JP6759015B2 - 決済システムおよび決済方法 - Google Patents

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本発明は、決済システムおよび決済方法に関するものであり、具体的には、自動車利用の顧客による複数店舗での購買に伴う決済を効率化し、当該顧客における決済の手間を低減可能とする技術に関する。
店舗に自動車で来店し、そこで買い物をする顧客に対し、駐車料金を事前精算させ、スムーズな来店と退店を図る各種の技術が提案されている。
このような技術に関連する従来技術としては、例えば、駐車された車両に給電する給電設備を管理する給電設備管理サーバと、前記給電設備管理サーバと通信し、前記給電に伴う電気料金の支払いを管理するとともに、前記車両の利用者が購入した商品または受けたサービスの対価の支払いを管理する支払い管理サーバと、を備え、前記給電設備管理サーバは、前記給電設備から、前記給電設備の利用者を識別する利用者識別情報、前記車両を特定する車両識別情報、および前記車両が給電を受けるときの給電装置を特定する装置識別情報の少なくとも一つを含む課金先情報を取得する課金先取得手段と、前記車両に給電した電気料金の課金に係る情報を取得する課金情報取得手段と、前記課金先情報と前記電気料金の課金に係る情報とを前記支払い管理サーバに引き渡す手段と、を有し、前記支払い管理サーバは、前記課金先情報に対応する利用者が購入した商品または受けたサービスの購入に伴う対価を確定する手段と、前記課金先情報に対応する電気料金の課金に係る情報を取得する手段と、前記商品またはサービスの対価とともに前記電気料金の課金に係る情報に該当する電気料金が支払い済み状態となったときに、前記給電設備管理サーバに支払い済みを通知する手段と、を有する情報システム(特許文献1参照)などが提案されている。
特開2011−175399号公報
ところで、顧客がショッピングモール内の各店舗で買物を行う場合、当該店舗毎に決済を完了する必要がある。そのため、そのショッピングモール内のテナント数が多く、買物機会も増えるほど、顧客における決済手続の頻度は増えることになる。また、ショッピングモールでの来店顧客数が多くなるほど、各店舗にて決済待ちでレジ前に滞留する顧客も多くなり、各顧客の満足度は低下し、各店舗での顧客回転率等の営業効率も低下する。
そこで本発明の目的は、自動車利用の顧客による複数店舗での購買に伴う決済を効率化し、当該顧客における決済の手間を低減可能とする技術を提供することにある。
上記課題を解決する本発明の決済システムは、所定施設を利用する顧客の生体認証用情報と、当該顧客の車両の識別情報と、当該顧客が利用する決済手段の情報と、を対応付けた管理テーブルにおいて、前記車両の識別情報に対して複数の顧客の生体認証用情報および決済手段の情報を対応付けて格納する記憶装置と、前記施設の所定領域に入った車両から取得した当該車両の識別情報を、前記管理テーブルに照合して、車両に関して当該識別情報が一致する前記複数の顧客の生体認証用情報を特定する処理と、前記車両に乗車している前記複数の顧客のうち、決済実行者である顧客から読み取った生体情報と、前記特定した生体認証用情報とに基づく生体認証に成功した場合、当該車両に乗車していた前記複数の顧客それぞれによる前記施設における複数店舗それぞれでの購買の機会に際し、当該購買を行う顧客から読み取った生体情報に基づく生体認証を行い、当該生体認証に成功した場合、前記決済実行者たる顧客に関して前記購買の内容を記憶装置に蓄積する処理と、前記決済実行者たる前記顧客の決済手段がカード決済の場合、当該顧客が前記所定領域から前記車両で退出する際または前記購買に伴う決済の際に、当該決済手段たるカードの情報に基づく、前記蓄積した購買の内容に応じた決済処理を実行する処理と、前記決済処理が完了したことに応じて、前記所定領域における入退出制御装置に対し、当該車両での退出を許可する指示を通知する処理と、を実行する演算装置と、を含むことを特徴とする。
また、本発明の決済方法は、情報処理システムが、所定施設を利用する顧客の生体認証用情報と、当該顧客の車両の識別情報と、当該顧客が利用する決済手段の情報と、を対応付けた管理テーブルにおいて、前記車両の識別情報に対して複数の顧客の生体認証用情報および決済手段の情報を対応付けて格納する記憶装置を備えて、前記施設の所定領域に入った車両から取得した当該車両の識別情報を、前記管理テーブルに照合して、車両に関して当該識別情報が一致する前記複数の顧客の生体認証用情報を特定する処理と、前記車両に乗車している前記複数の顧客のうち、決済実行者である顧客から読み取った生体情報と、前記特定した生体認証用情報とに基づく生体認証に成功した場合、当該車両に乗車していた前記複数の顧客それぞれによる前記施設における複数店舗それぞれでの購買の機会に際し、当該購買を行う顧客から読み取った生体情報に基づく生体認証を行い、当該生体認証に成功した場合、前記決済実行者たる顧客に関して前記購買の内容を記憶装置に蓄積する処理と、前記決済実行者たる前記顧客の決済手段がカード決済の場合、当該顧客が前記所定領域から前記車両で退出する際または前記購買に伴う決済の際に、当該決済手段たるカードの情報に基づく、前記蓄積した購買の内容に応じた決済処理を実行する処理と、前記決済処理が完了したことに応じて、前記所定領域における入退出制御装置に対し、当該車両での退出を許可する指示を通知する処理と、を実行することを特徴とする。
本発明によれば、自動車利用の顧客による複数店舗での購買に伴う決済を効率化し、当該顧客における決済の手間を低減可能となる。
本実施形態における決済システムを含むネットワーク構成図である。 本実施形態における決済システムのハードウェア構成例を示す図である。 本実施形態におけるゲートのハードウェア構成例を示す図である。 本実施形態における店舗端末のハードウェア構成例を示す図である。 本実施形態におけるユーザ端末のハードウェア構成例を示す図である。 本実施形態における駐車料金精算装置のハードウェア構成例を示す図である。 本実施形態の管理テーブルのデータ構成例を示す図である。 本実施形態の購買データベースのデータ構成例を示す図である。 本実施形態における決済方法のフロー例1を示す図である。 本実施形態における決済方法のフロー例2を示す図である。 本実施形態における決済方法のフロー例3を示す図である。 本実施形態における決済方法のフロー例4を示す図である。
−−−ネットワーク構成−−−
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本実施形態の決済システム100を含むネットワーク構成図である。図1に示す決済システム100は、自動車利用の顧客による複数店舗での購買に伴う決済を効率化し、当該顧客における決済の手間を低減可能とするコンピュータシステムである。なお、図1において、「カーウォレット決済システム」を表記しているが、当該要素は決済システム100を示している。このことは、他の各図においても同様である。
本実施形態では、顧客が車両25で訪れて利用する施設の一例としてショッピングモール20を想定する。また、この場合の顧客は、当該ショッピングモール20の店舗すなわち各テナント21を訪れて、商品やサービスの購買活動を行うものとする。
上述のテナント21のそれぞれには、POSなどの店舗端末300が備わる。本実施形態の決済方法が適用されていない、旧来の顧客が当該テナント21を訪れて購買活動を行った場合、店舗スタッフが店舗端末300を操作して、当該顧客が手交したクレジットカードや現金により、商品やサービスの代金に対する通常の決済手続を行うことになる。
他方、本実施形態の決済方法が適用された顧客が、上述のテナント21を訪れて購買活動を行った場合、店舗スタッフは、当該顧客に対して、店舗端末300に備わる生体読取りセンサー310に所定部位をセットするよう案内する。生体読取りセンサー310は、当該顧客の所定部位に対するセンシング動作を行って生体情報データを取得する。また、店舗端末300は、この生体情報データを決済システム100に送信する。
なお、上述のように送信される生体情報データは、好ましくは、店舗端末300が当該生体情報データに関して、本出願人が開発済みのテンプレート公開型生体認証基盤(参考。http://www.hitachi.co.jp/rd/portal/contents/story/pbi/index.html)のプロトコルに沿って加工を行った所定データ(生体情報テンプレート)である(以下、同様)。この場合、生体認証の処理や機器間での生体情報の授受に対応する種々の機能、ハードウェアを、当該ネットワーク10に含まれる各機器が備え、テンプレート公開型生体認証基盤におけるプロトコルに則って適宜に処理を実行するものとする。
決済システム100では、上述の生体情報データを店舗端末300から得て、これを後述する管理テーブル125に照合して、生体認証処理を実行する。この生体認証処理自体は既存技術によるものであり、好ましくは上述のテンプレート公開型生体認証基盤に基づくものである。また、決済システム100は、上述の生体認証処理の結果を、店舗端末300に返す。
店舗端末300では、生体認証処理の結果が認証成功を示すものであれば、当該顧客による購買の内容(具体的には、購買対象となった商品やサービスの識別情報とその金額)を、決済システム100に通知する。決済システム100は、当該購買の内容を上述の顧客と対応付けて、購買データベース126に格納することとなる。
なお、上述の顧客は、ショッピングモール20を訪れた際、乗車してきた車両25を運転してゲート23を通過し、当該ゲート23の内側にある駐車場22に駐車する。
このゲート23は、例えば、駐車場22に入場しようとする車両25の存在を適宜なセンサー類(例:移動体センサーや赤外線センサー)で感知し、アナウンス音声等の出力や駐車券の発券など駐車場に一般的な手続動作を実行すると共に、当該車両のナンバープレートをデジタルカメラ231で撮影して、その撮影画像から読み取った車両ナンバーのデータを、決済システム100に送信する機能を具備する。
また、ゲート23には、生体読取りセンサー232が備わる。当該ゲート23を通過しようとする車両25の乗員、すなわち上述の顧客は、ゲート23の通過に際して生体読取りセンサー232に自身の所定部位をセットする。一方、生体読取りセンサー232は、当該顧客の所定部位に対するセンシング動作を実行して生体情報データを取得する。ゲート23は、この生体情報データを、決済システム100に送信する機能を具備する。
一方、決済システム100は、上述のゲート23から得た車両ナンバーのデータと生体情報のデータとを対応付けて管理テーブル125に格納することとなる。
なお、本実施形態における生体情報の具体例としては、指紋、指静脈、虹彩、筆跡、掌静脈、顔、声紋など様々な生体情報を想定可能であり、決済システム100やゲート23、店舗端末300で実装する生体認証機構に応じた適宜な種類の生体情報であればよい。
また、ゲート23は、このゲート23を通過して駐車場22から退出しようとする車両25に関する、後述する決済システム100からの退出許可の指示に応じて、ゲート機構235の開動作を実行する。勿論、当該退出許可の指示が無い場合、或いは、退出不許可の指示があった場合、ゲート23は上述の開動作を実行せず、当該車両25は退出出来ない。
なお、顧客がショッピングモール20での購買活動を終え、帰途につくべく駐車場22に向かうとする。この時、この顧客が駐車料金の精算を行うのが、駐車料金精算装置24である。駐車料金精算装置24は、当該顧客が所定のインターフェイスに挿入した駐車券(車両入場時にゲート23が発券したもの)を読み込んで、この駐車券に記録された駐車開始時刻と現在時刻との間の時間に基づく駐車料金を算定、表示し、その精算を顧客から受ける装置である。
但し、本実施形態の駐車料金精算装置24は、駐車料金精算の機能のみならず、当該顧客によるショッピングモール20での購買活動に伴う商品代金等の精算処理も担うことになる。従って、この駐車料金精算装置24は、駐車料金と商品代金等の各精算が完了した場合、その旨を決済システム100に通知し、ゲート23でのゲート機構235の開動作につなげる。なお、ゲート23に駐車料金精算装置24の機能が備わっているとしてもよい。
また、上述の顧客は、図1で例示するように、スマートフォン等のユーザ端末200を所持するとしてもよい。この場合、ユーザ端末200は、例えばゲート23のビーコン発信器236(図3)が発信するビーコン電波を受信して、当該ビーコン電波が示すURLにアクセスする。このURLは、決済システム100が提供するWEBシステムのURLである。
このユーザ端末200を操作する顧客は、上述のWEBシステムの画面を閲覧し、当該画面での指示に応じて、ユーザ端末200の生体読取りセンサー210に所定部位をセットする。生体読取りセンサー210は、当該顧客の所定部位に対するセンシングを行って生体情報データを取得する。またユーザ端末200は、この生体情報データをWEBシステムを介して決済システム100に送信する。
この場合の決済システム100は、ゲート23から当該顧客の生体情報データを取得し、この生体情報データを、当該ゲート23から得ている車両ナンバーのデータと対応付けて管理テーブル125に格納することとなる。
−−−ハードウェア構成−−−
また、決済システム100のハードウェア構成は以下の如くとなる。当該決済システム100は、SSD(Solid State Drive)やハードディスクドライブなど適宜な不揮発性記憶素子で構成される記憶装置101、RAMなど揮発性記憶素子で構成されるメモリ103、記憶装置101に保持されるプログラム102をメモリ103に読み出すなどして実行し装置自体の統括制御を行なうとともに各種判定、演算及び制御処理を行なうCPUなどの演算装置104、ネットワーク10と接続し他装置との通信処理を担う通信装置105、を備える。
なお、記憶装置101内には、本実施形態の決済システム100として必要な機能を実装する為のプログラム102に加えて、管理テーブル125、および購買データベース126が少なくとも記憶されている。この管理テーブル125および購買データベース126の詳細については後述する。
また図3に、本実施形態におけるゲート23のハードウェア構成例を示す。本実施形態のゲート23は、入場しようとする車両25の存在を感知するセンサーや、車両25の入退出を物理的に制限するゲート機構235、アナウンス音声等の出力や駐車券の発券手続動作を実行する駐車券処理機構234に加え、車両25のナンバープレートを撮影するデジタルカメラ231、当該車両25の乗員の生体情報をセンシングする生体読取りセンサー232、コンピュータ233、および、ビーコン発信器236を備える。
このうちコンピュータ233は、記憶装置2331、メモリ2333、演算装置2334、および通信装置2335といった一般的なコンピュータ装置と同様の構成を備えている。その記憶装置2331に保持されるプログラム2332は、デジタルカメラ231による撮影画像から車両ナンバーを読み取る文字認識機能と、生体読取りセンサー232で得た生体情報データに対する所定加工(生体認証のプロトコルに応じたもの)を行う機能と、上述の車両ナンバーや加工済みの生体情報データを決済システム100に送信する機能と、決済システム100からの指示に応じてゲート機構235の開動作を制御する機能、を実装するプログラムである。
また、ビーコン発信器236は、所定URLの情報を含むビーコン電波を、例えば所定時間毎に所定範囲に向けて発信する装置である。なお、上述のURLは、決済システム100が提供するWEBシステムのURLである。このWEBシステムは、ユーザ端末200を操作中の顧客に対して生体読取りセンサー210への所定部位のセットを誘導し、当該生体読取りセンサー210での生体情報データを決済システム100に送信するものとなる。
また図4に、本実施形態の店舗端末300のハードウェア構成例を示す。本実施形態の店舗端末300は、従来の店舗端末が備えるPOS等の既存構成(不図示)に加え、生体読取りセンサー310を備える。
この生体読取りセンサー310は、顧客がセットした所定部位に対するセンシング動作を行って生体情報データを取得するものである。
当該店舗端末300は、記憶装置301、メモリ303、演算装置304、および通信装置305といった一般的なコンピュータ装置と同様の構成を備えている。また、その記憶装置301に保持されるプログラム302は、上述の生体読取りセンサー310におけるセンシング動作の制御機能と、センシング動作で得た生体情報データに対する所定加工(生体認証のプロトコルに応じたもの)を行う機能と、この加工済みの生体情報データを決済システム100に送信する機能と、当該顧客に関して決済システム100から通知された生体認証処理の結果に応じて、当該顧客による当該テナント21での購買の内容を決済システム100に通知する機能、を実装するプログラムである。
また図5に、本実施形態のユーザ端末200のハードウェア構成例を示す。本実施形態のユーザ端末200は、一般的なコンピュータ端末の構成に加え、生体読取りセンサー210、近距離無線通信ユニット211、および、デジタルカメラ212を備える。具体的には、生体読取りセンサー210、近距離無線通信ユニット211、および、デジタルカメラ212を具備したスマートフォンを想定できる(勿論、端末の種類はこれに限定しない)。
このユーザ端末200は、記憶装置201、メモリ203、演算装置204、入力装置205、出力装置206、および通信装置207といった一般的なコンピュータ装置と同様の構成を備えている。なお、通信装置207は、ネットワーク10のプロトコルに対応したネットワークインターフェイスカードである。
また、その記憶装置201に保持されるプログラム202は、上述の近距離無線通信ユニット211を制御してゲート23から発信されたビーコン電波を受信する機能と、所定のブラウザ220を起動して上述のビーコン電波が示すURLにアクセスし、対応するWEBシステムの画面を出力装置206に表示する機能と、当該画面を介して顧客(ユーザ端末の操作者)に対して生体読取りセンサー210に所定部位をセットする旨を指示する機能と、この生体読取りセンサー210におけるセンシング動作の制御機能と、センシング動作で得た生体情報データに対する所定加工(生体認証のプロトコルに応じたもの)を行う機能と、この加工済みの生体情報データを上述のWEBシステムを介して決済システム100に送信する機能と、を実装するプログラムである。
また図6に、本実施形態における駐車料金精算装置24のハードウェア構成例を示す。本実施形態の駐車料金精算装置24は、精算処理を行おうとしている顧客の生体情報をセンシングする生体読取りセンサー241、ビーコン発信器242、コンピュータ233、および、顧客に対する適宜なアナウンス音声等の出力や駐車券読込等を実行する駐車券処理機構244、を備える。
このうちコンピュータ243は、記憶装置2431、メモリ2433、演算装置2434、入力装置2435、出力装置2436、および通信装置2437といった一般的なコンピュータ装置と同様の構成を備えている。その記憶装置2431に保持されるプログラム2432は、駐車券処理機構244で読み込んだ駐車券から駐車開始時刻の値を読み取り、これを現在時刻と比較して差分時間を算定することで駐車時間を特定し、これに応じた所定の駐車料金を計算する機能と、この駐車料金を出力装置2436に表示し、顧客が入力装置2435にセットした決済手段(例:クレジットカードや現金)に基づく駐車料金の精算処理を行う機能と、生体読取りセンサー232で得た生体情報データに対する所定加工(生体認証のプロトコルに応じたもの)を行う機能と、上述の加工済みの生体情報データを決済システム100に送信する機能と、決済システム100からの指示に応じて、当該顧客による購買活動に伴う商品代金等の精算処理を上述の駐車料金精算と同様に実行する機能と、を実装するプログラムである。
また、ビーコン発信器242は、所定URLの情報を含むビーコン電波を、例えば所定時間毎に所定範囲に向けて発信する装置である。なお、上述のURLは、決済システム100が提供するWEBシステムのURLである。このWEBシステムは、ユーザ端末200を操作中の顧客に対して生体読取りセンサー241への所定部位のセットを誘導し、当該生体読取りセンサー241での生体情報データを決済システム100に送信するものとなる。
−−−データ構造例−−−
続いて、本実施形態の決済システム100が用いるテーブル類について説明する。図7に、本実施形態における管理テーブル125の一例を示す。
この管理テーブル125は、上述のショッピングモール20を利用する顧客の生体認証用情報と、当該顧客の車両25の識別情報と、当該顧客が利用する決済手段の情報と、を対応付けて格納したテーブルである。
そのデータ構造は、例えば、顧客のIDをキーとして、当該顧客に関して予め得ている、氏名、住所、連絡先、生体情報データのテンプレート(生体認証用情報)、当該顧客の車両25の車両ナンバー、当該顧客がショッピングモール20で利用するクレジットカードやデビットカード、電子マネーカード、或いは現金といった決済手段の情報、および、当該顧客が現在ショッピングモール20を訪れてゲート23でのチェックイン済み(後述)か否かのステータス、などの値を対応付けたレコードの集合体となっている。
なお、この管理テーブル125にレコードが登録された顧客は、ショッピングモール20の訪問に先だって、予め所定の登録手続を行った顧客である。この登録手続に伴う情報の格納手法等について説明は省略するが、一般的なユーザ登録手続と同様のものを適宜採用すれば良い。
また、この管理テーブル125のレコードにおいては、車両25の車両ナンバーに対し、複数顧客のテンプレートおよび決済手段の情報が対応付けているとしてもよい。また、この管理テーブル125のレコードにおける、車両ナンバーには、図7で例示するように、対応する車両25の属性値も対応付けられていると好適である。例えば、個人の顧客が使用する自家用車両、不特定多数の乗客が一時的に利用する観光バスやタクシー等の商用車両、といった属性値が該当する。
図8に本実施形態の購買データベース126の一例を示す。この購買データベース126は、顧客がショッピングモール20の各テナント21で購買活動を行った際の、それぞれの購買の内容を蓄積したデータベースである。
そのデータ構造は、顧客のIDをキーとして、当該顧客が決済実行者であるか否かを示す値、当該顧客が決済実行者でない場合の真の決済実行者(当該顧客と同じ車両25に乗車していた他の顧客。例:当該顧客の親や祖父母など)、当該顧客が購買活動を行ったテナント21のID、当該テナント21での購買対象となった商品のID、購買金額、購買日時、および、決済未済といったデータから成るレコードの集合体である。このうち決済未済の値については後述する。
−−−フロー例1−−−
以下、本実施形態における決済方法の実際手順について図に基づき説明する。以下で説明する決済方法に対応する各種動作は、決済システム100がメモリ等に読み出して実行するプログラムによって実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
図9は、本実施形態における決済方法のフロー例1を示す図である。ここではまず、ショッピングモール20を訪れようとする顧客が、その登録手続を行う場合に、決済システム100が実行する処理について示す。
上述の顧客は、自身のユーザ端末200(或いはショッピングモール20に設置された所定の登録用端末等も想定出来る)を操作し、決済システム100にアクセスする。
この場合、決済システム100は、ネットワーク10を介してユーザ端末200に登録手続用画面を表示させる(s100)。この登録手続用画面は、顧客の氏名、住所、連絡先、車両ナンバー、車両属性、ショッピングモール20で使用予定のクレジットカードなどの決済手段、および、運転免許証情報といった情報の入力を受け付けるインターフェイスを含んでいる。顧客は、この登録手続用画面にて、上述のインターフェイスに応じて情報の入力を行う。
一方、ユーザ端末200は、上述の登録手続用画面を介して顧客による情報の入力を受け付け、更に、当該顧客の所定部位を生体読取りセンサー210にセットするようメッセージを出力する(s101)。顧客は、このメッセージを認識して、自身の所定部位を生体読取りセンサー210にセットする。
この場合、ユーザ端末200は、生体読取りセンサー210において、上述の顧客の所定部位に対するセンシング動作を実行させ、当該顧客の生体情報データを取得する(s102)。
また、ユーザ端末200は、上述の顧客に対して、運転免許証やパスポートなど本人確認書類の提示メッセージを出力し、当該顧客が提示した該当書類に対して、例えばデジタルカメラ212によるイメージ取得と、該当書類における本人確認用情報(例:氏名、住所、連絡先、免許証番号、パスポート番号など)の読み取り処理を行う(s103)。 なお、上述の本人確認書類がICチップ等の記憶媒体を具備するか、本人確認書類自体がそうした記憶媒体であり、ユーザ端末200もICチップ等のリーダーユニットを備える構成を想定してもよい。その場合、ユーザ端末200は、その記憶媒体から本人確認用情報を直接読み取るとしてもよい。
また、ユーザ端末200は、s101でユーザから受け付けた情報と、s102で得た生体情報データ、および、s103で得た本人確認情報を、を決済システム100に送信する(s104)。
なお、上述のようにユーザ端末200から決済システム100に送信される生体情報データは、好ましくは、ユーザ端末200が、本出願人が開発済みのテンプレート公開型生体認証基盤(参考。http://www.hitachi.co.jp/rd/portal/contents/story/pbi/index.html)のプロトコルに沿って加工した所定データ(生体情報テンプレート)である。
決済システム100は、上述のs101でユーザから受け付けた情報、s102で得た生体情報データ、および、s103で得た本人確認情報を、をユーザ端末200から受信し、このうちs101でユーザから受け付けた情報とs102で得た生体情報データを、管理テーブル125に格納する(s105)。
この格納の際、決済システム100は、例えば、格納順に数値部分の値をインクリメントして生成した顧客IDをキーとしたレコードを生成し、当該レコードに、当該顧客の氏名、連絡先、生体情報テンプレート、車両ナンバー、車両属性、および、決済手段(クレジットカード情報)、の各値を格納するものとする。
ここで生体情報テンプレートと称するデータは、ユーザ端末200の生体読取りセンサー210で得た生体情報データに対し、ユーザ端末200自身で、或いは決済システム100が、テンプレート公開型生体認証基盤に沿った所定アルゴリズムで加工を行って得たデータとする。
次に、決済システム100は、s101でユーザから受け付けた情報と、s103で得た本人確認情報とが一致するか判定する(s106)。この場合、決済システム100は、s101でユーザが入力した情報と、s103で本人確認書類から得た本人確認情報とについて、当該顧客の氏名、住所、連絡先、および、運転免許証情報(或いはパスポート番号)の各項目が一致するか判定する。
上述の判定の結果、いずれかの項目について情報が一致していないことが判明した場合(s106:n)、決済システム100は、s105で格納した情報の削除を行うと共に、再登録を要請する通知をユーザ端末200に返し、処理をs100に戻す(s107)。
他方、上述の判定の結果、各項目について情報が一致していることが判明した場合(s106:y)、決済システム100は、処理を終了する。
以上のフローにより、ショッピングモール20を訪れて購買活動を行う各顧客に関して、本実施形態の決済方法を適用するために必要な情報を収集し、管理テーブル125を構成するに至った。
−−−フロー例2−−−
次に、上述のフロー例1にて登録手続の対象となった顧客が、実際に車両25に乗車してショッピングモール20を訪れ、決済実行者を登録するためのチェックイン手続に関する処理について図に基づき説明する。図10は、本実施形態における決済方法のフロー例2を示す図である。
ここで、上述の顧客が、乗車してきた車両25を運転して、ショッピングモール20の駐車場出入口におけるゲート23に到着したとする。
このゲート23は、接近してきた車両25の存在を適宜なセンサー類で感知し、駐車券処理機構234による、アナウンス音声等の出力や駐車券の発券など駐車場に一般的な手続動作を実行すると共に、当該車両25のナンバープレートをデジタルカメラ231で撮影する(s200)。
また、ゲート23は、その撮影画像から所定の文字認識アルゴリズムによって車両ナンバーを読み取り、この車両ナンバーの値を、決済システム100に送信する(s201)。
なお、ゲート23は、上述のs200での撮影と並行して、ゲート23の生体読取りセンサー232に所定部位をセットするようアナウンスしているものとする。このアナウンスを聞いた顧客は、ゲート23の生体読取りセンサー232に自身の所定部位をセットする。ここで所定部位をセットする者は、車両25に乗車している乗員のうち、今回のショッピングモール20での購買活動に伴う決済の実行者、とする。従って、上述のアナウンスでも、「今回のお買い物で決済を行う方の所定部位を、生体読取りセンサーにセットしてください」といった内容を伝えることになる。
ゲート23は、生体読取りセンサー232において、当該顧客の所定部位に対するセンシング動作を実行して生体情報データを取得し、これを、決済システム100に送信する(s202)。
なお、上述の例では、顧客がゲート23の生体読取りセンサー232に所定部位をセットする形態を示したが、顧客が携行しているユーザ端末200を利用する形態も想定出来る。この場合、ゲート23は、ビーコン発信器236によってビーコン電波を発信している。
そうした構成の場合、ユーザ端末200は、上述のビーコン発信器236が発信するビーコン電波を、近距離無線通信ユニット211にて受信し、当該ビーコン電波が示すURLにアクセスする。既に述べたように、このURLは、決済システム100が提供するWEBシステムのURLである。
このユーザ端末200を操作する顧客は、上述のWEBシステムの画面を閲覧し、当該画面での指示に応じて、ユーザ端末200の生体読取りセンサー210に所定部位をセットする。生体読取りセンサー210は、当該顧客の所定部位に対するセンシングを行って生体情報データを取得する。またユーザ端末200は、この生体情報データをWEBシステムを介して決済システム100に送信する。つまり、上述のs202と同様の処理がなされることになる。
次に、決済システム100は、ゲート23から送信された、当該顧客の乗車してきた車両25の車両ナンバーと、当該顧客の生体情報データとを受信する(s203)。
また、決済システム100は、s203で得た車両ナンバーの値をキーに、管理テーブル125を検索し、各レコードのうち車両ナンバーの値が一致するものを特定する(s204)。既に述べたように、1台の自家用車に対する家族全員の紐付け、或いは、観光バスに対するツアー観光客全員の紐付け、など、1台の車両25に複数の顧客が紐付けされている事態は、管理テーブル125のレコードにおいて生じうる。よって、当該s204で特定されるレコードは、1つとは限らず、複数の場合もある。
続いて、決済システム100は、s204で特定したレコードが示す生体情報テンプレートと、s203で得ている生体情報データとの照合による生体認証処理を実行する(s205)。この生体認証処理自体は、例えば上述のテンプレート公開型生体認証基盤による技術を適宜に採用すればよい。
上述の生体認証処理の結果、決済実行者として指定された顧客の認証に失敗した場合(s206:n)、決済システム100は、所定のエラーメッセージをゲート23に返し(s207)、処理を終了する。この場合、ゲート23は、このエラーメッセージに応じて、「チェックインに失敗致しました。登録済みの方の所定部位を正しくセットしなおして下さい。」などといったアナウンスを出力すると共に、ゲート機構235の開動作を行って処理を終了する(或いは、当該フローのs202に戻る)。
他方、上述の生体認証処理の結果、決済実行者として指定された顧客の認証に成功した場合(s206:y)、決済システム100は、当該顧客の決済手段を管理テーブル125で特定する(s208)。
決済システム100は、s208で特定した決済手段がクレジットカードである場合(s209:y)、例えばクレジットカード会社の所定システムに対して有効性確認の要求を行い、その確認結果を取得する(s210)。
他方、s208で特定した決済手段がクレジットカードではない場合(s209:n)、決済システム100は、処理をs212に遷移させる。
上述のs210で得た確認結果が、当該クレジットカードの有効性を示すものであった場合(s211:y)、決済システム100は、上述の顧客、すなわち決済実行者に関して管理テーブル125での登録内容に問題が無いと特定し、管理テーブル125の当該顧客のレコードにおけるチェックイン欄に「y」、すなわちチェックイン済みの値を設定し(s212)、その旨をゲート23に通知する。この場合、ゲート23は、チェックイン成功の旨をアナウンスすると共に、ゲート機構235の開動作を行う。
他方、上述のs210で得た確認結果が、当該クレジットカードは無効であることを示すものであった場合(s211:n)、決済システム100は、当該顧客に関して登録されている決済手段は無効である旨を示すメッセージをゲート23に返し、処理を終了する。この場合、ゲート23は、このメッセージに応じて、「御登録されているクレジットカードの有効期限を御確認の上、あらためて登録をお願い致します。」などといったアナウンスを出力すると共に、ゲート機構235の開動作を行って処理を終了する。
上述のチェックインの成否に関わらず、駐車券の発券とこれの受取確認など通常の駐車手続が完了すれば、ゲート23におけるゲート機構235の開動作は行われる。よって、いずれにせよゲート機構235が開くことで進入路を得た車両25は、顧客の運転によって駐車場22へ進入し、駐車されることになる。但し、チェックインに失敗した顧客に関しては、本実施形態の決済方法は適用されず、従来通りの決済がなされる。
−−−フロー例3−−−
次に、フロー例2で示したチェックインを経た顧客(車両25に同乗者がいる場合は、チェックインを経ていない顧客すなわち決済実行者でない者も含みうる)は、駐車場22からショッピングモール20に移動し、各テナント21で買物(購買活動)を行うことで生じる処理について図に基づき説明する。
図11は、本実施形態における決済方法のフロー例3を示す図である。上述の顧客が、或るテナント21にて所望の商品を見定め、該当商品を購入しようと店舗レジに赴いたとする。この場合、当該店舗レジにいる店舗スタッフは、当該顧客が持参した商品について、POSリーダー等によるバーコード読み取りなど通常の精算業務を実行する。
店舗端末300は、上述の商品に対するバーコード読み取りに応じて、当該商品の商品IDおよび金額の各値を取得する(s300)。
また、上述の店舗スタッフは、当該顧客に対して、店舗端末300に備わる生体読取りセンサー310に所定部位をセットするよう案内する。
店舗端末300は、所定部位がセットされた生体読取りセンサー310において、当該顧客の所定部位に対するセンシング動作を行って生体情報データを取得する(s301)。
また、店舗端末300は、s300およびs301で得た、購買対象となった商品の商品ID、金額、購買日時、および、顧客の生体情報データと、当該テナント21のテナントIDとを、決済システム100に送信する(s302)。
一方、決済システム100は、上述の商品の商品ID、金額、テナントID、購買日時、および、顧客の生体情報データ、を店舗端末300から受信し、このうち生体情報データに基づき当該顧客が管理テーブル125に登録済みであるか判定する(s303)。
上述の判定の結果、当該顧客が未登録の顧客であることが判明した場合(s304:n)、決済システム100は、当該顧客に関して一般的な決済処理を行うべき旨を、店舗端末300に返し(s305)、処理を終了する。この場合、店舗端末300では、店舗スタッフによる操作により、当該顧客が手交したクレジットカードや現金により、商品やサービスの代金に対する通常の決済手続を行うことになる。
他方、上述の判定の結果、当該顧客が登録済みの顧客であることが判明した場合(s304:y)、決済システム100は、当該顧客がチェックイン済みか判定する(s306)。具体的には、上述のs303の判定で特定済みである顧客のレコードにて、チェックイン欄が「y」、すなわちチェックイン済みであるか判定することになる。
上述の判定の結果、当該顧客がチェックインしていないことが判明した場合(s307:n)、決済システム100は、当該顧客が乗車してきた車両25の同乗者のうち、決済実行者がチェックイン済みであるか判定する(s308)。具体的には、管理テーブル125における当該顧客のレコードにて車両ナンバー欄の値を読み取り、この車両ナンバーの値が同一である他のレコードのうち、チェックイン欄に「y」が設定されているもの、すなわち決済実行者のレコードの有無を判定することになる。
上述の判定の結果、同乗者である決済実行者がチェックイン済みではないことが判明した場合(s309:n)、決済システム100は、処理をs305に遷移させる。すなわち、当該顧客に関して一般的な決済処理を行うべき旨を、店舗端末300に返し(s305)、処理を終了する。
他方、上述の判定の結果、同乗者である決済実行者がチェックイン済みであることが判明した場合(s309:y)、決済システム100は、s303で得ている、テナントID、商品ID、金額、および購買日時と、当該顧客の顧客ID(s303の判定に伴い管理テーブル125で特定)と、決済実行者の顧客ID(s307の判定に伴い管理テーブル125で特定)とを含むレコードを生成し、これを購買データベース126に格納する(s310)。
ここで生成、格納したレコードは、例えば図8の購買データベース126における、顧客ID「c0002」のレコードを想定出来る。このレコードでは、当該顧客が決済実行者ではないため決済実行者欄の値は「n」、真の決済実行者欄は、上述のs307の判定で特定した決済実行者の顧客ID「c0001」、当該顧客による購買に伴う決済は決済実行者が担うため決済未済欄の値は「n」、が設定されている。また、当該顧客が買物を行ったテナントのテナントIDは「s0107」、その商品の商品IDは「p0007」、購買金額は「¥12,507」、購買日時は「2016/8/01 12:16」となっている。
こうした決済実行者の同乗者に関するレコードは、同乗者による購買活動が行われるごとに生成され、購買データベース126に蓄積されることになる。
一方、上述のs306での判定の結果、当該顧客がチェックインしていることが判明した場合(s307:y)、決済システム100は、当該顧客が決済実行者であると特定し、当該顧客に関して車両25の車両属性を管理テーブル125で特定する(s311)。
上述の特定の結果、車両属性が「商用車両」であることが判明した場合(s312:y)、決済システム100は、当該顧客の購買活動に関して決済処理を実行する(s313)。
具体的には、決済システム100は、商用車両を利用して訪れた当該決済実行者たる顧客に関して、s303で得ている、テナントID、商品ID、および金額の各値に基づき、当該テナント21での購入商品の購入金額に関する、一般的なクレジットカード決済の処理を、適宜なクレジットカードシステム等と実行し、購買データベース126での該当レコードの決済未済の値を「y」とする。
観光バスを利用してショッピングモール20を訪れた観光客に関しては、観光バスとの結びつきがあくまでも一時的なもので、車両による顧客個人の特定はいずれ出来なくなることを踏まえ、予め決済手段がクレジットカードのみに指定されている。よって、決済システム100は、上述のs312において、迅速かつ確実な代金回収を目的として、クレジットカードによる決済処理を行うこととしている。
他方、上述の特定の結果、車両属性が「自家用車両」であることが判明した場合(s312:n)、決済システム100は、s303で得ている、テナントID、商品ID、金額、および購買日時と、当該顧客の顧客ID(s303の判定に伴い管理テーブル125で特定)と、決済実行者の顧客ID(当該顧客の顧客IDである)とを含むレコードを生成し、これを購買データベース126に格納する(s314)。
ここで生成、格納したレコードは、例えば図8の購買データベース126における、顧客ID「c0001」のレコードを想定出来る。このレコードでは、当該顧客が決済実行者であるため決済実行者欄の値は「y」、真の決済実行者欄は値無し、当該顧客による購買に伴う決済は未完了のため決済未済欄の値は「n」、が設定されている。また、当該顧客が買物を行ったテナントのテナントIDは「s2010」、その商品の商品IDは「p1234」、購買金額は「¥1,350」、購買日時は「2016/8/01 11:31」となっている。
以上のフローにより、ショッピングモール20の各テナント21を訪れて購買活動を行った各顧客に関して、その購買履歴を購買データベース126に蓄積することとなる。
なお、上述のs313の実行に伴い、決済実行者たる顧客の決済手段がクレジットカードであるか判定し、決済手段がクレジットカードであった場合、当該決済実行者による購買活動に伴う決済について即実行するとしてもよい。
−−−フロー例4−−−
次に、上述のフロー例3で示した如く購買活動を行い、それを終えた決済実行者たる顧客は、ショッピングモール20の各テナント21から駐車場22に移動し、帰宅の途につく。こうした決済実行者たる顧客の帰宅に伴う生じる各処理について図に基づき説明する。
図12は、本実施形態における決済方法のフロー例4を示す図である。ここでは、買物を終え駐車場22に戻った上述の顧客(決済実行者)が、駐車場22に付帯する駐車料金精算装置24にて、その生体読取りセンサー241に自身の所定部位をセットして精算処理を開始したとする。勿論、当該駐車料金精算装置24ではなく、本実施形態の決済方法に対応した所定の装置であってもよく、装置の種類は限定しない。或いは、当該顧客の携行するユーザ端末200が、上述の駐車料金精算装置24等の所定装置が発信するビーコン電波を受信し、上述のWEBシステムが提供する精算処理用の画面を表示させ、精算処理を開始する構成としてもよい。この場合、当該顧客は、精算処理用の画面で表示された情報に応じて、ユーザ端末200の生体読取りセンサー210に自身の所定部位をセットし、精算処理を開始するとしてもよい。
いずれにしても、駐車料金精算装置24やユーザ端末200等から当該顧客の生体情報データが、決済システム100に送信される。
決済システム100は、上述の生体情報データを受信し、これに基づいて管理テーブル125の各レコードの生体情報テンプレートとの照合を実行して、照合に成功したレコードから当該顧客の顧客IDを特定する(s400)。
次に、決済システム100は、s400で得た顧客IDをキーに、購買データベース126にて当該顧客の決済実行者欄および決済未済欄の各値を取得する(s401)。
上述のs401で得た値のうち、「決済実行者」の値が「n」、すなわち当該顧客が決済実行者でないことが判明した場合(s402:n1)、決済システム100は処理を終了する。
一方、上述のs401で得た値のうち、「決済実行者」の値が「y」であり、かつ、決済未済欄の値が「y」であることが判明した場合(s402:y)、決済システム100は、当該顧客とその同乗者である他の顧客に関して決済処理が完了済みと特定し、ゲート23に対し、当該顧客の車両25の車両ナンバー(管理テーブル125で特定出来る)を含む退出許可指示を通知し(s403)、処理を終了する。
この場合のゲート23は、上述の退出許可指示を受けて、当該退出許可指示の含む車両ナンバーを示す車両25の接近を、デジタルカメラ231によるナンバープレートの撮影と文字認識による車両ナンバー判定の各処理を繰り返すことで検知し、該当車両25の接近に伴ってゲート機構235の開動作を実行する。
他方、上述のs401で得た値のうち、「決済実行者」の値が「y」であり、かつ、決済未済欄の値が「n」であることが判明した場合(s402:n2)、決済システム100は、当該顧客とその同乗者である他の顧客に関して決済処理が完了していない特定し、当該決済実行者たる顧客の決済手段がクレジットカードであるか、管理テーブル125における決済手段欄の値に基づき判定する(s404)。
この判定の結果、当該顧客の決済手段がクレジットカードではないことが判明した場合(s405:n)、決済システム100は、当該顧客およびその同乗者である各顧客による購買活動に関して現金での決済処理を行うべき旨を、上述の駐車料金精算装置24に通知する(s406)。
この通知には、決済実行者たる顧客とその同乗者である各顧客の購買履歴、すなわち購買データベース126の該当レコードのうち、決済未済欄の値が「n」のものが示す、購買内容(少なくとも、テナントID、商品ID、購買金額、および購買日時)の情報を決済用の情報として含むものとする。駐車料金精算装置24では、この通知を受けて、各購買金額の総計値を精算額として出力装置2436に表示し、入力装置2435を介して決済実行者たる顧客からの現金投入など精算動作を受け付け、この精算の完了次第、駐車券処理機構244による精算済み情報が記入された駐車券の返却動作等、駐車券精算処理を実行することとなる。
この場合、決済システム100は、駐車料金精算装置24から現金決済が完了した通知を受けたならば(s407:y)、処理を上述のs403に遷移させる。この時、決済システム100は、購買データベース126での該当レコードの決済未済の値を「y」とする。
他方、上述の判定の結果、当該顧客の決済手段がクレジットカードであることが判明した場合(s405:y)、決済システム100は、当該顧客およびその同乗者である各顧客の購買履歴、すなわち購買データベース126の該当レコードのうち、決済未済欄の値が「n」のものが示す、購買内容(少なくとも、テナントID、商品ID、購買金額、および購買日時)の情報を決済用の情報として抽出し、この情報に基づき、上述の決済実行者たる顧客のクレジットカードによる、クレジットカード決済の処理を、適宜なクレジットカードシステム等と実行する(s408)。
また、決済システム100は、上述のクレジットカード決済の処理の完了に応じて、処理を上述のs403に遷移させる。この時、決済システム100は、購買データベース126での該当レコードの決済未済の値を「y」とする。
以上のフローにより、決済実行者たる顧客により、当該顧客のみならず、その車両25の同乗者による購買活動と、それに伴う決済について手間無く効率的に処理がなされることとなる。
−−−その他の例−−−
なお、上述で示した、特定の商業施設の駐車場に顧客が車両を駐車し、当該商業施設で購買活動を行う状況に関してのみ決済方法を適用する、といった形態とは異なる他の構成も想定しうる。
例えば、或る商業施設の駐車場に車両を駐車した顧客であっても、その近隣に存在する他施設(前述の商業施設との資本関係の有無は問わない)での購買活動に関しても決済方法を適用する形態を想定出来る。
この場合、決済システム100は、上述の他施設での購買履歴のデータを、当該他施設の所定装置から取得し、これを購買データベース126に蓄積する。また、決済システム100は、この購買データベース126に蓄積した、自他の各施設に関する購買履歴に基づき、上述のフロー例4を実行することとなる。
なお、この場合の駐車場は、特定の商業施設の駐車場ではなく、コインパーキングや、個人経営の駐車場、公共施設等の臨時駐車場など、様々なものを想定出来る。
以上、本発明を実施するための最良の形態などについて具体的に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
こうした本実施形態によれば、自動車利用の顧客による複数店舗での購買に伴う決済を効率化し、当該顧客における決済の手間を低減可能となる。特に、例えば1台の車両に家族数人が同乗してショッピングモール等に来店した場合、家族各自が各店舗で行った購買に関して、今回決済を行う者(決済実行者)の決済手段によりまとめて決済を行うことが可能となる。ひいては、同じ自動車を利用して来店した顧客の人数によらず、各顧客による複数店舗での購買に伴う決済を、更に効率化し、当該顧客らにおける決済の手間をより一層低減可能となる。
本明細書の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。すなわち、本実施形態の決済システムにおいて、前記演算装置は、前記決済処理に際し、当該顧客の決済手段が現金の場合、当該顧客が前記所定領域から車両で退出する際に、当該顧客が支払う現金に基づく決済処理を実行するものである、としてもよい。
これによれば、決済手段としてクレジットカードやデビットカード、或いは電子マネーカードを保有しない顧客であっても、本実施形態の決済方法に対応した購買活動が可能となる。ひいては、自動車利用の顧客による複数店舗での購買に伴う決済を効率化し、当該顧客における決済の手間を低減可能となる。
また、本実施形態の決済システムにおいて、前記記憶装置は、前記管理テーブルにおいて、前記所定施設を利用する顧客の生体認証用情報と、当該顧客が前記所定施設の訪問に一時的に利用する所定車両の識別情報と、当該顧客が利用する決済手段の情報と、を対応付けて記憶するものであり、前記演算装置は、前記生体認証用情報を特定する処理に際し、前記所定領域に入った、前記所定車両から取得した当該車両の識別情報を、前記管理テーブルに照合して、車両に関して当該識別情報が一致する顧客の生体認証用情報を特定し、前記購買の内容を記憶装置に蓄積する処理に際し、前記所定車両に乗車している前記決済実行者である顧客から読み取った生体情報と、前記特定した生体認証用情報とに基づく生体認証に成功し、かつ、当該顧客に関して所定決済手段が前記管理テーブルに登録済みである場合、当該顧客による前記施設における複数店舗それぞれでの購買の機会に際し、当該顧客から読み取った生体情報に基づく生体認証を行い、当該生体認証に成功した顧客に関して当該購買の内容を記憶装置に蓄積し、前記決済処理に際し、前記顧客が前記所定領域から前記所定車両で退出する際または前記購買に伴う決済の際に、前記所定決済手段の情報に基づく、前記蓄積した購買の内容に応じた決済処理を実行し、前記指示を通知する処理に際し、前記所定車両に乗車する各顧客の前記決済処理が完了したことに応じて、前記所定領域における入退出制御装置に対し、当該車両での退出を許可する指示を通知するものであるとしてもよい。
これによれば、例えば観光バスやタクシー等の商用車両に、多数の者が同乗してショッピングモール等に来店した場合、その商用車両の乗客たる顧客各自が各店舗で行った購買に関して、本実施形態の決済方法に対応した購買活動が可能となる。また、この場合、車両と常に一意に紐付いていない当該顧客に関して使用する決済手段をクレジットカード等の所定の決済手段に限定することで、購買に関する代金回収漏れ等の不具合を事前に回避することも出来る。ひいては、来店に利用する車両の属性に対応して当該顧客による複数店舗での購買に伴う決済を効率化し、当該顧客における決済の手間を低減可能となる。
また、本実施形態の決済方法において、前記情報処理システムが、前記決済処理に際し、前記顧客の決済手段が現金の場合、当該顧客が前記所定領域から車両で退出する際に、当該顧客が支払う現金に基づく決済処理を実行する、としてもよい。
また、本実施形態の決済方法において、前記情報処理システムが、前記記憶装置の前記管理テーブルにおいて、前記所定施設を利用する顧客の生体認証用情報と、当該顧客が前記所定施設の訪問に一時的に利用する所定車両の識別情報と、当該顧客が利用する決済手段の情報と、を対応付けて記憶し、前記生体認証用情報を特定する処理に際し、前記所定領域に入った、前記所定車両から取得した当該車両の識別情報を、前記管理テーブルに照合して、車両に関して当該識別情報が一致する顧客の生体認証用情報を特定し、前記購買の内容を記憶装置に蓄積する処理に際し、前記所定車両に乗車している前記決済実行者である顧客から読み取った生体情報と、前記特定した生体認証用情報とに基づく生体認証に成功し、かつ、当該顧客に関して所定決済手段が前記管理テーブルに登録済みである場合、当該顧客による前記施設における複数店舗それぞれでの購買の機会に際し、当該顧客から読み取った生体情報に基づく生体認証を行い、当該生体認証に成功した顧客に関して当該購買の内容を記憶装置に蓄積し、前記決済処理に際し、前記顧客が前記所定領域から前記所定車両で退出する際または前記購買に伴う決済の際に、前記所定決済手段の情報に基づく、前記蓄積した購買の内容に応じた決済処理を実行し、前記指示を通知する処理に際し、前記所定車両に乗車する各顧客の前記決済処理が完了したことに応じて、前記所定領域における入退出制御装置に対し、当該車両での退出を許可する指示を通知する、としてもよい。
10 ネットワーク
20 ショッピングモール(施設)
21 テナント(店舗)
22 駐車場(所定領域)
23 ゲート(入退出制御装置)
231 デジタルカメラ
232 生体読取りセンサー
233 コンピュータ
2331 記憶装置
2332 プログラム
2333 メモリ
2334 演算装置
2335 通信装置
234 駐車券処理機構
235 ゲート機構
236 ビーコン発信器
24 駐車料金精算装置
241 生体読取りセンサー
242 ビーコン発信器
243 コンピュータ
2431 記憶装置
2432 プログラム
2433 メモリ
2434 演算装置
2435 入力装置
2436 出力装置
2437 通信装置
244 駐車券処理機構
25 車両
100 決済システム
101 記憶装置
102 プログラム
103 メモリ
104 演算装置
105 通信装置
125 管理テーブル
126 購買データベース
200 ユーザ端末
201 記憶装置
202 プログラム
203 メモリ
204 演算装置
205 入力装置
206 出力装置
207 通信装置
210 生体読取りセンサー
211 近距離無線通信ユニット
212 デジタルカメラ
300 店舗端末
301 記憶装置
302 プログラム
303 メモリ
304 演算装置
305 通信装置
310 生体読取りセンサー

Claims (6)

  1. 所定施設を利用する顧客の生体認証用情報と、当該顧客の車両の識別情報と、当該顧客が利用する決済手段の情報と、を対応付けた管理テーブルにおいて、前記車両の識別情報に対して複数の顧客の生体認証用情報および決済手段の情報を対応付けて格納する記憶装置と、
    前記施設の所定領域に入った車両から取得した当該車両の識別情報を、前記管理テーブルに照合して、車両に関して当該識別情報が一致する前記複数の顧客の生体認証用情報を特定する処理と、
    前記車両に乗車している前記複数の顧客のうち、決済実行者である顧客から読み取った生体情報と、前記特定した生体認証用情報とに基づく生体認証に成功した場合、当該車両に乗車していた前記複数の顧客それぞれによる前記施設における複数店舗それぞれでの購買の機会に際し、当該購買を行う顧客から読み取った生体情報に基づく生体認証を行い、当該生体認証に成功した場合、前記決済実行者たる顧客に関して前記購買の内容を記憶装置に蓄積する処理と、
    前記決済実行者たる前記顧客の決済手段がカード決済の場合、当該顧客が前記所定領域から前記車両で退出する際または前記購買に伴う決済の際に、当該決済手段たるカードの情報に基づく、前記蓄積した購買の内容に応じた決済処理を実行する処理と、
    前記決済処理が完了したことに応じて、前記所定領域における入退出制御装置に対し、当該車両での退出を許可する指示を通知する処理と、を実行する演算装置と、
    を含むことを特徴とする決済システム
  2. 前記演算装置は、
    前記決済処理に際し、前記顧客の決済手段が現金の場合、当該顧客が前記所定領域から車両で退出する際に、当該顧客が支払う現金に基づく決済処理を実行するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の決済システム
  3. 前記記憶装置は、
    前記管理テーブルにおいて、前記所定施設を利用する顧客の生体認証用情報と、当該顧客が前記所定施設の訪問に一時的に利用する所定車両の識別情報と、当該顧客が利用する決済手段の情報と、を対応付けて記憶するものであり、
    前記演算装置は、
    前記生体認証用情報を特定する処理に際し、前記所定領域に入った、前記所定車両から取得した当該車両の識別情報を、前記管理テーブルに照合して、車両に関して当該識別情報が一致する顧客の生体認証用情報を特定し、
    前記購買の内容を記憶装置に蓄積する処理に際し、前記所定車両に乗車している前記決済実行者である顧客から読み取った生体情報と、前記特定した生体認証用情報とに基づく生体認証に成功し、かつ、当該顧客に関して所定決済手段が前記管理テーブルに登録済みである場合、当該顧客による前記施設における複数店舗それぞれでの購買の機会に際し、当該顧客から読み取った生体情報に基づく生体認証を行い、当該生体認証に成功した顧客に関して当該購買の内容を記憶装置に蓄積し、
    前記決済処理に際し、前記顧客が前記所定領域から前記所定車両で退出する際または前記購買に伴う決済の際に、前記所定決済手段の情報に基づく、前記蓄積した購買の内容に応じた決済処理を実行し、
    前記指示を通知する処理に際し、前記所定車両に乗車する各顧客の前記決済処理が完了したことに応じて、前記所定領域における入退出制御装置に対し、当該車両での退出を許可する指示を通知するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の決済システム
  4. 情報処理システムが、
    所定施設を利用する顧客の生体認証用情報と、当該顧客の車両の識別情報と、当該顧客が利用する決済手段の情報と、を対応付けた管理テーブルにおいて、前記車両の識別情報に対して複数の顧客の生体認証用情報および決済手段の情報を対応付けて格納する記憶装置を備えて、
    前記施設の所定領域に入った車両から取得した当該車両の識別情報を、前記管理テーブルに照合して、車両に関して当該識別情報が一致する前記複数の顧客の生体認証用情報を特定する処理と、
    前記車両に乗車している前記複数の顧客のうち、決済実行者である顧客から読み取った生体情報と、前記特定した生体認証用情報とに基づく生体認証に成功した場合、当該車両に乗車していた前記複数の顧客それぞれによる前記施設における複数店舗それぞれでの購買の機会に際し、当該購買を行う顧客から読み取った生体情報に基づく生体認証を行い、当該生体認証に成功した場合、前記決済実行者たる顧客に関して前記購買の内容を記憶装置に蓄積する処理と、
    前記決済実行者たる前記顧客の決済手段がカード決済の場合、当該顧客が前記所定領域から前記車両で退出する際または前記購買に伴う決済の際に、当該決済手段たるカードの情報に基づく、前記蓄積した購買の内容に応じた決済処理を実行する処理と、
    前記決済処理が完了したことに応じて、前記所定領域における入退出制御装置に対し、当該車両での退出を許可する指示を通知する処理と、
    を実行することを特徴とする決済方法
  5. 前記情報処理システムが、
    前記決済処理に際し、前記顧客の決済手段が現金の場合、当該顧客が前記所定領域から車両で退出する際に、当該顧客が支払う現金に基づく決済処理を実行する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の決済方法
  6. 前記情報処理システムが、
    前記記憶装置の前記管理テーブルにおいて、前記所定施設を利用する顧客の生体認証用情報と、当該顧客が前記所定施設の訪問に一時的に利用する所定車両の識別情報と、当該顧客が利用する決済手段の情報と、を対応付けて記憶し、
    前記生体認証用情報を特定する処理に際し、前記所定領域に入った、前記所定車両から取得した当該車両の識別情報を、前記管理テーブルに照合して、車両に関して当該識別情報が一致する顧客の生体認証用情報を特定し、
    前記購買の内容を記憶装置に蓄積する処理に際し、前記所定車両に乗車している前記決済実行者である顧客から読み取った生体情報と、前記特定した生体認証用情報とに基づく生体認証に成功し、かつ、当該顧客に関して所定決済手段が前記管理テーブルに登録済みである場合、当該顧客による前記施設における複数店舗それぞれでの購買の機会に際し、当該顧客から読み取った生体情報に基づく生体認証を行い、当該生体認証に成功した顧客に関して当該購買の内容を記憶装置に蓄積し、
    前記決済処理に際し、前記顧客が前記所定領域から前記所定車両で退出する際または前記購買に伴う決済の際に、前記所定決済手段の情報に基づく、前記蓄積した購買の内容に応じた決済処理を実行し、
    前記指示を通知する処理に際し、前記所定車両に乗車する各顧客の前記決済処理が完了したことに応じて、前記所定領域における入退出制御装置に対し、当該車両での退出を許可する指示を通知する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の決済方法
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