JP7375672B2 - 画像形成装置、同意確認方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置、同意確認方法及びプログラムに関し、特にユーザーの利用状況に関する利用データの収集についてユーザーの同意を得るための技術に関する。
従来、MFP(Multifunction Peripherals)などの画像形成装置において、出力画像の画像不良が検知された場合に、画像形成部による画像形成処理を停止し、画像不良が検知された不良ページとそれ以降のページとを第1の排紙トレイに排出した後、不良検知レポートを第2の排紙トレイに排出するものが知られている(例えば特許文献1)。
また、複数の用紙に対する画像形成処理が連続的に行われる場合に、画像形成された用紙の向きなど、用紙の排出態様が変化する際に画像形成処理を一時停止し、操作パネル上にその旨を表示してユーザーに通知する画像形成装置も知られている(例えば特許文献2)。
特開2017-202627号公報 特開2016-55567号公報
ところで、上記のような画像形成装置は、ユーザーによる利用状況に関する利用データを収集し、その利用データをメーカーが運営するサーバーに送信する機能を有している。メーカーは、顧客先に設置されている画像形成装置の利用データを活用することで、ユーザーにとって使いやすい操作画面の構築など、その後の装置の改善に役立てたり、或いは、各顧客の利用状況に応じた最適なサービスを提供したりすることができる。従来、利用データの収集及び活用に関しては、顧客先の代表者(管理者)による包括的な同意を得るのが一般的であった。
しかし、近年、日本や欧州連合では個人情報の収集や利用について厳しい制限が設けられている。今後は、その制限がより一層厳しくなることが予想され、利用データを活用する際には、ユーザー個人ごとに承諾を得なければならないケースが生じ得る。例えば、収集対象であるデータ項目が変更となった場合、或いは、利用データを利用する際の目的が変更となった場合には、その都度、ユーザー個人ごとに承諾を得なければならなくなることが想定される。
例えば、ユーザーが画像形成装置のコピー機能やスキャン機能などを利用する場合、ジョブの設定を行うために画像形成装置の操作パネルに対する操作を行うことが必要である。そのため、ユーザーが操作パネルに対する操作を行う際に、操作パネル上に同意確認画面を表示し、利用データの収集についてユーザーの同意を得ることが可能である。
しかし、ユーザーが画像形成装置のプリント機能を利用する場合、画像形成装置から離れた場所にあるパーソナルコンピュータ(PC)などの情報処理装置を操作して画像形成装置に印刷ジョブを送信し、画像形成装置に印刷出力を行わせる。つまり、ユーザーは、操作パネルの表示画面を見ることなく、所望の印刷物を取得することができるのである。そのため、画像形成装置のプリント機能のみを利用するユーザーに対しては、利用データの収集についての同意を得る機会がなく、利用データを有効活用することができないという問題がある。
上記問題を解決するため、例えば、ユーザーが使用する情報処理装置において起動されるプリンタドライバに、同意確認画面を表示させる機能を付加することが考えられる。しかし、近年は、AirPrintやMopria、GooglePrintなど、メーカーオリジナルではない、汎用的なプリンタドライバがインストールされるケースが増えてきており、同意確認画面を表示させることができないことが多い。
そこで本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、プリント機能を利用するユーザーについても同意確認処理を適切に行えるようにした画像形成装置、同意確認方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、ユーザーの利用状況に関する利用データを収集してサーバーに送信する画像形成装置であって、印刷ジョブを受信するジョブ受信手段と、前記印刷ジョブに基づく印刷出力を行う印刷出力手段と、前記印刷ジョブを送信したユーザーが前記利用データの収集に関する同意確認処理の対象ユーザーであるか否かを判定する判定手段と、各種の表示画面を表示する表示手段と、前記判定手段により前記同意確認処理の対象ユーザーであると判定された場合に、前記印刷ジョブに基づく印刷出力を一時停止させると共に、前記同意確認処理を行って前記表示手段に同意確認画面を表示させる制御手段と、を備えることを特徴とする構成である。
請求項2に係る発明は、請求項1の画像形成装置において、前記印刷ジョブを送信したユーザーが前記表示手段を視認可能であることを検知するユーザー検知手段、を更に備え、前記制御手段は、前記ユーザー検知手段によって前記印刷ジョブを送信したユーザーが前記表示手段を視認可能であることが検知されることに伴い、前記表示手段に前記同意確認画面を表示させることを特徴とする構成である。
請求項3に係る発明は、請求項2の画像形成装置において、当該画像形成装置を利用しようとしているユーザーを認証する認証手段、を更に備え、前記ユーザー検知手段は、前記認証手段によって前記印刷ジョブを送信したユーザーが認証された場合に、前記印刷ジョブを送信したユーザーが前記表示手段を視認可能であることを検知することを特徴とする構成である。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれかの画像形成装置において、前記利用データを収集して前記サーバーに送信するデータ収集手段と、前記同意確認画面に対する操作を受け付ける操作手段と、を備え、前記データ収集手段は、前記印刷ジョブを送信したユーザーが前記同意確認画面に対して同意操作を行った場合に、当該ユーザーに関する前記利用データの収集を行うことを特徴とする構成である。
請求項5に係る発明は、請求項4の画像形成装置において、ユーザーごとに前記同意確認処理の対象ユーザーであるか否かの情報を登録したユーザー情報を管理するユーザー管理手段、を更に備え、前記判定手段は、前記ユーザー情報に基づいて、前記印刷ジョブを送信したユーザーが前記利用データの収集に関する同意確認処理の対象ユーザーであるか否かを判定し、前記ユーザー管理手段は、前記印刷ジョブを送信したユーザーが前記同意確認画面に対して同意操作又は不同意操作を行った場合、前記ユーザー情報における当該ユーザーの情報を、対象ユーザーから非対象ユーザーに書き換えることを特徴とする構成である。
請求項6に係る発明は、請求項5の画像形成装置において、前記ユーザー管理手段は、前記サーバーから、特定のユーザーが同意操作又は不同意操作を行った旨の確認結果を受信した場合、前記ユーザー情報における前記特定のユーザーの情報を、対象ユーザーから非対象ユーザーに書き換えることを特徴とする構成である。
請求項7に係る発明は、請求項5又は6の画像形成装置において、前記ユーザー管理手段は、前記データ収集手段によって収集されるデータ項目が変更された場合、又は、前記利用データの利用目的が変更された場合に、前記ユーザー情報に登録されている全てのユーザーの情報を、対象ユーザーに書き換えることを特徴とする構成である。
請求項8に係る発明は、請求項1乃至7のいずれかの画像形成装置において、前記判定手段は、前記印刷ジョブを送信したユーザーが使用している情報処理装置において前記同意確認画面を表示可能である場合、前記同意確認処理の対象ユーザーであると判定しないことを特徴とする構成である。
請求項9に係る発明は、請求項1乃至8のいずれかの画像形成装置において、前記制御手段は、前記判定手段により前記同意確認処理の対象ユーザーであると判定された場合に、前記印刷ジョブに基づいて印刷出力の一時停止タイミングを決定し、前記一時停止タイミングで前記印刷ジョブに基づく印刷出力を一時停止させることを特徴とする構成である。
請求項10に係る発明は、請求項9の画像形成装置において、前記制御手段は、前記同意確認画面をユーザーが確認するのに要する確認所要時間を算出し、前記印刷出力手段による印刷速度、前記印刷ジョブによる印刷出力枚数、及び、前記確認所要時間に基づいて前記一時停止タイミングを決定することを特徴とする構成である。
請求項11に係る発明は、請求項9又は10の画像形成装置において、前記制御手段は、前記一時停止タイミングで前記印刷ジョブに基づく印刷出力を停止させた後、前記表示手段に前記同意確認画面を表示させるときに、前記印刷ジョブの一時停止状態を解除し、前記印刷ジョブに基づく印刷出力を再開させることを特徴とする構成である。
請求項12に係る発明は、請求項1乃至11のいずれかの画像形成装置において、前記制御手段は、前記印刷ジョブの一時停止状態において、前記印刷ジョブを送信したユーザーとは異なるユーザーが利用するとき、前記印刷ジョブの一時停止状態を解除し、前記印刷ジョブに基づく印刷出力を再開させることを特徴とする構成である。
請求項13に係る発明は、請求項1乃至11のいずれかの画像形成装置において、前記制御手段は、前記印刷ジョブの一時停止状態において、前記印刷ジョブを送信したユーザーとは異なるユーザーが利用するとき、前記印刷ジョブの一時停止状態を継続することを特徴とする構成である。
請求項14に係る発明は、請求項1乃至13のいずれかの画像形成装置において、前記制御手段は、前記印刷ジョブの一時停止状態において、前記ジョブ受信手段が前記印刷ジョブと同一の印刷ジョブを再度受信した場合、前記印刷ジョブと同一の印刷ジョブ基づく印刷出力を保留し、前記表示手段に、前記印刷ジョブと同一の印刷ジョブ基づく印刷出力を行うか否かをユーザーに確認するための印刷確認画面を表示させることを特徴とする構成である。
請求項15に係る発明は、請求項1乃至14のいずれかの画像形成装置において、前記制御手段は、前記ジョブ受信手段が前記印刷ジョブを受信したときに、前記印刷ジョブと同一の印刷ジョブを受信して一時停止状態としている他の画像形成装置が存在するか否かを検索し、前記他の画像形成装置が存在する場合、前記印刷ジョブに基づく印刷出力を保留し、前記表示手段に、前記他の画像形成装置において同一の印刷ジョブが一時停止状態であることを通知する通知画面を表示させることを特徴とする構成である。
請求項16に係る発明は、請求項15の画像形成装置において、前記制御手段は、前記印刷ジョブを送信したユーザーが前記通知画面に対して継続印刷指示を行った場合、前記他の画像形成装置において一時停止状態となった続きから前記印刷ジョブに基づく印刷出力を開始し、前記他の画像形成装置に対して一時停止状態である印刷ジョブの削除命令を送信することを特徴とする構成である。
請求項17に係る発明は、ユーザーの利用状況に関する利用データを収集してサーバーに送信する画像形成装置において、前記利用データの収集についてユーザーに対する同意確認処理を行う同意確認方法であって、印刷ジョブを受信するジョブ受信ステップと、前記印刷ジョブに基づく印刷出力を行う印刷出力ステップと、前記印刷ジョブを送信したユーザーが前記同意確認処理の対象ユーザーであるか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップにより前記同意確認処理の対象ユーザーであると判定された場合に、前記印刷ジョブに基づく印刷出力を一時停止させると共に、前記同意確認処理を行って所定の表示手段に同意確認画面を表示させる制御ステップと、を有することを特徴とする構成である。
請求項18に係る発明は、ユーザーの利用状況に関する利用データを収集してサーバーに送信する画像形成装置において実行されるプログラムであって、画像形成装置に、印刷ジョブを受信するジョブ受信ステップと、前記印刷ジョブに基づく印刷出力を行う印刷出力ステップと、前記印刷ジョブを送信したユーザーが前記利用データの収集に関する同意確認処理の対象ユーザーであるか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップにより前記同意確認処理の対象ユーザーであると判定された場合に、前記印刷ジョブに基づく印刷出力を一時停止させると共に、前記同意確認処理を行って所定の表示手段に同意確認画面を表示させる制御ステップと、を実行させることを特徴とする構成である。
本発明によれば、ユーザーの利用状況に関する利用データを収集してサーバーに送信する画像形成装置において、プリント機能を利用するユーザーに対し、利用データの収集に関する同意を得るための同意確認処理を適切に行うことが可能となる。
画像形成システムの概略構成を示す図である。 画像形成システムにおいて利用データを収集するための基本的なプロセスを示す図である。 画像形成装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 ユーザー情報の一例を示す図である。 利用データの一例を示す図である。 画像形成装置3の機能構成の一例を示すブロック図である。 同意確認画面を例示する図である。 画像形成装置において行われる主たる処理手順の一例を示すフローチャートである。 第1実施形態における印刷ジョブ受信処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 タイミング決定処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 印刷ジョブ実行処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 一時スタッカーにシートを保持した状態で一時停止する状態を例示する図である。 第2実施形態における印刷ジョブ受信処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 印刷確認画面の一例を示す図である。 第2実施形態の画像形成装置で行われる処理手順の一例を示すフローチャートである。 第3実施形態における印刷ジョブ受信処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 通知画面の一例を示す図である。
以下、本発明に関する好ましい実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、以下に説明する実施形態において互いに共通する要素には同一符号を付しており、それらについての重複する説明は省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態における画像形成システム1の概略構成を示す図である。画像形成システム1は、顧客先のローカル環境2に設けられる複数の画像形成装置3と、インターネットなどのクラウド上に設けられるサーバー8とを備えており、画像形成装置3とサーバー8とが通信を行うことができるシステムである。
ローカル環境2では、複数の画像形成装置3がLAN(Local Area Network)などのネットワーク7に接続される。ネットワーク7は、インターネットなどを介して、クラウド上のサーバー8に接続される。また、ローカル環境2には、複数のユーザーのそれぞれが使用する複数の情報処理装置4が設けられている。それら複数の情報処理装置4は、ネットワーク7を介して画像形成装置3に対して印刷ジョブを送信することができる。
図1では、ネットワーク7に対して2つの画像形成装置3a,3bが接続される場合を例示している。以下において、それら2つの画像形成装置3a,3bを区別する必要がないときには、それら2つの画像形成装置3a,3bを総称して画像形成装置3と呼ぶ。尚、ネットワーク7に接続される画像形成装置3の数は、2つに限られるものではなく、1つであっても良いし、また3つ以上であっても良い。
画像形成装置3は、例えばMFPによって構成され、コピー機能、スキャン機能及びプリント機能などの複数の機能を有している。画像形成装置3は、それら複数の機能のうちからユーザーによって選択された機能を動作させ、ユーザーによって指定されたジョブを実行する。
画像形成装置3は、スキャナ部10とプリンタ部11とを備えている。スキャナ部10は、ユーザーによってセットされた原稿を光学的に読み取って画像データを生成する。例えば、スキャナ部10は、ユーザーによってコピージョブ又はスキャンジョブの実行が指示された際に動作し、画像データを生成する。プリンタ部11は、印刷用紙などのシートに対してトナーを用いた画像形成を行い、印刷出力を行う。例えば、プリンタ部11は、ユーザーによってコピージョブの実行が指示された際に動作し、スキャナ部10によって生成される画像データに基づく印刷出力を行う。また、プリンタ部11は、ネットワーク7を介して印刷ジョブを受信した場合に動作し、受信した印刷ジョブに基づく印刷出力を行う。
また、画像形成装置3は、装置本体の正面側に、ユーザーインタフェースとなる操作パネル12を備えている。操作パネル12は、ユーザーに対して各種の情報を表示すると共に、ユーザーによる操作を受け付ける。
更に、画像形成装置3は、後処理ユニット13を備えている。後処理ユニット13は、プリンタ部11から出力されるシートに対してステープルやパンチなどの後処理を行う装置である。例えば、印刷ジョブにおいてステープルやパンチを行うことが指定されている場合、画像形成装置3は、後処理ユニット13を動作させてシートの所定位置にステープルを打設したり、パンチ孔を形成したりすることができる。そして画像形成装置3は、後処理ユニット13に設けられている排紙トレイ13a上にシートを排出する。尚、印刷ジョブにおいてステープルやパンチを行うことが指定されていない場合、画像形成装置3は、後処理ユニット13においてステープルやパンチが行われないようにしてシートを通過させ、シートを排紙トレイ13a上に排出する。
情報処理装置4は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)5や携帯端末6などによって構成される。携帯端末6は、スマートフォンやタブレット端末などのようにユーザーが携行可能な装置である。情報処理装置4は、有線又は無線でネットワーク7に接続している。これら情報処理装置4には、画像形成装置3に対して印刷ジョブを送信するためのプリンタドライバがインストールされている。プリンタドライバは、画像形成装置3のメーカーが提供するオリジナルのプリンタドライバであっても良いし、またサードベンダーが提供する汎用的なプリンタドライバであっても良い。
サーバー8は、画像形成装置3のメーカーによって設置・運用されるサーバーである。このサーバー8は、クラウド上に設置され、多数の顧客先に設置されている多くの画像形成装置3と接続される。そしてサーバー8は、顧客先に設置されている各画像形成装置3から、ユーザーの利用状況に関する利用データを収集する。サーバー8によって収集される利用データは、画像形成装置3のメーカーによって活用される。例えば、メーカーは、顧客先に設置されている各画像形成装置3の利用データを活用することで、ユーザーにとって使いやすい操作画面の構築など、その後の装置の改善に役立てることができる。また、メーカーは、利用データを活用することで、各顧客の利用状況に応じた最適なサービスを提供することもできるようになる。
例えば、画像形成装置3は、ユーザーによって指定されたジョブを実行する度に、ジョブの設定などを含む利用データを収集して蓄積する。そして画像形成装置3は、例えば一週間に1回などの予め定められたタイミングで蓄積した利用データをサーバー8へ送信する。ただし、画像形成装置3が利用データとして収集すべきデータ項目は、サーバー8によって変更されることがある。また、各画像形成装置3から収集した利用データの利用目的も、サーバー8において変更されることがある。そのような場合、サーバー8は、各画像形成装置3に対し、データ項目や利用目的が変更されたことを通知する。各画像形成装置3は、サーバー8から、データ項目や利用目的が変更されたことを示す変更通知を受信すると、利用データの収集について個々のユーザーから同意を得るための同意確認処理を実行する。その同意確認処理でユーザーの同意を得ることができた場合、画像形成装置3は、その後、ユーザーによって指定されたジョブを実行する度に、利用データを収集する動作を開始する。これに対し、同意確認処理においてユーザーが利用データの収集に同意しなかった場合、画像形成装置3は、当該ユーザーに関するデータの収集を行わない。
図2は、画像形成システム1において利用データを収集するための基本的なプロセスを示す図である。まず、サーバー8において、利用データとして収集するデータ項目が変更された場合、又は、利用データの利用目的が変更された場合(プロセスP1)、サーバー8は、各画像形成装置3に対する通知処理を行う(プロセスP2)。この通知処理により、サーバー8から各画像形成装置3に対して変更通知D1が送信される。例えば、画像形成装置3は一日1回サーバー8にアクセスするように構成され、サーバー8は、画像形成装置3からのアクセスを検知したときに変更通知D1を送信する。
画像形成装置3は、サーバー8から変更通知D1を受信すると、利用データの収集について各ユーザーの同意を得るための同意確認処理を行う。この同意確認処理は、画像形成装置3を利用するユーザーごとに行われる。例えば、あるユーザーが画像形成装置3aに対して印刷ジョブを送信した場合、画像形成装置3aにおいて同意確認処理が行われる(プロセスP3)。同意確認処理では、利用データの収集に関する各ユーザーの同意操作又は不同意操作を受け付け、ユーザーの意思が確認される。同意確認処理においてユーザーの同意操作又は不同意操作を受け付けた場合、画像形成装置3aは、サーバー8に対して確認結果D2を送信する。この確認結果D2には、ユーザーを特定するための情報と、ユーザーが利用データの収集について同意したか否かを示す情報とが含まれる。
サーバー8は、画像形成装置3aから確認結果D2を受信すると、その確認結果D2を他の画像形成装置3bへ送信する。この場合も、サーバー8は、例えば画像形成装置3bからのアクセスを検知したときに確認結果D2を送信する。画像形成装置3bは、サーバー8から確認結果D2を受信することにより、同意操作又は不同意操作を行ったユーザーを特定することが可能であり、当該ユーザーに対して自機で同意確認処理を行う必要がないことを把握することができる。
その後、画像形成装置3a,3bは、利用データの収集について同意したユーザーが利用する度に、データ収集を行う(プロセスP4)。画像形成装置3a,3bは、収集した利用データ20を蓄積し、所定のタイミングで利用データ20をサーバー8へ送信する。尚、画像形成装置3a,3bが利用データ20をサーバー8へ送信するタイミングは、任意である。例えば、比較的ユーザーによる利用が少ない夜間の時間帯に、画像形成装置3a,3bのそれぞれがサーバー8に対して利用データ20を送信するようにしても良い。
図3は、上記のような画像形成装置3のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。画像形成装置3は、そのハードウェア構成として、スキャナ部10と、プリンタ部11と、操作パネル12と、後処理ユニット13と、制御部14と、記憶装置15と、ネットワークインタフェース16とを備えており、これら各部がバス17を介して相互にデータの入出力を行うことが可能である。
操作パネル12は、表示部12aと、操作部12bと、カメラ12cとを備えている。表示部12aは、例えばカラー液晶ディスプレイなどによって構成され、ユーザーが操作可能な各種の表示画面を表示する。操作部12bは、例えばタッチパネルキーなどによって構成され、ユーザーによる操作を受け付ける。カメラ12cは、画像形成装置3の周囲の画像を撮影するカメラである。例えば、カメラ12cは、ユーザーの顔認証を行うために、操作パネル12を操作しようとしているユーザーの顔画像を撮影する。
後処理ユニット13は、後処理部131を備えている。後処理部131は、プリンタ部11から排出される画像形成されたシートに対してステープルを打設したり、パンチ孔を形成する処理部である。
制御部14は、CPU14aと、メモリ14bとを備えており、各部の動作を制御する。CPU14aは、記憶装置15に記憶されているプログラム18を読み出して実行するハードウェアプロセッサーである。メモリ14bは、CPU14aがプログラム18を実行する際に発生する一時的なデータなどを記憶するためのものである。
記憶装置15は、ハードディスクドライブ(HDD)又はソリッドステートドライブ(SSD)などで構成される不揮発性の記憶手段である。例えば、記憶装置15は、プログラム18と、ユーザー情報19と、利用データ20とを記憶する。また、記憶装置15には、この他にも様々なデータや情報などを記憶することができる。例えば、記憶装置15は、印刷ジョブに基づく印刷出力を一時停止したとき、その一時停止状態の印刷ジョブを記憶することができる。また、記憶装置15は、印刷ジョブに基づく印刷出力を保留したとき、その印刷ジョブを記憶することもできる。
ネットワークインタフェース16は、画像形成装置3をネットワーク7に接続して通信を行うためのインタフェースである。画像形成装置3は、このネットワークインタフェース16を介して情報処理装置4から送信される印刷ジョブを受信する。また、画像形成装置3は、ネットワークインタフェース16を介してサーバー8と通信を行うことができる。
図4は、ユーザー情報19の一例を示す図である。ユーザー情報19は、画像形成装置3を利用するユーザーに関する情報が予め登録された情報である。例えば、ユーザー情報19には、図4に示すように、ユーザー名、認証情報、プリンタドライバ、パネル操作日、同意確認処理、及び、確認結果といった各項目に各ユーザーに対応する情報が登録される。認証情報は、ユーザーを識別するための情報である。例えば画像形成装置3において顔認証が行われる場合、認証情報は、ユーザーの顔の特徴を記録した情報である。プリンタドライバは、各ユーザーが使用する情報処理装置4にインストールされているプリンタドライバの種類を登録した情報であり、画像形成装置3のメーカーが自社で提供するオリジナルのプリンタドライバであるか否かに関する情報が登録される。パネル操作日は、各ユーザーが最後に操作パネル12に対する操作を行った日付を記録した情報である。同意確認処理は、ユーザーに対して同意確認処理を行う必要があるか否かを記録した情報であり、同意確認処理を行う必要がある場合には「YES」が記録され、同意確認処理を行う必要がない場合には「NO」が記録される。更に、確認結果は、ユーザーに対して同意確認処理を行った結果を記録した情報であり、未だ同意確認処理が行われていない場合には「未確認」が記録され、同意確認処理でユーザーが同意した場合には「同意」が記録され、同意確認処理でユーザーが同意しなかった場合には「不同意」が記録される。
図5は、利用データ20の一例を示す図である。利用データ20は、同意確認処理において同意操作を行った各ユーザーの利用状況に関するデータを収集したデータである。図5に示すように、利用データ20では、ユーザーごとにデータが記録される。例えば、利用データ20には、画像形成装置3を識別するための装置識別情報と、画像形成装置3の設置場所と、ユーザーによる利用日時と、ユーザーの指示に基づいて実行されたジョブ種類と、そのジョブの詳細な設定に関する情報とが記録される。このような利用データ20には、例えばユーザーが画像形成装置3を利用してジョブを実行する度に、新たなデータが追加記録される。
上記のように構成される画像形成装置3は、ネットワークインタフェース16を介して印刷ジョブを受信すると、印刷ジョブを送信したジョブ発行ユーザーを特定する。そして画像形成装置3は、ユーザー情報19を参照することにより、ジョブ発行ユーザーが同意確認処理の対象ユーザーであるか否かを判定し、同意確認処理の対象ユーザーであれば、印刷ジョブに基づく印刷出力を一時停止してユーザーによる同意を得るための同意確認処理を実行する。つまり、画像形成装置3は、ユーザーが専らプリント機能のみを利用する場合であっても、印刷ジョブに基づく印刷出力を一時停止して同意確認処理を行うことでそのようなユーザーに同意操作又は不同意操作を行わせるようにしている。以下、このような画像形成装置3について詳しく説明する。
図6は、画像形成装置3の機能構成の一例を示すブロック図である。制御部14のCPU14aは、プログラム18を実行することにより、制御部14を、ジョブ受信部30、ジョブ制御部31、判定部32、ユーザー認証部33、ユーザー検知部34、ユーザー管理部35、及び、データ収集部36として機能させる。
ジョブ受信部30は、ネットワークインタフェース16を介して自機宛の印刷ジョブを受信する処理部である。ジョブ受信部30は、印刷ジョブを受信すると、ジョブ制御部31及び判定部32を機能させる。
ジョブ制御部31は、画像形成装置3において行われるジョブの実行を制御する。例えばジョブ受信部30によって印刷ジョブが受け付けられると、ジョブ制御部31は、プリンタ部11を駆動し、受信した印刷ジョブに基づく印刷出力を開始する。ただし、ジョブ制御部31は、印刷ジョブを送信したジョブ発行ユーザーが判定部32において同意確認処理の対象ユーザーであると判定された場合には、印刷ジョブの実行途中で、利用データ20の収集に関するユーザーの同意を得るための同意確認処理を実行する。
判定部32は、印刷ジョブを送信したジョブ発行ユーザーを特定し、そのジョブ発行ユーザーが同意確認処理の対象ユーザーであるか否かを判定する。例えば、判定部32は、印刷ジョブのヘッダー情報を参照し、ジョブ発行ユーザーを特定する。そして判定部32は、ユーザー情報19を参照してジョブ発行ユーザーが同意確認処理の対象ユーザーであるか否かを判定する。例えば、判定部32は、ユーザー情報19においてジョブ発行ユーザーに対応する同意確認処理の項目が「YES」となっていれば、同意確認処理の対象ユーザーであると判定する。またこの他にも、判定部32は、例えばユーザー情報19のジョブ発行ユーザーに対応するパネル操作日の項目を参照し、ジョブ発行ユーザーが操作パネル12を操作していない期間が一定期間以上であることを条件として同意確認処理の対象ユーザーとして判定するようにしても良い。
上記のような判定の結果、ジョブ発行ユーザーが同意確認処理の対象ユーザーである場合、判定部32は、ジョブ制御部31に対して印刷ジョブに基づく印刷出力の一時停止を指示する。また、ジョブ発行ユーザーが同意確認処理の対象ユーザーである場合、判定部32は、ユーザー検知部34に対してジョブ発行ユーザーを検知することを指示する。これに対し、ジョブ発行ユーザーが同意確認処理の対象ユーザーでない場合、判定部32は、ジョブ制御部31及びユーザー検知部34に対する指示は行わない。
ジョブ制御部31は、判定部32によりジョブ発行ユーザーが同意確認処理の対象ユーザーであると判定された場合、受信した印刷ジョブに基づく印刷出力を一時停止させると共に、同意確認処理を行って操作パネル12の表示部12aに同意確認画面を表示する。
ジョブ制御部31によって表示部12aに表示される同意確認画面には、いくつかの種類がある。図7は、同意確認画面を例示する図である。図7(a)に示す同意確認画面G1は、例えばユーザー情報19に新規ユーザーが登録され、その新規ユーザーが最初に画像形成装置3を利用するときに表示される画面である。この同意確認画面G1では、ユーザーの利用状況に関する利用データ20の収集について同意を求めるメッセージが表示される。また、同意確認画面G1ではユーザーが同意操作を行う際に押下するボタンB1と、不同意操作を行う際に押下するボタンB2とが表示されるため、ユーザーは同意操作又は不同意操作を行うことができる。
図7(b)に示す同意確認画面G2は、例えば収集されるデータ項目が変更された場合に表示される画面である。この同意確認画面G2では、今後収集対象となるデータ項目が変更されることについて同意を求めるメッセージが表示される。また、同意確認画面G2では上記と同様の2つのボタンB1,B2が表示されるため、ユーザーは同意操作又は不同意操作を行うことができる。
図7(c)に示す同意確認画面G3は、例えば利用データ20の利用目的が変更された場合に表示される画面である。この同意確認画面G3では、今後利用データ20の利用目的が変更されることについて同意を求めるメッセージが表示される。また、同意確認画面G3では上記と同様の2つのボタンB1,B2が表示されるため、ユーザーは同意操作又は不同意操作を行うことができる。
例えば、ジョブ制御部31は、上記のような同意確認画面G1,G2,G3をサーバー8から取得して記憶装置15に保存しており、判定部32において同意確認処理の対象ユーザーであると判定された場合に記憶装置15から同意確認画面G1,G2,G3のうちから適切な画面を読み出して表示部12aに表示する。
ジョブ制御部31が印刷ジョブに基づく印刷出力を一時停止させるタイミングは任意である。そのため、印刷ジョブの実行開始直後に一時停止を行い、最初の1枚目のシートが排出されないようにしても良いし、また、所定枚数のシートを排出してから一時停止を行うようにしても良い。つまり、ジョブ制御部31は、印刷ジョブに基づいて印刷出力されるはずのシート枚数の全てを印刷することなく、途中で印刷出力の一時停止を行うのである。
そして、ジョブ制御部31は、印刷出力を一時停止させている状態で同意確認画面G1,G2,G3を表示部12aに表示する。これにより、印刷ジョブを送信したユーザーに対して確実に同意確認画面G1,G2,G3の内容を確認させることができる。また、ジョブ制御部31は、ユーザーが同意確認画面G1,G,2,G3を確認しているときに一時停止状態を解除し、印刷ジョブに基づく印刷出力を再開する。
ただし、印刷ジョブを送信したジョブ発行ユーザーは、自身の情報処理装置4を利用して印刷ジョブを送信しているため、画像形成装置3において印刷ジョブに基づく印刷出力が終了するタイミングを見計らって画像形成装置3の設置場所へと移動する。例えば、画像形成装置3の印刷速度が1分当たり30枚であり、印刷ジョブが120枚のシートに印刷するジョブである場合、ユーザーは、印刷ジョブを送信してから4分程度経過した後に画像形成装置3の設置場所へと移動する。このとき、1枚目のシートすら印刷されていなければ、ユーザーは、同意確認画面G1,G2,G3に対して同意操作や不同意操作などの確認操作を行った後、あらためて4分程度待たなければならず、無駄な時間が発生する。
これを防止するため、ジョブ制御部31は、ユーザーが同意確認画面G1,G2,G3の内容を確認している間に印刷ジョブに基づく印刷出力を完了できるように、一時停止させるタイミングを調整することが好ましい。例えば、ユーザーが同意確認画面G1,G2,G3の内容を確認するのに20秒程度の時間を要する場合、ジョブ制御部31は、20秒間で出力可能な所定のシート枚数(例えば10枚)よりも少ない枚数を残した状態で印刷出力を一時停止させるのである。これにより、ユーザーが同意確認画面G1,G2,G3の内容を確認して確認操作を行ったときには既に印刷ジョブに基づく印刷出力が完了しているため、ユーザーにとって無駄な待ち時間が発生することを防止することができる。
尚、印刷ジョブによる全出力枚数が所定のシート枚数に満たない場合、ジョブ制御部31は、1枚目のシートを印刷する前に、印刷出力を一時停止させるようにしても良い。
次に、ユーザー認証部33は、画像形成装置3を利用するユーザーを認証する処理部である。ユーザー認証部33は、カメラ12cを一定時間間隔で駆動し、画像形成装置3の正面側の画像を撮影させて撮影画像を取得する。そしてユーザー認証部33は、撮影画像を解析することにより人物の顔が写っているか否かを判定し、人物の顔が写っていれば、その顔の特徴を抽出し、ユーザー情報19に登録されている各ユーザーの認証情報と照合する。その結果、撮影画像に写っている顔の特徴が特定のユーザーの認証情報に一致すれば、認証成功となり、ユーザー認証部33は、操作パネル12の表示部12aを視認可能なユーザーを特定する。つまり、本実施形態のユーザー認証部33は、ユーザーによって何らかの操作を行われなくとも、ユーザーが画像形成装置3に近づいて来れば、そのユーザーを自動的に認証できるように構成される。
ただし、これに限定されるものではなく、ユーザー認証部33は、ユーザーによって行われる認証操作に基づいて、例えばカード認証や生体認証などを行うものであっても良いし、また、ユーザーが操作パネル12に対して手動入力する情報(IDやパスワードなど)に基づいて認証を行うものであっても良い。
ユーザー検知部34は、判定部32からジョブ発行ユーザーを検知することが指示された場合に機能し、ジョブ発行ユーザーが操作パネル12の表示部12aを視認可能であることを検知する。例えば、ユーザー検知部34は、ユーザー認証部33において認証処理が行われ、ユーザーが特定されることに伴い、その特定されたユーザーがジョブ発行ユーザーであるか否かを判定する。その結果、ユーザー認証部33で特定されたユーザーがジョブ発行ユーザーである場合、ユーザー検知部34は、ジョブ発行ユーザーが操作パネル12の表示部12aを視認可能であることを検知する。ユーザー検知部34は、ジョブ発行ユーザーが操作パネル12の表示部12aを視認可能であることを検知すると、ジョブ制御部31に対してその旨を通知する。
そしてジョブ制御部31は、ユーザー検知部34によってジョブ発行ユーザーが表示部12aを視認可能であることが検知されたタイミングで、同意確認画面G1,G2,G3を表示部12aに表示させる。これにより、ジョブ発行ユーザーとは異なるユーザーに対して同意確認画面G1,G2,G3を表示してしまうことがなく、ジョブ発行ユーザーに対して確実に同意確認画面G1,G2,G3を視認させることができる。また、ジョブ制御部31は、表示部12aに対して同意確認画面G1,G2,G3を表示することに伴い、印刷出力の一時停止状態を解除し、印刷ジョブに基づく印刷出力を再開する。
また、ジョブ制御部31は、同意確認画面G1,G2,G3を表示しているとき、ユーザーによってボタンB1,B2のいずれかが操作されると、ユーザーによって行われた確認操作が同意操作と不同意操作とのいずれであるかを特定する。そしてジョブ制御部31は、確認結果D2をサーバー8へ送信する。また、ジョブ制御部31は、ユーザーによる確認操作が行われると、ユーザー管理部35を機能させ、ユーザー情報19を更新させる。
ユーザー管理部35は、ユーザー情報19を管理する。ユーザー管理部35は、サーバー8において利用データ20として収集するデータ項目が変更された場合、又は、利用データ20の利用目的が変更された場合に、サーバー8から変更通知D1を受信すると、ユーザー情報19に登録されている全てのユーザーの同意確認処理の項目を「YES」に書き換えて全てのユーザーに対して同意確認処理を行う必要がある状態にユーザー情報19を更新する。そのため、サーバー8において利用データ20として収集するデータ項目が変更された場合、又は、利用データ20の利用目的が変更された場合には、画像形成装置3を利用する全てのユーザーが同意確認処理の対象ユーザーに変更される。
また、ユーザー管理部35は、ジョブ制御部31による同意確認処理において対象ユーザーの確認操作が受け付けられると、その確認操作に基づき、ユーザー情報19を更新する。具体的には、ユーザー管理部35は、ユーザー情報19における対象ユーザーの同意確認処理の項目を「NO」に書き換えることにより、対象ユーザーから非対象ユーザーに変更する。このとき、ユーザー管理部35は、対象ユーザーによって行われた確認操作が同意操作である場合、確認結果の項目を「未確認」から「同意」に書き換える。また、対象ユーザーによって行われた確認操作が不同意操作である場合、ユーザー管理部35は、確認結果の項目を「未確認」から「不同意」に書き換える。
また、ユーザー管理部35は、画像形成装置3を利用する新規ユーザーに関する情報をユーザー情報19に登録する際、その新規ユーザーの同意確認処理の項目を「YES」に初期設定する。これにより、新規ユーザーが最初に画像形成装置3を利用するときに、同意確認処理が行われるようになる。
データ収集部36は、例えばジョブ制御部31によってジョブの実行が行われる度に機能する。データ収集部36は、ユーザー情報19を読み出し、ジョブ制御部31によって実行されたジョブのジョブ発行ユーザーが利用データ20の収集について同意しているか否かを判断する。その結果、既にジョブ発行ユーザーの同意を得ている場合、データ収集部36は、ジョブ制御部31によって実行されたジョブの詳細情報をジョブ制御部31から取得し、利用データ20に蓄積記録する。これに対し、ジョブ発行ユーザーの同意を得ていない場合、データ収集部36は、ジョブの詳細情報を取得せず、利用データ20の更新も行わない。つまり、データ収集部36は、画像形成装置3を利用する各ユーザーによって行われる確認操作の状況に応じて、各ユーザーの利用状況に関する利用データ20を収集するのである。
そしてデータ収集部36は、所定のタイミングで記憶装置15から利用データ20を読み出し、その利用データ20をサーバー8へ送信する。
次に、上記のように構成される画像形成装置3において行われる処理手順について説明する。図8は、画像形成装置3において行われる主たる処理手順の一例を示すフローチャートである。この処理は、制御部14のCPU14aがプログラム18を実行することによって行われる処理であり、画像形成装置3において繰り返し実行される処理である。
画像形成装置3は、図8に示す処理手順を開始すると、まずサーバー8から変更通知D1を受信したか否かを判断する(ステップS1)。変更通知D1を受信した場合(ステップS1でYES)、画像形成装置3は、同意確認処理を行う際に表示部12aに表示する画面情報をサーバー8から取得する(ステップS2)。例えば、サーバー8において利用データ20として収集するデータ項目が変更された場合、画像形成装置3は、図7(b)の同意確認画面G2を表示するための画面情報を取得する。また、サーバー8において利用データ20の利用目的が変更された場合、画像形成装置3は、図7(c)の同意確認画面G3を表示するための画面情報を取得する。そして画像形成装置3は、ユーザー情報19の書き換えを行う(ステップS3)。このとき、画像形成装置3は、ユーザー情報19に登録されている全てのユーザーの同意確認処理の項目を「YES」に書き換え、確認結果の項目を「未確認」に書き換える。尚、サーバー8から変更通知D1を受信していない場合(ステップS1でNO)、ステップS2~S3の処理はスキップする。
次に、画像形成装置3は、新規ユーザーの登録が行われるか否かを判断する(ステップS4)。新規ユーザーの登録が行われる場合(ステップS4でYES)、画像形成装置3は、新規ユーザーに関する情報をユーザー情報19に追加登録し、ユーザー情報19を更新する(ステップS5)。このとき、画像形成装置3は、新規ユーザーの同意確認処理の項目を「YES」として記録し、確認結果の項目を「未確認」として記録する。尚、新規ユーザーの登録が行われない場合(ステップS4でNO)、ステップS5の処理はスキップする。
次に、画像形成装置3は、サーバー8に対して利用データ20を送信する送信タイミングであるか否かを判断する(ステップS6)。送信タイミングである場合(ステップS6でYES)、画像形成装置3は、記憶装置15から利用データ20を読み出し(ステップS7)、その利用データ20をサーバー8へ送信する(ステップS8)。尚、送信タイミング(ステップS6でNO)、ステップS7~S8の処理はスキップする。
次に、画像形成装置3は、サーバー8から確認結果D2を受信したか否かを判断する(ステップS9)。サーバー8から確認結果D2を受信した場合、画像形成装置3は、確認操作を行ったユーザーを特定し、ユーザー情報19に記録されている特定したユーザーの情報を更新する(ステップS10)。すなわち、画像形成装置3は、特定したユーザーの同意確認処理の項目を「NO」に書き換えると共に、確認結果の項目を確認結果D2に基づいて「同意」又は「不同意」に書き換える。尚、サーバー8から確認結果D2を受信していない場合(ステップS9でNO)、ステップS10の処理はスキップする。
次に、画像形成装置3は、ネットワーク7を介して印刷ジョブを受信したか否かを判断する(ステップS11)。印刷ジョブを受信した場合(ステップS11でYES)、画像形成装置3は、印刷ジョブ受信処理を実行する(ステップS12)。これに対し、印刷ジョブを受信していない場合(ステップS11でNO)、画像形成装置3による処理は終了する。
図9は、印刷ジョブ受信処理(ステップS12)の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。印刷ジョブ受信処理を開始すると、画像形成装置3は、その印刷ジョブを送信したジョブ発行ユーザーを特定し(ステップS21)、ジョブ発行ユーザーが同意確認処理の対象ユーザーであるか否かを判定する(ステップS22)。
その結果、ジョブ発行ユーザーが同意確認処理の非対象ユーザーである場合(ステップS22でNO)、画像形成装置3は、受信した印刷ジョブの実行を開始する(ステップS23)。これにより、画像形成装置3において印刷ジョブに基づく印刷出力が開始される。そして印刷ジョブの実行が終了すると(ステップS24でYES)、画像形成装置3は、ユーザー情報19を参照し、ジョブ発行ユーザーが利用データ20の収集に同意した同意ユーザーであるか否かを判断する(ステップS25)。その結果、同意ユーザーであれば(ステップS25でYES)、画像形成装置3は、今回実行した印刷ジョブに基づく利用データ20の収集を行い、利用データ20を更新する(ステップS26)。尚、ジョブ発行ユーザーが利用データ20の収集に同意していない不同意ユーザーである場合(ステップS25でNO)、画像形成装置3は、利用データ20の収集を行わない。
一方、ジョブ発行ユーザーが同意確認処理の対象ユーザーである場合(ステップS22でYES)、画像形成装置3は、受信した印刷ジョブを解析する(ステップS27)。この解析により、印刷ジョブによるシートの印刷出力枚数が特定される。そして画像形成装置3は、タイミング決定処理を実行する(ステップS28)。このタイミング決定処理では、印刷ジョブに基づく印刷出力を一時停止させるタイミングが決定される。そして画像形成装置3は、タイミング決定処理を行った後、印刷ジョブ実行処理を実行する(ステップS29)。
図10は、タイミング決定処理(ステップS28)の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。画像形成装置3は、タイミング決定処理を開始すると、同意確認処理において表示部12aに表示する同意確認画面G1,G2,G3を解析することにより、同意確認画面G1,G2,G3に含まれる表示文字数を算出する(ステップS30)。また、画像形成装置3は、各ユーザーの平均黙読速度を取得する(ステップS31)。例えば、平均黙読速度は予め記憶装置15などに記憶されており、画像形成装置3は、その平均黙読速度を取得する。平均黙読速度は、ユーザーが表示部12aに表示されている文字列を黙読する際の平均的な速度であり、所定時間(例えば1分)当たりで黙読可能な文字数として表される。そして画像形成装置3は、ユーザーが同意確認画面G1,G2,G3の内容を確認するのに要する画面確認所要時間を算出する(ステップS32)。すなわち、画像形成装置3は、同意確認画面G1,G2,G3に含まれる表示文字数を、平均黙読速度で除算することにより、画面確認所要時間を算出する。
次に、画像形成装置3は、画像形成装置3の性能情報を確認し、プリンタ部11による印刷速度を取得する(ステップS33)。例えば、性能情報は予め記憶装置15などに記憶されており、画像形成装置3は、その性能情報に基づいて印刷速度を取得する。例えば、印刷速度は、プリンタ部11が所定時間(例えば1分)当たりで出力可能な印刷枚数として表される。尚、カラー印刷とモノクロ印刷とで印刷速度が異なる場合、画像形成装置3は、印刷ジョブの印刷設定に基づいてカラー印刷とモノクロ印刷とのいずれであるかを判定し、その判定結果に基づいて印刷ジョブに対応する印刷速度を取得する。
そして画像形成装置3は、ユーザーが同意確認画面G1,G2,G3を確認している間にプリンタ部11が出力できる印刷可能枚数を算出する(ステップS34)。すなわち、画像形成装置3は、ステップS33で取得した印刷速度をステップS32で算出した画面確認所要時間で除算することにより、ユーザーによる確認中の印刷可能枚数を算出する。
そして画像形成装置3は、ステップS27で特定した印刷出力枚数を取得し(ステップS35)、その印刷出力枚数と、ステップS34で算出した印刷可能枚数とに基づき、一時停止タイミングを決定する(ステップS36)。すなわち、画像形成装置3は、印刷ジョブによる印刷出力枚数から、ユーザーの確認中の印刷可能枚数を減算することにより、一時停止タイミングを決定する。この一時停止タイミングは、印刷ジョブに基づく印刷出力を一時停止させるシートの出力枚数を定めた値である。例えば、印刷ジョブによる印刷出力枚数がN枚であり、ユーザーの確認中の印刷可能枚数がM枚である場合、一時停止タイミングを示す値Lは、L=N-Mとして表される。具体例として、ユーザーが120枚のシートに対して印刷を行う印刷ジョブを送信するケースを仮定する。このケースにおいて、ユーザーが同意確認画面G1,G2,G3の表示内容を確認している間に画像形成装置3が10枚のシートに印刷を行って出力することができる場合、画像形成装置3は、上記のようなタイミング決定処理により、110枚のシートに対する印刷出力を行ったタイミングを一時停止タイミングとして決定する。ただし、M>Nのときには、印刷ジョブの実行開始直後に一時停止が行われ、印刷ジョブに基づく1枚目の印刷出力が行われる前に一時停止状態となる。以上で、タイミング決定処理(ステップS28)が終了する。
次に、図11は、印刷ジョブ実行処理(ステップS29)の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。画像形成装置3は、印刷ジョブ実行処理を開始すると、印刷ジョブの実行を開始する(ステップS41)。印刷ジョブの実行を開始すると、画像形成装置3は、ステップS28で決定された一時停止タイミングであるか否かを判断する(ステップS41)。一時停止タイミングである場合(ステップS41でYES)、画像形成装置3は、印刷ジョブに基づく印刷出力を一時停止させる(ステップS42)。例えば、一時停止タイミングが3枚目のシートが出力された時点として決定されている場合、画像形成装置3は、3枚目のシートを給紙した後、4枚目以降のシートを給紙することなく、一時停止させる。
画像形成装置3は、印刷出力を一時停止状態にすると、その後、画像形成装置3を利用しようとしているユーザーを検知したか否かを判断する(ステップS43)。例えば、画像形成装置3は、ユーザー認証部33によってユーザー認証が行われた場合にユーザーを検知する。また、画像形成装置3は、操作パネル12の操作部12bに対する操作を検知した場合にもユーザーを検知する。画像形成装置3は、ユーザーを検知すると(ステップS43でYES)、そのユーザーがジョブ発行ユーザーであるか否かを判断する(ステップS44)。その結果、画像形成装置3を利用しようとしているユーザーが一時停止中の印刷ジョブを送信したジョブ発行ユーザーではない場合(ステップS44でNO)、画像形成装置3による処理は、ステップS43に戻り、ジョブ発行ユーザーが検知されるまで待機する。また、画像形成装置3を利用しようとしているユーザーがジョブ発行ユーザーであると判断すると(ステップS44でYES)、画像形成装置3による処理は、ステップS47へと進む。つまり、画像形成装置3は、ジョブ発行ユーザーが操作パネル12の表示部12aを視認可能な状態であるときに、ステップS47以降の処理を行う。
一方、印刷ジョブに基づく印刷出力を開始した後、一時停止タイミングになっていない場合(ステップS41でNO)、画像形成装置3は、上記と同様に、画像形成装置3を利用しようとしているユーザーを検知したか否かを判断する(ステップS45)。そして画像形成装置3は、ユーザーを検知すると(ステップS45でYES)、そのユーザーがジョブ発行ユーザーであるか否かを判断する(ステップS46)。その結果、ジョブ発行ユーザーではない場合(ステップS46でNO)、ステップS41に戻る。また、ジョブ発行ユーザーである場合(ステップS46でYES)、画像形成装置3による処理は、ステップS47へと進む。すなわち、画像形成装置3は、印刷ジョブに基づく印刷出力を一時停止させることなく、ステップS47へと進むことがある。例えば、ジョブ発行ユーザーが100ページ以上の多数のページを含む印刷ジョブを画像形成装置3へ送信し、その直後に画像形成装置3の設置場所まで移動した場合、画像形成装置3は、印刷出力を一時停止させる前にジョブ発行ユーザーを検知することになる。そのような場合には、ステップS46でYESと判断され、ステップS47へと進むことになる。また、この場合においても、画像形成装置3は、ジョブ発行ユーザーが操作パネル12の表示部12aを視認可能な状態であるときに、ステップS47以降の処理を行う。
ステップS47に進むと、画像形成装置3は、同意確認処理を実行する。すなわち、画像形成装置3は、同意確認画面G1,G2,G3を表示部12aに表示する(ステップS47)。同意確認画面G1,G2,G3を表示すると、画像形成装置3は、印刷出力の一時停止中であるか否かを判断し(ステップS48)、一時停止中である場合(ステップS48でYES)、一時停止状態を解除し、印刷ジョブに基づく印刷出力を再開させる(ステップS49)。すなわち、画像形成装置3は、ジョブ発行ユーザーが同意確認画面G1,G2,G3の内容を確認している間に印刷出力を完了できるようにするため、同意確認画面G1,G2,G3を表示することに伴い、印刷出力を再開するのである。尚、印刷出力が一時停止されていない場合(ステップS48でNO)、画像形成装置3は、そのまま印刷出力を継続させる。
そして画像形成装置3は、印刷ジョブに基づく印刷出力が終了したか否かを判断する(ステップS50)。印刷出力が終了すると(ステップS50でYES)、画像形成装置3は、同意確認画面G1,G2,G3に対するジョブ発行ユーザーの確認操作を検知したか否かを判断する(ステップS51)。ジョブ発行ユーザーによる確認操作を検知した場合(ステップS51でYES)、画像形成装置3は、ジョブ発行ユーザーの操作内容(同意操作又は不同意操作)に基づいてユーザー情報19を更新する(ステップS52)。そして画像形成装置3は、ジョブ発行ユーザーによる確認結果D2をサーバー8へ送信する(ステップS53)。これにより、サーバー8は、他の画像形成装置3に対して確認結果D2を通知することができる。
続いて、画像形成装置3は、ジョブ発行ユーザーが利用データ20の収集に同意した同意ユーザーであるか否かを判断する(ステップS54)。その結果、同意ユーザーであれば(ステップS54でYES)、画像形成装置3は、今回実行した印刷ジョブに基づく利用データ20の収集を行い、利用データ20を更新する(ステップS55)。尚、ジョブ発行ユーザーが利用データ20の収集に同意していない不同意ユーザーである場合(ステップS54でNO)、画像形成装置3は、利用データ20の収集を行わない。
尚、画像形成装置3は、印刷出力が終了してから所定時間が経過するまでの間にジョブ発行ユーザーの確認操作を検知しなかった場合(ステップS51でNO)、ステップS52~S55の処理をスキップする。以上で、ジョブ実行処理(ステップS29)が終了する。
ところで、画像形成装置3は、後処理ユニット13に一時スタッカーが設けられている場合、シートを排紙トレイ13aに排紙する直前の一時スタッカーに留めた状態で一時停止させるようにしても良い。図12は、一時スタッカーにシートを保持した状態で一時停止する状態を示す図である。図12(a)に示すように、後処理ユニット13は、排紙トレイ13aにシートを排出する直前にシートを保持する一時スタッカー13bを備えている。例えば、一時スタッカー13bは、上下方向に昇降移動可能であり、シートを保持するシート保持板と、そのシート保持板の周囲を保護する透明カバーとを備えている。画像形成装置3は、印刷ジョブに基づく印刷出力を一時停止させるとき、図12(a)に示すように、一時スタッカー13bにシートを排出した後、そのシートを排紙トレイ13aには排出せずに、一時スタッカー13bでシートを保持した状態で一時停止させる。そのため、ジョブ発行ユーザーが印刷物を取得するために画像形成装置3の設置場所まで移動してくると、シートが排紙トレイ13aに排出されていないため、印刷出力が一時停止していることを認識することが可能であり、同意確認画面G1,G2,G3を視認させることができる。また、一時スタッカー13bにシートを保持しておくことで、ジョブ発行ユーザーが一時停止に気付くことなく、それまでに出力されている印刷物をそのまま持ち去ってしまうことを防止することもできる。そして、画像形成装置3は、印刷出力を再開して全てのシートの出力が完了することに伴い、一時スタッカー13bのシート保持板を下降させ、図12(b)に示すように、排紙トレイ13aに完全な印刷物としてシートを排出する。
以上のように本実施形態の画像形成装置3は、ユーザーの利用状況に関する利用データ20を収集してサーバー8に送信するように構成されており、ネットワーク7を介して印刷ジョブを受信した場合に、その印刷ジョブを送信したユーザーが利用データ20の収集に関する同意確認処理の対象ユーザーであるか否かを判定し、同意確認処理の対象ユーザーであると判定すると、印刷ジョブに基づく印刷出力を一時停止させると共に、同意確認処理を行って表示部12aに同意確認画面G1,G2,G3を表示させるようにしている。そのため、本実施形態の画像形成装置3は、プリント機能を利用するユーザーに対しても同意確認処理を適切に行うことが可能であり、利用データ20を収集することについてユーザーの同意を得ることが可能である。
また、本実施形態の画像形成装置3は、印刷ジョブを送信したユーザーが表示部12aを視認可能であることが検知されることに伴い、表示部12aに同意確認画面G1,G2,G3を表示させるようにしている。そのため、印刷ジョブを送信したユーザーとは異なるユーザー(例えば非対象ユーザー)が画像形成装置3を利用するときには、同意確認画面G1,G2,G3を表示しないようにできる。
そして本実施形態の画像形成装置3によれば、利用データ20の収集について同意を得た個々のユーザーの利用状況に関するデータを収集することが可能となり、利用データ20をその後の装置の改善に役立てたり、或いは、各顧客の利用状況に応じた最適なサービスの提供に役立てたりすることができるようになる。
尚、本実施形態では、印刷ジョブを送信したユーザーが操作パネル12の表示部12aを視認可能な状態となったときに、画像形成装置3が同意確認処理を行って表示部12aに同意確認画面G1,G2,G3を表示する例を説明したが、同意確認処理の対象ユーザーが使用する情報処理装置4に画像形成装置3のメーカーが提供するオリジナルのプリンタドライバがインストールされている場合には、そのようなプリンタドライバの機能を利用して情報処理装置4の表示部に上述した同意確認画面G1,G2,G3と同様の画面を表示させることが可能である。そのため、上述のように操作パネル12の表示部12aに同意確認画面G1,G2,G3を表示する処理は、同意確認処理の対象ユーザーが使用する情報処理装置4に画像形成装置3のメーカーが提供するオリジナルのプリンタドライバがインストールされていない場合に限って行うようにしても良い。例えば、ユーザーが使用する情報処理装置4に、AirPrintやMopria、GooglePrintなど、メーカーオリジナルではない、汎用的なプリンタドライバがインストールされている場合に、画像形成装置3がそのような情報処理装置4から印刷ジョブを受信すると、印刷ジョブに基づく印刷出力を一時停止し、表示部12aに同意確認画面G1,G2,G3を表示させるようにしても良い。
(第2実施形態)
次に本発明の第2実施形態について説明する。上記第1実施形態で説明したように、画像形成装置3が印刷ジョブに基づく印刷出力を一時停止させると、ユーザーは、画像形成装置3において印刷出力が一時停止していることに気付かず、自身の情報処理装置4から再度同じ印刷ジョブを送信してしまうことが起こり得る。この場合、最初の印刷ジョブに基づく印刷出力が行われれば、2度目の印刷ジョブに基づく印刷出力は必要でないこと多く、自動的に印刷出力を行ってしまうと印刷物が無駄になることがある。そこで、本実施形態では、そのような無駄をなくすことができる画像形成装置3について説明する。
また、画像形成装置3は、印刷出力を一時停止させているときに、他のユーザーによって送信される印刷ジョブを受信することもある。この場合、一時停止中である印刷ジョブの実行が完了してから他のユーザーの印刷ジョブを実行すると、他のユーザーが印刷物を入手できるタイミングが遅くなり、利便性が低下する。そこで、本実施形態では、そのような利便性の低下を防ぐことができる画像形成装置3についても説明する。
本実施形態における画像形成システム1及び画像形成装置3の基本的な構成及び動作は第1実施形態で説明したものと同様である。そのため、以下においては本実施形態の画像形成装置3における特有の動作について説明する。
図13は、第2実施形態における印刷ジョブ受信処理(図8のステップS12)の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。画像形成装置3は、印刷ジョブ受信処理を開始すると、印刷ジョブを送信したジョブ発行ユーザーを特定する(ステップS60)。そして画像形成装置3は、印刷出力の一時停止中であるか否かを判断する(ステップS61)。印刷出力が一時停止中でない場合(ステップS61でNO)、画像形成装置3による処理は、図9のステップS21へと進む。この場合、画像形成装置3は、第1実施形態で説明した処理と同様の処理を行う。
一方、印刷出力が一時停止中である場合(ステップS61でYES)、画像形成装置3は、今回受信した印刷ジョブのジョブ発行ユーザーが、一時停止中である印刷ジョブのジョブ発行ユーザーと同一であるか否かを判断する(ステップS62)。その結果、同一ユーザーである場合(ステップS62でYES)、画像形成装置3は、一時停止中の印刷ジョブと今回受信した印刷ジョブとが同一の印刷ジョブであるか否かを判断する(ステップS63)。一時停止中の印刷ジョブと今回受信した印刷ジョブとが同一の印刷ジョブである場合(ステップS63でYES)、画像形成装置3は、今回受信した印刷ジョブの実行を保留する(ステップS64)。すなわち、今回受信した印刷ジョブに基づく印刷出力が無駄になる可能性があるため、画像形成装置3は、今回受信した印刷ジョブを記憶装置15などに保存して実行を保留する。
その後、画像形成装置3は、一時停止していた印刷ジョブの印刷出力が再開されるまで待機し(ステップS65でNO)、印刷出力が再開されると(ステップS65でYES)、表示部12aに印刷確認画面を表示する(ステップS66)。尚、印刷出力の再開が行われるタイミングは、第1実施形態で説明したタイミングと同様である。
図14は、印刷確認画面G4の一例を示す図である。画像形成装置3は、一時停止されていた印刷出力が再開されることに伴い、図14に示すような印刷確認画面G4を表示部12aに表示する。この印刷確認画面G4は、印刷出力が再開された印刷ジョブと同じ印刷ジョブを受信しており、再開した印刷ジョブに続けて同じ印刷ジョブを実行するか否かをユーザーに問い合わせる画面となっている。また、印刷確認画面G4では、ユーザーが続けて同じ印刷ジョブの実行を希望する場合に押下するボタンB1と、同じ印刷ジョブの実行を指示しない場合に押下するボタンB2とが表示される。そのため、ユーザーは印刷確認画面G4に対する操作を行うことで、同じ印刷ジョブに基づく印刷出力を行ったり、或いは、同じ印刷ジョブの実行をキャンセルしたりすることができる。
ところで、画像形成装置3において一時停止されていた印刷出力が再開されると、表示部12aには、上述した同意確認画面G1,G2,G3が表示される。そのため、画像形成装置3は、同意確認画面G1,G2,G3に対するユーザーの確認操作が行われた後に、図14に示す印刷確認画面G4を表示するようにしても良い。また、画像形成装置3は、表示部12aの表示領域を2分割して同意確認画面G2,G2,G3と印刷確認画面G4とを同時に表示するようにしても良い。
図13のフローチャートに戻り、画像形成装置3は、印刷確認画面G4を表示すると、ユーザーによる操作を受け付け、同じ印刷ジョブに基づく印刷を行うか否かを判断する(ステップS67)。ユーザーが同じ印刷ジョブの実行を指示した場合(ステップS67でYES)、画像形成装置3は、記憶装置15に保存しておいた印刷ジョブを読み出し、その印刷ジョブに基づく印刷出力を実行する(ステップS69)。この場合、ユーザーの意思に基づいて同じ印刷物が再度出力されることになる。
これに対し、ユーザーが同じ印刷ジョブの実行を指示しなかった場合(ステップS67でNO)、画像形成装置3は、同じ印刷ジョブをキャンセルし、記憶装置15に保存しておいた印刷ジョブを削除する(ステップS68)。したがって、先の印刷ジョブを一時停止させているとき、ユーザーがそれに気付かずに再度同じ印刷ジョブを送信した場合であっても、画像形成装置3は、ユーザーが表示部12aを視認可能なときに同じ印刷ジョブを再印刷するか否かを確認することが可能であり、無駄な印刷物を生じさせることがない。
一方、印刷出力の一時停止中に別のユーザーが印刷ジョブを送信した場合(ステップS62でNO)、画像形成装置3による処理は、図15のフローチャートへ進む。そして画像形成装置3は、管理者などによって予め設定されている設定状態であって、一時停止中に別のユーザーの印刷ジョブを受信した場合の動作設定を確認する(ステップS70)。この動作設定は、(1)印刷出力の一時停止状態を解除して印刷出力を再開し、その印刷出力の終了後に別のユーザーの印刷ジョブを実行する設定と、(2)印刷出力の一時停止状態を継続し、別のユーザーの印刷ジョブを優先的に実行する設定とのうちからいずれか一方が選択された設定である。画像形成装置3は、その動作設定に基づき、一時停止状態を解除するか否かを判断する(ステップS71)。一時停止状態を解除する場合(ステップS71でYES)、画像形成装置3は、印刷出力の一時停止を解除し(ステップS72)、印刷出力を再開する(ステップS73)。このとき、ジョブ発行ユーザーは表示部12aを視認可能な状態ではないため、同意確認画面G1,G2,G3は表示されない。そして印刷出力が終了すると(ステップS74でYES)、画像形成装置3による処理は、図9のステップS21へと進む。つまり、別のユーザーによって送信された印刷ジョブに対し、第1実施形態で説明した処理と同様の処理を行うのである。
一方、一時停止状態を解除しない場合(ステップS71でNO)、画像形成装置3は、印刷出力の一時停止状態を維持したまま、図9のステップS21以降の処理を実行する。したがって、一時停止されている印刷ジョブよりも、その後に受信された別のユーザーの印刷ジョブが優先的に実行されるようになる。
このように本実施形態の画像形成装置3は、印刷ジョブの一時停止状態において、印刷ジョブを送信したユーザーとは別のユーザーが利用するとき、印刷ジョブの一時停止状態を解除し、印刷ジョブに基づく印刷出力を再開させることが可能である。この場合、別のユーザーは、一時停止していた印刷ジョブに基づく印刷出力が終了した後に、画像形成装置3を利用することができる。
また、画像形成装置3は、印刷ジョブの一時停止状態において、印刷ジョブを送信したユーザーとは別のユーザーが利用するとき、印刷ジョブの一時停止状態を継続することも可能である。この場合、別のユーザーは、一時停止が継続された状態で画像形成装置3を利用することが可能であり、一時停止中の印刷ジョブに対して割り込むかたちで自身のジョブを画像形成装置3に実行させることができる。
尚、本実施形態において上述した点以外については、第1実施形態で説明したものと同様である。
(第3実施形態)
次に本発明の第3実施形態について説明する。上記第2実施形態では、画像形成装置3において印刷出力が一時停止していることに気付かず、ジョブ発行ユーザーが再度同じ印刷ジョブを同じ画像形成装置3に送信する場合を説明した。しかし、ジョブ発行ユーザーは、画像形成装置3が故障していると勘違すると、一時停止中である印刷ジョブと同じ印刷ジョブを別の画像形成装置3に送信する可能性がある。そこで、本実施形態では、ジョブ発行ユーザーが同じ印刷ジョブを別の画像形成装置3に送信した場合であっても、無駄な印刷物が生成されることを防止できるようにした画像形成装置3について説明する。尚、以下においては、ユーザーが先に画像形成装置3aに対して印刷ジョブを送信し、画像形成装置3aが印刷出力を一時停止させている状態で、ユーザーが別の画像形成装置3bに同じ印刷ジョブを送信した場合を例示する。
図16は、第3実施形態において画像形成装置3bで行われる印刷ジョブ受信処理(図8のステップS12)の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。画像形成装置3bは、印刷ジョブ受信処理を開始すると、印刷ジョブを送信したジョブ発行ユーザーを特定し(ステップS80)、印刷ジョブを解析する(81)。印刷ジョブの解析では、印刷対象となる印刷データを特定する処理などが行われる。例えば、印刷ジョブに印刷対象となる電子ファイルが含まれる場合、画像形成装置3bは、その電子ファイルのファイル名を特定する。
そして画像形成装置3bは、ネットワーク7を介して、印刷ジョブと同じ印刷ジョブを受信して一時停止状態としている他の画像形成装置3aが存在するか否かの検索処理を行う(ステップS82)。例えば、画像形成装置3bは、ジョブ発行ユーザーと印刷データとを識別可能な情報を含む検索コマンドを生成し、その検索コマンドを、ネットワーク7を介して他の画像形成装置3aに送信する。他の画像形成装置3aは、その検索コマンドを受信すると、自機において同一のジョブ発行ユーザーによって送信された同一の印刷ジョブを一時停止状態にしているか否かを判定し、その判定結果を画像形成装置3bに返信する。したがって、画像形成装置3bは、他の画像形成装置3aから返信を受信すれば、他の画像形成装置3aにおいて同一の印刷ジョブに基づく印刷出力が一時停止状態となっているか否かを判断することができる(ステップS83)。
検索処理の結果、他の画像形成装置3aにおいて同一の印刷ジョブが一時停止状態となっていないと判断すると(ステップS83でNO)、画像形成装置3bによる処理は、図9のステップS21へと進み、第1実施形態で説明した処理と同様の処理を実行する。
一方、検索処理の結果、他の画像形成装置3aにおいて同一の印刷ジョブが一時停止状態であると判断すると(ステップS83でYES)、画像形成装置3bは、受信した印刷ジョブの実行を保留する(ステップS84)。そして、画像形成装置3bは、ジョブ発行ユーザーに対する通知画面を生成し、その通知画面を表示部12aに表示させる。尚、画像形成装置3bは、第1実施形態と同様に、ジョブ発行ユーザーが表示部12aを視認可能であることを検知した場合に通知画面を表示部12aに表示させるようにしても良い。
図17は、通知画面G5の一例を示す図である。この通知画面G5には、別の画像形成装置3aにおいて既に同じ印刷ジョブが受信されており、印刷出力が一時停止状態となっていることを示すメッセージと、別の画像形成装置3aで印刷出力された次のページから印刷出力を行うか否かをユーザーに問い合わせるメッセージとが含まれる。そのため、ユーザーは、この通知画面G5を見れば、先に自身が別の画像形成装置3aに送信した印刷ジョブが一時停止状態となっていることを把握することができる。また、通知画面G5では、ユーザーが次のページから印刷出力を希望する場合に押下するボタンB1と、印刷ジョブの実行を希望しない場合に押下するボタンB2とが表示される。そのため、ユーザーは通知画面G5に対する操作を行うことで、一時停止している印刷ジョブの続きから印刷出力を行ったり、或いは、画像形成装置3bでの印刷ジョブの実行をキャンセルしたりすることができる。
尚、図17では、画像形成装置3bが一時停止状態の次のページから印刷出力を行う場合の画面例を示しているが、これに限られるものではない。例えば、通知画面G5には、他の画像形成装置3aに印刷出力を再開させるためのボタンが含まれていても良い。
図17のフローチャートに戻り、画像形成装置3は、通知画面G5を表示すると、ユーザーによる操作を受け付け、一時停止している印刷ジョブの続きから印刷出力を行う継続印刷を選択したか否かを判断する(ステップS86)。ユーザーが継続印刷を選択した場合(ステップS86でYES)、画像形成装置3bは、受信した印刷ジョブに基づいて印刷出力を行う際の印刷開始ページを検出する(ステップS87)。このとき、画像形成装置3bは、他の画像形成装置3aと通信を行い、他の画像形成装置3aにおいて一時停止しているページを検知し、そのページに基づいて印刷開始ページを検出するようにしても良い。
そして画像形成装置3aは、検出した印刷開始ページから印刷出力を開始する(ステップS88)。その後、画像形成装置3bは、印刷出力が終了するまで待機し(ステップS89)、印刷出力が正常に終了すると(ステップS89でYES)、他の画像形成装置3aに対し、一時停止中の印刷ジョブの削除命令を送信する(ステップS90)。他の画像形成装置3aは、画像形成装置3bから削除命令を受信すると、印刷出力の一時停止状態を解除し、一時停止状態であった印刷ジョブを削除する。これにより、2つの画像形成装置3a,3bで、同じ印刷物が無駄に出力されてしまうことを防止することができる。
また、ユーザーが継続印刷を選択しなかった場合(ステップS86でNO)、画像形成装置3bは、受信した印刷ジョブを削除する(ステップS91)。
このように本実施形態の画像形成装置3bは、他の画像形成装置3aにおいて印刷出力が一時停止されている印刷ジョブと同じ印刷ジョブを受信した場合には、ユーザーに対して他の画像形成装置3aで印刷出力が一時停止中であることを通知することができる。そのため、2つの画像形成装置3a、3bにおいて同じ印刷ジョブに基づく印刷出力が重複して行われてしまうことを防止することが可能であり、印刷物の無駄を排除することができるようになる。
また、本実施形態における画像形成装置3bは、他の画像形成装置3aにおいて一時停止が解除され、印刷出力が再開された場合、保留しておいた印刷ジョブを削除するようにしても良い。
尚、本実施形態において上述した点以外については、第1実施形態又は第2実施形態で説明したものと同様である。
(変形例)
以上、本発明に関する幾つかの実施形態について説明した。しかし、本発明は、上記各実施形態において説明した内容のものに限られるものではなく、種々の変形例が適用可能である。
例えば上記実施形態では、画像形成装置3がMFPによって構成され、コピー機能及びプリント機能の複数の機能を有している場合を例示した。しかし、画像形成装置3は、必ずしも複数の機能を有しているものに限られない。例えば、画像形成装置3は、プリント機能のみを備えたプリンタであっても構わない。
また、上記実施形態では、画像形成装置3において実行されるプログラム18が予め画像形成装置3にインストールされている場合を例示した。しかし、これに限られるものではなく、プログラム18は、任意のタイミングで画像形成装置3にインストールされるものであっても構わない。この場合、プログラム18は、例えばネットワーク7を介して画像形成装置3にダウンロード可能な態様で提供される。また、プログラム18は、例えばCD-ROMやDVD-ROM、USBメモリなどのようなコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された状態で提供されるものであっても構わない。
1 画像形成システム
3 画像形成装置
8 サーバー
11 プリンタ部(印刷出力手段)
12 操作パネル
12a 表示部(表示手段)
12b 操作部(操作手段)
18 プログラム
30 ジョブ受信部(ジョブ受信手段)
31 ジョブ制御部(制御手段)
32 判定部(判定手段)
33 ユーザー認証部(認証手段)
34 ユーザー検知部(ユーザー検知手段)
35 ユーザー管理部(ユーザー管理手段)
36 データ収集部(データ収集手段)

Claims (18)

  1. ユーザーの利用状況に関する利用データを収集してサーバーに送信する画像形成装置であって、
    印刷ジョブを受信するジョブ受信手段と、
    前記印刷ジョブに基づく印刷出力を行う印刷出力手段と、
    前記印刷ジョブを送信したユーザーが前記利用データの収集に関する同意確認処理の対象ユーザーであるか否かを判定する判定手段と、
    各種の表示画面を表示する表示手段と、
    前記判定手段により前記同意確認処理の対象ユーザーであると判定された場合に、前記印刷ジョブに基づく印刷出力を一時停止させると共に、前記同意確認処理を行って前記表示手段に同意確認画面を表示させる制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記印刷ジョブを送信したユーザーが前記表示手段を視認可能であることを検知するユーザー検知手段、
    を更に備え、
    前記制御手段は、前記ユーザー検知手段によって前記印刷ジョブを送信したユーザーが前記表示手段を視認可能であることが検知されることに伴い、前記表示手段に前記同意確認画面を表示させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 当該画像形成装置を利用しようとしているユーザーを認証する認証手段、
    を更に備え、
    前記ユーザー検知手段は、前記認証手段によって前記印刷ジョブを送信したユーザーが認証された場合に、前記印刷ジョブを送信したユーザーが前記表示手段を視認可能であることを検知することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記利用データを収集して前記サーバーに送信するデータ収集手段と、
    前記同意確認画面に対する操作を受け付ける操作手段と、
    を備え、
    前記データ収集手段は、前記印刷ジョブを送信したユーザーが前記同意確認画面に対して同意操作を行った場合に、当該ユーザーに関する前記利用データの収集を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. ユーザーごとに前記同意確認処理の対象ユーザーであるか否かの情報を登録したユーザー情報を管理するユーザー管理手段、
    を更に備え、
    前記判定手段は、前記ユーザー情報に基づいて、前記印刷ジョブを送信したユーザーが前記利用データの収集に関する同意確認処理の対象ユーザーであるか否かを判定し、
    前記ユーザー管理手段は、前記印刷ジョブを送信したユーザーが前記同意確認画面に対して同意操作又は不同意操作を行った場合、前記ユーザー情報における当該ユーザーの情報を、対象ユーザーから非対象ユーザーに書き換えることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記ユーザー管理手段は、前記サーバーから、特定のユーザーが同意操作又は不同意操作を行った旨の確認結果を受信した場合、前記ユーザー情報における前記特定のユーザーの情報を、対象ユーザーから非対象ユーザーに書き換えることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記ユーザー管理手段は、前記データ収集手段によって収集されるデータ項目が変更された場合、又は、前記利用データの利用目的が変更された場合に、前記ユーザー情報に登録されている全てのユーザーの情報を、対象ユーザーに書き換えることを特徴とする請求項5又は6に記載の画像形成装置。
  8. 前記判定手段は、前記印刷ジョブを送信したユーザーが使用している情報処理装置において前記同意確認画面を表示可能である場合、前記同意確認処理の対象ユーザーであると判定しないことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記制御手段は、前記判定手段により前記同意確認処理の対象ユーザーであると判定された場合に、前記印刷ジョブに基づいて印刷出力の一時停止タイミングを決定し、前記一時停止タイミングで前記印刷ジョブに基づく印刷出力を一時停止させることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 前記制御手段は、前記同意確認画面をユーザーが確認するのに要する確認所要時間を算出し、前記印刷出力手段による印刷速度、前記印刷ジョブによる印刷出力枚数、及び、前記確認所要時間に基づいて前記一時停止タイミングを決定することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記制御手段は、前記一時停止タイミングで前記印刷ジョブに基づく印刷出力を停止させた後、前記表示手段に前記同意確認画面を表示させるときに、前記印刷ジョブの一時停止状態を解除し、前記印刷ジョブに基づく印刷出力を再開させることを特徴とする請求項9又は10に記載の画像形成装置。
  12. 前記制御手段は、前記印刷ジョブの一時停止状態において、前記印刷ジョブを送信したユーザーとは異なるユーザーが利用するとき、前記印刷ジョブの一時停止状態を解除し、前記印刷ジョブに基づく印刷出力を再開させることを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の画像形成装置。
  13. 前記制御手段は、前記印刷ジョブの一時停止状態において、前記印刷ジョブを送信したユーザーとは異なるユーザーが利用するとき、前記印刷ジョブの一時停止状態を継続することを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の画像形成装置。
  14. 前記制御手段は、前記印刷ジョブの一時停止状態において、前記ジョブ受信手段が前記印刷ジョブと同一の印刷ジョブを再度受信した場合、前記印刷ジョブと同一の印刷ジョブ基づく印刷出力を保留し、前記表示手段に、前記印刷ジョブと同一の印刷ジョブ基づく印刷出力を行うか否かをユーザーに確認するための印刷確認画面を表示させることを特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載の画像形成装置。
  15. 前記制御手段は、前記ジョブ受信手段が前記印刷ジョブを受信したときに、前記印刷ジョブと同一の印刷ジョブを受信して一時停止状態としている他の画像形成装置が存在するか否かを検索し、前記他の画像形成装置が存在する場合、前記印刷ジョブに基づく印刷出力を保留し、前記表示手段に、前記他の画像形成装置において同一の印刷ジョブが一時停止状態であることを通知する通知画面を表示させることを特徴とする請求項1乃至14のいずれかに記載の画像形成装置。
  16. 前記制御手段は、前記印刷ジョブを送信したユーザーが前記通知画面に対して継続印刷指示を行った場合、前記他の画像形成装置において一時停止状態となった続きから前記印刷ジョブに基づく印刷出力を開始し、前記他の画像形成装置に対して一時停止状態である印刷ジョブの削除命令を送信することを特徴とする請求項15に記載の画像形成装置。
  17. ユーザーの利用状況に関する利用データを収集してサーバーに送信する画像形成装置において、前記利用データの収集についてユーザーに対する同意確認処理を行う同意確認方法であって、
    印刷ジョブを受信するジョブ受信ステップと、
    前記印刷ジョブに基づく印刷出力を行う印刷出力ステップと、
    前記印刷ジョブを送信したユーザーが前記同意確認処理の対象ユーザーであるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにより前記同意確認処理の対象ユーザーであると判定された場合に、前記印刷ジョブに基づく印刷出力を一時停止させると共に、前記同意確認処理を行って所定の表示手段に同意確認画面を表示させる制御ステップと、
    を有することを特徴とする同意確認方法。
  18. ユーザーの利用状況に関する利用データを収集してサーバーに送信する画像形成装置において実行されるプログラムであって、画像形成装置に、
    印刷ジョブを受信するジョブ受信ステップと、
    前記印刷ジョブに基づく印刷出力を行う印刷出力ステップと、
    前記印刷ジョブを送信したユーザーが前記利用データの収集に関する同意確認処理の対象ユーザーであるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにより前記同意確認処理の対象ユーザーであると判定された場合に、前記印刷ジョブに基づく印刷出力を一時停止させると共に、前記同意確認処理を行って所定の表示手段に同意確認画面を表示させる制御ステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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