JP7375087B2 - 高靭性rc構造物 - Google Patents
高靭性rc構造物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7375087B2 JP7375087B2 JP2022057666A JP2022057666A JP7375087B2 JP 7375087 B2 JP7375087 B2 JP 7375087B2 JP 2022057666 A JP2022057666 A JP 2022057666A JP 2022057666 A JP2022057666 A JP 2022057666A JP 7375087 B2 JP7375087 B2 JP 7375087B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inwardly curved
- reinforcing bars
- curved portion
- axial
- reinforcing bar
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims description 183
- 239000004567 concrete Substances 0.000 claims description 22
- 230000006835 compression Effects 0.000 claims description 12
- 238000007906 compression Methods 0.000 claims description 12
- 229910001294 Reinforcing steel Inorganic materials 0.000 claims description 7
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 claims description 5
- 238000010276 construction Methods 0.000 claims description 4
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 14
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 14
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 12
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 description 7
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 description 5
- 239000000463 material Substances 0.000 description 5
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 4
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 3
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 2
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 2
- 239000011150 reinforced concrete Substances 0.000 description 2
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
- Bridges Or Land Bridges (AREA)
Description
この図6において、コンクリート製橋脚10の耐震補強又は劣化補強として、このコンクリート製橋脚10の四側面に縦溝を形成して補強縦筋12を配筋し、更に上記補強縦筋12の下端に傾斜曲げ部13を形成し、該傾斜曲げ部13を上記コンクリート製橋脚10の側面11とコンクリート製フーチング14の上面15とで形成する入隅角部16から同フーチング14内へ食い込み角αを以って斜めに埋設し、そして上記コンクリート製橋脚10の四側面(周面)に上記補強縦筋12を覆う補強コンクリート17や接着剤を増し打ちして補強構造を形成したものである。
この図7において、軸方向の主筋18から鋼板21に連続するくの字の曲がり部の傾斜部19のはらみ出しを防止するのに、図7(a)では、帯鉄筋20を用い、図7(b)では、J字形の連結鋼材22を用い、図7(c)では、C形パイプなどの抱持鋼材23を用いている。
この図8(a)(b)において、塑性ヒンジ部27は、フーチング25と接続するRC橋脚26の最下部及び上部構造物24と接続するRC橋脚26の最上部に形成される。この塑性ヒンジ部27は、RC橋脚26の軸方向(上下方向)に沿って埋設配置された複数の軸方向鉄筋28(軸方向筋)が曲げ降伏してRC橋脚26全体が変位することでRC橋脚26に入力される地震エネルギーをひずみエネルギーとして消費して吸収する機能を有している。
図8(b)において、RC橋脚26には、すくなくとも四隅に軸方向鉄筋28が配設され、それらを囲繞するように複数の帯鉄筋(図示せず)が上下方向に所定間隔をおいて配置される。
前記塑性ヒンジ部27には、複数の軸方向鉄筋28と、これらの軸方向鉄筋28を取り外して交換可能に接続する上下一対で複数対の機械式継手29と、前記RC橋脚26の中心軸に沿って埋設された管体である鋼管31を備えている。また、前記RC橋脚26の塑性ヒンジ部27と一般部32との境界には、これらを区分けする仕切材として鋼板30が設置されている。
複数本の鉛直線状の軸方向鉄筋41と、これらの軸方向鉄筋41の外側から所定間隔で囲んだ帯鉄筋42と、前記軸方向鉄筋41の下部に複数本のハの字形に延長した直線状の基礎鉄筋48とにコンクリート43を打設してなるRC構造物40において、
前記軸方向鉄筋41は、前記RC構造物40の載荷方向の一方側に配置された引張鉄筋41aと、前記RC構造物40の載荷方向の他方側に配置された圧縮鉄筋41bとを具備し、
前記軸方向鉄筋41の下端と前記基礎鉄筋48の上端とを接続した塑性ヒンジ部46に内向き湾曲部47を形成するとともに、この内向き湾曲部47を帯鉄筋42で囲み、
前記内向き湾曲部47は、前記軸方向鉄筋41の下端と前記内向き湾曲部47の上端との接続点Bと、前記基礎鉄筋48の上端と前記内向き湾曲部47の下端との接続点C又はDと、前記軸方向鉄筋41の下方への直線の延長線と前記基礎鉄筋48の上方への直線の延長線との交点Oとの3点で形成される3角形の前記軸方向鉄筋41の下端と前記内向き湾曲部47の上端との接続点Bと、前記基礎鉄筋48の上端と前記内向き湾曲部47の下端との接続点C又はDに接する円弧に形成して座屈を防止し靭性率を向上したことを特徴とする高靭性RC構造物である。
前記引張鉄筋41aに作用する引張力Tと前記圧縮鉄筋41bに作用する圧縮力Cの中立軸位置N-N点でのポストピーク域において次の釣り合い構造式が成立するようにしたことを特徴とする高靭性RC構造物である。
T(σsy×As)=C(σsy×As)
ここで、σsy:鉄筋の降伏応力
As:鉄筋の全断面積
前記内向き湾曲部47における曲率は、前記RC構造物40の水平変位時における前記RC構造物40が目標とする靭性率に到達した時点で前記軸方向鉄筋41の内向き湾曲部47が直線となるように設定したことを特徴とする高靭性RC構造物である。
前記RC構造物40は、RC橋脚、PC橋脚等からなることを特徴とする高靭性RC構造物である。
前記RC構造物40は、既存のRC構造物40の外周に巻き立てる工法における補強用RC構造物の軸方向鉄筋に内向き湾曲部を形成したことを特徴とする高靭性RC構造物である。
複数本の鉛直線状の軸方向鉄筋と、これらの軸方向鉄筋の外側から所定間隔で囲んだ帯鉄筋と、前記軸方向鉄筋の下部に複数本のハの字形に延長した直線状の基礎鉄筋とにコンクリートを打設してなるRC構造物において、
前記軸方向鉄筋は、前記RC構造物の載荷方向の一方側に配置された引張鉄筋と、前記RC構造物の載荷方向の他方側に配置された圧縮鉄筋とを具備し、
前記軸方向鉄筋の下端と前記基礎鉄筋の上端とを接続した塑性ヒンジ部に内向き湾曲部を形成するとともに、この内向き湾曲部を帯鉄筋で囲み、
前記内向き湾曲部は、前記軸方向鉄筋の下端と前記内向き湾曲部の上端との接続点と、前記基礎鉄筋の上端と前記内向き湾曲部の下端との接続点と、前記軸方向鉄筋の下方への直線の延長線と前記基礎鉄筋の上方への直線の延長線との交点との3点で形成される3角形の前記軸方向鉄筋の下端と前記内向き湾曲部の上端との接続点と、前記基礎鉄筋の上端と前記内向き湾曲部の下端との接続点に接する円弧に形成して座屈を防止し靭性率を向上したしたので、内向き湾曲部は、前記軸方向鉄筋の下端と前記内向き湾曲部の鉄筋の上端との接続点と、前記基礎鉄筋の上端と前記内向き湾曲部の鉄筋の下端との接続点において接線となり、段差なく円滑に連続している。このように、軸方向鉄筋の一部に加工を施すだけで靭性率を従来不可能とされていた約4倍(靭性率40)程度、又はそれ以上に向上させることができる。しかも、従来のような面倒な補強工事や補強部材を用いることがなく、安価に目的を達成できる。
前記引張鉄筋に作用する引張力Tと前記圧縮鉄筋に作用する圧縮力Cの中立軸位置N-N点でのポストピーク域において次の釣り合い構造式
T(σsy×As)=C(σsy×As)
ここで、σsy:鉄筋の降伏応力
As:鉄筋の全断面積
が成立するようにしたので、靭性低下を防止することができる。
前記内向き湾曲部における曲率は、前記RC構造物の水平変位時における前記RC構造物が目標とする靭性率に到達した時点で前記軸方向鉄筋の内向き湾曲部が直線となるように設定したので、従来は不可能であった靭性率の設計時における確保、たとえば、目的の靭性率30、40などを予め容易に実現することができる。また、地震動のような交番の振動に対して靭性率を向上させることができる。
前記RC構造物は、RC橋脚、PC橋脚からなるので、RC橋脚、PC橋脚などに広く応用することができる。
前記RC構造物は、既存のRC構造物の外周に巻き立てる工法における補強用RC構造物の軸方向鉄筋に内向き湾曲部を形成したので、新設のRC構造物のみならず、既存のRC構造物の補強用RC構造物に本発明を応用して既存のRC構造物をより簡単、かつ確実に補強することができる。
複数本の鉛直線状の軸方向鉄筋41と、これらの軸方向鉄筋41の外側から所定間隔で囲んだ帯鉄筋42と、前記軸方向鉄筋41の下部に複数本のハの字形に延長した直線状の基礎鉄筋48とにコンクリート43を打設してなるRC構造物40において、
前記軸方向鉄筋41は、前記RC構造物40の載荷方向の一方側に配置された引張鉄筋41aと、前記RC構造物40の載荷方向の他方側に配置された圧縮鉄筋41bとを具備し、
前記軸方向鉄筋41の下端と前記基礎鉄筋48の上端とを接続した塑性ヒンジ部46に内向き湾曲部47を形成するとともに、この内向き湾曲部47を帯鉄筋42で囲み、
前記内向き湾曲部47は、前記軸方向鉄筋41の下端と前記内向き湾曲部47の上端との接続点Bと、前記基礎鉄筋48の上端と前記内向き湾曲部47の下端との接続点C又はDと、前記軸方向鉄筋41の下方への直線の延長線と前記基礎鉄筋48の上方への直線の延長線との交点Oとの3点で形成される3角形の前記軸方向鉄筋41の下端と前記内向き湾曲部47の上端との接続点Bと、前記基礎鉄筋48の上端と前記内向き湾曲部47の下端との接続点C又はDに接する円弧に形成して座屈を防止し靭性率を向上したことを特徴とする。
T(σsy×As)=C(σsy×As)
ここで、σsy:鉄筋の降伏応力
As:鉄筋の全断面積
が成立するようにした。
図1、図2及び図3において、RC構造物40は、RC柱状構造物で、一例として以下、RC橋脚の場合について説明する。
このRC橋脚40は、複数本の軸方向鉄筋41を主筋とし、この軸方向鉄筋41の外周に所定間隔で前記軸方向鉄筋を拘束する部材としての帯鉄筋42を巻き付け、これらの鉄筋にコンクリート43を打設して構成されている。前記RC橋脚40の下部の基礎部分のフーチング44は、前記軸方向鉄筋41の下部にハの字形に延長した基礎鉄筋48にこの基礎鉄筋を拘束する部材としての帯鉄筋42が巻き付けられ、これらの鉄筋にコンクリート43を打設して構成されている。
前記軸方向鉄筋を拘束する部材は、前記帯鉄筋42に限られるものではなく、図7(b)(c)に示すようなJ字形の連結鋼材やC形パイプなどの抱持鋼材、その他の部材とすることができる。
前記軸方向鉄筋41には、前記塑性ヒンジ部46において本発明による内向き湾曲部47を形成する。この内向き湾曲部47は、図1に示すように、両側の前記塑性ヒンジ部46の軸方向鉄筋41にそれぞれ形成される。
図2において、前記軸方向鉄筋41に水平力がかかっていない状態を41o(鉛直)とし、このときの内向き湾曲部を47yとする。前記軸方向鉄筋41が水平力の大きさに応じて41xから41yと変化したものとする。41yに達したとき内向き湾曲部47yが略直線となり、目標とする靭性率(以下、設計靭性率という)、例えば従来の4倍(靭性率40)に到達するように、内向き湾曲部47yの曲率が設定される。
より詳しくは、鉛直線状の前記軸方向鉄筋41oと前記内向き湾曲部47yの一端部との接続点をBとし、前記内向き湾曲部47yの他端部と直線状の前記基礎鉄筋48yとの接続点をDとし、鉛直線状の前記軸方向鉄筋41oの延長線と直線状の前記基礎鉄筋48yの延長線との交点をOとしたとき、3角形BODの2点に接する曲率の円弧が目標とする靭性率(設計靭性率)の前記内向き湾曲部47yとなる。
このとき、内向き湾曲部47yは、点B、Dにおいて接線となるので、直線状の前記軸方向鉄筋41と前記内向き湾曲部47yの交点B及び前記内向き湾曲部47yと前記基礎鉄筋48yの交点Dは、円滑に連続している。
以上のようにして前記内向き湾曲部47yを設定することにより、軸方向鉄筋41yと内向き湾曲部47yと内向き湾曲部47yが図2のように略一直線になった時点で、目標とする靭性率(設計靭性率)となる。前記内向き湾曲部47yが設定された状態で、軸方向鉄筋41が41yを超えてより大きな水平力がかかり、内向き湾曲部47が外側への曲率になると靭性率は急速に低下する。
より詳しくは、鉛直線状の前記軸方向鉄筋41oと前記内向き湾曲部47xの一端部との接続点をBとし、前記内向き湾曲部47xの他端部と直線状の前記基礎鉄筋48xとの接続点をCとし、直線状の前記軸方向鉄筋41の延長線と直線状の前記基礎鉄筋48xの延長線との交点をOとしたとき、3角形BOCの2点に接する曲率の円弧が目標とする靭性率(設計靭性率)の前記内向き湾曲部47xとなる。
このとき、内向き湾曲部47xは、点B、Cにおいて接線となるので、前記軸方向鉄筋41と前記内向き湾曲部47xの交点B及び前記内向き湾曲部47xと前記基礎鉄筋48xの交点Cは、段差なく円滑に連続している。
以上のようにして前記内向き湾曲部47xを設定することにより、軸方向鉄筋41xと内向き湾曲部47xと内向き湾曲部47xが図2のように一直線になった時点で、目標とする靭性率(設計靭性率)となる。前記内向き湾曲部47xが設定された状態で、軸方向鉄筋41が41xを超えてより大きな水平力がかかり、内向き湾曲部47が外側への曲率になると靭性率は急速に低下する。
なお、図2は、図面の記載の都合上、前記軸方向鉄筋41に水平力がかかっていない状態41oから水平力の大きさに応じて41x、41yと変化する角度を大きくあらわしているが、実際は、図示状態の数分の1から数10分の1である。
より詳しくは、図3において、地震動の載荷点が図中左から右方向に水平力が加えられたものとすると、軸方向鉄筋41の図中左側の軸方向鉄筋41aは、引張鉄筋となり、図中右側の軸方向鉄筋41bは、圧縮鉄筋となる。
図4において、
引張鉄筋41aに作用する引張力T=σsy×Asとなり、
圧縮鉄筋41bに作用する圧縮力C=σsy×Asとなる。
ここで、σsy:鉄筋の降伏応力
As:鉄筋の全断面積である。
中立軸位置N-N点でのポストピーク域における釣り合い構造式は、
T(σsy×As)=C(σsy×As)となる。
地震時には、交番の地震動が加えられるため、引張側と圧縮側は、交互に発生する。
しかし、方向が一定していない地震動のように全方向の水平力に対応させるためには、RC橋脚40が図5(a)に示すように、角柱状である場合には、すべての軸方向鉄筋41の内向き湾曲部47を、RC橋脚40のすべての軸方向鉄筋41の中心に向かって湾曲するように形成する。
また、RC構造物40が図5(b)に示すように、円柱状である場合には、すべての軸方向鉄筋41に内向き湾曲部47を、RC構造物40のすべての軸方向鉄筋41の中心に向かって湾曲するように形成する。
(1)既存のRC橋脚、その他のRC構造物の外周に、RCコンクリートを巻き立てて補強する際に、その補強用RCコンクリートの軸方向鉄筋41に本発明の内向き湾曲部47を形成して靭性率を向上させることができる。
(2)跨線橋、跨道橋、道路や鉄道の橋梁などのRC橋脚補強用としてRCコンクリートを打設するときに、軸方向鉄筋41の塑性ヒンジ部に本発明の内向き湾曲部47を形成して靭性率を向上させることができる。
(3)RCでPC(プレストレス)の中空煙突、RCでPC(プレストレス)のタワー、RCでPC(プレストレス)の電柱などの新設構造物や補強用構造物の軸方向鉄筋41に本発明の内向き湾曲部47を形成して靭性率を向上させることができる。
(4)円柱や円筒のRC構造物以外の角型のボックスカルバート角隅部分の軸方向鉄筋の靭性率向上用として本発明の内向き湾曲部を形成して靭性率を向上させることができる。
Claims (5)
- 複数本の鉛直線状の軸方向鉄筋と、これらの軸方向鉄筋の外側から所定間隔で囲んだ帯鉄筋と、前記軸方向鉄筋の下部に複数本のハの字形に延長した直線状の基礎鉄筋とにコンクリートを打設してなるRC構造物において、
前記軸方向鉄筋は、前記RC構造物の載荷方向の一方側に配置された引張鉄筋と、前記RC構造物の載荷方向の他方側に配置された圧縮鉄筋とを具備し、
前記軸方向鉄筋の下端と前記基礎鉄筋の上端とを接続した塑性ヒンジ部に内向き湾曲部を形成するとともに、この内向き湾曲部を帯鉄筋で囲み、
前記内向き湾曲部は、前記軸方向鉄筋の下端と前記内向き湾曲部の上端との接続点と、前記基礎鉄筋の上端と前記内向き湾曲部の下端との接続点と、前記軸方向鉄筋の下方への直線の延長線と前記基礎鉄筋の上方への直線の延長線との交点との3点で形成される3角形の前記軸方向鉄筋の下端と前記内向き湾曲部の上端との接続点と、前記基礎鉄筋の上端と前記内向き湾曲部の下端との接続点に接する円弧に形成して座屈を防止し靭性率を向上したことを特徴とする高靭性RC構造物。
- 前記引張鉄筋の作用する引張力Tと前記圧縮鉄筋の作用する圧縮力Cの中立軸位置N-N点でのポストピーク域において次の釣り合い構造式が成立するようにしたことを特徴とする請求項1記載の高靭性RC構造物。
T(σsy×As)=C(σsy×As)
ここで、σsy:鉄筋の降伏応力
As:鉄筋の全断面積 - 前記内向き湾曲部における曲率は、前記RC構造物の水平変位時における前記RC構造物が目標とする靭性率に到達した時点で前記軸方向鉄筋の内向き湾曲部が直線となるように設定したことを特徴とする請求項1又は2記載の高靭性RC構造物。
- 前記RC構造物は、RC橋脚、PC橋脚からなることを特徴とする請求項1、2又は3記載の高靭性RC構造物。
- 前記RC構造物は、既存のRC構造物の外周に巻き立てる工法における補強用RC構造物の軸方向鉄筋に内向き湾曲部を形成したことを特徴とする請求項1、2又は3記載の高靭性RC構造物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022057666A JP7375087B2 (ja) | 2022-03-30 | 2022-03-30 | 高靭性rc構造物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022057666A JP7375087B2 (ja) | 2022-03-30 | 2022-03-30 | 高靭性rc構造物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023149219A JP2023149219A (ja) | 2023-10-13 |
JP7375087B2 true JP7375087B2 (ja) | 2023-11-07 |
Family
ID=88288172
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022057666A Active JP7375087B2 (ja) | 2022-03-30 | 2022-03-30 | 高靭性rc構造物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7375087B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005054532A (ja) | 2003-08-07 | 2005-03-03 | Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd | コンクリート構造物の補強構造、及びコンクリート構造物の補強方法 |
-
2022
- 2022-03-30 JP JP2022057666A patent/JP7375087B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005054532A (ja) | 2003-08-07 | 2005-03-03 | Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd | コンクリート構造物の補強構造、及びコンクリート構造物の補強方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2023149219A (ja) | 2023-10-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20210032819A1 (en) | A precast segmental pier reinforced with both conventional steel bars and high-strength steel bars | |
JP5597317B1 (ja) | 橋脚の耐震補強構造 | |
US10934734B1 (en) | Damped reinforced joint for beam-column connection | |
US4390306A (en) | Composite arch structure | |
JP5935756B2 (ja) | 沈埋トンネルの継手部の耐震補強構造 | |
KR101791062B1 (ko) | 프리스트레스트 강재 거더 및 그 제작 방법 | |
JP7375087B2 (ja) | 高靭性rc構造物 | |
JP3659099B2 (ja) | フーチングと鋼管杭の接合構造 | |
EP0214800A2 (en) | Filler filled steel tube column | |
JP7479029B2 (ja) | Rc柱状構造物の残留歪抑制構造及びrc柱状構造物の塑性ヒンジ部補修方法 | |
KR102314546B1 (ko) | 기둥부재와 보의 보강구조물 | |
KR101294289B1 (ko) | 건식형 좌굴방지 가새 및 그 시공 방법 | |
CN112069584B (zh) | 一种铁路用延性构造墩的设计方法 | |
JP7157401B2 (ja) | 柱中柱組付型拘束の接合構造 | |
Arzoumanidis et al. | Performance‐based seismic analysis and design of suspension bridges | |
JP5423185B2 (ja) | コンクリート充填形式の橋脚構造 | |
KR200263281Y1 (ko) | 단면확대를 통한 구조물의 내진보강장치 | |
JP2021021287A (ja) | 耐荷材 | |
CN213539792U (zh) | 一种交叉配筋钢骨架及钢筋混凝土加固柱 | |
JP5680328B2 (ja) | コンクリート集成材及びその構築方法 | |
JP5835110B2 (ja) | 岸壁耐震構造および岸壁耐震補強方法 | |
JP3735813B2 (ja) | 耐震杭群構造物 | |
JP7351271B2 (ja) | 鉄骨梁、柱梁接合構造およびこれを有する構造物 | |
KR101615501B1 (ko) | 콘크리트 구조체 및 이의 체결방법 | |
JP7364526B2 (ja) | 岸壁構造および岸壁構造の構築方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20221219 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230719 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230814 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20231004 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20231025 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7375087 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |