JP7351688B2 - 皮膚洗浄剤組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、皮膚洗浄剤組成物に関する。
皮膚に対してマイルドで、使用感に優れた皮膚洗浄剤組成物を得るため、刺激性が少ない界面活性剤として、N-アシルアミノ酸塩が用いられている。
例えば、特許文献1には、N-アシル中性アミノ酸塩と、セルロース及びその誘導体と、水と、有機酸を含有する、弱酸性皮膚洗浄料が、泡立ち、泡持ち、泡質が良好で、しっとりした感触を与えることが記載されている。
また、特許文献2には、アミノ酸系界面活性剤、サポニン含有植物抽出物及びレシチンを含有する弱酸性洗浄剤組成物が、皮膚に対する刺激性がなく、泡質が良好であることが記載されている。
特開2003-48823号公報 特開2003-96494号公報
N-アシルアミノ酸塩を含有する弱酸性の皮膚洗浄剤組成物は、皮膚に対してマイルドで、泡立ちなどの使用感も良好であるが、クリーム状の晶析状態であるため、温度変化によって、粒径の大きな結晶が析出するなど、安定性の点で課題があった。
本発明者は、特定の2種のN-アシルアミノ酸塩と、直鎖脂肪酸ポリグリセリルエステルを組合わせて用いることにより、泡立ちなどの泡特性に優れるとともに、温度変化でも結晶が析出せず、保存安定性に優れた弱酸性皮膚洗浄剤組成物が得られることを見出し、本発明を完成した。
本発明は、次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)一般式(1):
Figure 0007351688000001
(式中、R1は直鎖又は分岐鎖の炭素数7~23のアルキル基又はアルケニル基を示し、M1はアルカリ金属又はアルカノールアミンを示す)
で表されるN-アシルグリシン塩、
(B)一般式(2):
Figure 0007351688000002
(式中、R2は直鎖又は分岐鎖の炭素数7~23のアルキル基又はアルケニル基を示し、M2はアルカリ金属又はアルカノールアミンを示す)
で表されるN-アシルアラニン塩、
(C)HLB16以下の直鎖脂肪酸ポリグリセリルエステル
を含有し、成分(A)及び(B)の合計含有量が10~30質量%であり、pH5.5~6.9であるクリーム状皮膚洗浄剤組成物に関する。
本発明の皮膚洗浄剤組成物は、皮膚に対してマイルドであり、泡立ちなどの泡特性に優れるとともに、保存の際に温度変化があっても結晶が析出せず、保存安定性に優れたものである。
実施例において、結晶析出試験を行う際の恒温槽の温度プロファイルを示す図である。
本発明で用いられる成分(A)は、前記一般式(1)で表されるN-アシルグリシン塩である。
一般式(1)中、R1としては、炭素数9~21のアルキル基が好ましく、炭素数11~19のアルキル基がより好ましい。
成分(A)のN-アシルグリシン塩を構成するアシル基として、具体的には、脂肪酸として、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、ベヘン酸等が挙げられ、これらは動植物由来であってもよく、ヤシ油脂肪酸、パーム油脂肪酸、硬化牛脂脂肪酸等が挙げられる。これらのうち、泡立ち及び洗浄後の肌感触の観点から、ヤシ油脂肪酸が好ましい。
一般式(1)中、M1としては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属;モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミンが挙げられる。これらのうち、泡立ちの観点から、アルカリ金属が好ましく、カリウムがより好ましい。
成分(A)のN-アシルグリシン塩としては、例えば、ラウロイルグリシン、ミリストイルグリシン、パルミトイルグリシン、ステアロイルグリシン、ヤシ油脂肪酸アシルグリシン、パーム油脂肪酸アシルグリシン等のアルカリ金属塩又はアルカノールアミン塩が挙げられる。
成分(A)は、1種又は2種以上を用いることができ、含有量は、チューブに充填したときの吐出しやすさの観点から、全組成中10~25質量%であるのが好ましく、15~24質量%がより好ましく、18~22質量%がさらに好ましい。
成分(B)は、前記一般式(2)で表されるN-アシルアラニン塩である。
一般式(2)中、R2としては、炭素数9~21のアルキル基が好ましく、炭素数11~19のアルキル基がより好ましい。
成分(B)のN-アシルアラニン塩を構成するアシル基として、具体的には、脂肪酸として、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、ベヘン酸等が挙げられ、これらは動植物由来であってもよく、ヤシ油脂肪酸、パーム油脂肪酸、硬化牛脂脂肪酸等が挙げられる。これらのうち、泡立ち及び洗浄後の肌感触の観点から、ヤシ油脂肪酸が好ましい。
一般式(2)中、M2としては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属;モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミンが挙げられる。これらのうち、泡立ち及び洗浄後の肌感触の観点から、ナトリウム、トリエタノールアミンがより好ましい。
成分(B)のN-アシルアラニン塩としては、例えば、ラウロイルアラニン、ミリストイルアラニン、パルミトイルアラニン、ステアロイルアラニン、ヤシ油脂肪酸アシルアラニン、パーム油脂肪酸アシルアラニン等のアルカリ金属塩又はアルカノールアミン塩が挙げられる。
なお、アラニンは、L体、D体及びDL体の何れでも良い。
成分(B)は、1種又は2種以上を用いることができ、含有量は、チューブに充填したときの吐出しやすさの観点から、全組成中1~10質量%であるのが好ましく、1.5~8質量%がより好ましく、2~6質量%がさらに好ましい。
本発明において、成分(A)及び(B)の合計含有量は、安定性及びチューブに充填したときの吐出しやすさの観点から、全組成中に10~30質量%であり、17~26質量%が好ましく、20~24質量%がより好ましい。
また、本発明において、成分(B)に対する成分(A)の質量割合(A)/(B)は、組成物の安定性の観点から、1~15であるのが好ましく、2~12がより好ましく、6.5~10がさらに好ましい。
また、成分(A)及び成分(B)以外のアニオン界面活性剤の含有量は、結晶析出、泡量、吐出性の観点から、全組成中に20質量%以下が好ましく、17質量%以下がより好ましく、113質量%以下がさらに好ましい。また、同様の観点から、1質量%以上が好ましい。
本発明の成分(C)は、HLB16以下の直鎖脂肪酸ポリグリセリルエステルであり、組成物の安定性の観点から、HLB6.5~15.5であるのが好ましい。
ここで、HLB(親水性-親油性のバランス〈Hydrophilic-Lipophilic Balance〉)は、界面活性剤の全分子量に占める親水基部分の分子量を示すものであり、非イオン界面活性剤については、アトラスの式により求められるものである。
HLB値=20(1―S/A)
エステル系の界面活性剤の鹸化価(けんか価)をS、構成する脂肪酸の酸価をAとする。
2種以上の非イオン界面活性剤から構成される混合界面活性剤のHLBは、次のようにして求められる。混合界面活性剤のHLBは、各非イオン界面活性剤のHLB値をその配合比率に基づいて相加算平均したものである。
混合HLB=Σ(HLBx×Wx)/ΣWx
HLBxは、非イオン界面活性剤XのHLB値を示す。
Wxは、HLBxの値を有する非イオン界面活性剤Xの質量(g)を示す。
成分(C)の直鎖脂肪酸ポリグリセリルエステルとしては、安定性の観点から、ポリグリセリンと、炭素数8~18の直鎖脂肪酸とのエステルが好ましく、例えば、ポリグリセリンオクタン酸エステル、ポリグリセリンデカン酸エステル、ポリグリセリンラウリン酸エステル、ポリグリセリンミリスチン酸エステル、ポリグリセリンパルミチン酸エステル、ポリグリセリンイソステアリン酸エステル、ポリグリセリンステアリン酸エステル、ポリグリセリンオレイン酸エステル等が挙げられる。
これらのうち、重合度6~80のポリグリセリンと、炭素数10~16の直鎖脂肪酸とのモノエステルが好ましく、重合度10~60のポリグリセリンと、炭素数12~14の直鎖脂肪酸とのモノエステルがより好ましい。
成分(C)は、1種又は2種以上を用いることができ、含有量は、安定性の観点から、全組成中1~5質量%であるのが好ましく、1.5~4質量%がより好ましく、2~3.5質量%がさらに好ましい。
本発明において、成分(C)に対する成分(A)及び(B)の合計含有量の質量割合((A)+(B))/(C)は、安定性の観点から、4~25であるのが好ましく、4.5~24がより好ましい。
本発明の皮膚洗浄剤組成物は、さらに、成分(D)多価アルコールを含むことが好ましい。多価アルコールとしては、(D1)2価アルコール及び(D2)3価以上のアルコールから選ばれる1種又は2種以上を含有することができる。
(D1)2価アルコールとしては、具体的には、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、1,2-ペンチレングリコール、1,3-ペンチレングリコール、1,4-ペンチレングリコール、1,5-ペンチレングリコール、ヘキシレングリコール等のアルキレングリコール類;ジエチレングリコール、ジプロピレングリコールなどを挙げることができる。これらのうち、泡量、吐出性のほか、泡のきめ細やかさの点から、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール及び1,3-ブチレングリコールから選択される1種又は2種以上を含むことが好ましく、少なくとも1,3-ブチレングリコールを含むことがより好ましい。
(D2)3価以上のアルコールのうち、3価アルコールとしては、グリセリン、トリメチロールプロパン等が挙げられる。4価以上のアルコールとしては、ジグリセリン、トリグリセリン等のポリグリセリン;グルコース、マルトース、マルチトース、ショ糖、キシリトール、ソルビトール、マルビトール、ポリオキシエチレンメチルグルコシド、ポリオキシエチレンエチルグルコシド、ポリオキシエチレンプロピレングルコシド等の糖類又は糖アルコールが挙げられる。これらのうち、泡量、吐出性のほか、高温安定性、洗い上がりのしっとり感の点から、グリセリン(以上、3価アルコール)、ジグリセリン、ソルビトール、マルビトール及びポリオキシエチレンメチルグルコシド(以上、4価以上のアルコール)から選択される1種又は2種以上を含むことが好ましく、グリセリン、ジグリセリン、ソルビトール及びマルビトールから選択される1種又は2種以上を含むことがより好ましく、グリセリン及びジグリセリンから選択される1種又は2種を含むことがさらに好ましく、少なくともグリセリンを含むことがよりさらに好ましい。
成分(D)は、1種又は2種以上を用いることができ、含有量は、前述の観点から、全組成中に60~95質量%であるのが好ましく、70~93質量%がより好ましく、75~90質量%がさらに好ましい。
さらに、本発明においては、成分(D)中に成分(D2)を60質量%以上含有するのが好ましく、70~95質量%がより好ましく、80~95質量%がさらに好ましい。さらに、成分(D)中、グリセリンを60質量%以上含有するのが好ましい。
本発明において、水は、各成分の残余をなし、含有量は、チューブに充填したときの吐出しやすさの観点から、全組成中5~30質量%であるのが好ましく、10~25質量%がより好ましく、15~23質量%がさらに好ましい。
本発明の皮膚洗浄剤組成物は、本発明の効果を損なわない範囲で、前記成分(A)~(C)以外に、通常の皮膚洗浄剤組成物に用いられる成分、例えば、成分(A)~(C)以外の界面活性剤、多価アルコール、高分子化合物、油性成分、pH調整剤、殺菌剤、抗炎症剤、防腐剤、キレート剤、塩類、パール化剤、スクラブ剤、香料、冷感剤、色素、紫外線吸収剤、酸化防止剤、植物エキス等を含有することができる。なお、これらの各剤は、各剤としての用途に限られず、目的に応じて他の用途、例えば、冷感剤を香料として使用したり、他の用途との併用として、例えば、冷感剤と香料としての効果を奏するものとして使用することができる。
本発明の皮膚洗浄剤組成物は、通常の方法に従って製造することができ、クリーム状とされる。
得られたクリーム状皮膚洗浄剤組成物は、チューブ等の容器に充填されるのが好ましい。
本発明の皮膚洗浄剤組成物は、泡立ち、結晶の析出しやすさ、保存安定性観点から、pH5.5~6.9であり、5.8~6.5であるのが好ましい。
なお、本発明において、pHは、20℃において、皮膚洗浄剤組成物のバルクをそのままpHメーター(F-22、HORIBA社製)で測定する。
また、前記pHへ調整するpH調整剤としては、無機酸、有機酸等、制限なく用いることができる。これらのうち、製剤中の析出を抑制する観点から、有機酸が好ましく、グリコール酸、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸、酒石酸及び乳酸から選択される1種又は2種以上を含むことがより好ましく、クエン酸及びリンゴ酸から選択される1種又は2種がさらに好ましい。
本発明の皮膚洗浄剤組成物は、クリーム状であり、クリーム状の晶析状態のものである。
本発明において、クリーム状とは、乳化剤型を指す語句ではなく、液状ではないクリーム形状、すなわち室温で流動性がないか、あっても小さい状態を示す。具体的には、下記条件で測定したときの粘度が、100Pa・s以上のものであることが好ましい。また、800Pa・s以下であることが、水溶けの観点からより好ましい。
測定機器:デジタル型粘度計TVB-10R形(東機産業社製)
測定治具:T-D
回転速度:5rpm
測定時間:60s
測定温度:20℃
本発明の皮膚洗浄剤組成物は、泡立てて洗浄する皮膚洗浄剤、例えば、手洗い用洗浄料、洗顔料、クレンジング料、ボディソープ、頭皮用洗浄料等として適用することができる。
また、本発明の皮膚洗浄剤組成物は、皮膚、より具体的には、頭皮、顔、身体、手足等のいずれか、好ましくは頭皮を除く皮膚に塗布し、洗浄した後、水で洗い流すことにより、使用することができる。
実施例1~11及び比較例1~8
表1及び表2に示す組成の皮膚洗浄剤組成物を製造した。
得られた皮膚洗浄剤組成物について、pH及び粘度を測定するとともに、結晶析出、吐出性及び泡量を評価した。結果を表1及び表2に併せて示す。
(製造方法)
工程1:成分(B)、多価アルコール及びその他の水性成分を順次添加し、混合する。
工程2:成分(A)、成分(C)、及びその他の界面活性剤、粉体成分を順次添加し、混合する。
工程3:70~90℃に加熱した工程1の調製物に、工程2の調製物を添加して均一に混合する。
工程4:工程3の調製物を冷却し、20~35℃の範囲まで冷却する。
また、皮膚洗浄剤組成物のpHを所定の範囲に調整する必要がある場合、上記工程3において、さらにpH調整剤を添加し、混合する工程を有する。
(評価方法)
(1)pH測定:
pHメーター(堀場製作所社製)を用い、20℃において、各皮膚洗浄剤組成物そのままのpHを測定した。
(2)粘度測定:
デジタル型粘度計TVB-10R形(東機産業社製)を用い、下記の測定条件で粘度を測定した。
測定治具:T-D
回転速度:5rpm
測定時間:60s
測定温度:20℃
(3)結晶析出:
-10℃の定温を6時間、-10℃から45℃に昇温する過程を、昇温速度を一定で6時間、45℃の定温を6時間、45℃から-10℃に降温する過程を、降温速度を一定で6時間の、温度サイクルを繰り返す恒温槽に2週間保存した後、20℃に24時間保存した皮膚洗浄剤組成物の結晶析出について、偏光顕微鏡観察(Nikon、ECLIPSE LV100POL)を行い、下記の基準で判定した。なお、恒温槽の温度プロファイルは、図1に示すとおりである。
○(結晶の析出なし):結晶径100μm未満。
×(結晶の析出あり):結晶径100μm以上。
(4)吐出性:
穴径5φ、チューブ長約12cmのチューブ(ウーレベールムジ50G、容量50g)に50gの皮膚洗浄剤組成物バルクを充填し、室温約25℃において、吐出部を垂直下向きの状態で、チューブ中央部を指で押してサンプルを吐出し、下記の基準において判定した。
5:垂直にした状態で垂れる。
4:やや緩い(チューブを軽く押すとバルクが出る)。
3:適度。
2:やや硬い(チューブを強めに押すとバルクが出る)。
1:吐出不可。
(5)泡量:
バルク2gを手に取り、水8gを使用し、20秒間泡立てたときの泡量を、下記の基準で判定した
5:泡量が多い。
4:泡量がやや多い。
3:泡量がふつう。
2:泡量が少ない。
1:泡立たない。
Figure 0007351688000003
Figure 0007351688000004
以下、実施例及び比較例で用いた成分について説明する。
*1:アミライト GCK-11(味の素社製)、
*2:アミライト ACT-12(味の素社製)30%水溶液、
*3:アミライト ACS-12(味の素社製)30%水溶液、
*4:アラノン ALE(川研ファインケミカル社製)30%水溶液、
*5:ココイルグルタミン酸TEA;アミソフト CT-12S(味の素社製)30%水溶液、
*6:ミリスチン酸ポリグリセリル-10(HLB:14.8)Sフェイス M-1001(阪本薬品工業社製)、
*7:NIKKOL DECAGLYN 10-ISV(日光ケミカルズ社製)、
*8:PLANTAPON SUS(BASF社製)、
*9:モンテックスS(ミヨシ油脂社製)
本発明である実施例1~11の皮膚洗浄剤組成物はいずれも、皮膚に対してマイルドであり、泡立ちなどの泡特性に優れるとともに、保存の際に温度変化があっても結晶径100μm以上の結晶が析出せず、保存安定性に優れた均一な晶析状態の組成物であった。成分(A)と(B)の合計含有量が多い比較例1では結晶が析出し、合計含有量が少ない比較例2は泡立たず、成分(A)を含まない比較例3はそもそもクリーム状の晶析組成物が得られなかった。また、成分(B)を含まない比較例4、成分(B)に替え、メチル分岐のアラニン塩を用いた比較例5、アシルグルタミン酸塩含まない比較例7、成分(C)に替え、分岐脂肪酸のポリグリセリンエステルを用いた比較例8はいずれも、晶径100μm以上の結晶が析出した。

Claims (2)

  1. 次の成分(A)、(B)及び(C):
    (A)一般式(1):
    Figure 0007351688000005
    (式中、R1は直鎖又は分岐鎖の炭素数7~23のアルキル基又はアルケニル基を示し、M1はアルカリ金属又はアルカノールアミンを示す)
    で表されるN-アシルグリシン塩 10~25質量%
    (B)一般式(2):
    Figure 0007351688000006
    (式中、R2は直鎖又は分岐鎖の炭素数7~23のアルキル基又はアルケニル基を示し、M2はアルカリ金属又はアルカノールアミンを示す)
    で表されるN-アシルアラニン塩 1~10質量%
    (C)HLB16以下の直鎖脂肪酸ポリグリセリルエステル 1~5質量%
    を含有し、成分(A)及び(B)の合計含有量が17~30質量%であり、
    pH5.5~6.9であり、
    成分(B)に対する成分(A)の質量割合(A)/(B)が、1~15であり、
    成分(C)に対する成分(A)及び(B)の合計含有量の質量割合((A)+(B))/(C)が、4~25であり、
    20℃で測定した粘度が100Pas以上であるクリーム状皮膚洗浄剤組成物。
  2. 成分(A)及び(B)の合計含有量が17~26質量%である請求項1に記載の皮膚洗浄剤組成物。
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