JP7373826B2 - 保存用容器 - Google Patents

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Description

本願発明は、容器本体に収納物を収納できると共に、計量カップを備えた保存用容器に関する。
従来から、様々な種類の保存用容器が知られているが、例えば、特許文献1に開示されている保存用容器は、容器本体と前記容器本体の開口部を閉じる蓋体と、計量カップとを備えている。この計量カップは、保管時には、計量カップの開口部を蓋体の上面に載せるようにして収納されている。
ただ、計量カップが容器本体から大きく突出しているため、保管スペースが大きくなり、無駄な空間を必要としていた。
意匠登録第1494996号
そこで、上記問題に鑑み、本願発明は、保管スペースを小さくすることのできる保存用容器を提供する。
上記課題を解決するために、本願発明の請求項1に係る保存用容器は、容器本体と、計量カップと、前記計量カップを取り付け可能な取付孔が設けられた蓋体と、を備えた保存用容器において、前記計量カップは、前記計量カップの開口部を前記容器本体の内側へ向けた状態で、前記開口部の先端を前記容器本体内に突出させるように、前記取付孔へ取り付けられることを特徴とする。
上記特徴によれば、計量カップの開口部を容器本体の内側へ向けた状態で、開口部の先端を容器本体内に突出させるように、計量カップを取付孔に取り付けているので、従来と比較して、計量カップが蓋体の上面から突出する部分が少なくなり、保存用容器を保管するために必要なスペースを小さく出来る。
さらに、本願発明の請求項5に係る保存用容器は、容器本体と、計量カップと、前記計量カップを取り付け可能な取付孔が設けられた蓋体と、を備えた保存用容器において、前記蓋体と前記容器本体との取付箇所に、前記蓋体を前記容器本体にスライドさせて取り付けるためのスライド溝と、前記スライド溝に挿入可能なスライド用凸部が設けられており、前記蓋体が前記容器本体に取り付けられると共に、前記取付孔に前記計量カップが取り付けられた状態で、前記容器本体の注ぎ口側の側壁と、前記容器本体内に突出した前記計量カップの外周壁との間に空間が形成されていることを特徴とする。
上記特徴によれば、計量カップの外周壁が容器本体内に突出するように、計量カップが蓋体の取付孔に取り付けられているので、従来と比較して、計量カップが蓋体の上面から突出する部分が少なくなり、保存用容器を保管するために必要なスペースを小さく出来る。さらに、蓋体と容器本体との取付箇所に、スライド溝と、スライド溝に挿入可能なスライド用凸部を備えているので、蓋体を容器本体にスライドさせて確実に取り付けることができる。また、注ぎ口側の側壁の内側と、容器本体内に突出した計量カップの外周壁との間には空間が形成されているので、蓋体をスライドさせる際に、計量カップが側壁に干渉することを極力防ぐことができ、蓋体を容器本体に容易に取り付けることができる。
さらに、本願発明の請求項6に係る保存用容器は、前記容器本体の上端側のフランジ上に、突起が設けられており、前記突起は、前記蓋体の周縁部の内側に位置していることを特徴とする。
上記特徴によれば、容器本体のフランジ部上の突起が、蓋体の周縁部の内側に位置しているので、蓋体が不用意にスライドしようとしても、突起が蓋体の周縁部の内面に係止して、蓋体がスライドするのを防止することができる。
さらに、本願発明係る保存用容器は、前記蓋体の取付孔に注ぎ口を設け、前記計量カップに前記蓋体の注ぎ口を覆うカバーを設けたことを特徴とする。
上記特徴によれば、計量カップのカバーが蓋体の注ぎ口を覆うので、注ぎ口から容器本体内部に、ほこり等が入ることを防止できる。
本願発明によれば、保管スペースを小さくすることのできる保存用容器を提供できる。
(a)は本願発明の保存用容器の計量カップの全体斜視図、(b)は計量カップの平面図、(c)は計量カップの側面図、(d)は計量カップの底面図である。 (a)は本願発明の保存用容器の蓋体の全体斜視図、(b)は蓋体の平面図、(c)は蓋体の側面図である。 (a)は図2(b)のA―A断面図、(b)は図2(b)のB―B断面図、(c)は蓋体の底面図、(d)は図2(b)のC―C断面図である。 (a)は本願発明の保存用容器の容器本体の全体斜視図、(b)は容器本体の平面図、(c)は容器本体の側面図である。 (a)は本願発明の保存用容器の計量カップを蓋体の取付孔に挿入する状態の斜視図、(b)は計量カップを蓋体の取付孔に挿入した状態の平面図である。 (a)は図5(b)のD―D断面図、(b)は計量カップを蓋体の取付孔に挿入した状態で、計量カップを回転させた平面図、(c)は図6(b)のE―E断面図である。 (a)は本願発明の保存用容器の全体斜視図、(b)及び(c)は保存用容器の上端側の拡大側面図である。
100 計量カップ
111 開口部
200 蓋体
220 取付孔
300 容器本体
400 保存用容器
以下に、本願発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、本明細書において、「上方」とは容器本体の開口部を上にして水平面上に載置した際に、鉛直方向における上方に向く方向のことであり、「下方」とは鉛直方向における下方に向く方向のことである。また、「前側」とは保存用容器の注ぎ口が設けられた側のことであり、「後側」とは前側の反対側のことである。
まず、図1に、本願発明に係る保存用容器400の計量カップ100を示す。なお、保存用容器400は、計量カップ100と、後述する蓋体200と容器本体300を備えている。また、図1(a)は計量カップ100の全体斜視図、図1(b)は計量カップ100の平面図、図1(c)は計量カップ100の側面図、図1(d)は計量カップ100の底面図である。
この計量カップ100は、円筒形状の本体部110と、前記本体部110の一端を塞いでいる円形の天板部120を備える。本体部110の他端は開口部111となっており、この開口部111から本体部110の内部に米等の収納物を入れて、収納物の量を測定することができる。また、本体部110の外周壁114には、後述する蓋体200に取り付けて固定するための突部112が設けられている。また、本体部110の外面には収納物の量を測定する目安となる計量線113が複数設けられている。さらに、本体部110の外面の計量線113に加えて、本体部110の内面に段部を設けることで、収納物のいくつかの量を測定可能な構成としている。なお、計量カップ100は収納物の量を測定し易いように、透明な合成樹脂によって形成されている。
また、天板部120の外縁には平坦なフランジ部121が設けられており、このフランジ部121は本体部110の外周壁114よりも外側へ延出している。また、このフランジ部121は、後述する蓋体200の取付孔220を覆うことができるように、取付孔220よりも大きくなっている。さらに、フランジ部121の一部には、フランジ部121よりも外側へ延出するカバー122が設けられている。このカバー122は、後述する蓋体200の注ぎ口222を覆うことができる。また、蓋体200の注ぎ口222の形状に合わせて、カバー122の先端123側は湾曲している。
さらに、天板部120の中央には内側に窪んだ窪部124が設けられ、その窪部124内に直線状に延びる摘まみ部125が設けられている。この摘まみ部125は、窪部124の底面から突出しているが、天板部120のフランジ部121よりも突出しないようになっている。そのため、図1(c)に示すように、天板部120の表面は、突出した部分がなく平坦になっている。
次に、図2及び図3に、本願発明に係る保存用容器400の蓋体200を示す。なお、図2(a)は蓋体200の全体斜視図、図2(b)は蓋体200の平面図、図2(c)は蓋体200の側面図、図3(a)は図2(b)のA―A断面図、図3(b)は図2(b)のB―B断面図、図3(c)は蓋体200の底面図、図3(d)は図2(b)のC―C断面図である。
図2及び図3に示すように、合成樹脂製の蓋体200は、略四角形状の平坦な天板部210と、前記天板部210の周縁から下方へ延出している側壁211と、天板部210を貫通する取付孔220を備える。また、取付孔220の周縁には、天板部210の表面から内側へ窪んだ段部212が設けられており、この段部212に計量カップ100のフランジ部121を載置できるようになっている。蓋体200の先端側においては、取付孔220の内壁221の一部が切りかかれて、外側へ延出した注ぎ口222が設けられており、保存用容器400内の収納物を外部へ排出することができる。また、注ぎ口222の両側には、取付孔220の内壁221と滑らかに連続するガイド枠223が設けられており、注ぎ口222を介して排出される内容物が広範囲に広がらないように誘導している。
また、取付孔220は、計量カップ100の本体部110を挿入して回転することができるように円形状をしている。さらに、取付孔220の内壁221には、内壁221の表面から突出する突部230a、突部230b、突部230cが設けられている。具体的には、注ぎ口222の両側の突部230a及び突部230bと、前記突部230a及び突部230bと隙間224をあけて突部230cが設けられている。隙間224は、計量カップ100の突部112と対応する位置に設けられており、計量カップ100を取付孔220に挿入した際に、計量カップ100の突部112を、突部230b又は突部230cの裏面へ案内する部分となっている。
そして、後述するように、計量カップ100の突部112が突部230cの裏面に係合することで、計量カップ100が蓋体200から外れないように確実に取り付けられる。また、図3(a)に示すように、突部230cの一端231c側には、一端231cから離れた位置に、突部230cの裏面から下方へ突出する当接部232cが設けられている。この当接部232cは、後述するように、計量カップ100が回転しないように、計量カップ100の突部112が当接する部分である。さらに、突部230cの一端231cには、突部230cの裏面から下方へ僅かに突出する外れ止め233cが設けられており、この外れ止め233cは、計量カップ100の突部112が乗り越えられるように、当接部232cに比べて小さくなっている。また、突部230aの両端には、突部230aの裏面から下方へ突出する当接部232aが設けられており、計量カップ100の突部112が突部230aの裏面に入り込むことを防止している。
同様に、図3(b)に示すように、突部230bの一端231b側には、一端231bから離れた位置に、突部230bの裏面から下方へ突出する当接部232bが設けられている。この当接部232bは、後述するように、計量カップ100が回転しないように、計量カップ100の突部112が当接する部分である。さらに、突部230bの一端231bには、突部230bの裏面から下方へ僅かに突出する外れ止め233bが設けられており、この外れ止め233bは、計量カップ100の突部112が乗り越えられるように、当接部232bに比べて小さくなっている。また、突部230bの他端234bには、突部230bの裏面から下方へ突出する当接部235bが設けられており、計量カップ100の突部112が、他端234b側から突部230bの裏面に入り込むことを防止している。また、突部230cの他端234cには、突部230cの裏面から下方へ突出する当接部235cが設けられており、計量カップ100の突部112が、他端234c側から突部230cの裏面に入り込むことを防止している。
また、側壁211の内側には、側壁211の内側の表面から突出するスライド用凸部217が設けられている。このスライド用凸部217は直線状に延出しており、後述するスライド溝に沿って挿入してスライドできるようになっている。
また、側壁211の内側には、側壁211に平行に延びる挟持リブ213が設けられている。そして、蓋体200が容器本体300に取り付けられた際に、側壁211と挟持リブ213とで、後述する容器本体300の側壁320の上端を挟み込み、容器本体300が内側へ変形することを防止しているのである。さらに、相対する側壁211の間を横断するように、直線状に延出する補強リブ214が形成されており、蓋体200が内側へ変形することを防止している。また、側壁211の内側には、相対する側壁211に向けて直線状に延出するリブ216が形成されており、蓋体200が内側へ変形することを防止している。
また、蓋体200の前側の側壁211の内側には係合爪240が設けられており、蓋体200が容器本体300に取り付けられた際に、この係合爪240は、容器本体300の凹部321に係合できるようになっている。さらに、蓋体200の後側の側壁211には、バックル250が設けられている。このバックル250には係合爪251が設けられ、容器本体300のバックル受け部334に係合できるようになっている。そして、バックル250は、回動軸252を中心に回動できるため、容器本体300のバックル受け部334に係合した状態とバックル受け部334から外れた状態を適宜変更できる。
次に、図4に本願発明に係る保存用容器400の容器本体300を示す。なお、図4(a)は容器本体300の全体斜視図、図4(b)は容器本体300の平面図、図4(c)は容器本体300の側面図である。
図4に示すように、合成樹脂製の容器本体300は、略四角形状の底壁310と、前記底壁310の周囲から上方へ立ち上がる側壁320とを備えており、上端の開口部330を覆うように蓋体200を取り付けることができる。この開口部330の周縁はフランジ部331となっており、開口部330の両側のフランジ部331には突起332が、開口部330の後側のフランジ部331には突起333が形成されている。さらに、開口部330の後側のフランジ部331の裏面には、下方へ突出したバックル受け部334が形成されており、蓋体200のバックル250の係合爪251が係合出来るようになっている。さらに、容器本体300の後側のフランジ部331の上面には、前記フランジ部331と蓋体200の下端部が当接するように、肉盛りを形成している。そのため、バックル250の嵌合が可能になっている。また、バックル250の取り外しを行う際に指を入れやすくするために、容器本体300の後側のバックル受け部334周辺には、凹部が形成されている。
また、開口部330の両側のフランジ部331には、スライド溝340が形成されている。このスライド溝340は、蓋体200のスライド用凸部217を挿入してスライドさせることが出来る。具体的には、スライド溝340は、上方に開口した開口部341と、フランジ部331から滑らかに連続する傾斜部342と、前記傾斜部342に連続する直線状の下側凸部343と、下側凸部343の上方側に位置する上側凸部344とを備える。そして、後述するように、蓋体200のスライド用凸部217を開口部341からスライド溝340内に挿入して、スライド用凸部217を下側凸部343上でスライドさせ、上側凸部344に係合させることができる。なお、スライド溝340は、下側凸部343と上側凸部344とでスライド用凸部217を挟み込んで係合する構成であるが、これに限定されず、スライド溝340は、下側凸部343を備えておらず、上側凸部344のみを備えており、スライド用凸部217が前記上側凸部344に係合する構成であってもよい。
また、側壁320の前側には凹部321が形成されており、蓋体200の係合爪240が係合できるようになっている。一方、側壁320の後側には、幅が狭くなった把持部322が形成されており、使用者が把持部322を持ちやすくなっている。
次に、図5及び図6を参照して、本願発明に係る保存用容器400の計量カップ100を蓋体200に取り付ける方法を説明する。なお、図5(a)は計量カップ100を蓋体200の取付孔220に挿入する状態の斜視図、図5(b)は計量カップ100を蓋体200の取付孔220に挿入した状態の平面図、図6(a)は図5(b)のD―D断面図、図6(b)は計量カップ100を蓋体200の取付孔220に挿入した状態で、計量カップ100を回転させた平面図、図6(c)は図6(b)のE―E断面図である。なお、図5及び図6では、蓋体200が容器本体300に既に取り付けられた状態で、蓋体200に計量カップ100を取り付ける方法を説明している。蓋体200を容器本体300に取り付ける方法については、図7を参照して後述する。
図5に示すように、計量カップ100を蓋体200に取り付ける際は、計量カップ100の開口部111を容器本体300の内側に向けた状態で、計量カップ100の本体部110を蓋体200の取付孔220に挿入する。その際、図5(b)及び図6(a)に示すように、本体部110に設けられた突部112が、取付孔220の隙間224内に位置するように、計量カップ100の向きを合わせながら、計量カップ100の本体部110を蓋体200の取付孔220に挿入する。
次に、図6(b)及び(c)に示すように、計量カップ100を取付孔220内で時計回りに回転させると、計量カップ100の一方の突部112が、取付孔220の突部230cの一端231cから、外れ止め233cを乗り越えて、突部230cの下面に入り込む。そして、突部112が当接部232cに当接して、計量カップ100がそれ以上回転しないようになる。同様に、計量カップ100の他方の突部112が、突部230bの一端231bから突部230bの下面に入り込み、当接部232bに当接して、計量カップ100がそれ以上回転しないようになる。すると、計量カップ100の両側の突部112が、取付孔220の突部230b及び突部230cにそれぞれ係止し、計量カップ100が蓋体200の取付孔220から外れないように固定された状態となる。つまり、計量カップ100は、開口部111の先端を容器本体300の内側へ向けた状態で、開口部111の先端を容器本体300内に突出させるように、取付孔220に確実に取り付けられることになる。
なお、計量カップ100のフランジ部121が蓋体200の段部212に載置されているので、計量カップ100が容器本体300内に抜け落ちることはない。また、計量カップ100の突部112は、突部230cの外れ止め233c及び突部230bの外れ止め233bに当接しているので、計量カップ100が不用意に回転して外れないようになっている。また、図6(b)及び(c)に示すように、計量カップ100が蓋体200に取り付けられた状態では、計量カップ100のカバー122が蓋体200の注ぎ口222を覆っているので、注ぎ口222から容器本体300内部に、ほこり等が入ることを防止できる。
また、計量カップ100を蓋体200に取り付ける際に、本体部110の突部112を取付孔220の隙間224内に上手く位置させることができずに、突部112が、取付孔220の突部230a、突部230b又は突部230cの表面に乗っていることがある。ただ、図5及び図6に示すように、取付孔220の突部230a、突部230b及び突部230cの表面は、滑らかな平坦面となっているので、計量カップ100を回転させれば、突部112が取付孔220の突部230a、突部230b又は突部230cの滑らかな平坦面上を滑り、隙間224内へ移動出来るのである。さらに、突部230a、突部230b又は突部230cの表面を、隙間224に向けて傾斜する傾斜面とすれば、突部112を隙間224に誘導し易くなる。
なお、図5及び図6では、計量カップ100の突部112が、取付孔220の突部230b及び突部230cに係止し、計量カップ100が蓋体200の取付孔220から外れないように固定されているが、これに限定されることはなく、計量カップ100の開口部111の先端を容器本体300の内側へ向けた状態で、開口部111の先端を容器本体300内に突出させるように、計量カップ100を取付孔220内に取り付けることができるのであれば、計量カップ100を取付孔220内に挿入するだけの単純な構成など、その他の構成を採用してもよい。ただ、計量カップ100が、取付孔220の突部230b及び突部230cに係止する構成を採用することで、計量カップ100が取付孔220から外れないように確実に固定できる。
また、図5及び図6に示すように、注ぎ口222側の側壁320と計量カップ100の本体部110の外周壁114との間には空間Yが設けられている。そのため、計量カップ100を蓋体200の取付孔220に取り付ける際に、計量カップ100の外周壁114と側壁320とが干渉することを出来るだけ防ぎ、計量カップ100及び側壁320に傷がつかないようになっている。
次に、図7を参照して、本願発明に係る保存用容器400の蓋体200を容器本体300に取り付ける方法を説明する。なお、図7(a)は保存用容器400の全体斜視図、図7(b)及び(c)は保存用容器400の上端側の拡大側面図である。なお、図7では、蓋体200に計量カップ100を既に取り付けた状態で、蓋体200を容器本体300に取り付けているが、以下で説明する方法によって、蓋体200を容器本体300に先に取り付けた後に、図5及び図6を参照して先述した方法によって、計量カップ100を蓋体200に取り付けてもよい。
図7(a)及び(b)に示すように、蓋体200を容器本体300に取り付ける際は、容器本体300の開口部330を覆うように、蓋体200を容器本体300に被せる。その際に、蓋体200の側壁211内側のスライド用凸部217を、スライド溝340の開口部341側からスライド溝340の内部へ挿入する。そして、図7(c)に示すように、蓋体200を容器本体300のフランジ部331上で後側へスライドさせると、蓋体200のスライド用凸部217が、スライド溝340の下側凸部343上を移動して、上側凸部344の裏面側へ入り込む。すると、蓋体200のスライド用凸部217がスライド溝340に係止するので、蓋体200が容器本体300から外れないようにしっかりと取り付けられた状態となる。さらに、バックル250をバックル受け部334に係合させることで、蓋体200は容器本体300により強固に固定されることになる。なお、蓋体200を取り外す際は、バックル250を外して、蓋体200を前側の注ぎ口222側へスライドさせれば、スライド用凸部217がスライド溝340から外れて、そのまま蓋体200を取り外すことができる。
また、図7(c)に示すように、注ぎ口222側の側壁320と計量カップ100の外周壁114との間には空間Yが設けられているので、計量カップ100が取り付けられた蓋体200を、容器本体300にスライドさせて取り付ける際に、計量カップ100の外周壁114と側壁320とが干渉することを出来るだけ防ぎ、蓋体200を容器本体300に容易に取り付けることができる。
また、図7(c)に示すように、蓋体200の係合爪240が容器本体300の凹部321に係合しているので、蓋体200が容器本体300により強固に固定される。さらに、図7(c)に示すように、蓋体200が容器本体300に取り付けられた状態で、容器本体300の後側のフランジ部331上の突起333が、蓋体200の周縁部215の内側に位置している。そのため、蓋体200が注ぎ口222側へ不用意にスライドしようとしても、突起333が蓋体200の周縁部215の内面に係止するので、蓋体200がスライドするのを防止することができる。また、図7(c)に示すように、容器本体300のフランジ部331上の突起332が、蓋体200のリブ216の前側、つまり注ぎ口222側に位置している。そのため、蓋体200が注ぎ口222側へ不用意にスライドしようとしても、突起332が蓋体200のリブ216に係止するので、蓋体200がスライドするのを防止することができる。
このように、本願発明の保存用容器400によれば、計量カップ100の開口部111を容器本体300の内側へ向けた状態で、開口部111の先端を容器本体300内に突出させるように、計量カップ100を取付孔220に取り付けているので、従来と比較して、計量カップ100が蓋体200の上面から突出する部分が少なくなり、保存用容器400を保管するために必要なスペースを小さく出来る。
なお、図6に示すように、計量カップ100を蓋体200に取り付けた状態では、計量カップ100の天板部120と蓋体200の天板部210とが同一面となっており、保存用容器400の上方から突出する部分を極力減らしているので、保存用容器400を保管するために必要なスペースを更に小さくしている。ただ、保存用容器400は、計量カップ100の開口部111を容器本体300の内側へ向けた状態で、開口部111の先端を容器本体300内に突出させるように、計量カップ100を取付孔220に取り付ける構成であれば、図6に示す上記構成に限定されず、例えば、計量カップ100の天板部120が蓋体200の天板部210よりも上方に突出していてもよい。開口部111の先端が容器本体300内に突出するように、計量カップ100が取付孔220に取り付けられていれば、従来と比較して、保存用容器400の上方への計量カップ100の突出量を減らすことができ、保存用容器400を保管するために必要なスペースを小さくすることが出来る。
また、本願発明の保存用容器400によれば、蓋体200と容器本体300との取付箇所に、スライド溝340と、スライド溝340に挿入可能なスライド用凸部217を備えているので、蓋体200を容器本体300にスライドさせて確実に取り付けることができる。さらに、図7に示すように、計量カップ100が取り付けられた蓋体200を容器本体300に取り付けた状態で、注ぎ口222側の側壁320の内側と、容器本体300内に突出した計量カップ100の外周壁114との間には空間Yが形成されている。そのため、蓋体200をスライドさせる際に、計量カップ100が側壁320に干渉することを極力防ぐことができるので、蓋体200を容器本体300に容易に取り付けることができるのである。
また、図7では、蓋体200と容器本体300との取付箇所において、スライド用凸部217が蓋体200の側壁211に設けられ、スライド溝340が容器本体300のフランジ部331に設けられているが、これに限定されることはなく、例えば、スライド用凸部217が容器本体300のフランジ部331に設けられ、スライド溝340が蓋体200の側壁211に設けられても良く、蓋体200と容器本体300との取付箇所であれば、スライド用凸部217とスライド溝340を、それぞれ蓋体200側又は容器本体300側の任意の箇所に設けることが出来る。
なお、図7では、計量カップ100が先に取り付けられた蓋体200を、容器本体300にスライドさせて取り付けているが、これに限定されない。例えば、蓋体200を容器本体300にスライドさせて取り付けた後に、計量カップ100を蓋体200に取り付けてもよい。その場合であっても、注ぎ口222側の側壁320と、容器本体300内に突出した計量カップ100の外周壁114との間には空間Yが形成されているので、計量カップ100を蓋体200に取り付ける際に、計量カップ100が側壁320に干渉することを防ぐことができるので、計量カップ100及び側壁320に傷がつかない。また、計量カップ100を蓋体200に取り付ける際に、収納物を空間Yや周辺に押しのけられるので、計量カップ100を取り付けやすいのである。
また、本願発明の保存用容器400では、図7に示すように、蓋体200を容器本体300にスライドさせて取り付けていたが、これに限定されず、蓋体200を容器本体300に取り付けることが出来る構成であれば、例えば、蓋体200を容器本体300に嵌合させて取り付ける構成や複数のバックルで固定する構成など、任意の構成を適宜採用してもよい。
また、図7に示すように、保存用容器400では、蓋体200を容器本体300に強固に固定するために、蓋体200の後側にバックル250を一つ設けている。これは、蓋体200の両側はスライド用凸部217及びスライド溝340によって固定されているため、蓋体200の後側にバックル250を一つのみ設ければ、蓋体200を容器本体300に強固に固定するのに十分だからである。そして、バックル250を一つのみ設ければよいため、それだけ保存用容器400の製造コストを削減することが出来るのである。
なお、本願発明の保存用容器400の使い方であるが、蓋体200と計量カップ100を外して、収納物を容器本体300に収納する使い方や、計量カップ100を蓋体200から外し、収納物を計量カップ100に注ぐ使い方、また、米などを保存する際は、蓋体200と計量カップ100を外して、米を容器本体300に入れて、蓋体200をスライドさせて取付けた後、計量カップ100を蓋体200に取付けて保存する使い方や、米などを取り出して使う際は、計量カップ100を蓋体200から取り外して、米を計量カップ100に注いで計量し、米を容器に移し、その後、計量カップ100を蓋体200に取付けて保存する使い方など、使用者の目的に応じて任意の使い方ができる。
また、本願発明の保存用容器は、上記の実施例に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲、実施形態の範囲で、種々の変形例、組み合わせが可能であり、これらの変形例、組み合わせもその権利範囲に含むものである。










Claims (6)

  1. 容器本体と、計量カップと、前記計量カップを取り付け可能な取付孔が設けられた蓋体と、を備えた保存用容器において、
    前記蓋体は、前記容器本体の開口部を塞ぐように構成され、前記容器本体の開口部は、前記取付孔よりも大きく、
    前記計量カップは、前記計量カップの開口部を前記容器本体の内側へ向けた状態で、前記開口部の先端を前記容器本体内に突出させるように、前記取付孔へ取り付けられ、
    前記蓋体に、注ぎ口と、前記注ぎ口に連続するガイド枠が設けられ、
    前記蓋体が前記容器本体に取り付けられると共に、前記取付孔に前記計量カップが取り付けられた状態で、前記容器本体の注ぎ口側の側壁と、前記容器本体内に突出した前記計量カップの外周壁との間に空間が形成されていることを特徴とする保存用容器。
  2. 前記蓋体は略四角形状をしており、前記注ぎ口側に前記取付孔が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の保存用容器。
  3. 前記計量カップには、外側へ延出し、前記取付孔を覆うフランジ部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の保存用容器。
  4. 前記計量カップには、摘まみ部が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の保存用容器。
  5. 容器本体と、計量カップと、前記計量カップを取り付け可能な取付孔が設けられた蓋体と、を備えた保存用容器において、
    前記蓋体と前記容器本体との取付箇所に、前記蓋体を前記容器本体にスライドさせて取り付けるためのスライド溝と、前記スライド溝に挿入可能なスライド用凸部が設けられており、
    前記蓋体が前記容器本体に取り付けられると共に、前記取付孔に前記計量カップが取り付けられた状態で、前記容器本体の注ぎ口側の側壁と、前記容器本体内に突出した前記計量カップの外周壁との間に空間が形成されていることを特徴とする保存用容器。
  6. 容器本体と、計量カップと、前記計量カップを取り付け可能な取付孔が設けられた蓋体と、を備えた保存用容器において、
    前記蓋体は、前記容器本体の開口部を塞ぐように構成され、前記容器本体の開口部は、前記取付孔よりも大きく、
    前記計量カップは、前記計量カップの開口部を前記容器本体の内側へ向けた状態で、前記計量カップの前記開口部の先端を前記容器本体内に突出させるように、前記取付孔へ取り付けて、前記取付孔を塞いでおり、
    前記容器本体の上端側のフランジ上に、突起が設けられており、
    前記突起は、前記蓋体を前記容器本体に取り付けた状態で、前記蓋体の周縁部の内側に係止可能であることを特徴とする保存用容器。
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