JP7359379B2 - combustion device - Google Patents
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Description
本発明は、燃焼装置に関する。 The present invention relates to a combustion device.
流体容器内に配置された伝熱管内にバーナによって発生された高温の燃焼ガスを吹き込んで、流体容器内の流体と熱交換させることで、流体を加熱する燃焼装置が提案されている。 A combustion device has been proposed that heats a fluid by blowing high-temperature combustion gas generated by a burner into a heat transfer tube arranged in a fluid container and exchanging heat with the fluid in the fluid container.
このような燃焼装置として、例えば、燃料ガスと空気との混合ガスを燃焼させる燃焼器と、燃焼器を収容し、燃焼器の外周面との間に、燃焼器内で混合ガスの燃焼により発生した燃焼ガスを通過させる燃焼ガス通路を形成する伝熱管と、燃焼ガス通路に配置され、燃焼器の外周面と伝熱管の内周面との双方と接触する熱伝導体とを有する流体加熱用燃焼器付熱交換器が開示されている(例えば、特許文献1参照)。 Such a combustion device may include, for example, a combustor that combusts a mixed gas of fuel gas and air, and a combustor that accommodates the combustor and is connected to the outer peripheral surface of the combustor. For fluid heating, the heat transfer tube has a heat transfer tube forming a combustion gas passage through which combustion gas is passed, and a heat conductor arranged in the combustion gas passage and in contact with both the outer circumferential surface of the combustor and the inner circumferential surface of the heat transfer tube. A heat exchanger with a combustor has been disclosed (for example, see Patent Document 1).
特許文献1の流体加熱用燃焼器付熱交換器では、被加熱流体を収容する流体容器内に設置される煙管等の燃焼ガス通路を燃焼器と一体化させて燃焼器の燃焼室の外側に配置している。燃焼器の燃焼室からの熱と、燃焼ガス通路を通過する燃焼ガスが有している熱との双方を、燃焼ガス通路を形成する伝熱管に伝え、被加熱流体と熱交換している。
In the heat exchanger with a combustor for heating a fluid disclosed in
ここで、特許文献1に記載の流体加熱用燃焼器付熱交換器のような燃焼装置を用いる場合、混合ガスを燃焼させた時に生じる燃焼熱と流体とを安定して熱交換させるためには、混合ガスをより安定して燃焼させて燃焼ガスを生じさせることが重要である。
Here, when using a combustion device such as a heat exchanger with a fluid heating combustor described in
本発明の一態様は、混合ガスをより安定して着火させて燃焼させることができる燃焼装置を提供することを目的とする。 An object of one aspect of the present invention is to provide a combustion device that can more stably ignite and burn a mixed gas.
本発明に係る燃焼装置の一態様は、燃料ガスと空気とを混合した混合ガスを燃焼させる燃焼器と、前記燃焼器を収容する伝熱管とを備え、前記混合ガスを燃焼させることで生じる燃焼ガスにより流体を加熱する燃焼装置であって、前記燃焼器は、前記混合ガスが供給されるバーナ管と、前記バーナ管よりも前記混合ガスの流れ方向の下流側に設けられ、前記混合ガスが通過する連通孔を有する絞り部と、前記絞り部の前記混合ガスの流れ方向の下流側に連結され、前記混合ガスが流出可能な孔とを有し、前記連通孔の下流側に空間である混合ガス室を形成する燃焼部と、前記燃焼部の外周面のうち、前記絞り部につながる前記混合ガス室の着火領域の外側に設けられる、セラミックヒータ又はスパークロッドを備える着火部と、を有し、前記連通孔の断面積が、前記バーナ管及び前記燃焼部の内径の断面積よりも小さく形成された。 One aspect of the combustion device according to the present invention includes a combustor that combusts a mixed gas of fuel gas and air, and a heat exchanger tube that houses the combustor, and the combustion that occurs by combusting the mixed gas. The combustor is provided with a burner pipe to which the mixed gas is supplied, and the combustor is provided downstream of the burner pipe in the flow direction of the mixed gas. a constriction portion having a communication hole through which the gas mixture passes; and a hole connected to the downstream side of the constriction portion in the flow direction of the mixed gas through which the mixed gas can flow out, and a space on the downstream side of the communication hole. A combustion section forming a mixed gas chamber; and an ignition section provided with a ceramic heater or a spark rod provided outside an ignition area of the mixed gas chamber connected to the throttle section on the outer peripheral surface of the combustion section. However, the cross-sectional area of the communicating hole is smaller than the cross-sectional area of the inner diameter of the burner tube and the combustion section.
本発明の一態様に係る燃焼装置は、混合ガスをより安定して着火させて燃焼させることができる。 The combustion device according to one aspect of the present invention can ignite and burn mixed gas more stably.
以下、本発明の実施形態について、詳細に説明する。なお、説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては同一の符号を付して、重複する説明は省略する。また、図面における各部材の縮尺は実際とは異なる場合がある。本明細書では、3軸方向(X軸方向、Y軸方向、Z軸方向)の3次元直交座標系を用い、燃焼装置の中心軸Jに平行な方向をZ軸方向とし、中心軸Jに直交する面において、互いに直交する2つの方向のうち一方をX軸方向とし、他方をY軸方向とする。なお、燃焼装置を構成する部材が円筒以外の形状である場合には、これらの幅方向をX方向とし、高さ方向をY方向とし、長さ方向をZ方向とする。以下の説明において、+Y軸方向を上といい、-Y軸方向を下という場合がある。なお、本明細書において数値範囲を示すチルダ「~」は、別段の断わりがない限り、その前後に記載された数値を下限値及び上限値として含むことを意味する。 Embodiments of the present invention will be described in detail below. In order to facilitate understanding of the explanation, the same components in each drawing are denoted by the same reference numerals, and redundant explanation will be omitted. Further, the scale of each member in the drawings may differ from the actual scale. In this specification, a three-dimensional orthogonal coordinate system with three axes (X-axis, Y-axis, and Z-axis) is used, and the direction parallel to the central axis J of the combustion device is defined as the Z-axis direction, and In the orthogonal planes, one of two mutually orthogonal directions is defined as the X-axis direction and the other as the Y-axis direction. In addition, when the members constituting the combustion device have a shape other than a cylinder, the width direction thereof is set as the X direction, the height direction is set as the Y direction, and the length direction is set as the Z direction. In the following description, the +Y-axis direction may be referred to as upper and the -Y-axis direction may be referred to as lower. In this specification, the tilde "~" indicating a numerical range means that the lower limit and upper limit include the numerical values written before and after the tilde, unless otherwise specified.
<燃焼装置>
一実施形態に係る燃焼装置について説明する。図1は、一実施形態に係る燃焼装置の構成を示す断面図であり、図2は、図1のI-I断面図である。図1及び図2に示すように、燃焼装置1は、燃焼器10、伝熱管20、熱伝導体30及び炎検出部40を有する。燃焼装置1は、流体容器50の側面に連結されており、流体容器50内には水Wが貯留されているものとする。燃焼装置1を構成する、燃焼器10、伝熱管20、熱伝導体30及び炎検出部40について説明する。
<Combustion device>
A combustion device according to one embodiment will be described. FIG. 1 is a cross-sectional view showing the configuration of a combustion device according to one embodiment, and FIG. 2 is a cross-sectional view taken along line II in FIG. As shown in FIGS. 1 and 2, the
[燃焼器]
燃焼器10は、燃料ガスと空気とを混合した混合ガスG1を燃焼させるものである。燃料ガスとしては、液化石油ガス、液化天然ガス又は都市ガス(メタン)等が挙げられる。
[Combustor]
The
図1に示すように、燃焼器10は、バーナ管11、絞り部12、燃焼部であるバーナ13及び着火部14を備える。バーナ管11、絞り部12及びバーナ13は、混合ガスG1のガス流れ方向に対して、上流側(-Z軸方向)から、バーナ管11、絞り部12及びバーナ13の順に直列に配置されている。図2に示すように、バーナ管11、絞り部12及びバーナ13は、いずれも、断面が円形の筒状に形成されている。図1及び図2に示すように、バーナ管11、絞り部12及びバーナ13は、いずれも同軸に配置されている。
As shown in FIG. 1, the
図1に示すように、バーナ管11は、伝熱管20の内部に設けられる。バーナ管11は、バーナ管11の基端部11aが開口しており、基端部11aが伝熱管20の基端部20aとボルト61でネジ止めされることで、基端部20aに密着した状態で設けられている。基端部11aには、混合ガスG1を供給する混合ガス供給管L10と連結されるガス導入口111を有する。基端部11aの中心は、ガス導入口111の中心軸に対応する位置にある。
As shown in FIG. 1 ,
バーナ管11は、内部に、混合ガスG1を予熱するための伝熱促進板112を有する。
The
混合ガス供給管L10から供給される混合ガスG1が、ガス導入口111からバーナ管11内を流れると、バーナ管11内に設けられる伝熱促進板112により乱流となり、バーナ管11の内壁に沿って流れる。そして、混合ガスG1は、バーナ管11の壁面を介して燃焼ガス(燃焼排気ガス)G2と熱交換して加熱されながら絞り部12に向かって流れることができる。
When the mixed gas G1 supplied from the mixed gas supply pipe L10 flows through the
混合ガス供給管L10は、その流路の途中に、混合ガスG1を作製しつつその流量を調整する混合ガスの生成ユニット16を有する。混合ガスの生成ユニット16は、外部の空気を供給すると共にその流量を調整する送風機161と、空気と燃料ガスとを混合して混合ガスG1とするベンチュリーミキサ162とを備える。混合ガスの生成ユニット16は、混合ガスG1を作製し、かつその流量を制御できるものであればよい。混合ガスの生成ユニット16は、例えば、有線の通信回線又は無線通信回線を介してインターネット等のネットワークに接続される、図示しない制御部により制御可能に構成されている。
The mixed gas supply pipe L10 has a mixed
バーナ管11は、その管壁に2つの貫通孔113a及び113bを有し、貫通孔113a及び113b内に保護管142が挿通された状態で保持されている。保護管142は、バーナ管11の基端部11aにボルト62A及び62Bでネジ止めして固定され、閉鎖構造となっている。
The
バーナ管11は、例えば、鉄、Ni-Fe系合金、Ni-Cr-Fe系合金、Ni-Co-Fe系合金、ステンレス等の耐熱性金属やキャスタブル等で形成することができる。Ni-Cr-Fe系合金としては、例えば、インコネル等を用いることができる。Ni-Co-Fe系合金として、例えば、コバール等を用いることができる。ステンレスとしては、例えば、SUS304等を用いることができる。
The
絞り部12は、バーナ管11とバーナ13とを連結する連結管である。絞り部12は、バーナ管11の先端部11b側にバーナ管11と同軸に設けられる。絞り部12は、筒状に形成され、混合ガスG1が通過する連通孔121を有する。連通孔121の中心は、バーナ管11及びバーナ13の中心軸に対応する位置にある。絞り部12は、連通孔121の断面積S1がバーナ管11の断面積S2及びバーナ13の断面積S3よりも小さく形成されている。
The
絞り部12の断面積S1のバーナ管11の断面積S2に対する比(S1/S2)は、適宜設計可能であり、絞り部12の連通孔121を通過する混合ガスG1の流速を速くできればよい。
The ratio (S1/S2) of the cross-sectional area S1 of the
絞り部12の連通孔121の断面積S1のバーナ13の断面積S3に対する比(S1/S3)は、適宜設計可能であり、例えば、混合ガスG1が絞り部12の連通孔121から噴出する際の流速を適切な範囲として、混合ガスG1がバーナ13の先端部13b側に向かって優先して流れ、メタルマット部132の燃焼面で混合ガスG1が燃焼できればよい。
The ratio (S1/S3) of the cross-sectional area S1 of the
絞り部12は、バーナ管11で用いられる材料と同様の材料を用いることができるため、詳細は省略する。
The
バーナ13は、伝熱管20の内部に設けられる。バーナ13は、絞り部12よりも混合ガスG1の流れ方向の下流側(-Z軸方向)にバーナ管11と同軸に設けられる。バーナ13は、その内側に空間である混合ガス室Aを有する。
バーナ13は、支持部131と、混合ガスが流出可能な孔を有するメタルマット部132とを有する表面燃焼バーナ(メタルマットバーナ)である。バーナ13は、支持部131で絞り部12と連結されている。
The
バーナ13を構成する各部材は、ステンレス等の耐熱性金属で形成することができる。
Each member constituting the
支持部131は、円板状に形成され、その主面の中心部に絞り部12の連通孔121の孔径と略同じ大きさのガス導入口131aを有する。ガス導入口131aから混合ガス室A内に混合ガスG1が供給される。
The
メタルマット部132は、円筒状に形成され、その先端開口を塞ぐように形成されている。メタルマット部132の内部に混合ガス室Aが形成され、メタルマット部132の外側と伝熱管20との間には燃焼室Bが形成される。
The
メタルマット部132は、繊維径が数ミクロン~数百ミクロンの耐熱金属繊維を編み込んで形成された織布であり、内部に空隙を有する。メタルマット部132は、前記空隙を介して、混合ガス室Aと燃焼室Bとの間の通気性を確保しつつ、混合ガス室Aと燃焼室Bとを仕切っている。
The
メタルマット部132は、メタルマット部132の表面(バーナ13の外周面13c)に炎Fを発生させることで、メタルマット部132の表面には燃焼面が形成される。そして、炎Fは、後述するように、絞り部12の連通孔121から混合ガス室A内に流れる混合ガスG1は、バーナ13の先端部13b側に内周面13d側よりも優先して流れ易い。そのため、混合ガス室A内には混合ガスG1が支持部131から先端部13b側にかけて混合ガスG1の流速が速くなるような流速の勾配が形成される。よって、炎Fは、メタルマット部132の絞り部12側から先端部13b側にかけて大きくなるように形成される。メタルマット部132から発生する炎Fの大きさは、メタルマット部132への混合ガスG1の供給量、混合ガスG1中の燃料ガス(例えば、メタン等)と空気との空気比を制御することにより、調整できる。
The
混合ガス室Aからメタルマット部132の外側に流出する混合ガスG1は、メタルマット部132の表面に発生する炎Fで加熱されて燃焼することで、燃焼ガスG2となる。
The mixed gas G1 flowing out from the mixed gas chamber A to the outside of the
バーナ13の内径(メタルマット部132の内径)D1は、絞り部12の連通孔121の内径D2よりも大きく形成されている。これにより、混合ガスG1は、連通孔121からバーナ13の先端部13b側に内周面13d側よりも優先して流れ易くなる。そのため、混合ガス室A内には、絞り部12の連通孔121から混合ガス室A内に噴出する混合ガスG1が支持部131からバーナ13の先端部13b側にかけて混合ガスG1の流速が速くなるような流速の勾配が形成される。そのため、炎Fは、メタルマット部132の絞り部12側から先端部13b側にかけて大きくなり、先端部13bとその近傍に形成される炎Fは、伝熱管20の先端部20b側の内面に接する位置まで伸びる。
The inner diameter D1 of the burner 13 (the inner diameter of the metal mat portion 132) is larger than the inner diameter D2 of the
バーナ13の内径D1の、絞り部12の連通孔121の内径D2に対する比(D1/D2)は、適宜設計可能である。例えば、D1/D2は、着火部14で混合ガスG1を安定して着火させることができ、混合ガスG1をバーナ13の先端部13b側に向かって噴出させ、メタルマット部132の表面に形成される炎Fが支持部131側から先端部13b側にかけて大きくなるように形成できればよい。
The ratio (D1/D2) of the inner diameter D1 of the
バーナ13(メタルマット部132の外径)の外径は、バーナ管11の外径よりも小さく形成されている。
The outer diameter of the burner 13 (the outer diameter of the metal mat portion 132) is smaller than the outer diameter of the
着火部14は、バーナ13の外周面13cのうち、絞り部12につながるバーナ13内の混合ガス室Aの着火領域R(図1参照)の外側と、絞り部12の外側との近傍に設けられ、本実施形態では、着火部14は、絞り部12及びバーナ13の上方(+Y軸方向)に設けられる。
The
着火領域Rとは、混合ガス室A内のうち、混合ガスG1の流入側の領域であって、絞り部12から混合ガス室A内に流入する混合ガスG1がバーナ13の内周面13d側に流れて流速が低下する領域である。着火領域Rは、バーナ13の混合ガス室A内の内径D1の大きさ等にもよるが、例えば、バーナ13の基端部13aからバーナ13の混合ガス室A内の長さ方向(Z軸方向)の全長の30%程度の範囲をいう。
The ignition region R is a region in the mixed gas chamber A on the inflow side of the mixed gas G1, where the mixed gas G1 flowing into the mixed gas chamber A from the
着火部14は、セラミックヒータ141と、保護管142とを備える。
The
セラミックヒータ141は、保護管142の先端部に、バーナ13の外周面13cの近傍まで突出した状態で設けられる。セラミックヒータ141は、バーナ13の外周面13cのうち、混合ガス室Aの着火領域R(図1参照)の外側と絞り部12の外側とに位置する。セラミックヒータ141の先端部141aは、バーナ13の外周面13cのうち、混合ガス室Aの着火領域R(図1参照)の外側に位置する。
The
セラミックヒータ141は、不図示の給電部に不図示のケーブル等により連結されており、前記給電部より電流が給電される(電圧の印加)。セラミックヒータ141に電流を給電して、セラミックヒータ141を加熱することで、メタルマット部132の表面でメタルマット部132の空隙から流出する混合ガスG1に含まれる燃料ガス(例えば、メタン)を点火させる。
The
セラミックヒータ141を形成する材料としては、SiC、Si3N4及びAl2O3等を用いることができる。
As a material for forming the
保護管142は、伝熱管20の基端部20aとバーナ管11の管壁とを貫通して伝熱管20内に突出させた状態で設けられ、基端部20aに固定されている。保護管142は、基端部20aにセラミック接着剤による接着等の公知の取り付け方法により固定される。
The
保護管142は、外部の熱を遮断できる材料で形成することができ、絶縁碍子等の不導体を使用する。保護管142としては、例えば、酸化アルミニウム等の金属酸化物や断熱材を用いることができる。
The
[伝熱管]
伝熱管20は、流体容器50の側面、上面又は下面に取付け可能で、混合ガスG1のガス流れ方向の下流側である、伝熱管20の先端部20bが流体容器50の側壁を貫通して流体容器50の内部に突出するように設けられている。伝熱管20は、内部に燃焼器10を収容するための空間を有する。
[Heat transfer tube]
The
伝熱管20は、円筒状に形成され、その先端開口を塞ぐように形成され、基端部20aには、バーナ管11が挿入される導入口21を有する。伝熱管20の基端部20aでバーナ管11の基端部11aとボルト61でネジ止めして固定されている。
The
伝熱管20は、その先端部20bがバーナ13の先端部13bと間隔をあけて対向している。伝熱管20は、バーナ管11及びバーナ13の外径よりも大きな内径を有する。伝熱管20は、バーナ管11及びバーナ13と同軸に配置される。
The
伝熱管20の内周面20cと燃焼器10の外周(バーナ管11の外周面11c及びバーナ13の外周面13c)との間に、燃焼室Bが形成される。
A combustion chamber B is formed between the inner
伝熱管20は、その外周面20dの基端部20a側の円周上に、燃焼ガス排出口22を有する。燃焼ガス排出口22は、混合ガスG1が燃焼して生じる燃焼ガスG2を排出する、不図示の燃焼ガス排出ラインと連結されている。
The
伝熱管20は、その外周面20dに、流体容器50等の壁面に取り付ける際に利用される取付け用のフランジ23を有する。伝熱管20は、溶接、ねじ止め、焼きばめ又はロウ材等の高温での耐熱性を有する接合材を用いることにより、フランジ23で流体容器50の壁面に固定できる。これにより、伝熱管20をフランジ23で流体容器50と一体化させることができる。
The
[熱伝導体]
熱伝導体30は、伝熱管20の内周面20cに、バーナ管11の外周面11cと接触するように、伝熱管20の周方向に亘って所定間隔で複数回折り返すようにして形成されている(図2参照)。熱伝導体30は、伝熱管20の軸方向視(Z軸方向視)において複数の略台形が連結されるように形成されている。なお、熱伝導体30は、伝熱管20の軸方向視(Z軸方向視)において形状が全て略同一の略台形となるように折り返されているが、互いに異なる形状となるように折り返されていてもよい。また、熱伝導体30は、バーナ管11の外周面11cに、伝熱管20の内周面20cと接触するように、バーナ管11の周方向に亘って複数回折り返すようにして形成されていてもよい。
[Thermal conductor]
The
熱伝導体30としては、熱伝導率の高い材料を用いるのが好ましく、例えば、銅、アルミニウム、ステンレス、鉄、及びチタン等の金属を用いることができる。これらは、一種単独で用いてもよいし、二種以上を併用してもよい。これらの中でも、銅又はアルミニウムを用いるのが好ましい。
As the
熱伝導体30は、伝熱管20と、不図示の接合材で接合されている。接合材としてはロウ材等を用いることができる。熱伝導体30は、熱伝導体30を用いることで、バーナ管11を伝熱管20に固定して保持できる。なお、接合材として、ロウ材の他に、高温での耐熱性を有する他の接合材を用いてもよい。また、熱伝導体30を用いずに、ねじ止めや焼きばめ等により、バーナ管11を伝熱管20に固定してもよい。
The
熱伝導体30の長さは、バーナ管11の長さ等に応じて適宜設計可能であり、燃焼ガスG2の放熱効果が得られると共に、バーナ管11や伝熱管20への伝熱効果が得られればよい。また、熱伝導体30を長くし過ぎても放熱効果はそれほど向上せず、費用が増大するだけであるため、伝熱効果の発揮と費用負担とのバランスを考慮して決定されることが好ましい。
The length of the
[炎検出部]
炎検出部40は、バーナ管11及び絞り部12の外周の近傍に設けられている。炎検出部40は、炎Fの有無を検知できればよく、例えば、セラミックヒータ141のセラミックヒータの固有抵抗値や紫外線を測定して、炎Fの有無を検知してもよい。
[Flame detection part]
The
炎検出部40は、有線の通信回線又は無線通信回線を介してインターネット等のネットワークにより図示しない制御部に接続され、測定結果を図示しない制御部に送る。
The
次に、燃焼装置1を用いて、流体容器50内の水Wを加熱する場合について説明する。
Next, a case will be described in which the
燃焼装置1では、図1に示すように、燃料ガスに空気を混合した混合ガスG1は、混合ガス供給管L10を通って、ガス導入口111からバーナ管11の内部に供給される。混合ガスG1は、ガス供給ラインL1に設けられた混合ガスの生成ユニット16に供給された空気にベンチュリーミキサ162で燃料ガスを混合することで生成される。混合ガスG1の流量は、送風機161で適宜調整される。混合ガスの生成ユニット16の運転は、例えば、図示しない制御部により制御される。
In the
ガス導入口111から供給された混合ガスG1は、伝熱促進板112により、バーナ管11の内壁に沿って流れる。そして、混合ガスG1は、バーナ管11の壁面を介して燃焼ガスG2と熱交換して加熱されながら、バーナ管11内を絞り部12に向かって流れる。絞り部12の連通孔121の内径の断面積S1はバーナ管11の内径の断面積S2よりも小さいため、連通孔121に流入する混合ガスG1の流速は増大する。連通孔121を通過した混合ガスG1は、混合ガス室A内を絞り部12からバーナ13の先端部13bに向かって流出する。バーナ13の内径の断面積S3は絞り部12の内径の断面積S1よりも大きいため、混合ガスG1が絞り部12から混合ガス室Aに流出する際、混合ガスG1が直進方向に流れやすい。混合ガスG1が先端部13bの内面に当たることで、先端部13bに流れた混合ガスG1の圧力は上昇する。そのため、先端部13bには内周面13dよりも多くの混合ガスG1が流れる。そして、混合ガスG1は、バーナ13の先端部13b側に優先して流れながら内周面13d側に拡散する。
The mixed gas G1 supplied from the
絞り部12から混合ガス室A内に流れる混合ガスG1の流速は、着火領域Rのガス流出速度によって適宜決定される。
The flow rate of the mixed gas G1 flowing into the mixed gas chamber A from the
混合ガス室Aに流入した混合ガスG1は、混合ガス室A内をバーナ13の先端部13b側に向かって流れながら、混合ガスG1の一部は、バーナ13の内周面13dに流れる。バーナ13の内周面13dに流れた混合ガスG1は、バーナ13のメタルマット部132の空隙を通って、メタルマット部132の外側に流出する。
The mixed gas G1 that has flowed into the mixed gas chamber A flows inside the mixed gas chamber A toward the
セラミックヒータ141に不図示の給電部から電圧を印加すると、セラミックヒータ141が急激に加熱される。加熱されたセラミックヒータ141に、メタルマット部132の空隙を通る混合ガスG1が触れることで、混合ガスG1中に含まれる燃料ガス(例えば、メタン)に着火する。そして、メタルマット部132の表面でメタルマット部132の空隙を通る混合ガスG1中に含まれる燃料ガス(例えば、メタン)にも着火する。メタルマット部132の空隙を通過する混合ガスG1は、バーナ13の表面に発生させた炎Fによって加熱されることにより、メタルマット部132の表面全域において燃焼を継続する。
When a voltage is applied to the
バーナ13の内径の断面積は絞り部12の内径の断面積よりも大きいため、絞り部12から流出した直後の混合ガスG1のバーナ13の周方向(図1中のY軸方向)への流速は、混合ガス室A内を流れる、主に軸方向(図1中のZ軸方向)の他の混合ガスG1の流速に比べて小さい。そのため、バーナ13の絞り部12付近の側面(図1中のY軸方向)からメタルマット部132を通過した混合ガスG1には着火し易く、かつメタルマット部132の表面に炎Fが形成され易い。
Since the cross-sectional area of the inner diameter of the
混合ガスG1は、主に、先端部13b側に向かって流れ、メタルマット部132の先端部13bとその側面近傍を通過する。そのため、メタルマット部132の表面に発生する炎Fは、メタルマット部132の絞り部12側から先端部13b側にかけて大きくなるように形成される。また、先端部13bとその近傍に形成される炎Fは、伝熱管20の先端部20b側の内面に接する位置まで形成される。
The mixed gas G1 mainly flows toward the
メタルマット部132の表面に発生させる炎Fの大きさは、バーナ13への混合ガスG1の供給量、混合ガスG1中の燃料ガスと空気との空気比等を調整することにより調整できる。メタルマット部132の表面に発生させた炎Fの大きさを調整して、混合ガスG1を適切な温度に加熱することで、混合ガスG1は炎Fで安定して燃焼させられる。
The size of the flame F generated on the surface of the
また、セラミックヒータ141を加熱して、メタルマット部132の表面で混合ガスG1に着火させる際には、送風機161の回転数を低くして、混合ガスG1の流速を抑え、メタルマット部132の表面で混合ガスG1に着火させ易くなるように制御してもよい。
In addition, when heating the
混合ガスG1の燃焼により発生した高温の燃焼ガスG2は、伝熱管20内の燃焼室Bを、伝熱管20の先端部20b側から燃焼ガスG2の進行方向に沿って、基端部20a側に向かって流れる。燃焼ガスG2は燃焼室Bを通りながら燃焼ガスG2の保有する熱が伝熱管20に伝達される。伝熱管20に伝達された熱は伝熱管20の壁面を伝熱面として、流体容器50中の伝熱管20の周囲に存在する水Wと熱交換させる。燃焼ガスG2は、流体容器50内の水Wよりも高温であるため、流体容器50内の水Wは燃焼ガスG2と熱交換することで加熱される。
The high-temperature combustion gas G2 generated by the combustion of the mixed gas G1 moves the combustion chamber B in the
また、燃焼ガスG2は熱伝導体30と接触することで、燃焼ガスG2の保有する熱を熱伝導体30に伝達できる。熱伝導体30に伝達された熱は、伝熱管20に伝達され、伝熱管20の周囲に存在する水Wを加熱できる。
Furthermore, the combustion gas G2 comes into contact with the
また、熱伝導体30に伝達された熱は、バーナ管11に伝達することで、伝達された熱は、バーナ管11の管壁を介して、バーナ管11内を流れる混合ガスG1を予熱できる。バーナ管11内を流れる混合ガスG1は、燃焼室Bを通過する燃焼ガスG2によって予熱されることで、温度が上昇した状態でバーナ13に供給され、メタルマット部132の表面で燃焼させることができる。そのため、メタルマット部132の表面で混合ガスG1の燃焼効率がより高められる。
Furthermore, the heat transferred to the
燃焼室B内を通過し、熱交換され、低温となった燃焼ガスG2は、燃焼ガス排出口22から不図示の燃焼ガス排出ラインを通って、外部に排出される。
The combustion gas G2 that has passed through the combustion chamber B, has undergone heat exchange, and has become low temperature is discharged to the outside from the combustion
このように、燃焼装置1は、燃焼器10が、バーナ管11と絞り部12とバーナ13とを備えると共に、バーナ13の外周面13cのうち、絞り部12につながる混合ガス室Aの着火領域Rの外側にセラミックヒータ141を有する着火部14を備える。そして、絞り部12の連通孔121の内径の断面積S1はバーナ13の内径の断面積S3よりも小さく形成されている。そのため、絞り部12の連通孔121から混合ガス室A内に流れる混合ガスG1は、バーナ13の先端部13b側に流れるようにしつつ、先端部13b近傍の内周面13d側に拡散させることができる。そのため、バーナ13の側面(内周面13d)には、混合ガスG1の流速がバーナ13の絞り部12側のバーナ13面で遅く、先端部13b側に行くにしたがって速くなる流速勾配を形成できる。
As described above, in the
これにより、燃焼装置1は、メタルマット部132の表面に生じる炎Fを、メタルマット部132の絞り部12側から先端部13b側にかけて大きくなるように形成できる。また、セラミックヒータ141は、一般に暖まり難い傾向にあるため、セラミックヒータ141に流れる混合ガスG1の流速は極力小さくすることが重要である。バーナ13の絞り部12側に近いほど、混合ガスG1の流速は小さくなるため、セラミックヒータ141を暖め易い利点を有する。
Thereby, the
燃焼装置1は、バーナ13の外周面13cのうち着火領域Rの外側にセラミックヒータ141を設けているので、セラミックヒータ141でバーナ13の外周面13cのうち着火領域Rにあるメタルマット部132を通過した混合ガスG1を容易に着火させることができる。よって、燃焼装置1は、メタルマット部132で混合ガスG1を安定して着火させて燃焼させることができる。したがって、燃焼装置1は、伝熱管20が混合ガスG1の燃焼により生じた燃焼ガスG2により加熱されることで、伝熱管20の外側に存在する、流体容器50内の水Wを安定して加熱することができる。
Since the
また、燃焼装置1は、バーナ13をメタルマット部132を有する表面燃焼バーナとすることで、メタルマット部132で混合ガスG1を容易に燃焼させることができるため、混合ガスG1の燃焼効率を高めることができる。
In addition, the
さらに、燃焼装置1は、着火部14をバーナ13の外側に設けているので、着火部14、特にセラミックヒータ141の着脱を容易にすることができる。また、着火部14はバーナ管11の管壁の貫通孔113a及び113bに挿入して固定しており、製造が容易であるため、燃焼装置1の製造コストを低減できる。さらに、バーナ13は表面燃焼バーナであるため、着火部14、特にセラミックヒータ141が炎Fに晒されるのを抑えることができる。そのため、セラミックヒータ141が炎Fによって過度に加熱されるのを抑制することで、セラミックヒータ141の破損や寿命の低下を軽減することができる。
Furthermore, since the
燃焼装置1は、混合ガス室A内に、絞り部12から混合ガス室Aに噴出する混合ガスG1が絞り部12から混合ガスG1の流れ方向の下流側に向かって大きくなる流速勾配を形成することができる。これにより、絞り部12から噴出した混合ガスG1がバーナ13の側面(内周面13d)から流出が減少し、絞り部12付近のメタルマット部132の表面での混合ガスG1の着火性を向上させることができる。この結果、メタルマット部132の表面に炎Fが生じさせ易くなるので、混合ガスG1の燃焼効率を向上させることができる。
The
燃焼装置1は、バーナ管11の外周面の周方向に、伝熱管20と接触するように熱伝導体30を複数設けることができる。熱伝導体30は混合ガスG1が燃焼して生じた燃焼ガスG2と接触することで、燃焼ガスが保有する熱をバーナ管11及び伝熱管20の両方に伝達できる。これにより、伝熱管20の周囲の水Wの加熱効率を向上させることできると共に、バーナ管11の内部を流れる混合ガスG1の予熱することができる。混合ガスG1を予熱することで、バーナ13には予熱された混合ガスG1が供給されるので、メタルマット部132の表面での混合ガスG1の着火性をより高めることができる。
The
以上の通り、燃焼装置1は、上述の通り、伝熱管20が被加熱流体と接触するように被加熱流体を収容する容器に取り付けるか、被加熱流体内に浸漬するだけで、被加熱流体を安定して加熱することができる。そのため、燃焼装置1は、例えば、食洗機、ボイラー、ヒータ、貯湯式湯沸器、瞬間式湯沸器、茹で麺器、フライヤー等の液体加熱用燃焼器等において、水、油、及び空気等の流体の加熱に有効に用いることができる。
As described above, the
燃焼装置1を加熱源として使用した食器洗浄機について説明する。図3は、一実施形態に係る燃焼装置1を適用した食器洗浄機の一例を示す図である。図3に示すように、食器洗浄機70は、燃焼装置1、本体71、洗浄槽72、貯水槽73、及びポンプ74を備える。燃焼装置1は、伝熱管20が貯水槽73内に位置するように、フランジ23によって食器洗浄機70の壁面に取り付けられている。洗浄槽72は、食器等を設置する槽である。貯水槽73は、水Wを貯留し、水Wを加熱する槽である。ポンプ74は、貯水槽73で加熱された水W(温水)を洗浄槽72に供給する。食器洗浄機70では、ガス導入口111から供給される混合ガスG1は燃焼装置1内で燃焼し、伝熱管20を介して貯水槽73内の水Wを加熱した後、燃焼ガスG2となって燃焼ガス排出口22から外部に排気される。
A dishwasher using the
燃焼装置1は、燃焼器10を伝熱管20内に備え、小型にできるため、貯水槽73内の水Wを加熱する際には、伝熱管20が貯水槽73内に位置するように食器洗浄機70の本体71に取り付けるだけで使用できる。このように、燃焼装置1は、食器洗浄機70の加熱源として本体71内に組み込んで使用することができ、従来のように加熱源として用いられていたガスブースタを食器洗浄機70の本体71外に外付けする必要がない。よって、食器洗浄機70は、燃焼装置1を本体71内に組み込んでいるため、その外観をシンプルにできると共に大きさを抑えることができ、例えば、厨房等の設置場所に容易に配置できる。
The
(変形例)
燃焼装置1の変形例について説明する。
(Modified example)
A modification of the
本実施形態では、バーナ管11、絞り部12及びバーナ13は、いずれも、軸方向視において、断面が楕円形や矩形等の多角形に形成されていてもよい。
In this embodiment, the
本実施形態では、バーナ管11、絞り部12及びバーナ13は、いずれも、同軸に配置されているが、これらのうちのいずれか1つは他の2つと同軸に配置されていなくてもよいし、いずれも同軸でなくてもよい。
In this embodiment, the
本実施形態では、バーナ13は、先端部が半球状、ドーム状、又は円錐状等に形成されていてもよい。
In this embodiment, the tip of the
本実施形態では、バーナ13は、図4に示すように、バーナ13を構成する支持部131のガス導入口131aの周囲に、支持部131からバーナ13の先端部13b側に向かって縮径するように形成されたノズル15を備えてもよい。この場合でも、混合ガス室A内には、絞り部12から混合ガス室A内に噴出する混合ガスG1の流速が絞り部12から先端部13b側に向かって大きくなる流速勾配をより安定して形成できる。
In this embodiment, as shown in FIG. 4, the
本実施形態では、バーナ13は、図5に示すように、支持部131のメタルマット部132との連結部分を、先端部13b側の途中まで伸びるように形成されていてもよい。
In this embodiment, as shown in FIG. 5, the
本実施形態では、バーナ13は、図6に示すように、支持部131に連結された、複数の孔132aが形成されたメタルプレート133を有し、メタルプレート133の外側にメタルマット部132を設けるようにしてもよい。この場合でも、メタルプレート133の孔133aを混合ガスG1が通って、メタルマット部132を通過して燃焼面で燃焼させることができる。
In this embodiment, the
本実施形態では、メタルマット部132は、混合ガスG1が流出可能な孔を有するものであればよく、メタルニットを用いてもよいし、耐熱金属繊維を編み込んで形成された織布に代えて、多孔質セラミック等を用いてもよい。
In this embodiment, the
本実施形態では、熱伝導体30は、伝熱管20の内表面と接触しないように形成されていてもよい。
In this embodiment, the
本実施形態では、熱伝導体30は、バーナ管11の軸方向視(Z軸方向視)において蛇腹状に形成されていてもよい。
In this embodiment, the
本実施形態では、熱伝導体30が特に不要の場合には、設けなくてもよい。
In this embodiment, if the
本実施形態では、着火部14は、セラミックヒータ141に代えてスパークロッドを備えてもよい。
In this embodiment, the
本実施形態では、着火部14は、保護管142が特に不要の場合にはなくてもよい。
In this embodiment, the
本実施形態では、セラミックヒータ141は、保護管142の内部にも設けられていてもよい。
In this embodiment, the
本実施形態では、図7に示すように、燃焼装置1は、絞り部12から混合ガス室A内にガス案内管81を有してもよい。ガス案内管81は、着火部14よりもガス流れ方向の下流側まで設けられる。ガス案内管81が混合ガス室A内に設けられることで、例えば、燃焼装置1の運転開始前等で、空気のみを燃焼器10内に供給する際に、空気がセラミックヒータ141に直接接するのを防ぐことができる。セラミックヒータ141は、空気等で冷やされ易いため、燃焼装置1の運転開始前でも、極力空気等で冷やされないことが好ましい。燃焼装置1は、ガス案内管81を混合ガス室A内に設けることで、セラミックヒータ141が空気で冷やされるのを防ぐことができる。
In this embodiment, as shown in FIG. 7, the
本実施形態では、図8に示すように、燃焼装置1は、ガス案内管81の外周面81aとバーナ13の内周面13dとの間に、複数の貫通孔82aを有する、板状のガス流速低減部材82を設けてもよい。ガス案内管81にガス流速低減部材82を設けられることで、空気のみを燃焼器10内に供給した際に、空気がセラミックヒータ141に直接接するのをより防ぐことができるので、セラミックヒータ141が空気で冷やされるのをより抑えることができる。
In the present embodiment, as shown in FIG. 8, the
本実施形態では、図9に示すように、燃焼装置1は、ガス案内管81の先端81bからバーナ13の内周面13dに向かって伸びる延設部83を有し、延設部83とバーナ13の内周面13dとの間に隙間を有するように形成してもよい。この場合でも、ガス案内管81に延設部83を設けられることで、空気のみを燃焼器10内に供給した際に、空気がセラミックヒータ141に直接接するのをより防ぐことができる、セラミックヒータ141が空気で冷やされるのをより抑えることができる。
In this embodiment, as shown in FIG. 9, the
以上の通り、実施形態を説明したが、上記実施形態は、例として提示したものであり、上記実施形態により本発明が限定されるものではない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の組み合わせ、省略、置き換え、変更等を行うことが可能である。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。 Although the embodiments have been described as above, the embodiments are presented as examples, and the present invention is not limited to the embodiments described above. The embodiments described above can be implemented in various other forms, and various combinations, omissions, substitutions, changes, etc. can be made without departing from the gist of the invention. These embodiments and their modifications are included within the scope and gist of the invention, as well as within the scope of the invention described in the claims and its equivalents.
1 燃焼装置
10 燃焼器
11 バーナ管
12 絞り部
121 連通孔
13 バーナ(燃焼部)
132 メタルマット部
14 着火部
141 セラミックヒータ
20 伝熱管
30 熱伝導体
40 炎検出部
A 混合ガス室
B 燃焼室
F 炎
G1 混合ガス
G2 燃焼ガス(燃焼排気ガス)
L10 混合ガス供給管
1
132
L10 Mixed gas supply pipe
Claims (4)
前記燃焼器は、
前記混合ガスが供給されるバーナ管と、
前記バーナ管よりも前記混合ガスの流れ方向の下流側に設けられ、前記混合ガスが通過する連通孔を有する絞り部と、
前記絞り部の前記混合ガスの流れ方向の下流側に連結され、前記混合ガスが流出可能な孔を有し、前記連通孔の下流側に空間である混合ガス室を形成する燃焼部と、
前記燃焼部の外周面のうち、前記絞り部につながる前記混合ガス室の着火領域の外側に設けられる、セラミックヒータ又はスパークロッドを備える着火部と、
を有し、
前記燃焼部は、前記絞り部において、前記混合ガスが通過可能となるように設けられた支持部と、前記支持部に設けられ、前記混合ガスが流出可能な孔を有するメタルマット部とを備え、
前記メタルマット部は、前記絞り部とは反対側の先端を塞ぐように有底円筒状に形成され、
前記連通孔の断面積が、前記バーナ管及び前記燃焼部の内径の断面積よりも小さく形成され、
前記伝熱管は、前記流体容器の外側に、前記混合ガスが燃焼して生じた燃焼ガスを排出する燃焼ガス排出口を有する燃焼装置。 A combustor that combusts a mixture of fuel gas and air, and a heat exchanger tube that protrudes into the inside of a fluid container and houses the combustor, and generates heat by combusting the mixed gas. A combustion device that heats a fluid with combustion gas,
The combustor is
a burner pipe to which the mixed gas is supplied;
a constriction part provided downstream of the burner pipe in the flow direction of the mixed gas and having a communication hole through which the mixed gas passes;
a combustion section that is connected to the downstream side of the throttle section in the flow direction of the mixed gas, has a hole through which the mixed gas can flow out, and forms a mixed gas chamber that is a space on the downstream side of the communication hole;
An ignition section including a ceramic heater or a spark rod provided on an outer peripheral surface of the combustion section outside an ignition region of the mixed gas chamber connected to the throttle section;
has
The combustion part includes a support part provided in the throttle part so that the mixed gas can pass therethrough, and a metal mat part provided in the support part and having a hole through which the mixed gas can flow out. Equipped with
The metal mat portion is formed in a cylindrical shape with a bottom so as to close a tip on the opposite side from the constriction portion,
The cross-sectional area of the communication hole is smaller than the cross-sectional area of the inner diameter of the burner tube and the combustion part,
The heat exchanger tube is a combustion device having a combustion gas exhaust port outside the fluid container that discharges combustion gas generated by combustion of the mixed gas.
前記ガス案内管は、前記着火部よりも前記混合ガスのガス流れ方向の下流側まで伸びる請求項1に記載の燃焼装置。 a gas guide pipe from the constriction part to the mixed gas chamber;
The combustion device according to claim 1, wherein the gas guide pipe extends to a downstream side of the ignition section in the gas flow direction of the mixed gas.
前記延設部と前記燃焼部の内周面との間に隙間を有する請求項2に記載の燃焼装置。 an extending portion extending from the gas guide pipe toward an inner circumferential surface of the combustion section;
The combustion device according to claim 2, further comprising a gap between the extending portion and the inner circumferential surface of the combustion portion.
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