JP7352118B2 - 光伝送システム及び光伝送方法 - Google Patents

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Description

本発明は、光伝送システム及び光伝送方法に関する。
近年のスマートフォンの普及、高精細動画サービス配信、IoT(Internet of Things)サービスの発展などに伴って、光ネットワークを流れる通信トラヒックは年々増加の一途をたどっている。これまで光ネットワークでは、増加する通信トラヒック需要に対し、伝送路としての光ファイバの構造を変えずに、光ネットワークの端局に設置される光通信システム装置の高機能化、及び光増幅器・光スイッチの導入などにより対応がなされてきた。
現在の大容量光ネットワークの基盤となっている光ファイバは、LAN(Local Area Network)などの近距離向けの局所的なネットワークを除き、シングルモードファイバが用いられている。シングルモードファイバは、クラッド内に光信号の通路となる単一のコアを持ち、大容量光ネットワークで用いられるC帯やL帯などの波長帯では単一のモードのみをサポートするファイバである。これにより、毎秒数テラビットに達する情報を長距離にわたり安定的に転送する大容量光ネットワークが実現されている。
また、デジタル信号処理技術とコヒーレント送受信技術を組み合わせたデジタルコヒーレント伝送技術が、100ギガビット級の光伝送装置に既に導入されている。デジタルコヒーレント伝送技術を用いることにより、光搬送波の振幅と位相に独立に載せた情報を取り出し、伝送中に生じた波形歪を高精度に補正することができる。
簡単な例として、シングルモードファイバでの直交偏波の2モードを使った偏波多重光伝送がある。偏波多重光伝送では、直交関係にある偏波に、それぞれ異なる情報を載せることができる。光伝送路中では、これらの偏波が複雑に混合する。また、これらの偏波モードの直交軸は高速に変動し、光デバイスを使って追従することは一般的に困難である。そこで、偏波ダイバーシティ構造に対応した受信装置は、混合された偏波多重光信号を受信し、デジタル信号に直し、デジタル信号処理を用いて分離する。上記の処理は、無線通信システムで用いられる2×2MIMO(Multiple-Input Multiple-Output)システムとしてモデル化することができる。分離された信号は、偏波ごとにそれぞれ情報が取り出され、送受信機間での通信が確立する。
また別の例として、マルチモードファイバでの複数のモードを使ったモード多重光伝送がある。モード多重光伝送では、シングルモードファイバと比較してコア径をより広げることによって、C帯などの波長帯においても、複数のモードを励起することができ、各モードにそれぞれ異なる情報を載せることができる。前述の偏波多重光伝送の場合と同様に、モード多重光伝送の場合においても、マルチモードファイバを伝搬中のモード多重された光信号において、モード信号が複雑に混合する。モードダイバーシティ構造に対応した受信装置は、混合したモード多重信号を受信し、デジタル信号に直し、デジタル信号処理を用いて分離する。
例えば、2つのLP(Linear Polarization)モードを励振する2LPモード用数モードファイバでは、基底モードとなるLP01モード、及び高次モードとなるLP11モードが励振される。さらに、LP11モードの縮退2モード(LP11a及びLP11b)、及び各モードの偏波モード(X偏波及びY偏波)とを活用することにより、2LPモード用数モードファイバでは、LP01X,LP01Y,LP11aX,LP11aY,LP11bX,及びLP11bYの合計6つの空間モードに、それぞれ異なる情報を載せることができる。したがって、既存のシングルモードファイバで直交偏波の2モードを使用した場合と比較して、2LPモード用数モードファイバは3倍の伝送容量を達成することができる。
M. Filer and S. Tibuleac, "N-degree ROADM Architecture Comparison: Broadcast-and-Select versus Route-and-Select in 120 Gb/s DP-QPSK Transmission Systems", Th1I.2, OFC 2014. Brandon Collings, "New Devices Enabling Software- Defined Optical Networks", NEW PARADIGMS IN OPTICAL COMMUNICATIONS AND NETWORKS, IEEE Communications Magazine pp.66-71, March 2013.
しかしながら、マルチモードファイバ又は数モードファイバを伝送媒体として各空間モードに独立の信号を載せるモード多重光伝送では、空間チャネルごとの伝送特性偏差が大きいという課題があった。その原因として、ファイバ伝搬に伴うパワー損失、ファイバ接続部でのパワー損失、及びモード多重用光増幅器における利得について、一般に高次空間モードは基底空間モードと比べて劣化を受けやすいためである。上記現象は、モード依存損失による影響として総合して評価することができる。特定の空間チャネルの伝送特性が劣悪になった場合、伝送容量や伝送距離はその空間チャネルが全体を律速するため、モード多重システムとしての恩恵を享受することが困難であるという課題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、モード多重により伝送路を伝送する光信号の情報誤りを低減することができる光伝送システム及び光伝送方法の提供を目的としている。
本発明の一態様は、互いに異なるデータ系列を示すN個の電気信号の1つを光信号に変換するN個の送信器と、前記N個の送信器から出力されたN個の前記光信号を、N個の光スプリッタによって分割することにより、M個の光信号に変換する信号生成部と、前記信号生成部によって変換された前記M個の光信号を、少なくともM個のモードで励振可能な1つのモード多重信号に変換する合波器と、前記合波器によって変換された前記モード多重信号をM個の光信号に変換する分波器と、前記分波器によって変換された前記M個の光信号の1つを前記電気信号に変換するM個の受信器と、前記M個の受信器によって変換されたM個の前記電気信号に対して信号分離を行うことにより、前記N個のデータ系列を抽出する信号検出部と、を有する光伝送システムである。
また、本発明の一態様は、互いに異なるデータ系列を示すN個の電気信号の1つを光信号に変換するN個の送信器と、前記N個の送信器から出力されたN個の前記光信号を、M個の光信号となるように分岐させる光スイッチと、前記光スイッチから出力された前記M個の光信号を、少なくともM個のモードで励振可能な1つのモード多重信号に変換する合波器と、前記合波器によって変換された前記モード多重信号をM個の光信号に変換する分波器と、前記分波器によって変換された前記M個の光信号の1つを前記電気信号に変換するM個の受信器と、前記M個の受信器によって変換されたM個の前記電気信号に対して信号分離を行うことにより、前記N個のデータ系列を抽出する信号検出部と、を有する光伝送システムである。
また、本発明の一態様は、互いに異なるデータ系列を示すN個の電気信号が複製されることによって生成されたM個の電気信号の1つを光信号に変換するM個の送信器と、前記M個の送信器から出力された前記M個の光信号を、少なくともM個のモードで励振可能な1つのモード多重信号に変換する合波器と、前記合波器によって変換された前記モード多重信号をM個の光信号に変換する分波器と、前記分波器によって変換された前記M個の光信号の1つを前記電気信号に変換するM個の受信器と、前記M個の受信器によって変換されたM個の前記電気信号に対して信号分離を行うことにより、前記N個のデータ系列を抽出する信号検出部と、を有する光伝送システムである。
また、本発明の一態様は、互いに異なるデータ系列を示すN個の電気信号をN個の送信器によって光信号にそれぞれ変換する送信ステップと、前記N個の送信器から出力されたN個の前記光信号を、N個の光スプリッタによって分割することにより、M個の光信号に変換する信号生成ステップと、前記信号生成ステップにおいて変換された前記M個の光信号を、少なくともM個のモードで励振可能な1つのモード多重信号に変換する合波ステップと、前記合波ステップにおいて変換された前記モード多重信号をM個の光信号に変換する分波ステップと、前記分波ステップにおいて変換された前記M個の光信号をM個の受信器によって前記電気信号にそれぞれ変換する受信ステップと、前記M個の受信器によって変換されたM個の前記電気信号に対して信号分離を行うことにより、前記N個のデータ系列を抽出する信号検出ステップと、を有する光伝送方法である。
また、本発明の一態様は、互いに異なるデータ系列を示すN個の電気信号をN個の送信器によって光信号にそれぞれ変換する送信ステップと、前記N個の送信器から出力されたN個の前記光信号を、M個の光信号となるように光スイッチによって分岐させる分岐ステップと、前記光スイッチから出力された前記M個の光信号を、少なくともM個のモードで励振可能な1つのモード多重信号に変換する合波ステップと、前記合波ステップにおいて変換された前記モード多重信号をM個の光信号に変換する分波ステップと、前記分波ステップにおいて変換された前記M個の光信号をM個の受信器によって前記電気信号にそれぞれ変換する受信ステップと、前記M個の受信器によって変換されたM個の前記電気信号に対して信号分離を行うことにより、前記N個のデータ系列を抽出する信号検出ステップと、を有する光伝送方法である。
また、本発明の一態様は、互いに異なるデータ系列を示すN個の電気信号が複製されることによって生成されたM個の電気信号をM個の送信器によってそれぞれ光信号に変換する送信ステップと、前記M個の送信器から出力された前記M個の光信号を、少なくともM個のモードで励振可能な1つのモード多重信号に変換する合波ステップと、前記合波ステップにおいて変換された前記モード多重信号をM個の光信号に変換する分波ステップと、前記分波ステップにおいて変換された前記M個の光信号をM個の受信器によって前記電気信号にそれぞれ変換する受信ステップと、前記M個の受信器によって変換されたM個の前記電気信号に対して信号分離を行うことにより、前記N個のデータ系列を抽出する信号検出ステップと、を有する光伝送システムである。
本発明により、モード多重により伝送路を伝送する光信号の情報誤りを低減することができる。
本発明の第1の実施形態におけるマルチモード光ファイバシステム1aの構成図。 本発明の第1の実施形態におけるマルチモード光ファイバシステム1aの動作を示すフローチャート。 本発明の第2の実施形態におけるマルチモード光ファイバシステム1bの構成図。 本発明の第2の実施形態におけるマルチモード光ファイバシステム1bの動作を示すフローチャート。 本発明の第3の実施形態におけるマルチモード光ファイバシステム1cの構成図。 本発明の第3の実施形態におけるマルチモード光ファイバシステム1cの動作を示すフローチャート。
<第1の実施形態>
以下、本発明の第1の実施形態に係るマルチモード光ファイバシステム1aについて、図面を参照しながら説明する。
[マルチモード光ファイバシステムの構成]
図1は、本発明の第1の実施形態におけるマルチモード光ファイバシステム1aの構成図である。図示されるように、マルチモード光ファイバシステム1aは、送信器10と、ダイバーシティ信号生成部20と、モード合分波器50と、モード多重ファイバ60と、モード合分波器70と、受信器80と、MIMO信号検出部90とを備える。
マルチモード光ファイバシステム1aは、N台(ここで、Nは1以上の整数)の送信器10(送信器10-1~送信器10-N)を備える。また、マルチモード光ファイバシステム1aは、M台(ここで、Mは1以上の整数、かつ、N<M)の受信器80(受信器80-1~受信器80-M)を備える。
マルチモード光ファイバシステム1aは、例えば外部の装置等から出力されたN個の独立情報系列(以下、「データ系列」という。)を、N台の送信器10によってそれぞれ取得する。マルチモード光ファイバシステム1aは、N個のデータ系列(データ系列#1~データ系列#N)を、送信器10側から受信器80側へ誤りなく伝送するための光伝送システムである。
送信器10-1~送信器10-Nは、データ系列#1~データ系列#Nをそれぞれ適切に符号化する。送信器10-1~送信器10-Nは、符号化されたデータ系列#1~データ系列#Nを、それぞれ電気信号から光信号へと変換する。送信器10-1~送信器10-Nは、光信号へ変換されたデータ系列#1~データ系列#Nを、それぞれダイバーシティ信号生成部20へ出力する。
ダイバーシティ信号生成部20(信号生成部)は、N個の光スプリッタ21(光スプリッタ21-1~光スプリッタ21-N)を備える。
光スプリッタ21-1~光スプリッタ21-Nは、送信器10-1~送信器10-Nから出力された光信号をそれぞれ取得する。各々の光スプリッタ21は、入力光をp個(ここで、pは1以上M以下の整数)の光信号となるように、均一パワーで分割する。これにより、N個の光スプリッタ21によって、N個の光信号がM個の光信号に分割される。
ダイバーシティ信号生成部20は、M個の光信号をモード合分波器50へ出力する。なお、ダイバーシティ信号生成部20は、必要に応じて、光増幅器、及び光アッテネータ等を備えていてもよい。この場合、光スプリッタ21による光分岐によって生じたパワー損失が調整(補償)される。
モード合分波器50(合波器)は、ダイバーシティ信号生成部20から出力されたM個の光信号を取得する。モード合分波器50は、取得されたM個の光信号を、それぞれ異なる種類の空間モードで多重することにより、1つのモード多重信号に変換する。モード合分波器50は、モード多重信号をモード多重ファイバ60へ入射させる。
伝送路となるモード多重ファイバ60は、例えば、単一コアを有する光ファイバである。モード多重ファイバ60は、使用する波長帯域で少なくともM個のモードを励振可能な光ファイバである。モード多重ファイバ60は、例えば、マルチモードファイバ、又は数モードファイバ等である。
モード多重ファイバ60は、モード合分波器50から入射されたモード多重信号を伝送し、モード合分波器70へ出射させる。
モード合分波器70(分波器)は、取得されたモード多重信号をM個の光信号に変換する。モード合分波器70は、M個の光信号をM個の受信器80へそれぞれ出力する。
受信器80は、モードダイバーシティ構造に対応した受信装置である。モードダイバーシティ構造に対応した受信器80は、モード多重ファイバ60を伝搬することによって複雑に混合したモード多重信号を受信し、当該モード多重信号をデジタル信号(電気信号)に変換することができる。
M台の受信器80の各々は、モード合分波器70から取得した光信号を、電気信号へ変換する。M台の受信器80の各々は、電気信号をそれぞれMIMO信号検出部90へ出力する。これにより、M個の電気信号が、MIMO信号検出部90へそれぞれ出力される。
MIMO信号検出部90は、M個の受信器80からそれぞれ出力された電気信号を取得する。MIMO信号検出部90は、取得されたM個の電気信号に含まれる歪等を除去する。これにより、MIMO信号検出部90は、M個の電気信号をデジタル信号処理によって分離して、元のN個のデータ系列(データ系列#1~データ系列#N)を抽出することができる。MIMO信号検出部90は、取り出されたN個のデータ系列を例えば外部の装置等へ出力する。
なお、MIMO信号検出部90による上記の信号分離において用いることができるアルゴリズムとして、例えば、空間フィルタリング、干渉キャンセラ、及び最尤復号等がある。
なお、本実施形態では、モード多重信号を構成する信号を1からMまでの番号によってラベリングしたが、これらはいわゆる偏波モードや縮退モードも含む。例えば、2つのLP(Linear Polarization)モードを励振する2LPモード用数モードファイバでは、基底モードとなるLP01モード、及び高次モードとなるLP11モードが励振される。さらに、LP11モードの縮退モード(LP11a及びLP11b)、及び各モードの偏波モード(X偏波及びY偏波)とを活用することにより、2LPモード用数モードファイバでは、LP01X、LP01Y、LP11aX、LP11aY、LP11bX、及びLP11bYの合計6つの空間モードに、それぞれ独立した情報を載せることができる。本願に記載のモードとは、これら一つひとつを弁別して扱うことを意味する。
なお、本実施形態では、説明を簡単にするため、各送信器10は単一波長の信号を出力する構成であるものとしたが、この構成に限定にされるものではない。すなわち、複数の波長信号を出力する送信器が用いられる場合であっても、本実施形態による効果は変わらない。
[マルチモード光ファイバシステムの動作]
以下、マルチモード光ファイバシステム1aの動作の一例について説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態におけるマルチモード光ファイバシステム1aの動作を示すフローチャートである。
マルチモード光ファイバシステム1aは、例えば外部の装置等から出力されたN個のデータ系列(データ系列#1~データ系列#N)を、N台の送信器10(送信器10-1~送信器10-N)によってそれぞれ取得する(ステップS101)。
N台の送信器10(送信器10-1~送信器10-N)の各々は、N個のデータ系列(データ系列#1~データ系列#N)を符号化し、電気信号から光信号へ変換する(ステップS102)。
ダイバーシティ信号生成部20のN個の光スプリッタ21(光スプリッタ21-1~光スプリッタ21-N)は、N個の光信号をM個(M>N)の光信号に分割する(ステップS103)。ダイバーシティ信号生成部20は、M個の光信号をモード合分波器50へ出力する。
モード合分波器50は、取得されたM個の光信号を、それぞれ異なる種類のモードとして多重した1つのモード多重信号に変換する。モード合分波器50は、モード多重信号をモード多重ファイバ60へ入射させる。
モード多重ファイバ60は、モード合分波器50から入射されたモード多重信号を伝送し、モード合分波器70へ出射させる。モード合分波器70は、取得されたモード多重信号をM個の光信号に変換し、M個の受信器80へそれぞれ出力する(ステップS104)。
M個の受信器80(受信器80-1~受信器80-M)の各々は、取得された光信号をそれぞれ電気信号へ変換する(ステップS105)。
MIMO信号検出部90は、M個の電気信号に含まれる歪等を除去する(ステップS106)。そして、MIMO信号検出部90は、M個の電気信号を分離して元のN個のデータ系列(データ系列#1~データ系列#N)を抽出する(ステップS107)。
MIMO信号検出部90は、N個のデータ系列を例えば外部の装置等へ出力する(ステップS108)。
以上で図2のフローチャートが示すマルチモード光ファイバシステム1aの動作が終了する。
このように、本発明の第1の実施形態に係るマルチモード光ファイバシステム1aは送信ダイバーシティ構成を有する。これにより、マルチモード光ファイバシステム1aは、単一のデータ系列が載せられた光信号について、信号対雑音比(SNR)を実効的に大きくすることができる。特に、劣悪な特性を示す空間チャネルに対してダイバーシティ構成が適用されることによって、従前より良好な伝送特性の向上の効果が見込まれる。
以上のことから、本発明の第1の実施形態に係るマルチモード光ファイバシステム1aは、モード多重により伝送路を伝送する光信号の情報誤りを低減することができる。
<第2の実施形態>
以下、本発明の第2の実施形態に係るマルチモード光ファイバシステム1bについて、図面を参照しながら説明する。
[マルチモード光ファイバシステムの構成]
図3は、本発明の第2の実施形態におけるマルチモード光ファイバシステム1bの構成図である。図示されるように、マルチモード光ファイバシステム1bは、送信器10と、光スイッチ30と、モード合分波器50と、モード多重ファイバ60と、モード合分波器70と、受信器80と、MIMO信号検出部90とを備える。
マルチモード光ファイバシステム1bは、N台(ここで、Nは1以上の整数)の送信器10を備える(送信器10-1~送信器10-N)。また、マルチモード光ファイバシステム1bは、M台(ここで、Mは1以上の整数、かつ、N<M)の受信器80(受信器80-1~受信器80-M)を備える。
マルチモード光ファイバシステム1bは、例えば外部の装置等から出力されたN個のデータ系列を、N台の送信器10によってそれぞれ取得する。マルチモード光ファイバシステム1bは、N個のデータ系列(データ系列#1~データ系列#N)を、送信器10側から受信器80側へ誤りなく伝送するための光伝送システムである。
送信器10-1~送信器10-Nは、データ系列#1~データ系列#Nをそれぞれ適切に符号化する。送信器10-1~送信器10-Nは、符号化されたデータ系列#1~データ系列#Nを、それぞれ電気信号から光信号へと変換する。送信器10-1~送信器10-Nは、光信号へ変換されたデータ系列#1~データ系列#Nを、それぞれ光スイッチ30へ出力する。
光スイッチ30は、送信器10-1~送信器10-Nから出力された光信号をそれぞれ取得する。光スイッチ30は、取得されたN個の光信号を、M個の光信号となるように分岐させる。光スイッチ30は、任意のM個の光信号をモード合分波器50へ出力する。
なお、光スイッチ30は、例えばブロードキャスト&セレクト(B&S)スイッチ、又はルート&セレクト(R&S)スイッチ等によって構成される。例えば、B&Sスイッチによって光スイッチ30が構成される場合には、光スイッチ30は、光スプリッタ(入力側)、波長選択スイッチ(出力側)、光増幅器、及び光アッテネータ等を組み合わせることによって実現することができる。また、例えば、R&Sスイッチによって光スイッチ30が構成される場合には、光スイッチ30は、1xN波長選択スイッチ(入力側)、Mx1波長選択スイッチ(出力側)、光増幅器、及び光アッテネータ等を組み合わせることによって実現することができる。
モード合分波器50(合波器)は、ダイバーシティ信号生成部20から出力されたM個の光信号を取得する。モード合分波器50は、取得されたM個の光信号を、それぞれ異なる種類の空間モードで多重することにより、1つのモード多重信号に変換する。モード合分波器50は、モード多重信号をモード多重ファイバ60へ入射させる。
伝送路となるモード多重ファイバ60は、例えば、単一コアを有する光ファイバである。モード多重ファイバ60は、使用する波長帯域で少なくともM個のモードを励振可能な光ファイバである。モード多重ファイバ60は、例えば、マルチモードファイバ、又は数モードファイバ等である。
モード多重ファイバ60は、モード合分波器50から入射されたモード多重信号を伝送し、モード合分波器70へ出射させる。
モード合分波器70(分波器)は、取得されたモード多重信号をM個の光信号に変換する。モード合分波器70は、M個の光信号をM個の受信器80へそれぞれ出力する。
受信器80は、モードダイバーシティ構造に対応した受信装置である。M台の受信器80の各々は、モード合分波器70から取得した光信号を、電気信号へ変換する。M台の受信器80の各々は、電気信号をそれぞれMIMO信号検出部90へ出力する。これにより、M個の電気信号が、MIMO信号検出部90へそれぞれ出力される。
MIMO信号検出部90は、M個の受信器80からそれぞれ出力された電気信号を取得する。MIMO信号検出部90は、取得されたM個の電気信号に含まれる歪等を除去する。これにより、MIMO信号検出部90は、M個の電気信号をデジタル信号処理によって分離して元のN個のデータ系列(データ系列#1~データ系列#N)を抽出することができる。MIMO信号検出部90は、取り出されたN個のデータ系列を例えば外部の装置等へ出力する。
[マルチモード光ファイバシステムの動作]
以下、マルチモード光ファイバシステム1bの動作の一例について説明する。
図4は、本発明の第2の実施形態におけるマルチモード光ファイバシステム1bの動作を示すフローチャートである。
マルチモード光ファイバシステム1bは、例えば外部の装置等から出力されたN個のデータ系列(データ系列#1~データ系列#N)を、N台の送信器10(送信器10-1~送信器10-N)によってそれぞれ取得する(ステップS201)。
N台の送信器10(送信器10-1~送信器10-N)の各々は、N個のデータ系列(データ系列#1~データ系列#N)を符号化し、電気信号から光信号へ変換する(ステップS202)。
光スイッチ30は、N個の光信号を、M個の光信号となるように分岐させる。(ステップS203)。光スイッチ30は、M個の光信号をモード合分波器50へ出力する。
なお、ステップS204以降のマルチモード光ファイバシステム1bの動作は、前述の図2のステップS104以降に示されるマルチモード光ファイバシステム1aの動作と同様であるため、説明を省略する。
このように、本発明の第2の実施形態に係るマルチモード光ファイバシステム1bは、任意のデータ系列及び任意の空間チャネルを用いて送信ダイバーシティを行うことができる。
以上のことから、本発明の第2の実施形態に係るマルチモード光ファイバシステム1bは、モード多重により伝送路を伝送する光信号の情報誤りを低減することができる。
<第3の実施形態>
以下、本発明の第3の実施形態に係るマルチモード光ファイバシステム1cについて、図面を参照しながら説明する。
[マルチモード光ファイバシステムの構成]
図5は、本発明の第3の実施形態におけるマルチモード光ファイバシステム1cの構成図である。図示されるように、マルチモード光ファイバシステム1cは、送信器10と、同期回路40と、モード合分波器50と、モード多重ファイバ60と、モード合分波器70と、受信器80と、MIMO信号検出部90とを備える。
マルチモード光ファイバシステム1cは、M台(ここで、Mは1以上の整数)の送信器10(送信器10-1~送信器10-M)を備える。また、マルチモード光ファイバシステム1cは、送信器10と同数であるM台の受信器80(受信器80-1~受信器80-M)を備える。
また、マルチモード光ファイバシステム1cは、N台(ここで、Nは1以上の整数)の同期回路40を備える。なお、図面を簡単にするため、図5には同期回路40が1台のみ図示されている。
マルチモード光ファイバシステム1cは、例えば外部の装置等から出力されたN個のデータ系列(データ系列#1~データ系列#N)を取得する。マルチモード光ファイバシステム1cは、N個のデータ系列(データ系列#1~データ系列#N)を、送信器10側から受信器80側へ誤りなく伝送するための光伝送システムである。
マルチモード光ファイバシステム1cは、取得されたN個のデータ系列を示す電気信号を、所要の個数(ここではM個)のデータ系列の電気信号になるように複製する。マルチモード光ファイバシステム1cは、任意に複製されたM個のデータ系列(データ系列#1~データ系列#M)を、M個の送信器10(送信器10-1~送信器10-M)にそれぞれ入力する。
M台の送信器10の各々は、M個のデータ系列のうちいずれか1つを示す電気信号を取得する。M台の送信器10の各々は、取得されたデータ系列を適切に符号化する。M台の送信器10の各々は、符号化されたデータ系列を、電気信号から光信号へと変換する。M台の送信器10の各々は、光信号へ変換されたデータ系列をモード合分波器50へ出力する。
この際、複製により同一のデータ系列(データ系列#1~データ系列#Nのいずれか)を示す同一の電気信号を光信号に変換することとなった複数の送信器10は、同期回路40によって互いに同期される。例えば、送信器10-1と送信器10-2とを用いてデータ系列#1が電気信号から光信号に変換される場合、同期回路40によって送信器10-1と送信器10-2との同期が図られた上で変換が行われる。
モード合分波器50(合波器)は、M個の送信器10からそれぞれ出力されたM個の光信号を取得する。モード合分波器50は、取得されたM個の光信号を、それぞれ異なる種類の空間モードで多重することにより、1つのモード多重信号に変換する。モード合分波器50は、モード多重信号をモード多重ファイバ60へ入射させる。
伝送路となるモード多重ファイバ60は、例えば、単一コアを有する光ファイバである。モード多重ファイバ60は、使用する波長帯域で少なくともM個のモードを励振可能な光ファイバである。モード多重ファイバ60は、例えば、マルチモードファイバ、又は数モードファイバ等である。
モード多重ファイバ60は、モード合分波器50から入射されたモード多重信号を伝送し、モード合分波器70へ出射させる。
モード合分波器70(分波器)は、取得したモード多重信号をM個の光信号に変換する。モード合分波器70は、M個の光信号をM個の受信器80へそれぞれ出力する。
受信器80は、モードダイバーシティ構造に対応した受信装置である。M台の受信器80の各々は、モード合分波器70から取得した光信号を、電気信号へ変換する。M台の受信器80の各々は、電気信号をそれぞれMIMO信号検出部90へ出力する。これにより、M個の電気信号が、MIMO信号検出部90へそれぞれ出力される。
MIMO信号検出部90は、M個の受信器80からそれぞれ出力された電気信号を取得する。MIMO信号検出部90は、取得されたM個の電気信号に含まれる歪等を除去する。これにより、MIMO信号検出部90は、M個の電気信号をデジタル信号処理によって分離して元のN個のデータ系列(データ系列#1~データ系列#N)を抽出することができる。MIMO信号検出部90は、取り出されたN個のデータ系列を例えば外部の装置等へ出力する。
[マルチモード光ファイバシステムの動作]
以下、マルチモード光ファイバシステム1cの動作の一例について説明する。
図6は、本発明の第3の実施形態におけるマルチモード光ファイバシステム1cの動作を示すフローチャートである。
マルチモード光ファイバシステム1cは、例えば外部の装置等から出力されたN個のデータ系列(データ系列#1~データ系列#N)を示す電気信号を、所要の個数(ここではM個)の電気信号になるように複製する(ステップS301)。
マルチモード光ファイバシステム1cは、M個のデータ系列を、M台の送信器10(送信器10-1~送信器10-M)によってそれぞれ取得する(ステップS302)。
M台の送信器10(送信器10-1~送信器10-M)の各々は、M個のデータ系列を符号化し、電気信号から光信号へ変換する(ステップS303)。M台の送信器10(送信器10-1~送信器10-M)は、M個の光信号を、モード合分波器50へそれぞれ出力する。
なお、ステップS304以降のマルチモード光ファイバシステム1cの動作は、前述の図2のステップS104以降に示されるマルチモード光ファイバシステム1aの動作と同様であるため、説明を省略する。
このように、本発明の第3の実施形態に係るマルチモード光ファイバシステム1cは、送信ダイバーシティを電気領域で行う。これにより、マルチモード光ファイバシステム1cは、例えば光デバイス及び光増幅器の所要数を削減することができる。また、マルチモード光ファイバシステム1cは、光信号のパワー損失を回避することができるため、良好なSNRを有するダイバーシティ信号を生成することができる。
以上のことから、本発明の第3の実施形態に係るマルチモード光ファイバシステム1cは、モード多重により伝送路を伝送する光信号の情報誤りを低減することができる。
上述した実施形態におけるマルチモード光ファイバシステムの少なくとも一部をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
1a、1b、1c・・・マルチモード光ファイバシステム、10・・・送信器、20・・・ダイバーシティ信号生成部、21・・・光スプリッタ、30・・・光スイッチ、40・・・同期回路、50・・・モード合分波器、60・・・モード多重ファイバ、70・・・モード合分波器、80・・・受信器、90・・・MIMO信号検出部

Claims (8)

  1. 互いに異なるデータ系列を示すN個の電気信号の1つを光信号に変換するN個の送信器と、
    前記N個の送信器から出力されたN個の前記光信号を、N個の光スプリッタによって分割することにより、M個の光信号に変換する信号生成部と、
    前記信号生成部によって変換された前記M個の光信号を、少なくともM個のモードで励振可能な1つのモード多重信号に変換する合波器と、
    前記合波器によって変換された前記モード多重信号をM個の光信号に変換する分波器と、
    前記分波器によって変換された前記M個の光信号の1つを前記電気信号に変換するM個の受信器と、
    前記M個の受信器によって変換されたM個の前記電気信号に対して信号分離を行うことにより、前記N個のデータ系列を抽出する信号検出部と、
    を有する光伝送システム。
  2. 前記N個の光スプリッタの各々は、前記光信号を均一パワーで複数の光信号に分割する
    請求項1に記載の光伝送システム。
  3. 互いに異なるデータ系列を示すN個の電気信号の1つを光信号に変換するN個の送信器と、
    前記N個の送信器から出力されたN個の前記光信号を、M個の光信号となるように分岐させる光スイッチと、
    前記光スイッチから出力された前記M個の光信号を、少なくともM個のモードで励振可能な1つのモード多重信号に変換する合波器と、
    前記合波器によって変換された前記モード多重信号をM個の光信号に変換する分波器と、
    前記分波器によって変換された前記M個の光信号の1つを前記電気信号に変換するM個の受信器と、
    前記M個の受信器によって変換されたM個の前記電気信号に対して信号分離を行うことにより、前記N個のデータ系列を抽出する信号検出部と、
    を有する光伝送システム。
  4. 互いに異なるデータ系列を示すN個の電気信号が複製されることによって生成されたM個の電気信号の1つを光信号に変換するM個の送信器と、
    前記M個の送信器から出力されたM個の前記光信号を、少なくともM個のモードで励振可能な1つのモード多重信号に変換する合波器と、
    前記合波器によって変換された前記モード多重信号をM個の光信号に変換する分波器と、
    前記分波器によって変換された前記M個の光信号の1つを前記電気信号に変換するM個の受信器と、
    前記M個の受信器によって変換されたM個の前記電気信号に対して信号分離を行うことにより、前記N個のデータ系列を抽出する信号検出部と、
    を有する光伝送システム。
  5. 同一の前記電気信号を光信号に変換する複数の前記送信器を同期する同期回路
    を更に有する
    請求項4に記載の光伝送システム。
  6. 互いに異なるデータ系列を示すN個の電気信号をN個の送信器によって光信号にそれぞれ変換する送信ステップと、
    前記N個の送信器から出力されたN個の前記光信号を、N個の光スプリッタによって分割することにより、M個の光信号に変換する信号生成ステップと、
    前記信号生成ステップにおいて変換された前記M個の光信号を、少なくともM個のモードで励振可能な1つのモード多重信号に変換する合波ステップと、
    前記合波ステップにおいて変換された前記モード多重信号をM個の光信号に変換する分波ステップと、
    前記分波ステップにおいて変換された前記M個の光信号をM個の受信器によって前記電気信号にそれぞれ変換する受信ステップと、
    前記M個の受信器によって変換されたM個の前記電気信号に対して信号分離を行うことにより、前記N個のデータ系列を抽出する信号検出ステップと、
    を有する光伝送方法。
  7. 互いに異なるデータ系列を示すN個の電気信号をN個の送信器によって光信号にそれぞれ変換する送信ステップと、
    前記N個の送信器から出力されたN個の前記光信号を、M個の光信号となるように光スイッチによって分岐させる分岐ステップと、
    前記光スイッチから出力された前記M個の光信号を、少なくともM個のモードで励振可能な1つのモード多重信号に変換する合波ステップと、
    前記合波ステップにおいて変換された前記モード多重信号をM個の光信号に変換する分波ステップと、
    前記分波ステップにおいて変換された前記M個の光信号をM個の受信器によって前記電気信号にそれぞれ変換する受信ステップと、
    前記M個の受信器によって変換されたM個の前記電気信号に対して信号分離を行うことにより、前記N個のデータ系列を抽出する信号検出ステップと、
    を有する光伝送方法。
  8. 互いに異なるデータ系列を示すN個の電気信号が複製されることによって生成されたM個の電気信号をM個の送信器によってそれぞれ光信号に変換する送信ステップと、
    前記M個の送信器から出力されたM個の前記光信号を、少なくともM個のモードで励振可能な1つのモード多重信号に変換する合波ステップと、
    前記合波ステップにおいて変換された前記モード多重信号をM個の光信号に変換する分波ステップと、
    前記分波ステップにおいて変換された前記M個の光信号をM個の受信器によって前記電気信号にそれぞれ変換する受信ステップと、
    前記M個の受信器によって変換されたM個の前記電気信号に対して信号分離を行うことにより、前記N個のデータ系列を抽出する信号検出ステップと、
    を有する光伝送方法
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