JP7366586B2 - 液体吐出ヘッド及び液体吐出装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、液体吐出ヘッド及び液体吐出装置に関する。
各種の液体吐出装置に用いられる液体吐出ヘッドとして、複数の圧力室を有し、駆動素子を駆動して圧力室の容積を変形させ、圧力室内の液体をノズルから吐出する技術が知られている。具体例として、液体吐出ヘッドは、複数の圧力室の一次側及び二次側にそれぞれ共通室を有する液体吐出部を有する。そして、液体吐出部を流れる液体は、複数の圧力室の一次側にある共通室に流入し、複数の圧力室を通過し、複数の圧力室の二次側にある共通室を通って液体吐出部の二次側へと排出される。そして、圧力室の容積が増減することで、圧力室内の液体がノズルから液滴として吐出される。
このような液体吐出部内の液体の温度は、複数の圧力室の一次側の共通室に液体を供給する位置から最も遠い位置において高くなり、液体吐出部内における液体に温度差が生じる。そこで、液体吐出部内の液体の均熱化が求められている。
特開2015-150740号公報
本発明が解決しようとする課題は、液体吐出部内の液体の均熱化することができる液体吐出ヘッド及び液体吐出装置を提供することである。
一実施形態に係る液体吐出ヘッドは、液体吐出部と、流入管部と、流出管部と、冷却装置と、を備える。液体吐出部は、第1共通室、前記第1共通室に接続された複数の圧力室を構成するアクチュエータ、及び、前記複数の圧力室に接続された第2共通室を含む。流入管部は、前記第1共通室に液体を供給する。流出管部は、前記第2共通室から液体を排出する。冷却装置は、冷却板と冷却液が通過する冷却流路とを含む。前記アクチュエータの長手方向に沿った方向をX方向、前記圧力室を介して前記第1共通室及び前記第2共通室が対向する方向をY方向、前記X方向及び前記Y方向に直交する方向をZ方向としたときに、前記複数の圧力室は、前記Z方向における前記アクチュエータの一端に、前記X方向に沿って並んで設けられる。前記冷却流路は、前記冷却板に設けられる第1冷却流路、及び、前記アクチュエータに設けられる第2冷却流路を含む。前記第2冷却流路は、前記X方向における前記流入管部側よりも、前記X方向における前記流入管部側から最も遠い前記圧力室側が、前記Z方向において前記圧力室に近い位置に設けられる。
第1の実施形態に係る液体吐出ヘッドの構成を模式的に示す斜視図。 同液体吐出ヘッドに用いられるヘッド装置の構成を示す斜視図。 同ヘッド装置の構成を示す側面図。 同ヘッド装置の要部構成を示す斜視図。 同ヘッド装置の要部構成を示す側面図。 同ヘッド装置に用いられる液体吐出部の構成を示す分解斜視図。 同液体吐出部の構成を示す断面図。 同液体吐出部のアクチュエータ及びカバープレートの構成を示す斜視図。 同アクチュエータの構成を示す斜視図。 同液体吐出ヘッドが用いられる液体吐出装置の構成を模式的に示す説明図。 同ヘッド装置の液体吐出部における液体の温度分布の一例を示す説明図。 他の実施形態に係る液体吐出ヘッドのヘッド装置の構成を模式的に示す側面図。
以下、第1の実施形態に係る液体吐出ヘッド1について、図1乃至図11を用いて説明する。
図1は、第1の実施形態に係る液体吐出ヘッド1の構成を模式的に示す斜視図である。図2乃至図5は、ヘッド装置5の構成の全体及び要部を示しており、図2及び図4が斜視図であり、図3及び図5が側面図である。図6及び図7は、ヘッド装置5の液体吐出部10の構成を示す分解斜視図及び断面図である。図8は、液体吐出部10のアクチュエータ21及びカバープレート22の構成を示す斜視図であり、図9は、アクチュエータ21の構成を示す斜視図である。図10は、液体吐出ヘッド1が用いられる液体吐出装置100の構成を模式的に示す説明図である。図11は、液体吐出部10内を流れる温度分布の一例を示す説明図である。
なお、図中、X、Y、Zは互いに直交する3方向を示し、アクチュエータ21の長手方向に沿った方向をX方向、アクチュエータ21の溝21aの長手方向に沿った方向をY方向、アクチュエータ21及びノズルプレート24の対向方向に沿った方向をZ方向として、以下説明する。また、各図において、説明の便宜上、適宜構成を拡大、縮小又は省略して示す。
図1に示すように、液体吐出ヘッド1は、例えば、外郭ケース4と、外郭ケース4に収容される複数のヘッド装置5と、を備えている。
例えば、液体吐出ヘッド1は、図10に示すインクジェット記録装置などの液体吐出装置100に設けられる。液体吐出ヘッド1は、液体吐出装置100に設けられた液体収容部としての供給タンク132を含む循環装置2に接続され、供給タンク132との間でインクを循環させる循環型のヘッドである。
図2乃至図6に示すように、ヘッド装置5は、液体吐出部10と、ベースプレート11と、回路基板12と、冷却装置13と、を備えている。例えば、ヘッド装置5は、液体吐出部10、ベースプレート11、回路基板12及び冷却装置13が一体に組み立てられる。ヘッド装置5は、例えばシェアモードシェアウォール方式のヘッドである。例えば、複数のヘッド装置5は、隣り合うヘッド装置5と積層して配置される。ヘッド装置5は、液体吐出ヘッド1として構成され、液体吐出装置100に設けられたときに、例えば液体吐出部10の後述するノズル24aが重力方向で下方に向く姿勢で配置される。
図2乃至図6に示すように、液体吐出部10は、アクチュエータ21と、アクチュエータ21の両主面を覆う一対のカバープレート22と、アクチュエータ21及びカバープレート22の両主面を覆う一対の流路カバー23と、ノズルプレート24と、を備える。なお、図2及び図3においては、ノズルプレート24を省略して示す。
アクチュエータ21は、一方向に長い板状に形成される。アクチュエータ21は、例えば一対の圧電部材が積層された積層圧電体で板状に構成されている。圧電部材として例えばPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)が用いられる。一対の圧電部材は分極されている。
図4乃至図9に示すように、アクチュエータ21のノズルプレート24に対向する端部は、複数の溝21aと、複数の壁状の駆動素子部21bと、電極21cと、を有する。アクチュエータ21の端部は、アクチュエータ21の長手方向で複数の溝21a及び駆動素子部21bが交互に並んで配される櫛歯状に構成される。即ち、アクチュエータ21のノズルプレート24側の端面に複数の駆動素子部21bが形成され、この複数の駆動素子部21bがX方向に離間して隣接することで、隣接する駆動素子部21bの間にそれぞれ溝21aが構成される。
図7に示すように、電極21cは、各溝21aの内壁に形成される。例えば、各電極21cは、アクチュエータ21上の駆動素子部21bまで配線されている。各電極21cは、例えば、複数の回路基板12の後述するフレキシブル配線基板42を介してドライバIC43に電気的に接続されている。
また、図9に示すように、アクチュエータ21は、冷却装置13の後述する第2冷却流路52bを構成する流路用溝21dを有する。
一対のカバープレート22は、アクチュエータ21の長手方向と直交する方向、且つ、アクチュエータ21及びノズルプレート24の対向方向に直交する方向におけるアクチュエータ21の主面を覆う。即ち、一対のカバープレート22は、Y方向におけるアクチュエータ21の主面を覆う。
図4乃至図8に示すように、カバープレート22は、アクチュエータ21と対向する方向におけるアクチュエータ21に設けられた溝21aと同じ形状に形成された切欠22aを複数有する。一対のカバープレート22のうち一方は、溝21a内のY方向に沿った液体の流れ方向における一次側のアクチュエータ21の主面に設けられる第1カバープレート22Aを形成し、他方は溝21a内のY方向に沿った液体の流れ方向における二次側のアクチュエータ21の主面に設けられる第2カバープレート22Bを形成する。
複数の切欠22aは、アクチュエータ21に設けられた複数の溝21aと、溝21aの並び方向で一つ置きに対向する。即ち、カバープレート22は、複数の溝21aのうち、一つ置きの複数の溝21aのY方向の開口を切欠22aにより開放するとともに、一つ置きの他の複数の溝21aのY方向の開口を切欠22aが設けられていない領域により閉塞する。
換言すると、図5及び図7、図8に示すように、アクチュエータ21及びカバープレート22は、溝21aのY方向の両端の開口が一対のカバープレート22によって閉塞された複数の空気室C1と、一対のカバープレート22の切欠22aによって溝21aのY方向の両端の開口が開放する複数の圧力室C2と、を構成する。そして、これら空気室C1及び圧力室C2は、交互にX方向に沿って並列に配置される。
図2乃至及び図6に示すように、流路カバー23は、板状に形成される。一対の流路カバー23は、Y方向におけるアクチュエータ21及びカバープレート22の外面を覆う。
一対の流路カバー23のうち一方は、溝21a内のY方向に沿った液体の流れ方向における一次側のアクチュエータ21の主面及びカバープレート22を覆う第1流路カバー23Aを形成する。一対の流路カバー23のうち一方は、溝21a内のY方向に沿った液体の流れ方向における二次側のアクチュエータ21の主面及びカバープレート22を覆う第2流路カバー23Bを形成する。
図4及び図5に示すように、第1流路カバー23Aは、アクチュエータ21を覆う第1カバープレート22Aとの間に、圧力室C2に連通する第1共通室C3を形成する。第1共通室C3は、X方向に延び、全ての圧力室C2と流体的に接続される。第1共通室C3は、ベースプレート11の後述する流入管部31に連通する。第1共通室C3は、流入管部31及び複数の圧力室C2を連通する流入路を構成する。
具体例として、第1共通室C3は、長手方向の両端部において、ベースプレート11に設けられた一対の流入管部31に連通する。また、第1共通室C3は、複数の圧力室C2の一次側に配置され、複数の圧力室C2に、一対の流入管部31から流入した液体を供給する。
図4及び図5に示すように、第2流路カバー23Bは、アクチュエータ21を覆う第2カバープレート22Bとの間に、圧力室C2に連通する第2共通室C4を形成する。第2共通室C4は、X方向に延び、全ての圧力室C2と流体的に接続される。第2共通室C4は、ベースプレート11の後述する流出管部32に連通する。第2共通室C4は、複数の圧力室C2及び流出管部32を連通する流出路を構成する。
具体例として、第2共通室C4は、長手方向の両端部において、ベースプレート11に設けられた一対の流出管部32に連通する。また、第2共通室C4は、複数の圧力室C2の二次側に配置され、複数の圧力室C2から流出した液体を一対の流出管部32へ排出する。
図4乃至図9に示すように、ノズルプレート24は、一方向に長い板状に構成される。ノズルプレート24は、例えば、圧力室C2に対向して、X方向に並列配置される複数のノズル24aを有する。ノズルプレート24は、ノズル24aが複数配列されて構成されるノズル列を、一列または複数列備える。各ノズル24aは、ノズルプレート24の両主面間を貫通する貫通孔である。
図2乃至図6に示すように、ベースプレート11は、樹脂やアルミ合金などの材料で板状に構成されている。ベースプレート11は、液体吐出部10、回路基板12及び冷却装置13を保持する。
本実施形態において、ベースプレート11は、例えば、一対の第1ベースパーツ11aと、一対の第2ベースパーツ11bと、一つの第3ベースパーツ11cと、一つのベースパーツ11dと、を備える。ベースプレート11は、ベースパーツ11a、11b、11c、11dが連結されることで構成される。
ベースプレート11の一方の主面には、回路基板12が設けられる。また、ベースプレート11の回路基板12が設けられる領域には、冷却装置13が設けられる。具体例として、ベースプレート11は、一部がX方向に離間して設けられ、この離間する領域に冷却装置13の後述する冷却板51が設けられる。
また、図2及び図3に示すように、ベースプレート11は、液体吐出部10の一次側に接続される流入管部31と、液体吐出部10の二次側に接続される流出管部32と、を備える。具体例として、流入管部31及び流出管部32は、それぞれ一対設けられる。流入管部31及び流出管部32は、隣接して設けられる。
本実施形態においては、ベースプレート11のX方向で両端側にそれぞれ、一つの流入管部31及び一つの流出管部32が設けられ、そして、一対の流出管部32が一対の流入管部31よりも冷却装置13の冷却板51側に配置される。
図2及び図3に示すように、流入管部31は、ベースパーツ11a、11b、11c、11dを連結する方向、換言すると、Z方向にベースパーツ11a、11b、11c、11dを貫通する孔で構成される1本の流入流路31aと、第1ベースパーツ11aに設けられる第1供給管31bと、を有する。
流入流路31aは、例えば、液体の流れ方向に直交する流路断面の形状が円形であり、流路断面積が一定に構成されている。流入流路31aは、一次側が第1供給管31bに接続され、二次側が液体吐出部10に形成される第1共通室C3に連通する。第1供給管31bは、例えば、循環装置2の接続流路133を介して供給タンク132に接続される。
図2及び図3に示すように、流出管部32は、Z方向にベースパーツ11a、11b、11c、11dを貫通する孔で構成される流出流路32aと、第1ベースパーツ11aに設けられる第1排出管32bと、を有する。
流出流路32aは、例えば、液体の流れ方向に直交する流路断面の形状が円形であり、流路断面積が一定に構成されている。流出流路32aは、一つの孔により構成されていても、複数の孔により構成される複数の流路により形成されていても良い。流出流路32aは、二次側が第1排出管32bに接続され、一次側が液体吐出部10に形成される第2共通室C4に連通する。第1排出管32bは、例えば、循環装置2の接続流路133を介して供給タンク132に接続される。
図3乃至図5に示すように、回路基板12は、制御基板41と、制御基板41に設けられた複数のフレキシブル配線基板42と、フレキシブル配線基板42のそれぞれに設けられたドライバIC43と、を備える。制御基板41は、例えば、矩形の板状である。制御基板41は、ベースプレート11の一方の主面であって、且つ、冷却装置13の冷却板51が設けられる領域に配置される。
フレキシブル配線基板42は、X方向に複数が並列に配置される。フレキシブル配線基板42は、一端が制御基板41に、他端側がアクチュエータ21の複数の電極21cに接続される。ドライバIC43は、フレキシブル配線基板42のY方向でベースプレート11と対向する側の主面に実装される。ドライバIC43は、例えば、高い熱伝導性を有するグリスやシート等を介して冷却装置13の冷却板51に接して配置される。ドライバIC43は、フレキシブル配線基板42を介して、制御基板41上の配線及び電極21cに電気的に接続される。
図2乃至図5に示すように、冷却装置13は、冷却板51と、冷却流路52と、冷却流路52の一次側の端部に設けられた第2供給管53と、冷却流路52の二次側の端部に設けられた第2排出管54と、冷却液供給回路55と、を備える。冷却装置13は、例えば、冷却液として水を用いて冷却板51と接する部材、本実施形態においては、制御基板41の実装品、ドライバIC43、及び、液体吐出部10の一部を冷却する。
冷却板51は、例えば、アルミニウム材料等の熱伝導性に優れた金属材料で形成される。冷却板51は、例えば、矩形状に形成される。冷却板51は、少なくともドライバIC43と接触する。例えば、冷却板51は、ベースプレート11に配置されたときに、制御基板41に実装された発熱する電子部品及びドライバIC43と対向する形状に形成され、当該電子部品及びドライバIC43と接触する。
冷却流路52は、例えば、冷却板51及び液体吐出部10に設けられる。また、例えば、冷却板51に設けた冷却流路52の一部及び液体吐出部10に設けられた冷却流路52の一部を連続するために、冷却流路52の他の一部は、ベースプレート11に設けられている。
図3に示すように、冷却流路52は、例えば、冷却板51に設けられる孔により形成される第1冷却流路52aと、アクチュエータ21の流入管部31から最も遠い圧力室C2に近接する位置を含む領域に設けられた第2冷却流路52bと、第1冷却流路52a及び第2冷却流路52bを連続する第3冷却流路52cと、を含む。
第1冷却流路52aは、例えば、一次側及び二次側の端部が、冷却板51がベースプレート11に配置された姿勢で、冷却板51のY方向で液体吐出部10と対向する端部とは反対側の端部であって、且つ、X方向における両端側に配置される。第1冷却流路52aは、一端から一方の流出管部32に隣接する位置を通って冷却板51の液体吐出部10と隣接する端部側に向かってZ方向に延びるとともに、冷却板51の液体吐出部10と対向する端部側からX方向に延びる。また、第1冷却流路52aは、冷却板51の液体吐出部10と対向する端部のX方向で中央側において冷却板51の中央側を通って、さらに冷却板51の液体吐出部10と対向する端部側へと戻りX方向に延びる。さらに、第1冷却流路52aは、冷却板51のX方向で端部側から他方の流出管部32に隣接する位置を通って他端に向かってZ方向に延びる。
図3及び図9に示すように、第2冷却流路52bは、一次側及び二次側の端部が、冷却板51の第1冷却流路52aと第3冷却流路52cを介して流体的に接続される。第2冷却流路52bは、アクチュエータ21の流入管部31から離れた位置の一部に少なくとも設けられる。第2冷却流路52bの一部は、アクチュエータ21の流入管部31から最も離れた圧力室C2に近接して配置される。
具体的に説明すると、ヘッド装置5の電極21cに駆動電圧を印加し、駆動素子部21bを駆動させると駆動素子部21b及び電極21cが発熱し、圧力室C2を通過する液体が加熱される。このため、液体吐出部10内の液体の温度は、流入管部31から遠くなるほど高くなる。
具体例を説明すると、本実施形態のヘッド装置5によれば、一対の流入管部31が第1共通室C3の長手方向で両端部に設けられる。このため、図11に示すように、液体吐出部10内の液体の温度は、液体吐出部10の長手方向で両端が低温となり、そして、中央が高温となる。また、液体吐出部10内の液体の温度は、液体吐出部10の短手方向で第1共通室C3側が低温となり、そして、圧力室C2で加熱され、第2共通室C4側が高温となる。
よって、本実施形態に係るヘッド装置5において、液体吐出部10内の液体の温度は、第2共通室C4の長手方向で中央が最も温度が高くなる。
このため、図3、図8及び図9に示すように、第2冷却流路52bは、例えば、アクチュエータ21のY方向で第2流路カバー23Bと対向する主面に設けられる流路用溝21d及び流路用溝21dを覆う第2カバープレート22Bにより形成される。加えて、第2冷却流路52bは、例えば、第2冷却流路52bの一対の流入管部31から最も遠い圧力室C2及び一対の流入管部31から最も遠い圧力室C2に隣接するいくつかの圧力室C2と対向する部位が、第2冷却流路52bの他の部位よりも最も圧力室C2と近接する。
具体例として、図9に示すように、第2冷却流路52bを構成するアクチュエータ21の流路用溝21dは、Z方向に沿う複数の第1溝21d1及びX方向に沿う複数の第2溝21d2及び一つの第3溝21d3により形成される。複数の第2溝21d2と一つの第3溝21d3とは、アクチュエータ21の冷却板51と対向する端部からZ方向の距離が異なる二つの位置に設けられる。第3溝21d3は、アクチュエータ21の冷却板51と対向する端部からZ方向で第2溝21d2よりも遠い位置に設けられる。第3溝21d3は、アクチュエータ21の中央部の少なくとも一対の流入管部31から最も遠い圧力室C2を含むいくつかの圧力室C2と対向する範囲に設けられる。
図3に示すように、第3冷却流路52cは、第2冷却流路52bの一次側及び二次側にそれぞれ設けられる。一対の第3冷却流路52cは、第1冷却流路52a及び第2冷却流路52bを流体的に接続する。例えば、一対の第3冷却流路52cは、ベースプレート11の第3ベースパーツ11c及び第4ベースパーツ11dに形成された孔により構成される。なお、冷却流路52の形状や配置は、適宜設定される。
第2供給管53及び第2排出管54は、基部51aに固定され、第1冷却流路52aの一端及び他端に接続される。第2供給管53及び第2排出管54は、例えば、冷却液供給回路55に接続される。冷却液供給回路55は、例えば、冷却液を供給する配管やチューブ等の流路及びポンプを有する。
次に、液体吐出ヘッド1を有する液体吐出装置100について、図10を用いて説明する。図10に示すように、液体吐出装置100は、筐体111と、媒体供給部112と、画像形成部113と、媒体排出部114と、支持装置である搬送装置115と、制御部116と、を備える。
液体吐出装置100は、例えば、インクジェットプリンタである。液体吐出装置100は、媒体供給部112から画像形成部113を通って媒体排出部114に至る所定の搬送路A1に沿って、吐出対象物である記録媒体として例えば用紙Pを搬送する。そして、液体吐出装置100は、液体としてインクを吐出することで、搬送した用紙Pに画像形成処理を行う。
媒体供給部112は複数の給紙カセット112aを備える。媒体排出部114は、排紙トレイ114aを備える。画像形成部113は、用紙を支持する支持部117と、支持部117の上方に対向配置された複数のヘッドユニット130と、を備える。
支持部117は、画像形成を行う所定領域にループ状に備えられる搬送ベルト118と、搬送ベルト118を裏側から支持する支持プレート119と、搬送ベルト118の裏側に備えられた複数のベルトローラ120と、を備える。
ヘッドユニット130は、複数の液体吐出ヘッドである液体吐出ヘッド1と、循環装置2と、を備える。循環装置2は、例えば、各液体吐出ヘッド1上にそれぞれ搭載された液体タンクとしての複数の供給タンク132と、液体吐出ヘッド1と供給タンク132とを接続する接続流路133と、循環部である循環ポンプ134と、を備える。ヘッドユニット130は、液体を循環させる循環型のヘッドユニットである。
本実施形態において、液体吐出ヘッド1としてシアン、マゼンダ、イエロー、ブラックの4色のインクを液体として吐出する液体吐出ヘッド1C,1M,1Y,1Bと、これらの各色のインクをそれぞれ収容する供給タンク132として、供給タンク132C,132M,132Y,132Bと、を備える。供給タンク132は接続流路133によって液体吐出ヘッド1に接続される。接続流路133は、液体吐出ヘッド1の流入管部31に接続される供給流路133aと、液体吐出ヘッド1の流出管部32に接続される回収流路133bと、を備える。
また、供給タンク132には、図示しないポンプなどの負圧制御装置が連結されている。そして、液体吐出ヘッド1と供給タンク132との水頭値に対応して、負圧制御装置により供給タンク132内を負圧制御することで、液体吐出ヘッド1の各ノズル24aに供給された液体は所定形状のメニスカスに形成される。
循環ポンプ134は、例えば圧電ポンプで構成される送液ポンプである。循環ポンプ134は、供給流路133aに設けられている。循環ポンプ134は、配線により制御部116に接続され、CPU(Central Processing Unit)116aの制御によって制御可能に構成されている。循環ポンプ134は、液体吐出ヘッド1と供給タンク132を含む循環流路で液体を循環させる。
搬送装置115は、媒体供給部112の給紙カセット112aから画像形成部113を通って媒体排出部114の排紙トレイ114aに至る搬送路A1に沿って、用紙Pを搬送する。搬送装置115は、搬送路A1に沿って配置される複数のガイドプレート対121a~121hと、複数の搬送用ローラ122a~122hと、を備えている。搬送装置115は、用紙Pを液体吐出ヘッド1に相対移動可能に支持する。
制御部116は、プロセッサの一例としてのCPU(中央制御装置)116aと、各種のプログラムなどを記憶するROM(Read Only Memory)と、各種の可変データや画像データなどを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)と、外部からのデータの入力及び外部へのデータの出力をするインターフェイス部と、を備える。
このように構成された液体吐出ヘッド1及び液体吐出装置100によれば、循環装置2の循環ポンプ134が駆動されることで、液体は、供給タンク132及び接続流路133から、流入管部31及び第1共通室C3を通って複数の圧力室C2へ至る。
ノズル24aから液体を吐出する場合には、制御部116は、ドライバIC43を制御し、駆動素子部21bに駆動電圧を印加して、ノズル24aから液体を吐出する。具体例として、ドライバIC43は、駆動電圧をアクチュエータ21の複数の溝21aに設けられた電極21cに印加する。このとき、ドライバIC43は、駆動する圧力室C2内の電極21cと、両隣の空気室C1の電極21cに電位差を与える。すると、図7の一つの駆動素子部21bに示すように、アクチュエータ21を構成する一対の圧電材料が互いに逆向きに変形し、駆動素子部21bが屈曲変形する。ドライバIC43は、異なる方向の屈曲変形を交互に繰り返すことで、圧力室C2の容積を増減し、圧力室C2に対向するノズル24aから液体を液滴として吐出する。
また、ノズル24aから吐出されなかった液体は、圧力室C2から第2共通室C4、流出管部32及び接続流路133を通って供給タンク132に回収される。このように、液体吐出ヘッド1に供給される液体は、循環装置2及び液体吐出ヘッド1内を循環する。
なお、電極21cに駆動電圧を印加し、駆動素子部21bを駆動させると、駆動素子部21b及び電極21cが発熱することから、圧力室C2を通過する液体が加熱される。しかしながら、本実施形態の液体吐出ヘッド1は、冷却装置13の冷却液が流れる冷却流路52の一部として液体吐出部10のアクチュエータ21を流れる第2冷却流路52bを備える構成とした。
このため、冷却装置13は、冷却液を第2冷却流路52bに通過させることで、アクチュエータ21及び第2カバープレート22Bを冷却する。これにより、液体吐出ヘッド1は、一対の流入管部31から最も遠い位置を含む領域及び当該領域にある圧力室C2及び第2共通室C4内の液体を冷却できる。
よって、複数の圧力室C2のうち流入管部31から遠い位置にある一部の圧力室C2内のノズルプレート24の表面である吐出面の液体が冷却されることになり、複数の吐出面における液体温度の最大値と最小値の差を低減できる。このように、液体吐出ヘッド1は、複数の圧力室C2の吐出面の液体の均熱化及び液体の温度の低減が可能となる。結果、液体吐出ヘッド1は、複数の圧力室C2における吐出面の液体(インク)の温度のばらつきによる粘度差を抑制し、印字の高精細性が低下することを防止できる。
また、液体吐出部10内で高温となる液体を冷却装置13で冷却することから、液体吐出ヘッド1を循環装置2に接続し、液体を循環させる液体吐出装置100においては、供給タンク132に戻る液体の温度を低減できる。このため、循環装置2によって液体を循環させた場合であっても、液体の温度が上昇することを抑制できる。加えて、冷却装置13は、制御基板41の電装品やドライバIC43を冷却板51によって冷却することもできる。
上述したように一実施形態に係る液体吐出ヘッド1及び液体吐出装置100によれば、液体吐出部10内の液体の均熱化することができる。具体的に説明すると、冷却装置13の冷却流路52は、液体吐出部10内の流入管部31から最も遠い圧力室C2及びこの圧力室C2に近いいくつかの圧力室C2に近接する部位に冷却液を通過させる第3溝21d3を有する。よって、冷却装置13は、液体吐出部10内において液体の温度が比較的高くなる液体吐出部10の流入管部31から最も遠い位置を含む領域を冷却できる。これにより、複数の吐出面において比較的温度が高くなる液体が冷却される。よって、液体吐出ヘッド1及び液体吐出装置100は、複数の圧力室C2の吐出面の液体の温度を均熱化可能、且つ、液体の温度を低減可能となる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。
上述した例では、液体吐出ヘッド1のヘッド装置5は、一対の流入管部31及び一対の流出管部32を有する構成を説明したがこれに限定されない。例えば、図12に示す他の実施形態に係る液体吐出ヘッド1のヘッド装置5Aように、一つの流入管部31及び一つの流出管部32を有する構成としてもよい。このような構成のヘッド装置5Aとする場合には、第2流路カバー23Bの流入管部31から最も遠い端部側において液体の温度が高くなることから、冷却装置13の第2冷却流路52bを一つの流入管部31から最も遠い、アクチュエータ21のX方向で流入管部31とは反対側の端部側の一部の圧力室C2に近づける構成とすればよい。また、一つの流入管部31及び一つの流出管部32を隣接して配置するのではなく、液体吐出部10の長手方向で一方の端部に一つの流入管部31を、他方の端部に一つの流出管部32を設ける構成としてもよい。
また、上述した例では、第2冷却流路52bをアクチュエータ21に設けられた流路用溝21d及び第2カバープレート22Bにより構成する例を説明したがこれに限定されない。例えば、第2流路カバー23Bに第2冷却流路52bを設ける構成としてもよい。
また、例えば、上述した例では、液体吐出ヘッド1は、複数のヘッド装置5を有する構成としたがこれに限定されず、液体吐出ヘッド1は、ヘッド装置5を一つだけ備える構成であってもよい。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、液体の均熱化が可能な液体吐出ヘッド及び液体吐出装置を提供できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明と同等の記載を付記する。
[1] 第1共通室、前記第1共通室に接続された複数の圧力室を構成するアクチュエータ、及び、前記複数の圧力室に接続された第2共通室を含む液体吐出部と、
前記第1共通室に液体を供給する流入管部と、
前記第2共通室から前記液体を排出する流出管部と、
冷却板、並びに、前記液体吐出部の前記流入管部に最も遠い前記圧力室に近接する部位及び前記冷却板に設けられ、冷却液が通過する冷却流路を含む冷却装置と、
を備える液体吐出ヘッド。
[2] 前記液体吐出部の前記流入管部に最も遠い前記圧力室に近接する部位は、前記アクチュエータの前記流入管部に最も遠い前記圧力室に近接する位置を含む一部である、[1]に記載の液体吐出ヘッド。
[3] 前記アクチュエータに設けられる前記冷却流路は、前記アクチュエータの前記第2共通室側に設けられる溝である、[1]又は[2]に記載の液体吐出ヘッド。
[4] 前記アクチュエータの前記第2共通室側に設けられた前記溝を覆うカバープレートと、
前記アクチュエータ及び前記カバープレートを覆い、前記第2共通室を形成する流路カバーと、
を備える[3]に記載の液体吐出ヘッド。
[5] 前記冷却板は、前記アクチュエータを駆動するドライバICと接触する[1]乃至[4]のいずれか一項に記載の液体吐出ヘッド。
[6] 前記液体吐出部、前記流入管部、前記流出管部及び前記冷却装置が一体に組み立てられたヘッド装置を複数有する[1]乃至[5]のいずれか一項に記載の液体吐出ヘッド。
[7] 第1共通室、前記第1共通室に接続された複数の圧力室を構成するアクチュエータ、及び、前記複数の圧力室に接続された第2共通室を含む液体吐出部と、前記第1共通室に液体を供給する流入管部と、前記第2共通室から液体を排出する流出管部と、冷却板、並びに、前記液体吐出部の前記流入管部に最も遠い前記圧力室に近接する部位及び前記冷却板に設けられ、冷却液が通過する冷却流路を含む冷却装置と、を具備する液体吐出ヘッドと、
前記液体を吐出する対象物を支持する支持装置と、
を備える液体吐出装置。
1…液体吐出ヘッド、2…循環装置、4…外郭ケース、5…ヘッド装置、10…液体吐出部、11…ベースプレート、11a…第1ベースパーツ、11b…第2ベースパーツ、11c…第3ベースパーツ、11d…第4ベースパーツ、12…回路基板、13…冷却装置、21…アクチュエータ、21a…溝、21b…駆動素子部、21c…電極、21d…流路用溝、21d1…第1溝、21d2…第2溝、21d3…第3溝、22…カバープレート、22A…第1カバープレート、22B…第2カバープレート、22a…切欠、23…流路カバー、23A…第1流路カバー、23B…第2流路カバー、24…ノズルプレート、24a…ノズル、31…流入管部、31a…流入流路、31b…第1供給管、32…流出管部、32a…流出流路、32b…第1排出管、41…制御基板、42…フレキシブル配線基板、51…冷却板、51a…基部、52…冷却流路、52a…第1冷却流路、52b…第2冷却流路、52c…第3冷却流路、53…第2供給管、54…第2排出管、55…冷却液供給回路、100…液体吐出装置、111…筐体、112…媒体供給部、112a…給紙カセット、113…画像形成部、114…媒体排出部、114a…排紙トレイ、115…搬送装置、116…制御部、117…支持部、118…搬送ベルト、119…支持プレート、120…ベルトローラ、130…ヘッドユニット、132…供給タンク、133…接続流路、133a…供給流路、133b…回収流路、134…循環ポンプ、C1…空気室、C2…圧力室、C3…第1共通室、C4…第2共通室、P…用紙。

Claims (6)

  1. 第1共通室、前記第1共通室に接続された複数の圧力室を構成するアクチュエータ、及び、前記複数の圧力室に接続された第2共通室を含む液体吐出部と、
    前記第1共通室に液体を供給する流入管部と、
    前記第2共通室から前記液体を排出する流出管部と、
    冷却板と冷却液が通過する冷却流路とを含む冷却装置と、
    を備え、
    前記アクチュエータの長手方向に沿った方向をX方向、前記圧力室を介して前記第1共通室及び前記第2共通室が対向する方向をY方向、前記X方向及び前記Y方向に直交する方向をZ方向としたときに、
    前記複数の圧力室は、前記Z方向における前記アクチュエータの一端に、前記X方向に沿って並んで設けられ、
    前記冷却流路は、前記冷却板に設けられる第1冷却流路、及び、前記アクチュエータに設けられる第2冷却流路を含み、
    前記第2冷却流路は、前記X方向における前記流入管部側よりも、前記X方向における前記流入管部側から最も遠い前記圧力室側が、前記Z方向において前記圧力室に近い位置に設けられる、液体吐出ヘッド。
  2. 前記第2冷却流路は、前記第1冷却流路に流体的に接続され、前記アクチュエータの前記第2共通室側に設けられる溝である、請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
  3. 前記アクチュエータの前記第2共通室側に設けられた前記溝を覆うカバープレートと、
    前記アクチュエータ及び前記カバープレートを覆い、前記第2共通室を形成する流路カバーと、
    を備える請求項2に記載の液体吐出ヘッド。
  4. 前記冷却板は、前記アクチュエータを駆動するドライバICと接触する請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の液体吐出ヘッド。
  5. 前記液体吐出部、前記流入管部、前記流出管部及び前記冷却装置が一体に組み立てられたヘッド装置を複数有する請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の液体吐出ヘッド。
  6. 第1共通室、前記第1共通室に接続された複数の圧力室を構成するアクチュエータ、及び、前記複数の圧力室に接続された第2共通室を含む液体吐出部と、前記第1共通室に液体を供給する流入管部と、前記第2共通室から液体を排出する流出管部と、冷却板と冷却液が通過する冷却流路とを含む冷却装置と、を具備する液体吐出ヘッドと、
    前記液体を吐出する対象物を支持する支持装置と、
    を備え、
    前記アクチュエータの長手方向に沿った方向をX方向、前記圧力室を介して前記第1共通室及び前記第2共通室が対向する方向をY方向、前記X方向及び前記Y方向に直交する方向をZ方向としたときに、
    前記複数の圧力室は、前記Z方向における前記アクチュエータの一端に、前記X方向に沿って並んで設けられ、
    前記冷却流路は、前記冷却板に設けられる第1冷却流路、及び、前記アクチュエータに設けられる第2冷却流路を含み、
    前記第2冷却流路は、前記X方向における前記流入管部側よりも、前記X方向における前記流入管部側から最も遠い前記圧力室側が、前記Z方向において前記圧力室に近い位置に設けられる、液体吐出装置。
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