JP7355224B2 - 情報処理装置、情報処理方法及び記憶媒体 - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法及び記憶媒体に関する。
特許文献1には、免税施設での買い物を効率化する決済支援システムが開示されている。特許文献1の決済支援システムは、旅行者の生体情報を用いた生体認証により、決済の可否を判定する。
国際公開第2017/033291号
免税に関する法令等により、免税の対象者が制限されている場合がある。しかしながら、特許文献1に記載されて決済支援システムにおいては、免税の対象者であるか否かが考慮されていないため、免税の対象者であるか否かを別の手法により確認する必要が生じる場合がある。
本発明は、免税施設における手続を簡素化することができる情報処理装置、情報処理方法及び記憶媒体を提供することを目的とする。
本発明の一観点によれば、免税施設を利用する人物の識別情報を取得する識別情報取得部と、前記識別情報に基づいて、前記人物の入国日を取得する入国日取得部と、前記入国日に基づいて、前記人物が免税の対象者であるか否かを判定する判定部と、を備える情報処理装置が提供される。
本発明の一観点によれば、免税施設を利用する人物の識別情報を取得するステップと、前記識別情報に基づいて、前記人物の入国日を取得するステップと、前記入国日に基づいて、前記人物が免税の対象者であるか否かを判定するステップと、を備える情報処理方法が提供される。
本発明の他の一観点によれば、コンピュータに、免税施設を利用する人物の識別情報を取得するステップと、前記識別情報に基づいて、前記人物の入国日を取得するステップと、前記入国日に基づいて、前記人物が免税の対象者であるか否かを判定するステップと、を備える情報処理方法を実行させるためのプログラムが記憶された記憶媒体が提供される。
本発明によれば、免税施設における手続を簡素化することができる情報処理装置、情報処理方法及び記憶媒体が提供される。
第1実施形態に係る情報処理システムの全体構成を示す概略図である。 第1実施形態に係る免税処理サーバのハードウェア構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る免税店システムのハードウェア構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る免税処理サーバの機能ブロック図である。 第1実施形態に係る情報処理システムにおいて行われる処理の概略を示すシーケンスチャートである。 第1実施形態に係る免税処理サーバに記憶される入国者データの例を示す表である。 第1実施形態に係る免税店システムによって取得される購入情報の例を示す表である。 第1実施形態に係る免税処理サーバにおいて行われる処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る情報処理システムの全体構成を示す概略図である。 第2実施形態に係るサイネージシステムのハードウェア構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係るサイネージシステムの機能ブロック図である。 第2実施形態に係る空港の出国エリアの例を示すレイアウト図である。 第2実施形態に係るサイネージシステムにおいて行われる処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るサイネージシステムにおいて取得される旅行客情報の例を示す表である。 第2実施形態に係るサイネージシステムにおける表示例を示す図である。 第3実施形態に係る情報処理システムの全体構成を示す概略図である。 第3実施形態に係る出国審査端末において行われる処理を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る出国審査端末における表示例を示す図である。 第4実施形態に係る情報処理装置の機能ブロック図である。 第5実施形態に係る情報処理装置の機能ブロック図である。 変形実施形態に係るサイネージシステムにおける表示例を示す図である。 変形実施形態に係る出国審査端末における表示例を示す図である。 変形実施形態に係る入出国ゲートの表示端末における表示例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の例示的な実施形態を説明する。図面において同様の要素又は対応する要素には同一の符号を付し、その説明を省略又は簡略化することがある。
[第1実施形態]
本実施形態に係る情報処理システムについて説明する。本実施形態の情報処理システムは、免税施設において免税処理(免税に関する手続)を支援するシステムである。ここで、免税施設とは、典型的には市中における免税店(輸出物品販売場)であり得るが、ショッピングセンター、百貨店等の複数の店舗を含む商業施設において複数の店舗での免税の手続をまとめて行う免税手続一括カウンタをも含み得る。
また、「免税」とは、本実施形態の情報処理システムが日本国内の市中の免税店での免税処理に用いられる場合には、消費税の免除を意味する。しかしながら、本実施形態の情報処理システムが他の免税施設で用いられる場合には、「免税」は、付加価値税、酒税、たばこ税、関税等の免除をも含み得る。
特記した場合を除き、以下の説明においては、本実施形態の情報処理システムは、日本国内の市中の免税店における免税手続に適用されるものとする。しかしながら、これに限定されるものではなく、本実施形態の情報処理システムは、日本以外の外国の免税店における免税処理に用いられてもよい。その場合、各国の税制度に応じて処理の内容は適宜変更され得る。
図1は、本実施形態に係る情報処理システムの全体構成を示す概略図である。情報処理システムは、免税処理サーバ1、免税店システム2、入出国管理サーバ3及び決済サーバ4を備えている。免税処理サーバ1、免税店システム2、入出国管理サーバ3及び決済サーバ4は、ネットワークNWを介して通信可能に接続されている。
ネットワークNWは、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の種々のネットワークであり得る。ネットワークNWは、例えば、インターネットであり得る。
免税処理サーバ1は、ネットワークNWを介して、免税店システム2に本実施形態の免税処理の機能を提供するサーバである。このように、免税処理サーバ1は、免税処理の機能を実現する情報処理装置として機能する。
免税店システム2は、免税店の店舗内に構築されたシステムであり、サーバ、POS(Point Of Sales)システム等を含み得る。
入出国管理サーバ3は、日本に入国する外国人の生体情報を記憶するサーバである。この生体情報は、例えば、顔画像を含み得る。この顔画像は、旅券のIC(Integrated Circuit)チップに記憶されている顔画像を入国審査時に読み出したものであってもよく、外国人が空港又は港から日本に入国する際の入国審査時に撮影されたものであってもよい。なお、入出国管理サーバ3に記憶される生体情報は、指紋画像、虹彩画像等の顔画像以外の情報であってもよい。また、入出国管理サーバ3は、日本に入国する外国人及び日本から出国する外国人の入国日及び出国日を記憶することにより、入出国が法令等に沿って適切に行われているか否かの管理を行う。なお、入出国管理サーバ3は、外国に居住する日本人の生体情報を更に記憶していてもよい。言い換えると、入出国管理サーバ3は、日本人であるか外国人であるかを問わず、免税販売の対象者となり得る非居住者の生体情報を記憶していてもよい。この場合、日本人に対する免税手続きに対しても、本実施形態の免税処理が適用され得る。
決済サーバ4は、免税店における購入代金の決済を行うためのサーバである。決済サーバ4は、免税処理サーバ1又は免税店システム2からの要求に応じてクレジットカード、デビットカード、プリペイドカード、電子マネー、仮想通貨等による電子決済の機能を提供する。
図2は、免税処理サーバ1のハードウェア構成例を示すブロック図である。免税処理サーバ1は、CPU(Central Processing Unit)101、RAM(Random Access Memory)102、ROM(Read Only Memory)103及びHDD(Hard Disk Drive)104を備えている。また、免税処理サーバ1は、通信I/F(Interface)105、入力装置106及び出力装置107を備える。なお、免税処理サーバ1の各部は、不図示のバス、配線、駆動装置等を介して相互に接続される。
図2では、免税処理サーバ1を構成する各部が一体の装置として図示されているが、これらの機能の一部は外付け装置により提供されるものであってもよい。例えば、入力装置106及び出力装置107は、CPU101等を含むコンピュータの機能を構成する部分とは別の外付け装置であってもよい。
CPU101は、ROM103、HDD104等に記憶されたプログラムに従って所定の演算を行うとともに、免税処理サーバ1の各部を制御する機能をも有するプロセッサである。RAM102は、揮発性記憶媒体から構成され、CPU101の動作に必要な一時的なメモリ領域を提供する。ROM103は、不揮発性記憶媒体から構成され、免税処理サーバ1の動作に用いられるプログラム等の必要な情報を記憶する。HDD104は、不揮発性記憶媒体から構成され、データベースの記憶、免税処理サーバ1の動作用プログラムの記憶等を行う記憶装置である。
通信I/F105は、イーサネット(登録商標)等の規格に基づく通信インターフェースである。通信I/F105は、免税店システム2等の他の装置との通信を行うためのモジュールである。
入力装置106は、キーボード、ポインティングデバイス等であって、免税処理サーバ1の管理者が免税処理サーバ1を操作するために用いられる。ポインティングデバイスの例としては、マウス、トラックボール、タッチパネル、ペンタブレット等が挙げられる。
出力装置107は、例えば表示装置である。表示装置は、液晶ディスプレイ、OLED(Organic Light Emitting Diode)ディスプレイ等であって、情報の表示、操作入力用のGUI(Graphical User Interface)等の表示に用いられる。入力装置106及び出力装置107は、タッチパネルとして一体に形成されていてもよい。
なお、免税処理サーバ1のハードウェア構成は例示であり、これら以外の装置が追加されていてもよく、一部の装置が設けられていなくてもよい。また、一部の装置が同様の機能を有する別の装置に置換されていてもよい。更に、本実施形態の一部の機能がネットワークを介して他の装置により提供されてもよく、本実施形態の機能が複数の装置に分散されて実現されるものであってもよい。例えば、HDD104は、半導体メモリを用いたSSD(Solid State Drive)に置換されていてもよい。また、HDD104は、クラウドストレージに置換されていてもよい。このように免税処理サーバ1のハードウェア構成は適宜変更可能である。
入出国管理サーバ3及び決済サーバ4のハードウェア構成は、図2に示されているものと同様であるため、説明を省略する。
図3は、免税店システム2のハードウェア構成例を示すブロック図である。免税店システム2は、免税店サーバ201、POS端末202及び撮像装置203を備えている。
免税店サーバ201は、POS端末202から得られた売上データ、物品(商品)データ等の免税店内で用いられるデータの記憶を行うストアコンピュータである。免税店サーバ201のハードウェア構成は、図2に示されているものと同様であるため、説明を省略する。
POS端末202は、利用者が購入しようとする物品の登録、販売代金の決済等の処理を行う装置である。POS端末202は、コンピュータ、表示装置、バーコードリーダ、キャッシュドロワ、カードリーダ、操作ボタン、レシートプリンタ等を備える。撮像装置203は、物品を購入しようとする利用者の顔画像を撮影するデジタルカメラである。顔画像は、利用者の識別のための顔認証に用いられる。
POS端末202及び撮像装置203は、免税店の会計カウンタ等に設けられる。POS端末202及び撮像装置203は、一つの筐体に搭載された一体型の装置であってもよく、複数の個別の装置であってもよい。
POS端末202は、典型的には免税店の店員により操作される装置であるが、利用者が自ら操作の一部又は全部を行うセルフ型の装置であってもよい。撮像装置203は、POS端末202の操作に連動して利用者の顔を撮影する動作を行う。
なお、免税店システム2は、免税処理を伴う販売手続のために旅券の画像データを取得するためのスキャナ、免税の手続のための書類を印刷するプリンタ等を更に備えていてもよい。
図4は、本実施形態に係る免税処理サーバ1の機能ブロック図である。免税処理サーバ1は、識別情報取得部111、照合部112、購入情報取得部113、入国日取得部114、判定部115、決済要求部116及び記憶部117を備えている。
CPU101は、ROM103、HDD104等に記憶されたプログラムをRAM102にロードして実行することで、所定の演算処理を行う。また、CPU101は、当該プログラムに基づいて、通信I/F105等の免税処理サーバ1の各部を制御する。これらにより、CPU101は、識別情報取得部111、照合部112、購入情報取得部113、入国日取得部114、判定部115、決済要求部116及び記憶部117の機能を実現する。各機能ブロックにより行われる具体的な処理の内容については後述する。
なお、図4において免税処理サーバ1内に記載されている機能ブロックの各機能の一部又は全部は、免税処理サーバ1の外部の装置に設けられていてもよい。すなわち、上述の各機能は、免税処理サーバ1単独によって実現されてもよく、外部の装置との協働により実現されてもよい。
図5は、本実施形態に係る情報処理システムにおいて行われる処理の概略を示すシーケンスチャートである。
ステップS11及びステップS12の処理は、利用者が免税店を訪れる前にあらかじめ行われる情報取得処理である。ステップS11において、免税処理サーバ1は、入出国管理サーバ3に入国者の情報を要求する。ステップS12において、入出国管理サーバ3は、要求に応じて免税処理サーバ1に入国者の情報を送信する。この情報は免税処理サーバ1の記憶部117に記憶される。
図6は、本実施形態に係る免税処理サーバ1に記憶される入国者データの例を示す表である。この入国者データは、ステップS12において、入出国管理サーバ3から取得されたデータである。図6に示されているように、免税処理サーバ1には、入国者の旅券番号、氏名、入国日及び顔画像データが対応付けられて記憶される。なお、このデータ項目は一例であり、図6に示されている以外のデータ項目、例えば、指紋画像データ等を更に含んでいてもよい。
ステップS13からステップS19の処理は、免税による物品販売処理である。この処理は、例えば、利用者が物品を購入するために免税店のPOS端末202に接近し、購入の意思を示したときに、店員によるPOS端末202の操作等により開始される。
ステップS13において、免税店システム2の店員は、POS端末202を操作して利用者が購入の意思を示した物品の登録を行う。この処理は、例えば、POS端末202に備えられたバーコードリーダを用いて、利用者が持参した物品に付されたバーコードから物品のコードを読み取ることにより行われる。これにより、免税店サーバ201は、利用者が購入の意思を示した物品についての購入情報を取得する。
図7は、本実施形態に係る免税店システム2によって取得される購入情報の例を示す表である。図7に示されているように、購入情報は、コード、購入物品名、区分及び金額を含み得る。この「区分」の欄に記載されている「一般物品」及び「消耗品」は、日本国の免税制度における免税対象物品の区分である。なお、コードに対応付けられている各種情報を取得するための商品データベースは、あらかじめ免税店サーバ201に記憶されている。
更に、ステップS13において、免税店システム2の撮像装置203は、利用者の顔画像を撮影する。
ステップS14において、免税店システム2は、利用者の顔画像と購入情報を免税処理サーバ1に送信する。ステップS15において、免税処理サーバ1は、利用者の顔画像に基づく顔認証結果と入国日と購入情報とに基づいて、利用者による物品購入が免税対象であるか否かの判定を行う。ステップS15の処理の詳細は後述する。なお、図5のシーケンスチャートは、利用者による物品購入が免税対象であり、免税による販売が可能な場合の処理を示している。利用者による物品購入が免税対象ではなかった場合には、免税処理サーバ1は、免税店システム2にその旨を通知する。この場合、免税店の店員は、その旨を利用者に伝えた上で、物品の販売を中止してもよく、一般的な課税対象物品の販売と同じ手続で物品を販売してもよい。
ステップS16において、免税処理サーバ1は決済サーバ4に利用者による物品の購入のための決済要求を行う。この決済要求では、購入物品の合計額、決済情報(クレジットカード番号、口座番号、暗証番号等)等の決済に必要な情報を決済サーバ4に送信する。なお、決済情報は、あらかじめ利用者が免税処理サーバ1に登録したものを用いてもよく、購入時に免税店において入力されたものを用いてもよい。
ステップS16の決済要求が行われると、決済サーバ4は、決済の可否の判定及び決済処理を行う。なお、図5のシーケンスチャートは、利用者による物品購入の決済が認められた場合の処理を示している。
ステップS17において、決済サーバ4は、免税処理サーバ1に決済が認められた旨を応答する。ステップS18において、免税処理サーバ1は、免税店システム2に決済が認められた旨を通知する。ステップS19において、免税店システム2のPOS端末202の表示装置へのメッセージ表示等により店員に決済が認められた旨が通知される。店員は、物品の梱包及び引き渡し、利用者への必要事項の説明、免税関連書類の交付等の作業を行い、免税販売の処理を完了する。
利用者が購入した物品等に関する購入記録情報は、免税店システム2の記憶部117に所定の期間、記憶される。購入記録情報は、必要に応じて税関又は税務署に提供され得る。なお、購入記録情報は、書面により免税店に保存されてもよい。
なお、利用者は、現金、商品券等の決済サーバ4を用いない決済手段により物品を購入してもよい。その場合には、ステップS16、S17の処理は省略される。この場合、ステップS18の処理は、免税対象であるか否かを示す情報を通知する処理となる。
図5では、ステップS11、S12における入出国管理サーバ3からの情報取得がステップS13以後の処理に先立って行われ、ステップS13の時点では、記憶部117に入国者データが記憶されているものとしているが、これに限定されるものではない。ステップS14における免税店システム2からの要求に応じて入出国管理サーバ3から入国者の情報取得が行われてもよい。また、ステップS14における免税店システム2からの要求があったときに記憶部117に入国者データが記憶されていなければ、入出国管理サーバ3から入国者データを取得するというフローであってもよい。
図8は、本実施形態に係る免税処理サーバ1において行われる処理を示すフローチャートである。図8のフローチャートは、図5のシーケンスチャートのステップS15の処理をより詳細に示したものである。
ステップS101において、識別情報取得部111は、免税施設の利用者の識別情報を取得する。この識別情報は、典型的にはステップS13において免税店システム2の撮像装置203で撮影され、ステップS14において免税処理サーバ1に送信される利用者の顔画像であり得る。識別情報の他の例としては、利用者の指紋画像、虹彩画像等の顔画像以外の画像であり得る。また、識別情報の更に別の例としては、利用者の顔画像、指紋画像、虹彩画像等から抽出された特徴量であり得る。これらの生体情報を識別情報として用いることにより、生体認証を行うことができるため、他の識別情報を用いる場合と比べて精度良く本人確認を行うことができるとともに本人確認の作業の煩雑さが低減される。簡易に生体認証を行うことができるため、顔画像又は顔画像から抽出された特徴量を識別情報として用いることが特に望ましい。なお、識別情報は、本人確認が可能なものであればよく、例えば、旅券番号等の生体情報以外の情報であってもよい。
ステップS102において、照合部112は、ステップS101において取得された識別情報と、ステップS12においてあらかじめ取得されている入国者データの中の顔画像データ等の識別情報とを照合する。入国者データは、図6に例示されているようなデータである。この照合は、例えば、顔画像から特徴点を抽出し、特徴点の一致度に基づいて同一人物であるか否かを判定するものであり得る。
ステップS102において取得された人物の識別情報と、一致する人物が入国者データ内にいる場合(ステップS102におけるYES)、処理はステップS103に移行する。ステップS102において取得された人物の識別情報と、一致する人物が入国者データ内にいない場合(ステップS102におけるNO)、処理はステップS106に移行する。
本処理により、免税施設の利用者が入国者データに適正に登録されている人物であるか否かを判定することができる。例えば、免税施設の利用者が入国者ではなく、居住者である場合には、免税の対象者にはならない。本処理により、そのような居住者等の免税対象外の人物を除外することができる。
ステップS103において、入国日取得部114は、ステップS101において取得された識別情報に対応する人物の入国日を入国者データから取得する。
ステップS104において、判定部115は、ステップS103において取得された入国日と現在の日時との差分を比較することにより、入国日から所定の日数が経過しているか否かを判定する。入国日から所定の日数が経過している場合(ステップS104におけるYES)、処理はステップS106に移行する。入国日から所定の日数が経過していない場合(ステップS104におけるNO)、処理はステップS105に移行する。
この所定の日数は、免税に関する法令等に基づいて定められる。例えば、現行の日本の免税制度では、外国人であっても入国後に6か月以上経過した場合には居住者と扱われるため、免税の対象者にはならない。したがって、この所定の日数は、一例としては6か月であり得る。このように、免税の対象者であるか否かは在留期間によって変わる場合があるのに対し、本処理によれば、在留期間を考慮した判定を行うことができる。なお、入出国管理サーバ3に外国に居住する日本人の生体情報が含まれており、入国者データに外国に居住する日本人のデータが含まれている場合には、そのような日本人に対しても入国日からの在留期間を考慮した判定がなされ得る。日本人であっても、2年以上外国に滞在する目的で出国し外国に滞在する者、外国にある事務所に勤務する者等が一時帰国し、その在留期間が6か月未満であれば免税の対象者になり得る。したがって、このような日本人に対する判定においても、所定の日数を6か月とする判定処理が用いられ得る。
なお、所定の日数は、90日であってもよい。日本の法制度において認められている在留資格のうち、観光、会議参加等の短期滞在の期間の上限は90日である。したがって、在留日数が90日を超えている外国人は、仕事等の目的で日本に在留している可能性が高い。日本国内の事務所に勤務している外国人も居住者と扱われるため、免税の対象者にはならない。そのため、在留日数が90日を超えている場合には、免税の対象者であるかの確認を別途の方法で行うことが望ましい場合もある。このような事情を考慮して、所定の日数を90日等の6か月よりも短い期間に設定してもよい。
ステップS105において、判定部115は当該利用者が免税の対象者であると判定し、処理はステップS107に移行する。ステップS106において、判定部115は当該利用者が免税の対象者ではないと判定し、処理は終了する。
なお、ステップS105及びステップS106における判定結果は、当該利用者の氏名、旅券番号等と対応付けて記憶部117に記憶されてもよい。当該利用者が再び当該免税施設又は別の免税施設を利用しようとする際に判定結果を再利用することにより、免税の対象者であるか否かの判定を簡略化することができる。
ステップS107において、購入情報取得部113は、利用者が購入した物品の購入情報を取得する。この購入情報は、ステップS14において免税店システム2から免税処理サーバ1に送信された情報であり、図7に例示されているようなデータである。
ステップS108において、判定部115は、購入物品の金額が所定の範囲内であるか否かを判定する。購入物品の金額が所定の範囲内である場合(ステップS108におけるYES)、処理はステップS109に移行する。購入物品の金額が所定の範囲外である場合(ステップS108におけるNO)、処理はステップS110に移行する。
ここで、購入物品の金額についての所定の範囲は、免税に関する法令等に基づいて定められる。例えば、現行の日本の免税制度では、一般物品については、一店舗における一日の販売合計額が5000円以上であることが免税の要件となっている。また、消耗品については、一店舗における一日の販売合計額が5000円以上、かつ50万円以下であることが免税の要件となっている。ステップS108における判定処理は、例えば、一般物品及び消耗品の各々についての合計額がこれらの範囲に含まれるか否かを一般物品及び消耗品の区分ごとに判定するものであり得る。図7の例においては、「カメラ」は金額が5000円以上であるため、免税対象物品であり、「医薬品」は金額が5000円未満であるため、免税対象物品ではない。
ステップS109において、判定部115は当該購入物品が免税対象物品であると判定し、処理はステップS111に移行する。ステップS110において、判定部115は当該購入物品が免税対象物品ではないと判定し、処理は終了する。
ステップS111において、決済要求部116は、購入物品の合計額、決済情報等の決済に必要な情報の取得を行い、決済サーバ4に決済を要求することにより、免税販売による決済処理を開始する。これにより、免税の可否の判定に用いた情報の一部を決済にも活用することができ、利便性が向上する。この決済処理は、図5に示したステップS16に相当するものであるため、説明を省略する。
以上のように、本実施形態においては、免税施設を利用する人物の入国日を取得し、入国日に基づいてその人物が免税の対象者であるか否かを判定する。これにより、免税の対象者であるか否かを免税施設の店員が確認する等の手法に比べると、手動での作業を少なくすることができる。従来、免税施設の店員は、旅券を受け取り、旅券に押印された入国印等に記載された入国日を目視で確認し、滞在期間を手動で計算して免税の対象者であるか否かを確認する作業を行っていた。これに対し、本実施形態では、免税施設で撮影された利用者の顔画像等の識別情報と、免税処理サーバ1又は入出国管理サーバ3に記憶された顔画像等の識別情報との照合等により、入国日を簡易に取得することができる。そして、取得された入国日に基づいて、免税の対象者であるか否かが自動的に判定される。このようにして、免税施設の店員の作業が簡素化される。したがって、本実施形態によれば、免税施設における手続を簡素化することができる情報処理装置が提供される。
なお、図8のフローにおけるステップS102、S104、S108における判定処理の順序は図示したものに限定されるものではなく、別の順序であってもよく、並行処理であってもよい。
[第2実施形態]
第1実施形態の情報処理システムは、免税施設において免税の対象者であるか否かを判定することにより物品の購入時の手続を簡素化する。しかしながら、免税における手続は、購入時だけでなく、利用者が空港から出国する前にも必要となる場合がある。本実施形態の情報処理システムは、免税対象物品を購入した人物に対して出国前における免税の手続を適切に行わせることができる機能を提供する。
なお、本実施形態において、第1実施形態で述べたものと重複する部分については説明を省略又は簡略化する場合がある。
図9は、本実施形態に係る情報処理システムの全体構成を示す概略図である。情報処理システムは、図1の構成に加えて、更に空港システム5を備えている。空港システム5は、搭乗者の管理等を行う空港の基幹システムである。空港システム5は、空港の構内に設置されたサイネージシステム51を備える。空港システム5及びサイネージシステム51は、ネットワークNWを介して、少なくとも免税処理サーバ1と通信可能に接続されている。
図10は、本実施形態に係るサイネージシステム51のハードウェア構成を示すブロック図である。サイネージシステム51は、CPU501、RAM502、ROM503、HDD504、通信I/F505、入力装置506、表示装置507及び撮像装置508を備えている。なお、サイネージシステム51の各部は、不図示のバス、配線、駆動装置等を介して相互に接続される。
CPU501、RAM502、ROM503、HDD504、通信I/F505、入力装置506は、本実施形態の処理に必要な演算処理、サイネージシステム51全体の制御及び他の装置との情報通信を行うコンピュータである。これらの部分は、より一般的に情報処理装置とも呼ばれ得る。CPU501、RAM502、ROM503、HDD504、通信I/F505、入力装置506は、それぞれ、図2に示したCPU101、RAM102、ROM103、HDD104、通信I/F105、入力装置106と概ね同様であるため、説明を省略する。
表示装置507は、液晶ディスプレイ、OLEDディスプレイ等である。表示装置507は、空港において出国審査を通過する前の人物に対して情報の提示を行う。
撮像装置508は、空港において出国審査を通過する前の人物の顔画像を撮影するデジタルカメラである。顔画像は、人物の識別のための顔認証に用いられる。典型的には、撮像装置508は、表示装置507の表示面側に設けられ、表示装置507の表示面側にいる人物が撮影範囲に入るように配されている。
図11は、本実施形態に係るサイネージシステム51の機能ブロック図である。サイネージシステム51は、旅行客情報取得部511、識別情報取得部512、照合部513、購入情報取得部514、指示情報生成部515、表示装置制御部516及び記憶部517を有している。
CPU501は、ROM503、HDD504等に記憶されたプログラムをRAM502にロードして実行することで、所定の演算処理を行う。また、CPU501は、当該プログラムに基づいて、通信I/F505等のサイネージシステム51の各部を制御する。これらにより、CPU501は、旅行客情報取得部511、識別情報取得部512、照合部513、購入情報取得部514、指示情報生成部515、表示装置制御部516及び記憶部517の機能を実現する。各機能ブロックにより行われる具体的な処理の内容については後述する。
図12は、本実施形態に係る空港の出国エリアの例を示すレイアウト図である。本実施形態のサイネージシステム51は、空港の出国エリアに配される。図12に示されているように、出国エリアには、サイネージシステム51、チェックインカウンタ61、保安検査場62、税関63及び出国審査場64が配されている。
出国しようとする旅行客は、まず、チェックインカウンタ61に移動し航空会社に対する搭乗手続を行う。チェックインカウンタ61では、旅券の確認、預け入れ荷物の引き渡し等が行われる。チェックインカウンタ61は有人のカウンタであってもよく、自動チェックイン機、自動手荷物預け機等を用いた無人のカウンタであってもよい。
チェックインカウンタ61での手続を完了した旅行客は、次に保安検査場62に移動する。保安検査場62では、旅券の顔画像と旅行客の顔を照合することによる本人確認と、確認された旅行客に対して発行された航空券を旅行客が所持していることの確認が行われる。その後、保安検査場62では、機内持ち込みが禁止されている物品を旅行客が所持していないか等の検査が行われる。
保安検査場62を通過した旅行客は、次に、出国審査場64に移動する。出国審査場64では、旅券、チケット等の確認、出国審査員による本人確認等が行われる。その後、旅行客は、出国審査場64を通過して搭乗ゲートのある制限区域に移動する。
保安検査場62と出国審査場64の間の領域には税関63及びサイネージシステム51が設けられている。保安検査場62を通過した旅行客のうち、免税店で物品を購入した旅行客は、税関63において旅券の提示等の手続を行うことが義務付けられている。一方、免税店で物品を購入していない旅行客は、税関63に寄らずに出国審査場64に移動する。旅行客自身が税関63に寄る必要がある否かを判断しなければならないため、免税店で物品を購入した旅行客が税関63に寄らずに出国審査場64に向かう場合があり得る。サイネージシステム51は、免税店で物品を購入した旅行客に対して税関63に移動して手続を行うように指示する表示を行う。以下では、このサイネージシステム51による表示処理を実現するためのフローを説明する。
図13は、本実施形態に係るサイネージシステム51において行われる処理を示すフローチャートである。本処理は、旅行客が保安検査場62を通過した場面で実行される。
ステップS201において、旅行客情報取得部511は、空港を利用して出国する予定の旅行客について、免税処理サーバ1から旅行客情報を取得し、記憶部517に記憶する。なお、この処理は、営業開始時にあらかじめ行われるものであってもよく、所定の時刻に行われるものであってもよく、旅行客がサイネージシステム51に近づいて旅行客の顔が認識されたときに行われるものであってもよい。
図14は、本実施形態に係るサイネージシステム51において取得される旅行客情報の例を示す表である。図14に示されているように旅行客情報は、第1実施形態において述べた図6の入国者データと図7の購入情報とが対応付けられた情報である。すなわち、旅行客情報は、各旅行客が購入した免税対象物品についての情報を含んでいる。なお、図14の旅行客情報では、免税対象物品のみが入国者データに対応付けられているものとしているが、免税対象物品以外の物品の情報が旅行客情報に含まれていてもよい。
ステップS202において、識別情報取得部512は、撮像装置508を制御して、保安検査場62を通過した旅行客の顔画像を撮影する。
ステップS203において、照合部513は、ステップS202において取得された顔画像と、ステップS201においてあらかじめ取得されている旅行客情報の中の顔画像データとを照合する顔照合を行う。この照合は、例えば、顔画像から特徴点を抽出し、特徴点の一致度に基づいて同一人物であるか否かを判定するものであり得る。なお、ステップS203の顔照合は、指紋画像、虹彩画像等の顔画像以外の生体情報を用いた生体照合であってもよい。これにより、保安検査場62を通過した旅行客が旅行客情報のうちのどの人物であるのかが特定される。
ステップS203の顔照合は、サイネージシステム51内で行われる場合が例示されているが、この処理は、免税処理サーバ1で行われてもよく、空港システム5内のエッジサーバ等のサイネージシステム51とは別の装置で行われてもよい。
ステップS204において、購入情報取得部514は、旅行客情報を参照して、顔照合により特定された旅行客が購入した物品の購入情報を取得する。例えば、ステップS203の処理において特定された旅行客が図14における旅券番号「123456789」の人物であるとすると、図14に示されているように、この人物はカメラを購入した実績があるため、この情報が取得される。
ステップS205において、指示情報生成部515は、ステップS204において取得された購入情報に基づいて、免税対象物品の購入実績があるか否かを判定する。免税対象物品の購入実績がある場合(ステップS205におけるYES)、処理はステップS206に移行する。免税対象物品の購入実績がない場合(ステップS205におけるNO)、免税の手続は不要であるため、処理は終了する。
ステップS206において、指示情報生成部515は、税関63で手続を行うように当該旅行客に指示するための表示情報を生成する。
ステップS207において、表示装置制御部516は、表示装置507を制御して、表示装置507に表示情報に基づくメッセージを表示させる。
図15は、本実施形態に係るサイネージシステム51における表示例を示す図である。サイネージシステム51の前面には、表示装置507の表示面と、撮像装置508が配されている。表示装置507には、「Aさんは、左側にある税関に行って、免税の手続をして下さい。」という免税の手続を指示するメッセージが表示されている。なお、この表示は、多言語によるメッセージを含んでいてもよい。また、文字だけでなく、図形、イラスト、写真等を表示してもよい。例えば、本実施形態であれば、表示面に向かって左方にある税関63への移動を促すため、左向きの矢印等を表示してもよい。旅行客は、この表示を見ることで、免税の手続が必要であることを認識することができる。
以上のように、本実施形態においては、出国前の人物が購入した免税対象物品の購入情報に基づいて税関63における手続が必要であるか否かを判定する。手続が必要な場合には、手続を行うように人物に指示するような表示情報を生成することができる。これにより、人物が免税の手続を行うことを忘れていた場合、あるいは、故意に免税の手続を行おうとしない場合であっても、免税の手続を行うように促すことができる。したがって、本実施形態によれば、免税対象物品を購入した人物に対して免税の手続を適切に行わせることができる情報処理装置が提供される。
なお、図12においてサイネージシステム51は、保安検査場62と出国審査場64の間に配されているが、この配置であることは必須ではなく、出国前の旅行客が見ることができる場所であれば他の位置に配されていてもよい。例えば、保安検査場62の手前の位置、あるいは、チェックインカウンタ61の手前の位置に配されていてもよい。
また、図15に示されているようなメッセージは、自動チェックイン機の表示画面又は自動手荷物預け機の表示画面に表示されてもよい。この場合、サイネージシステム51は、自動チェックイン機又は自動手荷物預け機に置換され得る。
[第3実施形態]
本実施形態の情報処理システムは、第2実施形態の情報処理システムの変形例である。第1実施形態又は第2実施形態と重複する部分については説明を省略又は簡略化する場合がある。
図16は、本実施形態に係る情報処理システムの全体構成を示す概略図である。本実施形態の空港システム5は、出国審査場64の出国審査員が使用する出国審査端末52を備える。空港システム5及び出国審査端末52は、ネットワークNWを介して、少なくとも免税店システム2と通信可能に接続されている。
出国審査端末52は、デスクトップPC(Personal Computer)、ラップトップPC、タブレットPC等のコンピュータである。出国審査端末52は、少なくとも表示装置を備える。出国審査端末52は、出国審査端末52又は出国審査場64の近傍に設けられた撮像装置を制御可能な撮像装置制御部を備える。
出国審査端末52のハードウェア構成及び機能ブロックは、それぞれ図10及び図11に示したものと概ね同様であるため説明を省略する。
図17は、本実施形態に係る出国審査端末52において行われる処理を示すフローチャートである。本処理は、旅行客が出国審査場64に訪れた場面で実行される。
ステップS201、S203、S204、S205、S206は第2実施形態と概ね同様であるため説明を省略する。
ステップS302において、出国審査端末52は、出国審査端末52又は出国審査場64の近傍に設けられた撮像装置を制御して、出国審査場64に訪れた旅行客の顔画像を撮影する。
ステップS307において、出国審査端末52は、その表示装置に表示情報に基づくメッセージを表示させる。
図18は、本実施形態に係る出国審査端末52における表示例を示す図である。出国審査端末52の表示画面には、「Aさんは、免税の手続を行っておりません。税関に行くように指示して下さい。」という出国審査員に対するメッセージが表示されている。出国審査員は、このメッセージを読んで、旅行客に対して、免税の手続を指示する。なお、表示画面は、旅行客が見ることができるように配されていてもよい。この場合、第2実施形態と同様に旅行客に対して免税の手続を指示するメッセージを表示画面に表示してもよい。
以上のように、本実施形態においても第2実施形態と同様に、免税対象物品を購入した人物に対して免税の手続を適切に行わせることができる情報処理装置が提供される。また、本実施形態では、対面する出国審査員から旅行客に対して直接指示をすることができるため、免税の手続をより強い強制力で指示することができる。
なお、本実施形態において、ステップS302及びステップS203では顔認証により旅行客を特定しているが、これは必須ではなく、人物の特定が可能であればこれ以外の識別情報に基づいて人物を特定してもよい。例えば、出国審査員が旅行客から受け取った旅券又はチケットに記載されている番号、氏名等の識別情報、又は旅券内のICチップから読み出された識別情報により人物を特定してもよい。この場合、顔画像を撮影する撮像装置は不要である。
また、図18に示されているようなメッセージは、出国審査員だけではなく、チェックインカウンタ61の窓口係員、保安検査場62の保安検査員等の空港の職員が利用する端末に表示されてもよい。これらの場合であっても、これらの職員から旅行客に対して直接指示をすることができ、同様の効果が得られる。
出国審査場64において、有人の出国審査に代えて顔認証等を活用した出国用の自動化ゲートが設けられている場合がある。そのような場合にも本実施形態の処理は適用可能である。その場合、出国審査端末52に図18のような表示を行う処理は、自動化ゲートに設けられた表示装置に図15のような表示を行う処理に置換され得る。この場合、自動化ゲートは、この表示を行うことにより、旅行客に免税の手続を行うように促すことができる。また、旅行客が必要な免税の手続を行っていない場合には、更に、自動化ゲートのフラッパーを閉じる動作、警告灯の点灯、警告音、警告メッセージ等により、自動化ゲートの通過を許可しない旨を旅行客に通知してもよい。
上述の自動化ゲートによる処理は以下のようなものであってもよい。自動化ゲートは一般的には顔認証により本人確認が成功した場合に通行を許可するものである。しかしながら、例え、顔認証による本人確認が成功したとしても(本人確認が適切に処理されたとしても)、旅行客が必要な手続きを行っていない場合には、自動化ゲートの通過を許可しない旨を旅行客に通知してもよい。この通知の例は、自動化ゲートのフラッパーを閉じる動作、警告灯の点灯、警告音、警告メッセージ等であり得る。本人確認処理の具体例は、旅行客が所持する旅券のICチップに記憶されている顔画像と、自動化ゲートで撮影された旅行客の顔画像とを照合して本人確認を行うものであり得る。本人確認処理の別の具体例は、チェックイン時に旅券及び搭乗券に対応付けて登録された顔画像と、自動化ゲートで撮影された旅行客の顔画像とを照合して本人確認を行うものであり得る。
上述の実施形態において説明した装置又はシステムは以下の第4実施形態及び第5実施形態のようにも構成することができる。
[第4実施形態]
図19は、第4実施形態に係る情報処理装置6の機能ブロック図である。情報処理装置6は、識別情報取得部601、入国日取得部602及び判定部603を備える。識別情報取得部601は、免税施設を利用する人物の識別情報を取得する。入国日取得部602は、識別情報に基づいて、人物の入国日を取得する。判定部603は、入国日に基づいて、人物が免税の対象者であるか否かを判定する。
本実施形態によれば、免税施設における手続を簡素化することができる情報処理装置6が提供される。
[第5実施形態]
図20は、第5実施形態に係る情報処理装置7の機能ブロック図である。情報処理装置7は、識別情報取得部701、購入情報取得部702及び指示情報生成部703を備える。識別情報取得部701は、出国前の人物の識別情報を取得する。購入情報取得部702は、識別情報に基づいて、人物が購入した免税対象物品の購入情報を取得する。指示情報生成部703は、購入情報に基づいて、免税の手続が必要であるか否かを判定し、手続が必要である場合には、手続を行うように人物に指示するための情報を生成する。
本実施形態によれば、免税対象物品を購入した人物に対して免税の手続を適切に行わせることができる情報処理装置7が提供される。
[変形実施形態]
本発明は、上述の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。例えば、いずれかの実施形態の一部の構成を他の実施形態に追加した例や、他の実施形態の一部の構成と置換した例も、本発明の実施形態である。
上述の実施形態においては、日本の免税制度を前提として実施形態の説明を行っているが、これに限定されるものではなく、本発明は、日本以外のあらゆる国の免税手続に利用可能である。
例えば、免税対象物品の購入時には一旦税金が課され、空港等に設けられた払い戻しカウンタ等の免税手続場において所定の手続を行うと税金が返還されるという制度が適用されている場合がある。このような場合にも、第2実施形態の税関63を免税手続場に読み替えることで同様の処理が実現可能である。この制度の場合、サイネージシステム51を設けることにより、旅行客が免税の手続を忘れて税金の返還を受けられなくなる不利益を避けることができ、利便性が向上する。
また、免税対象物品の購入時に購入物品が回収され、空港等に設けられた免税品引き渡しカウンタ等の免税手続場において所定の手続を行うと購入物品が返還されるという制度が適用されている場合がある。このような場合にも、第2実施形態の税関63を免税手続場に読み替えることで同様の処理が実現可能である。この制度の場合、サイネージシステム51を設けることにより、旅行客が免税の手続を忘れて購入物品の返還を受けられなくなる不利益を避けることができ、利便性が向上する。
図12に示されている空港のレイアウトは、日本の保安検査及び出国審査の制度を前提としたものであり、日本以外の国においてはこれとは異なる場合があり得る。例えば、保安検査場62と出国審査場64の順序が逆になっている場合、あるいは、出国審査場64がない場合があり得る。また、税関63の位置は、図12とは異なる位置である場合もある。このような場合であっても、サイネージシステム51は、出国前の旅行客が見ることができる場所であれば適宜配置され得る。例えば、保安検査場62と出国審査場64の順序が逆になっている場合にも、サイネージシステム51は、保安検査場62と出国審査場64の間に配され得る。また、出国審査場64がない場合には、サイネージシステム51は、保安検査場62の手前に配され得る。
免税処理サーバ1の記憶部117に記憶される入国者データ、購入情報等のデータは、免税の手続が可能な期間を経過した後には不要となる。そのため、これらのデータは、入国日から6か月以上を経過して旅行客が免税対象者と扱われなくなった時点で記憶部117から削除してもよい。これにより、記憶部117の記憶容量を節約することができる。
また、上述の期間は6か月ではなく90日であってもよい。90日を超えている場合には在留資格が短期滞在ではないため、免税の制度を利用できない可能性が高いためである。これにより、記憶部117の記憶容量を更に節約することができる。
また、これらのデータは、旅行客が出国した時点で削除してもよい。出国後には上述の実施形態による処理が行われる可能性はないためである。この場合も、記憶部117の記憶容量を節約することができる。
上述の実施形態において、購入情報には免税対象物品の区分を確定するために購入物品名が含まれている。この購入物品名を他の処理に活用してもよい。例えば、旅行客が出国後に向かう目的地において、当該物品の持ち込みが法令等により禁止又は制限されている場合がある。目的地において禁止又は制限されている物品を旅行客が所持している場合に、上述のステップS206において、そのような物品を所持している旨を警告するための表示情報を生成し、ステップS207又はステップS307においてこの警告を表示してもよい。これにより、旅行客が目的地に禁止又は制限されている物品を持ち込むことを防ぐことができる。
第2実施形態においては、旅行客が空港から航空機により出国する場合を例示しているが、本発明は、旅行客が海港又は国境から出国する場合にも適用可能である。この場合、サイネージシステム51は、海港又は国境に設けられた出入国審査等のための施設に配され得る。
図15及び図18に示した表示例においては、旅行客の名前と、旅行客に免税の手続を指示するための文章が例示されているが、これら以外の情報が更に表示されてもよい。例えば、免税の手続が必要な物品を特定可能な情報(購入物品名、コード)等が更に表示されてもよい。具体的なメッセージの例としては、「Aさんは、左側にある税関に行って、カメラの免税の手続をして下さい。」というようなものであり得る。この表示に必要な情報は、ステップS204において取得される購入情報(例えば図14)を参照することにより取得され得る。
図21は、変形実施形態に係るサイネージシステム51における表示例を示す図である。サイネージシステム51の構成は第2実施形態と同様であるため説明を省略する。図21に示されているように、表示装置507には、「Aさんは、左側にある税関に行って、カメラの免税の手続をして下さい。」という免税の手続を指示するメッセージが表示されている。旅行客は、この表示を見ることで、免税の手続が必要であること、及び免税の手続が必要な物品がカメラであることを認識することができる。
図22は、変形実施形態に係る出国審査端末52における表示例を示す図である。出国審査端末52の構成は第3実施形態と同様であるため説明を省略する。出国審査端末52の表示画面には、「Aさんは、カメラの免税の手続を行っておりません。税関に行ってカメラの免税の手続を行うように指示して下さい。」という出国審査員に対するメッセージが表示されている。出国審査員は、このメッセージを読んで、旅行客に対して、税関に行ってカメラの免税の手続を行うように指示する。これにより、免税の手続が必要であることに加え、免税の手続が必要な物品がカメラであることを旅行客に通知することができる。
図23は、変形実施形態に係る入出国ゲートの表示端末53における表示例を示す図である。入出国ゲートは、旅行客にメッセージを表示するための表示端末53を備えている。入出国ゲートの表示端末53には、表示装置507の表示面と、撮像装置508が配されている。表示装置507及び撮像装置508の構成は、サイネージシステム51に配されているものと概ね同様であるため説明を省略する。表示装置507には、「Aさんは、後方にある税関に行って、カメラの免税の手続をして下さい。」という免税の手続を指示するメッセージが表示されている。旅行客は、この表示を見ることで、免税の手続が必要であること、及び免税の手続が必要な物品がカメラであることを認識することができる。
上述の実施形態の機能を実現するように該実施形態の構成を動作させるプログラムを記憶媒体に記録させ、記憶媒体に記録されたプログラムをコードとして読み出し、コンピュータにおいて実行する処理方法も各実施形態の範疇に含まれる。すなわち、コンピュータ読取可能な記憶媒体も各実施形態の範囲に含まれる。また、上述のプログラムが記録された記憶媒体だけでなく、そのプログラム自体も各実施形態に含まれる。また、上述の実施形態に含まれる1又は2以上の構成要素は、各構成要素の機能を実現するように構成されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の回路であってもよい。
該記憶媒体としては例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD(Compact Disk)-ROM、磁気テープ、不揮発性メモリカード、ROMを用いることができる。また該記憶媒体に記録されたプログラム単体で処理を実行しているものに限らず、他のソフトウェア、拡張ボードの機能と共同して、OS(Operating System)上で動作して処理を実行するものも各実施形態の範疇に含まれる。
上述の各実施形態の機能により実現されるサービスは、SaaS(Software as a Service)の形態でユーザに対して提供することもできる。
なお、上述の実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
上述の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
免税施設を利用する人物の識別情報を取得する識別情報取得部と、
前記識別情報に基づいて、前記人物の入国日を取得する入国日取得部と、
前記入国日に基づいて、前記人物が免税の対象者であるか否かを判定する判定部と、
を備える情報処理装置。
(付記2)
前記識別情報は、前記人物の生体情報である、
付記1に記載の情報処理装置。
(付記3)
前記識別情報は、前記人物の顔画像又は前記顔画像から抽出された特徴量である、
付記1又は2に記載の情報処理装置。
(付記4)
前記判定部は、前記入国日から所定の日数が経過している場合に、前記人物が免税の対象者ではないと判定する、
付記1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記5)
前記所定の日数は、免税の対象者と認められ得る在留日数の上限の日数以上である、
付記4に記載の情報処理装置。
(付記6)
前記所定の日数は、短期滞在と認められ得る在留日数の上限の日数以上である、
付記4又は5に記載の情報処理装置。
(付記7)
前記入国日取得部は、前記識別情報と前記入国日とを対応付けて記憶する記憶部から前記入国日を取得する、
付記1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記8)
前記記憶部は、前記入国日から所定の日数が経過した場合に、前記人物の情報を削除する、
付記7に記載の情報処理装置。
(付記9)
前記所定の日数は、免税の対象者と認められ得る在留日数の上限の日数以上である、
付記8に記載の情報処理装置。
(付記10)
前記所定の日数は、短期滞在と認められ得る在留日数の上限の日数以上である、
付記8又は9に記載の情報処理装置。
(付記11)
前記記憶部は、前記人物が出国した場合に、前記人物の情報を削除する、
付記8に記載の情報処理装置。
(付記12)
前記記憶部は、前記識別情報と、前記人物が購入した物品の購入情報とを対応付けて記憶する、
付記7乃至11のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記13)
前記識別情報に基づいて、前記人物が購入しようとする物品の決済を決済サーバに要求する決済要求部を更に備える、
付記1乃至12のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記14)
前記判定部は、前記人物が購入しようとする物品の金額に更に基づいて前記人物が購入しようとする物品が免税の対象物であるか否かを判定する、
付記1乃至13のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記15)
前記判定部は、前記人物が購入しようとする物品のうちの少なくとも一部の合計額に更に基づいて前記人物が購入しようとする物品が免税の対象物であるか否かを判定する、
付記1乃至14のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記16)
前記判定部は、前記人物が購入しようとする物品の区分に更に基づいて前記人物が購入しようとする物品が免税の対象物であるか否かを判定する、
付記1乃至15のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記17)
免税施設を利用する人物の識別情報を取得するステップと、
前記識別情報に基づいて、前記人物の入国日を取得するステップと、
前記入国日に基づいて、前記人物が免税の対象者であるか否かを判定するステップと、
を備える情報処理方法。
(付記18)
コンピュータに、
免税施設を利用する人物の識別情報を取得するステップと、
前記識別情報に基づいて、前記人物の入国日を取得するステップと、
前記入国日に基づいて、前記人物が免税の対象者であるか否かを判定するステップと、
を備える情報処理方法を実行させるためのプログラムが記憶された記憶媒体。
1 免税処理サーバ
2 免税店システム
3 入出国管理サーバ
4 決済サーバ
5 空港システム
6、7 情報処理装置
51 サイネージシステム
52 出国審査端末
53 表示端末
61 チェックインカウンタ
62 保安検査場
63 税関
64 出国審査場
101、501 CPU
102、502 RAM
103、503 ROM
104、504 HDD
105、505 通信I/F
106、506 入力装置
107 出力装置
111、512、601、701 識別情報取得部
112、513 照合部
113、514、702 購入情報取得部
114、602 入国日取得部
115、603 判定部
116 決済要求部
117、517 記憶部
201 免税店サーバ
202 POS端末
203、508 撮像装置
507 表示装置
511 旅行客情報取得部
515、703 指示情報生成部
516 表示装置制御部
NW ネットワーク

Claims (19)

  1. 第1生体情報及び前記第1生体情報に対応付けられた入国日を対応付けて記憶する記憶部と、
    免税施設を利用する人物の第2生体情報を取得する識別情報取得部と、
    前記第1生体情報と前記第2生体情報を照合することにより、前記人物の入国日を取得する入国日取得部と、
    前記入国日に基づいて、前記人物が免税の対象者であるか否かを判定する判定部と、
    を備え
    前記第1生体情報及び前記入国日は、あらかじめ入国管理の情報を記憶するサーバから取得され、前記記憶部に記憶されている、
    情報処理装置。
  2. 前記第1生体情報は、前記人物の顔画像又は前記顔画像から抽出された特徴量である、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記判定部は、前記入国日から所定の日数が経過している場合に、前記人物が免税の対象者ではないと判定する、
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記所定の日数は、免税の対象者と認められ得る在留日数の上限の日数以上である、
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記所定の日数は、短期滞在と認められ得る在留日数の上限の日数以上である、
    請求項3又は4に記載の情報処理装置。
  6. 前記入国日取得部は、前記記憶部から前記第1生体情報に対応する前記入国日を取得する、
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記記憶部は、前記入国日から所定の日数が経過した場合に、前記第1生体情報を削除する、
    請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記所定の日数は、免税の対象者と認められ得る在留日数の上限の日数以上である、
    請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記所定の日数は、短期滞在と認められ得る在留日数の上限の日数以上である、
    請求項7又は8に記載の情報処理装置。
  10. 前記記憶部は、前記人物が出国した場合に、前記第1生体情報を削除する、
    請求項7に記載の情報処理装置。
  11. 前記記憶部は、前記第1生体情報と、前記人物が購入した物品の購入情報とを対応付けて記憶する、
    請求項1乃至10のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  12. 前記第1生体情報に基づいて、前記人物が購入しようとする物品の決済を決済サーバに要求する決済要求部を更に備える、
    請求項1乃至11のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  13. 前記判定部は、前記人物が購入しようとする物品の金額に更に基づいて前記人物が購入しようとする物品が免税の対象物であるか否かを判定する、
    請求項1乃至12のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  14. 前記判定部は、前記人物が購入しようとする物品のうちの少なくとも一部の合計額に更に基づいて前記人物が購入しようとする物品が免税の対象物であるか否かを判定する、
    請求項1乃至13のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  15. 前記判定部は、前記人物が購入しようとする物品の区分に更に基づいて前記人物が購入しようとする物品が免税の対象物であるか否かを判定する、
    請求項1乃至14のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  16. 前記第1生体情報は、入国時に前記人物の身体から取得されたものである、
    請求項1乃至15のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  17. 前記第1生体情報は、入国時に前記人物が所持する媒体から取得されたものである、
    請求項1乃至15のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  18. 第1生体情報及び前記第1生体情報に対応付けられた入国日を対応付けて記憶する記憶部を有するコンピュータにより実行される情報処理方法であって、
    免税施設を利用する人物の第2生体情報を取得するステップと、
    前記第1生体情報と前記第2生体情報を照合することにより、前記人物の入国日を取得するステップと、
    前記入国日に基づいて、前記人物が免税の対象者であるか否かを判定するステップと、
    を備え
    前記第1生体情報及び前記入国日は、あらかじめ入国管理の情報を記憶するサーバから取得され、前記記憶部に記憶されている、
    情報処理方法。
  19. 第1生体情報及び前記第1生体情報に対応付けられた入国日を対応付けて記憶する記憶部を有するコンピュータに、
    免税施設を利用する人物の第2生体情報を取得するステップと、
    前記第1生体情報と前記第2生体情報を照合することにより、前記人物の入国日を取得するステップと、
    前記入国日に基づいて、前記人物が免税の対象者であるか否かを判定するステップと、
    を備える情報処理方法を実行させるためのプログラムであって、
    前記第1生体情報及び前記入国日は、あらかじめ入国管理の情報を記憶するサーバから取得され、前記記憶部に記憶されている、
    プログラム
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