JP7368104B2 - 軟質ポリウレタンフォームとその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、良好な止水性を有する軟質ポリウレタンフォームとその製造方法に関する。
2物体間で圧縮されて使用される止水用のポリウレタンフォームとして、モールドポリウレタンフォームからなるものがある。
モールドポリウレタンフォームは、ポリオール、イソシアネート、発泡剤、整泡剤、触媒を含むポリウレタンフォーム原料を混合し、金型へ注入して発泡させるモールド発泡成形法で製造される。
モールド発泡成形法では、成形サイクルの短縮や、複雑な形状からなるポリウレタンフォームの脱型を容易にするため、反応性を高めるポリオールとして、エチレンオキサイドを含むポリオールや、一級末端ポリオールが用いられる。
特開2000-80143号公報 特開2017-125191号公報
しかし、モールド発泡成形法では、反応性を高めるポリオールとして、エチレンオキサイドを含むポリオールや、一級末端ポリオールが用いられるため、親水性が上がり、モールドポリウレタンフォームの止水性が低下し易い問題がある。
本発明は前記の点に鑑みなされたものであって、モールド発泡成形された止水性の良好な軟質ポリウレタンフォームとその製造方法の提供を目的とする。
請求項1の発明は、モールド発泡成形された軟質ポリウレタンフォームであって、セルの開口径が40~90μmであり、25%CLD硬さが5~80kPaであることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1において、セル径が200~400μmであることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2において、密度が80~250kg/mであることを特徴とする。
請求項4の発明は、ポリオール、イソシアネート、触媒、発泡剤、整泡剤を含むポリウレタンフォーム原料を混合し、金型に注入して発泡させる軟質ポリウレタンフォームの製造方法において、前記ポリオールは、エチレンオキサイド含有ポリオールを含み、前記整泡剤は、粘度が900mPa・s(25℃)以上であるシリコーン整泡剤を用いることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4において、前記エチレンオキサイド含有ポリオールは、エチレンオキサイド含有率が10~20%であり、前記エチレンオキサイド含有ポリオール100重量部に対して前記シリコーン整泡剤が0.2~0.9重量部であることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項4または5において、全ポリオール中の前記エチレンオキサイド含有ポリオールの量が、70~95重量%であることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項4から6の何れか一項において、前記イソシアネートが、MDI系であり、前記発泡剤が水であり、前記エチレンオキサイド含有ポリオール100重量部に対して前記発泡剤の量が1~3重量部であることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項4から7の何れか一項において、前記ポリオールにブタジエン系ポリオールを含むことを特徴とする。
本発明によれば、モールド発泡成形された止水性の良好な軟質ポリウレタンフォームを得ることができる。
実施例の配合及び物性値等を示す表である。 比較例の配合及び物性値等を示す表である。 止水性試験用の試験片を示す正面図である。 止水性試験時の状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。本発明の軟質ポリウレタンフォームは、モールド発泡成形されたものであって、セルの開口径が40~90μmであり、25%CLD硬さが5~80kPaである。
本発明の軟質ポリウレタンフォームのセル構造は、セル骨格で包囲された部分にセル膜が形成され、そのセル膜に開口(穴)を有するものである。本発明では、セルの開口径(セル膜の開口径)は、40~90μmが好ましく、より好ましくは40~70μmである。セルの開口径の測定方法は次のとおりである。軟質ポリウレタンフォームを鋭利な刃物でカットした断面について任意の15個のセルについて開口部の長径をデジタルマイクロスコープで測定し、その平均値をセルの開口径とする。
軟質ポリウレタンフォームの25%CLD硬さは、JIS K6400-2:2004 D法に基づいて、軟質ポリウレタンフォームの全面を押圧した際の25%圧縮時の硬さである。
本発明の軟質ポリウレタンフォームは、セルの開口径及び25%CLD硬さを前記範囲とすることにより、2物体間で圧縮されて止水材として使用される際に、2物体に密着し、良好な止水性を発揮することができる。
本発明の軟質ポリウレタンフォームのセル径は、200~400μmが好ましく、より好ましくは200~300μmである。平均セル径の測定は次のとおりである。軟質ポリウレタンフォームを鋭利な刃物で切断し、その切断面における中央部の100個のセル径をデジタルマイクロスコープで測定し、その平均値をセル径とした。
また、本発明の軟質ポリウレタンフォームの密度は、80~250kg/mであり、より好ましくは80~250kg/mである。密度は、JIS-K7222:2005に基づいて測定される。密度を前記範囲とすることにより、軟質ポリウレタンフォームを軽量化することができる。
また、本発明の軟質ポリウレタンフォームは、スキン層を表面に有する。スキン層は、軟質ポリウレタンフォームの内部よりも緻密な層からなり、軟質ポリウレタンフォームを金型内で発泡させる際に、金型の内面(キャビティ面)と接する軟質ポリウレタンフォームの表面に形成される。
なお、前記セルの開口径及びセル径が測定される部位は、スキン層よりも内側の部分である。
本発明の軟質ポリウレタンフォームは、モールド発泡方法によって所定形状に形成される。軟質ポリウレタンフォームの形状として、例えば軟質ポリウレタンフォームが2物体間で圧縮されて止水材として使用される場合、2物体の圧縮面に応じた形状を挙げる。
モールド発泡方法は、ポリオール、イソシアネート、触媒、発泡剤、整泡剤を含むポリウレタンフォーム原料を混合し、金型に注入して発泡させ、その後に脱型して金型の内面形状からなるポリウレタンフォームを得る発泡方法である。
ポリオールは、メインポリオールとしてエチレンオキサイド(EO)含有ポリオールが使用される。エチレンオキサイド含有ポリオールは、エチレンオキサイド含有率(EO含有率)が10~20%のポリエーテルポリオールが好ましい。エチレンオキサイド含有率は、アルキレンオキサイド単位の全量を100重量%とした場合のエチレンオキサイド単位の含有率である。エチレンオキサイド含有率が小になると、キュア性が低下して成形性が悪くなり、その逆にエチレンオキサイドの含有率が大になると軟質ポリウレタンフォームの親水性が増大し、止水性が低下する。なお、エチレンオキサイド含有ポリオールは、一種類に限られず、複数種類用いてもよく、エチレンオキサイド含有率(EO含有率)が70~80%のポリエーテルポリオールを用いてもよい。
ポリオールは、エチレンオキサイド含有ポリオール(メインポリオール)と共に、エチレンオキサイドを含有しないサブポリオールを併用してもよい。サブポリオールは、ブタジエン系ポリオールが好ましい。ブタジエン系ポリオールを含有することにより、撥水効果があり、止水性が向上する。全ポリオール中のエチレンオキサイド含有ポリオールの量は、70~100重量%が好ましく、より好ましくは70~95重量%である。エチレンオキサイド含有ポリオールの含有量が低くなると、キュア性が低下して成形性が悪くなる。
エチレンオキサイド含有ポリオール(メインポリオール)とサブポリオールは、平均官能基数が2~5のものが好ましく、より好ましくは2~4である。ポリオールの平均官能基数が2より低い場合、架橋反応が生じ難く、発泡性が劣る傾向にあり、得られる軟質ポリウレタンフォームが歪特性等に劣り、止水性が低くなる。一方、ポリオールの平均官能基数が高すぎると、架橋反応が大になって、軟質ポリウレタンフォームに脱型後のシュリンク(収縮)を生じ易くなり、良好な軟質ポリウレタンフォームが得難くなる。
また、使用するポリオールの数平均分子量は2000~7000、水酸基価は20~80mgKOH/gが好ましい。
イソシアネートは、MDI系イソシアネートが好ましい。MDI系イソシアネート(ジフェニルメタンジイソシアネート系イソシアネート)として、具体的には、2,2’-ジフェニルメタンジイソシアネート(2,2’-MDI)、2,4’-ジフェニルメタンジイソシアネート(2,4’-MDI)、4,4’-ジフェニルメタンジイソシアネート(4,4’-MDI)、ジフェニルメタンジイソシアネートとポリメチレンポリフェニレンポリイソシアネートの混合物であるポリメリックMDI、これらのウレタン変性体、ウレア変性体、アロファネート変性体、ビウレット変性体、カルボジイミド変性体、イソシアヌレート変性体等、さらにこれらのイソシアネートとポリオール類を反応させて得られるMDIプレポリマー等を挙げることができる。MDI系イソシアネートは、複数種類を併用してもよい。ポリイソシアネートとしてMDI系イソシアネートを用いることにより、ポリウレタンフォーム原料中のポリオール等との反応性を高めることができる。
イソシアネートインデックス(INDEX)は60~120が好ましい。イソシアネートインデックスが60未満になると、良好な軟質ポリウレタンフォームが得られなくなる。一方、イソシアネートインデックスが120を超えると、軟質ポリウレタンフォームが硬くなりすぎたり、良好な軟質ポリウレタンフォームができなくなったりする。イソシアネートインデックスは、イソシアネートにおけるイソシアネート基のモル数をポリオールの水酸基や発泡剤としての水などの活性水素基の合計モル数で割った値に100を掛けた値であり、[イソシアネートのNCO当量/活性水素当量×100]で計算される。
触媒は、軟質ポリウレタンフォームの製造に用いられているものを使用することができる。例えば、アミン系触媒、有機金属系触媒等が挙げられる。アミン系触媒としては、例えば、トリエチレンジアミン、ジエタノールアミン、ジメチルアミノモルホリン、N-エチルモルホリン等が挙げられる。有機金属系触媒としては、例えば、スタナスオクトエート、ジブチルチンジラウレート、オクテン酸鉛、オクチル酸カリウム等が挙げられる。それらの触媒のうちの一種類に限られず、二種類以上を併用してもよい。触媒の量は、メインポリオールを100重量部とした場合に、0.5~3.0重量部が好ましい。
発泡剤は、水、ペンタン、シクロペンタン、メチレンクロライド、炭酸ガス等が挙げられ、これらを1種または2種以上用いられる。発泡剤として、水を用いた場合には、ポリオールとイソシアネートとの反応時に炭酸ガスを発生し、その炭酸ガスによってポリウレタンフォームの発泡が行われる。発泡剤としての水の量は、メインポリオール100重量部に対して1~3重量部が好ましい。発泡剤(水)の量が1重量部未満の場合には軟質ポリウレタンフォームを軽量化することができなくなり、逆に3重量部を超えると止水性が低下する。
整泡剤は、JIS K1557-5に基づく粘度が900mPa・s(25℃)以上、好ましくは1000~10000mPa・s(25℃)、より好ましくは1300~9000mPa・s(25℃)のシリコーン整泡剤が使用される。整泡剤の粘度は、整泡剤を測定試料として、JIS K1557-5に基づき、E型粘度計を用いて、25℃で測定した。シリコーン整泡剤は、粘度が900mPa・s(25℃)未満の場合、成形性と止水性の両立が難しくなる。シリコーン整泡剤としては、直鎖状シリコーン((AB)n型)が好ましい。使用可能な整泡剤の例として、Momentive社製の「L621」、「L629」、「L-6164」を挙げることができる。「L621」は、直鎖状シリコーンで、粘度が7280mPa・s(25℃)である。また、「L629」は、直鎖状シリコーンで、粘度が1560mPa・s(25℃)である。さらに「L-6164」は、直鎖状シリコーンで、粘度が4840mPa・s(25℃)である。整泡剤は一種類に限られず、二種類以上を併用してもよい。シリコーン整泡剤の量は、メインポリオール100重量部に対して0.2~0.9重量部が好ましく、より好ましくは0.45~0.70重量部である。シリコーン整泡剤の量は、少なすぎると止水性を発揮し難くなる。逆に多すぎると成形性のコントロールが難しくなる。
その他に適宜配合される添加材として、例えば、架橋剤、難燃剤、着色剤等を挙げることができる。
架橋剤は、軟質ポリウレタンフォームの硬さを調整するために配合される。架橋剤としては、ジエタノールアミン、グリセリン、ジエチレントリアミン等を挙げることができる。架橋剤を配合する場合、架橋剤の量は、メインポリオール100重量部に対して0.1~2重量部が好ましい。架橋剤は、一種に限られず、二種以上を使用してもよい。
難燃剤は、軟質ポリウレタンフォームを低燃焼化するために配合される。難燃剤としては、公知の液体系難燃剤や固体系難燃剤等を挙げることができる。難燃剤を配合する場合、難燃剤の量は、メインポリオール100重量部に対して、0.5~3.0重量部が好ましい。難燃剤は、一種に限られず、二種以上を併用してもよい。
着色剤は、軟質ポリウレタンフォームを適宜の色にするために配合され、求められる色に応じたものが使用される。
軟質ポリウレタンフォームを製造する際に使用される金型は、下型と上型とからなり、下型と上型間にキャビティ(成形空間)を有し、前記キャビティにポリウレタンフォーム原料が注入される。金型の温度は、50~80℃が好ましい。金型へのポリウレタンフォーム原料の注入は、公知のポリウレタンフォーム原料注入装置、例えば低圧注入装置あるいは高圧注入装置を用いて行われる。
実施例及び比較例について説明する。次の物質を用い、図1及び図2の表に示す配合からなる各実施例及び各比較例(比較例9を除く)のポリウレタンフォーム原料を調製し、温度60℃の金型に注入し、発泡、硬化させて軟質ポリウレタンフォームを作製した。金型のキャビティの内寸は40×15×1cmであり、キャビティ容量は600cm、ポリウレタンフォーム原料の注入量は60~120gである。実際の製造時には、注入装置として、軟質ポリウレタンフォームの製造に使用されている高圧注入機を用いることができる。なお、比較例9は、エプトシーラーNo.685(日東電工社製)を、実施例及び他の比較例と同様の寸法・形状にして用いた。
・メインポリオール1:ポリエーテルポリオール、官能基数3、分子量5000、水酸基価33mgKOH/g、エチレンオキサイド含有率14%、品名;FA-703、三洋化成工業社製
・メインポリオール2:ポリエーテルポリオール、官能基数3、分子量4800、水酸基価35gKOH/g、エチレンオキサイド含有率78%、品番;CP1421、ダウ・ケミカル日本社製 ・サブポリオール:ブタジエンポリオール、官能基数2、分子量2800、水酸基価47mgKOH/g、品名;R-45HT、出光興産社製 ・触媒-1:アミン触媒、品番;DABCO 33LSI、エボニック社製 ・触媒-2:アミン触媒、品番;TOYOCAT D-60、東ソー社製 ・触媒-3:アミン触媒、品番;DABCO BL-11、エボニック社製 ・架橋剤:ジエタノールアミン
・整泡剤-1:直鎖状シリコーン系整泡剤、粘度7280mPa・s(25℃)、品番;L621、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ、ジャパン社製
・整泡剤-2;直鎖状シリコーン系整泡剤、粘度1560mPa・s(25℃)、品番;L629、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ、ジャパン社製
・整泡剤-3:シリコーン系整泡剤、粘度900mPa・s(25℃)、商品名;SZ1919、東レダウコーニング社製
・整泡剤-4:ジメチルシロキサンコポリマー、粘度610mPa・s(25℃)、品番;L-3184J、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ、ジャパン社製
・整泡剤-5:シリコーン系整泡剤、粘度520mPa・s(25℃)、品番;L-598、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ、ジャパン社製
:整泡剤-6:シリコーン系整泡剤、粘度300mPa・s(25℃)、品番;DC193、エボニックジャパン社製
・整泡剤-7:シリコーン系整泡剤、粘度40mPa・s(25℃)、品番;B-8738LF、エボニックジャパン社製
・イソシアネート;ポリメリックMDIのウレタン変性体、品番;C-1343、東ソー社製
各実施例及び各比較例に対し、密度(kg/m)、硬さ(25%CLD(kPa)、50%CLD(kPa))、セル径(μm)、セルの開口径(μm)、成形性、止水性について測定した。
密度はJIS-K7222:2005に基づいて測定した。 25%CLD及び50%CLDは、JIS K6400-2:2004 D法に基づいて測定した。
セル径は、各実施例及び各比較例を鋭利な刃物でカットし、その切断面における中央部の100個のセル径をデジタルマイクロスコープVHX-5000(キーエンス社製)で測定し、その平均値をセル径(平均)とした。
セルの開口径は、各実施例及び各比較例に対し、鋭利な刃物でカットした断面における任意の15個のセルについて開口部の長径をデジタルマイクロスコープVHX-5000(キーエンス社製)で測定し、その平均値をセルの開口径(平均)とした。
成形性は、脱型した各実施例及び各比較例(比較例9を除く)について、シュリンクや、パンクなどの不良が明確に存在する場合「×」、僅かに存在する場合「△」、全く無い良好な場合「〇」とした。
止水性試験について説明する。各実施例及び各比較例について打ち抜き用サンプルを用意し、片面に両面接着テープ(日東電工製、品名:No.5000)を貼着し、その後、図3に示す寸法のU字形に打ち抜いて試験片を作成する。
次に、図4に示す寸法の2枚のアクリル樹脂板において、互いに対向する面にポリプロピレン(PP)フィルム(厚み25μm)と、スペーサー(厚み5mm)をセットし、ポリプロピレンフィルムの表面をアルコールで洗浄する。試験片の両面接着テープ側を一方のアクリル樹脂板のポリプロピレンフィルム表面に載置し、次に他方のアクリル樹脂板を、ポリプロピレンフィルムが試験片側となるようにして被せ、四隅を蝶ナットで締め付け、試験片の厚みを5mm(50%圧縮)にする。次に、U字形の試験片内に水頭高さ(水位)が100mmとなるように蒸留水を注入する。注入完了後、漏れ始めるまでの時間を測定し、漏れ始めるまでの時間が1時間未満の場合「×」、1~3時間未満の場合「△」、3~24時間未満の場合「〇」、24時間以上の場合「◎」とした。
実施例1は、メインポリオール1(エチレンオキサイド含有率14%)を100重量部、メインポリオール2(エチレンオキサイド含有率78%)を2.00重量部、サブポリオール(ブタジエンポリオール)を12.00重量部、触媒-1(アミン触媒)を0.60重量部、触媒-2(アミン触媒)を0.50重量部、触媒-3(アミン触媒)を0.07重量部、架橋剤を1.00重量部、整泡剤-1(直鎖状シリコーン系整泡剤、粘度7280mPa・s(25℃))を0.65重量部、発泡剤(水)を1.20重量部、イソシアネートを27.7重量部、イソシアネートインデックスを100とした例である。 実施例1は、密度200kg/m、25%CLD硬さ30kPa、50%CLD硬さ54kPa、スキン層有り、セル径(平均)252μm、セルの開口径(平均)46μm、成形性「〇」、止水性「◎」であり、成形性及び止水性が良好である。
実施例2は、整泡剤-1の量を0.50重量部とし、イソシアネートインデックが90となるようにイソシアネートの量を調整した以外、実施例1と同様である。 実施例2は、密度200kg/m、25%CLD硬さ22kPa、50%CLD硬さ37kPa、スキン層有り、セル径(平均)217μm、セルの開口径(平均)58μm、成形性「〇」、止水性「◎」であり、成形性及び止水性が良好である。なお、実施例2は、実施例1と比べて硬さ(25%CLDと50%CLD硬さ)が低く、セル径(平均)が小さく、セルの開口径(平均)が大になった。
実施例3は、サブポリオールを15重量部、整泡剤-1の量を0.80重量部、発泡剤(水)を2.00重量部とし、イソシアネートインデックスが80となるようにイソシアネートの量を調整した以外、実施例1と同様である。 実施例3は、密度130kg/m、25%CLD硬さ10kPa、50%CLD硬さ15kPa、スキン層有り、セル径(平均)255μm、セルの開口径(平均)70μm、成形性「〇」、止水性「◎」であり、成形性及び止水性が良好である。なお、実施例3は、実施例1と比べ、密度及び硬さ(25%CLDと50%CLD硬さ)が共に低くなり、セル径(平均)は殆ど変化しなかったがセルの開口径(平均)が大になった。
実施例4は、イソシアネートインデックスが70.0となるようにイソシアネートの量を調整した以外、実施例1と同様である。 実施例4は、密度130kg/m、25%CLD硬さ5kPa、50%CLD硬さ8kPa、スキン層有り、セル径(平均)256μm、セルの開口径(平均)78μm、成形性「〇」、止水性「〇」であり、成形性及び止水性が良好である。なお、実施例4は、実施例1と比べ、密度及び硬さ(25%CLDと50%CLD硬さ)が共に低くなり、セル径(平均)は殆ど変化しなかったがセルの開口径(平均)が大になり、止水性が実施例1の「◎」から「〇」へ幾分低下した。
実施例5は、発泡剤(水)を2.50重量部とし、イソシアネートインデックスが100となるようにイソシアネートの量を調整した以外、実施例4と同様である。 実施例5は、密度100kg/m、25%CLD硬さ17kPa、50%CLD硬さ26kPa、スキン層有り、セル径(平均)270μm、セルの開口径(平均)79μm、成形性「〇」、止水性「〇」であり、成形性及び止水性が良好である。なお、実施例5は、実施例4と比べ、密度が低く、硬さ(25%CLDと50%CLD硬さ)が高くなったが、セル径(平均)及びセルの開口径(平均)については実施例4とほぼ同じであった。
実施例6は、実施例4における整泡剤-1(直鎖状シリコーン系整泡剤、粘度1560mPa・s(25℃))の0.65重量部に代えて、整泡剤-2(直鎖状シリコーン系整泡剤、粘度1560mPa・s(25℃))を0.35重量部とした以外、実施例4と同様である。 実施例6は、密度130kg/m、25%CLD硬さ9kPa、50%CLD硬さ14kPa、スキン層有り、セル径(平均)235μm、セルの開口径(平均)87μm、成形性「〇」、止水性「〇」であり、成形性及び止水性が良好である。なお、実施例6は、実施例4と比べ、硬さ(25%CLDと50%CLD硬さ)が高くなり、セル径(平均)が小、セルの開口径(平均)が大になった。
実施例7は、実施例4におけるサブポリオールを0重量部とし、イソシアネートインデックスが実施例4と同一の70になるようにイソシアネートの量を調整した以外、実施例4と同様である。 実施例7は、密度130kg/m、25%CLD硬さ7kPa、50%CLD硬さ11kPa、スキン層有り、セル径(平均)262μm、セルの開口径(平均)72μm、成形性「〇」、止水性「〇」であり、成形性及び止水性が良好である。なお、実施例7は、実施例4と比べ、硬さ(25%CLDと50%CLD硬さ)が高くなり、セル径(平均)及びセルの開口径(平均)については実施例4とほぼ同じであった。
比較例1は、メインポリオール1(エチレンオキサイド含有率14%)を100重量部、メインポリオール2(エチレンオキサイド含有率78%)を2.00重量部、サブポリオール(ブタジエンポリオール)を15重量部、触媒-1(アミン触媒)を0.60重量部、触媒-2(アミン触媒)を0.50重量部、触媒-3(アミン触媒)を0.07重量部、架橋剤を1.00重量部、整泡剤-5(シリコーン系整泡剤、粘度520mPa・s(25℃))を0.65重量部、発泡剤(水)を1.20重量部、イソシアネートを24.5重量部、イソシアネートインデックスを90とした例である。 比較例1は、軟質ポリウレタンフォームのガス入りが強く、成形性が悪かったため、硬さ(25%CLD及び50%CLD)、セル径、セルの開口径については測定しなかった。比較例1は、密度200kg/m、スキン層有り、成形性「×」、止水性「◎」であり、成形性は悪かったが止水性については良好であった。
比較例2は、比較例1における整泡剤-5(シリコーン系整泡剤、粘度520mPa・s(25℃))の0.65重量部に代えて整泡剤-3(シリコーン系整泡剤、粘度900mPa・s(25℃))を0.20重量部にした以外、比較例1と同様である。 比較例2は、軟質ポリウレタンフォームのシュリンク(収縮)があり、成形性が悪かったため、硬さ(25%CLD及び50%CLD)、セル径、セルの開口径については測定しなかった。比較例3は、密度200kg/m、スキン層有り、成形性「×」、止水性「×」であり、成形性及び止水性が悪かった。
比較例3は、比較例1における整泡剤-5(シリコーン系整泡剤、粘度520mPa・s(25℃))の0.65重量部に代えて整泡剤-4(ジメチルシロキサンコポリマー、粘度610mPa・s(25℃))を1.00重量部、ガス抜き剤を0重量部、発泡剤(水)を1.40重量部にし、イソシアネートインデックスが100になるようにイソシアネートの量を調整した以外、比較例1と同様である。 比較例3は、密度200kg/m、25%CLD硬さ33kPa、50%CLD硬さ54kPa、スキン層有り、セル径(平均)221μm、セルの開口径(平均)121μm、成形性「〇」、止水性「×」であり、止水性が悪かった。
比較例4は、比較例1における整泡剤-5(シリコーン系整泡剤、粘度520mPa・s(25℃))の0.65重量部に代えて整泡剤-7(シリコーン系整泡剤、粘度40mPa・s(25℃))を0.50重量部、ガス抜き剤を0重量部、発泡剤(水)を1.40重量部にし、イソシアネートインデックスが100になるようにイソシアネートの量を調整した以外、比較例1と同様である。 比較例4は、密度200kg/m、25%CLD硬さ31kPa、50%CLD硬さ50kPa、スキン層有り、セル径(平均)233μm、セルの開口径(平均)128μm、成形性「〇」、止水性「×」であり、止水性が悪かった。
比較例5は、比較例1における整泡剤-5(シリコーン系整泡剤、粘度520mPa・s(25℃))の0.65重量部に代えて整泡剤-6(シリコーン系整泡剤、粘度300mPa・s(25℃))を0.40重量部、発泡剤(水)を2.0重量部にし、イソシアネートインデックスが100になるようにイソシアネートの量を調整した以外、比較例1と同様である。 比較例5は、密度130kg/m、25%CLD硬さ15kPa、50%CLD硬さ28kPa、スキン層有り、セル径(平均)208μm、セルの開口径(平均)100μm、成形性「△」、止水性「×」であり、成形性及び止水性が悪かった。
比較例6は、比較例1における整泡剤-5(シリコーン系整泡剤、粘度520mPa・s(25℃))の0.65重量部に代えて整泡剤-6(シリコーン系整泡剤、粘度300mPa・s(25℃))を0.20重量部、発泡剤(水)を2.0重量部にし、イソシアネートインデックスが100になるようにイソシアネートの量を調整した以外、比較例1と同様である。 比較例6は、密度130kg/m、25%CLD硬さ8kPa、50%CLD硬さ12kPa、スキン層有り、セル径(平均)210μm、セルの開口径(平均)144μm、成形性「△」、止水性「×」であり、成形性及び止水性が悪かった。
比較例7は、軟質ポリウレタンフォームに代えてEPDMゴムで構成したものである。 比較例7は、密度130kg/m、25%CLD硬さ6kPa、50%CLD硬さ10kPa、スキン層無、止水性「△」であり、止水性が悪かった。
前記のように、本発明によれば、成形性よくモールド発泡成形された止水性の良好な軟質ポリウレタンフォームを得ることができる。本発明の軟質ポリウレタンフォームは、2物体間で圧縮される止水材として好適なものである。

Claims (7)

  1. モールド発泡成形された軟質ポリウレタンフォームを備える止水材であって、
    前記軟質ポリウレタンフォームのセルの開口径が40~90μmであり、
    25%CLD硬さが5~80kPaであることを特徴とする止水材
  2. 前記軟質ポリウレタンフォームのセル径が200~400μmであることを特徴とする請求項1に記載の止水材
  3. 前記軟質ポリウレタンフォームの密度が80~250kg/mであることを特徴とする請求項1または2に記載の止水材
  4. ポリオール、イソシアネート、触媒、発泡剤、整泡剤を含むポリウレタンフォーム原料を混合し、金型に注入して発泡させる軟質ポリウレタンフォームの製造方法において、
    前記ポリオールは、エチレンオキサイド含有ポリオールを含み、
    前記整泡剤は、粘度が1000mPa・s(25℃)以上であるシリコーン整泡剤を用い、
    前記エチレンオキサイド含有ポリオールは、エチレンオキサイド含有率が10~20%であり、全ポリオール中の前記エチレンオキサイド含有ポリオールの量は、70~100重量%であることを特徴とする、軟質ポリウレタンフォームの製造方法。
  5. 前記エチレンオキサイド含有ポリオール100重量部に対して前記シリコーン整泡剤が0.2~0.9重量部であることを特徴とする請求項に記載の軟質ポリウレタンフォームの製造方法。
  6. 前記イソシアネートが、MDI系であり、
    前記発泡剤が水であり、
    前記エチレンオキサイド含有ポリオール100重量部に対して前記発泡剤の量が1~3重量部であることを特徴とする請求項またはに記載の軟質ポリウレタンフォームの製造方法。
  7. 前記ポリオールにブタジエン系ポリオールを含むことを特徴とする請求項4~6の何れか一項に記載の軟質ポリウレタンフォームの製造方法。
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