JP7379545B2 - 車両用警告システム - Google Patents

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Description

本発明は、車両から降車する際の安全を支援する車両用警告システムに関する。
従来、車両降車時のドア開操作に対して衝突警報を発生するシステム(一般に、Exit Warningと呼ばれる)が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の車両支援システムでは、降車支援部は車両の停止時に、ミリ波レーダ等の後方センサの出力に基づいて接近物体を検出している。このような車両支援システムでは、降車支援動作中は、常に後方センサにより接近物体の監視をして降車支援を行うようにしている。
特開2019-192090号公報
ところで、EV化が進む中で、一充電当たりの走行距離の向上を図る上で、バッテリ性能の向上に限らず車両全体の省電力化が望まれている。そのため、上述のような降車支援システムにおいても、電力消費の低減が望まれている。
本発明の一態様による車両用警告システムは、車両周囲情報に基づいて、乗員による車両のドア開操作に対して警告を発する車両用警告システムであって、前記車両周囲情報として車両左側監視領域の物体を検出する第1のセンサと、前記車両周囲情報として車両右側監視領域の物体を検出する第2のセンサと、前記車両周囲情報に基づく降車警告動作を、車両停止により開始して車両システムシャットダウン指示の受信から所定時間経過したときに停止する警告制御部と、前記車両周囲情報に基づいて前記第1および第2のセンサの動作が必要か不要かを設定する設定部とを備え、前記警告制御部は、前記設定部により不要と設定された前記センサは、前記車両システムシャットダウン指示の受信により停止させ、前記設定部により必要と設定された前記センサは、前記降車警告動作の停止まで動作させる。
本発明によれば、車両用警告システムにおける電力消費の低減を図ることができる。
図1は、車両用警告システムの概略構成を示すブロック図である。 図2は、レーダおよびカメラの配置および監視範囲の一例を示す模式図である。 図3は、車室内の運転席周囲の構成を示す図である。 図4は、ドアミラーに設けられた警報表示部の一例を示す図である。 図5は、メータパネルに設けられた警報表示部の表示形態を示す図である。 図6は、周囲状況の典型的なシーンにおける、イグニッションオフ操作後におけるEWセンサ動作の要不要を示す図である。 図7は、図6の各シーンにおけるEW警報動作の一例を示す図である。 図8は、アンビエントライトの表示形態の一例を示す図である。 図9は、EW監視動作の一例を示すフローチャートである。 図10は、図9のステップS170における電力低減処理の詳細を示すフローチャートである。 図11は、図9のステップS170に続く処理を示すフローチャートである。 図12は、変形例におけるEW監視動作を示すフローチャートである。 図13は、図12のステップS270における電力低減処理の詳細を示すフローチャートである。
以下、図を参照して本発明を実施するための形態について説明する。以下の記載および図面は、本発明を説明するための例示であって、説明の明確化のため、適宜、省略および簡略化がなされている。また、以下の説明では、同一まはた類似の要素および処理には同一の符号を付し、重複説明を省略する場合がある。なお、以下に記載する内容はあくまでも本発明の実施の形態の一例を示すものであって、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、他の種々の形態でも実施をすることが可能である。
図1は、本実施の形態における車両用警告システムの概略構成を示すブロック図である。車両用警告システム1は、警告制御部10、左後側方レーダ20a、左側方カメラ20b、右後側方レーダ21a、右側方カメラ21b、EW警報部30、乗員監視部40、位置情報取得部50および地図情報取得部60を備えている。車両用警告システム1は、車両降車時の乗員の安全をサポートするための警報等を行う装置である。
車両制御装置2は、不図示の車速センサ等に基づいて自車両の停止を検出すると車両用警告システム1を起動する。車両制御装置2は、自車両が動き出したことを検出した場合には、EW停止信号を車両用警告システム1へ送信する。車両制御装置2は、乗員によるイグニッションオフ操作が行われると、イグニッションオフ操作信号(IGOFF信号)を車両用警告システム1へ送信する。車両制御装置2は、ドアロックのオン、オフ制御も行う。位置情報取得部50および地図情報取得部60は、自車位置情報および地図情報をナビゲーションシステム3から取得する。ナビゲーションシステム3は、GPS(Global Positioning System)により自車両の現在地情報を取得する機能を備えている。
図2は、左後側方レーダ20a、左側方カメラ20b、右後側方レーダ21aおよび右側方カメラ21bの配置および監視範囲の一例を示す模式図である。左後側方レーダ20aおよび右後側方レーダ21aは車両Vの左右側方後端に設けられ、車両Vの左後側方および右後側方を監視する。左側方カメラ20bは左側のドアミラー105Lに設けられ、車両Vの左側方を監視する。右側方カメラ21bは右側のドアミラー105Rに設けられ、車両Vの右側方を監視する。左後側方レーダ20aおよび右後側方レーダ21aには、例えば、ミリ波レーダが用いられる。左側方カメラ20bおよび右側方カメラ21bには、例えば、デジタルビデカメラが用いられる。
警告制御部10は、レーダ20a,21aおよびカメラ20b,21bによる検出情報と、位置情報取得部50および地図情報取得部60とに基づいて自車両周囲の状況を把握する。警告制御部10は、把握した自車両周囲状況に基づいて、乗員降車時の警報動作、レーダ20a,21aおよびカメラ20b,21bのオンオフ動作等の制御を行う。制御の詳細は後述する。なお、警告制御部10は、例えば、CPU,メモリ(ROM,RAM)および周辺回路等を有するマイコン等の演算処理装置を備え、ROMに記憶されているソフトウェアプログラムにより、警告制御部10の機能を実現する。
図3は、車室内の運転席周囲の構成を示す図である。シート101には、図1の乗員監視部40として機能する着座センサ102が設けられてる。この着座センサ102は、フロント側およびリア側の全てのシート101に設けられている。ドア100のトリム110には、図1のEW警報部30として機能する警報表示部30aおよび警報ブザー30b、アンビエントライト103、インサイドハンドル104等が設けられている。警報表示部30a、警報ブザー30b、アンビエントライト103およびインサイドハンドル104は、フロント側の左右のドア100およびリア側左右のドア100のそれぞれに設けられている。また、メータパネルおよびドアミラー105R、105Lにも、EW警報部30として機能する警報表示部30c,30dが設けられている。
また、ピラー107には、シート101に着座した乗員の動作を監視する乗員監視部40として機能する、カメラ108が設けられている。なお、車室内に設けるカメラ108の数は、全シートに着座する乗員の動作が監視可能であれば、1つでも良いし複数でも良い。
降車時には、インサイドハンドル104を操作してドアラッチを解除し、ドア100を開く。シート前方のインストルメントパネルにはナビゲーションシステム3の表示操作部106が設けられている。ドアミラー105Rの基部には右側方カメラ21bが設けられている。図2に示すように、左側方カメラ20bは左側のドアミラー105Lの基部に設けられている。
後述するEW警報動作時には、乗員への警報手段として、警報表示部30a,30c、30d、警報ブザー30bおよびアンビエントライト103が用いられる。本実施の形態では、アンビエントライト103は青色、緑色、赤色での発光が可能であるものとする。通常は青色で発光させ、EWセンサ動作において使用する場合には緑色または赤色で発光させる。
図4は、ドアミラー105Rに設けられた警報表示部30dの一例を示す図である。警報表示部30dには、自車両を示すマークM1と、後方から接近する車両のマークM2と、接近マークM3とが設けられている。警報表示部30dの表示形態としては、マークM1~M3が点灯する第1の表示形態と、マークM1~M3が点滅する第2の表示形態とがある。なお、警報表示部30aにもマークM1~M3と同様のマークが印刷されていて、点灯時にマークM1~M3が視認される。
図5(a)~(c)は、メータパネルに設けられた警報表示部30cの表示形態を示す図である。警報表示部30cは、EW監視動作時における監視用のセンサ(左後側方レーダ20a、左側方カメラ20b、右後側方レーダ21a、右側方カメラ21b)のオンオフ状態、すなわち、左側および右側のEWセンサ動作がオン状態かオフ状態かを、乗員に対して報知するものである。警報表示部30cには、自車両を表すマークM11と、左側のEWセンサ動作のオンオフ状態を表すマークM12と、右側のEWセンサ動作のオンオフ状態を表すマークM13と、左右のドアロック状態を表すマークM14,M15とが設けられている。なお、図5(a)~(c)では、マークM12~M15の表示・非表示をハッチングの有無で表した。また、マークM11~M15の表示形態には、点灯表示する場合と点滅表示する場合とがある。
図5(a)は両側のEWセンサ動作がオン状態の場合の表示形態であり、マークM11,M12,M13が表示されている。なお、図示は省略するが、マークM12~M15が非表示の場合にはマークM11も非表示とされる。
図5(b)は、左側のEWセンサ動作がオフ状態で右側のEWセンサ動作がオン状態の場合の表示形態であり、マークM11,M13が表示されている。なお、図示は省略するが、左側のEWセンサ動作がオン状態で、右側のEWセンサ動作がオフ状態の場合には、マークM11,M12が表示される。
図5(c)は、左側のEWセンサ動作がオフ状態、右側のEWセンサ動作がオン状態で、かつ、左側のドアがロック状態の場合の表示形態である。この場合には、マークM11,M13,M14が表示される。
なお、本実施の形態では、EW動作に関して以下のように呼称する。周囲監視に使用されるセンサ(左後側方レーダ20a、左側方カメラ20b、右後側方レーダ21a、右側方カメラ21b)の動作については、EWセンサ動作と称することにする。一方、乗員に対する警報を行う手段(表示部やブザー)の動作に関してはEW警報動作と称することにする。また、センサ動作と警報動作とを併せた動作をEW監視動作と称することにする。
(EW監視動作の説明)
本実施の形態では、イグニッションオフ操作前は基本的に従来と同様のEW監視動作を行い、イグニッションオフ操作後は電力消費を抑えられるように従来と異なるEW監視動作を行うようにした。イグニッションオフ操作後は、周囲監視に使用されるセンサ(左後側方レーダ20a、左側方カメラ20b、右後側方レーダ21a、右側方カメラ21b)に関して、自車位置の周囲状況に応じて必要および不要を判断し、不要なセンサに関してはシャットダウンして電力消費の低減を図る。
図6は、周囲状況の典型的な7シーンに関して、イグニッションオフ操作後におけるEWセンサ動作の要不要を列挙したものである。なお、図6は、車両は左側通行を行う交通ルールにおいて、右ハンドル車を運転している場合について記載したものであり、右側通行ルールの場合や左ハンドル車である場合には、それらに応じて左右を入れ替えたものを採用する。
シーン1は、車両を左側の歩道に寄せて停車させ、乗員の降車を行う場合である。この場合は、歩道を走行する自転車等、および、自車両の右側を追い抜く車両、自転車等を考慮する必要がある。また、車両の両側を歩行者が通過する可能性もある。そのため、全てのセンサ(左後側方レーダ20a、左側方カメラ20b、右後側方レーダ21a、右側方カメラ21b)をオン状態とする必要がある。すなわち、左後側方レーダ20a、左側方カメラ20b、右後側方レーダ21aおよび右側方カメラ21bの検出情報に基づいて、自車両の周囲状況がシーン1であると警告制御部10が判断した場合には、警告制御部10は全てのセンサ(左後側方レーダ20a、左側方カメラ20b、右後側方レーダ21a、右側方カメラ21b)の要不要設定状態を「必要」に設定する。
シーン2は、乗員が運転者のみである車両を左側の歩道に寄せて停車させた場合である。この場合、助手席側のドアが開く可能性は低いので、左側のセンサ(左後側方レーダ20a、左側方カメラ20b)を停止させてもEW警報動作に影響が出るおそれがない。そのため、乗員監視部40(着座センサ102、カメラ108)の検出結果に基づいて、自車両の周囲状況がシーン2であると警告制御部10が判断した場合には、警告制御部10は左後側方レーダ20aおよび左側方カメラ20bを「不要」に設定し、右後側方レーダ21aおよび右側方カメラ21bを「必要」に設定する。
シーン3は、車両左側にガードレールまたは壁等のドア開操作を妨げる障害物がある場合である。警告制御部10は、左側方カメラ20bおよび右側方カメラ21bの検出情報に基づいて、自車両側方の障害物の有無を判断する。車両左側に障害物が存在すると、助手席側のドアを開けるスペースや、その他の歩行者等が通過するスペースがないので、左側のセンサ(左後側方レーダ20a、左側方カメラ20b)を停止させてもEW警報動作に影響が出るおそれがない。周囲状況がシーン3であると警告制御部10が判断した場合には、左後側方レーダ20aおよび左側方カメラ20bを「不要」に設定し、右後側方レーダ21aおよび右側方カメラ21bを「必要」に設定する。
シーン4は、高速道路等の自動車専用道路を走行中に、路肩に緊急停車した場合である。警告制御部10は、ナビゲーションシステム3から取得した地図情報、位置情報に基づいて自動車専用道路を走行していることがわかり、また、カメラ20b,21bの検出情報から路肩停車を判断することができる。自動車専用道路は歩行者が通行しない環境であるので、警告制御部10は、カメラ20b,21bを「不要」に設定し、また、路肩側を車両が通過する可能性は低いので左後側方レーダ20aを「不要」に設定する。一方、車両右側を通過する追い越し車両を監視するために、右後側方レーダ21aは「必要」に設定する。
シーン5は、パーキングタワー等の立体駐車場へ入庫した場合である。警告制御部10は、ナビゲーションシステム3から取得した地図情報および位置情報に基づいて、このような状況を判断することができる。この場合、乗員が車両から降りるのみで、車両周辺に歩行者が近づく可能性が低いので、EW監視動作が不要なシーンであると言える。よって、警告制御部10は、全てのセンサ(左後側方レーダ20a、左側方カメラ20b、右後側方レーダ21a、右側方カメラ21b)を「不要」に設定する。
シーン6は、コンビニエンスストア等の駐車場に駐車した場合で、かつ、自車両の左右両側に駐車車両が存在する場合である。警告制御部10は、ナビゲーションシステム3から取得した地図情報および位置情報に基づいて当該駐車場に駐車していることを判断でき、かつ、カメラ20b,21bの検出情報に基づいて、自車両の両側の駐車車両の有無を判断することができる。この場合、駐車車両の間を他車両や自転車等が通過する可能性は低いので、レーダ20a,21aを停止しても支障がない。一方、駐車車両の間を歩行者が通過することを考慮して、左右のカメラ20b,21bは動作状態とする。よって、警告制御部10は、レーダ20a,21aを「不要」に設定し、カメラ20b,21bを「必要」に設定する。
シーン7は、コンビニエンスストア等の駐車場に駐車した場合で、かつ、自車両の左右の一方側または両側の駐車スペースに駐車車両がなく空いている場合である。この場合も、シーン6の場合と同様に、警告制御部10は、ナビゲーションシステム3から取得した地図情報および位置情報に基づいて当該駐車場に駐車していることを判断でき、かつ、カメラ20b,21bの検出情報に基づいて、自車両の両側の駐車車両の有無を判断することができる。
駐車車両がない側の駐車スペースには、自車両の駐車後に、他の車両が駐車する可能性があるため、車両進入の監視のために少なくともカメラ20b,21bは作動させておく必要がある。自車両の後方から他の車両が駐車できる状況の場合には、進入する車両をレーダ20a,21aにより検出することができる。そのため、状況に応じてレーダ20a,21aを作動させても良い。図6では、警告制御部10は、カメラ20b,21bは「必要」に設定し、レーダ20a,21aは状況に応じて「必要」に設定する。
図7は、図6のシーン1~7における乗員へのEW警報動作の一例を示す図である。なお、図7は、イグニッションオフ操作後の動作を表している。乗員への警報動作には、EW警報部30として機能する警報表示部30a,30c、30dおよび警報ブザー30bが用いられる。さらに、イグニッションオフ操作後は、アンビエントライト103も警報用の表示手段として用いる。警報動作の形態は、周囲監視用のセンサ(左後側方レーダ20a、左側方カメラ20b、右後側方レーダ21a、右側方カメラ21b)のオンオフ状態、EW警報対象の有無、ドアロックのオンオフ状態に依存する。
EWセンサ動作のオンオフ状態を報知する警報表示部30cは、図5に示したような表示形態で表示を行う。EW警報対象の有無を報知する警報表示部30a,30dは、EW警報対象がない場合には消灯し、EW警報対象がある場合には点灯する。警報ブザー30bは、EW警報対象が有り、かつ、乗員によるドア開操作がある場合にだけオン状態とする。アンビエントライト103は、イグニッションオフ操作されるまではアンビエントライト機能としての通常色(青色)で点灯される。イグニッションオフ操作後は、アンビエントライト103はEWセンサ動作のオンオフ状態を乗員に警報する表示手段として機能し、EWセンサ動作がオン状態の場合には緑色で点灯し、EWセンサ動作がオフ状態の場合には消灯する。さらに、EWセンサ動作がオフ状態で、かつ、ドアがロックされている場合には、乗員にドア開操作禁止状態であることを報知するために、赤色で点灯する。
なお、アンビエントライト103を緑色点灯する場合には、乗員に対してドアミラーによる後方確認を促すために、図8に示すような表示形態とするのが好ましい。図8では、アンビエントライト103の点灯状態の時間的変化(t1→t2→t3→t4→t5)を図の上から下方へと示した。ハッチングを施した領域103aは、アンビエントライト103の発光領域を示す。時刻t=t1では、発光領域103aはアンビエントライト103の後端に位置する。その後、時間の経過とともに発光領域103aがアンビエントライト103の前方へと移動し、時刻t=t5においてアンビエントライト103の前端に達する。その後は、再び発光領域103aがアンビエントライト103の後端に移動し、t1→t2→t3→t4→t5の場合と同様に時間の経過とともに発光領域103aが前方へと移動する。このような発光領域103aの前方への移動により、乗員に対してドアミラー105L,105Rによる後方確認を促す効果が期待される。
図7のシーン1では、図6に示したように左右両側のセンサ(左後側方レーダ20a、左側方カメラ20b、右後側方レーダ21a、右側方カメラ21b)はオン状態とされる。そのため、EWセンサ動作のオンオフ状態を示す警報表示部30cは、EW警報対象の有無に関係なく、図5(a)の表示形態(マークM11~M13)で点灯表示する。ただし、EW警報対象が有り、かつ、乗員によるドア開操作がある場合には、図5(a)の表示形態(マークM11~M13)で点滅表示を行い乗員の注意を喚起する。なお、乗員がインサイドハンドル104を操作する動作を車室内に設けられたカメラ108(図3参照)で検出することで、乗員によるドア開操作を判定する。
EW警報対象の有無を報知する警報表示部30a,30dについては、EW警報対象がない場合には消灯し、EW警報対象がある場合には点灯する。警報ブザー30bについては、EW警報対象が有り、かつ、乗員によるドア開操作がある場合にだけオン状態とする。アンビエントライト103については、EW警報対象が有り、かつ、乗員によるドア開操作がある場合には、赤色で点滅させる。
シーン2では、図6に示したように右側のセンサ(右後側方レーダ21a、右側方カメラ21b)のみがオン状態とされる。そのため、警報表示部30cは、EW警報対象の有無に関係なく図5(b)に示す表示形態(マークM11,M13)で点灯表示し、右側のEWセンサ動作だけがオン状態であることを乗員に報知する。警報表示部30a,30dについては、左側のEWセンサ動作はオフ状態なので、車両左側の警報表示部30a,30dは消灯状態とされる。一方、車両右側の警報表示部30a,30dは、EW警報対象がない場合には消灯し、EW警報対象がある場合には点灯する。警報ブザー30bについては、EW警報対象が有り、かつ、乗員によるドア開操作がある場合にだけオン状態とする。アンビエントライト103については、EW警報対象が有り、かつ、乗員によるドア開操作がある場合には、赤色で点滅させる。
シーン3では、図6に示したように右側のセンサ(右後側方レーダ21a、右側方カメラ21b)のみがオン状態とされる。また、障害物との衝突を防止するために、助手席側のドアをロックしてドア開閉を禁止する。そして、車両左側のドアのアンビエントライト103を赤色点灯させて、ドア開閉禁止であることを乗員に報知する。警報表示部30cは、EW警報対象の有無に関係なく図5(c)に示す表示形態(マークM11,M13,M14)で点灯表示し、右側のEWセンサ動作だけがオン状態でかつ左側のドアがロックされていることを乗員に報知する。警報表示部30a,30dについては、左側のEWセンサ動作はオフ状態なので、車両左側の警報表示部30a,30dは消灯状態とされる。一方、車両右側の警報表示部30a,30dは、EW警報対象がない場合には消灯し、EW警報対象がある場合には点灯する。警報ブザー30bについては、EW警報対象が有り、かつ、乗員によるドア開操作がある場合にだけオン状態とする。車両右側のアンビエントライト103については、EW警報対象が有り、かつ、乗員によるドア開操作がある場合には、赤色で点滅させる。
シーン4では、図6に示したように右後側方レーダ21aのみがオン状態とされる。警報表示部30cは、EW警報対象の有無に関係なく図5(b)に示す表示形態(マークM11,M13)で点灯表示し、右側のEWセンサ動作だけがオン状態であることを乗員に報知する。警報表示部30a,30dについては、左側のEWセンサ動作はオフ状態なので、車両左側の警報表示部30a,30dは消灯状態とされる。一方、車両右側の警報表示部30a,30dは、EW警報対象がない場合には消灯し、EW警報対象がある場合には点灯する。警報ブザー30bについては、EW警報対象が有り、かつ、乗員によるドア開操作がある場合にだけオン状態とする。アンビエントライト103については、EW警報対象が有り、かつ、乗員によるドア開操作がある場合には、赤色で点滅させる。
シーン5では、図6に示したように全てのセンサ(左後側方レーダ20a、左側方カメラ20b、右後側方レーダ21a、右側方カメラ21b)がオフ状態とされる。そのため、EWセンサ動作のオンオフ状態を示す警報表示部30cは、全てのマークM11~M15が消灯状態とされる。警報表示部30a,30dについては、両側のEWセンサ動作がオフ状態なので消灯状態とされる。警報ブザー30bはオフ状態とされる。アンビエントライト103については消灯状態とする。
シーン6では、歩行者へのEWセンサ動作を行うために、図6に示したように左右両側のカメラ20b,21bがオン状態とされる。そのため、警報表示部30cは、EW警報対象の有無に関係なく、図5(a)の表示形態(マークM11~M13)で点灯表示する。警報表示部30a,30dについては、EW警報対象がない場合には消灯し、EW警報対象がある場合には点灯する。警報ブザー30bについては、EW警報対象が有り、かつ、乗員によるドア開操作がある場合にだけオン状態とする。アンビエントライト103については、EW警報対象が有り、かつ、乗員によるドア開操作がある場合には、赤色で点滅させる。
シーン7では、図6に示したように左右両側のカメラ20b,21bがオン状態とされ、状況に応じてレーダ20a,21aもオン状態とされる。そのため、警報表示部30cは、EW警報対象の有無に関係なく、図5(a)の表示形態(マークM11~M13)で点灯表示する。警報表示部30a,30dについては、EW警報対象がない場合には消灯し、EW警報対象がある場合には点灯する。警報ブザー30bについては、EW警報対象が有り、かつ、乗員によるドア開操作がある場合にだけオン状態とする。アンビエントライト103については、EW警報対象が有り、かつ、乗員によるドア開操作がある場合には、赤色で点滅させる。
図9~11は、警告制御部10により実行されるEW監視動作の一例を示すフローチャートである。車両制御装置2は、車両停止により車両用警告システム1を起動する。車両用警告システム1が車両制御装置2により起動されると、警告制御部10はEW監視動作を開始する。ステップS100では、車両制御装置2からEW停止信号を受信したか否かを判定し、受信した場合にはステップS105に進み、所定終了処理を実行して車両用警告システム1をシャットダウンする。一方、EW動作停止信号を受信しない場合にはステップS100からステップS110へ進む。
ステップS110では、警告制御部10は、各センサ(左後側方レーダ20a、左側方カメラ20b、右後側方レーダ21a、右側方カメラ21b)の検出情報に基づいて、図6に示したEWセンサ動作の要不要設定を生成する。なお、この時点では要不要設定の生成のみが行われ、要不要設定に基づくEWセンサ動作の制御(図7)はイグニッションオフ操作信号(IGOFF信号)を受信後に開始される。
ステップS120では、警告制御部10は、カメラ20b,21bの検出情報と、位置情報取得部50および地図情報取得部60により取得された自車両停車位置の周囲情報とに基づいて、各ドア100の側方に、ドア開閉に障害となる物体が存在するか否かを判定する。ステップS120において、障害物が存在すると判定されるとステップS130へ進み、障害物が存在しないと判定されるとステップS140へ進む。
ステップS130では、側方に障害物が存在するドア100をロックし、ロック作動中であることを乗員に報知するためにアンビエントライト103を点灯する。または、いずれかの動作を行うようにしても良い。ここでは、乗員がより気づきやすいように、アンビエントライト103を通常色(青色)と異なる赤色で点灯する。このような処理動作により、ドア側方に障害物がある場合には、ドアロック動作により当該ドアの開閉が禁止されるので、ドア開操作による障害物への衝突を確実に防止することができる。また、アンビエントライト103を赤色点灯することで、乗員は、ドアロック状態を視覚的に容易に認識することができる。
なお、車両制御装置2の制御動作により全てのドア100のロックが作動中においては、上記該当するドア100のロックを維持し、アンビエントライト103を赤色点灯する。その後、車両制御装置2によりアンロック制御が行われる場合においても、上記該当するドア100のロックおよびアンビエントライト103の赤色点灯は維持される。
ステップS140では、各センサ(左後側方レーダ20a、左側方カメラ20b、右後側方レーダ21a、右側方カメラ21b)の検出情報に基づいて、EW警報対象(例えば、後方から接近する車両)を検出する。ステップS150では、ステップS140の検出結果に基づいて、EW警報動作(表示、ブザー)の動作状態を更新する。
ステップS160では、イグニッションオフ操作信号(IGOFF信号)を車両制御装置2から受信したか否かを判定する。ステップS160でyes(受信あり)と判定されるとステップS170へ進み、no(受信なし)と判定されるとステップS140へ戻る。なお、警告制御部10は、イグニッションオフ操作信号を受信すると、タイマをオンしてEW維持時間の計時を開始する。EW維持時間とは、イグニッションオフ操作信号の受信からEW監視動作を終了するまでの時間であり、予め所定時間に設定されている。
ステップS170では、図10に示す電力低減処理を行う。図10の電力低減処理のステップS1700では、ステップS130で点灯されたアンビエントライト103を消灯する。消灯の際には、光量を徐々に落とす。
ステップS1710では、ステップS110で生成されたEWセンサ動作の要不要設定(図6)に基づいて、左後側方レーダ20aが必要と設定されているか否かを判定する。必要と設定されている場合には、ステップS1720へ進む。一方、不要と設定されている場合(no)には、ステップS1715へ進んで左後側方レーダ20aをシャットダウンした後に、ステップS1720へ進む。
ステップS1720では、ステップS110で生成されたEWセンサ動作の要不要設定(図6)に基づいて、右後側方レーダ21aが必要と設定されているか否かを判定する。必要と設定されている場合には、ステップS1730へ進む。一方、不要と設定されている場合(no)には、ステップS1725へ進んで右後側方レーダ21aをシャットダウンした後に、ステップS1730へ進む。
ステップS1730では、ステップS110で生成されたEWセンサ動作の要不要設定(図6)に基づいて、左側方カメラ20bが必要と設定されているか否かを判定する。必要と設定されている場合には、ステップS1740へ進む。一方、不要と設定されている場合(no)には、ステップS1735へ進んで左側方カメラ20bをシャットダウンした後に、ステップS1740へ進む。
ステップS1740では、ステップS110で生成されたEWセンサ動作の要不要設定(図6)に基づいて、右側方カメラ21bが必要と設定されているか否かを判定する。必要と設定されている場合には、図10の電力低減処理を終了する。一方、不要と設定されている場合(no)には、ステップS1745へ進んで右側方カメラ21bをシャットダウンした後に、電力低減処理を終了する。図10の電力低減処理、すなわち、図9のステップS170の処理を終了したら、図11のステップS180へ進む。
図11のステップS180では、各センサ(左後側方レーダ20a、左側方カメラ20b、右後側方レーダ21a、右側方カメラ21b)の検出情報に基づいて、EW警報対象(例えば、後方から接近する車両)を検出する。ステップS190では、ステップS180の検出結果に基づいて、EW警報動作(表示、ブザー)の動作状態を更新する。図10の電力低減処理の結果に応じてEWセンサ動作状況が変更されるので、それに応じてEW警報動作も変更される。
ステップS200では、イグニッションオフ操作信号を受信で計時開始したEW維持時間が所定時間に達したか否かを判定する。所定時間に達していない場合には、ステップS200からステップS180に戻ってEW監視動作を継続する。一方、所定時間に達したと判定された場合には、ステップS200からステップS210へ進んで、EW監視動作の停止を報知する表示をメータパネルの警報表示部30cに表示する。
ステップS220では、EW監視動作停止表示を開始してから所定表示時間に達したか否かを判定する。ステップS220において所定表示時間に達していないと判定されるとステップS210へ戻り、所定表示時間に達したと判定されるとステップS230へ進み、所定終了処理を実行して車両用警告システム1をシャットダウンする。
(変形例)
図12,13は、上述した図9~11の処理動作の変形例を示すフローチャートである。上述の実施の形態では、EW監視用のセンサとして、図1に示すように左後側方レーダ20a、左側方カメラ20b、右後側方レーダ21aおよび右側方カメラ21bを備えていた。一方、変形例では、EW監視用のセンサとして左後側方レーダ20aおよび右後側方レーダ21aを備える場合のEW監視動作について説明する。なお、図12,13に示すフローチャートにおいては、図9~11に示すフローチャートの場合と同様の処理を行うステップについて同一の符号を付し、以下では、主に異なる処理に関して説明する。
ステップS100,S105,S110では、図9のステップS100,S105,S110と同様の処理が行われる。ただし、ステップS110におけるEWセンサ動作の要不要設定生成においては、左後側方レーダ20aおよび右後側方レーダ21aの動作に関して要不要の設定を行う。すなわち、図6の左側方カメラ20bおよび右側方カメラ21bに関する設定は生成されない。また、ドア側方の障害物検出はカメラ20b,21bの検出情報に基づくので、変形例では障害物検出は行われず、図12では図9のステップS120、S130の処理は削除されている。
ステップS110の処理が終了すると、ステップS140におけるEW警報対象の検出処理、および、ステップS150におけるEW警報動作の更新処理が実行される。次いで、ステップS160でイグニッションオフ操作信号(IGOFF信号)の受信の判定を行い、ステップS270において図13に示す電力低減処理を行う。なお、図13のステップS2710からステップS2725までの処理は、図10に示したステップS1710からステップS1725までの処理に対応するものであり、それぞれ同様の処理が行われる。
ステップS2710では、ステップS110で生成されたEWセンサ動作の要不要設定に基づいて、左後側方レーダ20aが必要と設定されているか否かを判定する。必要と設定されている場合には、ステップS2720へ進む。一方、不要と設定されている場合(no)には、ステップS2715へ進んで左後側方レーダ20aをシャットダウンした後に、ステップS2720へ進む。
ステップS2720では、ステップS110で生成されたEWセンサ動作の要不要設定に基づいて、右後側方レーダ21aが必要と設定されているか否かを判定する。必要と設定されている場合には、図13の電力低減処理を終了する。一方、不要と設定されている場合(no)には、ステップS2725へ進んで右後側方レーダ21aをシャットダウンした後に、電力低減処理を終了する。
図13の電力低減処理、すなわち、図12のステップS270の処理を終了したら、図11のステップS180へ進んで上述した実施の形態と同様の処理を実行して、車両用警告システム1をシャットダウンする。
上述したように、本実施の形態および変形例では、イグニッションオフ操作信号を受信すると、図10,13に示すようにEW監視動作に不要なセンサの動作をシャットダウンするようにしたので、EW監視機能を確保しつつ電力消費の低減を図ることができる。
以上説明した本発明の実施の形態および変形例によれば、以下の作用効果を奏する。
(C1)図1,6,7,9~11等に示すように、車両用警告システム1は、車両周囲情報に基づいて、乗員による車両のドア開操作に対して警告を発する車両用警告システムであって、車両周囲情報として車両左側監視領域の物体を検出する第1のセンサである左後側方レーダ20a、左側方カメラ20bと、車両周囲情報として車両右側監視領域の物体を検出する第2のセンサである右後側方レーダ21a、右側方カメラ21bと、車両周囲情報に基づく降車警告動作であるEW監視動作を、車両停止により開始して車両システムシャットダウン指示であるイグニッションオフ操作信号の受信から所定時間経過したときに停止する警告制御部10とを備える。警告制御部10は、車両周囲情報に基づいて第1および第2のセンサの動作が必要か不要かの要不要設定(図6)を生成し、要不要設定に基づいて第1および第2のセンサのオンオフを制御する。警告制御部10は、不要と設定されたセンサはイグニッションオフ操作信号の受信により停止させ、必要と設定されたセンサはEW監視動作の停止まで動作させる。このように、動作不要なセンサをイグニッションオフ操作信号の受信により停止させ、必要なセンサだけEW監視動作の停止まで動作させるようにしたので、EW監視動作に影響することなく電力消費の低減を図ることができる。
(C2)上記(C1)において、図1,3,6,7,9~11等に示すように、車両のシート101に着座している乗員を検出する乗員検出部である乗員監視部40(着座センサ102、カメラ108)をさらに備え、警告制御部10は、乗員監視部40によって車両左側のドアを乗降用ドアとする座席に乗員が検出されない場合には、車両周囲情報に関係なく左後側方レーダ20a、左側方カメラ20bの動作が不要であると設定し、乗員監視部40によって車両右側のドアを乗降用ドアとする座席に乗員が検出されない場合には、車両周囲情報に関係なく右後側方レーダ21a、右側方カメラ21bの動作が不要であると設定する。
このように、乗員がシートに着座していない側のドアは開操作されることはほぼないので、そのドアのある側を監視するセンサを不要と設定することで、そのセンサはイグニッションオフ操作信号の受信により停止される。その結果、EW監視動作に影響することなく、EW監視動作に関係する電力消費の低減を図ることができる。
(C3)上記(C1)において、図1,3,6,7,9~11等に示すように、車両の座席に着座している乗員を検出する乗員検出部である乗員監視部40(着座センサ102、カメラ108)をさらに備え、警告制御部10は、第1のセンサ(左後側方レーダ20a、左側方カメラ20b)の動作が必要であると設定され、かつ、EW監視動作の停止後も車両左側のドアを乗降用ドアとするシート101に乗員が検出される場合には、EW監視動作の停止後も第1のセンサの動作を継続させる。また、第2のセンサ(右後側方レーダ21a、右側方カメラ21b)の動作が必要であると設定され、かつ、EW監視動作の停止後も車両右側のドアを乗降用ドアとする座席に乗員が検出される場合には、EW監視動作の停止後も第2のセンサの動作を継続させる。
このように、EW維持時間が過ぎても乗員がシートに座っている場合には、そのシート側のセンサを動作させてEW監視動作を継続するので、所定時間経過後においても乗員降車時の安全を確保することができる。
(C4)上記(C1)において、図1,3,6,7,9~11等に示すように、障害物によりドア開動作が阻害されているドアを乗員に報知する報知部としてのアンビエントライト103をさらに備え、警告制御部10は、車両周囲情報に基づいてドア開動作を阻害する障害物を検出する。そして、警告制御部10は、障害物が検出される場合には、ドア開動作が阻害されているドア100のドアロック4をロックする、または、アンビエントライト103を点灯して乗員に報知する。なお、報知部として、アンビエントライト103に代えて警報ブザー30bを用い、障害物が検出される場合に警報ブザー30bをオンさせるようにしても良い。その結果、障害物がある場合に、ドア開動作によるドアと障害物との衝突を未然に防止することができる。
(C5)上記(C1)において、図1,9~11等に示すように、車両周囲情報として車両位置情報および地図情報を取得する位置情報取得部50および地図情報取得部60をさらに備え、取得した車両位置情報および地図情報に基づいて第1および第2のセンサの動作が必要か不要かを設定する。このように車両位置情報および地図情報を用いることで、センサの検出情報では判断しにくい車両周囲状況を容易に判断することが可能となる。
(C6)上記(C5)において、図1,6,7,9~11等に示すように、第1のセンサは左後側方レーダ20aおよび左側方カメラ20bで構成され、第2のセンサは右後側方レーダ21aおよび右側方カメラ21bで構成され、取得した車両位置情報および地図情報に基づいて、左側方カメラ20bおよび右側方カメラ21bと左後側方レーダ20aおよび右後側方レーダ21aとの少なくとも一方の動作が必要か不要かを設定する。車両周囲状況に応じて、カメラおよびレーダの少なくとも一方を動作不要と設定することで、電力消費の低減を図ることができる。
以上説明した各種の実施の形態や変形例はあくまでも一例であり、発明の特徴を損なわない限り、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。
1…車両用警告システム、2…車両制御装置、3…ナビゲーションシステム、4…ドアロック、10…警告制御部、20a…左後側方レーダ、20b…左側方カメラ、21a…右後側方レーダ、21b…右側方カメラ、30…EW警報部、30a,30c,30d…警報表示部、30b…警報ブザー、40…乗員監視部、50…位置情報取得部、60…地図情報取得部、100…ドア、101…シート、102…着座センサ、103…アンビエントライト、105L,105R…ドアミラー、108…カメラ

Claims (6)

  1. 車両周囲情報に基づいて、乗員による車両のドア開操作に対して警告を発する車両用警告システムであって、
    前記車両周囲情報として車両左側監視領域の物体を検出する第1のセンサと、
    前記車両周囲情報として車両右側監視領域の物体を検出する第2のセンサと、
    前記車両周囲情報に基づく降車警告動作を、車両停止により開始して車両システムシャットダウン指示の受信から所定時間経過したときに停止する警告制御部と、
    前記車両周囲情報に基づいて前記第1および第2のセンサの動作が必要か不要かを設定する設定部とを備え、
    前記警告制御部は、
    前記設定部により不要と設定された前記センサは、前記車両システムシャットダウン指示の受信により停止させ、
    前記設定部により必要と設定された前記センサは、前記降車警告動作の停止まで動作させる、車両用警告システム。
  2. 請求項1に記載の車両用警告システムにおいて、
    車両の座席に着座している乗員を検出する乗員検出部をさらに備え、
    前記設定部は、
    前記乗員検出部によって車両左側のドアを乗降用ドアとする座席に乗員が検出されない場合には、前記車両周囲情報に関係なく前記第1のセンサの動作が不要であると設定し、
    前記乗員検出部によって車両右側のドアを乗降用ドアとする座席に乗員が検出されない場合には、前記車両周囲情報に関係なく前記第2のセンサの動作が不要であると設定する、車両用警告システム。
  3. 請求項1に記載の車両用警告システムにおいて、
    車両の座席に着座している乗員を検出する乗員検出部をさらに備え、
    前記警告制御部は、
    前記設定部により前記第1のセンサの動作が必要であると設定され、かつ、前記降車警告動作の停止後も前記乗員検出部によって車両左側のドアを乗降用ドアとする座席に乗員が検出される場合には、前記所定時間経過の後も該第1のセンサの動作を継続させて前記降車警告動作を行わせ
    前記設定部により前記第2のセンサの動作が必要であると設定され、かつ、前記降車警告動作の停止後も前記乗員検出部によって車両右側のドアを乗降用ドアとする座席に乗員が検出される場合には、前記所定時間経過の後も該第2のセンサの動作を継続させて前記降車警告動作を行わせる、車両用警告システム。
  4. 請求項1に記載の車両用警告システムにおいて、
    前記車両周囲情報に基づいてドア開動作を阻害する障害物を検出する障害物検出部と、
    前記障害物によりドア開動作が阻害されているドアを乗員に報知する報知部とをさらに備え、
    前記警告制御部は、
    前記障害物検出部により前記障害物が検出される場合には、ドア開動作が阻害されているドアをロックする、または、前記報知部による報知を行う、車両用警告システム。
  5. 請求項1に記載の車両用警告システムにおいて、
    前記車両周囲情報として車両位置情報および地図情報を取得する取得部をさらに備え、
    前記設定部は、取得した前記車両位置情報および地図情報に基づいて前記第1および第2のセンサの動作が必要か不要かを設定する、車両用警告システム。
  6. 請求項5に記載の車両用警告システムにおいて、
    前記第1および第2のセンサは、それぞれ撮像装置とレーダ装置とで構成され、
    前記設定部は、取得した前記車両位置情報および地図情報に基づいて、前記撮像装置および前記レーダ装置の少なくとも一方の動作が必要か不要かを設定する、車両用警告システム。
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