JP7353714B2 - 研削方法 - Google Patents

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Description

本発明は、反りを有する板状のワークを研削する研削方法に関する。
半導体デバイスチップの製造プロセスでは、半導体ウェーハの表面側に複数の分割予定ラインを格子状に設定し、複数の分割予定ラインで区画される各領域にIC(Integrated Circuit)、LSI(Large Scale Integration)等のデバイスを形成する。
その後、例えば、ウェーハが所定の厚さとなるまでウェーハの裏面側を研削装置で研削した後、研削により薄化されたウェーハの各分割予定ラインに沿って切削装置でウェーハを切断することにより、半導体デバイスチップが製造される。
切削装置は、環状の切り刃を有する切削ブレード含む切削ユニットと、切削ユニットの下方に設けられたチャックテーブルとを有する。チャックテーブルは、円盤状の凹部を有する金属製の枠体と、枠体の凹部に挿入され接着剤で枠体に固定されたポーラス板とを含む(例えば、特許文献1参照)。ポーラス板の下面は、枠体の底部側に位置し、ポーラス板の上面は、略平坦な面であり、凹部の外周部に位置する枠体の上面と面一を成す。
この様なポーラス板を製造するためには、例えば、アルミナ等で形成された高硬度のセラミックス粒子等を、円盤状の空間を有する型枠に入れて、圧縮成形した後、焼成して、円盤状の焼成体を形成する。その後、焼成体の表面、裏面及び側面を研削又は研磨することで、被加工物との接触面となる略平坦な保持面を備えるポーラス板が製造される。
ところで、焼成体を研削する場合、円錐状の保持面を有するチャックテーブルで焼成体の一面側を保持して、焼成体の他面側を研削する(例えば、特許文献2参照)。しかし、焼成体は、通常、反りを有しており、一面側を大きく変形させる様に焼成体を保持した状態で、焼成体の他面側を研削しても、研削後のポーラス板には反りが残ってしまう。
特開2008-62476号公報 特開2015-9295号公報
研削後のポーラス板に反りが残っていると、ポーラス板と枠体との間で接着不良等が生じる。更には、反りが残っているポーラス板と枠体とで構成されたチャックテーブルを備える加工装置を用いて被加工物を加工すると、加工不良が生じる。
本発明は係る問題点に鑑みてなされたものであり、反りを有する板状のワーク(例えば、ポーラス板)を研削する場合に、研削後のワークの反りを低減することを目的とする。
本発明の一態様によれば、反りを有する板状のワークの凸状の第1面と凹状の第2面とを、円環状のホイール基台と該ホイール基台の一面側に環状に配置された砥石部とを有する研削ホイールの該砥石部で研削する研削方法であって、外周部から中央部に向かうにつれて上方に突出する凸形状を有する第1の保持面を有する円盤状の第1の保持テーブルにおける該第1の保持面の該外周部に対する該中央部の突出量と、該第1の保持面で保持されていないときの該ワークの反り量との差の絶対値が、該ワークの反り量の許容値以下となる該突出量を有する該第1の保持面で該ワークの該第2面側を保持する第1の保持ステップと、該砥石部の下面で規定される研削面を該ワークに接触させた場合に該研削面が、該第1の保持面の該中央部上に位置する該ワークの中央部に接触し該第1の保持面の該外周部上に位置する該ワークの外周部に接触しない様に、該第1の保持テーブルの回転軸の傾きを調整する第1の傾き調整ステップと、該第1の保持ステップ及び該第1の傾き調整ステップの後、該第1の傾き調整ステップで調整した該第1の保持テーブルの回転軸の傾きを維持した状態で、該ワークの該第1面側を研削する第1の研削ステップと、該第1の研削ステップの後、該ワークを該第1の保持テーブルから取り外し、該第1の研削ステップで研削された該第1面側を、円盤状の第2の保持テーブルの第2の保持面で保持する第2の保持ステップと、該第2の保持面のうち該砥石部と該ワークとの接触領域の下方に位置する一部が、該研削面と平行になる様に、該第2の保持テーブルの回転軸の傾きを調整する第2の傾き調整ステップと、該第2の保持ステップ及び該第2の傾き調整ステップの後、該第2の傾き調整ステップで調整した該第2の保持テーブルの回転軸の傾きを維持した状態で、該ワークの該第2面側を研削する第2の研削ステップと、を備え、該ワークは、セラミックス粒子の圧縮成形及び焼成を経て形成されたポーラス板である研削方法が提供される。
好ましくは、該第1の保持面及び該第2の保持面は、それぞれ円錐状であり、該第1の傾き調整ステップでは、該第1の保持テーブルの該回転軸と、該研削面と、が直交する様に、該第1の保持テーブルの回転軸の傾きを調整し、該第2の傾き調整ステップでは、該第2の保持テーブルの該第2の保持面の一部が該研削面と平行になる様に、該第2の保持テーブルの回転軸の傾きを調整する。
本発明の一態様に係る研削方法では、まず、第1の保持テーブルの第1の保持面でワークの凹状の第2面側を保持する(第1の保持ステップ)。なお、第1の保持面は、凸形状を有し、更に、第1の保持面の突出量と第1の保持面で保持されていないときのワークの反り量との差の絶対値がワークの反り量の許容値以下となる突出量を有する。
第1の保持ステップの後、研削ホイールの研削面が、第1の保持面の中央部上に位置するワークの中央部に接触し第1の保持面の外周部上に位置するワークの外周部に接触しない様に、第1の保持テーブルの回転軸の傾きを調整する(第1の傾き調整ステップ)。そして、第1の保持テーブルの回転軸の傾きを維持した状態で、研削ホイールでワークの第1面側を研削する(第1の研削ステップ)。
この様に、第1の保持ステップでは、第1の保持面の突出量と第1の保持面で保持されていないときのワークの反り量との差の絶対値が、ワークの反り量の許容値以下となる突出量を有する第1の保持面で、ワークを保持する。それゆえ、第1の研削ステップでは、ワークを変形させない又は僅かに変形させた状態で、ワークを研削できるので、第1の研削ステップ後において、ワークの第1面側の反りを低減できる。
第1の研削ステップの後、ワークを第1の保持テーブルから取り外し、第1面側を第2の保持テーブルで保持する(第2の保持ステップ)。そして、第2の保持面のうち砥石部とワークとの接触領域の下方に位置する第2の保持面の一部が、研削面と平行になる様に、第2の保持テーブルの回転軸の傾きを調整する(第2の傾き調整ステップ)。
第2の傾き調整ステップの後、第2の保持テーブルの回転軸の傾きを維持した状態で、ワークの第2面側を研削する(第2の研削ステップ)。第2の研削ステップでは、反りが低減されたワークの第1面側を第2の保持面で保持した状態で、この第1面を基準としてワークの第2面側を一様に研削する。それゆえ、ワークを一定の仕上げ厚さに薄化すると共に、ワークの第2面側の反りも低減できる。
図1(A)はワークの断面図であり、図1(B)は第1の実施形態に係る研削装置等の一部断面側面図であり、図1(C)は多孔質プレートの断面図である。 図2(A)は第1の研削ステップを示す一部断面側面図であり、図2(B)は第1の研削ステップ後のワークの断面図である。 第2の保持ステップ及び第2の傾き調整ステップを示す一部断面側面図である。 図4(A)は第2の研削ステップを示す一部断面側面図であり、図4(B)は第2の研削ステップ後のワークの断面図である。 第1の実施形態の研削方法を示すフロー図である。 図6(A)は第2の実施形態に係る研削装置等の一部断面側面図であり、図6(B)は第2の実施形態に係る第2の研削ステップ後のワークの断面図である。 図7(A)は、第2の比較例での研削装置等の一部断面側面図であり、図7(B)は、第2の比較例における第1の研削ステップ後のワークの断面図である。 図8(A)は各々比較例に係る第2の保持ステップ及び第2の傾き調整ステップを示す一部断面側面図であり、図8(B)は比較例に係る第2の研削ステップ後のワークの断面図である。
添付図面を参照して、本発明の一態様に係る実施形態について説明する。まず、第1の実施形態で研削の対象となる板状のワーク11について説明する。ワーク11は、例えば、4mmの厚さを有する円盤状のポーラス板である。
ワーク11は、例えば、円盤状の空間を有する金属製の型枠に、炭化ケイ素、アルミナ等で形成された粒子状の骨材等を充填し、その後、圧縮成形、焼成等の工程を経て形成される。図1(A)は、焼成後研削前のワーク11の断面図である。
ワーク11は、反りを有し、凸状の第1面11aと、第1面11aとは反対側に位置する凹状の第2面11bとを含む。ワーク11は、例えば、30μm程度の反り量Aを有する。
反り量Aは、例えば、凸状の第1面11aが上向きとなり、凹状の第2面11bが下向きとなる様に、ワーク11を平面Bに載置した場合に、平面Bに直交する方向における平面Bから第2面11bまでの最大長さで規定される。
なお、ワーク11の反り量Aは、平面Bに第1面11aが接し、平面Bに平行な平面B’に第2面11bが接する様に、平面B及び平面B’でワーク11を挟んだ場合に、平面Bに直交する方向における、平面Bから第1面11aまでの最大長さ、又は、平面B’から第2面11bまでの最大長さで規定されてもよい。
次に、ワーク11に対して研削加工を施す研削装置2について説明する。図1(B)は、第1の実施形態に係る研削装置2等の一部断面側面図である。研削装置2は、円盤状のチャックテーブル(第1の保持テーブル,第2の保持テーブル)6を有する。
チャックテーブル6は、セラミックス製の枠体6aを有する。枠体6a内には流路(不図示)が設けられており、この流路の一端はエジェクタ等の吸引源(不図示)に接続している。
枠体6aは、円盤状の空間から成る凹部を上面側に有する。この凹部には、略円盤状でありワーク11と略同径の多孔質プレート6bが固定されている。多孔質プレート6bは、略平坦な円形の下面と、直円錐状の凸面である上面とを有する。
図1(C)は、多孔質プレート6bの断面図である。多孔質プレート6bの上面は、外周部の端部6cから中央部の中心6cに向かうにつれて上方に突出する凸形状を有する。この場合、多孔質プレート6bの上面の突出量Cは、端部6cを通る直円錐の底面から、直円錐の頂点に対応する中心6cまでの長さで規定される。
なお、多孔質プレート6bの上面は、完全な直円錐でなくてもよく、ドーム状であってもよい。この場合、多孔質プレート6bの上面の突出量Cは、ドーム状の上面の円形の底面から頂部までの長さで規定される。
多孔質プレート6bの下面側には、枠体6a内に設けられた流路の他端が接続している。吸引源を動作させると、多孔質プレート6bの上面には負圧が生じ、当該上面は、保持面(第1の保持面,第2の保持面)6cとして機能する。
保持面6cは、突出量Cと、保持面6cで保持されていないときのワーク11の反り量Aとの差の絶対値が、ワーク11の反り量の許容値D以下となる突出量Cを有する。つまり、保持面6cの突出量Cは、所定の条件:|C-A|≦Dを満たす。
なお、許容値Dは、後述する所定の研削方法でワーク11の第1面11a及び第2面11bを研削した後におけるワーク11の反り量の許容値であり、例えば、許容値Dは5μmである。
一例において、許容値Dが5μmであり、研削が施される前、且つ、保持面6cで保持されていないときのワーク11の反り量Aが25μm以上35μm以下である場合、保持面6cの突出量Cが30μmであるチャックテーブル6が使用される。
ここで再び、図1(B)を参照して、研削装置2の他の構成要素を説明する。チャックテーブル6の下面側には、円盤状のテーブル基台8が連結されている。テーブル基台8の下面側にはモータ等の駆動機構(不図示)が設けられており、この駆動機構はチャックテーブル6に連結している。
駆動機構を動作させることにより、チャックテーブル6は所定の回転軸6dの周りで回転する。回転軸6dは、多孔質プレート6bの下面に直交し、多孔質プレート6bの保持面6cの中心6cを通る。
テーブル基台8の下面側には、1つの固定支持部材10aと、2つの可動支持部材10bとを有する傾き調整機構10が設けられている。1つの固定支持部材10a及び2つの可動支持部材10bは、テーブル基台8の円周方向に120度離れた状態で、テーブル基台8に連結されている。なお、図1(B)では、2つのうち1つの可動支持部材10bを示す。
固定支持部材10aの上端の高さは固定されているが、可動支持部材10bの上端の高さは上下方向に移動可能である。例えば、可動支持部材10bの上端の高さを調整することにより、回転軸6dを研削装置2の鉛直方向(Z軸方向)に対して所定角度傾けることができる。
また、例えば、1つの固定支持部材10aと、2つの可動支持部材10bとの各上端の高さを一致させることで、回転軸6dをZ軸方向に対して平行にできる。
チャックテーブル6の上方には、研削ユニット12が設けられている。研削ユニット12には、研削ユニット12をZ軸方向に沿って移動させる(即ち、上昇及び下降させる)Z軸移動機構(不図示)が連結されている。
研削ユニット12は、円柱状のスピンドル(不図示)を有する。スピンドルは、円柱の高さがZ軸方向に沿う様に配置されている。スピンドルの一部は、回転可能な態様でスピンドルハウジング14aに収容されている。
スピンドルの上端側には、モータ等の回転駆動機構(不図示)が連結されている。回転駆動機構を動作させると、スピンドルは回転軸14bとして機能する。スピンドルの下端側には、円盤状のホイールマウント16の上面側が連結されている。
ホイールマウント16の下面側には、研削ホイール18の上面側が装着されている。研削ホイール18は、ホイールマウント16に装着される円環状のホイール基台18aを有する。ホイール基台18aは、アルミニウム、ステンレス鋼等の金属で形成され、例えば200mmの直径を有する。
ホイール基台18aの下面(一面)18b側には、複数の研削砥石18c(砥石部)が設けられている。各研削砥石は、例えば、ビトリファイドやレジノイド等の結合材に、ダイヤモンドやcBN(cubic boron nitride)等の砥粒を混合し、混合体を焼結することで形成されている。
本例において複数の研削砥石18cは、ホイール基台18aの下面18b側に環状に配置されている(所謂、セグメント配列)。しかし、複数の研削砥石18cに代えて、円環状の研削砥石(砥石部)が下面18b側に設けられてもよい(所謂、コンティニュアス配列)。
回転軸14bを中心として研削ホイール18を回転させたときに、1又は複数の研削砥石18cの下面18dは、研削ホイール18の研削面18eを構成する。本実施形態において、回転軸14bはZ軸方向に平行であり、研削面18eはZ軸方向に直交する平面である。
なお、研削面18eは、各々同じ高さにある複数の研削砥石18cの下面18dで規定される場合もあるし、最も下方に突出した1つの研削砥石18cの下面18d又は研削砥石18cのうち最も下方に位置する一部の下面18dにより規定される場合もある。
次に、ワーク11の両面を研削する研削方法について説明する。まず、ワーク11の第2面11bの全体に樹脂製の保護テープ(不図示)を貼り付ける。そして、チャックテーブル6の保持面6cでワーク11の第2面11b側を吸引して保持する(第1の保持ステップ(S10))(図1(B)参照)。
なお、保持面6cの突出量Cは、上述の所定の条件を満たし、ワーク11の反り量Aに略対応している。それゆえ、第1の保持ステップ(S10)において、ワーク11は、全く変形しないか、又は、保持面6cの形状に対応する様に僅かに弾性的に変形する。
第1の保持ステップ(S10)の後、傾き調整機構10を動作させて、図1(B)に示す様に、研削ホイール18の研削面18eとチャックテーブル6の回転軸6dとが直交する様に、回転軸6dの傾きを調整する(第1の傾き調整ステップ(S20))。このとき、チャックテーブル6の回転軸6dとスピンドルの回転軸14bとは平行になる。
つまり、研削ユニット12を降下させ、研削面18eをワーク11の第1面11aに接触させた場合に、研削面18eが、保持面6cの中央部(中心6c近傍)上に位置するワーク11の中央部に接触するが、保持面6cの外周部(端部6c近傍)上に位置するワーク11の外周部には接触しない様に、回転軸6dの傾きを調整する。
第1の保持ステップ(S10)及び第1の傾き調整ステップ(S20)の後、第1の傾き調整ステップ(S20)で調整したチャックテーブル6の回転軸6dの傾きを維持し、且つ、チャックテーブル6と研削ホイール18とを所定の方向に回転させる。この状態で、研削ユニット12を下方に移動させて、研削砥石18cをワーク11に押し当てる。
ワーク11の第1面11a側は研削されて、研削面18eに沿う略平坦な平面となる(第1の研削ステップ(S30))。図2(A)は、第1の研削ステップ(S30)を示す一部断面側面図である。図2(B)は、第1の研削ステップ(S30)後のワーク11の断面図である。
第1の実施形態では、上述の所定の条件:|C-A|≦Dを満たす突出量Cを有する保持面6cで、ワーク11を保持する。それゆえ、第1の研削ステップ(S30)では、ワーク11を変形させない又は僅かに変形させた状態で、ワーク11を研削できるので、ワーク11を大きく変形させた状態でワーク11を研削する場合に比べて、研削後のワーク11の反りを低減できる。
第1の研削ステップ(S30)の後、ワーク11をチャックテーブル6から取り外す。そして、第1の研削ステップ(S30)で研削された第1面11a側に樹脂製の保護テープ(不図示)を貼り付ける。
次いで、第1面11a側を、保持面6cで吸引して保持する(第2の保持ステップ(S40))(図3参照)。なお、第2の保持ステップ(S40)では、直円錐状の多孔質プレート6bを有するチャックテーブル6を用いる。第1面11a側は、保持面6cの凸形状に倣う様に弾性的に変形する。
第2の保持ステップ(40)の後、傾き調整機構10を動作させる(第2の傾き調整ステップ(S50))(図3参照)。具体的には、保持面6cのうち研削砥石18cとワーク11との接触領域の下方に位置する保持面6cの一部6eが、研削面18eと平行になる様に、回転軸6dの傾きを調整する。
図3は、第2の保持ステップ(S40)及び第2の傾き調整ステップ(S50)を示す一部断面側面図である。図3に示す様に、保持面6cの一部6eを延長した直線6fと、研削面18eとは平行である。
第2の保持ステップ(S40)及び第2の傾き調整ステップ(S50)の後、第2の傾き調整ステップ(S50)で調整したチャックテーブル6の回転軸6dの傾きを維持し、且つ、チャックテーブル6と研削ホイール18とを所定の方向に回転させる。この状態で、研削ユニット12を下方に移動させて、研削砥石18cをワーク11に押し当てる。
これにより、ワーク11の第2面11b側を研削する(第2の研削ステップ(S60))。図4(A)は、第2の研削ステップ(S60)を示す一部断面側面図であり、図4(B)は、第2の研削ステップ(S60)後のワーク11の断面図である。なお、図5は、第1の実施形態の研削方法を示すフロー図である。
第1の実施形態の第2の研削ステップ(S60)では、反りが低減されたワーク11の第1面11aを保持面6cで保持した状態で、ワーク11の第2面11b側を一様に研削する。
このとき、略平坦になった第1面11aがワーク11の厚さ方向の基準となるので、ワーク11を一定の仕上げ厚さに薄化すると共に、ワーク11の第2面11b側の反りも低減できる。なお、第1の保持ステップ(S10)から第2の研削ステップ(S60)までの研削方法の全工程終了後におけるワーク11は、上述した許容値D以下の反り量を有する。
研削加工前に比べて反りが低減され、第1面11a及び第2面11bの両面が略平坦に加工されたワーク11は、例えば、切削装置(即ち、ダイサー)のチャックテーブルの多孔質プレートとして利用される。
次に、第2の実施形態に係る研削方法について説明する。上述の第1の実施形態では、第1の保持ステップ(S10)から第2の研削ステップ(S60)において、同じチャックテーブル6を使用した。
これに対して、第2の実施形態では、第1の保持ステップ(S10)から第1の研削ステップ(S30)においてチャックテーブル(第1の保持テーブル)6を使用する。そして、第2の保持ステップ(S40)から第2の研削ステップ(S60)においては、研削装置2とは異なる研削装置4に設けられている他のチャックテーブル(第2の保持テーブル)20を使用する。
図6(A)は、第2の実施形態に係る研削装置4等の一部断面側面図である。チャックテーブル20は、円盤状であり、枠体6aと同様に、セラミックス製の枠体20aを有する。枠体20a内にも流路(不図示)が設けられており、この流路の一端はエジェクタ等の吸引源(不図示)に接続している。
枠体20aは、円盤状の空間から成る凹部を上面側に有する。この凹部には、略円盤状であり、ワーク11と略同径の多孔質プレート20bが固定されている。多孔質プレート20bの上面は、平面形状を有する。つまり、多孔質プレート20bの上面は、多孔質プレート6bの上面と比較して中央部が外周部よりも突出していない略平坦な面である。
多孔質プレート20bの上面には細孔が露出しているので、当該上面は完全な平坦面ではない。しかし、多孔質プレート20bの上面に露出している骨材には研削等が施され、骨材は高さが略揃う様に加工されているので、多孔質プレート20bの上面は略平坦と見なすことができる。なお、多孔質プレート20bの下面も、上面と同等な平坦性を有する。
吸引源を動作させることにより、多孔質プレート20bの上面は、保持面(第2の保持面)20cとして機能する。なお、テーブル基台8、駆動機構(不図示)、傾き調整機構10等の構成は、チャックテーブル6の場合と同じである。
次に、第2の実施形態に係るワーク11の研削方法について説明する。第1の保持ステップ(S10)から第1の研削ステップ(S30)までは、第1の実施形態に係る研削方法と同じであるので説明を省略する。
第1の研削ステップ(S30)の後、ワーク11をチャックテーブル6から取り外し、第1の研削ステップ(S30)で研削された第1面11a側の全体に樹脂製の保護テープ(不図示)を貼り付ける。そして、第1面11a側を、保持面20cで吸引して保持する(第2の保持ステップ(S40))(図6(A)参照)。
第2の保持ステップ(S40)の後、傾き調整機構10を動作させて、研削面18eと保持面20cとが平行になる様に、回転軸20dの傾きを調整する(第2の傾き調整ステップ(S50))(図6(A)参照)。なお、このとき、研削面18eとチャックテーブル20の回転軸20dとは直交し、スピンドルの回転軸14bとチャックテーブル20の回転軸20dとは平行になる。
第2の保持ステップ(S40)及び第2の傾き調整ステップ(S50)の後、チャックテーブル6と研削ホイール18とを所定の方向に回転させた状態で、研削ユニット12を下方に移動させて、研削砥石18cをワーク11に押し当てる。
これにより、ワーク11の第2面11b側を研削する(第2の研削ステップ(S60))。図6(B)は、第2の実施形態に係る第2の研削ステップ(S60)後のワーク11の断面図である。
第2の実施形態の第2の研削ステップ(S60)でも、反りが低減されたワーク11の第1面11aを保持面6cで保持した状態で、ワーク11の第2面11b側を一様に研削する。このとき、略平坦になった第1面11aがワーク11の厚さ方向の基準となるので、ワーク11を一定の仕上げ厚さに薄化すると共に、ワーク11の第2面11b側の反りも低減できる。
加えて、第2の実施形態の第2の研削ステップ(S60)では、第2面11b側の外周部が中央部に比べて上方に突出する様にワーク11が保持された状態で、当該ワーク11の第2面11b側を研削する。
それゆえ、研削面18eと略平行な第2面11b側を研削する場合に比べて、研削砥石18cが第2面11bの外周部に食い付きやすくなる。つまり、第2の研削ステップ(S60)において、研削砥石18cが第2面11b側で滑り難くなる点が有利である。
その他、上記実施形態に係る構造、方法等は、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施できる。一例として、チャックテーブル6,20は、1つの研削装置に設けられてもよい。また、第1及び第2の実施形態の各々において、保持ステップと傾き調整ステップとの順番を逆にしてもよい。
ところで、ワーク11は、反りを有する半導体ウェーハであってもよい。この場合、ワーク11に樹脂製の保護テープを貼り付けることを省略して、ワーク11をチャックテーブル6,20で保持してもよい。
次に、2つの比較例を説明する。まず、第1の比較例について説明する。第1の比較例は、保持面6cの突出量Cが上述の所定の条件を満たす様に調整されていない場合である。第1の比較例では、ワーク11を大きく変形させた状態でワーク11を研削することになるので、研削加工後のワーク11の反り量が低減されない。
次に、第2の比較例について説明する。第2の比較例は、突出量Cは上述の所定の条件を満たす様に調整されているが、ワーク11を最初に研削するときに研削面18eとチャックテーブル6の回転軸6dとを直交させない場合である。以下、この第2の比較例について詳しく述べる。
第2の比較例では、上述の研削装置2が用いられる。第2の比較例の第1の保持ステップ(S110)では、第1の実施形態における第1の保持ステップ(S10)と同様に、ワーク11の第2面11bの全体に保護テープ(不図示)を貼り付け、凸形状の保持面6cで第2面11b側を保持する。このとき、ワーク11は、保持面6cの凸形状に倣う様に弾性的に変形する。図7(A)は、第2の比較例での研削装置2等の一部断面側面図である。
しかし、第2の比較例の第1の傾き調整ステップ(S120)では、保持面6cのうち研削砥石18cとワーク11との接触領域の下方に位置する一部6eが、研削面18eと平行になる様に、回転軸6dを傾ける。つまり、研削面18eとチャックテーブル6の回転軸6dとが直交しない様に、回転軸6dを傾けられる。
そして、第1の傾き調整ステップ(S120)で調整したチャックテーブル6の回転軸6dの傾きを維持し、且つ、チャックテーブル6と研削ホイール18とを所定の方向に回転させた状態で、研削ユニット12を下方に移動させて、研削砥石18cをワーク11に押し当てる。
これにより、ワーク11の第1面11a側を研削する(第2の比較例の第1の研削ステップ(S130))。図7(B)は、第2の比較例における第1の研削ステップ(S130)後のワーク11の断面図である。
なお、図7(B)は、ワーク11を保持面6cから取り外したとき、つまり、ワーク11が外力を受けていない状態でのワーク11の断面図である。第2の比較例の第1の研削ステップ(S130)では、ワーク11の厚さが一様に薄化されるだけであるので、第1の研削ステップ(S130)後においても、ワーク11の反り量Aは低減されない。
次いで、第2面11bから保護テープを剥離し、第1面11aの全体に保護テープを貼り付ける。そして、第1面11a側を、保持面6cで吸引して保持する(第2の比較例の第2の保持ステップ(S140))(図8(A)参照)。このとき、ワーク11は、保持面6cの凸形状に倣う様に弾性的に変形する。
第2の保持ステップ(140)の後、保持面6cの一部6eが研削面18eと平行になる様に、回転軸6dの傾きを調整する(第2の比較例の第2の傾き調整ステップ(S150))(図8(A)参照)。図8(A)は、第2の比較例に係る第2の保持ステップ(S140)及び第2の傾き調整ステップ(S150)を示す一部断面側面図である。
第2の保持ステップ(S140)及び第2の傾き調整ステップ(S150)の後、第2の傾き調整ステップ(S150)で調整したチャックテーブル6の傾きを維持し、且つ、チャックテーブル6と研削ホイール18とを所定の方向に回転させる。この状態で、研削ユニット12を下方に移動させて、研削砥石18cをワーク11に押し当てる。
これにより、ワーク11の第2面11b側を研削する(第2の比較例の第2の研削ステップ(S160))。図8(B)は、第2の比較例に係る第2の研削ステップ(S160)後のワーク11の断面図である。
図8(B)は、ワーク11を保持面6cから取り外したとき、つまり、ワーク11が外力を受けていない状態でのワーク11の断面図である。第2の研削ステップ(S160)でも、ワーク11の厚さが一様に薄化されるだけであるので、ワーク11の反り量Aは低減されず、ワーク11の反り量は許容値D以下とはならない。
2 研削装置
4 研削装置
6 チャックテーブル(第1の保持テーブル,第2の保持テーブル)
6a 枠体
6b 多孔質プレート
6c 保持面(第1の保持面,第2の保持面)
6c 端部、
6c 中心
6d 回転軸
6e 一部
6f 直線
8 テーブル基台
10 傾き調整機構
10a 固定支持部材
10b 可動支持部材
12 研削ユニット
14a スピンドルハウジング
14b 回転軸
16 ホイールマウント
18 研削ホイール
18a ホイール基台
18b 下面(一面)
18c 研削砥石
18d 下面
18e 研削面
20 チャックテーブル
20a 枠体
20b 多孔質プレート
20c 保持面
20d 回転軸
11 ワーク
11a 第1面
11b 第2面
A 反り量
B 平面
C 突出量

Claims (2)

  1. 反りを有する板状のワークの凸状の第1面と凹状の第2面とを、円環状のホイール基台と該ホイール基台の一面側に環状に配置された砥石部とを有する研削ホイールの該砥石部で研削する研削方法であって、
    外周部から中央部に向かうにつれて上方に突出する凸形状を有する第1の保持面を有する円盤状の第1の保持テーブルにおける該第1の保持面の該外周部に対する該中央部の突出量と、該第1の保持面で保持されていないときの該ワークの反り量との差の絶対値が、該ワークの反り量の許容値以下となる該突出量を有する該第1の保持面で該ワークの該第2面側を保持する第1の保持ステップと、
    該砥石部の下面で規定される研削面を該ワークに接触させた場合に該研削面が、該第1の保持面の該中央部上に位置する該ワークの中央部に接触し該第1の保持面の該外周部上に位置する該ワークの外周部に接触しない様に、該第1の保持テーブルの回転軸の傾きを調整する第1の傾き調整ステップと、
    該第1の保持ステップ及び該第1の傾き調整ステップの後、該第1の傾き調整ステップで調整した該第1の保持テーブルの回転軸の傾きを維持した状態で、該ワークの該第1面側を研削する第1の研削ステップと、
    該第1の研削ステップの後、該ワークを該第1の保持テーブルから取り外し、該第1の研削ステップで研削された該第1面側を、円盤状の第2の保持テーブルの第2の保持面で保持する第2の保持ステップと、
    該第2の保持面のうち該砥石部と該ワークとの接触領域の下方に位置する一部が、該研削面と平行になる様に、該第2の保持テーブルの回転軸の傾きを調整する第2の傾き調整ステップと、
    該第2の保持ステップ及び該第2の傾き調整ステップの後、該第2の傾き調整ステップで調整した該第2の保持テーブルの回転軸の傾きを維持した状態で、該ワークの該第2面側を研削する第2の研削ステップと、を備え
    該ワークは、セラミックス粒子の圧縮成形及び焼成を経て形成されたポーラス板であることを特徴とする研削方法。
  2. 該第1の保持面及び該第2の保持面は、それぞれ円錐状であり、
    該第1の傾き調整ステップでは、該第1の保持テーブルの該回転軸と、該研削面と、が直交する様に、該第1の保持テーブルの回転軸の傾きを調整し、
    該第2の傾き調整ステップでは、該第2の保持テーブルの該第2の保持面の一部が該研削面と平行になる様に、該第2の保持テーブルの回転軸の傾きを調整することを特徴とする請求項1に記載の研削方法。
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