JP7354078B2 - 化粧料 - Google Patents
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Description
特許文献1には、疎水化処理粉体を含有させたメーキャップ用組成物が開示される。
特許文献2には、酸化亜鉛粒子又は酸化チタン粒子の表面に、硫酸バリウム、並びに、シリカ及び/又はシリカ水和物からなる被覆層を形成してなる複合粉体を配合した化粧料が開示される。
特許文献3には、基材と基材被覆する微粒子赤酸化鉄を含む被覆粉体を含有させた化粧料が開示される。
特許文献4には、4-tert-ブチル-4’-メトキシベンゾイルメタンと、微粒子酸化チタンの表面にシリカを被覆した複合顔料を含有する化粧料が開示される。
特許文献5には、金属酸化物粒子の表面に非晶性酸化チタンが担持された化粧料用粒子及びこの粒子を用いた化粧料組成物が開示される。
本開示の一実施形態が解決しようとする課題は、抗シワ剤を含有し、かつ、シワ隠し効果に優れる化粧料を提供することである。
[1] 抗シワ剤と、化粧料の全質量に対する含有率が10質量%~95質量%である油剤と、油剤の屈折率に対する屈折率差の絶対値が0.1以上1.0以下であり、かつ化粧料の全質量に対する含有率が0.5質量%~10質量%である粉体Xと、を含有する化粧料。
[2] 抗シワ剤が、ニコチン酸アミドである、[1]に記載の化粧料。
[3] 粉体Xが、シリカと酸化チタンとを含む複合粉体である、[1]又は[2]に記載の化粧料。
[4] さらに、油剤の屈折率に対する屈折率差の絶対値が0.1未満であり、かつ吸油量が1mL/100g~150mL/100gである粉体Yを含有する、[1]~[3]のいずれか1つに記載の化粧料。
[5] 粉体Yの含有率が、化粧料の全質量に対して、20質量%~50質量%である、[4]に記載の化粧料。
[6] 抗シワ剤の含有率が、化粧料の全質量に対して、0.1質量%~10質量%である、[1]~[5]のいずれか1つに記載の化粧料。
[7] 油剤が、シリコーン油、シリコーンワックス、シリコーンゲル、炭化水素油、エステル油、高級脂肪酸、ロウ、高級アルコール、及び、天然動植物油剤からなる群より選択される少なくとも1種である、[1]~[6]のいずれか1つに記載の化粧料。
本開示では、段階的に記載されている数値範囲において、ある数値範囲で記載された上限値又は下限値は、他の段階的な記載の数値範囲の上限値又は下限値に置き換えてもよい。また、本開示に記載されている数値範囲において、ある数値範囲の上限値又は下限値は、実施例に示されている値に置き換えてもよい。
本開示において、2以上の好ましい態様の組み合わせは、より好ましい態様である。
本開示において、化粧料中の各成分の量は、各成分に該当する物質が化粧料中に複数存在する場合には、特に断らない限り、化粧料中に存在する複数の物質の合計量を意味する。
本開示において、粉体X及び粉体Yにおける「X」及び「Y」は、粉体を区別するためにのみ使用される符号である。
本開示の化粧料は、抗シワ剤と、化粧料の全質量に対する含有率が10質量%~95質量%である油剤と、油剤の屈折率に対する屈折率差の絶対値が0.1以上1.0以下であり、かつ化粧料の全質量に対する含有率が0.5質量%~10質量%である粉体Xと、を含有する。
本開示の化粧料は、抗シワ剤を含む。
本開示の化粧料は、抗シワ剤を、1種単独で含んでいてもよく、2種以上含んでいてもよい。
抗シワ剤の含有率は、例えば、化粧料の全質量に対して、0.1質量%~10質量%が好ましく、1質量%~10質量%がより好ましく、2質量%~8質量%がさらに好ましく、4質量%~6質量%が最も好ましい
本開示の化粧料は、油剤を含む。
油剤としては、化粧料の分野で一般に油剤として使用される成分を用いることができる。
油剤は、液体であってもよいし、半固体であってもよいし、固体であってもよいし、これらの混合物であってもよい。
本開示の化粧料は、油剤の屈折率に対する屈折率差の絶対値が0.1以上1.0以下である粉体Xを含有する。
光を効率的に反射してシワ隠し効果をより良好に発揮する観点からは、粉体Xは、球状粉体又は板状粉体であることが好ましく、球状粉体であることがより好ましい。
球状粉体には、真球状の粉体のみならず、略球状の粉体が含まれる。
球状粉体は、表面に凹凸を有していてもよい。
粉体Xの形態が球状であると、肌表面の凹部であるシワを良好に埋めることができる。特定粉体がシワに良好に埋まると、光の散乱によるシワ隠し効果がより良好に奏されると考えられる。
無機粉体(例えば、タルク、カオリン、雲母、絹雲母(セリサイト)、白雲母、金雲母、合成雲母、紅雲母、黒雲母、パーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸ストロンチウム、水酸化アルミニウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、中空シリカ、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム(焼セッコウ)、リン酸カルシウム、弗素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラミックパウダー等)、金属石鹸(例えば、ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム)、窒化ホウ素等);
金属酸化物粉体(例えば、二酸化チタン、酸化亜鉛等);架橋型炭化水素系ポリマー(ナイロン、ポリエチレン、ポリウレタン、ポリスチレン等の架橋物);
金属酸化物と無機の複合粉体(シリカと酸化亜鉛、シリカと二酸化チタン、シリカと酸化鉄、シリカと水酸化アルミニウム、PMMAと酸化亜鉛、PMMAと二酸化チタン、PMMAと酸化鉄、PMMAと水酸化アルミニウム、マイカと酸化亜鉛、マイカと二酸化チタン、マイカと酸化鉄、マイカと水酸化アルミニウム、タルクと酸化亜鉛、タルクと二酸化チタン、タルクと酸化鉄、タルクと水酸化アルミニウム)等が挙げられる。
市販品の例としては、BA-1及びBA-4(日揮触媒化成株式会社、中空シリカ粒子)、HCS Refle 30、HCS Refle 50、及びHCS Refle 90(日揮触媒化成株式会社、シリカと酸化チタンの複合粒子)、MZS-5104(鈴木油脂工業株式会社、マイカと酸化亜鉛の複合粒子)、プルセア OPZ-50(鈴木油脂工業株式会社、PMMAと酸化亜鉛の複合粒子)、プルセア SIZ-30(鈴木油脂工業株式会社、シリカと酸化亜鉛の複合粒子)、COVERLEAF MF(B)(日揮触媒化成株式会社、マイカ、酸化チタン、酸化鉄の複合粒子)、等が挙げられる。
粉体Xとして用いうる市販品は、これらに限定されない。
粉体Xの粒子径は、例えば、1μm~20μmが好ましく、3μm~15μmがより好ましく、3μm~10μmが更に好ましい。
粉体Xの粒子径が、上記の範囲であると、化粧料を肌に塗り広げる際のきしみ感が抑制され、滑り性が向上する傾向となる。
粉体Xの含有率が、0.5質量%以上であることで、適度な光散乱効果を発揮し、シワ隠し効果に寄与しうる。粉体Xの含有率が10質量%以下であることで、化粧料の使用感への影響が抑制される傾向となる。
本開示の化粧料は、油剤の屈折率に対する屈折率差の絶対値が1.0未満であり、かつ吸油量が1mL/100g~150mL/100gである粉体Yを含有することが好ましい。本開示の化粧料が、粉体Yを含有することで、シワ隠し効果と化粧ヨレの抑制との両立を図ることが容易となる。
特定粉体の市販品の例としては、E-2C、D-11C、D-25C、E-90C、G-6C(鈴木油脂工業株式会社、シリカ)等が挙げられる。
粉体Yの粒子径は、例えば、1μm~20μmが好ましく、3μm~15μmがより好ましく、3μm~10μmが更に好ましい。
粉体Yの粒子径が、上記の範囲であると、化粧料を肌に塗り広げる際のきしみ感が抑制され、滑り性が向上する傾向となる。
粉体Yの粒子径は既述の方法により測定することができる。
本開示の化粧料は、本開示の効果を損なわない範囲において、必要に応じて、他の成分を含有していてもよい。
他の成分としては、紫外線吸収剤、水性媒体(水、低級アルコール、多価アルコール等、及び、ニコチン酸アミドを溶解可能な溶媒)、防腐剤(フェノキシエタノール、メチルパラベン等)、カロテノイド(アスタキサンチン等)、増粘剤、乳化剤、pH調整剤、エモリエント剤、保湿剤、酸化防止剤(トコフェロール類等)、美白剤、着色剤、香料などが挙げられる。
本開示の化粧料は、化粧品、医薬部外品(所謂、薬用化粧品)等として、好適に用いることができる。
本開示の化粧料の使用態様は、特に限定されない。
本開示の化粧料の使用態様としては、例えば、シワ隠し効果をより有効に発揮し得る点で、ベースメイク前に使用する態様が好ましい。
本開示の化粧料の剤型は、特に限定されない。
本開示の化粧料は、油性化粧料であっても、乳化化粧料であってもよい。
本開示の化粧料の形態は、特に限定されない。
本開示の化粧料の形態としては、例えば、練り状、クリーム状、スティック状等の形態が挙げられる。
本開示の化粧料の製造方法は、特に限定されず、公知の製造方法を適用することができる。
油剤及び他の油相成分を含有する油相組成物を調製し、得られた油相組成物と粉体Xとを混合する。別途、抗シワ剤(ニコチン酸アミド、等)及び他の水相成分を含有する水相組成物を調製する。特定量の粉体Xを混合した油相組成物と、水相組成物とを混合して、乳化化粧料を製造する。
油相組成物と水相組成物とを混合する際の乳化方法としては、特に制限はなく、常法に従って行うことができる。
化粧料に含まれる各成分は、単に混合すればよく、全ての成分を一度に混合してもよいし、各成分をいくつかに分けて混合してもよい。
混合手段としては、特に限定されず、公知の混合手段を適用することができる。
混合手段としては、例えば、乳鉢及び乳棒、撹拌機、混練機等の公知の混合手段が挙げられる。
各成分を混合する際の温度及び時間は、各成分を十分に混合することができれば、特に限定されず、例えば、混合手段、各成分の種類等に応じて、適宜設定することができる。
下記の表1に示す処方に従い、油相成分の欄に示す各成分を、80℃で加熱しながら1時間溶解して、油相組成物を得た。
下記の表1に示す処方に従い、水相成分の欄に示す各成分を、80℃で加熱しながら1時間溶解して、水相組成物を得た。
上記で得られた油相組成物中に、80℃に保ったまま、粉体X及びアスタッツ液を混合し、ホモジナイザーを用いて攪拌した(1400rpm:revolutions per minutes、以下同じ)。
次いで、水相組成物を添加してホモジナイザーで攪拌し(5000rpm)、乳化物を得た。
得られた乳化物に、pH調整剤(AMP水溶液)を添加してpH調整を行った。pH調整後の乳化物を約40℃まで冷却し、40℃に保ったまま、更にホモジナイザー用いて攪拌し(5000rpm)、最終乳化物(化粧料)を調製した。
(評価A:シワ隠し効果)
得られた化粧料を、バイオスキン目尻シワ模型(シワレベル4、ビューラックス社)に、80mg塗布して塗り広げ、顔画像診断装置(Visia、Canfield Scientific社)を用いて「しわスコア」を測定し、しわ隠し効果を下記基準により評価した。結果を表1に示す。下記の評価基準において、シワ隠し効果が最も優れるものは、「A」である。
A:しわスコアが0以上40未満である。
B:しわスコアが40以上60未満である。
C:しわスコアが60以上100以下である。
表1中、組成の欄に記載の「-」は、該当する成分を含まないことを意味する。
表1では、便宜上、抗シワ剤、油剤、及び、粉体Xに該当する成分を、それぞれ(A)、(B)、及び(C)に分類して表記した。
表1に記載の各成分の詳細は、以下のとおりである。
・ニコチン酸アミド
・水添ポリイソブテン
・ステアリン酸
・ステアリン酸ソルビタン
・ジメチコン
・スクワラン
・ベヘニルアルコール
・ミツロウ
・ポリソルベート60
・ステアリン酸グリセリル
・ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)
・ホボバ種子油
上記油剤の屈折率(加重平均値)は、1.40である。
・HCS-Refle 90〔商品名、屈折率差:0.98、粒子径:5μm、シリカ/酸化チタン複合粒子、球状、無孔質、日揮触媒化成株式会社〕
・HCS-Refle 30〔商品名、屈折率差:0.36、粒子径:5μm、シリカ/酸化チタン複合粒子、無孔質、日揮触媒化成株式会社〕
・BA-4〔商品名、屈折率差:0.12、粒子径:5μm、シリカ粒子、球状、中空、無孔質、日揮触媒化成株式会社〕
・トコフェロール
・アスタッツS〔商品名、アスタキサンチン含有液、富士フイルム株式会社〕
・ステアリン酸スクロース
・グリセリン
・ペンチレングリコール
・カルボマー
・(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー
・AMP〔アミノメチルプロパノール〕
一方、粉体Xを含まない比較例1の化粧料は、シワ隠し効果が劣っていた。
表2に記載の成分のうち、粉体を除く成分を、80℃にて加熱攪拌により混合した後、粉体X(酸化チタン/シリカ複合粒子)及び吸油量の異なる粉体(粉体Y及び他の粉体)をそれぞれ乳鉢を用いて混合し、混合製剤(化粧料)を得た。
(評価B1:シワ隠し効果)
得られた評価用試料について、シワ隠し効果を評価した。
評価方法及び評価基準の詳細は、(評価A:シワ隠し効果)における評価試験、評価基準等と同様であるため、ここでは説明を省略する。
得られた評価用試料において、混合製剤の塗布部(4cm×5cm角)からファンデーションがヨレ出した面積を、ImageJによる画像処理にて計測し、ヨレ面積を下記の評価基準により評価した。本評価では、ヨレ面積を化粧ヨレの程度として定義する。
図3中、実線で示した方形部分が混合製剤の塗布部(4cm×5cm角)であり、矢印が示す方向が、ファンデーションの塗布方向である。塗布部の下端と破線で囲まれた部分がファンデーションがヨレ出した部分であり、この部分の面積がヨレ面積として定義される。
なお、図3に示す写真は、ヨレ面積の説明のためにのみに用いるものである。
AA:ヨレ面積が2cm2未満である。
A:ヨレ面積が2cm2以上4cm2未満である。
B:ヨレ面積が4cm2以上である。
表2中、組成の欄に記載の「-」は、該当する成分を含まないことを意味する。
表2では、便宜上、抗シワ剤、油剤、粉体X、及び粉体Yに該当する成分を、それぞれ(A)、(B)、(C)及び(D)に分類して表記した。
・ニコチン酸アミド
・ジメチコン
・(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー
・トリエチルヘキサノイン
上記油剤の屈折率(加重平均値)は、1.41である。
・酸化チタン/シリカ複合粒子(屈折率差:0.97、粒子径:5μm、商品名:HCS-Refle 90、日揮触媒化成株式会社)
・シリカ粒子(吸油量:120mL/100g、屈折率差:0.05、粒子径:3.0~4.5μm、商品名:D-11C、鈴木油脂工業株式会社)
・シリカ粒子(吸油量:30mL/100g、屈折率差:0.05、粒子径:3.2~5.0μm、商品名:G-6C、鈴木油脂工業株式会社)
・シリカ粒子(吸油量:400mL/100g、屈折率差:0.05、粒子径:4.0~6.0μm、商品名:SF-16C、鈴木油脂工業株式会社)
・イソステアリン酸ポリグリセリル-2
・BG〔ブチレングリコール〕
実施例1の化粧料の組成において、粉体Xの種類及び含有率を変更した以外は、実施例1と同様にして化粧料を調製し、粉体Xの種類及び含有率とシワ隠し効果との関係を評価した。評価用に調製した化粧料における粉体Xの種類及び含有率の詳細は、下記(1)、(2)及び(3)の各群に示すとおりである。
(2)群:HCS-Refle 90に代えて、粉体XとしてHCS Refle 30を用い、粉体Xの含有率を1質量%、3質量%、及び、5質量%に変更した3種類の化粧料を、それぞれ調製した。
(3)群: HCS Refle 90の含有率を、0.5質量%、0.75質量%(実施例1)、1質量%、1.5質量%、及び、3質量%に変更した5種類の化粧料を、それぞれ調製した。
図1中に、上記の屈折率差の値を併記する。
シリコーンゲル(商品名:KSG-16、信越化学工業株式会社):トリエチルヘキサノイン(商品名:ノムコートTIO、日清オイリオ株式会社)=60:14からなる油剤及び、下記表3に示す各種の粉体を用いて、組成物の全質量に対する粉体の含有率が5質量%となるように、油剤と粉体とを乳鉢を用いて混合し、油剤及び粉体からなる組成物(評価用試料)を調製した。
油剤の屈折率から粉体の屈折率を減じて得た値の絶対値(屈折率差の絶対値)を表3に示す。
得られた「しわスコア」の結果を、表3に併記する。また、図4に、得られた「しわスコア」を縦軸とし、粉体の種類を横軸に示したグラフを示す。
図4に示すグラフの右端に両矢印で示したA、B又はCの領域は、評価Aの評価基準のランクに対応する。
・HOLLOWY-N15〔商品名、日揮触媒化成株式会社〕
・B-6C〔商品名、鈴木油脂工業株式会社〕
・SATINIER M5〔商品名、日揮触媒化成株式会社〕
・BA-4〔商品名、日揮触媒化成株式会社〕
・BA-1〔商品名、日揮触媒化成株式会社〕
・HCS-Refle 30〔商品名、日揮触媒化成株式会社〕
・HCS-Refle 50〔商品名、日揮触媒化成株式会社〕
・HCS-Refle 90〔商品名、日揮触媒化成株式会社〕
・MZS-5104(商品名、鈴木油脂工業株式会社)、
・COVERLEAF MF(B)〔商品名、日揮触媒化成株式会社〕
Claims (6)
- 抗シワ剤と、
化粧料の全質量に対する含有率が10質量%~95質量%である油剤と、
前記油剤の屈折率に対する屈折率差の絶対値が0.1以上1.0以下であり、かつ化粧料の全質量に対する含有率が0.5質量%~10質量%である粉体Xと、
を含有する化粧料であって、
前記粉体Xが、シリカと酸化チタンとを含む複合粉体である、
化粧料。 - 前記抗シワ剤が、ニコチン酸アミドである、請求項1に記載の化粧料。
- さらに、前記油剤の屈折率に対する屈折率差の絶対値が0.1未満であり、かつ吸油量が1mL/100g~150mL/100gである粉体Yを含有する、請求項1又は請求項2に記載の化粧料。
- 前記粉体Yの含有率が、化粧料の全質量に対して、20質量%~50質量%である、請求項3に記載の化粧料。
- 前記抗シワ剤の含有率が、化粧料の全質量に対して、0.1質量%~10質量%である、請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の化粧料。
- 前記油剤が、シリコーン油、シリコーンワックス、シリコーンゲル、炭化水素油、エステル油、高級脂肪酸、ロウ、高級アルコール、及び、天然動植物油剤からなる群より選択される少なくとも1種である、請求項1~請求項5のいずれか1項に記載の化粧料。
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