へ戻し、続いて、クリーニングユニット5を前記クリーニング退避位置から前記係合位置を経由してキャップ支持位置へ移動させる。
クリーニングユニット5が前記係合位置から前記キャップ支持位置へ移動することにより、キャップユニット6が前記キャップ退避位置から前記キャップ位置へ移動する(図5参照)。即ち、ユニット移動装置7は、キャップユニット6を前記キャップ退避位置から前記キャップ位置へ移動させる装置でもある。
ところで、インクヘッド31のクリーニングが行われるときのインクジェット記録装置10の状況に応じて、ポンプ56の出力が変更される場合がある。例えば、回収制御部81cは、インクヘッド31のクリーニングが比較的短い周期で実行される場合に、ポンプ56を通常よりも低出力で動作させる。
ポンプ56が低出力で動作する場合、前記廃液が廃液チューブ55の終端55bから吐出する勢いが弱い。この場合、前記廃液が、廃液チューブ55の終端55b寄りの部分の外側面を伝って逆流し、廃液チューブ55の周辺を汚すおそれがある。
一方、ポンプ56が低出力で動作する場合に対応した細い廃液チューブ55が採用される場合、ポンプ56が通常の出力で動作する場合に、廃液チューブ55の大きな圧損が前記廃液の円滑な流れを妨げるおそれがある。
廃液回収装置500は、ポンプ56の出力が変更される場合に、前記廃液が廃液チューブ55の終端55b寄りの部分の外側面を伝って逆流することを防止するための構成を備える。以下、その構成について説明する。
図8に示されるように、廃液回収装置500の廃液チューブ55は、1つ以上のジョイントチューブ551と、ジョイントチューブ551によって連結された複数の可撓チューブ550とを含む。ジョイントチューブ551および可撓チューブ550各々は、廃液チューブ55の一部である。
可撓チューブ550は、多様な経路に対応して配管できる点において優れている。なお、廃液チューブ55の全体が、1本の可撓チューブ550で構成されてもよい。
ジョイントチューブ551は、合成樹脂製の硬質な部材である。可撓チューブ550各々は、例えば軟質塩化ビニールまたは軟質ポリ塩化ビニールなどを主成分とする可撓性を有する部材である。
複数の可撓チューブ550は一端が廃液チューブ55の終端55bを成す端末可撓チューブ550xを含む。即ち、端末可撓チューブ550xの終端が、廃液チューブ55の終端55bである。
廃液回収装置500は、チューブ保持部材552をさらに備える。チューブ保持部材552は、合成樹脂製の硬質な部材である。チューブ保持部材552は、端末可撓チューブ550xを湾曲経路に沿って保持する。
図8に示される例では、チューブ保持部材552は、端末可撓チューブ550xを前記湾曲経路に沿って90°方向転換させる。
チューブ保持部材552が採用されることにより、柔軟な端末可撓チューブ550xを採用しながら、端末可撓チューブ550xを一定の経路に沿わせることができる。さらに、チューブ保持部材552は、端末可撓チューブ550xの振動を抑制する。
チューブ保持部材552における端末可撓チューブ550xの終端55b寄りの部分には開口552aが形成されている。開口552aは、チューブ保持部材552における周方向の一部の範囲に形成されている。
従って、端末可撓チューブ550xの終端55b寄りの部分における周方向の一部が、チューブ保持部材552の開口552aから露出している。
図8に示されるように、廃液回収装置500は、変位機構58をさらに備える。変位機構58は、可動部材581および可動部材581を回転可能に支持する支持フレーム580を備える。
可動部材581は、被駆動部5811、連結部5812および変位部5813を含む。被駆動部5811は、駆動力を受けることにより動作する部分である。本実施形態において、被駆動部5811は、人の操作により機械的に前記駆動力を受ける***作部である。
具体的には、被駆動部5811には、人の手によって摘まれる摘み部5811aが形成されている。摘み部5811aは、回転操作を受け付ける部分である。即ち、本実施形態における前記駆動力は、人の操作による回転駆動力である。
連結部5812は、被駆動部5811と変位部5813とを連結する部分である。変位部5813は、被駆動部5811の回転動作に連動して既定変位範囲で変位する。
本実施形態では、変位部5813は、被駆動部5811が回転するときに、被駆動部5811の回転中心線の周りを旋回する。即ち、変位部5813は、被駆動部5811の回転動作に連動して、予め定められた旋回範囲で旋回する(図8~11参照)。
図9は、変位部5813が前記既定変位範囲の起点に存在するときの変位機構58を表す。図11は、変位部5813が前記既定変位範囲の終点に存在するときの変位機構58を表す。図10は、変位部5813が前記既定変位範囲における前記起点と前記終点との間の中間位置に存在するときの変位機構58を表す。
変位部5813は、前記既定変位範囲で変位するときに、端末可撓チューブ550xにおける終端55b寄りの部分である被接触部55cに接触する。本実施形態において、被接触部55cは、チューブ保持部材552の開口552aから露出した部分である。
図8~11に示されるように、チューブ保持部材552における開口552aに対し裏側の部分は、裏面支持部552bである。裏面支持部552bは、端末可撓チューブ550xにおける被接触部55cの裏面を支える。
図9~11に示されるように、変位部5813は、前記既定変位範囲で変位するときに端末可撓チューブ550xの被接触部55cに対する接触深さが変化する。即ち、端末可撓チューブ550xの被接触部55cは、変位部5813に押されることにより扁平状に変形し、被接触部55cの扁平度合いが、変位部5813の変位に応じて変化する(図9~11参照)。
被接触部55cの扁平度合いが変化すると、被接触部55cの中空部の断面積が変化する。図9~11に示されるように、変位部5813が前記既定変位範囲の前記起点から前記終点へ変位するにつれて、被接触部55cにおける前記廃液の通路の断面積が狭まる。
廃液回収装置500が採用される場合、回収制御部81cがポンプ56の出力を変更するときに、摘み部5811aの操作によって被接触部55cにおける前記廃液の通路の断面積を変更することができる。
例えば、ポンプ56の出力が、定格出力、中間出力および低出力の3段階で変更可能な場合が考えられる。この場合、回収制御部81cが、タッチパネルなどの不図示の操作装置に対する動作指定操作に従って、ポンプ56の出力を制御することが考えられる。回収制御部81cは、ポンプ56への給電量を制御することにより、ポンプ56の出力を制御する。
上記の場合、ポンプ56の出力が前記定格出力に設定される場合に、変位部5813が前記既定変位範囲の前記起点に位置するように摘み部5811aが操作され、ポンプ56の出力が前記中間出力に設定される場合に、変位部5813が前記既定変位範囲の前記中間位置に位置するように摘み部5811aが操作され、ポンプ56の出力が前記低出力に設定される場合に、変位部5813が前記既定変位範囲の前記終点に位置するように摘み部5811aが操作されることが考えられる。
変位機構58の状態がポンプ56の出力に応じて上記のように変更されることにより、端末可撓チューブ550xの終端55bからの前記廃液の吐出速度が大幅に低下することが回避される。その結果、前記廃液が端末可撓チューブ550xの終端55b寄りの部分の外側面を伝って逆流することを防止することが可能である。
[第2実施形態]
次に、図12を参照しつつ、第2実施形態に係るインクジェット記録装置10Xについて説明する。
インクジェット記録装置10Xは、インクジェット記録装置10における廃液回収装置500が廃液回収装置500Xに置き換えられた構成を備える。以下、廃液回収装置500Xにおける廃液回収装置500と異なる点について説明する。
廃液回収装置500Xは、廃液回収装置500に被検出部5814および複数の物体検出センサー800が追加された構成を備える。
被検出部5814は、被駆動部5811の動作に連動して変位する部分である。図12に示される例では、被検出部5814は、被駆動部5811と一体に形成され、被駆動部5811から張り出している。
例えば、物体検出センサー800が透過型フォトセンサーまたは反射型のフォトセンサーであることが考えられる。また、物体検出センサー800がマイクロスイッチなどの接触式センサーであってもよい。
物体検出センサー800は、被検出部5814を検出することにより、変位部5813が前記既定変位範囲における前記起点、前記中間位置および前記終点のうちのいずれに存在するかを検出する。
複数の物体検出センサー800は、被検出部5814が予め定められた複数の位置のいずれかに存在することを検出する。物体検出センサー800は、変位機構58における被駆動部5811または変位部5813の状態を検出する状態検出センサーの一例である。
本実施形態においても、被駆動部5811は、人の操作により機械的に前記駆動力を受ける***作部である。本実施形態において、回収制御部81cは、物体検出センサー800の検出結果に応じてポンプ56の出力を制御する。
具体的には、物体検出センサー800の検出結果が、変位部5813が前記既定変位範囲の前記起点に位置することを示す場合に、回収制御部81cは、ポンプ56の出力を前記定格出力に設定する。
また、物体検出センサー800の検出結果が、変位部5813が前記既定変位範囲の前記中間位置に位置することを示す場合に、回収制御部81cは、ポンプ56の出力を前記中間出力に設定する。
また、物体検出センサー800の検出結果が、変位部5813が前記既定変位範囲の前記終点に位置することを示す場合に、回収制御部81cは、ポンプ56の出力を前記低出力に設定する。
廃液回収装置500Xが採用される場合も、廃液回収装置500が採用される場合と同様の効果が得られる。
[第3実施形態]
次に、図13を参照しつつ、第3実施形態に係るインクジェット記録装置10Yについて説明する。
インクジェット記録装置10Yは、インクジェット記録装置10における廃液回収装置500が廃液回収装置500Yに置き換えられた構成を備える。以下、廃液回収装置500Yにおける廃液回収装置500と異なる点について説明する。
廃液回収装置500Yは、廃液回収装置500における変位機構58が変位機構58Yに置き換えられ、さらに、駆動装置59が追加された構成を備える。
変位機構58Yは、支持フレーム580および可動部材581Xを備える。可動部材581Xは、支持フレーム580に回転可能に支持された軸部5815と、軸部5815と一体に形成されたカム部5816およびリンク部5817とを有する。
リンク部5817は、駆動装置59と連結され、駆動装置59から駆動力を受ける部分である。本実施形態において、リンク部5817は、駆動力を受けることにより動作する被駆動部の一例である。駆動装置59は、リンク部5817に前記駆動力を付与する。
駆動装置59は、例えばソレノイドなどのアクチュエーターである。駆動装置59の動作により、リンク部5817が変位し、リンク部5817に連動してカム部5816が変位する。本実施形態において、カム部5816は、リンク部5817の動作に連動して既定変位範囲で変位する変位部の一例である。
カム部5816は、前記既定変位範囲で変位するときに、端末可撓チューブ550xにおける終端55b寄りの部分である被接触部55cに接触する。
カム部5816は、前記既定変位範囲で変位するときに端末可撓チューブ550xの被接触部55cに対する接触深さが変化する。端末可撓チューブ550xの被接触部55cは、カム部5816に押されることにより扁平状に変形し、被接触部55cの扁平度合いが、カム部5816の変位に応じて変化する。
前述したように、回収制御部81cが、タッチパネルなどの不図示の操作装置に対する動作指定操作に従って、ポンプ56の出力を制御することが考えられる。
本実施形態において、回収制御部81cは、ポンプ56の出力を変更するときに、駆動装置59を制御することにより、被接触部55cに対するカム部5816の接触深さを変更する。
廃液回収装置500Yが採用される場合も、廃液回収装置500,500Xが採用される場合と同様の効果が得られる。
2 :シート搬送装置
3 :インクジェット部
4 :インク供給部
5 :クリーニングユニット
6 :キャップユニット
7 :ユニット移動装置
8 :制御装置
9 :シート
10 :インクジェット記録装置
10X :インクジェット記録装置
10Y :インクジェット記録装置
11 :筐体
12 :シート収容部
13 :排出トレイ
20 :シート搬送路
21 :シート送出部
22 :搬送ローラー対
23 :主搬送ユニット
24 :後段搬送ユニット
25 :排出ローラー対
30 :インクヘッド支持体
31 :インクヘッド
31A :インク吐出部
31B :インクノズル
32 :洗剤供給部
32B :供給口
50 :ブレード支持体
51 :クリーニングブレード
52 :ブレード移動装置
53 :係合部
54 :廃液トレイ
55 :廃液チューブ
55a :始端
55b :終端
55c :被接触部
56 :ポンプ
57 :廃液容器
58 :変位機構
58Y :変位機構
59 :駆動装置
60 :キャップ支持体
61 :キャップ
62 :被係合部
81 :MPU
81a :プリント制御部
81b :クリーニング制御部
81c :回収制御部
82 :RAM
83 :二次記憶装置
230 :主搬送ベルト
231 :張架ローラー
240 :後段搬送ベルト
241 :張架ローラー
300 :ラインヘッド
500 :廃液回収装置
500X :廃液回収装置
500Y :廃液回収装置
541 :傾斜板
542 :廃液溜め部
542a :排出口
550 :可撓チューブ
550x :端末可撓チューブ
551 :ジョイントチューブ
552 :チューブ保持部材
552a :チューブ保持部材の開口
552b :裏面支持部
580 :支持フレーム
581 :可動部材
581X :可動部材
800 :物体検出センサー
5811 :被駆動部
5811a :摘み部
5812 :連結部
5813 :変位部
5814 :被検出部
5815 :軸部
5816 :カム部
5817 :リンク部
D0 :搬送方向
D1 :主走査方向
D2 :副走査方向

Claims (4)

  1. シートにインクを吐出するインクヘッドのクリーニングにより排出される廃インクを含む廃液の流路を形成し、終端が廃液容器内に配置されている廃液チューブと、
    前記廃液チューブ内の前記廃液を前記廃液チューブの始端から前記終端へ向けて流動させるポンプと、
    前記ポンプの出力を制御する制御部と、を備える廃液回収装置であって、
    前記廃液チューブの一部または全部であり、一端が前記廃液チューブの前記終端を成す可撓チューブと、
    駆動力を受けることにより動作する被駆動部および前記被駆動部の動作に連動して既定変位範囲で変位する変位部を有する変位機構と、
    前記被駆動部に駆動力を付与する駆動装置と、を備え、
    前記変位部は、前記既定変位範囲で変位するときに前記可撓チューブにおける前記終端寄りの被接触部に対する接触深さが変化し、
    前記制御部は、前記ポンプの出力を変更するときに、前記駆動装置を制御することにより前記被接触部に対する前記変位部の接触深さを変更する、廃液回収装置。
  2. シートにインクを吐出するインクヘッドのクリーニングにより排出される廃インクを含む廃液の流路を形成し、終端が廃液容器内に配置されている廃液チューブと、
    前記廃液チューブ内の前記廃液を前記廃液チューブの始端から前記終端へ向けて流動させるポンプと、
    前記ポンプの出力を制御する制御部と、を備える廃液回収装置であって、
    前記廃液チューブの一部または全部であり、一端が前記廃液チューブの前記終端を成す可撓チューブと、
    駆動力を受けることにより動作する被駆動部および前記被駆動部の動作に連動して既定変位範囲で変位する変位部を有する変位機構と、
    前記変位機構における前記被駆動部または前記変位部の状態を検出する状態検出センサーと、を備え、
    前記変位部は、前記既定変位範囲で変位するときに前記可撓チューブにおける前記終端寄りの被接触部に対する接触深さが変化し、
    前記被駆動部は、人の操作により機械的に前記駆動力を受ける***作部であり、
    前記制御部は、前記状態検出センサーの検出結果に応じて前記ポンプの出力を制御する、廃液回収装置。
  3. 前記可撓チューブを湾曲経路に沿って保持し、前記可撓チューブにおける前記被接触部の裏面を支えるチューブ保持部材をさらに備える、請求項1または請求項2に記載の廃液回収装置。
  4. シートにインクを吐出することにより前記シートに画像を形成するインクヘッドと、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の廃液回収装置と、を備えるインクジェット記録装置。
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