JP7359091B2 - 画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、車両に搭載された撮像部を用いて取得された画像信号を処理する、画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラムに関する。
特許文献1には、車両に搭載されるカメラシステムが開示されている。このカメラシステムは、撮像部と画像処理部とを備える。撮像部は、予め定められた周期内において複数のフレーム画像を撮像する。画像処理部は、撮像部から複数のフレーム画像を取得し、複数のフレーム画像から認識用フレーム画像と保存用フレーム画像とを個別に出力する。認識用フレーム画像は、画像認識に用いられる。保存用フレーム画像は、記録装置において保存される。記録装置は、カメラシステムから出力された保存用フレーム画像の記録を行うドライブレコーダとしての機能を有する。
かかる構成によれば、撮像部によって認識用フレーム画像と保存用フレーム画像との両方を撮像することができる。具体的には、認識用フレーム画像を用いて、車両制御を行うことができる。また、車両の挙動に関するイベントが発生した場合に、そのカメラシステムによって撮像した保存用フレーム画像をそのイベントに対応付けて記録することができる。したがって、車両構成の複雑化が抑制され、以て車両の重量増加を抑制できる。
特開2020-14144号公報
この種の装置において、物標検知等に供される画像認識用と、目視による視認に供される視認用(すなわち例えばドライブレコーダ用)とで、画像信号に対する異なる処理が必要となる。具体的には、例えば、画像認識に適した処理を施した画像信号は、視認には適さないことがあり得る。
本発明は、上記に例示した事情等に鑑みてなされたものである。すなわち、本発明は、例えば、車載の撮像部を用いて取得された画像信号を、画像認識のみならず目視による視認にも適するように処理することが可能な、画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラムを提供する。
請求項1に記載の画像処理装置(8)は、車両(V)に搭載された撮像部(7)を用いて取得された画像信号を処理するように構成されている。
この画像処理装置は、
前記画像信号における輝度ヒストグラムを取得する、ヒストグラム取得部(821)と、
前記ヒストグラム取得部にて取得した前記輝度ヒストグラムに基づいてトーンカーブを生成する、トーンカーブ生成部(822)と、
前記トーンカーブ生成部にて生成した前記トーンカーブを用いて前記画像信号を輝度補正することで、画像出力信号を生成する、出力信号生成部(823)と、
を備え、
前記トーンカーブ生成部は、
画像認識処理に供される前記画像出力信号である認識処理用信号の生成に用いられる前記トーンカーブである認識処理用トーンカーブと、目視による視認に供される前記画像出力信号である視認用信号の生成に用いられる前記トーンカーブであって前記認識処理用トーンカーブとは異なる視認用トーンカーブとを、別個に生成し、
前記輝度ヒストグラムにおける最低輝度部に対応するコントロールポイントである暗部コントロールポイント、前記輝度ヒストグラムにおける最高輝度部に対応するコントロールポイントである明部コントロールポイント、および、前記輝度ヒストグラムにおける中間輝度部に対応するコントロールポイントである中間コントロールポイントに基づいて、前記視認用トーンカーブを生成する。
請求項8に記載の画像処理方法は、車両(V)に搭載された撮像部(7)を用いて取得された画像信号を処理する方法であって、
前記画像信号における輝度ヒストグラムを取得する処理と、
取得した前記輝度ヒストグラムに基づいてトーンカーブを生成する処理と、
生成した前記トーンカーブを用いて前記画像信号を輝度補正することで、画像出力信号を生成する処理と、
を有し、
前記トーンカーブを生成する前記処理は、
画像認識処理に供される前記画像出力信号である認識処理用信号の生成に用いられる前記トーンカーブである認識処理用トーンカーブと、目視による視認に供される前記画像出力信号である視認用信号の生成に用いられる前記トーンカーブであって前記認識処理用トーンカーブとは異なる視認用トーンカーブとを、別個に生成し、
前記輝度ヒストグラムにおける最低輝度部に対応するコントロールポイントである暗部コントロールポイント、前記輝度ヒストグラムにおける最高輝度部に対応するコントロールポイントである明部コントロールポイント、および、前記輝度ヒストグラムにおける中間輝度部に対応するコントロールポイントである中間コントロールポイントに基づいて、前記視認用トーンカーブを生成する。
請求項15に記載の画像処理プログラムは、車両(V)に搭載された撮像部(7)を用いて取得された画像信号を処理する画像処理装置(8)によって実行されるプログラムであって、
前記画像処理装置によって実行される処理は、
前記画像信号における輝度ヒストグラムを取得する処理と、
取得した前記輝度ヒストグラムに基づいてトーンカーブを生成する処理と、
生成した前記トーンカーブを用いて前記画像信号を輝度補正することで、画像出力信号を生成する処理と、
を有し、
前記トーンカーブを生成する前記処理は、
画像認識処理に供される前記画像出力信号である認識処理用信号の生成に用いられる前記トーンカーブである認識処理用トーンカーブと、目視による視認に供される前記画像出力信号である視認用信号の生成に用いられる前記トーンカーブであって前記認識処理用トーンカーブとは異なる視認用トーンカーブとを、別個に生成し、
前記輝度ヒストグラムにおける最低輝度部に対応するコントロールポイントである暗部コントロールポイント、前記輝度ヒストグラムにおける最高輝度部に対応するコントロールポイントである明部コントロールポイント、および、前記輝度ヒストグラムにおける中間輝度部に対応するコントロールポイントである中間コントロールポイントに基づいて、前記視認用トーンカーブを生成する。
なお、出願書類の各欄において、各要素に括弧付きの参照符号が付される場合がある。しかしながら、かかる参照符号は、同要素と後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係の一例を、単に示すものにすぎない。よって、本発明は、上記の参照符号の記載によって、何ら限定されるものではない。
実施形態に係る画像処理装置を備えた車両に搭載された車載システムの概略構成を示すブロック図である。 図1に示されたトーンカーブ生成部によるトーンカーブ生成の一例を示すグラフである。 図1に示された画像処理部による動作の具体例を示すフローチャートである。
(実施形態)
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。なお、一つの実施形態に対して適用可能な各種の変形例については、当該実施形態に関する一連の説明の途中に挿入されると、当該実施形態の理解が妨げられるおそれがある。このため、変形例については、当該実施形態に関する一連の説明の途中には挿入せず、その後にまとめて説明する。
(車載システム構成)
図1を参照すると、車両Vには、車載システム1が搭載されている。車載システム1は、カメラシステム2と、センシングシステム3と、車両制御システム4と、記録部5と、通信部6とを備えている。
カメラシステム2は、車両Vの周囲(例えば前方および/または後方)の画像を撮像して、撮像結果に対応する画像出力信号を記録部5に出力するように構成されている。また、カメラシステム2は、撮像結果に基づいて車両Vの周囲の物標を画像認識して、画像認識結果を車両制御システム4および記録部5に出力するように構成されている。カメラシステム2の構成の詳細については後述する。
センシングシステム3は、車両Vの状態あるいは挙動をセンシングするように設けられている。すなわち、センシングシステム3は、加速度センサ、車速センサ、測位センサ、蛇角センサ、ヨーレートセンサ、温度センサ、ドア施解錠検出センサ、レーダセンサ、超音波センサ、等の各種センサを備えている。そして、センシングシステム3は、これら各種センサの出力に基づいてセンシングした、車両Vの状態あるいは挙動に対応する情報あるいは信号を、車両制御システム4および記録部5に出力するように構成されている。
車両制御システム4は、カメラシステム2およびセンシングシステム3から出力された情報あるいは信号に基づいて、車両Vにおける加速、制動、操舵等の運転制御あるいは運転自動化制御を実行するように構成されている。「運転自動化制御」には、SAE Internationalによって公開された規格「SAE J3016」における、レベル1に相当する「運転支援」、レベル2に相当する「高度運転支援」、あるいは、レベル3以上に相当する「自動運転」を実現するための制御が含まれる。すなわち、車載システム1は、「SAE J3016」における「運転自動化システム」あるいは「自動運転システム」に相当する構成を有している。SAEはSociety of Automotive Engineersの略である。
記録部5は、カメラシステム2、センシングシステム3、および車両制御システム4から出力された情報あるいは信号を、書き換え可能に所定容量分記録するように設けられている。すなわち、記録部5は、カメラシステム2と協働することで、ドライブレコーダとしての機能を奏するように構成されている。また、記録部5は、センシングシステム3および車両制御システム4と協働することで、車両Vの挙動を表す情報を記録するイベントデータレコーダとしての機能を奏するように構成されている。
車載システム1は、車両Vの外部に設けられた外部機器Gと、通信回線Nを介して情報通信可能に接続されている。通信部6は、通信回線Nを介しての車載システム1と外部機器Gとの情報通信を実行するように、車載システム1に設けられている。
外部機器Gは、例えば、V2X通信における通信相手側機器である。V2XはVehicle-to-XすなわちVehicle-to-Everythingの略である。具体的には、外部機器Gは、例えば、移動サービスに関するプラットフォーム(例えばMaaSプラットフォーム等)におけるサーバ装置である。MaaSはMobility as a Serviceの略である。あるいは、外部機器Gは、例えば、車両Vの乗員によって車両Vの車室内に持ち込まれた携帯端末機器(例えばスマートフォン等)である。通信部6は、車載システム1に複数種類の外部機器Gが逐次あるいは同時に接続され得るように構成されている。
(カメラシステム)
カメラシステム2は、撮像部7と処理部8とを備えている。撮像部7は、CMOSイメージセンサ等の撮像素子71により、予め定められた周期内において複数のフレーム画像をそれぞれ異なるタイミングで撮像するように構成されている。CMOSはComplementary Metal Oxide Semiconductorの略である。
処理部8は、いわゆるカメラECUであって、撮像部7による撮像処理を制御するとともに、かかる撮像処理により生成された画像信号に対して各種の処理を実行するように構成されている。本実施形態においては、処理部8は、不図示のCPU、ROM、不揮発性リライタブルメモリ、RAM、入出力インタフェース、等を備えた、いわゆる車載マイクロコンピュータとしての構成を有している。不揮発性リライタブルメモリは、例えば、ハードディスク、EEPROM、フラッシュROM、等の、コンピュータ読み取り可能な非遷移的実体的記憶媒体である。
本発明の画像処理方法を実行する、本発明の画像処理装置としての処理部8は、撮像部7を用いて取得された画像信号を処理するように設けられている。本実施形態においては、処理部8は、撮像部7における露光制御、および、撮像部7の出力である画像信号に対する各種処理を実行するように構成されている。具体的には、処理部8は、露光制御部81と、画像処理部82と、認識処理部83とを備えている。
露光制御部81は、センシングシステム3から取得した車両Vの周囲照度、および/または、撮像部7から出力された画像信号に基づいて、撮像素子71の露光制御を実行するように設けられている。かかる露光制御部81の構成は、本願の出願時点において既に周知あるいは公知となっている。このため、露光制御部81の構成のこれ以上の詳細については、本明細書においては説明を省略する。
画像処理部82は、撮像部7から取得した画像信号を処理することで、認識処理用信号および視認用信号を生成および出力するように設けられている。認識処理用信号は、認識処理部83における画像認識処理に供される画像出力信号である。視認用信号は、目視による視認に供される、ドライブレコーダ用の画像出力信号である。すなわち、画像処理部82は、共通の撮像部7により取得された画像信号に基づいて、画像認識処理に供される画像出力信号とドライブレコーダ機能に供される画像出力信号とをそれぞれ別個に生成するように構成されている。
画像処理部82は、画像信号の輝度補正に関する構成として、ヒストグラム取得部821と、トーンカーブ生成部822と、出力信号生成部823とを備えている。本実施形態においては、ヒストグラム取得部821、トーンカーブ生成部822、および出力信号生成部823は、車載マイクロコンピュータ上に実現された機能構成として設けられるようになっている。
ヒストグラム取得部821は、撮像部7から取得した画像信号における輝度の度数分布である輝度ヒストグラムを取得するように設けられている。具体的には、ヒストグラム取得部821は、撮像部7から取得した画像信号における各画素の輝度を用いて、輝度ヒストグラムを生成するようになっている。トーンカーブ生成部822は、ヒストグラム取得部821にて取得した輝度ヒストグラムに基づいて、画像処理としての輝度補正に用いるトーンカーブを生成するように設けられている。出力信号生成部823は、トーンカーブ生成部822にて生成したトーンカーブを用いて画像信号を輝度補正することで、画像認識用の画像出力信号およびドライブレコーダ用の画像出力信号をそれぞれ生成するように設けられている。
より詳細には、トーンカーブ生成部822は、認識処理用トーンカーブと視認用トーンカーブとを別個に生成するようになっている。認識処理用トーンカーブは、認識処理用信号の生成に用いられるトーンカーブである。視認用信号の生成に用いられる視認用トーンカーブは、認識処理用トーンカーブとは異なる特性を有するトーンカーブである。
図2は、輝度ヒストグラムとトーンカーブとの関係を示す。図2において、横軸は輝度を示す。横軸よりも上側のグラフは、輝度ヒストグラムを示す。輝度ヒストグラムを示すグラフにおける、上向きの矢印で示された縦軸は、度数すなわち累積度数割合を示す。横軸よりも下側のグラフは、トーンカーブを示す。トーンカーブを示すグラフにおける、下向きの矢印で示された縦軸は、8ビットすなわち0~255の値で表される画素値を示す。点線で示されたトーンカーブは認識処理用トーンカーブであり、実線で示されたトーンカーブは視認用トーンカーブである。
トーンカーブ生成部822は、輝度ヒストグラムにて輝度下限値と輝度上限値とを決定した上で、階調性が一定になるような認識処理用トーンカーブを生成するようになっている。これに対し、トーンカーブ生成部822は、輝度ヒストグラムに基づいて複数のコントロールポイントを決定した上で、これらのコントロールポイントを滑らかにつなぐような視認用トーンカーブを生成するようになっている。
トーンカーブ生成部822は、図2に示された5つのコントロールポイントすなわち暗部コントロールポイントCP1~明部コントロールポイントCP5に基づいて、視認用トーンカーブを生成するようになっている。具体的には、トーンカーブ生成部822は、決定した5つのコントロールポイントを、ガンマ、スプライン、あるいはlogで滑らかにつなぐことで、視認用トーンカーブを生成するようになっている。
図2を参照すると、暗部コントロールポイントCP1は、輝度ヒストグラムにおける最低輝度部に対応するコントロールポイントである。具体的には、暗部コントロールポイントCP1は、度数F1(例えば0.5%)に対応して、画素値が最低値すなわち「0」に設定されるようになっている。
追加暗部コントロールポイントCP2は、輝度ヒストグラムにおける最低輝度部よりも高輝度側にて暗部コントロールポイントCP1に近接するコントロールポイントである。具体的には、追加暗部コントロールポイントCP2は、度数F2(例えば5%)に対応して、画素値が「20」に設定されるようになっている。
中間コントロールポイントCP3は、輝度ヒストグラムにおける中間輝度部に対応するコントロールポイントである。具体的には、中間コントロールポイントCP3は、度数F3(例えば50%)に対応して、画素値が「140」に設定されるようになっている。
追加明部コントロールポイントCP4は、輝度ヒストグラムにおける最高輝度部よりも低輝度側にて明部コントロールポイントCP5に近接するコントロールポイントである。具体的には、追加明部コントロールポイントCP4は、度数F4(例えば95%)に対応して、画素値が「240」に設定されるようになっている。
明部コントロールポイントCP5は、輝度ヒストグラムにおける最高輝度部に対応するコントロールポイントである。具体的には、明部コントロールポイントCP5は、度数F5(例えば99.5%)に対応して、画素値が最高値すなわち「255」に設定されるようになっている。
頻繁にコントロールポイントが変動することによる画面のちらつきを回避するため、トーンカーブ生成部822は、輝度ヒストグラムの変化に伴うコントロールポイントの変化量を制限するようになっている。具体的には、トーンカーブ生成部822は、暗部コントロールポイントCP1~明部コントロールポイントCP5の各々における変化量を、ローパスフィルタ処理、なまし演算処理、あるいはガード処理等の周知の方法により制限するようになっている。
出力信号生成部823は、認識処理用トーンカーブを用いて認識処理用信号を生成するとともに、生成した認識処理用信号を認識処理部83に出力するように設けられている。認識処理部83は、画像処理部82から出力された認識処理用信号を用いて、撮像部7の撮像範囲における物標の画像認識処理を実行するように設けられている。そして、認識処理部83は、物標の画像認識処理結果を、車両制御システム4および記録部5に出力するようになっている。
また、出力信号生成部823は、認識処理用トーンカーブとは異なる視認用トーンカーブを用いて視認用信号を生成するとともに、生成した視認用信号を記録部5に出力するように設けられている。すなわち、出力信号生成部823は、記録部5から外部機器Gまたは不図示の車室内の画像表示装置に送信されることで目視により視認される、ドライブレコーダ用の視認用信号を生成するようになっている。
(効果)
以下、本実施形態の構成による動作の概要、ならびに、本実施形態に係る画像処理方法および画像処理プログラムに含まれる処理の概要について、本実施形態により奏される効果とともに、各図面を参照しつつ説明する。
撮像部7は、内部に備えられた撮像素子71を用いて、予め定められた周期内において複数のフレーム画像をそれぞれ異なるタイミングで撮像する。例えば、撮像部7は、10~60フレーム/秒のフレームレートでフレーム画像を撮像する。具体的には、例えば、撮像部7は、1秒間に40枚のフレーム画像を、等間隔すなわち25ms間隔で撮像する。
処理部8は、車両Vに搭載された撮像部7を用いて取得された画像信号を処理する。すなわち、処理部8は、ROMまたは不揮発性リライタブルメモリに格納された本実施形態に係る画像処理プログラムを読み出してCPUで実行することで、撮像部7から出力された画像信号を処理する。
具体的には、画像処理部82は、撮像部7から、画像信号としての複数のフレーム画像を取得する。そして、画像処理部82は、取得したフレーム画像を処理することで、画像認識処理に用いられる画像出力信号である認識処理用信号としての認識用フレーム画像を生成する。また、画像処理部82は、取得したフレーム画像を処理することで、目視による視認に供される画像出力信号である視認用信号としての保存用フレーム画像を、認識用フレーム画像とは別個に生成する。
画像処理部82は、画像認識処理に供される認識用フレーム画像と、記録部5にて保存され目視による視認に供される保存用フレーム画像とを、個別に出力する。画像処理部82から出力された保存用フレーム画像は、記録部5にて保存される。認識処理部83は、画像処理部82から出力された認識用フレーム画像を用いて、撮像部7の撮像範囲における物標の認識処理を実行する。認識処理部83による画像認識処理結果は、車両制御システム4および記録部5に出力される。
処理部8すなわち画像処理部82により実行される画像処理における輝度補正について、以下詳述する。なお、画像処理部82においては、黒レベル減算、HDR伸長、デモザイク、等の、輝度補正以外の処理も適宜実行される。HDRはハイダイナミックレンジの略称である。しかしながら、これらの処理は、本願の出願時点において既に周知あるいは公知となっている。このため、これらの処理の詳細については、本明細書においては説明を省略する。
ヒストグラム取得部821は、撮像部7を用いて取得された画像信号における輝度ヒストグラムを取得すなわち生成する。トーンカーブ生成部822は、取得した輝度ヒストグラムに基づいて、トーンカーブを生成する。出力信号生成部823は、生成したトーンカーブを用いて画像信号を輝度補正することで、画像出力信号を生成する。より詳細には、出力信号生成部823は、画像認識処理に供される画像出力信号である認識処理用信号と、目視による視認に供される画像出力信号である視認用信号とを、別個に生成する。
ここで、物標検知に供される画像認識用の画像信号と、目視による視認に供される視認用の画像信号とで、異なる画像処理が必要となる。すなわち、例えば、画像認識に適した処理を施した画像信号は、視認には適さないことがある。具体的には、例えば、暗い領域を明るく補正すると、物標認識精度は高まる一方、現実の見え方から乖離した画質となって目視による視認には適さなくなることがある。
そこで、トーンカーブ生成部822は、画像認識処理に供される認識処理用信号の生成に用いられる認識処理用トーンカーブと、目視による視認に供される視認用信号の生成に用いられる視認用トーンカーブとを、別個に生成する。そして、出力信号生成部823は、認識処理用トーンカーブを用いて認識処理用信号を生成するとともに、生成した認識処理用信号を認識処理部83に出力する。一方、出力信号生成部823は、視認用トーンカーブを用いて視認用信号を生成するとともに、生成した視認用信号を記録部5に出力する。これにより、共通の撮像部7により取得された画像信号に基づいて、画像認識処理に供される画像出力信号とドライブレコーダ機能に供される画像出力信号とを良好に生成することが可能となる。
具体的には、トーンカーブ生成部822は、輝度ヒストグラムにて輝度下限値と輝度上限値とを決定した上で、階調性が一定になるような認識処理用トーンカーブを生成する。これにより、画像認識処理に供される画像出力信号である認識用フレーム画像における良好な認識精度が得られる。しかしながら、認識用フレーム画像は、目視により視認した場合、コントラストが低く感じられるため、目視により視認には不向きである。
そこで、トーンカーブ生成部822は、輝度ヒストグラムに基づいて、図2に示された5つのコントロールポイントすなわち暗部コントロールポイントCP1~明部コントロールポイントCP5を決定する。そして、トーンカーブ生成部822は、これら5つのコントロールポイントを、ガンマ、スプライン、あるいはlogで滑らかにつなぐことで、視認用トーンカーブを生成する。
暗部コントロールポイントCP1は、例えば、黒服の歩行者が黒潰れしないように、輝度ヒストグラムにおける最低輝度部に対応して、最低画素値「0」に設定される。追加暗部コントロールポイントCP2は、輝度ヒストグラムにおける最低輝度部よりも高輝度側にて暗部コントロールポイントCP1に近接するように、底度数域(例えば5%)にて低画素値「20」に設定される。これにより、例えば、影、トンネル内、夜間、等の暗部における視認性が、良好に確保され得る。
中間コントロールポイントCP3は、画面全体の視認性確保のため、輝度ヒストグラムにおける中間輝度部に対応して、中間画素値「140」に設定される。追加明部コントロールポイントCP4は、輝度ヒストグラムにおける最高輝度部よりも低輝度側にて明部コントロールポイントCP5に近接するように、高度数域(例えば95%)にて高画素値「240」に設定される。これにより、信号灯火、トンネル出口、車両灯火、街灯、等の明部における視認性が、良好に確保され得る。明部コントロールポイントCP5は、飽和しないように、輝度ヒストグラムにおける最高輝度部に対応して、最高画素値「255」に設定される。
このように、本実施形態は、暗部コントロールポイントCP1~明部コントロールポイントCP5に基づいて、認識処理用トーンカーブとは異なる視認用トーンカーブを生成する。これにより、ドライブレコーダ機能に供される画像出力信号である保存用フレーム画像の視認性が良好となる。具体的には、例えば、信号灯火および他車両のナンバープレートが飽和しないようにしつつ、夜間の視認性が良好に確保され得る。
本実施形態においては、トーンカーブ生成部822は、輝度ヒストグラムの変化に伴うコントロールポイントの変化量を制限する。これにより、頻繁にコントロールポイントが変動することによる画面のちらつきを良好に回避することが可能となる。
視認用トーンカーブを用いて生成された視認用信号は、例えば、不図示の車室内の画像表示装置に送信されることで、ドライブレコーダ用の画像出力信号として良好に用いられる。あるいは、かかる視認用信号は、例えば、車両Vの車室内に持ち込まれた携帯端末機器である外部機器Gに送信されることで、ドライブレコーダ用の画像出力信号として良好に用いられる。また、かかる視認用信号は、例えば、外部機器Gとしてのサーバ装置に送信されることで、地図生成、落下物検知、故障車両検知、等のためのMaaSデータとして良好に用いられる。
(具体例)
以下、画像処理部82として機能する、処理部8に設けられた不図示のCPUの動作の具体例について、図3に示されたフローチャートを参照しつつ説明する。図中、「S」は、「ステップ」を略記したものである。また、処理部8に設けられた不図示のCPU、不揮発性リライタブルメモリ、およびRAMを、以下単に「CPU」、「不揮発メモリ」、および「RAM」と略称する。
撮像部7からフレーム画像を取得すると、まず、ステップ301にて、CPUは、輝度ヒストグラムを取得すなわち生成し、不揮発メモリまたはRAMに格納する。次に、ステップ302にて、CPUは、今回の画像処理が認識処理用信号の生成処理であるか否かを判定する。
今回の画像処理が認識処理用信号の生成処理である場合(すなわちステップ302=YES)、CPUは、処理をステップ303に進行させる。ステップ303にて、CPUは、認識処理用トーンカーブを生成し、不揮発メモリまたはRAMに格納する。その後、CPUは、ステップ304の処理を実行した後、図3に示された処理を一旦終了する。ステップ304にて、CPUは、ステップ303にて生成した認識処理用トーンカーブを用いて、輝度補正を実行する。
今回の画像処理が視認用信号の生成処理である場合(すなわちステップ302=NO)、CPUは、処理をステップ305~ステップ308に進行させる。ステップ305にて、CPUは、今回取得した輝度ヒストグラムに基づいて、暗部コントロールポイントCP1~明部コントロールポイントCP5を設定すなわち算出し、不揮発メモリまたはRAMに格納する。
ステップ306にて、CPUは、暗部コントロールポイントCP1~明部コントロールポイントCP5の各々における変化量を制限する。変化量の制限には、例えば、ローパスフィルタ処理、なまし演算処理、あるいはガード処理等の、周知の方法が用いられ得る。これにより、今回取得したフレーム画像に適用される視認用トーンカーブを生成するための暗部コントロールポイントCP1~明部コントロールポイントCP5が決定される(すなわちステップ307)。ステップ307にて決定された暗部コントロールポイントCP1~明部コントロールポイントCP5は、不揮発メモリまたはRAMに格納される
ステップ307にて暗部コントロールポイントCP1~明部コントロールポイントCP5が決定されると、CPUは、処理をステップ308に進行させる。ステップ308にて、CPUは、ステップ307にて決定された暗部コントロールポイントCP1~明部コントロールポイントCP5に基づいて視認用トーンカーブを生成し、不揮発メモリまたはRAMに格納する。その後、CPUは、ステップ304の処理を実行した後、図3に示された処理を一旦終了する。ステップ304にて、CPUは、ステップ308にて生成した視認用トーンカーブを用いて、輝度補正を実行する。
(変形例)
本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。故に、上記実施形態に対しては、適宜変更が可能である。以下、代表的な変形例について説明する。以下の変形例の説明においては、上記実施形態との相違点を主として説明する。また、上記実施形態と変形例とにおいて、互いに同一または均等である部分には、同一符号が付されている。したがって、以下の変形例の説明において、上記実施形態と同一の符号を有する構成要素に関しては、技術的矛盾または特段の追加説明なき限り、上記実施形態における説明が適宜援用され得る。
本発明は、上記実施形態にて示された具体的な装置構成に限定されない。例えば、撮像部7と処理部8とは、同一の筐体内に保持されていてもよい。あるいは、撮像部7と処理部8とは、それぞれ別々の筐体内に保持されていてもよい。
処理部8は、上記のような動作を可能に構成されたデジタル回路、例えばASICあるいはFPGAを備えた構成であってもよい。ASICはApplication Specific Integrated Circuitの略である。FPGAはField Programmable Gate Arrayの略である。すなわち、処理部8において、車載マイクロコンピュータ部分とデジタル回路部分とは併存し得る。
処理部8は、画像処理部82のみを有するものであってもよい。この場合、画像処理部82は、処理部8と同視され得る。すなわち、画像処理部82は、本発明の画像処理方法を実行する、本発明の画像処理装置として捉えられ得る。具体的には、例えば、露光制御部81は、撮像部7側に設けられ得る。また、例えば、認識処理部83は、処理部8の外部、具体的には、センシングシステム3または車両制御システム4に設けられ得る。
上記実施形態において、ヒストグラム取得部821は、撮像部7を用いて取得された画像信号における輝度ヒストグラムを生成すなわち算出している。このため、ヒストグラム取得部821は、「ヒストグラム生成部」とも称され得る。しかしながら、本発明は、かかる態様に限定されない。すなわち、例えば、カメラシステム2には、輝度ヒストグラムを生成すなわち算出するヒストグラム生成部が、ヒストグラム取得部821とは別個に設けられていてもよい。この場合、ヒストグラム取得部821は、ヒストグラム生成部による輝度ヒストグラムの生成結果を、ヒストグラム生成部から受け取る。
上記実施形態にて説明した、各種の動作、手順、あるいは処理を実行可能とする、本発明に係るプログラムは、V2X通信を介して、ダウンロードあるいはアップグレードされ得る。あるいは、かかるプログラムは、車両Vの製造工場、整備工場、販売店、等に設けられた端末機器を介して、ダウンロードあるいはアップグレードされ得る。かかるプログラムの格納先は、メモリーカード、光学ディスク、磁気ディスク、等であってもよい。
このように、上記の各機能構成および方法は、コンピュータプログラムにより具体化された一つあるいは複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサおよびメモリを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。あるいは、上記の各機能構成および方法は、一つ以上の専用ハードウエア論理回路によってプロセッサを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。あるいは、上記の各機能構成および方法は、一つあるいは複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサおよびメモリと一つ以上のハードウエア論理回路によって構成されたプロセッサとの組み合わせにより構成された一つ以上の専用コンピュータにより、実現されてもよい。
また、コンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されるインストラクションとして、コンピュータ読み取り可能な非遷移的実体的記憶媒体に記憶されていてもよい。すなわち、上記の各機能構成および方法は、これを実現するための手順を含むコンピュータプログラム、あるいは、当該プログラムを記憶した非遷移的実体的記憶媒体としても表現可能である。
本発明は、上記実施形態にて示された具体的な動作態様に限定されない。例えば、図2を参照すると、視認用トーンカーブは、暗部コントロールポイントCP1~明部コントロールポイントCP5以外のさらなる追加のコントロールポイントに基づいて生成され得る。
暗部コントロールポイントCP1に対応する度数F1は、0.5%に限定されない。すなわち、例えば、度数F1は、0.1~1%であってもよい。度数F2~F5も、同様に、上記の具体例から適宜変更され得る。また、中間コントロールポイントCP3は、輝度ヒストグラムにおける輝度平均値に対応するコントロールポイントであってもよい。
上記実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に本発明が限定されることはない。同様に、構成要素等の形状、方向、位置関係等が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に特定の形状、方向、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、方向、位置関係等に本発明が限定されることはない。
変形例も、上記の例示に限定されない。例えば、複数の実施形態のうちの1つにおける全部または一部と、他の1つにおける全部または一部とが、技術的に矛盾しない限り、互いに組み合わされ得る。組み合わせる数についても特段の限定はない。同様に、複数の変形例のうちの1つにおける全部または一部と、他の1つにおける全部または一部とが、技術的に矛盾しない限り、互いに組み合わされ得る。さらに、複数の実施形態のうちの1つにおける全部または一部と、複数の変形例のうちの1つにおける全部または一部とが、技術的に矛盾しない限り、互いに組み合わされ得る。
「生成」、「算出」、「取得」、「検知」、「検出」、等の、互いに関連あるいは類似する意義を有する用語は、技術的に矛盾しない限り、互換され得る。その他の用語の言い換えに関しても、技術的に矛盾しない限り、許容され得る。
(補足)
上記実施形態および変形例によって示された本開示は、画像制御プログラムに関する、以下の各観点を含む。なお、下記の各観点は、技術的に矛盾しない限り、互いに組み合わせて適用可能である。
第1の観点によれば、車両(V)に搭載された撮像部(7)を用いて取得された画像信号を処理する画像処理装置(8)によって実行される、画像処理プログラムにおいて、
前記画像処理装置によって実行される処理は、
前記画像信号における輝度ヒストグラムを取得する処理と、
取得した前記輝度ヒストグラムに基づいてトーンカーブを生成する処理と、
生成した前記トーンカーブを用いて前記画像信号を輝度補正することで、画像出力信号を生成する処理と、
を有し、
前記トーンカーブを生成する前記処理は、
画像認識処理に供される前記画像出力信号である認識処理用信号の生成に用いられる前記トーンカーブである認識処理用トーンカーブと、目視による視認に供される前記画像出力信号である視認用信号の生成に用いられる前記トーンカーブであって前記認識処理用トーンカーブとは異なる視認用トーンカーブとを、別個に生成し、
前記輝度ヒストグラムにおける最低輝度部に対応するコントロールポイントである暗部コントロールポイント、前記輝度ヒストグラムにおける最高輝度部に対応するコントロールポイントである明部コントロールポイント、および、前記輝度ヒストグラムにおける中間輝度部に対応するコントロールポイントである中間コントロールポイントに基づいて、前記視認用トーンカーブを生成する。
第2の観点によれば、前記トーンカーブを生成する前記処理は、前記輝度ヒストグラムにおける前記最低輝度部よりも高輝度側にて前記暗部コントロールポイントに近接するコントロールポイントである追加暗部コントロールポイントに基づいて、前記視認用トーンカーブを生成する処理である。
第3の観点によれば、前記トーンカーブを生成する前記処理は、前記輝度ヒストグラムにおける前記最高輝度部よりも低輝度側にて前記明部コントロールポイントに近接するコントロールポイントである追加明部コントロールポイントに基づいて、前記視認用トーンカーブを生成する処理である。
第4の観点によれば、前記トーンカーブを生成する前記処理は、前記輝度ヒストグラムの変化に伴う前記コントロールポイントの変化量を制限する処理を含む。
第5の観点によれば、前記トーンカーブを生成する前記処理は、ガンマまたはスプラインを用いて、前記視認用トーンカーブを生成する処理である。
第6の観点によれば、前記画像出力信号を生成する前記処理は、ドライブレコーダ用の前記視認用信号を生成する処理である。
第7の観点によれば、前記画像出力信号を生成する前記処理は、当該画像処理方法を実行する画像処理装置(8)を備え前記車両に搭載された車載システム(1)と通信回線(N)を介して接続された、前記車両の外部に設けられた外部機器(G)に送信される、前記視認用信号を生成する処理である。
1 車載システム
7 撮像部
82 画像処理部
821 ヒストグラム取得部
822 トーンカーブ生成部
823 出力信号生成部
83 認識処理部
G 外部機器
N 通信回線
V 車両

Claims (15)

  1. 車両(V)に搭載された撮像部(7)を用いて取得された画像信号を処理する画像処理装置(8)であって、
    前記画像信号における輝度ヒストグラムを取得する、ヒストグラム取得部(821)と、
    前記ヒストグラム取得部にて取得した前記輝度ヒストグラムに基づいてトーンカーブを生成する、トーンカーブ生成部(822)と、
    前記トーンカーブ生成部にて生成した前記トーンカーブを用いて前記画像信号を輝度補正することで、画像出力信号を生成する、出力信号生成部(823)と、
    を備え、
    前記トーンカーブ生成部は、
    画像認識処理に供される前記画像出力信号である認識処理用信号の生成に用いられる前記トーンカーブである認識処理用トーンカーブと、目視による視認に供される前記画像出力信号である視認用信号の生成に用いられる前記トーンカーブであって前記認識処理用トーンカーブとは異なる視認用トーンカーブとを、別個に生成し、
    前記輝度ヒストグラムにおける最低輝度部に対応するコントロールポイントである暗部コントロールポイント、前記輝度ヒストグラムにおける最高輝度部に対応するコントロールポイントである明部コントロールポイント、および、前記輝度ヒストグラムにおける中間輝度部に対応するコントロールポイントである中間コントロールポイントに基づいて、前記視認用トーンカーブを生成する、
    画像処理装置。
  2. 前記トーンカーブ生成部は、前記輝度ヒストグラムにおける前記最低輝度部よりも高輝度側にて前記暗部コントロールポイントに近接するコントロールポイントである追加暗部コントロールポイントに基づいて、前記視認用トーンカーブを生成する、
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記トーンカーブ生成部は、前記輝度ヒストグラムにおける前記最高輝度部よりも低輝度側にて前記明部コントロールポイントに近接するコントロールポイントである追加明部コントロールポイントに基づいて、前記視認用トーンカーブを生成する、
    請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記トーンカーブ生成部は、前記輝度ヒストグラムの変化に伴う前記コントロールポイントの変化量を制限する、
    請求項1~3のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  5. 前記トーンカーブ生成部は、ガンマまたはスプラインを用いて、前記視認用トーンカーブを生成する、
    請求項1~4のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  6. 前記出力信号生成部は、ドライブレコーダ用の前記視認用信号を生成する、
    請求項1~5のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  7. 前記出力信号生成部は、当該画像処理装置を備え前記車両に搭載された車載システム(1)と通信回線(N)を介して接続された、前記車両の外部に設けられた外部機器(G)に送信される、前記視認用信号を生成する、
    請求項1~6のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  8. 車両(V)に搭載された撮像部(7)を用いて取得された画像信号を処理する画像処理方法であって、
    前記画像信号における輝度ヒストグラムを取得する処理と、
    取得した前記輝度ヒストグラムに基づいてトーンカーブを生成する処理と、
    生成した前記トーンカーブを用いて前記画像信号を輝度補正することで、画像出力信号を生成する処理と、
    を有し、
    前記トーンカーブを生成する前記処理は、
    画像認識処理に供される前記画像出力信号である認識処理用信号の生成に用いられる前記トーンカーブである認識処理用トーンカーブと、目視による視認に供される前記画像出力信号である視認用信号の生成に用いられる前記トーンカーブであって前記認識処理用トーンカーブとは異なる視認用トーンカーブとを、別個に生成し、
    前記輝度ヒストグラムにおける最低輝度部に対応するコントロールポイントである暗部コントロールポイント、前記輝度ヒストグラムにおける最高輝度部に対応するコントロールポイントである明部コントロールポイント、および、前記輝度ヒストグラムにおける中間輝度部に対応するコントロールポイントである中間コントロールポイントに基づいて、前記視認用トーンカーブを生成する、
    画像処理方法。
  9. 前記トーンカーブを生成する前記処理は、前記輝度ヒストグラムにおける前記最低輝度部よりも高輝度側にて前記暗部コントロールポイントに近接するコントロールポイントである追加暗部コントロールポイントに基づいて、前記視認用トーンカーブを生成する、
    請求項8に記載の画像処理方法。
  10. 前記トーンカーブを生成する前記処理は、前記輝度ヒストグラムにおける前記最高輝度部よりも低輝度側にて前記明部コントロールポイントに近接するコントロールポイントである追加明部コントロールポイントに基づいて、前記視認用トーンカーブを生成する、
    請求項8または9に記載の画像処理方法。
  11. 前記トーンカーブを生成する前記処理は、前記輝度ヒストグラムの変化に伴う前記コントロールポイントの変化量を制限する、
    請求項8~10のいずれか1つに記載の画像処理方法。
  12. 前記トーンカーブを生成する前記処理は、ガンマまたはスプラインを用いて、前記視認用トーンカーブを生成する、
    請求項8~11のいずれか1つに記載の画像処理方法。
  13. 前記画像出力信号を生成する前記処理は、ドライブレコーダ用の前記視認用信号を生成する、
    請求項8~12のいずれか1つに記載の画像処理方法。
  14. 前記画像出力信号を生成する前記処理は、当該画像処理方法を実行する画像処理装置(8)を備え前記車両に搭載された車載システム(1)と通信回線(N)を介して接続された、前記車両の外部に設けられた外部機器(G)に送信される、前記視認用信号を生成する、
    請求項8~13のいずれか1つに記載の画像処理方法。
  15. 車両(V)に搭載された撮像部(7)を用いて取得された画像信号を処理する画像処理装置(8)によって実行される、画像処理プログラムであって、
    前記画像処理装置によって実行される処理は、
    前記画像信号における輝度ヒストグラムを取得する処理と、
    取得した前記輝度ヒストグラムに基づいてトーンカーブを生成する処理と、
    生成した前記トーンカーブを用いて前記画像信号を輝度補正することで、画像出力信号を生成する処理と、
    を有し、
    前記トーンカーブを生成する前記処理は、
    画像認識処理に供される前記画像出力信号である認識処理用信号の生成に用いられる前記トーンカーブである認識処理用トーンカーブと、目視による視認に供される前記画像出力信号である視認用信号の生成に用いられる前記トーンカーブであって前記認識処理用トーンカーブとは異なる視認用トーンカーブとを、別個に生成し、
    前記輝度ヒストグラムにおける最低輝度部に対応するコントロールポイントである暗部コントロールポイント、前記輝度ヒストグラムにおける最高輝度部に対応するコントロールポイントである明部コントロールポイント、および、前記輝度ヒストグラムにおける中間輝度部に対応するコントロールポイントである中間コントロールポイントに基づいて、前記視認用トーンカーブを生成する、
    画像処理プログラム。
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